JP6224634B2 - カッター装置およびこのカッター装置を搭載したプリンタ装置 - Google Patents

カッター装置およびこのカッター装置を搭載したプリンタ装置 Download PDF

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本発明の実施態様は、ラベル紙などの、裏面に糊が付いた用紙の切断を行なうカッター装置および、このカッター装置を搭載したプリンタ装置に関する。
ラベル紙の表面に所定の印字を行ない、バーコードラベル等として発行するバーコードプリンタが知られている。これらラベル紙は台紙を用いない、いわゆるライナーレスが増えつつある。ライナーレスのラベル紙は裏面に糊を塗布した糊面を有しており、これをカッターにて切断すると、カッターの刃に糊が付着する。この糊がカッターの刃に大量に付着したまま切断をおこなうと切断不良が発生する場合がある。
この糊がカッターの刃に付着することを防ぐ為に、カッターの刃に糊溜まり用の溝を設け、カッターの固定刃と可動刃が摺動しつつ重なり合って溝に糊を落とし込むようにしたカッターが知られている。
カッターの固定刃と可動刃が摺動しつつ重なり合ってライナーレスのラベル紙を切断するが、可動刃がラベル紙を切り進むにつれ裏面の糊も同方向に移動する。溝に落とし込まれた糊は溝に溜まったままとなるが、カッターを長期間使用すると溝に溜まる糊も大量となり、その量によっては溝より再び固定刃と可動刃が摺動部分に戻ることもあり切断不良等の発生を起こすとがある。
特開2004−298989号公報
本発明が解決しようとする課題は、裏面に糊が付いた媒体を切断するカッター刃の切断範囲外に糊を落とし込む溝を有するカッター装置およびこのカッター装置を搭載したプリンタ装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、裏面に糊面が設けられた媒体を搬送させる搬送機構であって、異なる幅の前記媒体の一方の端部を同一位置にて搬送させる搬送機構と、刃先を有する固定刃と、刃先を有する可動刃と、前記固定刃に向けて前記可動刃を移動させる移動機構と、前記固定刃と前記可動刃と前記移動機構を収納する筐体と、前記固定刃および前記可動刃の少なくともいずれか一方の相手方の刃に面する内側面であって、前記媒体の切断方向終端部側における前記搬送機構により搬送される前記媒体の搬送幅方向範囲外に設けられた溝と、を備え、前記同一位置の側に設けられた溝がその反対側に設けられた溝よりも大きい構造を有することを特徴とするカッター装置を備えたことを特徴とする。
第1の実施形態に係るプリンタ装置の要部構成図。 第1の実施形態に係るプリンタ装置の制御回路構成を説明するブロック図。 第1の実施形態に係るカッター装置の固定刃形状図。 第1の実施形態に係るカッター装置の可動刃形状図。 第1の実施形態に係るカッター装置の固定刃と可動刃の関係斜視図。 第1の実施形態に係るカッター装置の要部構成図。 第1の実施形態に係るカッター装置の可動刃形状図。 第2の実施形態に係る媒体中央と可動刃とが一致して搬送される場合の位置説明図。 第2の実施形態に係る媒体中央と可動刃とが一致せず一方向に寄せて搬送される場合の位置説明図。
以下に、本実施形態に係るカッター装置およびこのカッター装置を搭載したプリンタ装置を、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態に係るプリンタ装置45の要部を示す構成図である。なお、このプリンタでは、図の右側から左側に向けて媒体が搬送されるので、以下の説明においては、図中右側を上流側、左側を下流側とする。
プリンタ装置45は、装置本体の筐体であるプリンタ下カバー48に対し、プリンタ上カバー46が支軸47を回動中心として開閉可能に取り付けられている。
ラベル用紙52は、一方の面に印字面52−1を、印字面の裏面である他方の面に物品に貼り付ける際に物品に接着する糊面52−2を有している。また印字面52−1が外側になる様に巻軸51に巻回されており、この巻軸51はプリンタ装置45に回転自在に支持されている。巻回されたラベル用紙52は、その搬送方向下流側にあるフィードローラ53と、このフィードローラ53に対し、用紙搬送路58を挟んで対向配置されているアイドルローラ54との挟持により下流側に搬送される。なおこのフィードローラ53とアイドルローラ54は用紙搬送路58に沿って複数対設けられている。
フィードローラ53の下流側にはサーマル印字ヘッド55が設けられており、このサーマル印字ヘッド55に対し用紙搬送路58を挟んでプラテンローラ56が対向配置されている。これらサーマル印字ヘッド55とプラテンローラ56にて印字部57を構成しており、印字部57にてラベル用紙52の印字面52−1に印字をおこなう。
印字部57の下流側にはカッター装置10が配置されている。このカッター装置10は固定刃11と可動刃12を有しており、カッター装置10に挿入されてきたラベル用紙52を固定刃11に向けて可動刃12を、後述する移動機構によりスライド移動させることで切断する。
さらにカッター装置10の下流側には、所定の印字が完了しカッター装置10にて切断されたラベル用紙52をプリンタ装置45より外部に排出するための用紙排出口59が設けられている。またプリンタ下カバー48における用紙排出口59の下方には、切断されたラベル用紙52を保持する排出テーブル49が設けられている。
またプリンタ装置45のプリンタ上カバー46には表示部50が設けられている。この表示部50はLCD等の液晶ディスプレイであり、ラベル用紙52の紙詰まりや用紙切れ等のエラー表示やプリンタ装置45の状態表示を行なう機能を有している。
次に図2にて、本実施形態に係るプリンタ装置45の制御回路構成を説明するブロック図を示す。この制御部91は、ラベル用紙搬送、印字、ラベル用紙切断、ラベル用紙排出およびプリンタ装置の状況表示の各制御をおこなう。
制御部91は、ホストコンピュータ100との連係および各種の制御の実行をおこなう、例えば、マイクロコンピュータで構成されている。制御部91の中央処理装置(CPU)92は、プログラムに従って、ラベル用紙搬送制御、印字制御、ラベル用紙切断制御、ラベル用紙排出制御等の各種の制御や演算をおこなう。
また制御部91には、CPU92で実行する制御プログラムや制御または演算途上のデータ等を格納する主記憶手段としてROM93およびRAM94が設置されている。
ROM93は制御プログラムやテーブル等を持つ読出し専用メモリであり、RAM94は演算途上のデータ等を格納する随時書込みメモリである。
また、制御部91には、ホストコンピュータ100からの各種の入力データの取込みや、ホストコンピュータ100への制御部91の制御出力の取出しをおこなう入出力ユニット(I/O)95が設けられている。このI/O95は、CPU92、ROM93およびRAM94とバスを通じて接続されている。
また、I/O95には制御出力を取り出すための手段として、第1、第2、第3、および第4のドライバ96、97、98、99が接続されている。
第1のドライバ96は印字部57へ必要な駆動出力を供給する。第2のドライバ97はフィードローラ53へ必要な駆動出力を供給する。第3のドライバ98はカッター装置10への駆動出力を供給する。第4のドライバ99は表示部50に各種表示を行わせる表示駆動出力を供給する。
ラベル用紙52に対して印字部57にて印字をおこなう際、プラテンローラ56は、ドライバ96を介して、CPU92の印字指令手段としての制御出力に基づき図示しないモータにより印字動作と同期して回転駆動される。サーマル印字ヘッド55は、ホストコンピュータ100からの印字データに基づいて発熱し、ラベル用紙52の印字面52−1に印字をおこなう。
制御部91のCPU92は、ドライバ97を介して、フィードローラ53の回転及び停止駆動をおこなう。
制御部91のCPU92は、ドライバ98を介して、カッター装置10を駆動させ、ラベル用紙52を切断する。
制御部91のCPU92は、ドライバ99を介して、表示部50に、プリンタ装置45の各種情報、エラー等を表示する。
以下に、プリンタ装置45の構成図および動作を、図3乃至図6にて説明する。
図3にカッター装置10の固定刃11の上面図および正面図を示す。固定刃11は板状の部材であり、刃先11−1が設けられていると共に、ラベル用紙52を切断した際に糊面52−2の糊が刃先11−1に付着することを防ぐ為に、固定刃11に糊を落とし込む糊溜まり用の溝11−2を設けてある。この糊溜まり用の溝11−2は固定刃11の表面に対して0.5mmほどの深さで削られている。
図4にカッター装置10の可動刃12を示す。可動刃12は板状の部材であり、刃先12−1が設けられていると共に、ラベル用紙52を切断した際に糊面52−2の糊が刃先12−1に付着することを防ぐ為に、可動刃12に糊を落とし込む糊溜まり用の溝12−2を設けてある。この糊溜まり用の溝12−2は、糊溜まり用の溝11−2同様、可動刃12の表面に対して0.5mmほどの深さで削られている。
固定刃11と可動刃12は、糊溜まり用の溝は一方の面のみに設けてあり、糊溜まり用の溝11−2を設けてある面側と糊溜まり用の溝12−2を設けてある面側とが図5にて接触する状態にて使用される。
図5は固定刃11及び可動刃12が離れている位置でのカッター装置10の固定刃11及び可動刃12の斜視図であり、図6はカッター装置10の移動機構の構成例を示す図である。
図3乃至図6に示すように、カッター装置10は、直線状の刃先11−1を有する固定刃11と、固定刃11との間でラベル用紙52を挟んで切断する直線状の刃先12−1を有する可動刃12とを備えている。またこの可動刃12を、可動刃12及び固定刃11間の噛み合い位置へ動かす移動機構15も併せて備えている。
固定刃11はカッター筐体60の底壁上に固定されている。可動刃12はラベル用紙52の搬送方向D1及びこれに直交するラベル用紙52の幅方向D2の双方に直交する刃スライド方向D3の上流側に向かって傾斜している。搬送方向D1とはラベル用紙52が送り出される方向を指す。刃スライド方向D3とは可動刃12が断裁時に移動する一方向を指す。可動刃12は刃先12−1を持つ刃部が形成されている。可動刃12は更にこの刃部を持つ刃体に連続する根元部21と、これらの刃体及び根元部21の中央に設けられた枢軸22とを備えている。この枢軸22に移動機構15から刃スライド方向D3及びその反対方向への力が加えられるようになっている。可動刃12はカッター筐体60の底壁上において刃スライド方向D3及び刃スライド方向D3の上流側に往復スライド可能にされている。
移動機構15は、固定刃11の刃先11−1及び可動刃12の刃先12−1によるラベル用紙52の切断位置を切断幅方向D2に移動させる。
図6(a)、図6(b)にそれぞれカッター筐体60内に一体化された移動機構15の下側、上側の各構成物品を明記した要部構成図を示す。移動機構15は一例として、カッター筐体60の底壁に設けられたガイド孔61と、それぞれこのガイド孔61の縁によりガイドされ可動刃12の根元部21に下向きに突設された2本のガイドピン62、63(図5に図示)を備えている。また往復動可能なこの可動刃12に対して軸支された枢軸22と、この枢軸22に係合する1つのねじりコイルばね24と、枢軸22に係合するリンクアーム25も併せて備えている。
ガイド孔61は幅方向で中央に位置し刃スライド方向D3に細長い。可動刃12は、これらのガイド孔61及び2本のガイドピン62、63によって刃スライド方向D3にガイドされる。枢軸22はねじりコイルばね24が係止される胴部と、リンクアーム25が係止される胴部とを有する。ねじりコイルばね24は切断幅方向D2に並設された2箇所の巻線部24a、24bと、これらの巻線部24a、24bの向かい合う端どうしを連結し、刃スライド方向D3に突出して枢軸22に係合する押圧部24cとを備えている。これらの巻線部24a、24b及び押圧部24cは一本の線材から成る。巻線部24a、24bの連結端と反対側の各端はカッター筐体60に対して固定されている。押圧部24cは可動刃12を固定刃11に向けて付勢し、この可動刃12をカッター筐体60の底壁面上に押さえ付けるように付勢している。リンクアーム25の一端は枢軸26によりカッター筐体60の底壁上に軸受け支持されている。リンクアーム25はこの一端から他端に向かって中間部に長孔27を設け、他端部には別の長孔28を設けている。長孔27は枢軸22の先端部を摺動自在に挿通させている。
また、カッター筐体60は図6(b)に示すようなカバー64によって覆われるようになっている。移動機構15は更に、このカバー64の内面に回転可能に設けられたウォームホイール29と、このウォームホイール29を、ウォームギア30を介して回転させるモータ31とを備えている。ウォームホイール29はホイール側面上にこのウォームホイール29の回転中心から偏芯したピン32を設けている。このピン32は、カバー64がカッター筐体60の上方を覆うと、リンクアーム25の長孔28に係合する。モータ31がウォームホイール29を回すと、ピン32はこの長孔28内を摺動するし、リンクアーム25が枢軸26を回動中心として往復動する。移動機構15は枢軸22を介して可動刃12をスライドさせる。移動機構15がリンクアーム25を刃スライド方向D3の上流側へ力を与えると、ねじりコイルばね24は巻締められる。このようにして、カッター装置10は固定刃11に対して可動刃12をスライド移動させる事でラベル用紙52を切断する。
ラベル用紙52は、印字部57にて印字面52−1に所定の印字がなされると、プラテンローラ56とサーマル印字ヘッド55の協働によりカッター装置10に対して図1中右から左側へ搬送される。
以下図3乃至図5にて、ラベル用紙52と糊溜まり用の溝11−2および12−2の位置関係について説明する。プリンタ装置45には通常、使用可能な最大ラベル用紙の幅が決められており、この幅をWとする。図5に示すラベル用紙52は使用可能な最大ラベル用紙の幅Wを有しており、ラベル用紙52を切断の際、可動刃12はD3の方向に移動する。切断の際ラベル用紙52は切り始め位置であるX点より切り終わり位置であるY点に向けて順次切り進められていく。可動刃12がラベル紙52を切り進むにつれ裏面の糊も同方向に移動する為本実施の形態においては糊溜まり用の溝11−2および12−2を切断されるラベル用紙52の切断方向終端側かつ使用可能な最大ラベル用紙の幅Wの外側に設けてある。
以上に示す様に、第1の実施形態においては、裏面に接着用糊を有するラベル用紙52を切断する固定刃11および可動刃12のラベル用紙52の切断方向終端側かつ使用可能な最大ラベル用紙の幅の外側に、ラベル用紙52を切断した際に固定刃11や可動刃12に付着する糊を溜めておく糊溜まり用の溝11−2および12−2を設けた。これにより糊が糊溜まり用の溝に溜まるためにカッターの刃に大量に糊が付着したまま切断をおこなうことにより発生する切断不良を防ぐ事が可能となる。また糊溜まり用の溝は使用可能な最大幅のラベル用紙の搬送位置より外れた位置に設けてある。これによりを糊溜まり用の溝に大量に溜まった糊が溝より再び固定刃と可動刃が摺動部分に戻ることによる切断不良を防ぐ事が可能となる。なお第1の実施の形態においては固定刃11および可動刃12の双方に糊溜まり用の溝の溝を設けたが、少なくとも一方に糊溜まり用の溝が設けてあれば効果を得る事が可能である。なお糊溜まり用の溝であるが、糊が溜まれば良い為、必ずしも溝形状とする必要はなく、固定刃11および可動刃12の刃表面より窪んでいれば良い。
また第1の実施の形態においてはラベル用紙52を一方より他方に向けて切り進む様構造の可動刃12の形状であったが必ずしもこの形状にする必要はなく、例えば図7に示す様な刃頂点Tを持つ、連続しない複数の刃先である刃頂点Tより右下がりの刃先と左下がりの刃先を有す形状の可動刃13であってもよい。この可動刃13にてラベル用紙52を切断した場合も可動刃13がラベル紙52を切り進むにつれ裏面の糊も同方向に移動するので糊溜まり用の溝13−2は切断されるラベル用紙52の切断方向終端側かつ使用可能な最大ラベル用紙の幅Wの外側に設けてある。なおラベル用紙52は刃頂点Tの接触位置から左右両方向へと切り進められるので、糊溜まり用の溝13−2は左右両方に設けられている。
(第2の実施形態)
図8および図9を用いて第2の実施形態を説明する。
刃頂点Tを持つ形状の可動刃13を用いてラベル用紙52を切断する場合においても切り進むにつれ裏面の糊も同方向に移動する。図8はプリンタ装置45において、使用可能な最大ラベル用紙の幅W、最大ラベル用紙の幅Wより幅狭であるA幅のラベル用紙等どの様なラベル幅であっても搬送するラベル用紙52と刃頂点Tとが一致している場合である。この場合は刃頂点Tから一方側のラベル用紙を切断する際に発生する糊の量も他方側のラベル用紙を切断する際に発生する糊の量もほぼ同量である。この為左右両方に設けられた糊溜まり用の溝の大きさは同じとなっている。しかしながらプリンタ装置45によっては搬送させるラベル用紙52の中心と刃頂点Tとをラベル用紙のサイズによっては一致させず、どちらか一方に寄せて搬送させる場合もある。
この状態を図9に示す。図9の様に、使用可能な最大ラベル用紙の幅Wを使用している場合はラベル用紙52の中心と刃頂点Tとが一致しているものの、最大ラベル用紙の幅Wより幅狭であるA幅のラベル用紙を使用している場合はラベル用紙52の中心と刃頂点Tとが一致していない。この場合はラベル用紙52の刃頂点Tから一方側のラベル用紙を切断する際に発生する糊の量と他方側のラベル用紙を切断する際に発生する糊の量は同量でなく、より多くラベル用紙52を切断した方が切断時に発生する糊の量も多くなる。糊が多く発生しないにもかかわらず大きな糊溜まり用の溝を作成した場合、溝作成に多くの時間がかかり無駄となるおそれがある。
第2の実施の形態においては、図9に示す様に、頂点Tを有する可動刃を用いた場合かつ使用するラベル用紙を一方側に寄せて搬送させるプリンタ装置において、左右に設けられた糊溜まり用の溝はラベル用紙が寄せられている側の糊溜まり用の溝を大きくしている。なお図9では可動刃14にて説明したが糊溜まり用の溝は固定刃11側に設けても良い。
以上の様に裏面に接着用糊を有する複数種のラベル用紙幅を一方側に寄せて搬送させるプリンタ装置45であって、ラベル用紙52を固定刃11および刃頂点を有する可動刃14のラベル用紙52の切断方向終端両側かつ使用可能な最大ラベル用紙の幅の外側に、ラベル用紙52を切断した際に固定刃11や可動刃14に付着する糊を溜めておく糊溜まり用の溝を設け、この内ラベル用紙52を搬送する際に寄せる側の糊溜まり用の溝を他方の糊溜まり用の溝より大きくする。
これにより糊が糊溜まり用の溝に溜まるためにカッターの刃に大量に糊が付着したまま切断をおこなうことにより発生する切断不良を防ぐ事が可能となる。また糊溜まり用の溝に大量に溜まった糊が溝より再び固定刃と可動刃が摺動部分に戻ることによる切断不良を併せて防ぐ事が可能となる。また無駄に糊溜まり用の溝を大きくする必要はなくコスト低減も可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更をおこなうことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10:カッター装置
11:固定刃
11−1:刃先
11−2:糊溜まり用溝
12:可動刃
12−1:刃先
12−1:糊溜まり用溝
13:可動刃
13−1:刃先
13−2:糊溜まり用溝
13−3:糊溜まり用溝
15:移動機構
45:プリンタ装置
52:ラベル用紙
52−1:印字面
52−2:糊面
60:カッター筐体

Claims (4)

  1. 裏面に糊面が設けられた媒体を搬送させる搬送機構であって、異なる幅の前記媒体の一方の端部を同一位置にて搬送させる搬送機構と、
    刃先を有する固定刃と、
    刃先を有する可動刃と、
    前記固定刃に向けて前記可動刃を移動させる移動機構と、
    前記固定刃と前記可動刃と前記移動機構を収納する筐体と、
    前記固定刃および前記可動刃の少なくともいずれか一方の相手方の刃に面する内側面であって、前記媒体の切断方向終端部側における前記搬送機構により搬送される前記媒体の搬送幅方向範囲外に設けられた溝と、を備え、
    前記同一位置の側に設けられた溝がその反対側に設けられた溝よりも大きい構造を有することを特徴とするカッター装置。
  2. 前記可動刃は、刃の頂点部を有する連続しない複数の刃先を有する請求項1に記載のカッター装置。
  3. 裏面に糊面が設けられた媒体を搬送させる搬送機構であって、異なる幅の前記媒体の一方の端部を同一位置にて搬送させる搬送機構と、
    前記媒体に印字を行なう印字部と、
    刃先を有する固定刃および刃先を有する可動刃の少なくともいずれか一方の相手方の刃に面する内側面かつ前記媒体の切断方向終端部側における前記搬送機構により搬送される前記媒体の搬送幅方向範囲外に設けられた溝を有し、前記固定刃に向けて前記可動刃を移動させる移動機構を収納する筐体を有するカッター装置と、を備え、
    前記溝は、前記同一位置の側に設けられた溝がその反対側に設けられた溝よりも大きい構造を有することを特徴とするプリンタ装置。
  4. 前記可動刃は、刃の頂点部を有する連続しない複数の刃先を有する請求項3に記載のプリンタ装置。
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