JP6212219B2 - 新規なキレート化剤の組合せによる相乗的汚れ除去 - Google Patents

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Description

本発明は、物品洗浄のための、特にお茶及びコーヒー汚れの除去のために採用される、キレート化剤(錯化剤)の混合物を含む濃縮洗浄組成物に関する。
洗浄化学物質の分野において、硬水中に通常存在するカルシウムイオン及びマグネシウムイオンは、洗浄組成物の成分と反応して、不溶性沈殿物を形成する可能性があることが知られている。これは、洗浄された物の上にスケールを形成させ、洗浄剤の汚れを除去する能力に悪影響を及ぼすので、非常に好ましくない作用である。
したがって、洗浄剤は、金属イオンと結合して、これによって水溶液系中の遊離金属イオンの濃度を低減する錯化剤を一般に含む。錯化剤のほとんどは、多座配位子として機能して、金属イオンとのキレート錯体を形成する。一般的に用いられる錯化剤は、例えば、ホスフェート、クエン酸、グルコン酸、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ヒドロキシエチレンジアミン四酢酸(HEDTA)、又はイミノジコハク酸(IDS)である。
遊離マグネシウム又はカルシウムイオンと結合することによって、錯化剤は、水硬度を低減し、スケールの形成を妨げる。錯化剤は、沈殿したスケールに密接に結びついて安定化するマグネシウムイオン又はカルシウムイオンを封鎖することによって、スケールが再溶解するのを助けることさえもできる。したがって、錯化剤は、水硬度を低減すること、及びスケールを再溶解することの二重の役割を果たす。更に錯化剤は、金属イオンが、典型的な化学反応、例えば、マンガンイオン、鉄イオン、及び銅イオンによって触媒されるペルオキシド化合物の化学分解に関与することを妨げることがある。したがって、錯化剤は、ペルオキシド漂白剤を含む洗浄組成物の性能を強化するために特に用いられる。
所定濃度の金属イオンを封鎖するのに必要な錯化剤の量は、金属イオンに対する錯化剤の結合化学量論、及び結合平衡の解離定数に依存することが知られている。
硬水軟化剤として使用される錯化剤は、所定のpH及び温度において、所定量の錯化剤に結合されるカルシウムの量についての尺度であるカルシウム結合能力によって一般に特徴づけられる。錯化剤の混合物について、混合物の全結合能力は、個々の結合能力の合計であると仮定される。したがって、洗浄剤用途のために必要な錯化剤の総量は、公知のカルシウム結合能力及び水硬度の関数として算出することができる。
錯化剤は、それらのカルシウム結合能力、一般の金属結合能力、及びそれらのコストに基づいて選択される。更に、特性、例えば毒物学、洗浄剤適合性、及び環境規制も考慮しなければならない。錯化剤の使用をできるだけコスト効率的にするために、所定の用途について必要な錯化剤の量を最小化することが望ましい。したがって、錯化剤の効率を向上させる要求がある。
本発明は、物品洗浄用途における、お茶及びコーヒー汚れの除去のための、穏和なアルカリ性洗浄剤組成物に関する。穏和なアルカリ性洗浄剤は、アルカリ源としてアルカリ炭酸塩、特に炭酸ナトリウムに基づいて処方される。お茶及びコーヒー汚れは、ケイ酸カルシウムによって架橋した酸化ポリフェノール(例えばタンニン)を含むと考えられている。この種の汚れは、特に溶解するのが困難であることが分かった。したがって、本発明は、物品洗浄用途において、お茶及びコーヒー汚れの除去に高効率的な、洗浄組成物を提供することを目的とする。
驚くべきことに、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸N,N−二酢酸(GLDA)、及びトリポリリン酸ナトリウム(STPP)の錯化剤の組合せは、炭酸塩ベースの洗浄組成物において、お茶及びコーヒー汚れの除去に関して相乗効果を示すことが分かった。相乗効果とは、洗浄効果を達成するのに必要な3つの錯化剤の合計濃度が、それぞれの剤の個々のカルシウム結合能力に基づいて予想される濃度より少ないことを意味する。これは、洗浄組成物中に使用される錯化剤の量を最小化することを可能にする。
したがって、本発明は、アルカリ金属炭酸塩、メチルグリシン二酢酸、グルタミン酸N,N−二酢酸、及びアルカリ金属トリポリホスフェートを含む、濃縮洗浄組成物を提供する。
一般に、濃縮した洗浄剤組成物は、有効量のアルカリ金属炭酸塩を含む。本発明の文脈において、アルカリ金属炭酸塩の有効量とは、室温(20℃)で測定される、少なくともpH6、好ましくは少なくともpH8、より好ましくはpH9.5〜11、最も好ましくは10〜10.3を有する使用溶液を提供する量である。使用溶液のpHを決定する目的のため、使用溶液は、1リットルの蒸留水中に溶解した1gの濃縮洗浄組成物の溶液として定義される。
必要なアルカリ性を提供するため、濃縮洗浄組成物は、少なくとも5質量パーセントのアルカリ金属炭酸塩を含み、組成物は、好ましくは10〜80質量パーセント、より好ましくは15〜70質量パーセント、最も好ましくは20〜60質量パーセントのアルカリ金属炭酸塩を典型的に含む。
適切なアルカリ金属炭酸塩は、例えば、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム又は重炭酸カリウム、セスキ炭酸ナトリウム又はセスキ炭酸カリウム、及びこれらの混合物である。
アルカリ源としてアルカリ金属炭酸塩を使用するため、他のアルカリ源、例えば、アルカリ金属水酸化物は必要ではない。したがって、好ましくは、濃縮した洗浄剤組成物は、アルカリ金属水酸化物を含まない。
濃縮洗浄組成物は、錯化剤としてメチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸N,N−二酢酸(GLDA)、及びアルカリ金属トリポリホスフェートを含む。本発明の文脈において、メチルグリシン二酢酸、及びグルタミン酸N,N−二酢酸は、遊離酸として、又は塩として使用してもよい。通常、前述の化合物のナトリウム塩は、洗浄組成物中に含まれる。アルカリ金属トリポリホスフェートは、好ましくはトリポリリン酸ナトリウム(STPP)である。
錯化剤は、当業者であれば容易に入手可能である。例えば、メチルグリシン二酢酸の三ナトリウム塩は、BASFによって商標Trilon Mの下で販売されており、グルタミン酸N,N−二酢酸の四ナトリウム塩は、AkzoNobelから商標Dissolvine GLの下で入手可能である。
3つの錯化剤の濃度は、通常、濃縮した組成物を希釈したとき、アルカリ金属炭酸塩及び錯化剤の適切な作用濃度が得られるように、存在するアルカリ金属炭酸塩の量に基づいて調整される。好ましくは、アルカリ金属炭酸塩に対する、グルタミン酸N,N−二酢酸、メチルグリシン二酢酸、及びアルカリ金属トリポリホスフェートの合計のモル比は、0.01〜0.5、より好ましくは0.05〜0.12、最も好ましくは0.07〜0.12である。
3つの錯化剤の相対的な量は、洗浄効率を最大化するために調整してもよい。好ましくは、アルカリ金属トリポリホスフェートに対するメチルグリシン二酢酸のモル比は、したがって、0.14〜14.3、より好ましくは0.5〜5、最も好ましくは1.35〜1.7である。更に、メチルグリシン二酢酸、及びアルカリ金属トリポリホスフェートの合計に対する、グルタミン酸N,N−二酢酸のモル比は、好ましくは0.03〜29、より好ましくは0.05〜2、最も好ましくは0.08〜0.45である。
他の好ましい実施形態において、グルタミン酸N,N−二酢酸、メチルグリシン二酢酸、及びアルカリ金属トリポリホスフェートの合計濃度は、濃縮洗浄組成物の合計質量に基づいて1〜50質量%、より好ましくは14〜28質量%、最も好ましくは18〜26質量%である。グルタミン酸N,N−二酢酸の量は、濃縮洗浄組成物の合計質量に基づいて、好ましくは1〜30質量%、より好ましくは1〜23質量%、最も好ましくは2〜8質量%である。メチルグリシン二酢酸の量は、濃縮洗浄組成物の合計質量に基づいて、好ましくは1〜30質量%、より好ましくは2〜22質量%、最も好ましくは8〜10質量%である。アルカリ金属トリポリホスフェートの量は、濃縮洗浄組成物の合計質量に基づいて、好ましくは1〜30質量%、より好ましくは2〜23質量%、最も好ましくは8〜10質量%である。
本発明の濃縮洗浄組成物は、界面活性剤、漂白剤、活性化剤、キレート剤/封鎖剤、シリケート、洗浄剤フィラー又は結合剤、消泡剤、抗再析剤、酵素、色素、臭気物質、触媒、スレッショルドポリマー、汚れ懸濁剤、抗菌剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される化合物の少なくとも1つを更に含んでもよい。
様々な界面活性、例えばアニオン性、非イオン性、カチオン性、及び双性界面活性剤を、本発明の組成物中に用いることができる。濃縮洗浄組成物は、濃縮洗浄組成物の合計質量に基づいて、0.5〜20質量%、好ましくは1.5〜15質量%の界面活性剤を含むことができる。
適切なアニオン性界面活性剤は、例えば、カルボキシレート、例えばアルキルカルボキシレート(カルボン酸塩)、及びポリアルコキシカルボキシレート、アルコールエトキシレートカルボキシレート、ノニルフェノールエトキシレートカルボキシレート;スルホネート、例えばアルキルスルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルアリールスルホネート、スルホン化脂肪酸エステル;サルフェート、例えば、硫酸化アルコール、硫酸化アルコールエトキシレート、硫酸化アルキルフェノール、アルキルスルフェート、スルホサクシネート、アルキルエーテルサルフェート;及びリン酸エステル、例えば、アルキルリン酸エステルである。例示的なアニオン性界面活性剤としては、ナトリウムアルキルアリールスルホネート、α−オレフィンスルホネート、及び脂肪族アルコールスルフェートが挙げられる。
適切な非イオン性界面活性剤は、例えば、界面活性剤分子の一部としてポリアルキレンオキシドポリマーを有するものである。そのような非イオン性界面活性剤としては、例えば、脂肪族アルコールの、クロリン―、ベンジル―、メチル―、エチル―、プロピル―、ブチル―、及び他の同様のアルキルキャップしたポリエチレングリコールエーテル;ポリアルキレンオキシドの遊離非イオン性物質、例えばアルキルポリグリコシド;ソルビタン、及びスクロースエステル、及びこれらのエトキシレート;アルコキシル化エチレンジアミン;アルコールアルコキシレート、例えばアルコールエトキシレートプロポキシレート、アルコールプロポキシレート、アルコールプロポキシレートエトキシレートプロポキシレート、アルコールエトキシレートブトキシラートなど;ノニルフェノールエトキシレート、ポリオキシエチレングリコールエーテルなど;カルボン酸エステル、例えば、グリセロールエステル、ポリオキシエチレンエステル、脂肪酸のエトキシレート及びグリコールエステルなど;カルボン酸アミド、例えばジエタノールアミン縮合物、モノアルカノールアミン縮合物、ポリオキシエチレン脂肪酸アミドなど;並びにエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマーを含むポリアルキレンオキシドブロックコポリマー、例えば、商標Pluronic(BASF)の下で商業的に入手可能なもの、及び他の同様の非イオン性化合物が挙げられる。シリコーン界面活性剤を用いることもできる。
適切なカチオン性界面活性剤としては、例えばアミン、例えば、C18アルキル鎖又はアルケニル鎖を有する、第一級、第二級、及び第三級モノアミン、エトキシルアルキルアミン、エチレンジアミンのアルコキシレート、イミダゾール、例えば、1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリン、2−アルキル−1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリン;並びに第四級アンモニウム塩、例えば、アルキル第四級塩化アンモニウム界面活性剤、例えばn−アルキル(C12〜C18)ジメチルベンジルアンモニウムクロライド、n−テトラデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド一水和物、ナフチレン−置換第四アンモニウムクロライド、例えば、ジメチル−1−ナフチルメチルアンモニウムクロライドが挙げられる。カチオン性界面活性剤を用いて、浄化特性を提供することができる。
適切な双性界面活性剤としては、例えば、ベタイン、イミダゾリン、アミンオキシド、及びプロピネートが挙げられる。
濃縮洗浄組成物を自動食器洗浄又は物品洗浄機械内で使用することを意図する場合、選択される界面活性剤は、任意の界面活性剤を使用する場合、食器洗浄又は物品洗浄機の内部で使用したときに許容できる発泡のレベルを提供するものであることができる。自動食器洗浄機又は物品洗浄機内で用いられる物品洗浄組成物は、低発泡性組成物であると一般にみなされることを理解すべきである。
適切な漂白剤としては、例えば、過酸素化合物、例えばアルカリ金属過炭酸塩、特に過炭酸ナトリウム、アルカリ金属過ホウ酸塩、アルカリ金属過硫酸塩、過酸化尿素、過酸化水素;及び次亜塩素酸塩、例えば次亜塩素酸ナトリウム、又は次亜塩素酸カルシウムが挙げられる。これらの化合物は、例えば、ナトリウム リチウム、カリウム、バリウム、カルシウム、又はマグネシウム塩として使用してもよい。他の実施形態において、過酸化物源は、有機過酸化物、又はヒドロペルオキシド化合物である。更なる実施形態によれば、過酸化物源は、電気化学的発生剤、又はインサイチュで過酸化水素を作り出す他の手段を使用して、インサイチュで調製された過酸化水素である。
アルカリ金属過炭酸塩は、特に好ましい漂白剤である。漂白剤は、濃縮洗浄組成物の合計質量に基づいて、5〜60質量%、好ましくは5〜50質量%、最も好ましくは10〜40質量%の量で存在してもよい。
洗浄組成物が過酸素化合物を含む場合、活性化剤を更に含んで、過酸素化合物の活性を増加させてもよい。適切な活性化剤としては、4−ベンゾイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム(SBOBS);N,N,N’,N’−テトラアセチルエチレンジアミン(TAED);1−メチル−2−ベンゾイルオキシベンゼン−4−スルホン酸ナトリウム;4−メチル−3−ベンゾイルオキシ安息香酸ナトリウム;SPCCトリメチルアンモニウムトルイルオキシベンゼンスルホネート;ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム;ペンタアセチルグルコース(PAG);オクタノイルテトラアセチルグルコース、及びベンゾイルテトラセチルグルコースが挙げられる。濃縮洗浄組成物は、濃縮洗浄組成物の合計質量に基づいて、1〜8質量%、好ましくは2〜5質量%の濃度で、活性化剤又は活性化剤の混合物を含んでもよい。
洗浄組成物は、前述の錯化剤に加えて、更なるキレート剤/封鎖剤を含んでもよい。適切な追加のキレート剤/封鎖剤は、例えば、シトラート、アミノカルボン酸、縮合ホスフェート、ホスホネート、及びポリアクリレートである。本発明の文脈のキレート剤は、一般に天然水中に見つかる金属イオンに配位(すなわち、結合)して、金属イオンが洗浄組成物の他の洗浄成分の作用を阻害することを妨げることができる分子である。キレート剤/封鎖剤は、一般に一種のビルダー剤と呼ばれることがある。キレート化剤/封鎖剤は、有効量で含まれるとき、閾値剤(threshold agent)として機能することがある。濃縮洗浄組成物は、濃縮洗浄組成物の合計質量に基づいて、0.1〜70質量%、好ましくは5〜60質量%、より好ましくは5〜50質量%、最も好ましくは10〜40質量%のキレート剤/封鎖剤を含むことができる。
適切なアミノカルボン酸としては、例えばN−ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、ニトリロ三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、N−ヒドロキシエチル−エチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、及びジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)が挙げられる。
縮合ホスフェートの例としては、オルトリン酸ナトリウム、及びオルトリン酸カリウム、ピロリン酸ナトリウム、及びピロリン酸カリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウムなどを含む。縮合ホスフェートは、組成物中に存在する自由水を水和水として固定することによって、組成物の固化をある程度助けることがある。
組成物は、ホスホネート、例えば1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸CHC(OH)[PO(OH)(HEDP);アミノトリ(メチレンホスホン酸)N[CHPO(OH);アミノトリ(メチレンホスホネート)、ナトリウム塩(NaO)(HO)P(OCHN[CHPO(ONa));2−ヒドロキシエチルイミノビス(メチレンホスホン酸)、HOCHCHN[CHPO(OH);ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(HO)POCHN[CHCHN[CHPO(OH);ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホネート)、ナトリウム塩C(28−x)Na15(x=7);ヘキサメチレンジアミン(テトラメチレンホスホネート)、カリウム塩C10(28−x)12(x=6);ビス(ヘキサメチレン)トリアミン(ペンタメチレンホスホン酸)(HO)POCHN[(CHN[CHPO(OH);及びリン酸HPOを含んでもよい。好ましいホスホネートは、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸(HEDP)、アミノトリ(メチレンホスホン酸)(ATMP)、及びジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(DTPMP)である。
中性若しくはアルカリ性のホスホン酸塩、又はホスホン酸塩添加時に中和反応による熱若しくは気体がほとんど若しくは全く生じないように、混合物に添加する前にアルカリ源と組み合わせたホスホン酸塩が好ましい。ホスホネートは、有機ホスホン酸のカリウム塩(ホスホン酸カリウム)を含むことができる。ホスホン酸材料のカリウム塩は、固体洗浄剤を製造する間、ホスホン酸を水性の水酸化カリウム溶液で中和することによって形成することができる。ホスホン酸封鎖剤と水酸化カリウム溶液とを、水酸化カリウムの化学量論量を提供する適切な割合で組み合わせて、ホスホン酸を中和することができる。濃度約1〜約50質量%の水酸化カリウムを用いることができる。ホスホン酸は、水性媒体中に溶解又は懸濁することができ、次に中和する目的のために、水酸化カリウムをホスホン酸に加えることができる。
キレート化剤/封鎖剤は、ビルダー剤の形態で用いることができる水調整ポリマーであってもよい。例示的な水調整ポリマーとしては、ポリカルボキシレートが挙げられる。水調整ポリマーとして使用することができる例示的なポリカルボキシレートとしては、ポリアクリル酸、マレイン酸/オレフィンコポリマー、アクリル/マレイン酸コポリマー、ポリメタクリル酸、アクリル酸−メタクリル酸コポリマー、ポリアクリルアミド加水分解物、ポリメタクリルアミド加水分解物、ポリアミド−メタクリルアミドコポリマー加水分解物、ポリアクリロニトリル加水分解物、ポリメタクリロニトリル加水分解物、及びアクリロニトリル−メタクリロニトリルコポリマー加水分解物が挙げられる。
濃縮洗浄組成物は、水調整ポリマーを、濃縮洗浄組成物の合計質量に基づいて、0.1〜20質量%、好ましくは0.2〜5質量%の量で含んでもよい。
シリケートもまた、濃縮洗浄組成物中に含まれてもよい。シリケートは、容易に洗い落とすことができる沈殿物を形成することによって、水を軟化する。これらは、一般に濡れ特性及び乳化特性を有し、酸性化合物、例えば酸性汚れに対する緩衝剤として機能する。更に、シリケートは、合成洗浄剤及び錯体ホスフェートによる、ステンレススチール及びアルミニウムの腐食を抑制することができる。特によく適するシリケートは、無水又は水和メタケイ酸ナトリウムである。濃縮洗浄組成物は、濃縮洗浄組成物の合計質量に基づいて1〜10質量%のシリケートを含んでもよい。
組成物は、有効量の洗浄剤フィラー又は結合剤を含むことができる。本組成物中の使用に適する洗浄剤フィラー又は結合剤の例としては、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、澱粉、糖、及びC〜C10アルキレングリコール、例えばプロピレングリコールが挙げられる。洗浄剤フィラーは、濃縮洗浄組成物の合計質量に基づいて1〜20質量%、好ましくは3〜15質量%の量で含まれてもよい。
組成物中に、泡の安定性を低減する消泡剤を含んで、発泡を低減してもよい。消泡剤は、濃縮洗浄組成物の合計質量に基づいて0.01〜20質量%の量で提供することができる。
適切な消泡剤としては、例えば、エチレンオキシド/プロピレンブロック共重合体、例えば名称Pluronic N−3の下で入手可能もの、シリコーン化合物、例えばポリジメチルシロキサン中に分散したシリカ、ポリジメチルシロキサン、及び官能化ポリジメチルシロキサン、脂肪アミド、炭化水素ワックス、脂肪酸、脂肪族エステル、脂肪族アルコール、脂肪酸石鹸、エトキシレート、鉱油、ポリエチレングリコールエステル、消泡エマルジョン、並びにアルキルリン酸エステル、例えばリン酸モノステアリルが挙げられる。
組成物は、洗浄溶液中に汚れの懸濁液を維持することを促進し、除去された汚れが洗浄中の基材上に再堆積することを防止するための、抗再析剤を含むことができる。適切な抗再析剤の例としては、脂肪酸アミド、フルオロカーボン界面活性剤、錯リン酸エステル、スチレン無水マレイン酸コポリマー、及びセルロース誘導体、例えば、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げられる。抗再析剤は、濃縮洗浄組成物の合計質量に基づいて0.01〜25質量%、好ましくは1〜5質量%の量で含まれることができる。
組成物は、タンパク質ベースの汚れ、炭水化物ベースの汚れ、又はトリグリセリドベースの汚れの除去に望ましい活性を提供する酵素を含んでもよい。本発明を制限するものではないが、洗浄組成物に適する酵素は、食器上で遭遇した一種類又は複数種類の汚れ残留物を分解又は変換することにより、洗浄組成物の界面活性剤又は他の成分によって、汚れを除去するか、又は汚れを除去可能にするよう、機能することができる。適当な酵素としては、任意の適切な起源の、例えば野菜、動物、細菌、菌類、又は酵母起源の、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、グルカナーゼ、セルラーゼ、ペルオキシダーゼ、カタラーゼ、又はこれらの混合物が挙げられる。濃縮洗浄組成物は、濃縮洗浄組成物の合計質量に基づいて0.01〜30質量%、好ましくは0.01〜15質量%、より好ましくは0.01〜10質量%、最も好ましくは0.01〜8質量%の酵素を含んでもよい。
本発明の洗浄組成物中に使用することができるタンパク質分解酵素の例としては、(商品名で)Savinase(登録商標);バチルスレンタス(Bacillus lentus)類由来のプロテアーゼ、例えばMaxacal(登録商標)、Opticlean(登録商標)、Durazym(登録商標)、及びProperase(登録商標);バチルスリケニフォルミス(Bacillus licheniformis)由来のプロテアーゼ、例えばAlcalase(登録商標)、Maxatase(登録商標)、Deterzyme(登録商標)、又はDeterzyme PAG 510/220;
バチルスアミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)由来のプロテアーゼ、例えばPrimase(登録商標);並びにバチルスアルカロフィルス(Bacillus alcalophilus)由来のプロテアーゼ、例えばDeterzyme APYが挙げられる。商業的に入手可能な例示的なプロテアーゼ酵素としては、Novo Industries A/S社(デンマーク)から、商品名Alcalase(登録商標)、Savinase(登録商標)、Primase(登録商標)、Durazym(登録商標)、又はEsperase(登録商標)の下で販売されているもの;Gist−Brocades社(オランダ)によって、商品名Maxatase(登録商標)、Maxacal(登録商標)、又はMaxapem(登録商標)の下で販売されているもの;Genencor International社によって、商品名Purafect(登録商標)、Purafect OX、及びProperaseの下で販売されているもの;Solvay Enzymes社によって、商品名Opticlean(登録商標)、又はOptimase(登録商標)の下で販売されているもの;Deerland社等によって、商品名Deterzyme(登録商標)、Deterzyme APY、及びDeterzyme PAG 510/220の下で販売されているものなどが挙げられる。
好ましいプロテアーゼは、良好なタンパク質除去及び洗浄性能を提供して、残留物を残さず、容易に処方することができ、安定な製品を形成する。Novozymes社から商業的に入手可能なSavinase(登録商標)は、セリン−型エンドプロテアーゼであり、pH8〜12及び温度20℃〜60℃の範囲において活性を有する。Savinaseは、液体濃縮物を開発する際に好ましい。プロテアーゼの混合物を用いることもできる。例えば、Novozymesから商業的に入手可能なAlcalase(登録商標)は、バチルスリケニフォルミスに由来し、pH6.5〜8.5及び温度45℃〜65℃の範囲において活性を有する。Novozymesから商業的に入手可能なEsperase(登録商標)は、バチルスsp.に由来し、アルカリ性のpH、及び温度50℃〜85℃の範囲において活性を有する。固体濃縮物を開発する場合、Esperase及びAlcalaseの組合せは、安定な固体を形成するので好ましい。いくつかの実施形態において、濃縮物製品中のプロテアーゼの合計濃度は、約1〜約15質量%、約5〜約12質量%、又は約5〜約10質量%である。いくつかの実施形態において、Esperase1質量部につき、Alcalaseは少なくとも1〜6質量部(例えば、Alcalase:Esperaseは、1:1、2:1、3:1、4:1、5:1、又は6:1)である。
洗浄プロテアーゼは、以下の特許公報:Novo社に対する、英国特許第1,243,784号明細書、国際公開第9203529号A(酵素/抑制剤系)、国際公開第9318140号A、及び国際公開第9425583号(リコンビナントトリプシンのようなプロテアーゼ);Procter&Gamble社に対する、国際公開第9510591号A、国際公開第9507791号(減少した吸着性及び増大した加水分解性を有するプロテアーゼ)、国際公開第95/30010号、国際公開第95/30011号、国際公開第95/29979号;Genencor International社に対する、国際公開第95/10615号(バチルスアミロリケファシエンスズブチリシン);欧州特許出願公開第130,756号明細書A(プロテアーゼA);欧州特許出願公開第303,761号明細書A(プロテアーゼB);及び欧州特許出願公開第130,756号明細書Aに記載されている。異型プロテアーゼは、これらの参照用のプロテアーゼのアミノ酸配列と、好ましくは少なくとも80%相同的であり、好ましくは少なくとも80%の配列同一性を有する。
異なるタンパク質分解酵素の混合物を、開示した組成物に取り入れてもよい。様々な特定の酵素を上記に開示したが、しかしながら、組成物に所望のタンパク質分解活性を与えることができる任意のプロテアーゼを用いてもよいことを理解すべきである。開示された組成物は、プロテアーゼに加えて異なる酵素を任意に含むことができる。例示的な酵素としては、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼなどが挙げられる。
例示的なアミラーゼ酵素は、植物、動物、又は微生物に由来することができる。アミラーゼは、微生物、例えば酵母、カビ、又はバクテリアに由来してもよい。例示的なアミラーゼとしては、バチルス類、例えばB.リケニフォルミス、B.アミロリケファシエンス、B.ズブチリス、又はB.ステアロサーモフィラスに由来するものが挙げられる。アミラーゼは、精製することができ、又は微生物抽出物の構成成分であることができ、野生型又は異型(化学的若しくはリコンビナント)のいずれかであることができる。
例示的なアミラーゼ酵素としては、Gist−Brocades社(オランダ)による、商品名Rapidase(登録商標)の下で販売されているもの;Novo社による、商品名Termamyl(登録商標)、Fungamyl(登録商標)、又はDuramyl(登録商標)の下で販売されているもの;Genencor社による、商品名Purastar STL、又はPurastar OXAMの下で販売されているもの;Deerland社による、商品名Thermozyme(登録商標)L340、又はDeterzyme(登録商標)PAG 510/220の下で販売されているもの;などが挙げられる。アミラーゼの混合物を用いることもできる。
例示的なセルラーゼ酵素は、植物、動物、又は微生物、例えば真菌、又はバクテリアに由来することができる。真菌から導かれるセルラーゼとしては、真菌ヒューミコラインソレンス、ヒューミコラストレインDSM1800、又はアエロモナス属に属するセルラーゼ212−生産性真菌、海洋軟体動物(ドラベラアウリキュラソランダー)の肝膵臓から抽出されるものが挙げられる。セルラーゼは、精製することができ、又は抽出物の構成成分であることができ、野生型又は異型(化学的若しくはリコンビナント)のいずれかであることができる。
セルラーゼ酵素の例としては、Novo社による、商品名Carezyme(登録商標)、又はCelluzyme(登録商標)の下で販売されているもの;Genencor社による、商品名Cellulaseの下で販売されているもの;Deerland社による、商品名Deerland Cellulase 4000、又はDeerland Cellulase TRの下で販売されているもの;などが挙げられる。セルラーゼの混合物を用いることもできる。
例示的なリパーゼ酵素は、植物、動物、又は微生物、例えば真菌、又はバクテリアに由来することができる。例示的なリパーゼとしては、シュードモナス(Pseudomonas)、例えばシュードモナススタッツェリ(Pseudomonas stutzeri)ATCC 19.154、又はヒューミコラ、例えばヒューミコララヌギノサ(典型的に麹菌中でリコンビナント的に製造される)から導かれるものが挙げられる。リパーゼは、精製することができ、又は抽出物の構成成分であることができ、野生型又は異型(化学的若しくはリコンビナント)のいずれかであることができる。
例示的なリパーゼ酵素としては、Amano Pharmaceutical社、名古屋、日本による、商品名リパーゼP「Amano」、又は「Amano−P」、又はNovo社による、商品名Lipolase(登録商標)などの下で販売されるものが挙げられる。商業的に入手可能な他のリパーゼとしては、Amano−CES、クロモバクテリウムビスコサム(Chromobacter viscosum)、例えば東洋醸造社、田方、日本の、クロモバクテリウムビスコサム、バージョンlipolyticum NRRLB 3673から導かれるリパーゼ;U.S.Biochemical社、米国、及びDisoynth社からのクロモバクテリウムビスコサムリパーゼ、並びにシュードモナスグラジオリ(Pseudomonas gladioli)から、又はヒューミコララヌギノサから導かれるリパーゼが挙げられる。好ましいリパーゼは、Novo社により、商品名Lipolaseの下で販売されている。リパーゼの混合物を用いることもできる。
更なる適当な酵素としては、クチナーゼ、ペルオキシダーゼ、グルカナーゼ等が挙げられる。例示的なクチナーゼ酵素は、Genencor社に対する国際公開第8809367号Aに記載されている。例示的なペルオキシダーゼとしては、ホースラディッシュペルオキシダーゼ、リグニナーゼ、及びハロペルオキシダーゼ、例えばクロロペルオキシダーゼ、又はブロモペルオキシダーゼが挙げられる。例示的なペルオキシダーゼは、Novo社の国際公開第89099813号公報A、及び国際公開第8909813号公報Aにも開示されている。これらの追加の酵素は、植物、動物、又は微生物に由来することができる。酵素は、精製することができ、又は抽出物の構成成分であることができ、野生型又は異型(化学的若しくはリコンビナント)のいずれかであることができる。異なる追加の酵素の混合物を用いることができる。
組成物中に、様々な色素、香料を含む臭気物質、及び他の美的強化剤を含むことができる。色素を含むことで組成物の外観を変えてもよく、例えば、Direct Blue 86(Miles社)、Fastusol Blue(Mobay Chemical社)、Acid Orange7(American Cyanamid社)、Basic Violet 10(Sandoz社)、Acid Yellow23(GAF社)、Acid Yellow17(Sigma Chemical社)、Sap Green(Keyston Analine and Chemical社)、Metanil Yellow(Keystone Analine and Chemical社)、Acid Blue 9(Hillton Davis社)、Sandolan Blue/Acid Blue 182(Sandoz社)、Hisol Fast Red(Capitol Color and Chemical社)、Fluorescein(Capitol Color and Chemical社)、Acid Green25(Chiba―Geigy社)等である。
組成物中に含まれてもよい芳香剤又は香料としては、例えば、テルペノイド、例えばシトロネロール、アルデヒド、例えば、アミルシンナムアルデヒド、ジャスミン、例えばC1S−ジャスミン、又はジャスマル、及びバニリンが挙げられる。
濃縮洗浄組成物は、例えば、固体、粉末、液体、ゲル、又はペーストの形態で提供してもよい。好ましくは、濃縮洗浄組成物は、固体、又は粉末の形態で提供される。
濃縮した洗浄組成物を形成するために用いる成分は、水性媒体、例えば、処理における補助としての水を含むことができる。水性媒体は、成分に処理のための所望の粘度を提供するのに役立つであろうと考えられる。更に、水性媒体は、固体の濃縮洗浄組成物を形成することが所望されるときに、固化プロセスに役立つことが期待される。濃縮洗浄組成物を固体として提供する場合、例えば、ブロック又はペレットの形態で提供することができる。ブロックは、少なくとも約5グラムのサイズを有し、約50グラムを超えるサイズを含むことができると期待される。濃縮洗浄組成物は、水を、濃縮洗浄組成物の合計質量に基づいて0.001〜50質量%、好ましくは2〜20質量%の量で含むであろう。
濃縮洗浄組成物を形成するよう処理される成分をブロックへと処理する場合、成分は、公知の固化技術、例えば押出技術、又はキャスティング技術によって処理できることが期待される。一般に、成分をブロックへと処理する場合、濃縮洗浄組成物中に存在する水の量は、濃縮洗浄組成物の合計質量に基づいて0.001〜40質量%、好ましくは0.001〜20質量%であるべきである。成分を押出技術によって処理する場合、キャスティング技術と比較して、濃縮洗浄組成物中に含まれる処理の補助としての水量は、比較的少なくすることができると考えられる。一般に、押出によって固体を調製する場合、濃縮洗浄組成物は、濃縮洗浄組成物の合計質量に基づいて0.001〜20質量%の水を含むことができると期待される。キャストによって固体を調製する場合、水量は、濃縮洗浄組成物の合計質量に基づいて0.001〜40質量%であると期待される。
第二の側面において、本発明は、濃縮洗浄組成物の使用溶液に関する。使用溶液は、水溶液1リットルにつき0.1〜10g、好ましくは0.5〜5g/L、最も好ましくは1〜1.5g/Lの濃縮洗浄組成物の水溶液である。
錯化剤の創意的組合せによって達成される相乗効果により、硬水に基づく使用溶液を処方することができる。本明細書において用いる用語「硬水」は、CaCOの濃度に基づいて定義される。アメリカ地質調査所によれば、少なくとも61mg/LのCaCO濃度を有する水は中等度に堅い水とみなされ、少なくとも121mg/LのCaCO濃度は硬水、少なくとも181mg/LのCaCO濃度は非常に堅い水とみなされる。
一般に、本発明は、硬水の場合に限定されない。好ましい実施形態では、しかしながら、使用溶液を調製するために用いる水は、少なくとも50mg/LのCaCO、より好ましくは少なくとも61mg/LのCaCO、さらにより好ましくは少なくとも85mg/L、最も好ましくは少なくとも121mg/Lの硬度を有する。
第3の側面において、本発明は、上述した濃縮洗浄組成物の、お茶及びコーヒー汚れの除去のための物品洗浄用洗浄剤としての使用にも関する。この汚れは、酸化ポリフェノール及びケイ酸カルシウムの存在によって特徴づけられる。したがって、濃縮洗浄組成物は、酸化ポリフェノール及びケイ酸カルシウムを含む固体を除去するための物品洗浄用洗浄剤として一般に使用される。
好ましくは、濃縮洗浄組成物は、最終溶液1リットルにつき0.1〜10g、好ましくは0.5〜5g/L、最も好ましくは1〜1.5g/Lの濃縮洗浄組成物の濃度で希釈され、使用溶液を提供する。重要なことに、本発明は、洗浄組成物の希釈に硬水を使用することが可能である。好ましい実施形態において、濃縮洗浄組成物は、したがって、少なくとも50mg/LのCaCO、より好ましくは少なくとも61mg/LのCaCO、さらにより好ましくは少なくとも85mg/L、最も好ましくは少なくとも121mg/Lの硬度を有する水で希釈され、使用溶液を提供する。
以下の例は、セラミックタイルからお茶及びコーヒー汚れを除去する試験によって、本発明を説明する。
セラミックタイル(5.1×15.2cmの白い、つや出ししたセラミックタイル)を、以下の手順に従って、お茶汚れ(リプトンブランド茶)で汚した。249.9mg/LCaCOより高い硬度を有する硬水を71℃より高温に加熱した。お茶を熱い硬水に混合した。セラミックタイルをお茶に1分間浸漬し、取り出して1分間乾燥した。汚れが形成されるまで、この手順を繰り返し、それは典型的に25サイクル後であった。タイルを、室温で48時間保存(cure)した。この時点で、タイルは試験の準備ができている。
洗浄試験は、標準的な自動食器洗い機で実施した。1つの完全な洗浄サイクルの後タイル上に残った汚れの量と、洗浄手順の前にタイル上の汚れの量とを視覚的に比較することによって、洗浄効率を評価した。結果を表1のように評価した。
Figure 0006212219
評価1は優れた結果であると考えられる。評価2(少なくとも80%の汚れ除去)は、許容できる洗浄性能であると考えられる。
洗浄効率に対する効果について、表2に示す錯化剤を試験した。それぞれの錯化剤について、水硬度85.5mg/LCaCOをカバーするために必要な100%活性化合物の理論的な濃度を、カルシウム結合能力及び原料の活性を基礎として算出した。与えられる濃度は、それぞれのナトリウム塩に関する。表2に掲げるように、表2におけるカルシウム結合能力は、100%より低くなる可能性がある活性を有する所定量の原料により結合されたCaCOの量を与える点に留意する必要がある。
Figure 0006212219
1000mg/Lの炭酸ナトリウム、及び様々な量の錯化剤を含む、異なる洗剤処方の洗浄効率を試験した。全ての処方は、85.5mg/LのCaCOの硬度を有する水中で調製した。与えられる濃度は、使用溶液の100%活性化合物の濃度に関する。
試験の第一のシリーズは、MGDA、STPP、及びGLDAの様々な量の組合せに関するものであった。表2に記載のカルシウム結合能力及び原料の活性に基づいて、それぞれの処方について、カバーされる水硬度(mg/LCaCOで表される)の理論的な量を算出し、及び処方によって達成された洗浄効果と比較した。試験データを表3に示す。
Figure 0006212219
結果は、たとえ85.5mg/LCaCOの水硬度をカバーするのに必要な理論的な合計濃度よりも錯化剤の合計濃度が少なくとも、炭酸塩ベースの洗浄溶液中に錯化剤の創意的組合せを用いると、許容〜優れた洗浄の結果を達成することができたことを示す(例1、6、9、及び10)。したがって、炭酸塩ベースの洗浄組成物中のGLDA、MGDA、及びSTPPの組合せは、洗浄効果に関して相乗効果を示す。これは、洗浄組成物に使用される錯化剤の総量を最小化することを可能にする。
第二のシリーズは、MGDA、STPP、及びIDSの組合せを含むものであった(表4)。
Figure 0006212219
第二のシリーズの結果は、錯化剤の総濃度は同じであるにもかかわらず、IDS、MGDA、及びSTPPの組合せの全体の洗浄性能は、GLDA、MGDA、及びSTPPの組合せよりも低いことを示した。85.5mg/LCaCOの水硬度をカバーするのに理論的に必要なIDSの量は、GLDAよりも少なく、したがってIDSはGLDA(表2)よりも効果的であるはずなので、これは予想外である。更に、85.5mg/LCaCOの水硬度を完全にカバーするのに必要な量よりも、錯化剤の総濃度が少なくなると、GLDA、MGDA、及びSTPPの組合せとは対照的に、洗浄効率は容認できなくなった(例1及び10)。したがって、IDS、MGDA、及びSTPPの組合せは、相乗効果を示さない。以下、本発明の実施形態を列記する。
[1]
アルカリ金属炭酸塩、メチルグリシン二酢酸、グルタミン酸N,N−二酢酸、及びアルカリ金属トリポリホスフェートを含む、濃縮洗浄組成物。
[2]
前記アルカリ金属トリポリホスフェートに対する、前記メチルグリシン二酢酸のモル比が0.14〜14.3である、項目1に記載の濃縮洗浄組成物。
[3]
前記メチルグリシン二酢酸、及び前記アルカリ金属トリポリホスフェートの合計に対する、前記グルタミン酸N,N−二酢酸のモル比が0.03〜29である、項目1又は2に記載の濃縮洗浄組物。
[4]
前記アルカリ金属炭酸塩に対する、前記グルタミン酸N,N−二酢酸、前記メチルグリシン二酢酸、及び前記アルカリ金属トリポリホスフェートの合計のモル比が0.01〜0.5である、項目1〜3のいずれか一項に記載の濃縮洗浄組成物。
[5]
組成物が、少なくとも5質量%の前記アルカリ金属炭酸塩を含む、項目1〜4のいずれか一項に記載の濃縮洗浄組成物。
[6]
前記アルカリ金属炭酸塩が、炭酸ナトリウム若しくは炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム若しくは重炭酸カリウム、セスキ炭酸ナトリウム若しくはセスキ炭酸カリウム、又はこれらの混合物である、項目1〜5のいずれか一項に記載の濃縮洗浄組成物。
[7]
前記アルカリ金属トリポリホスフェートがトリポリリン酸ナトリウムである、項目1〜6のいずれか一項に記載の濃縮洗浄組成物。
[8]
1g/Lの濃度で蒸留水中に希釈し、温度20℃で測定したときに、組成物が少なくとも6のpHを提供する、項目1〜7のいずれか一項に記載の濃縮洗浄組成物。
[9]
組成物が、界面活性剤、漂白剤、活性化剤、キレート剤/封鎖剤、シリケート、洗浄剤フィラー、又は結合剤、消泡剤、抗再析剤、酵素、色素、臭気物質、触媒、スレッショルドポリマー、汚れ懸濁剤、抗菌剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される化合物の少なくとも1つを更に含む、項目1〜8のいずれか一項に記載の濃縮洗浄組成物。
[10]
組成物が、固体、粉末、液体、ゲル、又はペーストの形態で提供される、項目1〜9のいずれか一項に記載の濃縮洗浄組成物。
[11]
項目1〜10のいずれか一項に記載の濃縮洗浄組成物を0.1〜10g/L含む、水溶液。
[12]
酸化ポリフェノール及びケイ酸カルシウムを含む汚れを除去する物品洗浄用洗浄剤としての、項目1〜10のいずれか一項に記載の濃縮洗浄組成物の使用。
[13]
前記濃縮洗浄組成物を希釈して、0.1〜10g/Lの濃度を有する使用溶液を提供する、項目12に記載の使用。
[14]
前記濃縮洗浄組成物を、少なくとも50mg/LのCaCO の硬度を有する水で希釈する、項目13に記載の使用。
[15]
前記物品洗浄用洗浄剤は、お茶及びコーヒー汚れを除去するために用いられる、項目12〜14のいずれか一項に記載の使用。

Claims (14)

  1. 20〜60質量%のアルカリ金属炭酸塩、
    2〜22質量%のメチルグリシン二酢酸、
    1〜30質量%のグルタミン酸N,N−二酢酸、及び
    8〜10質量%のアルカリ金属トリポリホスフェート
    を含む、濃縮洗浄組成物。
  2. 前記アルカリ金属トリポリホスフェートに対する、前記メチルグリシン二酢酸のモル比が0.14〜14.3である、請求項1に記載の濃縮洗浄組成物。
  3. 前記メチルグリシン二酢酸、及び前記アルカリ金属トリポリホスフェートの合計に対する、前記グルタミン酸N,N−二酢酸のモル比が0.03〜29である、請求項1又は2に記載の濃縮洗浄組物。
  4. 前記アルカリ金属炭酸塩に対する、前記グルタミン酸N,N−二酢酸、前記メチルグリシン二酢酸、及び前記アルカリ金属トリポリホスフェートの合計のモル比が0.01〜0.5である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の濃縮洗浄組成物。
  5. 前記アルカリ金属炭酸塩が、炭酸ナトリウム若しくは炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム若しくは重炭酸カリウム、セスキ炭酸ナトリウム若しくはセスキ炭酸カリウム、又はこれらの混合物である、請求項1〜のいずれか一項に記載の濃縮洗浄組成物。
  6. 前記アルカリ金属トリポリホスフェートがトリポリリン酸ナトリウムである、請求項1〜のいずれか一項に記載の濃縮洗浄組成物。
  7. 1g/Lの濃度で蒸留水中に希釈し、温度20℃で測定したときに、組成物が少なくとも6のpHを提供する、請求項1〜のいずれか一項に記載の濃縮洗浄組成物。
  8. 組成物が、界面活性剤、漂白剤、活性化剤、キレート剤/封鎖剤、シリケート、洗浄剤フィラー、又は結合剤、消泡剤、抗再析剤、酵素、色素、臭気物質、触媒、スレッショルドポリマー、汚れ懸濁剤、抗菌剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される化合物の少なくとも1つを更に含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の濃縮洗浄組成物。
  9. 組成物が、固体、粉末、液体、ゲル、又はペーストの形態で提供される、請求項1〜のいずれか一項に記載の濃縮洗浄組成物。
  10. 請求項1〜のいずれか一項に記載の濃縮洗浄組成物を0.1〜10g/L含む、水溶液。
  11. 酸化ポリフェノール及びケイ酸カルシウムを含む汚れを除去する物品洗浄用洗浄剤としての、請求項1〜のいずれか一項に記載の濃縮洗浄組成物の使用。
  12. 前記濃縮洗浄組成物を希釈して、0.1〜10g/Lの濃度を有する使用溶液を提供する、請求項11に記載の使用。
  13. 前記濃縮洗浄組成物を、少なくとも50mg/LのCaCOの硬度を有する水で希釈する、請求項12に記載の使用。
  14. 前記物品洗浄用洗浄剤は、お茶及びコーヒー汚れを除去するために用いられる、請求項1113のいずれか一項に記載の使用。
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