JP6220503B2 - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエハ、液晶ディスプレイ用基板、プラズマディスプレイ用基板、有機EL用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスプレイ用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、太陽電池用基板(以下、単に基板と称する)に対して、処理液によって処理を行う基板処理装置及び基板処理方法に関する。
従来、この種の装置として、処理槽と、循環配管と、処理液供給ノズルとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。処理槽は、内槽と外槽とを備えている。内槽は、処理液を貯留し、浸漬された基板に対して処理液による処理を行う。外槽は、内槽から溢れた処理液を回収する。循環配管は、ポンプと、ヒータと、フィルタとを備え、外槽から溢れた処理液を内槽へと循環させる。処理液供給ノズルは、外槽または内槽へ処理液を供給する。
このように構成された装置では、例えば、処理液供給ノズルから処理液を外槽に供給し、ポンプを作動させて循環配管により処理液を循環させる。そして、ヒータにより処理液を所定温度に加熱する。処理液が所定温度になったら、基板を内槽の内部に移動させて、基板を処理液で処理させる。
処理液としては、例えば、硫酸と過酸化水素水とを混合して生成された溶液(SPM溶液と呼ばれる)や、燐酸を含む燐酸溶液が挙げられる。SPM溶液は、基板に被着されたフォトレジスト膜や金属被膜の剥離除去に用いられ、燐酸溶液は、窒化膜(SiN)やアルミニウム膜を除去するのに用いられている。なお、処理液による基板への作用を効率的に行うために、処理液と基板との濡れ性を改善することが行われている。具体的には、処理液に界面活性剤を添加することが行われている。
界面活性剤は、処理液が処理温度に温調を完了した後、加圧されて内槽または外槽に添加されるのが一般的である。
特開2007−49022号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の装置は、温調が完了した処理液に界面活性剤が添加されるので、界面活性剤と処理液との反応に加えて、それらの間の温度差に起因して添加時に反応が激しく生じ、処理液に気泡が発生することがある。このように処理液に気泡が生じると、処理液の表面積が増大し、気液界面が増大する。気液界面が増大すると、槽内の処理液中に浮遊していた塵埃等の異物がその気液界面を介して基板に付着する機会を増大させるなどのため、基板へのパーティクル付着量が増加する。したがって、基板の清浄な処理が困難になるという問題がある。
また、界面活性剤が気体によって加圧されて処理液に添加されることに起因して、添加前の界面活性剤自身に気泡が発生することがある。したがって、気泡とともに界面活性剤が処理液に送られ、その結果として処理液に気泡が生じる。このような現象によっても、上記同様に基板の清浄な処理が困難になるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、界面活性剤に起因する処理液の気泡を抑制して、気泡に起因する基板の汚染を防止することができる基板処理装置及び基板処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、処理液によって基板を処理する基板処理装置において、処理液を貯留する内槽と、前記内槽から溢れた処理液を回収する外槽と、前記内槽と前記外槽とを連通接続し、処理液を循環させる循環配管と、前記循環配管を流通する処理液を処理温度に温調する温調手段と、界面活性剤と処理液とを混合して、界面活性剤が添加された処理液を予め生成しておくバッファタンクと、前記バッファタンク内の界面活性剤が添加された処理液を、前記内槽、前記外槽、前記循環配管のいずかの箇所に注入する注入手段と、前記外槽と前記内槽との間で循環されている処理液を、前記温調手段により処理温度に温調させた後、前記注入手段を操作して界面活性剤が添加された処理液を注入させる制御手段と、を備えていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、制御手段は、外槽と内槽との間で循環配管により循環されている処理液を、温調手段により処理温度に温調させた後、注入手段を操作して界面活性剤が添加された処理液を注入させる。界面活性剤は、バッファタンクにおいて予め常温の処理液と混合されるので、添加時の反応を緩やかにでき、界面活性剤が添加された処理液に気泡が生じることを抑制できる。また、温調された処理液に注入手段で注入する際には、既に界面活性剤が処理液と混合されているので、界面活性剤が添加された処理液を温調された処理液に対して注入しても急激な反応を抑制できる。したがって、界面活性剤に起因する処理液の気泡を抑制して、気泡に起因する基板の汚染を防止することができる。
また、本発明において、前記バッファタンクに処理液を供給する処理液供給手段と、前記バッファタンクに界面活性剤を供給する界面活性剤供給手段と、一端側が前記バッファタンクの内部に連通し、前記バッファタンクの外部を通って他端側が前記バッファタンクの内部に連通した循環路と、前記循環路に設けられたポンプと、前記ポンプの下流側にあたる前記循環路に設けられたフィルタと、をさらに備え、前記制御手段は、前記処理液供給手段から処理液を前記バッファタンクに供給させ、前記界面活性剤供給手段から界面活性剤を前記バッファタンクに供給させた後、前記ポンプを作動させて、前記循環路を通して界面活性剤が添加された処理液を循環させることが好ましい(請求項2)。
制御手段は、処理液供給手段から処理液をバッファタンクに供給させ、界面活性剤供給手段から界面活性剤をバッファタンクに供給させた後、ポンプを作動させて、循環路を通して界面活性剤が添加された処理液を循環させる。したがって、バッファタンク内で界面活性剤を処理液に対して充分に混合させることができるので、温調された処理液に注入した際に、不十分な混合となっている界面活性剤に起因する気泡の発生を抑制できる。
また、本発明において、前記注入手段は、前記バッファンタンク内部に一端側が連通し、前記循環配管における前記温調手段の上流側に他端側が連通した注入管を備えていることが好ましい(請求項3)。
バッファタンク内の界面活性剤が添加された処理液は、注入管から温調手段の上流側に注入されるので、温調手段で温調されて、ある程度の時間が経過して安定した状態の処理液に触れることになる。したがって、界面活性剤が添加された処理液と、温調された処理液との反応を緩やかにでき、注入時における気泡の発生を抑制できる。
また、請求項4に記載の発明は、処理液によって基板を処理する基板処理装置において、処理液を貯留する内槽と、前記内槽から溢れた処理液を回収する外槽と、前記内槽と前記外槽とを連通接続し、処理液を循環させる循環配管と、前記循環配管を流通する処理液を処理温度に温調する温調手段と、界面活性剤を前記内槽に供給する界面活性剤供給手段と、前記外槽と前記内槽との間で循環されている処理液を、前記温調手段により温調させる前に、前記界面活性剤供給手段を操作して内槽に貯留している処理液に界面活性剤を供給し添加処理液を生成させ、その後、前記温調手段により添加処理液を処理温度に温調させ、その後に基板を浸漬させる制御手段と、を備えていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項4に記載の発明によれば、制御手段は、外槽と内槽との間で循環されている処理液を、温調手段により温調させる前に、界面活性剤供給手段を操作して内槽に貯留している処理液に界面活性剤を供給し添加処理液を生成させ、その後、温調手段により添加処理液を処理温度に温調させ、その後に基板を浸漬させる。温調される前の処理液に対して界面活性剤を供給するので、温度差に起因する反応を緩やかにでき、界面活性剤が添加された処理液に気泡が生じることを抑制できる。したがって、界面活性剤に起因する処理液の気泡を抑制して、気泡に起因する基板の汚染を防止することができる。
また、本発明において、前記循環配管は、一端側が前記内槽の底部に連通し、循環してきた処理液を前記内槽の底部から上方へ向かって供給する構成であり、前記界面活性剤供給手段は、前記内槽の底面に開口端を有する供給管を備えていることが好ましい(請求項5)。
供給管の開口端が内槽の底面に位置しているので、供給された界面活性剤が、内槽の底面から上方へ供給される処理液により攪拌される。したがって、処理液と界面活性剤との混合を素早く行うことができる。
また、請求項6に記載の発明は、処理液によって基板を処理する基板処理装置において、処理液を貯留する内槽と、前記内槽から溢れた処理液を回収する外槽と、前記内槽と前記外槽とを連通接続し、処理液を循環させる循環配管と、前記循環配管を流通する処理液を処理温度に温調する温調手段と、前記内槽または前記外槽の上部に設けられ、所定量の界面活性剤を貯留するとともに、開閉自在の供給口を有し、前記供給口は、界面活性剤を供給する際に、前記内槽または前記外槽の内側壁に沿って界面活性剤が流下する位置に設けられている貯留カップと、前記外槽と前記内槽との間で循環されている処理液を、前記温調手段により処理温度に温調させた後、前記貯留カップの供給口を開放させて、前記貯留カップ内の界面活性剤を処理液に添加させる制御手段と、を備え、前記貯留カップは、その底部を構成する開閉自在の開閉蓋が前記供給口に取り付けられ、前記開閉蓋が開放されると、前記貯留カップの前記供給口から流出する界面活性剤が前記開閉蓋の上面を伝うことを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項6に記載の発明によれば、制御手段は、外槽と内槽との間で循環されている処理液を、温調手段により処理温度に温調させた後、貯留カップの供給口を開放させる。すると、界面活性剤が開閉蓋の上面を伝って、貯留カップ内の界面活性剤を内槽または外槽の内側壁に沿って処理液に添加さる。貯留カップに貯留されている界面活性剤は、貯留カップから自重で落下し、開閉蓋の上面から内側壁に沿って処理液面に流下するので、衝撃を和らげることができる。したがって、貯留カップから界面活性剤を添加された際に気泡が生じるのを抑制できる。したがって、界面活性剤に起因する処理液の気泡を抑制して、気泡に起因する基板の汚染を防止することができる。
なお、貯留カップへ界面活性剤を供給する際には、圧送によって行ってもよい。その際には、圧力が界面活性剤に加わるので、気泡が生じる恐れがある。しかし、生じた気泡が消えるまで貯留カップに貯留しておいて、気泡が消えた後に貯留カップから界面活性剤を処理液に添加すればよい。
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また、請求項に記載の発明は、処理液によって基板を処理する基板処理方法において、バッファタンク内で界面活性剤と処理液とを予め混合して、界面活性剤が添加された処理液を予め生成しておく過程と、基板を収容して処理液による処理を行う内槽と、内槽から溢れた処理液を回収する外槽との間で循環配管により処理液を循環させつつ、処理液を処理温度に温調させる過程と、処理液が処理温度に達した後、前記循環されている処理液に対して前記バッファタンクから界面活性剤が添加された処理液を注入する過程と、を有することを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項に記載の発明によれば、界面活性剤は、バッファタンクにおいて予め常温の処理液と混合されるので、添加時の反応を緩やかにでき、界面活性剤が添加された処理液に気泡が生じることを抑制できる。また、温調された処理液に注入する際には、既に界面活性剤が処理液と混合されているので、温調された処理液に対して界面活性剤が添加された処理液を注入しても急激な反応を抑制できる。したがって、界面活性剤に起因する処理液の気泡を抑制して、気泡に起因する基板の汚染を防止することができる。
また、請求項に記載の発明は、処理液によって基板を処理する基板処理方法において、基板を収容して処理液による処理を行う内槽と、内槽から溢れた処理液を回収する外槽との間で循環配管により処理液を循環させつつ、界面活性剤供給手段により界面活性剤を前記内槽に供給し添加処理液を生成させる過程と、前記添加処理液を生成させる過程の後に、循環配管を流通している処理液を処理温度に温調する過程と、前記処理液に基板を浸漬させる過程と、を有することを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項に記載の発明によれば、温調される前の処理液に対して界面活性剤を供給し添加処理液を生成させるので、温度差に起因する反応を緩やかにでき、界面活性剤が添加された処理液に気泡が生じることを抑制できる。したがって、界面活性剤に起因する処理液の気泡を抑制して、気泡に起因する基板の汚染を防止することができる。
また、請求項に記載の発明は、処理液によって基板を処理する基板処理方法において、基板を収容して処理液による処理を行う内槽と、内槽から溢れた処理液を回収する外槽との間で循環配管により処理液を循環させつつ、処理液を処理温度に温調させる過程と、前記内槽または前記外槽の上部に設けられ、所定量の界面活性剤を貯留するとともに、開閉自在の供給口を有し、前記供給口は、界面活性剤を供給する際に、前記内槽または前記外槽の内側壁に沿って界面活性剤が流下する位置に設けられ、底部を構成する開閉自在の開閉蓋が前記供給口に取り付けられ、前記開閉蓋が開放されると、前記供給口から流出する界面活性剤が前記開閉蓋の上面を伝う貯留カップを操作して、前記供給口を開放させて前記貯留カップ内の界面活性剤を前記内槽または前記外槽の内側壁に沿わせて処理液に添加させる過程と、前記処理液に基板を浸漬させる過程と、を有することを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項に記載の発明によれば、外槽と内槽との間で循環されている処理液を処理温度に温調させた後、貯留カップの供給口を開放させて、界面活性剤を開閉蓋の上面を伝わせ、内槽または外槽の内側壁に沿わせ処理液に添加させる。貯留カップに貯留されている界面活性剤は、自重により供給口から処理液に添加されるので、圧力が加わらず気泡の発生を抑制できる。また、内側壁に沿って処理液面に流下するので、衝撃を和らげることができる。したがって、界面活性剤に起因する処理液の気泡を抑制して、気泡に起因する基板の汚染を防止することができる。
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本発明に係る基板処理装置によれば、制御手段は、外槽と内槽との間で循環配管により循環されている処理液を、温調手段により処理温度に温調させた後、注入手段を操作して界面活性剤が添加された処理液を注入させる。界面活性剤は、バッファタンクにおいて予め常温の処理液と混合されるので、添加時の反応を緩やかにでき、界面活性剤が添加された処理液に気泡が生じることを抑制できる。また、温調された処理液に注入手段で注入する際には、既に界面活性剤が処理液と混合されているので、界面活性剤が添加された処理液を温調された処理液に対して注入しても急激な反応を抑制できる。したがって、界面活性剤に起因する処理液の気泡を抑制して、気泡に起因する基板の汚染を防止することができる。
実施例1に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。 実施例1の動作を示すタイムチャートである。 実施例2に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。 実施例2の動作を示すタイムチャートである。 実施例3に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。 貯留カップの構成を示す縦断面図である。 実施例3の動作を示すタイムチャートである。 実施例4に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。 吐出カップの構成を示す縦断面図である。
本発明の実施形態について以下に説明する。
以下、図面を参照して本発明の実施例1について説明する。
図1は、実施例1に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。
基板処理装置1は、複数枚の基板Wを処理液によって処理するものである。処理槽3は、内槽5と外槽7とを備えている。内槽5は、基板Wを収容可能な大きさを有し、基板Wを処理するための処理液を貯留する。処理液としては、例えば、硫酸と過酸化水素水とを混合して生成された溶液(SPM溶液と呼ばれる)や、燐酸を含む燐酸溶液が挙げられる。外槽7は、内槽5の外周面上部に設けられ、内槽5から溢れた処理液を回収する。内槽5は、底部両側に一対の噴出管9を設けられている。外槽7と一対の噴出管9とは、循環配管11によって連通接続されている。循環配管11は、外槽7側から順に、ポンプ13と、インラインヒータ15と、フィルタ17とを設けられている。
ポンプ13は、外槽7に貯留する処理液を一対の噴出管9に向かって送り出す。インラインヒータ15は、循環配管11を流通する処理液を処理温度に温調するもので、処理液を加熱する熱源と、その熱源を駆動制御して処理液の温度を処理温度に保つための制御回路とを内蔵している。フィルタ17は、循環配管11を流通する処理液に含まれているパーティクル等を除去する。循環配管11により送られた処理液は、一対の噴出管9により内槽5の底面中央部に向かって噴出され、内槽5の中央部を上昇して内槽5の上縁を越えて外槽7に回収される。
なお、上述したインラインヒータ15が本発明における「温調手段」に相当する。
内槽3の後部には、リフタ19が設けられている。このリフタ19は、下端側に複数個の支持部材21を備えている。支持部材21は、紙面の奥手前方向に延出されており、複数枚の基板Wを起立姿勢で支持する。リフタ19は、図1に示す内槽5内の「処理位置」と、内槽5の上方にあたる「受け渡し位置」とにわたって昇降可能に構成されている。
処理槽1の側方には、バッファタンク23が設けられている。バッファタンク23は、液体を貯留する容器で構成されている。このバッファタンク23には、処理液供給源25からの処理液と、界面活性剤供給源27からの界面活性剤が供給される。
処理液供給源25は、常温の処理液を貯留しており、外部からの指示に応じた量の処理液をバッファタンク23に供給する。また、界面活性剤供給源27は、常温の界面活性剤を貯留しており、外部からの指示に応じた量の界面活性剤をバッファタンク23に供給する。
バッファタンク23は、循環路29が設けられている。循環路29は、一端側がバッファタンク23内部に連通し、バッファタンク23の外部を通って他端側がバッファタンク23の内部に連通している。循環路29は、分岐点31に一端側が連通された注入管33が取り付けられている。注入管33の他端側は、循環配管11におけるポンプ13の下流側であって、インラインヒータ15の上流側に連通されている。循環路29は、一端側にポンプ35が設けられ、他端側にフィルタ37が設けられている。また、分岐点31とフィルタ37との間には、制御弁39が取り付けられ、分岐点31より下流側の注入管33には、制御弁41が取り付けられている。
循環路29は、制御弁41が閉止され、制御弁39が開放された場合に、ポンプ35が作動されることにより、バッファタンク23内に貯留している液体を循環させる。フィルタ37は、循環路29を流通する液体に含まれているパーティクル等を除去する。
上述したポンプ13の動作と、インラインヒータ15による温調と、リフタ19の昇降と、処理液供給源15の供給と、界面活性剤供給源27の供給と、ポンプ35の動作と制御弁39,41の開閉とは、制御部43によって制御される。制御部43は、図示しないCPUやメモリによって構成されている。
なお、上述した制御部43が本発明における「制御手段」に相当する。
次に、図2を参照して、上述した構成の基板処理装置1の動作について説明する。図2は、実施例1の動作を示すタイムチャートである。なお、以下の説明においては、予め処理槽1には所定量の処理液が貯留されて循環されているものとする。
制御部43は、t1時点〜t2時点にかけて処理液供給源25を操作して、処理液をバッファタンク23に供給する。その後、制御部43は、t3〜t4時点にかけて界面活性剤供給源27を操作して、所定量の界面活性剤をバッファタンク23に供給する。次に、制御部43は、制御弁41を閉止させ、制御弁39を開放させた後、ポンプ35を作動させる。これにより、バッファタンク23に供給された処理液と界面活性剤を循環路29を通して攪拌させる。これにより処理液に対して界面活性剤が充分に混合され、界面活性剤が添加された処理液がバッファタンク23内に生成される。なお、以下において、界面活性剤が添加された処理液を添加処理液と称する。
制御部43は、上記の攪拌を行っている間に、ポンプ13を作動させ始める。これにより処理槽1及び循環配管11に貯留している処理液が循環される。さらに、循環させ始めるとともに、制御部43はインラインヒータ15に対して処理温度を指定して駆動操作して、t6時点から所定の処理温度への温調を開始する。処理槽3に循環する処理液は、t8時点において処理温度まで昇温され、処理温度への温調が完了する。温調完了後も処理液を処理温度に保つため、インラインヒータ15とポンプ13の駆動は継続される。
そして、制御部43は、処理温度への温調が完了したt8時点から所定時間の間(t9時点まで)において、バッファタンク23内の添加処理液を、注入管33から循環配管11に注入する。具体的には、制御弁39を閉止させるとともに、制御弁41を開放させ、ポンプ35を作動させる。そして、添加処理液を処理液に注入した後、添加処理液が充分に行き渡って処理液の濃度および温度が安定した時点t10からリフタ19を処理位置に下降させ、複数枚の基板Wに対して所定時間の処理を行わせる。
本実施例に係る基板処理装置1によると、制御部43は、内槽5と外槽7との間で循環配管11により循環されている処理液を、インラインヒータ15により処理温度に温調させた後、注入管33により添加処理液を注入させる。界面活性剤は、バッファタンク23において予め常温の処理液と混合されるので、添加時の反応を緩やかにでき、添加処理液に気泡が生じることを抑制できる。また、温調された処理液に注入管33で添加処理液を注入する際には、既に界面活性剤が処理液と混合されているので、温調された処理液に対して添加処理液を注入しても急激な反応を抑制できる。したがって、界面活性剤に起因する処理液の気泡を抑制して、気泡に起因する基板Wの汚染を防止することができる。
また、制御部43は、処理液供給源25から処理液をバッファタンク23に供給させ、界面活性剤供給源27から界面活性剤をバッファタンク23に供給させた後、ポンプ35を作動させて、循環路29を通して添加処理液を循環させる。したがって、バッファタンク23内で界面活性剤を処理液に対して充分に混合させることができるので、温調された処理液に注入した際に、不十分な混合となっている界面活性剤に起因する気泡の発生を抑制できる。
また、バッファタンク23内の添加処理液は、注入管33からインラインヒータ15の上流側に注入されるので、インラインヒータ15で温調されて、ある程度の時間が経過して安定した状態の処理液に触れることになる。したがって、添加処理液と、温調された処理液との反応を緩やかにでき、注入管33からの注入時における気泡の発生を抑制できる。
なお、上述した実施例では、注入管33により循環配管11におけるインラインヒータ15の上流側に添加処理液を注入した。しかし、本発明は、この位置に注入することに限定されるものではなく、処理液に添加処理液を供給できるならばどの位置であってもよい。例えば、外槽7の処理液に注入するようにしてもよく、内槽5の処理液に注入するようにしてもよい。
また、バッファタンク23に循環路29を設けて処理液と界面活性剤とを攪拌した。しかし、本発明はこのような構成に限定されるものではない。例えば、バッファタンク23に攪拌用のプロペラを設けたり、攪拌用の気泡を発生させるバブラを設けたりしてもよい。但し、プロペラの回転やバブリングにより気泡が生じるので、攪拌後に添加処理液に生じた気泡が消えるまで注入をしないようにする必要がある。また、上述した実施例では、処理液と界面活性剤が充分に混合されて均一になった時点t7においてポンプ35を停止している。しかし、必要に応じてポンプ35の作動を継続し、混合動作を継続的に行ってもよい。
次に、図面を参照して本発明の実施例2について説明する。
図3は、実施例2に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。なお、上述した実施例1と同じ構成については同符号を付すことで詳細な説明については省略する。
本実施例に係る基板処理装置1Aは、内槽5に供給管45が付設されている。供給管45の下部の開口端47は、内槽5の底面近くに配置されている。供給管45のうちの開口端47の反対側には、配管49の一端側が連通接続されている。配管49の他端側は、界面活性剤供給源27に連通接続されている。配管49には、制御弁51が設けられている。制御弁51が開放されると、界面活性剤供給源27からの界面活性剤が供給管45を通して内槽5の底面近くに供給される。
制御部43は、ポンプ13の動作と、インラインヒータ15による温調と、リフタ19の昇降と、制御弁51の開閉とを制御する。
次に、図4を参照して、上述した構成の基板処理装置1Aの動作について説明する。図4は、実施例2の動作を示すタイムチャートである。なお、処理槽1には、予め所定量の処理液が貯留されて循環されている。この処理液は、動作開始時点では、処理温度への温調が行われていない常温である。
制御部43は、t1〜t2時点にわたって制御弁51を開放させる。すると、内槽5の底面近くに界面活性剤が供給される。一対の噴出管11からは常温の処理液が供給され、処理液は内槽5の底面両側から中央部を上方へ向かって流れてゆく。この流れに乗って界面活性剤が処理液に添加され、添加処理液とされる。
次に、制御部43は、界面活性剤の添加後のt2時点からインラインヒータ15を作動させて、添加処理液を処理温度に温調する。そして、添加処理液が処理温度に達した後、t3時点からリフタ19を処理位置に下降させて、複数枚の基板Wを処理温度の添加処理液によって処理させる。
本実施例に係る基板処理装置1Aによると、制御部43は、内槽5と外槽7との間で循環されている処理液を、インラインヒータ15により温調させる前に、制御弁51を操作して内槽5に貯留している処理液に界面活性剤を供給させて添加処理液を生成させ、その後、インラインヒータ15により処理温度に温調させる。温調される前の処理液に対して界面活性剤を供給するので、温度差に起因する反応を緩やかにでき、添加処理液に気泡が生じることを抑制できる。したがって、界面活性剤に起因する処理液の気泡を抑制して、気泡に起因する基板Wの汚染を防止することができる。
また、供給管45の開口端47が内槽5の底面に位置しているので、供給された界面活性剤が、内槽5の底面から上方へ供給される処理液により攪拌される。したがって、処理液と界面活性剤との混合を素早く行うことができる。
なお、上述した実施例では、供給管45の開口端47を内槽5の底面近くに配置した。しかし、本発明は、界面活性剤を内槽5に供給することができればよく、このような形態に限定されるものではない。例えば、供給管45の開口端47を、内槽5の液面と、内槽5の底面との間の任意の位置に配置するようにしてもよい。
次に、図面を参照して本発明の実施例3について説明する。
図5は、実施例3に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。また、図6は、貯留カップの構成を示す縦断面図である。なお、上述した実施例1と同じ構成については同符号を付すことで詳細な説明については省略する。
基板処理装置1Bは、外槽5の上部に貯留カップ53を備えている。貯留カップ53には、配管49の一端側が連通接続され、配管49の他端側が界面活性剤供給源27に連通接続されている。したがって、制御弁51を開放すると、界面活性剤が貯留カップ53に供給される。
貯留カップ53は、筐体55と、開閉蓋57と、駆動部59とを備えている。筐体55は、上部に、配管49が連通接続された注入口61を備え、内部に貯留部63を備えている。筐体55の底部は、開放されて供給口65が形成されており、この部分に開閉蓋57が取り付けられている。開閉蓋57は、揺動軸が外槽7の内壁に対向する側に設けられている。開閉蓋57は、駆動部59によって開閉される。駆動部59は、制御部43によって操作される。貯留カップ53は、界面活性剤を所定量だけ貯留部63に貯留することができる。
なお、開閉蓋57は、駆動部59を操作することで開閉されるが、開放された際には、図6に実線で示すように、貯留部63から流出する界面活性剤LQが開閉蓋57の上面を伝って外槽7の内壁に沿って流下する角度とされる。
次に、図7を参照して、上述した構成の基板処理装置1Bの動作について説明する。図7は、実施例3の動作を示すタイムチャートである。なお、処理槽1には、予め所定量の処理液が貯留されて循環されている。この処理液は、動作開始時点では、処理温度への温調が行われていない常温である。また、貯留カップ53には、予め必要な量の界面活性剤が供給されている。
制御部43は、t1時点からインラインヒータ15を作動させて、処理液を処理温度に温調する。そして、処理液の温度が処理温度に到達した後、t2時点から所定時間(t3時点まで)の間、駆動部59を操作し、貯留カップ53に貯留している界面活性剤を外槽7に供給する。供給された界面活性剤が循環されつつ処理液と充分に混合された時間を空けて、制御部43は、t4時点からリフタ19を処理位置に下降させて複数枚の基板Wに対する処理を行わせる。
本実施例の基板処理装置1Bによると、制御部43は、内槽5と外槽7との間で循環されている処理液を、インラインヒータ15により処理温度に温調させた後、貯留カップ53の供給口65を開放させて、貯留カップ53内の界面活性剤を処理液に添加させる。貯留カップ53に貯留されている界面活性剤は、自重により供給口65から処理液に添加されるので、圧力が加わらず気泡の発生を抑制できる。したがって、界面活性剤に起因する処理液の気泡を抑制して、気泡に起因する基板Wの汚染を防止することができる。
なお、上述した実施例では、貯留カップ53から界面活性剤LQを供給する際に、外槽7の側壁に沿って流下させるようにした。しかし、外槽7の処理液に直接的に供給させるようにしてもよい。
また、上述した実施例では、貯留カップ53から外槽7に界面活性剤を供給したが、内槽5に界面活性剤を供給するようにしてもよい。
また、貯留カップ53は、開閉蓋57により供給口65を開閉するようにした。しかし、供給口65を小穴とし、ここへ開閉弁を設け、開閉弁を開放して界面活性剤を供給するようにしてもよい。
なお、貯留カップ53へ界面活性剤を供給する際には、圧送を用いて行ってもよい。その際には、圧力が界面活性剤に加わるので、気泡が生じる恐れがある。しかし、生じた気泡が消えるまで貯留カップ53に貯留しておいて、気泡が消えた後に貯留カップ53から界面活性剤を処理液に添加すればよい。
次に、図面を参照して本発明の実施例4について説明する。
図8は、実施例4に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図であり、図9は、吐出カップの構成を示す縦断面図である。なお、上述した実施例1と同じ構成については同符号を付すことで詳細な説明については省略する。
基板処理装置1Cは、外槽5の上部に吐出カップ67を備えている。吐出カップ67には、配管49の一端側が連通接続され、配管49の他端側が界面活性剤供給源27に連通接続されている。したがって、制御弁51を開放すると、界面活性剤が吐出カップ67に供給される。
吐出カップ67は、筐体69と、吐出口71とを備えている。筐体69は、上部に、配管49が連通接続された注入口73を形成され、内部に貯留部75を備えている。筐体69の上部であって外槽7の内壁側には、吐出口71が形成されている。
吐出カップ67は、貯留部75に所定量だけ貯留可能であって、それ以上の界面活性剤が供給された場合には、所定量を超える界面活性剤が吐出口71から外部に吐出される。吐出カップ67は、図9に示すように、吐出口71から吐出される界面活性剤LQが外槽7の内壁に沿って流下するように設けられている。
本実施例の基板処理装置1Cの動作は、上述した実施例3と同様のタイミング(図7)で、吐出カップ67に界面活性剤を供給して吐出カップ67から界面活性剤を供給すればよい。
本実施例の基板処理装置1Cによると、制御部43は、内槽5と外槽7との間で循環されている処理液を、インラインヒータ15により処理温度に温調させた後、界面活性剤供給源27から界面活性剤を供給させ、吐出カップ67内に貯留していた界面活性剤を吐出口71から処理液に吐出させる。吐出カップ67に貯留されている界面活性剤は、押し出されるように吐出口71から処理液に添加されるので、強い圧力が加わらず気泡の発生を抑制できる。また、たとえ、界面活性剤供給源27により気泡が生じても、気泡が生じた界面活性剤は吐出カップ67に一旦滞留するので、気泡が処理液に混入することは回避できる。したがって、界面活性剤に起因する処理液の気泡を抑制して、気泡に起因する基板Wの汚染を防止することができる。
なお、上述した実施例では、吐出カップ67から界面活性剤LQを供給する際に、外槽7の側壁に沿って流下させるようにした。しかし、外槽7の処理液に直接的に供給させるようにしてもよい。
また、上述した実施例では、吐出カップ67から外槽7に界面活性剤を供給したが、内槽5に界面活性剤を供給するようにしてもよい。
1 … 基板処理装置
3 … 処理槽
5 … 内槽
7 … 外槽
11 … 循環配管
19 … リフタ
23 … バッファタンク
43 … 制御部

Claims (9)

  1. 処理液によって基板を処理する基板処理装置において、
    処理液を貯留する内槽と、
    前記内槽から溢れた処理液を回収する外槽と、
    前記内槽と前記外槽とを連通接続し、処理液を循環させる循環配管と、
    前記循環配管を流通する処理液を処理温度に温調する温調手段と、
    界面活性剤と処理液とを混合して、界面活性剤が添加された処理液を予め生成しておくバッファタンクと、
    前記バッファタンク内の界面活性剤が添加された処理液を、前記内槽、前記外槽、前記循環配管のいずかの箇所に注入する注入手段と、
    前記外槽と前記内槽との間で循環されている処理液を、前記温調手段により処理温度に温調させた後、前記注入手段を操作して界面活性剤が添加された処理液を注入させる制御手段と、
    を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記バッファタンクに処理液を供給する処理液供給手段と、
    前記バッファタンクに界面活性剤を供給する界面活性剤供給手段と、
    一端側が前記バッファタンクの内部に連通し、前記バッファタンクの外部を通って他端側が前記バッファタンクの内部に連通した循環路と、
    前記循環路に設けられたポンプと、
    前記ポンプの下流側にあたる前記循環路に設けられたフィルタと、
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記処理液供給手段から処理液を前記バッファタンクに供給させ、前記界面活性剤供給手段から界面活性剤を前記バッファタンクに供給させた後、前記ポンプを作動させて、前記循環路を通して界面活性剤が添加された処理液を循環させることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の基板処理装置において、
    前記注入手段は、前記バッファンタンク内部に一端側が連通し、前記循環配管における前記温調手段の上流側に他端側が連通した注入管を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  4. 処理液によって基板を処理する基板処理装置において、
    処理液を貯留する内槽と、
    前記内槽から溢れた処理液を回収する外槽と、
    前記内槽と前記外槽とを連通接続し、処理液を循環させる循環配管と、
    前記循環配管を流通する処理液を処理温度に温調する温調手段と、
    界面活性剤を前記内槽に供給する界面活性剤供給手段と、
    前記外槽と前記内槽との間で循環されている処理液を、前記温調手段により温調させる前に、前記界面活性剤供給手段を操作して内槽に貯留している処理液に界面活性剤を供給し添加処理液を生成させ、その後、前記温調手段により添加処理液を処理温度に温調させ、その後に基板を浸漬させる制御手段と、
    を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項4に記載の基板処理装置において、
    前記循環配管は、一端側が前記内槽の底部に連通し、循環してきた処理液を前記内槽の底部から上方へ向かって供給する構成であり、
    前記界面活性剤供給手段は、前記内槽の底面に開口端を有する供給管を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  6. 処理液によって基板を処理する基板処理装置において、
    処理液を貯留する内槽と、
    前記内槽から溢れた処理液を回収する外槽と、
    前記内槽と前記外槽とを連通接続し、処理液を循環させる循環配管と、
    前記循環配管を流通する処理液を処理温度に温調する温調手段と、
    前記内槽または前記外槽の上部に設けられ、所定量の界面活性剤を貯留するとともに、開閉自在の供給口を有し、前記供給口は、界面活性剤を供給する際に、前記内槽または前記外槽の内側壁に沿って界面活性剤が流下する位置に設けられている貯留カップと、
    前記外槽と前記内槽との間で循環されている処理液を、前記温調手段により処理温度に温調させた後、前記貯留カップの供給口を開放させて、前記貯留カップ内の界面活性剤を処理液に添加させる制御手段と、
    を備え
    前記貯留カップは、その底部を構成する開閉自在の開閉蓋が前記供給口に取り付けられ、
    前記開閉蓋が開放されると、前記貯留カップの前記供給口から流出する界面活性剤が前記開閉蓋の上面を伝うことを特徴とする基板処理装置。
  7. 処理液によって基板を処理する基板処理方法において、
    バッファタンク内で界面活性剤と処理液とを予め混合して、界面活性剤が添加された処理液を予め生成しておく過程と、
    基板を収容して処理液による処理を行う内槽と、内槽から溢れた処理液を回収する外槽との間で循環配管により処理液を循環させつつ、処理液を処理温度に温調させる過程と、
    処理液が処理温度に達した後、前記循環されている処理液に対して前記バッファタンクから界面活性剤が添加された処理液を注入する過程と、
    を有することを特徴とする基板処理方法。
  8. 処理液によって基板を処理する基板処理方法において、
    基板を収容して処理液による処理を行う内槽と、内槽から溢れた処理液を回収する外槽との間で循環配管により処理液を循環させつつ、界面活性剤供給手段により界面活性剤を前記内槽に供給し添加処理液を生成させる過程と、
    前記添加処理液を生成させる過程の後に、循環配管を流通している処理液を処理温度に温調する過程と、
    前記処理液に基板を浸漬させる過程と、
    を有することを特徴とする基板処理方法。
  9. 処理液によって基板を処理する基板処理方法において、
    基板を収容して処理液による処理を行う内槽と、内槽から溢れた処理液を回収する外槽との間で循環配管により処理液を循環させつつ、処理液を処理温度に温調させる過程と、
    前記内槽または前記外槽の上部に設けられ、所定量の界面活性剤を貯留するとともに、開閉自在の供給口を有し、前記供給口は、界面活性剤を供給する際に、前記内槽または前記外槽の内側壁に沿って界面活性剤が流下する位置に設けられ、底部を構成する開閉自在の開閉蓋が前記供給口に取り付けられ、前記開閉蓋が開放されると、前記供給口から流出する界面活性剤が前記開閉蓋の上面を伝う貯留カップを操作して、前記供給口を開放させて前記貯留カップ内の界面活性剤を前記内槽または前記外槽の内側壁に沿わせて処理液に添加させる過程と、
    前記処理液に基板を浸漬させる過程と、
    を有することを特徴とする基板処理方法。
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