JP6228497B2 - 建築物の開口部開閉体の防水装置 - Google Patents
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Description
そこでシャッターカーテンの下部をシート体で覆うように構成したものが知られている(特許文献2参照)。
請求項2の発明は、シート収納部は、開閉体下端に設けられる中空状の座板に内装されていることを特徴とする請求項1記載の建築物の開口部開閉体の防水装置である。
請求項3の発明は、床面側水密部材は、座板下面に開閉自在に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の建築物の開口部開閉体の防水装置である。
請求項4の発明は、床面側水密部材は、座板下面に対して屋内側に開閉するよう揺動自在に設けられていて、座板の屋内側下面を開放するように構成されていることを特徴とする請求項3記載の建築物の開口部開閉体の防水装置である。
請求項5の発明は、床面側水密部材と座板下面との着脱は磁石を介して行うよう構成されていることを特徴とする請求項3または4記載の建築物の開口部開閉体の防水装置である。
請求項6の発明は、開閉体屋外側面に至ったシート体は、上端部が屋外側に設けたシート保持部に係脱自在に保持されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の建築物の開口部開閉体の防水装置である。
請求項7の発明は、シート保持部は、開閉体の屋外側面に設けられていることを特徴とする請求項6記載の建築物の開口部開閉体の防水装置である。
請求項8の発明は、左右両端側水密部材は、操作体と、該操作体の操作に伴い屋内側斜め下方に移動してシート体および開口部のそれぞれの屋外側左右両端部に水密状に当接する水密材とを備えて構成されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1記載の建築物の開口部開閉体の防水装置である。
請求項9の発明は、左右両端側水密部材は、シート体の左右両端部を開閉体の屋外側面に押圧状に当接させることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1記載の建築物の開口部開閉体の防水装置である。
請求項10の発明は、左右両端側水密部材が水密状に当接する開口部の屋外側左右両端部は、開閉体の上下開閉移動をガイドするガイドレールであることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1記載の建築物の開口部開閉体の防水装置である。
請求項11の発明は、開閉体の屋内側には閉鎖姿勢の開閉体を支持する支持部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1記載の建築物の開口部開閉体の防水装置である。
請求項12の発明は、支持部材は、開閉体を下方に向けて支持する下方側支持部と開閉体の屋内側方向の撓み変形を受止め支持する屋内側支持部とを備えていることを特徴とする請求項11記載の建築物の開口部開閉体の防水装置である。
請求項2の発明とすることで、座板をシート収納部に兼用することが出来て部品点数の削減を図ることが出来る。
請求項3の発明とすることで、床面側水密部材を座板下面に設けることが出来て、部品点数の削減を図ることが出来る。
請求項4の発明とすることで、床面側水密部材は、開閉体に邪魔されることなく開閉することが出来るとともに、座板に収納されるシート体の引き出しを容易に行うことが出来て、操作性の良い防水装置とすることが出来る。
請求項5の発明とすることで、床面側水密部材と座板下面との水密を確実にすることが出来る。
請求項6の発明とすることで、シート体を簡単に屋外側に保持することが出来て、簡単な操作で防水することが出来る防水装置とすることが出来る。
請求項7の発明とすることで、シート保持部を簡単に設けることが出来る。
請求項8の発明とすることで、開口部の左右両端部と床面の左右両端部との水密を同時に行うことが出来る。
請求項9の発明とすることで、シート体の左右両端部を開閉体の屋外側面に当接させることで開口部の左右両端部を水密にすることが出来て、別途支持部材を設ける必要がない。
請求項10の発明とすることで、ガイドレールを、開口部を水密にするための部材として用いることが出来て、部品点数の削減に寄与する。
請求項11の発明とすることで、開閉体が閉鎖姿勢時に屋外から水圧を受けることによる開閉体の撓み変形を防止することが出来る。
請求項12の発明とすることで、開閉体は該開閉体の下方に向けた支持と屋内側方向の撓み変形の受け止め支持の両方の支持を1つの部材から受けることになって、開閉体の浮き上がりや撓み変形に対する配慮がなされた防水装置とすることが出来る。
図面において、1は建築物の開口部を開閉する開閉体としての防水装置付きのシャッター装置であって、該シャッター装置1は、複数のスラット2がインターロック結合部2aを介して一連状に連設されたシャッターカーテン3が巻取りドラム4に巻装されており、該巻取りドラム4が正逆回転することによってシャッターカーテン3が開口部左右両端部に設けたガイドレール5にガイドされながら上下開閉作動することで開口部の開閉が行われるようになっている。
尚、シート体11は、巻き戻し弾機によって巻き戻し方向の付勢力を受けながら座板6から引き出されて後述するシート保持部2bに保持されることになるため、シート保持部2bに保持された状態のシート体11は、巻き戻し弾機の付勢力によって引張られた状態となってシャッターカーテン3の屋外側面に沿ってピンと張られた状態となるため、引き出しすぎて弛んだりするような問題が発生することもない。
このように引き出し桿14がシート保持部2bに保持された状態で床面側水密部材9を閉鎖姿勢にして座板6に磁着させた後、シャッターカーテン3を全閉状態にすると、床面側水密部材9は、座板下面6a部位のシート体11と水密状に当接するとともに、第二弾性部材10が床面Fに水密状に当接するようになっている。
またケース体16に設けたベース体25にはベースガイド25aが設けられるが、該ベースガイド25aは、可動バー22に設けた傾斜ガイド孔22bに嵌入しており、前記操作部17を収納位置から作用位置に操作することに伴う可動バー22の屋内側に向けての移動を、屋内側斜め下方に向けての移動となるように構成されている。尚、24は復帰弾機であって、操作部17を収納位置に操作した場合に、可動バー22を元位置に復帰させるためのものである。
因みに、床面Fには、ボルト28aの頭部が収納される収納孔部28cと、ネジ部が螺入するアンカーナット28dとが上下に設けられており、また基板28には、ボルト28aの頭部が遊嵌する大径孔部28eと、ボルト28aの頭部は貫通しないが螺子部は遊嵌する長孔部28fとがシヤッターカーテン3のカーテン面に沿う方向に連通するよう設けられている。そして支持部材27を使用しない常時は、ボルト28aを、頭部が収納孔部28cに収納された状態にしておき、支持部材27を使用するときには、ボルト28aの頭部を基板28の板厚以上に螺子上げた状態とし、この状態で大径孔部28eをボルト28aの頭部に貫通させた後、基板28を水平方向に移動させてボルト28aの螺子部が長孔部28fに位置するようにし、この状態でボルト28aを緊締することで基板28の床面F側への固定が出来るようになっている。
尚、支持体29および係止部33aの少なくともシャッターカーテン当接部位にゴム等の保護材を設けても良く、このようにすることで、シャッターカーテン3のこれらが当接する部位の保護を図ることができる。
因みに、前記支持部材27は、係止部33aがインターロック結合部2aに係止してシャッターカーテン3を下方に押圧し、シャッターカーテンの持ち上がり規制をしているが、座板6の屋内側に突出する部位を下方に押圧する構成としてシャッターカーテンの持ち上がり規制をしてもよく、さらには両者を下方に押圧するようにしてもよい。
尚、支持桿32は、操作摘み31aを屋内側に引き操作することで操作摘み31aのラチェット溝31cが支持桿32のラチェット溝32aから外れ、この状態で支持桿32を上方向に引き上げることができる。
また、シャッターカーテン3を防水装置の支持部材として用いることが出来るため、防水装置の部品点数を少なくすることができる。
さらにまた、シート体11は不使用時に座板6のシート収納部13に収納されるため風雨に晒されることがなく、経年劣化が低減できることになってメンテナンスの簡素化を図ることが出来るだけでなく、シート体を常時シャッターカーテンの屋外側面に配したもののように、シート体について、全開時、シャッターカーテンが巻取りドラムに巻き取られることに伴うインターロック結合部の拡開揺動に対応させるべく揺動代を確保したものにする必要がない。
そのうえ、座板6をシート収納部13に兼用することが出来て部品点数の削減を図ることが出来る。
また、シート体11を保持するシート保持部2bは、左右両端側水密部材15の上端部に設けても良い。
さらにシート体11としては、可撓性を有した肉厚の素材で形成し、水密材26でシート体11を水密状に押圧したとき弾性変形してインターロック結合部2aの隙間に入り込むようにして水密性の向上を図るようにしても良い。
また、引き出し桿14自体を磁性体で形成して直接スラット2に磁着させるように構成してもよく、さらには引き出し桿14より下部位のシート体を1個以上の磁石を用いてスラット2に磁着することで保持するように構成しても良く、このようにした場合には、スラット2にわざわざシート保持部2bを設ける必要がなく、製造工程の簡略化が図れるだけでなく、シート保持部2bに埃等が溜まるようなこともなく、外観性、メンテナンス性に優れたものとなる。
さらにまた、シャッターカーテン3を屋内側から支持する支持部材27については、左右方向中央部に一箇所だけでなく、左右方向に間隔を存して複数箇所設けるようにしてもよく、さらに支持部材27は、折曲部28bと、補強材30の中間部とをそれぞれ折り畳み自在に構成してコンパクトに収納できるようにしても良い。
さらに本実施の形態では、防水装置はシャッターカーテン3に設けられているが、該シャッター装置1は、電動式、手動式のどちらでも実施することができ、またシャッターカーテンとしてはスラット式でなくパネル式のものでも実施することが出来る。
9 床面側水密部材
11 シート体
13 シート収納部
15 左右両端側水密部材
Claims (12)
- 建築物の開口部を上下開閉作動する開閉体に防水装置を設けるにあたり、
該防水装置は、
開閉体下端部の屋内側面に設けられるシート収納部と、
該シート収納部から引き出され、開閉体下端を経由して開閉体屋外側面にまで至るシート体と、
開閉体下端のシート体および床面に水密状に当接する床面側水密部材と、
開閉体屋外側面のシート体および開口部のそれぞれの屋外側左右両端部に水密状に当接する左右両端側水密部材とを備えて構成される建築物の開口部開閉体の防水装置。 - シート収納部は、開閉体下端に設けられる中空状の座板に内装されていることを特徴とする請求項1記載の建築物の開口部開閉体の防水装置。
- 床面側水密部材は、座板下面に開閉自在に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の建築物の開口部開閉体の防水装置。
- 床面側水密部材は、座板下面に対して屋内側に開閉するよう揺動自在に設けられていて、座板の屋内側下面を開放するように構成されていることを特徴とする請求項3記載の建築物の開口部開閉体の防水装置。
- 床面側水密部材と座板下面との着脱は磁石を介して行うよう構成されていることを特徴とする請求項3または4記載の建築物の開口部開閉体の防水装置。
- 開閉体屋外側面に至ったシート体は、上端部が屋外側に設けたシート保持部に係脱自在に保持されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の建築物の開口部開閉体の防水装置。
- シート保持部は、開閉体の屋外側面に設けられていることを特徴とする請求項6記載の建築物の開口部開閉体の防水装置。
- 左右両端側水密部材は、操作体と、該操作体の操作に伴い屋内側斜め下方に移動してシート体および開口部のそれぞれの屋外側左右両端部に水密状に当接する水密材とを備えて構成されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1記載の建築物の開口部開閉体の防水装置。
- 左右両端側水密部材は、シート体の左右両端部を開閉体の屋外側面に押圧状に当接させることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1記載の建築物の開口部開閉体の防水装置。
- 左右両端側水密部材が水密状に当接する開口部の屋外側左右両端部は、開閉体の上下開閉移動をガイドするガイドレールであることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1記載の建築物の開口部開閉体の防水装置。
- 開閉体の屋内側には閉鎖姿勢の開閉体を支持する支持部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1記載の建築物の開口部開閉体の防水装置。
- 支持部材は、開閉体を下方に向けて支持する下方側支持部と開閉体の屋内側方向の撓み変形を受止め支持する屋内側支持部とを備えていることを特徴とする請求項11記載の建築物の開口部開閉体の防水装置。
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