JP6220648B2 - 光偏向器及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、MEMS(Micro−Electro−Mechanical Systems)技術による製造される光偏向器に関する。
MEMS技術による製造される光偏向器は、ミラー部と、該ミラー部を回動するアクチュエータ部とを備える。
従来の光偏向器は、Si層と該Si層の上に形成されたSiO層とを含むSOI(Silicon on Insulator)基板上に、圧電膜の層を含み酸化シリコン層上に形成されたアクチュエータ層を形成し、アクチュエータ層は層間絶縁膜により被膜される。
例えば、特許文献1は、半導体素子としての面発光レーザ素子を開示する。該面発光レーザ素子では、基板の上に下側から順番に下部半導体、下部スペーサ層、活性層、上部スペーサ層、及び上部半導体が積層されている積層体が製造される。次に、該積層体は、加熱処理用チャンバー内に入れられて、窒素雰囲気中で350℃〜400℃の温度に3分間保持され、これにより、積層体の表面が不動態化処理され、該表面に、内部への水分侵入を防ぐ不動態膜(防湿膜)が形成される。次に、該不動態膜付きの積層体は、加熱処理用チャンバーから取出されて、上側にSiやSiOのパッシベーション膜が該不動態膜付きの積層体の上に成膜される。
特許文献2は、基板上に圧電膜の弾性表面素子を形成し、弾性表面素子の上面との間に所定の空間を保持しつつ、封止部材を、弾性表面素子の上側から被せて、基板に固定し、封止部材の内面側に弾性表面素子を収容する弾性表面装置を開示する。特許文献2は、1つの基板から複数の弾性表面装置を製造するために、1つの基板上に複数の弾性表面素子を形成して、それらの上側から基板の全面にわたり封止部材の材料を積層し、その後、基板及び封止部材の材料層を各弾性表面装置の境界線に沿ってダイシングすることを開示する。
特開2010−267946号公報 特開2008−5464号公報
従来の光偏向器では、アクチュエータ部において、層間絶縁膜を介して圧電膜に湿気が浸透し、アクチュエータの寿命が低下している。この対策のために、光偏向器のアクチュエータ部の途中の製造工程において層間絶縁膜を形成後、その上側にさらに防湿膜を被膜することが考えられる。しかしながら、アクチュエータ部の変位を許容するため、アクチュエータ部の側縁の外側において基板のシリコン層をエッチングにより分断しており、それに伴い、層間絶縁膜の下端部の側面が露出してしまう。湿気は、層間絶縁膜の露出した側面からも侵入するので、アクチュエータの寿命改善が困難となっている。
また、光偏向器は、面発光レーザ素子と異なり、可動部としてのアクチュエータ部を備えるので、アクチュエータ部の側縁において基板をエッチングして、アクチュエータ部の可動を保証する必要がある。上記特許文献1の面発光レーザ素子では、可動部がないので、上面側全体を防湿膜で完全に被膜すれば、防湿対策がなされたことになる。しかしながら、特許文献1の防湿構造を光偏向器に適用して、可動部の側縁をエッジングにより貫通させるならば、防湿膜の下側の吸湿性層の側面が露出するため、光偏向器の防湿対策にはならない。
一方、上記特許文献2の弾性表面装置は、基板上に弾性表面素子が形成されて封止部材により封入されるが、光偏向器のアクチュエータ部は変位量が大きい。このため、特許文献2の封入方式を光偏向器に適用すると、アクチュエータ部の可動空間全体を封止部材内に封入する構造になってしまい、光偏向器が大型化してしまう。
本発明の目的は、防湿構造を大型化することなく、アクチュエータ部の圧電膜を確実に防湿することができる光偏向器と、その製造方法を提供することである。
本発明の光偏向器は、ミラー部と、該ミラー部を回動させるアクチュエータ部とを備える光偏向器であって、前記アクチュエータ部は、シリコン層とその上の酸化シリコン層とを含む基板と、圧電膜の層を含み前記酸化シリコン層上に形成されたアクチュエータ層と、前記シリコン層の上面を下端面において被膜しつつ前記シリコン層の上面から上の前記酸化シリコン層及び前記アクチュエータ層を内側に包み込むように被膜する層間絶縁膜と、前記シリコン層の上面を下端面において被膜しつつ前記層間絶縁膜を内側に包み込むように被膜する防湿膜とを備えることを特徴とする。
本発明の光偏向器によれば、酸化シリコン層及びアクチュエータ層を内側に包み込むように被膜する層間絶縁膜に対し、防湿膜がシリコン層の上面を下端面において被膜しつつ層間絶縁膜を内側に包み込むように被膜する。これにより、防湿構造の大型化を回避しつつ層間絶縁膜の下端部の側面からの湿気の侵入を防止して、アクチュエータ部の圧電膜を確実に防湿することができる。
本発明の光偏向器の製造方法は、ミラー部と、該ミラー部を回動させるアクチュエータ部とを備える光偏向器の製造方法であって、シリコン層とその上の酸化シリコン層とを含む基板の上に、圧電膜の層を含むアクチュエータ層を形成する第1工程と、前記第1工程により製造された第1積層体に対し、前記アクチュエータ部の第1エッチング線より外側において、前記アクチュエータ層の上面から前記シリコン層の上面までエッチングして、前記シリコン層の上面を露出させる第2工程と、前記第2工程により製造された第2積層体に対し、前記シリコン層の露出上面と該露出上面より上で露出する前記第2積層体の露出面全体とを層間絶縁膜により被膜する第3工程と、前記第3工程により製造された第3積層体に対し、前記第1エッチング線より外側の第2エッチング線より外側において、前記層間絶縁膜を前記シリコン層の上面までエッチングして、前記シリコン層の上面を露出させる第4工程と、前記第4工程により製造された第4積層体に対し、前記シリコン層の露出上面と該露出上面より上で露出する前記第4積層体の露出面全体とを防湿膜により被膜する第5工程と、前記第5工程により製造された第5積層体に対し、前記第2エッチング線より外側の第3エッチング線より外側において前記防湿膜の上面から前記シリコン層の上面までエッチングして、前記シリコン層の上面を露出させる第6工程とを備えることを特徴とする
本発明の製造方法によれば、第2工程では、第1エッチング線より外側においてエッチングして、シリコン層の上面を露出させ、第3工程では、シリコン層の露出上面と該露出上面より上の積層体の露出面との全面を層間絶縁膜により被膜する。次に、第4工程では、第1エッチング線より外側の第2エッチング線より外側において層間絶縁膜をエッチングして、シリコン層の上面を露出させ、第5工程では、シリコン層の露出上面と該露出上面より上の積層体の露出面との全面を防湿膜により被膜する。そして、第6工程では、第2エッチング線より外側の第3エッチング線より外側において防湿膜をエッチングする。この結果、層間絶縁膜は、下端部の側面も含めて、防湿膜により被膜されるので、層間絶縁膜の露出部を介する内部への湿気の侵入が防止される。また、防湿構造が、可動空間を含めて封入する構造でないので、光偏向器の防湿構造の大型化を回避することができる。
光偏向器の斜視図。 光偏向器の製造方法の工程を順番に示す図。 図2の工程に続く工程を順番に示す図。 図3の工程に続く工程を順番に示す図。 光偏向器の概略断面図。 防湿効果の説明図。
図1を参照して、光偏向器1の構成について説明する。光偏向器1は、図2以降で説明するように、MEMS技術を利用して製造された光偏向器であり、下から順番に支持板18、SOI基板20及び上部積層部19が積層された構造となっている。支持板18は、SOI基板20の下側開口を閉塞している。
光偏向器1は、主要構成要素として、中心に配置されるミラー部2、ミラー部2を外側から包囲する矩形の内側枠部3、及び内側枠部3を外側から包囲する矩形の外側枠部4を備えている。
説明の便宜上、光偏向器1の縦方向及び横方向を、それぞれ外側枠部4の短辺に平行な方向及び長辺に平行な方向と定義する。図1では、左斜め下−右斜め上の方向が光偏向器1の縦方向であり、左斜め上−右斜め下の方向が光偏向器1の横方向となる。また、光偏向器1が、光を入射及び反射する側を光偏向器1の表側と定義し、表側とは反対側を光偏向器1の裏側と定義する。
1対のトーションバー5は、その軸線を縦方向に揃えて、ミラー部2に対して縦方向両側に配設され、ミラー部2に先端側を結合している。トーションバー5の基端側は内側枠部3の横辺の内周側の中心部に結合している。なお、トーションバー5の基端側は、内側枠部3に結合することなく、内側枠部3から分離していてもよい。
各トーションバー5に対して、横方向両側には内側アクチュエータ6が1つずつ配設されている。内側アクチュエータ6は、横方向へ直線の形状であり、基端側及び先端側においてそれぞれ内側枠部3の内周及びトーションバー5に結合している。トーションバー5への内側アクチュエータ6の結合位置は、ミラー部2の周縁から所定距離、離れた縦方向位置に設定されている。
内側アクチュエータ6は、圧電膜を利用したカンチレバー式の圧電アクチュエータとなっている。光偏向器1が光スキャナ等に組み込まれた場合には、横方向両側の内側アクチュエータ6は、光スキャナの制御器(図示せず)からの印加電圧により駆動される。該印加電圧は、周波数がミラー部2及びトーションバー5を含む構造部分の共振周波数と同一周波数(以下、「第1周波数」という。)で、かつ横方向両側の内側アクチュエータ6において、位相が、相互に逆になっている。
この結果、横方向両側の内側アクチュエータ6としてのカンチレバーは、相互に逆位相で撓み量を増減し、トーションバー5を第1回転軸線の回りに同一の回転方向に駆動する。第1回転軸線は、トーションバー5の軸線に一致し、ミラー部2の中心を通るように設定されている。
制御器から内側アクチュエータ6へカンチレバーの印加電圧として供給される制御電圧は、第1周波数で増減するので、ミラー部2は、第1回転軸線の回りに第1周波数で往復回動する。
1対の外側アクチュエータ7は、内側枠部3に対して横方向両側に配設される。各外側アクチュエータ7は、ミアンダ状に配設された複数(図示の例では4つ)のカンチレバー13を有し、基端側を外側枠部4の縦辺部の一端側(図1において、下側の横辺部側)に結合し、先端側を内側枠部3の縦辺部の一端側に結合している。
各カンチレバー13は、1つのアクチュエータとして作動可能な構造を有している。したがって、外側アクチュエータ7の全体の作用は、4つのアクチュエータとしての4つのカンチレバー13の協働作用となる。
各外側アクチュエータ7において、カンチレバー13は、長手方向を光偏向器1の縦方向に揃えて、並設され、横方向に隣り関係のカンチレバー13同士は、折返し部を介して端部において相互に連結されている。これにより、外側アクチュエータ7は、複数のカンチレバー13が直列に結合した構造になっている。
各外側アクチュエータ7の複数のカンチレバー13に対し、外側アクチュエータ7の基端側から先端側への配列順に番号1〜4を付けると、各カンチレバー13の後述のPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)層32への光スキャナの制御器(図示せず)からの所定の印加電圧の供給により、カンチレバー13の撓み量は、奇数番のカンチレバー13同士、及び偶数番のカンチレバー13同士では、同一位相で増減する。また、奇数番のカンチレバー13の撓み量と偶数番のカンチレバー13の撓み量とは、相互に逆位相で増減する。ミラー部2に対して横方向両側の外側アクチュエータ7は、協働して、内側枠部3の縦方向の一端側を第2回転軸線の回りに往復回動させる。第2回転軸線とは、光偏向器1の横方向に平行な直線であり、ミラー部2の中心において第1回転軸線と直交する。
電極パッド8,9は、外側枠部4の一方及び他方の縦辺部の表側の面にそれぞれ配備される。電極パッド8は、ミラー部2に対して電極パッド8側に配設された内側アクチュエータ6及び外側アクチュエータ7の電極端子に接続され、電極パッド9は、ミラー部2に対して電極パッド9側に配設された内側アクチュエータ6及び外側アクチュエータ7の電極端子に接続される。電極パッド8,9は、ボンディングパッドとして、光偏向器1が収納されるパッケージ(図示せず)の端子と、図示しないボンディングワイヤを介して接続される。
光偏向器1の全体の作用を簡単に説明する。ミラー部2は、内側アクチュエータ6及び外側アクチュエータ7の作動により第1及び第2回転軸線の回りにそれぞれ第1及び第2周波数で往復回動しつつ、図示していない光源(例:レーザ光源)からの一定方向の光を表側からミラー部2の表側のミラー面に入射され、該光を第1及び第2回転軸線の回りの回転角に応じた角度で反射して、表側に出射する。
光偏向器1からの出射光は、横方向及び縦方向へ所定の走査角範囲でかつ所定の振動数で往復する走査光となる。なお、通常、第2周波数は、第1周波数より低い値となっている。また、第2周波数での外側アクチュエータ7による第2軸線回りのミラー部2の往復回動には、ミラー部2及びトーションバー5を含む構造部分の共振は利用されない。したがって、外側アクチュエータ7によるミラー部2の回転駆動力は、内側アクチュエータ6によるミラー部2の回転駆動力よりも大きくする必要がある。
光偏向器1は、典型的には、その縦方向及び横方向をそれぞれ鉛直方向及び水平方向に揃えて、設置される。その場合、ミラー部2からの反射光は、第1回転軸線の回りのミラー部2の往復回動により水平方向へ往復変位する。また、ミラー部2からの反射光は、第2回転軸線の回りのミラー部2の往復回動により鉛直方向へ往復変位する。これにより、光偏向器1からの反射光は、照射先を縦横に走査する光として出射される。
光偏向器1は、その光源と共に、光スキャナに実装される。該光スキャナは、例えば、プロジェクタ、バーコードリーダ、レーザプリンタ、レーザヘッドアンプ、又はヘッドアップディスプレイ等に装備される。
次に、図2〜図4を参照して、光偏向器1の製造方法について説明する。説明の便宜上、光偏向器1の上下を図2〜図4における上下として説明する。この上下方向は、図1の説明時に光偏向器1の表裏方向と定義した方向である。
図2〜図4において、Acは、完成時にカンチレバー13が形成される部位を示している。本発明の実施形態の光偏向器1(図1)では、各外側アクチュエータ7は、4つのカンチレバー13を備えるが、これら図では、図示の簡略化のために、横方向に隣接する2つのカンチレバー13の部位としてのカンチレバー部位Acの横方向範囲と、横方向両端部のみを示す。
また、光偏向器1は、アクチュエータ部として、カンチレバー13の他に、内側アクチュエータ6を備えるが、両者の積層構造は同一であるので、図2〜図4の製造方法の説明図において、内側アクチュエータ6の積層構造の図示は省略する。
隣接するカンチレバー13同士は、相互の相対変位のために、間に間隙が形成され、側面が露出する。これに対し、内側アクチュエータ6は、隣接しないものの、内側枠部3等の支持部に対して相対変位するために、側縁の外側に間隙を形成する必要があるため、側面が、カンチレバー13と同様に、露出状態になり、側面からの湿気の侵入対策(後述の図4のSTEP12において、パッシベーンション膜45がTEOS膜37を下端部の側面を含めて外面全面を覆うための構造)が必要になる。
STEP1では、SOI基板20が用意される。SOI基板20は、下側から上側へ順番に裏面SiO層21、単結晶シリコンのSiハンドリング層22、中間SiO層23、単結晶シリコンのSi層24及び表面SiO層25が積層した積層構造を備えている。
SOI基板20の各層の厚さを例示すると、次のとおりである。裏面SiO層21の厚さ:500nm〜2000nm/Siハンドリング層22の厚さ:100〜600μm/中間SiO層23の厚さ:0.5〜2μm/Si層24の厚さ:20〜150μm/表面SiO層25の厚さ:1000nm〜3000nm。Si(シリコン)層24の上面は光学研磨処理がなされている。表面SiO層25は、Si層24の光学研磨処理がなされている上面に積層されている。
STEP2では、SOI基板20の上面にアクチュエータ層30が積層される。アクチュエータ層30は、下側から上側へ順番に金属薄膜から成る下部電極層31、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)から成る圧電膜層としてのPZT層32、金属薄膜から成る上部電極層33の積層構造から成る。下部電極層31の金属薄膜は、Pt(白金)及びTi(チタン)から成り、最初に、表面SiO層25の上面に下側にTiを10〜100nm蒸着させ、次にその上に、Ptを100〜300nm程度蒸着させている。電極形成のための蒸着方法としては、スパッタ法やEB蒸着法等がある。また、金属薄膜は、上記材料に限定されず、例えばITO(Indium Tin Oxide)やSRO(strontium ruthenium oxide)といった酸化膜導電体でも構わない。
PZT層32は、例えば、特開2001−234331号公報、特開2002−177765号公報、及び特開2003−81694号公報に記載されている反応性アーク放電を利用したイオンプレーティング法により成膜する。下部電極層31及び上部電極層33の成膜厚さは1〜10μm程度である。また、上部電極層33のPZT層32は、スパッタ法、ゾルゲル法等により成膜することもできる。ただし、イオンプレーティング法による成膜では、バルクの圧電体と同等の圧電特性を有する圧電膜を形成することができる。
上部電極層33は、PZT層32上に成膜された金属薄膜から成る。上部電極層33の材料として、Ptを100〜300nm程度蒸着させた後、Tiを10〜100nm程度蒸着させている。電極形成方法としては、スパッタ法やEB蒸着法等により蒸着させる。また金属薄膜は上記材料の他に、例えばITOやSROといった酸化膜導電体であってもよい。
STEP3では、フォトリソグラフィー技術を用いて、上部電極層33とPZT層32の形状加工を行う。
STEP4では、同様に、フォトリソグラフィー技術を用いて、下部電極層31と表面SiO層25の形状加工を行う。
具体的に説明すると、パターニングしたレジスト材料をマスクとして上部電極層33のエッチングを行う。エッチングは、RIE(Reactive Ion Etching)装置を用いてドライエッチングを行う。PZT層32に対しても同様に、ドライエッチングにより除去する。PZT層32のエッチングは、ドライエッチングに代えて、酸系(HCl、HNOなど)を用いたウェットエッチングを使用することもできる。
STEP4の終了段階の積層体では、PZT層32と下部電極層31との間に段部が形成される。すなわち下部電極層31は、周辺部においてPZT層32の周縁から外側へ少しはみ出ている。これにより、下部電極層31の周縁部の上面は、下部電極層31の下面から露出する。また、表面SiO層25は、STEP4におけるエッチング範囲において剥がされ、その下のSi層24の上面35が露出する。
エッチング線36は、各カンチレバー部位Acにおいて、Si層24の上面35より上側の積層部分が、上面35より立ち上がる周縁に一致している。エッチング線36は、後述のエッチング線40と同様に、カンチレバー13の周縁に沿って周回している。エッチング線36は、エッチング線40の内側を周回している。なお、エッチング線36等に関して、内側及び外側とは、カンチレバー部位Acの中心に近い側及び遠い側をそれぞれいうものとする。
図3のSTEP5では、SOI基板(カンチレバー部位Ac以外の部位では、表面SiO層25が除去されているSOI基板20)の全面(露出面全体)に層間絶縁膜としての薄膜のTEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)膜37を形成する。TEOS膜37の材料としては、酸化膜(SiO)及び窒化膜(シリコンN)が用いられる。TEOS膜37の厚さは100〜1000nm程度とする。また、成膜に関しては、原料としてシリコンH(シランガス)を用いる成膜方法などでもよいが、TEOS膜37がより望ましい。なぜならば、原料としてプラズマCVDを用いた成膜方法でTEOS膜37を成膜することにより、膜応力、膜密度などが制御できるだけでなく、圧電素子に特有な数μm程度の高い段差を円滑に被膜することができるからである。
STEP6では、TEOS膜37の一部に対し、エッチングにより形状加工を行う。エッチング箇所は、コンタクトホール39を空けるTEOS膜37の部位と、エッチング線36より外側のエッチング線40より外側のエッチング範囲41である。
具体的には絶縁膜上にフォトリソグラフィー技術を用いてレジスト材料をパターニングし、パターニングしたレジスト材料をマスクとしてTEOS膜37に、RIE装置を用いてドライエッチングを行いTEOS膜37を除去する。こうして、カンチレバー部位Acにおいて、TEOS膜37にコンタクトホール39を任意の形状で形成することができる。
STEP6の終了段階の積層体では、Si層24の上面35がエッチング範囲41において露出している。また、各カンチレバー部位Acにおいて、TEOS膜37は、エッチング線40において上面35から盛り上がっている。そして、TEOS膜37の下端面42が、エッチング線40より内側においてSi層24の上面35を被膜している。
STEP7では、STEP6の終了段階の積層体に対し、その上面側に防湿膜としてのパッシベーンション膜45を成膜する。パッシベーンション膜45の材料としては、窒化膜(SiN)が用いられる。パッシベーンション膜45の厚さは、100〜1000nm程度とする。パッシベーンション膜45のその他の材料として、原料としてSiH(シランガス)を用いるSiO膜でもよいが、外部よりの不純物の拡散や、吸湿性に対して高い信頼性を持つSiN膜をパッシベーション膜として使用することが望ましい。
STEP8では、パッシベーンション膜45の一部に対し、エッチングにより形状加工を行う。エッチング箇所は、パッシベーンション膜45が塞いでいるコンタクトホール39の部位と、エッチング線40より外側のエッチング線46より外側の範囲47である。
STEP8における具体的なエッチングの仕方は、STEP6の仕方と同一である。エッチング線46の内側では、パッシベーンション膜45の下端面48がSi層24の上面35を被膜している。
図4のSTEP9では、薄膜の金属配線50を形成する。具体的には絶縁膜上にフォトリソグラフィー技術を用いてレジスト材料をパターニングし、パターニングしたレジスト材料をマスクとしてパッシベーンション膜45上に金属材料の蒸着を行う。金属配線50の蒸着後リフトオフを用いて、金属配線50の形成を行う。金属材料には、Al、Au、Pt、Cuといった単体の金属材料や、Al−NdやAl−Cuといった合金系の材料が用いられる。また蒸着方法もEB蒸着法やスパッタ法などを用いて蒸着される。金属配線50の厚さは 100〜1000nm程度である。
STEP10では、カンチレバー部位Acにおいて、SOI基板20のSi層24の加工を行う。具体的には、絶縁膜上にフォトリソグラフィー技術を用いてレジスト材料をパターニングし、パターニングしたレジスト材料をマスクとしてSi層24の加工を行う。この加工の際、Deep−RIE装置を用いることによりSi層24の深堀りエッチングを行う。このDeep−RIE装置は、マイクロマシニング技術で使用されるドライエッチング装置であり、シリコンを垂直に深堀りすることが可能な装置である。これにより、エッチング線46に沿って外側にスリット60が形成される。
なお、スリット60が形成されるのは、カンチレバー13の幅方向両側である。カンチレバー13の長手方向両側は、ミアンダ構造の折返し部に結合するので、折返し部との結合力の確保のために、スリット60は形成されない。これに対し、カンチレバー13の幅方向両側は、カンチレバー13の撓み変形を保証するために、両側の素子から分断される必要があるので、スリット60が形成される。
STEP11では、Siハンドリング層22の形状加工を行う。具体的には絶縁膜上にフォトリソグラフィー技術を用いてレジスト材料をパターニングし、パターニングしたレジスト材料をマスクとしてSiハンドリング層22に変位許容空間65を形成する。変位許容空間65の形成では、Deep−RIE装置を用いることでシリコンの深堀りエッチングを行う。このDeep−RIE装置は、マイクロマシニング技術で使用されるドライエッチング装置であり、Siハンドリング層22を垂直に深堀りすることが可能な装置である。
STEP12では、カンチレバー部位Acのスリット60の下面の中間SiO層23を除去して、貫通孔70を形成する。具体的にはSOI基板20の裏側からRIE装置を用いてドライエッチングを行う。貫通孔70によりカンチレバー13が他の部位から分離され、これにより、カンチレバー13は、幅方向の側縁において束縛を解除され、図4の上下方向へたわみ変位自在になる。
図5は、図1の光偏向器1を横方向及び積層方向に平行な平面で切ったときの断面全体を模式的に示している。図5では、簡略化のために、カンチレバー13はミラー部2の両側に2つのみ示している。また、内側アクチュエータ6や内側枠部3の図示も省略している。
ミラー部2は、歪み防止用のリブ68を有している。光偏向器1の横方向へカンチレバー13間、及びカンチレバー13と他の素子との間には、貫通孔70が形成されている。この貫通孔70は、各カンチレバー13の側縁の束縛を解除して、制御器からの印加電圧の供給に応じて圧電膜の厚さ方向(光偏向器1の表裏方向)に撓み変形するのを許容するものである。
カンチレバー13のアクチュエータ層30(図2)及び表面SiO層25は、外部に露出することなく、表面をSi層24とパッシベーンション膜45とにより覆われているので、アクチュエータ層30への湿気の侵入が阻止される。これにより、カンチレバー13の寿命を大幅に延ばすことができる。
図6は、防湿性の効果の説明図である。(a)は実施例の断面図、(b)はパッシベーンション膜45を有しない構造の断面図、(c)は、パッシベーンション膜45を有するものの、TEOS膜37の側面が露出している構造の断面図である。
図6(a)のカンチレバー部位Acの断面構造は、実施例のものである。実施例では、前述のSTEP6において、エッチング範囲41においてエッチングを行い、表面SiO層25の高さ範囲に相当するTEOS膜37の側面範囲を露出させる。なお、TEOS膜37の下端面42は、エッチング範囲41に含まれないため、Si層24の上面の被膜を維持する。
そして、前述のSTEP7において、パッシベーンション膜45が、下端面48においてSi層24の上面を被膜しつつ、TEOS膜37の外面全体を被膜するので、カンチレバー部位AcのTEOS膜37は下端までパッシベーンション膜45により皮膜される。したがって、STEP12のように、カンチレバー13が幅方向の側縁の外側におけるエッチングにより該側縁が切り離されても、TEOS膜37の下端部の側面が露出することが回避される。これにより、TEOS膜37の下端部の露出部から湿気が侵入して、PZT層32の寿命が低下することが防止される。
これに対し、図6(b)のカンチレバー部位Acの断面構造では、パッシベーンション膜45の成膜が省略される。エッチング線36bは、図4のSTEP4におけるエッチング線36に対応するものであり、カンチレバー13bにおいて、表面SiO層25がSi層24の上面から立ち上がっている該上面上の部位を示す。エッチング線36bは、カンチレバー13の幅方向へ図6(a)のエッチング線36と同一位置であっても、エッチング線36より外側に設定されてよい。TEOS膜37の外側端は、エッチング線46に達する。
図6(b)の構造では、パッシベーンション膜45の成膜が省略されるので、TEOS膜37は、外面側を全面にわたって露出することになる。これにより、外部の湿気がTEOS膜37を介してPZT層32へ侵入するので、PZT層32の寿命が低下する。
図6(c)の構造では、STEP5の後、STEP6を省略し、STEP7のパッシベーンション膜45の成膜を行ったときの構造である。STEP6の省略の結果、図6(c)の構造では、パッシベーンション膜45は、TEOS膜37を表面SiO層25の高さ範囲では被膜できない。そして、表面SiO層25の上面より上の範囲の被膜に留まる。したがって、STEP8以降のSTEPで、カンチレバー部位Acの幅方向の側縁の外側がエッチングされるのに伴い、TEOS膜37の下端の側面37cが露出する。そして、湿気が側面37cを介してPZT層32に侵入し、PZT層32の寿命が低下する。
図6(c)において、エッチング線36cは、図4のSTEP4におけるエッチング線36に対応するものであり、カンチレバー13cにおいて、表面SiO層25がSi層24の上面から盛り上がる又は立ち上がる該上面上の部位を示す。エッチング線46は、図6(a)と図6(c)とでは、同一の幅方向位置になるが、図6(a)の構造では、パッシベーンション膜45の下端面48によりSi層24の上面を皮膜させるために、TEOS膜37の下端面42がSi層24の上面に接触する面積が減少してしまう。これを回避するために、図6(a)のエッチング線36は、図6(c)のエッチング線36cより幅方向内側に設定されてもよい。
本発明の実施形態について説明した。内側アクチュエータ6及びカンチレバー13は本発明のアクチュエータ部の一例である。SOI基板20は本発明の基板の一例である。Si層24及び表面SiO層25はそれぞれ本発明のシリコン層及び酸化シリコン層の一例である。
PZT層32は本発明の圧電膜の一例である。Si層24の上面35は、本発明の露出上面の一例である。TEOS膜37は本発明の層間絶縁膜の一例である。パッシベーンション膜45は防湿膜の一例である。
エッチング線36は本発明の第1エッチング線の一例である。エッチング線40は本発明の第2エッチング線の一例である。エッチング線46は本発明の第3エッチング線の一例である。
上記実施形態において、STEP2は、本発明の第1積層体の一例を製造する本発明の第1工程の一例、STEP3,4は、本発明の第2積層体の一例を製造する本発明の第2工程の一例、STEP5は、本発明の第3積層体の一例を製造する本発明の第3工程の一例、STEP6は、本発明の第4積層体の一例を製造する本発明の第4工程の一例、STEP7は、本発明の第5積層体の一例を製造する本発明の第5工程の一例、STE8,9は、本発明の第6工程の一例である。
1・・・光偏向器、2・・・ミラー部、6・・・内側アクチュエータ(アクチュエータ部)、13・・・カンチレバー(アクチュエータ部)、20・・・SOI基板(基板)、24・・・Si層(シリコン層)、25・・・表面酸化Si層(酸化シリコン層)、30・・・アクチュエータ層、32・・・PZT層(圧電膜)、35・・・上面(露出上面)、36・・・エッチング線(第1エッチング線)、37・・・TEOS膜(層間絶縁膜)、40・・・エッチング線(第2エッチング線)、41・・・エッチング範囲、42,48・・・下端面、45・・・パッシベーンション膜(防湿膜)、46・・・エッチング線(第3エッチング線)。

Claims (2)

  1. ミラー部と、該ミラー部を回動させるアクチュエータ部とを備える光偏向器であって、
    前記アクチュエータ部は、
    シリコン層とその上の酸化シリコン層とを含む基板と、
    圧電膜の層を含み前記酸化シリコン層上に形成されたアクチュエータ層と、
    前記シリコン層の上面を下端面において被膜しつつ、前記シリコン層の上面から上の前記酸化シリコン層及び前記アクチュエータ層を内側に包み込むように被膜する層間絶縁膜と、
    前記シリコン層の上面を下端面において被膜しつつ前記層間絶縁膜を内側に包み込むように被膜する防湿膜とを備えることを特徴とする光偏向器。
  2. ミラー部と、該ミラー部を回動させるアクチュエータ部とを備える光偏向器の製造方法であって、
    シリコン層とその上の酸化シリコン層とを含む基板の上に、圧電膜の層を含むアクチュエータ層を形成する第1工程と、
    前記第1工程により製造された第1積層体に対し、前記アクチュエータ部の第1エッチング線より外側において、前記アクチュエータ層の上面から前記シリコン層の上面までエッチングして、前記シリコン層の上面を露出させる第2工程と、
    前記第2工程により製造された第2積層体に対し、前記シリコン層の露出上面と該露出上面より上で露出する前記第2積層体の露出面全体とを層間絶縁膜により被膜する第3工程と、
    前記第3工程により製造された第3積層体に対し、前記第1エッチング線より外側の第2エッチング線より外側において、前記層間絶縁膜を前記シリコン層の上面までエッチングして、前記シリコン層の上面を露出させる第4工程と、
    前記第4工程により製造された第4積層体に対し、前記シリコン層の露出上面と該露出上面より上で露出する前記第4積層体の露出面全体とを防湿膜により被膜する第5工程と、
    前記第5工程により製造された第5積層体に対し、前記第2エッチング線より外側の第3エッチング線より外側において前記防湿膜の上面から前記シリコン層の上面までエッチングして、前記シリコン層の上面を露出させる第6工程とを備えることを特徴とする光偏向器の製造方法
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