JP6221826B2 - 平版印刷インキ組成物 - Google Patents
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Description
バインダー樹脂が、
重量平均分子量30000〜200000
ノルマルパラフィン白濁温度110〜180℃
であり、かつ、パラフィン系原料油が、
沸点範囲280〜700℃
であり、かつ、液状ポリエチレンが、
アニリン点140〜170℃
であり、かつ、植物油類が、
全インキ組成物中の30〜50重量%
であり、かつ、アルミニウム系ゲル化剤が、
全インキ組成物中0.1〜1重量%
であることを特徴とする平版印刷インキ組成物に関するものである。
くは315〜550℃の範囲である。280℃未満では揮発し易く環境調和の観点からは好ましくなく、700℃を超える沸点では溶剤の粘度が高く水無し版面の非画線部に広がり難く溶剤の境界層形成による地汚れ防止効果が低下する。
ミムレッド、酸化チタン、亜鉛華、弁柄、アルミナホワイト、群青、カーボンブラック、グラファイト、アルミニウム粉、などを示すことができる。有機顔料としては、アゾ系として、C系(βナフトール系)、2B系および6B系(βオキシナフトエ系)などの溶性アゾ顔料、βナフトール系、βオキシナフトエ酸アニリド系、モノアゾイエロー系、ジスアゾイエロー系、ピラゾロン系などの不溶性アゾ顔料、アセト酢酸アリリド系などの縮合アゾ顔料、フタロシアニン系として、銅フタロシアニン(αブルー、βブルー、εブルー)、塩素、臭素などのハロゲン化銅フタロシアン、金属フリーのフタロシアニン顔料、多環顔料としてペリレン系、ペリノン系、キナクリドン系、チオインジゴ系、ジオキサジン系、イソインドリノン系、キノフタロン系顔料を挙げることができる。顔料の添加量は、印刷インキ組成物の全量に対して5〜30重量%である。
ール、オクタノール、デカノール、ドデカノール等の飽和アルコール、オレイルアルコール、ドデセノール、フイセテリアルコール、ゾンマリルアルコール、ガドレイルアルコール、11−イコセノール、11−ドコセノール、15−テトラコセノール等の不飽和脂肪族系アルコールが挙げられる。
・バインダー樹脂 20〜40重量%
・アルミニウム系ゲル化剤 0〜1重量%
・液状ポリエチレン 1.5〜3重量%
・パラフィン系原料油 5〜15重量%
・植物油類 30〜50重量%
・顔料 10〜20重量%
・その他添加剤 1〜5重量%
などが好ましい組成として挙げられる。
反応容器中でガムロジン1500部に、予めキシレン溶媒中でターシャリーブチルフェノール850部と92重量%のパラホルムアルデヒド260部を水酸化ナトリウム触媒下で100℃にて4時間反応させ、水分除去したフェノール樹脂を150℃で滴下し2時間反応させた。更にグリセリン150部を添加し、触媒として酸化カルシウム1.5部を使用して250℃で15時間反応させた。その間、順次取り出す事により、表1の通り樹脂を得る事が出来た。
撹拌機、水分離器付還流冷却器、温度計付き4つ口フラスコに、バインダー樹脂として前記ロジン変性フェノール樹脂(A〜CおよびE〜F)45部、大豆油29.5部、大豆油脂肪酸ノルマルブチルエステル5部、パラフィン系原料油A20部(JX日鉱日石エネルギー株式会社製スーパーオイルN56、沸点範囲345〜520℃)、アルミニウム系ゲル化剤(川研ファインケミカル株式会社製ALCH、アルミニウム%9.8。)0.5部を190℃で1時間加熱撹拌してロジン変性フェノール樹脂ワニスA〜CおよびE〜Fを得た。
撹拌機、水分離器付還流冷却器、温度計付き4つ口フラスコに、バインダー樹脂として前記ロジン変性フェノール樹脂(DおよびG)45部、大豆油30部、大豆油脂肪酸ノルマルブチルエステル5部、パラフィン系原料油A20部(JX日鉱日石エネルギー株式会社製スーパーオイルN56)、を190℃で1時間加熱撹拌してロジン変性フェノール樹脂ワニスDおよびGを得た。
撹拌機、水分離器付還流冷却器、温度計付き4つ口フラスコに、バインダー樹脂として前記ロジン変性フェノール樹脂(C)45部、大豆油49.5部、大豆油脂肪酸ノルマルブチルエステル5部、アルミニウム系ゲル化剤(川研ファインケミカル株式会社製ALCH
、アルミニウム%9.8。)0.5部を190℃で1時間加熱撹拌してロジン変性フェノール樹脂ワニスHを得た。
撹拌機、水分離器付還流冷却器、温度計付き4つ口フラスコに、バインダー樹脂として前記ロジン変性フェノール樹脂(C)45部、大豆油34.5部、パラフィン系原料油A20部(JX日鉱日石エネルギー株式会社製スーパーオイルN56、沸点範囲345〜520℃)、アルミニウム系ゲル化剤(川研ファインケミカル株式会社製ALCH、アルミニウム%9.8。)0.5部を190℃で1時間加熱撹拌してロジン変性フェノール樹脂ワニスIを得た。
撹拌機、水分離器付還流冷却器、温度計付き4つ口フラスコに、バインダー樹脂として前記ロジン変性フェノール樹脂(C)45部、大豆油10部、大豆油脂肪酸ノルマルブチルエステル5部、パラフィン系原料油A39.5部(JX日鉱日石エネルギー株式会社製スーパーオイルN56、沸点範囲345〜520℃)、アルミニウム系ゲル化剤(川研ファインケミカル株式会社製ALCH、アルミニウム%9.8。)0.5部を190℃で1時間加熱撹拌してロジン変性フェノール樹脂ワニスJを得た。
撹拌機、水分離器付還流冷却器、温度計付き4つ口フラスコに、バインダー樹脂として前記ロジン変性フェノール樹脂(C)45部、大豆油29.5部、大豆油脂肪酸ノルマルブチルエステル5部、パラフィン系原料油B20部(JX日鉱日石エネルギー株式会社製0号ソルベントH、沸点範囲245〜265℃)、アルミニウム系ゲル化剤(川研ファインケミカル株式会社製ALCH、アルミニウム%9.8。)0.5部を190℃で1時間加熱撹拌してロジン変性フェノール樹脂ワニスKを得た。
ロジン変性フェノール樹脂ワニス(A〜D、F、I)、カーボンブラック(三菱化学株式会社製MA77)、液状ポリエチレンA(アニリン点150℃)、大豆油を表2の配合にて、常法に従い三本ロールを用いて平版印刷インキ組成物の実施例1〜3、5〜8および参考例4を得た。
ロジン変性フェノール樹脂ワニス(H)、カーボンブラック(三菱化学株式会社製MA77)、液状ポリエチレンA(アニリン点150℃)、大豆油、パラフィン系原料油A(JX日鉱日石エネルギー株式会社製スーパーオイルN56、沸点範囲345〜520℃)を表2の配合にて、常法に従い三本ロールを用いて平版印刷インキ組成物の参考例9を得た。
ロジン変性フェノール樹脂ワニス(E、G、HおよびJ、K)、カーボンブラック(三菱化学株式会社製MA77)、液状ポリエチレンA(アニリン点150℃)、大豆油、パラフィン系原料油A(JX日鉱日石エネルギー株式会社製スーパーオイルN56、沸点範囲345〜520℃)を表2の配合にて、常法に従い三本ロールを用いて平版印刷インキ組成物の比較例1〜5を得た。
ロジン変性フェノール樹脂ワニスC、カーボンブラック(三菱化学株式会社製MA77)、液状ポリエチレンB(アニリン点132℃)、大豆油を表2の配合にて、常法に従い三本ロールを用いて平版印刷インキ組成物の比較例6を得た。
地汚れ評価試験は、小森コーポレーション株式会社製枚葉印刷機リスロン26にて、一般的な絵柄、濃度にて、以下の印刷条件にて実施し、地汚れの程度は表3の通り5段階の相対評価を実施した。
CTP版:東レ株式会社製TAC−VG5
用紙:王子製紙株式会社製OKコート
印刷速度:10000枚/時
チラー設定温度:28℃
上記地汚れ試験で得られた印刷物について、目視にて、表4の通り5段階の相対評価を実施した。
沢に優れた印刷物を提供できる平版印刷インキ組成物を提供することができた。
Claims (5)
- バインダー樹脂、植物油類、パラフィン系原料油、液体ポリエチレン、アルミニウム系ゲル化剤、および、顔料を含有する水無し平版印刷インキ組成物において、
バインダー樹脂が、
重量平均分子量30000〜200000
ノルマルパラフィン白濁温度110〜180℃
であり、かつ、パラフィン系原料油が、
沸点範囲280〜700℃
であり、かつ、液状ポリエチレンが、
アニリン点140〜170℃
であり、かつ、植物油類が、
全インキ組成物中の30〜50重量%
であり、かつ、アルミニウム系ゲル化剤が、
全インキ組成物中0.1〜1重量%
であることを特徴とする水無し平版印刷インキ組成物。 - パラフィン系原料油が、全インキ組成物中の20重量%以下であることを特徴とする請求項1記載の水無し平版印刷インキ組成物。
- 液体ポリエチレンが、全インキ組成物中の1〜5重量%であることを特徴とする請求項1または2記載の水無し平版印刷インキ組成物。
- 植物油類が、脂肪酸エステルを含有する請求項1〜3いずれか記載の水無し平版印刷インキ組成物。
- 請求項1〜4いずれか記載の水無し平版印刷インキ組成物を基材に印刷してなる印刷物。
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