JP6221345B2 - 化合物半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、化合物半導体装置及びその製造方法に関する。
GaN系の高電子移動度トランジスタ(HEMT:high electron mobility transistor)等の化合物半導体装置の構造の一つに、ゲート電極と化合物半導体層とがショットキー接続した構造がある。また、ゲート電極と化合物半導体層とがショットキー接続した構造において、化合物半導体層とゲート電極との間に介在するシリコン窒化膜のゲートリセスをテーパ形状とした構造がある。この構造によれば、耐圧の向上、出力の向上、効率の向上、歩留まりの向上等が期待される。
しかしながら、ゲートリセスをテーパ形状とした化合物半導体装置では、リーク電流が増加してしまう。
特開平5−299392号公報 特開2008−166469号公報 特開2009−4504号公報 特開2006−339370号公報
本発明の目的は、リーク電流の増加を抑制することができる化合物半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
化合物半導体装置の一態様には、基板と、前記基板上方に形成され、表面にGaN表面層を含む化合物半導体積層構造と、前記GaN表面層下の表面に形成されたソース電極及びドレイン電極と、シリコン及び窒素を含有し、前記GaN表面層を覆い、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に開口部が形成された絶縁膜と、前記開口部を介して前記GaN表面層に接するゲート電極と、が設けられている。前記開口部は、前記化合物半導体積層構造から離間するほど広がっている。前記絶縁膜は、第1の窒素濃度の第1領域と、前記絶縁膜の前記開口部の側面から所定の距離内の領域において前記第1の窒素濃度よりも高い第2の窒素濃度の第2領域とを有し、前記ソース電極または前記ドレイン電極に近い前記ゲート電極の端部が前記第1領域に接している。
化合物半導体装置の製造方法の一態様では、基板上方に、表面にGaN表面層を含む化合物半導体積層構造を形成し、前記GaN表面層下の表面にソース電極及びドレイン電極を形成し、シリコン及び窒素を含有し、前記GaN表面層を覆う絶縁膜を形成する。前記絶縁膜の前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に、前記化合物半導体積層構造から離間するほど広がる開口部を形成し、前記開口部の側面に、アンモニアガスから発生させたプラズマを照射して、前記絶縁膜に、第1の窒素濃度の第1領域と、前記絶縁膜の前記開口部の側面から所定の距離内の領域において前記第1の窒素濃度よりも高い第2の窒素濃度の第2領域とを形成し、前記開口部を介して前記GaN表面層に接するゲート電極を、前記ソース電極または前記ドレイン電極に近い前記ゲート電極の端部が前記第1領域に接するように形成する。前記開口部を形成する際に、酸素ガスを含むエッチングガスを用いたドライエッチングを行う。
上記の化合物半導体装置等によれば、化合物半導体積層構造から離間するほど広がる開口部が絶縁膜に形成されても、リーク電流を抑制することができる。
第1の実施形態に係る化合物半導体装置の構造を示す断面図である。 第1の実施形態に係る化合物半導体装置のレイアウトを示す図である。 第1の実施形態に係る化合物半導体装置を製造する方法を工程順に示す断面図である。 図2Aに引き続き、化合物半導体装置を製造する方法を工程順に示す断面図である。 図2Bに引き続き、化合物半導体装置を製造する方法を工程順に示す断面図である。 第1の実施形態の変形例を示す断面図である。 動作電流(ドレイン電流Id)及びリーク電流(ゲート電流Ig)を示すグラフである。 第2の実施形態に係るディスクリートパッケージを示す図である。 第3の実施形態に係るPFC回路を示す結線図である。 第4の実施形態に係る電源装置を示す結線図である。 第5の実施形態に係る増幅器を示す結線図である。
本願発明者らは、ゲートリセスをテーパ形状とした従来の化合物半導体装置においてリーク電流が増加する原因について検討を行った。この結果、テーパ形状のゲートリセスを形成するためのドライエッチングのエッチングガスに含有されている酸素ガスがリーク電流の増加の一因となっていることが判明した。即ち、シリコン窒化膜を構成する窒素が酸素により置換され、Si−N結合の一部が解かれる。そして、窒素原子から分離したシリコン原子がリークパスの一助となり、シリコン原子から分離した窒素原子がダングリングボンドを有することになって空乏層が十分に延伸しにくくなるのである。このようにしてリーク電流が増加してしまう。リーク電流が増加すると、効率が低下したり、信頼性が低下したりする。本願発明者らは、これらの知見に基づいて、シリコン窒化膜のゲートリセス形成時に酸素ガスの影響を受けた部分に窒素を供給して、ゲートリセスの側面から所定の距離内の領域を、シリコンに対して窒素を過剰する領域とすることに想到した。
以下、実施形態について添付の図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態について説明する。図1Aは、第1の実施形態に係るGaN系HEMT(化合物半導体装置)の構造を示す断面図である。
第1の実施形態では、図1Aに示すように、例えば半絶縁性のSiC基板等の基板11上に、バッファ層12a、電子走行層12b、電子供給層12c及び表面層12dが形成されている。バッファ層12a、電子走行層12b、電子供給層12c及び表面層12dが窒化物の化合物半導体積層構造12に含まれる。バッファ層12a及び電子走行層12bは、例えば意図的な不純物のドーピングが行われていないGaN層(i−GaN層)であり、これらの総厚は3μm程度である。バッファ層12aは、基板11の表面に存在する格子欠陥の電子走行層12bへの伝播を防止している。電子供給層12cは、例えばn型のAlGaN層(n−AlGaN層)であり、その厚さは10nm程度である。表面層12dは、例えばn型のGaN層(n−GaN層)であり、その厚さは10nm以下である。電子走行層12bの電子供給層12cとの近傍に2次元電子ガス(2DEG)が存在する。
また、活性領域を画定する素子分離領域18がバッファ層12a、電子走行層12b、電子供給層12c及び表面層12dの周囲に形成されている。表面層12dには、電子供給層12cを露出するリセス31s及び31dが形成されており、リセス31sにソース電極14sが形成され、リセス31dにドレイン電極14dが形成されている。更に、表面層12d、ソース電極14s及びドレイン電極14dを覆う絶縁膜15が形成されている。絶縁膜15としては、例えばシリコン窒化膜が用いられ、その厚さは、例えば40nm程度である。絶縁膜15には、ソース電極14s及びドレイン電極14dの間において、開口部16(ゲートリセス)が形成されている。そして、開口部16を介して表面層12dと接するゲート電極13が絶縁膜15上に形成されている。ゲート電極13は化合物半導体積層構造12とショットキー接合している。また、ゲート電極13を覆う絶縁膜19が絶縁膜15上に形成されている。
開口部16は、化合物半導体積層構造12から離間するほど広がっている。つまり、開口部16の形状は順テーパ状であり、開口部16の側面は傾斜している。また、絶縁膜15の開口部16の側面から所定の距離内の領域は、シリコンに対して窒素を過剰に含有する過剰窒素領域17となっている。つまり、絶縁膜15の開口部16の側面から所定の距離内の領域では、シリコンに対して窒素が過剰に含有されている。過剰窒素領域17の組成は、例えば、Si3x(x>4)で表される。過剰窒素領域17は、開口部16の形成の際に酸素ガスの影響を受けた部分に設けられており、上記の所定の距離は、絶縁膜15の組成及び開口部16を形成する際のエッチング条件等に基づいて設定される。更に、表面層12dのゲート電極13と接する部分、つまり、開口部16から露出する部分に窒化領域20が存在する。ここで、「開口部16の側面から所定の距離」とは、開口部16の側面に直交する方向における当該側面からの距離を意味する。
このように構成されたGaN系HEMTでは、開口部16の形成の際に酸素ガスの影響を受けた部分に、シリコンに対して窒素を過剰に含有する過剰窒素領域17が設けられているため、リーク電流を抑制することができる。つまり、開口部16の形成の際に絶縁膜15中のSi−N結合の一部が解かれたとしても、この結合が回復しているため、リークパスが低減され、空乏層が十分に延伸しやすくなっている。従って、リーク電流が抑制される。
図1Aはディスクリートの形態を示しているが、マルチフィンガーゲート構造が採用されている場合、基板11の表面側から見たレイアウトは、例えば図1Bのようになる。つまり、ゲート電極13、ソース電極14s及びドレイン電極14dの平面形状が櫛歯状となっており、ソース電極14s及びドレイン電極14dが交互に配置されている。そして、複数のゲート電極13が互いに共通接続され、複数のソース電極14sが互いに共通接続され、複数のドレイン電極14dが互いに共通接続されている。このようなマルチフィンガーゲート構造を採用することにより、出力を向上させることができる。
次に、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法について説明する。図2A乃至図2Cは、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を工程順に示す断面図である。
先ず、図2A(a)に示すように、例えば半絶縁性のSiC基板等の基板11上に、例えば有機金属気相成長(MOCVD:metal organic chemical vapor deposition)法により、バッファ層12a、電子走行層12b、電子供給層12c及び表面層12dをエピタキシャル成長させる。バッファ層12a、電子走行層12b、電子供給層12c及び表面層12dが化合物半導体積層構造12に含まれる。
次いで、図2A(b)に示すように、化合物半導体積層構造12に向けて選択的にArを注入することにより、活性領域を画定する素子分離領域18を化合物半導体積層構造12及び基板11の表層部に形成する。
その後、図2A(c)に示すように、ソース電極を形成する予定の領域、及びドレイン電極を形成する予定の領域に開口部21aを有するレジストパターン21を化合物半導体積層構造12上に形成する。
続いて、図2A(d)に示すように、レジストパターン21をマスクとして用い、不活性ガス及びCl2ガス等の塩素系ガスを用いたドライエッチングを表面層12dに対して行うことにより、表面層12dにリセス31s及び31dを形成する。なお、リセス31s及び31dの深さに関し、表面層12dの一部を残してもよく、また、電子供給層12cの一部を除去してもよい。つまり、リセス31s及び31dの深さは表面層12dの厚さと一致している必要はない。
次いで、図2A(e)に示すように、リセス31s内にソース電極14sを形成し、リセス31d内にドレイン電極14dを形成する。ソース電極14s及びドレイン電極14dの形成に当たっては、例えば、先ず、蒸着法によりTi層を形成し、その上に蒸着法によりAl層を形成する。Ti層の厚さは20nm程度、Al層の厚さは200nm程度とする。そして、リセス31s及び31dの形成に用いたレジストパターン21を、その上のTi層及びAl層と共に除去する。つまり、ソース電極14s及びドレイン電極14dの形成では、例えば蒸着及びリフトオフの技術を用いる。その後、550℃程度での熱処理を行うことにより、ソース電極14s及びドレイン電極14dと化合物半導体積層構造12の表面(電子供給層12cの表面)との間をオーミックコンタクトさせる。なお、リフトオフに用いるレジストパターンをリセス31s及び31dの形成に用いたレジストパターン21とは異ならせてもよい。例えば、庇構造レジストを用いてもよい。
続いて、図2B(f)に示すように、表面層12d、ソース電極14s、ドレイン電極14d及び素子分離領域18を覆う絶縁膜15を形成する。絶縁膜15としては、例えばプラズマCVD法により、Si34膜を形成する。
その後、図2B(g)に示すように、ゲート電極用の開口部(ゲートリセス)を形成する予定の領域に開口部22aを有するレジストパターン22を絶縁膜15上に形成する。レジストパターン22の材料としては、例えば住友化学株式会社製のPFI−32を用いる。また、開口部22aを形成する際の露光では紫外線露光を行い、現像液としては、例えば東京応化工業株式会社製のNMD−Wを用いる。
続いて、図2B(h)に示すように、レジストパターン22をマスクとしたドライエッチングを行うことにより、絶縁膜15に開口部16を形成する。このドライエッチングでは、例えばSF6ガス、CF4、NF3の1種、2種又は3種と酸素ガスとの混合ガスをエッチングガスとして用いる。酸素ガスを含む混合ガスを用いることにより、順テーパ状の開口部16を形成することができる。開口部16の形成の際に、絶縁膜15の開口部16の側面近傍の領域が酸素ガスの影響を受ける。例えば、絶縁膜15を構成する窒素が酸素により置換され、Si−N結合の一部が解かれる。そして、窒素原子から分離したシリコン原子がリークパスの一助となり、シリコン原子から分離した窒素原子がダングリングボンドを有することになって空乏層が十分に延伸しにくくなる。
次いで、レジストパターン22をマスクとして、NH3ガス(アンモニアガス)から発生させたプラズマの照射を行い、熱処理を行うことにより、図2C(i)に示すように、絶縁膜15の開口部16の形成の際に酸素ガスの影響を受けた領域に過剰窒素領域17を形成する。このようなプラズマの照射が行われると、開口部16の形成の際に絶縁膜15中に入り込んだ酸素原子が窒素原子によって再置換される。この結果、Si−N結合が回復する。また、開口部16の形成の際に絶縁膜15中に入り込んだ酸素原子が水素原子と結合して外方拡散する。つまり、絶縁膜15から酸素原子が排出される。これらの作用により、開口部16の形成の際に低下した絶縁膜15の特性が回復する。また、表面層12dの表面が、開口部16の形成の際に酸素ガスの影響を受けていても、ここにも窒素が供給されて窒化領域20が形成されるため、酸素ガスの影響を抑制することができる。例えば、Ga−N結合の一部が解かれていても、Ga−N結合が回復する。
その後、図2C(j)に示すように、開口部16を介して表面層12dと接するゲート電極13を絶縁膜15上に形成する。ゲート電極13は、例えば、庇構造の2層レジスト等の多層レジストを用いたリフトオフ法により形成することができる。ゲート電極13用の成膜では、例えば、蒸着法によりNi層を形成し、その上に蒸着法によりAu層を形成する。Ni層の厚さは10nm程度、Au層の厚さは300nm程度とする。
その後、図2C(k)に示すように、絶縁膜15上にゲート電極13を覆う絶縁膜19を形成する。絶縁膜19としては、例えばプラズマCVD法により、シリコン窒化膜を形成する。
そして、必要に応じて保護膜及び配線等を形成して、GaN系HEMT(半導体装置)を完成させる。
このような方法で製造されたGaN系HEMTでは、開口部16の形成の際に絶縁膜15のSi−N結合の一部が解かれていても、プラズマの照射に伴ってSi−N結合が回復する。また、開口部16の形成の際に酸素が絶縁膜15中に入り込んでいたとしても、酸素が除去される。従って、リーク電流の発生を抑制することができる。また、表面層12dのGa−N結合の一部が解かれていても、プラズマの照射に伴ってGa−N結合が回復する。従って、Ga−N結合の分解に伴う特性の変化を抑制することもできる。
なお、プラズマの照射を、レジストパターン22の除去後に行ってもよい。この場合、例えば、図3に示すように、絶縁膜15の全面にわたって過剰窒素領域17が形成される。
プラズマの発生に用いるガスはNH3ガスに限定されず、N2ガス等の窒素原子を含有するガスを用いることができる。但し、絶縁膜15中の酸素を除去するという観点からは、NH3ガスを用いることが好ましい。H2Oに変化させて酸素を除去しやすいからである。プラズマ源としてN2ガス及びH2ガスの混合ガスを用いてもよい。
絶縁膜15としてSiON膜を形成してもよい。この場合、過剰窒素領域17の組成は、Siy1y2y3(y3>y1、かつy3>y2)とすることが好ましい。
図4は、過剰窒素領域17の有無と動作電流(ドレイン電流Id)との関係、及び過剰窒素領域17の有無とリーク電流(ゲート電流Ig)との関係を示すグラフである。図4に示すように、過剰窒素領域17が設けられている場合の動作電流Id2及び過剰窒素領域17が設けられていない場合の動作電流Id1は、−1V以上のゲート電圧Vgs下で同等である。一方、過剰窒素領域17が設けられている場合のリーク電流Ig2は過剰窒素領域17が設けられていない場合のリーク電流Ig1よりも1桁程度小さい。このことから、リーク電流が抑制される効果が確認できる。
なお、上記の所定の距離は、例えば絶縁膜15の組成及び開口部16を形成する際のエッチング条件等に基づいて設定されるが、開口部16の外側で絶縁膜15の厚さが一定となっている部分の厚さをtとしたとき、t/3以上であることが好ましい。これは、距離がt/3未満であると、開口部16の形成の際に受けた酸素ガスの影響を十分に排除しきれないことがあるからである。また、上記の所定の距離は、t/2以下であることが好ましい。これは、距離がt/2超であると、過剰窒素領域17が広く、十分な耐圧を確保しにくくなるからである。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、GaN系HEMTのディスクリートパッケージに関する。図5は、第2の実施形態に係るディスクリートパッケージを示す図である。
第2の実施形態では、図5に示すように、第1の実施形態のGaN系HEMTのHEMTチップ210の裏面がはんだ等のダイアタッチ剤234を用いてランド(ダイパッド)233に固定されている。また、ドレイン電極14dが接続されたドレインパッド226dに、Alワイヤ等のワイヤ235dが接続され、ワイヤ235dの他端が、ランド233と一体化しているドレインリード232dに接続されている。ソース電極14sに接続されたソースパッド226sにAlワイヤ等のワイヤ235sが接続され、ワイヤ235sの他端がランド233から独立したソースリード232sに接続されている。ゲート電極13に接続されたゲートパッド226gにAlワイヤ等のワイヤ235gが接続され、ワイヤ235gの他端がランド233から独立したゲートリード232gに接続されている。そして、ゲートリード232gの一部、ドレインリード232dの一部及びソースリード232sの一部が突出するようにして、ランド233及びHEMTチップ210等がモールド樹脂231によりパッケージングされている。
このようなディスクリートパッケージは、例えば、次のようにして製造することができる。先ず、HEMTチップ210をはんだ等のダイアタッチ剤234を用いてリードフレームのランド233に固定する。次いで、ワイヤ235g、235d及び235sを用いたボンディングにより、ゲートパッド226gをリードフレームのゲートリード232gに接続し、ドレインパッド226dをリードフレームのドレインリード232dに接続し、ソースパッド226sをリードフレームのソースリード232sに接続する。その後、トランスファーモールド法にてモールド樹脂231を用いた封止を行う。続いて、リードフレームを切り離す。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、GaN系HEMTを備えたPFC(Power Factor Correction)回路に関する。図6は、第3の実施形態に係るPFC回路を示す結線図である。
PFC回路250には、スイッチ素子(トランジスタ)251、ダイオード252、チョークコイル253、コンデンサ254及び255、ダイオードブリッジ256、並びに交流電源(AC)257が設けられている。そして、スイッチ素子251のドレイン電極と、ダイオード252のアノード端子及びチョークコイル253の一端子とが接続されている。スイッチ素子251のソース電極と、コンデンサ254の一端子及びコンデンサ255の一端子とが接続されている。コンデンサ254の他端子とチョークコイル253の他端子とが接続されている。コンデンサ255の他端子とダイオード252のカソード端子とが接続されている。また、スイッチ素子251のゲート電極にはゲートドライバが接続されている。コンデンサ254の両端子間には、ダイオードブリッジ256を介してAC257が接続される。コンデンサ255の両端子間には、直流電源(DC)が接続される。そして、本実施形態では、スイッチ素子251に、第1の実施形態のGaN系HEMTが用いられている。
PFC回路250の製造に際しては、例えば、はんだ等を用いて、スイッチ素子251をダイオード252及びチョークコイル253等に接続する。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、GaN系HEMTを備えた電源装置に関する。図7は、第4の実施形態に係る電源装置を示す結線図である。
電源装置には、高圧の一次側回路261及び低圧の二次側回路262、並びに一次側回路261と二次側回路262との間に配設されるトランス263が設けられている。
一次側回路261には、第3の実施形態に係るPFC回路250、及びPFC回路250のコンデンサ255の両端子間に接続されたインバータ回路、例えばフルブリッジインバータ回路260が設けられている。フルブリッジインバータ回路260には、複数(ここでは4つ)のスイッチ素子264a、264b、264c及び264dが設けられている。
二次側回路262には、複数(ここでは3つ)のスイッチ素子265a、265b及び265cが設けられている。
本実施形態では、一次側回路261を構成するPFC回路250のスイッチ素子251、並びにフルブリッジインバータ回路260のスイッチ素子264a、264b、264c及び264dに、第1の実施形態のGaN系HEMTが用いられている。一方、二次側回路262のスイッチ素子265a、265b及び265cには、シリコンを用いた通常のMIS型FET(電界効果トランジスタ)が用いられている。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。第5の実施形態は、GaN系HEMTを備えた増幅器に関する。図8は、第5の実施形態に係る増幅器を示す結線図である。
増幅器には、ディジタル・プレディストーション回路271、ミキサー272a及び272b、並びにパワーアンプ273が設けられている。
ディジタル・プレディストーション回路271は、入力信号の非線形歪みを補償する。ミキサー272aは、非線形歪みが補償された入力信号と交流信号とをミキシングする。パワーアンプ273は、第1の実施形態のGaN系HEMTを備えており、交流信号とミキシングされた入力信号を増幅する。なお、本実施形態では、例えば、スイッチの切り替えにより、出力側の信号をミキサー272bで交流信号とミキシングしてディジタル・プレディストーション回路271に送出できる。この増幅器は、高周波増幅器、高出力増幅器として使用することができる。
なお、化合物半導体積層構造に用いられる化合物半導体層の組成は特に限定されず、例えば、GaN、AlN及びInN等の窒化物を用いることができる。また、これらの混晶を用いることもできる。
また、ゲート電極、ソース電極及びドレイン電極の構造は上述の実施形態のものに限定されない。例えば、これらが単層から構成されていてもよい。また、これらの形成方法はリフトオフ法に限定されない。更に、オーミック特性が得られるのであれば、ソース電極及びドレイン電極の形成後の熱処理を省略してもよい。また、ゲート電極に対して熱処理を行ってもよい。
基板として、SiC基板、サファイア基板、シリコン基板、GaN基板又はGaAs基板等を用いてもよい。基板が、導電性、半絶縁性又は絶縁性のいずれであってもよい。各層の厚さ及び材料等も上述の実施形態のものに限定されない。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
基板と、
前記基板上方に形成された化合物半導体積層構造と、
前記化合物半導体積層構造上方に形成されたソース電極及びドレイン電極と、
シリコン及び窒素を含有し、前記化合物半導体積層構造を覆い、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に開口部が形成された絶縁膜と、
前記開口部を介して前記化合物半導体積層構造に接するゲート電極と、
を有し、
前記開口部は、前記化合物半導体積層構造から離間するほど広がっており、
前記絶縁膜の前記開口部の側面から所定の距離内の領域において、シリコンに対して窒素が過剰に含有されていることを特徴とする化合物半導体装置。
(付記2)
前記領域の組成は、Si3x(x>4)で表されることを特徴とする付記1に記載の化合物半導体装置。
(付記3)
前記領域の組成は、Siy1y2y3(y3>y1、かつy3>y2)で表されることを特徴とする付記1に記載の化合物半導体装置。
(付記4)
前記絶縁膜のうちで、前記開口部の外側で厚さが一定となっている部分の厚さをtとしたとき、前記所定の距離はt/3以上であることを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。
(付記5)
前記絶縁膜のうちで、前記開口部の外側で厚さが一定となっている部分の厚さをtとしたとき、前記所定の距離はt/2以下であることを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。
(付記6)
前記絶縁膜のうちで前記領域以外の部分の組成は、実質的にSi34又はSiONで表されることを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。
(付記7)
付記1乃至6のいずれか1項に記載の化合物半導体装置を有することを特徴とする電源装置。
(付記8)
付記1乃至6のいずれか1項に記載の化合物半導体装置を有することを特徴とする増幅器。
(付記9)
基板上方に化合物半導体積層構造を形成する工程と、
前記化合物半導体積層構造上方にソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、
シリコン及び窒素を含有し、前記化合物半導体積層構造を覆う絶縁膜を形成する工程と、
前記絶縁膜の前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に、前記化合物半導体積層構造から離間するほど広がる開口部を形成する工程と、
前記開口部の側面に、窒素を含むガスから発生させたプラズマを照射する工程と、
前記開口部を介して前記化合物半導体積層構造に接するゲート電極を形成する工程と、
を有し、
前記開口部を形成する工程は、酸素ガスを含むエッチングガスを用いたドライエッチングを行う工程を有することを特徴とする化合物半導体装置の製造方法。
(付記10)
前記窒素を含むガスは、アンモニアガスであることを特徴とする付記9に記載の化合物半導体装置の製造方法。
(付記11)
前記プラズマを照射することにより、前記絶縁膜の前記開口部の側面から所定の距離内の領域において、シリコンに対して窒素が過剰になることを特徴とする付記9又は10に記載の化合物半導体装置の製造方法。
(付記12)
前記領域の組成は、Si3x(x>4)で表されることを特徴とする付記11に記載の化合物半導体装置の製造方法。
(付記13)
前記領域の組成は、Siy1y2y3(y3>y1、かつy3>y2)で表されることを特徴とする付記11に記載の化合物半導体装置の製造方法。
(付記14)
前記絶縁膜のうちで、前記開口部の外側で厚さが一定となっている部分の厚さをtとしたとき、前記所定の距離はt/3以上であることを特徴とする付記11乃至13のいずれか1項に記載の化合物半導体装置の製造方法。
(付記15)
前記絶縁膜のうちで、前記開口部の外側で厚さが一定となっている部分の厚さをtとしたとき、前記所定の距離はt/2以下であることを特徴とする付記11乃至14のいずれか1項に記載の化合物半導体装置の製造方法。
(付記16)
前記絶縁膜のうちで前記領域以外の部分の組成は、実質的にSi34又はSiONで表されることを特徴とする付記11乃至15のいずれか1項に記載の化合物半導体装置の製造方法。
11:基板
12:化合物半導体積層構造
13:ゲート電極
14s:ソース電極
14d:ドレイン電極
15:絶縁膜
16:開口部
17:過剰窒素領域
18:窒化領域

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板上方に形成され、表面にGaN表面層を含む化合物半導体積層構造と、
    前記GaN表面層下の表面に形成されたソース電極及びドレイン電極と、
    シリコン及び窒素を含有し、前記GaN表面層を覆い、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に開口部が形成された絶縁膜と、
    前記開口部を介して前記GaN表面層に接するゲート電極と、
    を有し、
    前記開口部は、前記化合物半導体積層構造から離間するほど広がっており、
    前記絶縁膜は、第1の窒素濃度の第1領域と、前記絶縁膜の前記開口部の側面から所定の距離内の領域において前記第1の窒素濃度よりも高い第2の窒素濃度の第2領域とを有し、前記ソース電極または前記ドレイン電極に近い前記ゲート電極の端部が前記第1領域に接していることを特徴とする化合物半導体装置。
  2. 前記第2領域の組成は、Si3x(x>4)で表されることを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体装置。
  3. 前記絶縁膜のうちで、前記開口部の外側で厚さが一定となっている部分の厚さをtとしたとき、前記所定の距離はt/3以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物半導体装置。
  4. 前記絶縁膜のうちで、前記開口部の外側で厚さが一定となっている部分の厚さをtとしたとき、前記所定の距離はt/2以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の化合物半導体装置を有することを特徴とする電源装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の化合物半導体装置を有することを特徴とする増幅器。
  7. 基板上方に、表面にGaN表面層を含む化合物半導体積層構造を形成する工程と、
    前記GaN表面層下の表面にソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、
    シリコン及び窒素を含有し、前記GaN表面層を覆う絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜の前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に、前記化合物半導体積層構造から離間するほど広がる開口部を形成する工程と、
    前記開口部の側面に、アンモニアガスから発生させたプラズマを照射して、前記絶縁膜に、第1の窒素濃度の第1領域と、前記絶縁膜の前記開口部の側面から所定の距離内の領域において前記第1の窒素濃度よりも高い第2の窒素濃度の第2領域とを形成する工程と、
    前記開口部を介して前記GaN表面層に接するゲート電極を、前記ソース電極または前記ドレイン電極に近い前記ゲート電極の端部が前記第1領域に接するように形成する工程と、
    を有し、
    前記開口部を形成する工程は、酸素ガスを含むエッチングガスを用いたドライエッチングを行う工程を有することを特徴とする化合物半導体装置の製造方法。
  8. 前記第2領域の組成は、Si3x(x>4)で表されることを特徴とする請求項7に記載の化合物半導体装置の製造方法。
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