JP6217154B2 - 薬剤包装用ptpシート - Google Patents
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Description
図1に示されるように、PTPシート10(本発明の薬剤包装用PTPシートの一例)は、平面視において概ね長方形のシートである。なお、PTPシート10の形状は、長方形に限られるものではない。たとえば、PTPシート10は、平面視において、円形であってもよい。
図1〜図3に示される第1シート14は、熱可塑性樹脂が真空成形されたシートである。熱可塑性樹脂は、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、または環状ポリオレフィンなどである。また、第1シート14は、2種類以上の樹脂の層がラミネートされることで構成されていてもよい。なお、第1シート14に他の樹脂が用いられる場合であっても、第1シート14は、熱可塑性樹脂が主成分であることが好ましい。
第2シート15は、図5に示されるように、金属箔34の表裏面に樹脂が塗布されたラミネートフィルムである。金属箔34の表裏面の一方には、アクリル系樹脂33が塗布されており、他方には、塩化ビニル樹脂(不図示)が塗布されている。ここで、表裏面の一方は、固形薬剤11に関する情報が印刷される側の面であり、表裏面の他方は、第1シート14に貼り合わせられる側の面である。また、ここで、金属箔34は、アルミニウム箔であるが、アルミニウム以外の金属であってもよい。また、金属箔34の表裏面の一方に塗布される樹脂は、後述する固形薬剤11に関する情報の印刷の際にインクなどが付着可能なものであればアクリル系樹脂以外の樹脂であってもよい。また、金属箔34の表裏面の他方に塗布される樹脂は、後述する熱圧着において半溶解する樹脂であれば塩化ビニル樹脂以外の樹脂であってもよい。
図1(B)、図2(B)、及び図3(F)に示されるように、第2シート15の下面32は、第1領域41と第2領域42と第3領域43とを備えている。第1領域41は、網目状の溝44を有している。溝44の深さは、第1深さである。第1深さは、第2シート15の厚みよりも浅ければ任意であるが、第2シート15の厚みの半分よりも浅いことが好ましい。溝44の断面形状は、V字状である。なお、溝44の溝の断面形状は、V字状に限らず、例えば長方形状であってもよい。
本実施形態によれば、第2領域42の溝が第1領域41の溝よりも浅い。そのため、第2領域42に文字や図形或いは光学的に読み取り可能なコードなどが印刷された場合に、印刷されたコードなどの削れや歪みを軽減することができる。その結果、光学的に読み取り可能なコードとして印刷された固形薬剤に関する情報を正確且つ迅速に読み取ることができる。
第1シートと第2シートとを上述したローラ対によって加熱圧着させる際の温度及び圧力を種々の値に設定して、本発明に係るPTPシートの実施例1〜12を製造した。具体的には、実施例1〜4は、上記温度が摂氏240度に対して、上記圧力がそれぞれ0.1MPa、0.15MPa、0.2MPa、0.25MPaで製造されたPTPシートである。実施例5〜12は、上記圧力が0.2MPaに対して、それぞれ上記温度が摂氏225度、230度、235度、240度、245度、250度、255度、260度で製造されたPTPシートである。
実施例1〜12に係るPTPシートのそれぞれを、上述したローラ対によって80枚製造した。外観観察では、各実施例1〜12についての80枚、つまり計960枚のPTPシートの全てを目視して、(A)第2シートに皺が発生していないか否か、(B)網目状の溝が適切に形成されているか否か、(C)第2シートに印刷された文字が明瞭に判読できるか否かを確認した。
外観観察と同様、リーク試験でも、実施例1〜12に係るPTPシートを80枚ずつ製造して、リーク試験は、80枚のPTPシートのうちの40枚について条件1で行い、残りの40枚について条件2で行った。ここで、条件1は、通常のPTPシートの状態(図1の状態)でリーク試験を行うことである。条件2は、PTPシートがスリットに沿って切り離されてセルに分割された状態でリーク試験を行うことである。リーク試験は、PTPシートを液中に配置した上で、PTPシートに対して0.07MPaの陰圧をかけることによって行った。そして、PTPシートのポケット内と第2シートとによって形成された空間に液の浸入がないか否かを確認した。
印刷精度試験は、リーク試験で良好な結果が得られ、且つ外観観察において最も良好な結果が得られた実施例8と、比較例1〜3とについて行った。
11・・・固形薬剤
14・・・第1シート
15・・・第2シート
31・・・上面(第1面)
32・・・下面(第3面)
41・・・第1領域
42・・・第2領域
43・・・第3領域
Claims (15)
- 固形薬剤を収容可能なポケットが表裏面の一方である第1面側に突出された第1シートと、
上記第1シートにおける上記第1面と反対側の第2面に貼着されて、上記ポケットの開口を塞ぐ第2シートと、を備え、
上記第2シートは、
上記第2面と貼り合わされる面とは反対側の第3面側に、第1深さの網目状の溝を有する第1領域と、上記第1深さよりも浅く且つ零よりも大きい第2深さの網目状の溝を有する第2領域と、を備え、
上記第2領域には、インク滴が着弾可能な被記録材料が固着されており、
上記第3面における上記ポケットに対応する領域である第3領域の一部のみが、上記第2領域と重複している薬剤包装用PTPシート。 - 固形薬剤を収容可能なポケットが表裏面の一方である第1面側に突出された第1シートと、
上記第1シートにおける上記第1面と反対側の第2面に貼着されて、上記ポケットの開口を塞ぐ第2シートと、を備え、
上記第2シートは、
上記第2面と貼り合わされる面とは反対側の第3面側に、網目状の溝を有する第1領域と、溝を有さない第2領域と、を備え、
上記第2領域には、インク滴が着弾可能な被記録材料が固着されており、
上記第3面における上記ポケットに対応する領域である第3領域の一部のみが、上記第2領域と重複している薬剤包装用PTPシート。 - 上記第2深さは、100[μm]以下である請求項1に記載の薬剤包装用PTPシート。
- 上記第3面の縁の全てが上記第1領域である請求項1から3のいずれかに記載の薬剤包装用PTPシート。
- 上記第2領域と1つの上記ポケットに対応した上記第3領域との重複面積は、当該第3領域の面積の半分以下である請求項1から4のいずれかに記載の薬剤包装用PTPシート。
- 上記第1シートは、主成分が熱可塑性樹脂である請求項1から5のいずれかに記載の薬剤包装用PTPシート。
- 上記第2シートは、アルミラミネートフィルムである請求項1から6のいずれかに記載の薬剤包装用PTPシート。
- 上記第1シートは、主成分が熱可塑性樹脂であり、
上記第2シートは、アルミラミネートフィルムであり、
上記第2領域は、上記第3面の長手方向に沿った長さが上記第3面の短手方向に沿った長さよりも長い請求項1から5に記載の薬剤包装用PTPシート。 - 上記第1シートの厚みは、200[μm]〜350[μm]の範囲である請求項1から8のいずれかに記載の薬剤包装用PTPシート。
- 上記第2シートの厚みは、20[μm]〜25[μm]の範囲である請求項1から9のいずれかに記載の薬剤包装用PTPシート。
- 上記被記録材料は、白色である請求項1から10のいずれかに記載の薬剤包装用PTPシート。
- 上記被記録材料は、少なくとも酸化チタンを含有する塗料である請求項11に記載の薬剤包装用PTPシート。
- 上記第2領域には、光学的に読み取り可能なコードが印刷されている請求項1から12のいずれかに記載の薬剤包装用PTPシート。
- 上記第2領域の一部のみが、上記第3領域の一部と重複している請求項1から13のいずれかに記載の薬剤包装用PTPシート。
- 上記第1シートは、複数の上記ポケットを備えており、
上記第2領域は、上記第3面における複数の上記ポケットに対応する複数の第3領域に亘っている請求項14に記載の薬剤包装用PTPシート。
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2013
- 2013-06-13 JP JP2013124470A patent/JP6217154B2/ja active Active
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