JP6229186B2 - 木目板の製造方法 - Google Patents
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Description
さらに、エンボス工程において、微少凸部は、導管状凹部にあった基板と下地塗料の一部を導管状凹部の表面側に突出させて、導管状凹部の開口縁に沿う突出部を形成し、さらに微少凸部の表面に塗布された転写塗料を、微少凸部と導管状凹部の間から基板の表面に押し出して、導管状凹部の開口縁に沿って、基板と下地塗料と転写塗料からなる突出部を形成する。
[下塗工程]
(1)第1下塗工程
表面を平面状とするMDFの基板表面に、第1下塗工程として、ロールコーター機でもって、サンディングシーラーを塗布する。
(2)サンディングシーラーを硬化させた後、第2下塗工程として、紫外線硬化塗料を塗布する。この紫外線硬化塗料は、紫外線を照射して硬化させる。紫外線硬化塗料を硬化させた後、ブラシサンダー機で表面を研磨して表面を平滑面とする。
(3)その後、最後に第3下塗工程として、フローローター機でもってベースカラー塗料を厚く塗布して、下地をほぼ完全に隠蔽して、基板の表面を淡い茶色に着色する。
(4)ベースカラー塗料を硬化させた後、さらにその表面に紫外線硬化塗料を塗布し、これに紫外線を照射して硬化させる。紫外線硬化塗料が硬化した後、ワイドサンダーで表面を平滑面に研磨する。
平滑面である下地塗料の表面に、木目塗料で木目模様を印刷する。木目模様は、表面に木目塗料のインクを付着しているローラーを基板の表面に押圧して印刷される。
木目塗料13の木目模様を乾燥させた後、図1に示すように、基板1の表面に成形ロール2を押し付けながら基板1を移送して、内面に転写塗料6を塗布している導管状凹部11を設ける。この工程は、導管状凹部11を形成する無数の微少凸部12を表面に設けている成形ロール2を、基板1の表面に押し付けて、導管模様に匹敵する立体的な導管状凹部11を設けて、木目板の表面に立体的な導管模様に匹敵する導管状凹部11を成形する。さらに、基板表面を局部的に押し潰して導管状凹部11を成形する微少凸部12は、図2に示すように、導管状凹部11の開口縁部を表面側に突出させて、導管状凹部11の開口縁に沿う突出部14を形成する。これにより、基板表面には、無数の導管状凹部11と突出部14とからなる凹凸による立体模様が形成される。成形ロール2は、基板1の表面を押圧する状態で転動して、基板1の表面に導管状凹部11と突出部14を形成する。成形ロール2は、木目塗料13を印刷している基板1の平滑面には転写塗料6を塗布することなく、導管状凹部11の内面と突出部14に転写塗料6を塗布する。
木目模様が印刷され、さらに木目の凹凸模様が設けられた基板の表面に、仕上げ塗料を塗布する。仕上げ塗料は、導管状凹部による凹凸を失わないように、薄く塗布される。仕上げ塗料は、スプレーガンで透明塗料を塗布する第1上塗工程と、この上に紫外線硬化塗料を塗布する第2上塗工程とで塗布される。第1上塗工程においては、ウレタン系あるいはポリエステル系、あるいはアクリル系の塗料が塗布される。この塗料を硬化させた後、ウレタン系の紫外線硬化塗料が塗布される。
[下塗工程]
(1)第1下塗工程
基板であるMDFの表面に、第1下塗工程として、ロールコーター機でもって、サンディングシーラーを塗布する。
(2)サンディングシーラーを硬化させた後、第2下塗工程として、紫外線硬化塗料を塗布する。この紫外線硬化塗料は、紫外線を照射して硬化させる。紫外線硬化塗料を硬化させた後、ブラシサンダー機で表面を研磨して平滑面とする。
(3)その後、最後に第3下塗工程として、フローローター機でもってベースカラー塗料を厚く塗布して、下地をほぼ完全に隠蔽して、基板の表面を淡い茶色に着色する。
(4)ベースカラー塗料を硬化させた後、さらにその表面に紫外線硬化塗料を塗布し、これに紫外線を照射して硬化させる。紫外線硬化塗料が硬化した後、ワイドサンダーで表面を研磨してさらに平滑面とする。
下地塗料を完全に硬化させた後、基板1の表面に成形ロール2を押し付けて導管模様に近似する導管状凹部11を成形する。この工程は、導管模様を形成する無数の微少凸部12を表面に設けている成形ロール2を、基板1の表面に押し付けて、導管模様に匹敵する導管状凹部11を成形して微少凸部12の内面に転写塗料6を塗布する。さらに、基板表面を局部的に押し潰して導管状凹部11を成形する微少凸部12は、図2に示すように、導管状凹部11の開口縁部を表面側に突出させて、導管状凹部11の開口縁に沿う突出部14を形成する。これにより、基板表面には、無数の導管状凹部11と突出部14とからなる凹凸による立体模様が形成される。成形ロール2は、基板1の表面を押圧する状態で転動して、基板1の表面に導管状凹部11と突出部14を設けると共に、導管状凹部11の内面と突出部14に転写塗料6を塗布する。この工程は、導管状凹部11の内面と平滑面の両方に転写塗料6を塗布することもできる。それは、次のプリント工程で平滑面にのみ木目塗料を塗布して、木目模様をプリントするからである。
エンボス工程で導管状凹部11の設けられた基板1の平滑面に、木目塗料13で木目模様をプリントする。木目模様は、表面に木目塗料13を付着しているローラーを基板の表面に押圧して印刷される。
内面に転写塗料6を転写している導管状凹部11が設けられ、さらに平面部に木目塗料13で木目模様の印刷された基板の表面に、仕上げ塗料を塗布する。仕上げ塗料は、スプレーガンで透明の塗料を塗布される第1上塗工程と、この上に紫外線硬化塗料を塗布する第2上塗工程とで下地塗料の表面に塗布される。第1上塗工程においては、ウレタン系あるいはポリエステル系、あるいはアクリル系の塗料が塗布される。この塗料を硬化させた後、ウレタン系の紫外線硬化塗料が塗布される。
2…成形ロール
2A…円筒表面
3…転写ロール
4…供給ロール
5…塗料槽
6…転写塗料
7…スクレーパ
8…弾性層
9…金属ロール
10…エンボス装置
11…導管状凹部
12…微少凸部
13…木目塗料
14…突出部
Claims (6)
- 基板の表面に木目模様を設けてなる木目板の製造方法であって、
基板の表面に下地塗料を塗布する下塗工程と、
前記下塗工程で前記下地塗料を塗布してなる基板表面に成形ロールを押圧して、この成形ロール表面に設けている無数の微少凸部でもって基板表面を局部的に押し潰して無数の導管状凹部のある天然木模様を設けるエンボス工程とからなり、
前記エンボス工程において、前記成形ロール表面に設けている無数の前記微少凸部の表面に、液状ないしペースト状の転写塗料を塗布し、転写塗料の塗布された前記微少凸部で前記基板表面を局部的に押し潰して無数の前記導管状凹部を設けると共に、押し潰して設けられた導管状凹部の内面に前記転写塗料を転写して天然木模様を設け、
さらに、前記エンボス工程において、前記成形ロールの表面に押圧しながら回転する表面弾性の転写ロールに前記転写塗料を塗布し、この転写ロールを前記成形ロールの表面に押圧させながら回転して、前記転写ロールの転写塗料を前記微少凸部の表面に供給し、
表面に転写塗料の供給された前記微少凸部で前記導管状凹部を成形して前記導管状凹部の内面に前記転写塗料を転写すると共に、
前記微少凸部によって、前記導管状凹部にあった前記基板と前記下地塗料の一部を前記導管状凹部の表面側に突出させて、前記導管状凹部の開口縁に沿う突出部を形成すると共に、
前記微少凸部の表面に塗布された転写塗料を、前記微少凸部と前記導管状凹部の間から基板の表面に押し出して、前記導管状凹部の開口縁に沿って、前記基板と前記下地塗料と前記転写塗料からなる前記突出部を形成することを特徴とする木目板の製造方法。 - 請求項1に記載される木目板の製造方法であって、
前記エンボス工程の前工程又は後工程において、前記基板表面に木目塗料で木目模様を印刷するプリント工程を設けてなることを特徴とする木目板の製造方法。 - 請求項1に記載される木目板の製造方法であって、
前記エンボス工程で、ロール表面からの突出高さを高さを0.2mm以上とする無数の前記微少凸部のある前記成形ロールを前記基板表面に押圧して、前記微少凸部で前記基板表面に導管状凹部を設ける木目板の製造方法。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載される木目板の製造方法であって、
前記基板にMDFを使用することを特徴とする木目板の製造方法。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載される木目板の製造方法であって、
前記微少凸部が前記成形ロールの回転方向に延びる細長い線状で、この微少凸部が前記基板表面を局部的に押し潰して天然木の導管模様の凹部模様を設けることを特徴とする木目板の製造方法。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載される木目板の製造方法であって、
前記転写塗料に前記木目塗料よりも暗色の塗料を使用することを特徴とする木目板の製造方法。
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JP2015164249A JP6229186B2 (ja) | 2015-08-21 | 2015-08-21 | 木目板の製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015164249A JP6229186B2 (ja) | 2015-08-21 | 2015-08-21 | 木目板の製造方法 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015164249A Active JP6229186B2 (ja) | 2015-08-21 | 2015-08-21 | 木目板の製造方法 |
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JPS6018554B2 (ja) * | 1976-04-23 | 1985-05-10 | 大日本印刷株式会社 | エンボス型押印刷法 |
JPS5772858A (en) * | 1980-10-25 | 1982-05-07 | Eidai Co Ltd | Manufacture of decorative material |
JPS605190B2 (ja) * | 1980-10-31 | 1985-02-08 | 永大産業株式会社 | 立体化粧材の製造方法 |
JP2013091277A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 模様付木材の製造方法 |
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2015
- 2015-08-21 JP JP2015164249A patent/JP6229186B2/ja active Active
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