JP6215486B1 - トイレ - Google Patents

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Abstract

本体部の上部からの臭気漏れを抑制することのできるトイレを提供する。トイレ1は、尿が排泄される箱状の本体部10、及び遮蔽部材22を備えている。本体部10は、底面部12及び側面部14を有している。遮蔽部材22は、側面部14の内面から本体部10の内側に張り出すように設けられ、尿からの臭気の上昇を遮断する。

Description

本発明は、動物又は人用のトイレに関する。
従来のトイレとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載のトイレは、動物用のトイレであって、箱状の本体部、及び本体部内に配された仕切部材(簀子)を備えている。本体部の内部空間は、仕切部材により上下に区画されている。仕切部材上には、低吸水性を有する粒状体が多数敷設されている。また、仕切部材の下方には、吸水性シートが配設されている。かかる構成のトイレにおいて、動物の尿は、粒状体どうしの間、及び仕切部材を通過した後、吸水性シートに吸収される。
特開2003−180182号公報
特許文献1に記載のトイレにおいては、吸水性シートに吸収された尿が本体部内に残留する。その尿から悪臭が発生すると、その臭気が、本体部内を上昇し、本体部の上部からトイレの外に漏れてしまうことがある。このことは、ユーザ(動物の飼主等)に不快感を与える要因となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、本体部の上部からの臭気漏れを抑制することのできるトイレを提供することを目的とする。
本発明によるトイレは、第1の底面部及び第1の側面部を有し、尿が排泄される箱状の本体部と、上記第1の側面部の内面から上記本体部の内側に張り出すように設けられ、上記尿からの臭気の上昇を遮断する遮蔽部材と、を備えることを特徴とする。
このトイレにおいては、本体部内に、尿からの臭気の上昇を遮断する遮蔽部材が設けられている。これにより、本体部内で尿の臭気の上昇が起こった場合であっても、それを遮断し、本体部の上部からの臭気漏れを抑制することができる。
本発明によれば、本体部の上部からの臭気漏れを抑制することのできるトイレが実現される。
本発明によるトイレの第1実施形態を示す端面図である。 遮蔽部材22の構造を説明するための図である。 遮蔽部材24の構造を説明するための図である。 使用時の本体部10を示す端面図である。 本発明によるトイレの第2実施形態を示す斜視図である。 図5のトイレにおける本体部40を示す平面図である。 図6のVII−VII線に沿った端面図である。 図6のVIII−VIII線に沿った端面図である。 図6のIX−IX線に沿った端面図である。 遮蔽部材52の構造を説明するための図である。 遮蔽部材54の構造を説明するための図である。 使用時の本体部40を示す端面図である。 本体部40の横に尿溜容器60が設置された状態を示す端面図である。 本体部40に尿溜容器60を着脱可能に固定するための構造の一例を説明するための図である。 本体部40に尿溜容器60を着脱可能に固定するための構造の一例を説明するための図である。 使用時の尿溜容器60を示す端面図である。 収容袋80を示す正面図である。 遮蔽部材の一変形例を説明するための図である。 遮蔽部材の他の変形例を説明するための図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明によるトイレの第1実施形態を示す端面図である。トイレ1は、動物又は人用のトイレであって、本体部10、並びに遮蔽部材22(第1の遮蔽部材)及び遮蔽部材24(第2の遮蔽部材)を備えている。本体部10は、箱状をしており、底面部12(第1の底面部)及び側面部14(第1の側面部)を有している。本体部10は、尿が排泄される便器として機能する。本体部10の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂を用いることができる。
底面部12は、平面視で略矩形状をしている。これに伴い、本体部10には、4つの側面部14が設けられている。本体部10の外形は、略直方体状をしている。
遮蔽部材22は、本体部10内に排泄された尿からの臭気の上昇を遮断する。遮蔽部材22は、板状をしており、側面部14の内面から本体部10の内側に張り出すように設けられている。遮蔽部材22の根元は側面部14の内面上に存在し、遮蔽部材22の先端は本体部10の内部空間中に存在する。遮蔽部材22は、本体部10の内側に向かって下方に傾斜している。遮蔽部材22の上面及び下面の双方が、本体部10の内側に向かって下方に傾斜している。また、遮蔽部材22の一部は、下方に屈曲している。詳細には、遮蔽部材22の先端付近の部分が鉛直方向下向きに屈曲している。なお、遮蔽部材22に孔部は設けられていない。遮蔽部材22の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂を用いることができる。
図2は、本体部10を示す平面図である。同図からわかるように、遮蔽部材22は、平面視で、側面部14の内面の全体にわたって設けられている。すなわち、遮蔽部材22は、環状に設けられている。それゆえ、遮蔽部材22で囲まれた部分に開口が生じるが、この開口は、後述する粒状体32の通過を妨げないように充分な大きさを有している。遮蔽部材22の平面視での張出長さd1は、遮蔽部材22の根元を含む平面内における本体部10の最小内寸d0の8分の1以上4分の1以下であることが好ましい。ここで、本体部10の最小内寸とは、本体部10の中心を通る直線と側面部14の内面との2つの交点間の距離の最小値をいう。本実施形態のように本体部10の平面形状が矩形である場合、その最小内寸は、短辺方向の内寸に等しい。
図1に戻って、遮蔽部材24は、本体部10内に排泄された尿からの臭気の上昇を遮断する。遮蔽部材24は、板状をしており、側面部14の内面から本体部10の内側に張り出すように設けられている。遮蔽部材24の根元は側面部14の内面上に存在し、遮蔽部材24の先端は本体部10の内部空間中に存在する。遮蔽部材24は、遮蔽部材22と底面部12との間に位置する。すなわち、遮蔽部材24は、遮蔽部材22よりも低い位置(底面部12に近い位置)に配設されている。遮蔽部材24は、本体部10の内側に向かって下方に傾斜している。遮蔽部材24の上面及び下面の双方が、本体部10の内側に向かって下方に傾斜している。また、遮蔽部材24の一部は、下方に屈曲している。詳細には、遮蔽部材24の先端付近の部分が鉛直方向下向きに屈曲している。なお、遮蔽部材24に孔部は設けられていない。遮蔽部材24の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂を用いることができる。
図3は、本体部10を示す平面図である。ただし、同図においては、遮蔽部材22の図示が省略されている。同図からわかるように、遮蔽部材24は、平面視で、側面部14の内面の全体にわたって設けられている。すなわち、遮蔽部材24は、環状に設けられている。それゆえ、遮蔽部材24で囲まれた部分に開口が生じるが、この開口は、後述する粒状体32の通過を妨げないように充分な大きさを有している。遮蔽部材24の平面視での張出長さd2は、遮蔽部材24の根元を含む平面内における本体部10の最小内寸d0の8分の1以上4分の1以下であることが好ましい。遮蔽部材22の平面視での張出長さd1は、遮蔽部材24の平面視での張出長さd2よりも大きい。遮蔽部材22の少なくとも一部と遮蔽部材24の少なくとも一部とは、平面視で重なり合っている。本実施形態の場合、遮蔽部材22の一部と遮蔽部材24の全体とが、平面視で重なり合っている。
図4は、使用時の本体部10を示す端面図である。トイレ1の使用時、本体部10内には、複数の粒状体32が敷設される。粒状体32は、底面部12上に直接敷設される。粒状体32を敷設する際、本体部10の上部から本体部10内に入れられた粒状体32は、遮蔽部材22で囲まれた部分の開口、及び遮蔽部材24で囲まれた部分の開口を通過して、底面部12まで落下する。このように粒状体32は、遮蔽部材22,24の下方の空間内にも敷設される。粒状体32は、尿を吸収する吸水性のトイレ用敷材である。各粒状体32は、抗菌性を有していることが好ましい。また、各粒状体32は、脱臭性又は消臭性を有していることが好ましい。
トイレ1の効果を説明する。トイレ1においては、本体部10内に、尿からの臭気の上昇を遮断する遮蔽部材22が設けられている。これにより、本体部10内で尿の臭気の上昇が起こった場合であっても、それを遮断し、本体部10の上部からの臭気漏れを抑制することができる。
さらに、遮蔽部材22と底面部12との間に遮蔽部材24が設けられている。これにより、本体部10内を上昇する臭気を2段階で遮断することができる。このため、本体部10の上部からの臭気漏れを一層効果的に抑制することができる。
遮蔽部材22の平面視での張出長さd1は、遮蔽部材24の平面視での張出長さd2よりも大きい。これにより、遮蔽部材24で捕捉しきれなかった臭気を遮蔽部材22で捕捉しやすくなる。
本体部10内に排泄された尿からの臭気は、水平方向に拡散しながら上昇する。そのため、特に側面部14の内面に沿って、臭気の流れが生じやすい。各遮蔽部材22,24が側面部14の内面から本体部10の内側に張り出すように設けられていることは、側面部14の内面に沿って上昇する臭気を捕捉する上で有利である。
臭気の遮断効果を高めるには、遮蔽部材22の張出長さd1が大きい方が有利である。他方、張出長さd1が大きすぎると、遮蔽部材22で囲まれた部分の開口に粒状体32が詰まる等の弊害が生じかねない。かかる観点から、遮蔽部材22の張出長さd1は、遮蔽部材22の根元を含む平面内における本体部10の最小内寸d0の8分の1以上4分の1以下であることが好ましい。同様の観点から、遮蔽部材24の張出長さd2は、遮蔽部材24の根元を含む平面内における本体部10の最小内寸d0の8分の1以上4分の1以下であることが好ましい。
遮蔽部材22は、本体部10の内側に向かって下方に傾斜している。このため、遮蔽部材22の下面と側面部14の内面との間の空間に、臭気を閉じ込めることができる。これにより、臭気の遮断効果を高めることができる。また、かかる構成の場合、排泄された尿が遮蔽部材22の上面に達した場合であっても、その尿は傾斜に沿って遮蔽部材22の先端から流れ落ちる。このため、遮蔽部材22の上面に尿が溜まるのを防ぐことができる。
遮蔽部材22の一部は、下方に屈曲している。このため、遮蔽部材22によって捕捉された臭気が遮蔽部材22の外に逃げにくくなる。これにより、臭気の遮断効果を一層高めることができる。
遮蔽部材22は、平面視で、側面部14の内面の全体にわたって設けられている。これにより、側面部14の内面に沿った臭気の上昇経路の全体を遮蔽部材22によって塞ぐことができる。
遮蔽部材24は、本体部10の内側に向かって下方に傾斜している。このため、遮蔽部材24の下面と側面部14の内面との間の空間に、臭気を閉じ込めることができる。これにより、臭気の遮断効果を高めることができる。また、かかる構成の場合、排泄された尿が遮蔽部材24の上面に達した場合であっても、その尿は傾斜に沿って遮蔽部材24の先端から流れ落ちる。このため、遮蔽部材24の上面に尿が溜まるのを防ぐことができる。
遮蔽部材24の一部は、下方に屈曲している。このため、遮蔽部材24によって捕捉された臭気が遮蔽部材24の外に逃げにくくなる。これにより、臭気の遮断効果を一層高めることができる。
遮蔽部材24は、平面視で、側面部14の内面の全体にわたって設けられている。これにより、側面部14の内面に沿った臭気の上昇経路の全体を遮蔽部材24によって塞ぐことができる。
粒状体32は、底面部12上に直接敷設されている。このため、本体部10においては、粒状体32と底面部12との間に仕切部材を設ける必要がない。これにより、本体部10ひいてはトイレ1の構造が複雑化するのを回避することができる。
(第2実施形態)
図5は、本発明によるトイレの第2実施形態を示す斜視図である。トイレ2は、動物又は人用のトイレであって、本体部40、遮蔽部材52(第1の遮蔽部材)、遮蔽部材54(第2の遮蔽部材)、及び尿溜容器60を備えている。ただし、遮蔽部材54は、同図においては見えない位置に設けられている(図11参照)。本体部40は、箱状をしており、底面部42(第1の底面部)及び側面部44(第1の側面部)を有している。側面部44には、開口部46(第1の開口部)が設けられている。本体部40は、尿が排泄される便器として機能する。本体部40の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂を用いることができる。
図6は、本体部40を示す平面図である。同図においては、遮蔽部材52,54の図示が省略されている。図6からわかるように、底面部42は、平面視で略矩形状をしている。これに伴い、本体部40には、4つの側面部44が設けられている。本体部40の外形は、略直方体状をしている。
図7、図8及び図9は、それぞれ、図6のVII−VII線、VIII−VIII線及びIX−IX線に沿った端面図である。これらの図からわかるように、底面部42は、本体部40に排泄された尿が開口部46まで流れるように傾斜している。底面部42は、開口部46の底面に連続している。本実施形態においては、底面部42の全体が傾斜している。底面部42は、連続する複数の平面42a,42b,42cからなる。平面42aは、平面42cに向かって下方に傾斜している。平面42bも、平面42cに向かって下方に傾斜している。また、平面42cは、開口部46に向かって下方に傾斜している。
図5に戻って、開口部46は、4つの側面部44のうちの1つに設けられている。開口部46は、横長の形状をしている。開口部46の縦の長さ(側面部44の上下方向についての長さ)は、例えば、3mm以上10mm以下である。開口部46の横の長さ(開口部46が設けられた側面部44の左右方向についての長さ)は、例えば、30mm以上100mm以下である。図6に示すように、開口部46の横の長さw1は、開口部46が設けられた側面部44の横幅(内寸)w2よりも小さい。開口部46の横の長さw1は、側面部44の横幅w2の3分の1以下であることが好ましい。
本体部40が載置される床面を基準としたとき、開口部46の下端の高さh1(図5参照)は、30mm以上であることが好ましい。高さh1は、側面部44の下端から開口部46の下端までの距離に等しい。本実施形態において開口部46は、側面部44の端部に位置している。すなわち、開口部46が設けられた側面部44と隣り合う側面部44の内面と同一平面上に、開口部46の側端の一方が存在している。また、図8からわかるように、開口部46の底面は、本体部40の外側に向かって下方に傾斜している。換言すると、開口部46の底面は、側面部44の内面から外面に向かって下方に傾斜している。開口部46は、本体部40内に排泄された尿を本体部40の外に排出する部分である。この開口部46は、尿を通過させるが、後述する粒状体34は通過させない。
遮蔽部材52は、本体部40内に排泄された尿からの臭気の上昇を遮断する。遮蔽部材52は、板状をしており、側面部44の内面から本体部40の内側に張り出すように設けられている。遮蔽部材52の根元は側面部44の内面上に存在し、遮蔽部材52の先端は本体部40の内部空間中に存在する。遮蔽部材52は、本体部40の内側に向かって下方に傾斜している。遮蔽部材52の上面及び下面の双方が、本体部40の内側に向かって下方に傾斜している。また、遮蔽部材52の一部は、下方に屈曲している。詳細には、遮蔽部材52の先端付近の部分が鉛直方向下向きに屈曲している。なお、遮蔽部材52に孔部は設けられていない。遮蔽部材52の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂を用いることができる。
図10は、本体部40を示す平面図である。同図からわかるように、遮蔽部材52は、平面視で、側面部44の内面の全体にわたって設けられている。すなわち、遮蔽部材52は、環状に設けられている。それゆえ、遮蔽部材52で囲まれた部分に開口が生じるが、この開口は、後述する粒状体34の通過を妨げないように充分な大きさを有している。遮蔽部材52の平面視での張出長さd3は、遮蔽部材52の根元を含む平面内における本体部40の最小内寸d0の8分の1以上4分の1以下であることが好ましい。
遮蔽部材54は、本体部40内に排泄された尿からの臭気の上昇を遮断する。遮蔽部材54は、図8からわかるように、板状をしており、側面部44の内面から本体部40の内側に張り出すように設けられている。遮蔽部材54の根元は側面部44の内面上に存在し、遮蔽部材54の先端は本体部40の内部空間中に存在する。遮蔽部材54は、遮蔽部材52と底面部42との間に位置する。すなわち、遮蔽部材54は、遮蔽部材52よりも低い位置(底面部42に近い位置)に配設されている。遮蔽部材54は、本体部40の内側に向かって下方に傾斜している。遮蔽部材54の上面及び下面の双方が、本体部40の内側に向かって下方に傾斜している。また、遮蔽部材54の一部は、下方に屈曲している。詳細には、遮蔽部材54の先端付近の部分が鉛直方向下向きに屈曲している。なお、遮蔽部材54に孔部は設けられていない。遮蔽部材54の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂を用いることができる。
図11は、本体部40を示す平面図である。ただし、同図においては、遮蔽部材52の図示が省略されている。同図からわかるように、遮蔽部材54は、平面視で、側面部44の内面の一部分(開口部46が設けられた領域を含む部分)にのみ設けられている。遮蔽部材54の平面視での張出長さd4は、遮蔽部材54の根元を含む平面内における本体部40の最小内寸d0の8分の1以上4分の1以下であることが好ましい。遮蔽部材52の平面視での張出長さd3は、遮蔽部材54の平面視での張出長さd4よりも大きい。遮蔽部材52の少なくとも一部と遮蔽部材54の少なくとも一部とは、平面視で重なり合っている。本実施形態の場合、遮蔽部材52の一部と遮蔽部材54の全体とが、平面視で重なり合っている。
図12は、使用時の本体部40を示す端面図である。同図は、図8と同様の端面を示している。図12に示すように、トイレ2の使用時、本体部40内には、複数の粒状体34が敷設される。粒状体34は、底面部42上に直接敷設される。粒状体34を敷設する際、本体部40の上部から本体部40内に入れられた粒状体34は、遮蔽部材52で囲まれた部分の開口を通過して、底面部42まで落下する。このように粒状体34は、遮蔽部材52,54の下方の空間内にも敷設される。これらの粒状体34は、尿を透過させる透水性のトイレ用敷材である。すなわち、各粒状体34は、尿を全く吸収しないか、殆ど吸収しない性質を有している。各粒状体34は、抗菌性を有していることが好ましい。また、各粒状体34は、脱臭性又は消臭性を有していることが好ましい。粒状体34としては、例えば、非吸水性又は低吸水性の公知のトイレ用敷材を用いることができる。
図5に戻って、トイレ2には、尿溜容器60が設置される。尿溜容器60は、開口部46を通過した尿を溜める容器である。尿溜容器60は、箱状をしており、底面部62(第2の底面部)及び側面部64(第2の側面部)を有している。底面部62は、平面視で略矩形状をしている。これに伴い、尿溜容器60には、4つの側面部64が設けられている。尿溜容器60の外形は、本体部40の外形と同様、略直方体状をしている。ただし、尿溜容器60の体積は、本体部40の体積よりも小さい。また、底面部62は、底面部42と異なり、傾斜していない。
側面部64には、開口部66(第2の開口部)が設けられている。開口部66は、開口部46から排出された尿を尿溜容器60内に流入させるように設けられている。開口部66は、4つの側面部64のうちの1つに設けられている。開口部66は、開口部46と略同一の形状及び大きさをしている。厳密には、側面部44の外面における開口部46の形状及び大きさと、側面部64の外面における開口部66の形状及び大きさとが略一致する。さらに、尿溜容器60は、底面部62及び側面部64で囲まれた空間を上方から覆う蓋部68を有している。蓋部68は、開閉可能に設けられている。トイレ2の使用時、蓋部68は閉じられる。蓋部68が閉じられた状態では、尿溜容器60内は、開口部66を除いて密閉される。尿溜容器60の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂を用いることができる。
図13は、本体部40の横に尿溜容器60が設置された状態を示す端面図である。同図に示すように、トイレ2の使用時、尿溜容器60は、開口部46が設けられた側面部44に対して略隙間なく接した状態で設置される。このとき、尿溜容器60の開口部66は、本体部40の開口部46に重なる。本実施形態において開口部46と開口部66とは、互いに完全に重なり合う。すなわち、開口部46の全体が開口部66に重なるとともに、開口部66の全体も開口部46に重なる。尿溜容器60は、本体部40に対して固定されている。側面部64の上端は、開口部46の上端よりも高い位置にある。開口部66の底面は、尿溜容器60の内側に向かって下方に傾斜している。換言すると、開口部66の底面は、側面部64の外面から内面に向かって下方に傾斜している。また、尿溜容器60には、把手69が設けられている。具体的には、把手69は、開口部66が設けられた側面部64と対向する側面部64に設けられている。
尿溜容器60は、本体部40に対して着脱可能に固定されている。ここで、着脱可能とは、本体部40及び尿溜容器60を損傷することなく、本体部40に対する尿溜容器60の取付け及び取外しを容易に行えるということである。
かかる構成は、例えば図14に示すように、側面部44に突条44aを設けるとともに、側面部64に溝64aを設けることにより実現することができる。同図は、側面部44及び側面部64を上から見た図である。突条44aは、側面部44における側面部64に対向する部分に設けられている。突条44aは、側面部44から遠ざかるにつれて幅が広くなるテーパ状の断面形状を有しており、側面部44の上下方向(図14において紙面に垂直な方向)に延在している。他方、溝64aは、側面部64における側面部44に対向する部分に設けられている。溝64aは、側面部64の内部に近づくにつれて幅が広くなるテーパ状の断面形状を有しており、側面部64の上下方向に延在している。溝64aの断面は、突条44aの断面と略同一の形状及び大きさを有している。
本体部40に対して尿溜容器60を上下方向にスライドさせて、図15に示すように突条44aと溝64aとを嵌合させることにより、本体部40に尿溜容器60を取り付けて固定することができる。また、本体部40に対して尿溜容器60を上下方向にスライドさせて、突条44aと溝64aとの嵌合を解くことにより、本体部40から尿溜容器60を取り外すことができる。
図16は、使用時の尿溜容器60を示す端面図である。同図に示すように、トイレ2の使用時、尿溜容器60内には、尿を吸収する吸水材70が配設される。吸水材70は、例えば、植物性材料の粉砕物と吸水性ポリマーとの混合物(粉体)からなる。その場合、植物性材料としては、例えば、茶類(茶葉、茶殻等)、又はコーヒー類(コーヒー豆、インスタントコーヒー、コーヒー滓等)を用いることができる。植物性材料としては、各種植物の枝、葉(例えば笹の葉)又は花を用いてもよい。なお、吸水材70は、吸水性ポリマーのみからなっていてもよい。また、吸水材70としては、粒状のトイレ用敷材(例えば上記粉体を造粒したもの)、又はシート状のトイレ用敷材(吸水性シート)を用いてもよい。
尿溜容器60には、収容袋80が設けられている。収容袋80は、吸水材70を収容する袋であり、尿溜容器60内に設置される。収容袋80は、底面部62の上面及び側面部64の内面の略全体を覆っている。収容袋80は、側面部64の上端で折り返されている。この折り返された部分が側面部64と蓋部68とで挟まれることにより、収容袋80が尿溜容器60に固定されている。
図17は、収容袋80を示す正面図である。収容袋80には、穴部82が設けられている。穴部82は、尿を通過させる一方で、吸水材70は通過させない。本実施形態においては、収容袋80の少なくとも一部分(開口部66に重なる領域を含む部分)が網状をしており、当該部分の網目が穴部82を構成している。図17においては、収容袋80の全体が網状をしている例を示している。収容袋80の材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ナイロン等を用いることができる。
トイレ2の効果を説明する。トイレ2においては、本体部40内に、尿からの臭気の上昇を遮断する遮蔽部材52が設けられている。これにより、本体部40内で尿の臭気の上昇が起こった場合であっても、それを遮断し、本体部40の上部からの臭気漏れを抑制することができる。
さらに、遮蔽部材52と底面部42との間に遮蔽部材54が設けられている。これにより、本体部40内を上昇する臭気を2段階で遮断することができる。このため、本体部40の上部からの臭気漏れを一層効果的に抑制することができる。
遮蔽部材52の平面視での張出長さd3は、遮蔽部材54の平面視での張出長さd4よりも大きい。これにより、遮蔽部材54で捕捉しきれなかった臭気を遮蔽部材52で捕捉しやすくなる。
本体部40内に排泄された尿からの臭気は、水平方向に拡散しながら上昇する。そのため、特に側面部44の内面に沿って、臭気の流れが生じやすい。各遮蔽部材52,54が側面部44の内面から本体部40の内側に張り出すように設けられていることは、側面部44の内面に沿って上昇する臭気を捕捉する上で有利である。
臭気の遮断効果を高めるには、遮蔽部材52の張出長さd3が大きい方が有利である。他方、張出長さd3が大きすぎると、遮蔽部材52で囲まれた部分の開口に粒状体34が詰まる等の弊害が生じかねない。かかる観点から、遮蔽部材52の張出長さd3は、遮蔽部材52の根元を含む平面内における本体部40の最小内寸d0の8分の1以上4分の1以下であることが好ましい。同様の観点から、遮蔽部材54の張出長さd4は、遮蔽部材54の根元を含む平面内における本体部40の最小内寸d0の8分の1以上4分の1以下であることが好ましい。
遮蔽部材52は、本体部40の内側に向かって下方に傾斜している。このため、遮蔽部材52の下面と側面部44の内面との間の空間に、臭気を閉じ込めることができる。これにより、臭気の遮断効果を高めることができる。また、かかる構成の場合、排泄された尿が遮蔽部材52の上面に達した場合であっても、その尿は傾斜に沿って遮蔽部材52の先端から流れ落ちる。このため、遮蔽部材52の上面に尿が溜まるのを防ぐことができる。
遮蔽部材52の一部は、下方に屈曲している。このため、遮蔽部材52によって捕捉された臭気が遮蔽部材52の外に逃げにくくなる。これにより、臭気の遮断効果を一層高めることができる。
遮蔽部材52は、平面視で、側面部44の内面の全体にわたって設けられている。これにより、側面部44の内面に沿った臭気の上昇経路の全体を遮蔽部材52によって塞ぐことができる。
遮蔽部材54は、本体部40の内側に向かって下方に傾斜している。このため、遮蔽部材54の下面と側面部44の内面との間の空間に、臭気を閉じ込めることができる。これにより、臭気の遮断効果を高めることができる。また、かかる構成の場合、排泄された尿が遮蔽部材54の上面に達した場合であっても、その尿は傾斜に沿って遮蔽部材54の先端から流れ落ちる。このため、遮蔽部材54の上面に尿が溜まるのを防ぐことができる。
遮蔽部材54の一部は、下方に屈曲している。このため、遮蔽部材54によって捕捉された臭気が遮蔽部材54の外に逃げにくくなる。これにより、臭気の遮断効果を一層高めることができる。
遮蔽部材54は、平面視で、側面部44の内面の一部分にのみ設けられている。これにより、本実施形態のように底面部42が傾斜している場合に、底面部42の最高点よりも低い位置に遮蔽部材54を配設することが可能となり、設計自由度が高まる。特に遮蔽部材54が設けられた上記部分は、開口部46が設けられた領域を含んでいる。このため、開口部46の入口付近は、上方が遮蔽部材54によって覆われている。これにより、本体部40の外に排出された尿からの臭気が開口部46を通じて本体部40内に流れ込んできた場合であっても、当該臭気の上昇を効果的に遮断することができる。
本体部40の側面部44に開口部46が設けられている。そして、本体部40の底面部42は、尿が開口部46まで流れるように傾斜している。このため、本体部40内に排泄された尿は、粒状体34どうしの間を通過した後、底面部42上を流れて、開口部46に達する。開口部46に達した尿は、開口部46を通過して、本体部40の外に排出される。かかる構成は、尿を本体部40に残留させないため、本体部40の上部からの臭気漏れを抑制する上で有利である。
底面部42は、全体が傾斜している。これにより、排泄された尿が底面部42上のどの位置に落ちても、当該尿を開口部46まで確実に導くことができる。
開口部46は、横長の形状をしている。すなわち、開口部46は、横の長さが大きく、縦の長さが小さい。尿のような液体は、横に広がる性質を有する。それゆえ、開口部46の横の長さを大きくすることは、多量の尿を迅速に通過させるのに適している。これにより、多量の尿が排泄された場合であっても、当該尿を開口部46を通じてスムーズに本体部40の外に排出することができる。他方、開口部46の縦の長さを小さくすることは、当該開口部46を粒状体34が通過するのを防ぐ上で有利である。
開口部46の底面は、本体部40の外側に向かって下方に傾斜している。これにより、本体部40内に排泄された尿を開口部46を通じて本体部40の外に、よりスムーズに排出することができる。
粒状体34は、底面部42上に直接敷設されている。このため、本体部40においては、粒状体34と底面部42との間に仕切部材を設ける必要がない。これにより、本体部40ひいてはトイレ2の構造が複雑化するのを回避することができる。
トイレ2には、尿溜容器60が設けられている。これにより、開口部46を通じて本体部40の外に排出された尿を容易に処理することができる。
尿溜容器60は、開口部46が設けられた側面部44に略隙間なく接した状態で設置される。これにより、本体部40と尿溜容器60との間に尿を移送するための手段を設けることなく、開口部46から排出された尿を尿溜容器60内に直接導くことができる。
側面部64には、開口部66が設けられている。これにより、簡易な構成で、開口部46から排出された尿を尿溜容器60内に導くことができる。すなわち、開口部46から排出された尿は、開口部46と連続する開口部66を通じて、尿溜容器60内に流入することになる。また、側面部64から尿を尿溜容器60内に取り込めるようになるため、側面部64の高さを大きくすることができる。側面部64の高さを大きくすることは、尿溜容器60の容積を大きくし、より多量の尿を溜められるようになる点で有利である。
開口部66の底面は、尿溜容器60の内側に向かって下方に傾斜している。これにより、開口部46から排出された尿を開口部66を通じて尿溜容器60内に、よりスムーズに流入させることができる。
側面部64の上端は、尿溜容器60がトイレ2に設置された状態で、開口部46の上端よりも高い位置にある。これにより、尿溜容器60内に溜った尿から発生した臭気が開口部46を通じて本体部40内に流れ込むのを抑制することができる。
尿溜容器60は、底面部62及び側面部64で囲まれた空間を上方から覆う蓋部68を有している。これにより、尿溜容器60内に溜った尿から発生した臭気が、尿溜容器60の上部から外に漏れるのを防ぐことができる。
尿溜容器60は、本体部40に対して着脱可能である。これにより、尿溜容器60に溜った尿の処分や、本体部40及び尿溜容器60の清掃が容易になる。すなわち、本体部40から尿溜容器60を取り外すことにより、尿の処分や清掃を行いやすくなる。
尿溜容器60には、把手69が設けられている。これにより、本体部40に対する尿溜容器60の着脱が容易になる。
尿溜容器60に溜った尿が開口部66を通じて尿溜容器60の外に漏れるのを防ぐには、開口部46(及び開口部66)の位置が高い方が有利である。かかる観点から、開口部46の下端の高さh1(図5参照)は、30mm以上であることが好ましい。
トイレ2の使用時、尿溜容器60内には、尿を吸収する吸水材70が配設される。これにより、かかる吸水材70が設けられていない場合に比して、尿が尿溜容器60の外に漏れにくくなる。
吸水材70が植物性材料の粉砕物と吸水性ポリマーとの混合物からなる場合、植物性材料の消臭効果により尿の悪臭を緩和することができる。また、吸水性ポリマーの吸水力により、多量の尿を吸収することができる。
植物性材料として茶類又はコーヒー類を用いた場合、特に優れた消臭効果を得ることができる。また、茶殻やコーヒー滓のような廃棄物を用いた場合、廃棄物を有効活用することができる。
尿溜容器60には、収容袋80が設けられている。これにより、尿を吸収した吸水材70をまとめて収容袋80ごと尿溜容器60から取り出すことができる。したがって、尿溜容器60に溜った尿の処分が一層容易になる。
収容袋80には、吸水材70を通過させずに尿を通過させる穴部82が設けられている。これにより、吸水材70が収容袋80の外にこぼれるのを防ぎつつ、開口部66を通過した尿を収容袋80内に導くことができる。
収容袋80の少なくとも一部分が網状をしており、当該部分の網目が穴部82を構成している。これにより、簡易な構成で、穴部82を有する収容袋80を実現することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態においては、2つの遮蔽部材が設けられた例を示した。しかし、遮蔽部材は1つだけ設けられてもよい。例えば、第1実施形態の場合であれば遮蔽部材22又は遮蔽部材24の何れか一方のみが設けられてもよく、第2実施形態の場合であれば遮蔽部材52又は遮蔽部材54の何れか一方のみが設けられてもよい。また、3つ以上の遮蔽部材が設けられてもよい。
上記実施形態においては、遮蔽部材22の一部が屈曲した例を示した。しかし、遮蔽部材22の一部を屈曲させることは必須でない。すなわち、遮蔽部材22は、図18に示すように、根元から先端まで同一平面上にあってもよい。遮蔽部材24,52,54についても同様である。
上記実施形態においては、遮蔽部材22が傾斜した例を示した。しかし、遮蔽部材22を傾斜させることは必須でない。すなわち、遮蔽部材22は、図19に示すように、水平に張り出していてもよい。遮蔽部材24,52,54についても同様である。
上記実施形態においては、本体部に仕切部材が設けられていない例を示した。しかし、本体部には、仕切部材が設けられていてもよい。かかる仕切部材上には、尿を透過させる粒状体が敷設される。また、仕切部材には、尿を通過させるが、上記粒状体を通過させない孔部が形成されている。この場合、遮蔽部材は、仕切部材の上方の空間もしくは下方の空間の何れか一方又は双方に配設される。
1 トイレ
2 トイレ
10 本体部
12 底面部(第1の底面部)
14 側面部(第1の側面部)
22 遮蔽部材(第1の遮蔽部材)
24 遮蔽部材(第2の遮蔽部材)
32 粒状体
34 粒状体
40 本体部
42 底面部(第1の底面部)
42a,42b,42c 平面
44 側面部(第1の側面部)
44a 突条
46 開口部(第1の開口部)
52 遮蔽部材(第1の遮蔽部材)
54 遮蔽部材(第2の遮蔽部材)
60 尿溜容器
62 底面部(第2の底面部)
64 側面部(第2の側面部)
64a 溝
66 開口部(第2の開口部)
68 蓋部
69 把手
70 吸水材
80 収容袋
82 穴部

Claims (22)

  1. 第1の底面部及び第1の側面部を有し、尿が排泄される箱状の本体部と、
    前記第1の側面部の内面から前記本体部の内側に張り出すように設けられ、前記尿からの臭気の上昇を遮断する第1の遮蔽部材と、
    を備えることを特徴とするトイレ。
  2. 請求項1に記載のトイレにおいて、
    前記第1の遮蔽部材は、前記本体部の内側に向かって下方に傾斜しているトイレ。
  3. 請求項1又は2に記載のトイレにおいて、
    前記第1の遮蔽部材の一部は、下方に屈曲しているトイレ。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載のトイレにおいて、
    前記第1の遮蔽部材は、平面視で、前記第1の側面部の前記内面の全体にわたって設けられているトイレ。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載のトイレにおいて、
    前記第1の遮蔽部材の平面視での張出長さは、当該第1の遮蔽部材の根元を含む平面内における前記本体部の最小内寸の4分の1以下であるトイレ。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載のトイレにおいて、
    前記第1の側面部の前記内面から前記本体部の内側に張り出すように設けられ、前記尿からの臭気の上昇を遮断する第2の遮蔽部材を備え、
    前記第2の遮蔽部材は、前記第1の遮蔽部材と前記第1の底面部との間に位置するトイレ。
  7. 請求項6に記載のトイレにおいて、
    前記第2の遮蔽部材は、前記本体部の内側に向かって下方に傾斜しているトイレ。
  8. 請求項6又は7に記載のトイレにおいて、
    前記第2の遮蔽部材の一部は、下方に屈曲しているトイレ。
  9. 請求項6乃至8の何れかに記載のトイレにおいて、
    前記第2の遮蔽部材は、平面視で、前記第1の側面部の前記内面の全体にわたって設けられているトイレ。
  10. 請求項6乃至9の何れかに記載のトイレにおいて、
    前記第2の遮蔽部材の平面視での張出長さは、当該第2の遮蔽部材の根元を含む平面内における前記本体部の最小内寸の4分の1以下であるトイレ。
  11. 請求項6乃至10の何れかに記載のトイレにおいて、
    前記第1の遮蔽部材の少なくとも一部と前記第2の遮蔽部材の少なくとも一部とは、平面視で重なり合っているトイレ。
  12. 請求項6乃至11の何れかに記載のトイレにおいて、
    前記第1の遮蔽部材の平面視での張出長さは、前記第2の遮蔽部材の平面視での張出長さよりも大きいトイレ。
  13. 請求項1乃至12の何れかに記載のトイレにおいて、
    前記第1の側面部には、前記尿を通過させる第1の開口部が設けられており、
    前記第1の底面部は、前記本体部に排泄された前記尿が前記第1の開口部まで流れるように傾斜しているトイレ。
  14. 請求項13に記載のトイレにおいて、
    前記第1の開口部の底面は、前記本体部の外側に向かって下方に傾斜しているトイレ。
  15. 請求項13又は14の何れかに記載のトイレにおいて、
    前記本体部内には、前記尿を透過させる複数の粒状体が敷設されるトイレ。
  16. 請求項15に記載のトイレにおいて、
    前記粒状体は、前記第1の底面部上に直接敷設されるトイレ。
  17. 請求項13乃至16の何れかに記載のトイレにおいて、
    前記第1の開口部を通過した前記尿を溜める尿溜容器を備えるトイレ。
  18. 請求項17に記載のトイレにおいて、
    前記尿溜容器は、前記第1の開口部が設けられた前記第1の側面部に対して略隙間なく接した状態で設置されるトイレ。
  19. 請求項17又は18に記載のトイレにおいて、
    前記尿溜容器は、第2の底面部及び第2の側面部を有する箱状をしているトイレ。
  20. 請求項19に記載のトイレにおいて、
    前記尿溜容器は、前記第2の底面部及び前記第2の側面部で囲まれた空間を上方から覆う蓋部を有するトイレ。
  21. 請求項19又は20に記載のトイレにおいて、
    前記第2の側面部には、前記第1の開口部から排出された前記尿を前記尿溜容器内に流入させる第2の開口部が設けられているトイレ。
  22. 請求項21に記載のトイレにおいて、
    前記第2の開口部の底面は、前記尿溜容器の内側に向かって下方に傾斜しているトイレ。
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