以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明するが、図面番号に関係なく同一又は類似の構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。以下の説明で用いられる構成要素の接尾辞である「モジュール」及び「部」は、明細書の作成を容易にするために付与又は混用されるものであり、それ自体が有意性や有用性を有するものではない。また、本発明の実施形態を説明するにあたって、関連する公知技術についての具体的な説明が本発明の要旨を不明にすると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。なお、添付図面は本発明の実施形態を容易に理解できるようにするためのものにすぎず、添付図面により本発明の技術的思想が制限されるものではなく、本発明は本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むものと理解されるべきである。
第1、第2などのように序数を含む用語は様々な構成要素を説明するために使用されるが、前記構成要素は前記用語により限定されるものではない。前記用語は1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的でのみ使用される。
ある構成要素が他の構成要素に「連結」又は「接続」されていると言及された場合は、前記他の構成要素に直接的に連結又は接続されていることもあり、中間にさらに他の構成要素が存在することもあると理解すべきである。それに対して、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」又は「直接接続」されていると言及された場合は、中間にさらに他の構成要素が存在しないと理解すべきである。
本明細書で使用される単数の表現は、特に断らない限り、複数の表現を含む。
本明細書において、「含む」や「有する」などの用語は、明細書に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はそれらの組み合わせが存在することを指定しようとするもので、1つ又はそれ以上の他の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はそれらの組み合わせの存在や付加可能性を予め排除するものではないと理解すべきである。
本明細書で説明される移動端末機には、携帯電話、スマートフォン、ノートパソコン、デジタル放送端末機、携帯情報端末(Personal Digital Assistants; PDA)、ポータブルマルチメディアプレーヤ(Portable Multimedia Player; PMP)、ナビゲーション、スレートPC、タブレットPC、ウルトラブック、ウェアラブルデバイス(例えば、ウォッチ型端末機、グラス型端末機、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display; HMD))などが含まれる。
しかし、本明細書に開示される実施形態による構成は、移動端末機にのみ適用可能な場合を除き、デジタルテレビ、デスクトップコンピュータ、デジタルサイネージなどの固定端末機にも適用できることを、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば容易に理解できるであろう。
図1Aは本発明による移動端末機を示すブロック図であり、図1B及び図1Cは本発明による移動端末機の一例を異なる方向から見た概念図である。
同図に示すように、移動端末機100は、無線通信部110、入力部120、感知部140、出力部150、インタフェース部160、メモリ170、制御部180、電源供給部190などを含む。図1Aに示す全ての構成要素が必須構成要素であるわけではなく、本発明による移動端末機は、図示の構成要素よりも多い構成要素で実現してもよく、それより少ない構成要素で実現してもよい。
より具体的には、無線通信部110は、移動端末機100と無線通信システム間、移動端末機100と他の移動端末機間、又は移動端末機100と外部サーバ間の無線通信を可能にする少なくとも1つのモジュールを含む。また、無線通信部110は、移動端末機100を少なくとも1つのネットワークに接続する少なくとも1つのモジュールを含む。
無線通信部110は、放送受信モジュール111、移動通信モジュール112、無線インターネットモジュール113、近距離通信モジュール114及び位置情報モジュール115の少なくとも1つを含む。
入力部120は、画像信号の入力のためのカメラ121又は画像入力部、オーディオ信号の入力のためのマイク122又はオーディオ入力部、ユーザからの情報の入力のためのユーザ入力部123(例えば、タッチキー、プッシュキー(メカニカルキー)など)を含んでもよい。入力部120により得られた画像データやオーディオデータは、分析されてユーザの制御命令で処理される。
感知部140は、移動端末機100内の情報、移動端末機100を囲む周辺環境に関する情報及びユーザ情報の少なくとも1つを感知するための少なくとも1つのセンサを含む。例えば、感知部140は、近接センサ141、照度センサ142、タッチセンサ、加速度センサ、磁気センサ、重力センサ、ジャイロセンサ、モーションセンサ、RGBセンサ、赤外線センサ(IRセンサ)、指紋センサ、超音波センサ、光センサ、カメラ121、マイク122、バッテリゲージ、環境センサ(例えば、気圧計、湿度計、温度計、放射能センサ、熱センサ、ガスセンサなど)、化学センサ(例えば、電子鼻、ヘルスケアセンサ、生体センサなど)の少なくとも1つを含む。また、本発明による移動端末機は、これらセンサの少なくとも2つのセンサにより感知された情報を組み合わせて活用することができる。
出力部150は、視覚、聴覚又は触覚などに関連する出力を発生するように構成される。例えば、出力部150は、ディスプレイ部151、音響出力部152、ハプティックモジュール153、光出力部154の少なくとも1つを含む。ディスプレイ部151は、タッチセンサとレイヤ構造をなすか又は一体に形成されることにより、タッチスクリーンを実現する。前記タッチスクリーンは、移動端末機100とユーザ間の入力インタフェースを提供するユーザ入力部123として機能すると共に、移動端末機100とユーザ間の出力インタフェースを提供する。
インタフェース部160は、移動端末機100に接続される各種外部機器との通路の役割を果たす。例えば、インタフェース部160は、有線/無線ヘッドセットポート、外部充電器ポート、有線/無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールが備えられた装置を接続するポート、オーディオI/O(Input/Output)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートの少なくとも1つを含む。移動端末機100においては、インタフェース部160への外部機器の接続に対応して、接続された外部機器に関する制御を行うことができる。
メモリ170は、移動端末機100の様々な機能をサポートするデータを保存する。メモリ170は、移動端末機100で起動される複数のアプリケーションプログラム(又はアプリケーション)、移動端末機100の動作のためのデータやコマンドを保存する。前記アプリケーションプログラムの少なくとも一部は、無線通信により外部サーバからダウンロードすることができる。また、前記アプリケーションプログラムの少なくとも一部は、移動端末機100の基本機能(例えば、電話着発信機能、メッセージ送受信機能)のために工場出荷時に移動端末機100にインストールされている。さらに、前記アプリケーションプログラムは、メモリ170に保存され、移動端末機100にインストールされ、制御部180により移動端末機100の動作(又は機能)のために起動されるようにすることができる。
制御部180は、前記アプリケーションプログラムに関する動作に加え、通常の移動端末機100の全般的な動作を制御する。制御部180は、前述した構成要素により入力又は出力される信号、データ、情報などを処理したり、メモリ170に保存されたアプリケーションプログラムを起動することにより、ユーザに適切な情報又は機能を提供又は処理することができる。
また、制御部180は、メモリ170に保存されたアプリケーションプログラムの起動のために、図1Aに示す移動端末機100の構成要素の少なくとも一部を制御することができる。さらに、制御部180は、前記アプリケーションプログラムの起動のために、移動端末機100の構成要素の少なくとも2つを組み合わせて動作させることができる。
電源供給部190は、制御部180の制御下で、供給された外部の電源又は内部の電源を移動端末機100の各構成要素に供給する。電源供給部190は、バッテリを含んでもよい。前記バッテリは、内蔵バッテリ又は交換可能なバッテリであってもよい。
前記構成要素の少なくとも一部は、後述する様々な実施形態による移動端末機の動作、制御又は制御方法を実現するために互いに連携して動作することもある。また、前記移動端末機の動作、制御又は制御方法は、前記移動端末機のメモリに保存された少なくとも1つのアプリケーションプログラムの起動により実現されることもある。
入力部120は、画像情報(もしくは信号)、オーディオ情報(もしくは信号)、又はユーザからの情報の入力のためのものであり、画像情報の入力のために1つ又は複数のカメラ121を備える。入力部120のカメラ121は、テレビ電話モード又は撮影モードでイメージセンサにより得られる静止画像又は動画像などの画像フレームを処理する。カメラ121で処理された画像フレームは、ディスプレイ部151に表示したり、メモリ170に保存することができる。移動端末機100に備えられる複数のカメラ121は、マトリクス構造に配置されてもよく、この場合、マトリクス構造に配置された複数のカメラ121により、移動端末機100に様々な角度又は焦点の複数の画像情報を入力することができる。また、複数のカメラ121は、立体画像を実現するための左画像及び右画像を取得できるように、ステレオ構造に配置されてもよい。
入力部120のマイク122は、外部の音響信号を電気的な音声データに処理する。マイク122で処理された音声データは、移動端末機100で実行中の機能(又はアプリケーションプログラム)によって多様に用いることができる。マイク122には、外部の音響信号が入力される過程で発生するノイズを除去するための様々なノイズ除去アルゴリズムが実現される。
入力部120のユーザ入力部123は、ユーザからの情報の入力のためのものであり、ユーザ入力部123により情報が入力されると、制御部180は、入力された情報に対応して移動端末機100の動作を制御することができる。ユーザ入力部123は、機械式入力手段(又はメカニカルキー、例えば移動端末機100の前面、背面又は側面に位置するボタン、ドームスイッチ、ジョグホイール、ジョグスイッチなど)及びタッチ式入力手段を含んでもよい。前記タッチ式入力手段は、例えば、ソフトウェア的な処理によりタッチスクリーンに表示される仮想キー、ソフトキー又はビジュアルキーからなるようにしてもよく、前記タッチスクリーン以外の部分に配置されるタッチキーからなるようにしてもよい。また、前記仮想キー又は前記ビジュアルキーは、様々な形態で前記タッチスクリーン上に表示されるようにしてもよく、例えばグラフィック、テキスト、アイコン、ビデオ又はそれらの組み合わせからなる。
検知部140は、移動端末機100内の情報、移動端末機100を囲む周辺環境に関する情報及びユーザ情報の少なくとも1つを検知し、それに対応する検知信号を発生する。制御部180は、前記検知信号に基づいて、移動端末機100の駆動又は動作を制御したり、移動端末機100にインストールされたアプリケーションプログラムに関するデータ処理、機能又は動作を実行することができる。検知部140に含まれる様々なセンサのうち代表的なセンサについてより具体的に説明すると次の通りである。
まず、近接センサ141とは、電磁界の力又は赤外線などを利用して、所定の検出面に近づく物体又は近傍に存在する物体の有無を機械的な接触なしに検出できるセンサをいう。近接センサ141は、前記タッチスクリーンにより覆われる移動端末機100の内部領域又は前記タッチスクリーンの近くに配置されてもよい。
近接センサ141としては、例えば透過型光電センサ、拡散反射型光電センサ、回帰反射型光電センサ、高周波発振型近接センサ、静電容量型近接センサ、磁気近接センサ、赤外線近接センサなどがある。静電式タッチスクリーンの場合、近接センサ141は、導電性を有する物体の近接による電界の変化から当該物体の近接を検出するように構成されてもよい。この場合、タッチスクリーン(又はタッチセンサ)自体が近接センサにも分類される。
以下、説明の便宜上、前記物体を前記タッチスクリーン上に接触させるのではなく近接させて前記物体が前記タッチスクリーン上に位置することを認識させることを「近接タッチ(proximity touch)」といい、前記物体を前記タッチスクリーン上に実際に接触させることを「接触タッチ(contact touch)」という。前記物体により近接タッチされる前記タッチスクリーン上の位置とは、前記物体が近接タッチされる際に前記物体が前記タッチスクリーンに対して垂直に対応する位置を意味する。
近接センサ141は、近接タッチ動作及び近接タッチパターン(例えば、近接タッチ距離、近接タッチ方向、近接タッチ速度、近接タッチ時間、近接タッチ位置、近接タッチ移動状態など)を検知することができる。一方、制御部180は、近接センサ141により検知された近接タッチ動作及び近接タッチパターンに対応するデータ(又は情報)を処理し、また、処理されたデータに対応する視覚的な情報を前記タッチスクリーン上に出力させることができる。さらに、制御部180は、前記タッチスクリーン上の同一地点へのタッチが近接タッチであるか接触タッチであるかによって、異なる動作又はデータ(もしくは情報)が処理されるように移動端末機100を制御することができる。
次に、タッチセンサは、抵抗膜式、静電容量式、赤外線式、超音波式、磁気式などの様々なタッチ方式のうち少なくとも1つを用いて、前記タッチスクリーン(又はディスプレイ部151)へのタッチ(又はタッチ入力)を検知する。
一例として、前記タッチセンサは、前記タッチスクリーンの特定部位に加わった圧力又は前記タッチスクリーンの特定部位に発生する静電容量などの変化を電気的な入力信号に変換するように構成されてもよい。前記タッチセンサは、前記タッチスクリーンをタッチするタッチ手段により当該タッチセンサ上でタッチされる位置、面積、タッチ時の圧力、タッチ時の静電容量などを検出できるように構成されてもよい。ここで、前記タッチ手段とは、前記タッチセンサをタッチする物体をいい、例えば指、タッチペン又はスタイラスペン、ポインタなどがある。
前記タッチセンサへのタッチ入力がある場合、それに対応する信号がタッチ制御装置に送られる。前記タッチ制御装置は、その信号を処理して対応するデータを制御部180に送る。これにより、制御部180は、ディスプレイ部151のどの領域がタッチされたかなどを把握することができる。ここで、前記タッチ制御装置は、制御部180とは別の構成要素であってもよく、制御部180自体であってもよい。
また、前記タッチセンサにより前記タッチスクリーンに加わる圧力を検知するようにする場合、立体的なタッチ(3Dタッチ)を検知できるようにしてもよい。例えば、前記タッチスクリーンの特定領域に加わる圧力の強さによって様々なユーザ入力が行われるようにしてもよい。すなわち、ユーザによる前記タッチスクリーンの押圧力によって強い押圧、軽い押圧、深い押圧などに区分し、より様々な方式のタッチ入力が可能になるようにすることができる。
このように、ユーザの押圧力の強さによってアプリケーションの実行及び終了やウェブページの表示など様々な機能を実行することができ、予め設定された圧力で連続してタッチされると予め設定されたウェブサイトに接続されるようにすることもできる。
また、制御部180は、前記タッチスクリーン(又は前記タッチスクリーン以外の部分に配置されるタッチキー)をタッチするタッチ手段の種類によって異なる制御を行うこともでき、同じ制御を行うこともできる。前記タッチ手段の種類によって異なる制御を行うか同じ制御を行うかは、移動端末機100の現在の動作状態又は実行中のアプリケーションプログラムによって決定されるようにしてもよい。
一方、前記タッチセンサ及び近接センサ141は、独立して又は組み合わせて、前記タッチスクリーンへのショートタッチ(もしくはタップ)、ロングタッチ、マルチタッチ、ドラッグ、フリック、ピンチイン、ピンチアウト、スワイプ、ホバーなどの様々な方式のタッチを検知することができる。
次に、超音波センサは、超音波を用いて、検知対象の位置情報を認識することができる。制御部180は、光センサと複数の超音波センサから検知される情報に基づいて、波動発生源の位置を算出することができる。波動発生源の位置は、光のほうが超音波より非常に速いこと、すなわち光が光センサに到達する時間のほうが超音波が超音波センサに到達する時間より非常に速いことを利用して算出することができる。より具体的には、波動発生源の位置は、光を基準信号として超音波が到達する時間との時間差を利用して算出することができる。
一方、前述した入力部120のカメラ121は、カメラセンサ(例えば、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)など)、フォトセンサ(又はイメージセンサ)及びレーザセンサの少なくとも1つを含む。
前記カメラセンサと前記レーザセンサとを組み合わせ、3次元立体画像への前記検知対象のタッチを検知するようにしてもよい。前記フォトセンサは、前記タッチスクリーンに近接する前記検知対象の動きをスキャンするように構成され、ディスプレイ素子に積層されるようにしてもよい。より具体的には、前記フォトセンサは、フォトダイオードとトランジスタ(TR)を行列状に実装し、前記フォトダイオードに入る光の量に応じて変化する電気信号を用いて、前記フォトセンサ上に載置されるものをスキャンする。すなわち、前記フォトセンサは、光の変化量に応じた前記検知対象の座標を計算し、それに基づいて前記検知対象の位置情報を取得する。
出力部150のディスプレイ部151は、移動端末機100で処理される情報を表示(出力)する。例えば、ディスプレイ部151は、移動端末機100で起動されるアプリケーションプログラムの実行画面情報、又は当該実行画面情報に応じたUI(User Interface)、GUI(Graphic User Interface)情報を表示する。
また、ディスプレイ部151は、立体画像を表示する立体ディスプレイ部として構成されてもよい。
前記立体ディスプレイ部には、ステレオスコピック方式(眼鏡方式)、オートステレオスコピック方式(裸眼方式)、プロジェクション方式(ホログラフィック方式)などの3次元ディスプレイ方式が適用される。
出力部150のハプティックモジュール153は、ユーザが感じることのできる様々な触覚効果を発生する。ハプティックモジュール153が発生する触覚効果の代表的な例としては振動がある。ハプティックモジュール153が発生する振動の強度やパターンなどは、ユーザの選択又は制御部180の設定により制御することができる。例えば、ハプティックモジュール153は、異なる振動を合成して出力することもでき、順次出力することもできる。
ハプティックモジュール153は、振動の他にも、皮膚接触面に対して垂直運動するピン配列、噴射口又は吸入口を用いた空気の噴射力又は吸入力、皮膚表面に対する擦れ、電極の接触、静電気力などの刺激による効果や、吸熱又は発熱が可能な素子を用いた冷温感の再現による効果など、様々な触覚効果を発生することができる。
ハプティックモジュール153は、直接的な接触により触覚効果を伝えることができるだけでなく、ユーザが指や腕などの筋感覚により触覚効果を感じるように実現することもできる。ハプティックモジュール153は、移動端末機100の構成態様に応じて2つ以上備えてもよい。
出力部150の光出力部154は、移動端末機100の光源の光を用いてイベント発生を通知するための信号を出力する。移動端末機100で発生するイベントとしては、呼信号受信、メール受信、不在着信、アラーム、スケジュール通知、電子メール受信、アプリケーションによる情報受信などがある。
光出力部154により出力される信号は、移動端末機100が前面又は背面から単色又は複数色の光を発光することにより実現される。前記信号の出力は、移動端末機100がユーザのイベント確認を検知することにより終了するようにしてもよい。
インタフェース部160は、移動端末機100に接続される全ての外部機器との通路の役割を果たす。インタフェース部160は、外部機器からデータを受信するか、供給された電源を移動端末機100内部の各構成要素に送るか、又は移動端末機100内部のデータを外部機器に送信する。インタフェース部160は、例えば有線/無線ヘッドセットポート、外部充電器ポート、有線/無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールが備えられた装置を接続するポート、オーディオI/Oポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含む。
前記識別モジュールは、移動端末機100の使用権限を認証するための各種情報を保存したチップであり、ユーザ識別モジュール(User Identity Module; UIM)、加入者識別モジュール(Subscriber Identity Module; SIM)、汎用加入者識別モジュール(Universal Subscriber Identity Module; USIM)などを含む。前記識別モジュールが備えられた装置(以下、識別装置という)は、スマートカード形式で製造されてもよい。よって、前記識別装置は、インタフェース部160を介して移動端末機100に接続することができる。
メモリ170は、制御部180の動作のためのプログラムを保存することもでき、入出力されるデータ(例えば、電話帳、メッセージ、静止画像、動画像など)を一時保存することもできる。メモリ170は、前記タッチスクリーンへのタッチ入力時に出力される様々なパターンの振動及び音響に関するデータを保存することもできる。
メモリ170は、フラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、SSD(Solid State Drive)タイプ、SDD(Silicon Disk Drive)タイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリなど)、RAM(Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)、磁気メモリ、磁気ディスク及び光ディスクの少なくとも1つのタイプの記憶媒体を含む。移動端末機100は、インターネット上でメモリ170の保存機能を実行するウェブストレージに関連して動作することもできる。
一方、制御部180は、前述したように、アプリケーションプログラムに関する動作と、通常の移動端末機100の全般的な動作を制御する。例えば、制御部180は、移動端末機100の状態が設定条件を満たす場合、アプリケーションに対するユーザの制御命令の入力を制限するロック状態を実行又は解除することができる。
また、制御部180は、音声通話、データ通信、テレビ電話などに関連する制御及び処理を行うこともでき、前記タッチスクリーン上で行われる手書き入力及び手描き入力をそれぞれ文字及び画像として認識するパターン認識処理を行うこともできる。さらに、制御部180は、後述する様々な実施形態を本発明による移動端末機100において実現するために、前述した移動端末機100の構成要素のいずれか又は複数を組み合わせて制御することができる。
以下に説明する様々な実施形態は、例えばソフトウェア、ハードウェア又はそれらの組み合わせにより、コンピュータ又はそれと類似の装置で読み取りが可能な記録媒体内で実現することができる。
図1B及び図1Cを参照すると、移動端末機100は、ストレート型の端末機本体を備えている。ただし、本発明は、これに限定されるものではなく、ウォッチ型、クリップ型、グラス型、2つ以上の本体が相対移動可能に結合される折り畳み型、フリップ型、スライド型、スイング型、2軸回転型などの様々な構造に適用可能である。すなわち、ストレート型の移動端末機を一例として説明するが、当該説明は他のタイプの移動端末機にも一般的に適用可能である。
ここで、端末機本体とは、移動端末機100を少なくとも1つの集合体とみなしてそれを示す概念である。
移動端末機100は、外観を形成するケース(例えば、フレーム、ハウジング、カバーなど)を含む。同図に示すように、移動端末機100は、フロントケース101とリアケース102とを含んでもよい。フロントケース101とリアケース102との結合により形成される内部空間には、各種電子部品が配置される。フロントケース101とリアケース102との間には、1つ又は複数のミドルケースがさらに配置されてもよい。
前記端末機本体の前面には、情報を出力できるようにディスプレイ部151が配置されてもよい。同図に示すように、ディスプレイ部151のウィンドウ151aは、フロントケース101に装着されてフロントケース101と共に前記端末機本体の前面を形成するようにしてもよい。
場合によっては、リアケース102にも電子部品が装着される。リアケース102に装着可能な電子部品としては、着脱可能なバッテリ、識別モジュール、メモリカードなどがある。この場合、リアケース102には、装着された電子部品を覆うための背面カバー103が着脱可能に結合される。つまり、背面カバー103がリアケース102から分離した場合、リアケース102に装着された電子部品が外部に露出する。
同図に示すように、背面カバー103がリアケース102に結合された場合、リアケース102の側面の一部が露出する。場合によっては、前記結合時、リアケース102が背面カバー103により完全に遮蔽される。また、背面カバー103には、カメラ121bや音響出力部152bを外部に露出させるための開口部が備えられてもよい。
これらのケース101、102、103は、合成樹脂を射出して形成してもよく、金属、例えばステンレススチール、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)などで形成してもよい。
移動端末機100は、複数のケースが各種電子部品を収容する内部空間を形成する前記例とは異なり、1つのケースが前記内部空間を形成するように構成されてもよい。この場合、合成樹脂又は金属が側面から背面につながるユニボディの移動端末機100が実現される。
さらに、移動端末機100は、前記端末機本体の内部に水が入り込まないようにする防水部(図示せず)を含んでもよい。例えば、前記防水部は、ウィンドウ151aとフロントケース101との間、フロントケース101とリアケース102との間、又はリアケース102と背面カバー103との間に備えられ、これらの結合時に内部空間を密閉する防水部材を含んでもよい。
さらに、移動端末機100は、ディスプレイ部151、第1音響出力部152a及び第2音響出力部152b、近接センサ141、照度センサ142、光出力部154、第1カメラ121a及び第2カメラ121b、第1操作ユニット123a及び第2操作ユニット123b、マイク122、インタフェース部160などを含んでもよい。
以下、図1B及び図1Cに示すように、前記端末機本体の前面にディスプレイ部151、第1音響出力部152a、近接センサ141、照度センサ142、光出力部154、第1カメラ121a及び第1操作ユニット123aが配置され、前記端末機本体の側面に第2操作ユニット123b、マイク122及びインタフェース部160が配置され、前記端末機本体の背面に第2音響出力部152b及び第2カメラ121bが配置された移動端末機100を一例として説明する。
ただし、移動端末機100のこれらの構成要素は、前記配置に限定されるものではなく、必要に応じて除外又は代替されたり、他の面に配置されてもよい。例えば、第1操作ユニット123aが前記端末機本体の前面に備えられず、第2音響出力部152bが前記端末機本体の背面ではなく前記端末機本体の側面に備えられるようにしてもよい。
ディスプレイ部151は、移動端末機100で処理される情報を表示(出力)する。例えば、ディスプレイ部151は、移動端末機100で起動されるアプリケーションプログラムの実行画面情報、又は当該実行画面情報に応じたUI(User Interface)、GUI(Graphic User Interface)情報を表示する。
ディスプレイ部151は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display; LCD)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(Thin Film Transistor-Liquid Crystal Display; TFT-LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode; OLED)、フレキシブルディスプレイ、3次元ディスプレイ、電子インクディスプレイの少なくとも1つを含む。
ディスプレイ部151は、移動端末機100の実現形態に応じて2つ以上備えられてもよい。この場合、移動端末機100には、複数のディスプレイ部を1つの面に離隔して又は一体に配置してもよく、異なる面にそれぞれ配置してもよい。
ディスプレイ部151は、タッチ方式で制御命令の入力を受けることができるように、ディスプレイ部151へのタッチを感知するタッチセンサを含んでもよい。よって、ディスプレイ部151へのタッチが行われると、前記タッチセンサは、前記タッチを感知し、制御部180は、それに基づいて前記タッチに対応する制御命令を発生するようにすることができる。タッチ方式で入力される内容は、文字、数字、各種モードの指示、又は指定可能なメニュー項目などである。
前記タッチセンサは、タッチパターンを備えるフィルム状に構成されてウィンドウ151aとウィンドウ151aの背面上のディスプレイ151との間に配置されてもよく、ウィンドウ151aの背面に直接パターニングされるメタルワイヤで構成されてもよい。また、前記タッチセンサは、ディスプレイ151と一体に形成されてもよい。例えば、前記タッチセンサは、ディスプレイ151の基板上に配置されてもよく、ディスプレイ151の内部に備えられてもよい。
このように、ディスプレイ部151は、前記タッチセンサと共にタッチスクリーンを実現することができる。この場合、前記タッチスクリーンは、ユーザ入力部123(図1A参照)として機能することができる。場合によっては、前記タッチスクリーンは、第1操作ユニット123aの少なくとも一部の機能を代替することができる。
第1音響出力部152aは、通話音をユーザの耳に伝えるレシーバで実現し、第2音響出力部152bは、各種アラーム音やマルチメディアの再生音を出力するラウドスピーカの形態で実現してもよい。
ディスプレイ部151のウィンドウ151aには、第1音響出力部152aから発生する音響の放出のための音響ホールが形成されてもよい。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、第1音響出力部152aから発生する音響が構造物間の組立隙間(例えば、ウィンドウ151aとフロントケース101間の隙間)から放出されるようにしてもよい。この場合、音響の放出のために独立して形成されるホールが見えなくなるか又は隠れるので、移動端末機100の外観がよりシンプルになる。
光出力部154は、イベントの発生時にそれを通知するための光を出力するように構成される。前記イベントの例としては、呼信号受信、メッセージ受信、不在着信、アラーム、スケジュール通知、電子メール受信、アプリケーションによる情報受信などが挙げられる。制御部180は、ユーザのイベント確認が感知されると光の出力が終了するように、光出力部154を制御することができる。
第1カメラ121aは、撮影モード又はテレビ電話モードでイメージセンサにより得られる静止画像又は動画像の画像フレームを処理する。第1カメラ121aで処理された画像フレームは、ディスプレイ部151に表示することができ、メモリ170に保存することもできる。
第1操作ユニット123a及び第2操作ユニット123bは、移動端末機100の動作を制御するための命令を入力するために操作するユーザ入力部123の一例であり、操作部ともいわれる。第1操作ユニット123a及び第2操作ユニット123bは、タッチ、プッシュ、スクロールなど、接触式(tactile manner)であればいかなるタッチ方式も採用可能である。また、第1操作ユニット123a及び第2操作ユニット123bは、近接タッチ(proximity touch)、ホバリングタッチなど、非接触式のタッチ方式も採用可能である。
同図においては、第1操作ユニット123aがタッチキーで構成された場合を例示しているが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、第1操作ユニット123aは、プッシュキー(メカニカルキー)で構成されてもよく、タッチキーとプッシュキーの組み合わせで構成されてもよい。
第1操作ユニット123a及び第2操作ユニット123bにより入力される内容は多様に設定することができる。例えば、第1操作ユニット123aには、メニュー、ホームキー、キャンセル、検索などの命令が入力され、第2操作ユニット123bには、第1音響出力部152a又は第2音響出力部152bから出力される音響のボリューム調整、ディスプレイ部151のタッチ認識モードへの移行などの命令が入力される。
また、前記端末機本体の背面には、ユーザ入力部123の他の例として、背面入力部(図示せず)が備えられてもよい。前記背面入力部は、移動端末機100の動作を制御するための命令を入力するために操作するものであり、前記背面入力部により入力される内容は多様に設定することができる。例えば、電源のオン/オフ、開始、終了、スクロールなどの命令、第1音響出力部152a又は第2音響出力部152bから出力される音響のボリューム調整、ディスプレイ部151のタッチ認識モードへの移行などの命令が入力される。前記背面入力部は、タッチ入力、プッシュ入力、又はそれらの組み合わせによる入力が可能な形態で実現することができる。
前記背面入力部は、前記端末機本体の厚さ方向に前面のディスプレイ部151と重なるように配置されてもよい。例えば、ユーザが前記端末機本体を片手で握った場合に人差し指を用いて容易に操作できるように、前記背面入力部は、前記端末機本体の背面の上端部に配置されてもよい。ただし、本発明は、これに限定されるものではなく、前記背面入力部の位置は変更可能である。
このように前記端末機本体の背面に前記背面入力部が備えられた場合、それを用いた新しい形態のユーザインタフェースを実現することができる。また、前記タッチスクリーン又は前記背面入力部が前記端末機本体の前面に備えられた第1操作ユニット123aの少なくとも一部の機能を代替して、前記端末機本体の前面に第1操作ユニット123aが配置されない場合、ディスプレイ部151をより大画面に構成することができる。
さらに、移動端末機100は、ユーザの指紋を認識する指紋センサを含んでもよい。この場合、制御部180は、前記指紋センサにより感知される指紋情報を認証手段として用いることができる。前記指紋センサは、ディスプレイ部151又はユーザ入力部123に内蔵されてもよい。
マイク122は、ユーザの音声、その他の音などを入力できるように構成される。マイク122は、複数箇所に備えられてステレオ音響を入力できるように構成されてもよい。
インタフェース部160は、移動端末機100を外部機器に接続するための通路となる。例えば、インタフェース部160は、他の装置(例えば、イヤホン、外部スピーカなど)との接続のための接続端子、近距離通信のためのポート(例えば、赤外線ポート、ブルートゥースポート、無線LANポートなど)、又は移動端末機100への電源供給のための電源供給端子の少なくとも1つである。インタフェース部160は、SIM(Subscriber Identity Module)、UIM(User Identity Module)、情報保存のためのメモリカードなどの外部カードを収容するソケットの形態で実現してもよい。
前記端末機本体の背面には、第2カメラ121bが配置されてもよい。この場合、第2カメラ121bは、第1カメラ121aとは撮影方向が実質的に反対である。
第2カメラ121bは、少なくとも1つのラインに沿って配列される複数のレンズを含んでもよい。前記複数のレンズは、マトリクス状に配列されてもよい。このようなカメラを「アレイカメラ」ともいう。第2カメラ121bがアレイカメラで構成された場合、前記複数のレンズを用いて様々な方式で画像を撮影することができ、よりよい品質の画像を取得することができる。
フラッシュ124は、第2カメラ121bに隣接して配置されてもよい。フラッシュ124は、第2カメラ121bで被写体を撮影する場合に被写体に向けて光を照射する。
前記端末機本体には、第2音響出力部152bがさらに配置されてもよい。第2音響出力部152bは、第1音響出力部152aと共にステレオ機能を実現することができ、通話時にはスピーカフォンモードの実現のために用いることができる。
前記端末機本体には、無線通信のための少なくとも1つのアンテナが備えられてもよい。前記アンテナは、前記端末機本体に内蔵されてもよく、ケースに形成されてもよい。例えば、放送受信モジュール111の一部を構成するアンテナは、前記端末機本体から引き出し可能に構成されてもよい。また、前記アンテナは、フィルム状に形成されて背面カバー103の内面に取り付けられてもよく、導電性材質を含むケースがアンテナとして機能するように構成されてもよい。
前記端末機本体には、移動端末機100に電源を供給するための電源供給部190が備えられてもよい。電源供給部190は、前記端末機本体に内蔵されてもよく、前記端末機本体の外部に着脱可能に構成されるバッテリ191を含んでもよい。
バッテリ191は、インタフェース部160に接続される電源ケーブルを介して電源が供給されるように構成されてもよい。また、バッテリ191は、無線充電機器により無線充電可能に構成されてもよい。前記無線充電は、電磁誘導方式又は磁界共振方式(電磁界共鳴方式)で実現することができる。
同図においては、背面カバー103がバッテリ191を覆うようにリアケース102に結合されてバッテリ191の離脱を制限し、バッテリ191を外部の衝撃と異物から保護するように構成された場合を例示している。バッテリ191が前記端末機本体に着脱可能に構成された場合、背面カバー103がリアケース102に着脱可能に結合されるようにしてもよい。
さらに、移動端末機100は、外観を保護したり、移動端末機100の機能を補助又は拡張するためのアクセサリーを含んでもよい。前記アクセサリーの一例としては、移動端末機100の少なくとも一面を覆う又は収容するカバー又はパウチが挙げられる。前記カバー又は前記パウチは、ディスプレイ部151と連動して移動端末機100の機能を拡張するように構成されてもよい。前記アクセサリーの他の例としては、前記タッチスクリーンへのタッチ入力を補助又は拡張するためのタッチペンが挙げられる。
以下、図2〜図4を参照して、本発明の一実施形態によるカメラモジュール200について説明する。
図2は本発明の一実施形態によるカメラモジュール200の斜視図であり、図3は図2のカメラモジュール200の分解斜視図であり、図4は本発明の一実施形態による絞り220の分解斜視図である。
本発明の一実施形態によるカメラモジュール200は、移動端末機100の前面又は背面に露出するようにしてもよく、側面に露出するようにしてもよいが、以下では、主に移動端末機100の背面に露出する場合について説明する。ただし、移動端末機100の前面又は側面に露出する場合も、特に矛盾がなければ後述する内容を同様に適用することができる。
なお、カメラモジュール200が移動端末機100の前面に露出するように配置された場合、カメラモジュール200において移動端末機100の前面に露出する部分を前面とし、その反対となる面を背面とする。また、カメラモジュール200が移動端末機100の背面に露出するように配置された場合、カメラモジュール200において移動端末機100の背面に露出する部分を前面とし、その反対となる面を背面とする。すなわち、カメラモジュール200において、外部に露出する部分をカメラモジュール200の前面とし、その反対となる面をカメラモジュール200の背面とする。これは、カメラモジュール200を基準として命名するものである。
カメラモジュール200は、端末機本体の一側に備えられ、図3に示すように、少なくとも一部が外部に露出するレンズ組立体211、212と、レンズ組立体211、212の内側又はレンズ組立体211とレンズ組立体212との間の空間に備えられ、カメラモジュール200に入射する光の量を調節する絞り220と、カメラモジュール200の内側に備えられ、絞り220を介して入射する光信号を電気信号に変換するイメージセンサ253とを含む。
イメージセンサ253は、第1レンズ組立体211、絞り220、第2レンズ組立体212及び赤外線カットフィルタ(Infrared Ray Cut Filter, IRCF)252を通過して入射する光信号を電気信号に変換する。ここで、イメージセンサ253としては、CCD又はCMOSを用いることができる。
一方、本発明の一実施形態においては、カメラモジュール200がセンサモジュール250を含むが、センサモジュール250は、赤外線カットフィルタ252及びイメージセンサ253を含み、アクチュエータ240の下面に結合される。赤外線カットフィルタ252は、絞り220とイメージセンサ253との間に配置され、外部から入射する光のうち可視光線は通過させ、赤外線はイメージセンサ253に伝達されないように遮断する機能を有する。赤外線カットフィルタ252は、内部に貫通孔251aが形成されるセンサベース251に取り付けられる。センサモジュール250は、センサベース251を含んでもよく含まなくてもよいが、図3においてはセンサモジュール250がセンサベース251を含む場合を示す。
センサベース251は、接着テープ270などのボンディング部材によりハウジング242の下面に取り付けられる。
本発明の一実施形態においては、カメラモジュール200に入射する光の量を調節するために絞り220の口径を変化させる技術を提供する。すなわち、本発明の一実施形態は、可変絞り220を移動端末機100に導入した技術に関するものである。以下、絞り220の口径は絞り220の有効直径と同じ意味で用いられる。
一般的なカメラ、とりわけDSLR(Digital Single Lens Reflex)カメラにおいては、可変絞りと共に、当該可変絞りを動作させるための駆動制御モータが装着される。このようにカメラに駆動制御モータを装着した場合は、駆動制御モータの重量によりカメラの重量が増加し、駆動制御モータが装着されたカメラを移動端末機100に適用した場合は、移動端末機100の重量が増加して移動端末機100の携帯性が悪くなるという問題があった。
本発明の一実施形態においては、VCM(Voice Coil Motor)方式で動作する可変絞り220を提供する。このように、VCM方式で絞り220の有効直径を可変にすることにより、カメラモジュール200をスリム化できるという利点がある。
図4に示すように、本発明の一実施形態による絞り220は、カバー221が外観を形成するように備えられる。カバー221は、カメラモジュール200の前面に向かう第1カバー221aと、カメラモジュール200の背面に向かう第2カバー221bとを含み、第1及び第2カバー221a、221bが対向して結合されて内部に空間を形成する。第1カバー221aの内部中央には貫通孔221jが形成され、第2カバー221bの内部中央には貫通孔221kが形成される。貫通孔221j、221kから外部光が入射し、イメージセンサ253に光信号が入力される。
絞り220は、一対のブレード225、226を含み、ブレード225、226の内部に貫通孔225a、226aが形成され、一対のブレード225、226の移動により貫通孔225a、226aの重なる領域の大きさが変化する。これにより、絞り220の口径が変化する。すなわち、ブレード225、226は、第1及び第2カバー221a、221bにより形成される内部空間に配置され、内部に第1貫通孔225aが形成される第1ブレード225と、前記内部空間に第1ブレード225と少なくとも一部が重なる(オーバーラップする)ように配置され、第1貫通孔225aとの干渉(第1貫通孔225aとの配置構造)により光が入射する領域を調節するように内部に第2貫通孔226aが形成される第2ブレード226とを含む。第1及び第2貫通孔225a、226aの重なる領域の大きさを調節することにより、絞り220の口径が変化する。ここで、必ずしもブレードが2つである必要はなく、ブレードの移動により当該ブレードに形成される貫通孔の大きさを変化させることのできる構造であれば特に限定されない。
図5A及び図5Bは本発明の一実施形態による第1及び第2ブレード225、226がリンク部材235に連結された状態を示す図であり、図6は図4に示す部品を結合した状態の絞り220を後方から見た図であり、図7A〜図7Dは本発明の一実施形態による絞り220の口径の変化を説明するための図である。
図5A及び図5Bに示すように、第1及び第2ブレード225、226の一端部には、第1及び第2ブレード225、226を逆方向に相対移動させて光が入射する領域の大きさを変化させるリンク部材235がそれぞれ連結される。第1及び第2ブレード225、226が逆方向に相対移動することにより、第1及び第2貫通孔225a、226aにより形成される絞り220の有効直径(R)が変化する。
第1及び第2ブレード225、226は、所定間隔離隔して平行に配置され、電流が供給されるか否かによって状態が変化するが、電源供給が遮断された状態を第1状態とし、電流が供給されて前記光が入射する領域の大きさが変化した状態を第2状態とする。すなわち、前記第1状態とは、可変絞り220のデフォルト状態を意味し、前記第2状態とは、電流供給により絞り220の口径が変化した状態を意味する。絞り220の口径は、前記第1状態で最も大きく、電流が増加するにつれて次第に小さくなるようにしてもよい。これとは逆に、絞り220の口径は、前記第1状態で最も小さく、電流が増加するにつれて次第に大きくなるようにしてもよい。
あるいは、前記第1状態を絞り220が完全に開いた状態とし、前記第2状態を絞り220の少なくとも一部が閉じた状態としてもよい。ここで、絞り220が完全に開いた状態を維持できるように、第2カバー221bの内面にコア236を配置してもよい。
以下、前記第1状態を絞り220に電流が供給されないデフォルト状態であって絞り220の口径(R1)が最も大きい状態とし、前記第2状態を電流が供給されて絞り220の口径が変化した状態として説明する。本発明の一実施形態において、前記第2状態では絞り220の口径が変化するので、前記第2状態は、固定された1つの状態のみを有するのではなく、様々な状態を有する。すなわち、デフォルト状態を除く全ての状態が前記第2状態となる。図7Aは第1状態を示すものであり、図7B〜図7Dは第2状態を示すものであり、絞り220の有効直径が次第に小さくなる過程を順次示す。
図7B〜図7Dを参照すると、第1及び第2ブレード225、226の相対移動により変化する絞り220の有効直径とは、第1及び第2貫通孔225a、226aにより形成される領域に内接する円の直径をいう。よって、絞り220の有効直径は、前記第1状態から前記第2状態に切り替えられることによりR1からR2に変化し、その後、電流が増加するにつれてR2からR3、R3からR4に変化する。
図7Aを参照すると、最初のデフォルト状態は、調節プレート232の貫通孔232aが第1及び第2ブレード225、226により全く遮蔽されていない状態であって、貫通孔232aの内部が全て空いている状態である。このときの絞り220の有効直径(R1)は、調節プレート232に形成される貫通孔232aの直径と同じである。ただし、調節プレート232に形成される貫通孔232aが必ずしも円形である必要はない。
より正確には、本発明の一実施形態による絞り220の最大の有効直径は、R1よりは小さく形成される。本発明の一実施形態においては、図4に示すように、第1及び第2ブレード225、226の一側には調節プレート232が備えられ、調節プレート232の内部中央には貫通孔232aが形成されており、当該貫通孔232aが第1及び第2貫通孔225a、226aにより形成される絞り220の有効直径を制限するようにする。すなわち、第1及び第2貫通孔225a、226aは、調節プレート232に形成される貫通孔232aより大きく形成される。第1及び第2ブレード225、226の相対移動により絞り220の有効直径が次第に大きくなるか又は小さくなった場合、図6及び図7Dに示すように、絞り220の有効直径は、第1及び第2貫通孔225a、226aにより形成される領域と、調節プレート232に形成される貫通孔232aとにより二重に制限される。すなわち、第1及び第2ブレード225、226が相対移動して第1及び第2貫通孔225a、226aにより形成される領域が次第に大きくなっても、絞り220の有効直径は、調節プレート232に形成される貫通孔232aよりは大きくならない。
本発明の一実施形態においては、コイルとマグネットとにより発生する電磁力を利用して第1及び第2ブレード225、226を移動させるが、このために、絞り220は、一対のマグネット227、228と、一対のコイル223、224とを備える。一対のマグネット227、228は、第1ブレード225の一側に備えられる第1マグネット227と、第2ブレード226の一側に備えられる第2マグネット228とを含む。一対のコイル223、224は、第1マグネット227に対向して形成されて第1マグネット227との間に発生する電磁力により第1ブレード225を移動させる第1コイル223と、第2マグネット228に対向して形成されて第2マグネット228との間に発生する電磁力により第2ブレード226を移動させる第2コイル224とを含む。
第1及び第2コイル223、224と第1及び第2マグネット227、228とは、リンク部材235を駆動するので、リンク部材駆動部280といえる。また、第1及び第2コイル223、224と第1及び第2マグネット227、228とは、第1コイル223及び第1マグネット227が第1ブレード225を駆動し、第2コイル224及び第2マグネット228が第2ブレード226を駆動するので、ブレード駆動部ともいえる。
第1及び第2ブレード225、226の厚さの合計は第1及び第2マグネット227、228の厚さより薄く形成され、第1マグネット227は第1ブレード225の一側に配置され、第2マグネット228は第2ブレード226の一側に配置される。より具体的には、第1マグネット227は第1ブレード225に形成される長孔225dに隣接して配置され、第2マグネット228は第2ブレード226に形成される長孔226dに隣接して配置され、第1及び第2マグネット227、228は第1及び第2ブレード225、226とは重ならないように配置される。こうすることにより、絞り220が厚くなることを防止することができる。また、第1及び第2ブレード225、226に長孔225d、226dを形成することにより、第1及び第2ブレード225、226の重量を低減できるという利点がある。
第1コイル223と第1マグネット227との間に発生する電磁力により第1ブレード225を移動させ、第2コイル224と第2マグネット228との間に発生する電磁力により第2ブレード226を移動させる。ここで、第1コイル223と第1マグネット227との間に発生する電磁力を第1電磁力とし、第2コイル224と第2マグネット228との間に発生する電磁力を第2電磁力とする。
第1ブレード225と第2ブレード226とは逆方向に移動しなければならないので、第1コイル223と第1マグネット227との間に発生する第1電磁力の方向と第2コイル224と第2マグネット228との間に発生する第2電磁力の方向とは逆方向にしなければならない。このために、第1コイル223に供給される電流の方向と第2コイル224に供給される電流の方向とは逆方向にしなければならない。ただし、前記第1電磁力の方向と第2電磁力の方向とを逆方向にするために、第1コイル223に供給される電流の方向と第2コイル224に供給される電流の方向とは同一方向にし、第1コイル223と第1マグネット227の配置や第2コイル224と第2マグネット228の配置を変えてもよいが、これは好ましくはない。例えば、図4とは異なり、第1コイル223の位置と第1マグネット227の位置を変えて配置してもよい。
第1及び第2ブレード225、226、並びに第1及び第2コイル223、224は、薄い厚さを有するように形成され、第1及び第2マグネット227、228が隣接して配置されるので、前記第1電磁力と前記第2電磁力とが影響し合うことがある。これを防止するために、本発明の一実施形態においては、第1及び第2コイル223、224の誘導係数、巻回数、第1及び第2マグネット227、228の厚さ、自己誘導係数、ガウスの大きさ、並びに第1及び第2マグネット227、228の離隔間隔などを考慮して配置し、第1及び第2コイル223、224と第1及び第2マグネット227、228とは前記第1電磁力と前記第2電磁力との干渉を最小限に抑える位置に配置する。
これとは異なり、第1コイル223及び第1マグネット227は第2ブレード226より第1ブレード225の方に隣接して配置し、第2コイル224及び第2マグネット228は第1ブレード225より第2ブレード226の方に隣接して配置してもよい。このように、前記第1電磁力を発生する構成を第1ブレード225の方に隣接して配置し、前記第2電磁力を発生する構成を第2ブレード226の方に隣接して配置することにより、前記第1電磁力と前記第2電磁力との干渉をより抑制することができる。
また、カバー221は、互いに結合されて内部空間を形成する第1及び第2カバー221a、221bを含み、前記内部空間には、第1及び第2カバー221a、221bに結合され、内部に貫通孔230cが形成され、第1及び第2マグネット227、228が収容されるフレーム230をさらに含む。フレーム230は、所定の厚さを有し、両側にそれぞれ第1マグネット227が収容される第1マグネット収容部230a及び第2マグネット228が収容される第2マグネット収容部230bが凹んで形成される。第1及び第2マグネット収容部230a、230bは、第1及び第2マグネット227、228の厚さと同程度の高さを有するように形成されてもよい。
第1カバー221aとフレーム230との間には、第1及び第2ブレード225、226、第1及び第2マグネット227、228、並びに第1及び第2コイル223、224が配置され、第2カバー221bとフレーム230との間には、リンク部材235が配置される。リンク部材235は、回転軸を中心に回転可能に形成され、両側にそれぞれ第1及び第2ブレード225、226が結合される。
より具体的には、第1及び第2ブレード225、226は、所定の面積を有する主面を有するように形成される。ここで、第1及び第2ブレード225、226の主面とは、第1及び第2貫通孔225a、226aを除く大部分の領域を意味する。第1ブレード225は、第1ブレード225の主面の一側から延設される第1延長部225bを含み、第2ブレード226は、第2ブレード226の主面の一側から延設される第2延長部226bを含む。第1延長部225bは、第1ブレード225の主面より狭い幅に形成され、第2延長部226bは、第2ブレード226の主面より狭い幅に形成される。第1延長部225bの端部には第3貫通孔225cが形成され、第2延長部226bの端部には第4貫通孔226cが形成される。
リンク部材235には、第3貫通孔225cに対応する部分に第3貫通孔225cを貫通するように第1突出部235aが形成され、第4貫通孔226cに対応する部分に第4貫通孔226cを貫通するように第2突出部235bが形成される。第1突出部235aは、その端部が第1カバー221aに形成される所定の曲率の長孔221fに挿入されて移動するように形成され、第2突出部235bは、その端部が第1カバー221aに形成される所定の曲率の長孔221gに挿入されて移動するように形成される。このように長孔221f、221gを所定の曲率で形成するのは、リンク部材235が回転軸を中心に回転するので、第1及び第2突出部235a、235bが描く軌道がリンク部材235が描く円周の一部となるからである。
また、リンク部材235の回転の中心となる部位には第1カバー221aに向かって突出する第3突出部235cが形成され、リンク部材235に向かう第1カバー221aの一面にはボスが形成されており、第3突出部235cが前記ボスに挿入固定される。すなわち、第1〜第3突出部235a、235b、235cは、リンク部材235から第1カバー221aに向かって突出し、第3突出部235cを中心に第1及び第2突出部235a、235bが回転する。リンク部材235の一面にはリンク部材カバー233が備えられ、第2カバー221bにはカメラコア236が備えられる。
ここで、リンク部材235の回転軸は、必ずしもリンク部材235の中心である必要はない。すなわち、第3突出部235cは、必ずしも第1突出部235aと第2突出部235bとの中間に配置する必要はなく、第1突出部235aと第2突出部235bとの間に配置すればよい。
また、第1及び第2ブレード225、226は、逆方向に相対移動させればよく、必ずしも同時に移動させる必要はない。すなわち、リンク部材235を第1及び第2ブレード225、226のいずれか一方にのみ結合し、他方には結合せず、結合されたブレードのみを移動させることにより、第1及び第2ブレード225、226が相対移動するのと同様の効果が得られるようにしてもよい。例えば、第1ブレード225はリンク部材235に連結し、第2ブレード226はカバー221などのように絞り220を構成する部品に固定するようにしてもよい。この場合は、第1ブレード225を駆動するためのリンク部材駆動部280として、第1コイル223及び第1マグネット227のみ備えればよく、第2コイル224及び第2マグネット228は備えなくてもよい。
さらに、図5Bに示すように、第1及び第2ブレード225、226を単一のリンク部材235の両側に連結するのではなく、一対のリンク部材235’、235’’にそれぞれ連結するようにしてもよい。この場合は、第1コイル223及び第1マグネット227が第1リンク部材235’を駆動し、第2コイル224及び第2マグネット228が第2リンク部材235’’を駆動することができる。ここで、第1及び第2リンク部材235’、235’’は、制御部180により個別に駆動されるようにしてもよい。また、第1及び第2リンク部材235’、235’’の固定端部は、異なる突出部に固定されるようにしてもよく、同じ突出部235cに共に固定されるようにしてもよい。
第2カバー221bとフレーム230との間には第1ボール231が配置されており、フレーム230の遊動を容易にする。第1ボール231は、複数配置されてもよく、本発明の一実施形態においては4つ配置された場合を例示する。第1ボール231は、絞り220が組み立てられたときにフレーム230の背面と第2カバー221bの前面に密着接触するように形成される。このような構造により、フレーム230と第2カバー221b間に発生する段差(離隔距離)を調整すると共にフレーム230を支持することができる。第1ボール231が配置されていない場合は、フレーム230と第2カバー221bとの間の空間により、フレーム230を支持することができない。
第2カバー221bと第1ブレード225又は第2ブレード226との間には、内部に貫通孔232aが形成される板状の調節プレート232が備えられる。調節プレート232は、第1及び第2コイル223、224と第1及び第2マグネット227、228との間に発生する電磁力を遮断する機能を有する。すなわち、調節プレート232は、ヨークの機能を有する。
また、前述したように、第1ブレード225に形成される第1貫通孔225aと第2ブレード226に形成される第2貫通孔226aとの干渉により絞り220の口径の最大値を設定する機能を実行することができる。以下、これについてより具体的に説明する。
図5A及び図5Bは本発明の一実施形態による第1及び第2ブレード225、226の移動状態に応じて変化する絞り220の有効直径を説明するための図であり、図6は図5Aに一部の構成が追加された状態を示すものであって本発明の一実施形態による第1及び第2ブレード225、226を駆動するメカニズムを説明するための図であり、図7A〜図7Dは本発明の一実施形態による絞り220の有効直径の変化を示す図である。図5A〜図7Dに示すように、第1及び第2貫通孔225a、226aの重なる程度を変化させることにより、絞り220の有効直径を変化させることができる。
すなわち、図5A及び図5Bに示す状態で、第1ブレード225が右に移動し、第2ブレード226が左に移動すると、第1及び第2貫通孔225a、226aにより形成される絞り220の有効直径(R)は次第に大きくなる。それに対して、図5A及び図5Bに示す状態で、第1ブレード225が左に移動し、第2ブレード226が右に移動すると、第1及び第2貫通孔225a、226aにより形成される絞り220の有効直径(R)は次第に小さくなる。
これに関連して図7A〜図7Dを共に参照すると、絞り220の有効直径が最も大きい最初の状態(図7Aに示す状態、R1)で第1及び第2コイル223、224に電流を供給すると、絞り220の有効直径が小さくなるが、第1及び第2コイル223、224に供給される電流を増加させるにつれて、図7B〜図7Dに示すように、絞り220の有効直径が次第に小さくなり、最も小さい状態となる(R2→R3→R4)。本発明の一実施形態において、絞り220の有効直径とは、第1及び第2貫通孔225a、226aにより形成される領域に内接する円の直径をいう。例えば、図7Cにおける絞り220の有効直径は、R3である。ここで、前記有効直径以外の領域に入射する光は無視される。
また、図4に示すように、カバー221の内部空間には、第1回路基板222が備えられ、第1回路基板222には、第1及び第2ブレード225、226の移動を検知するホールセンサ260が備えられる。ホールセンサ260の近傍には、ホールセンサ260により検知される磁場変化を発生させる磁気部材が配置されてもよい。第1回路基板222は、フレキシブルプリント回路(Flexible Printed Circuit; FPC)基板であってもよく、第1及び第2コイル223、224にそれぞれ電流を供給するために分岐して形成される。第1及び第2コイル223、224は、ボードに印刷されて形成される形態であってもよく、巻き取られて形成される形態であってもよく、本発明の一実施形態においては、ボードに印刷されて形成される平面コイル(flat coil)を例示する。このように平面コイルにすることにより、少量のコイルも安定して実現することができる。
第1回路基板222は、絞り220を制御するので、絞り用回路基板といえる。
一方、本発明の一実施形態においては、ホールセンサ260から発生する熱を外部に放熱するために、第1カバー221aに貫通孔221hを形成する。
また、本発明の一実施形態においては、第1及び第2コイル223、224に供給されていた電流を遮断すると、第1及び第2ブレード225、226が元の位置に復帰するようにする。このために、リンク部材235を回転させるようにリンク部材235に復元力を与える弾性部材229、234を備える。第1及び第2弾性部材229、234は、ワイヤ(サスペンションワイヤ)又はスプリングの形態で実現されてもよく、復元力を有する材質であれば特に限定されない。例えば、第1及び第2弾性部材229、234は、トーションスプリング、コイルスプリング又はリーフスプリング(板バネ)であってもよい。
第1弾性部材229は、一端部が第3突出部235cに固定され、他端部がフレーム230に固定される。すなわち、第3突出部235cはフレーム230に形成される貫通孔230dを貫通して形成され、貫通孔230dを貫通した状態の第3突出部235cの端部に第1弾性部材229の一端部が固定される。リンク部材235が第3突出部235cを中心に回転するとき、第1弾性部材229によりリンク部材235に復元力が発生する。
第2弾性部材234は、一種のトーションスプリングであり、一側が第3突出部235cに挿入され、他側が絞り220内の構造物に係止されており、リンク部材235の回転時に復元力を与える。
すなわち、第1及び第2コイル223、224に電流が供給されてリンク部材235が回転することにより絞り220の有効直径が変化した後に電流の供給が中断されると、第1及び第2弾性部材229、234の復元力により第1及び第2ブレード225、226がデフォルト状態に戻る。
第1及び第2ブレード225、226は、リンク部材235の回転により直線往復運動を行う。第1及び第2ブレード225、226には第3及び第4貫通孔225c、226cを中心に回転する力が作用するので、第1及び第2ブレード225、226が往復運動を行うようにするためには、それをガイドするためのガイド部材221cが必要である。ガイド部材221cは、第2カバー221bの一面から第1カバー221aに向かって突設され、第1及び第2ブレード225、226には、第1及び第2ブレード225、226の往復運動方向に長孔225d、226dが形成される。第1及び第2ブレード225、226の往復運動方向は、移動端末機100の厚さ方向に垂直な方向である。
長孔225d、226dは、1つ以上であってもよく、図4においては第1及び第2ブレード225、226にそれぞれ2つの長孔225d、226dが形成された場合を示す。長孔225d、226dは、必ずしも曲率を有するようにする必要はなく、ガイド部材221cにより第1及び第2ブレード225、226が直線上から離脱しないようにするために、長方形又は楕円形にすることが好ましい。
このように、本発明の一実施形態においては、第1及び第2ブレード225、226にそれぞれ2つの長孔225d、226dを形成することにより、第1及び第2ブレード225、226の往復運動線上から離脱することを抑制する。すなわち、第1ブレード225にはリンク部材235の回転により第3貫通孔225cを中心に回転する力とガイド部材221cによりそれを抑制する力が同時に作用し、第1ブレード225は直線往復運動を行う。これは、第2ブレード226においても同様である。すなわち、第2ブレード226にはリンク部材235の回転により第4貫通孔226cを中心に回転する力とガイド部材221cによりそれを抑制する力が同時に作用し、第2ブレード226は直線往復運動を行う。
一方、本発明の一実施形態によるカメラモジュール200は、絞り220の前面に備えられて外部に露出する第1レンズ組立体211と、絞り220の背面に備えられて第1レンズ組立体211と共に倍率を決定する第2レンズ組立体212とをさらに含む。第1レンズ組立体211は、カバー221の前面に形成される第1凹部221dに装着され、第1凹部221dの周辺には、第1レンズ組立体211をカバー221に接着するための接着切欠部221eが形成される。接着切欠部221eは、第1レンズ組立体211をカバー221にUV接着するための空間を設け、第1レンズ組立体211はUV接着によりカバー221に付着されて固定される。
これと同様に、第2レンズ組立体212はカバー221の背面に形成される第2凹部221iにUV接着により固定される。第1凹部221dは、第1カバー221aの前面に、第1カバー221aに形成される貫通孔221jに隣接して形成され、第2凹部221iは、第2カバー221bの背面に、第2カバー221bに形成される貫通孔221kに隣接して形成される。
第1及び第2レンズ組立体211、212を含むことにより、倍率調整(zoom)や焦点調節(focusing)が可能になり、移動端末機100に搭載できるように小型化が可能になり、組立性の向上が可能になる。
第1レンズ組立体211は、複数のレンズを含み、前記複数のレンズは、レンズバレルにより一体に形成され、被写体からの光の焦点を合わせるように構成される。
また、第2レンズ組立体212は、複数のレンズを含み、前記複数のレンズは、レンズバレルにより一体に形成され、第1レンズ組立体211との距離に応じて第1レンズ組立体211を通過する光による画像を拡大又は縮小するように構成される。第2レンズ組立体212に備えられる複数のレンズは、第1レンズ組立体211及び絞り220を通過した光を補償するように構成される。ここで、第1レンズ組立体211と第2レンズ組立体212との間の空間をアイリスルーム(iris room)という。
絞り220は、第1レンズ組立体211と第2レンズ組立体212との間に配置され、光学系に入射する光の量を調節する。第1レンズ組立体211は、絞り220の第1カバー221aに設けられる貫通孔221jに挿入される。貫通孔221jは、第1レンズ組立体211の直径と同じか若干大きく形成されてもよい。また、第2レンズ組立体212は、絞り220の第2カバー221bに設けられる貫通孔221kに挿入される。貫通孔221kは、第2レンズ組立体221の直径と同じか若干大きく形成されてもよい。
このように、第1レンズ組立体211及び第2レンズ組立体212が絞り220の内部に挿入されて一体型構造を有する絞りモジュール290を形成する。
すなわち、絞りモジュール290は、絞り220、第1レンズ組立体211及び第2レンズ組立体212を含んでもよい。絞りモジュール290、アクチュエータ240及びセンサベース251に貫通孔が形成され、前記貫通孔が連通しており、前記貫通孔から光が入射する。
一方、本発明の一実施形態によるカメラモジュール200は、第2レンズ組立体212の背面に配置され、絞り220が収容されるアクチュエータ240をさらに含む。図8は本発明の一実施形態によるカメラモジュール200のアクチュエータ240の分解斜視図である。アクチュエータ240は、絞り220を厚さ方向に移動させることによりオートフォーカス(Auto Focusing; AF)機能を実行する。
アクチュエータ240は、駆動力発生の観点から、大きくVCM(voice coil motor)方式、PZT(piezoelectric)方式、回転モータ方式を用いることができるが、本発明の一実施形態によるカメラモジュール200においては、VCM方式を用いる場合を例示する。ここで、PZT方式は、電圧の印加による圧電素子の変形により駆動素子を移動させる方式である。
図8に示すように、アクチュエータ240は、移動部材(キャリア)241、第3マグネット244、ハウジング242、第3コイル243及び第2回路基板245を含む。移動部材241は、内部に貫通孔241dが形成され、側壁241aにより内部空間を規定するように形成され、絞りモジュール290、すなわち絞り220、第1レンズ組立体211及び第2レンズ組立体212を収容し、これらを往復運動させる。第3マグネット244は、移動部材241の外部一側面に備えられ、第3コイル243は、ハウジング242の側壁242aに形成される貫通孔242bの内部領域に第3マグネット244に対向して配置され、移動部材241を移動させるように電磁力を発生する。ハウジング242は、側壁242aにより移動部材241を収容できるように形成され、第3マグネット244に対応する領域に貫通孔242bが形成される。また、第2回路基板245は、第3コイル243に隣接して配置され、第3コイル243に電源を供給する。第3コイル243及び第3マグネット244は、電磁力を形成して移動部材241を移動させるので、駆動ユニット275といえる。また、第2回路基板245は、アクチュエータ240を制御するので、アクチュエータ用回路基板といえる。
側壁241aのうちより突出した部分にはガイド孔241fが形成され、ガイド孔241fにはハウジング242に形成される柱状の突出部(図示せず)が挿入されることにより、移動部材241とハウジング242とが摺動可能に結合される。
移動部材241とハウジング242とは、類似に形成され、上面は開口して下面には貫通孔241d、242dが形成される略直方体の形状を有する。すなわち、移動部材241は、4つの側壁241aを有し、下面に貫通孔241dを備え、ハウジング242は、4つの側壁242aを有し、下面に貫通孔242dを備える。ここで、貫通孔241dは、貫通孔242dより小さく形成されてもよい。ハウジング242の側壁242aはハウジングカバー249により覆われるが、ハウジングカバー249にも貫通孔249bが形成されており、貫通孔249bから絞り220が外部に露出する。
また、第3マグネット244が備えられる領域の一側には、第2ボール247が摺動移動する空間を提供するガイド溝241b、242cが上下方向に形成される。ガイド溝241b、242cのうち、第1ガイド溝241bは、移動部材241の側壁241aの外面に形成され、第2ガイド溝242cは、ハウジング242の側壁242aの内面に形成されるが、第1ガイド溝241bと第2ガイド溝242cとが対向して形成される。第2ボール247及びボールハウジング248が第1及び第2ガイド溝241b、242cを摺動移動することにより、移動部材241の往復運動時に摩擦力を最小限に抑えることができる。第2ボール247は、2つ以上であってもよい。
すなわち、第3マグネット244と第3コイル243とによる第3電磁力の発生により、移動部材241及び絞り220が第1及び第2レンズ組立体211、212と共に移動する。ここで、第3マグネット244は移動部材241に備えられ、第3コイル243はハウジング242に備えられるようにしてもよい。この場合は、第3マグネット244が移動部材241と共に移動するので、第3マグネット244はムービングマグネット(moving magnet)である。
また、第3マグネット244は、移動部材241に凹んで形成される第3マグネット収容部241eに備えられ、第3マグネット244の少なくとも一部が移動部材241の側壁241aと重なる(オーバーラップする)ようにしてもよい。このように、第3マグネット244が移動部材241の側壁241aと重なるようにした場合は、カメラモジュール200の幅を減少させることができる(図9、図11及び図14参照)。
第2回路基板245の外側には、ハウジング242の貫通孔242bを覆うように板状のヨーク246が備えられる。ヨーク246は、前記第3電磁力が外部に漏れないようにして前記第3電磁力の強さを大きくするために用いられ、金属材質からなるようにしてもよい。
本発明の一実施形態においては、図3に示すように、絞り220がアクチュエータ240に収容され、移動部材241がハウジング242とは別に往復運動するようにし、絞り220を第1及び第2レンズ組立体211、212と共に移動させることによりオートフォーカス機能を実行する。すなわち、本発明の一実施形態においては、絞り220の前面及び背面に第1及び第2レンズ組立体211、212が一体に形成されているので、第1及び第2レンズ組立体211、212だけでなく絞り220も共に移動させてオートフォーカス機能を実行する。
このように第1及び第2レンズ組立体211、212と絞り220を共に移動させるためには、ピエゾ(piezo)タイプのアクチュエータやエンコーダ方式のアクチュエータを適用することができる。ピエゾタイプのアクチュエータを適用した場合は、ストロークの速度、距離などのバラツキが発生することがあり、騒音が発生することがあるので、本発明の一実施形態においては、エンコーダ方式のアクチュエータを適用する。ただし、これに限定されるものはなく、レンズ組立体211、212と絞り220を共に移動させることのできる構成であればよい。
図9及び図11は本発明の一実施形態によるカメラモジュール200の断面図であり、図2のB−B線に沿う断面を示すものである。
図9を参照すると、第1回路基板222は、絞り220の上側から延設され、カメラモジュール200の背面に備えられる第3回路基板263に電気的に接続される。第3回路基板263は、リジッドフレキシブルプリント回路(Rigid Flexible Printed Circuit; RFPC)基板であってもよい。
図9に示すように、第1回路基板222は絞り220の側壁を覆って下方に延び、第1回路基板222を覆う絶縁テープ266がハウジング242の側壁に結合される。絶縁テープ266はカメラモジュール200の外観を形成する。
第3回路基板263にはイメージセンサ253及びドライバチップ264が備えられ、絶縁テープ266はハウジング242の側壁242aから第3回路基板263まで下方に延設される。
ここで、移動部材241の内側壁と絞り220との間には、第1回路基板222が収容される回路基板収容部249cが形成されてもよい。回路基板収容部249cは、ハウジングカバー249に形成される切欠部249aに連通するように形成される。
第1回路基板222の一端部はカメラモジュール200の下部に備えられる第3回路基板263に接続され、絞り220は移動部材241と共に昇降運動を行うが、昇降運動のためには、第1回路基板222は少なくとも昇降運動を阻害しない程度の十分な長さを有しなければならない。すなわち、絞り220及び移動部材241は、エアギャップG(図11参照)間を往復運動するが、第1回路基板222は、少なくとも1回折り曲げられるようにすることが好ましい。第1回路基板222が折り曲げられて収容される空間が回路基板収容部249cである。ここで、前記昇降運動とは、カメラモジュール200が移動端末機100の厚さ方向に往復運動することを意味する。
また、図9、図11及び図14に示すように、第2回路基板245には、アクチュエータ240を駆動するドライバチップ254が備えられ、ドライバチップ254の内部にはホールセンサ255が備えられる。ホールセンサ255により移動部材241の移動が検知され、それに基づいて移動部材241のストロークを調整することができる。ホールセンサ255により検知される磁場の変化を発生させる磁気部材を移動部材241自体又は移動部材241に隣接して配置してもよい。
図10Aは回路基板20に装着されたカメラモジュール10の比較例を示す図であり、図10Bは図10Aの回路基板20に装着されたカメラモジュール10の比較例の側面図である。
従来の移動端末機に備えられるカメラモジュールは、可変絞りを用いていないので、カメラモジュールに接続される回路基板は1つのみで十分であった。しかし、本発明の一実施形態のように可変絞り220を実現するためには、可変絞り220を駆動するための回路基板40がさらに必要である。可変絞り220を駆動する絞り用回路基板40は、カメラモジュール10の一側に形成されてカメラモジュール用回路基板20に接続される。カメラモジュール10は、可変絞り220を収容して可変絞り220を往復運動させるアクチュエータ240を含むが、絞り用回路基板40がアクチュエータ240の動作に影響を及ぼしてはならない。よって、絞り用回路基板40は、フレキシブルプリント回路基板でなければならず、少なくとも2回折り曲げられるようにしてカメラモジュール10の一側に配置する。絞り用回路基板40が外部に露出しないように、保護キャップ30が絞り用回路基板40を覆って形成される。
このように、カメラモジュール10の一側に絞り用回路基板40を配置した場合は、図10Bに示すように、カメラモジュール10の幅がD2からD1だけ増加するという問題が生じる。そこで、本発明の一実施形態においては、回路基板収容部249cの空間を減少させる方法を提示する。
すなわち、図9に示すように、カメラモジュール200に回路基板収容部249cを形成した場合は、絞り用回路基板222によりカメラモジュール200の幅が増加する。そこで、本発明の一実施形態においては、絞り用回路基板222を複数回折り曲げるのではなく、図11に示すように絞り220の上側に配置し、絞り220の側壁に沿って下方に形成されないようにする方法を提示する。
一方、図12は図2のカメラモジュールのA部拡大図であるが、図12に示すように、絞り用回路基板222が形成される領域には、絞り用回路基板222を絞り220からアクチュエータ240の外側に沿って引き出せるようにするために、アクチュエータ240のハウジングカバー249に切欠部249aが形成される。切欠部249aから外部の異物が流入することがある。
そこで、本発明の一実施形態においては、図14に示すように、絞り用回路基板222として硬質の回路基板222’を用いることにより、絞り用回路基板222aが折り曲げられる領域を減少させる。硬質の回路基板222’は、一例としてMIDであってもよく、前記MIDは、従来の基板を備えるのではなくベース本体上に三次元的に電気回路や電子部品を取り付けた一種の回路基板であり、電気回路を合成樹脂部品上に直接統合させた場合は、設計上の様々な利点に加え、革新的なメカトロ組立部品を効率的に作製できるという利点がある。
本発明の一実施形態においては、硬質の回路基板222’を用いることにより、絞り用回路基板222aが形成される回路基板収容部249cの空間を減少させるという効果がある。すなわち、図9の実施形態においては、絞り220の端部からカメラモジュール200の最外郭までの距離がD3であるが、硬質の回路基板222’を用いる図14の実施形態においては、絞り220の端部からカメラモジュール200の最外郭までの距離がD4(<D3)に減少したことが分かる。また、カメラモジュール200の外観に回路基板が見えないので審美性が向上し、切欠部249aが最小限に抑えられるのでカメラモジュール200の内部への異物の流入が遮断される。
図13は本発明の一実施形態による硬質の回路基板222’の斜視図であるが、図13に示すように、硬質の回路基板222’は、略S字状に形成され、両端部に接続端子222a’が備えられ、複数のライン222b’が形成されており、絞り220及び第3回路基板263に接続できるようになっている。硬質の回路基板222’の形状は、アクチュエータ240の内部構造に応じて異なる。硬質の回路基板222’の一側は接続端子222a’により絞り用回路基板222aに接続され、硬質の回路基板222’の他側は第2回路基板245に接続される。
絞り用回路基板222として硬質の回路基板222’を用いた場合は、切欠部249aを最小限に抑えることができる。すなわち、図14においては、絞り220の端部と移動部材241との離隔距離がd2であり、図9における絞り220の端部と移動部材241との離隔距離がd1より小さくなっている。また、図14に示すように、硬質の回路基板222’を用いた場合は、図9の場合とは異なり、回路基板収容部249cを必要としない。
絞り220と移動部材241との間の空間を減少させることにより、カメラモジュール200を小さくすることができる。このように、カメラモジュール200の外観に絞り用回路基板222が見えないようにすることにより審美性を向上させることができ、切欠部249aをさらに小さくすることにより異物の流入を遮断することができる。
前述した本発明は、コンピュータ可読媒体にコンピュータ可読コードで実現することができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータシステムにより読み取り可能なデータが記録されるあらゆる種類の記録装置を含む。コンピュータ可読媒体は、HDD、SSD、SDD、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置などを含み、かつ搬送波(例えば、インターネットによる送信)の形式で実現されるものも含む。また、前記コンピュータは、端末機の制御部を含んでもよい。よって、本発明の詳細な説明は例示的なものであり、あらゆる面で制限的に解釈されてはならない。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲の合理的解釈により定められるべきであり、本発明の等価的範囲内での全ての変更が本発明の範囲に含まれる。