JP6229829B2 - 被記録媒体搬送装置及び記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被記録媒体搬送装置及びこれを備えた記録装置に関する。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンター、ラインプリンター、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来、インクジェットプリンター等の記録装置では、被記録媒体が収容された収容部から前記被記録媒体に記録を実行する記録ヘッドに向けて前記被記録媒体を搬送する被記録媒体搬送装置が設けられている。
この被記録媒体搬送装置では、前記被記録媒体の搬送経路を湾曲させて構成している。そして前記被記録媒体搬送装置では、剛性が高い前記被記録媒体を搬送することがある。前記剛性が高い被記録媒体を搬送する場合において、前記搬送経路上に配置された搬送ローラー対を前記被記録媒体の後端が通過した際、前記後端を支持していた前記搬送ローラー対による前記後端のニップ状態が解消される。これにより、前記湾曲した搬送経路に沿って撓んだ状態の前記被記録媒体における後端が前記被記録媒体の剛性により前記撓みを解消しようとする方向に変化しようとする。
その結果、前記撓みを解消しようとする方向に前記被記録媒体の前記後端が、勢いよく変化し、前記搬送経路上において前記搬送ローラー対あるいは該搬送ローラー対の下流側に設けられたガイド部材と衝突する虞がある。前記衝突を防止すべく、前記搬送ローラー対の間に、前記被記録媒体を支持するガイド部材を設けた被記録媒体搬送装置がある(特許文献1)。
特開2006−69768号公報
この被記録媒体搬送装置において前記搬送ローラー対は、ゴムで表面が覆われたレジスト駆動ローラーと、金属のみで形成されたレジスト従動ローラーとで構成されている。また、レジスト従動ローラーは、軸線方向に沿って小径部と大径部とが形成されている。前記大径部は、前記レジスト駆動ローラーと接している。前記ガイド部材は、前記レジスト従動ローラーの小径部を通って前記被記録媒体の搬送方向下流側に延びている。前記搬送ローラー対の搬送方向下流側には、搬送ガイドが設けられている。
この被記録媒体搬送装置では、前記被記録媒体を搬送する場合、該被記録媒体の後端がレジストローラー対のニップ位置を通過し終わった際に、前記後端が前記被記録媒体の剛性により生じる弾性力により前記被記録媒体の撓みを解消すべく前記レジスト駆動ローラー側に変化しようとする。その際、前記ガイド部材の先端部が前記後端における変化の勢いを緩衝する。その結果、前記後端が前記搬送ガイドに勢いよく衝突することを抑制している。
しかしながら、この被記録媒体搬送装置では、前記被記録媒体の後端がレジストローラー対のニップ位置を通過し終わった際に、前記レジスト駆動ローラー側に変化しようとするので、前記ガイド部材も前記レジスト駆動ローラー側に変化する。その結果、前記ガイド部材が前記レジスト駆動ローラーに接触する際、前記被記録媒体の後端も前記レジスト駆動ローラーと接触する虞がある。そして、前記被記録媒体の後端が前記レジスト駆動ローラーと接触することにより前記被記録媒体に傷が付くことや、接触音を生じさせる虞がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、搬送経路において搬送される被記録媒体に前記搬送経路内で傷が付くことや、前記被記録媒体の搬送時に接触音を生じさせることを低減する被記録媒体搬送装置及び記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の被記録媒体搬送装置は、被記録媒体をニップして搬送する搬送ローラー対と、前記搬送ローラー対において前記被記録媒体をニップするニップ位置を通過した前記被記録媒体の後端、前記搬送ローラー対接触することを規制する規制部と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記被記録媒体搬送装置は、前記搬送ローラー対において前記被記録媒体をニップするニップ位置を通過した前記被記録媒体の後端の、前記搬送ローラー対への接触を規制する規制部を備えているので、前記被記録媒体が前記搬送ローラー対と接触することを規制でき、前記被記録媒体に傷が付くことや、接触音を生じさせることを抑制し、あるいは防止することができる。
本発明の第2の態様の被記録媒体搬送装置は、第1の態様において、前記搬送ローラー対は、第1ローラーと第2ローラーとを備えて成り、前記ニップ位置を通過した前記被記録媒体の後端は、前記第1ローラー側に付勢され、前記規制部は、前記ニップ位置を通過した前記被記録媒体の後端、前記第1ローラー接触することを規制することを特徴とする。
本態様によれば、第1の態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第3の態様の被記録媒体搬送装置は、第2の態様において、前記規制部は、前記被記録媒体の搬送経路を側視して、前記ニップ位置における前記第1ローラー及び前記第2ローラーの共通の接線に対し前記第1ローラー側に設けられるとともに、前記接線より前記第2ローラー側に突出しないことを特徴とする。
本態様によれば、前記規制部は、前記被記録媒体の搬送経路を側視して、前記ニップ位置における前記第1ローラー及び前記第2ローラーの共通の接線に対し前記第1ローラー側に設けられるとともに、前記接線より前記第2ローラー側に突出しないように構成されているので、前記ニップ位置の搬送方向下流側において前記被記録媒体の搬送負荷を抑制することができる。
本発明の第4の態様の被記録媒体搬送装置は、第2または第3の態様において、前記規制部は、前記被記録媒体の搬送に伴って当該被記録媒体の後端が前記第1ローラーから離間するまで前記第1ローラーへの接触を規制することを特徴とする。
本態様によれば、前記規制部が前記被記録媒体の搬送に伴って当該被記録媒体の後端が前記第1ローラーから離間するまで前記第1ローラーへの接触を規制しているので、前記被記録媒体の後端が前記第1ローラーと接触する虞を低減し、あるいは防止することができる。
本発明の第5の態様の被記録媒体搬送装置は、第2から第4のいずれか一の態様において、前記被記録媒体の搬送経路を側視して、前記被記録媒体の後端が前記ニップ位置を通過して前記第1ローラーとの接触状態から前記規制部への接触状態に切り換わる位置における、前記第1ローラーの接線と、前記ニップ位置における前記第1ローラー及び前記第2ローラーの共通の接線と、の成す角度が、所定の鋭角以下であることを特徴とする。
本態様によれば、前記被記録媒体の搬送経路を側視して、前記被記録媒体の後端が前記ニップ位置を通過して前記第1ローラーとの接触状態から前記規制部への接触状態に切り換わる位置における、前記第1ローラーの接線と前記ニップ位置における前記第1ローラー及び前記第2ローラーの共通の接線との成す角度が所定の鋭角以下となるように前記規制部が構成されているので、被記録媒体の後端が前記第1ローラーへ接触することを規制する規制開始位置を前記ニップ位置に近づけることができる。この構成により、前記ニップ位置に対して前記規制開始位置を近づけることができるので、前記被記録媒体の後端の前記第1ローラーへの接触の虞を低減し、あるいはより確実に防止することができる。
本発明の第6の態様の被記録媒体搬送装置は、第2から第5のいずれか一の態様において、前記搬送ローラー対に対し前記被記録媒体の搬送方向と交差する方向で被記録媒体を支持する被記録媒体支持部を備え、前記規制部が、前記被記録媒体支持部に一体的に形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記搬送ローラー対に対し前記被記録媒体の搬送方向と交差する方向で被記録媒体を支持する被記録媒体支持部に前記規制部が一体的に形成されているので、新たに部材を設ける必要がなく、前記被記録媒体搬送装置の構成を簡素化することができるとともにコストを低減することができる。
本発明の第7の態様の被記録媒体搬送装置は、第2から第6のいずれか一の態様において、外周面を利用して前記被記録媒体の搬送経路において前記搬送ローラー対の搬送方向下流側から送られる被記録媒体を反転させる反転ローラーを備え、前記第1ローラーは、当該第1ローラーの外周面が前記反転ローラーによる反転前の被記録媒体搬送経路と反転後の被記録媒体搬送経路との双方に面して被記録媒体に搬送力を付与することを特徴とする。
本態様によれば、被記録媒体を反転する為の反転経路は、外周面を利用して被記録媒体を反転させる反転ローラーと、外周面が前記反転ローラーによる反転前の被記録媒体搬送経路と反転後の被記録媒体搬送経路との双方に面して前記被記録媒体に搬送力を付与する第1ローラーとを備えて成るので、前記反転ローラーの大径化を抑えつつ、前記第1ローラーによって前記被記録媒体を反転させる為の反転経路の長さを確保することができる。
また、前記第1ローラーは前記反転ローラーによる反転前の被記録媒体搬送経路と反転後の被記録媒体搬送経路の双方に面し、前記被記録媒体に搬送力を付与するので、一のローラー(前記第1ローラー)が前記反転前の被記録媒体搬送経路と前記反転後の被記録媒体搬送経路の双方に寄与することでローラー配置数を減らすことができ、コストアップを抑えることができる。
本発明の第8の態様の記録装置は、被記録媒体に記録を実行する記録ヘッドと第1から第7の態様のいずれか一の態様の前記被記録媒体搬送装置とを備えることを特徴とする。
本態様によれば、記録装置は第1から第7の態様における作用効果と同様の効果を得ることができる。
本発明に係るプリンターの背面側斜視図。 本発明に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 第1の実施例におけるユニット体の前面側斜視図。 第1の実施例において背面カバーを装置本体に対して開いた状態を示す斜視図。 第1の実施例において背面カバーを装置本体に対して開き、ユニット体を装置本体から取り外した状態を示す斜視図。 搬送部と記録部との間における被記録媒体の搬送経路の拡大図。 搬送部における被記録媒体の搬送経路と規制部との位置関係の説明図。 搬送部における被記録媒体の搬送経路と規制部との位置関係の説明図。 搬送部における被記録媒体の搬送経路と規制部との位置関係の説明図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本発明に係るプリンターの背面側斜視図であり、図2は本発明に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図であり、図3は第1の実施例におけるユニット体の前面側斜視図であり、図4は第1の実施例において背面カバーを装置本体に対して開いた状態を示す斜視図であり、図5は第1の実施例において背面カバーを装置本体に対して開き、ユニット体を装置本体から取り外した状態を示す斜視図である。
図6は搬送部と記録部との間における被記録媒体の搬送経路の拡大図であり、図7は搬送部における被記録媒体の搬送経路と規制部との位置関係の説明図であり、図8は搬送部における被記録媒体の搬送経路と規制部との位置関係の説明図であり、図9は搬送部における被記録媒体の搬送経路と規制部との位置関係の説明図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が記録ヘッドの走査方向、Y方向が記録装置の奥行き方向、Z方向が記録ヘッドと媒体との間の距離(ギャップ)の変化する方向すなわち装置高さ方向を示している。尚、各図において−Y方向を装置前面側とし、+Y方向側を装置背面側とする。
■■■プリンターの概要■■■■■■■
図1を参照するに、本発明に係るプリンター10が示されている。プリンター10は、装置本体12と、装置本体12の上部に当該装置本体12に対して回動可能に設けられた原稿読取装置14とを備えている。装置本体12は、装置背面側(図1+Y方向側)において、装置本体12に対して回動軸60(図2参照)を回動中心として回動可能に構成された背面カバー16を備えている。尚、図1において、背面カバー16は、装置本体12に対して閉じた状態にある。
次いで、図2を参照してプリンター10における「被記録媒体」としての用紙Pの搬送経路について説明する。プリンター10は、装置本体12において媒体収容部18と、「被記録媒体搬送装置」としての搬送部20と、記録部22と、排出部24と、図示しない制御部とを備えている。
媒体収容部18は、プリンター10において図2におけるZ軸方向下方側に位置する給紙カセット26を備えている。給紙カセット26は、装置本体12に対し装置前方側(図2における−Y方向側)から装着及び取り外し可能に構成されている。
給紙カセット26の上方には、図示しない駆動源によって回転駆動される給送ローラー28、28が設けられている。また、給紙カセット26の底板26aは用紙Pを支持するとともに図2における+Z軸方向に位置する給送ローラー28に用紙Pを付勢するホッパーとして構成されている。
図示しない前記制御部の制御により、給紙カセット26に収容された用紙Pを搬送経路下流側に給送する際、給送ローラー28は給紙カセット26に収容された用紙Pの最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙Pを給紙カセット26から搬送経路下流側へ送り出す。
また、背面カバー16は、装置本体12に対して閉じられた状態にある際、その内面が用紙Pの搬送経路の一部を構成している。すなわち、背面カバー16の内側に形成された給送経路部30は、給紙カセット26から送り出された用紙Pを搬送部20へ案内する。
搬送部20は、反転ローラー32、「第1ローラー」としての搬送駆動ローラー34、第1搬送従動ローラー36、第2搬送従動ローラー38、第3搬送従動ローラー40、第4搬送従動ローラー42、第5搬送従動ローラー44及び一対の搬送ローラー46を備えている。また、反転ローラー32及び搬送駆動ローラー34は、装置本体12に対して着脱可能なユニット体48(図5参照)を構成している。ユニット体48については、後ほど詳説する。さらに、搬送駆動ローラー34と第1搬送従動ローラー36とは、ユニット体48が装置本体12に対して取り付けられ、背面カバー16が閉じられている状態において「搬送ローラー対」を構成する。
尚、本実施例において反転ローラー32及び搬送駆動ローラー34は、ユニット体48が装置本体12に取り付けられ、背面カバー16が装置本体12に対して閉じられた状態の際、図示しない共通の駆動源によりユニット体に設けられたユニット体駆動機構68(図3参照)を介してそれぞれ図2における反時計周り方向に回転駆動させられる。
用紙Pは、搬送部20において搬送経路に沿って反転ローラー32と当接する第5搬送従動ローラー44及び第3搬送従動ローラー40、搬送駆動ローラー34と当接する第2搬送従動ローラー38及び第1搬送従動ローラー36を介して搬送ローラー46に搬送される。搬送部20の搬送ローラー46の搬送経路下流側には、記録部22が設けられている。
記録部22は、走査方向(図2におけるX軸方向)に移動可能なキャリッジ50と、キャリッジ50の下部に設けられ、用紙Pにインクを吐出する記録ヘッド52と、記録ヘッド52と対向し、用紙Pを支持するように設けられたプラテン54とを備えている。
さらに、記録部22の搬送経路下流側には、排出部24が設けられている。排出部24には一対の排出ローラー56が設けられている。搬送経路に沿って搬送部20から記録部22へと送られた用紙Pは、その第1面に記録が実行される。記録実行後、用紙Pは排出ローラー56にニップされ、装置前方側へ排出される。
また、プリンター10において用紙Pの両面に記録を行う場合には、記録部22によって用紙Pの第1面に記録が行われた後、用紙Pは搬送ローラー46及び排出ローラー56の逆送り動作により前記第1面に記録が実行された際に用紙後端となっていた側が先端となってZ軸方向における搬送駆動ローラー34の図2における−Z方向側に位置するすなわち後述するユニット体48の下方に位置する反転経路58へと送られる。反転経路58は、反転ローラー32及び搬送駆動ローラー34の下方すなわち図2における−Z方向に沿って設けられ、媒体収容部18からの用紙Pの搬送経路に合流するように設けられている。
そして、用紙Pは反転経路58から前記搬送経路、反転ローラー32及び搬送駆動ローラー34の上方に位置する搬送経路を介して再度記録部22に送られ、第2面の記録が実行される。そして記録実行後、用紙Pは排出ローラー56にニップされて装置前方側へ排出される。
■■■第1の実施例■■■■■■■
■■■搬送部の構成について■■■■■■■■
次いで、図2を参照して「被記録媒体搬送装置」としての搬送部20について詳細に説明する。尚、図2中における一点鎖線は、媒体収容部18からの媒体搬送経路を示し、破線は用紙Pの反転経路58を示している。反転ローラー32と搬送駆動ローラー34とは、図2におけるZ軸方向においてオーバーラップする位置に設けられている。このため、Z軸方向における反転ローラー32と搬送駆動ローラー34の配置領域の寸法を最小限に抑えることができる。
また、反転ローラー32と搬送駆動ローラー34とは図2におけるY軸方向において間隔をおいて配置されている。すなわち、用紙Pの搬送経路において、搬送経路上流側に反転ローラー32が位置し、搬送経路下流側に搬送駆動ローラー34が位置している。また、前記間隔は、プリンター10に対応する用紙Pの搬送経路方向における最小長さよりも小さく設定されている。
さらに、反転ローラー32及び搬送駆動ローラー34は、記録部22の記録ヘッド52に対して装置前後方向(図2におけるY軸方向)において記録ヘッド52の配置領域に対して後方側(+Y方向)に位置し、装置高さ方向(Z軸方向)において記録ヘッド52の配置領域とオーバーラップする位置に設けられている。このため、装置高さ方向(Z軸方向)における記録ヘッド52の配置領域と反転ローラー32及び搬送駆動ローラー34の配置領域との重畳を回避して、装置高さ方向(Z軸方向)の寸法増加を抑えることができる。
また、図2に破線で示す反転経路58において、その経路長は、用紙Pの搬送方向における先端側と後端側とが反転搬送経路上において重ならないように、プリンター10に対応する用紙Pの搬送経路方向における最大長さより長く設定されている。
その結果、反転ローラー32の大径化を抑えることができ、搬送駆動ローラー34により用紙Pを反転させるための反転経路58の長さを確保することができる。また、搬送駆動ローラー34が用紙Pの反転前の反転経路58及び反転後の搬送経路に搬送力を付与することができることから、ローラーの配置数を減らすことができ、コストアップを抑えることができる。
■■■ユニット体の構成について■■■■■■■■
図3を参照して、ユニット体48について説明する。ユニット体48は、装置本体12に対して着脱可能に構成されている。図3に示すように、ユニット体48は、ユニット本体62に反転ローラー32と、搬送駆動ローラー34とが回転可能に取り付けられている。また、ユニット体48の後端側(図3における+Y軸方向側)には把持部64が設けられている。把持部64は、ユニット体48の下部に設けられ、ユニット体48の後端側(図3における+Y軸方向側)から+Y軸方向側に突出している。
また、本実施例において反転ローラー32及び搬送駆動ローラー34は、ユニット本体62の幅方向(図3におけるX軸方向)において中央部に配置されている。また、反転ローラー32は、ユニット本体62の後端側(図3における+Y方向側)に配置されている。搬送駆動ローラー34は、反転ローラー32と−Y方向側に間隔をおいて配置されている。
また、本実施例において反転ローラー32と搬送駆動ローラー34とは、同じ径寸法に設定されている。このため、反転ローラー32と搬送駆動ローラー34とを共通の部材で構成することができ、低コスト化を図ることができる。また、反転ローラー32と搬送駆動ローラー34とは同径であることから、両ローラーの回転数を同じにすることによりローラー外周の周速、すなわち用紙搬送速度を容易に等しくできる。また、反転ローラー32と搬送駆動ローラー34とを同じ径寸法にすることにより、ユニット本体62と装置本体12との間に形成される搬送経路において搬送される用紙Pを水平に保つことができる。
また、反転ローラー32及び搬送駆動ローラー34における用紙搬送速度を等しくできることから反転ローラー32と搬送駆動ローラー34との間で用紙Pに引っ張り力を付与することがなく、或いは撓みを与えることがない。その結果、良好に用紙Pを搬送経路に沿って搬送することができる。
また、図4に示すように、装置本体12に対して背面カバー16を開くと、装置本体12の背面側(図5における+Y軸方向側)に設けられ、ユニット体48を収容する装着部66に取り付けられたユニット体48の後端部62d(図3参照)が露呈する。これにより、ユニット体48の後端部62dから突出する反転ローラー32と背面カバー16の給送経路部30とが形成する用紙Pの搬送経路の一部が露呈するので、用紙Pのジャム(紙詰まり)発生時に詰まった用紙Pを容易に取り除くことができる。
次いで、図5に示すように装置本体12に対して背面カバー16が開いた状態の際、ユニット体48の後端側(図3における+Y方向側)に設けられた把持部64をユーザーが手で把持してユニット体48を装着部66から引き出すことができる。そして、そのまま、ユニット体48を装置本体12から取り外すことができる。
また、反転ローラー32及び搬送駆動ローラー34が装置本体12に対して着脱可能なユニット体48を構成することから、図5に示すようにユニット体48を装置本体12の装着部66から取り外すことにより、装置本体12内に設けられた反転経路58が露呈する。その結果、露呈した反転経路58から用紙Pのジャム(紙詰まり)発生時に詰まった用紙Pを容易に取り除くことができる。
また、ユニット体48の把持部64をユーザーが把持した状態で装置本体12の背面側の装着部66に挿入し、背面カバー16を装置本体12に対して閉じることにより、装置本体12に対してユニット体48を取り付けることができる。
再度、図3を参照するに、ユニット本体62において+X軸方向側の側面には、複数の歯車を備えるユニット体駆動機構68を備えている。ユニット体駆動機構68は、搬送駆動ローラー駆動ギア70と、中間ギア72と、反転ローラー駆動ギア74とを備えている。
搬送駆動ローラー駆動ギア70は、図示しない駆動軸を介して搬送駆動ローラー34と接続され、反転ローラー駆動ギア74は図示しない駆動軸を介して反転ローラー32と接続されている。ユニット体48が装置本体12に取り付けられている状態(図2参照)において、ユニット体駆動機構68は、装置本体側に設けられた被駆動機構(図示せず)に着脱可能に接続される。前記被駆動機構に接続されたユニット体駆動機構68は、図示しない駆動源から前記被駆動機構(図示せず)から駆動力を供給される。
ユニット体48が装置本体12に取り付けられた状態で図示しない駆動源から駆動力が供給されると、搬送駆動ローラー駆動ギア70が図3における時計周り方向に回転させられる。次に搬送駆動ローラー駆動ギア70と噛合する中間ギア72は、図3における反時計回り方向に回転させられる。そして中間ギア72と噛合する反転ローラー駆動ギア74は、図3における時計周り方向に回転させられる。したがって、反転ローラー32及び搬送駆動ローラー34は図3における時計周り方向に回転させられる。
また、ユニット体48のユニット本体62には、図3における−Y方向側に突出する前端部62aが形成されている。図3において前端部62aの+Z軸方向側には用紙Pの搬送時に用紙Pの撓みを許容する空間76が形成されている。また、ユニット本体62において、その上面62b、下面62c、後端部62d及び前面部62eは、ユニット体48が装置本体12の装着部66内に装着された際、用紙Pの搬送経路及び反転経路58の一部を構成する。
また、ユニット本体62の上面62b、下面62c、後端部62d及び前面部62eには、搬送駆動ローラー34に対して用紙Pの搬送方向と交差する方向である図3におけるX軸方向に用紙Pを支持する被記録媒体支持部78が設けられている。被記録媒体支持部78は、図3におけるX軸方向に適宜間隔をおいて配置されたリブとして構成されている。
本実施例において、被記録媒体支持部78は下面62cの−Y方向側から+Y方向側に延び、そして後端部62d、上面62bを介して空間76と向かい合う前面部62eまで延びる連続したリブとして形成されている。
つまり、搬送駆動ローラー34及び第1搬送従動ローラー36に対し用紙Pの搬送方向と交差する方向(図3におけるX軸方向)で用紙Pを支持する被記録媒体支持部78に後述する規制部80が一体的に形成されているので、新たに部材を設ける必要がなく、搬送部20の構成を簡素化することができるとともにコストを低減することができる。
また、前面部62eにおける被記録媒体支持部78に設けられた規制部80は、用紙Pの後端が搬送駆動ローラー34と第1搬送従動ローラー36とのニップ位置を通過した際、前記後端が搬送駆動ローラー34と接触しないように配置されている。
■■■規制部について■■■■■■■■
図6ないし図9を参照して規制部80について説明する。図6を参照するに、搬送駆動ローラー34と第1搬送従動ローラー36とのニップ位置Y1(図6参照)から用紙Pの搬送経路(図6において符号Pが示す実線)下流側には空間76が設けられている。ユニット体48の前端部62aの下流側には、装置本体12において搬送経路上方側に設けられた上側紙案内部材82と、該上側紙案内部材82の下方に位置するとともに上側紙案内部材82と対向して搬送経路の一部を構成する下側紙案内部材84が配置されている。
さらに、その下流には一対の搬送ローラー46として搬送駆動ローラー86と、搬送従動ローラー88とが設けられている。上側紙案内部材82は、搬送駆動ローラー34及び第1搬送従動ローラー36から搬送されてきた用紙Pを搬送駆動ローラー86と搬送従動ローラー88との間に搬送するように案内する。
用紙Pは、搬送駆動ローラー34と第1搬送従動ローラー36とのニップ位置Y1から搬送駆動ローラー34及び第1搬送従動ローラー36の共通の接線S1(図7参照)に沿って搬送経路下流側に進み、搬送駆動ローラー86及び搬送従動ローラー88にニップされて、さらに下流側に搬送される。
その際、用紙Pは、先端側が搬送駆動ローラー86及び搬送従動ローラー88にニップされ、後端側が搬送駆動ローラー34及び第1搬送従動ローラー36にニップされた状態となる。このとき、用紙Pは図7に示すように用紙Pの+Z方向側の面の一部が上側紙案内部材82に設けられた変曲点Y2(図7参照)と接する。これにより用紙Pが空間76内で図7における−Z方向に撓んだ状態(図7における符号Pで示す実線参照)となる。下側紙案内部材84は、用紙Pが記録ヘッド52側から逆搬送された際、用紙Pを反転経路58(図7における破線参照)に案内する。
図7を参照して、規制部80はユニット本体62の前面部62eに設けられている。搬送駆動ローラー34と第1搬送従動ローラー36とのニップ位置Y1における搬送駆動ローラー34及び第1搬送従動ローラー36の共通の接線をS1とした際、規制部80は接線S1に対して搬送駆動ローラー34側に設けられるとともに、接線S1より第1搬送従動ローラー36側に突出しない位置に配置されている。また、規制部80は、接線S1に沿って搬送経路下流側に延びている。
したがって、規制部80は、搬送駆動ローラー34と第1搬送従動ローラー36とのニップ位置Y1の下流側において用紙Pを支持する。これにより、用紙Pは、該用紙Pの後端が規制部80に支持された状態で搬送方向下流側に搬送される。
また、規制部80は、搬送経路側に突出しないので搬送駆動ローラー34と第1搬送従動ローラー36とのニップ位置Y1の搬送方向下流側において用紙Pの搬送負荷を抑制することができる。
次に図8を参照するに、規制部80において用紙Pの搬送経路を側面視した際、すなわち図8においてX軸方向に沿って用紙Pの搬送経路を見た際、用紙Pの後端が搬送駆動ローラー34と第1搬送従動ローラー36とのニップ位置Y1を通過して、用紙Pの後端が搬送駆動ローラー34との接触状態から規制部80への接触状態に切り替わる位置すなわち規制開始位置をY3とする。そして、この規制開始位置Y3における搬送駆動ローラー34の接線をS2とする。
搬送駆動ローラー34と第1搬送従動ローラー36とのニップ位置Y1における共通の接線S1と規制開始位置Y3における搬送駆動ローラー34の接線S2とがなす角度をθとした際、角度θは所定の鋭角以下となるように構成されている。例えば、本実施例では、35度以下となるように設定されている。
角度θを所定の鋭角(35度)以下とする構成により、規制開始位置Y3をニップ位置Y1に近づけることができる。つまり、用紙Pの後端がニップ位置Y1から規制開始位置Y3までの距離を短くできるので用紙Pの後端が搬送駆動ローラー34と接触して傷つけられる虞や用紙Pと搬送駆動ローラー34との接触音を生じさせる虞を低減することができる。
次いで図9を参照するに、規制部80において用紙Pの搬送経路を側面視した際、すなわち図8においてX軸方向に沿って用紙Pの搬送経路を見た際、一対の搬送ローラー46である搬送駆動ローラー86と搬送従動ローラー88とのニップ位置をY4とする。そして上側紙案内部材82の変曲点Y2とニップ位置Y4とを通過する直線をS3とした際、接線S3の経路上に規制部80の少なくとも一部が位置している。
つまり、規制部80が用紙Pの搬送に伴って用紙Pの後端が搬送駆動ローラー34から離間するまで搬送駆動ローラー34への接触を規制しているので、用紙Pの後端が搬送駆動ローラー34と接触する虞を低減し、あるいは防止することができる。
上記説明をまとめると搬送部20は、搬送駆動ローラー34及び第1搬送従動ローラー36の搬送ローラー対において用紙Pをニップするニップ位置Y1を通過した用紙Pの後端の、搬送駆動ローラー34及び第1搬送従動ローラー36への接触を規制する規制部80を備えているので、用紙Pが搬送駆動ローラー34及び第1搬送従動ローラー36と接触することを規制でき、用紙Pに傷が付くことや、接触音を生じさせることを抑制し、あるいは防止することができる。
<<<変更例>>>
(1)本実施例では、搬送駆動ローラー34と第1搬送従動ローラー36とのニップ位置Y1における共通の接線S1と規制開始位置Y3における搬送駆動ローラー34の接線S2とがなす角度をθとする構成としたが、この構成に代えて、図8における位置Y2と位置Y3とを通る直線と規制開始位置Y3における搬送駆動ローラー34の接線S2とがなす角度をθとする構成としてもよい。この構成においても角度θは35度以下が望ましい。
(2)本実施例では、規制部80を被記録媒体支持部78に一体として構成したが、この構成に代えて、規制部80と被記録媒体支持部78とを別々にユニット体48に設ける構成としてもよい。
(3)本実施例では、第1搬送従動ローラー36、第2搬送従動ローラー38及び第3搬送従動ローラー40を装置本体12側に設ける構成としたが、この構成に代えて、第1搬送従動ローラー36、第2搬送従動ローラー38及び第3搬送従動ローラー40をユニット体48側に設ける構成としてもよい。
上記説明をまとめると本実施形態の搬送部20は、用紙Pをニップして搬送する搬送駆動ローラー34及び第1搬送従動ローラー36と、搬送駆動ローラー34及び第1搬送従動ローラー36において用紙Pをニップするニップ位置Y1を通過した用紙Pの後端の、搬送駆動ローラー34及び第1搬送従動ローラー36への接触を規制する規制部80とを備える。
搬送ローラー対は、搬送駆動ローラー34と第1搬送従動ローラー36とを備えて成る。ニップ位置Y1を通過した用紙Pの後端は、搬送駆動ローラー34側に付勢され、規制部80は、ニップ位置Y1を通過した用紙Pの後端の、搬送駆動ローラー34への接触を規 制する。
規制部80は、用紙Pの搬送経路を側視して、ニップ位置Y1における搬送駆動ローラー34及び第1搬送従動ローラー36の共通の接線S1に対し搬送駆動ローラー34側に設けられるとともに、接線S1より第1搬送従動ローラー36側に突出しない。規制部80は、用紙Pの搬送に伴って当該用紙Pの後端が搬送駆動ローラー34から離間するまで第1搬送従動ローラー36への接触を規制する。
用紙Pの搬送経路を側視して、用紙Pの後端がニップ位置Y1を通過して搬送駆動ローラー34との接触状態から規制部80への接触状態に切り換わる位置Y3における、搬送駆動ローラー34の接線S2と、ニップ位置Y1における搬送駆動ローラー34及び第1搬送従動ローラー36の共通の接線S2との成す角度θが所定の鋭角以下である。
搬送部20は、搬送駆動ローラー34及び第1搬送従動ローラー36で構成される搬送ローラー対に対し用紙Pの搬送方向と交差する方向(X軸方向)で用紙Pを支持する被記録媒体支持部78を備える。規制部80が、被記録媒体支持部78に一体的に形成されている。
搬送部20は、外周面を利用して用紙Pの搬送経路において搬送駆動ローラー34及び第1搬送従動ローラー36で構成される搬送ローラー対の搬送方向下流側から送られる用紙Pを反転させる反転ローラー32を備える。搬送駆動ローラー34は、当該搬送駆動ローラー34の外周面が反転ローラー32による反転前の媒体搬送経路と反転後の反転経路58との双方に面して媒体に搬送力を付与する。プリンター10は用紙Pに記録を実行する記録ヘッド52と、搬送部20とを備えている。
また、本実施形態では本発明に係る搬送部20を記録装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 プリンター、12 装置本体、14 原稿読取装置、16 背面カバー、
18 媒体収容部、20 搬送部、22 記録部、24 排出部、26 給紙カセット、
26a 底板、28 給送ローラー、30 給送経路部、32 反転ローラー、
34 搬送駆動ローラー、36 第1搬送従動ローラー、38 第2搬送従動ローラー、
40 第3搬送従動ローラー、42 第4搬送従動ローラー、
44 第5搬送従動ローラー、46 搬送ローラー、48 ユニット体、
50 キャリッジ、52 記録ヘッド、54 プラテン、56 排出ローラー、
58 反転経路、60 回動軸、62 ユニット本体、62a 前端部、62b 上面、
62c 下面、62d 後端部、62e 前面部、64 把持部、66 装着部、
68 ユニット体駆動機構、70 搬送駆動ローラー駆動ギア、72 中間ギア、
74 反転ローラー駆動ギア、76 空間、78 被記録媒体支持部、80 規制部、
82 上側紙案内部材、84 下側紙案内部材、86 搬送駆動ローラー、
88 搬送従動ローラー、P 用紙、S1、S2、S3 接線、
Y1、Y4 ニップ位置、Y2 変曲点、Y3 規制開始位置、θ 角度

Claims (7)

  1. 被記録媒体をニップして搬送する搬送ローラー対と、
    前記搬送ローラー対において前記被記録媒体をニップするニップ位置を通過した前記被記録媒体の後端が、前記搬送ローラー対に接触することを規制する規制部と、
    を備え、
    前記搬送ローラー対は、第1ローラーと第2ローラーとを備えて成り、
    前記ニップ位置を通過した前記被記録媒体の後端は、前記第1ローラー側に付勢され、
    前記規制部は、前記ニップ位置を通過した前記被記録媒体の後端が、前記第1ローラーに接触することを規制する、
    ことを特徴とする被記録媒体搬送装置。
  2. 請求項1に記載の被記録媒体搬送装置において、前記規制部は、前記被記録媒体の搬送経路を側視して、前記ニップ位置における前記第1ローラー及び前記第2ローラーの共通の接線に対し前記第1ローラー側に設けられるとともに、前記接線より前記第2ローラー側に突出しない、
    ことを特徴とする被記録媒体搬送装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の被記録媒体搬送装置において、前記ニップ位置より搬送方向下流側にある前記規制部は、前記被記録媒体の搬送に伴って当該被記録媒体の後端が前記第1ローラーから離間するまで前記第1ローラーへの接触を規制する、
    ことを特徴とする被記録媒体搬送装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の被記録媒体搬送装置において、前記被記録媒体の搬送経路を側視して、前記被記録媒体の後端が前記ニップ位置を通過して前記第1ローラーとの接触状態から前記規制部への接触状態に切り換わる位置における、前記第1ローラーの接線と、前記ニップ位置における前記第1ローラー及び前記第2ローラーの共通の接線と、の成す角度が、所定の鋭角以下である、
    ことを特徴とする被記録媒体搬送装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の被記録媒体搬送装置において、前記搬送ローラー対に対し前記被記録媒体の搬送方向と交差する方向で被記録媒体を支持する被記録媒体支持部を備え、
    前記規制部が、前記被記録媒体支持部に一体的に形成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体搬送装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の被記録媒体搬送装置において、
    外周面を利用して前記被記録媒体の搬送経路において前記搬送ローラー対の搬送方向下流側から送られる被記録媒体を反転させる反転ローラーを備え、
    前記第1ローラーは、当該第1ローラーの外周面が前記反転ローラーによる反転前の被記録媒体搬送経路と反転後の被記録媒体搬送経路との双方に面して前記被記録媒体に搬送力を付与する、
    ことを特徴とする被記録媒体搬送装置。
  7. 被記録媒体に記録を実行する記録ヘッドと、
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の前記被記録媒体搬送装置と、
    を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
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