JP6227756B2 - 電池用端子および電池 - Google Patents

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Description

この発明は、クラッド材を用いた電池用端子およびこの端子を用いた電池に関する。
特許文献1には、リチウムイオン電池などのフィルム外装電池において、正極側ないし負極側の端子を、2種の金属(正極端子ではアルミニウムとニッケル、負極端子では銅とニッケル)を接合したクラッド材から形成するとともに、両者の界面を覆うように端子の長さ方向の一部に樹脂層を設けた構成が開示されている。
すなわち、発電要素における正極集電体は一般にアルミニウムからなり、かつ負極集電体は一般に銅からなるので、各々の集電体に接続される内側の端部を、集電体と同一の金属材料(つまり正極端子ではアルミニウム、負極端子では銅)から構成し、他方、外部へ引き出される外側の端部を、外部端子やバスバーなどとの接続を考慮して選択される異種の金属、例えばニッケルから構成しているのである。
そして、界面を覆うように設けられる樹脂層は、フィルム状外装体に対する接着層として機能し、負極端子を両側から挟むようにして互いに接合されるフィルム状外装体の封止面が、樹脂層の上に接着される。
このようなクラッド材を用いた端子においては、2種の金属部分の接合強度を高く確保するために、両者の界面を単純な一平面(典型的には端子の長さ方向に直交する平面)とするのではなく、端子の長さ方向にも変化した立体形状とすることが望ましい。しかしながら、このように端子長さ方向に変化した立体形状の界面は、両主面ではそれぞれ端子の幅方向に延びた単純な一直線に現れるものの、端子の側面においては、端子長さ方向に拡がった形に現れることとなる。
特開2001−126709号公報
この発明は、長さ方向の一端部を構成する第1金属と他端部を構成する第2金属とが幅方向に延びる界面を介して接合された板状のクラッド材からなる電池用端子である。
上記界面は、端子の長さ方向に沿った断面上の形状として、端子の一方の主面に現れる始点と、他方の主面に現れる終点と、これら始点および終点の位置に比較して長さ方向の一方へ片寄って位置する厚さ方向中間部における少なくとも1つの頂部と、を有している。例えば、端子の長さ方向に沿った断面上の形状として、V字形もしくはW字形をなしている。
そして、本発明の一つの態様においては、幅方向に延びる界面の両端が位置する端子の側縁部分が、厚さ方向に押し潰された形状をなしている。
従って、側縁部分では、厚さ方向に拡がっていた界面が1本の直線形状に近付くように押し潰された形となり、広い面積で露出している金属位置が端子の長さ方向で移動するため、大気の湿度や電解液からの距離を離すことができ、腐食速度を抑制することができる。仮に押し潰しが完全でなくても、端子側縁において実質的に露出する界面の表面積が小さくなる。
また、本発明の第2の態様においては、幅方向に延びる界面の両端が位置する端子の側縁で、始点から頂部へ向かって延びる第1の片部と終点から頂部へ向かって延びる第2の片部とが、厚さ方向に収束したものとなっている。
従って、側縁部分では、収束した分だけ、広い面積で露出している金属位置が端子の長さ方向で移動するため、大気の湿度や電解液からの距離を離すことができ、腐食速度を抑制することができる。仮に収束が完全でなくても、端子側縁において実質的に露出する界面の表面積は小さくなり、腐食面積を小さくできる。
この発明の端子が用いられるフィルム外装電池の一例を示す斜視図。 同じくフィルム外装電池の断面図。 この発明に係る端子の一実施例の縦断面図。 図3のA−A線に沿った横断面図。 樹脂層装着前の端子の斜視図。 図5のB−B線に沿った横断面図。 側縁を潰していない母材状態を示す端子の斜視図。 テーパ面の角度の説明図。 正極端子に適用した場合の界面の方向と樹脂層の形成範囲との組み合わせの例を示す説明図。 負極端子に適用した場合の界面の方向と樹脂層の形成範囲との組み合わせの例を示す説明図。
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
初めに図1および図2に基づいて、この発明による端子が用いられるフィルム外装電池1の一例を説明する。フィルム外装電池1は、例えばリチウムイオン二次電池であり、図1に示すように、偏平な長方形の外観形状を有し、長手方向の一方の端縁に、正極端子2および負極端子3を備えている。
図2に示すように、フィルム外装電池1は、発電要素4を電解液とともにラミネートフィルムからなる外装体5の内部に収容したものである。発電要素4は、それぞれシート状をなす複数の正極11および負極21をセパレータ31を介して交互に積層した積層構造を有する。正極11は、例えばアルミニウム箔からなる正極集電体12の両面に正極活物質層13を塗布して構成され、負極21は、例えば銅箔からなる負極集電体22の両面に負極活物質層23を塗布して構成されている。なお、図における各部の寸法や正極11,負極22の数は必ずしも正確なものではなく、説明のために誇張したものとなっている。
負極集電体22の長手方向の端縁の一部は、負極活物質層23を具備しない端子接続部22aとして延びており、その先端に負極端子3の一端部3aが接続されている。詳しくは、複数の負極22の端子接続部22aを負極端子3の上に重ね合わせた上で、超音波溶接することによって互いに接合されている。そして、負極端子3の他端部3bは、外装体5の外部へ導出されている。
また図2には示されていないが、正極端子2も同様の接続構造を有しており、つまり、正極集電体12の長手方向の端縁の一部に、正極活物質層13を具備しない端子接続部が延長形成され、その先端に正極端子2の一端部が超音波溶接されている。そして、正極端子2の他端部は、外装体5の外部へ導出されている。
発電要素4を電解液とともに収容する外装体5は、図2に一部を拡大して示すように、熱融着層51と金属層52と保護層53との三層構造の可撓性を有するラミネートフィルムからなる。中間の金属層52は、例えばアルミニウム箔からなり、その内側面を覆う熱融着層51は、熱融着が可能な合成樹脂例えばポリプロピレン(PP)からなり、金属層52の外側面を覆う保護層53は耐久性に優れた合成樹脂例えばポリエチレンテレフタレート(PET)からなる。なお、さらに多数の層を有するラミネートフィルムを用いることもできる。また、上記の例では金属層52の両面に合成樹脂層をラミネートしているが、金属層52の外側の合成樹脂層は必ずしも必須のものではなく、内側表面にのみ合成樹脂層を備えた構成であってもよい。
外装体5は、一つの例では、図2の発電要素4の下面側に配置される1枚のラミネートフィルムと上面側に配置される他の1枚のラミネートフィルムとの2枚構造をなし、これら2枚のラミネートフィルムの周囲の4辺を重ね合わせ、かつ互いに熱融着した構成となっている。図示例は、このような2枚構造の外装体5を示している。また、他の一つの例として、外装体5は1枚の比較的大きなラミネートフィルムからなり、2つ折りとした状態で内側に発電要素4を配置した上で、周囲の3辺を重ね合わせ、かつ互いに熱融着した構成とすることができる。
正極端子2および負極端子3は、長方形をなすフィルム外装電池1の短辺に並んで配置されており、これら端子2,3は、外装体5となるラミネートフィルムの端縁5aを重ね合わせて熱融着する際に、両者の接合面5bを通して外部へ導出されている。
詳しくは、端子2,3の長さ方向の中間部の外周面に、予め樹脂層41が設けられており、この樹脂層41を両側から挟み込むような形で外装体5の端縁5aが樹脂層41の上に接合されている。樹脂層41としては、電解液に対する耐性ならびに接着性に優れた樹脂材料が用いられ、例えば、酸変性ポリオレフィン系樹脂が用いられる。
図3および図4は、本発明を正極端子2に適用した一実施例を示し、図3は正極端子2の長さ方向に沿った断面(縦断面)、図4は図3のA−A線に沿った断面である。この正極端子2は、第1金属としてのアルミニウムと第2金属としての銅とが一体に接合された板状のクラッド材から構成されており、外装体5の内部で正極集電体12に接続される長さ方向の一端部2aがアルミニウムからなる第1金属部分61によって構成され、かつ外装体5から外部へ導出される長さ方向の他端部2bが銅からなる第2金属部分62によって構成されている。なお、本明細書では、端子2,3の導出方向である図3のx方向を端子2,3の「長さ方向」と呼び、x方向に直交する図4のy方向を端子2,3の「幅方向」と呼ぶこととする。これは、必ずしもx方向の寸法がy方向の寸法よりも大きいことを意味するものではない。また図3のz方向を端子2,3の「厚さ方向」と呼ぶこととする。
第1金属部分61と第2金属部分62との界面63は、正極端子2の長さ方向の略中間部に存在しており、従って、正極端子2の一端部2aは厚さ方向の全体が第1金属部分61として構成され、他端部2bは厚さ方向の全体が第2金属部分62として構成されている。このように正極端子2をクラッド材とすることで、第1金属部分61を正極集電体12との接合に適した材料としつつ、第2金属部分62を外部の端子やバスバー等との接合に適した材料とすることができる。例えば、上記実施例の正極端子2は、全体が銅からなる負極端子3と組み合わせて用いることができ、これにより、両端子2,3の外部に導出されている部分を同じ銅材料とすることが可能である。
界面63は、正極端子2の幅方向の全体に亘って直線的に延びているが、2種の金属部分61,62の接合強度を高く確保するために、単純な一平面ではなく、図3に示すように、断面略V字形をなす立体形状の界面63となっている。すなわち、この実施例の界面63は、図3つまり端子2,3の長さ方向に沿った断面上の形状(Z方向)として、正極端子2の第1主面64aに現れる始点63aから厚さ方向中間部へ向かって斜めに延びる第1片部631と、正極端子2の第2主面64bに現れる終点63bから厚さ方向中間部へ向かって斜めに延びる第2片部632と、がほぼ対称に形成され、かつ第1片部631と第2片部632とが厚さ方向中間部の頂部63cで連続することで、全体として、断面略V字形をなしている。従って、端子2,3の長さ方向に関して、第1主面64aに現れる界面63の始点63aの位置と第2主面64bに現れる界面63の終点63bの位置とは、基本的に等しい位置にあり、これらの位置に比較して、V字形の頂部63cが正極端子2の一端部2a寄りに片寄って位置している。
なお、界面63は、U字形に近い断面形状であってもよく、あるいは、頂部63cを複数有するW字形のような断面形状であってもよい。
上記のような界面63のV字形断面形状は、図4に示す正極端子2の側縁2c,2d部分を除く幅方向の全体に亘って、基本的に同一の断面形状をなしている。これに対し、正極端子2の側縁2c,2dは、図5および図6に示すように、厚さ方向に上下から押し潰されたテーパ状に形成されており、これによって、界面63の第1片部631と第2片部632とが厚さ方向に徐々に収束していく形となっている。すなわち、2種の金属を接合したクラッド材の母材としては、図7に示すように、側面101にまで断面V字形の界面63が同一断面形状で連続したものとなっているが、この側面101の両側のエッジ102,103を端子2,3の厚さ方向に両側からテーパ状に押し潰すことによって、最終的な正極端子2の側縁2c,2dにそれぞれ一対のテーパ面104,105(図5参照)が形成されている。そして、このような母材の塑性変形に伴い、界面63の第1片部631と第2片部632とは、図6に示すように徐々に収束し、最終的に1本の線に近い形となっている。また、図7に示す母材におけるエッジ102,103に沿って三角形に存在する第1金属部分61の材料(図7に符号61aで示す部分の材料)が厚さ方向の中央に集められ、そして、第2金属部分62を覆うことにより、最終的に側縁2c,2dに現れる界面63がより細いものとなる。理想的には、側縁2c,2dに現れる界面63は、細い1本の直線状の部分が長くなる。
一つの具体的な寸法例を挙げると、正極端子2は、例えば、長さが50mm、幅が70mm、厚さが0.2mmであり、一実施例では、図8に示すように、側縁2c,2dが1mm程度の幅W1に亘って押し潰され、各々のテーパ面104,105の角度θが7°程度のものとなっている。
なお、側縁2c,2dにおけるエッジ102,103の押し潰し加工は、側縁2c,2dの切断と同時に行うことも可能である。
このように、クラッド材において異種金属の接触面である界面が電解液または外気に近付くことは、腐食の観点で好ましくない。本実施例では、第1金属部分が第2金属部分を覆うことで、露出する第2金属部分との距離を離すことができ、腐食速度を抑制することができる。
また、仮に第1金属部分による第2金属部分の覆い方が完全でなくても、端子側縁において実質的に露出する界面の表面積は小さくなり、腐食面積を小さくできる。
そして、樹脂層41は、側縁2c,2dの加工処理の後に、樹脂材料の塗布あるいは樹脂フィルムの貼着などの適宜な方法によって正極端子2の表面に設けられる。図5の例では、境界線106,107の間の長さLの範囲に樹脂層41が設けられる。
ここで、側縁2c,2dに直線状(あるいは直線に近い極狭いV字形)に現れる界面63の正極端子2の長さ方向の全体を覆うように樹脂層41を設けるか否かは、任意である。つまり、本発明においては、側縁2c,2dにおける界面63の正極端子2の長さ方向の全体を覆いうるように境界線106,107を設定してもよく、あるいは、側縁2c,2dにおける界面63の正極端子2の長さ方向の一端部が樹脂層41から露出するように境界線106,107を設定してもよい。
上記実施例では、断面V字形をなす界面63の頂部63cが第1金属部分61側へ向かって延びているが、逆に、第2金属部分62側へ向かって頂部63cが延びる方向に界面63を構成してもよい。図9は、界面63の向きと樹脂層41の形成範囲を適宜に組み合わせた他の代表的な3つの例を示している。なお、図9では、理解を容易にするために、側縁2c,2dのエッジ102,103を押し潰していない母材状態でもって各々の例を示している。
図9(a)の例は、図3〜図7で説明した実施例と同様の構成であり、界面63の頂部63cが第1金属部分61側へ向かって延びている。そして、側縁2c,2dにおいても界面63の長さ方向の全体が樹脂層41で覆われるように、樹脂層41の境界線106,107が設定されている。この実施例においては、側縁2c,2dを押し潰して、側縁2c,2dにおける第2金属部分62である銅の露出位置を第1金属部分61側の電解液から離すことができる。仮に押し潰しが完全でなくても、表面積を小さくすることができる。
図9(b)の例は、図7と比べて界面63の向きを逆にした例である。そして、V字形をなす界面63の頂部63c側の露出を許容するように、境界線106,107が設定されている。つまり、この例では、樹脂層41に対し、電解液が存在する第1金属部分61側で境界線106と界面63との間の余裕が大きくなるように、境界線106,107と界面63との相対的な位置関係が設定されている。側縁2c,2dにおいては、界面63の端部が外気に露出する形となるが、側縁2c,2dを厚さ方向に押し潰すことで、外気と第1金属部分61との距離を離すことができ、外気による露出する(潰されていない)第1金属部分61の腐食が抑制される。仮に押し潰しが完全でなくても、実質的な表面積を小さくすることができる。
図9(c)の例は、(a)と同様の界面63の向きを有するものにおいて、界面63の始点63aおよび終点63b側が樹脂層41から露出することを許容するように、境界線106,107が設定されている。この例でも、(a)の例と同様に、第2金属である銅が電解液に接触する可能性が低くなる。この例は、特に、外気による腐食が生じにくい場合に有効である。
図9(d)の例は、(a)の例における界面63の向きを逆にしたものであり、側縁2c,2dにおいても界面63の長さ方向の全体が樹脂層41で覆われるように、樹脂層41の境界線106,107が設定されている。この実施例においては、側縁2c,2dを押し潰すことで、外気による腐食の可能性が低くなる。仮に押し潰しが完全でなくても、実質的な表面積を小さくすることができる。
以上、正極端子2に本発明を適用した例を説明したが、本発明は、負極端子3においても全く同様に適用することが可能である。図10は、負極端子3に本発明を適用したいくつかの例を示している。なお、図10は、図9と同じく、側縁3c,3dのエッジ102,103を押し潰していない母材状態でもって各々の例を示している。負極端子3の場合は、例えば、第1金属としての銅と第2金属としてのアルミニウムとが一体に接合された板状のクラッド材から構成され、外装体5の内部で負極集電体22に接続される長さ方向の一端部3aが銅からなる第1金属部分61によって構成され、かつ外装体5から外部へ導出される長さ方向の他端部3bがアルミニウムからなる第2金属部分62によって構成される。このようなクラッド材を用いた負極端子3は、例えば、全体がアルミニウムからなる正極端子2と組み合わせて用いることができ、これにより、両端子2,3の外部に導出されている部分を同じアルミニウム材料とすることが可能である。
図10(a)の例は、界面63の頂部63cが銅からなる第1金属部分61側へ向かって延びている。そして、側縁3c,3dにおいても界面63の長さ方向の全体が樹脂層41で覆われるように、樹脂層41の境界線106,107が設定されている。この実施例においては、側面101を押し潰し側縁3c,3dにおける第2金属の露出位置(潰されていない部分)をずらすことで、特に、第2金属であるアルミニウムが電解液に接触する速度が遅くなる。
図10(b)の例は、図10(a)の例と比べて界面63の向きを逆にし、かつ、V字形をなす界面63の頂部63c側を被覆する樹脂からの露出を許容するように、境界線106,107が設定された例である。つまり、この例では、長さLを有する樹脂層41に対し、電解液が存在する第1金属部分61側で境界線106と界面63との間の余裕が大きくなるように、境界線106,107と界面63との相対的な位置関係が設定されている。側縁3c,3dにおいては、界面63の端部が外気に露出する形となるが、側縁3c,3dを厚さ方向に押し潰すことで、外気による界面63の腐食が抑制されている。
図10(c)の例は、図10(a)と同様の界面63の向きを有するものにおいて、界面63の始点63aおよび終点63b側が樹脂層41から露出することを許容するように、境界線106,107が設定されている。この例でも、図10(a)の例と同様に、第2金属であるアルミニウムが電解液に接触する可能性が低くなる。この例は、特に、外気による界面63での腐食が生じにくい場合に有効である。
図10(d)の例は、図10(a)の例における界面63の向きを逆にしたものであり、側縁3c,3dにおいても界面63の長さ方向の全体が樹脂層41で覆われるように、樹脂層41の境界線106,107が設定されている。この実施例においては、側面101を押し潰して側縁3c,3dにおいて外気による腐食の可能性が低くなる。
以上、この発明の一実施例を説明したが、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば上記実施例では、クラッド材の金属材料として銅とアルミニウムとが用いられているが、他の金属材料を用いることもできる。また、図1,図2に例示したフィルム外装電池1では、外装体5の一方の端縁に一対の端子2,3が並んで配置されているが、一方の端縁に正極端子2を配置し、かつ他方の端縁に負極端子3を配置した構成の電池においても、この発明を同様に適用することが可能である。

Claims (5)

  1. 長さ方向の一端部を構成する第1金属と他端部を構成する第2金属とが幅方向に延びる界面を介して接合された板状のクラッド材からなる電池用端子において、
    上記界面は、端子の長さ方向に沿った断面上の形状として、端子の一方の主面に現れる始点と、他方の主面に現れる終点と、これら始点および終点の位置に比較して長さ方向の一方へ片寄って位置する厚さ方向中間部における少なくとも1つの頂部と、を有し、
    幅方向に延びる界面の両端が位置する端子の側縁部分が、始点から頂部へ向かって延びる界面の第1の片部と終点から頂部へ向かって延びる界面の第2の片部とが厚さ方向に互いに収束するように、厚さ方向に押し潰された形状をなしている、電池用端子。
  2. 上記界面は、頂部が始点および終点の位置に比較して上記一端部側に片寄って位置するように構成されており、
    端子の側縁部分では、始点と頂部との間に存在する第1金属の材料および終点と頂部との間に存在する第1金属の材料が、厚さ方向の中央に集まるように塑性変形している、請求項1に記載の電池用端子。
  3. 上記界面は、端子の長さ方向に沿った断面上の形状として、V字形もしくはW字形をなしている、請求項1または2に記載の電池用端子。
  4. 端子の幅方向に沿った断面において、側縁部分がテーパ状をなしている、請求項1〜3のいずれかに記載の電池用端子。
  5. 発電要素を電解液とともにフィルム状外装体内に収容してなる電池であって、請求項1〜4のいずれかに記載の端子が正極端子および負極端子の少なくとも一方に用いられ、上記端子の長さ方向の一部に樹脂層が設けられ、当該樹脂層の上に上記フィルム状外装体が接合されてなる、電池。
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