JP6225006B2 - ペット用キャリー付きカート - Google Patents

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Description

本発明は、犬や猫などのペットを乗せて搬送するための、ペット用キャリー付きカートに関する。
従来、ペットを収容して運ぶためのペット用キャリーが広く知られている。このようなペット用キャリーは、例えば、犬や猫などのペットとともに公共スペースを移動するために用いられる。
また、ペット用キャリーを支持して搬送するペット用カートも知られている。このようなペット用カートを用いれば、ユーザーはペットの重さの負担を強いられることなく、ペットと共に楽に移動することができる。
特許文献1には、ペット用キャリーを着脱自在に装着できる折り畳み可能なペット用キャリー付きカートが記載されている。
特開2013−123413号公報
ところで、特許文献1に記載のペット用キャリー付きカートにおいては、キャリーを支持するためのキャリー支持体の前後左右の寸法にあわせてキャリーの寸法が設定されていたので、より小さなキャリーに対応することが困難であった。
例えば、ペットの大きさに応じてキャリーの寸法を変更したり、電車などの公共機関の規定に適合する小さな寸法のキャリーを装着することは、特許文献1に記載のペット用キャリー付きカートにおいては想定されていなかった。
また、特許文献1に記載のペット用キャリー付きカートにおいては、ペットのオモチャやお菓子などの小物などを収容するためのかごが、カート本体の下方に設けられている。このため、かごに小物などを入れるために、或いはかごから小物などを取り出すためには、ユーザーは一旦屈まなければならず、不便であった。
そこで、本発明の目的は、ペット用キャリーの寸法設定の自由度を高めることができるペット用キャリー付きカートを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、ユーザーが使用しやすい、小物などの収容機能を備えたペット用キャリー付きカートを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、ペットを乗せて搬送するための、ペット用キャリー付きカートにおいて、前記ペットを収容するためのキャリーと、前記キャリーが着脱自在に装着される折り畳み可能なカート本体と、を備え、前記キャリーは、上面開口を有するペット収容体と、前記ペット収容体の上縁部に装着された上縁枠体と、を有し、前記カート本体は、前記上縁枠体が載置されるキャリー支持体を有し、前記キャリーの前後寸法は、前記キャリー支持体の前後寸法よりも小さく、これにより、前記キャリーと前記キャリー支持体との間に前後方向間隙が形成されており、前記ペット用キャリー付きカートは、さらに、前記前後方向間隙に配置されたポケット部材を有する、ことを特徴とする。
また、好ましくは、前記ポケット部材の上縁部が前記キャリー支持体に装着されている。
また、好ましくは、前記キャリー支持体に対する前記キャリーの前後方向の移動を規制するための前後移動規制手段をさらに有する。
また、好ましくは、前記前後移動規制手段は、前記キャリーを前記キャリー支持体の前端側に寄せた状態で前記キャリーの前後方向の移動を規制する。
また、好ましくは、前記キャリーは、前記ペット収容体の前記上面開口を平坦状態で開放可能に封止するための蓋部材をさらに有する。
また、好ましくは、前記蓋部材は、可撓性シート材料で形成されており、前記キャリーは、前記蓋部材を収納するための収納袋をさらに有する。
また、好ましくは、前記キャリー支持体は、前支持部、後支持部、および左右一対の側支持部を有し、前記後支持部は、前記左右一対の側支持部のそれぞれの後端部から左右方向内側に延在する左右一対の後支持片を有し、前記ポケット部材は、可撓性シート材料で形成されており、前記ポケット部材の上縁部に形成された筒状部に前記左右一対の後支持片が挿入されている。
また、好ましくは、前記キャリーは、前記ペット収容体の前記上面開口の上方を覆うために前記ペット収容体に着脱自在に装着される幌部材をさらに有する。
また、好ましくは、前記カート本体は、前後方向に折り畳み可能であると共に左右方向にも折り畳み可能であるように構成されている。
なお、本明細書中において、ペット用キャリー付きカートに対する「前」、「後」、「上」、「下」、「前後方向」、および「上下方向」の用語は、特に指示がない場合、使用状態(展開状態)にあるペット用キャリー付きカートを操作するユーザーを基準とした「前」、「後」、「上」、「下」、「前後方向」、および「上下方向」を意味する。
本発明によれば、ペット用キャリーの寸法設定の自由度を高めることができるペット用キャリー付きカートを提供することができる。
また、本発明によれば、ユーザーが使用しやすい、小物などの収容機能を備えたペット用キャリー付きカートを提供することができる。
本発明の一実施形態によるペット用キャリー付きカートを示した斜視図。 図1に示したペット用キャリー付きカートの一部を示した上面図。 図1に示したペット用キャリー付きカートのキャリーを示した斜視図であり、蓋が開いた状態を示した図。 図1に示したペット用キャリー付きカートのキャリーを示した斜視図であり、蓋が閉じた状態を示した図。 図1に示したペット用キャリー付きカートのキャリーを示した斜視図であり、幌部材を装着した状態を示した図。 従来のペット用キャリー付きカートを示す斜視図。 図6に示されたカートを展開した状態で示す斜視図。 図7のカートを側方から示す側面図。 前後方向に折り畳んだ状態のカートを示す側面図。 図9の状態からさらに幅方向に折り畳んだ状態のカートを示す正面図。 図6に示されたペット用キャリーを示す斜視図。
以下、本発明の一実施形態によるペット用キャリー付きカートについて図面を参照して説明する。
なお、本実施形態によるペット用キャリー付きカートは、上述した特許文献1に記載の従来のペット用キャリー付きカートを改良したものなので、以下では、まず初めに、図6乃至図11を参照して、特許文献1に記載の従来のペット用キャリー付きカートについて説明し、しかる後に従来のペット用キャリー付きカートとは異なる本実施形態に特有の部分について説明する。
図6乃至図11に示したように、特許文献1に記載のペット用キャリー付きカート1は、車輪22,24を有するカート本体20と、カート本体20に取り外し可能に支持されるペット用キャリー70と、を有している。ペット用キャリー70は、犬や猫等のペットを収容可能に構成された収容部材(容器)である。ペット用キャリー70は、例えば、公共スペースをペットとともに移動する際に用いられる。ペット用キャリー70は、上縁枠体75と、上縁枠体75に保持されたかご体80と、を有している。上縁枠体75がカート本体20上に載置されることによって、ペット用キャリー70がカート本体20によって支持されるようになる。
図7〜図10に示すように、カート10は、折り畳み可能に構成されたカート本体20と、カート本体20に取り付けられペット用キャリー70の上縁枠体75を下方から支持するようになるキャリー支持体50と、を有する。キャリー支持体50は、カート本体20に対して回動可能に接続され、カート本体20の折り畳み動作時にカート本体20に対して回動する。これにより、カート10は、図6および図7に示された展開状態から図8に示された折り畳み状態へ折り畳むことができ、また、折り畳み状態から展開状態へと展開することができる。カート本体20は、ハンドル40、前脚21および後脚23を有している。前脚21の下端には前輪22が回転可能に保持され、後脚23の下端には後輪24が回転可能に保持されている。
まず、図6並びに図11を参照して、ペット用キャリー70について説明する。上縁枠体75は、金属等の高剛性材料によって形成されている。上縁枠体75には、キャリー支持体50に設けられた固定具53と係合する固定具受け77が、キャリー支持体50の固定具53に対応して四つ設けられている。また、上縁枠体75は、ペット用キャリー70がカート10のキャリー支持体50によって支持された際に、キャリー支持体50に被さるように形成された固定片76を有している。そして固定片76には溝76aが形成されており、キャリー支持体50に設けられた支持ピン52がこの溝76aに嵌り込むようになる。
かご体80は、上縁枠体75から垂下する筒状の側壁部85と、側壁部85に接続されて筒状の側壁部85を閉鎖する底部81と、を有している。側壁部85と底部81とによって、犬や猫等のペットを収容するスペースが形成されている。このかご体80は、上縁枠体75に取り外し可能に取り付けられている。
側壁部85は、布地等の柔軟性を有した材料によって形成され、底部81は、或る程度の剛性を有した材料から構成されている。とりわけ、図11に示すように、ペット用キャリー70がカート10によって支持された際に前後方向に延びるリブ82と、ペット用キャリー70がカート10によって支持された際に幅方向に延びるリブ83が、底部81に形成されており、底部81の剛性を高めている。この結果、上縁枠体75がカート10のキャリー支持体50によって下方から支持されてペット用キャリー70がカート10に装着された状態において、上縁枠体75から垂下したかご体80内に、ペット用を収容するためのスペースが維持される。
加えて、上縁枠体75には、略U字状に形成された二つの揺動片97が、取り付けられている。図11に示すように、揺動片97は、U字の両端部に相当する部分を上縁枠体75に取り付けられ、ペット用キャリー70がカート10によって支持された際に幅方向と平行となる揺動軸線を中心として、上縁枠体75に対して揺動可能となっている。図11に示すように、揺動片97は、上縁枠体75からかご体80内に垂下した状態において、底部81に形成されたリブ82,83と係合して、その位置に保持されるようになる。したがって、ペット用キャリー70をカート10から取り外して使用する際にも、側壁部85が延びた状態に維持される。これにより、ペット用キャリー70をカート10から取り外して使用する際にも、底部81が上縁枠体75から離間した位置に保持され、上縁枠体75から垂下したかご体80内に、ペットを収容するためのスペースが確保される。
なお、図6に示すように、上縁枠体75には、一対のキャリーベルト71が、取り外し可能に取り付けられている。
一方、かご体80を変形させて、揺動片97とリブ82,83との係合を解除すると、揺動片97が揺動可能となる。揺動片97が上縁枠体75に対して揺動すると、側壁部85が変形して、底部81が上縁枠体75に接近することが可能となる。これにより、カート10から取り外したペット用キャリー70を、不使用時に、保管等に適した小さな寸法へと折り畳むことができる。
なお、二つの揺動片97は、ベルト状の連結片98によって、連結されている。連結片98は、揺動片97の底部81に接触するようになる部分に、接続されている。揺動片97がリブ82,83と係合している状態において、この連結片98を引き上げると、揺動片97がリブ82,83との係合を解除する方向に揺動する。これにより、ペット用キャリー70を折り畳む際に、揺動片97とリブ82,83との係合を容易に解除することができる。
ペット用キャリー70には、幌90がさらに設けられている。幌90は、幌骨92と、幌骨92に支持された幌布91と、を有している。幌骨92は、互いに接近した状態と、互いから離間した状態と、の間を互いに対して揺動可能に構成されている。幌布91は、幌骨92が互いから離間した状態において張った状態となるように、幌骨92に張設されている。
幌骨92は、上縁枠体75に取り外し可能に固定された第1幌骨92aと、第1幌骨92aに対して揺動可能に連結された第2幌骨92bおよび第3幌骨92cと、を有している。第1幌骨92a〜第3幌骨92cは、それぞれ、U字状に形成され、U字の両端部領域において互いに接続されている。そして、幌布91のうちの第3幌骨92cの近傍に、固定具96が設けられている。この固定具96は、上縁枠体75と係合可能となっている。固定具96を上縁枠体75に留めることによって、幌90は、ペット用キャリー70の上縁枠体75の全域を覆うように広がる。このとき、幌70とかご体80との間のスペースに、ペットを外部から遮断して収容することが可能となる。
カート10は、車輪21,23を有した折り畳み可能なカート本体20と、カート本体20に装着されたキャリー支持体50と、カート本体20とキャリー支持体50とを連結する連結リンク材59と、を有している。また、図6に示すように、カート本体20には、小物等を収容するためのかご18が装着されている。図6〜図10に示すように、カート10は、全体的に、前後方向に沿った幅方向中心面を中心として概ね対称な構成となっている。
図6〜図10に示すように、カート本体20は、それぞれ左右に配置された一対の前脚21と、それぞれ左右に配置された一対の後脚23と、それぞれ左右に配置された一対の第1〜4リンク材31,32,33,34と、を有している。前脚21の下端には、前輪22が設けられ、後脚23の下端には、後輪24が設けられている。
前脚21の上端部分は、対応する側(左側または右側)に配置された第1リンク材31の前方部分に回動可能(揺動可能)に接続されている。同様に、後脚23の上端部分が、対応する側(左側または右側)に配置された第1リンク材31の前方部分に回動可能(揺動可能)に接続されている。第1リンク材31は、前後方向に延びる上面と、上面から垂下する一対の側面と、を有した下方に開口した中空状の部材として、例えば樹脂によって、構成されている。
また、第2リンク材32が、対応する側(左側または右側)に配置された第1リンク材31の後方部分、とりわけ後方部分のうちの後端部分に回動可能(揺動可能)に接続されている。なお、ここで説明する形態において、第2リンク材32は、ハンドル40の下端に接続されている。ハンドル40は、第2リンク材32から延び出た部分によって構成されている。より具体的には、ハンドル40は、各第2リンク材32の上端部分から延び出た一対の延出部41と、一対の延出部41の間を連結する連結部42と、を有しており、U字状の外形状を持っている。第2リンク材32は、ハンドル40の延出部41と一体的に、例えば金属製のパイプから形成され得る。
左側の第3リンク材33は、左側の前脚21と左側の第2リンク材32とを連結し、右側の第3リンク材33は、右側の前脚21と右側の第2リンク材32とを連結している。各第3リンク材33は、その前方部分を前脚21の中間部分に回動可能に接続され、その後方部分を第2リンク材32の下方部分、とりわけ下方部分のうちの下端部分に回動可能に接続されている。なお、ここで説明する第3リンク材33は、図8に示すように、金属製の本体部33aと、本体部33aの後端に設けられた後端カバー部33bと、本体部33aの前端に設けられた前端カバー部33cと、を有している。この第3リンク材33は、後端カバー部33cにおいて第2リンク材32と回動可能に連結され、前端カバー部33cにおいて前脚21と回動可能に連結されている。
なお、図7および図10によく示されているように、第3リンク材33の前端カバー部33cには、フック48およびフック受け49がそれぞれ設けられている。フック48およびフック受け49は、カート10を折り畳んだ際に互い係合して、カート10を折り畳んだ状態に維持する。
次に、左側の第4リンク材34は、左側の後脚23と左側の第2リンク材32とを連結し、右側の第4リンク材34は、右側の後脚23と右側の第2リンク材32とを連結している。各第4リンク材34は、その一部分において後脚23の中間部分に回動可能(揺動可能)に接続され、他の部分において第2リンク材32の下方部分、とりわけ下方部分のうちの下端部分に回動可能に接続されている。第4リンク材34は、樹脂によって形成された板状材として構成され得る。
なお、第2リンク材32の両側方に、第3リンク材33および第4リンク材34が、第2リンク材32に対して回動可能に接続されている。結果として、第3リンク材33と第4リンク材34も、互いに対して回動可能に接続されている。また、前脚21,後脚23,および、第1〜第4リンク材31,32,33,34の互いに対する回動軸線は、互いに平行となっている。また、第2リンク材32と第4リンク材34との回動軸線と、第3リンク材33と第4リンク材34との回動軸線は、一直線上に揃っている。
さらに、カート本体20は、幅方向に延びる構成要素として、一対の前脚21間を連結する第1幅方向連結材36と、一対の第3リンク材33を連結する第2幅方向連結材37と、一対の後脚23間を連結する第3幅方向連結材38と、を有している。図7によく示されているように、第1幅方向連結材36、第2幅方向連結材37および第3幅方向連結材38は、屈曲可能に構成され、それぞれ、幅方向に沿って離間した一対のヒンジ36a,36b,37a,37b,38a,38bを有している(図7参照)。同様に、上述したハンドル40の幅方向に延びる連結部42も、屈曲可能に構成され、幅方向に沿って離間して位置する一対のヒンジ42a,42bを有している。
図8によく示されているように、第2リンク材32には、第4リンク材34と係合可能なロック部材28が設けられている。ロック部材28は、第2リンク材32に対して摺動可能となっており、第2リンク材32上において、第2リンク材32と第4リンク材34との回動軸線の側に向けて付勢されている。また、ハンドル40の連結部42には、ロック部材28を遠隔操作可能なロック操作機構27が設けられている。図8に示すように、ロック部材28は、第2リンク材32上において、第4リンク材34の側へ向けて付勢され、第4リンク材34と係合するようになる。ロック部材28が第4リンク材34と係合すると、第2リンク材32と第4リンク材34との相対回動が規制され、カート本体20が展開された状態に維持されるようになる。一方、ロック操作機構27を用いてロック部材28を第4リンク材34から引き離すことにより、第2リンク材32と第4リンク材34との相対回動が可能となる。
次に、以上のようなカート本体20に取り付けられたキャリー支持体50および連結リンク材59について、説明する。なお、キャリー支持体50は、上述したように、ペット用キャリー70を支持するために用いられる。また、連結リンク材59は、キャリー支持体50をカート本体20に連結するために用いられている。そして、キャリー支持体50及び連結リンク材59は、カート本体20の折り畳み動作および展開動作にともなって、カート本体20とともに折り畳まれる又は展開されるように、構成されている。
図6〜図10に示すように、キャリー支持体50は、ペット用キャリー70の上縁枠体75を下方から支持する部材であり、平面視において、上縁枠体75の輪郭に沿った輪郭を有している。ただし、図示された形態では、キャリー支持体50は環状に構成されておらず、上縁枠体75の一部分の輪郭に沿った輪郭を有している。
図7および図8に示すように、具体的な構成として、キャリー支持体50は、一対の側フレーム部材(側支持部)51と、一対の側フレーム部材51を連結する連結フレーム部材(前支持部)54と、一対の側フレーム部材51の後端部から左右方向内側に延在する一対の後支持片(後支持部)51Aを有している。各側フレーム部材51は、その後方部分において、ハンドル40に回動可能に接続されている。図8に示すように、左側の側フレーム部材51は、ハンドル40の左側の延出部41に接続されており、右側の側フレーム部材51は、ハンドル40の右側の延出部41に接続されている。各側フレーム部材51の延出部41への接続箇所(回動軸線)は、各第1リンク材31の第2リンク材32への接続箇所(回動軸線)よりも上方に位置している。
一対の側フレーム部材51に対応して、一対の連結リンク材59が設けられている。左側の連結リンク材59は、左側の側フレーム部材51および左側の第1リンク材31のそれぞれに対して回動可能に接続されており、右側の連結リンク材59は、右側の側フレーム部材51および右側の第1リンク材31のそれぞれに対して回動可能に接続されている。カート本体20が展開されている状態において、連結リンク材59は、第1リンク材31から上方に延び出ている。そして、カート本体20が展開されている状態において、カート10の側面視において、側フレーム部材51は、概ね、前後方向に延びるようになっている。
一方、図7によく示されているように、連結フレーム部材54は、各側フレーム部材51の前方側の端部に接続されている。図7によく示されているように、連結フレーム部材54は、カート本体20が展開された状態において一対の側フレーム部材51への接続箇所の間で下方に突出するように、言い換えると、当該接続箇所よりも下方に位置するように、曲がっている。したがって、図6に示すように、ペット用キャリー70がキャリー支持体50によって下方から支持された状態で、連結フレーム部材54は、一対の側フレーム部材51への接続箇所の間において、ペット用キャリー70の上縁枠体75から離間するようになる。すなわち、ペット用キャリー70がキャリー支持体50によって下方から支持された状態で、一対の側フレーム部材51の間において、連結フレーム部材54と上縁枠体75との間に隙間S(図6参照)が形成される。
連結フレーム部材54は、側フレーム部材51に対して回動可能に接続されている。すなわち、連結フレーム部材54と左側の側フレーム部材51との接続箇所にヒンジ54aが形成され、同様に、連結フレーム部材54と右側の側フレーム部材51との接続箇所にヒンジ54bが形成されている。
なお、側フレーム部材51のカート本体20に対する回動軸線、並びに、連結リンク材59のカート本体20に対する回動軸線および連結リンク材59の側フレーム部材51に対する回動軸線は、互いに平行となっており、且つ、カート本体20の前脚21,後脚23,および、第1〜第4リンク材31,32,33,34の互いに対する回動軸線とも平行となっている。さらに、連結リンク材59と第1リンク材31との回動軸線は、前脚21と第1リンク材31との回動軸線と一直線上に揃っている。
図6によく示されているように、キャリー支持体50の側フレーム部材51には、キャリー支持体50によって支持されたペット用キャリー70の固定片76の溝76aに入り込むようになる、支持ピン52が設けられている。支持ピン52と溝76aとが係合することにより、ペット用キャリー70がキャリー支持体50によって安定して所定の位置に保持されるようになる。また、キャリー支持体50の側フレーム部材51には合計四つの固定具53が設けられている。各固定具53は、ペット用キャリー70に設けられた四つの固定具受け77のうちの一つと嵌合して、ペット用キャリー70をカート10に対して固定することができる。
以上、特許文献1に記載の従来のペット用キャリー付きカート1について説明した。
以下では、本実施形態によるペット用キャリー付きカートに関し、上述した従来のペット用キャリー付きカート1とは異なる本実施形態に特有の部分を中心に、図1乃至図5を参照して説明する。
本実施形態によるペット用キャリー付きカート100においては、上縁枠体75Aおよびペット収容体80Aを備えたペット用キャリー70Aの前後寸法が、キャリー支持体50の前後寸法よりも小さく設定されており、これにより、ペット用キャリー70Aの後端部とキャリー支持体50の後端部との間に、前後方向間隙Gが形成されている。
前後方向間隙Gにはポケット部材101が装着されており、ポケット部材101の上縁部がキャリー支持体50に装着されている。より具体的には、ポケット部材101は可撓性シート材料で形成されており、ポケット部材101の上縁部に形成された筒状部に、キャリー支持体50の左右一対の後支持片51A(図7)が挿入されている。
本実施形態によるペット用キャリー付きカート100は、キャリー支持体50に対するペット用キャリー70Aの前後方向の移動を規制するための前後移動規制手段(支持ピン52およびキャリー70Aの固定片76の溝76a)を有している。前後移動規制手段は、ペット用キャリー70Aをキャリー支持体50の前端側に寄せた状態で、ペット用キャリー70Aの前後方向の移動を規制する。
図3および図4に示したように、ペット用キャリー70Aは、ペット収容体80A(従来のかご体80に相当)の上面開口を平坦状態で開放可能に封止するための蓋部材102を有している。蓋部材102は、好ましくは可撓性シート材料で形成される。蓋部材102は、その縁部に留め具103が設けられており、蓋部材102の留め具103をペット収容体80Aの側面に設けられた留め具104に留め付けることにより、蓋部材102が開放可能に固定される。
ペット用キャリー70Aは、その後面に収納袋105を備えており、収納袋105の中に蓋部材102を折り畳んで収納することができる。これにより、非使用時の蓋部材102が邪魔になったり、或いは紛失してしまったりすることがなく、必要なときに収納袋105から蓋部材102を簡単に取り出すことができる。
図5に示したように、本実施形態によるペット用キャリー70Aにおいては、ペット収容体80Aの上面開口の上方を覆うための幌部材106を、ペット収容体80Aに着脱自在に装着することができる。幌部材106は、その周縁部に設けた折り曲げ可能なU字状の弾性細長部材107と、弾性細長部材107に張設された可撓性シート部材108とを有している。幌部材106は、ペット収容体80Aから外して折り畳み、収納袋105に収納することができる。
なお、本実施形態によるペット用キャリー付きカート100のカート本体20は、上述した従来のペット用キャリー付きカート1のカート本体20と同様、前後方向に折り畳み可能であると共に左右方向にも折り畳み可能であるような構成(三つ折り可能な構成)を備えている。ポケット部材101を可撓性材料で構成すれば、三つ折り時にポケット部材101を取り外す必要がなく、ポケット部材101をカート本体20に装着したままでカート本体20を三つ折り状態とすることができる。
以上述べたように、本実施形態によるペット用キャリー付きカート100によれば、ペット用キャリー70Aの前後寸法を、キャリー支持体50の前後寸法に合わせて設定するのではなく、キャリー支持体50の前後寸法よりも小さくするようにしたので、ペット用キャリー70Aの前後寸法の設定の自由度を高めることができる。
このため、ペットの大きさに応じてペット用キャリー70Aの寸法を変更したり、或いは電車などの公共機関の規定に適合する小さな寸法(例えば、ペット用キャリー70Aの縦・横・高さの合計が90cm以内など)のペット用キャリー70Aを使用することができる。
また、本実施形態によるペット用キャリー付きカート100は、使用者がアクセスし易い位置にポケット部材101を備えているので、ポケット部材101にペットのオモチャやお菓子などの小物を収納すれば、小物を取り出すためにわざわざ屈む必要も無く、使用者にとって極めて便利である。
21 前脚
22 前輪
23 後脚
24 後輪
50 キャリー支持体
51A キャリー支持体の後支持片
70A ペット用キャリー
75A 上縁枠体
80A ペット収容体
100 ペット用キャリー付きカート
101 ポケット部材
102 キャリーの蓋部材
103 蓋部材側の留め具
104 ペット収容体側の留め具
105 収納袋
106 幌部材
107 弾性細長部材
108 可撓性シート部材
G 前後方向間隙

Claims (9)

  1. ペットを乗せて搬送するための、ペット用キャリー付きカートにおいて、
    前記ペットを収容するためのキャリーと、
    前記キャリーが着脱自在に装着される折り畳み可能なカート本体と、を備え、
    前記キャリーは、
    上面開口を有するペット収容体と、
    前記ペット収容体の上縁部に装着された上縁枠体と、を有し、
    前記カート本体は、前記上縁枠体が載置されるキャリー支持体を有し、
    前記キャリーの前後寸法は、前記キャリー支持体の前後寸法よりも小さく、これにより、前記キャリーと前記キャリー支持体との間に前後方向間隙が形成されており、
    前記ペット用キャリー付きカートは、さらに、前記前後方向間隙に配置されたポケット部材を有する、ペット用キャリー付きカート。
  2. 前記ポケット部材の上縁部が前記キャリー支持体に装着されている、請求項1記載のペット用キャリー付きカート。
  3. 前記キャリー支持体に対する前記キャリーの前後方向の移動を規制するための前後移動規制手段をさらに有する、請求項1または2に記載のペット用キャリー付きカート。
  4. 前記前後移動規制手段は、前記キャリーを前記キャリー支持体の前端側に寄せた状態で前記キャリーの前後方向の移動を規制する、請求項3記載のペット用キャリー付きカート。
  5. 前記キャリーは、前記ペット収容体の前記上面開口を平坦状態で開放可能に封止するための蓋部材をさらに有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のペット用キャリー付きカート。
  6. 前記蓋部材は、可撓性シート材料で形成されており、
    前記キャリーは、前記蓋部材を収納するための収納袋をさらに有する、請求項5記載のペット用キャリー付きカート。
  7. 前記キャリー支持体は、前支持部、後支持部、および左右一対の側支持部を有し、
    前記後支持部は、前記左右一対の側支持部のそれぞれの後端部から左右方向内側に延在する左右一対の後支持片を有し、
    前記ポケット部材は、可撓性シート材料で形成されており、
    前記ポケット部材の上縁部に形成された筒状部に前記左右一対の後支持片が挿入されている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のペット用キャリー付きカート。
  8. 前記キャリーは、前記ペット収容体の前記上面開口の上方を覆うために前記ペット収容体に着脱自在に装着される幌部材をさらに有する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のペット用キャリー付きカート。
  9. 前記カート本体は、前後方向に折り畳み可能であると共に左右方向にも折り畳み可能であるように構成されている、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のペット用キャリー付きカート。
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