JP6219048B2 - 落橋防止装置 - Google Patents

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本発明は、高架道路、河川、渓谷等における橋梁構造物において、橋桁が地震時の振動によって落下することを防止する落橋防止装置に関する。
近年、落橋防止装置を構成する連結部材として、ループ状に形成されたベルトから成る連結ベルトが採用されることが増えている。このような連結ベルトを用いた落橋防止装置の利点としては、金属等から構成される鋼製の落橋防止装置に比して軽量で製造作業や施工作業等の作業性が良いことやより安価に製造可能であることなどが挙げられる。これらのような利点を持った落橋防止装置としては、特許文献1の連結ベルトを挙げることが出来る。この連結ベルトは、縦糸の束を並べ横糸で固定したベルトの端部同士を互いに接合してループを形成するにあたって、重ね合わせた端部を縫い込むことによって一体化されている。しかしながら、このような端部固定方法では、巨大な引張力が作用した際に縫合糸自体が破断したり、或いは連結ベルトを構成する縦糸が縫合糸から抜け出してループ破壊が生じる虞れがある。特に、当該連結ベルトは、引張強度の高い縦糸を、通常の引張強度の横糸で束ねた構成のものであるため、縦糸の両端部同士を重ねて縫合しただけでは強力な端部固定を行うことが困難である。
ところで、落橋防止装置は、大型の地震等によって強い振動や水平力が加わった際に、最終的に、橋桁が橋脚や橋台等から落下することを防止する装置であり、極めて高い引張強度が要求される。引張強度を高めるに当たっては、ベルトの幅を増大させることが考えられるが、ベルトの両端において該ベルトを保持する定着部の構造体が大きくなってしまうという問題がある。
特開2006−249842号公報
近年の地震規模の大型化等が考慮され、より大きな地震力に耐え得る落橋防止装置が望まれているが、それは軽量で作業性が良く、安価な落橋防止装置であることは言うまでもない。
本発明は、以上のような問題点に鑑みて成されたものであり、軽量で作業性が良く、安価でありながら連結体を保持する定着部の構造体をコンパクトにすることが出来つつも、高引張強度の落橋防止装置を提供することを目的とする。
本発明に係る落橋防止装置は、橋桁が落下することを防止する落橋防止装置であって、複数の定着体間に架設される可撓性を有する連結体を備える。この連結体は、高引張強度の長尺材から成る長尺体を複数回巻回して積層状に形成されたループ状とされ、このループの内側に位置する該長尺体の一方の端部と、該ループの外側に位置する他方の端部との位置が、積層方向において所定長以上の重なり領域を以て配置され、該両端部を含んで積層された該長尺体の該重なり領域において隣接する層同士が接着剤によって固定され、重なり合う前記長尺体同士が成す層間の連結体の両側の小ループ部のみに長尺体の各層の応力を均等化するための低摩擦性を有する低摩擦面状体が配設されることで接合部が形成される。
また、本発明に係る落橋防止装置は、橋桁が落下することを防止する落橋防止装置であって、複数の定着体間に架設される可撓性を有する連結体と、連結体を形成する長尺体の端部を折り返す接合補強部材を備える。この連結体は、高引張強度の長尺材から成る長尺体を複数回巻回して積層状に形成されたループ状とされ、このループの内側に位置する該長尺体の一方の端部と、該ループの外側に位置する他方の端部との位置が、積層方向において所定長以上の重なり領域を以て配置され、該両端部を含んで積層された該長尺体の該重なり領域において隣接する層同士が接着剤によって固定されることで接合部が形成され、接合補強部材は、折り返された長尺体端部の内側に配置される第一の補強部材と、折り返された長尺体端部の外側に配置される第二の補強部材と、折り返された長尺体の折り目の内側に当接する湾曲部とを備え、第一の補強部材と第二の補強部材とは互いに接合されている
前記接合部は、前記接着剤を含浸させて成形することも出来る。また、前記接合部は、更に、枠体によって被覆することも出来る。更に、前記枠体は、前記重なり領域の各層を加圧して密着させても良い。また、前記枠体は、前記接合部が配設される凹部を有する第一枠部材と、前記凹部を閉塞する第二枠部材とで構成することが出来る。
前記長尺体は、高張力繊維から成る糸を束ねて帯状に構成されたものである。
接合部補強部材は、折り返された前記長尺体端部の内側に配置される第一の補強部材と、折り返された前記長尺体端部の外側に配置される第二の補強部材と、折り返された前記長尺体の折り目の内側に当接する湾曲部とを備え、前記第一の補強部材と前記第二の補強部材とは互いに接合されている。前記第一の補強部材及び第二の補強部材、板部材であっても良い。
また、前記湾曲部は、前記第一の補強部材の側面部に、湾曲状形成されているようにしても良い。更に、前記湾曲部は、前記第一の補強部材の側面部側に配設されたピン部材しても良い。
また、前記長尺体の端部の近傍の折り返し周辺部は、弾性接着剤が含浸されてなるようにしても良い。
また、前記長尺体の端部は、折り返された後に、前記長尺体の端部の近傍に縫い込まれるようにしても良い。
本発明では、高引張強度繊維から成る繊維束によって構成される長尺体を積層状に巻回してループ状の連結体を構成し、この連結体の一部のみを接着剤によって固定して接合部としたことによって、接合部に高度な引張強度を持たせつつも、繊維質特有の可撓性を連結体全体に持たせることが可能となり、安価で軽量であるという従来の利点を残し、本発明の落橋防止装置を橋桁間や橋桁と橋脚、或いは橋桁と橋台等との間に取り付ける場合にも、連結体が撓むことで、取付作業を容易とし、作業効率の向上を図ることを可能とする。
また、本発明の連結体は、帯状に形成された長尺体を複数回巻回することによって構成されているので、その巻き数を一重ではなく、二重、三重、四重・・・と増やす複層巻回構造なので、容易に地震時許容荷重を高めていくことが出来る上、連結体の幅を広くすることなく容易に増強出来、増強に伴って連結体の両端部に取り付けられる定着体、すなわちブラケットを大きくする必要が無く、コンパクトなブラケットを採用することが出来、製造費用としても作業性としても大きな利点となる。
更に、連結体の全体が可撓性を有することで、橋桁や橋脚のブラケット間に取り付ける際に、連結体を弛ませた状態で取り付けることが出来、この弛みに応じて橋桁等の温度伸縮にも十分追従させることが出来る。
本発明を適用した落橋防止装置の使用状態を示す斜視図である。 本発明を適用した落橋防止装置の他の使用状態を示す側面図である。 本発明を適用した落橋防止装置の斜視図である。 熱収縮前のチューブ状の端部用被覆体に原反より引き出された長尺の連結体を挿入する状態を示す斜視図である。 ループ状連結体に接合部を形成した状態を示す平面図である。 (A)−(D)は、ループ状連結体の構造を示す断面図である。 (A)はループ状連結体の接合部の斜視図であり、(B)はループ状連結体の接合部に枠体を取り付ける状態を示す斜視図である。 (A)及び(B)は、接合部の枠体の変形例を示す断面図であり、(C)及び(D)は、型を用いて接合部の周囲に保護層を設ける例を示す断面図である。 ループ状連結体に中間部用被覆体を挿入する状態を示す斜視図である。 (A)及び(B)は、ループ部に端部用補強材が取り付けられた状態を示す平面図である。 落橋防止装置の取付方法を示す斜視図である。 ループ状連結体の中間部間に形状保持部材を設ける落橋防止装置の変形例を示す断面図である。 形状保持部材をループ状連結体の長さ方向に複数個配置する形状保持部材の変形例を示す断面図である。 ループ状連結体の中間部間に厚肉の形状保持部材を設ける落橋防止装置の変形例を示す断面図である。 厚肉の形状保持部材をループ状連結体の長さ方向に複数個配置する形状保持部材の変形例を示す断面図である。 厚肉の形状保持部材の側面に凸円弧部と凹円弧部とを設けた形状保持部材の変形例を示す断面図である。 接合補強部材を用いて接合部を接合する落橋防止装置の変形例を示す断面図である。 接合補強部材を用いて接合部を接合するとともに、端部に巻回部を設けた落橋防止装置の変形例を示す断面図である。 接合補強部材を用いて接合部を接合するとともに、端部にピン部材を設けた落橋防止装置の変形例を示す断面図である。
以下、本発明が適用された落橋防止装置について図面を参照して説明する。なお、以下、落橋防止装置について、以下の順に沿って説明する。
1.落橋防止装置の使用状態の説明
2.落橋防止装置の構成の説明
3.落橋防止装置の製造方法の説明
4.落橋防止装置の取付方法の説明
5.落橋防止装置の効果の説明
6.落橋防止装置の第一の変形例の説明
7.落橋防止装置の第二の変形例の説明
[1.落橋防止装置の使用状態の説明]
図1に示すように、本発明が適用された落橋防止装置10は、コンクリート床版橋等の第一の橋桁1と第二の橋桁2とが橋脚3に設置された状態において、一端側が第一の橋桁1に取り付けられ、他端側が第一の橋桁1に隣接する第二の橋桁2に取り付けられ、第一の橋桁1と第二の橋桁2とを連結する。この落橋防止装置10は、橋桁1,2を支承する支承装置や橋桁の変位量を制限する変位制限装置が大規模地震等の大きな振動によって破損した際などに、橋桁1,2が橋台や橋脚3等から落下することを防止する。また、図2に示すように、落橋防止装置10は、第一の橋桁1又は第二の橋桁2と橋台や橋脚3等との間を連結し、第一の橋桁1又は第二の橋桁2が橋台や橋脚3等から落下することを防止する。
[2.落橋防止装置の構成の説明]
図3に示すように、落橋防止装置10は、多重のループ状連結体11を形成し、ループ状連結体11の中間部を、中間部用被覆体12で被覆して結束し、更に、ループ状連結体11の両側の小ループ部13,13を端部用被覆体14,14で被覆して結束して成る。
ループ状連結体11を構成する帯状長尺体11aは、図4に示すように、縦糸の束を並べ横糸で固定した長さ方向の引張強度が高い繊維を使用しており、ここでは、引張材として衝撃緩和能力を持つアラミド繊維を用いている。なお、帯状長尺体11aとしては、この他、炭素繊維、ポリエステル繊維、ポリビニルアルコール繊維等を用いても良いし、これらの中の少なくとも複数を混合して用いても良い。このような長尺の帯状長尺体11aは、複数回掛け回される。ここでは、例えば六重程度巻回される。そして、図5に示すように、巻回された帯状長尺体11aの内側端部16aと外側端部16bとを含む部分が接着剤17a等で固定され、これにより、ループ状連結体11が形成される。すなわち、接合部17は、ループの内側に位置する帯状長尺体11aの一方の端部16aとループの外側に位置する他方の端部16bの位置が積層方向において所定長以上の重なり領域を以て配置され、両端部16a,16bを含んで積層された帯状長尺体11aの重なり領域において隣接する層同士が接着剤17aによって固定されることで構成される。ループ状連結体11は、アラミド繊維等を巻回して成るものであるから、全体としても可撓性を有すると共に、長さ方向の引張強度が高い特性を有する。
なお、ループ状連結体11は、複数回巻回するのではなく、一重のものであっても良い。また、ループ状連結体11は、例えば全体が八の字状に捻れていても良いし、ループ状連結体11を構成する帯状長尺体11aが捻れていても良い。例えば、帯状長尺体11aの内周側の端部と外周側の端部とを重ね合わせるように捻らせても良い。
また、帯状長尺体11aを複数回巻回する場合には、小ループ部13,13において、複数の巻回によって重なり合う各帯状長尺体11a同士の間に、帯状長尺体11aの幅と同程度の幅と、小ループ部13,13の周長程度以下の長さを有するポリテトラフルオロエチレン等の低摩擦性材料から成るシート材、すなわち低摩擦面状体(図示省略)を配設させることが出来、こうすることで、帯状長尺体11aを複数回巻回することによって構成されたループ状連結体11に、引張力が作用した際に、重なり合った帯状長尺体11aの全ての層が互いに摺動しながら均一に引張され、応力が均等に掛かるようになり、ループ状連結体11全体として高度な引張強度は発揮させることが可能となる。
ループ状連結体11の中間部には、図3に示すように、ループ状連結体11の中間部を結束して保護する中間部用被覆体12が配設されている。この中間部用被覆体12は、ループ状連結体11の可撓性を損なわない可撓性を有している。また、この中間部用被覆体12は、落橋防止装置10が長期間外部に設置されることに鑑み紫外線保護機能を有している。このような特性を有する中間部用被覆体12は、例えば、熱収縮性チューブが用いられ、熱収縮前に、ループ状連結体11の一端側より挿入された後、ループ状連結体11の中間部で、熱収縮され、ループ状連結体11の中間部を結束し保護する。この熱収縮性チューブとしては、例えば、絶縁や耐熱特性、また防水・防食性に優れたエチレンプロピレンゴムによって構成されたものを用いることが出来る。
なお、中間部用被覆体12としては、熱収縮性チューブ以外のものを用いて、ループ状連結体11の中間部分を結束するようにしても良い。
ループ状連結体11は、中間部を中間部用被覆体12で被覆し結束すると、その両側に、小ループ部13,13が形成される。ループ状連結体11の両側の小ループ部13,13にも、小ループ部13,13を結束し保護する端部用被覆体14,14が配設される。端部用被覆体14,14は、小ループ部13,13の可撓性を損なわないような可撓性を有している。また、端部用被覆体14,14は、落橋防止装置10が長期間外部に設置されることに鑑み紫外線保護機能を有している。このような特性を有する端部用被覆体14,14は、例えば、熱収縮性チューブが用いられ、熱収縮前に、長尺の帯状長尺体11aが何重も挿入された後、熱収縮されることで、小ループ部13,13を結束し保護する。この熱収縮性チューブとしては、例えば、絶縁や耐熱特性、また防水・防食性に優れたエチレンプロピレンゴムによって構成されたものを用いることが好ましい。
なお、端部用被覆体14,14としては、熱収縮性チューブ以外のものを用いて、小ループ部13,13を結束するようにしても良い。
中間部用被覆体12と端部用被覆体14,14とは、同じ材質の熱収縮性チューブを用いたときには、一度の加熱工程で、熱収縮性チューブを収縮させて、帯状長尺体11aを結束することが出来、製造工程の効率化を図ることが出来る。また、中間部用被覆体12と端部用被覆体14,14との間は、隙間があっても良いし、隙間が無くても良いが、アラミド繊維が紫外線に弱い特性を有することに鑑み隙間を設けないことが好ましい。勿論、この隙間を別の部材で被覆するときには、中間部用被覆体12と端部用被覆体14,14との間に隙間があっても良い。更に、中間部用被覆体12と端部用被覆体14,14とは、必ずしも熱収縮性チューブである必要ないが、熱収縮性チューブである方が帯状長尺体11aがしっかりと結束されるため、作業性の向上を図ることが出来る。また、中間部用被覆体12、端部用被覆体14,14の何れか一方のみを熱収縮性チューブとしても良い。また、中間部用被覆体12と端部用被覆体14,14とは、一連のチューブ体を用いても良い。
ループ状連結体11の両側に形成された小ループ部13,13は、端部用被覆体14,14の外側に更に端部用補強材26,26が配設される。図1に示すように、第一の橋桁1と第二の橋桁2との間を連結し、又は、図2に示すように、第一の橋桁1又は第二の橋桁2と橋台若しくは橋脚3等との間を連結する。落橋防止装置10が連結する橋桁1,2間又は橋桁1,2と橋脚3の間には、落橋防止装置10を取り付けるためのブラケット4,4が設けられており、小ループ部13,13には、ブラケット4,4に取り付けるための定着体である定着ピン5,5が挿通される(図1、図2、図11参照)。そこで、小ループ部13,13には、図10(A)に示すように、端部用被覆体14,14の更に外側に端部用補強材26,26が配設される。端部用補強材26,26は、例えば、小ループ部13,13の内周側に配設されるものであり、定着ピン5,5が接する内周面が定着ピン5,5の外形形状に対応した曲面となっている。これにより、小ループ部13,13には、端部用補強材26,26によって、定着ピン5,5から荷重が加わった際、荷重が均一になり、また、定着ピン5,5との摩擦を軽減することが出来る。
なお、小ループ部13,13には、図10(B)に示すように、端部用補強材26,26の他に、更に小ループ部13,13の外周側を覆う端部用補強材27,27を設けるようにしても良い。
[3.落橋防止装置の製造方法の説明]
図4に示すように、熱収縮前のチューブ状の端部用被覆体14a,14aを用意し、原反より引き出されたアラミド繊維等の長尺の帯状長尺体11aを挿通し、例えば、六回挿通することで、図5に示すように、六重のループを形成し、内側に位置する端部16aと外側に位置する端部16bとの位置を、積層方向において所定長以上、好ましくは100mm以上の重なり領域が出来るように位置合わせする。次いで、位置が合わせられた内側の端部16a、外側の端部16b、及び端部16a,16b間の帯状長尺体11aの層には、熱硬化型接着剤等の接着剤17aが含浸されて接合され、断面が矩形状の接合部17が形成される。すなわち、この接合部17は、内側の端部16aと外側の端部16bとその間の帯状長尺体11aとを接着剤17aによって一体化し、ループ状連結体11を形成する。
なお、接着剤17aを含浸させた後加圧したときには、隣接する帯状長尺体11a間の接着力を向上させることが出来る。このように設けられたループ状連結体11は、小ループ部13,13を形成した際に中間部を構成する相対する直線部を構成する帯状長尺体11aの枚数が同じにされ、相対する直線部の強度が同じになるように構成される。
一般に、アラミド繊維は、縦糸の束を並べそれら縦糸を横糸で固定した繊維シートであって、横糸の数が少なく、幅方向にばらけ易い。接合部17では、糸を用いて内側の端部16aと外側の端部16bとその間の帯状長尺体11aとを縫い込んで一体化するのではなく、接着剤17aを用いて一体化しているので、縫い込みの場合より強固にアラミド繊維を一体化出来、アラミド繊維がばらけてしまうことを防止することが出来る。また、接合部17は、ループ状連結体11の一部分に設けられるだけであるから、ループ状連結体11の全体には可撓性を持たせながら、端部16a,16bとその間の帯状長尺体11aとを強力に一体化することが出来る。
なお,接着剤17aとしては、繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics、FRP)を用いても良い。また、接着剤17aを用いるほか、接着テープやボルト/ナットやブラインドリベット等を用いて接合するようにしても良い。
ここで、図6に示すように、ループ状連結体11は、更に、中間部用補強材18を用いて強度補強をするようにしても良い。ここで、中間部用補強材18は、例えば、ポリプロピレンやウレタンゴムと言った樹脂材料の幅方向に撓み難く、厚さ方向(面外方向)に撓み易い長尺部材が用いられる。中間部用補強材18の厚さは、例えば3mm程度である。このような中間部用補強材18は、図6(A)に示すように、例えば、二重のループ状連結体11とする場合には、帯状長尺体11aの層間に、中間部用補強材18を介在させるようにしても良い。また、図6(B)に示すように、ループ状連結体11が一重の場合には、帯状長尺体11aを一対の中間部用補強材18,18で挟み込むようにしても良い。更に、図6(C)に示すように、帯状長尺体11aを多重とした場合、ループ状連結体11は、帯状長尺体11aの間に、中間部用補強材18を介在させ、最外層と最内層とが中間部用補強材18,18となるようにしても良い。更に、これとは逆に、図6(D)に示すように、中間部用補強材18を帯状長尺体11a,11aの間に介在させたときには、最外層と最内層とが帯状長尺体11a,11aとなるようにしても良い。
なお、図6(A)−(D)に示すような補強材は、ループ状連結体11の中間部のみに設けても良いが、更に、小ループ部13,13となる部分にも図6(A)−(D)に示すような補強材を設けても良い。この場合、補強材は、ループ状の一連の部材を用いても良いし、中間部とループ部とで別のものを用いても良い。
また、接合部17は、図7(A)に示すように、接着剤17aを用いて、端部16a,16bとこれらの間の帯状長尺体11a及び/又は中間部用補強材18とを一体化しても良いが、図7(B)に示すように、枠体19を用いて、接合部17を保護し、更に強固に接合するようにしても良い。図7(B)の枠体19は、金属板や樹脂板を用いて成型された断面略コ字状の第一枠部材19aと第二枠部材19bとを有し、第一枠部材19a又は第二枠部材19bの一方が他方に嵌合する構成となっている。なお、第一枠部材19aや第二枠部材19bは、鋳物や切削加工品であっても良い。また、第一枠部材19aと第二枠部材19bの側壁の間隔は、接合部17の幅寸法とほぼ一致するように形成されている。また、第一枠部材19aと第二枠部材19bの側壁には、これらを結合するボルトやナットやリベット等の固定部材19cが挿入される貫通孔19d,19dが形成されている。第一枠部材19a、第二枠部材19bの何れかの凹部に接着剤17aが含浸された接合部17が配置されると、次いで、第一枠部材19aと第二枠部材19bとが嵌合され、更に、貫通孔19d,19dに固定部材19c,19cが固定される。この際、第一枠部材19aと第二枠部材19bの主面部は、接合部17を厚さ方向から加圧する。これにより、帯状長尺体11aの層間が密着されるだけでなく、帯状長尺体11aが積層された接合部17と第一枠部材19aと第二枠部材19bとが一体化される。これにより、接合部17は、枠体19に囲まれることで、保護されると共に、強固なものとなる。
なお、第一枠部材19aと第二枠部材19bとの嵌合は、接着剤17aが硬化した後に行っても良いが、未硬化のときに行うことが好ましい。これにより、帯状長尺体11aと第一枠部材19aと第二枠部材19bとも接着剤17aによって一体化されるからである。また、接着剤17aが未硬化のときに枠体を設けたときには、接着剤17aが硬化するまでの間加圧し続ける必要がなくなり、生産効率の向上を図ることが出来る。
また、枠体19としては、図8に示すように構成することも出来る。図8(A)では、枠部材21aに接合部17が配置される凹部21cを形成し、この凹部21cを平板の蓋体21bで閉塞し、枠部材21aの鍔部21eと蓋体21bの周囲とをボルトやナットやリベット等の固定部材21dで結合する。これにより、接合部17を枠部材21aと蓋体21bとで加圧することが出来、接合部17と枠部材21a及び蓋体21bとを一体化することが出来る。
また、図8(B)に示すように、第一枠部材22aと第二枠部材22bのそれぞれに、鍔部22c,22dを形成し、一方の凹部22eに接合部17を配置し、他方の凹部22fで接合部17を閉塞する。この後、鍔部22c,22dとをボルトやナットやリベット等の固定部材22gで結合する。これにより、接合部17を第一枠部材22aと第二枠部材22bとで加圧することが出来、接合部17と第一枠部材22aと第二枠部材22bとを一体化することが出来る。
以上の図7(B)及び図8(A)及び(B)では、接合部17を枠体で保護し強固にする例を説明したが、樹脂や金属板の枠体を用いるだけでなく、接合部17の周囲に保護層20を設けるようにしても良い。すなわち、図8(C)では、成形凹部23aを有する第一成形型23bと成形凹部23cを有する第二成形型23dとによって接合部17の周囲に保護層20を成形する。すなわち、成形凹部23a,23cに接合部17が配置され、第一成形型23bと第二成形型23dが型締めされた状態で、繊維強化プラスチックといった溶融樹脂が成形凹部23a,23cに注入され、固化した後離型することも可能である。これにより、接合部17の周囲には、保護層20が形成されることになり、接合部17は、保護層20によって保護され強固なものとなる。
なお、成形金型は、図8(D)に示すように、第一成形型23bの成形凹部23aの大きさを、接合部17の一面を除く面を収納する大きさとし、第二成形型23dは、平板状としても良い。図8(C)及び(D)に示すように、成形型23b,23dを用いたときには、接合部17の周囲に図8(A)及び図8(B)に示すような鍔部21e,22c,22dが無く、形状を矩形状にし簡素化することが出来る。また、図示しないが、接合部17は、結束バンドで帯状長尺体11aを結束して構成しても良い。
以上のように、端部用被覆体14,14が挿入され接合部17が形成されたループ状連結体11には、次いで、図9に示すように、熱収縮前のチューブ状の中間部用被覆体12aが挿入され、熱収縮前の端部用被覆体14a,14aの間に位置される。上述のように、中間部用被覆体12a及び端部用被覆体14a,14aは、熱収縮性チューブである。熱収縮前の中間部用被覆体12a及び端部用被覆体14a,14aが挿入されたループ状連結体11は、熱収縮前の中間部用被覆体12a及び端部用被覆体14a,14aを構成する熱収縮性チューブがドライヤ、ヒータ、電気炉、トーチランプ、ガスバーナ等の加熱器具を用いて、加熱されることで熱収縮される。これにより、多重のループ状連結体11は、中間部が中間部用被覆体12によって結束される。更に、中間部用被覆体12の両側には、中間部用被覆体12が熱収縮され、中間部の帯状長尺体11aが結束されることで、小ループ部13,13が形成される。端部用被覆体14,14も、熱収縮することで、小ループ部13,13を構成する多重の帯状長尺体11aを結束する。
なお、中間部用被覆体12と端部用被覆体14,14の加熱処理は、同時に行っても良いし、別に行っても良い。別に行うときには、中間部用被覆体12を熱収縮させてから、端部用被覆体14,14を熱収縮させても良いし、端部用被覆体14,14を熱収縮させてから、中間部用被覆体12を熱収縮させても良い。また、中間部用被覆体12及び端部用被覆体14,14が熱収縮した後においては、紫外線保護の観点から中間部用被覆体12及び端部用被覆体14,14に隙間がないことが好ましい。中間部用被覆体12及び端部用被覆体14,14は、一連のチューブ体を用いても良い。
小ループ部13,13は、図1及び図2に示すように、ブラケット4,4の定着ピン5,5が挿入される部分である。従って、小ループ部13,13の内周面は、定着ピン5,5が圧接される部分となる。そこで、図10(A)に示すように、小ループ部13,13の内周面には、端部用補強材26,26が配設される。端部用補強材26,26は、機械的強度の高い合成樹脂や金属板で形成されており、全体がC字状に形成されている。端部用補強材26,26は、C字の内周側の面26a,26aがブラケット4,4の定着ピン5,5と圧接する面となるため、定着ピン5,5の外形形状に対応した長さ方向が曲面で形成されている。また、端部用補強材26,26は、C字の外周側の面が小ループ部13,13の内周面が係合される凹部26b,26bとなる。
このような端部用補強材26,26は、凹部26b,26bを小ループ部13,13の内周面を係合させ、接着剤で固定され、及び/又は、凹部26b,26bの開口端に形成された弾性係合片を小ループ部13,13の側面の係合部に係合させることによって取り付けられる。このような端部用補強材26,26は、定着ピン5,5との圧力を均一にしながら、小ループ部13,13が定着ピン5,5との摩擦により損傷することを防止することが出来る。すなわち、端部用補強材26,26は、定着ピン5,5との緩衝材として機能する。
なお、小ループ部13,13には、図10(13)に示すように、外周側に、更なる端部用補強材27,27を取り付けるようにしても良い。この場合、端部用補強材27,27は、C字状に形成され、その内周側に、小ループ部13,13の外周面に係合される凹部27a,27aが形成される。端部用補強材27,27は、凹部27a,27aの開口端に形成された弾性係合片を端部用補強材26,26の凹部26b,26bの開口端の係合部や小ループ部13,13の側面の係合部に係合させることによって小ループ部13,13の外周面に取り付けられる。勿論、端部用補強材27,27は、接着剤で小ループ部13,13の外周面に固定するようにしても良い。また、このような補強材(保護カバー)を、更に中間部の中間部用被覆体12上に設けるようにしても良い。
[4.落橋防止装置の取付方法の説明]
以上のような落橋防止装置10は、図11に示すように取り付けられる。ここでは、図1に示す第一の橋桁1と第二の橋桁2とを連結する場合を例に説明する。先ず、橋桁1,2に固定されるブラケット4,4は、金属製であり、橋桁1,2にボルトやナットを用いて又は溶接により固定される。ブラケット4,4には、落橋防止装置10が取り付けられる一対の取付板4a,4aが離間して形成されている。取付板4a,4aには、定着ピン5,5が挿通される挿通孔5a,5aが軸線を一致させて形成されている。なお、橋桁1の挿通孔5aと橋桁2の挿通孔5aとの距離は、2500〜4500mmであり、落橋防止装置10もこれに合わせた全長若しくは、橋桁等の伸縮を考慮した弛みを持たせるように、これよりやや長く形成されている。
そして、落橋防止装置10の一方の小ループ部13は、橋桁1のブラケット4の取付板4a,4a間に挿入され、他方の小ループ部13は、橋桁2のブラケット4の取付板4a,4a間に挿入される。この後、定着ピン5,5が挿通孔5a,5aと小ループ部13,13に挿通され、一対の取付板4a,4aに固定される。これにより、落橋防止装置10は、ブラケット4,4の定着ピン5,5間に架け渡されることになる。なお、上述した端部用補強材26,27は、既に、小ループ部13,13に取り付けられた状態で、現場に運搬されても良いし、現場で取り付けられるようにしても良い。また、端部用補強材26,26と定着ピン5,5との間には、更に緩衝材となる例えばゴム等の弾性体で形成されたブッシュを介在させても良い。また、定着ピン5,5となる定着体は、小ループ部13,13に挿設される円柱や角柱、板状或いは円筒状等の芯やピン等であれば特に限定されるものではない。
[5.落橋防止装置の効果の説明]
以上のように構成された落橋防止装置10は、全体が可撓性を有するループ状連結体11で構成され、中間部用被覆体12で被覆された状態であっても可撓性を有している。従って、落橋防止装置10を橋桁1,2間に取り付ける場合(図1参照)や橋桁1又は2と橋台や橋脚3等との間に取り付ける場合にも、ループ状連結体11が撓むことで、取付作業が容易となる。また、落橋防止装置10は、ループ状連結体11の中間部が中間部用被覆体12で被覆されているだけなので、軽量化が図られ、この点でも作業効率の向上を図ることが出来る。
更に、落橋防止装置10は、可撓性を有するループ状連結体11の一部を強力な接着剤で重なり領域の各層を互いに強力に固化させることで一体固化させているので引張強度を極めて高くすることが出来、また、接合部17はループ状連結体の一部だけとしているので全体として可撓性を有している。また、ループ状連結体は可撓性を有する中間部用被覆体12によって被覆されているだけなので、被覆された状態であってもなお可撓性を有している。従って、ブラケット4,4間に取り付ける際には、弛ませた状態で取り付けることが出来、施工作業性等も良好で、橋桁等の温度伸縮にも十分追従することが出来る。また、ブラケット4,4の定着ピン5,5が挿通される小ループ部13,13は、端部用補強材26,26で保護されており、更に、定着ピン5,5の外形形状に対応して形成されているので、定着ピン5,5を介して印加される圧力が均一となり、また、定着ピン5,5との摩擦を低減することが出来る。更に、ループ状連結体11は、その巻き数を二重、三重、四重・・・と増やすことで、容易に地震時許容荷重を高めていくことが出来、この際にも、軽量の帯状長尺体11aの巻き数が増えるだけなので、重くなることを防止することが出来る。その上、引張強度の増強に伴って増えるのは、厚み方向のみであり、幅方向が増えないので、コスト増要因の主因となるブラケットサイズの大型化をする必要が無く、製品コストの増大を防ぐことが出来る。
[6.落橋防止装置の第一の変形例の説明]
落橋防止装置10は、図12〜図16に示すように、ループ状連結体11の一方の中間部15aと他方の中間部15bとの間に、ループ状連結体11の形状を保持する形状保持部材30を設けるようにしても良い。
この形状保持部材30は、例えばポリウレタン等の合成樹脂を発泡成形して形成されたスポンジやポリスチレン等の合成樹脂を微細な泡で発泡させて硬化させた発泡スチロール等、ループ状連結体11の可撓性を損なわないように可撓性を有する材料で形成されている。なお、形状保持部材30は、可撓性を有することが好ましいが、可撓性を有していない又は低い金属板や合成樹脂等、非可撓性の材料で形成されるようにしても良い。可撓性を有する場合には、製造作業や施工作業等の作業性が良く、可撓性を有していない場合には、より強固にループ状連結体11の形状を保持することが出来る。
また、形状保持部材30は、図12に示すように、例えばループ状連結体11の中間部15a,15bと同程度の幅と長さを有する矩形板状に形成されるようにしても良い。形状保持部材30は、図13に示すように、中間部15a,15bの長さよりも短い所定の長さを有する矩形板状に形成されて、ループ状連結体11の長さ方向に複数個配置されるようにしても良い。この際、形状保持部材30は、隣接する互いの側面を当接するように配置しても良く、所定の距離離間させて配置するようにしても良い。このように形状保持部材30をループ状連結体11の長さ方向に複数個配置することで、形状保持部材30自体は非可撓性の材料で形成されていても、全体として可撓性を有するようになり、ループ状連結体11の形状を保持しつつ、製造作業や施工作業等の作業性を向上させることが出来る。
また、形状保持部材30は、図14、図15及び図16に示すように、厚肉に設けても良い。これにより、小ループ部13は、図12及び図13に示すような中間部15a,15b側が絞られてC字状に形成されるのではなく、中間部15a,15b側が絞られていない半円状又はU字状に形成される。この際、形状保持部材30は、図14に示すように、中間部15a,15bと同程度の幅と長さを有するように形成されるようにしても良く、図15に示すように、中間部15a,15bの長さよりも短い所定の長さを有するように形成されて、ループ状連結体11の長さ方向に複数個配置されるようにしても良い。また、形状保持部材30をループ状連結体11の長さ方向に複数個配置する場合には、形状保持部材30を、隣接する互いの側面を当接するように配置しても良く、所定の距離離間させて配置するようにしても良い。このように、形状保持部材30を厚肉に設けて、小ループ部13を半円状又はU字状に形成することで、小ループ部13の中間部15a,15b側が絞られることによってループ状連結体11を構成する各層の帯状長尺体11a間に内外径差(隙間)が出来て、ループ状連結体11に弛みや緩みが発生することを防止することが出来る。
また、形状保持部材30は、図14に示すように、ループ状連結体11の長手方向の側面を平面状に設けるようにしても良く、図15に示すように、ブラケット4の定着ピン5と対応するように凹円弧状に設けるようにしても良い。
また、形状保持部材30は、図16に示すように、中間部15a,15bの長さよりも短い形状保持部材30を、隣接する形状保持部材30に対して互いの側面を当接するように、ループ状連結体11の長さ方向に複数個配置する場合、ループ状連結体11の長手方向の一方の側面に凸円弧状の凸円弧部30aを設け、他方の側面に一方の側面の凸円弧部30aに対応する凹円弧状の凹円弧部30bを設けるようにしても良い。この際、一方の小ループ部13の最も近くに位置する形状保持部材30は、一方の側面及び他方の側面ともに、凹円弧部30bを設けるようにしても良い。このように、ループ状連結体11の長手方向の一方の側面に凸円弧部30aを設け、他方の側面に凹円弧部30bを設けて、一の形状保持部材30の凸円弧部30aが隣接する他の形状保持部材30の凹円弧部30bに嵌合するように、形状保持部材30をループ状連結体11の長さ方向に複数個配置することで、形状保持部材30を隣接する互いの側面が当接するように配置しても、平面状の側面を当接する場合よりも、全体としてより可撓性を有するようになり、ループ状連結体11の形状を保持しつつ、製造作業や施工作業等の作業性を向上させることが出来る。なお、一方の小ループ部13の最も近くに位置する形状保持部材30の一方の側面を平面状に設け、他方の小ループ部13の最も近くに位置する形状保持部材30の他方の側面を平面状に設けて、両端部を平面上に設けるようにしても良い。
更に、形状保持部材30は、内部に中空部を設けるようにしても良い。このように、内部に中空部を設けることで、形状保持部材30は、ループ状連結体11の形状を保持しつつ、軽量化を図ることが出来る。
なお、第一の変形例の落橋防止装置10は、ループ状連結体11の一方の中間部15aと他方の中間部15bとの間に形状保持部材30を設けた上で、中間部用被覆体12や端部用被覆体14や中間部用補強材18や端部用補強材26,27等が設けられるようにしても良い。これら中間部用被覆体12や端部用被覆体14や中間部用補強材18や端部用補強材26,27等については、形状保持部材30が設けられていない上述した落橋防止装置10の場合と同様の構成を有するので、ここでは説明を省略する。
[7.落橋防止装置の第二の変形例の説明]
落橋防止装置10は、図17に示すように、接合補強部材40を用いて、接合部17をさらに強固に接合するようにしても良い。この接合補強部材40は、帯状長尺体11aの内側端部16aの接合強度を高める内側補強部50と、帯状長尺体11aの外側端部16bの接合強度を高める外側補強部60とを有している。
内側補強部50は、例えば共に矩形状の金属板等で構成された第一の補強部材51と第二の補強部材52とを有している。第一の補強部材51は、帯状長尺体11aの長さ方向の一方の側面部に、第一の補強部材51と第二の補強部材52とを連結する例えば断面円形状の湾曲部53が設けられている。なお、湾曲部53は、断面円形状に設けられることに限定されるものではなく、湾曲して設けられていれば如何なる形状であっても良く、多角形状であっても良い。このような第一の補強部材51は、帯状長尺体11aの内側端部16aの近傍の主面部16c上に配設されている。更に、第一の補強部材51には、帯状長尺体11aの内側端部16aが湾曲部53を中心にして第一の補強部材51の他方の側面部側に折り返されて、第一の補強部材51の主面部51a上に配置されている。第二の補強部材52は、第一の補強部材51の主面部51a上に配置された帯状長尺体11aの内側端部16a上に配置されている。そして、第一の補強部材51は、外側補強部60を介して、第一の補強部材51に形成された貫通孔54及び第二の補強部材52に形成された貫通孔55に挿通された、ボルト/ナットやリベット等の接合手段(不図示)を用いて接合されている。すなわち、帯状長尺体11aの内側端部16aは、主面部16c上に設けられた第一の補強部材51の湾曲部53を中心に折り返された後に、第一の補強部材51と第二の補強部材52とによって狭持される。
外側補強部60は、内側補強部50が内側端部16aの接合強度を高めるのに対して、外側端部16bの接合強度を高める以外は同様の構成を有し、例えばともに矩形状の金属板等で構成された第一の補強部材61と第二の補強部材62とを有している。第一の補強部材61は、帯状長尺体11aの長さ方向の他方の側面部に、第一の補強部材61と第二の補強部材62とを連結する例えば断面円形状の湾曲部63が設けられている。なお、湾曲部63は、断面円形状に設けられることに限定されるものではなく、湾曲して設けられていれば如何なる形状であっても良く、多角形状であっても良い。このような第一の補強部材61は、帯状長尺体11aの外側端部16bの近傍の主面部16d上に配設されている。更に、第一の補強部材61には、帯状長尺体11aの外側端部16bが湾曲部63を中心にして第一の補強部材61の一方の側面部側に折り返されて、第一の補強部材61の主面部61a上に配置されている。第二の補強部材62は、第一の補強部材61の主面部61a上に配置された帯状長尺体11aの外側端部16b上に配置されている。そして、第一の補強部材61は、第二の補強部材62に形成された貫通孔64及び第一の補強部材61に形成された貫通孔65を介して、内側補強部50と、ボルト/ナットやリベット等の接合手段(不図示)を用いて接合されている。すなわち、帯状長尺体11aの外側端部16bは、主面部16d上に設けられた第一の補強部材61の湾曲部63を中心に折り返された後に、第一の補強部材61と第二の補強部材62とによって狭持される。
以上のような構成を有する落橋防止装置10は、以下のようにして接合部17が形成される。先ず、帯状長尺体11aの内側端部16aが、第一の補強部材51の湾曲部53を中心に折り返されて、第一の補強部材51と第二の補強部材52とによって狭持されるとともに、帯状長尺体11aの外側端部16bが、第一の補強部材61の湾曲部63を中心に折り返されて、第一の補強部材61と第二の補強部材62とによって狭持される。次いで、このような状態で、第一の補強部材51の湾曲部53を中心に折り返された、帯状長尺体11aの内側端部16aの近傍の折り返し周辺部16eに、弾性接着剤を含浸させるとともに、第一の補強部材61の湾曲部63を中心に折り返された、帯状長尺体11aの外側端部16bの近傍の折り返し周辺部16fに、弾性接着剤を含浸させる。次いで、内側端部16a、外側端部16b及び内側端部16aと外側端部16b間の帯状長尺体11aの層に、熱硬化型接着剤等の接着剤17aを含浸させて、内側端部16aと外側端部16bとその間の帯状長尺体11aとを接着剤17aによって一体化して接合し、断面が矩形状の接合部17を形成する。
以上のように、落橋防止装置10は、帯状長尺体11aの内側端部16aが内側補強部50の一方の側面部(湾曲部53)を中心に折り返され、帯状長尺体11aの外側端部16bが外側補強部60の他方の側面部(湾曲部63)を中心に折り返されている。従って、落橋防止装置10は、ループ状連結体11に引張力が作用した際に、帯状長尺体11aの端部16a,16bと湾曲部53,63との摩擦によって、帯状長尺体11aの各端部16a,16bの接合強度を高めることが出来る。よって、落橋防止装置10は、帯状長尺体11aの各端部16a,16bをより強固に接合することが出来る。
更に、落橋防止装置10は、内側補強部50の第一の補強部材51の一方の側面部に、湾曲部53が設けられている。従って、落橋防止装置10は、湾曲部53により、湾曲部53を中心に折り返された帯状長尺体11aの内側端部16aが破断することを防止することが出来る。また、落橋防止装置10は、外側補強部60の第一の補強部材61の他方の側面部に、湾曲部63が設けられている。従って、落橋防止装置10は、湾曲部63により、湾曲部63を中心に折り返された帯状長尺体11aの外側端部16bが破断することを防止することが出来る。よって、落橋防止装置10は、帯状長尺体11aの端部16a,16bが湾曲部53,63を中心に折り返されるので、帯状長尺体11aの各端部16a,16bをより強固に接合しつつ、確実に、帯状長尺体11aの各端部16a,16bを接合することが出来る。
また、落橋防止装置10は、内側端部16a、外側端部16b及び内側端部16aと外側端部16b間の帯状長尺体11aの層に、熱硬化型接着剤等の接着剤17aを含浸させるのに先行して、第一の補強部材51の湾曲部53を中心に折り返された、帯状長尺体11aの内側端部16aの近傍の折り返し周辺部16eと、第一の補強部材61の湾曲部63を中心に折り返された、帯状長尺体11aの外側端部16bの近傍の折り返し周辺部16fとに、弾性接着剤を含浸させる。従って、落橋防止装置10は、折り返し周辺部16eと折り返し周辺部16fとが熱硬化型接着剤等の接着剤17aによって硬化することを防止することが出来、急激な剛性の変化による応力集中を緩和することが出来る。
なお、落橋防止装置10は、第一の補強部材51及び第二の補強部材52、又は、第一の補強部材51だけに、帯状長尺体11aの幅方向に向けた長孔状や矩形状の開口部56を帯状長尺体11aの長さ方向に所定の間隔をあけて複数個形成して、この開口部56を介して、内側補強部50の一側面部を中心に折り返された帯状長尺体11aの内側端部16aを、内側端部16aに重ね合わされた帯状長尺体11aに縫い込むようにしても良い。同様に、落橋防止装置10は、第一の補強部材61及び第二の補強部材62、又は、第一の補強部材61だけに、帯状長尺体11aの幅方向に向けた長孔状や矩形状の開口部66を帯状長尺体11aの長さ方向に所定の間隔をあけて複数個形成して、この開口部66を介して、外側補強部60の一側面部を中心に折り返された帯状長尺体11aの外側端部16bを、外側端部16bに重ね合わされた帯状長尺体11aに縫い込むようにしても良い。従って、落橋防止装置10は、帯状長尺体11aの端部16a,16bをより強固に接合することが出来る。
また、落橋防止装置10は、図18に示すように、帯状長尺体11aの内側端部16aを、第一の補強部材51と第二の補強部材52との間から他端部側に突出させて設け、その内側端部16aの突出部を側面視円形状に何重にも巻回させて巻回部16gを設けるようにしても良い。同様に、落橋防止装置10は、帯状長尺体11aの外側端部16bを、第一の補強部材61と第二の補強部材62との間から一端部側に突出させて設け、その外側端部16bの突出部を側面視円形状に何重にも巻回させて巻回部16hを設けるようにしても良い。このような落橋防止装置10は、ループ状連結体11に引張力が作用した際には、巻回部16g,16hが第一の補強部材51,61及び第二の補強部材52,62に係合される。従って、落橋防止装置10は、帯状長尺体11aの端部16a,16bの接合強度を高めることが出来、帯状長尺体11aの端部16a,16bをより強固に接合することが出来る。
また、落橋防止装置10は、図19に示すように、第一の補強部材51の一方の側面部に湾曲部53を設けることに限定されるものではなく、湾曲部53が設けられるのに代えて、第一の補強部材51の一方の側面部にピン部材57を配設するようにしても良い。同様に、落橋防止装置10は、湾曲部63に代えて、第一の補強部材61の他方の側面部にピン部材67を配設するようにしても良い。このような落橋防止装置10であっても、帯状長尺体11aの端部16a,16bをピン部材57,67を中心に折り返すことが出来、帯状長尺体11aの端部16a,16bが破断することを防止することが出来る。
更に、落橋防止装置10は、帯状長尺体11aの内側端部16aを第一の補強部材51及び第二の補強部材52で狭持することが好ましいが、内側補強部50は、第二の補強部材52を省略して、第一の補強部材51だけを有する、又は、第一の補強部材51とピン部材57だけを有するようにしても良い。更に、落橋防止装置10は、帯状長尺体11aの外側端部16bを第一の補強部材61及び第二の補強部材62で狭持することが好ましいが、外側補強部60は、第二の補強部材62を省略して、第一の補強部材61だけを有する、又は、第一の補強部材61とピン部材67だけを有するようにしても良い。このような落橋防止装置10であっても、帯状長尺体11aの端部16a,16bを、第一の補強部材51,61の湾曲部53,63や一端部(外側端部16bにおいては他端部)やピン部材57,67を中心に折り返して設けることが出来、帯状長尺体11aの端部16a,16bの接合強度を高めることが出来る。
更に、落橋防止装置10は、内側補強部50がピン部材57だけを有するようにしても良い。また、落橋防止装置10は、外側補強部60がピン部材67だけを有するようにしても良い。このような落橋防止装置10であっても、帯状長尺体11aの端部16a,16bを、ピン部材57,67を中心に折り返すことが出来、帯状長尺体11aの端部16a,16bの接合強度を高めることが出来る。
なお、第二の変形例の落橋防止装置10は、接合補強部材40を用いて接合部17をさらに強固に接合した上で、中間部用被覆体12や端部用被覆体14や中間部用補強材18や端部用補強材26,27等が取り付けられるようにしても良く、ループ状連結体11の一方の中間部15aと他方の中間部15bとの間にループ状連結体11の形状を保持する形状保持部材30が設けられるようにしても良く、中間部用被覆体12や端部用被覆体14や中間部用補強材18や端部用補強材26,27等が取り付けられるとともに、ループ状連結体11の一方の中間部15aと他方の中間部15bとの間にループ状連結体11の形状を保持する形状保持部材30が設けられるようにしても良い。
1 第一の橋桁、2 第二の橋桁、3 橋脚、4 ブラケット、4a 取付板、5 定着ピン、5a 挿通孔、10 落橋防止装置、11 ループ状連結体、11a 帯状長尺体、12 中間部用被覆体、12a 熱収縮前の中間部用被覆体、13 小ループ部、14 端部用被覆体、14a 熱収縮前の端部用被覆体、15a 中間部、15b 中間部、16a 内側の端部、16b 外側の端部、16c 主面部、16d 主面部、16e 折り返し周辺部、16f 折り返し周辺部、16g 巻回部、16h 巻回部、17 接合部、17a 接着剤、18 中間部用補強材、19 枠体、19a 第一枠部材、19b 第二枠部材、19c 固定部材、19d 貫通孔、20 保護層、21a 枠部材、21b 蓋体、21c 凹部、21d 固定部材、21e 鍔部、22a 第一枠部材、22b 第二枠部材、22c 鍔部、22d 鍔部、22e 凹部、22f 凹部、22g 固定部材、23a 成形凹部、23b 第一成形型、23c 成形凹部、23d 第二成形型、26 端部用補強材、26a 内側の面、26b 凹部、27 端部用補強材、27a 凹部、30 形状保持部材、30a 凸円弧部、30b 凹円弧部、40 接合補強部材、50 内側補強部、51 第一の補強部材、51a 主面部、52 第二の補強部材、53 湾曲部、54 貫通孔、55 貫通孔、56 開口部、57 ピン部材、60 外側補強部、61 第一の補強部材、61a 主面部、62 第二の補強部材、63 湾曲部、64 貫通孔、65 貫通孔、66 開口部、67 ピン部材

Claims (12)

  1. 橋桁が落下することを防止する落橋防止装置において、
    複数の定着体間に架設される可撓性を有する連結体を備え、
    前記連結体は、長尺体を複数回巻回してループ状とされ、このループの内側に位置する該長尺体の一方の端部と該ループの外側に位置する他方の端部との位置が、積層方向において所定長以上の重なり領域を以て配置され、該両端部を含んで積層された該長尺体の該重なり領域において隣接する層同士が接着剤によって固定されることで接合部が形成され、
    重なり合う前記長尺体同士が成す層間の前記連結体の両側の小ループ部のみに前記長尺体の各層の応力を均等化するための低摩擦性を有する低摩擦面状体が配設されることを特徴とする落橋防止装置。
  2. 橋桁が落下することを防止する落橋防止装置において、
    複数の定着体間に架設される可撓性を有する連結体と、
    前記連結体を形成する長尺体の端部を折り返す接合補強部材を備え、
    前記連結体は、前記長尺体を複数回巻回してループ状とされ、このループの内側に位置する該長尺体の一方の端部と該ループの外側に位置する他方の端部との位置が、積層方向において所定長以上の重なり領域を以て配置され、該両端部を含んで積層された該長尺体の該重なり領域において隣接する層同士が接着剤によって固定されることで接合部が形成され
    前記接合補強部材は、折り返された前記長尺体端部の内側に配置される第一の補強部材と、折り返された前記長尺体端部の外側に配置される第二の補強部材と、折り返された前記長尺体の折り目の内側に当接する湾曲部とを備え、前記第一の補強部材と前記第二の補強部材とは互いに接合されていることを特徴とする落橋防止装置。
  3. 前記第一の補強部材及び前記第二の補強部材は、板部材であることを特徴とする請求項2に記載の落橋防止装置。
  4. 前記湾曲部は、前記第一の補強部材の側面部に、湾曲状形成されていることを特徴とする請求項に記載の落橋防止装置。
  5. 前記湾曲部は、前記第一の補強部材の側面部側に配設されたピン部材であることを特徴とする請求項に記載の落橋防止装置。
  6. 前記接合部は、前記接着剤を含浸させて成形されていることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の落橋防止装置。
  7. 前記接合部は、枠体によって被覆されていることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の落橋防止装置。
  8. 前記枠体は、前記接合部が配設される凹部を有する第一枠部材と、前記凹部を閉塞する第二枠部材とを有することを特徴とする請求項に記載の落橋防止装置。
  9. 前記重なり領域の各層は加圧によって密着されていることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の落橋防止装置。
  10. 前記長尺体は、高張力繊維から成る糸を束ねて帯状に構成されたものであることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の落橋防止装置。
  11. 前記長尺体の端部の近傍の折り返し周辺部は、弾性接着剤が含浸されてなることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の落橋防止装置。
  12. 前記長尺体の端部は、折り返された後に、前記長尺体の端部の近傍に縫い込まれることを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の落橋防止装置。
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