JP6231689B1 - 勝敗を決定する投球を表示するオートスコアラー - Google Patents
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Abstract
Description
そして、競技開始後は、各レーンに設置されたスキャナーにより投球毎の倒ピン数が検出され、各レーンのボウラーコンソールと接続されたホストコンピューターのデータ通信により、モニター画面に各投球者の投球毎の投球結果と合計点数が表示され、競技終了後に、各投球者のスコアと、スコアを比較した順位を印刷し、表示するものであった。
また、離れたレーンでゲームを行うプレイヤのフレーム毎のスコアを自動的に記憶、編集することで、総合順位が表示可能なボウリングゲームシステムによれば、単に現時点のスコアだけでなく、現スコアを基に最終スコアを予想した予想スコアや、今後ストライクを続けて得点できる到達可能最高スコアや、投球者の個人情報により予測したスコアを表示することが知られている(特許文献1を参照)。
(イ)従来のオートスコアラーを使用して、競技大会を開催する場合は、競技途中の競技者が、順位・勝敗を決定するために必要な点数はあと何点なのかを計算する手段を持たなかったため、どの時点で順位・勝敗が決定するのか、決定したのか、判定・表示する手段を持たなかった。
(ロ)そのため、参加者の多い競技大会では、競技中の競技者や観戦中の観客は、どの時点で順位・勝敗が決定するのかわからず、スポーツとしての要諦である勝敗決定の瞬間がわからなかった。また、ボウリングの点数計算は複雑なので、少人数で対戦する決勝トーナメントでは、しばしば競技者本人やテレビの実況中継の解説者が暗算による点数計算を間違え、どの時点で何本倒せば勝敗が決定するのか判定を誤ることがあった。
(ハ)また、参加者の多い競技大会では、参加者全員の競技が終了してから、初めて順位が順位表シートに印刷され表示されるものであったので、競技途中の順位を表示する手段を持たず、参加者全員の競技が終了するまで順位を判定・表示できなかった。
(ニ)そのため、参加者の多い競技大会や予選会では、競技者ならびに観戦中の観客は途中順位がわからないので誰が優勢なのかわからず、熱狂的に興奮するようなスポーツ競技にはならなかった。
(ホ)レーン上のモニターに表示される画面では、初球の投球レーン上の投球順に競技者名とスコアが固定されたまま表示され、順位の表示がなく、また、2レーンを使い、奇数フレームと偶数フレームで左右のレーンを交互に投げるアメリカン方式で競技する場合には、投球レーンを矢印で指示するものであった。
(ヘ)そのため、競技者の順位がわからないばかりではなく、慣れない競技者はしばしば左右の投球レーンを誤ることがあった。
(ト)テレビで実況中継する際には、レーン毎の画像や競技中の競技者一人ひとりの画像に、途中順位や、勝敗を決定するために必要な投球結果(ストライク、スペア、あるいは何本)をリアルタイムで画面に表示する手段を持たなかった。
(チ)そのため、テレビ画面用のスコアを手入力する必要があったが、実況中継では勝敗を決定するために必要な投球結果(ストライク、スペア、あるいは何本)を手動入力する時間的余裕はなかったので、解説者が暗算で点数計算をして、勝敗を決定するために必要な投球について口頭で解説しなければならなかった。
また、競技中の可能最大スコアによる上位順位の競技者から順に、順位と共にレーン毎に表示する手段を備え、2レーンを使い、奇数フレームと偶数フレームで左右のレーンを交互に投げるアメリカン方式で競技する場合には、投球の度に、投球者のレーン上のモニター画面に投球者のスコア表示を交互に移動する手段を備え、競技中の競技者一人ひとりの画面に、可能最大スコアによる途中順位、ならびに最終順位または勝敗を決定するために必要な投球結果(ストライク、スペア、あるいは何本)を表示する手段を備えるものである。
図1に示すように、本発明の勝敗を決定する投球を表示するオートスコアラーは、投球結果を検出するスキャナー1、前記スキャナー1を動作制御する各レーンのボウラーコンソール2、前記ボウラーコンソール2に接続され、動作制御するホストコンピューター4、前記ホストコンピューター4に接続され、投球結果に基づき可能最大スコアによる途中順位を算出し、倒ピン数とスペア、ストライク数の組み合わせによる点数データを記憶し、勝敗を決定する投球情報を送信するサブコンピューター3、前記ホストコンピューター4に接続され、投球者名、投球結果、途中順位、勝敗を決定する投球、を表示するレーンモニター9、順位表モニター10、放映レーン画面11、放映競技者テロップ12、放映順位表画面13、前記ホストコンピューター4に接続され、動作制御するMCTコンピューター6、前記MCTコンピューター6からの情報を表示するMCTモニター5、前記MCTコンピューター6からの情報を印字するプリンター7、前記MCTコンピューター6に情報を手入力するMCTキーボード8、から構成されている。
図1に示すMCTコンピューター6に接続されたMCTキーボード8により競技者名、ならびにハンデキャップが、チーム戦の場合はチーム毎に、オペレーターにより手動入力される。
ハンデキャップが入力された場合は、競技中の点数計算および順位・勝敗の算定は全てハンデキャップ込のスコアで算出される。
大会予選の場合の決勝進出ラインは、2人〜100人以下の順位で大会ごとに手動入力で決定される。
また、サブコンピューター3は、ホストコンピューター4を介さずに、放映レーン画面11、放映競技者テロップ12に接続する手段を備え、その場合は、各投球者のスコアは投球毎に手動入力され、可能最大スコアを算出し、順位、点数差、ならびに勝敗を決定するために必要な投球が判定される。
また、図2に示すように、レーンモニター9ならびに放映レーン画面11には上位順位の競技者から順に上段から表示され、図3に示すように、勝敗の決定する可能性のある時点で、例えば『DOMINIC BARRETTはストライク2つと8本で勝ちです。』のように、競技者名と、勝つために必要な投球情報が表示される。
2 ボウラーコンソール
3 サブコンピューター
4 ホストコンピューター
5 MCTモニター
6 MCTコンピューター
7 プリンター
8 キーボード
9 レーンモニター
10 順位表モニター
11 放映レーン画面
12 放映競技者テロップ
13 放映順位表画面
Claims (3)
- ボウリング場においてボウリング競技を実施する際に、競技中の競技者の可能最大スコアを算出し、他の競技者と比較し、その点数差を表示する手段を備え、最終順位または勝敗を決定するために必要なストライク、スペア、あるいは何本の投球情報を画面に表示する手段を備え、2レーンを使い、奇数フレームと偶数フレームで左右のレーンを交互に投げる場合には、投球の度に、投球者のレーン上のモニター画面に投球者の表示を交互に移動する手段を備えることを特徴とする、勝敗を決定する投球を表示するオートスコアラー。
- ボウリング場においてボウリング競技を実施する際に、競技中の可能最大スコアを算出し、上段から順に上位順位の競技者を、順位と共にレーン毎に表示する手段を備え、2レーンを使い、奇数フレームと偶数フレームで左右のレーンを交互に投げる場合には、投球の度に、投球者のレーン上のモニター画面に投球者の表示を交互に移動する手段を備えることを特徴とする、勝敗を決定する投球を表示するオートスコアラー。
- ボウリング場においてボウリング競技を実施する際に、競技中の各競技者一人ひとりの画面に、可能最大スコアによる途中順位、ならびに最終順位または勝敗を決定するために必要なストライク、スペア、あるいは何本の投球情報をテロップ表示する手段を備え、2レーンを使い、奇数フレームと偶数フレームで左右のレーンを交互に投げる場合には、投球の度に、投球者のレーン上のモニター画面に投球者の表示を交互に移動する手段を備えることを特徴とする、勝敗を決定する投球を表示するオートスコアラー。
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