JP4878569B2 - シールド掘進機の泥水管継ぎ足し装置 - Google Patents

シールド掘進機の泥水管継ぎ足し装置 Download PDF

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Description

本発明は、トンネルを構築するシールド掘進機へ泥水を送り又はシールド掘進機から掘削土砂を含む泥水を排出する泥水管を、シールド掘進機の掘進に伴い継ぎ足すための装置に関するものである。
シールド掘進機は、筒状のシールドフレームを有する掘進機本体と、その掘進機本体の前部に設けられ、切羽を掘削するためのカッタと、掘進機本体の内部に設けられ、セグメントをシールドフレームの内周に沿って組み立てるためのエレクタと、シールドフレームの内周にその周方向に間隔を隔てて複数設けられ、組み立てたセグメントに反力を取って掘進機本体を前進させるためのシールドジャッキとを備えている。
かかるシールド掘進機は、シールドジャッキを伸長させてカッタを切羽に押し付けてそのカッタで切羽を掘削し、掘削した土砂を掘進機本体の前部に設けられたカッタチャンバ内に取り込むようになっている。
カッタチャンバへ泥水を送り、泥水圧によって切羽の安定を図ると共に、カッタチャンバから掘削土砂を含む泥水を排出し、掘削土砂を流体輸送する泥水式のシールド掘進機にあっては、カッタチャンバへ泥水を送る送泥管(泥水管)と、カッタチャンバから掘削土砂を含む泥水を排出する排泥管(泥水管)とを備えている。
このようなシールド掘進機においては、シールド掘進機の掘進に伴い、シールド掘進機が坑口から離間することから、送泥管及び排泥管等の泥水管を順次継ぎ足していかなければならない。
そこで、こうした泥水管を継ぎ足す作業を円滑に行うために、泥水管の切羽側の部分をなす切羽側泥水管と泥水管の坑口側の部分をなす坑口側泥水管との間に介設され、ドラムやリールに巻き回された可撓性ホースを具備する泥水管継ぎ足し装置が提案されている(特許文献1から3等参照)。
かかる泥水管継ぎ足し装置においては、シールド掘進機の掘進に伴いドラムやリールに巻き回された可撓性ホースが引き出されることで、切羽側泥水管と坑口側泥水管とがトンネルの長手方向に離間することが許容される。シールド掘進機が所定距離だけ掘進して、ドラムやリールに巻き回された可撓性ホースが所定長さだけ引き出されると、プラグ機構を用いて坑口側泥水管を閉塞した後、可撓性ホースを坑口側泥水管から取り外す。そして、引き出された可撓性ホースをドラムやリールに再度巻き回すことで、可撓性ホースの後端と坑口側泥水管の前端との間に、継ぎ足し用泥水管を挿入する空間が形成され、その継ぎ足し用泥水管により可撓性ホースと坑口側泥水管とを接続するようになっている。
特開平11−131981号公報 特開平11−200768号公報 特開平11−247583号公報
ところで、上述のような泥水管継ぎ足し装置においては、可撓性ホースをドラムやリールに巻き回していたため、これら可撓性ホース、ドラムやリールが上下方向にスペースを占有し、装置全体がトンネルの上下方向に関して大型になるという問題があった。
また、坑口側泥水管を閉塞するためのプラグ機構を、上記の可撓性ホース、ドラムやリールを配設した台車の後続台車に配設していたため、装置全体がトンネルの長手方向に関して大型になるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、コンパクトなシールド掘進機の泥水管継ぎ足し装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、トンネルを構築するシールド掘進機へ泥水を送り又は上記シールド掘進機から掘削土砂を含む泥水を排出する泥水管を、上記シールド掘進機の掘進に伴い継ぎ足すための装置において、上記泥水管の切羽側の部分をなす切羽側泥水管と、上記泥水管の坑口側の部分をなす坑口側泥水管と、上記シールド掘進機に牽引され且つ上記トンネルの長手方向に沿って移動可能で、上記切羽側泥水管の後端が固定される第一台車と、該第一台車上に配設され且つ上記トンネルの長手方向に沿って移動可能で、上記坑口側泥水管の前端が固定される第二台車と、上記第一台車に立設され、上記トンネルの上部に位置する水平面を有する第一フレームと、上記第二台車に立設され、上記トンネルの上部に位置する水平面を有する第二フレームと、上記切羽側泥水管と上記坑口側泥水管との間に介設され、且つ、上記第一フレームの上記水平面上及び上記第二フレームの上記水平面上に沿って湾曲させた状態で配設され、上記シールド掘進機の掘進に伴い上記切羽側泥水管と上記坑口側泥水管とが上記トンネルの長手方向に離間することを許容するための可撓性ホースとを備えたものである。
ここで、上記坑口側泥水管を解放・閉塞するためのプラグ機構を備え、該プラグ機構を、上記第二台車に配設しても良い。
本発明によれば、コンパクトなシールド掘進機の泥水管継ぎ足し装置を提供することができるという優れた効果を奏する。
本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の一実施形態に係る泥水管継ぎ足し装置の側断面図である。図2は、図1のII−II線矢視図である。図3は、図1のIII−III線矢視図である。
図示はしないが、本実施形態に係るシールド掘進機は、筒状のシールドフレームを有する掘進機本体と、その掘進機本体の前部に設けられ、切羽を掘削するためのカッタと、掘進機本体の内部に設けられ、セグメントをシールドフレームの内周に沿って組み立てるためのエレクタと、シールドフレームの内周にその周方向に間隔を隔てて複数設けられ、組み立てたセグメントに反力を取って掘進機本体を前進させるためのシールドジャッキとを備えている。
本実施形態に係るシールド掘進機は、掘進機本体の前部に設けられ掘削した土砂(掘削土砂)が取り込まれるカッタチャンバへ泥水を送り、泥水圧によって切羽の安定を図ると共に、カッタチャンバから掘削土砂を含む泥水を排出し、掘削土砂を流体輸送する泥水式のものである。
よって、本実施形態に係るシールド掘進機は、カッタチャンバへ泥水を送る送泥管1(泥水管)と、カッタチャンバから掘削土砂を含む泥水を排出する排泥管2(泥水管)とを備えている(図1から図3参照)。
送泥管1は、送泥管1の切羽側(図1中の左側)の部分をなす切羽側送泥管1a(切羽側泥水管)と、送泥管1の坑口側(図1中の右側)の部分をなす坑口側送泥管1b(坑口側泥水管)とから構成される。
排泥管2は、排泥管2の切羽側の部分をなす切羽側排泥管2a(切羽側泥水管)と、排泥管2の坑口側の部分をなす坑口側排泥管2b(坑口側泥水管)とから構成される。
図1から図3に示すように、本実施形態に係る泥水管継ぎ足し装置10は、シールド掘進機に牽引され且つそのシールド掘進機によりその後方に構築したトンネルTの長手方向(図1中の左右方向)に沿って移動可能で、切羽側送泥管1a及び切羽側排泥管2bの後端が固定される第一台車11と、第一台車11上に配設され且つトンネルTの長手方向に沿って移動可能で、坑口側送泥管1b及び坑口側排泥管2bの前端が固定される第二台車12と、第一台車11に立設され、トンネルTの上部に位置する水平面13を有する第一フレーム14と、第二台車12に立設され、トンネルTの上部に位置する水平面15を有する第二フレーム16と、切羽側送泥管1aと坑口側送泥管1bの間、及び、切羽側排泥管2aと坑口側排泥管2bとの間にそれぞれ介設され、且つ、第一フレーム14の水平面13上及び第二フレーム16の水平面15上に沿って湾曲させた状態で配設され、シールド掘進機の掘進に伴い切羽側送泥管1a及び切羽側排泥管2aと坑口側送泥管1b及び坑口側排泥管2bとがトンネルTの長手方向に離間することを許容するための可撓性ホース17、18とを備えている。
坑口側送泥管1b及び坑口側排泥管2bはそれぞれ、所定長さを有する継ぎ足し用泥水管3をシールド掘進機の掘進に伴い継ぎ足して構成される。継ぎ足し用泥水管3は、トンネルTの底部に敷設されたカルバート19上を走行する搬送台車20に複数積載され、その搬送台車20によって坑口側から切羽側に搬送される。搬送台車20上の継ぎ足し用泥水管3は、第一台車11の第一フレーム14に配設されたホイスト(図示せず)を用いて、第一台車11上に設けられた継ぎ足し用泥水管ストック場21に移される。
第一台車11は、カルバート19をトンネルTの幅方向の両側から挟むようにしてトンネルTの底部に敷設されたブロック22上を走行するようになっている。第一台車11は、基部23と、基部23の下面に設けられた走行車輪24とを有している。走行車輪24は、ブロック22上にトンネルTの長手方向に沿って敷設されたレール25上を走行するようになっている。
第一台車11は、シールド掘進機の掘進機本体、或いは、トンネルT内で第一台車11よりも前方を走行する台車等(図示せず)に連結されて、シールド掘進機により牽引される。
第一フレーム14は、基部23上に複数立設された柱26と、それら柱26の上部に架け渡された桁27とから主に構成される。桁27上には、本実施形態の水平面13をなす平板28(例えば、鉄板)が敷設されている。つまり、本実施形態では、第一フレーム14の水平面13は、平板28の上面と一致する。
第一フレーム14に設けられる平板28には、切羽側送泥管1a及び切羽側排泥管2aがその後端にて取付部材29を介して固定されている。切羽側送泥管1a及び切羽側排泥管2aの後端は、トンネルTの幅方向の一側側(図2中の下側)に位置され、その切羽側送泥管1a及び切羽側排泥管2aの後端にそれぞれ、可撓性ホース17、18の一端(前端)が接続されている。
なお、水平面13が、桁27の上面と一致していても良い。つまり、第一フレーム14の桁27上に平板28を敷設することなく、桁27上に可撓性ホース17、18を直接配置しても良い。
第二台車12は、第一台車11の基部23上を走行するようになっている。第二台車12は、基部30と、基部30の下面に設けられた脚部31とを有している。脚部31は、第一台車11の基部23上にトンネルTの長手方向に沿って敷設されたレール32上を走行するようになっている。
第二フレーム16は、基部30上に複数立設された柱33と、それら柱33の上部に架け渡された桁34とから主に構成される。桁34上には、本実施形態の水平面15をなす平板35(例えば、鉄板)が敷設されている。つまり、本実施形態では、第二フレーム16の水平面15は、平板35の上面と一致する。
第二フレーム16に設けられる平板35には、坑口側送泥管1b及び坑口側排泥管2bがその前端にて取付部材36を介して固定されている。坑口側送泥管1b及び坑口側排泥管2bの前端は、トンネルTの幅方向の他側側(図2中の上側)に位置され、その坑口側送泥管1b及び坑口側排泥管2bの前端にそれぞれ、可撓性ホース17、18の他端(後端)が接続されている。
なお、水平面15が、桁34の上面と一致していても良い。つまり、第二フレーム16の桁34上に平板35を敷設することなく、桁34上に可撓性ホース17、18を直接配置しても良い。
また、第二フレーム16の水平面15は、その高さが第一フレーム14の水平面13の高さとほぼ等しくなっている。つまり、第二フレーム16に設けられた平板35は、その上面までの高さが第一フレーム14に設けられた平板28の上面までの高さと等しくなっている。或いは、第二フレーム16の桁34は、その上面までの高さが第一フレーム14の桁27の上面までの高さと等しくなっている。
可撓性ホース17は、その一端(前端)が切羽側送泥管1aの後端に接続されると共に、他端(後端)が坑口側送泥管1bの前端に接続されている。また、可撓性ホース18は、その一端(前端)が切羽側排泥管2aの後端に接続されると共に、他端(後端)が坑口側排泥管2bの前端に接続されている。これにより、泥水が可撓性ホース17を介して坑口側送泥管1bから切羽側送泥管1aに供給され、掘削土砂を含む泥水が可撓性ホース18を介して切羽側排泥管2aから坑口側排泥管2bに流体輸送されるようになっている。
本実施形態では、可撓性ホース17、18はそれぞれ、第一フレーム14の水平面13(平板28)上及び第二フレーム16の水平面15(平板35)上に沿って、後方に向かい凸となるように略U字状に湾曲させて水平に配設されている。
本実施形態に係る泥水管継ぎ足し装置10は、継ぎ足し用泥水管3を坑口側送泥管1b及び坑口側排泥管2b(既設の継ぎ足し用泥水管3)に継ぎ足す際に、坑口側送泥管1b及び坑口側排泥管2bを解放・閉塞するためのプラグ機構37を備えている。プラグ機構37は、第二台車12の基部30上に配設されている。
本実施形態では、プラグ機構37は、坑口側送泥管1b及び坑口側排泥管2bの途中にそれぞれ介設されたT字管38を有している。T字管38は、直線状の本管部39と、本管部39の途中に連結された分岐管部40とから構成されている。T字管38は、分岐管部40と本管部39の一端とで坑口側送泥管1bを連通して、坑口側送泥管1bの本管部39側から分岐管部40側へと泥水を供給するようになっている。また、T字管38は、分岐管部40と本管部39の一端とで坑口側排泥管2bを連通して、坑口側排泥管2bの分岐管40側から本管部39側へと掘削土砂を含む泥水を排出するようになっている。分岐管部40には、シャット弁41が設けられており、本管部40の他端側には、プラグ(栓)42が収容されている。
プラグ機構37は、継ぎ足し用泥水管3を坑口側送泥管1b及び坑口側排泥管2b(既設の継ぎ足し用泥水管3)に継ぎ足す際には、T字管38の分岐管部40に設けたシャット弁41を閉じて、坑口側送泥管1b及び坑口側排泥管2bの分岐管部40側を閉塞すると共に、流体圧(本実施形態では、空圧)でプラグ42を、T字管38の本管部39を通じて坑口側送泥管1b及び坑口側排泥管2bに打ち込んで、坑口側送泥管1b及び坑口側排泥管2bの本管部39側を閉塞するようになっている。これにより、T字管38の本管部39を坑口側送泥管1b及び坑口側排泥管2b(既設の継ぎ足し用泥水管3)から取り外し、T字管38の本管部39と坑口側送泥管1b及び坑口側排泥管2b(既設の継ぎ足し用泥水管3)の前端との間に、新たに継ぎ足し用泥水管3を継ぎ足すことを可能とする。
第一台車11の第一フレーム14に配設されたホイストを用いて、継ぎ足し用泥水管3を第一台車11上に設けられた継ぎ足し用泥水管ストック場21から吊り上げ、その継ぎ足し用泥水管3をそれぞれ、T字管38の本管部39と坑口側送泥管1b及び坑口側排泥管2b(既設の継ぎ足し用泥水管3)の前端との間に接続する(継ぎ足す)ようにしている。
一方、プラグ機構37は、継ぎ足し用泥水管3を坑口側送泥管1b及び坑口側排泥管2b(既設の継ぎ足し用泥水管3)に継ぎ足した後に、ワイヤを用いて或いは流体圧でプラグ42をT字管38の本管部39に回収し、しかる後、T字管38の分岐管部40に設けたシャット弁41を再び開くようになっている。これにより、坑口側送泥管1b及び坑口側排泥管2bを再び解放し、送泥管1(切羽側送泥管1a、坑口側送泥管1b)及び排泥管2(切羽側排泥管2a、坑口側排泥管2b)内に泥水を循環させて、シールド掘進機を掘進させることを可能とする。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以下、継ぎ足し用泥水管3を送泥管1(坑口側送泥管1b)に継ぎ足す手順を図4を用いて説明する。継ぎ足し用泥水管3を排泥管2(坑口側排泥管2b)に継ぎ足す手順は以下の手順とほぼ同様であるので省略する。
本実施形態に係る泥水管継ぎ足し装置10においては、図4(a)に示すように、可撓性ホース17は、第一フレーム14の水平面13(平板28)上及び第二フレーム16の水平面15(平板35)上に沿って湾曲させた状態で水平に配設されており、シールド掘進機が前方に掘進すると、シールド掘進機によって切羽側送泥管1aが前方に引っ張られる。
この切羽側送泥管1aの前方への移動に伴い、図4(b)に示すように、切羽側送泥管1aが固定された第一台車11が前方に走行し、切羽側送泥管1aと坑口側送泥管1bとがトンネルTの長手方向に離間し、可撓性ホース17は、第一フレーム14の水平面13(平板28)上及び第二フレーム16の水平面15(平板35)上を摺動して、その曲げ半径Rが小さくなるように変形する。このとき、送泥管1(切羽側送泥管1a、坑口側送泥管1b)においては、可撓性ホース17を介して、シールド掘進機への泥水の供給が継続される。また、坑口側送泥管1bの後端が坑口に設けられた泥水供給装置(図示せず)に接続されているので、坑口側送泥管1bはトンネルTに固定されていることとなり、切羽側送泥管1aが前方に移動しても、坑口側送泥管1bは前方には移動しない。
シールド掘進機を所定距離(例えば、セグメント5リング分の幅に相当する距離)だけ掘進させると、シールド掘進機の掘進を一旦停止させる。シャット弁41を閉じると共にプラグ機構37によりプラグ42をT字管38の本管部39のフランジ39fよりも後方の坑口側送泥管1bに打ち込んで坑口側送泥管1bを閉塞し、プラグ機構37のT字管38の本管部39を坑口側送泥管1b(既設の継ぎ足し用泥水管3)から取り外し、しかる後、第二台車12(T字管38)を前方に移動させる。
図4(c)に示すように、プラグ機構37のT字管38の本管部39と、坑口側送泥管1b(既設の継ぎ足し用泥水管3)の前端との間に、継ぎ足し用泥水管3を挿入する(継ぎ足す)スペース43が形成されることとなり、そのスペース43に、第一台車11の第一フレーム14に配設されたホイストを用いて、新たな継ぎ足し用泥水管3を配置する。この新たな継ぎ足し用泥水管3は、T字管38の本管部39と坑口側送泥管1b(既設の継ぎ足し用泥水管3)の前端との間に接続される。
ここで、本実施形態においては、切羽側泥水管(切羽側送泥管1a、切羽側排泥管2a)と坑口側泥水管(坑口側送泥管2a、坑口側排泥管2b)との間に開設される可撓性ホース17、18を、トンネルTの上部に位置する第一フレーム14の水平面13上及び第二フレーム16の水平面15上に沿って湾曲させて配設しており、可撓性ホース17、18が、ドラムやリールに巻き回されていないことから、可撓性ホース17、18がトンネルTの上下方向にスペースを占有することがなく、泥水管継ぎ足し装置10全体をトンネルTの上下方向に関してコンパクトな構成とすることができる。
また、本実施形態では、坑口側泥水管(坑口側送泥管1b、坑口側排泥管2b)を解放・閉塞するためのプラグ機構37を、第二台車12に配設することとしたため、プラグ機構37を第一台車11及び第二台車12の後続台車に配設する必要がなく、泥水管継ぎ足し装置10全体をトンネルTの長手方向に関してコンパクトな構成とすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず他の様々な実施形態を採ることが可能である。
例えば、上記の実施形態においては、可撓性ホース17、18をそれぞれ、第一フレーム14の水平面13上及び第二フレーム16の水平面15上に沿って、後方に向かい凸となるように略U字状に湾曲させて配設するとしたが、これには限定はされず、可撓性ホース17、18をそれぞれ、第一フレーム14の水平面13上及び第二フレーム16の水平面15上に沿って、トンネルTの幅方向に向かい凸となるように略U字状に湾曲させて配設しても良い。
図1は、本発明の一実施形態に係る泥水管継ぎ足し装置の側断面図である。 図2は、図1のII−II線矢視図である。 図3は、図1のIII−III線矢視図である。 図4(a)から図4(c)は、継ぎ足し用泥水管を送泥管(泥水管)に継ぎ足す手順を説明するためのステップ図である。
符号の説明
1 送泥管(泥水管)
1a 切羽側送泥管(切羽側泥水管)
1b 坑口側送泥管(坑口側泥水管)
2 排泥管(泥水管)
2a 切羽側排泥管(切羽側泥水管)
2b 坑口側排泥管(坑口側泥水管)
10 泥水管継ぎ足し装置
11 第一台車
12 第二台車
13 水平面
14 第一フレーム
15 水平面
16 第二フレーム
17 可撓性ホース
18 可撓性ホース
37 プラグ機構
T トンネル

Claims (2)

  1. トンネルを構築するシールド掘進機へ泥水を送り又は上記シールド掘進機から掘削土砂を含む泥水を排出する泥水管を、上記シールド掘進機の掘進に伴い継ぎ足すための装置において、
    上記泥水管の切羽側の部分をなす切羽側泥水管と、上記泥水管の坑口側の部分をなす坑口側泥水管と、上記シールド掘進機に牽引され且つ上記トンネルの長手方向に沿って移動可能で、上記切羽側泥水管の後端が固定される第一台車と、該第一台車上に配設され且つ上記トンネルの長手方向に沿って移動可能で、上記坑口側泥水管の前端が固定される第二台車と、上記第一台車に立設され、上記トンネルの上部に位置する水平面を有する第一フレームと、上記第二台車に立設され、上記トンネルの上部に位置する水平面を有する第二フレームと、上記切羽側泥水管と上記坑口側泥水管との間に介設され、且つ、上記第一フレームの上記水平面上及び上記第二フレームの上記水平面上に沿って湾曲させた状態で配設され、上記シールド掘進機の掘進に伴い上記切羽側泥水管と上記坑口側泥水管とが上記トンネルの長手方向に離間することを許容するための可撓性ホースとを備えたことを特徴とするシールド掘進機の泥水管継ぎ足し装置。
  2. 上記坑口側泥水管を解放・閉塞するためのプラグ機構を備え、
    該プラグ機構を、上記第二台車に配設した請求項1に記載のシールド掘進機の泥水管継ぎ足し装置。
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