JP6218957B2 - 鞍乗り型車両のフレーム構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両のフレーム構造に関する。
従来、鞍乗り型車両のフレーム構造において、左右一対のメインフレームの後部に、左右一対のシートレールが結合されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−240025号公報
しかし、上記従来のフレーム構造では、左右一対のフレームの間の剛性を確保するために、左右一対のメインフレームの間、及び、左右一対のシートレールの間に、クロスパイプがそれぞれ設けられており、構造が複雑になっている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両のフレーム構造において、左右一対のメインフレーム及びシートレールの剛性を、簡単な構造で向上できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、前輪(2)を操舵可能に支持するステアリングシャフトと、当該ステアリングシャフトを軸支するヘッドパイプ(16)と、当該ヘッドパイプ(16)から後方に延びる左右一対のメインフレーム(17)と、当該メインフレーム(17)の後部に固定される左右一対のシートレール(20)と、当該シートレール(20)の下方に設けられる後輪(3)とを備えた鞍乗り型車両のフレーム構造において、前記メインフレーム(17)の後方に配置されるセンターフレーム(18)を備え、当該センターフレーム(18)は、左右一対の前記メインフレーム(17)に固定され、前記シートレール(20)は、左右一対の前記メインフレーム(17)の後部に設けられる固定部(101)で前記メインフレーム(17)に固定されるとともに、前記固定部(101)は、側面視で、前記センターフレーム(18)に対して少なくとも一部が重なっていることを特徴とする。
本発明によれば、センターフレームは、左右一対のメインフレームに固定され、シートフレームは、左右一対のメインフレームの後部に設けられる固定部でメインフレームに固定されるとともに、固定部は、側面視で、センターフレームに対して少なくとも一部が重なっている。これにより、左右のメインフレームの間の剛性をセンターフレームによって向上できるとともに、シートフレームがメインフレームに固定される固定部がセンターフレームに対して重なるため、左右のシートフレームの間と、シートフレームの固定部であり土台となるメインフレームの剛性もセンターフレームによって向上できる。このため、左右一対のメインフレーム及びシートレールの剛性を、簡単な構造で向上できる。
また、本発明は、左右一対の前記シートレール(20)を連結するクロス部材(66)が設けられ、当該クロス部材(66)は、前記センターフレーム(18)に固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、左右一対のシートレールを連結するクロス部材は、センターフレームに固定されている。これにより、センターフレームの剛性をクロス部材によって向上させることができるため、間接的にメインフレームの剛性をクロス部材によって向上させることができる。
また、本発明は、前記固定部(101)において、上面視で、外側から前記シートレール(20)、前記メインフレーム(17)、及び、前記センターフレーム(18)の順に重ねて配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、固定部において、上面視で、外側からシートレール、メインフレーム、及び、センターフレームの順に重ねて配置されている。このため、左右のシートフレームの間隔を大きくでき、乗員が着座する部分の大きさを大きくできるとともに、左右のメインフレームの間隔を比較的小さくでき、乗員がメインフレームを跨ぎ易い。さらに、センターフレームが内側に位置するため、各部材をセンターフレームに結合し易い。
また、本発明は、前記センターフレーム(18)は、左右の側壁部(63,64)と、天板部(62)とを備え、左右の前記側壁部(63,64)及び前記天板部(62)は板部材で構成され、上面視で、左右の前記側壁部(63,64)は、前記天板部(62)より前方へ延出し、前記メインフレーム(17)は、前記側壁部(63,64)に固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、センターフレームは、左右の側壁部と、天板部とを備え、左右の側壁部及び天板部は板部材で構成され、上面視で、左右の側壁部は、天板部より前方へ延出し、メインフレームは、側壁部に固定されている。このため、メインフレームがセンターフレームに固定される部分の面積を大きくして剛性を大きくできるとともに、シートフレームがメインフレームに固定される固定部の土台となる部分の面積が大きくなるため、シートフレームを強固に固定できる。
さらに、本発明は、前記クロス部材(66)と前記メインフレーム(17)との間には、空間(111)が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、クロス部材とメインフレームとの間には、空間が形成されているため、クロス部材がメインフレームに結合されず、メインフレーム側の溶接跡がクロス部材に影響することがない。
また、前記クロス部材(66)には、ラゲッジボックス(40)の荷重を受ける荷重受け部(110)が設けられ、前記クロス部材(66)は、側面視で、前記メインフレーム(17)と前記センターフレーム(18)とが固定される第2の固定部(102)と縦方向に重なるとともに、前記シートレール(20)と前記メインフレーム(17)との前記固定部(101)と縦方向に重なることを特徴とする。
本発明によれば、クロス部材には、ラゲッジボックスの荷重を受ける荷重受け部が設けられ、クロス部材は、側面視で、メインフレームとセンターフレームとが固定される第2の固定部と縦方向に重なるとともに、シートフレームとメインフレームとの固定部と縦方向に重なる。このため、ラゲッジボックスの荷重を固定部及び第2の固定部が重なる剛性の高い部分で効果的に受けることができる。
本発明に係る鞍乗り型車両のフレーム構造では、左右一対のメインフレーム及びシートレールの剛性を、簡単な構造で向上できる。
また、メインフレームの剛性をクロス部材によって向上させることができる。
また、乗員が着座する部分の大きさを大きくできるとともに、乗員がメインフレームを跨ぎ易い。さらに、各部材をセンターフレームに結合し易い。
さらに、メインフレームがセンターフレームに固定される部分の剛性を大きくできるとともに、シートフレームを強固に固定できる。
また、ラゲッジボックスの荷重を固定部及び第2の固定部が重なる剛性の高い部分で効果的に受けることができる。
図1は、本発明のフレーム構造を備えた自動二輪車の左側面図である。 図2は、自動二輪車の後部の左側面図である。 図3は、車体フレームの要部の右側面図である。 図4は、センターフレームの周辺部を左前方側から見た斜視図である。 図5は、図3のV−V断面図である。 図6は、ピボットフレームを前方側から見た斜視図である。 図7は、センターフレームの斜視図である。 図8は、センターフレーム及びピボットフレームの周辺部を左後方側から見た斜視図である。 図9は、図2のIX−IX断面図である。 図10は、センターフレーム、メインフレーム及びシートフレームの接合部を上方から見た平面図である。 図11は、図10のXI−XI断面図である。 図12は、クロスメンバの右部の結合部を前上方から見た斜視図である。 図13は、ラゲッジボックスの固定状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明のフレーム構造を備えた自動二輪車10の左側面図である。図2は、自動二輪車10の後部の左側面図である。ここで図1及び図2では、左右一対で設けられるものは、左側のものだけが図示されている。
自動二輪車10は、車体フレーム11にエンジン12が支持され、前輪2を支持する左右一対のフロントフォーク13が車体フレーム11の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム14が車体フレーム11の後部側に設けられた車両である。自動二輪車10は、運転者(乗員)が跨るようにして着座するシート15が車体フレーム11の後部の上部に支持された鞍乗り型の車両である。
車体フレーム11は、パイプ状や板状の金属製の複数のフレーム部材を溶接で互いに接合して形成される。
車体フレーム11は、フロントフォーク13を回動自在に軸支する前端のヘッドパイプ16と、ヘッドパイプ16の上部から後下がりに後方へ延出する左右一対のメインフレーム17,17と、メインフレーム17,17の後部から後下方に延びるセンターフレーム18と、センターフレーム18の下部から下方に延びるピボットフレーム19とを備える。また、車体フレーム11は、メインフレーム17,17の後部から後上がりに車両後端部まで延びる左右一対のシートフレーム20,20(シートレール)と、センターフレーム18の後部とシートフレーム20,20の前後の中間部とを連結する左右一対のサブフレーム21,21とを備える。
サブフレーム21,21には、同乗者用の左右一対のタンデムステップ22,22が接合されている。
左右のフロントフォーク13,13は、上端をブリッジ25で左右に連結される。ブリッジ25の中央には、ヘッドパイプ16に軸支されるステアリングシャフト(不図示)が設けられる。操舵用のハンドル26は、上記ステアリングシャフトの上端に連結される。
エンジン12は、4サイクル単気筒エンジンである。エンジン12は、車体フレーム11から吊り下げるようにして支持される。
エンジン12は、車幅方向に略水平に延びるクランク軸(不図示)を収容するクランクケース27と、クランクケース27の前部から前方に延びるシリンダ部28とを備える。シリンダ部28は、クランクケース27の前面に結合されるシリンダ29と、シリンダ29に連結されるシリンダヘッド30と、シリンダヘッド30の前面を塞ぐヘッドカバー31とを備える。シリンダ29のシリンダ軸線29aは、わずかに前上がりの姿勢で略水平に前方に延びる。すなわち、エンジン12は、シリンダ部28が前方に略水平に延びる水平エンジンである。
クランクケース27の後部の内部には、変速機(不図示)が一体的に設けられている。クランクケース27の後部側面から左側の外側方に突出した変速機の出力軸には、ドライブスプロケット32が設けられ、エンジン12の出力は、ドライブスプロケット32と後輪3のドリブンスプロケット33とに掛け渡されるドライブチェーン34を介して後輪3に伝達される。
エンジン12の排気管35は、シリンダヘッド30の下面から引き出され、エンジン12の下方を通って後方に延び、スイングアーム14の右側方に配置されたマフラー36に接続される。
エンジン12の吸気装置は、吸入した空気を浄化するエアクリーナボックス37と、シリンダヘッド30の吸気ポートに接続されるスロットルボディ38と、エアクリーナボックス37とスロットルボディ38とを接続するコネクティングチューブ(不図示)とを備える。エアクリーナボックス37は、左右のメインフレーム17,17の前部の間に配置され、シリンダ部28の上方に位置する。
エンジン12の後部の上方には、ヘルメット等の物品を収納可能なラゲッジボックス40が設けられる。ラゲッジボックス40は、左右のシートフレーム20,20の間に配置されて上方に延びる。また、左右のシートフレーム20,20の間でラゲッジボックス40の後方には、燃料タンク(不図示)が設けられている。
シート15は、ラゲッジボックス40及び燃料タンクを上方から覆うように配置されている。シート15は、運転者用の前部シート15aと、前部シート15aよりも一段高い同乗者用の後部シート15bとを一体に備える。シート15は、シートフレーム20,20及びラゲッジボックス40に支持される。
運転者用の左右一対のステップ41,41は、クランクケース27の後部の下面から車幅方向外側へ延びるステップステー42の両端に支持されている。左側のステップ41の近傍には、シーソー式のシフトペダル39が設けられる。また、ステップステー42には、サイドスタンド43が取り付けられる。右側のステップ(不図示)の近傍には、後輪3のブレーキの操作用のブレーキペダル44が設けられている。メインスタンド45は、ピボットフレーム19の下部に取り付けられる。
自動二輪車10は、メインフレーム17,17の上方且つシート15の前下方に、乗降する際に運転者が足を左右に通す跨ぎ空間46を備える。シート15に着座した運転者は、メインフレーム17,17及びエンジン12を左右に跨いでメインフレーム17,17の下方のステップ41,41に足を載せる。すなわち、自動二輪車10は、運転者が両足を載せる床状のステップフロアを備えたいわゆるスクーター型車両ではなく、運転者が車体を跨るように乗車する鞍乗り型車両である。
スイングアーム14は、前後に延びる左右一対のアーム部14a,14aと、アーム部14a,14aの前部を左右に連結するクロスメンバ(不図示)と、アーム部14a,14aの前端に設けられてピボットフレーム19に連結されるピボット孔部47とを備える。後輪3は、アーム部14a,14aの後端部の間に配置され、アーム部14a,14aに挿通される車軸48に軸支される。
スイングアーム14は、アーム部14a,14aの前端部の間にピボットフレーム19を挟むように配置され、ピボット孔部47及びピボットフレーム19に挿通されるピボット軸49を介してピボットフレーム19に連結される。スイングアーム14は、ピボット軸49を中心にして上下に揺動可能である。アーム部14a,14aの後端部とシートフレーム20,20の後部との間には、左右一対のリヤサスペンション50,50が掛け渡される。
シートフレーム20,20の後部には、リヤフェンダー51が取り付けられる。
ドライブチェーン34は、左側のアーム部14aの上方及び下方を通るように配置される。
クランクケース27の後部の左側面には、ドライブスプロケット32及びドライブチェーン34の前端部を覆うスプロケットカバー52が取付けられている。シフトペダル39の後部は、スプロケットカバー52の外側方に位置する。
左側のアーム部14aには、ドライブチェーン34を覆うチェーンカバー53が取付けられている。チェーンカバー53は、左側のアーム部14aの上方を通るドライブチェーン34を側方及び上方から覆う上側チェーンカバー部53aと、左側のアーム部14aの下方を通るドライブチェーン34を側方及び下方から覆う下側チェーンカバー部53bと、ドリブンスプロケット33を覆うスプロケットカバー部53cとを一体に備える。
チェーンカバー53は、スプロケットカバー52の後縁に連続して配置され、前後方向では、側面視でピボットフレーム19に重なる位置からドリブンスプロケット33の後方まで延びる。チェーンカバー53は、左側のアーム部14aの前端部及び後端部から上下に延びる複数のステー54に締結される。
図3は、車体フレーム11の要部の右側面図である。図4は、センターフレーム18の周辺部を左前方側から見た斜視図である。図5は、図3のV−V断面図である。
図1〜図5を参照し、メインフレーム17,17は、その前端部がヘッドパイプ16の上下の中間部から車幅方向外側に広がりながら後下方に延び、その後、後下がりに延びてセンターフレーム18の前端部に接続される。メインフレーム17,17は、車幅方向に膨出するように形成された一対の板部材を車幅方向に接合して前後に長いパイプ状に形成されたフレームである。
左右一対のメインフレーム17,17の間には、部品を配置可能な空間が形成され、この空間の前部には、エアクリーナボックス37が配置される。メインフレーム17,17の後部には、メインフレーム17,17を左右に連結する前側クロスメンバ60,61が一対設けられている。
センターフレーム18は、車幅方向の中央に配置される単一のフレームであり、メインフレーム17,17の後部に接続されて後下方に延びる。センターフレーム18は、メインフレーム17,17の後部の間に挟持され、メインフレーム17,17の内側面に接合される。
センターフレーム18は、複数の板状部(板部材)を組み合わせて形成されるフレームであり、上面を構成する上板部62(天板部)と、上板部62の左右の側縁から下方に延出する左右一対の側板部63,64(側壁部)とを備えて下方に開放する樋状に形成されている。
センターフレーム18には、その下面側の開放部を閉じるように設けられる補強板65が接合されている。
ピボットフレーム19は、車幅方向の中央に配置される単一のフレームであり、センターフレーム18の下部に接続されて下方に延びる。
シートフレーム20,20は、前端部がメインフレーム17,17の後部の外側面に接合されて後上方に延びる。シートフレーム20,20のメインフレーム17,17に対する接続位置は、側面視においてセンターフレーム18の前部に重なっている。
シートフレーム20,20の前端部は、車幅方向に延びるクロスメンバ66(クロス部材)によって連結されている。クロスメンバ66の前縁部は、センターフレーム18の上板部62の前部に接合されている。
サブフレーム21,21は、前端部がセンターフレーム18の側板部63,64の後部の外側面に接合に接合されて後上方に延びる。サブフレーム21,21の前端部は、車幅方向に延びるクロスメンバ67によって連結されている。クロスメンバ67の前縁部は、センターフレーム18の上板部62の後部に接合されている。
図6は、ピボットフレーム19を前方側から見た斜視図である。
図3〜図6に示すように、ピボットフレーム19は、車幅方向に間隔を空けて左右一対設けられるピボットプレート70,71と、ピボットプレート70,71の後縁部を左右に連結する背面板72と、ピボットプレート70,71の上部間を連結するピボット軸支持筒73(ピボット)と、ピボットプレート70,71の下部間を連結する下部クロスメンバ74とを備える。
ピボットフレーム19は、側面視において、前後方向よりも上下方向に長く形成される。
ピボットフレーム19は、センターフレーム18の後部に接合されるピボット側狭幅部75を上端に備える。このピボット側狭幅部75では、ピボットプレート70,71間の幅が、センターフレーム18の後部の幅に合わせて形成されている。
また、ピボットフレーム19は、ピボットプレート70,71間の幅がピボット側狭幅部75よりも幅広に形成されたピボット側広幅部76(広幅部)を、下部から上下の中間部まで備える。ピボット側広幅部76では、ピボットプレート70,71は互いに略平行に上下に延びる。
さらに、ピボットフレーム19は、ピボット側広幅部76とピボット側狭幅部75とを上下に繋ぐピボット側傾斜部77(第2傾斜部)を備える。ピボット側傾斜部77では、ピボットプレート70,71間の幅は、上方側のピボット側狭幅部75へ向かうにつれて狭くなる。
ピボットプレート70,71は、左右で略対称に形成される。背面板72は、ピボット側広幅部76の上部からピボット側傾斜部77近傍までの範囲で設けられ、左右の側縁部がピボットプレート70,71の後縁部の内面に接合される。背面板72は、ピボット側傾斜部77よりも上方に延びる上方延出部72aを上端に備える。
ピボット側狭幅部75は、ピボット側傾斜部77よりも前方側に延びる前方延出部78を備える。前方延出部78の前端部は、前方側へ向かうにつれて車幅方向外側に広がるように湾曲している。また、ピボット側狭幅部75の上縁75aは、センターフレーム18の傾斜に合わせて後下がりに形成されている。
ピボット側狭幅部75の前部には、ピボットプレート70,71を貫通するエンジン固定孔部79が設けられている。エンジン固定孔部79は第3エンジン固定部である。
ピボット軸支持筒73は、ピボットプレート70,71を貫通するピボット固定孔部80に挿通され、ピボット固定孔部80の周縁部に沿う溶接ビード80aによってピボットプレート70,71に接合される。詳細には、ピボット固定孔部80の上半部は、ピボット側傾斜部77の下端に形成され、ピボット固定孔部80の下半部は、ピボット側広幅部76の上端に形成されている。すなわち、ピボット固定孔部80に嵌合して接合されるピボット軸支持筒73は、上半部がピボット側傾斜部77に接合され、下半部がピボット側広幅部76に接合される。このように、ピボット軸支持筒73の一部を斜めに延びるピボット側傾斜部77に溶接するため、ピボット軸支持筒73の外周面とピボット側傾斜部77との溶接長を長くでき、高い接合強度が得られる。
ピボット軸支持筒73は、背面板72の前方に配置される。ピボットフレーム19は、ピボット軸支持筒73の下部と背面板72の前面とを連結するピボット補強版81を備える。
ピボット軸支持筒73は、ピボットプレート70,71よりも車幅方向外側に延びる軸支持部73a,73aを両端部に備える。
ピボット側広幅部76の上下の中間部の前部には、ピボットプレート70,71を貫通する下側エンジン固定孔部82(第1エンジン固定部)が形成されている。
ピボット側広幅部76の下部において下部クロスメンバ74の後方には、メインスタンド45が連結されるスタンド支持孔83が形成されている。
図7は、センターフレーム18の斜視図である。
図3〜図5、及び図7に示すように、センターフレーム18は、側面視において、高さ方向よりも前後方向に長く形成される。センターフレーム18の側板部63,64は、左右で略対称に形成される。上板部62の中央部には、肉抜き孔62aが形成されている。
センターフレーム18は、メインフレーム17,17の後部の内側面に挟持されるセンターフレーム側広幅部85(第2広幅部)を前部に備える。このセンターフレーム側広幅部85では、側板部63,64間の幅が、メインフレーム17,17の後部の内側面間の幅に合わせて形成されている。センターフレーム側広幅部85の幅は、ピボット側狭幅部75の幅よりも大きい。
また、センターフレーム18は、側板部63,64間の幅がセンターフレーム側広幅部85よりも幅狭に形成されたセンターフレーム側狭幅部86(狭幅部)を、後部に備える。センターフレーム側狭幅部86では、側板部63,64は互いに略平行に前後に延びる。
さらに、センターフレーム18は、センターフレーム側広幅部85とセンターフレーム側狭幅部86とを前後に繋ぐセンターフレーム側傾斜部87(第1傾斜部)を備える。センターフレーム側傾斜部87では、側板部63,64間の幅は、後方側のセンターフレーム側狭幅部86に向かうにつれて狭くなる。
センターフレーム18の上板部62の前端は、センターフレーム側広幅部85の後部に位置しており、センターフレーム側広幅部85では、側板部63,64は、上板部62よりも前方に延びている。上板部62の前端部は、後部側の傾斜よりも急な角度で上方に屈曲する立ち上がり部62bを有し、クロスメンバ66は、立ち上がり部62bの後面に接合される。
センターフレーム側広幅部85は、メインフレーム17,17の内側面に当接する接続面88と、接続面88よりも下方に延出するステー部89とを備える。ステー部89は、接続面88よりも車幅方向内側に膨出しており、ステー部89には、エンジン12が固定される前側エンジン固定孔部90(第2エンジン固定部)が形成されている。
図8は、センターフレーム18及びピボットフレーム19の周辺部を左後方側から見た斜視図である。図9は、図2のIX−IX断面図である。図9ではピボット軸49は不図示である。
図4、図5及び、図7〜図9を参照し、補強板65は、前後に長い板であり、下方に折り曲げるようにして形成されたリブ91,91を左右の側縁に備える。補強板65は、センターフレーム18の側板部63,64の下縁部の内側面にリブ91,91が接合されることで、センターフレーム18に一体化される。
補強板65がセンターフレーム18に一体化されることで、センターフレーム18の車幅方向の断面(センターフレーム18を長手方向に略直交する面で切断した断面)は、四角形(図9参照)となる。これにより、センターフレーム18の強度及び剛性が向上する。また、補強板65は、センターフレーム18の内側を下方に連通させる肉抜き孔65aを複数備える。
また、補強板65は、上方に折り曲げられるようにして延出された縦壁部92(図8参照)を後端に備える。センターフレーム18の後端の四角形の開口18aは、縦壁部92によって塞がれる。詳細には、縦壁部92は、縦壁部92の左右のリブ91,91及び上縁92aがセンターフレーム18の内側面に接合される。このように、縦壁部92をセンターフレーム18の後端に接合することで、センターフレーム18のねじり方向の剛性を効果的に向上させることができる。
図9に示すように、スイングアーム14は、左右のピボット孔部47,47が軸支持部73a,73aの外側に位置するように配置され、ピボット孔部47,47及び軸支持部73a,73aを貫通するピボット軸49(図2)によって軸支される。
左側のアーム部14aに固定されるチェーンカバー53は、左側のアーム部14aよりも車幅方向の内側に位置する。
上側チェーンカバー部53aの前端部は、ピボット側傾斜部77、ピボット側狭幅部75及びセンターフレーム側狭幅部86の外側方に位置し、下側チェーンカバー部53bの前端部は、ピボット側広幅部76の外側方に位置する。
図3及び図4を参照し、センターフレーム18は、センターフレーム側広幅部85がメインフレーム17,17の後部の間に挟持され、接続面88の上縁及び下縁に沿ってメインフレーム17,17の内側面に形成される溶接ビード(不図示)と、メインフレーム17,17の後部の上縁及び下縁に沿ってセンターフレーム側広幅部85の外側面に形成される溶接ビード(不図示)とによって、メインフレーム17,17に接合される。
図3、図4及び図8を参照し、センターフレーム18は、センターフレーム側狭幅部86の下部がピボットフレーム19のピボット側狭幅部75の間に挟持され、ピボット側狭幅部75の上縁75aに沿ってセンターフレーム側狭幅部86の外側面に形成される溶接ビード(不図示)によって、ピボットフレーム19に接合される。また、ピボット側狭幅部75の前方延出部78は、センターフレーム側傾斜部87に接合される。さらに、背面板72の上方延出部72aの上縁は、縦壁部92の下部に接合される。
サブフレーム21,21の前端部は、上縁75aの上方でセンターフレーム側狭幅部86の外側面に接合される。
このように、センターフレーム18とピボットフレーム19とが接合されることで、上下の中間部が車幅方向にくびれて細くなったくびれ部93を備える中間フレーム94が形成される。中間フレーム94の上部は、くびれ部93よりも幅広なセンターフレーム側広幅部85によって構成される。中間フレーム94の下部は、くびれ部93よりも幅広なピボット側広幅部76によって構成される。くびれ部93は、センターフレーム側傾斜部87、センターフレーム側狭幅部86、ピボット側狭幅部75及びピボット側傾斜部77によって構成される。くびれ部93は、車両の前後方向視で、上部及び下部に比して中間部が車幅方向に幅狭となっている。
本実施の形態では、車体フレーム11の全体の剛性への影響度が高い中間部にくびれ部93を設けており、車体フレーム11の中間部の剛性が適度に小さくなるため、全体的にしなやかに弾性変形する車体フレーム11を得ることができる。また、くびれ部93の上部はセンターフレーム側広幅部85によって幅広に形成されているため、センターフレーム18とメインフレーム17,17の後部との接続部の剛性を十分に確保できるとともに、メインフレーム17,17の後部に接続されるシートフレーム20,20間の幅も大きくすることができる。シートフレーム20,20の幅を大きくすることで、ラゲッジボックス40やシート15を大型化できる。
図2、図8及び図9を参照し、エンジン12のクランクケース27の前部の上部は、センターフレーム側広幅部85の左右の前側エンジン固定孔部90に締結されるボルト95(図2)によってセンターフレーム18に固定される。
また、クランクケース27の後部の上部は、ピボット側狭幅部75の左右のエンジン固定孔部79に締結されるボルト96によってピボットフレーム19に固定される。
さらに、クランクケース27の後部の下部は、ピボット側広幅部76の左右の下側エンジン固定孔部82に締結されるボルト97によってピボットフレーム19に固定される。
くびれ部93を設けることで車体フレーム11の剛性は小さくなるが、本実施の形態では、センターフレーム側狭幅部86及びピボット側狭幅部75を跨いで上下に配置される幅広の部分であるセンターフレーム側広幅部85及びピボット側広幅部76にクランクケース27を固定するため、クランクケース27を車体フレーム11の剛性部材として効果的に利用できる。このため、くびれ部93の存在による剛性の低下を補うことができる。
図2に示す状態は、自動二輪車10の後輪3側に大きな負荷が作用していない通常状態であり、この状態では、上側チェーンカバー部53aの前端部は、ピボット側傾斜部77、ピボット側狭幅部75及びセンターフレーム側狭幅部86の外側方に位置し、側面視では、ピボット側傾斜部77、ピボット側狭幅部75及びセンターフレーム側狭幅部86に重なっている。路面の凹凸等により負荷がかかると、スイングアーム14は、通常状態から上方に揺動する。
本実施の形態では、スイングアーム14が上方に揺動すると、上側チェーンカバー部53aの前端部は、ピボット側狭幅部75及びセンターフレーム側狭幅部86の外側方のくびれ部93を通ってスイングアーム14と共に上方に揺動する。これにより、スイングアーム14が揺動する際の上側チェーンカバー部53aとピボットフレーム19及びセンターフレーム18との車幅方向のクリアランスを確保でき、車体フレーム11がスイングアーム14の揺動の邪魔にならないため、スイングアーム14の揺動量を大きく設定できる。
また、ボルト96はピボット側狭幅部75に設けられるため、ボルト96がスイングアーム14の揺動量の設定を制限してしまうことを防止できる。
図9に示すように、センターフレーム18の車幅方向の中心線C1は、自動二輪車10の車幅方向の中心線(不図示)に略一致している。これに対し、ピボットフレーム19の車幅方向の中心線C2は、ピボットプレート70,71間の車幅方向の中間に位置し、中心線C2は、中心線C1よりもチェーンカバー53側にオフセットして配置されている。すなわち、ドライブチェーン34側のピボットプレート70は、反対側のピボットプレート71よりも、中心線C1から車幅方向の外側に遠い位置に設けられている。このため、チェーンカバー53の重さやドライブチェーン34による負荷に対応して、ピボットフレーム19の左部の剛性を大きくでき、ピボットフレーム19の左右の剛性を最適化できる。
図2及び図9に示すように、クランクケース27の左上部の後部には、自動二輪車10の速度を検出するためのエンジン回転数センサー98(センサー)が取り付けられている。エンジン回転数センサー98は、クランクケース27の内側に差し込まれる軸状のセンサー本体98aと、センサー本体98aの外周に設けられたフランジ部98bとを有する。
エンジン回転数センサー98は、クランクケース27の後部の上部の孔に後上方から斜めに差し込まれた後、フランジ部98bに挿通されるボルト(不図示)によってクランクケース27に固定される。エンジン回転数センサー98を着脱する際にエンジン回転数センサー98が通される着脱通路の差込方向の軸線Pは、くびれ部93を通って後上方に斜めに延びている。すなわち、差込方向の軸線Pは、ピボット側狭幅部75及びセンターフレーム側狭幅部86の外側方、且つ、ピボット側傾斜部77の上方でピボットプレート70よりも車幅方向の内側を通る。
このように、くびれ部93を通る差込方向の軸線Pを介してエンジン回転数センサー98を着脱できるため、エンジン回転数センサー98のメンテナンス性が良い。
次に、センターフレーム18、メインフレーム17,17及びシートフレーム20,20の接合部の構成について詳細に説明する。
図10は、センターフレーム18、メインフレーム17,17及びシートフレーム20,20の接合部を上方から見た平面図である。図11は、図10のXI−XI断面図である。
図3、図10及び図11を参照し、センターフレーム18は、メインフレーム17,17の後部の間に挟まれて車幅方向の中央に位置し、センターフレーム側広幅部85の側壁を構成する前記接続面88,88とメインフレーム17,17の内側面とが当接する第1の固定部101,101(固定部)で溶接されてメインフレーム17,17に結合されている。
シートフレーム20,20は、その前端部の接合部20a,20aでメインフレーム17,17を外側から挟むように設けられ、接合部20a,20aの内側面20b,20bとメインフレーム17,17の外側面とが当接する第2の固定部102,102で溶接されてメインフレーム17,17に結合されている。
メインフレーム17,17の後部は、上下方向に延びる略平坦な内側板部103と、内側板部103の外側面に接合されて外側方に膨出する外側板部104とを備えて構成されている。外側板部104は、内側板部103に対向する外壁104aと、外壁104aの上縁及び下縁から内側板部103側に延びる上壁104b及び下壁104cとを有する。メインフレーム17,17の後部は、外側板部104の上壁104b及び下壁104cの先端部が内側板部103に接合されることで、中空に形成されている。
詳細には、第1の固定部101,101では、メインフレーム17,17の内側板部103,103とセンターフレーム18の接続面88,88とが溶接される。
シートフレーム20,20の接合部20a,20aは、断面略矩形のパイプ材を車幅方向に潰してその外壁と内壁とを当接させて車幅方向に薄く形成されている。第2の固定部102,102では、接合部20a,20aの内側面20b,20bとメインフレーム17,17の外壁104a,104aとが溶接される。
図11に示すように、第2の固定部102,102を車幅方向に延びる鉛直面で切断した断面では、第2の固定部102,102と第1の固定部101,101とは、同一の断面内に表れる。すなわち、図3に示す側面視では、第2の固定部102,102の一部は、第1の固定部101,101に車幅方向の外側から重なっている。このように、シートフレーム20,20がメインフレーム17,17に溶接される第2の固定部102,102が、車幅方向内側の第1の固定部101,101に重なるため、シートフレーム20,20に作用する荷重をセンターフレーム18及びメインフレーム17,17で直接的に受けることができる。この部分では、センターフレーム18、メインフレーム17,17及びシートフレーム20,20が車幅方向に重なるため、剛性を高くできる。
また、図10に示すように、上面視では、車幅方向の外側から順に、シートフレーム20,20、メインフレーム17,17、及び、センターフレーム18のように重ねて配置されている。このため、左右のシートフレーム20,20の車幅方向の間隔を大きくでき、シート15を支持する部分の車幅方向の大きさを大きくできるとともに、左右のメインフレーム17,17の間隔を比較的小さくでき、運転者が跨ぎ空間46からメインフレーム17,17を跨ぎ易い。さらに、センターフレーム18は、上板部62及び側板部63,64を備えて下方に開放するケース状に形成されているため、センターフレーム18の内側にフレームを溶接するには手間がかかるが、メインフレーム17,17及びシートフレーム20,20がセンターフレーム18の外側で溶接されるため、溶接が容易である。
また、センターフレーム18が最も内側に位置し、センターフレーム18が幅狭になるため、センターフレーム18に連続するピボットフレーム19も幅狭にできる。このため、ピボットフレーム19とドライブチェーン34との車幅方向の間隔を確保し易い。
クロスメンバ66は、前方側に凸となるように湾曲して車幅方向に延びる後壁部105と、後壁部105の上縁及び下縁から前方に延びる上壁部106及び下壁部107(図5参照)とを備える。
上壁部106及び下壁部107は、後壁部105の左右の側縁105a,105aよりも車幅方向外側に延びる板状の側方延出部106a,107aを備える。また、上壁部106及び下壁部107は、センターフレーム18の立ち上がり部62bに当接する前縁部108を備える。さらに、上壁部106及び下壁部107は、センターフレーム側広幅部85の車幅方向外側で前縁部108よりも前方に延びる板状の延出部109,109を備える。
クロスメンバ66の上壁部106の左右の端部には、上方に突出する円柱状のラゲッジボックス連結部110,110(荷重受け部)が、一対設けられる。ラゲッジボックス連結部110,110は、延出部109,109の後方に配置される。
クロスメンバ66は、後壁部105の側縁105a,105aがシートフレーム20,20の内側面に当接するとともに、側方延出部106a,107aがシートフレーム20,20の上面及び下面に当接するように配置され、当接部がシートフレーム20,20に溶接される。
また、クロスメンバ66は、上下の前縁部108がセンターフレーム18の立ち上がり部62bに溶接される。
図12は、クロスメンバ66の右部の結合部を前上方から見た斜視図である。
図12に示すように、クロスメンバ66の前方には、クロスメンバ66の延出部109,109の前縁109a,109aと、センターフレーム側広幅部85と、メインフレーム17,17の後部の上壁104bと、シートフレーム20,20の接合部20a,20aの内側面20b,20bとで囲まれた空間111,111が形成されている。
図10の上面視では、延出部109,109の前縁109a,109aはメインフレーム17,17の上壁104bに重なるが、前縁109a,109aと後面部17a,17aとの間には空間111,111が形成されており、前縁109a,109aはメインフレーム17,17に当接しておらず、溶接もされていない。
メインフレーム17,17の後面部17a,17aには、第1の固定部101,101の溶接によって溶接跡や熱影響による凹凸が形成される場合があるが、本実施の形態では、空間111,111によってクロスメンバ66がメインフレーム17,17から逃げている。このため、クロスメンバ66の接合部が第1の固定部101,101の溶接部の影響を受けることを防止でき、クロスメンバ66を適切に接合できる。
図13は、ラゲッジボックス40の固定状態を示す斜視図である。
図13に示すように、ラゲッジボックス40は、前方に突出する板状のステー部40a,40aを、前面の下部の左右の側部に備え、ステー部40a,40aを介してクロスメンバ66のラゲッジボックス連結部110,110に連結される。ラゲッジボックス40の荷重は、ラゲッジボックス連結部110,110に受けられる。
ラゲッジボックス連結部110,110の外周部には、ゴム製または樹脂製の円筒状の防振部材112,112が嵌合される。
ステー部40a,40は、ラゲッジボックス連結部110,110の上端部に挿通されて防振部材112,112の上面に載置される。ラゲッジボックス40の前部は、ステー部40a,40に上方から挿通されてラゲッジボックス連結部110,110の内周部に締結されるボックス固定ボルト113,113によってラゲッジボックス連結部110,110に固定される。
すなわち、ラゲッジボックス40に作用する荷重は、ラゲッジボックス連結部110,110及びクロスメンバ66を介して、シートフレーム20,20の前端部に受けられる。
本実施の形態では、図2に示すように、側面視において、クロスメンバ66の前部は、第1の固定部101,101の後部及び第2の固定部102,102の後部と縦方向に重なっている。このため、ラゲッジボックス40の荷重を、センターフレーム18、メインフレーム17,17及びシートフレーム20,20が車幅方向に重なった剛性の高い部分で効果的に受けることができる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車10のフレーム構造は、ヘッドパイプ16から後方へ延びるメインフレーム17,17と、メインフレーム17,17の後部に接合されたセンターフレーム18と、センターフレーム18の下部に接合されたピボットフレーム19とを備え、スイングアーム14を揺動可能に支持するピボット軸支持筒73をピボットフレーム19に備え、ピボットフレーム19の下部には、ピボットフレーム19の上端よりも幅広であるピボット側広幅部76が設けられ、センターフレーム18の下端には、ピボット側広幅部76よりも幅狭であるセンターフレーム側狭幅部86が設けられ、ピボット軸支持筒73の少なくとも一部は、ピボットフレーム19のピボット側広幅部76に設けられている。このため、スイングアーム14がピボット軸支持筒73を軸に揺動してピボット側広幅部76側からセンターフレーム側狭幅部86側に動く際には、センターフレーム側狭幅部86とスイングアーム14との間の車幅方向のクリアランスを大きく確保できる。このため、スイングアーム14の揺動量を大きく確保できる。
また、センターフレーム18の上部には、センターフレーム側狭幅部86よりも幅広のセンターフレーム側広幅部85が設けられ、車体前後方向視で、センターフレーム18とピボットフレーム19とによってくびれ部93が構成されている。これにより、センターフレーム側広幅部85によってセンターフレーム18とメインフレーム17,17との接合部の剛性を高くできるとともに、センターフレーム側広幅部85の外側に設けられるシートフレーム20,20間の幅を大きくできる。さらに、くびれ部93によってセンターフレーム側広幅部85とピボット側広幅部76との間のフレームの剛性を適度に小さくでき、しなやかな車体フレーム11を得ることができる。
また、メインフレーム17,17は、左右一対のフレームであり、センターフレーム18は、板部材によって左右の側板部63,64と上板部62とを形成されるとともに、左右一対のメインフレーム17,17で挟持されて固定される。これにより、メインフレーム17,17の間に空間部を確保してエアクリーナボックス37等の部品を配置できるとともに、メインフレーム17,17の後部側は板部材のセンターフレーム18で構成することで、左右一対のメインフレーム17,17をピボットフレーム19まで延ばす構成に比して、軽量化を図ることができる。
さらに、センターフレーム18には、上部から下部へ向かうにつれ車幅方向に狭くなるセンターフレーム側傾斜部87が設けられ、ピボットフレーム19には、下方に向かうにつれて車幅方向に広くなるピボット側傾斜部77が設けられる。このため、幅方向にサイズが変化する中間フレーム94の強度及び剛性の変化を緩やかにできるとともに、より少ない材料で中間フレーム94を形成できる。
また、ピボット軸支持筒73の上半部(一部)は、ピボット側傾斜部77に設けられているため、ピボット軸支持筒73とピボットフレーム19との接触面積を大きくでき、ピボット軸支持筒73をピボットフレーム19に強固に固定できる。
また、センターフレーム18には補強板65が接合され、センターフレーム18を構成する側板部63,64及び上板部62と補強板65とによって、車幅方向の断面が四角形のフレームが形成され、補強板65は、センターフレーム18の後端で四角形の開口18aを塞ぐように略上方へ延出されている。このため、四角形の形状によりフレームの剛性を高くできるとともに、補強板65を延出して開口18aを塞ぐことで、フレームのねじり方向の剛性も効果的に向上させることができる。
さらに、ピボットフレーム19のピボット側広幅部76に下側エンジン固定孔部82が設けられ、センターフレーム18のセンターフレーム側広幅部85に前側エンジン固定孔部90が設けられている。このため、センターフレーム側狭幅部86を設けた構成であってもセンターフレーム側狭幅部86を跨ぐように配置される2つのセンターフレーム側広幅部85及びピボット側広幅部76がエンジン12に固定されることで、エンジン12を剛性部材として効果的に利用でき、センターフレーム側狭幅部86の剛性を補うことができる。
また、スイングアーム14の上方に、スイングアーム14と連動して揺動するチェーンカバー53が固定され、側面視でチェーンカバー53の少なくとも一部がくびれ部93に重なっている。このため、チェーンカバー53が揺動してくびれ部93に重なる際には、チェーンカバー53と中間フレーム94との間の車幅方向のクリアランスを大きく確保できる。
さらに、ピボットフレーム19の幅方向の中心線C2は、センターフレーム18の幅方向の中心線C1からチェーンカバー53側へオフセットされている。このため、チェーンカバー53側のピボットフレーム19の剛性をチェーンカバー53側に作用する負荷に対応して高くでき、左右の剛性バランスを最適化できる。
また、メインフレーム17,17及びセンターフレーム18の下方にエンジン12が配置され、下側エンジン固定孔部82と前側エンジン固定孔部90とにエンジン12が固定され、エンジン12にはエンジン回転数センサー98が配置され、エンジン回転数センサー98はくびれ部93の近傍に配置されるとともに、くびれ部93は、エンジン回転数センサー98をエンジン12に差し込む際の差込方向の軸線P上に配置されている。このため、エンジン回転数センサー98をくびれ部93を通して差込みでき、エンジン回転数センサー98のメンテナンス性が良い。
また、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車10のフレーム構造は、前輪2を操舵可能に支持するステアリングシャフトと、ステアリングシャフトを軸支するヘッドパイプ16と、ヘッドパイプ16から後方に延びる左右一対のメインフレーム17,17と、メインフレーム17,17の後部に固定される左右一対のシートフレーム20,20と、シートフレーム20,20の下方に設けられる後輪3とを備え、メインフレーム17,17の後方に配置されるセンターフレーム18を備え、センターフレーム18は、左右一対のメインフレーム17,17に固定され、シートフレーム20,20は、左右一対のメインフレーム17,17の後部に設けられる第1の固定部101,101でメインフレーム17,17に固定されるとともに、第1の固定部101,101は、側面視で、センターフレーム18に対して少なくとも一部が重なっている。これにより、左右のメインフレーム17,17の間と、シートフレーム20,20の固定部であり土台となるメインフレーム17,17の剛性をセンターフレーム18によって向上できるとともに、シートフレーム20,20がメインフレーム17,17に固定される第1の固定部101,101がセンターフレーム18に対して重なるため、左右のシートフレーム20,20の間の剛性もセンターフレーム18によって向上できる。このため、左右一対のメインフレーム17,17及びシートフレーム20,20の両方の剛性を、簡単な構造で向上できる。
また、左右一対のシートフレーム20,20を連結するクロスメンバ66が設けられ、クロスメンバ66は、センターフレーム18に固定されている。これにより、センターフレーム18の剛性をクロスメンバ66によって向上させることができるため、間接的にメインフレーム17,17の剛性をクロスメンバ66によって向上させることができる。
また、第1の固定部101,101において、上面視で、外側からシートフレーム20,20、メインフレーム17,17、及び、センターフレーム18の順に重ねて配置されている。このため、左右のシートフレーム20,20の間隔を大きくでき、乗員が着座する部分の大きさを大きくできるとともに、左右のメインフレーム17,17の間隔を比較的小さくでき、乗員がメインフレーム17,17を跨ぎ易い。さらに、センターフレーム18が内側に位置するため、メインフレーム17,17及びクロスメンバ66をセンターフレーム18に結合し易い。
また、センターフレーム18は、左右の側板部63,64と、上板部62とを備え、左右の側板部63,64及び上板部62は板部材で構成され、上面視で、左右の側板部63,64は、上板部62より前方へ延出し、メインフレーム17,17は、側板部63,64に固定されている。このため、メインフレーム17,17がセンターフレーム18に固定される部分である第2の固定部102,102の面積を大きくして剛性を大きくできるとともに、シートフレーム20,20がメインフレーム17,17に固定される第1の固定部101,101の土台となる部分の面積が大きくなるため、シートフレーム20,20を強固に固定できる。
さらに、クロスメンバ66とメインフレーム17,17との間には、空間111,111が形成されているため、クロスメンバ66がメインフレーム17,17に結合されず、メインフレーム17,17側の溶接跡がクロスメンバ66に影響することがない。
また、クロスメンバ66には、ラゲッジボックス40の荷重を受けるラゲッジボックス連結部110,110が設けられ、クロスメンバ66は、側面視で、メインフレーム17,17とセンターフレーム18とが固定される第2の固定部102,102と縦方向に重なるとともに、シートフレーム20,20とメインフレーム17,17とが固定される第1の固定部101,101と縦方向に重なる。このため、ラゲッジボックス40の荷重を第1の固定部101,101及び第2の固定部102,102が重なる剛性の高い部分で効果的に受けることができる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、くびれ部93は、センターフレーム側傾斜部87、センターフレーム側狭幅部86、ピボット側狭幅部75及びピボット側傾斜部77によって構成されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ピボット側狭幅部75を設けずに、ピボット側傾斜部77の上縁部をセンターフレーム側狭幅部86に直接接合しても良い。
また、上記実施の形態では、エンジン回転数センサー98をくびれ部93を通して着脱する構成を例に挙げて説明したが、エンジン回転数センサー98に替えて、例えば、車速センサー、変速機のニュートラル状態を検出するニュートラルセンサー、ギヤポジションセンサー、油温センサー及び油圧センサー等のセンサーをくびれ部93を通して着脱する構成としても良い。
また、上記実施の形態では、ピボット軸支持筒73の一部である下半部がピボット側広幅部76に設けられるものとして説明したが、これに限らず、例えば、ピボット軸支持筒73は、ピボット側広幅部76の上端にその全体が設けられても良い。
また、上記実施の形態では、第1の固定部101,101において、上面視で、外側からシートフレーム20,20、メインフレーム17,17、及び、センターフレーム18の順に重ねて配置されているものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、重ねる順番を変更しても同様の効果を得られる。例えば、上面視で、外側からシートフレーム20,20、センターフレーム18、及び、メインフレーム17,17の順に重ねて配置されても良い。この場合、例えば、シートフレーム20,20はシートフレーム20,20の外側面に結合され、メインフレーム17,17はシートフレーム20,20の内側面に結合される。
また、上面視で、外側からメインフレーム17,17、シートフレーム20,20、及び、センターフレーム18の順に重ねて配置されても良い。この場合、例えば、シートフレーム20,20はセンターフレーム18の外側面に結合され、メインフレーム17,17はシートフレーム20,20の外側面に結合される。
2 前輪
3 後輪
16 ヘッドパイプ
17,17 メインフレーム
18 センターフレーム
20,20 シートフレーム(シートレール)
40 ラゲッジボックス
62 上板部(天板部)
63,64 側板部(側壁部)
66 クロスメンバ(クロス部材)
101 第1の固定部(固定部)
102 第2の固定部
110 ラゲッジボックス連結部(荷重受け部)
111 空間

Claims (5)

  1. 前輪(2)を操舵可能に支持するステアリングシャフトと、当該ステアリングシャフトを軸支するヘッドパイプ(16)と、当該ヘッドパイプ(16)から後方に延びる左右一対のメインフレーム(17)と、当該メインフレーム(17)の後部に固定される左右一対のシートレール(20)と、当該シートレール(20)の下方に設けられる後輪(3)とを備えた鞍乗り型車両のフレーム構造において、
    前記メインフレーム(17)の後方に配置されるセンターフレーム(18)を備え、当該センターフレーム(18)は、左右一対の前記メインフレーム(17)に固定され、前記シートレール(20)は、左右一対の前記メインフレーム(17)の後部に設けられる固定部(101)で前記メインフレーム(17)に固定されるとともに、前記固定部(101)は、側面視で、前記センターフレーム(18)に対して少なくとも一部が重なり、
    前記固定部(101)では、少なくとも前記センターフレーム(18)と前記メインフレーム(17)及び前記シートレール(20)の一部が車幅方向に重なるとともに、前記シートレール(20)は前記メインフレーム(17)の車幅方向の外側面に溶接され、前記センターフレーム(18)は前記メインフレーム(17)の車幅方向の内側面に溶接されており、
    左右一対の前記シートレール(20)を車幅方向に互いに連結するクロス部材(66)が設けられ、
    前記センターフレーム(18)は、天板部(62)と、当該天板部(62)の左右の側縁から下方に延出する側壁部(63,64)とを備え、
    前記固定部(101)は前記側壁部(63,64)に設けられ、前記クロス部材(66)は、前記天板部(62)に固定されていることを特徴とする鞍乗り型車両のフレーム構造。
  2. 前記固定部(101)において、上面視で、外側から前記シートレール(20)、前記メインフレーム(17)、及び、前記センターフレーム(18)の順に重ねて配置されていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のフレーム構造。
  3. 左右の前記側壁部(63,64)及び前記天板部(62)は板部材で構成され、上面視で、左右の前記側壁部(63,64)は、前記天板部(62)より前方へ延出し、前記メインフレーム(17)は、前記側壁部(63,64)に固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両のフレーム構造。
  4. 前記クロス部材(66)と前記メインフレーム(17)との間には、空間(111)が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両のフレーム構造。
  5. 前記クロス部材(66)には、ラゲッジボックス(40)の荷重を受ける荷重受け部(110)が設けられ、前記クロス部材(66)は、側面視で、前記メインフレーム(17)と前記センターフレーム(18)とが固定される第2の固定部(102)と縦方向に重なるとともに、前記シートレール(20)と前記メインフレーム(17)との前記固定部(101)と縦方向に重なることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両のフレーム構造。
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