JP6229246B2 - 金属蒸着膜上塗布用の(ツヤ有り)蓄光塗料 - Google Patents

金属蒸着膜上塗布用の(ツヤ有り)蓄光塗料 Download PDF

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Description

本発明は、蓄光(発光)塗料と、それによって製造された製造体に関する。
一般に、表面部に艶のある製造体を形成する蓄光塗料が知られている。表面部に艶のある製造体は、艶のないものに比べ、滑らかで美しいという外観上の特徴に加え、顔料粒子が細かいため沈殿が起きにくいという特徴、及び、マスキングの境目の触感が滑らかであるという特徴を有する。
このような表面部に艶のある製造体を形成する蓄光塗料としては、特許文献1がある。
特開2003−120641号
しかしながら、塗料設計が難しいため、従来の技術では、2コートで表面部に艶のある蓄光層を形成するに止まり、1コートで表面部に艶のある蓄光層を形成することはできないという問題があった(以下、「問題点1」)。また、塗料設計が難しいため、従来の技術では、金属蒸着膜から剥がれにくい蓄光層を形成できないという問題があった(以下、「問題点2」)。
そこで、本発明は、1コートで蓄光層の表面部に艶を生じさせ、金属蒸着膜から剥がれにくい蓄光層を形成できる蓄光塗料を提供することを課題とするものである。
問題点1を解決するために、官能基が3又は/及び4のモノマー樹脂とアクリル樹脂とを蓄光材料に含有させた。また、問題点2を解決するために、アルキド変性アクリル樹脂を蓄光材料に含有し、かつ、官能基が3又は/及び4のモノマー樹脂とアクリル樹脂との配合重量比率を調節した。
主に以上のような構成をとる本件発明により、1コートで蓄光層の表面部に艶を生じさせ、金属蒸着膜から剥がれにくい蓄光層を形成できる蓄光塗料を提供することが可能となった。これらにより、蓄光塗料の本来の利点を損なわず、かつ、意匠性の向上、費用や労力の削減につなげることができる。
ベース塗料の配合量と役割を示す図 UV硬化型の樹脂ごとに実施した実験結果を示す図 TMPTAに配合する適切なモノマーを知るための実験結果を示す図 アクリル樹脂を変えて実施した実験結果を示す図 モノマー樹脂とポリマー樹脂の配合比率を変えて実施した実験結果を示す図 溶剤の沸点と蒸発速度の関係を示す図 沸点が異なる溶剤ごとに実施した実験結果を示す図 固形分を変えて実施した実験結果を示す図 蓄光材料の添加量を変えて実施した実験結果を示す図を示す図 着色顔料の添加量を変えて実施した実験結果を示す図を示す図 製造体が製造されるまでの工程を示す図 塗布工程の一例を示す図 製造体の断面図の一例を示す図 塗布工程の一例を示す図 製造体の断面図の一例を示す図 塗布工程の一例を示す図 製造体の断面図の一例を示す図 塗布工程の一例を示す図 製造体の断面図の一例を示す図 塗布工程の一例を示す図 製造体の断面図の一例を示す図 同一の蓄光塗料で塗布可能な範囲を示す図
〈発明の概要〉
本発明は、官能基が3又は/及び4のモノマー樹脂と、アクリル樹脂と、アルキド変性アクリル樹脂と、蓄光材料としてアルミン酸ストロンチウムとを含む金属蒸着膜上塗布用の蓄光塗料と、その蓄光塗料を塗布することによって得られた製造体と、官能基が3以上4以下のモノマー樹脂と、アクリル樹脂と、アルキド変性アクリル樹脂と、からなる混液を準備する混液準備ステップを有する混液準備方法と、一定の蓄光材料分散ステップを有する金属蒸着膜上塗布用の蓄光塗料の製造方法と、構造体製造方法である。
以下では、蓄光塗料の塗料成分と、蓄光塗料の製造方法と、製造体を形成するための塗布方法と、について説明する。
〈塗料成分〉
表面に艶を生じるか否かは、モノマー樹脂の選択、モノマー樹脂とポリマー樹脂の含有比率、溶剤の蒸発速度、固形分の割合、蓄光材料の添加量・粒度によって大きく影響される。また、金属蒸着膜から剥がれにくいか否かは、モノマー樹脂とポリマー樹脂の選択、モノマー樹脂とポリマー樹脂の含有比率によって大きく影響される。
以下の説明は、モノマー樹脂としてのTMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)、アクリル樹脂、レベリング剤、重合禁止剤、低沸点溶剤、高沸点溶剤、無黄変光重合開始剤、難黄変光重合開始剤とを含む塗料をベース塗料として、その一部を他の物質と入れ替える方法で実験したものである。図1は、ベース塗料の配合量と役割を示したものである。
(モノマー樹脂の選択について)
モノマー樹脂については、製造体の表面に艶を生じさせることができ、かつ、金属蒸着膜から剥がれにくい蓄光層を形成できる樹脂を選択することが望ましい。さらに、モノマー樹脂については、高い耐熱性を有し、かつ、塗膜の均一性を保てる樹脂を選択することが望ましい。
硬化速度が速いほど製造体の表面に艶が生じやすくなる。そして、UV硬化型の樹脂の方が熱硬化型の樹脂に比べて硬化速度が速いので、製造体の表面に艶を生じさせるためには、UV硬化型の樹脂を選択するのが望ましい。
このようにUV硬化型の樹脂を選択することによって、蓄光塗料全体がUV照射によって高速度で硬化するようになる。
もっとも、UV硬化型の樹脂の全てが製造体の表面に艶を生じさせることができるわけではない。そのため、UV硬化型の樹脂の中でも、特に製造体の表面に艶を生じさせることができるものを選択することが望ましい。
図2は、UV硬化型の樹脂を代えながら、表面の艶の状態や塗膜の均一性を比較し、かつ、日本工業規格の「K5600−5−6」に則って、完成した製造体の蓄光層にセロハンテープの粘着面を張り付けて剥離することで金属蒸着膜の密着性を比較した実験の結果を図にしたものである。実験の条件は、基材として3mm程度のポリカーボネートを使用し、その上に金属蒸着用UVアンダー塗膜をスプレーで塗布する方法で形成し、更にその上に50nmから100nm程度の金属蒸着膜を形成したものの上に蓄光塗料を塗布する方法で実施するというものである。また、硬化条件は、溶剤を気化させるための前乾燥工程として摂氏60度以上摂氏80度以下の環境に3分以上10分以下置き、最大波長360nmの高圧水銀ランプを用いて500mmJから2000mmJでUV照射を実施するというものである。
この実験は、ベース塗料のTMPTAを他の物質と入れ替える方法で実施した。
左から順に、UV硬化型の樹脂名、製造体の表面の艶、塗膜の均一性、金属蒸着膜に対する密着性が記載されている。そして、製造体の表面の艶の欄については、「○」は十分に艶が生じることを、「△」は艶が若干劣ることを、「×」は艶が明らかに劣ることを、それぞれ意味している。塗膜の均一性の欄については、「○」は塗膜の均一性が保たれていることを、「△」は塗膜の均一性が若干劣ることを、「×」は塗膜の均一性が明らかに劣ることを、それぞれ意味している。金属蒸着膜に対する密着性の欄については、「○」は金属蒸着膜から蓄光層が剥がれないことを、「△」は金属蒸着膜から蓄光層が剥離面100%に至らない程度に剥がれることを、「×」は金属蒸着膜から蓄光層が剥離面100%で剥がれることを、それぞれ意味している。
図2のように、製造体の表面に艶を生じさせることができるモノマー樹脂としては、TMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)と、TMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)/ウレタンアクリレートとの2つが挙げられる。このうち、前者は、製造体の表面に艶が生じ、かつ、塗膜の均一性が保たれている上、比較的金属蒸着膜から蓄光層が剥がれない。他方、後者は、製造体の表面に艶が生じ、かつ、塗膜の均一性は保たれているものの、金属蒸着膜から蓄光層が剥離面100%で剥がれる。
そのため、モノマー樹脂としては、TMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)を選択することが望ましい。
もっとも、TMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)のみであれば、摂氏120度の環境に24時間置いた場合、ツヤビケを起こしてしまう。そのため、製造体の表面の艶の状態を良好に保ち、かつ、金属蒸着膜から蓄光層が剥がれやすくならない範囲で、ツヤビケを防ぐことのできる樹脂をTMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)に配合することが望ましい。
分子量、粘度、官能基が高すぎると艶を損なわせる傾向がある。そのため、官能基、分子量、粘度が低いものを選択するのが望ましい。
図3は、摂氏120度の環境に24時間置くという条件で実施した耐熱性実験の結果を図にしたものである。左から順に、TMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)に配合した物質名、分子量、粘度、官能基、製造体の表面の艶、金属蒸着膜に対する密着性、耐熱性の試験結果が記載されている。TMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)に一定の物質を配合した樹脂を用いた実験結果なので、艶が「○」よりも低い場合にはTMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)のみを用いたときよりも艶の状態を悪化させていることになり、同じく、金属蒸着膜に対する密着性が「○〜△」よりも低い場合には金属蒸着膜から蓄光層が剥がれやすくなったことになる。
図3のように、ヘキサンジオールジアクリレートを配合すると、製造体の表面の艶は損なわれないものの、金属蒸着膜から蓄光層が剥がれやすくなり、ツヤビケを防ぐこともできない。
他方、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ジペンタエスリトールヘキサアクリレート、ウレタンアクリレートをそれぞれ配合すると、ツヤビケを防ぐことはできるものの、製造体の表面の艶が損なわれ、かつ、金属蒸着膜から蓄光層が剥がれやすくなってしまう。
これらに対して、PETA(ペンタエリスリトールトリアクリレート)又は/及びPETTA(ペンタエリスリトールテトラアクリレート)とTMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)とを1対1程度の割合で配合すれば、製造体の表面の艶と金属蒸着膜から蓄光層が剥がれやすくならない範囲で、ツヤビケを防ぐことができる。そのため、モノマー樹脂は、TMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)とPETA(ペンタエリスリトールトリアクリレート)又は/及びPETTA(ペンタエリスリトールテトラアクリレート)とを配合したものを選択することが望ましい。配合比率については、1対3から3対1であることが望ましく、さらには1対1であることが望ましい。
これらの実験結果は、同じような成分を有するモノマー樹脂、すなわち、分子量が298以下であり、粘度が1800以下であり、官能基が3又は/及び4のモノマー樹脂であれば、同様の結果を得られる。そのため、上記説明は、発明の範囲をTMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)とPETA(ペンタエリスリトールトリアクリレート)又は/及びPETTA(ペンタエリスリトールテトラアクリレート)とに限定するものではなく、それと類似する物質を用いても差支えない。
このような条件を満たすものとして、官能基が3の物質としては、例えば、トリメチロールプロパントリアクリレートと、イソシアヌル酸トリアクリレートと、これらの物質のエチレンオキサイド変性とプロピレンオキサイド変性と、が挙げられる。
また、このような条件を満たすものとして、官能基が4の物質としては、例えば、ペンタエリスリトールトリアクリレートと、ペンタエリスリトールテトラアクリレートと、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレートと、ジグリセリンアクリレートと、これらの物質のエチレンオキサイド変性とプロピレンオキサイド変性と、が挙げられる。
(ポリマー樹脂としてのアクリル樹脂について)
このようなモノマー樹脂を選択した場合、製造体の表面に艶は生じたものの、摂氏120度の環境に24時間置いたとき、その製造体にひび割れが生じる。また、金属蒸着膜上に対する密着性の点も、金属蒸着膜から蓄光層が100%に至らない程度に剥がれる。そのため、ポリマー樹脂は、製造体の艶を損なわない範囲で、モノマー樹脂で残された問題点を補えるもの、すなわち、ひび割れを防止でき、かつ、金属蒸着膜から蓄光層が剥がれなくなる成分を有する樹脂を選択することが望ましい。
図4は、摂氏120度の環境に24時間置くという条件で実施した耐熱性実験の結果を図にしたものである。左から順に、ポリマー樹脂名、分子量、粘度、Tg値、製造体の表面の艶、金属蒸着膜に対する密着性、耐熱性の試験結果が記載されている。「Tg」とは、非晶質の固体を加熱した場合において、低温では結晶なみに堅く流動性がなかった固体が急速に剛性と粘度が低下し流動性が増す温度のことである。
モノマー樹脂のTMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)とPETA(ペンタエリスリトールトリアクリレート)又は/及びPETTA(ペンタエリスリトールテトラアクリレート)とにポリマー樹脂を配合したものを用いた実験結果なので、艶が「○」よりも低い場合にはモノマー樹脂のみを用いたときよりも艶の状態を悪化させていることになり、また、金属蒸着膜に対する密着性が「○〜△」よりも低い場合には金属蒸着膜から蓄光層が剥がれやすくなったことになる。前記のように、分子量と粘度が高すぎると、艶を損なうことになる。また、Tg値が高すぎると、金属蒸着膜に対する密着性を損なう。
この実験は、ベース塗料のアクリル樹脂を数種類検討する方法で実施した。
図4のように、分子量が37,000であり粘度が22,700mPa/sであるアクリル樹脂(1)は、分子量と粘度が高すぎるため製造体の表面の艶を損なうので、適当ではない。他方、分子量が26,000であり、粘度が8,840 mPa/sであるアクリル樹脂(2)は、艶を損なわない。そのため、製造体の表面の艶を損なわないという点からすると、アクリル樹脂は、分子量が26,000以下であり、粘度が8,840 mPa/s以下であるものを選択するのが望ましい。
また、Tgが摂氏115度であるアクリル樹脂(3)ならば、金属蒸着膜から蓄光層が剥がれやすくなる。他方、Tgが摂氏90度であるアクリル樹脂(2)ならば、金属蒸着膜から蓄光層が剥がれやすくならない。そのため、金属蒸着膜に対する密着性の点からすると、アクリル樹脂は、Tgが摂氏90度以下であるものを選択するのが望ましい。
以上から、アクリル樹脂は、分子量が26,000以下であり、粘度が8,840 mPa/s以下であり、Tgが摂氏90度以下であるものを選択することが望ましい。
そして、分子量が26,000であり粘度が8,840mPa/sでありTgが摂氏90度であるアクリル樹脂(2)に対して、分子量が70,000であり粘度が17,600mPa/sでありTgが摂氏45度であるアルキド変性アクリル樹脂を配合することにより作られるポリマー樹脂であれば、製造体の艶を損なうことなく、ひび割れを防止でき、かつ、金属蒸着膜から蓄光層が剥がれなくなる。
そのため、ポリマー樹脂としては、分子量が26,000程度であり粘度が8,840mPa/s程度でありTgが摂氏90度程度であるアクリル樹脂に対して、分子量が70,000程度であり粘度が17,600mPa/s程度でありTgが摂氏45度程度であるアルキド変性アクリル樹脂を配合したものを選択するのが望ましい。アクリル樹脂とアルキド変性アクリル樹脂の配合比率については、1対3から3対1であることが望ましく、さらには1対1であることが望ましい。
もっとも、モノマー樹脂とポリマー樹脂の配合比率について、モノマー樹脂の配合比率が低すぎると製造体の表面の艶が損なわれ、他方、ポリマー樹脂の配合比率が低すぎるとひび割れ防止と金属蒸着膜に対する密着性向上の効果が損なわれる。そのため、モノマー樹脂とポリマー樹脂の配合比率は、製造体の表面の艶の状態と金属蒸着膜に対する密着性がいずれも良好であり、ひび割れ防止の効果も損なわれない範囲であることが望ましい。
図5は、モノマー樹脂とポリマー樹脂の適切な配合比率を知るため、TMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)とアクリル樹脂(2)を用いて実験を実施したものである。「モノマー」はTMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)を、「ポリマー」はアクリル樹脂(2)を、それぞれ意味する。
図5のように、モノマー樹脂とポリマー樹脂の配合比率が35:65になると、製造体の表面の艶が損なわれる。他方、モノマー樹脂とポリマー樹脂の配合比率が75:25になると、ひび割れ防止と金属蒸着膜に対する密着性向上の効果が損なわれる。これらに対して、モノマー樹脂とポリマー樹脂の配合比率が65:35であれば、製造体の表面の艶の状態と金属蒸着膜に対する密着性がいずれも良好であり、ひび割れ防止の効果も損なわれない。そのため、モノマー樹脂とポリマー樹脂の配合比率は、65程度:35程度であること、具体的には60以上70以下:30以上40以下であることが望ましく、さらには、65:35であることが望ましい。
(溶剤について)
溶剤については、その蒸発速度が遅いものは、蒸発するまでの間に蓄光材料が動いてしまうことで均一な定着を阻害することになり、艶も損なうことになるので、蒸発速度の速いものを選択することが望ましい。
図6は、沸点と蒸発速度の関係を図にしたものである。図6のように、蒸発速度は、その溶剤の沸点が低いほど速い。そのため、溶剤は、沸点の低いものを選択することが望ましい。
この実験は、ベース塗料の低沸点溶剤と高沸点溶剤を数種類検討する方法で実施した。
図7は、沸点の摂氏温度と、製造体の表面の艶、蓄光材料の定着性との関係を図にしたものである。左から順に、沸点の摂氏温度、製造体の表面の艶、蓄光材料の定着性が記載されている。そして、蓄光材料の定着性の欄については、「○」は蓄光材料が均一に定着することを、「△」は若干蓄光材料の均一な定着を阻害することを、「×」は蓄光材料の均一な定着を明らかに阻害することを意味している。
図7のように、沸点が摂氏116度の溶剤になると、若干蓄光材料の均一な定着を阻害するものであり、製造体の表面の艶も失わせる。他方、沸点が摂氏111度の溶剤になると、蓄光材料を均一に定着させることができ、かつ、製造体の表面の艶も失わせない。そのため、溶剤は、沸点が摂氏111度程度以下、具体的には、摂氏115度以下のものが望ましく、さらには、摂氏111度以下の溶剤が望ましい。
(固形分について)
固形分が低い場合、前乾燥工程で塗料が流れてしまうため、蓄光材料が塗膜表面から突起し、製造体の表面に細かい凹凸が発生する。他方、固形分が高い場合、製造体の表面に細かい凹凸が発生することは避けられるものの、レベリングが悪い。そのため、固形分については、製造体の表面に細かい凹凸が発生することを避けられ、かつ、レベリングが良好な範囲であることが望ましい。
図8は、固形分と、製造体の表面の艶、蓄光材料の定着性、レベリング状態、細かい凹凸の発生の有無との関係を図にしたものである。
図8のように、固形分が40%未満になると、製造体の表面に細かい凹凸が発生する。他方、固形分が50%を超えると、レベリング状態が悪くなる。これらに対して、固形分が40%以上50%以下であれば、製造体の表面に細かい凹凸が発生することが避けられ、かつ、レベリング状態が良好なものが得られる。
そのため、固形分については、40%以上50%以下であることが望ましい。
(蓄光材料の選択について)
以上の樹脂との配合に用いる蓄光材料としては、アルミン酸ストロンチウムが望ましい。アルミン酸ストロンチウムであれば特定のものに限定されるわけではなく、例えば、化学組成が主成分Sr4Al14O25で賦活剤Eu,Dyのものを用いても良いし、化学組成が主成分SrAl2O4で賦活剤Eu,Dyのものを用いても良い。
前者の蓄光材料ならば、それを塗布することにより形成された蓄光層は青色又は青緑色に発光する。他方、後者の蓄光材料ならば、それを塗布することにより形成された蓄光層は黄色又は黄緑色に発光する。これらの特色を踏まえて蓄光材料を選択すれば良く、例えば、自動車の部品の蓄光塗料としては、環境にやさしい色としてのイメージが浸透している青色に発光する蓄光層を形成できる蓄光材料を選択すれば良い。
(蓄光材料の添加量について)
蓄光材料の添加量は、製造体の表面の艶、明所での外観、暗所での燐光状態を左右する。蓄光材料の添加量が多すぎると、明所での外観、暗所での燐光状態がいずれも良好になるが、他方で、製造体の表面の艶の状態が悪くなる。これに対して、蓄光材料の添加量が少なすぎると、製造体の表面の艶の状態が良好になるが、他方で、明所での外観、暗所での燐光状態がいずれも劣悪となる。
図9は、蓄光材料の添加量と、製造体の表面の艶、暗所での燐光状態、明所での外観との関係を図にしたものである。上から順に、蓄光材料の添加量、製造体の表面の艶、暗所での燐光状態、明所での外観が記載されている。そして、暗所での燐光状態の欄については、「○」は均一な燐光であることを、「×」は燐光ムラがあることを、それぞれ意味している。明所での外観の欄については、「○」は可視光状態で良好な着色状態であることを、「×」は可視光状態で着色にムラがあることを、それぞれ意味している。
図9のように、蓄光材料の添加量の全体に占める配合重量割合が30%を超えると、明所での外観、暗所での燐光状態がいずれも良好になるが、他方で、製造体の表面の艶の状態が悪くなる。これに対して、蓄光材料の添加量の全体に占める配合重量割合が20%未満になると、製造体の表面の艶の状態が良好になるが、他方で、明所での外観、暗所での燐光状態がいずれも劣悪となる。これらに対して、蓄光材料の添加量の全体に占める配合重量割合が20%以上30%以下であれば、製造体の表面の艶の状態、明所での着色状態、暗所での燐光状態のいずれもが良好になる。
そのため、蓄光材料の添加量の全体に占める配合重量割合は、20%以上30%以下であることが望ましい。
(蓄光材料の粒度について)
蓄光材料の塗料の選択も重要であるが、蓄光材料の粒度も、形成される製造体の艶の程度を大きく左右するものである。
粒度が2μmを大きく上回る蓄光材料を使用すると、製造体の表面にざらつき感が生じてしまい、均一な艶が生じない。他方、粒度が2μmを大きく下回る蓄光塗料は、燐光ムラができてしまう。これらに対して、粒度が2μmの蓄光材料を使用した場合には、製造体の表面に均一な艶を生じさせることができる。
そのため、蓄光材料の粒度は、2μm程度のもの、具体的には、1μmから5μmのものが望ましく、さらには、2μmのものが望ましい。
(着色顔料について)
明所での着色状態と暗所での燐光状態が共に良好なものを開発するため、着色顔料の濃度については、明所での着色状態と暗所での燐光状態が共に十分なものであることが望ましい。
図10は、着色顔料添加量と、着色状態及び燐光状態との関係を図にしたものである。上から順に、着色顔料の添加量、着色状態、燐光状態が記載されている。そして、着色状態の欄については、「○」は十分な着色状態であることを、「△」は若干燐光材料の色目が目立つことを、「×」は明らかに燐光材料の色目が目立つことを意味している。燐光状態の欄については、「○」は鮮やかな燐光であることを、「△」は若干燐光状態が劣るが十分光ることを、「×」は着色により燐光が明らかに阻害されていることを意味している。なお、この実験は、着色顔料を着色染料に変更した場合にも、同様の結果が得られるものである。
図10のように、蓄光塗料全体に対する着色顔料の追加量が1重量%になると、燐光状態を阻害することはないものの、明所において、蓄光材料の色目が目立ってしまい、十分な着色が得られない。
他方、蓄光塗料全体に対する着色顔料の追加量が10重量%になると、明所での着色状態が十分にはなるものの、燐光を阻害してしまう。
これらに対して、蓄光塗料全体に対する着色顔料の追加量が3重量%であれば、少しだけ蓄光顔料の色目が目立つものの、鮮やかな燐光を得られる。他方、5重量%であれば、若干燐光状態が劣るものの、十分な着色を得られる。
以上から、蓄光塗料全体に対する着色顔料の追加量は、3重量%程度から5重量%程度の範囲であること、具体的には、2.5重量%以上5.5重量%以下であることが望ましく、更には、3重量%以上5重量%以下であることが望ましい。
(着色上の工夫)
着色顔料の種類については、多様なものが考えられる。
例えば、特に燐光状態を際立たせたいならば、透明性の高い着色顔料又は着色染料を使用し、あるいは、燐光状態を阻害しない色である寒色系の色の着色顔料又は着色染料を使用すればよい。他方、明所と暗所での色が異なることを製造体の特徴としたいのであれば、燐光状態を阻害しない範囲で暖色系の色の着色顔料又は着色染料を使用すればよい。さらに、パステル調の色彩をもつ製造体にしたいのであれば、蛍光顔料や蛍光染料を使用すればよい。
〈蓄光塗料の製造方法について〉
蓄光塗料の粒径が小さい場合、撹拌作業だけでは凝集が起こり、均一な分散ができない。そのため、撹拌後の分散工程においては、凝集を防ぐ方法を選択することが望ましい。
高さ90mmの180mLのビンに塗料を50g〜100g程度投入し、超音波洗浄機にて24kHzから31kHzの振動を5分から10分程度与えて分散を実施すると、凝集を防ぐことができる。もっとも、20分間を超えるような長時間の超音波振動は、塗料の温度上昇を生じさせるため、塗料がゲル化する危険がある。
そのため、分散方法としては、高さ90mmの180mLのビンに塗料を50g〜100g程度投入し、超音波洗浄機にて24kHz程度から31kHz程度の振動を5分から10分程度、具体的には、22kHz程度から33kHz程度の振動を5分から15分程度与える方法が望ましく、さらには、24kHz程度から31kHz程度の振動を5分から10程度与える方法が望ましい。
〈塗布方法について〉
蓄光材料は、一般的に、硬い物質である。そのため、スプレーガンには、ニードルが摩耗することを防止する処理を施すことが望ましい。具体的には、ニードルの摩耗を防止するため、窒化処理しているスプレーガンを使用することが望ましい。
スプレーガンの口径については、スプレーガンが詰まらずに塗装することができ、かつ、微粒化が十分であるものが望ましい。スプレーガンの口径が0.8mmφ以下になると、スプレーガンが詰まる。他方、スプレーガンの口径が1.0mmφ以上になると、微粒化が不足する。これらに対して、スプレーガンの口径が0.8mmφ〜1.0mmφの範囲であれば、スプレーガンが詰まらず、かつ、微粒化も十分である。そのため、スプレーガンの口径については、0.8mmφ〜1.0mmφの範囲であることが望ましい。
蓄光材料の沈殿を防止するため、常時撹拌しながら塗布することが望ましい。
長時間の常温に置いておくと製造体の表面に細かい凹凸を生じさせてしまうため、常温に置いておく時間は、3分間以下であることが望ましい。
このように塗布した蓄光塗料について、溶剤を気化させるための前乾燥工程として摂氏60度以上摂氏80度以下の環境に3分以上10分以下置き、最大波長360nmの高圧水銀ランプを用いて500mmJから2000mmJでUV照射を実施する。
図11は、製造体の製造工程を示す図である。本件製造体の製造工程は、混液準備ステップ(1101)、分散ステップ(1102)、塗布ステップ(1103)、硬化ステップ(1104)の4段階からなる。「混液準備ステップ」(1101)とは、官能基が3又は/及び4のモノマー樹脂と、艶の向上に寄与させる成分としてアクリル樹脂と、金属蒸着膜並びにプラスティック表面への密着性向上及び耐熱性向上の成分としてアルキド変性アクリル樹脂と、からなる混液を準備する段階のことを意味する。「分散ステップ」(1102)とは、準備された前記混液に対して、平均粒径が1μm〜5μmのアルミン酸ストロンチウムを含む蓄光材料を超音波を印加しながら分散させる段階のことを意味する。「塗布ステップ」(1103)とは、分散ステップの終了後3分以内に、金属蒸着膜上、プラスティック表面上、シリコーン系重合膜上の1つ又は2つ以上に対して、前記分散済みの蓄光塗料を塗布する段階を意味する。「硬化ステップ」(1104)とは、溶剤を気化させるための前乾燥工程として摂氏60度以上摂氏80度以下の環境に3分以上10分以下置き、最大波長360nmの高圧水銀ランプを用いて500mmJから2000mmJでUV照射を実施する段階を意味する。
(製造体の具体的内容)
主に以上のような構成をとる発明により得られた蓄光塗料は、金属蒸着膜上だけではなく、プラスティック表面上及びシリコーン系重合膜上に対する密着性も高い。そのため、製造体の製造方法にも多様な工程が考え得る。例えば、以下のような製造工程を想定することができる。
(プラスティック面、蓄光層からなる製造体)
図12に示すように、プラスティック面を形成した(1201)場合、その面に蓄光塗料を塗布して蓄光層を形成する(1202)ことで製造体を製造することができる。
図13は、図12の工程によって製造された製造体の断面図である。「1」のプラスティック面上に「2」の蓄光層が存在する。
この製造体の使用方法としては、多様なものが考えられ、電灯などの光源が存在する場合、光源側に蓄光層がくるように装着することで、光源が発光している間は光源からの光が蓄光層とプラスティックを透けて外気に届くことで光り、他方、光源が発光していない間は蓄光層が放つ燐光で光るという使用方法をしても良い。
(プラスティック面、金属蒸着膜、蓄光層からなる製造体)
図14に示すように、形成したプラスティック面(1401)の上に金属蒸着膜を形成した(1402)場合、その面に蓄光塗料を塗布して蓄光層を形成する(1403)ことで製造体を製造することもできる。
図15は、図14の工程によって製造された製造体の断面図である。「1」のプラスティック面上に「3」の金属蒸着膜が存在し、その上に「2」の蓄光層が存在する。
(プラスティック面、アンダー塗膜、金属蒸着膜、蓄光層からなる製造体)
図16に示すように、形成したプラスティック面(1601)の上にアンダー塗膜を形成し(1602)、更にその上に金属蒸着膜を形成した(1603)場合、その面に蓄光塗料を塗布して蓄光層を形成する(1604)ことで製造体を製造することもできる。
図17は、図16の工程によって製造された製造体の断面図である。「1」のプラスティック面上に「4」のアンダー塗膜が存在し、その上に「3」の金属蒸着膜が存在し、更にその上に「2」の蓄光層が存在する。
(プラスティック面、金属蒸着膜、シリコーン系重合膜、蓄光層からなる製造体)
図18に示すように、形成したプラスティック面(1801)の上に金属蒸着膜を形成し(1802)、更にその上にシリコーン系重合膜を形成した(1803)場合、その面に蓄光塗料を塗布して蓄光層を形成する(1804)ことで製造体を製造することもできる。
図19は、図18の工程によって製造された製造体の断面図である。「1」のプラスティック表面上に「3」の金属蒸着膜が存在し、その上に「5」のシリコーン系重合膜が存在し、更にその上に「2」の蓄光層が存在する。
(プラスティック面、アンダー塗膜、金属蒸着膜、シリコーン系重合膜、蓄光層からなる製造体)
図20に示すように、形成したプラスティック面(2001)の上にアンダー塗膜を形成し(2002)、その上に金属蒸着膜を形成し(2003)、更にその上にシリコーン系重合膜を形成した(2004)場合、その面に蓄光塗料を塗布して蓄光層を形成する(2005)ことで製造体を製造することもできる。
図21は、図20の工程によって製造された製造体の断面図である。「1」のプラスティック基材上に形成された「4」のアンダー塗膜の上に「3」の金属蒸着膜が存在し、その上に「5」のシリコーン系重合膜が存在し、更にその上に「2」の蓄光層が存在する。
また、図22に示すように、プラスティック表面(2201)と、シリコーン系重合膜(2203)と、金属蒸着膜(2202)との1つ又は2つ以上が混在する面の場合、その面に1つの蓄光塗料を一度に塗布して全体に蓄光層を形成することで、製造体を製造することもできる。
なお、本発明は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1・・プラスティック面
2・・蓄光層
3・・金属蒸着膜
4・・アンダー塗膜
5・・シリコーン系重合膜

Claims (5)

  1. 官能基がアクリロイル基であるPETA,PETTA又はTMPTAのモノマー樹脂と,
    分子量が26,000以下であり,粘度が8,840 mPa/s以下であるポリマーとしてのアクリル樹脂と,
    金属蒸着膜並びにプラスティック表面への密着性向上及び耐熱性向上の成分のポリマーとしてのアルキド変性アクリル樹脂と,
    蓄光材料としてのアルミン酸ストロンチウムと,
    を含む金属蒸着膜上塗布用の蓄光塗料。
  2. 前記モノマー樹脂:前記ポリマー樹脂の配合重量比率は,60:40から65:35の間である請求項1に記載の金属蒸着膜上塗布用の蓄光塗料。
  3. 溶剤として沸点が摂氏115度以下である溶剤を含む請求項1又は2に記載の金属蒸着膜上塗布用の蓄光塗料。
  4. 前記モノマー及び前記ポリマーの全体に占める重量%は,40%から50%である請求項1から3のいずれか一に記載の金属蒸着膜上塗布用の蓄光塗料。
  5. プラスティック表面と,プラスティック表面に対して直接的に又は間接的に形成された金属蒸着膜と,金属蒸着膜上に請求項1から4のいずれか一に記載の蓄光塗料を塗布して形成される蓄光層と,からなる積層体。
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