JP6229122B2 - 連結部材及びそれを備えた連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、短尺なレール部材を連結して長尺なレールを形成するのに有用な連結部材及びそれを備えた連結構造に関する。
隣接する部材を連結するため、種々の連結部材が利用されている。例えば、ブラケットを用いて、レール部材を取り付けることが知られている。しかし、ブラケットはレール部材の長手方向に間隔をおいて取り付けられるため、通常、隣接するレール部材を接続して延長することは困難である。
一方、一対の部材を回動可能に連結するため、枢支軸としての連結ピンが利用されている。また、特開平8−26020号公報(特許文献1)には、トラックなどの車両において、ロープのフック(金具)を掛け止めるラッシングレール(長尺金属板)の取付装置に関し、ラッシングレールの上下両端部のうち少なくとも一方に外方へ突出した凸部と、内方に突出した凸部とを縦方向に隣接しかつ対向させて形成し、これらの凸部の対向部に連結ピン嵌込み用溝を形成して貫通孔20を形成し、この貫通孔の全長のうち少なくとも前後両端部に連結ピンを挿入することにより、作業性がよくラッシングレールを取付けることが記載されている。しかし、このような形態は、連結ピンにより、レール部材を長手方向に延長するものではない。
ランナーなどが走行可能なレール部材を配設するため、上部壁に取り付け可能な連結部材が利用されている。例えば、特開2013−135831号公報(特許文献2)及び特開2013−81747号公報(特許文献3)には、隣接するレール部材の連結孔(又は連結凹部)に、連結棒状体(ジョイントピンなど)を装着することにより、隣接するレール部材を長手方向に連結して延長可能であることが記載されている。これらの文献に記載の前記連結棒状体を用いると、レール部材を位置決めしつつ連結できる。しかし、連結棒状体の直径が連結孔の内径よりも小さいと、連結孔への装着は容易であっても、隣接するレール部材が互いに変位し、強固に連結できない。一方、連結棒状体の直径が連結孔の内径と同じであれば連結孔への装着が困難となる。
さらに、レール部材は、通常、積み重ねて保管及び輸送されるものの、長尺であり、かつ重量が大きい。そのため、大きな保管及び輸送スペースが必要となるとともに、保管及び輸送コストも増大する。
特開平8−26020号公報([0001][0007]、図1) 特開2013−135831号公報([0072]、図5) 特開2013−81747号公報([0045]、図4)
従って、本発明の目的は、短尺なレール部材を簡便かつ確実に連結して長尺なレールを形成できる連結部材(係合連結部材、連結ピン)及びそれを備えた連結構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、レール部材の保管及び輸送スペース並びに保管及び輸送コストを低減可能な連結部材及びそれを備えた連結構造を提供することにある。
本発明者は、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、レール部材を短尺にし、この短尺なレール部材の両側壁に被係合部(凹溝又は突条など)を形成するとともに、長手方向に延びる連結孔を形成し、壁部に取り付け可能な係合連結部材(挟持又は挟圧連結部材)の一方の端部で第1の被係合部を係合させ、他方の端部でネジ部材の進退動を利用して第2の被係合部と係合させると、レール部材の両端部を挟持又は把持状態で連結でき、隣接するレール部材を位置ズレさせることなく強固に連結できること;レール部材に長手方向に延びる連結孔を形成し、隣接するレール部材の連結孔に装着又は挿入する連結ピンとして、連結孔に挿入可能な外径を有する軸部の長手方向の中央域に、連結孔の内径よりも大きな外径の厚肉円筒部を形成し、この厚肉円筒部の周面に交差して刻設して交差溝部などを形成した連結ピン(連結棒体)を用いると、連結孔に対して軸部を装着又は挿入して交差溝部などの間の凸部を圧入すると、交差溝部間の凸部の頂部が圧潰し、隣接する短尺なレール部材を位置ズレすることなく確実かつ強固に連結できることを見いだし、本発明を完成した。
すなわち、本発明の係合連結部材は、両側壁に被係合部を有するレール部材を連結し、壁部(天井壁などの上部壁及び/又は側部壁)に対して取り付けるために用いられる。係合連結部材は、前記壁部に対して取り付け可能であり、かつ互いに隣接する短尺のレール部材(短尺な一対のレール部材)の連結域(所定長さの隣接域)に配設可能な板状取付部と;この板状取付部の幅方向の一方の端部で屈曲又は湾曲し、かつ前記レール部材の一方の側壁に形成された第1の被係合部(凹溝又は突条など)に係合可能な屈曲係合部と;前記板状取付部の幅方向の他方の端部に形成され、かつ前記レール部材の他方の側壁に形成された第2の被係合部(凹溝又は突条など)に対して、進退動により係合(及び/又は挟持)可能な進退動部材が装着可能な側部壁(例えば、螺合部材が進入可能な側部壁)とを備えている。このような係合連結部材は、前記進退動部材の前進動によりレール部材との係合のみならずレール部材を挟持又は挟圧可能であるため、挟持又は挟圧連結部材ということもできる。このような係合連結部材は、隣接するレール部材の連結域に配設されるため、通常、短尺であり、前記板状取付部の連結域又は隣接域を跨いだ形態で取り付けてもよい。
このような形態のレール部材は、隣接する短尺のレール部材を連結するため、係合連結部材としての連結ピン(又は連結棒体)により、互いに長手方向に連結可能な連結孔を備えていてもよい。また、連結ピン(又は連結棒体)は、所定長さの軸部(又は円筒状軸部)と、この軸部の両側部を残して軸方向の中央域に形成された厚肉円筒部と、この厚肉円筒部に互いに平行に又は交差して形成された溝部(螺旋状溝部など)とを備えていてもよい。
本発明は、長手方向に連結孔が形成された複数の短尺のレール部材を連結するための連結ピン(又は連結棒体)も包含する。この連結ピン(又は連結棒体)は、前記連結孔に挿入可能な所定長さの軸部(円筒状軸部など)と、この軸部の軸方向の中央域(両側部を残した中央領域)に形成され、前記連結孔の内径よりも大きな外径の厚肉円筒部と、この厚肉円筒部の周面に互いに平行に又は交差して刻設された溝部(例えば、斜め方向に溝が交差する螺旋状溝部など)とを備えている。このような連結ピン(又は連結棒体)において、溝部(又は螺旋状溝部)は、斜め方向に交差して前記軸部の外径以下の深さに螺旋状に形成してもよく、厚肉円筒部に四角錐状の突起部を隣接して形成してもよい。なお、溝は、前記連結孔の内径以下の深さで形成してもよい。
本発明は、レール部材の両側壁の被係合部に係合した形態で配設可能な係合連結部材(挟持又は挟圧連結部材)と;前記レール部材の長手方向に形成された連結孔に装着可能な連結ピン(又は連結棒体)とを備えた連結セット、並びに前記レール部材と係合連結部材と連結ピン(又は連結棒体)とを備えた連結構造も包含する。この連結セット及び連結構造において、前記係合連結部材は、隣接する短尺のレール部材の連結域に配設して前記被係合部と係合又は挟持可能な前記係合連結部材で構成してもよく、前記連結ピン(又は連結棒体)は、隣接する前記レール部材の連結孔に装着可能な前記連結ピン(又は連結棒体)で構成してもよい。
さらに、本発明は、隣接するレール部材を連結する方法(又は施工する方法)も包含する。この方法では、壁部に前記係合連結部材(挟持連結部材)を取り付け;この係合連結部材板状取付部を、端面を突き合わせ又は対峙させた状態で、隣接する短尺のレール部材の連結域に配設して、前記係合連結部材の屈曲係合部に、前記レール部材の第1の被係合部を係合させるとともに、前記レール部材の第2の被係合部に進退動部材を前進動させて係合させ;隣接するレール部材の連結孔に前記連結ピンの両側部をそれぞれ装着(又は圧入)することにより、隣接するレール部材を連結(又は施工)できる。
なお、本明細書において、係合連結部材(又は挟持連結部材)と連結ピンとがそれぞれ連結手段として機能するため、単に「連結部材」と総称する場合がある。また、連結ピンは、細長い形態に限らず棒状体も含む意味に用いる。
本発明では、係合連結部材(挟持又は挟圧連結部材)の係合及び挟持機構及び進退動を伴う係合機構を利用するため、短尺なレール部材を簡便かつ確実に整然と連結でき、短尺なレール部材を延長して長尺なレールを形成できる。また、所定の連結ピンを利用するため、短尺なレール部材を位置ズレすることなく整然と確実かつ強固に連結できる。さらに、前記係合連結部材及び連結ピンを利用して、簡便かつ強固にレール部材の連結構造を形成でき、レール部材を整然と連結又は施工できる。さらには、レール部材の長さを短くして(短尺にして)保管及び輸送できるため、小さなスペースで保管及び輸送でき、輸送コストを大きく低減できる。
図1は本発明の連結構造の一例を示す概略分解斜視図である。 図2は図1の連結構造を形成する方法を説明するための概略図である。 図3は図1の連結ピンを示す概略図である。 図4は図1の連結ピンの螺旋状交差溝部を示す拡大部分概略斜視図である。 図5は本発明の連結構造の他の例を示す概略分解斜視図である。 図6は本発明の連結構造のさらに他の例を示す概略分解斜視図である。 図7は連結ピンの他の例を示す概略図である。 図8は図7の連結ピンを示す概略側面図である。 図9は本発明の連結構造の別の例を示す概略分解斜視図である。
図1〜図4に示す例において、レール部材1a,1bは短尺であり、金属の押し出し加工(又はアルミニウムの押し出し成形)により左右対称な断面形状に形成されている。すなわち、短尺なレール部材1a,1bは、板状上部壁2と、この板状上部壁の両端部から延びる両側壁3a,3bと、この両側壁の上部に長手方向に沿って凹設され断面コ字状の凹溝4a,4bと、この凹溝により両側壁3a,3bの上端部に形成された突条5a,5bとを備えており、凹溝4a,4bと突条5a,5bとで被係合部を形成している。また、両側壁3a,3bの下端部はそれぞれ内側に屈曲してランナーが走行可能な走行部を形成している。すなわち、両側壁3a,3bの下端部からそれぞれ内側に屈曲し、所定間隔をおいて延びる屈曲底部壁6a,6bと、この屈曲底部壁の先端部に形成され、ランナーの車輪が走行可能な走行壁7a,7bと、この走行壁に長手方向に延びて形成された連結孔8a,8bとを有している。なお、対向する一対の走行壁の間の空間は、ランナーの走行空間を形成し、走行壁7a,7bの上部壁(上面)はランナーの車輪と接触可能な走行路を形成しており、前記連結孔8a,8bは、両側壁3a,3b方向に向いて長手方向に沿って開口している。なお、板状上部壁2には、浅溝状の凹部が長手方向に形成され、板状上部壁2の内壁は、座繰り加工され、この座繰り部を利用して、ネジ部材17などの固定部材で上部壁に取り付け可能である。
このようなレール部材1a,1bを連結して壁部(上部壁、側部壁など)に取り付けるため、レール部材1a,1bの連結域(隣接域)に対応する長さの係合連結部材(長さの短い係合連結部材)11が利用されている。この係合連結部材11は、前記壁部に対して取り付け可能な板状取付部12と、この板状取付部の幅方向の一方の端部から鋭角にV字状に湾曲又は屈曲し、かつ前記レール部材1a,1bの一方の側壁の第1の凹溝4aに屈曲先端部が挿入して、第1の突条5aと係合可能な屈曲係合部13と、前記板状取付部12の幅方向の他方の端部から延びる側部壁14とを備えており、この側壁部の長手方向には、所定間隔をおいて複数の螺合部材(ネジ部材)15が進退動可能に螺合可能な螺合孔(雌ねじ部)16が形成されている。そのため、螺合部材(ネジ部材)15を側壁部14の螺合孔16に螺合することにより、前記レール部材1a,1bの他方の側壁に形成された第2の凹溝4bに対して螺合部材(ネジ部材)15を前進動させて第2の凹溝4bに進入又は嵌合させ、螺合部材(ネジ部材、ビス)15の軸部の先端部を第2の突条5bと係合可能である。さらに、螺合部材(ネジ部材、ビス)15の軸部と第2の突条5bとの係合に加え、螺合部材(ネジ部材)15の前進動により、レール部材1a,1bを挟持又は挟圧可能である。なお、側部壁14のうち螺合孔(雌ねじ部)16の周縁部は外方向に突出した押出部16aが形成され、この押出部に螺合孔(雌ねじ部)16が形成されている。
このような係合連結部材11では、ネジ部材17などの固定部材を用いて係合連結部材11の板状取付部12を上部壁に取り付け、互いに隣接する短尺なレール部材1a,1bの隣接域(連結域)をカバーした状態で、隣接域(連結域)に係合連結部材11の板状取付部12を位置させ又は配設し、係合連結部材11の屈曲係合部13にレール部材1a,1bの第1の凹溝4aを挿入して第1の突条5aと係合させ、係合連結部材11の側壁部14から螺合部材(ネジ部材)15を螺合させて螺合部材(ネジ部材)15の先端部(軸部)を第2の凹溝4bに進入させて、第2の突条5bと係合又は第2の凹溝4bを押圧することにより、短尺なレール部材1a,1bの隣接域(連結域)を位置ズレすることなく両側部から挟持(挟着)又は把持した形態で強固に連結できる。また、係合連結部材11の屈曲係合部13を第1の突条5aと係合させ、この係合部を基点としてレール部材1a,1bを板状取付部12の内壁(又は下面)に向けて回動させて螺合部材(ネジ部材)15を螺合して挟圧するという簡単な方法で、レール部材1a,1bをその隣接域(連結域)において確実に連結できる。その際、螺合部材15の先端部を側壁部14の内壁から突出させることなく、螺合部材15の先端部を螺合孔(雌ねじ部)16に螺合させても、外方向に突出した押出部16aで厚みを確保して螺合部材15を保持でき、螺合部材15の抜けを防止できる。そのため、螺合部材15の先端部を螺合孔(雌ねじ部)16内に止めた状態(側壁部14の内壁から突出していない仮止め状態)で、前記係合部を基点としてレール部材1a,1bを板状取付部12の内壁(又は下面)に回動しても、側壁部14が螺合部材15の先端部と接触することがない。従って、螺合部材15の先端部を螺合孔16内に螺合させた仮止め状態で、レール部材1a,1bを回動させて、螺合部材15をさらに螺合させて先端部を前進させることにより、係合連結部材11に対してレール部材1a,1bを円滑に装着できる。
さらに、前記連結孔8a,8bには、連結ピン21が装着又は圧入可能である。この連結ピン21は、連結孔8a,8bに挿入可能な所定長さの円筒状軸部22と、この円筒状軸部の軸方向の中央部域(両側部を余した中央部領域)に形成された厚肉円筒部23とを備えており、この厚肉円筒部の外径は、前記連結孔8a,8bの内径よりも大きく形成されている。そして、前記厚肉円筒部23の周面には、軸方向(長手方向)に対して斜め方向に交差した螺旋状の形態で、前記軸部22の外径よりも深く(又は連結孔8a,8bの内壁よりも深く)、断面V字状の溝部24が刻設され、交差溝部(螺旋状溝部)25を形成しており、この交差溝部(螺旋状溝部)では、前記溝部24の刻設により、四角錐状(又はピラミッド状)の突起部26が千鳥状に隣接して形成されている。
このような連結ピン21では、連結ピン21の両側部の軸部22を隣接するレール部材1a,1bの連結孔8a,8bにそれぞれ容易に挿入できるとともに、レール部材1a,1bの連結孔8a,8bに連結ピン11の厚肉円筒部(交差溝部又は螺旋状溝部)23を圧入すると、四角錐状の突起部26が圧潰し、隣接する短尺なレール部材1a,1bを位置ズレすることなく整然と緊密かつ強固に連結する。なお、連結ピン21の圧入は、慣用の方法、例えば、連結ピン11又はレール部材1a,1bの端部を金槌や木槌などの打撃部材で叩く方法などで行うことができる。
なお、本発明は、前記係合連結部材及び連結ピンがそれぞれ連結部材又は連結手段として機能するため、両側部に被係合部が形成されたレール部材;長手方向に連結孔が形成されたレール部材;両側部に被係合部が形成され、かつ長手方向に連結孔が形成されたレール部材のいずれかに適用できる。レール部材は左右対称構造である必要はなく、前記被係合部は、レール部材の両側壁の適所に形成できるが、通常、両側壁の上部に形成できる。被係合部は、凹溝(又は凹部)及び/又は突条(又は凸部)で形成してもよく、突条は、前記凹溝を形成することにより凹溝に隣接して形成できるが、凹溝を形成することなく、両側壁に側部外方向に突出させて形成してもよい。連結孔もレール部材の適所に形成でき、前記走行壁に限らず、屈曲底部壁、側部壁や板状上部壁などに形成してもよい。また、連結孔の断面形状も円形状に限らず、異形状(楕円形状、多角形状など)であってもよく、キー溝状などであってもよい。さらに、連結孔は、長手方向に沿って開口している必要はないが、連結ピンの圧入操作性を高めるため、長手方向に沿ってスリット状に開口し、この開口に隣接して湾曲又は屈曲した自由端状の湾曲又は屈曲壁を形成していてもよい。さらには、レール部材には1つの連結孔を形成してもよいが、複数の連結孔(例えば、2〜5、好ましくは2又は3程度の連結孔)を形成することにより、位置決めした状態で短尺なレール部材を整然と整列させて連結できる。
図5は本発明の他の例を示す概略断面図である。この例では、主にレール部材の構造が異なる点を除き、基本的には図1に示す例と同様の連結構造が示されている。すなわち、短尺なレール部材31a,31bは、スチールやステンレススチールなどの硬質で高強度の金属(金属鋼板の折り曲げ加工など)により左右対称な断面形状に形成され、前記と同様に、板状上部壁32の両端部から屈曲して延びる両側壁33a,33bと、この両側壁の上部に長手方向に沿って凹設され断面コ字状の凹溝34a,34b及び突条35a,35bと、両側壁33a,33bの下端部がそれぞれ内側に屈曲する屈曲底部壁36a,36bとを備えている。この屈曲底部壁36a,36bの先端部はさらに上部方向に延びて(起き上がって)外側方向に湾曲した(又は丸まった)湾曲壁で形成され、かつランナーの車輪が走行可能な走行壁37a,37bと、この走行壁の湾曲壁で形成された連結孔38a,38bとを有している。
このようなレール部材31でも、前記と同様の係合連結部材11及び連結ピン21で有効に連結できる。
さらに、前記金属で形成された長尺のレール部材を切断して短尺のレール部材31a,31bを製造すると、切断操作に伴って、一方のレール部材31aでは連結孔38a,38bの間隔が狭まり、他方のレール部材31bでは連結孔38a,38bの間隔で拡がってしまい、連結孔38a,38bの間隔が異なる短尺のレール部材31a,31bが生成する。例えば、切断操作に伴って、連結孔38a,38bの間隔が1〜1.5mm程度異なる一対の短尺のレール部材31a,31bが生じる。また、切断に伴って、連結孔38a,38bの形態が変形した短尺のレール部材が生成する場合がある。このようなレール部材31a,31bであっても、前記連結ピン21を連結孔38a,38bに装着又は圧入することにより、連結孔38a,38bの間隔や変形を矯正でき、位置ズレすることなく隣接する短尺なレール部材31a,31bを整然と連結できる。
レール部材は、係合連結部材との係合状態で係合連結部材により挟持又は挟着可能であれば、両側壁を備えている必要はない。図6は本発明の他の例を示す概略断面図である。
この例でも、主にレール部材の構造が異なる点を除き、基本的には図1に示す例と同様の連結構造が示されている。すなわち、短尺なレール部材41a,41bは、金属の押し出し加工(又はアルミニウムの押し出し成形)により左右対称な断面I字状の形態に形成されている。このレール部材41a,41bは、板状支軸部42と、この板状支軸部42の上下両端部からそれぞれ側方へ延出し、被係合部としての延出係合部(突出係合部)43a,43b,44a,44bと、前記板状支軸部42の上下端部に形成された連結孔45a,45bとを備えている。なお、前記延出係合部43a,43b,44a,44bの基部は厚肉に形成して補強され、係合連結部材51の係合屈曲部53との係合強度を高めるため、上部の延出係合部43a,43bの下部壁の先端部は、下方向に突出又は膨出し、下部の延出係合部44a,44bの上部壁の先端部は、上方向に突出又は膨出し、それぞれ断面台形状の凹部を形成している。なお、断面台形状の凹部は、ランナーの車輪の走行面を形成してもよい。
なお、係合連結部材51において、板状取付部52の一方の端部に形成された前記係合屈曲部53は、前記上部延出係合部43a,43bの下部壁の先端部で下方向に突出又は膨出した突出又は膨出部を収容又は装着可能な断面コ字状又は台形状に形成されている。係合連結部材51は、前記と同様に、板状取付部52の他方の端部から延び、かつ螺合部材が螺合可能な側壁部も備えている。
このようなレール部材41も、前記係合連結部材51と、連結孔45a,45bに装着可能な前記と同様の連結ピン21とを用いて有効に連結できる。
本発明では、係合連結部材及び連結ピンのうち少なくとも一方の連結部材又は連結手段で、短尺なレール部材を連結すればよい。すなわち、前記係合連結部材を用いる場合には連結ピンは必ずしも必要ではなく、連結ピンを用いる場合には前記係合連結部材は必ずしも必要ではない。好ましい態様では、前記係合連結部材及び連結ピンの双方を用いて、隣接するレール部材が連結される。
係合連結部材は、一対の短尺なレール部材の連結域(隣接域)に配設可能であればよいため、通常、長さの短い部材である。また、係合連結部材でレール部材を連結する場合、レール部材は必ずしも連結孔を有している必要はない。前記係合連結部材の板状取付部は、レール部材の幅に対応して、互いに隣接するレール部材の連結域(隣接域)に配設可能であればよく、通常、連結域(隣接域)を覆うことが可能(カバー可能)な平板状の形態を有していてもよい。板状取付部の幅方向の一方の端部に屈曲又は湾曲して形成された屈曲係合部は、レール部材の側壁に形成された第1の被係合部(凹溝、突条や延出又は突出係合部など)に係合可能であればよく、前記断面V字状に限らず、断面U字状やコ字状などの形態で屈曲又は湾曲していてもよい。好ましい形態では、屈曲係合部は、レール部材の側壁の第1の突条を深部に案内するため、前記断面V字状の形態などのように、板状取付部の内側方向にいくにつれて下方に傾斜した傾斜壁(ガイド壁)を有していてもよい。また、屈曲係合部は、レール部材の側壁の第1の突条を収容するための収容凹部(断面コ字状などの形態の収容部)を有していてもよい。
前記板状取付部の幅方向の他方の端部に形成された側部壁には、進退動により第2の被係合部に対して係合又は挟持可能な進退動部材が装着可能である。このような進退動部材は、前記のように、側部壁への螺合により進退動可能な螺合部材(ネジ部材)であってもよく、バネなどの付勢部材により、板状取付部の内側方向に付勢され、かつ第2の被係合部に対して係合又は挟持可能な爪部材(進退動可能な爪部材)で構成してもよい。簡単な構造で第2の被係合部と係合させ、かつ挟持又は挟着機構によりレール部材を保持するためには、螺合部材が有利である。
このような係合連結部材を用いる場合には、前記形態の連結ピンに限らず、隣接する短尺のレール部材の連結孔に装着可能な連結ピンを使用してもよい。この連結ピンは、係合連結部材による連結を補助してもよく、例えば、連結孔に挿入又は装着可能な外径を有していてもよい。好ましい態様では、連結ピンは、連結孔に対して抜け止め状態(又は抜け止め不能な状態)で装着される。
なお、連結ピンの断面形状は、連結孔に対応して、円形状であってもよく、異形状(楕円形状、多角形状など)であってもよく、連結孔がキー溝状である場合には、キー状であってもよい。
好ましい態様では、前記のように、レール部材の長手方向に形成された連結孔に対して抜け止め状態で、複数の短尺なレール部材を互いに長手方向に連結可能な連結ピンが使用される。このような連結ピンは、その周面に、軸方向(長手方向)及び/又は周方向に延びる1又は複数の突起部又は突条部を形成したピンであってもよい。なお、連結ピンの周方向には全周に亘り突条部を形成してもよいが、通常、周方向に間隔をおいて複数の突起部を形成する場合が多く、このような突起部は、軸方向に所定間隔をおいて周方向に形成してもよい。
さらに、連結ピンは、所定長さの軸部(円筒状などの形態の軸部)と、この円筒状軸部の両側部を残して軸方向の中央部域に形成された厚肉円筒部と、この厚肉円筒部に互いに平行に又は交差して形成又は刻設された溝部とを備えている。前記軸部は、前記連結孔に挿入可能な外径を有しており、厚肉円筒部は前記連結孔の内径よりも大きな外径を有している。このような厚肉円筒部に溝部を互いに平行に又は交差させて形成することにより、厚肉円筒部の外径が連結孔の内径より大きくても、連結孔に対する連結ピンの圧入に伴って変形又は圧潰可能な凸部又は突起部(若しくは突条)を形成できる。
図7及び図8は連結ピンの他の例を示す概略図である。この例の連結ピン61は、前記連結ピン21と同様に、連結孔に挿入可能な所定長さの円筒状軸部62と、この円筒状軸部の軸方向の中央部域(両側部を余した中央部領域)に形成され、前記連結孔の内径よりも大きな外径を有する厚肉円筒部63とを備えている。この厚肉円筒部の周面には、周方向に間隔をおいて軸方向(長手方向)に沿って互いに平行に延びる断面V字状の溝部(直線状の横長溝部)64が形成され、これらの溝部64の刻設により、厚肉円筒部の周面には軸方向(長手方向)に延びる断面逆V字状の凸条(横長突起部)66が形成されている。このような連結ピン61であっても連結孔に装着又は圧入することにより一対のレール部材を緊密に連結できる。
なお、図7及び図8に示すような横長溝部を有する連結ピンにおいて、隣接する溝部が形成された突条の端面形状は、頂部が鋭角な三角形状であってもよく、頂部の幅が狭い台形状などの形態であってもよい。
好ましい態様では、前記溝部は、厚肉円筒部の軸方向及び周方向に形成することにより、周面に縦横方向に隣接する凸部又は突起部(縦横交差溝部)を形成してもよく、厚肉円筒部の軸方向に対して斜め方向に交差させて、軸線に対して互い違いに隣接する凸部又は突起部(螺旋状又は斜め交差溝部)を形成してもよい。このような溝部により、レット状の厚肉円筒部(交差溝部)又はレット部を形成してもよい。
さらに、溝部の断面形状は、V字状に限らず、コ字状、U字状などであってもよいが、圧入操作性の点から、底部よりも上部が開いた形態(底部に向かって狭まる形態)の溝部を形成すると、凸部又は突起部の頂部が変形又は圧潰しやすくなる。すなわち、厚肉円筒部には多角錐状(三角錐状、四角推状など)の凸部又は突起部を隣接して形成する場合が多い。さらに、凸部又は突起部は軸方向に沿って平行(軸方向の同一線上)に形成してもよいが、圧入操作性の点から、軸方向に対して互い違いの形態(千鳥状の形態)で隣接して形成するのが好ましい。
なお、連結孔の内径を「1」としたとき、前記軸部の外径は、0.9〜0.98(例えば、0.95〜0.97)程度であってもよく、前記厚肉円筒部の外径は、1.01〜1.1(例えば、1.02〜1.05)程度であってもよい。また、軸部の外径を「1」としたとき、溝部は、軸部の表面から0〜0.2(例えば、0.03〜0.15)、好ましくは0.04〜0.1(例えば、0.05〜0.08)程度での深さに形成してもよい。さらに、凸部又は突起部の底部の平均径(異形にあっては短径と長径との平均値)は、0.2〜2mm(例えば、0.3〜1.5mm)、好ましくは0.4〜1mm(例えば、0.5〜0.8mm)程度であってもよい。斜め交差溝部において、溝部の交差角度は、25〜75°(例えば、30〜60°)程度であってもよく、40〜50°程度であってもよい。
さらに、連結ピンは、前記係合連結部材を用いることなく、横方向にレール部材を連結できるだけでなく、レール部材を任意の方向に連結できる。また、挟持機構は、前記係合連結部材への螺合部材の螺合を利用した挟持又は挟着機構に限らず、一対のプレートなどによる挟持又は挟着機構を利用してもよい。図9は本発明のさらに他の例を示す概略断面図である。
この例では、短尺な一対のレール部材71a,71bは、スライド部材(中間連結部材)81が長手方向に沿ってスライド式に装着可能なガイド溝(アリ溝状装着凹部)72a,72bと、このガイド溝に対向する側壁に長手方向に沿って形成され、かつ前記連結ピン21が装着可能な断面円弧状の連結孔73a,73bとを備えている。なお、レール部材71a,71bはランナーが走行自在に装着可能な収容溝(又は走行空間)74a,74bも備えている。
このようなレール部材71a,71bでは、レール部材の接続部(隣接部又は境界部)において、ガイド溝72a,72bに板状のスライド部材(中間連結部材)81をスライド式に装着し、連結孔73a,73bに連結ピン21を装着又は圧入し、スライド部材81に長手方向に間隔をおいて形成(又は溶接)された複数のネジ部材(ネジ棒)82に挟圧プレート83の孔部を通し、前記各ネジ部材(ネジ棒)82に、必要によりワッシャを介してナット74を螺合して締結することにより、隣接するレール部材71a,71bを立設させて縦方向に強固に連結できる。
なお、連結ピンは、前記係合連結部材や、前記スライド部材及び挟圧プレートによる挟圧又は挟持機構などのように、レール部材の側端部(側壁の凹凸被係合部)や側壁(スライド溝などの開口部から狭まって延出する延出側壁)を挟持して保持するための挟持機構又は挟着機構とともに用いる場合が多い。
本発明は、前記のように、前記係合連結部材(挟持連結部材又は挟圧連結部材)と連結ピンとを備え、レール部材を連結するための連結用セット;レール部材と係合連結部材と連結ピンとを備えた連結構造も包含する。このような連結構造は、壁部に前記係合連結部材を取り付け;この係合連結部材板状取付部を、端面を突き合わせ又は対峙させた状態で、隣接する短尺のレール部材の連結域(隣接域)に跨いだ状態で配設し、前記前記係合連結部材の屈曲係合部に、前記レール部材の第1の被係合部(凹溝又は突条など)を係合させるとともに、前記レール部材の第2の被係合部(凹溝又は突条など)にネジ部材などの進退動部材を前進動させて係合させ;隣接するレール部材の連結孔に連結ピンの両側部をそれぞれ装着又は圧入することにより、隣接するレール部材を連結又は施工できる。
このような係合連結部材及び/又は連結ピンを用いると、レール部材の長さを著しく短くしても長いレール部材に連結でき、レール部材の保管及び輸送スペースを大きく低減できる。特に、レール部材の重量が大きいため、レール部材の輸送コストを大幅に低減できる。例えば、短尺なレール部材の長さが、例えば、1〜5m、好ましくは1〜3m(例えば、1.5〜2.5m)程度であっても、係合連結部材及び/又は連結ピンを用いることにより、施工場所に応じて、任意の長さ、例えば、3〜10m若しくはそれ以上の長さに連結又は延長できる。レール部材は、直線的なレール部材に限らず、湾曲した又は湾曲化又は曲げ可能なレール部材であってもよい。
レール部材は、種々の材料で形成でき、通常、金属、例えば、アルミニウム、鉄(スチール)又は金属合金(ステンレススチール)などで形成できる。
なお、レール部材に対して走行可能なランナーの種類は特に制限されず、一対の車輪と、この車輪を連結する軸部と、この軸部を回転可能に支持する支持部と、この支持部に取り付けられ、被走行体(カーテンなどの遮蔽体、部品などの搬送体など)を係止又は取り付けるための取付部(フック部など)とを備えていてもよい。また、取付部は、支持部に対して揺動自在に取り付けてもよく、支持部と取付部との間には、周方向に回転可能な軸部が介在していてもよい。
本発明は、複数の短尺なレール部材を隣接させて簡便かつ簡単に連結でき、所望の長さの長尺のレールを形成できる。また、レール部材は、壁部(上部壁、側部壁、特に、天井壁)に対して取り付けることもでき、支柱状の形態で取り付けることもできる。そのため、レール部材を施工し、種々の空間、例えば、室内空間、室外空間(家屋や集合住宅などの建造物のリフォームや改修のための屋外空間)などを仕切るために有用であり、レール部材に沿って被搬送体を搬送又は移動するためにも有用である。
レール部材…1a,1b,31a,31b,41a,41b,71a,71b
両側壁…3a,3b,33a,33b
凹溝…4a,4b,34a,34b
突条…5a,5b,35a,35b
連結孔…8a,8b,38a,38b,45a,45b,73a,73b
係合連結部材…11,51
板状取付部…12,52
屈曲係合部…13,53
側部壁…14
螺合部材(ネジ部材)…15
連結ピン…21,61
軸部…22,62
厚肉円筒部…23,63
溝部…24,64
交差溝部(螺旋状溝部)…25
突起部…26,66
延出係合部…43a,43b,44a,44b
スライド部材…81
挟圧プレート…83

Claims (11)

  1. 両側壁の上部第1の被係合部及び第2の被係合部を有するレール部材を連結し、壁部に対して取り付けるための連結部材であって、前記壁部に対して取り付け可能であり、かつ互いに隣接する短尺のレール部材の連結域に配設可能な板状取付部と、この板状取付部の幅方向の一方の端部で屈曲又は湾曲し、かつ前記レール部材の一方の側壁に形成された第1の被係合部に係合可能な屈曲係合部と、前記板状取付部の幅方向の他方の端部に形成され、かつ前記レール部材の他方の側壁に形成された第2の被係合部に対して、進退動により係合又は挟持可能な進退動部材が装着可能な側部壁とを備えている係合連結部材。
  2. レール部材の第1及び第2の被係合部が凹溝の形態で形成されており、屈曲係合部が、板状取付部の端部に、断面V字状、断面U字状又は断面コ字状の形態で湾曲又は屈曲して形成され、第1の被係合部に係合可能であり、進退動部材が、側壁部に形成された螺合孔に螺合可能なネジ部材である請求項1記載の係合連結部材。
  3. 金属又は金属合金で形成され、かつ長手方向に連結孔が形成された複数の短尺のレール部材を連結するための連結ピンであって、前記連結孔に挿入可能な所定長さの円筒状の軸部と、この軸部の軸方向の中央部域に形成され、前記連結孔の内径よりも大きな外径の厚肉円筒部と、この厚肉円筒部の周面に刻設された溝部により形成された突起部とを備えており、この突起部が、(1)前記厚肉円筒部の周面に互いに交差して刻設された溝部により形成され、縦横方向に、又は軸方向に対して互い違いに隣接する多角錘状の突起部、又は(2)前記厚肉円筒部の周面の周方向に間隔をおいて軸方向に互いに平行に刻設された溝部により形成され、周方向に間隔をおいて軸方向に延びる断面逆V字状の凸条である、連結ピン。
  4. 溝部が、斜め方向に交差して前記軸部の外径以下の深さに螺旋状に形成され、厚肉円筒部に四角錐状の突起部が隣接して形成されている請求項記載の連結ピン。
  5. 金属又は金属合金で形成され、かつ長手方向に連結孔が形成された複数の短尺のレール部材と;これらのレール部材の連結孔に装着して連結するための連結ピンとのセットであって、前記連結ピンが、請求項3又は4記載の連結ピンで構成されている、セット。
  6. レール部材が、上下方向に延びる板状支軸部と、この板状支軸部の上下両端部から側方に延出する延出係合部と、前記板状支軸部の上下端部に形成された連結孔とを有している請求項5記載のセット。
  7. レール部材の両側壁の上部に形成された第1の被係合部及び第2の被係合部に係合した形態で配設可能な係合連結部材と;前記レール部材の長手方向に形成された連結孔に装着可能な連結ピンとを備えた連結用セットであって、前記係合連結部材が、隣接する短尺のレール部材の連結域に配設して前記第1及び第2の被係合部と係合又は挟持可能な請求項1又は2記載の係合連結部材で構成され、前記連結ピンが、隣接する前記レール部材の連結孔に装着可能な請求項3又は4記載の連結ピンで構成されている連結用セット。
  8. 両側壁の上部に第1の被係合部及び第2の被係合部が形成され、長手方向に連結孔が形成されたレール部材と;前記第1及び第2の被係合部に係合した形態で配設可能な係合連結部材と;前記レール部材の長手方向に形成された連結孔に装着可能な連結ピンとを備えたセットであって、前記係合連結部材が、隣接する短尺のレール部材の連結域に配設して前記第1及び第2の被係合部と係合又は挟持可能な請求項1又は2記載の係合連結部材で構成され、前記連結ピンが、隣接する前記レール部材の連結孔に装着可能な請求項3又は4記載の連結ピンで構成されている、セット。
  9. レール部材が、上下方向に延びる板状支軸部と、この板状支軸部の上下両端部から側方に延出する延出係合部と、前記板状支軸部の上下端部に形成された連結孔とを有し、前記延出係合部が前記第1の被係合部及び前記第2の被係合部を形成している請求項8記載のセット。
  10. 長手方向に連結孔が形成されたレール部材と、壁部に取り付けられ、かつ前記レール部材の両側壁の上部に形成された第1の被係合部及び第2の被係合部に係合した形態で配設された係合連結部材と、前記レール部材の連結孔に装着可能な連結ピンとを備えた連結構造であって、
    隣接する短尺のレール部材の連結域に配設して前記第1及び第2の被係合部と係合又は挟持可能な請求項1又は2記載の係合連結部材と、隣接する短尺のレール部材の連結孔に装着可能な請求項3又は4記載の連結ピンとを備えている連結構造。
  11. 壁部に請求項1又は2記載の係合連結部材を取り付け;この係合連結部材板状取付部を、端面を突き合わせ又は対峙させた状態で、隣接する短尺のレール部材の連結域に配設して、前記係合連結部材の屈曲係合部に、前記レール部材の第1の被係合部を係合させるとともに、前記レール部材の第2の被係合部に進退動部材を前進動させて係合させ;隣接するレール部材の連結孔に請求項3又は4記載の連結ピンの両側部をそれぞれ装着し、隣接するレール部材を連結する方法。
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