JP6214257B2 - 記録媒体判別装置及び画像形成装置 - Google Patents

記録媒体判別装置及び画像形成装置

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Description

本発明は、記録媒体の種類を判別する記録媒体判別装置、及び記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関するものである。
複写機、レーザービームプリンタ等の画像形成装置は、現像装置によって可視化された現像剤像を所定の転写条件によって記録媒体に転写し、現像剤像が転写された記録媒体を所定の定着条件で加熱、加圧することにより、記録媒体上に画像を形成している。
従来の画像形成装置においては、例えば、外部装置としてのコンピュータ、もしくは画像形成装置に設けられた操作パネル等を通じて、ユーザが記録媒体の種類として表面状態の異なる普通紙、光沢紙、ラフ紙等を設定していた。そして、その設定に応じて、例えば転写条件として、転写電圧(転写バイアスともいう)、転写時の記録媒体の搬送速度、また定着条件として、定着温度、定着時の記録媒体の搬送速度等が制御されていた。
このようなコンピュータや操作パネル等から、記録媒体の種類を設定するというユーザの手間を軽減するために、画像形成装置の内部に記録媒体の種類を判別するためのセンサを設けて記録媒体の種類を自動的に判別する装置が提案されている。例えば、特許文献1では記録媒体の表面をCMOSセンサによって撮像することで、記録媒体の表面状態を検出する構成が開示されている。この記録媒体の表面状態に基づいて、記録媒体の種類を判別し、画像形成条件を最適なものに設定している。
さらに、特許文献2には、記録媒体の表面の繊維方向の影響で判別精度が低下するのを避けるために、2つの光源を用いて別々の方向から記録媒体の表面の同じ範囲に光を照射し、記録媒体の種類を判別する構成が開示されている。
特開2002−182518号公報 特開2010−250017号公報
ここで、特許文献2の構成では、2つの光源から同じタイミングで光を照射すると、それぞれの光源からの光によって記録媒体の表面の凹凸によって生じる影が消えてしまい、表面の凹凸を正しく検出できない可能性がある。そのため、第1の光源と第2の光源を交互に点灯させて異なるタイミングで記録媒体の表面を撮像し、得られた2つの画像に基づいて記録媒体の種類を判別している。
しかしながら、特許文献2では、各光源を異なるタイミングで点灯させて2つの画像を撮像するため、撮像に時間がかかる。撮像の時間を短縮するには、各光源がそれぞれ異なる方向から記録媒体上の異なる範囲に光を照射する構成にすればよい。しかし、各光源が記録媒体上の異なる範囲を照射する構成においては、照射する範囲が大きく離れていると記録媒体を介して得られた光を受光する受光部を別々に設けるか、受光部を大きくする必要がある。そのため、受光部を別々に設けることなく、また受光部を大きくすることなく、記録媒体判別装置を構成するためには、各光源が照射する範囲を近接させなければならない。
ここで、照射する範囲が近接する構成では、光源となる部品(例えばLED)の発光光軸バラつきや取り付け公差による位置バラつき等の様々な要因によって、光が照射される範囲が一部重なってしまうことがある。この重なった範囲では上記の通り記録媒体の表面の凹凸を正しく検出できない可能性があり、記録媒体の判別精度が低下してしまう場合がある。
本発明の目的は、精度良く記録媒体の種類を判別することが可能な記録媒体判別装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の記録媒体判別装置は、基準板または記録媒体に光を照射する第1の光源と、前記第1の光源とは異なる方向から前記基準板または前記記録媒体に光を照射する第2の光源と、前記基準板で反射された光を前記基準板の表面画像として撮像し、前記記録媒体で反射れた光を前記記録媒体の表面画像として撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された前記記録媒体の表面画像に基づいて、前記記録媒体の種類を判別する判別手段を有する記録媒体判別装置において、前記第1の光源が光を照射する範囲と前記第2の光源が光を照射する範囲は一部重なっており、前記撮像手段により撮像された前記基準板の表面画像に関するデータに基づいて光が重なって照射される範囲の少なくとも一部に対応した画像に関するデータを除くデータ範囲を選択する選択手段と、を有し、前記判別手段は、前記第1の光源と前記第2の光源の両方から前記記録媒体に光を照射させた状態で、前記撮像手段により撮像された前記記録媒体の表面画像に関するデータのうち、前記選択手段によって選択された前記データ範囲に対応するデータに基づいて、前記記録媒体の種類を判別することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するための本発明の画像形成装置は、基準板または記録媒体に光を照射する第1の光源と、前記第1の光源とは異なる方向から前記基準板または前記記録媒体に光を照射する第2の光源と、前記基準板で反射された光を前記基準板の表面画像として撮像し、前記記録媒体で反射れた光を前記記録媒体の表面画像として撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された前記記録媒体の表面画像に基づいて、前記記録媒体に画像を形成する際の画像形成条件を制御する制御手段を有する画像形成装置において、前記第1の光源が光を照射する範囲と前記第2の光源が光を照射する範囲は一部重なっており、前記撮像手段により撮像された前記基準板の表面画像に関するデータに基づいて光が重なって照射される範囲の少なくとも一部に対応した画像に関するデータを除くデータ範囲を選択する選択手段と、を有し、前記制御手段は、前記第1の光源と前記第2の光源の両方から記録媒体に光を照射させた状態で、前記撮像手段により撮像された前記記録媒体の表面画像に関するデータのうち、前記選択手段によって選択された前記データ範囲に対応するデータに基づいて、前記画像形成条件を制御することを特徴とする。
本発明によれば、精度良く記録媒体の種類を判別することが可能な記録媒体判別装置及び画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施例であるカラー画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の実施例である記録媒体判別センサの構成を示す図である。 本発明の実施例である光源が光を照射している時の状態を示す図である。 本発明の実施例である画像処理部の構成を示す図である。 本発明の実施例である記録媒体の種類を判別する際の動作を示すフローチャートである。 第1の実施例におけるデータ範囲の選択手順を示すフローチャートである。 第1の実施例におけるラインセンサによって得られた出力値の一例を示した図である。 第2の実施例におけるデータ範囲の選択手順を示すフローチャートである。 第2の実施例における照射範囲の定義を示した図である。 第2の実施例におけるラインセンサによって得られた出力値の一例を示した図である。 第3の実施例におけるデータ範囲の選択手順を示すフローチャートである。 第3の実施例におけるラインセンサによって得られた出力値の一例を示した図である。
(実施例1)
本実施例のカラー画像形成装置は、電子写真方式を用いて、イエロー(以下Yとする)、シアン(以下Cとする)、マゼンタ(以下Mとする)、ブラック(以下Bとする)の4色のトナー像を重ね合わせることでフルカラー画像を得る装置である。
(画像形成装置の構成)
図1に本実施例の画像形成装置の構成を示す。本実施例の画像形成装置は、給紙部121、感光体122(Y、M、C、K各色)、帯電スリーブ123(Y、M、C、K各色)、現像ユニット124(Y、M、C、K各色)、中間転写体125から構成される。さらに画像形成装置は、スキャナ部128(Y、M、C、K各色)、クリーナ129、1次転写ローラ132(Y、M、C、K各色)、2次転写ローラ141、定着部130、記録媒体判別センサ200、メイン制御部1000等から構成される。なお、現像ユニット124は、現像スリーブ126とトナー容器127を備えており、感光体122、帯電スリーブ123、現像ユニット124は、Y、M、C、K各色一つの容器に一体化されたカートリッジ120(Y、M、C、K各色)となっている。カートリッジ120は交換可能であり、トナーが無くなるとユーザによって交換される。また、本発明はこのようなカートリッジタイプの画像形成装置100に限定されず、感光体122、帯電スリーブ123、現像ユニット124等の部材が画像形成装置100に据え付けられた構成にも適用することができる。Y、M、C、K各色において、帯電スリーブ123により帯電された感光体122に、画像処理部(不図示)が変換した露光時間に基づいてスキャナ部128が光を照射し、感光体122に静電潜像を形成する。この静電潜像を現像スリーブ126によって供給されるトナーで可視化することで、感光体122に単色トナー像を形成する。そして、Y、M、C、K4色のトナー像を1次転写ローラ132に所望の電圧のバイアスを印加することで像担持体である中間転写体125に重ね合わせ、中間転写体125に多色トナー像を形成する。この中間転写体125に形成された多色トナー像を、2次転写ローラ141に所望の値の電圧を印加することで、給紙ローラ143により給紙された記録媒体としての記録紙111に転写する。ここで、記録媒体としては他にOHPシートや布等も含む。最後に記録紙111に転写された多色トナー像は定着部130にて定着され、記録紙111は排紙トレイ(不図示)に排紙される。中間転写体125に残ったトナーは、クリーナ129によってクリーニングされ、クリーニングされた廃トナーはクリーナ容器(不図示)に蓄えられる。
記録媒体判別センサ200は給紙ローラ143と2次転写ローラ141の間に設けられている。そして、給紙ローラ143により給紙された記録紙111が2次転写ローラ141に到達するまでに、記録紙111の表面状態を反映した情報を検出することを目的としている。記録媒体判別センサ200のセンサケース105と、記録媒体支持部材107については後述する。本実施例では記録紙111の表面を撮像するセンサとしてラインセンサを用いるため、記録紙111を搬送させている状態で記録紙111の撮像を行う。もちろんエリアセンサを用いて、記録紙111の搬送を一時停止させた状態で記録紙111の表面を撮像してもよい。表面状態の異なる記録紙111としては例えば、普通紙、光沢紙、ラフ紙などがある。光沢紙は普通紙に比べて繊維が圧縮されており、表面がなめらかな状態になっている。一方、ラフ紙は普通紙に比べて表面が粗く、繊維が立った状態になっている。このような表面状態の違いを表面の画像を撮像して判別する。
メイン制御部1000は、画像形成装置内の各部のシーケンス制御を担うと共に、記録媒体判別センサ200からの情報を基に画像形成条件を制御する。例えば、1次転写ローラ132や2次転写ローラ141に印加する電圧値、定着部130の温度、記録紙111の搬送速度などの画像形成条件を最適な値となるように制御する。
(記録媒体判別装置の構成)
図2に本実施例における記録媒体判別センサ200の構成を示す。図2の(1)は上面図、(2)は(1)におけるA−B断面図、(3)は(1)におけるC−D断面図をそれぞれ示している。記録媒体判別センサ200は主に、光源となるLED101a、101bと、ライトガイド102a、102bと、結像レンズ103と、ラインセンサ104と、センサケース105と、記録媒体支持部材107から構成される。ラインセンサ104は図2の(4)のような構成になっており、一度の撮像で記録紙111の搬送方向と直交する方向においてn画素分の画像を撮像することができる。さらに得られた1ライン分の画像を搬送方向につなぎ合わせることで、2次元の記録紙111の表面の画像を得ることができる。また、本実施例ではLED101aとLED101bから照射される光が交差しているが、交差しないように構成してもよい。
LED101a、101bからの光はライトガイド102a、102bによって屈折した後、ある一定の角度から記録紙111を照射する。そして、光の照射した範囲を、結像レンズ103によってラインセンサ104に結像し、画像として読み取る構成となっている。センサケース105は外部からの光を遮光する役割を果たす。また、記録媒体支持部材107は、記録紙111とラインセンサ104の間の距離が常に一定に保たれるように、記録紙111を支持している。記録媒体支持部材107の表面は滑らかな平面となっており、後述する記録紙111の種類の判別に用いるデータ範囲を選択する上で基準板の役割も果たしている。
なお、本構成においてLED101a、101bはラインセンサ104の長手方向に対して+45度と−45度のそれぞれ異なる方向から光を照射するようにしている。こうすることにより、記録紙111の表面の繊維方向の違いによる判別精度の低下を防いでいる。
図3にLED101aとLED101bが実際に光を照射している時の状態を示す。図3の(1)は記録媒体支持部材107に光を照射している時の状態を示し、(2)は搬送されてきた記録紙111に光を照射している時の状態を示している。図3においてはLED101bによって照射される範囲を150、LED101aによって照射される範囲を151として定義している。さらにLED101aとLED101bは152で示される一部の範囲を重なって照射している。
図4は記録媒体判別センサ200に含まれる画像処理部300の構成を示している。画像処理部300は記憶部301、選択部302、判別部303、補正部304を備えている。なお、メイン制御部1000と記録媒体判別センサ200は、電源を共通としている。ラインセンサ104で撮像された画像は、デジタル処理された後、画素毎に出力値が記憶部301に記憶される。この出力値は、選択部302と判別部303と補正部304で逐次演算処理される。メイン制御部1000は、LED101aとLED101bと画像処理部300に対して動作を指示する信号を出力して、LED101aとLED101bの発光制御、画像処理部300の動作を制御する。また、本実施例において画像処理部300は記録媒体判別センサ200に設けられているが、記録媒体判別センサ200の外部に設けられていてもよい。例えば、メイン制御部1000内に設けられていてもよい。
(記録媒体の種類の判別動作)
次に、カラー画像形成装置内において、記録紙111の種類をどのように判別するか、図5を用いて説明する。なお、図5のフローチャートに基づく制御は、メイン制御部1000、判別部303、補正部304が不図示のROM等に記憶されているプログラムに基づき実行する。
まず、メイン制御部1000は記録紙111の種類の判別に用いるデータ範囲の選択動作を行う(S201)。データ範囲の選択動作については後述する。選択動作が終了した後、メイン制御部1000はLED101aとLED101bの光量調整を行う(S202)。光量調整は以下の手順で行われる。まず、LED101aとLED101bを所望の光量で点灯させる。そして、ラインセンサ104にて記録媒体支持部材107の表面の画像を撮像し、この画像をデジタル処理して画素毎の出力値を記憶部301に記憶する。補正部304は、この時に記憶した記録媒体支持部材107からの反射光の平均出力値が、予め設定した値となるためのLED101aとLED101bの光量を算出する。その後、補正部304にて算出した光量で、メイン制御部1000はLED101aとLED101bを点灯させる。そして、ラインセンサ104にて記録媒体支持部材107の表面の画像を再度撮像する。この画像をデジタル処理し、画素毎の出力値をシェーディング補正用のデータとして記憶部301に記憶しておく。
次に、実際に記録紙111へのプリント動作を行う(S203)。メイン制御部1000は図1に記載の記録媒体有無検知センサ108によって、記録紙111が所定の位置(LED101aとLED101bが光を照射できる位置)に到達したかどうかを検知する。そして、記録紙111が所定の位置に到達したと判断した時点で、メイン制御部1000は補正部304にて算出した光量で、LED101aとLED101bを点灯させる。そして、ラインセンサ104にて記録紙111の表面の画像を撮像する。ラインセンサ104は搬送されている記録紙111を複数回撮像することで、複数のライン画像を取得する。この画像をデジタル処理して得られた画素毎の出力値を、記憶部301に記憶してあるシェーディング補正用のデータによって補正する。判別部303は、S201で選択された範囲の補正後の出力値に基づいて、記録紙111の種類の判別を行う(S205)。その判別結果をメイン制御部1000に返し(S206)、最後にメイン制御部1000は判別結果に応じて、記録紙111の搬送速度、2次転写ローラ141に印加する電圧値、定着部130の温度等の制御を行う。
なお、記録媒体有無検知センサ108は上記の記録媒体判別センサ200が兼用する形で構成してもよい。すなわち、記録紙111が所定の位置に到達する前の時点で記録媒体判別センサ200に含まれるLEDを照射しておき、ラインセンサで光量の変化を検知したら記録紙111が所定の位置に到達したと判定してもよい。
(データ範囲の選択動作)
次に、データ範囲の選択動作をどのように進めるか、図6を用いて説明する。なお、図6のフローチャートに基づく制御は、メイン制御部1000、選択部302が不図示のROM等に記憶されているプログラムに基づき実行する。また、ラインセンサ104で一度に取得可能な画素数は図2の(4)で示したようにnであるとする。
まず、メイン制御部1000はLED101aを予め設定された光量で点灯させる。そして、ラインセンサ104にて記録媒体支持部材107の表面の画像を撮像し、この画像をデジタル処理して画素毎の出力値(出力値Aとする)を記憶部301に記憶させる(S401)。次にメイン制御部1000はLED101aを消灯させ、LED101bを予め設定された光量で点灯させる。そして、ラインセンサ104にて記録媒体支持部材107の表面の画像を撮像し、この画像をデジタル処理して画素毎の出力値(出力値Bとする)を記憶部301に記憶させる(S402)。次にメイン制御部1000はLED101aとLED101bを予め設定された光量で同時に点灯させる。そして、ラインセンサ104にて記録媒体支持部材107の表面の画像を撮像し、この画像をデジタル処理して画素毎の出力値(出力値Cとする)を記憶部301に記憶させる(S403)。このようにして得られた記憶部301の出力値Aと出力値Bと出力値Cから、選択部302が判別に用いるデータ範囲を選択する方法を次に説明する。
まず、選択部302の内部の画素カウンタを「0」にする(S404)。そして、画素カウンタを1増加させる(S405)。そして、選択部302は画素カウンタの示す値の画素の出力値Aと出力値Cの差分を求める(S406)。差分の絶対値が予めThに設定された閾値以下の場合は、該当画素の判定結果を「0」とする(S407)。選択部302は差分の絶対値が閾値Thを超える場合、画素カウンタの示す値の画素の出力値Bと出力値Cの差分を求める(S408)。差分の絶対値が閾値Th以下の場合は、該当画素の判定結果を「0」とする(S407)。差分の絶対値が閾値Thを超える場合は、該当画素の判定結果を「1」とする(S409)。このように、該当する画素の出力値の比較が終わった後に、画素カウンタの値がラインセンサの画素数n以上かを判断する(S410)。n以上であれば、選択部302は判定結果が「0」となっている画素を判別に用いるデータ範囲として選択する。n未満であれば、画素カウンタを1増加させる動作に戻り、画素カウンタがn以上になるまでS405〜S409までの動作を繰り返す。
本実施例のデータ選択動作を適用した例を図7に示す。使用したラインセンサは解像度が600dpi(1ドットすなわち1画素当たり42μm四方)であり、40画素分(n=40)のラインを検出できる仕様となっている。また、閾値Thの値は「9」としている。図7の(1)は出力値Aと出力値Bと出力値Cと判定結果をまとめた表であり、図7の(2)は出力値Aと出力値Bと出力値Cと判定結果をグラフ化したものである。
図7において、例えば画素カウンタ9の示す画素の出力値を見ると、出力値Aが「99」で出力値Cが「99」である。差分の絶対値は「0」となり、この値は閾値「9」以下のため判定結果は「0」となる。次に画素カウンタ20の示す画素の出力値を見ると、出力値Aが「66」で出力値Cが「118」である。差分の絶対値は「52」となり、この値は閾値「9」よりも大きいため、出力値Bと出力値Cの比較に移る。画素カウンタ20の示す画素において、出力値Bは「52」で出力値Cは「118」である。差分の絶対値は「66」となり、この値は閾値「9」よりも大きいため判定結果は「1」となる。次に画素カウンタ34の示す画素の出力値を見ると、出力値Aが「0」で出力値Cが「37」である。差分の絶対値は「37」となり、この値は閾値「9」よりも大きいため、出力値Bと出力値Cの比較に移る。画素カウンタ37の示す画素において、出力値Bは「37」で出力値Cは「37」である。差分の絶対値は「0」となり、この値は閾値「9」以下のため判定結果は「0」となる。このように画素カウンタ1から40の示す画素について、出力値Aと出力値Cを、出力値Bと出力値Cをそれぞれ比較していく。最終的に判定結果が「0」となるデータ範囲は、画素カウンタ1から12の示す部分と、画素カウンタ32から40の示す部分である (図7(2)の灰色部分)。そして、これらのデータを記録紙111の種類の判別に用いるデータ範囲として選択する。
以上説明したように、本実施例においては、2つの光源を同時に点灯させた時の出力値と2つの光源を個別に点灯させた時の出力値を比較する。これにより、2つの光源によって重なって照射された範囲の少なくとも一部に対応した画素に関するデータを除くデータ範囲を選択することができる。したがって、光が照射される範囲が一部重なったとしても、予め選択した範囲のデータを用いることで、精度良く記録紙111の種類の判別を行うことができる。
また、本実施例においては光源が2つの場合について説明したが、光源が3つの場合でも適用できる。その場合は、3つの光源を同時に点灯させた時の出力値と3つの光源を個別に点灯させた時の出力値をそれぞれ比較する。より具体的には、光源が2つである場合と同様に、各画素において出力値の差分の絶対値を計算し、いずれの組み合わせにおいてもその値が閾値以下の場合に記録紙111の種類の判別に用いるデータ範囲として選択する。光源の数がそれ以上の場合においても同様である。
(実施例2)
本実施例では、2つの光源を個別に点灯させた時の出力値によって、記録紙111の種類の判別に用いるデータ範囲を選択する。主な部分の説明は実施例1と同様であり、ここでは実施例1と異なる部分のみを説明する。
図8は本実施例におけるデータ範囲の選択動作を示したフローチャートである。なお、図8のフローチャートに基づく制御は、メイン制御部1000、選択部302が不図示のROM等に記憶されているプログラムに基づき実行する。
まず、メイン制御部1000はLED101aを予め設定された光量で点灯させる。そして、ラインセンサ104にて記録媒体支持部材107の表面の画像を撮像し、この画像をデジタル処理して画素毎の出力値(出力値Aとする)を記憶部301に記憶させる。この記憶した出力値Aの中から、選択部302が後述する方法で照射範囲(照射範囲Aとする)を選択する(S501)。次にメイン制御部1000はLED101aを消灯させ、LED101bを予め設定された光量で点灯させる。そして、ラインセンサ104にて記録媒体支持部材107の表面の画像を取得し、この画像をデジタル処理して画素毎の出力値(出力値Bとする)を記憶部301に記憶させる。この記憶した出力値Bの中から、選択部302が後述する方法で照射範囲(照射範囲Bとする)を選択する(S502)。そして、選択部302は照射範囲Aと照射範囲Bで、互いに重なっていない範囲を記録紙111の種類の判別に用いるデータ範囲として選択する(S503)。
次に、選択部302が照射範囲を選択する動作について図9を用いて説明する。図9は記録紙111が無い状態でLED101aを点灯させた時に、ラインセンサ104によって得られた出力値の分布を示している。なおLED101bを点灯した時も、図9と同様の出力値の分布となる。なお、本実施例においても、ラインセンサ104で一度に取得可能な画素数はnであるとする。
まず、n画素分の出力値の中から最大値Mを求める。この最大値Mに対して、所定の割合、例えば10%以下の出力値をもつ画素のデータ範囲を特定する(図9においては画素カウンタ1からαまでの範囲と、画素カウンタβからnまでの範囲となる)。このデータ範囲にはLEDからの光が十分に照射されていないと判断し、選択部302は、画素カウンタαからβまでの範囲をLED照射範囲として選択する。
本実施例のデータ選択動作を適用した例を図10に示す。使用したラインセンサは解像度が600dpi(1ドットすなわち1画素当たり42μm四方)であり、40画素分のラインを検出できる仕様となっている。図10の(1)は出力値Aと出力値Bをそれぞれまとめた表であり、図10の(2)は出力値Aと出力値Bをグラフ化したものである。
図10(1)において、出力値Aの最大値は画素カウンタ12の示す画素の出力値「150」である。そして最大値の10%以下、すなわち出力値Aが「15」以下のデータ範囲は画素カウンタ1から5の示す範囲と画素カウンタ23から40の示す範囲となるため、照射範囲Aとして画素カウンタ6から22の示す範囲が選択される。同様にして、照射範囲Bとして画素カウンタ18から35の示す範囲が選択される。そして、この2つの範囲が重なっていない範囲、すなわち画素カウンタ1から17の示す範囲と、画素カウンタ23から40の示す範囲((C)の灰色部分)を、記録紙111の種類の判別に用いるデータ範囲として選択する。
以上説明したように、本実施例においては、2つの光源を個別に点灯させた時の出力値に基づいて、2つの光源によって重なって照射された範囲の少なくとも一部に対応した画素に関するデータを除くデータ範囲を選択することができる。その結果、全ての光源を同時に点灯させずに、データ範囲を選択することが可能となり、実施例1よりもデータ範囲を選択するまでに要する時間を短縮できる。
また、本実施例においては光源が2つの場合について説明したが、光源が3つの場合でも適用できる。その場合は、3つの光源を個別に点灯させた時の出力値に基づいて、それぞれの照射範囲を決定し、各照射範囲が重なっていない範囲を記録紙111の種類の判別に用いるデータ範囲として選択する。光源の数がそれ以上の場合においても同様である。
(実施例3)
本実施例では、2つの光源を同時に点灯させた時の出力値によって、記録紙111の種類の判別に用いるデータ範囲を選択する。主な部分の説明は実施例1と同様であり、ここでは実施例1と異なる部分のみを説明する。
図11は本実施例におけるデータ範囲の選択動作を示したフローチャートである。なお、図11のフローチャートに基づく制御は、メイン制御部1000、選択部302が不図示のROM等に記憶されているプログラムに基づき実行する。
まず、メイン制御部1000はLED101aとLED101bを予め設定された光量で同時に点灯させる(S601)。そして、ラインセンサ104にて記録媒体支持部材107の表面の画像を撮像し、この画像をデジタル処理して画素毎の出力値(出力値Cとする)を記憶部301に記憶させる。そして選択部302が、出力値Cに対して極小値を示している画素の個数をカウントする(S602)。ここで極小値を示す画素とは、ラインセンサ104で撮像された1ライン分の画像において、隣接する画素の出力値よりも小さい出力値を示す画素のことである。次にその画素の個数をカウントした値が「2」以上であるかどうかを判断する(S603)。「2」以上であるならば、極小値を示す画素の間の範囲はLED101aとLED101bが同時に照射している範囲として判断し、それ以外の範囲を記録紙111の種類の判別に用いるデータ範囲として選択する(S604)。カウントした値が「2」未満である時は、全ての範囲を記録紙111の種類の判別に用いるデータ範囲として選択する(S606)。
本実施例のデータ選択動作を適用した例を図12に示す。使用したラインセンサは解像度が600dpi(1ドットすなわち1画素当たり42μm四方)であり、40画素分のラインを検出できる仕様となっている。図12の(1)は出力値Cをまとめた表であり、図12の(2)は出力値Cをグラフ化したものである。
図12(1)において、各画素の出力値を見ていくと、画素カウンタ17の示す画素の出力値と画素カウンタ22の示す画素の出力値が極小値となっている。極小値となる画素が2つ以上あることから、LED101aとLED101bが同時に照射している範囲は、画素カウンタ17から22までの範囲であると判断する。そして、画素カウンタ1から16までの範囲と画素カウンタ23から40までの範囲((2)の灰色部分)を、記録紙111の種類の判別に用いるデータ範囲として選択する。
以上説明したように、本実施例においては、2つの光源を同時に点灯させた時の出力値に基づいて、2つの光源によって重なって照射された範囲の少なくとも一部に対応した画素に関するデータを除くデータ範囲を選択することができる。その結果、2つの光源を個別に点灯させずに、同時に点灯させるだけでデータ範囲を選択することができるため、光源の数が増えた場合においても、短時間でデータ範囲を選択することが可能となる。
また、本実施例においては光源が2つの場合について説明したが、光源が3つの場合でも適用できる。その場合は、3つの光源を同時に点灯させた時の出力値に基づいて、極小値となる画素の数と極大値となる画素の数をカウントする。極小値の数、極大値の数がともに2つ以上の場合、データ範囲の選択を行う。極大値を示す画素の間に極小値を示す画素が2つ存在する場合には、その2つの極小値を示す画素の間の範囲を除くデータを記録紙111の種類の判別に用いるデータ範囲として選択する。ここで定義する極大値を示す画素とは、隣接する画素の出力値よりも大きい出力値を示す画素のことである。また、適切なデータ範囲を選択するために、極大値を示す画素の個数が2つ以上存在する場合は、全ての極大値を示す画素の中から出力値が大きい画素を優先的に選択する構成であってもよい。光源の数がそれ以上の場合においても同様である。
また上記の実施例においては、図5のフローチャートに示されるように、記録紙111の種類の判別を行う前に毎回データ範囲の選択と光量調整を行っていた。しかし、工場出荷時に一度これらの処理を行い、記憶部301にその結果を記憶して、出荷後はこの記憶部301に記憶されているデータを基にして判別を行うようにしてもよい。また、出荷後ユーザによって長期間使用されると、LED101a、LED101bの劣化等により適切なデータ範囲及び光量が工場出荷時と異なってくることも考えられる。そのような場合に、適宜データ範囲の選択や光量補正の処理を行うようにしてもよい。このように予めデータ範囲を選択しておくことで、短時間で記録紙111の種類の判別を行うことができる。
また上記の実施例においては、記録媒体支持部材107の表面の画像に基づいてデータ範囲の選択や光量調整を行っていたが、これに限定されない。基準となる記録媒体が搬送されてきた時に、その表面の画像に基づいてデータ範囲の選択や光量調整を行う構成であってもよい。
101a、101b LED
104 ラインセンサ
200 記録媒体判別センサ
300 画像処理部
302 選択部
303 判別部
1000 メイン制御部

Claims (15)

  1. 基準板または記録媒体に光を照射する第1の光源と、
    前記第1の光源とは異なる方向から前記基準板または前記記録媒体に光を照射する第2の光源と、
    前記基準板で反射された光を前記基準板の表面画像として撮像し、前記記録媒体で反射れた光を前記記録媒体の表面画像として撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された前記記録媒体の表面画像に基づいて、前記記録媒体の種類を判別する判別手段を有する記録媒体判別装置において、
    前記第1の光源が光を照射する範囲と前記第2の光源が光を照射する範囲は一部重なっており
    前記撮像手段により撮像された前記基準板の表面画像に関するデータに基づいて光が重なって照射される範囲の少なくとも一部に対応した画像に関するデータを除くデータ範囲を選択する選択手段と、を有し、
    前記判別手段は、前記第1の光源と前記第2の光源の両方から前記記録媒体に光を照射させた状態で、前記撮像手段により撮像された前記記録媒体の表面画像に関するデータのうち、前記選択手段によって選択された前記データ範囲に対応するデータに基づいて、前記記録媒体の種類を判別することを特徴とする記録媒体判別装置。
  2. 基準となる第1の記録媒体または前記第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体に光を照射する第1の光源と、
    前記第1の光源とは異なる方向から前記第1の記録媒体または前記第2の記録媒体に光を照射する第2の光源と、
    前記第1の記録媒体で反射された光を前記第1の記録媒体の表面画像として撮像し、前記第2の記録媒体で反射された光を前記第2の記録媒体の表面画像として撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された前記第2の記録媒体の表面画像に基づいて、前記第2の記録媒体の種類を判別する判別手段を有する記録媒体判別装置において、
    前記第1の光源が光を照射する範囲と前記第2の光源が光を照射する範囲は一部重なっており、
    前記撮像手段により撮像された前記第1の記録媒体の表面画像に関するデータに基づいて、光が重なって照射される範囲の少なくとも一部に対応した画像に関するデータを除くデータ範囲を選択する選択手段と、を有し、
    前記判別手段は、前記第1の光源と前記第2の光源の両方から前記第2の記録媒体に光を照射させた状態で、前記撮像手段により撮像された前記第2の記録媒体の表面画像に関するデータのうち、前記選択手段によって選択された前記データ範囲に対応するデータに基づいて、前記第2の記録媒体の種類を判別することを特徴とする記録媒体判別装置。
  3. 前記撮像手段は、前記第1の光源と前記第2の光源を同時に点灯させた状態で第1の表面画像を撮像し、前記第1の光源のみを点灯させた状態で第2の表面画像を撮像し、前記第2の光源のみを点灯させた状態で第3の表面画像を撮像し、
    前記選択手段は、前記第1の表面画像に含まれる所定の画素の出力値に対して前記第2の表面画像に含まれる前記所定の画素の出力値、前記第3の表面画像に含まれる前記所定の画素の出力値それぞれについて差分の絶対値を求め、前記差分の絶対値いずれかが所定の閾値以下となる場合、前記所定の画素に関するデータを含むデータ範囲を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の記録媒体判別装置。
  4. 前記撮像手段は、前記第1の光源のみを点灯させた状態で第1の表面画像を撮像し、前記第2の光源のみを点灯させた状態で第2の表面画像を撮像し、
    前記選択手段は、前記第1の表面画像に含まれる各画素の出力値の中から第1の最大値を求め、前記第1の最大値に対して所定の割合よりも大きい出力値を示す画素に関するデータを前記第1の光源の照射範囲とし、前記第2の表面画像に含まれる各画素の出力値の中から第2の最大値を求め、前記第2の最大値に対して所定の割合よりも大きい出力値を示す画素に関するデータを前記第2の光源の照射範囲とし、前記第1の光源の照射範囲と前記第2の光源の照射範囲が重なっていないデータ範囲を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の記録媒体判別装置。
  5. 前記撮像手段は、前記第1の光源と前記第2の光源を同時に点灯させた状態で1ライン分の表面画像を撮像し、
    前記選択手段は、前記1ライン分の表面画像の中から両側の隣接する画素よりも出力値が小さい画素の数を求め、前記1ライン分の表面画像において前記画素の数が2つ以上である場合、前記画素で挟まれた範囲の画素に関するデータを除くデータ範囲を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の記録媒体判別装置。
  6. 前記撮像手段は、搬送されている記録媒体を撮像することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の記録媒体判別装置。
  7. 基準板または記録媒体に光を照射する第1の光源と、
    前記第1の光源とは異なる方向から前記基準板または前記記録媒体に光を照射する第2の光源と、
    前記基準板で反射された光を前記基準板の表面画像として撮像し、前記記録媒体で反射れた光を前記記録媒体の表面画像として撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された前記記録媒体の表面画像に基づいて、前記記録媒体に画像を形成する際の画像形成条件を制御する制御手段を有する画像形成装置において、
    前記第1の光源が光を照射する範囲と前記第2の光源が光を照射する範囲は一部重なっており
    前記撮像手段により撮像された前記基準板の表面画像に関するデータに基づいて光が重なって照射される範囲の少なくとも一部に対応した画像に関するデータを除くデータ範囲を選択する選択手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記第1の光源と前記第2の光源の両方から記録媒体に光を照射させた状態で、前記撮像手段により撮像された前記記録媒体の表面画像に関するデータのうち、前記選択手段によって選択された前記データ範囲に対応するデータに基づいて、前記画像形成条件を制御することを特徴とする画像形成装置。
  8. 基準となる第1の記録媒体または前記第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体に光を照射する第1の光源と、
    前記第1の光源とは異なる方向から前記第1の記録媒体または前記第2の記録媒体に光を照射する第2の光源と、
    前記第1の記録媒体で反射された光を前記第1の記録媒体の表面画像として撮像し、前記第2の記録媒体で反射された光を前記第2の記録媒体の表面画像として撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された前記第2の記録媒体の表面画像に基づいて、前記第2の記録媒体に画像を形成する際の画像形成条件を制御する制御手段を有する画像形成装置において、
    前記第1の光源が光を照射する範囲と前記第2の光源が光を照射する範囲は一部重なっており、
    前記撮像手段により撮像された前記第1の記録媒体の表面画像に関するデータに基づいて、光が重なって照射される範囲の少なくとも一部に対応した画像に関するデータを除くデータ範囲を選択する選択手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記第1の光源と前記第2の光源の両方から前記第2の記録媒体に光を照射させた状態で、前記撮像手段により撮像された前記第2の記録媒体の表面画像に関するデータのうち、前記選択手段によって選択された前記データ範囲に対応するデータに基づいて、前記画像形成条件を制御することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記撮像手段は、前記第1の光源と前記第2の光源を同時に点灯させた状態で第1の表面画像を撮像し、前記第1の光源のみを点灯させた状態で第2の表面画像を撮像し、前記第2の光源のみを点灯させた状態で第3の表面画像を撮像し、
    前記選択手段は、前記第1の表面画像に含まれる所定の画素の出力値に対して前記第2の表面画像に含まれる前記所定の画素の出力値、前記第3の表面画像に含まれる前記所定の画素の出力値それぞれについて差分の絶対値を求め、前記差分の絶対値いずれかが所定の閾値以下となる場合、前記所定の画素に関するデータを含むデータ範囲を選択することを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成装置。
  10. 前記撮像手段は、前記第1の光源のみを点灯させた状態で第1の表面画像を撮像し、前記第2の光源のみを点灯させた状態で第2の表面画像を撮像し、
    前記選択手段は、前記第1の表面画像に含まれる各画素の出力値の中から第1の最大値を求め、前記第1の最大値に対して所定の割合よりも大きい出力値を示す画素に関するデータを前記第1の光源の照射範囲とし、前記第2の表面画像に含まれる各画素の出力値の中から第2の最大値を求め、前記第2の最大値に対して所定の割合よりも大きい出力値を示す画素に関するデータを前記第2の光源の照射範囲とし、前記第1の光源の照射範囲と前記第2の光源の照射範囲が重なっていないデータ範囲を選択することを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成装置。
  11. 前記撮像手段は、前記第1の光源と前記第2の光源を同時に点灯させた状態で1ライン分の表面画像を撮像し、
    前記選択手段は、前記1ライン分の表面画像の中から両側の隣接する画素よりも出力値が小さい画素の数を求め、前記1ライン分の表面画像において前記画素の数が2つ以上である場合、前記画素で挟まれた範囲の画素に関するデータを除くデータ範囲を選択することを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成装置。
  12. 録媒体を搬送する搬送手段を有し、
    前記撮像手段は、前記搬送手段によって搬送されている前記記録媒体を撮像することを特徴とする請求項乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記画像形成条件とは、録媒体の搬送速度を含むことを特徴とする請求項乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 担持体から録媒体に画像を転写する転写手段を有し
    前記画像形成条件とは、前記転写手段に印加する電圧値を含むことを特徴とする請求項乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 録媒体に転写された画像を定着する定着手段を有し
    前記画像形成条件とは、前記定着手段の温度を含むことを特徴とする請求項乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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