JP7327638B2 - 通信システム、送信装置、受信装置、通信方法及びプログラム - Google Patents

通信システム、送信装置、受信装置、通信方法及びプログラム Download PDF

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Description

この発明の実施形態は、通信システム、送信装置、受信装置、通信方法及びプログラムに関する。
フレーム通信において、冗長経路で無瞬断切り替え可能なシステムがある(例えば、特許文献1を参照)。
このシステムでは、送信側の無瞬断装置で、送信するべきユーザデータフレームを複製して2つの中継経路を含む冗長経路へ送信し、受信側の無瞬断装置において、セレクタで選択受信を行う。冗長区間では、遅延や片経路断等によって、短経路と長経路とが切り替わることがある。このような場合であっても、シーケンス番号によりフレーム順序を管理しているので、冗長経路のどちらか一方の中継経路から正常にユーザデータフレームを受信できれば、無瞬断で通信を継続することが可能となる。2つの中継経路に同一の信号を送信しているので、受信側のセレクタで選択されるユーザデータフレームがどちらの経路を通過してきたかに依って、受信側で得られるデータの劣化は無い。
日本国特開2005-102157号公報
一方で、一つの経路で複数の通信を多重する多重通信技術も知られている。
一般に、複数の通信を多重するためには、ユーザデータフレームにVLAN(Virtual Local Area Network)タグを付与する等の処理が必要となる。しかし、ネットワークやアプリケーションの制限により、多重化のためのフレームフォーマットを扱えない場合がある。
この発明は、冗長経路においてユーザデータフレーム等の主信号に識別子を付与することなく、主信号の通信と副信号の通信を多重することを可能とする技術を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために、この発明の一態様に係る通信システムは、送信装置と受信装置との間の冗長経路を経由して主信号と少なくとも一つの副信号の多重通信を行う通信システムであって、前記送信装置は、前記冗長経路の経路数に応じて、主信号チャネルで通信するべき前記主信号を複製する主信号複製部と、それぞれ副信号チャネルで通信するべき前記少なくとも一つの副信号に基づいて、前記冗長経路における経路毎の前記主信号の送出タイミングを調整して、前記冗長経路の各経路に前記主信号を送信する遅延部と、を備え、前記受信装置は、前記冗長経路の各経路を経由した前記主信号の受信タイミングに従って、前記主信号チャネルで通信された前記主信号の一つを選択する主信号選択部と、前記選択した前記主信号が前記冗長経路の何れの経路を経由したのかに基づいて、前記副信号チャネルで通信された少なくとも一つの副信号を復号する副信号復号部と、を備える。
この発明の一態様によれば、冗長経路において主信号に識別子を付与することなく、主信号の通信と副信号の通信を多重することができる技術を提供することができる。
図1は、この発明の第1実施形態に係る通信システムの概略構成の一例を示すブロック図である。 図2は、無瞬断装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図3は、無瞬断装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、無瞬断装置の送信処理動作の一例を示すフローチャートである。 図5は、通信システムの動作を説明するための模式図である。 図6は、無瞬断装置の受信処理動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、この発明の第2実施形態に係る通信システムにおける無瞬断装置の構成の一例を示すブロック図である。 図8は、この発明の第3実施形態に係る通信システムにおける無瞬断装置の構成の一例を示すブロック図である。 図9は、この発明の第4実施形態に係る通信システムの動作を説明するための模式図である。 図10は、この発明の第5実施形態に係る通信システムの概略構成の一例を示すと共に動作を説明するための模式図である。 図11は、第5実施形態に係る通信システムにおける無瞬断装置の構成の一例を示すブロック図である。 図12は、この発明の第6実施形態に係る通信システムの概略構成の一例を示すと共に動作を説明するための模式図である。 図13は、第6実施形態に係る通信システムにおける無瞬断装置の構成の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、この発明に係わる実施形態を説明する。
[第1実施形態]
通信システムは、複数の中継経路を含む冗長経路により2つの無瞬断装置間で信号を多重通信する。以下、図面及び説明の簡略化のために、中継経路の数が2である場合を例に説明するが、この発明はそれに限定するものではない。
(構成)
図1は、この発明の第1実施形態に係る通信システムの概略構成の一例を示すブロック図である。
通信システムは、送信装置となる第1無瞬断装置UA1と、受信装置となる第2無瞬断装置UA2と、それらの間に設けられた2つの中継経路である第1中継経路RR1及び第2中継経路RR2と、を含む。以下、第1無瞬断装置UA1と第2無瞬断装置UA2とを特に区別する必要がない場合は、無瞬断装置UAと記す。同様に、2つの中継経路RR1,RR2を特に区別する必要がない場合は、中継経路RRと記す。
第1中継経路RR1は、第1中継ネットワーク(図1では、ネットワークをNWと略記している。)NW1の一部であり、第2中継経路RR2は、第2中継ネットワークNW2の一部である。以下、2つの中継ネットワークNW1,NW2を特に区別する必要がない場合は、中継ネットワークNWと記す。中継ネットワークNWは、特に限定はしないが、例えばイーサネット(登録商標)網であって良い。
送信装置となる第1無瞬断装置UA1には、この第1無瞬断装置UA1に主信号チャネルで送信するべき主信号MSを入力する第1高速ユーザ端末HST1と、同じく副信号チャネルで送信するべき副信号SSを入力する第1低速ユーザ端末LST1とが接続されている。主信号MSは、例えば、ヘッダとデータペイロードとを含むユーザデータフレームであり、副信号SSは、0,1の符号系列であるユーザデータ信号である。また、受信装置となる第2無瞬断装置UA2には、この第2無瞬断装置UA2から受信した主信号MSが入力される第2高速ユーザ端末HST2と、同じく受信した副信号SSが入力される第2低速ユーザ端末LST2とが接続されている。
送信装置となる第1無瞬断装置UA1は、入力された主信号MSに、その順番を表すシーケンス番号を付与し、中継経路RRの数に応じて複製して、各中継経路RRに送出する。このとき、第1無瞬断装置UA1は、入力された副信号SSに基づいて、中継経路RR毎の主信号MSの送出タイミングを調整する。例えば、第1無瞬断装置UA1は、副信号SSを遅延に変換して、副信号SS自体は廃棄し、主信号MSの通信に、その変換した遅延を付与する。したがって、中継経路RRを流れる信号は、主信号MSのみとなる。
受信装置となる第2無瞬断装置UA2は、各中継経路RRを経由した主信号MSの受信タイミングに従って、第2高速ユーザ端末HST2に出力するべき主信号MSを選択する。例えば、第2無瞬断装置UA2は、受信した各主信号MSに付与されているシーケンス番号に基づいて、先着した主信号MSを判別し、その先着した主信号MSからシーケンス番号を削除して、第2高速ユーザ端末HST2に出力する。第2無瞬断装置UA2は、後着した主信号MSについては、それを廃棄する。
図1においては、第1中継経路RR1から先着する主信号MSについては斜線のハッチングを付した四角形で表し、第2中継経路RR2から先着する主信号MSについては縦横格子のハッチングを付した四角形で表すことで、それらを区別して示している。ハッチングが付されていない白抜きの四角形は、後着する主信号MSであることを表している。なお、主信号MSを示す四角形の中に記された数字は、シーケンス番号を表している。
また、第2無瞬断装置UA2は、選択した主信号MSが何れの中継経路RRを経由したのかに基づいて、副信号SSを復号し、第2低速ユーザ端末LST2に出力する。例えば、第2無瞬断装置UA2は、選択された先着した主信号MSがどの中継経路RRを経由したか判定し、その先着した主信号MSを受信した中継経路RRの系列を0,1の符号系列に変換する。
図2は、無瞬断装置UAの機能構成の一例を示すブロック図である。
第1無瞬断装置UA1と第2無瞬断装置UA2とは、同一の構成を採ることができる。すなわち、図1では、第1無瞬断装置UA1が送信装置、第2無瞬断装置UA2が受信装置となる例を示しているが、逆であっても良い。つまり、第2無瞬断装置UA2が送信装置、第1無瞬断装置UA1が受信装置となって、第2高速ユーザ端末HST2からの主信号MSと第2低速ユーザ端末LST2からの副信号SSとを、第1高速ユーザ端末HST1及び第1低速ユーザ端末LST1に送信することも可能である。以下、第1高速ユーザ端末HST1と第2高速ユーザ端末HST2とを特に区別する必要がない場合は、高速ユーザ端末HSTと記す。同様に、2つの低速ユーザ端末LST1,LST2を特に区別する必要がない場合は、低速ユーザ端末LSTと記す。また、図2の無瞬断装置UAの構成の内、送信に係わる構成と受信に係わる構成とを分けて、送信装置と受信装置とを別体に形成しても良いことは勿論である。なお、図2において、実線の矢印は主信号MS又は副信号SSの流れを示し、破線の矢印は制御信号の流れを示している。
図2の例では、無瞬断装置UAは、送信に係わる機能構成部として、シーケンス番号付与機能部101、主信号複製機能部102、遅延変換機能部103、及び、遅延制御機能部104を含む。また、無瞬断装置UAは、受信に係わる機能構成部として、主信号選択機能部105、シーケンス番号削除機能部106、経路判定通知機能部107、及び、副信号復号機能部108を含む。さらに、無瞬断装置UAは、第1ユーザポートUP1及び第2ユーザポートUP2と、第1中継ポートRP1及び第2中継ポートRP2と、を含む。以下、第1ユーザポートUP1と第2ユーザポートUP2とを特に区別する必要がない場合は、ユーザポートUPと記す。同様に、2つの中継ポートRP1,RP2を特に区別する必要がない場合は、中継ポートRPと記す。
ここで、第1ユーザポートUP1は、送信側の高速ユーザ端末HSTから第1ユーザ経路UR1を経由して入力される主信号MSを受信し、また、第1ユーザ経路UR1を経由して受信側の高速ユーザ端末HSTに出力する主信号MSを送信するためのポートである。第2ユーザポートUP2は、送信側の低速ユーザ端末LSTから第2ユーザ経路UR2を経由して入力される副信号SSを受信し、また、第2ユーザ経路UR2を経由して受信側の低速ユーザ端末LSTに出力する副信号SSを送信するためのポートである。以下、第1ユーザ経路UR1と第2ユーザ経路UR2とを特に区別する必要がない場合は、ユーザ経路URと記す。第1中継ポートRP1は、第1中継経路RR1へ遅延を含む又は遅延の無い主信号MSを送信し、また、第1中継経路RR1から遅延を含む又は遅延の無い主信号MSを受信するためのポートである。第2中継ポートRP2は、第2中継経路RR2へ遅延を含む又は遅延の無い主信号MSを送信し、また、第2中継経路RR2から遅延を含む又は遅延の無い主信号MSを受信するためのポートである。
シーケンス番号付与機能部101は、第1ユーザポートUP1で受信した、主信号チャネルで送信するべき主信号MSに、その順序を識別するシーケンス番号を付与する。例えば、主信号MSがユーザデータフレームであれば、シーケンス番号付与機能部101は、フレームの順序を識別するシーケンス番号を、ヘッダ或いはペイロードの一部に追加する。シーケンス番号付与機能部101は、このシーケンス番号が付与された主信号MSを主信号複製機能部102に供給する。
主信号複製機能部102は、シーケンス番号付与機能部101から供給されたシーケンス番号が付与された主信号MSを、冗長経路の数に応じて、つまり、無瞬断装置UAが有する中継ポートの数に応じて、複製する。本実施形態では、無瞬断装置UAは中継ポートRPを2つ有しているので、主信号複製機能部102は、主信号MSが2つとなるように、シーケンス番号付与機能部101によってシーケンス番号が付与された主信号MSを1つ複製する。主信号複製機能部102は、この2つのシーケンス番号が付与された主信号MSを遅延制御機能部104に供給する。
遅延変換機能部103は、第2ユーザポートUP2で受信した、副信号チャネルで送信するべき副信号SSを、遅延に変換する。例えば、副信号SSが0,1の符号系列であるユーザデータ信号であれば、遅延変換機能部103は、ユーザデータ信号における各ビットの値である0,1に従って、第1中継ポートRP1から送出する主信号MSと、第2中継ポートRP2から送出する主信号MSとの、何れにどの位の遅延を持たせるのを決定することができる。遅延変換機能部103は、この遅延変換結果を、遅延制御機能部104に供給する。
遅延制御機能部104は、主信号複製機能部102から供給された2つのシーケンス番号が付与された主信号MSを、2つの中継ポートRPへ送出することで、それらを冗長経路つまり2つの中継経路RRを経由して受信側の無瞬断装置UAに送信する。それら2つのシーケンス番号が付与された主信号MSを2つの中継ポートRPへ送出する際に、遅延制御機能部104は、遅延変換機能部103から供給された遅延変換結果に基づいて、それら2つの主信号MSの送出タイミングを制御する。このタイミング制御については、後で詳細に説明する。
主信号選択機能部105は、シーケンス番号が付与された主信号MSを2つの中継ポートRPの何れかによって受信したとき、それが当該無瞬断装置UAへの先着であったのか、後着であったのかを判断する。これは、受信した主信号MSに付与されているシーケンス番号を参照することで判断することができる。主信号選択機能部105は、先着であった主信号MSを選択してシーケンス番号削除機能部106に供給し、後着となった主信号MSについては、それを廃棄する。また、主信号選択機能部105は、先着の主信号MSを受信した中継ポートつまり中継経路RRを示す先着経路情報を経路判定通知機能部107に供給する。
シーケンス番号削除機能部106は、主信号選択機能部105から供給された、主信号MSから、それに付与されているシーケンス番号を削除する。シーケンス番号削除機能部106は、このシーケンス番号を削除した主信号MSを、第1ユーザポートUP1へ送出することで、それを第1ユーザ経路UR1を経由して受信側の高速ユーザ端末HSTに送信する。
経路判定通知機能部107は、主信号選択機能部105から供給される先着経路情報に基づいて、先着の主信号MSが冗長経路の内のどの中継経路RRを経由したか判定する。経路判定通知機能部107は、その判定結果を、副信号復号機能部108に通知する。
副信号復号機能部108は、経路判定通知機能部107から通知される判定結果により、副信号チャネルで伝送される副信号SSを復号する。例えば、副信号復号機能部108は、先着の主信号MSが、第1中継経路RR1を経由していた場合は0のビット値とし、第2中継経路RR2を経由していた場合は1のビット値とする。このようにして、副信号復号機能部108は、先着した主信号MSを受信した中継経路RRの系列を0,1の符号系列に変換することで、副信号SSを復号するができる。副信号復号機能部108は、復号した副信号SSを、第2ユーザポートUP2へ送出することで、それを第2ユーザ経路UR2を経由して受信側の低速ユーザ端末LSTに送信する。
図3は、無瞬断装置UAのハードウェア構成の一例を示す図である。
無瞬断装置UAは、図3に示すように、コンピュータにより構成されることができる。無瞬断装置UAは、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサ11を有する。そして、無瞬断装置UAでは、このプロセッサ11に対し、プログラムメモリ12と、データメモリ13と、入出力インタフェース14と、通信インタフェース15とが、バス16を介して接続される。
プログラムメモリ12は、非一時的な有形のコンピュータ可読記憶媒体として、例えば、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等の随時書込み及び読出しが可能な不揮発性メモリと、ROM等の不揮発性メモリとが組み合わせて使用されたものである。このプログラムメモリ12には、プロセッサ11が本実施形態に係る各種制御処理を実行するために必要なプログラムが格納されている。すなわち、図2に示した上記のシーケンス番号付与機能部101、主信号複製機能部102、遅延変換機能部103、遅延制御機能部104、主信号選択機能部105、シーケンス番号削除機能部106、経路判定通知機能部107、及び、副信号復号機能部108は、いずれも、プログラムメモリ12に格納されたプログラムを上記プロセッサ11により読み出させて実行させることにより実現されて良い。なお、これらの処理機能部の一部または全部は、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(field-programmable gate array)などの集積回路を含む、他の多様な形式によって実現されても良い。
データメモリ13は、有形のコンピュータ可読記憶媒体として、例えば、上記の不揮発性メモリと、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリとが組み合わせて使用されたものである。このデータメモリ13は、各種処理が行われる過程で取得及び作成された各種データが記憶されるために用いられる。すなわち、データメモリ13には、各種処理が行われる過程で、適宜、各種データを記憶するための領域が確保される。
入出力インタフェース14は、図2に示した上記のユーザポートUP1,UP2であり、ユーザ経路UR1,UR2を経由して高速ユーザ端末HST及び低速ユーザ端末LSTが接続され得る。
通信インタフェース15は、図2に示した上記の中継ポートRP1,RP2であり、中継経路RR1,RR2を経由して、他の無瞬断装置UAの通信インタフェース15と接続され得る。通信インタフェース15は、ポートだけでなく、中継経路RRの通信媒体、通信方法、通信規約に応じた通信モジュールを含んでも良い。
(動作)
次に、無瞬断装置UAの動作を説明する。
以下、主信号MSがユーザデータフレーム、副信号SSがユーザデータ信号であるとして、説明を行う。本発明が、これに限定されるものでないことは勿論である。
無瞬断装置UAを図3に示したようなコンピュータにより構成した場合、プロセッサ11は、プログラムメモリ12に格納されたプログラムを実行することで、無瞬断装置UAの各機能部として動作することができる。
プロセッサ11は、第1ユーザポートUP1に主信号MSであるユーザデータフレームが入力されるが、第2ユーザポートUP2に副信号SSであるユーザデータ信号が入力されない場合には、特許文献1に開示されているような従来技術と同様、ユーザデータフレームにシーケンス番号を付与して複製する。そして、プロセッサ11は、そのシーケンス番号が付与されたユーザデータフレームを、2つの中継ポートRPへ送出することで、各中継ポートRPから各中継経路RRを経由して受信側の無瞬断装置UAへ、それらを送信する。このとき、副信号SSであるユーザデータ信号が入力されていないので、送信される2つのユーザデータフレームに遅延は付与されない。
これに対して、第1ユーザポートUP1に主信号MSであるユーザデータフレームが入力され、且つ、第2ユーザポートUP2に副信号SSであるユーザデータ信号が入力される場合には、プロセッサ11は、以下のように動作する。
図4は、この場合の無瞬断装置UAの送信処理動作の一例を示すフローチャートである。無瞬断装置UAのプログラムメモリ12には、このフローチャートに示した制御処理を実行するために必要なプログラムが格納されており、プロセッサ11がそのプログラムを実行することで、プロセッサ11は、無瞬断装置UAの遅延変換機能部103及び遅延制御機能部104として動作することができる。シーケンス番号の付与及び主信号MSの複製については、特許文献1に開示されているような従来技術と同様であるので、ここではその説明を省略する。
プロセッサ11は、第1ユーザポートUP1に主信号MSであるユーザデータフレームのフレーム系列の1フレームが入力され、且つ、第2ユーザポートUP2に副信号SSであるユーザデータ信号のデータ系列の1ビットが入力される毎に、このフローチャートに示す送信処理動作を実施する。
すなわち、主信号MS及び副信号SSが入力されると、プロセッサ11は、まず、副信号チャネルで送信する情報である副信号SSとしてのユーザデータ信号のビットを遅延量に変換する(ステップS101)。例えば、ユーザデータ信号のビットの値が0であると、プロセッサ11は、第1中継ポートRP1から第1中継経路RR1へ送出する主信号MSとしてのユーザデータフレームには遅延を0とし、第2中継ポートRP2から第2中継経路RR2へ送出するユーザデータフレームへは遅延を持たせるとして、その遅延の量は遅延量αとする。ここで、遅延量αは、各中継経路RRが持つであろう遅延差の最大値と比べて大きな値とする。これにより、冗長区間における遅延によって、短経路と長経路とが切り替わったとしても、受信側での動作に影響を及ぼさなくすることができる。
次に、プロセッサ11は、今回入力された副信号チャネルで送信する情報である副信号SSとしてのユーザデータ信号のビット値を、直前のビットの値と比較して、0,1が反転しているか否かを判別する(ステップS102)。比較対象である直前のビットの値は、データメモリ13に保存されている。プロセッサ11は、このステップS102の判断処理から次の制御処理に移行する際に、現在のユーザデータ信号のビット値を、データメモリ13に更新保存するものとする。
上記ステップS102においてビット値が反転していないと判別された場合(ステップS102でNO)には、プロセッサ11は、主信号チャネルで送信する主信号MSの内、一方の中継経路RRを経由して送信するユーザデータフレームに、遅延量αの遅延を付与する(ステップS103)。このとき、他方の中継経路RRを経由して送信するユーザデータフレームには、遅延を無し(遅延0)とする。どちらのユーザデータフレームに遅延を付与するかは、上記ステップS101での判別結果による。例えば、副信号SSであるユーザデータ信号のビットの値が0であった場合には、プロセッサ11は、第2中継経路RR2を経由して送信する主信号MSであるユーザデータフレームに遅延量αの遅延を付与する。また、副信号SSであるユーザデータ信号のビットの値が1であった場合には、プロセッサ11は、第1中継経路RR1を経由して送信する主信号MSであるユーザデータフレームに遅延量αの遅延を付与する。
その後、プロセッサ11は、2つの中継ポートRPへ、主信号MSであるユーザデータフレームを送出することで、各中継ポートRPから各中継経路RRを経由して受信側の無瞬断装置UAへ主信号MSを送信する(ステップS104)。但しこの場合、遅延が付与された主信号MSについては、プロセッサ11は、遅延の無い主信号MSから遅延量α経過した後に、対応する中継ポートRPへ送出する。そして、プロセッサ11は、このフローチャートに示す送信処理動作を終了し、次の主信号MS及び副信号SSの入力に備える。
また、上記ステップS102においてビット値が反転していると判別された場合(ステップS102でYES)には、プロセッサ11は、中継ポートRPへ送出した、遅延が付与された主信号MSであるユーザデータフレームのシーケンス番号が、他方の中継ポートRPへ送出済みの、遅延の無い主信号MSであるユーザデータフレームのシーケンス番号と一致するまでの、時間調整を行う(ステップS105)。この時間調整のための待機時間βは、例えば、上記の遅延量αと同じ時間であって良い(遅延量α=待機時間β)。また、無瞬断装置UAの内部でのデータ処理やデータ伝送における遅延の発生を考慮して、他方の中継ポートRPのフレーム送出状態を検出し、上記シーケンス番号の一致が検出されるまでを、待機時間βとするようにしても良い(遅延量α<待機時間β)。待機時間βが経過したならば、プロセッサ11は、制御処理を上記ステップS103に進める。
これにより、例えば、副信号SSであるユーザデータ信号のビットの値が0から1に変わった場合には、プロセッサ11は、待機時間βの間待機した後に、第1中継経路RR1を経由して送信する主信号MSであるユーザデータフレームに遅延量αの遅延を付与することになる。また、副信号SSであるユーザデータ信号のビットの値が1から0に変わった場合には、プロセッサ11は、待機時間βの間待機した後に、第2中継経路RR2を経由して送信する主信号MSであるユーザデータフレームに遅延量αの遅延を付与する。
その後、プロセッサ11は、上記ステップS104に制御処理を進め、2つの中継ポートRPのそれぞれへ、遅延の有無に応じたタイミングで、主信号MSであるユーザデータフレームを送出することで、各中継ポートRPから各中継経路RRを経由して受信側の無瞬断装置UAへユーザデータフレームを送信する。そして、プロセッサ11は、このフローチャートに示す送信処理動作を終了し、次の主信号MS及び副信号SSの入力に備える。
図5は、本実施形態に係る通信システムの動作を説明するための模式図である。
主信号MS及び副信号SSが入力されたとき、例えば、副信号SSであるユーザデータ信号のビットの値が0であると、プロセッサ11は、上記ステップS101において、第1中継ポートRP1から第1中継経路RR1へ送出する主信号MSの遅延量を0、第2中継ポートRP2から第2中継経路RR2へ送出する主信号MSの遅延量をαとする。その後、プロセッサ11は、上記ステップS102において、副信号SSであるユーザデータ信号のビット値が直前のビット値に対し0,1が反転しているか否かを判別する。ユーザデータ信号の1ビット目では、直前のビット値が存在していないので、上記ステップS102をNOと判定して、プロセッサ11は、制御処理を上記ステップS103に進める。プロセッサ11は、上記ステップS103において、ユーザデータ信号のビットの値が0であったので、第2中継経路RR2を経由して送信する主信号MSに遅延量αの遅延を付与する。その後、プロセッサ11は、上記ステップS104において、2つの中継ポートRPのそれぞれへ、遅延の有無に応じたタイミングで、主信号MSであるユーザデータフレームを送出する。これにより、図5の上段(白抜き矢印の上)に示すように、シーケンス番号1が付与されたユーザデータフレームが第1中継経路RR1から送信される。このとき、第2中継経路RR2には、ユーザデータフレームは遅延が有るため、未だそれは送信されない。
以下、同様にして、シーケンス番号2から4が付与されたであるユーザデータフレームが順次、第1中継経路RR1から送信されていく。
また、第2中継経路RR2では、シーケンス番号1が付与されたユーザデータフレームが、第1中継経路RR1からの対応するユーザデータフレームの送信時点から遅延量αが経過したタイミングで、送信される。図5の例では、このタイミングは、第1中継経路RR1からシーケンス番号3が付与されたユーザデータフレームが送信されているタイミングとなっている。そして、以降、シーケンス番号2から4が付与されたユーザデータフレームが順次、第2中継経路RR2から送信されていく。
そして、例えば、副信号SSであるユーザデータ信号の5ビット目のビット値が1となると、プロセッサ11は、上記ステップS101において、第1中継ポートRP1から第1中継経路RR1へ送出する主信号MSであるユーザデータフレームの遅延量をα、第2中継ポートRP2から第2中継経路RR2へ送出するユーザデータフレームの遅延量を0とする。その後、プロセッサ11は、上記ステップS102において、ユーザデータ信号のビット値が直前のビット値に対し0,1が反転しているか否かを判別する。この場合、ユーザデータ信号の4ビット目と5ビット目では、0,1が反転しているので、上記ステップS102をYESと判定して、プロセッサ11は、制御処理を上記ステップS105に進めることとなる。上記ステップS105において、プロセッサ11は、第2中継ポートRP2へ送出した、遅延が付与されたユーザデータフレームのシーケンス番号が、第1中継ポートRP1へ送出済みの、遅延の無いユーザデータフレームのシーケンス番号である4と一致するまでの、待機時間β1の時間調整を行う。そして、この待機時間β1が経過したならば、プロセッサ11は、制御処理を上記ステップS103、上記ステップS104と進めていく。これにより、シーケンス番号5が付与されたユーザデータフレームが第2中継経路RR2から送信される。このとき、第1中継経路RR1には、ユーザデータフレームは遅延が有るため、未だそれは送信されない。
以下、同様にして、シーケンス番号6、7が付与されたユーザデータフレームが順次、第2中継経路RR2から送信されていく。
また、第1中継経路RR1では、シーケンス番号5が付与されたユーザデータフレームが、第2中継経路RR2からの対応するユーザデータフレームの送信時点から遅延量αが経過したタイミングで、送信される。図5の例では、このタイミングは、第2中継経路RR2からシーケンス番号7が付与されたユーザデータフレームが送信されているタイミングとなっている。そして、以降、シーケンス番号6,7が付与されたユーザデータフレームが順次、第1中継経路RR1から送信されていく。
そして、例えば、副信号SSであるユーザデータ信号の8ビット目のビット値が再び0となると、プロセッサ11は、上記ステップS101において、第2中継ポートRP2から第2中継経路RR2へ送出する主信号MSであるユーザデータフレームの遅延量をα、第1中継ポートRP1から第1中継経路RR1へ送出するユーザデータフレームの遅延量を0とする。その後、ユーザデータ信号の7ビット目と8ビット目では、0,1が反転しているので、プロセッサ11は、上記ステップS102をYESと判定して、制御処理を上記ステップS105に進める。上記ステップS105において、プロセッサ11は、第1中継ポートRP1へ送出した、遅延が付与されたユーザデータフレームのシーケンス番号が、第2中継ポートRP2へ送出済みの、遅延の無いユーザデータフレームのシーケンス番号である7と一致するまでの、待機時間β2の時間調整を行う。そして、この待機時間β2が経過したならば、プロセッサ11は、制御処理を上記ステップS103、上記ステップS104と進めていく。これにより、シーケンス番号8が付与されたユーザデータフレームが第1中継経路RR1から送信される。このとき、第2中継経路RR2には、ユーザデータフレームは遅延が有るため、未だそれは送信されない。
以下、同様にして、シーケンス番号9から12が付与されたユーザデータフレームが順次、第1中継経路RR1から送信されていく。
また、第2中継経路RR2では、シーケンス番号8が付与されたユーザデータフレームが、第1中継経路RR1からの対応するユーザデータフレームの送信時点から遅延量αが経過したタイミングで、送信される。図5の例では、このタイミングは、第1中継経路RR1からシーケンス番号10が付与されたユーザデータフレームが送信されているタイミングとなっている。そして、以降、シーケンス番号8から12が付与されたユーザデータフレームが順次、第2中継経路RR2から送信されていく。
そして、例えば、副信号SSであるユーザデータ信号の13ビット目のビット値が再び1となると、プロセッサ11は、上記ステップS101において、第1中継ポートRP1から第1中継経路RR1へ送出する主信号MSであるユーザデータフレームの遅延量をα、第2中継ポートRP2から第2中継経路RR2へ送出するユーザデータフレームの遅延量を0とする。その後、ユーザデータ信号の12ビット目と13ビット目では、0,1が反転しているので、プロセッサ11は、上記ステップS102をYESと判定して、制御処理を上記ステップS105に進める。上記ステップS105において、プロセッサ11は、第2中継ポートRP2へ送出した、遅延が付与されたユーザデータフレームのシーケンス番号が、第1中継ポートRP1へ送出済みの、遅延の無いユーザデータフレームのシーケンス番号である12と一致するまでの、待機時間β3の時間調整を行う。そして、この待機時間β3が経過したならば、プロセッサ11は、制御処理を上記ステップS103、上記ステップS104と進めていく。これにより、シーケンス番号13が付与されたユーザデータフレームが第2中継経路RR2から送信される。このとき、第1中継経路RR1には、ユーザデータフレームは遅延が有るため、未だそれは送信されない。
以下、同様にして、シーケンス番号14以降のシーケンス番号が付与されたユーザデータフレームが順次、第2中継経路RR2から送信されていく。また、第1中継経路RR1では、シーケンス番号13が付与されたユーザデータフレームが、第2中継経路RR2からの対応するユーザデータフレームの送信時点から遅延量αが経過したタイミングで、送信される。そして、以降、シーケンス番号14以降のシーケンス番号が付与されたユーザデータフレームが順次、第1中継経路RR1から送信されていく。
次に、無瞬断装置UAの受信側の動作を説明する。
主信号MSであるユーザデータフレームのフレーム系列の1フレーム目を何れかの中継ポートRPで受信すると、プロセッサ11は、同じくユーザデータフレームのフレーム系列の1フレーム目が他方の中継ポートRPで受信されるのを待つ。そして、それが他方の中継ポートRPで受信されたならば、それら受信したユーザデータフレームのフレーム系列の1フレーム目の一方、例えば先着したユーザデータフレームから、それに付与されているシーケンス番号を削除する。そして、プロセッサ11は、そのシーケンス番号を削除したユーザデータフレームを第1ユーザポートUP1へ送出することで、第1ユーザポートUP1から第1ユーザ経路UR1を経由して受信側の第2高速ユーザ端末HST2へ、それを送信する。また、後着したユーザデータフレームは廃棄する。2フレーム目以降についても、同様にして、先着したユーザデータフレームを第1ユーザポートUP1へ送出して、第2高速ユーザ端末HST2へ送信していく。
ここで、プロセッサ11は、同じシーケンス番号が付与されたユーザデータフレームの受信を待機する時間は、中継経路RRでの伝送遅延を考慮した一定時間とする。この一定時間を経過しても、他方の中継ポートRPで同じシーケンス番号が付与されたユーザデータフレームを受信しない場合、プロセッサ11は、片経路断によりフレームロスが発生したと推定して、受信済みのユーザデータフレームを第1ユーザポートUP1へ送出することで、それを第2高速ユーザ端末HST2へ送信しても良い。
但し、ユーザデータフレームのフレーム系列の1フレーム目については、一定時間を経過しても、他方の中継ポートRPで受信されないときには、他方の中継経路RRによるユーザデータフレームには、受信側で上記の遅延量αが付加された、つまり、副信号SSの多重化がされていると判断し、以下のように動作する。
なお、この多重化の判別手法は一例であり、例えば、多重化の有無を示す識別信号を予め送信する等、他の手法により判別しても良く、本発明は判別手法を特に限定するものではない。
図6は、この場合の無瞬断装置UAの受信処理動作の一例を示すフローチャートである。無瞬断装置UAのプログラムメモリ12には、これのフローチャートに示した制御処理を実行するために必要な通信プログラムが格納されており、プロセッサ11がその通信プログラムを実行することで、プロセッサ11は、無瞬断装置UAの主信号選択機能部105、シーケンス番号削除機能部106、経路判定通知機能部107、及び、副信号復号機能部108として動作することができる。
主信号MSであるユーザデータフレームを何れかの中継ポートRPで受信すると、プロセッサ11は、その中継ポートRPから、ユーザデータフレームを受信する(ステップS111)。なお、ユーザデータフレームのフレーム系列の1フレーム目については、既に受信済みであるので、このステップS111はスキップする。
そして、プロセッサ11は、その受信したユーザデータフレームに付与されているシーケンス番号が、既に受信済みのシーケンス番号よりも大きいか否かを判定する(ステップS112)。なお、比較対象である受信済みのシーケンス番号は、データメモリ13に保存されている。
上記ステップS112において新たに受信したユーザデータフレームに付与されているシーケンス番号が既に受信済みのそれよりも大きいと判別された場合(ステップS112でYES)には、プロセッサ11は、受信したユーザデータフレームから、それに付与されているシーケンス番号を削除する(ステップS113)。なおこの際、プロセッサ11は、この削除したシーケンス番号を、上記ステップS112での比較対象とするために、データメモリ13に保存する。そして、プロセッサ11は、シーケンス番号が削除された主信号MSであるユーザデータフレームを第1ユーザポートUP1へ送出することで、第1ユーザポートUP1から第1ユーザ経路UR1を経由して受信側の第2高速ユーザ端末HST2へそのユーザデータフレームを送信する(ステップS114)。
また、プロセッサ11は、ユーザデータフレームを受信した中継ポートRPが、第1中継ポートRP1と第2中継ポートRP2との何れであったのかにより、主信号MSであるユーザデータフレームが送信されてきた中継経路RRを判定する(ステップS115)。プロセッサ11は、この判定した中継経路RRの系列から、第1中継経路RR1に0を、第2中継経路RR2に1を割り当てることで、副信号SSであるユーザデータ信号を復元する(ステップS116)。その後、プロセッサ11は、副信号SSであるユーザデータ信号を第2ユーザポートUP2へ送出することで、第2ユーザポートUP2から第2ユーザ経路UR2を経由して受信側の第2低速ユーザ端末LST2へ、そのユーザデータ信号を送信する(ステップS117)。そして、プロセッサ11は、このフローチャートに示す受信処理動作を終了し、次の主信号MSであるユーザデータ信号の受信に備える。
また、上記ステップS112において新たに受信した主信号MSであるユーザデータフレームに付与されているシーケンス番号が既に受信済みのそれよりも大きくないと判別された場合(ステップS112でNO)には、プロセッサ11は、その受信したユーザデータフレームを廃棄する(ステップS118)。つまり、新たに受信したユーザデータフレームが既に受信済みのユーザデータフレームであれば、それは廃棄されることとなる。そして、プロセッサ11は、このフローチャートに示す受信処理動作を終了し、次の主信号MSであるユーザデータ信号の受信に備える。
図5の上段に示したような例では、受信側の無瞬断装置UAでは、図5の下段(白抜き矢印の下)に示すように、各シーケンス番号のユーザデータフレームが先着する中継経路RRは、第1中継経路RR1(シーケンス番号1)、第1中継経路RR1(シーケンス番号2)、第1中継経路RR1(シーケンス番号3)、第1中継経路RR1(シーケンス番号4)、第2中継経路RR2(シーケンス番号5)、第2中継経路RR2(シーケンス番号6)、第2中継経路RR2(シーケンス番号7)、第1中継経路RR1(シーケンス番号8)、第1中継経路RR1(シーケンス番号9)、第1中継経路RR1(シーケンス番号10)、第1中継経路RR1(シーケンス番号11)、第1中継経路RR1(シーケンス番号12)、第2中継経路RR2(シーケンス番号13)、…となる。従って、上記ステップS116において、プロセッサ11が、第1中継経路RR1に「0」を、第2中継経路RR2に「1」を割り当てることで、「0000111000001…」というユーザデータ信号のビット値が復号される。
以上のように、送信側の無瞬断装置UAにおいて、副信号チャネルで送信するべき副信号であるユーザデータ信号に従って、各中継経路RR毎の、主信号チャネルで送信されるべき主信号であるユーザデータフレームの送信タイミングを調整することで、受信側の無瞬断装置UAにおいて先着により選択される主信号MSの通過経路を意図的に変化させる。そして、受信側の無瞬断装置UAでは、先着したユーザデータフレームを、主信号チャネルで送信されてきた主信号MSとして選択すると共に、先着ユーザデータフレームが送信されてきた中継経路RRに基づいて、副信号チャネルで送信されてきた副信号SSであるユーザデータ信号を復号する。これにより、冗長経路において主信号MSに識別子を付与することなく、主信号MSの通信と副信号SSの通信とを多重することが可能となる。
[第2実施形態]
(構成)
図7は、この発明の第2実施形態に係る通信システムにおける無瞬断装置UAの構成の一例を示すブロック図である。第1実施形態と対応する構成については、第1実施形態と同様の符号を付すことで、その説明を省略する。以下、第1実施形態との差異について説明する。
本実施形態においては、無瞬断装置UAは、第1実施形態における第1ユーザポートUP1に対応する1つのユーザポートUPのみを有している。すなわち、ユーザポートUPは、高速ユーザ端末HSTからのユーザ経路URに接続されている。本実施形態においては、第1実施形態における第2ユーザポートUP2を有していない。
また、本実施形態における無瞬断装置UAは、制御機能部110を有している。この制御機能部110は、死活監視、フレームロスの測定、遅延測定、等のイーサネットOAM(Ethernet Operations, Administration, Maintenance)機能といった、ネットワークの運用・管理・保守を行うための制御信号を、副信号チャネルで送信するべき副信号SSとして生成する。制御機能部110は、生成した副信号SSを遅延変換機能部103に供給する。この制御機能部110は、プログラムメモリ12に格納されたプログラムをプロセッサ11により読み出させて実行させることにより実現されて良い。
また、副信号復号機能部108は、復号した副信号SSを、制御機能部110に供給する。
(動作)
本第2実施形態における無瞬断装置UAの動作は、副信号SSの入出力対象が、外部の低速ユーザ端末LSTの代わりに、内部の制御機能部110となったことを除いては、上記第1実施形態のそれと同様である。よって、その説明は省略する。
以上のように、本第2実施形態においても、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、副信号SSは、無瞬断装置UAの内部信号とすることができる。
[第3実施形態]
(構成)
図8は、この発明の第3実施形態に係る通信システムにおける無瞬断装置UAの構成の一例を示すブロック図である。第1実施形態と対応する構成については、第1実施形態と同様の符号を付すことで、その説明を省略する。以下、第1実施形態との差異について説明する。
本実施形態においては、無瞬断装置UAは、第1実施形態における第1ユーザポートUP1に対応する1つのユーザポートUPのみを有している。すなわち、ユーザポートUPは、高速ユーザ端末HSTからのユーザ経路URに接続されている。本実施形態においては、第1実施形態における第2ユーザポートUP2を有していない。なお、高速ユーザ端末HSTは、主信号チャネルで送信するべき主信号MSと副信号チャネルで送信するべき副信号SSとの両方を、無瞬断装置UAに入力する。この場合、主信号MSと副信号SSとは、副信号SSのビット系列が全て入力された後に、主信号MSが入力される、時系列信号として入力されることができる。また、何らかの手法で2つの信号を重畳した重畳信号として、主信号MSと副信号SSが無瞬断装置UAに入力されても良い。
また、本実施形態における無瞬断装置UAは、信号判定機能部120を有している。この信号判定機能部120は、ユーザポートUPに入力された信号を、主信号チャネルで送信するべき主信号MSと副信号チャネルで送信するべき副信号SSとに分類する。信号判定機能部120は、分類した主信号MSをシーケンス番号付与機能部101に供給し、また、分類した副信号SSを遅延変換機能部103に供給する。この信号判定機能部120は、プログラムメモリ12に格納されたプログラムを上記プロセッサ11により読み出させて実行させることにより実現されて良い。また、主信号MSと副信号SSとが重畳信号として入力される構成である場合には、信号判定機能部120は、入力された信号を一時保存するためのメモリを備える。このメモリは、データメモリ13を利用することができる。信号判定機能部120は、送信するべき主信号MSと副信号SSとの重畳信号の全てをメモリに保存し、重畳手法に応じた分離方法により主信号MSと副信号SSとを分離する。
また、副信号復号機能部108は、復号した副信号SSを、ユーザポートUPへ送出することで、それをユーザ経路URを経由して受信側の高速ユーザ端末HSTに送信する。
(動作)
本第3実施形態における無瞬断装置UAでは、信号判定機能部120を実現するプロセッサ11は、ユーザポートUPに入力された信号を、主信号チャネルで送信するべき主信号MSと副信号チャネルで送信するべき副信号SSに分類する。そして、プロセッサ11は、その分類した主信号MSをシーケンス番号付与機能部101に供給し、また、分類した副信号SSを遅延変換機能部103に供給する。それ以降の動作については、上記第1実施形態のそれと同様であるので、その説明は省略する。
以上のように、本第3実施形態においても、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、1つの高速ユーザ端末HSTから入力される主信号MSと副信号SSを通信することができる。
なお、無瞬断装置UAは、受信側において、シーケンス番号を削除した主信号MSと復号した副信号SSとを、入力信号に対応する手法で合成してユーザポートUPから出力する信号合成部を有しても良い。
[第4実施形態]
(構成)
この発明の第4実施形態においては、第1乃至第3実施形態の何れかにおける無瞬断装置UAと同様の構成を採ることができる。但し、遅延制御機能部104及び副信号復号機能部108の動作が異なる。
(動作)
図9は、この発明の第4実施形態に係る通信システムの動作を説明するための模式図である。
冗長経路での伝送時に、輻輳の伝送遅延によるフレームの順序逆転やフレームロスが発生するケースが想定される。フレームの順序逆転が発生した順序逆転フレームSRFとは、例えば、図9に示すシーケンス番号4が付与されたユーザデータフレームのように、本来であれば第1中継ポートRP1に先着するはずのフレームが、第2中継ポートRP2に先着してしまったフレームを指す。また、フレームロスFLとは、例えば、図9に点線の四角形で示すユーザデータフレームのように、本来到着するべきフレームが受信されないことを指す。
このような順序逆転フレームSRFやフレームロスFLが発生すると、復号した信号が元の副信号SSを再現できない場合がある。そこで、本実施形態では、第1乃至第3実施形態のように主信号MSの1フレームで副信号SSの1ビットを表現するのではなく、図9に示すように、複数フレーム、例えば5フレームの主信号MSで、副信号SSの1ビットを表現する。
このように、伝送したい副信号SSの信号パターンを所定数の先着主信号MSにより冗長に送信し、受信側では、その所定数の先着主信号MSについての経路判定結果の組み合わせに従って副信号SSの1つの値を復号することで、伝送時の情報損失を訂正するロバストな伝送が可能となる。
[第5実施形態]
以上の第1乃至第4実施形態は、副信号チャネルが一つの場合であったが、副信号チャネルを多重して、主信号と複数の副信号とを伝送することも可能である。
(構成)
図10は、この発明の第5実施形態に係る通信システムの概略構成の一例を示すと共に動作を説明するための模式図である。本実施形態においては、送信装置となる第1無瞬断装置UA1に、この第1無瞬断装置UA1に主信号チャネルで送信するべき主信号MSを入力する第1高速ユーザ端末HST1と、同じく副信号チャネルで送信するべき第1副信号SS1を入力する第1-1低速ユーザ端末LST1-1と、同じく副信号チャネルで送信するべき第2副信号SS1を入力する第1-2低速ユーザ端末LST1-2と、が接続されている。すなわち、二つの第1ユーザ端末+ST1が第1無瞬断装置UA1に接続されている。また、受信装置となる第2無瞬断装置UA2に、この第2無瞬断装置UA2から受信した主信号MSが入力される第2高速ユーザ端末HST2と、同じく受信した第1副信号SS1が入力される第2-1低速ユーザ端末LST2-1と、同じく受信した第2副信号SS2が入力される第2-2低速ユーザ端末LST2-2と、が接続されている。すなわち、二つの第2低速ユーザ端末LST2が第2無瞬断装置UA2に接続されている。
図11は、この第5実施形態に係る通信システムにおける無瞬断装置UAの構成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、この実施形態における無瞬断装置UAは、第1実施形態の無瞬断装置UAの構成に対し、第2ユーザポートUP2として、2つのユーザポート、すなわち第2-1ユーザポートUP2-1と第2-2ユーザポートUP2-2とを備えている。第2-1ユーザポートUP2-1は、送信側の第1-1低速ユーザ端末LST1-1から第2-1ユーザ経路UR2-1を経由して入力される第1副信号SS1を受信し、また、第2-1ユーザ経路UR2-1を経由して受信側の第2-1低速ユーザ端末LST2-1に出力する第1副信号SS1を送信するためのポートである。また、第2-2ユーザポートUP2-2は、送信側の第1-2低速ユーザ端末LST1-2から第2-2ユーザ経路UR2-2を経由して入力される第2副信号SS2を受信し、また、第2-2ユーザ経路UR2-2を経由して受信側の第2-2低速ユーザ端末LST2-2に出力する第2副信号SS2を送信するためのポートである。
遅延変換機能部103は、上記第1実施形態で説明したように、第2-1ユーザポートUP2-1で受信した第1副信号SS1を遅延に変換すると共に、第2-2ユーザポートUP2-2で受信した第2副信号SS2を遅延に変換する。
遅延制御機能部104は、上記第1実施形態で説明したように、主信号複製機能部102から供給された2つのシーケンス番号が付与された主信号MSを、2つの中継ポートRPへ送出することで、それらを冗長経路つまり2つの中継経路RRを経由して受信側の無瞬断装置UAに送信する。それら2つのシーケンス番号が付与された主信号MSを2つの中継ポートRPへ送出する際に、遅延制御機能部104は、遅延変換機能部103から供給された2つの遅延変換結果の何れか一方に基づいて、それら2つの主信号MSの送出タイミングを制御する。すなわち、遅延制御機能部104は、2つの遅延変換結果の一方に基づく主信号MSの送出タイミング制御と、2つの遅延変換結果の他方に基づく主信号MSの送出タイミング制御とを、交互に切り替えながら、主信号MSを2つの中継ポートRPへ送出する。この切り替えは、主信号MSのフレーム数に応じて行っても良いし、時間に応じて行っても良い。
副信号復号機能部108は、上記第1実施形態で説明したように、経路判定通知機能部107から通知される判定結果により、副信号チャネルで伝送される副信号SSを復号し、その復号結果を、主信号MSのフレーム数または時間に応じて、第1副信号SS1であれば第2-1ユーザポートUP2-1へ送出することで、それを第2-1ユーザ経路UR2-1を経由して受信側の第2-1低速ユーザ端末LST2-1に送信し、また、第2副信号SS2であれば第2-2ユーザポートUP2-2へ送出することで、それを第2-2ユーザ経路UR2-2を経由して受信側の第2-2低速ユーザ端末LST2-2に送信する。
(動作)
この第5実施形態では、図10に示すように、送信側である第1無瞬断装置UA1は、第1副信号SS1の遅延変換結果に基づいて主信号MSの送出タイミングが調整された第1副信号チャネルSSCH1と、第2副信号SS2の遅延変換結果に基づいて主信号MSの送出タイミングが調整された第2副信号チャネルSSCH2とを交互に切り替えながら、2つの中継経路RRにより主信号MSを伝送する。図10は、主信号MSの5フレームずつ副信号チャネルを切り替える例を示している。この例では、第1副信号チャネルSSCH1において、受信側である第2無瞬断装置UA2に主信号MSのフレームが先着する順番は、第1中継経路RR1(中継ポートRP1)、第1中継経路RR1(中継ポートRP1)、第1中継経路RR1(中継ポートRP1)、第2中継経路RR2(中継ポートRP2)、第2中継経路RR2(中継ポートRP2)となる。よって、主信号MSが先着した中継ポートRPに基づいて、第2無瞬断装置UA2の副信号復号機能部108では、「00011」のデータ信号を復号し、それを第1ユーザポートUP1から第2-1低速ユーザ端末LST2-1へ送信する。こうして、第1-1低速ユーザ端末LST1-1から第2-1低速ユーザ端末LST2-1へ副信号SS1が伝送されることができる。また、第2副信号チャネルSSCH1においては、第2無瞬断装置UA2にフレームが先着する順番は、第1中継経路RR1(中継ポートRP1)、第2中継経路RR2(中継ポートRP2)、第1中継経路RR1(中継ポートRP1)、第2中継経路RR2(中継ポートRP2)、第1中継経路RR1(中継ポートRP1)となる。よって、第2副信号SS2のデータ信号「01010」が第1-2低速ユーザ端末LST1-2から第2-2低速ユーザ端末LST2-2へ伝送されることができる。
このように、時分割多重方式を採用し、副信号チャネルをフレーム数(もしくは時間)で時系列に切り替えながら、第1副信号SSと第2副信号SS2とを伝送することができる。
なお、時分割数を増やすことで、さらに多数の副信号チャネルを設け、多数の副信号SSを伝送することができる。但し、副信号チャネル(副信号SS)の個数n(nは2以上の整数)に応じて、ビットレートは、第1実施形態の1/nとなる。
[第6実施形態]
この第6実施形態も、副信号チャネルを多重して、主信号と複数の副信号とを伝送する例である。
(構成)
図12は、この発明の第6実施形態に係る通信システムの概略構成の一例を示すと共に動作を説明するための模式図である。本実施形態においては、中継経路RRの個数が2以上の冗長化がされているとき、1経路当たりに割り当てるビットをmビットとすることで、m個の副信号チャネル(副信号SS)を多重化するものである(mは1以上の整数)。すなわち、中継経路RRが2経路であれば1ビットを割り当てて1個の副信号チャネル(副信号SS)、中継経路RRが4経路であれば2ビットを割り当てて2個の副信号チャネル、中継経路RRが8経路であれば3ビットを割り当てて3個の副信号チャネル、…を利用できるようにする。図12は、m=2の4つの中継経路RR1,RR2,RR3,RR4を有し、2つの副信号チャネル(2つの副信号SS1,SS2)を多重する場合の例を示している。
図12は、この第6実施形態に係る通信システムにおける無瞬断装置UAの構成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、この実施形態における無瞬断装置UAは、第5実施形態と同様、第2ユーザポートUP2として、2つのユーザポート、すなわち第2-1ユーザポートUP2-1と第2-2ユーザポートUP2-2とを備えている。第2-1ユーザポートUP2-1は、第2-1ユーザ経路UR2-1を介して、送信側の第1-1低速ユーザ端末LST1-1または受信側の第2-1低速ユーザ端末LST2-1に接続される。第2-2ユーザポートUP2-2は、第2-2ユーザ経路UR2-2を介して、送信側の第1-2低速ユーザ端末LST1-2または受信側の第2-2低速ユーザ端末LST2-2に接続される。
また、この実施形態における無瞬断装置UAは、第1実施形態の無瞬断装置UAの構成に対し、中継ポートRPとして、4つのポート、すなわち第1中継ポートRP1、第2中継ポートRP2、第3中継ポートRP3及び第4中継ポートRP4を備えている。
主信号複製機能部102は、シーケンス番号付与機能部101から供給されたシーケンス番号が付与された主信号MSを、冗長経路の数に応じて、つまり、無瞬断装置UAが有する中継ポートの数に応じて、複製する。本実施形態では、無瞬断装置UAは中継ポートRPを4つ有しているので、主信号複製機能部102は、主信号MSが4つとなるように、シーケンス番号付与機能部101によってシーケンス番号が付与された主信号MSを3つ複製する。主信号複製機能部102は、この4つのシーケンス番号が付与された主信号MSを遅延制御機能部104に供給する。
遅延変換機能部103は、第2-1ユーザポートUP2-1で受信した第1副信号SS1と第2-2ユーザポートUP2-2で受信した第2副信号SS2との組み合わせに基づいて、第1及び第2副信号SS1,SS2を遅延に変換する。例えば、第1及び第2副信号SS1,SS2が0,1の符号系列であるユーザデータ信号であれば、遅延変換機能部103は、ユーザデータ信号における各ビットの値である0,1の組み合わせに従って、第1中継ポートRP1乃至第4中継ポートRP4から送出する主信号MSの何れにどの位の遅延を持たせるのを決定することができる。つまり、第1及び第2副信号SS1,SS2のビット値の組み合わせを(第1副信号SS1のビット値,第2副信号SS2のビット値)とすると、それが(0,0)、(0,1)、(1,0)、(1,1)の何れであるのかに従って、遅延変換機能部103は、各中継ポートRPでの遅延量を決定する。ここで、(0,0)の組み合わせは、第1中継ポートRP1つまり第1中継経路RR1に割り当てられている。以下同様に、(0,1)は第2中継ポートRP2(第2中継経路RR2)に、(1,0)は第3中継ポートRP3(第3中継経路RR3)に、(1,1)は第4中継ポートRP4(第4中継経路RR4)に、それぞれ割り当てられている。
遅延制御機能部104は、主信号複製機能部102から供給された4つのシーケンス番号が付与された主信号MSを、4つの中継ポートRPへ送出することで、それらを冗長経路つまり4つの中継経路RRを経由して受信側の無瞬断装置UAに送信する。それら4つのシーケンス番号が付与された主信号MSを4つの中継ポートRPへ送出する際に、遅延制御機能部104は、遅延変換機能部103から供給された遅延変換結果に基づいて、それら4つの主信号MSの送出タイミングを制御する。
副信号復号機能部108は、経路判定通知機能部107から通知される判定結果により、副信号チャネルで伝送される第1及び第2副信号SS1,SS2を復号し、それぞれの復号結果を、第2-1ユーザポートUP2-1及び第2-2ユーザポートUP2-2へ送出することで、それらを第2-1及び第2-2ユーザ経路UR2-1,UR2-2を経由して受信側の第2-1及び第2-2低速ユーザ端末LST2-1,LST2-2に送信する。
(動作)
この第6実施形態では、図12に示すように、第1及び第2副信号SS1,SS2のビット値の組み合わせが、(0,0)、(0,1)、(1,0)、(1,1)の何れであるのかに従って、第1乃至第4中継経路RR1~RR4で伝送される主信号MSの遅延が決定される。例えば、同図に示すように、第1副信号SS1及び第2副信号SS2のデータ値がそれぞれ「00011101」、「00011000」であったとする。この場合、それぞれのMSBは「0」と「0」であるので、その組み合わせ(0,0)より、第1中継経路RR1(第1中継ポートRP1)は遅延無しに伝送され、第2乃至第4中継経路RR2~RR4(第2乃至第4中継ポートRP2~RP4)は遅延を持って伝送される。同様にして、ビット値の組み合わせが(0,1)であれば、第2中継経路RR2(第2中継ポートRP2)は遅延無しに伝送され、第1、第3及び第4中継経路RR1,RR3,RR4(第1、第3及び第4中継ポートRR1,RP3,RP4)は遅延を持って伝送される。ビット値の組み合わせが(1,0)であれば、第3中継経路RR3(第3中継ポートRP3)は遅延無しに伝送され、第1、第2及び第4中継経路RR1,RR2,RR4(第1、第2及び第4中継ポートRR1,RP2,RP4)は遅延を持って伝送される。ビット値の組み合わせが(1,1)であれば、第4中継経路RR4(第4中継ポートRP4)は遅延無しに伝送され、第1乃至第3中継経路RR1~RR3(第1乃至第3中継ポートRP1~RP3)は遅延を持って伝送される。
受信側の第2無瞬断装置UA2では、主信号MSの先着フレームどの中継経路RRを経由していたか、つまりどの中継ポートRPで先着フレームが受信されたかにより、第1副信号SS1のビット値と第2副信号SS2のビット値を復号する。図12の例では、先着フレームは、第1中継ポートRP1、第1中継ポートRP1、第1中継ポートRP1、第4中継ポートRP4、第4中継ポートRP4、第3中継ポートRP3、第1中継ポートRP1、第3中継ポートRP3となる。よって、第1副信号SS1のビット値と第2副信号SS2のビット値の組み合わせは、(0,0)、(0,0)、(0,0)、(1,1)、(1,1)、(1,0)、(0,0)、(1,0)であるので、第2-1ユーザポートUP2-1から第2-1経路UR2-1を経由して第2-1低速ユーザ端末LST2-1には、ビット系列「00011101」のデータ信号が送信される。また、第2-2ユーザポートUP2-2から第2-2経路UR2-2を経由して第2-2低速ユーザ端末LST2-2には、ビット系列「00011000」のデータ信号が送信される。
このように、中継経路RRの個数が2以上の冗長化がされているとき、1経路当たりに割り当てるビットをmビットとすることで、主信号MSの1フレームで送信する副信号チャネル(副信号SS)の情報量mビットを1ビットのm多重として、つまり、主信号MSの1フレームでm個の副信号のそれぞれ1ビットがm多重として、伝送されることができる。但し、mの値に応じて、ビットレートは、第1実施形態の1/mとなる。
図10及び図11に示した例は、中継経路RRが4経路冗長(m=2)であるので2ビット(0,0/0,1/1,0/1,1)を割り当てて2個の副信号チャネルを多重しているが、mの値に応じて、様々な多重が可能である。例えば、中継経路RRが2経路冗長(m=1)であれば1ビット(0/1)を割り当てて1個の副信号チャネルを、中継経路RRが8経路冗長(m=3)であれば3ビット(0,0,0/0,0,1/0,1,0/0,1,1/1,0,0/1,0,1/1,1,0/1,1,1)を割り当てて3個の副信号チャネルを多重することができる。ここで、3ビットの値は、(第1副信号SS1のビット値,第2副信号SS2のビット値,第3副信号SS3のビット値)を示す。
なお、この第6実施形態の手法に上記第5実施形態の手法を組み合わせることで、さらに多数の副信号チャネルを多重することが可能となる。
[他の実施形態]
上記各実施形態では、副信号チャネルは低速通信であるとして説明しているが、本発明は、低速通信やデータ信号通信に限定されるものではなく、通常のユーザフレーム通信であっても良いことは勿論である。
各実施形態に記載した手法は、計算機(コンピュータ)に実行させることができるプログラム(ソフトウェア手段)として、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD-ROM、DVD、MO等)、半導体メモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ等)等の記録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布することもできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、計算機に実行させるソフトウェア手段(実行プログラムのみならずテーブル、データ構造も含む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含む。本装置を実現する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、また場合により設定プログラムによりソフトウェア手段を構築し、このソフトウェア手段によって動作が制御されることにより上述した処理を実行する。なお、本明細書でいう記録媒体は、頒布用に限らず、計算機内部あるいはネットワークを介して接続される機器に設けられた磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶媒体を含むものである。
要するに、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合、組み合わせた効果が得られる。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。
11…プロセッサ
12…プログラムメモリ
13…データメモリ
14…入出力インタフェース
15…通信インタフェース
16…バス
101…シーケンス番号付与機能部
102…主信号複製機能部
103…遅延変換機能部
104…遅延制御機能部
105…主信号選択機能部
106…シーケンス番号削除機能部
107…経路判定通知機能部
108…副信号復号機能部
110…制御機能部
120…信号判定機能部
HST…高速ユーザ端末
HST1…第1高速ユーザ端末
HST2…第2高速ユーザ端末
LST…低速ユーザ端末
LST1…第1低速ユーザ端末
LST2…第2低速ユーザ端末
NW…中継ネットワーク
NW1…第1中継ネットワーク
NW2…第2中継ネットワーク
RP…中継ポート
RP1…第1中継ポート
RP2…第2中継ポート
RP3…第3中継ポート
RP4…第4中継ポート
RR…中継経路
RR1…第1中継経路
RR2…第2中継経路
RR3…第3中継経路
RR4…第4中継経路
UA…無瞬断装置
UA1…第1無瞬断装置
UA2…第2無瞬断装置
UP…ユーザポート
UP1…第1ユーザポート
UP2…第2ユーザポート
UP2-1…第2-1ユーザポート
UP2-2…第2-2ユーザポート
UR…ユーザ経路
UR1…第1ユーザ経路
UR2…第2ユーザ経路
UR2-1…第2-1ユーザ経路
UR2-2…第2-2ユーザ経路

Claims (12)

  1. 送信装置と受信装置との間の冗長経路を経由して主信号と少なくとも一つの副信号の多重通信を行う通信システムであって、
    前記送信装置は、
    前記冗長経路の経路数に応じて、主信号チャネルで通信するべき前記主信号を複製する主信号複製部と、
    それぞれ副信号チャネルで通信するべき前記少なくとも一つの副信号に基づいて、前記冗長経路における経路毎の前記主信号の送出タイミングを調整して、前記冗長経路の各経路に前記主信号を送信する遅延部と、
    を備え、
    前記受信装置は、
    前記冗長経路の各経路を経由した前記主信号の受信タイミングに従って、前記主信号チャネルで通信された前記主信号の一つを選択する主信号選択部と、
    前記選択した前記主信号が前記冗長経路の何れの経路を経由したのかに基づいて、前記少なくとも一つの副信号チャネルで通信された少なくとも一つの副信号を復号する副信号復号部と、
    を備える、通信システム。
  2. 前記送信装置の前記主信号複製部は、
    前記主信号に、信号の順序を識別するシーケンス番号を付与するシーケンス番号付与部と、
    前記シーケンス番号が付与された前記主信号を、前記冗長経路の前記経路数に応じて複製する複製部と、
    を含み、
    前記送信装置の前記遅延部は、
    前記少なくとも一つの副信号を遅延に変換する遅延変換部と、
    前記遅延に基づいて、前記主信号の前記冗長経路への送出タイミングを制御する遅延制御部と、
    を含み、
    前記受信装置の前記主信号選択部は、
    前記冗長経路の各経路を経由した前記主信号に付与されている前記シーケンス番号に基づいて、前記受信装置に先着した前記主信号である先着主信号を判別して選択する選択部と、
    前記選択部により選択された前記先着主信号から、前記主信号に付与されている前記シーケンス番号を削除するシーケンス番号削除部と、
    を含み、
    前記受信装置の前記副信号復号部は、
    前記選択部により選択された前記先着主信号が前記冗長経路の内のどの経路を経由したか判定する経路判定部と、
    前記経路判定部の判定結果により、前記少なくとも一つの副信号を復号する復号部と、
    を有する、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記送信装置は、
    送信するべき前記主信号が入力されるポートと、
    送信するべき前記少なくとも一つの副信号が入力される少なくとも一つのポートと、
    をさらに備え、
    前記受信装置は、
    前記シーケンス番号が削除された前記主信号が出力されるポートと、
    前記復号された前記少なくとも一つの副信号が出力される少なくとも一つのポートと、
    をさらに備える、
    請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記送信装置の前記少なくとも一つの副信号が入力される前記少なくとも一つのポートは、n個(nは2以上の整数)の副信号が入力されるn個のポートを含み、
    前記送信装置の前記遅延制御部は、前記冗長経路への前記主信号の送出タイミング制御に、前記n個の副信号それぞれから変換された遅延を時系列に切り替えて使用し、
    前記受信装置の前記復号部は、前記経路判定部の判定結果による前記副信号の復号を、時系列で切り替えることで、前記n個の副信号のそれぞれを復号し、
    前記受信装置の前記少なくとも一つの副信号が出力される少なくとも一つのポートは、前記n個の副信号が出力されるn個のポートを含む、
    請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記冗長経路の経路数は、2個(mは1以上の整数)であり、
    前記送信装置の前記少なくとも一つの副信号が入力される前記少なくとも一つのポートは、m個の副信号が入力されるm個のポートを含み、
    前記送信装置の前記遅延制御部は、前記主信号の1フレームで前記m個の副信号のそれぞれ1ビットがm多重として伝送されるように、前記冗長経路の一つ当たりに割り当てるビットをmビットとして、前記主信号の前記m個の冗長経路への送出タイミングを制御し、
    前記受信装置の前記復号部は、前記経路判定部の判定結果により、前記m個の副信号のそれぞれ1ビットを復号し、
    前記受信装置の前記少なくとも一つの副信号が出力される少なくとも一つのポートは、前記m個の副信号がそれぞれ1ビットずつ出力されるm個のポートを含む、
    請求項3に記載の通信システム。
  6. 前記送信装置は、
    送信するべき前記主信号が入力されるポートと、
    送信するべき前記少なくとも一つの副信号を生成する副信号生成部と、
    をさらに備え、
    前記受信装置は、
    前記シーケンス番号が削除された前記主信号が出力されるポートと、
    前記復号された前記少なくとも一つの副信号に基づく動作を実施する副信号使用部と、
    をさらに備える、
    請求項2に記載の通信システム。
  7. 前記送信装置は、
    送信するべき前記主信号及び前記少なくとも一つの副信号を含む入力信号が入力されるポートと、
    前記入力信号から前記主信号と前記少なくとも一つの副信号とを分類する分類部と、
    をさらに備え、
    前記受信装置は、前記シーケンス番号が削除された前記主信号及び前記復号された前記少なくとも一つの副信号が出力される少なくとも一つのポートをさらに備える、
    請求項2に記載の通信システム。
  8. 前記復号部は、所定数の前記先着主信号についての前記経路判定部の前記判定結果の組み合わせに従って、前記少なくとも一つの副信号の一つの値を復号する、請求項2、3、6又は7に記載の通信システム。
  9. 送信装置と受信装置との間の冗長経路を経由して主信号と少なくとも一つの副信号の多重通信を行う通信システムにおける送信装置であって、
    前記冗長経路の経路数に応じて、主信号チャネルで通信するべき前記主信号を複製する主信号複製部と、
    それぞれ副信号チャネルで通信するべき前記少なくとも一つの副信号に基づいて、前記冗長経路における経路毎の前記主信号の送出タイミングを調整して、前記冗長経路の各経路に前記主信号を送信する遅延部と、
    を備える、送信装置。
  10. 送信装置と受信装置との間の冗長経路を経由して主信号と少なくとも一つの副信号の多重通信を行う通信システムにおける受信装置であって、
    主信号チャネルで通信するべき前記主信号が複製され、それぞれ副信号チャネルで通信するべき前記少なくとも一つの副信号に基づいて前記冗長経路における経路毎にその送出タイミングが調整されて、前記冗長経路の各経路に送信されてくる、前記冗長経路の各経路を経由した前記主信号の受信タイミングに従って、前記主信号チャネルで通信された前記主信号の一つを選択する主信号選択部と、
    前記選択した前記主信号が前記冗長経路の何れの経路を経由したのかに基づいて、前記副信号チャネルで通信された少なくとも一つの副信号を復号する副信号復号部と、
    を備える、受信装置。
  11. 送信装置と受信装置との間の冗長経路を経由して主信号と少なくとも一つの副信号の多重通信を行う通信システムにおける通信方法であって、
    前記送信装置で、前記冗長経路の経路数に応じて、主信号チャネルで通信するべき前記主信号を複製することと、
    前記送信装置で、それぞれ副信号チャネルで通信するべき前記少なくとも一つの副信号に基づいて、前記冗長経路における経路毎の前記主信号の送出タイミングを調整して、前記冗長経路の各経路に前記主信号を送信することと、
    前記受信装置で、前記冗長経路の各経路を経由した前記主信号の受信タイミングに従って、前記主信号チャネルで通信された前記主信号の一つを選択すること、
    前記受信装置で、前記選択した前記主信号が前記冗長経路の何れの経路を経由したのかに基づいて、前記副信号チャネルで通信された少なくとも一つの副信号を復号することと、
    を備える、通信方法。
  12. 請求項1乃至8の何れかに記載の通信システムにおける前記送信装置及び前記受信装置の少なくとも一方の前記各部としてプロセッサを機能させるプログラム。
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