JP6226222B2 - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に用いられるシート給送装置及びそのシート給送装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、給紙トレイに積載されているシート束から繰り出しローラによって繰り出され、シート分離装置によって1枚だけに分離したシートを画像形成部へ給送するシート給送装置を備えた画像形成装置が知られている。
特許文献1に記載のシート給送装置に設けられたシート分離装置は、シートを給送方向に向けて搬送する搬送ローラと、搬送ローラの下方に設けられ搬送ローラに圧接させた分離部材とを備えている。分離部材は、分離部材の下方に設けられ、シート給送方向と直交する方向であるシート幅方向に延び、シート給送装置の筐体にシート幅方向両端部が保持された梁状の樹脂からなる支持フレームに支持されている。
搬送ローラと分離部材とのニップに2枚のシートが送り込まれた場合には、分離部材とシートとの間で生じる摩擦力によって分離部材に接するシートの搬送を阻止し、搬送ローラに接している1枚のシートのみが分離されて搬送される。
搬送ローラと分離部材とを圧接させることにより、支持フレームに力がかかることで支持フレームが大きく撓んでしまうと、搬送ローラと分離部材との間で生じる圧力が狙いの大きさよりも小さくなる。そのため、分離部材とシートとの間で生じる摩擦力が狙いの大きさよりも小さくなってしまい、シート分離装置によってシートを1枚だけに分離するシート分離性能が低下してしまう。
特許文献1に記載のシート給送装置では、シート搬送方向両端部が折り曲げられた板金からなる補強フレームを、樹脂からなる支持フレームの分離部材とは反対側に取り付けることで、前記支持フレームの撓みを低減させている。
しかしながら、樹脂からなる支持フレームの撓みを低減させるために、別途で板金からなる補強フレームを支持ブレームに取り付けて、支持フレームと補強フレームとの2重構造にすると、支持フレームを単一で用いる場合よりもコスト高になってしまう。
そのため、樹脂よりも高い剛性を得ることが可能な梁状の板金からなる支持フレームを単体で用いることが考えられる。そして、この板金からなる支持フレームの撓みを低減させるために、十分な剛性が得られるようにするには、板金の板厚を一定以上確保する必要がある。ところが、前記補強フレームのように板金を単純に曲げただけで支持フレームを構成した場合には、板金の板厚が厚くなり過ぎて、消費する資源量が多くなり、ひいては、コスト高を招く虞がある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、分離部材を支持する支持部材の板厚が厚くなるのを抑えつつ、支持部材の撓みを低減させて、シート分離性能が低下するのを抑制できる給紙装置、及び、その給紙装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、シートを搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラと圧接させることでニップを形成する分離部材と、シート搬送方向と直交する方向であるシート幅方向に延び、装置本体の筐体にシート幅方向両端部が保持された、前記分離部材を支持する支持部材とを備えたシート給送装置であって前記搬送ローラを軸支する筐体を備え、前記支持部材、前記分離部材を支持するシート幅方向に延びた支持面部と、該支持面部のシート搬送方向及びシート幅方向それぞれの端部から立った4つの側壁部とを少なくとも有しており、前記4つの側壁部の隣り合う側壁部を結合手段によって結合し、前記4つの側壁部のうちの対向する2つの側壁部と前記筐体の2つの面とが結合されていることを特徴とするものである。
本発明においては、支持面部から立ち上がるように折れ曲がった4つの側壁部の隣り合う側壁部を結合手段によって結合し、板金からなる支持部材を箱型形状にしている。このように支持部材が箱型形状であることで、単に板金を折り曲げただけで支持部材を構成した場合よりも、薄い板厚で支持部材の剛性を高めることができる。これにより、支持部材の板厚が厚くなるのを抑えつつ、搬送ローラと分離部材とを圧接させることで支持部材にかかる力によって、支持部材に生じる撓みを低減でき、搬送ローラと分離部材との間で生じる圧力が狙いの大きさよりも小さくなるのを抑制できる。よって、分離部材とシートとの間で生じる摩擦力が狙いの大きさよりも小さくなって、シート分離性能が低下してしまうのを抑制することができる。
以上、本発明によれば、分離部材を支持する支持部材の板厚が厚くなるのを抑えつつ、支持部材の撓みを低減させて、シート分離性能が低下するのを抑制できるという優れた効果がある。
下ステーの斜視図。 実施形態に係るシート給送装置が適用される画像形成装置の一例を示す図。 給紙装置の詳細を示す図。 給紙分離部の構成を示した模式図。 セパレートローラのフィードローラへの圧接力が増加する構成についての説明図。 セパレートローラ軸とローラホルダとの嵌合部の模式図。 セパレートローラ軸のローラホルダからの飛び出し量と、セパレートローラ軸に対する付勢部材の押し位置とについて説明する図。 ローラホルダの回動支点とセパレートローラ軸とフィードローラ軸との3つの軸の位置関係を示す図。 装置本体に対して給紙トレイを挿入した状態を装置上方から見た模式図。 装置本体に対して給紙トレイを挿入した場合の給紙分離部の模式図。 セパレートローラがフィードローラに当接した状態を示す図。 図11のA−A’断面斜視図。 付勢部材の形状についての説明図。 装置本体から給紙トレイを引き抜いた場合の給紙分離部の模式図。 セパレートローラがフィードローラから離間した状態を示す図。 図15のB−B’断面斜視図。 セパレートローラに生じる圧接力の反力を下ステーで受ける構成についての説明図。 給紙装置をシート搬送方向下流側から見た断面図。 ブラケットと下ステーそれぞれにかかる力の説明図。 下ステーの一端部の拡大図。 溶接による接合を行った場合の下ステーの一端部の拡大図。 リベットによる結合を行った場合の下ステーの一端部の拡大図。
[実施形態1]
以下、図面により本発明の実施の形態を説明する。
図2は、本発明が適用された、シート給送装置である給紙装置57を備えた画像形成装置であるプリンタ1の概略構成図である。
図2においてプリンタ1は、画像形成処理部90を縦方向の中央に位置させ、画像形成処理部90を境にして上部には原稿走査部100、下部には給紙部110がそれぞれ配置されている。
画像形成処理部90には、円筒状の潜像担持体をなす感光体2が備えられている。感光体2の周辺には、図中時計回り方向に回転する感光体2の回転方向に沿って画像形成処理を実行するための帯電装置3、書き込み装置4、現像装置5、転写装置6及びクリーニング装置7が配置されている。
感光体2は、回転過程において帯電装置3によって表面が一様帯電された後、書き込み装置4により画像情報に対応した静電潜像が形成され、静電潜像が現像装置5によって可視像処理されてトナー像とされる。そして、そのトナー像が転写装置6によって給紙部110に装備されている給紙装置57から給送されるシートに転写される。
転写後の感光体2の表面は、クリーニング装置7によって残留トナーが除去され、不図示の除電装置により除電された後、帯電装置3による一様帯電が施されて次回の画像形成に備えられる。
トナー像転写のためにシートを給送する給紙部110は、画像形成処理部90内に配置されている一つを含む、装置本体に対して着脱可能に設けられた複数の給紙トレイ8A,8B,8C,8Dを備えている。各給紙トレイ8A,8B,8C,8Dには、重送状態にあるシートを分離可能な給紙装置57A,57B,57C,57Dが備えられている。
なお、図中の符号8Eは、両面への画像形成対象となるシートを反転させて一旦収容可能な再給紙トレイを示しており、符号8Fはシートのレジストタイミングを設定するレジストローラを示している。
給紙装置57A,57B,57C,57Dからは、一点鎖線で示す方向にシートが繰り出され、レジストローラ8Fの位置に達するようになっている。
転写装置6は、2つの張架ローラ6a,6b間に転写搬送ベルト6cが掛け渡されている。この転写搬送ベルト6cは、張架ローラ6aによって感光体2の表面に押し当てられるように設けられている。そして、不図示の電源から張架ローラ6aに転写バイアスを印加して、感光体2からシートにトナー像を転写し、トナー像が転写されたシートを定着装置9に向けて搬送する。
定着装置9は、定着ローラ9A及び加圧ローラ9Bを備えた熱ローラ方式が採用された構成を備えている。そして、定着ローラ9Aに内蔵されている熱源を介した加熱と、加圧ローラによる加圧力とにより、シート上に担持されているトナーをシートに定着させるようになっている。
定着後のシートは、ページ順あるいは画像毎などに仕分けされたシートを収容可能な複数の排紙トレイ10A及びステープラ10Bを備えた後処理装置10に向けて排出される。なお、後処理装置10は、後処理を行わないシートを受容するための排紙トレイ10Cも備えている。
また、シートの両面に画像を形成する場合には、シートの片面にトナー像が定着された後、後処理装置10にシートを排出せず、両面画像形成のために反転搬送路8Iに向けてシートを排出する。反転搬送路8Iは、再給紙トレイ8Eを経由してレジストローラ8Fの位置に達しており、反転されたシートが再度、感光体2の転写位置に向けて繰り出されるようになっている。
原稿走査部100には、画像形成処理部90の上方にある原稿載置台101に載置された原稿を読み取るための走査光学系102、自動原稿給送装置103、及び、両面画像形成時に適用される反転搬送部材104が開閉可能な蓋部材105内に装備されている。自動原稿給送装置103には、原稿載置トレイ106に積載されている原稿を原稿載置台101上に導入するための原稿搬送ベルト107も装備されている。
各給紙装置57A,57B,57C,57Dのうち、代表して一番下の給紙装置57Dについて説明する。この給紙装置57Dは、給紙トレイ8Dに積載されたシートを繰り出すピックアップローラ11と、フィードローラ12と、フィードローラ12に圧接されたセパレートローラ13と、ガイド8Gと、搬送コロ8Hとが配置されている。なお、他の給紙装置57A,57B,57Cも同様の構成を備えている。
また、プリンタ1は、手差しトレイ81を有しており、これに対応して給紙装置57Eが設けられている。この給紙装置57Eも給紙装置57Dと同様の構成を有している。
図3は給紙装置57Dの詳細を示す図である。
図3において、シート状媒体であるシートSは、図示しない支持部材によって整列されており、且つ、給紙によりシートSが減少しても、補給によりシートSが加えられても、積載されたシートSの最上面高さが一定の位置を維持するように設けられている。
図中の符号Xは、給紙(給送)方向を示しており、この給紙方向Xと直交するシートSの幅方向の中央部において給紙方向Xの下流側のシート上面には、ピックアップローラ11が自重で接している。
給紙方向Xにおけるピックアップローラ11の下流側近傍には、シートSを搬送する搬送ローラであるフィードローラ12と、分離ローラであるセパレートローラ13とが圧接状態で対向配置されている。セパレートローラ13は、フィードローラ12と当接することで形成されるニップに進入した複数のシートSのうち、フィードローラ12が接するシートS以外のシートSを、フィードローラ12が接するシートSから分離する。
フィードローラ12とセパレートローラ13とのニップ部の位置は、積載されたシートSのうちで最上位のシートSと同等の高さレベルに設定されている。
フィードローラ12は、給紙装置57Dの筐体である不図示のハウジングに片持ち状態で支持された、フィードローラ軸12Aに設けられており、フィードローラ軸12A上に一体的に設けられたフィードローラギヤ12Gと同期回転する。
フィードローラギヤ12Gは、アイドルギヤ14を介してピックアップローラ11のピックアップローラ軸11Aに一体的に設けられたピックアップローラギヤ11Gと噛み合っている。したがって、ピックアップローラ11とフィードローラ12とは給紙方向XにシートSを送り出す向きに回転される。
セパレートローラ13は、不図示のローラホルダに片持ち式に支持されたセパレートローラ軸13Aの自由端側に、不図示のトルクリミッタを介して正逆回転可能に設けられている。
フィードローラ12とセパレートローラ13とは、プリンタ寿命よりも寿命が短く、市場で交換されることがある。そのため、フィードローラ12とセパレートローラ13との交換性を良くするために、フィードローラ12及びセパレートローラ13のそれぞれを、フィードローラ軸12A及びセパレートローラ軸13Aのそれぞれの一端部に差し込んだ片持ち構成になっている。
給紙トレイ8Dに積載されたシートSを1枚に分離する方法としては、シートSを搬送するフィードローラ12に対してセパレートローラ13を付勢するとともに、トルクリミッタ15によりセパレートローラ13の回転を制御することで行われる。
図4はシート分離装置の構成を示した模式図である。
セパレートローラ13とトルクリミッタ15とは、セパレートローラ軸13Aを介してローラホルダ20に保持されている。
フィードローラ12が回転すると、セパレートローラ13がフィードローラ12に引きずられて回転しようとするが、トルクリミッタ15が働くので、所定のトルクがかかるまではセパレートローラ13の回転が抑制されている。そのため、回動支点20A,20Bを軸にしてセパレートローラ13、トルクリミッタ15、セパレートローラ軸13A、ローラホルダ20が一体的に図5中矢印A方向に回転力を受ける。その結果、セパレートローラ13のフィードローラ12への圧接力は増加する。
その後、フィードローラ12を回転し続けると、セパレートローラ13にトルクリミッタ15の設定トルク以上のトルクがかかるので、トルクリミッタ15が切れてセパレートローラ13はフィードローラ12と連れまわって回転する。
また、セパレートローラ13に加わる駆動負荷は、フィードローラ12とセパレートローラ13とが接触することで形成されるニップに進入するシートSの枚数に応じて変化する。そして、この駆動負荷の変化によって、トルクリミッタの動作と非動作とが決定される。
給紙トレイ8Dに積載されたシート束からピックアップローラ11により、フィードローラ12とセパレートローラ13とのニップへシートSを案内する。そして、1枚のシートSがフィードローラ12とセパレートローラ13とのニップに入り込んだ場合には、トルクリミッタが滑って非動作となり、セパレートローラ13はシートSを搬送する方向に回転する。一方、複数枚のシートSがフィードローラ12とセパレートローラ13とのニップに入り込んだ場合には、トルクリミッタが動作しセパレートローラ13の回転を制動することによって、フィードローラ12に接している1枚のシートSのみが分離される。
図6に示すように、セパレートローラ軸13Aのセパレートローラ13側とは反対側の軸端部13aは、断面がD型形状をしている。また、このセパレートローラ軸13Aの軸端部13aの断面D型形状に対応した嵌め込み孔20aが、ローラホルダ20のセパレートローラ軸軸方向一端側の側壁20bに形成されている。そして、このセパレートローラ軸13Aの軸端部13aを、ローラホルダ20の嵌め込み孔20aに嵌め込むことで、セパレートローラ軸13Aの回転が制限されるとともに、セパレートローラ軸13Aがローラホルダ20に保持される。なお、セパレートローラ軸13Aを自在継ぎ手等でつないで回転駆動させても良い。
また、フィードローラ12とセパレートローラ13とは、各々平行に接していないと、両ローラによって挾持搬送されるシートSが斜行してしまう。そのため、セパレートローラ軸13Aは、フィードローラ軸12Aと平行になるように、ローラホルダ20によって保持されている。
この際、図7に示すセパレートローラ軸13Aのローラホルダ20からの飛び出し量lが多くなると、セパレートローラ軸13Aの片持ち長さが長くなるため、セパレートローラ軸13Aが圧接力で変形する変形量が大きくなってしまう。そのため、本実施形態では、図7に示すように、前記飛び出し量lをできるだけ少なくし、セパレートローラ軸13Aの片持ち長さが、なるべく短くなるように構成している。また、付勢部材30の接触部30Cが、ローラホルダ20内におけるセパレートローラ軸13Aのセパレートローラ13に最も近い位置を押すように構成している。これにより、セパレートローラ軸13Aが圧接力で変形する変形量を小さくすることができる。
ローラホルダ20のセパレートローラ軸方向両側面それぞれには、図4に示すように回動支点20Aと回動支点20Bとが設けられている。そして、フィードローラ12に対してセパレートローラ13を接離可能なように、回動支点20A,20Bでローラホルダ20が不図示のブラケットに揺動可能に支持されている。なお、ローラホルダ20の揺動は、後述する付勢部材30からの付勢によって行うことができる。
ここで、ローラホルダ20の回動支点20A,20Bと、セパレートローラ軸13Aと、フィードローラ軸12Aとの3つの軸の位置関係が重要である。本実施形態では図8に示すように、フィードローラ12が回転したときに、その回転力でローラホルダ20が回動して、セパレートローラ13のフィードローラ12への圧接力が高められるように、前記3つの軸の位置関係を設定している。
図9は、装置本体に対して給紙トレイ8を挿入した状態を装置上方から見た模式図である。図10は、装置本体に対して給紙トレイ8を挿入した場合の給紙分離部の模式図である。図11は、セパレートローラ13がフィードローラ12に当接した状態を示す図である。図12は、図11のA−A’断面斜視図である。
少なくともセパレートローラ13をフィードローラ12に向けて付勢するための付勢部材30は、回転支点軸30Aを回転中心として回転可能に不図示の装置本体フレームに支持されている。また、付勢部材30の図中下側の端部である引っ掛け部30Bには、一端が不図示の装置本体フレームに引っ掛けられた、付勢部材30を引っ張るためのスプリング60の他端が引っ掛けられている。
図13は付勢部材30の形状についての説明図である。
付勢部材30は、スプリング60の引っ張り力により図中反時計回り方向に回転させて、セパレートローラ軸13Aに圧力をかける。このとき、その圧力が狙いの値からばらつかないようにするため、本実施形態では図13に示すように付勢部材30のセパレートローラ軸13Aと接触する接触部30Cを半円形状にし、接触部30Cの寸法精度を厳しく設定している。
また、セパレートローラ軸13Aにかける圧力のエネルギーが、付勢部材30の回転支点軸30Aと接触部30Cとの間のアーム部30Eの曲げ変形に費やされないよう、アーム部30Eに三角形のリブ30Fを設けてアーム部30Eの曲げ変形を抑えている。
装置本体に対して給紙トレイ8が挿入されると、給紙トレイ8により動作レバー50の端部50Bが押されて、回転支点軸50Aを中心に、図10中時計回り方向に動作レバー50が回転する。動作レバー50の端部50Bとは別の端部と、リンク部材40とは軸部材50Cで互いに軸支されており、動作レバー50が図10中時計回り方向に回転することで、リンク部材40が図10中左方向に移動する。これにより、付勢部材30の下部にある係合部30Dとリンク部材40との係合が解除され、スプリング60の引っ張り力により付勢部材30が引っ張られる。
これにより、付勢部材30は回転支点軸30Aを中心に図12中矢印A方向に回転し、付勢部材30の上側の端部である接触部30Cが、セパレートローラ軸13Aを図中上方に押し上げる。これにより、ローラホルダ20がセパレートローラ軸13Aを介して付勢部材により上に向かって付勢され回動支点20A,20Bを中心に揺動し、図11に示すようにセパレートローラ13がフィードローラ12に当接する。すなわち、セパレートローラ13は、スプリング60から引っ張り力を受けた付勢部材30により、セパレートローラ軸13Aとローラホルダ20とを介してフィードローラ12に向かって付勢されることで、フィードローラ12と当接する。
なお、回転停止状態でも、フィードローラ12とセパレートローラ13とが圧接した状態となる。
図14は、装置本体から給紙トレイ8を引き抜いた場合の模式図である。図15は、セパレートローラ13がフィードローラ12から離間した状態を示す図である。図16は、図15のB−B’断面斜視図である。
図9に矢印で示した給紙トレイ引き出し方向に給紙トレイ8が装置本体から引き出されると、給紙トレイ8による動作レバー50の端部50Bの押圧が解除される。また、リンク部材40の上面から突出するL字形状の引っ掛け部40Aには、スプリング61により引っ張り力がかけられている。そのため、給紙トレイ8による動作レバー50の押圧が解除されると、スプリング61からの引っ張り力によってリンク部材40が図14中右方向に移動する。これにより、付勢部材30の係合部30Dとリンク部材40とが係合し、付勢部材30の係合部30Dがリンク部材40によって引っ張られる。
これにより、付勢部材30は回転支点軸30Aを中心に図16中矢印B方向に回転し、セパレートローラ13のフィードローラ12への付勢が解除され脱圧される。さらに、これとともに、付勢部材30の接触部30Cの下側部分がローラホルダ20に設けられたL字形状の引っ掛け部20Cを押し下げる。つまり、ローラホルダ20は付勢部材30からのセパレートローラ13のフィードローラ12への付勢を解除して脱圧されるだけでなく、積極的に付勢部材30から押し下げ力を得て、図15に示すようにセパレートローラ13をフィードローラ12から離間させる。
また、付勢部材30によるセパレートローラ13のフィードローラ12への付勢を解除し脱圧した状態で、セパレートローラ13をフィードローラ12から離間させる方向に付勢部材30で付勢することで、ローラホルダ20にねじれが生じるのを抑制できる。よって、前記ねじれに起因して、セパレートローラ13が狙いの離間量よりも少ない量しかフィードローラ12から離間しなくなるのを抑えられ、フィードローラ12に対してセパレートローラ13を確実に狙いの離間量で離間させることができる。
したがって、フィードローラ12とセパレートローラ13とにシートが接触した状態または挟まれた状態で給紙トレイ8を引き出して、シートが傷ついたり破れたりすることや、給紙トレイ8が引き出せなくなることを抑制することができる。
ここで、トルクリミッタ15のトルクがセパレートローラ13をシート搬送方向とは逆方向に回そうとする方向に力がかかった状態となる一方で、フィードローラ12はシート搬送方向と逆方向に回転することが駆動列から制限されている。このため、セパレートローラ13はフィードローラ12に食い付く形で上がりきった状態が安定状態になり、セパレートローラ13を押し下げないとセパレートローラ13が離間しない場合がよく発生する。
一方、本実施形態のように、付勢部材30からの押し下げ力によってセパレートローラ13を押し下げることで、セパレートローラ13がフィードローラ12に食い付いて安定した場合でも、セパレートローラ13をフィードローラ12から離間させることができる。
なお、付勢部材30による加圧及び脱圧それぞれでは、セパレートローラ軸13Aを押しても、ローラホルダ20を押してもどちらでも良い。
上述したように、フィードローラ12の回転力の一部は、セパレートローラ13のフィードローラ12への圧接力に変換される。また、セパレートローラ13に生じる前記圧接力の反力は、回動支点20A,20Bを通って、ブラケット21A,21Bを経由し、下ステー22で受ける構成となっている(図17参照)。
図18に示すように、フィードローラ12のフィードローラ軸12Aは、給紙装置57の筐体であるハウジング23で軸支されている。そのため、フィードローラ12側に反力は、フィードローラ軸12Aを通ってハウジング23で受ける構成となっている。
また、下ステー22のシート幅方向両端それぞれにある側壁部22b,22cと、ハウジング23のシート幅方向両端それぞれにある側壁部23a,23bとには、互いに連通するような位置関係でネジ孔(不図示)が開けられている。そして、そのネジ孔にネジ25を入れて締め、下ステー22とハウジング23とがネジ締結されている。そのため、ハウジング23と下ステー22とによって、力のループが完成しており、セパレートローラ13側の反力を下ステー22で受け、フィードローラ12側の反力をハウジング23で受けることにより、前記圧接力が逃げない構造となっている。
図1は、本実施形態にかかる下ステー22の斜視図である。
図1に示すように、下ステー22は上面が開口した箱型形状をしている。そして、ブラケット21A,21Bが設けられる底面部22aと、プレス加工によって底面部22aから立ち上がるようにシート搬送方向及びシート幅方向それぞれの端部を折り曲げた4つの側壁部22b,22c22d,22eとを有している。
なお、上述したように、下ステー22のシート幅方向両端それぞれにある側壁部22bと側壁部22cとには、図1に示すように、ハウジング23と締結される際にネジ25が入れられるネジ孔24が開けられている。
下ステー22の底面部22aには、ローラホルダ20とブラケット21A,21Bと介してセパレートローラ13が支持される。また、下ステー22の中で最も面積が広い底面部22aには、底面部22aの強度を高めるために絞り形状の膨らみである凸形状部22fが形成されている。
図1に示すように、下ステー22では、隣り合う側壁部の一方の側壁部に、他方の側壁部と沿うように折れ曲がって前記他方の側壁部と重なる曲げ重ね部を設けて、隣り合う側壁部の一部を重ね合わせている。
図1に示す下ステー22においては、側壁部22dと重なる曲げ重ね部22b1と、側壁部22eと重なる曲げ重ね部22b2とが、側壁部22bに設けられている。また、側壁部22dと重なる曲げ重ね部22c1と、側壁部22eと重なる曲げ重ね部22c2とが、側壁部22cに設けられている。
そして、例えば、隣り合う側壁部の一方の側壁部である側壁部22bの曲げ重ね部22b1に形成された凸部を、他方の側壁部である側壁部22dに形成された凹部にカシメ付けて、隣り合う側壁部である側壁部22bと側壁部22dとを結合する。このようにして、他の隣り合う側壁部もカシメ結合することにより、下ステー22を上面が開口した箱型形状にすることができる。
このように、隣り合う側壁部をカシメ結合して、下ステー22を箱型形状にすることで、単に板金を折り曲げただけで下ステー22を構成した場合よりも、薄い板厚で下ステー22の剛性を高めることができる。これにより、下ステー22の板厚が厚くなるのを抑えつつ、フィードローラ12とセパレートローラ13とを圧接させることで下ステー22にかかる力によって、下ステー22に生じる撓みを低減できる。このため、フィードローラ12とセパレートローラ13との間で生じる圧力が狙いの大きさよりも小さくなるのを抑制できる。よって、セパレートローラ13とシートとの間で生じる摩擦力が狙いの大きさよりも小さくなって、シート分離性能が低下してしまうのを抑制することができる。
また、ブラケット21A,21Bには図19中矢印B方向の力が加わっており、下ステー22には図19中C方向の力が加わっている。そのため、下ステー22とハウジング23とのネジ締結部に対するねじれ力を一定以上確保する必要がある。そのため、下ステー22の4つの側壁部22b,22c22d,22eを互いにカシメ結合して、下ステー22を箱型形状にすることで、前記ねじれ力に対する剛性を、下ステー22の板厚を厚くすることなく確保することができる。
下ステー22の板厚を厚くするほど、前記付勢力の反力による下ステー22の撓みを低減させることは可能であるが、同じ大きさの板金に曲げ加工を施して下ステー22を作製した場合には、板厚が厚くなるほど、消費する資源量が多くなる。そのため、近年望まれている省資源化を図ることができなくなってしまう。また、消費する資源量が多くなることで、その分、コストが高くなってしまう。
ここで、本実施形態においては、図20に示すように、隣り合う側壁部のカシメ方向(図中矢印D方向)をシート搬送方向と平行(下ステー22に力がかかる方向(図中矢印C方向)と平行または略平行)にしている。これにより、シートを搬送するときの分離反力を、強度的に強い圧縮方向で受けることができる。また、カシメ方向をシート搬送方向と直交する方向にした場合に比べて、カシメ結合部22Aを引き剥がす方向(せん断方向)の力をカシメ結合部22Aに働きにくくすることができる。よって、フィードローラ12の回転停止に同期して加圧と除荷とを繰り返し受ける下ステー22のカシメ結合部22Aの高寿命化を図ることができる。
[実施形態2]
次に、本発明が適用された図2に示す、シート給送装置である給紙装置57を備えた画像形成装置であるプリンタ1の第2の実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態については、実施形態1と同様な基本的な構成については、説明は省略する。
本実施形態においても、図21に示すように下ステー22は上面が開口した箱型形状をしている。下ステー22は、ローラホルダ20とブラケット21A,21Bと介してセパレートローラ13を支持する底面部22aを有している。また。プレス加工によって底面部22aから立ち上がるようにシート搬送方向及びシート幅方向それぞれの端部を折り曲げた4つの側壁部22b,22c22d,22eを有している。
そして、本実施形態においては、下ステー22の隣り合う側壁部を溶接により接合して、下ステー22を箱型形状にしている。
例えば、隣り合う側壁部の一方の側壁部である側壁部22bの曲げ重ね部22b1と、他方の側壁部である側壁部22dとを溶接により接合し、隣り合う側壁部である側壁部22bと側壁部22dとを結合する。このようにして、他の隣り合う側壁部も溶接により結合することによって、下ステー22を上面が開口した箱型形状にすることができる。
このように、隣り合う側壁部を溶接して結合し、下ステー22を箱型形状にすることで、単に板金を折り曲げただけで下ステー22を構成した場合よりも、薄い板厚で下ステー22の剛性を高めることができる。これにより、下ステー22の板厚が厚くなるのを抑えつつ、フィードローラ12とセパレートローラ13とを圧接させることで下ステー22にかかる力によって、下ステー22に生じる撓みを低減できる。このため、フィードローラ12とセパレートローラ13との間で生じる圧力が狙いの大きさよりも小さくなるのを抑制できる。よって、セパレートローラ13とシートとの間で生じる摩擦力が狙いの大きさよりも小さくなって、シート分離性能が低下してしまうのを抑制することができる。
また、溶接方向をシート搬送方向と平行(下ステー22に力がかかる方向と平行または略平行)にするのが好ましい。これにより、溶接方向をシート搬送方向と直交する方向にした場合に比べて、溶接部22Bを引き剥がす方向(せん断方向)の力を溶接部22Bに働きにくくすることができる。よって、フィードローラ12の回転停止に同期して加圧と除荷とを繰り返し受ける下ステー22の溶接部22Bの高寿命化を図ることができる。
[実施形態3]
次に、本発明が適用された図2に示す、シート給送装置である給紙装置57を備えた画像形成装置であるプリンタ1の第2の実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態については、実施形態1と同様な基本的な構成については、説明は省略する。
本実施形態においても、図22に示すように下ステー22は上面が開口した箱型形状をしている。下ステー22は、ローラホルダ20とブラケット21A,21Bと介してセパレートローラ13を支持する底面部22aを有している。また。プレス加工によって底面部22aから立ち上がるようにシート搬送方向及びシート幅方向それぞれの端部を折り曲げた4つの側壁部22b,22c22d,22eを有している。
そして、本実施形態においては、隣り合う側壁部の一部を重ね合わせた際に連通する位置関係で各側壁部に形成した貫通孔22hに、リベット22gを嵌め込みカシメ付けることで、隣り合う側壁部を結合し、下ステー22を箱型形状にしている。
このように、隣り合う側壁部をリベット22gを用いて結合し、下ステー22を箱型形状にすることで、単に板金を折り曲げただけで下ステー22を構成した場合よりも、薄い板厚で下ステー22の剛性を高めることができる。これにより、下ステー22の板厚が厚くなるのを抑えつつ、フィードローラ12とセパレートローラ13とを圧接させることで下ステー22にかかる力によって、下ステー22に生じる撓みを低減できる。このため、フィードローラ12とセパレートローラ13との間で生じる圧力が狙いの大きさよりも小さくなるのを抑制できる。よって、セパレートローラ13とシートとの間で生じる摩擦力が狙いの大きさよりも小さくなって、シート分離性能が低下してしまうのを抑制することができる。
また、隣り合う側壁部のリベット結合方向を、シート搬送方向と平行(下ステー22に力がかかる方向と平行または略平行)にするのが好ましい。これにより、シートを搬送するときの分離反力を、強度的に強い圧縮方向で受けることができる。また、リベット結合方向をシート搬送方向と直交する方向にした場合に比べて、リベット結合部22Cを引き剥がす方向(せん断方向)の力をリベット結合部22Cに働きにくくすることができる。よって、フィードローラ12の回転停止に同期して加圧と除荷とを繰り返し受ける下ステー22のリベット結合部22Cの高寿命化を図ることができる。
なお、各実施形態の下ステー22においては、プレス加工によって底面部22aから立ち上がるように4つの側壁部22b,22c22d,22eを折り曲げて、隣り合う側壁部を結合することにより箱型形状にしている。一方で、下ステー22を絞り加工により箱型形状に形成した場合には、プレス加工によって各側壁部22b,22c22d,22eを底面部22aから立ち上げるように曲げる場合よりも、下ステー22の角が丸くなる。その結果、下ステー22の大型化を招いてしまい、装置内のレイアウトの自由度が下がってしまう。
よって、プレス加工により底面部22aから立ち上げるように曲げられた各側壁部22b,22c22d,22eの隣り合うもの同士を、カシメや溶接やリベットなどにより結合するほうが、装置内のレイアウトの自由度が下がるのを抑制できるので好ましい。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
シートを搬送するフィードローラ12などの搬送ローラと、前記搬送ローラと圧接させることで形成されるニップに進入した複数のシートのうち、搬送ローラが接するシート以外のシートを搬送ローラが接するシートから分離するためのセパレートローラ13などの分離部材と、シート搬送方向と直交する方向であるシート幅方向に延び、装置本体のハウジング23などの筐体にシート幅方向両端部が保持された、前記分離部材を支持する下ステー22などの支持部材とを備えた給紙装置57などのシート給送装置において、前記支持部材が板金からなり、前記分離部材を支持するシート幅方向に延びた底面部22aなどの支持面部と、支持面部のシート搬送方向及びシート幅方向それぞれの端部から立ち上がるように折れ曲がった側壁部22b,22c,22d,22eなどの4つの側壁部とを少なくとも有しており、4つの側壁部の隣り合う側壁部を結合手段によって結合した。これよれば、上記実施形態について説明したように、分離部材を支持する支持部材の板厚が厚くなるのを抑えつつ、支持部材の撓みを低減させて、シート分離性能が低下するのを抑制できる。
(態様B)
(態様A)において、上記結合手段による結合方向がシート搬送方向と平行または略平行である。これによれば、上記実施形態について説明したように、結合部の高寿命化を図ることができる。
(態様C)
(態様B)において、隣り合う側壁部の一方の側壁部22bなどの側壁部には、他方の側壁部22dなどの側壁部と沿うように折れ曲がって他方の側壁部と重なる曲げ重ね部22b1などの曲げ重ね部が設けられており、上記結合手段は、前記一方の側壁部の前記曲げ重ね部と前記他方の側壁部とをカシメて結合する。これによれば、上記実施形態について説明したように、単純な板金の曲げだけの構成と比べて薄板で同等の強度を確保できる。また、支持部材を絞り加工で箱型形状にする場合よりも支持部材の大きさを小さくすることが可能となり、装置内のレイアウトの自由度が下がるのを抑制できる。
(態様D)
(態様B)において、上記結合手段は、隣り合う側壁部を溶接により結合する。これによれば、上記実施形態について説明したように、単純な板金の曲げだけの構成と比べて薄板で同等の強度を確保できる。また、支持部材を絞り加工で箱型形状にする場合よりも支持部材の大きさを小さくすることが可能となり、装置内のレイアウトの自由度が下がるのを抑制できる。
(態様E)
(態様B)において、隣り合う側壁部の一方の側壁部22bなどの側壁部には、他方の側壁部22dなどの側壁部と沿うように折れ曲がって他方の側壁部と重なる曲げ重ね部22b1などの曲げ重ね部が設けられており、上記結合手段は、前記一方の側壁部の前記曲げ重ね部と前記他方の側壁部とを溶接により結合する。これによれば、上記実施形態について説明したように、単純な板金の曲げだけの構成と比べて薄板で同等の強度を確保できる。また、支持部材を絞り加工で箱型形状にする場合よりも支持部材の大きさを小さくすることが可能となり、装置内のレイアウトの自由度が下がるのを抑制できる。
(態様F)
(態様B)において、隣り合う側壁部の一方の側壁部22bなどの側壁部には、他方の側壁部22dなどの側壁部と沿うように折れ曲がって他方の側壁部と重なる曲げ重ね部22b1などの曲げ重ね部が設けられており、上記結合手段は、前記一方の側壁部の前記曲げ重ね部と前記他方の側壁部とをリベット22gなどのリベットにより結合する。これによれば、上記実施形態について説明したように、単純な板金の曲げだけの構成と比べて薄板で同等の強度を確保できる。また、支持部材を絞り加工で箱型形状にする場合よりも支持部材の大きさを小さくすることが可能となり、装置内のレイアウトの自由度が下がるのを抑制できる。
(態様G)
シートに画像を形成する画像形成処理部90などの画像形成手段と、給紙トレイ8などのシート積載手段に積載されたシートを前記画像形成手段へ給送する給紙装置57などのシート給送手段とを備えたプリンタ1などの画像形成装置において、前記シート給送手段として、(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)または(態様F)のシート給送装置を用いた。これによれば、上記実施形態について説明したように、分離部材を支持する支持部材の撓みを低減させて、シート分離性能が低下するのを抑制できる。
1 プリンタ
2 感光体
3 帯電装置
4 書き込み装置
5 現像装置
6 転写装置
6a 張架ローラ
6b 張架ローラ
6c 転写搬送ベルト
7 クリーニング装置
8 給紙トレイ
8A 給紙トレイ
8B 給紙トレイ
8C 給紙トレイ
8D 給紙トレイ
8E 再給紙トレイ
8F レジストローラ
8G ガイド
8H 搬送コロ
8I 反転搬送路
9 定着装置
9A 定着ローラ
9B 加圧ローラ
10 後処理装置
10A 排紙トレイ
10B ステープラ
10C 排紙トレイ
11 ピックアップローラ
11A ピックアップローラ軸
11G ピックアップローラギヤ
12 フィードローラ
12A フィードローラ軸
12G フィードローラギヤ
13 セパレートローラ
13A セパレートローラ軸
13a 軸端部
14 アイドルギヤ
15 トルクリミッタ
20 ローラホルダ
20A 回動支点
20B 回動支点
20C 引っ掛け部
20a 嵌め込み孔
20b 側壁
21A ブラケット
21B ブラケット
22 下ステー
22A カシメ結合部
22B 溶接部
22C リベット結合部
22a 底面部
22b 側壁部
22b1 曲げ重ね部
22b2 曲げ重ね部
22c 側壁部
22c1 曲げ重ね部
22c2 曲げ重ね部
22d 側壁部
22e 側壁部
22f 凸形状部
22g リベット
22h 貫通孔
23 ハウジング
23a 側壁部
23b 側壁部
24 ネジ孔
25 ネジ
30 付勢部材
30A 回転支点軸
30B 引っ掛け部
30C 接触部
30D 係合部
30E アーム部
30F リブ
40 リンク部材
40A 引っ掛け部
50 動作レバー
50A 回転支点軸
50B 端部
50C 軸部材
57 給紙装置
57A 給紙装置
57B 給紙装置
57C 給紙装置
57D 給紙装置
57E 給紙装置
60 スプリング
61 スプリング
81 手差しトレイ
90 画像形成処理部
100 原稿走査部
101 原稿載置台
102 走査光学系
103 自動原稿給送装置
104 反転搬送部材
105 蓋部材
106 原稿載置トレイ
107 原稿搬送ベルト
110 給紙部
特許第4687804号公報

Claims (10)

  1. シートを搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラと圧接させることでニップを形成する分離部材と、
    シート搬送方向と直交する方向であるシート幅方向に延び、装置本体の筐体にシート幅方向両端部が保持された、前記分離部材を支持する支持部材とを備えたシート給送装置であって、
    前記搬送ローラを軸支する筐体を備え、
    前記支持部材は、前記分離部材を支持するシート幅方向に延びた支持面部と、該支持面部のシート搬送方向及びシート幅方向それぞれの端部から立った4つの側壁部とを少なくとも有しており、
    前記4つの側壁部の隣り合う側壁部を結合手段によって結合し、前記4つの側壁部のうちの対向する2つの側壁部と前記筐体の2つの面とが結合されていることを特徴とするシート給送装置。
  2. 請求項1のシート給送装置において、
    前記分離部材は、前記ニップに進入した複数のシートのうち、前記搬送ローラが接するシート以外のシートを前記搬送ローラが接するシートから分離することを特徴とするシート給送装置。
  3. 請求項1または2のシート給送装置において、
    前記支持部材は板金からなることを特徴とするシート給送装置。
  4. 請求項1乃至の何れかに記載のシート給送装置において、
    前記4つの側壁部は、前記支持面部のシート搬送方向及びシート幅方向それぞれの端部から立ちあがるように折れ曲がった部分であることを特徴とするシート給送装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載のシート給送装置において、
    上記結合手段による結合方向がシート搬送方向と平行または略平行であることを特徴とするシート給送装置。
  6. 請求項5のシート給送装置において、
    隣り合う側壁部の一方の側壁部には、他方の側壁部と沿うように折れ曲がって該他方の側壁部と重なる曲げ重ね部が設けられており、
    上記結合手段は、前記一方の側壁部の前記曲げ重ね部と前記他方の側壁部とをカシメて結合することを特徴とするシート給送装置
  7. 請求項5のシート給送装置において、
    上記結合手段は、隣り合う側壁部を溶接により結合することを特徴とするシート給送装置。
  8. 請求項5のシート給送装置において、
    隣り合う側壁部の一方の側壁部には、他方の側壁部と沿うように折れ曲がって該他方の側壁部と重なる曲げ重ね部が設けられており、
    上記結合手段は、前記一方の側壁部の前記曲げ重ね部と前記他方の側壁部とを溶接により結合することを特徴とするシート給送装置。
  9. 請求項5のシート給送装置において、
    隣り合う側壁部の一方の側壁部には、他方の側壁部と沿うように折れ曲がって該他方の側壁部と重なる曲げ重ね部が設けられており、
    上記結合手段は、前記一方の側壁部の前記曲げ重ね部と前記他方の側壁部とをリベットにより結合することを特徴とするシート給送装置。
  10. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    シート積載手段に積載されたシートを前記画像形成手段へ給送するシート給送手段とを備えた画像形成装置において、
    前記シート給送手段として、請求項1乃至9の何れかに記載のシート給送装置を用いたことを特徴する画像形成装置。
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