JP6229186B2 - 木目板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、主として机の天板やベッドの装飾板等の家具に使用される木目板の製造方法に関する。
基板の表面に木目模様を印刷して木目板を製造する方法は開発されている(特許文献1及び2参照)。
特開2005−305728号公報 特開2005−319622号公報
特許文献1は、MDFからなる基板の表面に下地塗料を塗布する下塗工程と、下地塗料を塗布している基板の表面を局部的に押圧して、下地塗料と基板に木目の凹凸模様を設けるエンボス工程と、エンボス工程で木目の凹凸模様を設けている下地塗料の表面に木目模様を印刷するプリント工程と、プリント工程で木目模様が印刷され、エンボス工程で木目の凹凸模様が設けられた基板の表面に透明ないし半透明の仕上げ塗料を塗布する上塗工程とで木目模様の木目板を製造する。この木目板は、エンボス工程で基板の表面に無数の凹部模様を設けるので、この凹部模様によって、基板の表面には、天然木材に特有の筋状の導管を木目模様として設けることができる。しかしながら、この木目板の製造方法は、凹部模様の内側に塗料を塗布できないので、凹部模様を設けるにもかかわらず、見た目には凹部模様による立体的な木目模様として観察されない。このため天然木材に特有の導管による筋状の凹部模様を実現できず、高品質な木目模様とはならない欠点がある。
特許文献2は、木目板の表面に、エンボス加工による凹凸を設けることなく、見た目にはエンボス加工と同じように立体感のある木目模様を設けている。この製造方法は、基板に印刷した木目色柄の表面に、透明ないし半透明の紫外線硬化塗料からなる光沢層を設けて、この光沢層に紫外線を照射して紫外線硬化塗料を完全に硬化させることなく未硬化状態とすると共に、未硬化状態の光沢層の表面に、紫外線硬化塗料からなる艶消し層を木目柄に積層して、艶消し層と光沢層に紫外線を照射して両方を完全に硬化させて基板の表面に木目模様を設けている。この方法は、光沢層に艶消し層を設けることによって、この艶消し層を凹部のように見せて、エンボス加工と同じように、凹凸のある木目模様とする。この方法は、見た目には立体的な木目模様とすることはできるが、現実には天然木材に導管によってできる特有の筋状に凹部模様がなく、天然木材に特有の風合いはできず、高品質な木目模様とはならない。
本発明は、以上の欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、簡単かつ容易に、しかも天然木材に独特の導管に近似する導管状凹部のある天然木模様を設けて、天然木に匹敵する高品質な木目模様の木目板の製造方法を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明は、基板の表面に木目模様を設けている木目板の製造方法であって、基板の表面に下地塗料を塗布する下塗工程と、下塗工程で下地塗料を塗布してなる基板表面に成形ロールを押圧して、この成形ロール表面に設けている無数の微少凸部でもって基板表面を局部的に押し潰して無数の導管状凹部のある天然木模様を設けるエンボス工程とで木目板を製造する。さらに、以上の製造方法は、エンボス工程において、成形ロール表面に設けている無数の微少凸部の表面に液状ないしペースト状の転写塗料を塗布し、転写塗料の塗布された微少凸部で基板表面を局部的に押し潰して無数の導管状凹部を設けると共に、押し潰して設けられた導管状凹部の内面に転写塗料を転写して天然木模様を設ける。
さらに、エンボス工程において、微少凸部は、導管状凹部にあった基板と下地塗料の一部を導管状凹部の表面側に突出させて、導管状凹部の開口縁に沿う突出部を形成し、さらに微少凸部の表面に塗布された転写塗料を、微少凸部と導管状凹部の間から基板の表面に押し出して、導管状凹部の開口縁に沿って、基板と下地塗料と転写塗料からなる突出部を形成する。
以上の製造方法は、成形ロールの微少凸部で基板表面を局部的に押し潰して、天然木の表面にある導管に近似する導管状凹部を設けて天然木模様を立体的に設け、さらに、この微少凸部に転写塗料を塗布して導管状凹部の内面に転写塗料を塗布して木目の立体模様を設けるので、天然木に匹敵する高品質な立体的な木目模様の木目板を、簡単かつ容易に、しかも低コストに能率よく多量生産できる特徴がある。とくに、以上の製造方法は、エンボス工程で天然木材の導管に近似する導管状凹部を成形ロールの微少凸部で立体的に成形し、さらに、この導管状凹部を成形する微少凸部の表面に塗布している転写塗料を導管状凹部の内面に転写して、導管状凹部を立体的に設けるので、天然木の表面に匹敵する木目模様を立体的に設けることができる。さらに、天然木に匹敵する高品質な木目模様の木目板を、極めて効率よく、しかも、くっきりと綺麗な木目模様として設けることができる。
さらに、以上の製造方法は、成形ロール表面に設けている微少凸部を大きく高くして、基板表面に深くて大きい導管状凹部を成形し、さらに、導管状凹部の周縁に突出部を設けて立体感のある天然木模様を成形できる。突出部は、基板表面に微少凸部が押し込まれて導管状凹部を成形することで、導管状凹部の基板や下地塗料の一部が表面に押し出されて成形される。さらに、微少凸部は、表面に液状ないしペースト状の転写塗料を塗布して基板表面に押し込まれるので、転写塗料は導管状凹部の内面に転写されると共に、余剰の転写塗料は微少凸部と導管状凹部の内面に挟まれて表面に押し出されて突出部とすることができる。突出部は、微少凸部を大きく高くし、さらに、表面に転写塗料を厚く塗布して、より高く突出できる。以上の方法で、微少凹部の開口部の周縁に突出部を高く設けることは、基板表面の立体感を増して、より高級な天然木模様とすることに効果がある。微細な立体的な凹凸のある基板表面は、その表面に木目模様をプリントし、また透明の表面塗料を塗布する状態としても、より天然木に近い木目模様を実現する。
本発明の木目板の製造方法は、エンボス工程の前工程又は後工程において、基板表面に木目塗料で木目模様を印刷するプリント工程を設けることができる。この木目板の製造方法は、導管状凹部を設けて立体模様を設けることに加えて、木目模様を印刷してより天然木に近い木目模様にできる特徴がある。
本発明の木目板の製造方法は、エンボス工程で、ロール表面からの突出高さを高さを0.2mm以上とする無数の前記微少凸部のある前記成形ロールを基板表面に押圧して、微少凸部で基板表面を局部的に押し潰してに導管状凹部を設けることができる。この方法で製造される木目板は、導管状凹部を深く成形して、より天然木に近似する立体模様にできる特徴がある。
本発明の木目板の製造方法は、エンボス工程において、成形ロールの表面に押圧しながら回転する表面弾性の転写ロールに転写塗料を塗布し、この転写ロールを成形ロールの表面に押圧させながら回転して、塗布ロールの転写塗料を成形ロールの微少凸部表面に供給する。
以上の製造方法は、表面弾性の転写ロールを成形ロールの表面に押圧させながら回転して、成形ロールの微少凸部に転写塗料を供給する。この状態で転写ロールから成形ロールの表面に転写塗料を供給すると、転写ロールが成形ロールに押圧する状態では、転写ロール表面の弾性層が弾性変形し、微少凸部は転写ロール表面の弾性層に食い込む状態となる。この状態で、成形ロールの表面から立体的に突出している微少凸部は、表面の広い面積で転写ロールの弾性層に接触する。すなわち、立体的に突出している微少凸部は、広い面積で転写ロールの表面に面接触状態に接触する。仮に表面弾性でない転写ロールが成形ロールに押圧されると、転写ロールは表面が弾性変形しないので押し付けられても微少凸部は表面から食い込むことはなく、転写ロールと微少凸部とは点接触状態となる。このため、微少凸部の表面には広い面積で転写塗料が塗布されず、微少凸部で成形される導管状凹部の内面にも広い面積で転写塗料を塗布できない。これに対して、以上の方法は、表面弾性の転写ローラを成形ロールに押圧するので、微少凸部は転写ロール表面の弾性層に食い込んで、面接触状態となり、微少凸部の表面には広い面積で転写塗料が塗布される。この微少凸部で成形される導管状凹部は、成形される工程で同時に、内面に広い面積で転写塗料が塗布されて、綺麗な木目模様となる。
本発明の木目板の製造方法は、基板にMDFを使用することができる。
本発明の木目板の製造方法は、微少凸部を成形ロールの回転方向に延びる細長い線状として、この微少凸部を基板表面に押圧させて天然木の導管模様の凹部模様を設けることができる。
本発明の木目板の製造方法は、転写塗料に木目塗料よりも暗色の塗料を使用することができる。
本発明の一実施例にかかる木目板の製造方法のエンボス工程を示す概略図である。 図1に示すエンボス工程において導管状凹部を形成する状態を示す拡大断面図であって、図1のII−II線断面に相当する図である。
以下、本発明の実施例を説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための木目板の製造方法を例示するものであって、本発明は木目板の製造方法を以下の方法に特定しない。さらに、この明細書は、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
本発明は、木目の立体模様を表面に設けている木目板を製造する。本発明の製造方法は、基板の表面に下地塗料を塗布する下塗工程と、下塗工程で下地塗料を塗布している基板表面に成形ロールを押圧して、この成形ロールの表面に設けている無数の微少凸部で基板表面を局部的に押圧して、基板表面に微少凸部で成形された凹部のある木目の立体模様を設けるエンボス工程とからなる。さらに、本発明の製造方法は、好ましくは、エンボス工程の後工程又は前工程のプリント工程で、基板表面に木目塗料の木目模様を印刷する。
基板は、表面に成形ロールを押し付けて凹部を成形できる板材、好ましくはMDFを使用する。MDFは製造コストが安くて充分な強度がある。ただ、基板にはMDFに代わって、成形ロールで凹部を成形して立体模様にできる他の全ての板材、たとえば、合板なども使用できる。
下塗工程は、木目模様を綺麗に印刷するために、基板の表面に下地塗料を塗布する。下地塗料は基板の表面を平滑にする。さらに、基板の表面を木目模様の印刷に最適なベースカラーに着色する。下塗工程は、基板の表面にシーラーを塗布し、このシーラーを基板の表面に含浸させる第1下塗工程と、シーラーの表面に紫外線硬化塗料を塗布する第2下塗工程と、さらに紫外線硬化塗料の表面にベースカラー塗料を塗布して基板+をベースカラーに着色する第3下塗工程とからなる。
第1下塗工程は、下地塗料を基板に剥離しないように付着させる。この工程に使用されるシーラーは、基板の表面に含浸されて、下地塗料をしっかりと基板に付着させる。シーラーは、粘度が低いポリエステル系、あるいはウレタン系等の液体塗料で、基板の微細な空隙に浸透して基板にしっかりと付着される。
第2下塗工程の紫外線硬化塗料は、ウレタン系の塗料で紫外線を照射して速やかに硬化される。この紫外線硬化塗料は下地塗料を強靭な層にする。この紫外線硬化塗料は着色されず、次の第3下塗工程で塗布されるベースカラー塗料をシーラー層にしっかりと接合させる。第2下塗工程で塗布された紫外線硬化塗料は、照射される紫外線で硬化された後、表面をブラシサンダーで研磨する。
第3下塗工程のベースカラー塗料は、木目模様のベースカラーに着色するもので、基板の表面を、プリント工程で印刷される木目の夏目色よりも白色に近い色に着色する。ベースカラー塗料は、下地をほぼ完全に隠蔽して、基板の表面全面を均一でむらのない色に着色する。さらに、下塗工程は、第3下塗工程でベースカラー塗料を塗布し、ベースカラー塗料を硬化させた後、さらにその表面に紫外線硬化塗料を塗布する。紫外線硬化塗料を紫外線で硬化させた後、サンダーで全面を均一に研磨する。
プリント工程は、下地塗料の塗布された基板の表面に木目塗料で木目模様を印刷する。このプリント工程において、下地塗料の上に木目模様を印刷する。木目模様は、種々の天然木の木目柄と同じ色と模様である。
プリント工程の後、エンボス工程で基板の表面を局部的に押圧して、下地塗料を塗布している基板の表面に木目の立体模様を設ける。ただし、エンボス工程は、プリント工程の前工程とすることもできる。エンボス工程をプリント工程の前工程とする方法は、木目模様を印刷していない基板にエンボス工程で木目の立体模様を設けて、木目の立体模様を設けた下地塗料の表面に、次のプリント工程で木目模様を印刷する。
エンボス工程は、図1のエンボス装置10で基板1の表面に、天然木の導管模様に匹敵する導管状凹部11を設ける。この図に示すエンボス装置10は、基板1の表面に押圧されて回転する成形ロール2と、この成形ロール2の表面に設けている無数の微少凸部12に転写塗料6を塗布する転写ロール3と、この転写ロール3に転写塗料6を供給する供給ロール4と、供給ロール4に供給する転写塗料6を蓄える塗料槽5とを備える。エンボス工程は、成形ロール2の微少凸部12に、木目の立体模様の凹部に塗布する転写塗料6を塗布して、成形ロール2を基板表面に押圧し、微少凸部12が基板表面を局部的に押し潰して導管状凹部11を設けて木目の立体模様を成形する。さらに、微少凸部12の表面に塗布している転写塗料6は、導管状凹部11の内面に転写される。転写塗料6は、木目塗料13と異なる色であって、好ましくは木目塗料13よりも暗色の塗料を使用する。導管状凹部11の内面を周囲よりも暗色に着色することで、導管状凹部11をより深みのある立体模様にできる。
さらに、このエンボス工程では、図2に示すように、基板表面を局部的に押し潰して導管状凹部11を成形する微少凸部12によって、導管状凹部11の開口縁部を表面側に突出させて、導管状凹部11の開口縁に沿う突出部14を形成する。図2に示すように、成形ロール2の表面に設けた微少凸部12を基板表面に押圧すると、基板表面は局部的に押し潰されて溝状の導管状凹部11が成形される。この工程において、微少凸部12を基板1の表面に圧入して、導管状凹部11の外周縁に突出部14を設けることができる。突出部14は、導管状凹部11にあった基板や下地塗料の一部が表面側に押し出されてできるので、微少凸部12の大きさや高さ、さらに下地塗料の物性などで突出高さをコントロールできる。微少凸部12を多く、高くして突出部14を高くできる。さらに、突出部14は、転写塗料6の塗布量によっても調整できる。それは、微少凸部12の表面に塗布された液状ないしペースト状の転写塗料6が、微少凸部12を基板1に圧入して、導管状凹部11を成形する工程で、微少凸部12と導管状凹部11の間から基板1の表面に押し出されるからである。転写塗料6は、突出部14の表面に押し出されて、突出部14を高くするので、微少凸部12の表面に多量の転写塗料6を塗布して、突出部14を高くし、より立体感のある天然木模様にできる。さらに、突出部14は突出量や幅、形状等がランダムになって、より天然木に近い自然な立体模様となる。
図1のエンボス装置10は、塗料槽5の転写塗料6が供給ロール4から転写ロール3に、転写ロール3から成形ロール2に設けている微少凸部12の表面に供給される。したがって、供給ロール4と転写ロール3は図の矢印で示すように接触面を同じ方向で同じ周速として回転される。また、転写ロール3と成形ロール2も矢印で示すように接触面を同じ方向で同じ速度で回転される。転写ロール3は供給ロール4から供給される余分の転写塗料6を掻き取るスクレーパ7を設けている。
転写ロール3は、表面に弾性層8を設けている表面弾性のローラで、成形ロール2に押圧されて、成形ロール2の微少凸部12の表面に転写塗料6を塗布する。転写ロール3は弾性層8を弾性変形させて、微少凸部12の表面に接触して転写塗料6を転写する。この転写ロール3は、金属ロール9の表面にゴム状弾性体からなる弾性層8を積層している。転写ロール3の表面の弾性層8は、成形ロール2が押し付けられて同じ周速で回転される状態で、微少凸部12が押し込まれて微少凸部12の表面に接触する弾性に調整される。弾性層8は、天然又は合成ゴム、あるいは連続気泡を有する軟質のプラスチック発泡体を使用できる。連続気泡を有するプラスチック発泡体の弾性層8は、多量の転写塗料を無数の気泡に含浸して成形ロール2に転写できるので、多量の転写塗料2を導管状凹部の内面に塗布し、また、余剰の転写塗料2を導管状凹部の開口縁に突出して、立体模様をより明瞭にできる。
成形ロール2は、回転しながら基板1の表面に押し付けられ、微少凸部12が基板表面を局部的に押し潰して導管状凹部11を設ける。成形ロール2は、表面に無数の微少凸部12を、表面から突出して設けている。微少凸部12は基板表面を局部的に押し潰して導管状凹部を成形するので、突出高を大きくして、基板表面に深い導管状凹部を設けることができるので、たとえば、突出高を0.2mm以上とし、好ましくは0.3mm以上とする。微少凸部12は、円柱状の成形ロール2の回転方向に延びる細長い線状で、この微少凸部12が基板表面に押圧されて天然木の導管模様の凹部模様を設ける。この成形ロール2で成形される導管状凹部11は、回転する成形ロール2で移送される基板1の移送方向に延びるように設けられる。ただ、成形ロールは、微少凸部を回転軸の方向に延びるように設けることもできる。この成形ロールは、基板の移送方向と直交する方向に延びる導管状凹部を設ける。
成形ロール2は、同じ周速で回転する転写ロール3に押圧されながら回転して、微少凸部12の表面に転写塗料6を供給する。微少凸部12の表面に転写塗料6を塗布している成形ロール2が基板1の表面に押圧されながら回転すると、基板1は微少凸部12で表面の一部が局部的に押し潰されて、天然木の導管に近似する導管状凹部11が成形される。微少凸部12は表面に転写塗料6を塗布しているので、微少凸部12で押し潰されて成形された導管状凹部11は、内面に転写塗料6が転写される。基板1は、前工程のプリント工程において、木目塗料をプリントして木目模様を設けている。プリント工程は平面的な木目模様をプリントするが、エンボス工程は天然木の導管模様に匹敵する立体的な木目模様を設け、さらに立体的な木目模様となる導管状凹部11の内面は、木目塗料とは異なる転写塗料6が塗布される。本発明の木目板の製造方法は、プリント工程で平面的な木目模様をプリントし、エンボス工程では天然木の導管模様に匹敵する立体的な木目模様を設ける。
プリント工程の後工程のエンボス工程は、木目塗料で木目模様のプリントされた基板1の表面に、天然木の導管模様に近似する立体的な木目模様を設ける。エンボス工程をプリント工程の後工程とする製造方法は、図1の一部拡大図に示すように、エンボス工程に使用する成形ロール2に、微少凸部12の表面にのみ転写塗料6を塗布し、成形ロール2の円筒表面2Aには転写塗料6を塗布しない。円筒表面2Aに転写塗料6を塗布して、転写塗料6が基板1の表面に転写されると、先にプリントしている木目塗料13の木目模様がマスクされるからである。ただ、成形ロールの円筒表面を基板の表面に接触させることなく微少凸部を基板の表面に押圧して、導管状凹部を成形する方法は、円筒表面に転写塗料を塗布することもできる。
成形ロール2は、平滑な円筒表面2Aに微少凸部12を突出して設けているので、円筒表面2Aに転写塗料6を塗布することなく基板1の表面に押圧し、あるいは、円筒表面2Aに転写塗料6を塗布して、円筒表面2Aを基板1の表面に接触させない状態で、基板1の表面に押圧して、プリント工程でプリントしている木目模様をマスクすることなく、導管状凹部11を成形することができる。
すなわち、プリント工程の後工程のエンボス工程は、円筒表面2Aを基板表面に接触させる方法と、円筒表面2Aを基板表面に接触させることなく、微少凸部12で導管状凹部11を成形する方法とがある。転写塗料6の塗布されない円筒表面2Aを基板表面に接触させる成形ロール2は、微少凸部12の全体を基板表面に食い込むように押し付けて凹部を成形できるので、簡単に基板表面に導管状凹部11を設けて立体模様に成形できる。円筒表面2Aを基板1の表面に接触させない成形ロール2は、微少凸部12の高さを、成形する導管状凹部11の深さよりも高くして、微少凸部12の一部を基板表面に押し込んで導管状凹部11を成形することで、円筒表面2Aに転写塗料6を塗布しながら、この転写塗料6を基板1の表面に転写しないようにできる。
エンボス工程をプリント工程の前工程とする方法は、成形ロール2の円筒表面2Aと微少凸部12の両面に転写塗料6を塗布して、基板1の表面に押圧して、内面に転写塗料6を転写して導管状凹部11を設ける。このエンボス工程で導管状凹部11の成形された基板1は、全面に転写塗料6が塗布されているが、後工程のプリント工程において、導管状凹部11を除く基板1の平面部に木目塗料13で木目模様がプリントされる。木目塗料13の木目模様は平面部にのみ印刷されるので、エンボス工程で成形された導管状凹部11には木目塗料13が塗布されない。したがって、この方法で製造された木目板は、平面部に木目塗料13で木目模様がプリントされ、導管状凹部11の内面には転写塗料6が転写される。プリント工程をエンボス工程の後工程とする方法は、エンボス工程で導管状凹部11の成形された基板1の平面部、すなわち導管状凹部11を除く部分に木目塗料で木目模様がプリントされるので、エンボス工程においては、平面部に転写塗料6を塗布し、あるいは塗布しないで導管状凹部11を成形することができる。
図示しないが、成形ロールは、円筒表面に木目塗料を塗布し、微少凸部の表面には転写塗料を塗布し、これを基板表面に押圧して、円筒表面に木目模様をプリントしながら、導管状凹部を設けてその内面に転写塗料を塗布することができる。この方法は1工程で、木目模様をプリントしながら、導管状凹部を設けてその内面に転写塗料を塗布できる。この方法に使用される成形ロールは、最初に表面に木目塗料を転写し、その後、転写塗料を塗布する転写ロールを微少凸部の表面にのみ接触して転写塗料を塗布する。木目塗料を成形ロールに転写するには、表面弾性の木目模様転写ロールを成形ロールの表面に押圧して、木目模様転写ロールから木目塗料を転写する。成形ロールに押圧される木目模様転写ロールは、表面の弾性層に微少凸部を食い込ませるように変形して、木目塗料を転写する。木目模様転写ロールに木目塗料を塗布するには、木目塗料を木目模様に塗布している原盤ロールを木目模様転写ロールに接触させる。
以上の工程で木目の立体模様が設けられた基板1の表面には、上塗工程で仕上げ塗料を塗布することができる。上塗工程は、プリント工程で木目模様を印刷し、エンボス工程で導管模様の立体的な導管状凹部11が設けられた基板1の表面に、透明ないし半透明の仕上げ塗料を塗布する。上塗工程は、ロールコーターで第1仕上げ塗料を塗布する第1上塗工程と、第1上塗工程で塗布された第1仕上げ塗料の表面に、紫外線硬化塗料を塗布する第2上塗工程とで、仕上げ塗料を塗布する。
以下の工程で、机の天板を製造する。
[下塗工程]
(1)第1下塗工程
表面を平面状とするMDFの基板表面に、第1下塗工程として、ロールコーター機でもって、サンディングシーラーを塗布する。
(2)サンディングシーラーを硬化させた後、第2下塗工程として、紫外線硬化塗料を塗布する。この紫外線硬化塗料は、紫外線を照射して硬化させる。紫外線硬化塗料を硬化させた後、ブラシサンダー機で表面を研磨して表面を平滑面とする。
(3)その後、最後に第3下塗工程として、フローローター機でもってベースカラー塗料を厚く塗布して、下地をほぼ完全に隠蔽して、基板の表面を淡い茶色に着色する。
(4)ベースカラー塗料を硬化させた後、さらにその表面に紫外線硬化塗料を塗布し、これに紫外線を照射して硬化させる。紫外線硬化塗料が硬化した後、ワイドサンダーで表面を平滑面に研磨する。
[プリント工程]
平滑面である下地塗料の表面に、木目塗料で木目模様を印刷する。木目模様は、表面に木目塗料のインクを付着しているローラーを基板の表面に押圧して印刷される。
[エンボス工程]
木目塗料13の木目模様を乾燥させた後、図1に示すように、基板1の表面に成形ロール2を押し付けながら基板1を移送して、内面に転写塗料6を塗布している導管状凹部11を設ける。この工程は、導管状凹部11を形成する無数の微少凸部12を表面に設けている成形ロール2を、基板1の表面に押し付けて、導管模様に匹敵する立体的な導管状凹部11を設けて、木目板の表面に立体的な導管模様に匹敵する導管状凹部11を成形する。さらに、基板表面を局部的に押し潰して導管状凹部11を成形する微少凸部12は、図2に示すように、導管状凹部11の開口縁部を表面側に突出させて、導管状凹部11の開口縁に沿う突出部14を形成する。これにより、基板表面には、無数の導管状凹部11と突出部14とからなる凹凸による立体模様が形成される。成形ロール2は、基板1の表面を押圧する状態で転動して、基板1の表面に導管状凹部11と突出部14を形成する。成形ロール2は、木目塗料13を印刷している基板1の平滑面には転写塗料6を塗布することなく、導管状凹部11の内面と突出部14に転写塗料6を塗布する。
[上塗工程]
木目模様が印刷され、さらに木目の凹凸模様が設けられた基板の表面に、仕上げ塗料を塗布する。仕上げ塗料は、導管状凹部による凹凸を失わないように、薄く塗布される。仕上げ塗料は、スプレーガンで透明塗料を塗布する第1上塗工程と、この上に紫外線硬化塗料を塗布する第2上塗工程とで塗布される。第1上塗工程においては、ウレタン系あるいはポリエステル系、あるいはアクリル系の塗料が塗布される。この塗料を硬化させた後、ウレタン系の紫外線硬化塗料が塗布される。
以上の工程で、立体的な木目柄からなる天然木に近似する木目模様を表面に設けている机の天板に使用する木目板が製造される。
以下の工程で、机の天板を製造する。
[下塗工程]
(1)第1下塗工程
基板であるMDFの表面に、第1下塗工程として、ロールコーター機でもって、サンディングシーラーを塗布する。
(2)サンディングシーラーを硬化させた後、第2下塗工程として、紫外線硬化塗料を塗布する。この紫外線硬化塗料は、紫外線を照射して硬化させる。紫外線硬化塗料を硬化させた後、ブラシサンダー機で表面を研磨して平滑面とする。
(3)その後、最後に第3下塗工程として、フローローター機でもってベースカラー塗料を厚く塗布して、下地をほぼ完全に隠蔽して、基板の表面を淡い茶色に着色する。
(4)ベースカラー塗料を硬化させた後、さらにその表面に紫外線硬化塗料を塗布し、これに紫外線を照射して硬化させる。紫外線硬化塗料が硬化した後、ワイドサンダーで表面を研磨してさらに平滑面とする。
[エンボス工程]
下地塗料を完全に硬化させた後、基板1の表面に成形ロール2を押し付けて導管模様に近似する導管状凹部11を成形する。この工程は、導管模様を形成する無数の微少凸部12を表面に設けている成形ロール2を、基板1の表面に押し付けて、導管模様に匹敵する導管状凹部11を成形して微少凸部12の内面に転写塗料6を塗布する。さらに、基板表面を局部的に押し潰して導管状凹部11を成形する微少凸部12は、図2に示すように、導管状凹部11の開口縁部を表面側に突出させて、導管状凹部11の開口縁に沿う突出部14を形成する。これにより、基板表面には、無数の導管状凹部11と突出部14とからなる凹凸による立体模様が形成される。成形ロール2は、基板1の表面を押圧する状態で転動して、基板1の表面に導管状凹部11と突出部14を設けると共に、導管状凹部11の内面と突出部14に転写塗料6を塗布する。この工程は、導管状凹部11の内面と平滑面の両方に転写塗料6を塗布することもできる。それは、次のプリント工程で平滑面にのみ木目塗料を塗布して、木目模様をプリントするからである。
[プリント工程]
エンボス工程で導管状凹部11の設けられた基板1の平滑面に、木目塗料13で木目模様をプリントする。木目模様は、表面に木目塗料13を付着しているローラーを基板の表面に押圧して印刷される。
[上塗工程]
内面に転写塗料6を転写している導管状凹部11が設けられ、さらに平面部に木目塗料13で木目模様の印刷された基板の表面に、仕上げ塗料を塗布する。仕上げ塗料は、スプレーガンで透明の塗料を塗布される第1上塗工程と、この上に紫外線硬化塗料を塗布する第2上塗工程とで下地塗料の表面に塗布される。第1上塗工程においては、ウレタン系あるいはポリエステル系、あるいはアクリル系の塗料が塗布される。この塗料を硬化させた後、ウレタン系の紫外線硬化塗料が塗布される。
以上の工程によっても、立体的な凹凸と木目柄からなる綺麗な木目模様を表面に設けている机の天板に使用する木目板が製造される。
以上の実施例は、エンボス工程とプリント工程とで木目板を製造するので、より天然木に近い木目模様の木目板を製造できるが、本発明は、プリント工程を省略して、エンボス工程で導管状凹部を設けて天然木に近い木目模様の木目板を製造することもできる。
本発明の木目板の製造方法は、表面に木目模様を印刷してなる木目板であって、机の天板やベッドの装飾板等の家具に使用される木目板の製造に好適に採用できる。
1…基板
2…成形ロール
2A…円筒表面
3…転写ロール
4…供給ロール
5…塗料槽
6…転写塗料
7…スクレーパ
8…弾性層
9…金属ロール
10…エンボス装置
11…導管状凹部
12…微少凸部
13…木目塗料
14…突出部

Claims (6)

  1. 基板の表面に木目模様を設けてなる木目板の製造方法であって、
    基板の表面に下地塗料を塗布する下塗工程と、
    前記下塗工程で前記下地塗料を塗布してなる基板表面に成形ロールを押圧して、この成形ロール表面に設けている無数の微少凸部でもって基板表面を局部的に押し潰して無数の導管状凹部のある天然木模様を設けるエンボス工程とからなり、
    前記エンボス工程において、前記成形ロール表面に設けている無数の前記微少凸部の表面に、液状ないしペースト状の転写塗料を塗布し、転写塗料の塗布された前記微少凸部で前記基板表面を局部的に押し潰して無数の前記導管状凹部を設けると共に、押し潰して設けられた導管状凹部の内面に前記転写塗料を転写して天然木模様を設け、
    さらに、前記エンボス工程において、前記成形ロールの表面に押圧しながら回転する表面弾性の転写ロールに前記転写塗料を塗布し、この転写ロールを前記成形ロールの表面に押圧させながら回転して、前記転写ロールの転写塗料を前記微少凸部の表面に供給し、
    表面に転写塗料の供給された前記微少凸部で前記導管状凹部を成形して前記導管状凹部の内面に前記転写塗料を転写すると共に、
    前記微少凸部によって、前記導管状凹部にあった前記基板と前記下地塗料の一部を前記導管状凹部の表面側に突出させて、前記導管状凹部の開口縁に沿う突出部を形成すると共に、
    前記微少凸部の表面に塗布された転写塗料を、前記微少凸部と前記導管状凹部の間から基板の表面に押し出して、前記導管状凹部の開口縁に沿って、前記基板と前記下地塗料と前記転写塗料からなる前記突出部を形成することを特徴とする木目板の製造方法。
  2. 請求項1に記載される木目板の製造方法であって、
    前記エンボス工程の前工程又は後工程において、前記基板表面に木目塗料で木目模様を印刷するプリント工程を設けてなることを特徴とする木目板の製造方法。
  3. 請求項1に記載される木目板の製造方法であって、
    前記エンボス工程で、ロール表面からの突出高さを高さを0.2mm以上とする無数の前記微少凸部のある前記成形ロールを前記基板表面に押圧して、前記微少凸部で前記基板表面に導管状凹部を設ける木目板の製造方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載される木目板の製造方法であって、
    前記基板にMDFを使用することを特徴とする木目板の製造方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載される木目板の製造方法であって、
    前記微少凸部が前記成形ロールの回転方向に延びる細長い線状で、この微少凸部が前記基板表面を局部的に押し潰して天然木の導管模様の凹部模様を設けることを特徴とする木目板の製造方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載される木目板の製造方法であって、
    前記転写塗料に前記木目塗料よりも暗色の塗料を使用することを特徴とする木目板の製造方法。
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