JP6217154B2 - 薬剤包装用ptpシート - Google Patents

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Description

本発明は、薬剤包装用PTPシートに関する。
PTP(Press Through Package)包装は、医薬品包装の分野において、錠剤やカプセル剤等の固形薬剤の包装に広く用いられている。薬剤包装用PTPシートは、固形薬剤を収容するポケットを樹脂フィルムに成形し、ポケットに固形薬剤を装填した後、アルミ箔などからなるシートを樹脂フィルムに貼着することによって、ポケットを封止した包装体である。ユーザによってポケットが押圧されると、ポケットに装填された固形薬剤に押されることによってアルミ箔などからなるシートが破られて、固形薬剤が取り出される。
従来より、薬剤包装用PTPシートに、薬剤師が固形薬剤に関する情報、たとえば、固形薬剤の品名や患者が固形薬剤を服用する時期などを印刷するという需要が存在する。固形薬剤に関する情報が薬剤包装用PTPシートに印刷されていれば、それを確認した患者は、正しい用法で固形薬剤を服用することができる。特許文献1には、固形薬剤の品名や用法等を印刷するための情報印刷層が設けられた薬剤包装用PTPシートが開示されている。
また、従来より、薬剤包装用PTPシートのアルミ箔などからなるシートにおける樹脂フィルムに貼着される側とは反対側の反対面には、滑り止めなどのために、網目状の溝が形成されている。
特開2012−192960号公報
しかしながら、上述した反対面に固形薬剤に関する情報を光学的に読み取り可能なコードとして印刷した場合、以下の問題が生じる。つまり、反対面には網目状の溝が形成されているために、反対面に印刷された固形薬剤に関する情報の一部が削れてしまったり、印刷された情報を正面から見た場合の形が歪んで見えたりするおそれがある。それでも、固形薬剤に関する情報が文字や図である場合、1文字が丸ごと抜け落ちてしまっているなどといった重度の削れや歪みでない限り、ユーザは当該情報を読み取ることができる。
しかしながら、固形薬剤に関する情報がコードである場合、たとえ軽度の削れや歪みであったとしても、スキャンによってコードを読み取ることができなかったり、読み取れたとしても読み取りに複数回のスキャンや異なる位置でのスキャンが必要であったりするおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、光学的に読み取り可能なコードとして印刷された固形薬剤に関する情報を正確且つ迅速に読み取ることができる薬剤包装用PTPシートを提供することにある。
(1) 本発明に係る薬剤包装用PTPシートは、固形薬剤を収容可能なポケットが表裏面の一方である第1面側に突出された第1シートと、上記第1シートにおける上記第1面と反対側の第2面に貼着されて、上記ポケットの開口を塞ぐ第2シートと、を備える。上記第2シートは、上記第2面と貼り合わされる面とは反対側の第3面側に、第1深さの網目状の溝を有する第1領域と、上記第1深さよりも浅い第2深さの網目状の溝を有する第2領域と、を備える。
本構成によれば、第2領域の溝が第1領域の溝よりも浅い。そのため、第2領域に文字や図形或いは光学的に読み取り可能なコードなどが印刷された場合に、印刷されたコードなどの削れや歪みを軽減することができる。
(2) 上記第3面の縁の全てが上記第1領域である。
第1シートと第2シートとが圧着されることによって薬剤包装用PTPシートが生成される場合に、第2領域に対する圧力を第1領域に対する圧力よりも小さくすることによって、第2領域の溝が浅くされると、上記圧力の不十分により第2領域における第2シートと第1シートとの間に隙間が生じる可能性が高くなる。この場合において、仮に、第3面の縁が第2領域だとすると、第3面の縁に生じた隙間を介して液体などがポケット内の空間に浸入してくるおそれがある。そこで、本構成では、上記第3面の縁の全てが、上記圧力が大きいことにより上記隙間が生じにくい第1領域である。これにより、第3面の縁から液体などがポケット内の空間に浸入してくる可能性を低くすることができる。
(3) 上記第2領域は、その少なくとも一部が上記第3面における上記ポケットに対応する領域である第3領域と重複している。
本構成によれば、第2領域と第3領域とを完全に別個に設ける必要がない。これにより、第3面の面積を小さくすることができる。その結果、薬剤包装用PTPシートを小さくすることができる。
(4) 上記第2領域と1つの上記ポケットに対応した上記第3領域との重複面積は、当該第3領域の面積の半分以下である。
第2領域が第3面に所定の物質が塗布された領域である場合、第2シートにおいて、第2領域における厚みは他の領域よりも厚くなる。この場合に、第2領域と第3領域との重複面積が大きくなると、第2シートの第3領域が破られにくくなり、薬剤をポケットから取り出し難くなる。そこで、本構成では、第2領域と第3領域との重複面積が、第3領域の面積の半分以下に抑えられている。そのため、第2シートの第3領域が破られにくくなることを抑制することができる。
(5) 上記第1シートは、主成分が熱可塑性樹脂であってもよい。
(6) 上記第2シートは、アルミラミネートフィルムであってもよい。
(7) 上記第1シートは、主成分が熱可塑性樹脂である。上記第2シートは、アルミラミネートフィルムである。上記第2領域は、上記第3面の長手方向に沿った長さが上記第3面の短手方向に沿った長さよりも長い。
樹脂によって形成された第1シートは、ポケットが形成される製造工程において、短手方向に収縮されるが、アルミニウムを含む第2シートは収縮しない。そのため、薬剤包装用PTPシートは、時間の経過によって、短手方向に反りを生じる傾向にある。短手方向に反りを生じた薬剤包装用PTPシートの第2領域に文字や図形或いは光学的に読み取り可能なコードなどを印刷した場合、印刷したコードなどに削れや歪みが生じてしまう。そこで、本構成によれば、第2領域は、反りが生じにくい第3面の長手方向に沿った長さが反りが生じやすい第3面の短手方向に沿った長さよりも長い。これにより、上述したコードなどの削れや歪みの発生を抑制することができる。
(8) 上記第1シートの厚みは、200[μm]〜350[μm]の範囲であってもよい。
第1シートの厚みが上記範囲であることにより、第1シートを過度に厚くすることなく、ポケットの気密性を確保することができる。
(9) 上記第2シートの厚みは、20[μm]〜25[μm]の範囲であってもよい。
第2シートの厚みが上記範囲であることにより、第2シートによって開口を塞がれているポケットの気密性を確保しつつも、ポケットから固形薬剤を取り出す際に第2シートの破りやすさを確保することができる。
(10) 上記第2深さは、100[μm]以下であってもよい。
本構成によれば、第2領域に印刷された文字や図形或いは光学的に読み取り可能なコードなどの削れや歪みを低減することができる。
(11) 上記第2深さは、零であってもよい。
本構成によれば、第2領域において溝による段差が全く存在しないため、第2領域に印刷された文字や図形或いは光学的に読み取り可能なコードなどの削れや歪みを上記(10)よりも更に低減することができる。
(12) 上記第2領域には、インク滴が着弾可能な被記録材料が固着されている。
本構成によれば、被記録材料によって、第2シートの第3面側に文字や図形或いは光学的に読み取り可能なコードなどを印刷可能な領域を容易に形成することができる。
(13) 上記被記録材料は、白色である。
本構成によれば、第2領域に印刷される文字や図形或いは光学的に読み取り可能なコードなどと第2領域の背景とのコントラストが大きくなるため、コードなどが誤って読み取られる可能性を低くすることができる。
(14) 上記被記録材料は、少なくとも酸化チタンを含有する塗料であってもよい。
(15) 上記第2領域には、光学的に読み取り可能なコードが印刷されていてもよい。
本発明に係る薬剤包装用PTPシートによると、光学的に読み取り可能なコードとして印刷された固形薬剤に関する情報を正確且つ迅速に読み取ることができる。
図1は、固形薬剤11が収容されていないPTPシート10の外観斜視図であり、(A)には、斜め上から見た状態が示され、(B)には、斜め下から見た状態が示されている。 図2は、固形薬剤11が収容されているPTPシート10の外観斜視図であり、(A)には、斜め上から見た状態が示され、(B)には、斜め下から見た状態が示されている。 図3は、PTPシート10を第三角法により示す図である。 図4(A)は、固形薬剤11が収容されていないPTPシート10の正面図であり、図4(B)は、第2領域42に固形薬剤11に関する情報が印刷されていないPTPシート10の背面図であり、図4(C)は、第2領域42に固形薬剤11に関する情報が印刷されているPTPシート10の背面図である。 図5は、PTPシート10の一部を模式的に示した縦断面図である。 図6は、PTPシート10の背面図である。 図7は、図1(B)におけるPTPシート10を第1シート14および第2シート15に分解した分解斜視図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。なお、以下の説明において、PTPシート10をポケット16が設けられた面を上側にして配置した状態を基準として上下方向5が定義され、上記面における短手方向が前後方向6として定義され、上下方向5及び前後方向6と垂直な方向が左右方向7として定義されている。
[PTPシート10の概略構成]
図1に示されるように、PTPシート10(本発明の薬剤包装用PTPシートの一例)は、平面視において概ね長方形のシートである。なお、PTPシート10の形状は、長方形に限られるものではない。たとえば、PTPシート10は、平面視において、円形であってもよい。
図2に示されるように、PTPシート10には、後述するポケット16に錠剤やカプセル剤などの固形薬剤11が封止されている。PTPシート10の前後方向6及び左右方向7の寸法は、1枚のPTPシート10に封止される固形薬剤11の数や大きさによって適宜決定可能である。
PTPシート10は、2個の固形薬剤11を封止する区分であるセル12が左右方向7に5個並べられて構成されている。図2に示された1枚のPTPシート10には、計10個の固形薬剤11が封止されている。なお、PTPシート10に封止される固形薬剤11の数は10個に限らない。
最も右側のセル12の右側には、固形薬剤11が封止されていないセル21が設けられている。セル21は、ユーザがPTPシート10を把持するためや、固形薬剤11に関する情報を記入或いは印刷するための領域などとして用いられる。なお、セル21が設けられる位置は、最も右側のセル12の右側に限らず、例えば、最も左側のセル12の左側でもよいし、2つのセル12の間でもよい。
セル12同士の境界、及びセル12、21の境界には、スリット13が形成されている。PTPシート10は、薬剤師や患者の手によって、スリット13に沿って折り曲げられることで切り離されて、単一のセル12、21に分割することができる。セル12の前後方向6及び左右方向7の寸法は、当該セル12に封止される固形薬剤11の数や大きさによって適宜決定可能である。また、セル21の前後方向6及び左右方向7の寸法は、当該セル21に記入される情報量などによって適宜決定可能である。
PTPシート10は、熱可塑性樹脂である第1シート14と、第1シート14よりも薄いラミネートフィルムである第2シート15とが貼着されたものである。第1シート14に形成されたポケット16に、固形薬剤11が収容されている。ポケット16の開口は第2シート15によって閉塞されている。
患者の指先によって第1シート14のポケット16が押圧されることにより、固形薬剤11が第2シート15を押し破る。これにより、固形薬剤11が開口を通じてポケット16から取り出される。
以下、PTPシート10の各構成部材がより詳細に説明される。以下の説明において、各シートの上面及び下面は、上述した上下方向5を基準としたものである。第1シート14の上面31が本発明の第1面に、第1シート14の下面35(図7参照)が本発明の第2面にそれぞれ相当する。また、第2シート15の下面32が本発明の第3面に相当する。なお、以下の説明における上面及び下面の上下関係は、説明の便宜上決められたものであって、上面及び下面の上下関係が逆であってもよい。
[第1シート14]
図1〜図3に示される第1シート14は、熱可塑性樹脂が真空成形されたシートである。熱可塑性樹脂は、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、または環状ポリオレフィンなどである。また、第1シート14は、2種類以上の樹脂の層がラミネートされることで構成されていてもよい。なお、第1シート14に他の樹脂が用いられる場合であっても、第1シート14は、熱可塑性樹脂が主成分であることが好ましい。
第1シート14は、一定の透光性を有しているが、透光性を有していなくてもよい。
第1シート14の厚みは、後述する第2シート15よりも厚く、好ましくは200μm〜350μmの範囲内である。
セル12の境界にはスリット13が形成されている。スリット13は、第1シート14の上面31に形成された概ねV字状の溝である、スリット13の深さは、第1シート14の厚みの半分よりもやや深い。スリット13は、微小な孔が周期的に形成されたミシン目であってもよい。あるいは、スリット13は、溝とミシン目とが重畳されて設けられたものであってもよい。PTPシート10の製造段階において、周縁に刃が形成されたローラが、第1シート14の上面を押圧した状態で相対的に移動する。これにより、第1シート14にスリット13が形成される。
第1シート14の各セル12に2つずつ、ポケット16が設けられている。ポケット16は、第1シート14が上方へ突出するようにドーム状に成形されたものである。つまり、ポケット16は、第1シート14の表裏面の一方である上面31側に突出されている。すなわち、ポケット16において、第1シート14の上面31は上方へ突出され、下面35は上方へ陥没されている。この陥没された部分に、固形薬剤11が収容される内部空間が形成されている。この内部空間と外部空間とを連続する開口が、第1シート14の下面35側に開かれている。ポケット16は、固形薬剤11を完全に収容可能な大きさであり、固形薬剤11の大きさによって適宜決定可能である。ポケット16の形状は、固形薬剤11の形状によって適宜決定可能である。
[第2シート15]
第2シート15は、図5に示されるように、金属箔34の表裏面に樹脂が塗布されたラミネートフィルムである。金属箔34の表裏面の一方には、アクリル系樹脂33が塗布されており、他方には、塩化ビニル樹脂(不図示)が塗布されている。ここで、表裏面の一方は、固形薬剤11に関する情報が印刷される側の面であり、表裏面の他方は、第1シート14に貼り合わせられる側の面である。また、ここで、金属箔34は、アルミニウム箔であるが、アルミニウム以外の金属であってもよい。また、金属箔34の表裏面の一方に塗布される樹脂は、後述する固形薬剤11に関する情報の印刷の際にインクなどが付着可能なものであればアクリル系樹脂以外の樹脂であってもよい。また、金属箔34の表裏面の他方に塗布される樹脂は、後述する熱圧着において半溶解する樹脂であれば塩化ビニル樹脂以外の樹脂であってもよい。
なお、第2シート15は、ポケット16の気密性を確保できるものであれば、金属箔34に樹脂が塗布されたラミネートフィルムに限らず、例えば、複数の樹脂フィルムが重ねて貼り合わせられており金属を含まないラミネートフィルムが用いられてもよい。
図1〜図3に示されるように、第2シート15は、ポケット16に固形薬剤11が収容された状態において、第1シート14の下面35に貼着されている。第2シート15によって、ポケット16の開口は塞がれ、固形薬剤11はポケット16の内側に封止されている。
固形薬剤11の取り出しの際、患者は指先によってポケット16を押圧する。これにより、ポケット16が弾性変形し、固形薬剤11は、ポケット16越しに患者の指先によって第2シート15側へ押圧される。固形薬剤11は、第2シート15を押し破って、ポケット16の開口から外部に取り出される。
第2シート15の厚みは、固形薬剤11からの一定の押圧力によって破かれる程度の厚みである。第2シート15の厚みは、固形薬剤11の硬さ、たとえば、固形薬剤11が錠剤であるか又はカプセル剤であるかなどに応じて適宜決定される。第2シート15の厚みは、好ましくは、20μm〜25μmの範囲内である。
第2シート15は、ポケット16に固形薬剤11が収容された第1シート14に、熱圧着されることによって貼着されている。以下に詳述する。第1シート14と第2シート15とは、PTPシート10の製造工程において、PTPシート10の製造装置に搭載された一方のローラが加熱されたローラ対(不図示)の間を、互いに重なった状態で、ローラ対によって圧接されつつ通過する。これにより、第1シート14と第2シート15とが熱圧着される。詳細には、第2シート15の塩化ビニル樹脂が熱により半溶解する。これにより、第1シート14と第2シート15とが貼着される。
なお、第1シート14と第2シート15とを貼着する手段は、上述したものに限らない。例えば、第1シート14の下面35または第2シート15の上面の少なくとも一方に両シート14、15に接着可能な接着剤が塗布されることによって、両シート14、15が貼着されてもよい。
[第1領域41及び第2領域42]
図1(B)、図2(B)、及び図3(F)に示されるように、第2シート15の下面32は、第1領域41と第2領域42と第3領域43とを備えている。第1領域41は、網目状の溝44を有している。溝44の深さは、第1深さである。第1深さは、第2シート15の厚みよりも浅ければ任意であるが、第2シート15の厚みの半分よりも浅いことが好ましい。溝44の断面形状は、V字状である。なお、溝44の溝の断面形状は、V字状に限らず、例えば長方形状であってもよい。
第2領域42も、第1領域41と同様に、網目状の溝を有している。但し、第2領域42の溝の深さは、第1深さよりも浅い第2深さである。なお、図1〜図4では、第2深さが第1深さよりも浅いことを示すために、第2領域42の溝の図示が省略されている。第2深さは、第1深さ未満であれば任意であるが、100μm以下であることが好ましい。第2深さは、最も好ましくは零である。つまり、第2領域42が溝を有していないことが最も好ましい。
第3領域43は、第1シート14に設けられたポケット16の反対側に対応する領域である。第3領域43は、網目状の溝を有していない。
以上説明した第1領域41及び第2領域42の溝は、例えば、以下のようにして形成される。つまり、上述したPTPシート10の製造装置に搭載されたローラ対における第2シート15の下面32と当接する側のローラには、網目状の凸部が形成されている。ここで、凸部は、下面32の第2領域42と当接する部分の突出長が下面32の第1領域41と当接する部分よりも短く構成されている。
上述したローラ対が、第1シート14及び第2シート15を圧接しつつ挟持すると、第2シート15の下面32がローラの凸部に押される。これにより、第2シート15の上面側は凸部の形状である網目状に突出する。つまり、第2シート15の下面32の第1領域41及び第2領域42には網目状の溝が形成される。そして、上述した突出長の違いにより、形成された溝は、第1領域41における深さが第2領域42における深さよりも深くなる。
なお、上述した方法で網目状の溝を形成する場合、第3領域43には、網目状の溝が形成されない。第3領域43の裏側は、ポケット16によって形成された空間であるため、第3領域43がローラの凸部によって押されても、第3領域43が全体として撓むからである。
また、ローラの第2領域42と当接する部分に凸部を設けないことによって、第2領域42における溝の深さを零にすることができる。
また、網目状の溝を形成する方法は、上述した方法に限らない。例えば、ローラ対における第2シート15の下面32と当接する側のローラに形成されている網目状の凸部の突出長を一定にする一方、ローラ対における第1シート14の上面31と当接する側のローラの第2領域42に対応する部分に、当該ローラよりも軟質の弾性部材を取り付けてもよい。ここで、第2領域42に対応する部分とは、当該ローラの表面のうち、対向するローラとの間で第2シート15の下面32の第2領域42を挟持する部分である。上記のように構成することにより、第1領域41における深さが第2領域42よりも浅くなるように、網目状の溝を形成することができる。
第2シート15の下面32には、固形薬剤11に関する情報を印刷することができる。ここで、固形薬剤11に関する情報は、例えば、固形薬剤11の製造番号、使用期限、製造年月などである。また、固形薬剤11に関する情報は、バーコードや二次元コード(例えば、QRコード(登録商標))などの光学的に読み取り可能なコードでも表される。当該コードには、例えば上述した製造番号などの固形薬剤11を特定する情報の他、固形薬剤11の服用方法などの情報が含まれる。
上述した固形薬剤11に関する情報は、第1領域41、第2領域42、及び第3領域43のいずれにも印刷可能である。但し、上述したコードは、第1領域41及び第3領域43よりも第2領域42に印刷されることが好ましく、本実施形態では第2領域42に印刷されている。仮に、上述したコードが第1領域41に印刷された場合、網目状の溝の凹凸によってコードの削れや歪みが発生する可能性が、コードが第2領域42に印刷された場合よりも高くなるからである。また、仮に、上述したコードが第3領域43に印刷された場合、固形薬剤11の取り出しに際して、第3領域43が押し破られると、以後、当該第3領域43に印刷された情報を読むことができなくなるからである。
第2シート15の下面32に印刷される文字や図形或いは上述したコードなどは、インクジェット方式でインク滴が噴き付けられることで印刷される。噴き付けられたインクが迅速に乾くことが好ましいため、インクには、熱硬化型インクや紫外線硬化型インクが使用されることが好ましい。なお、当該印刷は、インクジェット方式に限らず、例えばインクが塗布される方式であってもよいし、薬剤師や患者がペンで記入する方式であってもよい。
文字や図形或いは上述したコードなどは、第1シート14と第2シート15とが熱圧着によって貼着された後に、第2シート15の下面32に印刷される。なお、文字や図形或いは上述したコードなどは、第1シート14と第2シート15とが熱圧着によって貼着される前に、第2シート15の下面32に予め印刷され、その後、第1シート14と第2シート15とが熱圧着によって貼着されてもよい。但し、文字や図形或いは上述したコードなどは、第1シート14と第2シート15とが貼着された後に印刷される方が好ましい。
第2領域42は、長方形状である。第2領域42は、前後方向6及び左右方向7において第2シート15の下面32の中央部の領域である。第2領域42の左右方向7(第2シート15の下面32の長手方向)の長さは、第2領域42の前後方向6(第2シート15の下面32の短手方向)よりも短いことが好ましい。
第3領域43は、ポケット16のドームを形成する縁よりも内側に対応する領域であり、楕円形状である。第3領域43は、ポケット16と同数(図1〜図3の場合は10箇所)形成される。第1領域41は、第2シート15の下面32において、第2領域42及び第3領域43以外を占めている。
第1領域41は、下面32の縁の全てを占めている。このため、第2領域42及び第3領域43は、第2シート15の下面32の縁とは接していない。つまり、第2領域42及び第3領域43と下面32の縁との間には、第1領域41が存在している。
第2領域42及び第3領域43は、一部が相互に重複している。例えば、図1〜図3の場合、第2領域42の前後方向6における外側と、10箇所に設けられた第3領域43の全ての前後方向6における中央側とが重複している。但し、第2領域42と1つの第3領域43との重複面積は、当該第3領域43の面積の半分以下であることが好ましい。
なお、第2領域42及び第3領域43の重複面積は、1つの第3領域43の面積の半分よりも大きくてもよい。例えば、第3領域43の全領域が第2領域42と重複していてもよい。換言すると、第2領域42が第3領域43の全領域を含んでいてもよい。
また、第2領域42は、第2シート15の下面32の端とは接しない位置であるならば、図4(B)に示される位置に限らない。例えば、第2領域42は、図6(A)に示されるように、セル21に設けられていてもよい。また、第2領域42は、図6(B)、(C)に示されるように、前後方向6における第3領域43と下面32の端との間に設けられていてもよい。
また、第2領域42は、長方形状に限らない。例えば、第2領域42は、円形状や三角形状であってもよいし、図6(E)に示されるように、T字形状のような特殊形状であってもよい。
また、第2領域42は、1つに限らない。例えば、第2領域42は、図6(D)、(F)に示されるように複数設けられていてもよい。
また、第2領域42は、図6(A)、(F)に示されるように、短手方向が長手方向よりも長くてもよい。また、第2領域42は、図6(D)に示されるように、長手方向が短手方向よりも長い領域と、短手方向が長手方向よりも長い領域との双方で構成されていてもよい。
また、第3領域43の形状や大きさは、ポケット16に収容される固形薬剤11の形状や大きさによって決定されるが、固形薬剤11の形状によっては、楕円形状に限らず、例えば、円形状や四角形状や三角形状であってもよい。
図5に示されるように、第2シート15の上面31における第2領域42には、インク滴23が着弾可能な被記録材料22、例えば少なくとも酸化チタンを含有する塗料が固着されている。詳細には、被記録材料22は、第2シート15の金属箔34の表裏面の一方に固着されている。そして、アクリル系樹脂は、被記録材料22及び金属箔34を覆うように塗布されている。なお、第2領域42に固着された被記録材料22は、酸化チタンを含有する塗料であることが好ましいが、酸化チタンを含有する塗料に限らない。また、第2領域42には、被記録材料22が固着されていなくてもよい。
第2領域42に固着された被記録材料22は、白色であるが、第2領域42に着弾されたインク滴23とのコントラストを大きくすることができる色であるならば、白色でなくてもよい。例えば、インク滴23が黒色などの暗い色である場合、被記録材料22は、黄色などの明るい色が好ましい。逆に、インク滴23が白色などの明るい色である場合、被記録材料22は、黒色などの暗い色が好ましい。また、上述したように、被記録材料22が第2領域42に固着されていない場合、第2領域42は、アルミニウムの色である銀色となる。
[実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、第2領域42の溝が第1領域41の溝よりも浅い。そのため、第2領域42に文字や図形或いは光学的に読み取り可能なコードなどが印刷された場合に、印刷されたコードなどの削れや歪みを軽減することができる。その結果、光学的に読み取り可能なコードとして印刷された固形薬剤に関する情報を正確且つ迅速に読み取ることができる。
また、第1シート14と第2シート15とが圧着されることによってPTPシート10が生成される場合に、第2領域42に対する圧力を第1領域41に対する圧力よりも小さくすることによって、第2領域42の溝が浅くされると、上記圧力の不十分により第2領域42における第2シート15と第1シート14との間に隙間が生じる可能性が高くなる。この場合において、仮に、下面32の縁が第2領域42だとすると、下面32の縁に生じた隙間を介して液体などがポケット16内の空間に浸入してくるおそれがある。そこで、本実施形態では、下面32の縁の全てが、上記圧力が大きいことにより上記隙間が生じにくい第1領域41である。これにより、下面32の縁から液体などがポケット16内の空間に浸入してくる可能性を低くすることができる。
また、本実施形態のように第2領域42と第3領域43とを重複させることによって、第2領域42と第3領域43とを完全に別個に設ける必要がない。これにより、第2シート15の下面32の面積を小さくすることができる。その結果、PTPシート10を小さくすることができる。
また、第2領域42がその下面32に所定の物質よりなる被記録材料22が塗布された領域である場合、第2シート15において、第2領域42における厚みは他の領域よりも厚くなる。この場合に、第2領域42と第3領域43との重複面積が大きくなると、第2シート15の第3領域43が破られにくくなり、薬剤をポケット16から取り出し難くなる。そこで、本実施形態では、第2領域42と第3領域43との重複面積が、第3領域43の面積の半分以下に抑えられている。そのため、第2シート15の第3領域43が破られにくくなることを抑制することができる。
また、樹脂によって形成された第1シート14は、ポケット16が形成される製造工程において、短手方向に収縮されるが、アルミニウムを含む第2シート15は収縮しない。そのため、PTPシート10は、時間の経過によって、短手方向に反りを生じる傾向にある。短手方向に反りを生じたPTPシート10の第2領域42に文字や図形或いは光学的に読み取り可能なコードなどを印刷した場合、印刷したコードなどに削れや歪みが生じてしまう。そこで、本実施形態によれば、第2領域42は、反りが生じにくい下面32の長手方向に沿った長さが反りが生じやすい下面32の短手方向に沿った長さよりも長い。これにより、上述したコードなどの削れや歪みの発生を抑制することができる。
また、第2深さが零の場合、第2領域42において溝による段差が全く存在しないため、第2領域42に印刷された文字や図形或いは光学的に読み取り可能なコードなどの削れや歪みを更に低減することができる。
また、本実施形態によれば、被記録材料22によって、第2シート15の下面32側に文字や図形或いは光学的に読み取り可能なコードなどを印刷可能な領域を容易に形成することができる。
また、本実施形態によれば、被記録材料22が白色であるために、第2領域42に印刷される文字や図形或いは光学的に読み取り可能なコードなどと第2領域42の背景とのコントラストが大きくなる。そのため、コードなどが誤って読み取られる可能性を低くすることができる。
[実施例]
第1シートと第2シートとを上述したローラ対によって加熱圧着させる際の温度及び圧力を種々の値に設定して、本発明に係るPTPシートの実施例1〜12を製造した。具体的には、実施例1〜4は、上記温度が摂氏240度に対して、上記圧力がそれぞれ0.1MPa、0.15MPa、0.2MPa、0.25MPaで製造されたPTPシートである。実施例5〜12は、上記圧力が0.2MPaに対して、それぞれ上記温度が摂氏225度、230度、235度、240度、245度、250度、255度、260度で製造されたPTPシートである。
各実施例1〜12の外形は、図1に示されている。各実施例1〜12に係るPTPシートの表裏面の寸法は、88mm及び31mmである。また、1枚のPTPシートには、ポケット16が10個設けられている。また、PTPシートにおいてポケットが設けられた各セルの表裏面の寸法は、31mm及び15mmである。また、PTPシートにおいてポケットが設けられていないセルの表裏面の寸法は、31mm及び8mmである。
第1シートは、ポリプロピレンが真空成形されたシートであり、300μmの厚みを有している。第2シートは、アクリル系コーティング層とアルミニウム箔と塩化ビニル樹脂層とを重ねて貼り合わせたアルミラミネートフィルムであり、20μmの厚みを有している。
[外観観察]
実施例1〜12に係るPTPシートのそれぞれを、上述したローラ対によって80枚製造した。外観観察では、各実施例1〜12についての80枚、つまり計960枚のPTPシートの全てを目視して、(A)第2シートに皺が発生していないか否か、(B)網目状の溝が適切に形成されているか否か、(C)第2シートに印刷された文字が明瞭に判読できるか否かを確認した。
その結果を、表1、表2に示す。表1、表2の「外観」において、OKは、(A)〜(C)の全てのおいて全てのPTPシートが良好な結果が得られたことを示し、一部OKは、少数のPTPシートにおいて良好な結果が得られなかったことを示し、NGは、多くのPTPシートにおいて良好な結果が得られなかったことを示す。
また、表1、表2の「第1深さ」は、第1領域41に形成された溝の深さを示し、「第2深さ」は、第2領域42に形成された溝の深さを示し、「差」は、「第1深さ」と「第2深さ」の差を示す。「第1深さ」が深く「第2深さ」が浅いことで「差」が大きくなる程、(B)の結果が良好であることを示す。表1、表2より、実施例8において、(B)の結果が最も良好であることが示された。
以上より、上記温度が240度且つ上記圧力が0.2MPa〜0.25MPaのとき、及び、上記圧力が0.2MPa且つ上記温度が240度〜260度で、製造されたPTPシートの第2シートの外観が適切であることが確認された。
Figure 0006217154
Figure 0006217154
[リーク試験]
外観観察と同様、リーク試験でも、実施例1〜12に係るPTPシートを80枚ずつ製造して、リーク試験は、80枚のPTPシートのうちの40枚について条件1で行い、残りの40枚について条件2で行った。ここで、条件1は、通常のPTPシートの状態(図1の状態)でリーク試験を行うことである。条件2は、PTPシートがスリットに沿って切り離されてセルに分割された状態でリーク試験を行うことである。リーク試験は、PTPシートを液中に配置した上で、PTPシートに対して0.07MPaの陰圧をかけることによって行った。そして、PTPシートのポケット内と第2シートとによって形成された空間に液の浸入がないか否かを確認した。
その結果を、上記の表1、表2に示す。表1、表2の「リーク(条件1)」及び「リーク(条件2)」において、OKは全てのPTPシートにおいて液の浸入がなかったことを示し、NGは少なくとも1枚のPTPシートにおいて液の浸入があったことを示す。表1、表2より、条件1では、上記温度が摂氏240度且つ上記圧力が0.15MPa〜0.25MPaのとき、及び、上記圧力が0.2MPa且つ上記温度が摂氏235度〜260度で、液の浸入がないことが確認された。また、条件2では、上記温度が摂氏240度且つ上記圧力が0.2MPa〜0.25MPaのとき、及び、上記圧力が0.2MPa且つ上記温度が摂氏240度〜260度で、液の浸入がないことが確認された。
[印刷精度試験]
印刷精度試験は、リーク試験で良好な結果が得られ、且つ外観観察において最も良好な結果が得られた実施例8と、比較例1〜3とについて行った。
実施例8の第2領域の溝の深さは6μmであり、第1領域の溝の深さは91μmである。
比較例1として、樹脂フィルムとアルミニウム箔とが貼り合わされたPTPシートであって、樹脂フィルムに形成されたポケットとは反対側の面(アルミニウム箔側の面)の全面に白着色層を塗布して、当該白着色層側に対して網目状且つ深さ33μmの溝を形成したPTPシートを使用した。
比較例2として、樹脂フィルムとアルミニウム箔とが貼り合わされたPTPシートであって、樹脂フィルムに形成されたポケットとは反対側の面(アルミニウム箔側の面)に白着色層を設けることなく、当該面側に対して網目状且つ深さ66μmの溝を形成したPTPシートを使用した。
比較例3として、樹脂フィルムとアルミニウム箔とが貼り合わされたPTPシートであって、樹脂フィルムに形成されたポケットとは反対側の面(アルミニウム箔側の面)の全面に白着色層を塗布して、当該白着色層側に対して網目状且つ深さ39μmの溝を形成したPTPシートを使用した。
印刷精度試験では、実施例8の第2領域及び比較例1〜3のアルミニウム箔側の面にバーコードを印刷して、当該バーコードのシンボルコントラスト、変位幅、及び欠陥を評価した。ここで、シンボルコントラストは、印刷されたバーコードと上記反対側の面とのコントラストが設定された値以上であるか否かによって評価された。また、変位幅は、印刷されたバーコードの各バーの間隔が規定の幅を逸脱していないか否かによって評価された。また、欠陥は、印刷されたバーコードにおける削れた部分の割合の大きさによって評価された。
以上の評価結果を、表3に示す。表3には、シンボルコントラスト、変位幅、及び欠陥の各々について、Aを最高評価、Dを最低評価とする4段階の評価が示されている。表3より、実施例8は、変位幅及び欠陥について最高評価を得た。また、実施例8は、シンボルコントラストにおいて実施例2よりも若干劣る評価であったが、実施例2は、変位幅及び欠陥において実施例8はもとより比較例1よりも低評価であった。以上より、実施例8は、総合的に比較例1〜3よりも高評価を得ることができた。
Figure 0006217154
10・・・PTPシート
11・・・固形薬剤
14・・・第1シート
15・・・第2シート
31・・・上面(第1面)
32・・・下面(第3面)
41・・・第1領域
42・・・第2領域
43・・・第3領域

Claims (15)

  1. 固形薬剤を収容可能なポケットが表裏面の一方である第1面側に突出された第1シートと、
    上記第1シートにおける上記第1面と反対側の第2面に貼着されて、上記ポケットの開口を塞ぐ第2シートと、を備え、
    上記第2シートは、
    上記第2面と貼り合わされる面とは反対側の第3面側に、第1深さの網目状の溝を有する第1領域と、上記第1深さよりも浅く且つ零よりも大きい第2深さの網目状の溝を有する第2領域と、を備え
    上記第2領域には、インク滴が着弾可能な被記録材料が固着されており、
    上記第3面における上記ポケットに対応する領域である第3領域の一部のみが、上記第2領域と重複している薬剤包装用PTPシート。
  2. 固形薬剤を収容可能なポケットが表裏面の一方である第1面側に突出された第1シートと、
    上記第1シートにおける上記第1面と反対側の第2面に貼着されて、上記ポケットの開口を塞ぐ第2シートと、を備え、
    上記第2シートは、
    上記第2面と貼り合わされる面とは反対側の第3面側に、網目状の溝を有する第1領域と、溝を有さない第2領域と、を備え
    上記第2領域には、インク滴が着弾可能な被記録材料が固着されており、
    上記第3面における上記ポケットに対応する領域である第3領域の一部のみが、上記第2領域と重複している薬剤包装用PTPシート。
  3. 上記第2深さは、100[μm]以下である請求項に記載の薬剤包装用PTPシート。
  4. 上記第3面の縁の全てが上記第1領域である請求項1から3のいずれかに記載の薬剤包装用PTPシート。
  5. 上記第2領域と1つの上記ポケットに対応した上記第3領域との重複面積は、当該第3領域の面積の半分以下である請求項1から4のいずれかに記載の薬剤包装用PTPシート。
  6. 上記第1シートは、主成分が熱可塑性樹脂である請求項1からのいずれかに記載の薬剤包装用PTPシート。
  7. 上記第2シートは、アルミラミネートフィルムである請求項1からのいずれかに記載の薬剤包装用PTPシート。
  8. 上記第1シートは、主成分が熱可塑性樹脂であり、
    上記第2シートは、アルミラミネートフィルムであり、
    上記第2領域は、上記第3面の長手方向に沿った長さが上記第3面の短手方向に沿った長さよりも長い請求項1からに記載の薬剤包装用PTPシート。
  9. 上記第1シートの厚みは、200[μm]〜350[μm]の範囲である請求項1からのいずれかに記載の薬剤包装用PTPシート。
  10. 上記第2シートの厚みは、20[μm]〜25[μm]の範囲である請求項1からのいずれかに記載の薬剤包装用PTPシート。
  11. 上記被記録材料は、白色である請求項1から10のいずれかに記載の薬剤包装用PTPシート。
  12. 上記被記録材料は、少なくとも酸化チタンを含有する塗料である請求項11に記載の薬剤包装用PTPシート。
  13. 上記第2領域には、光学的に読み取り可能なコードが印刷されている請求項1から12のいずれかに記載の薬剤包装用PTPシート。
  14. 上記第2領域の一部のみが、上記第3領域の一部と重複している請求項1から13のいずれかに記載の薬剤包装用PTPシート。
  15. 上記第1シートは、複数の上記ポケットを備えており、
    上記第2領域は、上記第3面における複数の上記ポケットに対応する複数の第3領域に亘っている請求項14に記載の薬剤包装用PTPシート。

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