JP6219233B2 - 無瞬断切替装置および無瞬断切替方法 - Google Patents

無瞬断切替装置および無瞬断切替方法 Download PDF

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Description

本発明は、送信側ノードと受信側ノードが2つの異なる伝送経路を介して接続され、送信側ノードから両伝送経路に同一のパケット信号を送信し、受信側ノードに先着するパケット信号を選択して出力する無瞬断切替装置および無瞬断切替方法に関する。
図8は、従来の無瞬断切替装置の動作例を示す(特許文献1)。
図8において、送信側ノード10と受信側ノード20は、経路長の異なる伝送経路0,1を介して対向接続される。ここでは、伝送経路0を短経路とし、伝送経路1を長経路とする。
送信側ノード10は、シーケンス番号を付与して複製した同一のパケット信号を伝送経路0,1に送信する。ここで、短経路の伝送経路0に送信されたパケット信号を「S」、長経路の伝送経路1に送信されたパケット信号を「L」と表記するが、シーケンス番号を含めて複製された同じものである。
受信側ノード20は、伝送経路0,1からそれぞれ到着する同一シーケンス番号のパケット信号S,Lについて、先着のパケット信号を出力し、後着のパケット信号を廃棄する。通常は、図8(1) に示すように、短経路の伝送経路0を伝搬したパケット信号Sが先着となり、受信側ノード20から出力される。
一方、図8(2) に示すように短経路の伝送経路0が故障し、ここでは受信側ノード20にシーケンス番号「2」のパケット信号Sが到着しない場合、長経路の伝送経路1から到着するシーケンス番号「2」のパケット信号Lが先着となり、受信側ノード20から出力される。このとき、短経路の伝送経路0を伝搬したシーケンス番号「1」のパケット信号Sと、長経路の伝送経路1を伝搬したシーケンス番号「2」のパケット信号Lとの間の遅延が、伝送経路0,1の経路長差(遅延時間差)に応じて増加し、受信側ノード20の後段への影響が大きくなる。
なお、長経路である伝送経路1が故障した場合は、もともと遅れて到着するパケット信号が到着しないだけであり、短経路の伝送経路0から到着するパケット信号がそのまま出力されるので支障はない。
特開2012−178665号公報
従来の先着優先型の無瞬断切替装置では、短経路の伝送経路の故障時に、長経路の伝送経路への切り替えに伴う遅延が増加する傾向がある。
本発明は、先着優先型の無瞬断切替装置において、伝送経路故障時の遅延増加を抑えた無瞬断切替を実現する無瞬断切替装置および無瞬断切替方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、パケット信号にシーケンス番号を付与して複製し、第1の伝送経路および第2の伝送経路に送信する送信側ノードと、第1の伝送経路および第2の伝送経路を伝搬したパケット信号を入力し、該パケット信号のシーケンス番号から先着または後着を判定し、先着のパケット信号を後段へ出力し、後着のパケット信号を廃棄する受信側ノードとを備えた無瞬断切替装置において、第1の伝送経路および第2の伝送経路の途中にそれぞれ2入力2出力構成の第1の共有ノードおよび第2の共有ノードを挿入し、該第1の共有ノードの入力1および出力1を第1の伝送経路に接続し、該第2の共有ノードの入力1および出力1を第2の伝送経路に接続し、該第1の共有ノードの出力2と該第2の共有ノードの入力2を接続し、該第2の共有ノードの出力2と該第1の共有ノードの入力2を接続する構成であり、第1の共有ノードは、第1の伝送経路から入力1および第2の共有ノードから入力2へそれぞれ入力する同一シーケンス番号のパケット信号について先着または後着を判定し、先着の場合に複製して出力1から第1の伝送経路および出力2から第2の共有ノードへ出力し、後着の場合に廃棄する構成であり、第2の共有ノードは、第2の伝送経路から入力1および第1の共有ノードから入力2へそれぞれ入力する同一シーケンス番号のパケット信号について先着または後着を判定し、先着の場合に複製して出力1から第2の伝送経路および出力2から第1の共有ノードへ出力し、後着の場合に廃棄する構成である。
第1の発明の無瞬断切替装置において、第1の共有ノードおよび第2の共有ノードは、入力1および入力2から入力するパケット信号のシーケンス番号を読み取り、当該シーケンス番号が登録されているか否かにより先着または後着を判定し、先着のパケット信号であれば当該シーケンス番号を登録するとともに先着のパケット信号を出力し、後着のパケット信号であれば廃棄するシーケンス番号読取判定手段と、シーケンス番号読取判定手段から出力された先着のパケット信号を複製し、出力1および出力2から出力するパケット信号出力制御手段とを備える。
第2の発明は、送信側ノードでパケット信号にシーケンス番号を付与して複製し、第1の伝送経路および第2の伝送経路に送信し、第1の伝送経路および第2の伝送経路を伝搬したパケット信号を受信側ノードに入力し、該パケット信号のシーケンス番号から先着または後着を判定し、先着のパケット信号を後段へ出力し、後着のパケット信号を廃棄する無瞬断切替方法において、第1の伝送経路および第2の伝送経路の途中にそれぞれ2入力2出力構成の第1の共有ノードおよび第2の共有ノードを挿入し、該第1の共有ノードの入力1および出力1を第1の伝送経路に接続し、該第2の共有ノードの入力1および出力1を第2の伝送経路に接続し、該第1の共有ノードの出力2と該第2の共有ノードの入力2を接続し、該第2の共有ノードの出力2と該第1の共有ノードの入力2を接続し、第1の共有ノードは、第1の伝送経路から入力1および第2の共有ノードから入力2にそれぞれ入力する同一シーケンス番号のパケット信号について先着または後着を判定し、先着の場合に複製して出力1から第1の伝送経路および出力2から第2の共有ノードに出力し、後着の場合に廃棄し、第2の共有ノードは、第2の伝送経路から入力1および第1の共有ノードから入力2にそれぞれ入力する同一シーケンス番号のパケット信号について先着または後着を判定し、先着の場合に複製して出力1から第2の伝送経路および出力2から第1の共有ノードへ出力し、後着の場合に廃棄する。
第2の発明の無瞬断切替方法において、第1の共有ノードおよび第2の共有ノードは、シーケンス番号読取判定手段で入力1および入力2から入力するパケット信号のシーケンス番号を読み取り、当該シーケンス番号が登録されているか否かにより先着または後着を判定し、先着のパケット信号であれば当該シーケンス番号を登録するとともに先着のパケット信号を出力し、後着のパケット信号であれば廃棄し、シーケンス番号読取判定手段からパケット信号出力制御手段に入力する先着のパケット信号を複製し、出力1および出力2から出力する。
第1の発明および第2の発明は、2つの異なる伝送経路を介して接続される送信側ノードと受信側ノードとの間で先着優先型の無瞬断切替を行う構成において、2つの伝送経路を分割してそれぞれ共有ノードを介して接続し、各共有ノードの入出力間を相互に接続することにより、前半の2つの伝送経路を介して共有ノードに先着のパケット信号を後半の2つの伝送経路に送信することができる。これにより、短経路の伝送経路が故障しても、各伝送経路に挿入される共有ノードで前半の伝送経路の経路長差が吸収され、受信側ノードで先着優先型の無瞬断切替を行う場合の遅延差を低減することができる。
本発明の無瞬断切替装置の実施例構成1を示す図である。 本発明の無瞬断切替装置の実施例構成2を示す図である。 伝送経路0a,1aの経路差が大きい場合の共有ノードの動作例を示す図である。 伝送経路0a,1aの経路差が小さい場合の共有ノードの動作例を示す図である。 伝送経路0aが故障の場合の共有ノードの動作例を示す図である。 伝送経路0aが一時的に故障の場合の共有ノードの動作例を示す図である。 共有ノード30−0の構成例を示す図である。 従来の無瞬断切替装置の動作例を示す図である。
図1は、本発明の無瞬断切替装置の実施例構成1を示す。
図1において、送信側ノード10と受信側ノード20は、0系の伝送経路0a、共有ノード30、0系の伝送経路0bを介して接続されるとともに、1系の伝送経路1a、共有ノード30、1系の伝送経路1bを介して接続される。すなわち、共有ノード30により、図8に示す0系の伝送経路0を伝送経路0aと伝送経路0bに分割し、1系の伝送経路1を伝送経路1aと伝送経路1bに分割した構成であり、伝送経路0aと伝送経路1aの経路長差、さらに伝送経路0bと伝送経路1bの経路長差が、それぞれ経路分割前に比べて縮小される。
送信側ノード10は、伝送経路0aと伝送経路1aにシーケンス番号を付与して複製した同一のパケット信号を送出する構成である。共有ノード30は、入力1,2にそれぞれ入力するパケット信号について、シーケンス番号から判定して先着の場合は複製して出力1,2から出力し、後着の場合は廃棄する構成である。受信側ノード20は、伝送経路0bと伝送経路1bからそれぞれ入力するパケット信号について、シーケンス番号から判定して先着の場合は後段に出力し、後着の場合は廃棄する構成である。
これにより、図8に示す従来構成の受信側ノード20では、例えば伝送経路0が故障すると伝送経路1への切り替えに限定されるが、本実施例構成1では例えば短経路の伝送経路0aが故障しても、長経路の伝送経路1aを通過したパケット信号が共有ノード30で複製されて伝送経路0b,1bを介して受信側ノード20に到着する。すなわち、受信側ノード20からみて伝送経路1a→0bまたは伝送経路1a→1bとなる。したがって、短経路の伝送経路0aが故障しても、共有ノード30の無瞬断切替により伝送経路0a,1aの経路長差が吸収され、その状態を維持して受信側ノード20に到着することになるので、受信側ノード20で先着優先型の無瞬断切替を行う場合の遅延差を低減することができる。詳しくは、図6を参照して改めて説明する。
図2は、本発明の無瞬断切替装置の実施例構成2を示す。
図2において、送信側ノード10と受信側ノード20は、0系の伝送経路0a、共有ノード30−0、0系の伝送経路0bを介して接続されるとともに、1系の伝送経路1a、共有ノード30−1、1系の伝送経路1bを介して接続される。すなわち、共有ノード30−0により、図8に示す0系の伝送経路0を伝送経路0aと伝送経路0bに分割し、共有ノード30−1により、図8に示す1系の伝送経路1を伝送経路1aと伝送経路1bに分割した構成であり、伝送経路0aと伝送経路1aの経路長差、さらに伝送経路0bと伝送経路1bの経路長差が、それぞれ経路分割前に比べて縮小される。
本実施例構成2の特徴は、共有ノード30−0の入力1および出力1をそれぞれ伝送経路0a,0bに接続し、共有ノード30−1の入力1および出力1をそれぞれ伝送経路1a,1bに接続し、共有ノード30−0の出力2と共有ノード30−1の入力2を接続し、共有ノード30−1の出力2と共有ノード30−0の入力2を接続する構成である。
送信側ノード10は、伝送経路0aと伝送経路1aにシーケンス番号を付与して複製した同一のパケット信号を送出する構成である。共有ノード30−0,30−1は、入力1,2にそれぞれ入力するパケット信号について、シーケンス番号から判定して先着の場合は複製して出力1,2から出力し、後着の場合は廃棄する構成である。受信側ノード20は、伝送経路0bと伝送経路1bからそれぞれ入力するパケット信号について、シーケンス番号から判定して先着の場合は後段に出力し、後着の場合は廃棄する構成である。
この実施例構成2の共有ノード30−0,30−1は、図1に示す実施例構成1の共有ノード30を冗長構成とした構成であり、当該共有ノード30が故障してもパケット断となる事態を回避し、無瞬断切替による信頼性を向上させたものである。基本的な機能は同等であるので、以下の説明では実施例構成2に基づいて説明する。
また、伝送経路0a,0bを短経路とし、伝送経路1a,1bを長経路とするが、例えば伝送経路0bを長経路とし、伝送経路1bを短経路としてもよい。
(伝送経路0a,1aの経路差が大きい場合)
図3は、伝送経路0a,1aの経路差が大きい場合の共有ノードの動作例を示す。
図3において、送信側ノード10から伝送経路0aと伝送経路1aに送信されたシーケンス番号「2」のパケット信号は、通常は短経路の伝送経路0aを介して接続される共有ノード30−0に先着する。ここで、短経路の伝送経路0aに送信されたパケット信号を「S」、長経路の伝送経路1aに送信されたパケット信号を「L」と表記するが、シーケンス番号を含めて複製された同じものである。
共有ノード30−0では、伝送経路0aからシーケンス番号「2」のパケット信号Sを入力し、そのパケット信号Sが先着であることを判定すると、複製して伝送経路0bおよび共有ノード30−1へ出力する。
共有ノード30−1では、伝送経路1aからシーケンス番号「2」のパケット信号Lが入力する前に、共有ノード30−0から伝送経路0aを伝搬したシーケンス番号「2」のパケット信号Sが入力することになる。よって、シーケンス番号「2」のパケット信号Sが先着となり、複製して伝送経路1bおよび共有ノード30−0へ出力する。その後、伝送経路1aからシーケンス番号「2」のパケット信号Lが入力しても、後着として廃棄される。同様に、共有ノード30−0に共有ノード30−1から出力されたシーケンス番号「2」のパケット信号Sが入力するが、後着として廃棄される。
以上により、共有ノード30−0から伝送経路0bへ、および共有ノード30−1から伝送経路1bへは、ともに伝送経路0aを伝搬したパケット信号Sが出力される。受信側ノード20には、パケット信号Sがそれぞれの経路差に応じた遅延時間差で到着し、通常は短経路の伝送経路0bから到着するパケット信号Sが先着となり、後段に出力される。また、伝送経路1bから到着するパケット信号Sは後着となり、廃棄される。
(伝送経路0a,1aの経路差が小さい場合)
図4は、伝送経路0a,1aの経路差が小さい場合の共有ノードの動作例を示す。
図4において、送信側ノード10から伝送経路0aと伝送経路1aに送信されたシーケンス番号「2」のパケット信号S,Lは、共有ノード30−0と共有ノード30−1にほぼ同時に到着するものとする。
共有ノード30−0では、伝送経路0aからシーケンス番号「2」のパケット信号Sを入力し、そのパケット信号Sが先着であることを判定すると、複製して伝送経路0bおよび共有ノード30−1へ出力する。
共有ノード30−1では、伝送経路1aからシーケンス番号「2」のパケット信号Lを入力し、そのパケット信号Lが先着であることを判定すると、複製して伝送経路1bおよび共有ノード30−0へ出力する。
その後、共有ノード30−0には、共有ノード30−1からシーケンス番号「2」のパケット信号Lが入力されるが、後着として廃棄される。共有ノード30−1には、共有ノード30−0からシーケンス番号「2」のパケット信号Sが入力されるが、後着として廃棄される。
以上により、共有ノード30−0から伝送経路0bへは、伝送経路0aを伝搬したパケット信号Sが出力され、共有ノード30−1から伝送経路1bへは、伝送経路1aを伝搬したパケット信号Lが出力される。受信側ノード20には、パケット信号S,Lがそれぞれの経路差に応じた遅延時間差で到着し、通常は短経路の伝送経路0bから到着するパケット信号Sが先着となり、出力される。また、伝送経路1bから到着するパケット信号Lは後着となり、廃棄される。
なお、伝送経路0a,1aの経路差が小さい場合でも、共有ノード30−1において、伝送経路1aから入力するシーケンス番号「2」のパケット信号Lと、伝送経路0aから共有ノード30−0を介して入力するシーケンス番号「2」のパケット信号Sの入力タイミング差以上の経路差があれば、図3に示す経路差が大きい場合と同様に、伝送経路0b,1bにはシーケンス番号「2」のパケット信号Sが送信される。ただし、図1の実施例構成1に示す1つの共有ノード30を用いる構成では、伝送経路0a,1aの経路差の大小にかかわらず、経路差が0でない限り先着したパケット信号が複製されて伝送経路0b,1bに送出される。その点では、図4に示すケースは、図2の実施例構成2に示す2つの共有ノード30−0,30−1を用いた構成に特有のものとなる。
(伝送経路0aが故障した場合)
図5は、伝送経路0aが故障した場合の共有ノードの動作例を示す。
図5において、送信側ノード10から伝送経路0aと伝送経路1aに送信されたシーケンス番号「2」のパケット信号S,Lは、伝送経路0aが故障のため共有ノード30−0には到着せず、伝送経路1aを介して接続される共有ノード30−1に到着する。
共有ノード30−1では、伝送経路1aからシーケンス番号「2」のパケット信号Lを入力し、そのパケット信号Lが先着であることを判定すると、複製して伝送経路1bおよび共有ノード30−0へ出力する。
共有ノード30−0では、伝送経路0aからシーケンス番号「2」のパケット信号Sが入力せず、共有ノード30−1から伝送経路1aを伝搬したシーケンス番号「2」のパケット信号Lが入力することになる。よって、シーケンス番号「2」のパケット信号Lが先着となり、複製して伝送経路0bおよび共有ノード30−1へ出力する。その後、共有ノード30−1には、共有ノード30−0から出力されたシーケンス番号「2」のパケット信号Lが入力されるが、後着として廃棄される。
以上により、共有ノード30−0から伝送経路0bへ、および共有ノード30−1から伝送経路1bへは、ともに伝送経路1aを伝搬したパケット信号Lが出力される。受信側ノード20には、パケット信号Lがそれぞれの経路差に応じた時間差で到着し、通常は短経路の伝送経路0bから到着するパケット信号Lが先着となり、出力される。また、伝送経路1bから到着するパケット信号Lは後着となり、廃棄される。
なお、長経路である伝送経路1aが故障した場合は、もともと遅れて到着するパケット信号が到着しないだけであり、図3に示す伝送経路0aと伝送経路1aの経路差が大きい場合の動作と同様である。
(伝送経路0aが一時的に故障した場合)
図6は、伝送経路0aが一時的に故障した場合の共有ノードの動作例を示す。なお、一時的故障とは、1つのパケット信号が廃棄され、次のシーケンス番号のパケット信号が到着する場合である。
図6(1) において、送信側ノード10から伝送経路0a,1aに送信されたシーケンス番号「1」のパケット信号S,Lは、伝送経路0a,1aの経路差に応じて、図3または図4に示すように共有ノード30−0,30−1から伝送経路0b,1bにそれぞれ送信される。ここでは、図3に示す伝送経路0a,1aの経路差が大きい場合に相当し、シーケンス番号「1」のパケット信号Sが伝送経路0b,1bに送信される場合を示す。
次に、送信側ノード10から伝送経路0a,1aに送信されたシーケンス番号「2」のパケット信号S,Lは、伝送経路0aの一時的故障のため共有ノード30−0には到着せず、共有ノード30−1のみに到着する。
共有ノード30−1では、伝送経路1aからシーケンス番号「2」のパケット信号Lを入力し、そのパケット信号Lが先着であることを判定すると、複製して伝送経路1bおよび共有ノード30−0へ出力する。
共有ノード30−0では、伝送経路0aからシーケンス番号「2」のパケット信号Sが入力せず、共有ノード30−1から伝送経路1aを伝搬したシーケンス番号「2」のパケット信号Lが入力することになる。よって、シーケンス番号「2」のパケット信号Lが先着となり、複製して伝送経路0bおよび共有ノード30−1へ出力する。その後、共有ノード30−1には、共有ノード30−0から出力されたシーケンス番号「2」のパケット信号Lが入力されるが、後着として廃棄される。
以上により、共有ノード30−0から伝送経路0bへは、伝送経路0aを伝搬したシーケンス番号「1」のパケット信号Sの次に、伝送経路1aを伝搬したシーケンス番号「2」のパケット信号Lが出力される。共有ノード30−1から伝送経路1bへも同様である。受信側ノード20には、パケット信号S,Lがそれぞれの経路差に応じた時間差で到着し、通常は短経路の伝送経路0bから到着するパケット信号S,Lが先着となり、出力される。また、伝送経路1bから到着するパケット信号S,Lは後着となり、廃棄される。
ここで、本発明の構成では、図8に示す短経路の伝送経路0が共有ノード30−0を介して伝送経路0a,0bに2分割され、長経路の伝送経路1が共有ノード30−1を介して伝送経路1a,1bに2分割されたものとすると、前半の短経路の伝送経路0aと長経路の伝送経路1aの経路長差が、経路分割前に比べて縮小される。そのため、共有ノード30−0,30−1からそれぞれ出力されるシーケンス番号「1」のパケット信号Sとシーケンス番号「2」のパケット信号Lの遅延差が縮小され、その状態を維持して受信側ノード20に到着することになる。よって、経路切替に伴うシーケンス番号「1」のパケット信号Sとシーケンス番号「2」のパケット信号Lの遅延差は、図8(2) に示す経路分割前に比べて縮小される。
次に、図6(2) において、送信側ノード10から伝送経路0aに送信されたシーケンス番号「2」のパケット信号Sは、伝送経路0aの一時的故障のため共有ノード30−0には到着せず、次のシーケンス番号「3」のパケット信号Sが共有ノード30−0に到着するものとする。
共有ノード30−0では、伝送経路0aからシーケンス番号「2」のパケット信号Sが入力せず、次のシーケンス番号「3」のパケット信号Sが入力し、そのパケット信号Sが先着であることを判定すると、複製して伝送経路0bおよび共有ノード30−1へ出力する。
共有ノード30−1では、伝送経路1aからシーケンス番号「2」のパケット信号Lが入力する前に、共有ノード30−0から伝送経路0aを伝搬したシーケンス番号「3」のパケット信号Sが入力するものとする。よって、シーケンス番号「3」のパケット信号Sが先着となり、複製して伝送経路1bおよび共有ノード30−0へ出力する。その後、伝送経路1aからシーケンス番号「2」のパケット信号Lを入力し、そのパケット信号Lが先着であることを判定すると、複製して伝送経路1bおよび共有ノード30−0へ出力する。
共有ノード30−0では、共有ノード30−1から伝送経路1aを伝搬したシーケンス番号「2」のパケット信号Lを入力し、そのパケット信号Lが先着であることを判定すると、複製して伝送経路0bおよび共有ノード30−1へ出力する。その後、共有ノード30−1には、共有ノード30−0から出力されたシーケンス番号「2」のパケット信号Lが入力するが、後着として廃棄される。
以上により、共有ノード30−0から伝送経路0bへは、伝送経路0aを伝搬したシーケンス番号「3」のパケット信号Sの次に、伝送経路1aを伝搬したシーケンス番号「2」のパケット信号Lが出力される。共有ノード30−1から伝送経路1bへも同様である。受信側ノード20には、シーケンス番号「3」のパケット信号Sと、シーケンス番号「2」のパケット信号Lがそれぞれの経路差に応じた遅延時間差で到着し、シーケンス番号の順番を入れ換えて出力される。
なお、伝送経路0aから共有ノード30−0に到着するシーケンス番号「3」のパケット信号Sの到着タイミングと、伝送経路1aから共有ノード30−1に到着するシーケンス番号「2」のパケット信号Lの到着タイミングは、伝送経路0a,1aの経路差に応じて不確定である。したがって、共有ノード30−1において、図6(2) に示すように伝送経路0aを伝搬したシーケンス番号「3」のパケット信号Sの入力が先で、伝送経路1aからシーケンス番号「2」のパケット信号Lの入力が後になるとは限らず、その逆の場合もありうる。その場合は、受信側ノード20には、シーケンス番号順に到着することになり、パケット信号の入れ換えは不要となる。
図7は、共有ノード30−0の構成例を示す。なお、図1に示す共有ノード30および図2に示す共有ノード30−1についても同様の構成である。
図7において、共有ノード30−0は、入力1および入力2からパケット信号を入力するシーケンス番号読取判定部31、先着するパケット信号のシーケンス番号を記録する先着シーケンス番号記録部32、出力1および出力2へパケット信号を出力するパケット信号複製部33により構成される。
シーケンス番号読取判定部31は、伝送経路0aから入力するパケット信号のシーケンス番号、および共有ノード30−1の出力2から入力するパケット信号のシーケンス番号をそれぞれ読み取り、当該シーケンス番号が先着シーケンス番号記録部32に未登録であれば先着シーケンス番号記録部32に登録するとともに先着パケット信号としてパケット信号複製部33に出力し、既登録であれば後着パケット信号と判定して廃棄する。パケット信号複製部33は、シーケンス番号読取判定部31から出力された先着のパケット信号を複製し、伝送経路0bへ出力するとともに、共有ノード30−1の入力2へ出力する。
0,0a,0b 伝送経路(短経路)
1,1a,1b 伝送経路(長経路)
10 送信側ノード
20 受信側ノード
30,30−0,30−1 共有ノード
31 シーケンス番号読取判定部
32 先着シーケンス番号記録部
33 パケット信号複製部

Claims (4)

  1. パケット信号にシーケンス番号を付与して複製し、第1の伝送経路および第2の伝送経路に送信する送信側ノードと、
    前記第1の伝送経路および第2の伝送経路を伝搬したパケット信号を入力し、該パケット信号のシーケンス番号から先着または後着を判定し、先着のパケット信号を後段へ出力し、後着のパケット信号を廃棄する受信側ノードと
    を備えた無瞬断切替装置において、
    前記第1の伝送経路および前記第2の伝送経路の途中にそれぞれ2入力2出力構成の第1の共有ノードおよび第2の共有ノードを挿入し、該第1の共有ノードの入力1および出力1を前記第1の伝送経路に接続し、該第2の共有ノードの入力1および出力1を前記第2の伝送経路に接続し、該第1の共有ノードの出力2と該第2の共有ノードの入力2を接続し、該第2の共有ノードの出力2と該第1の共有ノードの入力2を接続する構成であり、
    前記第1の共有ノードは、前記第1の伝送経路から前記入力1および前記第2の共有ノードから前記入力2へそれぞれ入力する同一シーケンス番号のパケット信号について先着または後着を判定し、先着の場合に複製して前記出力1から前記第1の伝送経路および前記出力2から前記第2の共有ノードへ出力し、後着の場合に廃棄する構成であり、
    前記第2の共有ノードは、前記第2の伝送経路から前記入力1および前記第1の共有ノードから前記入力2へそれぞれ入力する同一シーケンス番号のパケット信号について先着または後着を判定し、先着の場合に複製して前記出力1から前記第2の伝送経路および前記出力2から前記第1の共有ノードへ出力し、後着の場合に廃棄する構成である
    ことを特徴とする無瞬断切替装置。
  2. 請求項に記載の無瞬断切替装置において、
    前記第1の共有ノードおよび前記第2の共有ノードは、
    前記入力1および前記入力2から入力するパケット信号のシーケンス番号を読み取り、当該シーケンス番号が登録されているか否かにより先着または後着を判定し、先着のパケット信号であれば当該シーケンス番号を登録するとともに先着のパケット信号を出力し、後着のパケット信号であれば廃棄するシーケンス番号読取判定手段と、
    前記シーケンス番号読取判定手段から出力された先着のパケット信号を複製し、前記出力1および前記出力2から出力するパケット信号出力制御手段と
    を備えたことを特徴とする無瞬断切替装置。
  3. 送信側ノードでパケット信号にシーケンス番号を付与して複製し、第1の伝送経路および第2の伝送経路に送信し、
    前記第1の伝送経路および第2の伝送経路を伝搬したパケット信号を受信側ノードに入力し、該パケット信号のシーケンス番号から先着または後着を判定し、先着のパケット信号を後段へ出力し、後着のパケット信号を廃棄する
    無瞬断切替方法において、
    前記第1の伝送経路および前記第2の伝送経路の途中にそれぞれ2入力2出力構成の第1の共有ノードおよび第2の共有ノードを挿入し、該第1の共有ノードの入力1および出力1を前記第1の伝送経路に接続し、該第2の共有ノードの入力1および出力1を前記第2の伝送経路に接続し、該第1の共有ノードの出力2と該第2の共有ノードの入力2を接続し、該第2の共有ノードの出力2と該第1の共有ノードの入力2を接続し、
    前記第1の共有ノードは、前記第1の伝送経路から前記入力1および前記第2の共有ノードから前記入力2にそれぞれ入力する同一シーケンス番号のパケット信号について先着または後着を判定し、先着の場合に複製して前記出力1から前記第1の伝送経路および前記出力2から前記第2の共有ノードに出力し、後着の場合に廃棄し、
    前記第2の共有ノードは、前記第2の伝送経路から前記入力1および前記第1の共有ノードから前記入力2にそれぞれ入力する同一シーケンス番号のパケット信号について先着または後着を判定し、先着の場合に複製して前記出力1から前記第2の伝送経路および前記出力2から前記第1の共有ノードへ出力し、後着の場合に廃棄する
    ことを特徴とする無瞬断切替方法。
  4. 請求項に記載の無瞬断切替方法において、
    前記第1の共有ノードおよび前記第2の共有ノードは、
    シーケンス番号読取判定手段で前記入力1および前記入力2から入力するパケット信号のシーケンス番号を読み取り、当該シーケンス番号が登録されているか否かにより先着または後着を判定し、先着のパケット信号であれば当該シーケンス番号を登録するとともに先着のパケット信号を出力し、後着のパケット信号であれば廃棄し、
    前記シーケンス番号読取判定手段からパケット信号出力制御手段に入力する先着のパケット信号を複製し、前記出力1および前記出力2から出力する
    ことを特徴とする無瞬断切替方法。
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