JP6220001B2 - 半導体装置の作製方法 - Google Patents

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Description

本明細書などで開示する発明は半導体装置及びその作製方法に関する。
近年、半導体特性を示す金属酸化物(以下、酸化物半導体と呼ぶ。)が注目されている
。酸化物半導体は、トランジスタに適用することができる(特許文献1及び特許文献2)
特開2007−123861号公報 特開2007−096055号公報
酸化物半導体を適用したトランジスタの電気的特性には、酸素欠損が大きく影響する。
すなわち、酸化物半導体膜中に酸素欠損が多い場合には導電性が高まり、オフ電流を十分
に下げることが困難になり、スイッチング特性が低下するおそれがある。そのため、酸化
物半導体膜には十分な酸素が必要であり、過剰な酸素を含ませるとよい。
酸化物半導体膜は、単結晶、多結晶(ポリクリスタルともいう。)または非晶質などの
状態をとりうるが、本発明の一態様においては、少なくとも一部に結晶性を有する。好ま
しくは、本発明の一態様における酸化物半導体膜は、CAAC−OS(C Axis A
ligned Crystalline Oxide Semiconductor)膜
とする。
CAAC−OSは、完全な単結晶ではなく、完全な非晶質でもない。CAAC−OSは
、非晶質相に結晶部および非晶質部を有する結晶−非晶質混相構造の酸化物半導体である
。なお、当該結晶部は、一辺が100nm未満の立方体内に収まる大きさであることが多
い。また、透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Electron
Microscope)による観察像では、CAAC−OSに含まれる非晶質部と結晶部
との境界は明確ではない。また、TEMによってCAAC−OSには粒界(グレインバウ
ンダリーともいう。)は確認できない。そのため、CAAC−OSは、粒界に起因する電
子移動度の低下が抑制される。
CAAC−OSに含まれる結晶部は、c軸がCAAC−OSの被形成面の法線ベクトル
または表面の法線ベクトルに平行な方向に揃い、かつab面に垂直な方向から見て三角形
状または六角形状の原子配列を有し、c軸に垂直な方向から見て金属原子が層状または金
属原子と酸素原子とが層状に配列している。なお、異なる結晶部間で、それぞれa軸およ
びb軸の向きが異なっていてもよい。本明細書において、単に垂直と記載する場合、85
°以上95°以下の範囲も含まれることとする。また、単に平行と記載する場合、−5°
以上5°以下の範囲も含まれることとする。
なお、CAAC−OSにおいて、結晶部の分布は一様でなくてもよく、被形成面の近傍
よりも表面の近傍において結晶部の占める割合が高くなっていてもよい。例えば、CAA
C−OSの形成において、CAAC−OSの表面側から結晶を成長させると、被形成面の
近傍よりも表面の近傍において結晶部の占める割合が高くなることがある。また、CAA
C−OSへドーピングなどにより添加物が導入されて一部が非晶質化されていてもよい。
CAAC−OSに含まれる結晶部のc軸は、CAAC−OSの被形成面の法線ベクトル
または表面の法線ベクトルに平行な方向に揃うため、CAAC−OSの形状(被形成面の
断面形状または表面の断面形状)によっては互いに異なる方向を向いていてもよい。なお
、結晶部のc軸の方向は、CAAC−OSが形成されたときの被形成面の法線ベクトルま
たは表面の法線ベクトルに平行な方向となる。なお、結晶部は、当該膜の成膜時に形成さ
れていてもよいし、成膜後の結晶化処理(例えば熱処理)により形成されてもよい。
CAAC−OSを用いたトランジスタは、可視光や紫外光の照射による電気的特性の変
動を抑制することができるため、信頼性を高いものとすることができる。
ここで、酸化物半導体膜の一例として、三種類の金属を含む酸化物であるIn−Ga−
Zn系酸化物(以下、IGZOと呼ぶ。)膜における、過剰酸素(化学量論比を越えて存
在している酸素原子)及び酸素欠損の動きやすさについて、科学技術計算結果を参照して
説明する。
過剰酸素及び酸素欠損の動きやすさについて説明する。計算は結晶性IGZOの一つの
InO層に過剰酸素が一つ存在するモデルを構造最適化によって作製し、NEB(Nu
dged Elastic Band)法を用いて最小エネルギー経路に沿った中間構造
に対するエネルギーをそれぞれ算出した。
計算は、密度汎関数理論(DFT)に基づく計算プログラムソフト「OpenMX」を
用いて行った。パラメータについて以下に説明する。
基底関数には、擬原子局在基底関数を用いた。この基底関数は、分極基底系STO(S
later Type Orbital)に分類される。
汎関数には、GGA/PBE(Generalized−Gradient−Appr
oximation/Perdew−Burke−Ernzerhof)を用いた。
カットオフエネルギーは200Ryとした。
サンプリングk点は、5×5×3とした。
過剰酸素の動きやすさについての計算では、計算モデル内に存在する原子の数を85個
とし、酸素欠損の動きやすさについての計算では、計算モデル内に存在する原子の数を8
3個とした。
過剰酸素または酸素欠損の動きやすさは、過剰酸素または酸素欠損が各々のサイトへ移
動する際に越えることを要するエネルギーバリアの高さEbを計算することにより評価す
る。すなわち、移動に際して越えるエネルギーバリアの高さEbが高ければ移動しにくく
、エネルギーバリアの高さEbが低ければ移動しやすい。
まず、過剰酸素の移動について説明する。過剰酸素の移動の計算に用いたモデルを図1
に示す。計算は、以下の2つの遷移形態について行った。計算結果は、図2に示す。図2
では、横軸を(過剰酸素の移動の)経路長とし、縦軸を図1(A)のモデルAの状態のエ
ネルギーを基準とした相対エネルギーとしている。
過剰酸素の移動について、2つの遷移形態のうち、第1の遷移は、モデルAから図1(
B)に示すモデルBへの遷移である。第2の遷移は、モデルAから図1(C)に示すモデ
ルCへの遷移である。
なお、図1中の”1”と表記されている酸素原子をモデルAの第1の酸素原子と呼ぶ。
図1中の”2”と表記されている酸素原子をモデルAの第2の酸素原子と呼ぶ。図1中の
”3”と表記されている酸素原子をモデルAの第3の酸素原子と呼ぶ。
図2から明らかなように、第1の遷移のエネルギーバリアの高さEbは、0.53eV
であり、第2の遷移のエネルギーバリアの高さEbは、2.38eVである。そのため、
第1の遷移では第2の遷移よりもエネルギーバリアの高さEbが低い。そのため、第1の
遷移に要するエネルギーは第2の遷移に要するエネルギーよりも小さく、第1の遷移のほ
うが第2の遷移よりも起こりやすいといえる。
すなわち、モデルAの第1の酸素原子の移動は、モデルAの第3の酸素原子を押し出す
方向よりも、モデルAの第2の酸素原子を押し出す方向に移動しやすいといえる。従って
、酸素原子はInO層を横断して移動するよりもInO層に沿って移動しやすいとい
える。
上記計算は、結晶性IGZOの一つであるInO層に過剰酸素が一つ存在するモデル
を用いているが、上記計算に用いたモデルとは異なるモデルにおける計算結果を示す。具
体的には、InO層に過剰酸素が一つ存在するモデル(図10(A)参照)とガリウム
原子及び亜鉛原子が含まれる層に過剰酸素が一つ存在するモデル(図10(B)及び図1
1(A)、(B)参照)を構造最適化によって作製し、NEB法を用いて最小エネルギー
経路に沿った中間構造に対するエネルギーをそれぞれ算出した。なお、異なるモデルにお
ける計算は、上記計算と同様にして行った。
過剰酸素の移動の計算に用いたモデルの一部を図10(A)、(B)に示す。計算は、
以下の2つの遷移形態について行った。計算結果は、図12に示す。図12では、横軸を
(過剰酸素の移動の)経路長とし、縦軸を図10(A)のモデルDおよび図11(A)の
モデルFの状態のエネルギーをそれぞれ基準とした相対エネルギーとしている。
過剰酸素の移動について、2つの遷移形態のうち、第3の遷移は、図10(A)に示す
モデルDから図10(B)に示すモデルEへの遷移であり、具体的には、InO層に存
在する過剰酸素がガリウム及び亜鉛を含む層に移動する遷移である。第4の遷移は、図1
1(A)に示すモデルFから図11(B)に示すモデルGへの遷移であり、具体的にはガ
リウム及び亜鉛を含む層に存在する過剰酸素が当該層に隣接するガリウム及び亜鉛を含む
層に移動する遷移である。
なお、図10(A)、(B)中の”1”と表記されている酸素原子をモデルDの第1の
酸素原子と呼ぶ。図10(A)、(B)中の”2”と表記されている酸素原子をモデルD
の第2の酸素原子と呼ぶ。図11(A)、(B)中の”1”と表記されている酸素原子を
モデルFの第1の酸素原子と呼ぶ。図11(A)、(B)中の”2”と表記されている酸
素原子をモデルFの第2の酸素原子と呼ぶ。
図12から明らかなように、第3遷移のエネルギーバリアの高さEbは、0.61eV
であり、第4の遷移のエネルギーバリアの高さEbは、0.29eVである。そのため、
第3の遷移では第4の遷移よりもエネルギーバリアの高さEbが高い。そのため、第4の
遷移に要するエネルギーは第3の遷移に要するエネルギーよりも小さく、第4の遷移のほ
うが第3の遷移よりも起こりやすいといえる。
すなわち、InO層に存在する過剰酸素がガリウム原子及び亜鉛原子を含む層に移動
するよりも、ガリウム原子及び亜鉛原子を含む層に存在する過剰酸素が当該層に隣接する
ガリウム及び亜鉛を含む層に移動するほうが起こりやすいといえる。
また、図2及び図12より、過剰酸素の移動は、エネルギーバリアの高さEbが低い順
に起こりやすいといえる。つまり、第4の遷移、第1の遷移、第3の遷移、第2の遷移の
順に起こりやすい。
次に、酸素欠損の移動について説明する。酸素欠損の移動の計算に用いたモデルを図3
に示す。計算は、以下の2つの遷移形態について行った。計算結果は、図4に示す。図4
では、横軸を(酸素欠損の移動の)経路長とし、縦軸を図3(A)のモデルAの状態のエ
ネルギーを基準とした相対エネルギーとしている。
酸素欠損の移動について、2つの遷移形態のうち、第1の遷移は、モデルAから図3(
B)に示すモデルBへの遷移である。第2の遷移は、モデルAから図3(C)に示すモデ
ルCへの遷移である。
なお、図3(A)乃至(C)中の破線で描画している丸は、酸素欠損を表している。
図4から明らかなように、第1の遷移のエネルギーバリアの高さEbは、1.81eV
であり、第2の遷移のエネルギーバリアの高さEbは、4.10eVである。そのため、
第1の遷移では第2の遷移よりもエネルギーバリアの高さEbが低い。そのため、第1の
遷移に要するエネルギーは第2の遷移に要するエネルギーよりも小さく、第1の遷移のほ
うが第2の遷移よりも起こりやすいといえる。
すなわち、モデルAの酸素欠損はモデルCの酸素欠損の位置よりも、モデルBの酸素欠
損の位置のほうが移動しやすいといえる。従って、酸素欠損もInO層を横断して移動
するよりもInO層に沿って移動しやすいといえる。
次に、上記した6つの遷移形態の起こりやすさを別の側面から比較するために、これら
の遷移の温度依存性について説明する。上記した6つの遷移形態は、(1)過剰酸素の第
1の遷移、(2)過剰酸素の第2の遷移、(3)過剰酸素の第3の遷移、(4)過剰酸素
の第4の遷移、(5)酸素欠損の第1の遷移、(6)酸素欠損の第2の遷移の6つである
これらの遷移の温度依存性は、単位時間あたりの移動頻度により比較する。ここで、あ
る温度T(K)における移動頻度Z(/秒)は、化学的に安定な位置における酸素原子の
振動数Zo(/秒)を用いると、以下の式(1)で表される。
なお、式(1)において、Ebは各遷移におけるエネルギーバリアの高さであり、kは
ボルツマン定数である。また、Zo=1.0×1013(/秒)を計算に用いる。
過剰酸素または酸素欠損が1秒間あたりに1度だけエネルギーバリアの高さEbを越え
て移動する場合(Z=1(/秒)の場合)、Tについて式(1)を解くと以下の通りであ
る。
(1)過剰酸素の第1の遷移 Z=1においてT=206K(−67℃)
(2)過剰酸素の第2の遷移 Z=1においてT=923K(650℃)
(3)過剰酸素の第3の遷移 Z=1においてT=240K(−33℃)
(4)過剰酸素の第4の遷移 Z=1においてT=113K(−160℃)
(5)酸素欠損の第1の遷移 Z=1においてT=701K(428℃)
(6)酸素欠損の第2の遷移 Z=1においてT=1590K(1317℃)
一方、T=300K(27℃)の場合のZは、以下の通りである。
(1)過剰酸素の第1の遷移 T=300KにおいてZ=1.2×10(/秒)
(2)過剰酸素の第2の遷移 T=300KにおいてZ=1.0×10−27(/秒)
(3)過剰酸素の第3の遷移 T=300KにおいてZ=3.9×10(/秒)
(4)過剰酸素の第4の遷移 T=300KにおいてZ=1.2×10(/秒)
(5)酸素欠損の第1の遷移 T=300KにおいてZ=4.3×10−18(/秒)
(6)酸素欠損の第2の遷移 T=300KにおいてZ=1.4×10−56(/秒)
また、T=723K(450℃)の場合のZは、以下の通りである。
(1)過剰酸素の第1の遷移 T=723KにおいてZ=2.0×10(/秒)
(2)過剰酸素の第2の遷移 T=723KにおいてZ=2.5×10−4(/秒)
(3)過剰酸素の第3の遷移 T=723KにおいてZ=4.8×10(/秒)
(4)過剰酸素の第4の遷移 T=723KにおいてZ=9.2×1010(/秒)
(5)酸素欠損の第1の遷移 T=723KにおいてZ=2.5(/秒)
(6)酸素欠損の第2の遷移 T=723KにおいてZ=2.5×10−16(/秒)
上記計算結果を鑑みるに、過剰酸素は、T=300KにおいてもT=723Kにおいて
も、InO層を横断して移動するよりもInO層に沿って移動しやすいといえる。ま
た、酸素欠損も、T=300KにおいてもT=723Kにおいても、InO層を横断し
て移動するよりもInO層に沿って移動しやすいといえる。
さらに、T=300KにおいてもT=723Kにおいても、過剰酸素が最も移動しやす
い遷移形態は、ガリウム原子及び亜鉛原子を含む層に存在する過剰酸素が当該層に隣接す
るガリウム原子及び亜鉛原子を含む層に移動する遷移である過剰酸素の第4の遷移である
といえる。つまり、過剰酸素は、形成した膜の被形成面又は表面と平行方向に沿って移動
しやすいといえる。
また、T=300Kにおいて、InO層に沿った過剰酸素の移動は非常に起こりやす
いが、他の遷移形態は起こりにくい。T=723Kにおいては、InO層に沿う過剰酸
素の移動のみならず、InO層に沿う酸素欠損の移動も起こりやすいが、過剰酸素につ
いても酸素欠損についてもInO層を横断する移動は困難である。
以上説明したように、CAAC−OSでは、膜の被形成面または表面と平行方向に沿っ
て移動しやすい。そのため、当該膜の側面からの酸素抜けが問題となる。酸素抜けが生じ
ると過剰酸素の数が減少してしまい、酸素欠損を埋めることが困難になる。酸素欠損が存
在すると、スイッチング素子に用いるには好ましくないレベルにまでCAAC−OSの導
電性が高まるおそれがある。
なお、上記説明では過剰酸素または酸素欠損がInO層を横断する場合について説明
したが、本発明はこれに限定されず、酸化物半導体膜に含まれるインジウム以外の金属に
ついても同様である。
上記した酸素抜けは、CAAC−OSが島状に加工されている場合に特に顕著である。
酸化物半導体膜が島状に加工されていると、酸化物半導体膜の側面の面積が増大するため
である。
本発明の一態様は、CAAC−OSの側面からの酸素原子の脱離を防止し、CAAC−
OSに十分な酸素を含ませることを課題とする。また、半導体装置の劣化を抑制すること
を課題とする。
本発明の一態様は、少なくとも一部に結晶を有する島状の酸化物半導体膜と、島状の酸
化物半導体膜の少なくとも側面を覆って設けられた第1のゲート絶縁膜と、少なくとも島
状の酸化物半導体膜及び第1のゲート絶縁膜を覆って設けられた第2のゲート絶縁膜と、
を有し、第1のゲート絶縁膜は、島状の酸化物半導体膜に供給される酸素を透過する絶縁
膜であり、第2のゲート絶縁膜は、酸素透過性の低い絶縁膜であることを特徴とする半導
体装置である。
本発明の一態様は、少なくとも一部に結晶を有する島状の酸化物半導体膜と、島状の酸
化物半導体膜の少なくとも側面を覆って設けられた第1のゲート絶縁膜と、少なくとも島
状の酸化物半導体膜及び第1のゲート絶縁膜を覆って設けられた第2のゲート絶縁膜と、
第2のゲート絶縁膜上に島状の酸化物半導体膜と重畳して設けられたゲート電極と、を有
し、第1のゲート絶縁膜は、島状の酸化物半導体膜に供給される酸素を透過する絶縁膜で
あり、第2のゲート絶縁膜は、酸素透過性の低い絶縁膜であり、ゲート電極は、島状の酸
化物半導体膜の側面と重畳する第2のゲート絶縁膜に接して設けられていることを特徴と
する半導体装置である。
構成において、島状の酸化物半導体膜に含まれるいずれか一または複数の金属が、島状
の酸化物半導体膜中に層状に配列され、金属の層は、酸化物半導体膜の被形成面に平行で
あるとよい。
構成において、金属として、例えばインジウムを例示することができる。
構成において、第2のゲート絶縁膜として、例えば酸化アルミニウム膜を例示すること
ができる。
本発明の一態様は、第1及び第2の酸化物半導体膜上にゲート絶縁膜が設けられた半導
体装置の作製方法であって、インジウムの組成が小さく、ガリウムと亜鉛の組成が大きい
第1の酸化物半導体膜と、インジウムの組成と亜鉛の組成が大きい第2の酸化物半導体膜
と、を積層して形成し、ゲート絶縁膜を形成する前に熱処理を行う半導体装置の作製方法
である。
本発明の一態様は、第1及び第2の酸化物半導体膜上にゲート絶縁膜が設けられた半導
体装置の作製方法であって、第1の酸化物半導体膜と、第1の半導体膜よりも、インジウ
ムの組成と亜鉛の組成が大きく、ガリウムの組成が小さい第2の酸化物半導体膜と、を積
層して形成し、ゲート絶縁膜を形成する前に熱処理を行う半導体装置の作製方法である。
上記構成において、熱処理は、基板温度400℃〜800℃で行えばよい。
上記構成において、ゲート絶縁膜が2層の積層構造を有し、ゲート絶縁膜の上側の層は
酸化アルミニウム膜であることが好ましい。
本発明の一態様によれば、側面からの酸素原子の脱離を防止し、CAAC−OSに十分
な酸素を含ませることができる。また、半導体装置の劣化を抑制することができる。
過剰酸素の移動の計算に用いたモデル図。 図1のモデル図の計算結果。 酸素欠損の移動の計算に用いたモデル図。 図3のモデル図の計算結果。 本発明の一態様である半導体装置を説明する図。 本発明の一態様である半導体装置の作製方法を説明する図。 本発明の一態様である半導体装置の作製方法を説明する図。 本発明の一態様である半導体装置の作製方法を説明する図。 本発明の一態様である半導体装置を適用した電子機器を説明する図。 過剰酸素の移動の計算に用いたモデル図。 過剰酸素の移動の計算に用いたモデル図。 図10及び図11のモデル図の計算結果。
以下では、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明
は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及
び詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。したがって、本発
明は、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の一態様である半導体装置(トランジスタ)と、その作製方
法について説明する。
図5には、本発明の一態様である半導体装置としてトランジスタを示す。図5(A)に
は、トランジスタの上面図を示す。図5(B)には、図5(A)のX1−X2における断
面図を示し、図5(C)は、図5(A)のY1−Y2における断面図を示す。
図5(A)乃至(C)に示すトランジスタは、基板100上に設けられた下地膜102
と、下地膜102上に設けられた島状の酸化物半導体膜104と、島状の酸化物半導体膜
104を覆って設けられた第1のゲート絶縁膜106と、第1のゲート絶縁膜106上に
設けられた第2のゲート絶縁膜108と、第2のゲート絶縁膜108上に設けられたゲー
ト電極110と、ゲート電極110を覆って設けられた層間絶縁膜112と、層間絶縁膜
112上に設けられ、島状の酸化物半導体膜104に接続されたソース電極114a及び
ドレイン電極114bと、を有する。
図5に示すトランジスタでは、島状の酸化物半導体膜104を覆って第1のゲート絶縁
膜106と第2のゲート絶縁膜108が設けられており、第1のゲート絶縁膜106は、
島状の酸化物半導体膜104と接して設けられていてもよい、酸素透過性の高い絶縁膜で
あり、第2のゲート絶縁膜108は、酸素透過性の低い絶縁膜であることが特徴の一であ
る。好ましくは、第1のゲート絶縁膜106は、島状の酸化物半導体膜104に酸素を供
給する供給源として機能する酸化性絶縁膜であり、特に好ましくは、第1のゲート絶縁膜
106は、化学量論比よりも多くの酸素を含む。
このように、島状の酸化物半導体膜104を覆うゲート絶縁膜が2層であり上記特徴を
有することで、島状の酸化物半導体膜104に十分な酸素が供給されることになる。島状
の酸化物半導体膜104が十分な酸素を含むことで、酸素抜けによって導電性が高まるこ
とを防止することができる。
特に、図5(A)に太い破線で示す部分において導電性が高まると寄生チャネルが発生
し、スイッチング特性の低下及び信号遅延の原因となるところ、本発明の一態様によれば
、この部分においても低抵抗化を抑制することができるため、寄生チャネルの発生を防止
し、さらにはスイッチング特性の低下及び信号遅延も防止することができる。
次に、図6乃至図8を参照して図5に示すトランジスタの作製方法について説明する。
なお、図6乃至図8において、左側は、図5(B)に対応し、図6乃至図8において、右
側は、図5(C)に対応する。
まず、基板100上に下地膜102を形成する(図6(A))。下地膜102は、スパ
ッタリング法またはCVD法などにより形成すればよいが、水素、水、水酸基及び水素化
物などが混入しにくい方法で形成することが好ましい。
基板100は、トランジスタの作製工程における熱処理などにより変質しなければよく
、特定のものに限定されない。基板100としては、ガラス基板(好ましくは無アルカリ
ガラス基板)、石英基板、セラミック基板、プラスチック基板またはシリコン基板などを
例示列挙することができる。
下地膜102は、絶縁材料により形成する。ただし、下地膜102は、酸化物半導体膜
と接する膜であるため、水素、水、水酸基及び水素化物を極力含まず且つ酸素を含むとよ
い。好ましくは、該酸素の一部が熱処理により脱離する絶縁性酸化物材料により形成する
下地膜102は、化学量論比よりも多くの酸素を含むことが特に好ましい。下地膜10
2が化学量論比よりも多くの酸素を含むことで、酸化物半導体膜に酸素を供給する供給源
として機能させることもできる。
下地膜102が化学量論比よりも多くの酸素を含む場合として、例えば、酸化シリコン
SiOにおいてx>2である場合が挙げられる。ただし、これに限定されず、下地膜1
02は、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、窒化酸化シリコン、酸化アルミニウム、酸化
窒化アルミニウム、酸化ガリウム、酸化ハフニウムまたは酸化イットリウムなどで形成し
てもよい。なお、「窒化酸化シリコン」とは、その組成として、酸素よりも窒素の含有量
が多いものをいい、「酸化窒化シリコン」とは、その組成として、窒素よりも酸素の含有
量が多いものをいう。
なお、下地膜102は、複数の膜が積層された2層の積層膜であってもよい。この場合
には、下層には基板100に含まれる不純物などが酸化物半導体膜に侵入することを防止
するバリア膜を配し、上層には上記した酸化物半導体膜に酸素を供給する供給源として機
能する絶縁膜を配することが好ましい。上記バリア膜としては、窒化シリコン膜または酸
化アルミニウム膜を例示することができる。
なお、下地膜102の形成後には、水素、水、水酸基及び水素化物を除くこと(脱水化
または脱水素化と呼ぶ)を目的として熱処理を行い、その後、イオンインプランテーショ
ン法などにより酸素を導入することが好ましい。
次に、下地膜102上に酸化物半導体膜103を形成する(図6(B))。その後、酸
化物半導体膜103を加工して島状の酸化物半導体膜104を形成する(図6(C))。
酸化物半導体膜103は、水素、水、水酸基及び水素化物などが混入しにくい方法で形成
すればよく、例えばスパッタリング法により形成することが好ましい。
スパッタリング法は、希ガス雰囲気、酸素ガス雰囲気または希ガスと酸素ガスの混合ガ
ス雰囲気中などで行えばよい。また、酸化物半導体層への水素、水、水酸基及び水素化物
などの混入を防ぐために、これらが十分に除去された高純度ガスを用いることが好ましい
酸化物半導体膜103に用いる材料としては、酸化インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛、
二種類の金属を含む酸化物であるIn−Zn系酸化物、Sn−Zn系酸化物、Al−Zn
系酸化物、Zn−Mg系酸化物、Sn−Mg系酸化物、In−Mg系酸化物、In−Ga
系酸化物、三種類の金属を含む酸化物であるIn−Ga−Zn系酸化物(上記したように
、IGZOとも表記する。)、In−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Zn系酸化物、
Sn−Ga−Zn系酸化物、Al−Ga−Zn系酸化物、Sn−Al−Zn系酸化物、I
n−Hf−Zn系酸化物、In−La−Zn系酸化物、In−Ce−Zn系酸化物、In
−Pr−Zn系酸化物、In−Nd−Zn系酸化物、In−Sm−Zn系酸化物、In−
Eu−Zn系酸化物、In−Gd−Zn系酸化物、In−Tb−Zn系酸化物、In−D
y−Zn系酸化物、In−Ho−Zn系酸化物、In−Er−Zn系酸化物、In−Tm
−Zn系酸化物、In−Yb−Zn系酸化物、In−Lu−Zn系酸化物、四種類の金属
を含む酸化物であるIn−Sn−Ga−Zn系酸化物、In−Hf−Ga−Zn系酸化物
、In−Al−Ga−Zn系酸化物、In−Sn−Al−Zn系酸化物、In−Sn−H
f−Zn系酸化物、In−Hf−Al−Zn系酸化物などを用いることができる。
なお、ここで、例えば、In−Ga−Zn系酸化物とは、In、Ga及びZnを有する
酸化物という意味であり、InとGaとZnの比率は問わない。また、In、Ga及びZ
n以外の金属元素が含まれていてもよい。
例えば、In:Ga:Zn=1:1:1(=1/3:1/3:1/3)若しくはIn:
Ga:Zn=2:2:1(=2/5:2/5:1/5)の原子比のIn−Ga−Zn系酸
化物やその組成の近傍の酸化物を用いることができる。または、In:Sn:Zn=1:
1:1(=1/3:1/3:1/3)、In:Sn:Zn=2:1:3(=1/3:1/
6:1/2)若しくはIn:Sn:Zn=2:1:5(=1/4:1/8:5/8)の原
子比のIn−Sn−Zn系酸化物やその組成の近傍の酸化物を用いるとよい。ただし、こ
れに限定されるものではない。
なお、酸化物半導体膜103は、上記したように、好ましくは、CAAC−OSとする
なお、島状の酸化物半導体膜104が、2層の積層構造であってもよい。島状の酸化物
半導体膜104が、例えば、In−Ga−Zn系酸化物により形成されている場合には、
下地膜102に接する層(下層)ではガリウムと亜鉛の組成を大きく、且つインジウムの
組成を小さくし、下地膜102に接しない層(上層)では亜鉛とインジウムの組成を大き
くするとよい。すなわち、下地膜102に接しない層(上層)では、下地膜102に接す
る層(下層)よりも、インジウムの組成と亜鉛の組成が大きく、ガリウムの組成を小さく
するとよい。このように、亜鉛の組成を大きくすることで、CAAC−OSが良好に形成
されやすくなる。
しかし、島状の酸化物半導体膜104が亜鉛を多く含むと、後に形成されるゲート絶縁
膜の絶縁耐圧が低下する傾向が見られる。そのため、CAAC−OSの形成後、ゲート絶
縁膜を形成する前に亜鉛の低減を目的として熱処理を行うことが好ましい。該熱処理は、
基板温度400℃〜800℃で行えばよく、好ましくは基板温度650℃近傍で行う。こ
のような温度で熱処理を行うことで、ゲート絶縁膜中への亜鉛の混入を防止し、ゲート絶
縁膜の絶縁耐圧を向上させることができる。
なお、該熱処理は、本実施の形態にて説明する作製工程において、最も高温の工程であ
り、この後の熱処理は、該熱処理の温度以下で行うことが好ましい。残存している亜鉛が
、ゲート絶縁膜に混入することを防止するためである。
次に、島状の酸化物半導体膜104を覆って第1のゲート絶縁膜106を形成する(図
6(D))。第1のゲート絶縁膜106は、スパッタリング法またはCVD法などにより
形成すればよいが、水素、水、水酸基及び水素化物などが混入しにくい方法で形成するこ
とが好ましい。
第1のゲート絶縁膜106は、島状の酸化物半導体膜104と接して設けられていても
よい、酸素透過性の高い絶縁膜であればよい。好ましくは、第1のゲート絶縁膜106は
、島状の酸化物半導体膜104に酸素を供給する供給源として機能する酸化性絶縁膜であ
り、特に好ましくは、第1のゲート絶縁膜106は、化学量論的組成よりも多くの酸素を
含む。
次に、第1のゲート絶縁膜106上に第2のゲート絶縁膜108を形成する(図7(A
))。第2のゲート絶縁膜108は、スパッタリング法またはCVD法などにより形成す
ればよいが、水素、水、水酸基及び水素化物などが混入しにくい方法で形成することが好
ましい。
第2のゲート絶縁膜108は、島状の酸化物半導体膜104及び第1のゲート絶縁膜1
06から酸素原子を脱離させない酸素透過性の低い絶縁膜であればよい。このような酸素
透過性の低い絶縁膜としては、酸化アルミニウム膜又は窒化シリコン膜を例示することが
できる。
なお、第2のゲート絶縁膜108を酸化アルミニウムにより形成する場合には、まずア
ルミニウム膜を形成し、該アルミニウム膜に酸素を添加することで酸化アルミニウム膜と
してもよい。酸素の添加は、例えばイオンドーピング法又はイオン注入法により行えばよ
い。このとき、酸素の添加は、第1のゲート絶縁膜106中の水素、水、水酸基及び水素
化物などを熱処理により除去した後に行うことが好ましい。なお、酸化アルミニウムはス
パッタリング法で形成してもよい。
次に、第2のゲート絶縁膜108の形成後に熱処理を行うことが好ましい。当該熱処理
を第2のゲート絶縁膜108の形成後に行うことで、少なくとも下地膜102及び第1の
ゲート絶縁膜106のいずれか一方が酸素の供給源として機能し、酸素透過性の低い第2
のゲート絶縁膜108によって、当該酸素が外部に脱離することを抑制しながら当該酸素
を島状の酸化物半導体膜104に供給することができ、島状の酸化物半導体膜104に含
まれる酸素欠損を効率よく埋めることができる。従って、電気特性が良好なトランジスタ
を作製することができる。
なお、第1のゲート絶縁膜106の形成後には熱処理を行ってもよい。特に、第1のゲ
ート絶縁膜106をCVD法により形成する場合には、形成後に熱処理を行うことで水素
、水、水酸基及び水素化物などを除去することができる。なお、この熱処理は、亜鉛の除
去を目的とした熱処理と同じ温度以下で行う。
しかし、水素、水、水酸基及び水素化物などを除去する熱処理を行うと、酸素もともに
脱離してしまう。そのため、第1のゲート絶縁膜106に含まれる水素、水、水酸基及び
水素化物などを除去するための熱処理を行う場合には、第1のゲート絶縁膜106の熱処
理後に酸素の添加を行うことが好ましい。酸素の添加は、例えばイオンドーピング法又は
イオン注入法により行えばよい。
次に、第2のゲート絶縁膜108上に第1の導電膜109を形成する(図7(B))。
第1の導電膜109は、スパッタリング法またはCVD法などにより形成すればよい。
第1の導電膜109は、導電性材料により形成すればよい。第1の導電膜109に用い
ることができる導電性材料としては、アルミニウム、銅、チタン、タンタル及びタングス
テンなどの金属材料、並びに導電性を付与する不純物元素が添加された多結晶シリコンを
例示することができる。
次に、第1の導電膜109を加工してゲート電極110を形成する(図7(C))。加
工は、エッチングなどにより行えばよい。
次に、ゲート電極をマスクとして、島状の酸化物半導体膜104にドーパントを添加す
ることで、島状の酸化物半導体膜104にチャネル形成領域104a及びドーパントを含
む領域104bを形成する(図7(D))。ドーパントとしては、ホウ素、窒素、フッ素
、アルミニウム、リン、ヒ素、インジウム、スズ、アンチモン、ヘリウム、ネオン、アル
ゴン、クリプトン及びキセノンなどがある。ドーパントの添加は、例えばイオンドーピン
グ法又はイオン注入法により行えばよい。そして、ドーパントを添加した後に、熱処理を
行ってもよい。該熱処理は、基板温度300℃〜500℃で行うことができる。ドーパン
トを含む領域104bは、チャネル形成領域104aよりも低抵抗な領域となる。
次に、ゲート電極110を覆って層間絶縁膜112を形成する(図8(A))。層間絶
縁膜112は、スパッタリング法またはCVD法などにより形成すればよい。
層間絶縁膜112は、下地膜102、第1のゲート絶縁膜106及び第2のゲート絶縁
膜108の材料として例示した上記材料を用いればよい。
次に、第1のゲート絶縁膜106、第2のゲート絶縁膜108及び層間絶縁膜112に
開口部113a及び開口部113bを形成する(図8(B))。開口部113a及び開口
部113bは、エッチングを用いて加工するなどして形成する。
なお、開口部113a及び開口部113bの形成後に島状の酸化物半導体膜104にド
ーパントを添加することで、島状の酸化物半導体膜104にドーパントを含む領域104
cを形成するとよい(図8(B))。ドーパントの添加は、例えばイオンドーピング法又
はイオン注入法により行えばよい。そして、ドーパントを添加した後、熱処理を行うこと
ができる。該熱処理は、基板温度300℃〜500℃で行えばよい。ドーパントを含む領
域104cは、チャネル形成領域104a及びドーパントを含む領域104bよりも低抵
抗な領域となる。
次に、層間絶縁膜112上に第2の導電膜114を形成する(図8(C))。第2の導
電膜114は、開口部113a及び開口部113bにおいて島状の酸化物半導体膜104
に接続されるように形成する。第2の導電膜114は、スパッタリング法またはCVD法
などにより形成すればよい。
第2の導電膜114は、導電性材料により形成すればよく、第1の導電膜109の材料
として例示した上記材料を用いればよい。
次に、第2の導電膜114を加工してソース電極114a及びドレイン電極114bを
形成する(図8(D))。
以上説明したように、図5に示すトランジスタを作製することができる。
なお、本発明の一態様である半導体装置は、本実施の形態において説明した構造に限定
されるものではない。
(実施の形態2)
本発明の一態様である実施の形態1にて説明した半導体装置は、電子機器に搭載するこ
とができる。本実施の形態では、実施の形態1にて説明したトランジスタを搭載した電子
機器について説明する。
図9(A)及び図9(B)は2つ折り可能なタブレット型端末である。図9(A)は、
開状態であり、図9(B)は、閉状態である。図9(A)に示すタブレット型端末は、筐
体200と、表示部202aと、表示部202bと、留め具206と、表示モード切り替
えスイッチ208と、電源スイッチ210と、省電力モード切り替えスイッチ212と、
操作スイッチ214と、を有する。
実施の形態1の半導体装置は、表示部202a及び表示部202bの画素トランジスタ
に適用することができる。または、図9(A)及び図9(B)に示すタブレット型端末の
記憶素子に実施の形態1の半導体装置を適用してもよい。
また、表示部202aは、一部をタッチパネルの領域204aとすることができ、表示
された操作キー218にふれることでデータ入力をすることができる。なお、表示部20
2aにおいては、一例として表示部202aの半分が表示のみの機能を有し、他の領域が
タッチパネルの機能を有する構成を示しているが、これに限定されない。表示部202a
の全ての領域がタッチパネルの機能を有していてもよい。例えば、表示部202aの全面
にキーボードボタンを表示させてタッチパネルとし、表示部202bを表示画面として用
いてもよい。
表示部202bにおいても表示部202aと同様に、表示部202bの一部をタッチパ
ネルの領域204bとしてもよい。また、タッチパネルのキーボード表示切り替えボタン
216が表示されている位置に指やスタイラスなどを接触させることで、表示部202b
にキーボードボタンを表示させることができる。なお、表示部202bもタッチパネルと
して機能してもよい。
また、表示モード切り替えスイッチ208は、縦表示若しくは横表示などの表示の向き
の切り替え、または、白黒表示若しくはカラー表示などの切り替えを行うことができる構
成であるとよい。
なお、図9(A)及び図9(B)に示すタブレット型端末は、光センサなどの光量を検
出するセンサまたは加速度センサなどの端末の傾きを検出するセンサなどを有していても
よい。
省電力モード切り替えスイッチ212は、光センサで検出される使用時の外光の光量に
応じて表示の輝度を最適なものとするために用いられる。
図9(B)には閉状態のタブレット型端末を示しているが、図9(B)に示すタブレッ
ト型端末では、筐体200に太陽電池220が設けられている。
図9(A)及び(B)に示すタブレット型端末は太陽電池220を搭載しているため、
受光により生じた電力を利用することができる。
なお、図9(A)及び(B)に示すタブレット型端末は2つ折り可能なため、未使用時
には筐体200を閉じた状態にすることができる。従って、表示部202a及び表示部2
02bを保護できるため、耐久性に優れ、長期使用の観点からも信頼性に優れたタブレッ
ト型端末とすることができる。
100 基板
102 下地膜
103 酸化物半導体膜
104 島状の酸化物半導体膜
104a チャネル形成領域
104b ドーパントを含む領域
104c ドーパントを含む領域
106 第1のゲート絶縁膜
108 第2のゲート絶縁膜
109 第1の導電膜
110 ゲート電極
112 層間絶縁膜
113a 開口部
113b 開口部
114 第2の導電膜
114a ソース電極
114b ドレイン電極
200 筐体
202a 表示部
202b 表示部
204a タッチパネルの領域
204b タッチパネルの領域
206 留め具
208 表示モード切り替えスイッチ
210 電源スイッチ
212 省電力モード切り替えスイッチ
214 操作スイッチ
216 キーボード表示切り替えボタン
218 操作キー
220 太陽電池

Claims (2)

  1. 金属原子が被形成面と平行な方向に層状に配列した領域を有する島状の酸化物半導体膜を形成し、
    前記島状の酸化物半導体膜を形成した後に400℃以上800℃以下の温度で熱処置を行い、
    前記島状の酸化物半導体膜の少なくとも側面を覆って、化学量論比よりも多くの酸素を有する第1の絶縁膜を形成し、
    前記第1の絶縁膜上に、前記第1の絶縁膜よりも酸素透過性の低い第2の絶縁膜を形成し、
    前記第1の絶縁膜から前記島状の酸化物半導体膜に酸素を供給することを特徴とする半導体装置の作製方法。
  2. 金属原子が被形成面と平行な方向に層状に配列した領域を有する島状の酸化物半導体膜を形成し、
    前記島状の酸化物半導体膜を形成した後に400℃以上800℃以下の温度で熱処置を行い、
    前記島状の酸化物半導体膜の少なくとも側面を覆って、酸素を有する第1の絶縁膜を形成し、
    前記第1の絶縁膜上に、前記第1の絶縁膜よりも酸素透過性の低い第2の絶縁膜を形成し、
    前記第1の絶縁膜から前記島状の酸化物半導体膜に酸素を供給することを特徴とする半導体装置の作製方法。
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