JP6212776B2 - フラット回路体とコネクタとの接続構造 - Google Patents

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本発明は、フラット回路体とコネクタとを電気的に接続するフラット回路体とコネクタとの接続構造に関する。
従来、フレキシブルプリント配線板(FPC:Flexible Printed Circuit)あるいはフレキシブルフラットケーブル等のフラット回路体とコネクタとの接続構造としては、フラット回路体の端部をコネクタのコネクタ本体内に挿入することによってフラット回路体とコネクタとを電気的に接続するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたフラット回路体とコネクタとの接続構造は、フラット回路体にコネクタ本体への挿入をガイドするガイド部材(ブロック)が取り付けられ、このガイド部材とコネクタ本体とが係止されることによってフラット回路体の端部がコネクタ本体内に係止される。また、コネクタ本体には係止部材が組み付けられ、係止部材によって回路体端部をコネクタ本体内に確実に係止するようにしている。
特開2012−84501号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたフラット回路体とコネクタとの接続構造は、係止部材による係止が解除されないままガイド部材の係止のみ解除された状態で、フラット回路体をコネクタから離脱すると、フラット回路体が破損するおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、フラット回路体をコネクタから離脱する際、フラット回路体が破損することを防ぐことができるフラット回路体とコネクタとの接続構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係るフラット回路体とコネクタとの接続構造は、フラット回路体の端部である回路体端部に取り付けられ、該回路体端部のコネクタ本体内への挿入をガイドするガイド部材と、コネクタ本体に組み付けられる係止部材とによって、前記回路体端部を前記コネクタ本体内に係止し、前記フラット回路体と前記コネクタとを電気的に接続するフラット回路体とコネクタとの接続構造において、前記ガイド部材は、ガイド部材係止解除操作部が押圧操作されることによって当該ガイド部材と前記コネクタ本体との係止を解除するガイド部材係止解除部と、前記ガイド部材係止解除操作部の押圧方向と同一、かつ、前記ガイド部材係止解除操作部よりも押圧方向手前側に設けられた係止部材係止解除操作部が押圧操作されることによって前記係止部材による前記回路体端部の係止を解除する係止部材係止解除部と、を備えた係止解除部を有し、前記係止部材係止解除操作部が押圧操作される場合、前記係止部材係止解除操作部が押圧方向に所定距離移動して前記ガイド部材係止解除操作部に当接し、前記ガイド部材係止解除操作部とともに押圧方向に移動することによって、前記係止部材による前記回路体端部の係止が解除された後に前記ガイド部材と前記コネクタ本体との係止が解除されることを特徴とする。
また、本発明の請求項に係るフラット回路体とコネクタとの接続構造は、上記の発明において、前記ガイド部材係止解除部は、前記ガイド部材の外表面に突設した第一支点部と、前記第一支点部から前記コネクタ本体への前記フラット回路体の挿入方向に延びるガイド部材係止アーム部と、を有し、前記コネクタ本体は、前記ガイド部材係止アーム部に係止する係止突起を有し、前記ガイド部材係止解除操作部は、前記第一支点部から前記ガイド部材係止アーム部とは逆方向に延び、押圧操作される場合、前記ガイド部材係止アーム部が前記第一支点部を支点としてシーソー状に可動することによって、前記ガイド部材係止アーム部と前記係止突起との係止を解除し、前記係止部材係止解除部は、前記ガイド部材の外表面に突設した第二支点部と、前記第二支点部から前記コネクタ本体への前記フラット回路体の挿入方向に延びる係止部材係止解除アーム部を有し、前記係止部材係止解除操作部は、前記第二支点部から前記係止部材係止解除アーム部とは逆方向に延び、押圧操作される場合、前記係止部材係止解除アーム部が前記第二支点部を支点としてシーソー状に可動し、前記係止部材を係止解除方向に移動するように前記係止部材に接触することを特徴とする。
本発明の請求項1に係るフラット回路体とコネクタとの接続構造は、前記係止解除部によって、前記係止部材による前記回路体端部の係止を解除した後に、前記ガイド部材と前記コネクタ本体との係止を解除することができるので、前記係止部材による係止が解除されないまま前記ガイド部材の係止のみ解除された状態で、前記フラット回路体を前記コネクタから離脱することを防止でき、結果的に、フラット回路体をコネクタから離脱する際、フラット回路体が破損することを防ぐことができる。
本発明の請求項に係るフラット回路体とコネクタとの接続構造は、前記係止部材係止解除操作部を前記ガイド部材係止解除操作部よりも押圧方向手前側に設ける簡易な構成で、前記係止部材による前記回路体端部の係止を解除した後に、前記ガイド部材と前記コネクタ本体との係止を解除することができる。
本発明の請求項に係るフラット回路体とコネクタとの接続構造は、前記ガイド部材係止解除部と、前記係止部材係止解除部とを簡易なシーソー機構で構成することができる。
図1は、本発明の実施例に係るフラット回路体とコネクタとの接続構造の分解斜視図である。 図2は、(a)が、フラット回路体がコネクタに接続する前のフラット回路体とコネクタとの接続構造の斜視図であり、(b)が、フラット回路体がコネクタに接続したフラット回路体とコネクタとの接続構造の斜視図である。 図3は、ガイド部材が取り付けられたフラット回路体の断面図である。 図4は、コネクタの拡大斜視図である。 図5は、係止部材の拡大斜視図である。 図6は、ガイド部材の拡大斜視図である。 図7は、ガイド部材を底面側から視た拡大斜視図である。 図8は、図6のガイド部材を矢印A方向から視た図である。 図9は、図6のガイド部材を矢印B方向から視た図である。 図10は、フラット回路体の回路体端部がコネクタ本体内に挿入開始されてから係止前までのフラット回路体およびコネクタを示す図である。 図11は、フラット回路体の回路体端部がコネクタ本体内に係止されている状態のフラット回路体およびコネクタを示す図である。 図12は、フラット回路体に対する係止部材およびガイド部材の係止が解除されるまでのフラット回路体およぶコネクタの動作を示す図である。 図13は、係止部材およびガイド部材の係止が解除されたフラット回路体をコネクタ本体から離脱した状態のフラット回路体およびコネクタを示す図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るフラット回路体とコネクタとの接続構造の好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係るフラット回路体とコネクタとの接続構造1の分解斜視図である。図2は、(a)が、フラット回路体10がコネクタ60に接続する前のフラット回路体とコネクタとの接続構造1の斜視図であり、(b)が、フラット回路体10がコネクタ60に接続したフラット回路体とコネクタとの接続構造1の斜視図である。図3は、ガイド部材20が取り付けられたフラット回路体10の断面図である。図4は、コネクタ60の拡大斜視図である。図5は、係止部材80の拡大斜視図である。図6は、ガイド部材20の拡大斜視図である。図7は、ガイド部材20を底面側から視た拡大斜視図である。図8は、図6のガイド部材20を矢印A方向から視た図である。図9は、図6のガイド部材20を矢印B方向から視た図である。
なお、本発明の実施例では説明の便宜上、図中に示すように前後、左右及び上下方向を定義する。
本発明の実施例に係るフラット回路体とコネクタとの接続構造1は、フレキシブルプリント配線板あるいはフレキシブルフラットケーブル等のフラット回路体10の端部である回路体端部10aに取り付けられ、回路体端部10aのコネクタ本体70内への挿入をガイドするガイド部材20と、コネクタ本体70に組み付けられる係止部材80とによって、回路体端部10aをコネクタ本体70内に係止し、フラット回路体10とコネクタ60とを電気的に接続するものである。
まず、フラット回路体10について説明する。
フラット回路体10は、この実施例では、フレキシブルプリント配線板を用いる。このフラット回路体10は、導電性の金属膜がパターン形成された不図示の回路配線を有し、この回路配線の両面が絶縁性薄膜フィルム11によって覆われた平板状可撓性の回路基板である。
また、フラット回路体10の回路体端部10aには不図示の複数の端子が並んで形成されている。複数の端子は、絶縁性薄膜フィルム11の一部が除去され各端子の接続面が露出されることによって、コネクタ60の各端子に接続するようになっている。
また、回路体端部10aは、複数の端子が露出される側の面の裏面に補強板12が貼り付けられることによって補強されている。
このようなフラット回路体10は、後述する回路体係止部83が係止する回路体被係止部13を有する。
回路体被係止部13は、回路体端部10aに形成された貫通孔であり、二箇所に設けられた回路体係止部83に対応して回路体端部10aの二箇所に形成されている。
次に、ガイド部材20について説明する。
ガイド部材20は、本体部分を構成するガイド本体部21と、ガイド本体部21とは別部材のカバー部材22と、を有する。
ガイド本体部21は、合成樹脂等の絶縁性材からなり、外郭が略直方体形状をなす。このガイド本体部21は、フラット回路体10が取り付けられる回路体取付部23と、係止解除部30と、を有する。
回路体取付部23は、フラット回路体10が取り付けられる取付面23aと、取付面23aの二箇所に突設された保持突起23b、23bと、ガイド本体部21の両側部に突設されたカバー係止突起23cと、を有する。
取付面23aは、ガイド本体部21の裏面に形成された平面部分であり、フラット回路体10が面接触されるように取り付けられる。
各保持突起23bは、フラット回路体10に形成された各保持孔14に嵌め込まれることによって、フラット回路体10を所定位置に位置決めするものである。
なお、二箇所の保持突起23b、23bは互いの位置を回路体端部10aの挿入方向にズラして設けられている。また、二箇所の保持突起23b、23bに対応してフラット回路体10の保持孔14、14がズラして形成されているため、フラット回路体10が表裏を間違えてガイド本体部21に取り付けられることを防止でき、フラット回路体10の誤組み付けが防止されるようになっている。
各カバー係止突起23cは、カバー部材22の係止部22bと係止する部分である。
係止解除部30は、係止部材80による回路体端部10aの係止を解除した後に、ガイド部材20とコネクタ本体70との係止を解除する部分であり、ガイド部材係止解除部40と、係止部材係止解除部50と、を有する。
ガイド部材係止解除部40は、ガイド部材係止解除操作部41が押圧操作されることによってガイド部材20とコネクタ本体70との係止を解除する部分である。
このガイド部材係止解除部40は、ガイド部材係止解除操作部41と、ガイド部材20の外表面に突設した第一支点部42と、第一支点部42からコネクタ本体70へのフラット回路体10の挿入方向に延びるガイド部材係止アーム部43と、を有する。
ガイド部材係止解除操作部41は、第一支点部42からガイド部材係止アーム部43とは逆方向に延び、押圧操作される場合、ガイド部材係止アーム部43が第一支点部42を支点としてシーソー状に可動することによって、ガイド部材係止アーム部43とコネクタ本体70の後述する係止突起77との係止を解除する。
より具体的には、ガイド部材係止アーム部43は、図3に示すように、第一支点部42からコネクタ本体70へのフラット回路体10の挿入方向に延びる一対のアーム部43a、43aと、一対のアーム部43a、43aの先端を橋渡すように連結する端部連結部43bと、を有する。
ガイド部材係止アーム部43は、回路体端部10aがコネクタ本体70内に挿入される際、一対のアーム部43a、43aが第一支点部42を支点としてシーソー状に可動することによって、端部連結部43bが係止突起77をのり越えるようになっている。このため、ガイド部材係止アーム部43は、端部連結部43bが係止突起77をのり越えた後、一対のアーム部43a、43aが中立位置に戻ることによって、係止突起77に係止する。
なお、一対のアーム部43a、43aは、ガイド部材係止解除操作部41が押圧操作される前の中立位置では、フラット回路体10の挿入方向に略平行に延びた状態になっている。
係止部材係止解除部50は、ガイド部材係止解除操作部41の押圧方向と同一、かつ、ガイド部材係止解除操作部41よりも押圧方向手前側に設けられた係止部材係止解除操作部51が押圧されることによって係止部材80による回路体端部10aの係止を解除する部分である。
この係止部材係止解除部50は、第二支点部52からコネクタ本体70へのフラット回路体10の挿入方向に延びる二つの係止部材係止解除アーム部53、53を有する。
係止部材係止解除操作部51は、第二支点部52から係止部材係止解除アーム部53とは逆方向に延び、押圧操作される場合、係止部材係止解除アーム部53が第二支点部52を支点としてシーソー状に可動し、係止部材80を係止解除方向に移動するように係止部材80に接触する。
より具体的には、二つの係止部材係止解除アーム部53は、コネクタ本体70の長手方向に所定の間隔を開けて二箇所に設けられている。
各係止部材係止解除アーム部53は、係止部材係止解除操作部51が押圧操作される前の状態では、アーム先端がフラット回路体10の挿入方向に略平行に延びた状態で後述するアーム配置溝84に配置される。この状態で係止部材係止解除操作部51が押圧操作されることによって、各係止部材係止解除アーム部53が係止部材80を係止解除方向に押し上げるようになっている。
また、係止部材係止解除操作部51は、ガイド部材係止解除操作部41に対して押圧方向手前側に所定間隔を設けて配置される。すなわち、係止部材係止解除操作部51が押圧操作された後、係止部材係止解除操作部51が所定間隔分だけ押圧方向に移動されるまでは、ガイド部材係止解除操作部41の押圧操作が行われないようになっている。
カバー部材22は、合成樹脂等の絶縁性材からなり、図1に示すように、外形が長方形形状の板状部材であり、ガイド本体部21にフラット回路体10を固定するものである。
このカバー部材22は、長手方向の両縁が上方に折り曲げられた折り曲げ部22a、22aを有する。各折り曲げ部22aは、ガイド本体部21の側部に接触され、カバー係止突起23cと係止する係止部22bが設けられている。
このようなカバー部材22は、係止部22bをカバー係止突起23cに係止することによって、ガイド本体部21との間にフラット回路体10を挟み込み保持する。
次に、コネクタ60について説明する。
コネクタ60は、本体部分を構成するコネクタ本体70と、コネクタ本体70に組み付けられる係止部材80と、を有する。
コネクタ本体70は、合成樹脂等の絶縁材からなり、底面を形成する外形長方形状の底壁71と、底壁71の左右の両端部に立設した側壁72、72と、底壁71の後端部に立設した後壁73と、上面を形成する天井壁74と、を有する。
このコネクタ本体70は、これらの壁によって外郭を形成するとともに、回路体挿入口70aから挿入された回路体端部10aが収容される回路体端部収容空間70bを有する。回路体端部収容空間70b内には、複数の端子100が配置され、これら複数の端子100がフラット回路体10の端子に接続するようになっている。
また、コネクタ本体70は、係止部材80が組み付けられる係止部材組付部75と、ガイド部材20を係止することによって回路体端部10aをコネクタ本体70内に係止する係止突起77と、を有する。
係止部材組付部75は、係止部材80の移動をガイドするように後述する一対の被ガイド部82、82に対応して左右の両側壁72、72に設けられた一対のガイド部76、76を有する。
各ガイド部76は、係止部材80が係止部材組付部75に組み付けられることによって、回路体端部10aがコネクタ本体70内に挿入されてからコネクタ本体70内に係止されまでの係止部材80の移動をガイドするガイド面76a(図1参照)を有する。
係止突起77は、コネクタ本体70の上面から突起した突起部分であり、ガイド部材20のガイド部材係止アーム部43を係止する部分である。
このようなコネクタ本体70は、固定金具90によって取付先となる不図示の基板等に固定される。
係止部材80は、合成樹脂等の絶縁材からなり、部材本体81と、一対の被ガイド部82、82と、部材本体81の二箇所に設けられた回路体係止部83、83と、二箇所に設けられたアーム配置溝84と、を有する。
この係止部材80は、回路体係止部83を回路体被係止部13に係脱できるようにコネクタ本体70に組み付けられる。
各被ガイド部82は、部材本体81の長手方向の各端部に設けられ、ガイド面76aに弾性力を利用して付勢されることによって、下方に移動する力を受ける部分である。
また、各被ガイド部82は、自由端側を係止部材80の内側に向けて弾性的に撓み変形可能に設けられ、かつガイド面76aに付勢する一対の弾性アーム部82a、82aを有する。
各弾性アーム部82aは、先端部に係止部材80の外側に向けて突起した付勢突起82bが設けられている。
この付勢突起82bがガイド面76aに付勢され、弾性アーム部82aの撓み荷重がガイド面76aに負荷されることによって、その反力を受けた係止部材80が自動で下方に移動するようになっている。
すなわち、係止部材80は、各回路体係止部83を上方から各回路体被係止部13の孔内に嵌め込むため、弾性力を利用して自動で下方に移動するようになっている。
回路体係止部83は、回路体被係止部13を係止する部分である。この回路体係止部83は、回路体被係止部13の孔内に嵌め込まれる凸部である。
また、回路体係止部83は、回路体端部10aが摺接する摺接面83aを有する。
摺接面83aは、下端から上方に向けて上り傾斜状に傾斜するように回路体係止部83の前面に形成されている。この摺接面83aに回路体端部10aが摺接することによって、係止部材80が一対の被ガイド部82、82をガイド面76aにガイドされながら上方に移動する。これにより、回路体端部10aが回路体係止部83に移動を阻止されることなくコネクタ本体70内に挿入される。
各アーム配置溝84は、係止部材係止解除部50によって係止部材80が係止解除方向に移動する場合に、各係止部材係止解除アーム部52が溝底面に接触するようになっている。
各アーム配置溝84は、部材本体81の下面に各係止部材係止解除アーム部52に対応して二箇所に設けられた溝部であり、コネクタ本体70の上面との間に係止部材係止解除アーム部52の先端が挿入できる溝深さに調整されている。
次に、図10および図11を用いて、フラット回路体10の回路体端部10aがコネクタ本体内に挿入開始されてからコネクタ本体70内に係止されるまでのフラット回路体10およびコネクタ60の動作について説明する。
図10は、フラット回路体10の回路体端部10aがコネクタ本体70内に挿入開始されてから係止前までのフラット回路体10およびコネクタ60を示す図である。
図11は、フラット回路体10の回路体端部10aがコネクタ本体70内に係止されている状態のフラット回路体10およびコネクタ60を示す図である。
なお、図10および図11において、(A)が図2に示すフラット回路体とコネクタとの接続構造1のA−A線断面図であり、(B)が図2に示すフラット回路体とコネクタとの接続構造1のB−B線断面図であり、(C)が図2に示すフラット回路体とコネクタとの接続構造1のC−C線断面図である。
まず、フラット回路体10が回路体挿入口70aからコネクタ本体70内に挿入開始される(図10参照)。この時点では、係止部材80が移動範囲の下端に位置しているため、各回路体係止部83が移動範囲の下端に位置している。
その後、フラット回路体10が挿入方向奥側にさらに移動され、各係止部材係止解除アーム部53が対応するアーム配置溝84の手前に配置される。
この時点では、ガイド部材係止アーム部43の端部連結部43bが係止突起77に接触開始することによって、ガイド部材係止アーム部43がシーソー状に可動開始し、端部連結部43bが係止突起77をのり越えるように移動する。
また、回路体端部10aが各回路体係止部83の摺接面83aに摺接することによって、係止部材80が上方に押し上げられる。これにより、各回路体係止部83が上方に移動し、フラット回路体10が各回路体係止部83に阻止されることなく移動できる。
その後、フラット回路体10が挿入方向奥側にさらに移動されることによって、回路体端部10aがコネクタ本体70内に係止される(図11参照)。
より具体的には、端部連結部43bが係止突起77をのり越えた後、ガイド部材係止アーム部43が中立位置に戻ることによって、ガイド部材係止アーム部43が係止突起77を係止する。
一方、各被ガイド部82が係止部材80を下方に移動する力を受けることによって、係止部材80が自動で下方に移動し、各回路体係止部83が各回路体被係止部13を係止する。
また、このように回路体端部10aがコネクタ本体70内に係止されると、各係止部材係止解除アーム部53が対応したアーム配置溝84内に挿入される。
次に、図12および図13を用いて、コネクタ本体70内に係止されたフラット回路体10をコネクタ60から離脱するまでのフラット回路体10およぶコネクタ60の動作について説明する。
図12は、フラット回路体10に対する係止部材80およびガイド部材20の係止が解除されるまでのフラット回路体10およぶコネクタ60の動作を示す図である。
図13は、係止部材80およびガイド部材20の係止が解除されたフラット回路体10をコネクタ本体70から離脱した状態のフラット回路体10およびコネクタ60を示す図である。
なお、図12および図13において、(A)が図2に示すフラット回路体とコネクタとの接続構造1のA−A線断面図であり、(B)が図2に示すフラット回路体とコネクタとの接続構造1のB−B線断面図であり、(C)が図2に示すフラット回路体とコネクタとの接続構造1のC−C線断面図である。
まず、係止部材係止解除操作部51が押圧操作開始される(図12左図参照)。この押圧操作により各係止部材係止解除アーム部53が第二支点部52を支点としてシーソー状に可動し、係止部材80が押し上げられる。このため、係止部材80による回路体端部10aの係止が解除される。
なお、この状態では、係止部材係止解除操作部51とガイド部材係止解除操作部41との間に隙間があり、係止部材係止解除操作部51がガイド部材係止解除操作部41に当接しないため、ガイド部材係止解除操作部41の押圧操作は行われず、ガイド部材20とコネクタ本体70とは係止状態のままである。すなわち、この状態ではフラット回路体10をコネクタ60から離脱できない。
その後、係止部材係止解除操作部51がさらに押圧方向に押圧操作される(図12右図参照)。
この操作により係止部材係止解除操作部51がガイド部材係止解除操作部41に当接し、係止部材係止解除操作部51を介してガイド部材係止解除操作部41に対する押圧操作が行われる。
このため、各アーム部43aが第一支点部42を支点としてシーソー状に可動し、端部連結部43bが係止突起77をのり越える位置に移動することによって、ガイド部材20とコネクタ本体70との係止が解除される。
すなわち、この時点で、係止部材80とガイド部材20との両方の係止が解除される。
その後、係止解除されたフラット回路体10がコネクタ本体70から離脱される(図13参照)。
本発明の実施例に係るフラット回路体とコネクタとの接続構造1は、係止解除部30によって、係止部材80による回路体端部10aの係止を解除した後に、ガイド部材20とコネクタ本体70との係止を解除することができるので、係止部材80による係止が解除されないままガイド部材20の係止のみ解除された状態で、フラット回路体10をコネクタ60から離脱することを防止でき、結果的に、フラット回路体10をコネクタ60から離脱する際、フラット回路体10が破損することを防ぐことができる。
また、本発明の実施例に係るフラット回路体とコネクタとの接続構造1は、係止部材係止解除操作部51をガイド部材係止解除操作部41よりも押圧方向手前側に設ける簡易な構成で、係止部材80による回路体端部10aの係止を解除した後に、ガイド部材20とコネクタ本体70との係止を解除することができる。
また、本発明の実施例に係るフラット回路体とコネクタとの接続構造1は、ガイド部材係止解除部40と、係止部材係止解除部50とを簡易なシーソー機構で構成することができる。
なお、本発明の実施例に係るフラット回路体とコネクタとの接続構造1は、係止解除部30がシーソー状に可動する構成を例示したが、これに限らず、係止部材80による回路体端部10aの係止を解除した後に、ガイド部材20とコネクタ本体70との係止を解除する構成であればその他の構成であっても構わない。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 フラット回路体とコネクタとの接続構造
10 フラット回路体
10a 回路体端部
11 絶縁性薄膜フィルム
12 補強板
13 回路体被係止部
14 保持孔
20 ガイド部材
21 ガイド本体部
22 カバー部材
22a 折り曲げ部
22b 係止部
23 回路体取付部
23a 取付面
23b 保持突起
23c カバー係止突起
30 係止解除部
40 ガイド部材係止解除部
41 ガイド部材係止解除操作部
42 第一支点部
43 ガイド部材係止アーム部
43a アーム部
43b 端部連結部
50 係止部材係止解除部
51 係止部材係止解除操作部
52 第二支点部
53 係止部材係止解除アーム部
60 コネクタ
70 コネクタ本体
70a 回路体挿入口
70b 回路体収容空間
71 底壁
72 側壁
73 後壁
74 天井壁
75 係止部材組付部
76 ガイド部
76a ガイド面
77 係止突起
80 係止部材
81 部材本体
82 被ガイド部
82a 弾性アーム部
82b 付勢突起
83 回路体係止部
83a 摺接面
84 アーム配置溝
90 固定金具
100 端子

Claims (2)

  1. フラット回路体の端部である回路体端部に取り付けられ、該回路体端部のコネクタ本体内への挿入をガイドするガイド部材と、コネクタ本体に組み付けられる係止部材とによって、前記回路体端部を前記コネクタ本体内に係止し、前記フラット回路体と前記コネクタとを電気的に接続するフラット回路体とコネクタとの接続構造において、
    前記ガイド部材は、
    ガイド部材係止解除操作部が押圧操作されることによって当該ガイド部材と前記コネクタ本体との係止を解除するガイド部材係止解除部と、前記ガイド部材係止解除操作部の押圧方向と同一、かつ、前記ガイド部材係止解除操作部よりも押圧方向手前側に設けられた係止部材係止解除操作部が押圧操作されることによって前記係止部材による前記回路体端部の係止を解除する係止部材係止解除部と、を備えた係止解除部を有し、
    前記係止部材係止解除操作部が押圧操作される場合、前記係止部材係止解除操作部が押圧方向に所定距離移動して前記ガイド部材係止解除操作部に当接し、前記ガイド部材係止解除操作部とともに押圧方向に移動することによって、前記係止部材による前記回路体端部の係止が解除された後に前記ガイド部材と前記コネクタ本体との係止が解除される
    ことを特徴とするフラット回路体とコネクタとの接続構造。
  2. 前記ガイド部材係止解除部は、
    前記ガイド部材の外表面に突設した第一支点部と、
    前記第一支点部から前記コネクタ本体への前記フラット回路体の挿入方向に延びるガイド部材係止アーム部と、
    を有し、
    前記コネクタ本体は、
    前記ガイド部材係止アーム部に係止する係止突起
    を有し、
    前記ガイド部材係止解除操作部は、
    前記第一支点部から前記ガイド部材係止アーム部とは逆方向に延び、押圧操作される場合、前記ガイド部材係止アーム部が前記第一支点部を支点としてシーソー状に可動することによって、前記ガイド部材係止アーム部と前記係止突起との係止を解除し、
    前記係止部材係止解除部は、
    前記ガイド部材の外表面に突設した第二支点部と、
    前記第二支点部から前記コネクタ本体への前記フラット回路体の挿入方向に延びる係止部材係止解除アーム部を有し、
    前記係止部材係止解除操作部は、
    前記第二支点部から前記係止部材係止解除アーム部とは逆方向に延び、押圧操作される場合、前記係止部材係止解除アーム部が前記第二支点部を支点としてシーソー状に可動し、前記係止部材を係止解除方向に移動するように前記係止部材に接触する
    ことを特徴とする請求項1に記載のフラット回路体とコネクタとの接続構造。
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