JP6225664B2 - 電池制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池の充電制御を行う電池制御システムに関するものである。
バッテリの充電状態及び当該バッテリに接続された電気負荷の状態に基づいて、各バッテリの最大充電可能電力を演算し、当該最大充電可能電力が最も大きいバッテリに対して充電を行うことにより、電気エネルギーとして回生される運動エネルギーを可及的に増加させる技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2012−165589号公報
上記の技術では、充電前にバッテリが行った放電の状況(放電時間や放電量等)が考慮されておらず、当該放電の状況によってはバッテリの電解液が分解し、当該バッテリが劣化してしまう場合がある、という問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、二次電池の劣化を抑制することができる電池制御システムを提供することである。
本発明は、二次電池が連続して放電した放電時間又は放電量を計測し、当該放電時間又は放電量が第1の閾値を超えている場合に、当該二次電池を充電する制御を行うことにより上記課題を解決する。
本発明によれば、二次電池の放電時間又は放電量が第1の閾値を超えている場合に当該二次電池を充電する制御を行うため、連続放電による電解液の分解によって当該二次電池が劣化するのを抑制することができる。
図1は、本発明の第1実施形態における電池制御システムの構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第1実施形態における電池制御システムの制御を示すフローチャートである。 図3は、本発明の第1実施形態において、充電許容最大値を算出するためのマップの一例を示す図である。 図4は、本発明の第1実施形態において、必要充電量を演算するためのマップの一例を示す図である。 図5は、本発明の第1実施形態における電池制御システムを搭載した車両の車速と回生電力の関係の一例を表す図である。 図6は、本発明の電池制御システムによる制御を示す説明図である。 図7は、本発明の第1実施形態における電池制御システムの変形例を示すブロック図である。 図8は、本発明の第1実施形態における電池制御システムの変形例において、必要充電量を演算するためのマップの一例を示す図である。 図9は、本発明の第2実施形態における電池制御システムを示すブロック図である。 図10は、本発明の第2実施形態における電池制御システムの制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<<第1実施形態>>
図1は、本実施形態における電池制御システムを示すブロック図である。なお、以下においては、本実施形態に係る電池制御システムが、電気車両(ハイブリッド車やEV)用として用いられる場合を例示して説明するが、特にこれに限定されるものではない。
本実施形態における電池制御システム1は、図1に示すように、バッテリ2と、バッテリコントローラ3と、モータ4と、回生演算装置5と、を備えている。
バッテリ2は、リチウムイオン電池等の二次電池であり、図1に示すように、バッテリコントローラ3に接続されている。また、このバッテリ2の電気エネルギーは、特に図示しないインバータによって直流から交流に変換され、モータ4を駆動させる。また、走行の際にモータ4で発生した回生エネルギーを、当該インバータにより交流から直流に変換した後、バッテリ2に充電することが可能となっている。なお、本実施形態におけるバッテリ2が本発明の二次電池の一例に相当する。
バッテリコントローラ3は、バッテリ2に対する充電をコントロールするための装置であり、電流電圧測定部31と、放電時間計測部32と、温度測定部33と、演算部34と、制御部35と、を備えている。
電流電圧測定部31は、バッテリ2の端子に流れる電流及び当該バッテリ2の端子電圧を測定する機能を有しており、当該電流電圧測定部31で測定された結果は演算部34に送出される。本実施形態における電流電圧測定部31が、本発明の電圧測定手段の一例に相当する。
放電時間計測部32は、バッテリ2が連続して放電した時間(以下、単に放電時間とも称する。)を計測する機能を有しており、当該計測による結果を演算部34及び制御部35に送出する。
温度測定部33は、バッテリ2の温度を測定する機能を有しており、当該温度測定部33による測定結果は演算部34に送出される。本実施形態における温度測定部33が、本発明の温度測定手段の一例に相当する。
演算部34は、電流電圧測定部31が測定したバッテリ2の端子電圧及び温度測定部33が測定したバッテリ2の温度に基づいて、当該バッテリ2の充電許容最大値を算出する。なお、この充電許容最大値とは、バッテリ2が許容する充電電力の最大値であり、当該最大値を超える電力で繰り返し充電した場合には、当該バッテリ2の容量や抵抗の劣化(以下、単に劣化とも称する。)が進行するおそれが生じる。
また、この演算部34は、電流電圧測定部31が測定したバッテリ2の端子電圧、及び放電時間計測部32が計測した放電時間に基づいて、バッテリ2に対する必要充電量を演算する。この必要充電量とは、バッテリ2の劣化抑制の観点から必要となる当該バッテリ2への充電量の最低値であり、具体的には、連続放電後におけるバッテリ2の電解液の緩和を促し、当該電解液の分解を抑制することができる充電量である。この必要充電量を充電することなくバッテリ2が連続放電を行った場合には、当該バッテリ2の電解液が分解し、劣化が進行するおそれが生じる。
制御部35は、ROM等に格納されたプログラムをCPUにより実行する機能を有しておりであり、例えばコンピュータ等から構成される。制御部35は、バッテリ2の放電時間が、予め設定した所定値(以下、第1の閾値とも称する。)超えている場合に、モータ4の回生電力(充電電力)により必要充電量の電力量をバッテリ2に供給するよう制御する。この際、制御部35は、演算部34が演算したバッテリ2の充電許容最大値を超える電力がバッテリ2に供給されないよう、モータ4からバッテリ2に供給される回生電力(充電電力)を制御する。
回生演算装置5は、モータ4によって回生可能な電力(以下、回生可能電力とも称する。)と、回生可能な電力量(以下、回生可能電力量とも称する。)を演算する装置である。回生演算装置5による演算の結果は制御部35に送出され、制御部35は、当該演算の結果に基づいて上記の制御を行う。本実施形態における回生演算装置5、及び上述の演算部34が、本発明の演算手段の一例に相当する。
次に、本実施形態における電池制御システム1が行う制御について説明する。
図2は本実施形態における電池制御システムの制御を示すフローチャートであり、図3は本実施形態において充電許容最大値を算出するためのマップの一例を示す図であり、図4は本実施形態において必要充電量を演算するためのマップの一例を示す図であり、図5は本実施形態における電池制御システムを搭載した車両の車速と回生電力の関係の一例を表す図であり、図6は本実施形態における電池制御システムによる制御を示す説明図である。
まず、図2に示すステップS01では、演算部34において、電流電圧測定部31及び温度測定部33がそれぞれ測定したバッテリ2の電圧及び温度に基づき、バッテリ2の充電許容最大値を算出する。この算出は、図3に示すようなマップを予め作成し、当該マップを参照することにより行う。
このマップは、温度及び端子電圧の条件が異なる所定容量のバッテリを用意し、当該バッテリに対して所定回数充放電した際に、当該バッテリの劣化が進行する充放電電力を求めることにより作成する。図3に示す例では、温度が10℃〜100[℃]、端子電圧が10〜100[V]となる計100通りの条件下に置かれた所定容量の各バッテリについて、繰り返し充放電を行った場合に劣化の進行が認められる充放電電力をそれぞれ求めている。バッテリの劣化の進行有無の判断は、例えば、所定回数充放電を繰り返した後の当該バッテリにおける内部抵抗値の上昇率に基づいて行うことができる。なお、バッテリの温度又は端子電圧の一方のみと、充電許容最大値との関係を求めたマップを作成し、当該マップを参照することとしてもよい。
因みに、図3に示すマップでは、バッテリ温度を固定した場合、端子電圧が小さくなるに従って充電許容最大値は大きくなる傾向にある。例えば、バッテリ温度を100[℃]とした場合における充電許容最大値の傾向は、A100100<A90100<・・・<A10100となる。また、端子電圧を固定した場合は、バッテリ温度が小さくなるに従って充電許容最大値は小さくなる傾向にある。例えば、端子電圧を100[V]とした場合における充電許容最大値の傾向は、A100100>A10090>・・・>A10010となる。
次いで、ステップS02では、放電時間計測部32がバッテリ2の放電時間の計測を行う。そして、ステップS03において当該放電時間が所定値(第1の閾値)を超えている場合には、ステップS04へ進む。放電時間が第1の閾値以下である場合には、所定時間待機後にステップS01へ戻る。第1の閾値は、例えば、10〜60[s]として設定することができる。なお、本実施形態における第1の閾値が、本発明の第1の閾値の一例に相当する。
ステップS04では、演算部34において、電流電圧測定部31で測定したバッテリ2の端子電圧、放電時間計測部32で計測した放電時間、及び温度測定部33で測定したバッテリ2の温度に基づいて、バッテリ2に対する必要充電量の演算を行う。
具体的には、図4に示すようなマップを予め作成し、当該マップを参照することにより必要充電量を求める。図4において最も手前側のマップは、温度Tにおいて、放電時間が10〜60[s]、当該放電後の端子電圧が10〜100[V]の各条件下に置かれた所定容量のバッテリを用意し、所定回数充放電を行った際に各バッテリの劣化の進行を抑制することができる充放電量の最低値を求めて作成したものである。バッテリの劣化の進行有無の判断は、例えば、所定回数充放電を繰り返した後の当該バッテリにおける内部抵抗値の上昇率に基づいて行うことができる。異なる温度(T、T、T等)についても同様にしてマップを作成し、当該マップを参照することにより、各温度におけるバッテリ2に対する必要充電量の演算を行う。図4に示すマップ、及び図8に示すマップ(後述)が、本発明のマップの一例に相当する。
なお、図4に示すマップでは、放電時間を固定した場合、端子電圧が小さくなるに従って必要充電量は大きくなる傾向にある。例えば、温度Tにおいて放電時間を10[s]とした場合における必要充電量の傾向は、B10010<B9010<・・・<B1010となる。また、端子電圧を固定した場合は、放電時間が大きくなるに従って必要充電量も大きくなる傾向にある。例えば、温度Tにおいて端子電圧を100[V]とした場合における必要充電量の傾向は、B10010<B10020<・・・<B10060となる。
次いで、ステップS05では、回生演算装置5において、モータ4による回生可能電力及び回生可能電力量の演算を行う。具体的には、例えば図5に示す関係から、回生制動による回生可能電力を求める。また、図5の横軸は本実施形態の電池制御システム1を備えた車両の速度であり、縦軸はその速度でコースト回生を開始したときの回生電力の大きさであるため、グラフの面積が回生可能電力量に該当する。
次いで、ステップS06では、制御部35において、必要充電量と回生可能電力量の比較を行い、回生可能電力量が必要充電量よりも小さい場合には(ステップS06において「No」の場合)、前述のステップS05に戻り、モータ4による回生可能電力量が必要充電量以上となるまで待機する。
一方、回生可能電力量が必要充電量以上である場合には(ステップS06において「Yes」の場合)、制御部35は、ステップS07として、少なくとも必要充電量がバッテリ2に充電されるようモータ4による回生電力量を制御する(図6参照)。また、制御部35は、バッテリ2の充電中において、回生可能電力がバッテリ2の充電許容最大値を超えている場合には、当該バッテリ2に供給される電力が充電許容最大値以下となるよう制御する。具体的には、モータ4の回生電力の一部を、特に図示しないヒーター等を用いて熱エネルギーとして放出する等により、当該モータ4の回生電力(充電電力)をバッテリ2の充電許容最大値以下にする。ステップS07において必要充電量がバッテリ2に充電されると、制御は終了する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態では、バッテリ2の放電時間が第1の閾値を超えている場合に、バッテリ2を充電するよう制御部35が制御を行う。これにより、バッテリ2が連続して放電され続けることによって電解液が分解するのを防ぐことができるため、当該バッテリ2の劣化を抑制することができる。また、バッテリ2を一定時間連続して放電した場合において、電解液中のイオンの移動速度が低下することによる当該バッテリ2の出力低下も抑制することができる。
また、本実施形態では、演算部34においてバッテリ2に対する必要充電量を演算し、モータ4の回生電力(充電電力)によりバッテリ2に少なくとも必要充電量が充電されるよう制御部35が制御を行う。これにより、バッテリ2の電解液の緩和を促すことができるため、当該バッテリ2の劣化をさらに抑制することができる。
また、制御部35は、バッテリ2の充電時において、当該バッテリ2に供給される電力が充電許容最大値以下となるよう制御を行う。これにより、充電時において、劣化が進行する電力がバッテリ2に供給されるのを防ぐことができるため、当該バッテリ2の劣化をさらに抑制することができる。
なお、本実施形態では、バッテリ2の放電時間が第1の閾値を超えている場合に制御(図2におけるステップS04以後の制御)を行っているが、特にこれに限定されない。例えば、バッテリ2の放電時間に代えて、バッテリ2が連続して放電した放電量について第1の閾値を設定し、当該放電量が第1の閾値を超えている場合に、制御(図2におけるステップS04以後の制御)を行うこととしてもよい。
この場合には、図7に示すように、放電時間計測部32に代えて放電量計測部321を設け、当該放電量計測部321において計測したバッテリ2の放電量と、電流電圧測定部31で測定したバッテリ2の端子電圧に基づいて、演算部34が当該バッテリ2に対する必要充電量の演算を行う。この際、必要充電量の演算は、図8に示すようなマップを予め作成し、当該マップを参照することにより行う。このマップは、放電量が10〜60[Ah]、当該放電後の端子電圧が10〜100[V]の各条件下に置かれた所定容量のバッテリを用意し、各バッテリに対して所定回数繰り返して充放電を行った際に、当該バッテリの劣化の進行を抑制することができる充放電量の最低値を求めて作成したものである。本例における放電量計測部321及び上述の放電時間計測部32が、本発明の計測手段の一例に相当する。
なお、図8に示すマップでは、放電量を固定した場合、端子電圧が小さくなるに従って必要充電量は大きくなる傾向にある。例えば、温度Tにおいて放電量を10[Ah]とした場合における必要充電量の傾向は、C10010<C9010<・・・<C1010となる。また、端子電圧を固定した場合は、放電量が大きくなるに従って必要充電量も大きくなる傾向にある。例えば、温度Tにおいて端子電圧を100[V]とした場合における必要充電量の傾向は、C10010<C10020<・・・<C10060となる。
因みに、放電時間計測部32と放電量計測部321の両方をバッテリコントローラ3に設けてもよい。この場合には、図4に示すマップにおける値と、図8に示すマップにおける値のうち、小さい方の値を必要充電量として採用する。例えば、温度Tにおいて、バッテリ2の端子電圧が100Vであり、放電時間が10s、放電量が10Ahの場合には、B100,10(Wh)とC100,10(Wh)のうち、小さい方の値を必要充電量として採用する。
本例においても、バッテリ2の放電量又は放電時間が第1の閾値を超えている場合の制御により、充電許容最大値以下の電力を用いてバッテリ2に必要充電量を充電することができるため、当該バッテリ2の劣化を抑制することができる。また、一定時間連続して放電した場合におけるバッテリ2の出力低下も抑制することができる。
<<第2実施形態>>
図9は本発明の第2実施形態における電池制御システム1Bのブロック図であり、図10は第2実施形態における電池制御システム1Bの制御を示すフローチャートである。第2実施形態における電池制御システム1Bは、電池貯蔵装置6を備えていること以外は、上述した第1実施形態と同様であるので、第1実施形態と相違する部分についてのみ説明し、第1実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
電力貯蔵装置6は、リチウムイオン電池等の二次電池やキャパシタ等から構成され、当該電力貯蔵装置6が貯蔵した電力を放電することによりバッテリ2を充電することが可能となっている。また、この電力貯蔵装置6は、モータ4で発生し、インバータ(不図示)によって交流から直流に変換された回生電力を貯蔵することが可能となっている。
本実施形態における電池制御システム1Bが行う制御では、図10に示すように、ステップS06として制御部35が必要充電量と回生可能電力量の比較を行い、回生可能電力量が必要充電量以上である場合には(ステップS06において「Yes」の場合)、ステップS07Bへ進む。
ステップS07Bにおいて、制御部35は、少なくとも必要充電量がバッテリ2に充電されるようモータ4の回生電力量を制御する。この際、モータ4の回生可能電力量と必要充電量との差に相当する回生電力量(充電電力量)を、電力貯蔵装置6に充電して貯蔵する制御を行う。これにより、モータ4により発生した回生電力を効率よく利用することができる。
一方、ステップS06において、回生可能電力量が必要充電量よりも小さい場合には(ステップS06において「No」の場合)、ステップS08へと進む。
ステップS08では、モータ4の回生電力と電力貯蔵装置6の放電電力の両方による充電により、バッテリ2に必要充電量を充電するよう制御を行う。この場合において、制御部35は、電力貯蔵手段6の放電電力よりも、モータ4による回生電力を優先して充電するよう制御する。つまり、回生可能電力量が必要充電量に対して不足する分を、電力貯蔵装置6が貯蔵する電力で補うことにより、バッテリ2に必要充電量が充電されるよう制御部35は制御する。
これにより、モータ4による回生可能電力量が必要充電量よりも小さい場合においても(図6参照)、電力貯蔵装置6の電力を用いてバッテリ2に必要充電量を充電し、電解液の緩和を十分に促すことができるため、当該バッテリ2の劣化をより抑制することができる。なお、電力貯蔵装置6の電力をバッテリ2に充電する際の充電速度は、遅い方が好ましく、この場合において、バッテリ2の劣化抑制効果がさらに向上する。
また、モータ4による回生電力を優先して充電する制御により、電力貯蔵装置6における電力の貯蔵量の減少を最小限に抑えることができ、当該電力貯蔵装置6の電力を効率よく利用することができる。
また、本実施形態においても、バッテリ2の放電時間が第1の閾値を超えている場合に上記の制御を行う。これにより、連続放電され続けることによるバッテリ2の劣化を一層抑制することができると共に、当該バッテリ2の出力低下も抑制することができる。
また、本実施形態においても、バッテリ2の充電時において、当該バッテリ2に供給される電力を充電許容最大値以下となるよう制御部35が制御を行う。これにより、バッテリ2の劣化をさらに抑制することができる。
なお、本実施形態においても、第1実施形態で述べたのと同様に、放電時間計測部32に代えて放電量計測部321を設けてもよい。この場合においても、上記と同様の効果を奏することができる。
なお、以上に説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、バッテリコントローラ内にバッテリ2の劣化状態(SOH)を検出する劣化状態検出部を設け、図2におけるステップS02において、バッテリ2の劣化状態に基づく演算をさらに行うことによって必要充電量を求めてもよい。この場合には、バッテリ2の劣化状態に応じてより適切な必要充電量を演算できるため、当該バッテリ2の劣化をさらに抑制することができる。
また、例えば、上記の場合において、劣化が進行したバッテリについては、図2のステップS02における第1の閾値を、当該第1の閾値よりも低い値である第2の閾値に変更する制御を行ってもよい。この場合には、当該バッテリに対する充電制御がより高頻度で行われることとなり、当該バッテリの劣化の進行を効果的に抑制することができる。
1、1B・・・電池制御システム
2・・・バッテリ
3・・・バッテリコントローラ
31・・・電流電圧測定部
32・・・放電時間計測部
321・・・放電量計測部
33・・・温度測定部
34・・・演算部
35・・・制御部
4・・・モータ
5・・・回生演算装置
6・・・電力貯蔵装置

Claims (2)

  1. 二次電池の充電制御を行う電池制御システムであって、
    前記二次電池が連続して放電した放電時間又は放電量を計測する計測手段と、
    前記二次電池の放電時間又は放電量に基づいて、前記二次電池の必要充電量を演算する演算手段と、
    前記二次電池の端子電圧を測定する電圧測定手段と、
    前記二次電池の温度を測定する温度測定手段と、
    前記二次電池を充電する充電手段と、
    前記二次電池の放電時間又は放電量が第1の閾値を超えている場合に、前記充電手段により前記二次電池を充電する制御を行う制御手段と、を備え
    前記充電手段は、充電電力を発生させる回生手段を含み、
    前記演算手段は、
    前記二次電池の端子電圧及び前記温度の少なくとも一方に基づいて、前記二次電池が許容しうる充電許容最大値と、
    前記回生手段によって回生可能な回生可能電力値と、を演算し、
    前記制御手段は、前記二次電池の放電時間又は放電量が前記第1の閾値を超えている場合に、前記充電手段により前記必要充電量を前記二次電池に充電する制御を行い、前記回生可能電力値が前記充電許容最大値を超えている場合に、前記回生手段から前記二次電池に供給される充電電力を、前記充電許容最大値以下にする制御を行うことを特徴とする電池制御システム。
  2. 二次電池の充電制御を行う電池制御システムであって、
    前記二次電池が連続して放電した放電時間又は放電量を計測する計測手段と、
    前記二次電池の放電時間又は放電量に基づいて、前記二次電池の必要充電量を演算する演算手段と、
    前記二次電池を充電する充電手段と、
    前記二次電池の放電時間又は放電量が第1の閾値を超えている場合に、前記充電手段により前記二次電池を充電する制御を行う制御手段と、を備え
    前記充電手段は、貯蔵した電力の放電により前記二次電池を充電することが可能な電力貯蔵手段と、充電電力を発生させる回生手段を含み、
    前記演算手段は、前記回生手段によって回生可能な回生可能電力量を演算し、
    前記制御手段は、前記二次電池の放電時間又は放電量が前記第1の閾値を超えている場合に、前記充電手段により前記必要充電量を前記二次電池に充電する制御を行い、前記回生可能電力量が前記必要充電量を超えている場合に、前記回生手段による充電電力量のうち前記必要充電量を超えた分を、前記電力貯蔵手段に充電して貯蔵する制御を行うことを特徴とする電池制御システム。
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