JP6251972B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の蓄電素子が外装に収納され、複数の蓄電素子のそれぞれの端子が互いに接続されることによりなる蓄電装置に関する。
一般的に、リチウムイオン電池などに二次電池は通常の使用状態である通常時では、ガスを排出しない。しかしながら、過充電、内部短絡時などの異常時には、電池に設けられたガス排出弁(安全弁)が開放して、安全弁からガスが排出されるため、当該ガスを人のいない安全な場所に排気する必要がある。よって、安全な場所に排気する排出経路を接続するための排気口を有する蓄電装置(組電池)がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−195311号公報
しかしながら、この排気口は、蓄電装置の外装体の内部空間と外装体の外方の空間とを連通させているため、常に開放状態であると、そこから異物などが侵入する恐れがある。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、蓄電装置の外装体の内部空間に異物などが侵入しにくい蓄電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、複数の蓄電素子と、密閉状態の内部空間を形成し、当該内部空間に前記複数の蓄電素子を収納する外装体と、を備え、前記外装体は、前記内部空間と前記外装体の外方とを連通させるための開口部と、前記内部空間内の圧力が所定圧力以下の場合に、前記開口部を塞ぐ第一状態となり、前記内部空間内の圧力が前記所定圧力より大きい場合に、前記開口部において前記内部空間と前記外装体の外方とを連通させる第二状態となる圧力弁と、を有する。
これによれば、蓄電装置の外装体に、外装体の内部空間の圧力が外装体の外方での圧力よりも上昇した場合にのみ内部空間と外装体の外方とを連通させて圧力調整を行う圧力弁が設けられている。このように、内部空間の圧力が上昇した場合、つまり、複数の蓄電素子の少なくともいずれかからガスが排出された場合にのみ、外装体の外方へ当該ガスを排出させることができる。このため、異常時以外の通常時において、内部空間を密閉した状態に保つことができ、外装体の外方からの異物などの侵入を防ぐことができる。
また、前記開口部は、前記蓄電装置が配置された状態における水平面に対して交差している面に形成されてもよい。
これによれば、圧力弁が設置される開口部は、蓄電装置が配置された状態における水平面に対して傾斜している傾斜面に形成される。このため、ガスとともに開口部から排出された液体、または、外装体の外方から侵入してくる液体を圧力弁付近から傾斜面に沿って排出することができる。つまり、圧力弁が設置される開口部を傾斜面に設けているため、当該液体を圧力弁付近に溜まることを防ぐことができる。このため、内部空間の圧力が上昇して圧力弁が開放されたときに、当該液体が開口部から内部空間に浸入することを防ぐことができる。
また、前記外装体は、さらに、前記開口部の外側に設けられ、前記開口部から排出される気体を排気口から前記外装体の外方へ導く導通路を有し、前記導通路は、前記開口部から排出される気体の流れの軸と、前記排気口から前記外装体の外方へ排出される気体の流れの軸とが異なるように形成されてもよい。
これによれば、開口部から排出される気体の流れの軸と、排気口から外装体の外方へ排出される気体の流れの軸とが異なるように導通路が形成されるため、開口部から排出される気体とともに液体または固体が排出されても、当該液体または当該固体を直接排気口に排出することを低減することができる。
また、前記導通路は、前記開口部から第一方向に沿って前記導通路内部に導入した気体を、前記第一方向とは異なる第二方向に導いてもよい。
これによれば、開口部から第一方向に沿って導通路の内部の空間に導入した気体を第一方向とは異なる第二方向に導くため、開口部から排出される気体とともに液体または固体が排出されても、当該液体または当該固体を直接排気口に排出することを低減することができる。また、外装体の外方からの異物などが排気口から導通路に侵入してきた場合にも、当該異物を直接開口部に導くことを低減することができる。つまり、外装体の外方からの異物が内部空間に侵入しにくい構造とすることができる。
また、前記導通路は、前記開口部からの排出物を受容可能な空間を形成している受け部を有してもよい。
これによれば、気体とともに液体または固体が開口部から排出される場合に、受け部が形成されているため、受け部に当該液体または当該固体を溜めておくことができる。つまり、導通路に受け部を形成することにより、導通路が当該液体または当該固体により詰まることを防ぐことができる。
本発明に係る蓄電装置によれば、通常時において内部空間を密閉した状態に保つことができ、外装体の外方からの異物などの侵入を防ぐことができる。
本発明の実施の形態に係る蓄電装置の斜視図である。 蓄電装置の分解斜視図である。 図2における領域A1の部分の拡大図であって、トップカバーを除いた導通路付近の構造を示す図である。 異常時にガスが発生した場合に、蓄電装置の外装体の内部空間から排出されるガスの流れを示す概略図である。 ガスを蓄電装置の内部空間から排出させるための構造を示す概略図である。 図6の(a)は、アンブレラバルブの構造を示す断面図であり、図6の(b)は、異常時にアンブレラバルブが開放されたときの構造を示す断面図である。 変形例(1)に係る蓄電装置において、ガスを蓄電装置の内部空間から排出させるための構造を示す概略図である。 変形例(2)に係る蓄電装置において、ガスを蓄電装置の内部空間から排出させるための構造を示す概略図である。 変形例(3)に係る蓄電装置において、ガスを蓄電装置の内部空間から排出させるための構造を示す概略図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る蓄電装置の斜視図である。図2は、蓄電装置の分解斜視図である。図3は、図2における領域A1の部分の拡大図であって、トップカバーを除いた導通路付近の構造を示す図である。図4は、異常時に蓄電素子からガスが発生した場合に、蓄電装置の外装体の内部空間から排出されるガスの流れを示す図である。
これらの図に示すように、蓄電装置100は、外装体200と、セルフレーム300と、複数(本実施の形態では4つ)の蓄電素子400とを備える。
外装体200は、セルフレーム300と複数の蓄電素子400とを収納する箱状の部材である。つまり、外装体200は、密閉状態の内部空間S1を形成し、当該内部空間S1に複数の蓄電素子400を収納する。外装体200は、X軸方向に並ぶ複数の蓄電素子400を所定の位置に配置し、各蓄電素子400を衝撃などから保護し、各蓄電素子400が不本意に金属部材などに接触することを回避する外装体本体220と、蓋体210とを有する。外装体200は、絶縁性の材料、例えば樹脂などにより構成されている。また、外装体200は、外部正極端子110および外部負極端子120を有する。外部正極端子110および外部負極端子120は、外部の負荷へ蓄電装置100に蓄えられた電力を供給するために外部負荷に接続される端子、または、外部の電力源から供給される電力を蓄電装置100に蓄えるために外部電源に接続される端子である。
蓋体210は、トップカバー211と、蓋本体213とにより構成される。蓋体210には、トップカバー211と、蓋本体213との間に空間S4が形成されており、当該空間S4の内部に制御回路212が収納される。また、図3に示すように、蓋体210の蓋本体213には、外装体200が形成する内部空間S1と外装体の外方(以下、「外方空間S3」という。)とを連通させるための開口部250(図4参照)が形成されている。開口部250には、圧力弁としてのアンブレラバルブ230が開口部250を覆うように設けられている。アンブレラバルブ230は、復帰型の弁である。なお、ここでいう「復帰型の弁」とは、内部空間S1と外方空間S3との間の圧力が均等になるように圧力調整を複数回行うことが可能な弁である。なお、圧力弁は、復帰型の方が好ましいが、復帰型に限るものではない。
アンブレラバルブ230の詳細な構造については後述する。また、蓋本体213の開口部250の外側には、内部空間S1と外方空間S3とを連通する導通路240が設けられる。つまり、導通路240は、開口部250から排出されるガス(気体)を外方空間S3へ導くための導通空間S2を形成する。なお、導通路240の終端には、排気口243が形成されている。導通路240の排気口243を形成している第二導通路242(後述参照)には、例えば外気と連通している排気ホース(図示せず)などが接続される。
外装体本体220は、複数の蓄電素子400をそれぞれ収納するための複数の仕切板221を有する。つまり、複数の蓄電素子400は、内部空間S1が複数の仕切板221により区切られることにより形成された複数の空間に、個別に収納される。
セルフレーム300は、複数の蓄電素子400の上方に設けられ、複数の蓄電素子400の位置を規制するための規制部材である。セルフレーム300はまた、複数の蓄電素子400の上部を一括りに束ねる。セルフレーム300は、絶縁性の材料、例えば樹脂などにより構成されている。
蓄電素子400は、充電することができ、また、放電することができる素子であり、導電性を有する容器410と、正極端子420と、負極端子430とを有する。蓄電素子400は、典型的にはリチウムイオン二次電池であるが、鉛蓄電池であってもよい。蓄電素子400の容器410には、蓄電素子400が過充電されたとき、内部短絡が起こったときなどの異常時に容器410の内部で発生したガスを排出するための安全弁440が設けられている。正極端子420および負極端子430は、容器410の上方に突出している。複数の蓄電素子400は、X軸方向に一列に並べられる。複数の蓄電素子400のそれぞれは、異極端子同士が金属製の板状部材であるバスバー350により接続される。つまり、複数の蓄電素子400は、バスバー350により直列接続される。バスバー350により直列接続された複数の蓄電素子400は、正極側が外部正極端子110に接続され、負極側が外部負極端子120に接続される。
図5は、ガスを蓄電装置の内部空間から排出させるための構造を示す概略図である。なお、図5は、導通路の構造を二次元的に表したモデル図である。次に、図4および図5を用いて導通路240について説明する。
導通路240は、第一導通路241と、第二導通路242とを有する。第一導通路241は、開口部250からZ軸方向(第一方向)に沿って導通空間S2の内部に導入したガスを、Y軸方向(第一方向とは異なる第二方向)に導く。第二導通路242は、第一導通路241を通過したガスをX軸方向に導く。つまり、導通路240は、開口部250から排出されるガス(気体)の流れ(図4および図5の白抜き矢印D1を参照)の第一軸と、排気口243から外方空間S3へ排出されるガスの流れ(図4および図5の白抜き矢印D3を参照)の第三軸とが異なるように形成される。なお、図5は、導通路240の構造を二次元的に表したモデルであり、白抜き矢印D2および白抜き矢印D3は、図4とは異なる向きで表現している。
内部空間S1から排出されるガスは、以下に説明するように導通路240を通過して、外方空間S3に排出される。図4に示すように、まず、白抜き矢印D1で示すようにZ軸方向の上向きに内部空間S1からアンブレラバルブ230を介して導通空間S2に排出される。次に、導通空間S2に排出されたガスは、導通空間S2をY軸方向の紙面手前側(記号D2を参照)に流れ、X軸方向の紙面右側の外方空間S3に向けて排出される。
図6は、アンブレラバルブについて説明するための図である。図6の(a)は、アンブレラバルブの構造を示す断面図であり、図6の(b)は、異常時にアンブレラバルブが開放されたときの構造を示す断面図である。
図6に示すように、アンブレラバルブ230は、軸部231と、軸部231の端部から周方向に延びる傘状の傘部232とにより構成される。アンブレラバルブ230が設けられる内部空間S1と導通空間S2との境界には、上述した開口部250と、貫通孔251とが形成されている。貫通孔251は、アンブレラバルブ230の軸部231により貫通される。つまり、アンブレラバルブ230は、貫通孔251を軸部231が貫通することにより、所定の位置に固定される。開口部250は、貫通孔251の周囲に複数形成されている。開口部250は、アンブレラバルブ230の傘部232により塞がれている。
アンブレラバルブ230は、通常時である内部空間S1と導通空間S2(外方空間S3)との圧力差が所定圧力差未満とき、図6の(a)に示すように傘部232が開口部250を塞いでいる。一方で、アンブレラバルブ230は、異常時に内部空間S1の圧力が導通空間S2(外方空間S3)の圧力よりも所定圧力差以上大きいとき、図6の(b)に示すように傘部232が開口部250から浮いた状態となり、内部空間S1と導通空間S2(外方空間S3)とが連通された状態となる。つまり、アンブレラバルブ230は、内部空間S1内の圧力が所定圧力以下の場合に、開口部250を塞ぐ第一状態となり、内部空間S1内の圧力が所定圧力より大きい場合に、開口部250において内部空間S1と外装体の外方空間S3とを連通させる第二状態となる。要するに、アンブレラバルブ230は、第二状態となることにより、内部空間S1内の圧力を外装体200の外方空間S3での圧力に近づける圧力調整を行っており、第一状態および第二状態の切替を複数行うことが可能な復帰型の弁として機能する。なお、「所定圧力」とは、外装体200の外方空間S3での圧力よりも高い圧力である。なお、上記の所定圧力は、アンブレラバルブ230の形状または材料の違いなどによって定まるものであり、所望の所定圧力に応じたアンブレラバルブ230を選定することができる。
(特徴)
本実施の形態に係る蓄電装置100によれば、蓄電装置100の外装体200に、外装体200の内部空間S1の圧力が外方空間S3での圧力よりも上昇した場合にのみ内部空間S1と外方空間S3とを連通させて圧力調整を行うアンブレラバルブ230が設けられている。このように、内部空間S1の圧力が上昇した場合、つまり、複数の蓄電素子400の少なくともいずれかからガスが排出された場合にのみ、外方空間S3へ当該ガスを排出させることができる。このため、異常時以外の通常時において、内部空間S1を密閉した状態に保つことができ、外方空間S3からの異物などの侵入を防ぐことができる。
また、本実施の形態に係る蓄電装置100によれば、圧力弁としてアンブレラバルブ230を採用しているため、蓄電装置100の外装体200への圧力弁の設置が容易である。
また、本実施の形態に係る蓄電装置100によれば、開口部250から排出されるガスの流れD1の軸と、排気口243から外方空間S3へ排出されるガスの流れD3の軸とが異なるように導通路240が形成されるため、開口部250から排出されるガスとともに液体または固体が排出されても、当該液体または当該固体を直接排気口243に排出することを低減することができる。
また、本実施の形態に係る蓄電装置100によれば、開口部250からZ軸方向に沿って導通空間S2に導入した気体をY軸方向に導くため、開口部250から排出されるガスとともに液体または固体が排出されても、当該液体または当該固体を直接排気口243に排出することを低減することができる。また、外方空間S3からの異物などが排気口243から導通路240に侵入してきた場合にも、当該異物を直接開口部250に導くことを低減することができる。つまり、外方空間S3からの異物が内部空間S1に侵入しにくい構造とすることができる。
(変形例)
(1)
上記実施の形態に係る蓄電装置100によれば、導通路240は、開口部250からZ軸方向に沿って排出されるガスの流れD1をY軸方向に沿った流れD2に変更している。導通路の構成は、上記構成に限らない。
例えば、図7に示すような、開口部250から排出される液体または固体から成る物質600(つまり、開口部250から排出される排出物)を受容可能な空間S12aを形成している受け部244をさらに有する導通路240aを採用してもよい。この場合には、導通路240aは、開口部250の流れD1の下流側である第一導通路241aの一部に受け部244が形成される。このように、ガスとともに物質600が開口部250から排出される場合に、受け部244が形成されているため、受け部244に物質600を溜めておくことができる。このため、導通路240aに受け部244を形成することにより、導通路240aが物質600により詰まることを防ぐことができる。
(2)
また、上記実施の形態に係る蓄電装置100によれば、導通路240は、第一導通路241および第二導通路242から構成されており、第一導通路241をY軸方向に沿って流れるガスを、第二導通路242によりX軸方向に流れるように流れの向きを変更しているがこれに限らない。つまり、蓄電装置100では、開口部250から排出されるガスの流れを2回変更する導通路240が採用されているが、図8に示すような、これに限らずに1回変更する構成の導通路240bを採用してもよい。
具体的には、導通路240bは、開口部250から排出されるガスの流れD1と異なる一方向に沿って導く一つの導通空間S22を形成する。つまり、導通路240bは、開口部250から導入したガスの流れD1の向きを一回だけ変更した流れD22を形成するような構成となっており、当該流れD22の下流側に排気口243bが形成されている。要するに、開口部250から排出されるガスの流れD1の方向を変更する導通路とすれば、ガスに混じって上記で説明したような物質600が導通路に排出された場合に、ガスの流れD1が変更されたときに、変更された箇所で物質600を留めることができる。
(3)
また、上記実施の形態に係る蓄電装置100では、特に言及していないが、図9に示すような、蓄電装置100が配置された状態における水平面253に対して傾斜面252に形成された開口部250aを採用した蓄電装置としてもよい。このように、開口部250aを水平面253に対して傾斜した傾斜面252に形成することにより、ガスとともに開口部250aから排出された液体、または、外方空間S3から侵入してくる液体をアンブレラバルブ230付近から傾斜面252に向けて排出することができる。つまり、アンブレラバルブ230が設置される開口部250aを傾斜面252に設けているため、当該液体をアンブレラバルブ230付近に溜まることを防ぐことができる。このため、内部空間S1の圧力が上昇してアンブレラバルブ230が開放されたときに、当該液体が開口部250aから内部空間S1に浸入することを防ぐことができる。
なお、この場合であっても、開口部250aから排出されたガスは、導通路240の第一導通路241bにおいて流れD11から流れD2にその流れ方向が変更される。そして、第一導通路241bを流れたガスは、第二導通路242において流れD2から流れD3にその流れ方向が変更されて、排気口243から外方空間S3に放出される。
なお、開口部は、蓄電装置が配置された状態における水平面に対する傾斜面に形成されることに限らずに、当該水平面に対する垂直面に形成されてもよい。つまり、開口部は、水平面に対して交差している面に形成されれば、傾斜面と同様の効果を奏するため、その形態は問わない。
本発明は、通常時において内部空間を密閉した状態に保つことができ、外装体の外方からの異物などの侵入を防ぐことができる蓄電装置などとして有用である。
100 蓄電装置
110 外部正極端子
120 外部負極端子
200 外装体
210 蓋体
211 トップカバー
212 制御回路
213 蓋本体
220 外装体本体
221 仕切板
230 アンブレラバルブ
231 軸部
232 傘部
240、240a、240b 導通路
241、241a、241b 第一導通路
242 第二導通路
243、243b 排気口
244 受け部
250、250a 開口部
251 貫通孔
252 傾斜面
253 水平面
300 セルフレーム
350 バスバー
400 蓄電素子
410 容器
420 正極端子
430 負極端子
440 安全弁
S1 内部空間
S2、S22 導通空間
S3 外方空間
S4 空間
S12a 空間

Claims (7)

  1. 複数の蓄電素子と、
    密閉状態の内部空間を形成し、当該内部空間に前記複数の蓄電素子を収納する外装体と、
    前記複数の蓄電素子の第一方向側に配置され、前記内部空間に収納される回路基板と、
    を備え、
    前記外装体は、
    前記内部空間と前記外装体の外方とを連通させるための開口部と、
    前記内部空間内の圧力が所定圧力以下の場合に、前記開口部を塞ぐ第一状態となり、前記内部空間内の圧力が前記所定圧力より大きい場合に、前記開口部において前記内部空間と前記外装体の外方とを連通させる第二状態となる圧力弁と、
    前記回路基板と前記複数の蓄電素子との間を遮蔽する遮蔽物と、
    前記開口部の前記第一方向の外側に設けられ、前記開口部から排出される気体を排気口から前記外装体の外方へ導く導通路と、を有し、
    前記内部空間は、
    前記複数の蓄電素子が収納される、連続した1つの空間である第一内部空間と、
    前記回路基板が収納され、かつ、前記導通路の、前記第一方向に略直交する方向側に配置される第二内部空間とを有し、
    前記開口部は、前記第一内部空間と前記外装体の外方とを連通させ、
    前記遮蔽物は、前記第一内部空間と前記第二内部空間との間を遮蔽する
    蓄電装置。
  2. 前記遮蔽物は、さらに、前記第二内部空間と前記導通路が形成している導通空間との間を遮蔽する
    請求項に記載の蓄電装置。
  3. 前記圧力弁は、前記第一内部空間内の圧力が前記所定圧力より大きい状態から前記所定圧力以下に変化した場合、前記第二状態から前記第一状態に切り替わる
    請求項またはに記載の蓄電装置。
  4. 前記開口部は、前記蓄電装置が配置された状態における水平面に対して交差している面に形成される
    請求項1からのいずれか1項に記載の蓄電装置。
  5. 前記導通路は、前記開口部から排出される気体の流れの軸と、前記排気口から前記外装体の外方へ排出される気体の流れの軸とが異なるように形成される
    請求項に記載の蓄電装置。
  6. 前記導通路は、前記開口部から前記第一方向に沿って前記導通路内部に導入した気体を、前記第一方向とは異なる第二方向に導く
    請求項に記載の蓄電装置。
  7. 前記導通路は、前記開口部からの排出物を受容可能な空間を形成している受け部を有する
    請求項に記載の蓄電装置。
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