JP6223740B2 - 電子機器、プログラムおよび電子機器の制御方法 - Google Patents

電子機器、プログラムおよび電子機器の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、携帯電話機、パーソナルコンピュータ、PDA(PersonalDigital Assistant)、タブレットPC(Tablet PC)、電子書籍端末等の電子機器に関する。さらに、本発明は、かかる電子機器に用いて好適なプログラム、および電子機器の制御方法に関する。
従来、タッチパネルに対するタッチ操作に基づいて、各種のアプリケーションプログラム(以下、単に「アプリケーション」と称する。)を実行する携帯電話機が知られている。
かかる携帯電話機では、ディスプレイに表示されたアプリケーションを実行するための所望の起動用アイコンに対して、所定のタッチ操作が行われると、選択された起動用アイコンに対応するアプリケーションの削除を実行しても良いか否かを確認する画面がディスプレイに表示される。アプリケーションの削除を確認する画面において、削除を承認する操作が行われることにより、削除操作の対象とされたアプリケーションが携帯電話機から削除される。
特開2012‐203895号公報
上記の携帯電話機において、複数のアプリケーションまたは起動用アイコンを削除しようとする場合、ユーザは、上述のような削除操作を繰り返す必要がある。すなわち、上記の携帯電話機では、複数のアプリケーションまたは起動用アイコンの削除のために、ユーザに煩雑な作業が要求されていた。
また、このような単純な削除操作を複数回繰り返すことにより、誤って意図しないアプリケーションまたは起動用アイコンを削除してしまう虞がある。
そこで、本発明は、簡易な操作により複数のアプリケーションに関する削除操作を行うことが可能な電子機器、プログラムおよび電子機器の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、電子機器に関する。本態様に係る電子機器は、アプリケーションに関する情報が記憶される記憶部と、前記アプリケーションの中から削除対象となる第1のアプリケーションの選択を受け付ける受付部と、前記記憶部に記憶されたアプリケーションに関する情報に基づいて、前記アプリケーションの中から、前記第1のアプリケーションに関連する第2のアプリケーションを、削除候補として抽出する抽出部と、前記第1のアプリケーションの削除に応じて、前記抽出部により抽出された前記第2のアプリケーションを削除するアプリケーション削除部と、を備える。
本態様に係る電子機器において、前記アプリケーションに関する情報は、アプリケーションの種類を含み、前記抽出部は、アプリケーションの種類に基づいて、前記第2のアプリケーションを削除候補として抽出するような構成とされ得る。
このような構成とした場合、前記抽出部は、前記第1のアプリケーションの種類と同一の種類である前記第2のアプリケーションを削除候補として抽出するような構成とされ得る。
本態様に係る電子機器において、前記アプリケーションに関する情報は、アプリケーションの起動日時を含み、前記抽出部は、アプリケーションの起動日時に基づいて、前記第2のアプリケーションを削除候補として抽出するような構成とされ得る。
このような構成とした場合、前記抽出部は、前記第1のアプリケーションが最後に起動された日時から所定の時間内に起動された前記第2のアプリケーションを削除候補として抽出するような構成とされ得る。
本態様に係る電子機器において、前記アプリケーションに関する情報は、アプリケーションの取得元を含み、前記抽出部は、アプリケーションの取得元に基づいて、前記第2のアプリケーションを削除候補として抽出するような構成とされ得る。
このような構成とした場合、前記抽出部は、前記第1のアプリケーションの取得元と同一の取得元である前記第2のアプリケーションを削除候補として抽出するような構成とされ得る。
本態様に係る電子機器において、前記アプリケーションに関する情報は、アプリケーションの作成元を含み、前記抽出部は、アプリケーションの作成元に基づいて、第2のアプリケーションを削除候補として抽出するような構成とされ得る。
このような構成とした場合、前記抽出部は、前記第1のアプリケーションの作成元と同一の作成元である前記第2のアプリケーションを削除候補として抽出するような構成とされ得る。
本態様に係る電子機器において、表示部と、前記表示部に、前記第1のアプリケーションを起動するために操作される第1のオブジェクトと、前記第2のアプリケーションを起動するために操作される第2のオブジェクトを含む操作画面を表示させる表示制御部と、前記アプリケーション削除部による前記第1アプリケーションおよび前記第2アプリケーションの削除に伴い、前記第1のオブジェクトのおよび前記第2のオブジェクトを削除するオブジェクト削除部と、をさらに備えるような構成とされ得る。
このような構成とした場合、前記表示制御部は、ユーザに前記第2のアプリケーションを削除するか否かを選択させる選択画面を前記表示部に表示させ、前記アプリケーション削除部は、前記選択画面に対する操作内容に応じて、削除候補として抽出された前記第2のアプリケーションを削除するような構成とされ得る。
さらに、前記表示制御部は、前記選択画面に、前記操作画面における前記第2のオブジェクトの表示位置を示す情報を表示させるような構成とされ得る。
本態様に係る電子機器において、前記表示制御部は、前記アプリケーション削除部が前記第1のアプリケーションを削除する前に、前記選択画面を表示させるような構成とされ得る。
本発明の第2の態様は、電子機器に関する。本態様に係る電子機器は、表示部と、アプリケーションに関する情報が記憶される記憶部と、前記アプリケーションに対応するオブ
ジェクトを前記表示部に表示させる表示制御部と、前記オブジェクトの中から削除対象となる第1のオブジェクトの選択を受け付ける受付部と、前記記憶部に記憶された前記アプリケーションに関する情報に基づいて、前記オブジェクトの中から、前記第1のオブジェクトに関連する前記第2のオブジェクトを削除候補として抽出する抽出部と、前記第1のオブジェクトの削除に応じて、前記第2のオブジェクトを削除するオブジェクト削除部をと、を備える。
本発明の第3の態様に係るプログラムは、アプリケーションに関する情報が記憶される記憶部を備える電子機器のコンピュータに、前記アプリケーションの中から削除対象となる第1のアプリケーションの選択を受け付ける機能と、前記アプリケーションに関する情報に基づいて、前記アプリケーションの中から、前記第1のアプリケーションに関連する第2のアプリケーションを、削除候補として抽出する機能と、前記第1のアプリケーションの削除に応じて、抽出された前記第2のアプリケーションを削除する機能と、を付与する。
本発明の第4の態様に係るプログラムは、表示部とアプリケーションに関する情報が記憶される記憶部を備える電子機器のコンピュータに、前記アプリケーションに対応するオブジェクトを前記表示部に表示する機能と、前記オブジェクトの中から削除対象となる第1のオブジェクトの選択を受け付ける機能と、前記記憶部に記憶されたアプリケーションに関する情報に基づいて、前記オブジェクトの中から、前記第1のオブジェクトに関連する前記第2のオブジェクトを削除候補として抽出する機能と、前記第1のオブジェクトの削除に応じて、抽出された前記第2のオブジェクトを削除する機能と、を付与する。
本発明の第5の態様は、アプリケーションに関する情報が記憶される記憶部を備える電子機器の制御方法に関する。本態様に係る制御方法は、前記アプリケーションの中からの削除対象となる第1のアプリケーションの選択を受け付けるステップと、前記記憶部に記憶された前記アプリケーションに関する情報に基づいて、前記アプリケーションの中から、前記第1のアプリケーションに関連する第2のアプリケーションを、削除候補として抽出するステップと、前記第1のアプリケーションの削除に応じて、抽出された前記第2のアプリケーションを削除するステップと、を含む。
本発明の第6の態様は、表示部とアプリケーションに関する情報が記憶される記憶部を備える電子機器の制御方法に関する。本態様に係る制御方法は、前記アプリケーションに対応するオブジェクトを前記表示部に表示するステップと、前記オブジェクトの中から削除対象となる第1のオブジェクトの選択を受け付けるステップと、前記記憶部に記憶されたアプリケーションに関する情報に基づいて、前記オブジェクトの中から、前記第1のオブジェクトに関連する前記第2のオブジェクトを削除候補として抽出するステップと、前記第1のオブジェクトの削除に応じて、抽出された前記第2のオブジェクトを削除するステップと、を含む。
本発明によれば、簡易な操作により複数のアプリケーションに関する削除操作を行うことが可能な電子機器、プログラムおよび電子機器の制御方法を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明によりさらに明らかとなろう。ただし、以下の実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
実施形態に係る、携帯電話機の構成を示す図である。 実施形態に係る、携帯電話機の全体構成を示すブロック図である。 実施形態に係る、アプリケーション情報テーブルおよび削除候補登録テーブルを示す図である。 実施形態に係る、アプリケーションの実行によりディスプレイに表示される画面について説明するための図である。 実施例1に係る、アプリケーション削除処理を示すフローチャートである。 実施例1に係る、削除候補抽出処理を示すフローチャートである。 実施例1に係る、アプリケーション削除画面の表示例を示す図である。 実施例1に係る、アプリケーション削除画面の表示例を示す図である。 実施例2に係る、削除候補抽出処理を示すフローチャートおよび削除候補登録テーブルを示す図である。 実施例3に係る、削除候補抽出処理を示すフローチャートおよび削除候補登録テーブルを示す図である。 実施例4に係る、削除候補抽出処理を示すフローチャートおよび削除候補登録テーブルを示す図である。 変更例1に係る、ホーム画面の表示例を示す図である。 変更例1に係る、アイコン削除処理を示すフローチャートである。 変更例1に係る、アイコン削除画面の表示例を示す図である。 変更例2に係る、ホーム画面およびアプリケーション設定画面の表示例を示す図である。 変更例2に係る、アプリケーション削除処理を示すフローチャートである。 変更例2に係る、アプリケーション削除画面の表示例を示す図である。 変更例3に係る、アプリケーション削除処理を示すフローチャートである。 変更例3に係る、削除候補選択処理を示すフローチャートである。 変更例3に係る、アプリケーション削除画面の表示例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1(a)、(b)および(c)は、それぞれ、携帯電話機1の正面図、背面図および右側面図である。以下、説明の便宜上、図1(a)〜(c)に示すように、キャビネット2の長手方向を上下方向と定義し、キャビネット2の短手方向を左右方向と定義する。
図1に示されるように、携帯電話機1は、キャビネット2と、ディスプレイ3と、タッチパネル4と、マイクロフォン5と、通話スピーカ6と、外部スピーカ7とを含む。
キャビネット2は、正面から見て、ほぼ長方形の輪郭を有する。キャビネット2の正面側に、ディスプレイ3が配されている。ディスプレイ3には、各種の画像(画面)が表示される。ディスプレイ3は、たとえば、液晶ディスプレイである。ディスプレイ3は、有機ELディスプレイ等、他の種類のディスプレイであってもよい。さらに、ディスプレイ3の画像が表示される面には、タッチパネル4が配置されている。タッチパネル4は、透明なシート状に形成されている。タッチパネル4として、静電容量式、超音波式、感圧式、抵抗膜式、光検知式等、各種方式のタッチパネルが用いられ得る。
キャビネット2の内部には、下端部にマイクロフォン5が配されている。また、キャビネット2の内部には、上端部に通話スピーカ6が配されている。マイクロフォン5は、キャビネット2の正面に形成されたマイク孔5aを通過した音声を受け付ける。マイクロフォン5は、入力された音に応じた電気信号を生成する。通話スピーカ6は、音を出力する。出力された音は、キャビネット2の正面に形成された出力孔6aを通過してキャビネット2の外に放出される。通話の際には、通信先の機器(携帯電話機等)から受信された受
話音声が通話スピーカ6から出力され、ユーザが発した発話音声がマイクロフォン5に入力される。なお、音は、音声、報知音等、様々な音を含む。
キャビネット2の内部には、外部スピーカ7が配されている。キャビネット2の背面には、外部スピーカ7と対向する領域に出力孔7aが形成されている。外部スピーカ7から出力された音は、出力孔7aを通過してキャビネット2の外に放出される。
キャビネット2の上部には、正面側にインカメラ8が配されており、背面側にアウトカメラ9が配されている。インカメラ8は、携帯電話機1の正面方向に存在する被写体を撮影する。アウトカメラ9は、携帯電話機1の背面方向に存在する被写体を撮影する。
図2は、携帯電話機1の全体構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、携帯電話機1は、制御部11と、記憶部12と、画像出力部13と、タッチ検出部14と、音声入力部15と、音声出力部16と、音声処理部17と、キー入力部18と、通信部19と、振動発生部20と、撮影部21とを含む。
記憶部12は、ROM、RAM、外部メモリを含む。記憶部12には、各種のプログラムが記憶されている。記憶部12に記憶されるプログラムは、携帯電話機1の各部を制御するための制御プログラムの他、各種アプリケーション(たとえば、電話、電子メール、ウェブブラウザ、地図、ゲーム、スケジュール管理、等)を含む。プログラムは、メーカによって携帯電話機1の製造時に記憶部12に記憶される他、通信網やメモリカード、CD−ROM等の記憶媒体を介して記憶部12に記憶される。
記憶部12には、プログラムの実行の際、一時的に利用または生成されるデータを記憶するワーキング領域も含まれる。
記憶部12には、アプリケーション情報テーブル12aと、削除候補登録テーブル12bが記憶されている。
図3(a)は、アプリケーション情報テーブル12aを示す図、図3(b)は、削除候補登録テーブル12bを示す図である。
図3(a)に示すように、アプリケーション情報テーブル12aには、記憶部12にインストールされたアプリケーションの各種情報が登録されている。インストールされたアプリケーションの各種情報には、アプリケーション名、アプリケーションの種類、最終起動日時、取得元(ダウンロード元)、作成元、インストール日時(バージョンアップした際は、バージョンアップ日時)、および、アプリケーションにかかるその他の情報が含まれる。その他の情報として、アプリケーションのバージョン、サイズ等が挙げられる。これらの情報は、各アプリケーションのインストール時、またはアプリケーションの利用時に登録、更新される。
図3(b)に示すように、削除候補登録テーブル12bには、削除候補のアプリケーションの名前および種類が登録される。削除候補のアプリケーションは、ユーザが所定のアプリケーションを削除する際に、削除されるアプリケーションとともに削除されるアプリケーションの候補となるアプリケーションである。削除候補のアプリケーションは、削除されるアプリケーションに関連する。ユーザが所定のアプリケーションを削除する際に、制御部11によって、後述の削除候補抽出条件に則した削除候補のアプリケーションの情報(名前および種類)が登録される。なお、削除候補登録テーブル12bには、削除候補とされるアプリケーションを特定するための情報が登録されれば良く、図3(b)の例に
限られるものではない。たとえば、アプリケーションを特定するためのIDが登録されても良い。
図2に戻り、制御部11は、CPUを含む。制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラムに従って、携帯電話機1を構成する各部(記憶部12、画像出力部13、タッチ検出部14、音声入力部15、音声出力部16、音声処理部17、キー入力部18、通信部19、振動発生部20、撮影部21等)を制御する。
画像出力部13は、図1に示すディスプレイ3を含む。画像出力部13は、制御部11からの制御信号と画像信号に基づき、ディスプレイ3に画像(画面)を表示する。また、画像出力部13は、制御部11からの制御信号に応じて、ディスプレイ3の点灯、消灯および輝度の調整を行う。
タッチ検出部14は、図1に示すタッチパネル4を含み、タッチパネル4に対するタッチ操作を検出する。より具体的には、タッチ検出部14は、タッチパネル4に対する、ユーザの指やタッチペンなどの接触対象(以下、指と言う)の接触位置(以下、「タッチ位置」と称する)を検出する。タッチ検出部14は、検出したタッチ位置に基づいて生成された位置信号を制御部11へ出力する。
タッチ操作は、たとえば、タップ操作、フリック操作、スライド操作等を含む。タップ操作とは、タッチパネル4に指が接触された後、短時間のうちに指がタッチパネル4から離される操作である。フリック操作とは、タッチパネル4が接触された後、タッチパネル4を指で任意の方向に弾く操作である。スライド操作とは、タッチパネル4に指が接触されたまま、任意の方向へ指が移動される操作である。ロングタップ操作は、タッチパネル4に指を接触させた後、しばらくの間接触を維持し、タッチパネル4から指を離す操作である。
たとえば、タッチ検出部14がタッチ位置を検出した場合に、タッチ位置が検出されてから予め定められた第1時間以内にタッチ位置が検出されなくなると、制御部11は、タッチ操作をタップ操作と判定する。タッチ位置が検出されてから予め定められた第2時間以内に予め定められた第1距離以上タッチ位置が移動された後、タッチ位置が検出されなくなった場合、制御部11は、タッチ操作をフリック操作と判定する。タッチ位置が検出された後、予め定めた第2距離以上タッチ位置が移動すると、制御部11は、タッチ操作をスライド操作と判定する。
音声入力部15は、マイクロフォン5を含む。音声入力部15は、マイクロフォン5からの電気信号を音声処理部17へ出力する。
音声出力部16は、通話スピーカ6および外部スピーカ7を含む。音声出力部16には、音声処理部17からの電気信号が入力される。音声出力部16は、通話スピーカ6または外部スピーカ7から音を出力させる。
音声処理部17は、音声入力部15からの電気信号にA/D変換等を施し、変換後のデジタルの音声信号を制御部11へ出力する。音声処理部17は、制御部11からのデジタルの音声信号にデコード処理およびD/A変換等を施し、変換後の電気信号を音声出力部16に出力する。
キー入力部18は、少なくとも1つ以上のハードキーを含む。たとえば、キー入力部18は、携帯電話機1の電源のオンオフを切り替えるための電源キー等を含む。キー入力部18は、押下されたハードキーに対応する信号を制御部11に出力する。
通信部19は、通話や通信を行うため、信号を変換するための回路、電波を送受信するアンテナ等を含む。通信部19は、制御部11から入力される通話や通信のための信号を無線信号に変換し、変換された無線信号を、アンテナを介して基地局や他の通信装置等の通信先へ送信する。さらに、通信部19は、アンテナを介して受信した無線信号を制御部11が利用できる形式の信号へ変換し、変換された信号を制御部11へ出力する。
振動発生部20は、バイブレータを含む。振動発生部20は、制御部11からの制御信号に基づき、バイブレータを振動させる。バイブレータの振動がキャビネット2に伝達されて、キャビネット2が振動する。
撮影部21は、図1(a)に示すインカメラ8と図1(b)に示すアウトカメラ9とを含む。撮影部21は、インカメラ8およびアウトカメラ9により撮影された画像の画像データに各種の画像処理を施し、画像処理後の画像データを制御部11に出力する。
図4(a)、図4(b)は、アプリケーションの実行によりディスプレイ3に表示される画面について説明するための図である。制御部11は、上述のように、各種のアプリケーションを実行し、アプリケーションに応じた画面をディスプレイ3に表示する。
図4(a)に示すように、ディスプレイ3に表示される画面は、ピクト領域RP、ウィンドウ領域RWおよびキー領域RKにより構成される。ピクト領域RPには、現在時刻101、電波の受信強度を示す強度メータ102、バッテリー残量を示す残量メータ103が表示される。さらに、ピクト領域RPには、上述した不在着信情報、新規メッセージ情報など、各種の通知情報に対応する通知アイコン104が表示される。ユーザは、通知アイコン104を確認することにより、通知情報の種類を確認することができる。さらに、ユーザにより所定の操作が行われると、後述する通知情報の一覧画面がディスプレイ3に表示される。
キー領域RKには、操作キー群105が表示される。操作キー群105は、設定キー105a、ホームキー105b、およびバックキー105cから構成されている。設定キー105aは、主に、各種設定を行う設定画面をディスプレイ3に表示させるためのキーである。ホームキー105bは、主に、ディスプレイ3の表示を他の画面からホーム画面に移行させるためのキーである。バックキー105cは、主に、実行された処理を1ステップ前の処理に戻すためのキーである。
ウィンドウ領域RWには、アプリケーションの実行画面が表示される。たとえば、図4(a)に示すように、ホームのアプリケーションが実行された場合、ウィンドウ領域RWに、ホーム画面が表示される。ホーム画面には、電話、電子メールなど、各種のアプリケーションに対応する起動用アイコン106が配列される。起動用アイコン106に対して所定のタッチ操作、たとえば、タップ操作が行われることにより、起動用アイコン106に対応づけられたアプリケーションが実行される。
なお、実行されるアプリケーションによっては、ピクト領域RPおよびキー領域RKの少なくとも一つの領域にまでウィンドウ領域RWが拡がる場合がある。
いずれか一つの起動用アイコン106に対して、ロングタップ操作がなされると、図4(b)に示すように、削除可能な各起動用アイコン106の左上隅に、削除アイコン106aが付される。削除アイコン106aに対してタップ操作が行われることにより、起動用アイコン106に対応づけられたアプリケーションが削除される。上述のように、削除アイコン106aは、削除可能なアプリケーションにのみ付される。たとえば、電話、メ
ールといった基本的な機能のアプリケーションには、削除アイコン106aが付されない。
本実施の形態の携帯電話機1は、複数のアプリケーションを簡易な操作で一括して削除するためのアプリケーションを備える。以下、削除アイコン106aに対してタップ操作を行い、削除しようとするアプリケーションを「削除対象アプリケーション」と称する。制御部11によって抽出された、削除対象アプリケーションに関連するアプリケーションを「削除候補アプリケーション」と称する。
制御部11は、削除対象アプリケーションおよび削除候補アプリケーションの削除に係る制御処理(以下、「アプリケーション削除処理」という)、および削除候補アプリケーションの抽出に係る制御処理(以下、「削除候補抽出処理」という)を実行する。図2に示すように、制御部11は、アプリケーション削除処理および削除候補抽出処理を実行するための削除制御部31を含む。削除制御部31は、制御部11によって実行されるプログラムの機能として実現される。
削除制御部31は、アプリケーション情報テーブル12aから各種情報を読み込み、削除対象アプリケーションに関連する削除候補アプリケーションを抽出する。削除制御部31は、削除対象アプリケーションとともに削除候補アプリケーションを削除するか否かをユーザに選択させるための画面をディスプレイ3に表示させる。削除制御部31は、ユーザによる操作に応じて、削除対象アプリケーションと削除候補アプリケーションを一括して削除する。
以下、アプリケーション削除処理および削除候補抽出処理の具体例について説明する。
<実施例1>
実施例1では、アプリケーション情報テーブル12aに記憶されたアプリケーションの種類に関する情報に基づいて、削除候補アプリケーションが抽出される。実施例1では、削除対象アプリケーションと同一の種類であることが、削除候補アプリケーションを抽出するための削除候補抽出条件とされている。
図5は、実施例1に係るアプリケーション削除処理を示すフローチャートである。
図5を参照して、削除制御部31は、起動用アイコン106に対してロングタップ操作がなされたか否かを判定する(S101)。起動用アイコン106に対してロングタップ操作がなされていない場合(S101:NO)、削除制御部31は、起動用アイコン106に対するロングタップ操作の有無の判定処理を繰り返す。起動用アイコン106に対してロングタップ操作がなされた場合(S101:YES)、削除制御部31は、ウィンドウ領域RWに対してタップ操作がなされた否かを判定する(S102)。
ウィンドウ領域RWに対してタップ操作がなされていない場合(S102:NO)、削除制御部31は、ウィンドウ領域RWに対するタップ操作の有無の判定処理を繰り返す。ウィンドウ領域RWに対してタップ操作がなされた場合(S102:YES)、削除制御部31は、ウィンドウ領域RWに対してなされたタップ操作が削除アイコン106aに対するタップ操作であるか否かを判定する(S103)。削除アイコン106aに対するタップ操作でない場合(S103:NO)、削除制御部31は、アプリケーション削除処理を終了する。処理が終了すると再度、アプリケーション削除処理が実行され、起動用アイコン106に対するロングタップ操作の有無の判定処理(S101)が実行される。
ウィンドウ領域RWに対してなされたタップ操作が削除アイコン106aに対するタッ
プ操作である場合(S103:YES)、削除制御部31は、図6に示す削除候補抽出処理を実行する(S104)。
図6は、実施例1に係る削除候補抽出処理を示すフローチャートである。
図6を参照して、削除制御部31は、アプリケーション情報テーブル12aからインストール済みアプリケーションの名前と種類に関する情報を読み込む(S201)。削除制御部31は、タップ操作がなされた削除アイコン106aに対応する削除対象アプリケーションの種類が、読み込んだインストール済みアプリケーションの種類と同一種類であるか否かを判定する(S202)。
削除対象アプリケーションの種類が読み込んだインストール済みアプリケーションの種類と同一種類である場合(S202:YES)、削除制御部31は、このアプリケーションの名前と種類を削除候補登録テーブル12bに記憶する(S203)。削除対象アプリケーションの種類が読み込んだインストール済みアプリケーションの種類と同一種類でない場合(S202:NO)、削除制御部31は、処理をS204に進める。
削除制御部31は、アプリケーション情報テーブル12aに同一種類であるか否かを判定していないインストール済みアプリケーションが登録されているか否かを判定する(S204)。未判定のインストール済みアプリケーションが登録されている場合(S204:YES)、削除制御部31は、処理をS201に戻し、全てのインストール済みアプリケーションに対して、削除候補アプリケーションの種類と同一であるか否かを判定する処理を実行する(S201〜S204)。未判定のインストール済みアプリケーションがなくなると(S204:NO)、削除制御部31は、図5のS105に処理を進める。
たとえば、図3(a)に示すアプリケーション情報テーブル12aにおいて、削除対象アプリケーションが“F”である場合、種類が“カメラ”である“A”と“K”のアプリケーションが図3(b)に示す削除候補登録テーブル12bに登録される。なお、ユーザに削除権限のない基本的な機能のアプリケーションは、削除候補として抽出されない。
図5に戻り、削除制御部31は、図7に示すように、削除確認ウィンドウ301と、削除候補選択ウィンドウ302と、削除候補サムネイルウィンドウ303をディスプレイ3に表示させる(S105〜S107)。
図7および図8は、実施例1に係るアプリケーション削除画面の表示例を示す図である。
図7を参照して、アプリケーション削除画面には、削除確認ウィンドウ301と、削除候補選択ウィンドウ302と、削除候補サムネイルウィンドウ303が含まれる。削除確認ウィンドウ301には、削除対象アプリケーションを削除するか否かを確認するメッセージと、削除アイコン301aと、キャンセルアイコン301bが含まれる。ユーザは、削除確認ウィンドウ301を見ることにより、削除対象アプリケーション名を確認することができる。図7の例では、“F”の削除対象アプリケーション名が示されている。
削除候補選択ウィンドウ302には、削除候補アイコン302aと、削除候補チェックボックス302bと、抽出理由メッセージ302cが含まれる。削除候補アイコン302aは、上述の削除候補抽出処理(S201〜S204)によって抽出された削除候補アプリケーション名を表示する。図7の例では、“A”と“F”の削除候補アプリケーション名が示されている。
削除候補チェックボックス302bへのタップ操作により削除候補アプリケーションの削除の要否が選択される。抽出理由メッセージ302cは、削除候補アプリケーションが抽出された理由を示す文字列である。図7の例では、削除候補抽出理由が“同一種類”であることが示されており、その種類は、“カメラ”であることが示されている。
削除候補サムネイルウィンドウ303には、複数の削除候補サムネイル303aが含まれる。削除候補サムネイル303aは、ホーム画面の各ページを縮小した画像であり、削除候補アプリケーションの起動用アイコン106に強調表示がなされている。ユーザは、削除候補サムネイル303aを見ることにより、削除候補アプリケーションがホーム画面のどの位置にあるかを容易に把握することができ、削除候補アプリケーションの削除要否を迅速に決定することができる。
図5に戻り、削除制御部31は、削除候補チェックボックス302bに対してタップ操作がなされたか否かを判定する(S108)。削除候補チェックボックス302bに対してタップ操作がなされると(S108:YES)、削除制御部31は、削除候補チェックボックス302bのチェック状態を変更する(S109)。具体的には、削除候補チェックボックス302bがチェック状態でない場合、削除制御部31は、削除候補チェックボックス302bがチェックされている状態とするフラグ情報を記憶部12に記憶する。削除候補チェックボックス302bにチェックマークが表示される。削除候補チェックボックス302bがチェック状態の場合、削除制御部31は、削除候補チェックボックス302bをチェックされていない状態とするフラグ情報を記憶部12に記憶する。削除候補チェックボックス302bからチェックマークが消去される。削除候補チェックボックス302bに対してタップ操作がなされていない場合(S108:NO)、削除制御部31は、処理をS110に進める。
削除制御部31は、削除確認ウィンドウ301の削除アイコン301aに対してタップ操作がなされたか否かを判定する(S110)。削除アイコン301aに対してタップ操作がなされていない場合(S110:NO)、削除制御部31は、削除確認ウィンドウ301のキャンセルアイコン301bに対してタップ操作がなされたか否かを判定する(S111)。キャンセルアイコン301bに対してタップ操作がなされていない場合(S111:NO)、削除制御部31は、処理をS108に戻し、削除候補選択ウィンドウ302の削除候補チェックボックス302b、削除確認ウィンドウ301の削除アイコン301a、キャンセルアイコン301bに対するタップ操作の有無の判定処理を繰り返す(S108〜S111)。キャンセルアイコン301bに対してタップ操作がなされると(S111:YES)、削除制御部31は、アプリケーション削除処理を終了する。処理が終了すると再度、アプリケーション削除処理が実行され、起動用アイコン106に対するロングタップ操作の有無の判定処理(S101)が実行される。
削除アイコン301aに対してタップ操作がなされると(S110:YES)、削除制御部31は、削除対象アプリケーションを削除する(S112)。具体的には、削除制御部31は、記憶部12から削除対象アプリケーションのプログラムと設定ファイル等を削除し、アプリケーション情報テーブル12aから削除対象アプリケーションの情報を削除する。これにより、ホーム画面から削除対象アプリケーションの起動用アイコン106が削除される。
削除制御部31は、いずれかの削除候補チェックボックス302bがチェック状態であるか否かを判定する(S113)。いずれかの削除候補チェックボックス302bがチェック状態の場合(S113:YES)、削除制御部31は、チェック状態の削除候補アプリケーションを削除する(S114)。具体的には、削除制御部31は、記憶部12から削除候補アプリケーションのプログラムと設定ファイル等を削除し、アプリケーション情
報テーブル12aから削除候補アプリケーションの情報を削除する。これにより、ホーム画面から削除候補アプリケーションの起動用アイコン106が削除される。すべての削除候補チェックボックス302bがチェック状態でない場合(S113:NO)、削除制御部31は、アプリケーション削除処理を終了する。処理が終了すると再度、アプリケーション削除処理が実行され、起動用アイコン106に対するロングタップ操作の有無の判定処理(S101)が実行される。
こうして、削除対象アプリケーションと削除候補チェックボックス302bがチェック状態の削除候補アプリケーションが削除されると、アプリケーション削除画面には、図8に示すように、削除したアプリケーション名が表示される。
以上、実施例1によれば、削除制御部31により、削除対象アプリケーションに関連する削除候補アプリケーションが抽出され、削除対象アプリケーションの削除後に削除候補アプリケーションが自動で削除される。したがって、ユーザは、複数のアプリケーションを簡易な操作で削除することができる。これにより、単純な削除操作の繰り返しが抑制され、アプリケーションの誤削除を防ぐことができる。
また、実施例1によれば、図7に示すように、削除候補チェックボックス302bにより、削除候補アプリケーションの削除要否が選択可能となっている。したがって、ユーザは、適宜、削除候補アプリケーションの削除要否を判断することができる。
また、実施例1によれば、図7に示すように、削除候補サムネイル303aが表示される。したがって、ユーザは、削除候補アプリケーションがホーム画面のどの位置にあるかを容易に把握することができ、削除候補アプリケーションの削除要否を迅速に決定することができる。
また、実施例1によれば、図7に示すように、抽出理由メッセージ302cが表示される。したがって、ユーザは、削除候補アプリケーションがどういう理由で抽出されたかを把握することができる。これにより、削除候補アプリケーションの削除要否を適正に判断することができる。
また、実施例1によれば、削除候補選択ウィンドウ302が、削除対象アプリケーションの削除前に表示され、削除対象アプリケーションと削除候補アプリケーションの削除を一括して行うことができる。したがって、アプリケーション削除にかかる処理を効率的に行うことができる。
また、実施例1によれば、削除対象アプリケーションの種類に関する情報に基づいて、削除候補アプリケーションが抽出される。したがって、削除対象アプリケーションと同一種類のインストール済みアプリケーションを確実に削除候補として抽出することできる。
なお、実施例1では、削除対象アプリケーションの種類と同一種類のアプリケーションが削除候補アプリケーションとして抽出されたが、必ずしも同一種類のアプリケーションでなくても良く、たとえば、同じカテゴリーに属するアプリケーションが削除候補として抽出されても良い。たとえば、“カメラ”のアプリケーションと“画像閲覧”のアプリケーションが同一カテゴリーであるとされても良い。
<実施例2>
上記実施例1では、アプリケーションの種類に関する情報に基づいて、削除候補アプリケーションが抽出された。実施例2では、アプリケーション情報テーブル12aに記憶されたアプリケーションの最終起動日時に関する情報に基づいて、削除候補アプリケーショ
ンが抽出される。実施例2では、削除対象アプリケーションと最終起動日時が近い(最終起動日時から所定時間以内である)ことが、削除候補アプリケーションを抽出するための削除候補抽出条件とされている。
図9(a)は、実施例2に係る削除候補抽出処理を示すフローチャートである。図9(b)は、実施例2に係る削除候補登録テーブル12bの例を示す図である。
図9(a)を参照して、削除制御部31は、アプリケーション情報テーブル12aからインストール済みアプリケーションの名前と最終起動日時に関する情報を読み込む(S201)。削除制御部31は、タップ操作がなされた削除アイコン106aに対応する削除対象アプリケーションの最終起動日時が、読み込んだインストール済みアプリケーションの最終起動日時から所定時間以内であるか否かを判定する(S211)。たとえば、所定時間は、数分〜数十分程度に設定される。
削除対象アプリケーションの最終起動日時が読み込んだインストール済みアプリケーションの最終起動日時から所定時間以内である場合(S211:YES)、削除制御部31は、このアプリケーションの名前と最終起動日時を削除候補登録テーブル12bに記憶する(S203)。削除対象アプリケーションの最終起動日時が読み込んだインストール済みアプリケーションの最終起動日時から所定時間以内でない場合(S211:NO)、削除制御部31は、処理をS204に進める。
そして、実施例1と同様に、削除制御部31は、処理をS201に戻し、全てのインストール済みアプリケーションに対して、削除候補の抽出処理を実行する(S201〜S204)。
たとえば、図3(a)に示すアプリケーション情報テーブル12aにおいて、削除対象アプリケーションが“F”である場合、最終起動日時が近い“A”と“K”と“J”のアプリケーションが図9(b)に示す削除候補登録テーブル12bに登録される。
以上、実施例2によれば、削除対象アプリケーションの最終起動日時に基づいて、削除候補アプリケーションが抽出される。したがって、削除対象アプリケーションに関連して利用されるインストール済みアプリケーションが削除候補に抽出される。たとえば、カメラのアプリケーション“F”と一緒に利用されやすい画像閲覧のアプリケーション“J”も削除候補として抽出される。これにより、ユーザは、削除対象アプリケーションに関連するアプリケーションを一括して削除することができる。
なお、実施例2では、削除対象アプリケーションの最終起動日時とインストール済みアプリケーションの最終起動日時とを比較することにより、削除候補アプリケーションが抽出されたが、これに限られるものではない。たとえば、アプリケーションの最終起動日時の比較だけではなく、過去所定回数の起動日時の統計に基づいて、削除候補アプリケーションが抽出されても良い。こうすると、最終起動日時のほか、所定回数分の起動日時を記憶しておく必要があるため、記憶部12に必要な容量が増大するものの、削除候補抽出の精度を向上させることができる。
<実施例3>
実施例3では、アプリケーション情報テーブル12aに記憶されたアプリケーションの取得元に関する情報に基づいて、削除候補アプリケーションが抽出される。実施例3では、削除対象アプリケーションと同一の取得元であることが、削除候補アプリケーションを抽出するための削除候補抽出条件とされている。
図10(a)は、実施例3に係る削除候補抽出処理を示すフローチャートである。図10(b)は、実施例3に係る削除候補登録テーブル12bの例を示す図である。
図10(a)を参照して、削除制御部31は、アプリケーション情報テーブル12aからインストール済みアプリケーションの名前とアプリケーションの取得元に関する情報を読み込む(S201)。アプリケーションの取得元に関する情報は、たとえば、アプリケーションをダウンロードしたURLである。削除制御部31は、タップ操作がなされた削除アイコン106aに対応する削除対象アプリケーションの取得元と、読み込んだインストール済みアプリケーションの取得元とが同一であるか否かを判定する(S221)。
削除対象アプリケーションの取得元が読み込んだインストール済みアプリケーションの取得元と同一である場合(S221:YES)、削除制御部31は、このアプリケーションの名前と取得元を削除候補登録テーブル12bに記憶する(S203)。削除対象アプリケーションの取得元が読み込んだインストール済みアプリケーションの取得元と同一でない場合(S221:NO)、削除制御部31は、処理をS204に進める。
そして、実施例1と同様に、削除制御部31は、処理をS201に戻し、全てのインストール済みアプリケーションに対して、削除候補の抽出処理を実行する(S201〜S204)。
たとえば、図3(a)に示すアプリケーション情報テーブル12aにおいて、削除対象アプリケーションが“F”である場合、取得元が同一である“A”と“D”のアプリケーションが図10(b)に示す削除候補登録テーブル12bに登録される。
以上、実施例3によれば、削除対象アプリケーションの取得元に基づいて、削除候補アプリケーションが抽出される。したがって、削除対象アプリケーションに関連していると想定される取得元が同一のインストール済みアプリケーションが削除候補に抽出される。たとえば、カメラのアプリケーション“F”と同一の取得元から取得された画像編集のアプリケーション“D”が削除候補として抽出される。これにより、ユーザは、削除対象アプリケーションに関連する取得元が同一のアプリケーションを一括して削除することができる。
なお、実施例3では、取得元が完全一致したアプリケーションが削除候補として抽出された。しかしながら、URL等の取得元を特定する情報の一部分が異なるような、削除対象アプリケーションの取得元と関連性の高い取得元のアプリケーションが削除候補として抽出されても良い。たとえば、図3(a)に示すアプリケーション情報テーブル12aにおいて、削除対象アプリケーションが“F”である場合、取得元を特定する情報の一部分が同一である“J”のアプリケーションが削除候補登録テーブル12bに登録されることとしても良い。こうすると、より多くの削除候補を抽出することができる。
<実施例4>
実施例4では、アプリケーション情報テーブル12aに記憶されたアプリケーションの作成元に関する情報に基づいて、削除候補アプリケーションが抽出される。実施例4では、削除対象アプリケーションと同一の作成元であることが、削除候補アプリケーションを抽出するための削除候補抽出条件とされている。
図11(a)は、実施例4に係る削除候補抽出処理を示すフローチャートである。図11(b)は、実施例4に係る削除候補登録テーブル12bの例を示す図である。
図11(a)を参照して、削除制御部31は、アプリケーション情報テーブル12aか
らインストール済みアプリケーションの名前とアプリケーションの作成元に関する情報を読み込む(S201)。アプリケーションの作成元に関する情報は、たとえば、アプリケーションの作成者の名前、会社名等である。削除制御部31は、タップ操作がなされた削除アイコン106aに対応する削除対象アプリケーションの作成元と、読み込んだインストール済みアプリケーションの作成元とが同一であるか否かを判定する(S231)。
削除対象アプリケーションの作成元が読み込んだインストール済みアプリケーションの作成元と同一である場合(S231:YES)、削除制御部31は、このアプリケーションの名前と作成元を削除候補登録テーブル12bに記憶する(S203)。削除対象アプリケーションの作成元が読み込んだインストール済みアプリケーションの作成元と同一でない場合(S231:NO)、削除制御部31は、処理をS204に進める。
そして、実施例1と同様に、削除制御部31は、処理をS201に戻し、全てのインストール済みアプリケーションに対して、削除候補の抽出処理を実行する(S201〜S204)。
たとえば、図3(a)に示すアプリケーション情報テーブル12aにおいて、削除対象アプリケーションが“F”である場合、作成元が同一である“J”のアプリケーションが図11(b)に示す削除候補登録テーブル12bに登録される。
以上、実施例4によれば、削除対象アプリケーションの作成元に基づいて、削除候補アプリケーションが抽出される。したがって、削除対象アプリケーションに関連している想定される作成元が同一のインストール済みアプリケーションが削除候補に抽出される。たとえば、カメラのアプリケーション“F”と同一の作成元の画像閲覧のアプリケーション“J”が削除候補として抽出される。これにより、ユーザは、削除対象アプリケーションに関連する作成元が同一のアプリケーションを一括して削除することができる。
なお、実施例4では、作成元が完全一致したアプリケーションが削除候補として抽出された。しかしながら、複数人の作成元のうち一人の作成元が一致するような、削除対象アプリケーションの作成元と関連性の高い作成元のアプリケーションが削除候補として抽出されても良い。また、作成元に所属会社と作成者の情報が含まれるような場合は、所属会社のみが一致する作成元のアプリケーションが削除候補として抽出されても良い。
また、上記実施例1〜4の削除候補抽出ルールは、適宜組み合わせられても良い。たとえば、実施例2と実施例3を組み合わせて、削除対象アプリケーションと最終起動時間が近く、且つ、取得元が同一であるアプリケーションを削除候補アプリケーションとして抽出するようにしても良い。このように、複数の条件のうち、すべての条件を満たしたアプリケーションを削除候補とするようにすれば、より関連性の高い削除候補のみを抽出することができ、ユーザによる削除要否の判断の負荷を軽減することができる。
また、たとえば、実施例3と実施例4を組み合わせて、取得元または作成元が同一であるアプリケーションを削除候補アプリケーションとして抽出するようにしても良い。このように、複数の条件のうち、いずれかの条件を満たしたアプリーションを削除候補とするようにすれば、より多くの削除候補を抽出することができる。
さらに、上記実施例1〜4の削除候補抽出ルールは、アプリケーション情報テーブル12aの情報に基づく種々のルールに変更され得る。たとえば、インストール日時が所定時間内であるインストール済みアプリケーションが、削除候補アプリケーションとして抽出されても良い。
<変更例1>
上記実施例1〜4では、図4(b)に示すように、起動用アイコン106に付された削除用アイコン106aに対してタップ操作がなされることにより、起動用アイコン106に対応づけられたアプリケーションが削除される形態が示された。変更例1では、アプリケーションの起動用アイコン107を削除領域に移動させることによって、アプリケーションの起動用アイコン107のみが削除され、起動用アイコン107に対応づけられたアプリケーションは削除されない。
図12(a)、図12(b)は、変更例1に係るホーム画面を示す図である。
図12(a)に示すように、ディスプレイ3に表示されるホーム画面には、電話、電子メールなど、各種のアプリケーションに対応する起動用アイコン107が配列される。
起動用アイコン107に対して、ロングタップ操作がなされると、図12(b)に示すように、ウィンドウ領域RWの上部が削除領域RDとして割り当てられる。起動用アイコン107に対してドラッグ操作を行い、削除領域RDに位置付けることにより、起動用アイコン107が削除される。なお、起動用アイコン107を削除しても、起動用アイコン107に対応づけられたアプリケーションは削除されない。
変更例1の携帯電話機1は、ユーザが削除しようとする起動用アイコン107に対応するアプリケーションに関連する複数のアプリケーションの起動用アイコン107を簡易な操作で一括して削除するためのアプリケーションを備える。変更例1では、ユーザが削除領域RWに移動させた起動用アイコン107を「削除対象アイコン」と称する。変更例1では、削除対象アイコンに対応づけられたアプリケーションに関連するアプリケーションの起動用アイコン107が「削除候補アイコン」として抽出される。
変更例1では、削除制御部31は、削除対象アイコンと削除候補アイコンを一括して削除する。以下、削除対象アイコンおよび削除候補アイコンの削除に係る制御処理を「アイコン削除処理」と称する。
図13は、変更例1に係るアイコン削除処理を示すフローチャートである。
図13を参照して、削除制御部31は、起動用アイコン107に対してロングタップ操作がなされたか否かを判定する(S301)。起動用アイコン107に対してロングタップ操作がなされていない場合(S301:NO)、削除制御部31は、起動用アイコン107に対するロングタップ操作の有無の判定処理を繰り返す。起動用アイコン107に対してロングタップ操作がなされた場合(S301:YES)、削除制御部31は、起動用アイコン107に対してドラッグ操作がなされたか否かを判定する(S302)。
起動用アイコン107に対してドラッグ操作がなされていない場合(S302;NO)、削除制御部31は、起動用アイコン107に対するドラッグ操作の有無の判定処理を繰り返す。起動用アイコン107に対するドラッグ操作がなされた場合(S302:YES)、起動用アイコン107に対してなされたドラッグ操作が削除領域RDに対するドラッグ操作であるか否かを判定する(S303)。
削除領域RDに対するドラッグ操作でない場合(S303:NO)、削除制御部31は、指が離されたウィンドウ領域RWの位置に起動用アイコン107を移動させる(S304)。そして、削除制御部31は、アイコン削除処理を終了する。処理が終了すると再度、アイコン削除処理が実行され、起動用アイコン107に対するロングタップ操作の有無の判定処理(S301)が実行される。
削除領域RDに対するドラッグ操作である場合(S302:YES)、削除制御部31は、上記実施例1〜4と略同様にして、削除候補抽出処理を実行する(S305)。なお、変更例1における削除候補抽出処理では、削除対象アイコンに対応づけられたアプリケーションに関連するアプリケーションの起動用アイコン107が削除候補アイコンとして抽出される。そして、削除制御部31は、図14に示すように、削除確認ウィンドウ301と、削除候補選択ウィンドウ302と、削除候補サムネイルウィンドウ303をディスプレイ3に表示させる(S306〜S308)。
図14は、アイコン削除画面の表示例を示す図である。
図14を参照して、アイコン削除画面は、上記実施例1〜4のアプリケーション削除画面と略同様の画面構成である。削除確認ウィンドウ301には、削除対象アイコンを削除するか否かを確認するメッセージと、OKアイコン301cと、キャンセルアイコン301dが含まれる。
なお、図14の例では、削除候補抽出処理において、複数の削除候補抽出条件に基づいて複数の削除候補アイコンが抽出されたため、複数の抽出理由メッセージ302cが表示されている。
図13に戻り、削除制御部31は、削除候補チェックボックス302bに対してタップ操作がなされたか否かを判定する(S309)。削除候補チェックボックス302bに対してタップ操作がなされると(S309:YES)、削除制御部31は、削除候補チェックボックス302bのチェック状態を変更する(S310)。削除候補チェックボックス302bに対してタップ操作がなされていない場合(S309:NO)、削除制御部31は、処理をS311に進める。
削除制御部31は、削除確認ウィンドウ301のOKアイコン301cに対してタップ操作がなされたか否かを判定する(S311)。OKアイコン301cに対してタップ操作がなされていない場合(S311:NO)、削除制御部31は、削除確認ウィンドウ301のキャンセルアイコン301dに対してタップ操作がなされたか否かを判定する(S312)。キャンセルアイコン301dに対してタップ操作がなされていない場合(S312:NO)、削除制御部31は、処理をS309に戻し、削除候補選択ウィンドウ302の削除候補チェックボックス302b、削除確認ウィンドウのOKアイコン301c、キャンセルアイコン301dに対するタップ操作の有無の判定処理を繰り返す(S309〜S312)。キャンセルアイコン301bに対してタップ操作がなされると(S312:YES)、削除制御部31は、アイコン削除処理を終了する。処理が終了すると再度、アイコン削除処理が実行され、起動用アイコン107に対するロングタップ操作の有無の判定処理(S301)が実行される。
OKアイコン301cに対してタップ操作がなされると(S311:YES)、削除制御部31は、削除対象アイコンを削除する(S312)。なお、変更例1では、削除対象アイコンに対応するアプリケーションのプログラムと設定ファイル等は削除されず、ホーム画面上の起動用アイコン107のみが削除される。
削除制御部31は、いずれかの削除候補チェックボックス302bがチェック状態であるか否かを判定する(S314)。いずれかの削除候補チェックボックス302bがチェック状態の場合(S314:YES)、削除制御部31は、チェック状態の削除候補アイコンを削除する(S315)。すべての削除候補チェックボックス302bがチェック状態でない場合(S314:NO)、削除制御部31は、アイコン削除処理を終了する。処
理が終了すると再度、アイコン削除処理が実行され、起動用アイコン107に対するロングタップ操作の有無の判定処理(S301)が実行される。
以上、変更例1によれば、削除制御部31により、削除対象アイコンに対応するアプリケーションに関連するアプリケーションの削除候補アイコンが抽出され、削除対象アイコンの削除後に削除候補アイコンが自動で削除される。したがって、ユーザは、複数の起動用アイコン107を簡易な操作で削除することができる。これにより、単純な削除操作の繰り返しが抑制され、起動用アイコン107の誤削除を防ぐことができる。
<変更例2>
上記実施例1〜4では、図4(b)に示すように、起動用アイコン106に付された削除用アイコン106aに対してタップ操作がなされることによりアプリケーションが削除される形態が示された。変更例2では、アプリケーション設定画面に対する操作によりアプリケーションが削除される。
図15(a)は、変更例2に係るホーム画面を示す図である。図15(b)は、変更例2に係るアプリケーション設定画面を示す図である。
図15(a)に示すホーム画面において、設定キー105aに対してタップ操作がなされると、メニュー選択画面が表示される。メニュー選択画面において、アプリケーション設定の項目が選択されると、図15(b)に示すように、アプリケーション設定画面が表示される。
アプリケーション設定画面には、アプリケーションの各種情報と、アンインストールアイコン108等が配される。アプリケーションの各種情報は、アプリケーション情報テーブル12aに記憶された内容を含む。アプリケーション設定画面には、これらの情報に基づき、記憶部12の容量等が表示される。
図16は、変更例2に係るアプリケーション削除処理を示すフローチャートである。
図16を参照して、削除制御部31は、図15(b)に示すアプリケーション設定画面が表示されたか否かを判定する(S401)。具体的には、ホーム画面等において設定キー105aに対してタップ操作がなされることにより表示されたメニュー選択画面において、アプリケーション設定の項目が選択されたか否かを判定する。アプリケーション設定画面が表示されていない場合(S401:NO)、削除制御部31は、アプリケーション設定画面の表示有無の判定処理を繰り返す。アプリケーション設定画面が表示されると(S401:YES)、削除制御部31は、タップ操作がなされたか否かを判定する(S402)。
タップ操作がなされていない場合(S402)、削除制御部31は、タップ操作の有無の判定処理を繰り返す。タップ操作がなされた場合(S402:YES)、削除制御部31は、なされたタップ操がアンインストールアイコン108に対するタップ操作であるか否かを判定する(S403)。
アンインストールアイコン108に対するタップ操作でない場合(S403:NO)、削除制御部31は、アプリケーション削除処理を終了する。アンインストールアイコン108に対するタップ操作である場合(S403:YES)、削除制御部31は、上記実施例1と同様に削除候補抽出処理を実行し(S104)、削除候補選択に係る各ウィンドウを表示する(S105〜S107)。
図17は、変更例2に係るアプリケーション削除画面の表示例を示す図である。
上記実施例1〜4と同様に、アプリケーション削除画面には、削除確認ウィンドウ301と、削除候補選択ウィンドウ302と、削除候補サムネイルウィンドウ303が含まれる。削除確認ウィンドウ301には、OKアイコン301eと、キャンセルアイコン301fが含まれる。
図16に戻り、削除制御部31は、上記実施例1と同様に、アプリケーション削除画面に対する操作に従って、削除対象アプリケーションおよび削除候補アプリケーションの削除に係る処理を実行する(S105〜S114)。なお、変更例2では、削除アイコン301aの判定処理(S110)が、OKアイコン301eに対する判定処理に置き換えられている(S404)。
以上、変更例2によれば、上記実施例1と略同様の効果が奏される。
なお、実施例1〜4と変更例1の両方の削除形態が同時に採用されていても良い。または、実施例1〜4と変更例2の両方の削除形態が同時に採用されていても良い。さらには、実施例1〜4と変更例1および変更例2の削除形態が同時に採用されても良い。このようにすれば、ユーザがどのような削除手段によってアプリケーションまたは起動用アイコン107を削除しようと場合であっても、アプリケーション自身または起動用アイコン107の削除候補となるアプリケーションを提示することができる。
<変更例3>
上記実施例1〜4および変更例2では、削除対象アプリケーションの削除処理の前に、アプリケーション削除画面に削除候補選択ウィンドウ302が表示された。変更例3では、削除対象アプリケーションの削除の後に削除候補選択ウィンドウ302が表示される。また、変更例3の場合、削除対象アプリケーションの削除後、所定時間が経過すると、削除候補選択ウィンドウ302が自動的に非表示にされる。
図18は、変更例3に係るアプリケーション削除処理を示すフローチャートである。図18のフローチャートは、図5に示す実施例1に係るフローチャートのS104、S106〜109の処理およびS113〜S114の処理が削除され、S121の処理が追加されている。
ホーム画面における削除アイコン106aに対してタップ操作がなされると(S103:YES)、削除制御部31は、削除候補抽出処理は行わず、削除確認ウィンドウ301を表示させる(S105)。そして、削除制御部31は、削除確認ウィンドウ301における削除アイコン301aに対してタップ操作がなされるか否かを判定する(S110)。削除アイコン301aに対して、タップ操作がなされると(S110:YES)、削除制御部31は、削除対象アプリケーションを削除し(S112)、図19に示す削除候補選択処理を実行する(S121)。
図19は、変更例3に係る削除候補選択処理を示すフローチャートである。
図19を参照して、削除制御部31は、上記実施例1と同様にして削除候補抽出処理を実行し(S501)、削除制御部31は、図20に示すように、削除候補ウィンドウ302と、削除候補サムネイルウィンドウ303をディスプレイ3に表示させる(S502、S503)。
図20は、変更例3に係るアプリケーション削除画面の表示例を示す図である。
図20を参照して、アプリケーション削除画面には、削除確認ウィンドウ301と、削除候補選択ウィンドウ302と、削除候補サムネイルウィンドウ303が含まれる。削除確認ウィンドウ301には、削除対象アプリケーションを削除した旨のメッセージおよび削除候補アプリケーションを削除するか否かを確認するメッセージと、削除アイコン301gと、キャンセルアイコン301hが含まれる。
図19に戻り、削除制御部31は、削除候補チェックボックス302bに対してタップ操作がなされたか否かを判定する(S504)。削除候補チェックボックス302bに対してタップ操作がなされると(S504:YES)、削除制御部31は、削除候補チェックボックス302bのチェック状態を変更する(S505)。削除候補チェックボックス302bに対してタップ操作がなされていない場合(S504:NO)、削除制御部31は、処理をS506に進める。
削除制御部31は、削除確認ウィンドウ301の削除アイコン301gに対してタップ操作がなされたか否かを判定する(S506)。削除アイコン301gに対してタップ操作がなされていない場合(S506:NO)、削除制御部31は、削除確認ウィンドウ301のキャンセルアイコン301hに対してタップ操作がなされたか否かを判定する(S507)。キャンセルアイコン301hに対してタップ操作がなされていない場合(S507:NO)、削除制御部31は、削除確認ウィンドウ301が表示されてから所定時間が経過したか否かを判定する(S508)。
削除確認ウィンドウ301が表示されてから所定時間が経過していない場合(S508:NO)、削除制御部31は、処理をS504に戻し、各アイコン等に対するタップ操作の有無の判定処理を繰り返す(S504〜S507)。削除アイコン301gに対してタップ操作がなされずに所定時間が経過すると(S508:YES)、または、キャンセルアイコン301hに対してタップ操作がなされると(S507:YES)、削除制御部31は、削除確認ウィンドウ301、削除候補選択ウィンドウ302および削除候補サムネイルウィンドウ303を非表示にし(S511〜S513)、削除候補選択削除処理を終了する。
削除アイコン301gに対してタップ操作がなされると(S506:YES)、削除制御部31は、いずれかの削除候補チェックボックス302bがチェック状態であるか否かを判定する(S509)。いずれかの削除候補チェックボックス302bがチェック状態の場合(S509:YES)、削除制御部31は、チェック状態の削除候補アプリケーションを削除する(S510)。すべての削除候補チェックボックス302bがチェック状態でない場合(S509:NO)、削除制御部31は、削除確認ウィンドウ301、削除候補選択ウィンドウ302および削除候補サムネイルウィンドウ303を非表示にし(S511〜S513)、削除候補選択処理を終了する。
以上、変更例3によれば、上記実施例1と略同様の効果が奏される。
また、変更例3によれば、削除候補選択ウィンドウ302が、削除候補選択ウィンドウ302の表示後、所定時間が経過すると、自動的に削除候補選択ウィンドウ302等が非表示にされるため、削除候補アプリケーションの削除が不要な場合でもユーザは削除候補選択ウィンドウ302等を閉じる操作を行わなくてよく、ユーザの手間が軽減される。
<その他>
以上、本発明の実施の形態および変更例について説明したが、本発明は、上記実施の形態等によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施の形態も、上記以外に種
々の変更が可能である。
たとえば、上記実施例1〜4および変更例3では、起動用アイコン106に対応づけられたアプリケーションおよび起動アイコン107を削除する形態が示されたが、ウィジェット等を削除する形態に、本発明が適用されても良い。なお、ウィジェットとは、アプリケーションの一部の機能を実行した結果をホーム画面上に表示させる表示オブジェクトである(たとえば、カレンダー、天気予報等)。
この場合、まず、ホーム画面に配された複数のウィジェットのうち、削除対象とするウィジェットが選択される。選択したウィジェットに対応するアプリケーションに関連するアプリケーションのウィジェットが抽出され、選択したウィジェットと抽出されたウィジェットが一括して削除される。このようにすれば、ユーザは、複数のウィジェットを簡易な操作で削除することができる。
また、上記実施例1〜4および変更例1〜3における画面表示は、一例であり、これに限られるものではない。たとえば、削除確認ウィンドウ301、削除候補選択ウィンドウ302、削除候補サムネイルウィンドウ303は、個別のウィンドウ領域に表示されるのではなく、ディスプレイ3のウィンドウ領域RWの全面にこれらウィンドウ301〜303と同じ機能の確認画面が表示されても良い。また、抽出理由メッセージ302cも任意に変更することができる。
また、上記実施例1〜4および変更例1〜3では、削除確認ウィンドウ301、削除候補選択ウィンドウ302等が表示されたが、これらウィンドウ301〜303の表示が省略され、削除対象アプリケーションが削除されると、自動で全ての削除候補アプリケーションが削除されても良い。
また、上記実施の形態では、削除対象のアプリケーションは、携帯電話機1の記憶部12に記憶されたが、外部記憶媒体や携帯電話機1と通信可能な携帯電話機1以外の電子機器(たとえば、パーソナルコンピュータ、サーバ等)の記憶部に記憶されても良い。さらに、上記実施の形態では、削除候補アプリケーションを抽出するためのアプリケーション情報テーブル12a、削除候補登録テーブル12bは、携帯電話機1の記憶部12に記憶されたが、外部記憶媒体や携帯電話機1と通信可能な携帯電話機1以外の電子機器(たとえば、パーソナルコンピュータ、サーバ等)の記憶部に記憶されても良い。
本発明は、携帯電話機に限られず、パーソナルコンピュータ、PDA(PersonalDigital Assistant)、タブレットPC(Tablet PC)、電子書籍端末等の携帯端末装置に適用可能であり、さらに、携帯端末装置に限られず、パーソナルコンピュータ等を含めた各種の電子機器に適用可能である。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 携帯電話機(電子機器)
3 ディスプレイ(表示部)
11 制御部
12 記憶部
12a アプリケーション情報テーブル
31 削除制御部(受付部、抽出部、アプリケーション削除部、オブジェクト削除部)
106 起動用アイコン(第1のオブジェクト、第2のオブジェクト)
107 起動用アイコン(第1のオブジェクト、第2のオブジェクト)

Claims (15)

  1. アプリケーションに関する情報が記憶される記憶部と、
    前記アプリケーションの中から削除対象となる第1のアプリケーションの選択を受け付ける受付部と、
    前記記憶部に記憶されたアプリケーションに関する情報に基づいて、前記アプリケーションの中から、前記第1のアプリケーションに関連する第2のアプリケーションを、削除候補として抽出する抽出部と、
    前記第1のアプリケーションの削除に応じて、前記抽出部により抽出された前記第2のアプリケーションを削除するアプリケーション削除部と、を備え、
    前記アプリケーションに関する情報は、アプリケーションの種類を含み、
    前記抽出部は、アプリケーションの種類に基づいて、前記第2のアプリケーションを削除候補として抽出する、
    ことを特徴とする電子機器。
  2. アプリケーションに関する情報が記憶される記憶部と、
    前記アプリケーションの中から削除対象となる第1のアプリケーションの選択を受け付ける受付部と、
    前記記憶部に記憶されたアプリケーションに関する情報に基づいて、前記アプリケーションの中から、前記第1のアプリケーションに関連する第2のアプリケーションを、削除候補として抽出する抽出部と、
    前記第1のアプリケーションの削除に応じて、前記抽出部により抽出された前記第2のアプリケーションを削除するアプリケーション削除部と、を備え、
    前記アプリケーションに関する情報は、アプリケーションの取得元を含み、
    前記抽出部は、アプリケーションの取得元に基づいて、前記第2のアプリケーションを削除候補として抽出する、
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項に記載の電子機器において、
    前記抽出部は、前記第1のアプリケーションの種類と同一の種類である前記第2のアプリケーションを削除候補として抽出する、
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の電子機器において、
    前記アプリケーションに関する情報は、アプリケーションの起動日時を含み、
    前記抽出部は、アプリケーションの起動日時に基づいて、前記第2のアプリケーションを削除候補として抽出する、
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4に記載の電子機器において、
    前記抽出部は、前記第1のアプリケーションが最後に起動された日時から所定の時間内に起動された前記第2のアプリケーションを削除候補として抽出する、
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1または3に記載の電子機器において、
    前記アプリケーションに関する情報は、アプリケーションの取得元を含み、
    前記抽出部は、アプリケーションの取得元に基づいて、前記第2のアプリケーションを削除候補として抽出する、
    ことを特徴とする電子機器。
  7. 請求項6に記載の電子機器において、
    前記抽出部は、前記第1のアプリケーションの取得元と同一の取得元である前記第2のアプリケーションを削除候補として抽出する、
    ことを特徴とする電子機器。
  8. 請求項1ないし7の何れか一項に記載の電子機器において、
    前記アプリケーションに関する情報は、アプリケーションの作成元を含み、
    前記抽出部は、アプリケーションの作成元に基づいて、第2のアプリケーションを削除候補として抽出する、
    ことを特徴とする電子機器。
  9. 請求項8に記載の電子機器において、
    前記抽出部は、前記第1のアプリケーションの作成元と同一の作成元である前記第2のアプリケーションを削除候補として抽出する、
    ことを特徴とする電子機器。
  10. 請求項1ないし9の何れか一項に記載の電子機器において、
    表示部と、
    前記表示部に、前記第1のアプリケーションを起動するために操作される第1のオブジェクトと、前記第2のアプリケーションを起動するために操作される第2のオブジェクトを含む操作画面を表示させる表示制御部と、
    前記アプリケーション削除部による前記第1アプリケーションおよび前記第2アプリケーションの削除に伴い、前記第1のオブジェクトのおよび前記第2のオブジェクトを削除するオブジェクト削除部と、をさらに備える、
    ことを特徴とする電子機器。
  11. 請求項10に記載の電子機器において、
    前記表示制御部は、ユーザに前記第2のアプリケーションを削除するか否かを選択させる選択画面を前記表示部に表示させ、
    前記アプリケーション削除部は、前記選択画面に対する操作内容に応じて、削除候補として抽出された前記第2のアプリケーションを削除する、
    ことを特徴とする電子機器。
  12. 請求項11に記載の電子機器において、
    前記表示制御部は、前記選択画面に、前記操作画面における前記第2のオブジェクトの表示位置を示す情報を表示させる、
    ことを特徴とする電子機器。
  13. 請求項11または12に記載の電子機器において、
    前記表示制御部は、前記アプリケーション削除部が前記第1のアプリケーションを削除する前に、前記選択画面を表示させる、
    ことを特徴とする電子機器。
  14. アプリケーションに関する情報としてアプリケーションの種類が記憶される記憶部を備える電子機器のコンピュータに、
    前記アプリケーションの中から削除対象となる第1のアプリケーションの選択を受け付ける機能と、
    前記アプリケーションの種類に基づいて、前記アプリケーションの中から、前記第1のアプリケーションに関連する第2のアプリケーションを、削除候補として抽出する機能と、
    前記第1のアプリケーションの削除に応じて、抽出された前記第2のアプリケーションを削除する機能と、を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  15. アプリケーションに関する情報としてアプリケーションの種類が記憶される記憶部を備える電子機器の制御方法であって、
    前記アプリケーションの中からの削除対象となる第1のアプリケーションの選択を受け付けるステップと、
    前記アプリケーションの種類に基づいて、前記アプリケーションの中から、前記第1のアプリケーションに関連する第2のアプリケーションを、削除候補として抽出するステップと、
    前記第1のアプリケーションの削除に応じて、抽出された前記第2のアプリケーションを削除するステップと、を含む、
    ことを特徴とする制御方法
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