JP6225580B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、1以上の蓄電素子が外装体に収納されてなる蓄電装置に関する。
EV(Electric Vehicle)、PHEV(Plug−in Hybrid Electric Vehicle)、HEV(Hybrid Electric Vehicle)、ガソリンエンジン車などの自動車の電源または補助電源として、リチウムイオン電池などの非水電解質二次電池を搭載した蓄電装置が多く使用されている(例えば、特許文献1参照)。このような、蓄電装置の中には、複数の単電池を外装体に密閉して収納しているものがある。
ところで、非水電解質二次電池は、過充電、内部短絡時などの異常時には、単電池に設けられたガス排出弁(安全弁)が開放して、安全弁から外装体の内部にガスが排出される。このため、蓄電装置には、外装体の外部にガスを排出するための排気口(連通部)が設けられているものがある。
特開2007−195311号公報
蓄電装置は、水没時に蓄電装置の外装体の内部に水が流入することを防止する必要がある。このとき、防水のために外装体を完全に密閉してしまえば、温度または気圧の変化による外装体の内部空間に内圧変動が発生し、外装体にストレスがかかる。この結果、外装体に亀裂が発生してしまうおそれがある。
また、外装体の内部空間の内圧変動を軽減するために、気体を通過させ、かつ、液体を通過させない機能膜を設けることも考えられる。しかしながら、機能膜は、異常時においてガスが発生するような場合には、電池の構成要素のフィルムなどの樹脂が融解したものがガスとともに排気口に導かれるため、目詰まりを起こしやすく、ガスの排出を妨げるおそれがある。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、連通部から外装体の内部への水の侵入を防止でき、かつ、外装体にかかるストレスを軽減しつつ、異常時に発生したガスを連通部から排出できる蓄電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る蓄電装置は、1以上の蓄電素子と、前記1以上の蓄電素子を収納する外装体と、を備え、前記外装体は、前記外装体の内部の空間と外部の空間とを連通している開口部を有し、前記開口部は、第一圧力調整部および第二圧力調整部が併設されることにより、塞がれており、前記第一圧力調整部は、気体を通過させ、かつ、液体を通過させない機能を有し、前記第二圧力調整部は、気体および液体を通過させない機能を有し、かつ、前記外装体の内部の圧力が予め定められた圧力を超えた場合に、前記内部の圧力を開放する。
これによれば、外装体に形成された開口部に、気体を通過させ、かつ、液体を通過させない第一圧力調整部と、気体および液体を通過させない第二圧力調整部とが設けられているため、開口部から外装体の内部への水の侵入を防止できる。また、外装体の内部の空間に温度または気圧の変化による圧力変動が発生しても、第一圧力調整部は気体を通過させることができるため、外装体の内部に発生する圧力変動を軽減させることができる。つまり、開口部から外装体の内部への水の侵入を防止でき、かつ、外装体に係るストレスを軽減することができる。さらに、第二圧力調整部は、異常時などにおいて蓄電素子から大量のガスが発生して外装体の内部の圧力が予め定められた圧力を超えた場合に、破損するため、異常時に発生したガスを外装体の開口部から効率よく排出させることができる。
また、例えば、前記第一圧力調整部は、前記第二圧力調整部よりも前記開口部に面する面積が小さくてもよい。
これによれば、第一圧力調整部を第二圧力調整部よりも小さくした場合であっても、第一圧力調整部は気体を通過させることができるため、気温または気圧の変化による外装体の内部の圧力変動を機能膜によって低減させることができる。また、異常時に、ガスが発生したときには、第一圧力調整部は気体を通過させるため、融けた樹脂が集中して飛んで来やすい。このとき、融けた樹脂が第一圧力調整部に付着され冷却されることにより固まった場合、第一圧力調整部は樹脂の壁になってしまい、開口部を塞いでしまうおそれがある。このため、第一圧力調整部を第二圧力調整部よりも小さくすることで、融けた樹脂が飛んできてもその影響を小さくでき、外装体の内圧が予め定められた圧力になった場合に第二圧力調整部が破損することにより、開口部が開口された状態となるため、効率よくガスを開口部から排出させることができる。
また、例えば、前記外装体は、さらに、前記開口部よりも外方に設けられ、かつ、所定方向に延びる連通路を形成する連通部を有し、前記連通部は、前記第一圧力調整部および前記第二圧力調整部よりも前記外装体の外方において、前記連通路を前記所定方向から見たときに隙間なく埋めるように配置される遮蔽板を有してもよい。
これによれば、連通部を所定方向から見たときに隙間なく埋めるように配置される遮蔽板が外装体の連通部に設けられているため、外装体の連通部に対して飛散してくる異物が外装体の内部の空間に侵入することを防ぐことができる。
また、例えば、前記第二圧力調整部は、破損することにより前記内部の圧力を開放する膜であってもよい。
これによれば、内部の空間の圧力が予め定められた圧力を超えた場合に破損するような、例えば、フィルムなどの素材で構成する膜であるため、その構成を容易、かつ、低コストで実現できる。
また、例えば、前記第二圧力調整部は、前記内部の空間の圧力が前記予め定められた圧力以下の場合に、前記開口部のうちの前記第一圧力調整部が塞いでいる第一領域以外の第二領域を塞ぐ第一状態となり、前記内部の空間の圧力が前記予め定められた圧力を超えた場合に、前記第二領域で前記内部の空間と、前記外部の空間とを連通させる第二状態となる圧力弁であってもよい。
これによれば、内部の空間の圧力が予め定められた圧力を超えた場合に内部の空間と外部の空間とを連通させる第二状態となり、そうでない場合には第一状態となる圧力弁が採用されているため、第二圧力調整部では蓄電装置に異常が発生して内部の空間の圧力が大きくなった場合のみに内部の空間からガスを排出させることができる。
本発明の蓄電装置によれば、連通部から外装体の内部への水の侵入を防止でき、かつ、外装体にかかるストレスを軽減できる。
本発明の実施の形態に係る蓄電装置の斜視図である。 蓄電装置の分解斜視図である。 図2における領域A1の部分の拡大図である。 異常時にガスが発生した場合に、蓄電装置の外装体の内部空間から排出されるガスの流れを示す概略図である。 実施の形態1に係る外装体の連通部の構成を示す図である。 実施の形態2に係る外装体の連通部の構成を示す図である。 実施の形態3に係る外装体の連通部の構成を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る蓄電装置の斜視図である。図2は、蓄電装置の分解斜視図である。図3は、図1における領域A1の部分の拡大図である。
なお、これらの図では、Z軸方向を上下方向として示しており、以下では、Z軸方向を上下方向として説明するが、使用態様によってはZ軸方向が上下方向にならない場合も考えられるため、Z軸方向は上下方向となることに限定されない。また、これらの図における、X軸方向、Y軸方向、およびZ軸方向のそれぞれについて、矢印の先の方向をプラス方向とし、その反対側の方向をマイナス方向とする。以下の図においても同様である。
これらの図に示すように、蓄電装置100は、外装体200と、複数のバスバー300と、複数(本実施の形態では4つ)の蓄電素子400とを備える。
外装体200は、複数の蓄電素子400を収納する箱状の部材である。外装体200は、密閉状態の内部空間S1を形成し、当該内部空間S1に複数の蓄電素子400を収納する。外装体200は、有底四角筒状の外装体本体220と、外装体本体220の開口部を塞ぐ蓋体210とを有する。外装体本体220は、X軸方向に並ぶ複数の蓄電素子400を所定の位置に配置し、各蓄電素子400を衝撃などから保護し、各蓄電素子400が不本意に金属部材などに接触することを回避する部材である。外装体200は、絶縁性の材料、例えば樹脂などにより構成されている。
また、外装体200は、外部正極端子110および外部負極端子120を有する。外部正極端子110および外部負極端子120は、外部の負荷へ蓄電装置100に蓄えられた電力を供給するために外部負荷に接続される端子、または、外部の電力源から供給される電力を蓄電装置100に蓄えるために外部電源に接続される端子である。
蓋体210は、外装体200が形成する内部空間S1と外装体の外部の空間(以下、「外部空間S2」という。)とを連通している開口部230が形成されている。また、外装体200は、さらに、開口部230よりも外方に設けられ、かつ、X軸方向(所定方向)に延びる連通路W1を形成する連通部130を有する。なお、連通部130の終端(つまり、連通部130の外方の端部)には、例えば外気と連通している排気ホース500などが接続される。なお、連通部130は、外装体200からX軸方向に延びることに限定されず、Y軸方向またはZ軸方向、或いはその他の方向に延びていてもよい。また、連通部130は、蓋体210に形成されているが、外装体本体220に形成されていてもよい。つまり、連通部130は外装体200に形成されていればよく、外装体200において連通部130が形成される位置は限定されない。
蓄電素子400は、充電することができ、また、放電することができる素子であり、導電性を有する容器410と、正極端子420と、負極端子430とを有する。蓄電素子400は、非水電解質を含む二次電池であり、例えばリチウムイオン二次電池である。なお、蓄電素子400としては、リチウムイオン二次電池の代わりにキャパシタを採用してもよい。蓄電素子400の容器410には、蓄電素子400が過充電されたとき、内部短絡が起こったときなどの異常時に容器410の内部で発生したガスを排出するための安全弁440が設けられている。正極端子420および負極端子430は、容器410の上方に突出している。複数の蓄電素子400は、X軸方向に一列に並べられる。
また、複数の蓄電素子400のそれぞれは、異極端子同士が金属製の板状部材であるバスバー300により接続される。つまり、複数の蓄電素子400は、バスバー300により直列接続される。バスバー300により直列接続された複数の蓄電素子400は、正極側が外部正極端子110に接続され、負極側が回路基板310を介して外部負極端子120に接続される。
また、回路基板310は、外装体本体220の内部空間S1における、複数の蓄電素子400の並び方向(X軸方向)の外側に収納されている。回路基板310は、複数の蓄電素子400の充電状態や放電状態などの電気的な状態を監視したり、複数の蓄電素子400の充放電を制御したりする機能を有する。
次に、図4および図5Aを用いて連通部130について説明する。図4は、異常時に蓄電素子からガスが発生した場合に、蓄電装置の外装体の内部空間から排出されるガスの流れを示す図である。図5Aは、外装体の連通部の構成を示す図である。
図4および図5Aに示すように、外装体200の開口部230は、第一圧力調整部としての機能膜132Aおよび第二圧力調整部としての防水膜133Aが併設されることにより塞がれている。機能膜132Aは、気体を通過させ、かつ、液体を通過させない機能を有する膜である。機能膜132Aは、例えばゴアテックス(Gore−Tex)(登録商標)、TEMISH(登録商標)などの防水性および通気性(透湿性)を有する防水透湿性素材からなる膜、不織布からなる膜である。防水膜133Aは、気体および液体を通過させない機能を有し、かつ、外装体200の内部の圧力が予め定められた圧力を超えた場合に、破損することにより内部の圧力を開放する膜であり、例えば樹脂製のフィルム、金属箔など公知の材料からなる膜である。このように、防水膜133Aは、異常時において各蓄電素子400から発生したガスが内部空間S1に充満し、内部空間S1が所定の圧力以上になった場合に破損することにより、内部空間S1と外部空間S2とを連通部130を通じてさせる安全弁としても機能する。つまり、異常時には、防水膜133Aが破損するため、図4の白抜き矢印に示すように、各蓄電素子400から発生したガスを、外装体200の内部空間S1から連通部130を通じて、外部空間S2に放出することができる。
図5Aの(a)は、図3に示す開口部230および連通部130のa−a断面図である。つまり、図5Aの開口部230A、連通部130A、および連通路W11は、それぞれ、図1〜図4で示す開口部230、連通部130、および連通路W1の一形態である。図5Aの(b)は、連通部130AをX軸方向の外方から見た図である。
開口部230Aは、具体的には図5Aに示すように、仕切部131Aが設けられている。つまり、開口部230Aは、仕切部131Aにより2つの領域に仕切られている。そして、開口部230Aの仕切部131AよりもY軸プラス方向側の領域に機能膜132Aが設けられ、開口部230Aの仕切部131AよりもY軸マイナス方向側の領域に防水膜133Aが設けられている。なお、本実施の形態1では、仕切部131Aは、開口部230Aを半分に仕切っている。
なお、外装体200の開口部230Aよりも外方には、連通路W11を形成している連通部130Aが設けられている。開口部230Aは、連通路W11の内部空間S1側の端部に設けられている。つまり、仕切部131Aは、連通路W11に設けられているとも言えるため、連通路W11には、機能膜132Aおよび防水膜133Aが併設されているとも言える。
本実施の形態1に係る蓄電装置100によれば、開口部230に気体を通過させ、かつ、液体を通過させない機能膜132Aと、気体および液体を通過させない防水膜133Aとが設けられているため、開口部230から外装体の内部への水の侵入を防止できる。このため、水が外装体200の内部に入り込むことにより、複数の蓄電素子の間で短絡が発生することを防ぐことができる。
また、外装体200の内部空間S1に温度または気圧の変化による圧力変動が発生しても、機能膜132Aは気体を通過させることができるため、外装体200の内部に発生する圧力変動を軽減させることができる。つまり、開口部230から外装体200の内部への水の侵入を防止でき、かつ、外装体200に係るストレスを軽減することができる。
さらに、異常時などにおいて蓄電素子400から大量のガスが発生すれば、外装体200の内部の圧力が予め定められた圧力を超えやすくなる。具体的には、防水膜133Aが破損していない段階では、蓄電素子400の内部などから融けた樹脂が発生したガスとともに、気体を通過させる機能膜132Aに集中するため、機能膜132Aに融けた樹脂が含浸する。融けた樹脂が含浸した機能膜132Aは、異常時に発生した熱とは離れた位置にあるため、冷却されて樹脂の壁と化す。これにより、機能膜132Aでの通気性は失われ、外装体の内部の圧力がさらに上昇し、当該圧力が予め定められた圧力を超えると機能膜132Aとともに併設されている防水膜133Aが破損する。もちろん、機能膜132Aが樹脂の壁とならなくても、蓄電素子400の内部から機能膜132Aを通過しきれないほどの大量のガスが発生することにより内部空間S1の圧力が予め定められた圧力を超えれば、防水膜133Aは破損する。このように、防水膜133Aは、予め定められた圧力を超えた場合に破損することにより、開口部230を開放するため、異常時に発生したガスを外装体200の開口部230から効率よく排出させることができる。
また、本実施の形態1に係る蓄電装置100によれば、一つの開口部230に機能膜132Aおよび防水膜133Aが併設されているため、当該開口部230に一つの排気ホース500などの排気路を一つ用意すれば、任意のガスの排出先に発生したガスを導くことができる。つまり、機能膜132Aおよび防水膜133Aのそれぞれに排出路を用意するよりも、構造を簡単にできるため、製造コストを低減させることができる。
(実施の形態2)
図5Bは、実施の形態2に係る外装体の開口部および連通部の構成を示す図である。なお、図5Bの(a)は、図3に示す開口部230および連通部130のa−a断面図である。つまり、図5Bの開口部230B、連通部130B、および連通路W12は、それぞれ、図1〜図4で示す開口部230、連通部130、および連通路W1の一形態である。図5Bの(b)は、連通部130BをX軸方向の外方から見た場合の図である。
図5Bに示すように開口部230Bは、実施の形態1の開口部230Aと同様に、仕切部131Bが設けられており、仕切部131Bにより2つの領域に仕切られている。ただし、開口部230Bでは、仕切部131Bが開口部230BのY軸方向の中心よりもY軸プラス方向側に寄った位置に形成されている。ここで、開口部230Bの仕切部131BよりもY軸プラス方向側の領域に機能膜132Bが設けられ、開口部230Bの仕切部131BよりもY軸マイナス方向側の領域に防水膜133Bが設けられている。つまり、実施の形態2に係る開口部230Bでは、機能膜132Bは、防水膜133Bよりも開口部230Bに面する面積が小さい。
なお、外装体200の開口部230Bよりも外方には、連通路W12を形成している連通部130Bが設けられている。開口部230Bは、連通路W12の内部空間S1側の端部に設けられている。つまり、仕切部131Bは、連通路W12に設けられているとも言えるため、連通路W12には、機能膜132Bおよび防水膜133Bが併設されているとも言える。
本実施の形態2に係る開口部230Bによれば、機能膜132Bを防水膜133Bよりも小さくした場合であっても、機能膜132Bは気体を通過させることができるため、気温または気圧の変化による外装体200の内部の圧力変動を機能膜132Bによって低減させることができる。また、異常時に、ガスが発生したときには、機能膜132Bは気体を通過させるため、融けた樹脂が集中して飛んで来やすい。融けた樹脂が機能膜に付着され冷却されることにより固まった場合、機能膜は樹脂の壁になってしまい、開口部を塞いでしまうおそれがある。このため、機能膜132Bのように防水膜133Bよりも小さくすることで、融けた樹脂が飛んできてもその影響を小さくできる。そして、さらに、このように防水膜133Bよりも機能膜132Bを小さくした場合であっても、外装体200の内圧が予め定められた圧力になった場合に、防水膜133Bが破損することにより、開口部230Bが開口された状態となるため、効率よくガスを開口部230Bから排出させることができる。
(実施の形態3)
図5Cは、実施の形態3に係る外装体の開口部および連通部の構成を示す図である。なお、図5Cの(a)は、図3に示す開口部230および連通部130のa−a断面図である。つまり、図5Cの開口部230A、連通部130C、および連通路W13は、それぞれ、図1〜図4で示す開口部230、連通部130、および連通路W1の一形態である。図5Cの(b)は、連通部130CをX軸方向の外方から見た場合の図である。
図5Cに示すように、実施の形態3では、連通部130Cが実施の形態1および2の連通部130Aとは異なるため、連通部130Cの構成を中心に説明し、開口部230Aは、実施の形態1の開口部と同じ構成であるため説明を省略する。
連通部130Cは、具体的には図5Cに示すように、複数の遮蔽板131C〜134Cを有する。連通部130Cは、連通路W13を形成している。複数の遮蔽板131C〜134Cのうちの遮蔽板131C、133Cは、連通部130Cの軸断面の上部から軸断面の中心より下方に超えた位置までの領域を塞ぐ略半円板状の部材である。また、遮蔽板132C、134Cは、連通部130の軸断面の下部から軸断面の中心より上方に超えた位置までの領域を塞ぐ略半円板状の部材である。つまり、複数の遮蔽板131C〜134Cは、連通部130CをX軸方向から見たときに、互いに重なるように配置されている。
また、複数の遮蔽板131C〜134Cのそれぞれは、X軸方向において互いに異なる位置に配置されている。つまり、複数の遮蔽板131C〜134Cは、連通部130Cの内部において互い違いになるように配置されている。要するに、連通部130Cは、連通路W13の一端側から他端側までが連通されている状態が維持されている。
つまり、複数の遮蔽板131C〜134Cは、第一遮蔽板および第二遮蔽板を含んでいるとも言える。ここでいう、「第一遮蔽板」とは、連通部130CをX軸方向から見た時の連通路W13の領域のうちの一部の領域であって、X軸方向に交差する第二方向としてのY軸方向の一方側の第一領域を埋めるように配置される遮蔽板である。また、ここでいう、「第二遮蔽板」とは、第一遮蔽板とはX軸方向に異なる位置に配置され、かつ、連通部130CをX軸方向から見た時の連通路W13の領域のうちの一部の領域であって、X軸方向の他方側の第二領域を埋めるように配置される遮蔽板である。具体的には、第一遮蔽板は、複数の遮蔽板131C〜134Cのうちの遮蔽板131C、133Cであり、第二遮蔽板は、複数の遮蔽板131C〜134Cのうちの遮蔽板132C、134Cである。
また、複数の遮蔽板131C〜134Cは、連通部130CをX軸方向から見たとき(つまり、連通部130Cの一端側から他端側を見たとき)に、互いに隙間なく埋めるように配置されるとも言える。なお、連通部は、連通部をX軸方向から見たときに、連通路を隙間なく埋めるように配置される遮蔽板であれば、複数の遮蔽板に限らずに1つの遮蔽板で構成されてもよい。
(他の実施の形態)
以上、本発明の蓄電装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
(1)
上記実施の形態1〜3の開口部230A、230Bは、円形であるが、円形であることに限らずに、多角形などであってもよい。このような場合であっても、開口部を2つの領域に分けるように、機能膜および防水膜が設けられていればよい。
(2)
上記実施の形態1〜3の蓄電装置100では、外装体200は、複数の蓄電素子400を収納するが、これに限らずに、1つの蓄電素子400を収納する構成であってもよい。
(3)
上記実施の形態1〜3の蓄電装置100では、外装体200の開口部230A、230Bに第一圧力調整部である機能膜132A、132Bとともに、第二圧力調整部としての防水膜133A、133Bが併設されているが、第二圧力調整部としては防水膜133A、133Bに限らずに、例えばアンブレラバルブなどの復帰型の圧力弁を採用してもよい。つまり、第二圧力調整部は、防水膜133A、133Bの代わりに、内部空間S1の圧力が予め定められた圧力以下の場合に、開口部230A、230Bのうちの機能膜132A、132Bが塞いでいる第一領域以外の第二領域を塞ぐ第一状態となり、内部空間S1の圧力が予め定められた圧力を超えた場合に、当該第二領域で内部空間S1と、外部空間S2とを連通させる第二状態となる圧力弁を採用してもよい。
本発明は、連通部から外装体の内部への水の侵入を防止でき、かつ、外装体にかかるストレスを軽減しつつ、異常時に発生したガスを連通部から排出できる蓄電装置などとして有用である。
100 蓄電装置
110 外部正極端子
120 外部負極端子
130、130A〜130C 連通部
131A、131B 仕切部
132A、132B 機能膜
133A、133B 防水膜
131C〜134C 遮蔽板
200 外装体
210 蓋体
220 外装体本体
230、230A、230B 開口部
300 バスバー
310 回路基板
400 蓄電素子
410 容器
420 正極端子
430 負極端子
440 安全弁
500 排気ホース
S1 内部空間
S2 外部空間
W1、W11〜W13 連通路

Claims (5)

  1. 非水電解質を含む二次電池である1以上の蓄電素子と、
    前記1以上の蓄電素子を収納する外装体と、
    を備え、
    前記外装体は、前記外装体の内部の空間と外部の空間とを連通している開口部を有し、
    前記開口部は、
    (i)2つの開口を有し、
    (ii)前記2つの開口のうち、一方の開口に第一圧力調整部が設けられ、他方の開口に第二圧力調整部が設けられることにより、塞がれており、
    前記第一圧力調整部は、気体を通過させ、かつ、液体を通過させない機能を有し、
    前記第二圧力調整部は、気体および液体を通過させない機能を有し、かつ、前記外装体の内部の圧力が予め定められた圧力を超えた場合に、前記内部の圧力を開放する
    蓄電装置。
  2. 前記第一圧力調整部は、前記第二圧力調整部よりも前記開口部に面する面積が小さい
    請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記外装体は、さらに、前記開口部よりも外方に設けられ、かつ、所定方向に延びる連通路を形成する連通部を有し、
    前記連通部は、前記第一圧力調整部および前記第二圧力調整部よりも前記外装体の外方において、前記連通路を前記所定方向から見たときに隙間なく埋めるように配置される遮蔽板を有する
    請求項1または2に記載の蓄電装置。
  4. 前記第二圧力調整部は、破損することにより前記内部の圧力を開放する膜である
    請求項1から3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  5. 前記第二圧力調整部は、前記内部の空間の圧力が前記予め定められた圧力以下の場合に、前記開口部のうちの前記第一圧力調整部が塞いでいる第一領域以外の第二領域を塞ぐ第一状態となり、前記内部の空間の圧力が前記予め定められた圧力を超えた場合に、前記第二領域で前記内部の空間と、前記外部の空間とを連通させる第二状態となる圧力弁である
    請求項1から4のいずれか1項に記載の蓄電装置。
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