JP6223235B2 - ケーブル撤去装置、ケーブル撤去方法、管体敷設方法及びケーブル敷設方法 - Google Patents

ケーブル撤去装置、ケーブル撤去方法、管体敷設方法及びケーブル敷設方法 Download PDF

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Description

本発明は、ケーブル撤去装置、ケーブル撤去方法、管体敷設方法及びケーブル敷設方法に関するものである。
従来、電力ケーブル、通信ケーブル等のケーブルを地中に敷設する場合、地上の道路をトラック等が通過したときに大きな荷重を受けて破損したり、土木工事が行われる際に掘削機等によって破損したりしないように、ケーブルは、コンクリート製のトラフ内に収容されるようになっている。
該トラフは、上方が開放された「U」字状の形状を有するブロック本体、及び該ブロック本体の上方の開放部分を覆う蓋部材を備える。ケーブルを地中に敷設するに当たり、ケーブルを敷設する経路に沿って地面が所定の深さで開削されて溝が形成され、溝内にブロック本体が並べて配設され、続いて、ブロック本体内にケーブルが延在させられた後、蓋部材がブロック本体上に載置される。なお、ブロック本体内には、トラフが破損しても、トラフ上の土砂がトラフ内に進入して道路が陥没することがないように、ケーブルを包囲するように砂が充填される(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、ケーブルは、老朽化したり、何らかの原因で破損したりすると、撤去されたり、新しいケーブルと交換されたりする。その場合、作業者は、地面を開削し、蓋部材をブロック本体上から除去し、ブロック本体内の砂を除去してケーブルを撤去するか、又はケーブルを撤去した後、新しいケーブルを敷設する。
特開2011−61997号公報
しかしながら、前記従来のケーブルの撤去方法においては、ケーブルが敷設された経路に沿って地面を開削し、蓋部材をブロック本体上から除去し、ブロック本体内の砂を除去した後にケーブルを撤去する必要があるので、作業が煩わしい。また、開削に伴って生じる残土等を処理する必要があるので、工事費が高くなってしまう。さらに、ケーブルを撤去したり、交換したりした後に、地面を埋め戻す必要があるので、作業時間が長くなるだけでなく、道路に沿って地面を開削する場合には交通渋滞を引き起こしてしまう。
しかも、内部に油等の絶縁材料が充填されたケーブルを撤去する際に、外力が加わってケーブルが破損すると、絶縁材料が漏れ出すことがあり、その場合、環境を汚染してしまう。
本発明は、前記従来のケーブルの撤去方法の問題点を解決して、工事費を低くし、かつ、作業時間を短くすることができ、交通渋滞を引き起こすことがないだけでなく、ケーブルが破損するのを防止することができるケーブル撤去装置、ケーブル撤去方法、管体敷設方法及びケーブル敷設方法を提供することを目的とする。
本発明のケーブルの撤去装置は、トラフ内に収容された状態で地中に敷設されたケーブルを撤去するために使用される。
そして、所定の長さを有し、前端に、前記ケーブルの一端を取り込むための開口を備えた管体と、該管体を前進させ、前記ケーブルを包囲した状態でトラフ内に押し込むためのケーブル搬送装置と、前記管体の後端に接続され、トラフ内においてケーブルの周囲に充填された充填材を管体内に取り込み、管体外に排出する充填材排出装置とを有する。
本発明によれば、ケーブルの撤去装置は、トラフ内に収容された状態で地中に敷設されたケーブルを撤去するために使用される。
そして、所定の長さを有し、前端に、前記ケーブルの一端を取り込むための開口を備えた管体と、該管体を前進させ、前記ケーブルを包囲した状態でトラフ内に押し込むためのケーブル搬送装置と、前記管体の後端に接続され、トラフ内においてケーブルの周囲に充填された充填材を管体内に取り込み、管体外に排出する充填材排出装置とを有する。
この場合、管体が前進させられて、トラフ内に押し込まれ、トラフ内においてケーブルの周囲に充填された充填材が管体内に取り込まれ、管体外に排出されるので、ケーブルの周囲の充填材が除去された状態にすることができる。
したがって、ケーブルが敷設された経路に沿って地面を開削し、蓋部材をブロック本体上から除去して、ブロック本体内の砂を除去した後、ケーブルを撤去する必要がないので、作業を簡素化することができる。また、開削に伴って生じる残土等を処理する必要がないので、工事費を低くすることができる。しかも、ケーブルを撤去したり、交換したりした後に、地面を埋め戻す必要がないので、作業時間を短くすることができるだけでなく、道路に沿って作業を行う場合でも交通渋滞を引き起こすことがない。
さらに、ケーブルを新しいケーブルと交換する際に、撤去するケーブルと新しいケーブルとを連結し、撤去するケーブルを管体から引き出すだけで、新しいケーブルを敷設することができる。したがって、ケーブルを交換するための工事費を低くすることができる。
そして、ケーブルに外力が加わることがないので、ケーブルが破損するのを防止することができる。したがって、内部に油等の絶縁材料が充填されたケーブルを撤去する際にケーブルが破損して環境を汚染することがない。
本発明の第1の実施の形態におけるケーブル撤去装置を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態におけるケーブルの敷設状態を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態におけるトラフの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるトラフの断面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるアタッチメントを示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるケーブル撤去方法を説明するための第1の概念図である。 本発明の第1の実施の形態におけるケーブル撤去方法を説明するための第2の概念図である。 本発明の第1の実施の形態におけるケーブル撤去方法を説明するための第3の概念図である。 本発明の第1の実施の形態におけるケーブル撤去方法を説明するための第4の概念図である。 本発明の第1の実施の形態におけるケーブル撤去方法を説明するための第5の概念図である。 本発明の第1の実施の形態におけるケーブル撤去方法を説明するための第6の概念図である。 本発明の第2の実施の形態における管体の要部斜視図である。 本発明の第3の実施の形態におけるアタッチメントの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態におけるケーブルの敷設状態を示す概念図、図3は本発明の第1の実施の形態におけるトラフの斜視図、図4は本発明の第1の実施の形態におけるトラフの断面図である。
図において、11は地面、12は該地面11に形成された道路、Tri(i=1、2、…、n)はコンクリート製のトラフ、15は該トラフTri内に延在させて収容された状態で地中に敷設された、電力ケーブル、通信ケーブル等のケーブル、16はトラフTri内においてケーブル15の周囲に充填された充填材としての砂である。前記各トラフTriは、それぞれ1〜2〔m〕の長さを有し、互いに隣接させて地中に埋設され、トラフ列17を形成する。
前記トラフTriは、上方が開放された「U」字状の形状を有するブロック本体18、及び板状の形状を有し、前記ブロック本体18の上端の開口Mtを覆う蓋部材19を備える。前記ブロック本体18は、水平方向に延びる底壁部21、及び該底壁部21の両縁から互いに平行に立ち上げて形成された側壁部22、23を備え、各側壁部22、23の上端の内側には、係止部25、26が形成される。
また、蓋部材19は、両縁の下部に前記係止部25、26と係止させられる被係止部28、29を備え、該被係止部28、29と前記係止部25、26とを係止させることによって、前記ブロック本体18によって保持され、前記開口Mtを閉鎖し、ブロック本体18と蓋部材19との間にケーブル15を収容するケーブル収容空間Caが形成される。なお、蓋部材19がブロック本体18によって保持された状態で、側壁部22、23の上端と蓋部材19の頂面とが面一にされ、トラフTriの頂壁部が平坦にされる。本実施の形態においては、一つのブロック本体18に対して一つの蓋部材19が配設されるようになっているが、一つのブロック本体18に対して複数の蓋部材19を配設することができる。
なお、前記トラフTriの、地面11からトラフTriまでの距離、すなわち、埋設深さは、道路12の直下における、車両等の大きな荷重を受ける領域等においては、例えば、1.2〔m〕にされ、他の領域においては、例えば、0.6〔m〕にされる。
また、前記ケーブル15には、一つの線から成る単心ケーブル、複数の線をより合わせることによって形成された二心ケーブル、三心ケーブル等、複数の線をパイプ内に収容したパイプ式ケーブル等があり、ケーブル15は、前記トラフTri内において、充填された砂16によって、周囲が包囲された状態で支持される。
ところで、前記ケーブル15は、老朽化したり、何らかの原因で破損したりすると、撤去されたり、新しいケーブルと交換されたりする。その場合、地面11を開削し、蓋部材19をブロック本体18上から除去し、ブロック本体18内の砂16を除去し、ケーブル15を撤去するか、又はケーブル15を撤去した後、新しいケーブルを敷設しようとすると、撤去又は交換のための作業が煩わしい。また、開削に伴って生じる残土等を処理する必要があるので、工事費が高くなってしまう。しかも、ケーブル15を撤去したり、交換したりした後に、地面11を埋め戻す必要があるので、作業時間が長くなるだけでなく、道路12に沿って地面を開削する場合には交通渋滞を引き起こしてしまう。
そこで、本実施の形態においては、地面を開削することなく、トラフTriを地中に配設したままでケーブル15を撤去したり、交換したりすることができるようになっている。
次に、ケーブル撤去装置について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるケーブル撤去装置を示す概念図、図5は本発明の第1の実施の形態におけるアタッチメントを示す斜視図である。
図において、15はケーブル、Tr1はトラフ列17(図2)の一方の端部のトラフ、Caはケーブル収容空間、16は砂、31はケーブル15の本体部、すなわち、ケーブル本体、32は該ケーブル本体31の両端に配設された端末、すなわち、ケーブル端末、35はトラフTriが埋設された地中、36は、ケーブル15を撤去又は交換するために形成された立坑である。
また、41は立坑36内に配設されたケーブル撤去装置、45は所定の長さを有し、ステンレス鋼、合成樹脂等から成り、各トラフTri内の砂16を取り込み、排出するための媒体排出管としての管体である。
該管体45は、可撓性を有する管から成る管本体46、及び該管本体46の前端に着脱自在に取り付けられ、管体45を前進させるときに砂16を押し退けるための筒状体から成る、図5に示されるようなアタッチメント61を備え、ケーブル15の長さより所定の量だけ長くされる。なお、前記管本体46の外周面及び内周面は、管体45を前進させる際に管体45とケーブル15及び砂16との間に発生する摩擦力を小さくするために平坦にされる。また、管本体46の許容される最小の曲げ半径は2〔m〕にされる。
前記アタッチメント61は、大径部61a及び小径部61bを備えるとともに、該小径部61bの前端に、ケーブル15を管体45内に取り込むための開口62を備える。そのために、該開口62及び管体45の内径は、ケーブル15の外径より所定量だけ大きくされる。
前記ケーブル撤去装置41は、前記立坑36内に配設され、前記管体45を前進させてトラフTri内に押し込んだり、管体45を後退させてトラフTri内から引き出したりするケーブル搬送装置47、立坑36外に配設され、前記トラフTri内の砂16を管体45内に取り込み、管体45外に排出するための充填材排出装置50、ケーブル撤去装置41の全体の制御を行う制御部59、操作部60等を備える。
前記ケーブル搬送装置47は、管体45を所定の方向から挟持する複数の、本実施の形態においては、左右から挟持する二つの挟持ユニット49、及び管体45を搬送するための搬送用の駆動部としての搬送モータ51を備える。
前記各挟持ユニット49は、前記搬送モータ51と連結され、搬送モータ51を駆動することによって回転させられる図示されない駆動側の回転体(プーリ、スプロケット等)、管体45の搬送方向において前記駆動側の回転体と所定の距離を置いて回転自在に配設された図示されない被駆動側の回転体(プーリ、スプロケット等)、並びに駆動側の回転体及び被駆動側の回転体によって張設された伝動部材53(ベルト、チェーン等)を備える。前記搬送モータ51を正方向に駆動すると、伝動部材53は矢印B、C方向に走行させられ、それにより、管体45は矢印A方向に搬送され、ケーブル収容空間Ca内に押し込まれる。前記搬送モータ51を逆方向に駆動すると、伝動部材53は矢印B、C方向と反対方向に走行させられ、それにより、管体45は矢印A方向と反対に搬送され、ケーブル収容空間Ca内から引き出される。
また、前記充填材排出装置50は、管体45内の空気を吸引し、矢印D方向に排出する吸引装置55、及び真空状態を形成し、吸引装置55を作動させるための吸引用の駆動部としてのポンプ56を備える。
なお、前記立坑36は、ケーブル撤去装置41を設置することができ、かつ、作業者が操作部60を操作することができるように所定の広さにされ、例えば、長さL、幅W及び深さDが
5〔m〕×2.5〔m〕×2.2〔m〕
にされる。
次に、ケーブル撤去方法について説明する。
図6は本発明の第1の実施の形態におけるケーブル撤去方法を説明するための第1の概念図、図7は本発明の第1の実施の形態におけるケーブル撤去方法を説明するための第2の概念図、図8は本発明の第1の実施の形態におけるケーブル撤去方法を説明するための第3の概念図、図9は本発明の第1の実施の形態におけるケーブル撤去方法を説明するための第4の概念図、図10は本発明の第1の実施の形態におけるケーブル撤去方法を説明するための第5の概念図、図11は本発明の第1の実施の形態におけるケーブル撤去方法を説明するための第6の概念図である。
まず、作業者は、撤去又は交換しようとするケーブル15の両端の近傍における2箇所に所定の深さの立坑36、37を形成し、立坑36、37においてトラフ列17の両端のトラフTr1、Trnの開口Kh1、Kh2を露出させる。
次に、図6に示されるように、前記立坑36、37のうちの一方、本実施の形態においては、立坑36の床面にケーブル搬送装置47を設置し、管体45の一端側を立坑36内に導入して、前記アタッチメント61をケーブル15のケーブル端末32に臨ませて、管本体46を各挟持ユニット49間に配設し、伝動部材53によって挟む。なお、管体45の他端側は立坑36外に配設された吸引装置55(図1)に接続される。
続いて、作業者による操作部60の操作に基づいて、制御部59は、搬送モータ51を正方向に駆動するとともにポンプ56を駆動する。これにより、ケーブル搬送装置47における各挟持ユニット49において、前記駆動側の回転体が回転させられ、図7に示されるように、伝動部材53が矢印B、C方向に走行させられ、前記被駆動側の回転体が回転させられ、管体45が矢印A方向に搬送される。
また、前記充填材排出装置50において、真空状態が形成され、吸引装置55が作動させられ、吸引装置55によって管体45内の空気が矢印D方向に吸引されて排出される。これに伴い、管体45の前端の周囲の空気が、矢印E方向に管体45内に吸引される。
そして、管体45は、図8に示されるように、開口62内にケーブル15を導入し、ケーブル15に沿って、かつ、ケーブル15によって案内されて矢印A方向に搬送され、トラフTri内を前進させられる。このとき、管体45内の空気が矢印D方向に吸引されるのに伴って、管体45の前端の周囲の空気及び砂16が、矢印E方向に管体45内に吸引される。管体45内に吸引された空気及び砂16は、管本体46とケーブル15との環状の隙間を流れた後、ケーブル15の端末32の部分を通過し、管本体46内を更に矢印D方向に流れ、吸引装置55によって排出される。
また、管体45の前端の周囲の空気及び砂16が、矢印E方向に管体45内に吸引されるのに伴って、トラフTr1の開口Kh1から立坑36内の空気がケーブル収容空間Ca内に進入し、ケーブル15の外周面の近傍を矢印F方向に流れる。
このようにして、管体45が前進させられるのに伴って、図8及び9に示されるように、管体45の周囲に、管体45を包囲する筒状の空間Scが形成される。
そして、図10に示されるように、管体45の前端が立坑37に到達すると、作業者による操作部60の操作に基づいて、制御部59は、搬送モータ51及びポンプ56の駆動を停止させる。これにより、ケーブル搬送装置47における各挟持ユニット49による管体45の搬送が停止させられ、充填材排出装置50における吸引装置55による空気の吸引が停止させられる。続いて、作業者は、立坑37内において、所定の引抜装置を使用して管体45内のケーブル15を引き抜くことによって撤去する。
管体45からのケーブル15の撤去が終了すると、作業者による操作部60の操作に基づいて、制御部59は搬送モータ51を逆方向に駆動する。これにより、図11に示されるように、ケーブル搬送装置47における各挟持ユニット49において、駆動側の回転体が逆方向に回転させられ、伝動部材53が矢印G、H方向(B、C方向と逆方向)に走行させられ、被駆動側の回転体が逆方向に回転させられ、管体45がI方向(矢印A方向と逆方向)に搬送され、トラフTri内から引き抜かれる。
管体45が撤去された後のトラフTri内には、ケーブル15が配設されていた部分に円柱状の空隙部Sdが形成されるので、該空隙部Sdには、流動化された充填材、本実施の形態においては、流動化処理土が、トラフTr1、Trnの開口Kh1、Kh2の一方、又は両方から充填される。
続いて、作業者は、立坑36からケーブル搬送装置47を撤去し、立坑36、37を埋め戻す。
このように、本実施の形態においては、管体45が前進させられて、トラフTri内に押し込まれ、トラフTri内においてケーブル15の周囲に充填された砂16が管体45内に取り込まれ、管体45外に排出されるので、管体45が立坑37に到達すると、ケーブル15の周囲の砂16が除去された状態になる。
したがって、ケーブル15を撤去する際に、地面を開削し、蓋部材19(図2)をブロック本体18上から除去した後にブロック本体18内の砂を除去する必要がないので、作業を簡素化することができる。また、開削に伴って生じる残土等を処理する必要がないので、工事費を低くすることができる。しかも、ケーブル15を撤去したり、交換したりした後に、地面を埋め戻す必要がないので、作業時間を短くすることができるだけでなく、道路に沿って作業を行う場合でも交通渋滞を引き起こすことがない。
さらに、ケーブル15を新しいケーブルと交換する際に、撤去するケーブル15と新しいケーブルとを連結し、撤去するケーブル15を管体45から引き出すだけで、新しいケーブルを敷設することができる。したがって、ケーブルを交換するための工事費を低くすることができる。
そして、ケーブル15に外力が加わることがないので、ケーブル15が破損するのを防止することができる。したがって、内部に油等の絶縁材料が充填されたケーブル15を撤去する際にケーブル15が破損して環境を汚染することがない。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図12は本発明の第2の実施の形態における管体の要部斜視図である。
図において、145は二重管構造を有する媒体排出管としての管体であり、該管体145は管本体146及びアタッチメント161を備える。
前記管本体146は、外管147、及び該外管147の内側に配設された内管148を備え、外管147と内管148との間に、環状の間隙から成る第1の空気供給部150が形成される。また、前記アタッチメント161は、外筐165、及び該外筐165の内側に配設された内筐166を備え、外筐165と内筐166との間に、環状の間隙から成る第2の空気供給部151が形成される。なお、前記外筐165は、大径部165a及び小径部165bを備える。
そして、管本体146にアタッチメント161が取り付けられた状態で、外管147と外筐165とが連結させられるとともに、内管148と内筐166とが連結されて、第1、第2の空気供給部150、151が連通させられるとともに、内管148の内側の空間と内筐166の内側の空間とが連通させられる。
また、前記アタッチメント161は、前端に、前記内筐166によって形成され、円形の形状を有し、ケーブル15(図1)を取り込むための内側の開口162を備えるとともに、前記外筐165と内筐166との間に形成され、空気を吐出するための環状の開口163を備える。
さらに、前記管体145の後端において第1の空気供給部150は、前記吸引装置55と連結され、吸引装置55において充填剤としての砂16と分離させられた空気が第1の空気供給部150に供給される。
したがって、吸引装置55から供給された空気は第1、第2の空気供給部150、151を流れ、開口163から吐出されるので、管体145の前端の周囲の砂16は、開口163から吐出された空気によって分散され、空気と共に管体145内に吸引される。
このように、管体145を前進させる際にアタッチメント161の前方の砂16が管体145内に吸引されるので、管体145を円滑に前進させることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図13は本発明の第3の実施の形態におけるアタッチメントの斜視図である。
この場合、小径部165bの外周面の円周方向における複数箇所に、軸方向に延びるスリット168が等ピッチで形成される。
したがって、吸引装置55から供給された空気は第1、第2の空気供給部150、151を流れ、開口163及び各スリット168から吐出されるので、管体145の前端の周囲の砂16は、開口163及びスリット168から吐出された空気によって分散され、空気と共に管体145内に吸引される。
その結果、管体145を前進させる際にアタッチメント161の前方及び側方の砂16が管体145内に吸引されるので、管体145を円滑に前進させることができる。
前記各実施の形態においては、管体45、145からケーブル15が撤去されると、管体45、145がトラフTri内から撤去されるようになっているが、管体45、145をトラフTri内に残留させることができる。すなわち、管体45、145をトラフTri内に残留させることによって、管体45、145を敷設することができる。
また、管体45、145からケーブル15が撤去された後、新しいケーブルを管体45、145内に挿入することによって、新しいケーブルを敷設することができる。
さらに、管体45、145からケーブル15が撤去されるのと同時に新しいケーブルを敷設することによって、ケーブル15を交換することができる。その場合、管体45、145内のケーブル15と新しいケーブルとが連結され、ケーブル15を撤去することによって新しいケーブルが敷設され、ケーブル15が交換される。また、管体45、145の周囲に形成された筒状の空間Scに流動化処理土が充填される。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
15 ケーブル
16 砂
41 ケーブル撤去装置
45、145 管体
47 ケーブル搬送装置
50 充填材排出装置
62、162 開口
Tri トラフ

Claims (10)

  1. トラフ内に収容された状態で地中に敷設されたケーブルを撤去するためのケーブル撤去装置において、
    (a)所定の長さを有し、前端に、前記ケーブルの一端を取り込むための開口を備えた管体と、
    (b)該管体を前進させ、前記ケーブルを包囲した状態でトラフ内に押し込むためのケーブル搬送装置と、
    (c)前記管体の後端に接続され、トラフ内においてケーブルの周囲に充填された充填材を管体内に取り込み、管体外に排出する充填材排出装置とを有することを特徴とするケーブル撤去装置。
  2. 前記充填材排出装置は、前記管体の前端の周囲の空気を吸引する吸引装置を備える請求項1に記載のケーブル撤去装置。
  3. 前記管体は、可撓性を有する管によって形成される請求項1又は2に記載のケーブル撤去装置。
  4. (a)前記管体は、外管及び内管を備えた二重管構造を有し、
    (b)前記外管と内管との間に、アタッチメントの前端の開口から空気を吐出するための空気供給部が形成される請求項1〜3のいずれか1項に記載のケーブル撤去装置。
  5. 前記アタッチメントの前端部の外周面に、空気を吐出するためのスリットが形成される請求項4に記載のケーブル撤去装置。
  6. トラフ内に収容された状態で地中に敷設されたケーブルを撤去するためのケーブル撤去方法において、
    (a)所定の長さを有し、前端に、前記ケーブルの一端を取り込むための開口を備えた管体を前進させ、前記ケーブルを包囲した状態でトラフ内に押し込み、
    (b)トラフ内において管体の周囲に充填された充填材を管体内に取り込み、管体外に排出することを特徴とするケーブル撤去方法。
  7. 前記管体の前端の周囲の空気を吸引することによって、前記管体の前端の周囲の充填材を管体内に取り込む請求項6に記載のケーブル撤去方法。
  8. (a)所定の長さを有し、前端に開口を備えた管体を前進させて、地中に配設されたトラフ内に押し込み、
    (b)トラフ内において管体の周囲に充填された充填材を管体内に取り込み、管体外に排出することを特徴とする管体敷設方法。
  9. (a)所定の長さを有し、前端に開口を備えた管体を前進させて、地中に配設されたトラフ内に押し込み、
    (b)トラフ内において管体の周囲に充填された充填材を管体内に取り込み、管体外に排出し、
    (c)管体内にケーブルを敷設することを特徴とするケーブル敷設方法。
  10. (a)前記管体内のケーブルと新しいケーブルとを連結し、
    (b)前記管体内のケーブルを撤去することによって新しいケーブルを敷設する請求項9に記載のケーブル敷設方法。
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