JPH101660A - キレート剤およびこれを用いた洗浄剤 - Google Patents

キレート剤およびこれを用いた洗浄剤

Info

Publication number
JPH101660A
JPH101660A JP30350496A JP30350496A JPH101660A JP H101660 A JPH101660 A JP H101660A JP 30350496 A JP30350496 A JP 30350496A JP 30350496 A JP30350496 A JP 30350496A JP H101660 A JPH101660 A JP H101660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
salt
group
impurity
content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30350496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yamamoto
浩 山本
Yasuyuki Takayanagi
恭之 高柳
Kiyobumi Takahashi
清文 高橋
Tetsuro Nakahama
哲朗 中浜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nitto Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Chemical Industry Co Ltd filed Critical Nitto Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP30350496A priority Critical patent/JPH101660A/ja
Publication of JPH101660A publication Critical patent/JPH101660A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵の際に固結しにくく、取扱いが容易な、
モノアミノポリカルボン酸およびその塩を提供する。 【解決手段】 下記一般式〔1〕で表されるモノアミノ
ポリカルボン酸およびその塩において、アスパラギン
酸、マレイン酸、アクリル酸、林檎酸、グリシン、β−
アラニン、イミノ二酢酸、イミノ二プロピオン酸、ニト
リロ三酢酸およびそれらの塩の総量を当該アミノポリカ
ルボン酸およびその塩に対して8重量%以下に調製す
る。 一般式〔1〕 (式中、Xは、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アン
モニウム基のいずれかを表す。また、nは、1または2
の整数を表し、Rは、H、CH2 COOXのいずれかを
表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性に優れた
アミノカルボン酸型キレート剤とその用途に関するもの
である。更に詳しくは、取扱い性に優れた固体、水溶液
あるいはスラリー状である生分解性キレート剤とこの生
分解性キレート剤を用いた優れた洗浄性能を有し、生分
解性に富む洗浄剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、固体で用いるキレート剤は、粉
末またはフレークの状態で袋あるいはホッパー中に貯蔵
する。貯蔵に際し、滞積状況・期間、保存状況・期間に
よっては、固体のキレート剤はその固結性のために次第
に固い塊状に変質するため、使用の直前に塊を破壊する
必要があり、取扱いに極めて不便であった。
【0003】また、水溶液あるいはスラリーで用いるキ
レート剤は、破砕などの必要性はないものの、水溶液中
での分解による純度劣化、着色等の点において、深刻な
課題を有していた。
【0004】一般にアミノカルボン酸型キレート剤は、
写真漂白剤、洗浄剤組成物、洗剤用ビルダー、重金属封
鎖剤、過酸化物の安定化剤などに広く用いられている。
【0005】洗浄剤組成物は、家庭用台所洗浄、家庭用
衣料洗浄、業務用食器洗浄、業務用プラント洗浄、業務
用衣料洗浄等に広く用いられる他、用途に応じた付加成
分とともに、漂白剤、スケール防止剤、金属封鎖剤等と
して利用される。
【0006】従来、洗剤用ビルダーとして使用されてい
たトリポリリン酸ナトリウムは、キレート能力は優れて
いるが、リンを含有しているため、環境中に放出された
ときに河川あるいは湖沼の富栄養化の一因となるので、
現在は使用されていない。
【0007】現在、洗剤用ビルダーとして用いられてい
るゼオライトは、キレート能力が弱く、無機物であるた
め生分解性はないという不都合がある。更に、ゼオライ
トは、水に不溶であることから、液体状の、特に澄明な
液体状の洗浄剤に使用することができないという使用面
での制約がある。またゼオライトは、排水管などの内壁
に固着したり、河川などの底にたまりヘドロの原因とな
るなど問題点が多いため、その使用量を低減する試みが
なされており、それに代わる十分なキレート力と洗浄性
能とを有するゼオライト代替品が望まれているが、未だ
そのような代替品は得られていない。
【0008】従来から洗剤用ビルダーとして用いられて
いるアミノカルボン酸類のうち、エチレンジアミン四酢
酸(EDTA)は、広いpH範囲において優れたキレー
ト能力を有するが、生分解性に乏しく、活性汚泥を用い
る通常の廃水処理方法では分解処理することが困難であ
る。また、ニトリロ三酢酸(NTA)は、ある程度の生
分解性を有しているが、催奇形性を有すること及びニト
リロ三酢酸鉄錯体に発ガン性があることが報告されてい
るので環境衛生上好ましくない。その他の従来のアミノ
カルボン酸のうち、キレート能力が優れていても、生分
解性が低いものは、環境中に放出されると有害な重金属
類として環境中に蓄積されるなどの問題点がある。上記
のようなアミノ有機酸類については、従来から各種の化
合物が検討されているが、キレート能力に優れ、かつ、
生分解性に優れた化合物は未だ報告されていないのが現
状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、貯蔵時に固
結することのない粉体状生分解性キレート剤、または、
貯蔵中に分解や変色がない水溶液またはスラリー状の生
分解性キレート剤およびそれらを使用した洗浄剤組成物
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究の結果、生分解性キレート剤が、
固体状態であっても、特定条件下にて固結性を起こさ
ず、容易に取り扱えること、水溶液またはスラリーとし
た場合でも、特定条件下にて分解や変色を起こさず、長
期間にわたり安定かつ容易に取り扱えること、さらに、
これら生分解性キレート剤と界面活性剤等とを組み合わ
せることにより、高い洗浄効果が得られることを見いだ
し、本発明に到達した。
【0011】すなわち、本発明のキレート剤は下記一般
式[1]の化合物及びアスパラギン酸、マレイン酸、ア
クリル酸、リンゴ酸、グリシン、グリコール酸、イミノ
二酢酸、ニトリロ三酢酸、α−アラニン、β−アラニ
ン、イミノ二プロピオン酸、フマル酸、一般式[1]の
化合物の合成原料としてのアミノ酸(以下、合成原料ア
ミノ酸という。)、一般式[1]の化合物の合成反応に
おいて生じる中間体アミノ酸(以下、合成中間体アミノ
酸という。)およびそれらの塩からなる群より選ばれる
少なくとも1つを、一般式[1]の化合物に対して25
重量%以下の量で含む水溶液又はスラリー状のキレート
剤、又は8重量%以下の量で含むキレート剤である。
【0012】
【0013】(式中、R1 は、水素または炭素数1〜1
0の無置換もしくは置換炭化水素基を表し、R2 は、水
素または炭素数1〜8の無置換もしくは置換炭化水素基
を表し、またはR1 とR2 はいっしょに環を形成してい
てもよく、R1 及びR2 に存在し得る置換基は、−O
H、−CO2 Mおよび−SO3 Mからなる群より選ばれ
る少なくとも一つである。Mは水素またはアルカリ金属
を表す。)
【0014】Xは、
【0015】または、 を表す。
【0016】(式中、R3 は、水素または炭素数1〜8
の無置換もしくは置換炭化水素基を表し、置換基は、−
OH、−CO2 Mおよび−SO3 Mからなる群より選ば
れる少なくとも一つである。R4 は、水素、−CO2
および−SO3 Mからなる群より選ばれる一つを表す。
1 およびA2 は、各々、水素、CO2 MおよびSO3
Mからなる群より選ばれる一つを表し、A5 は炭素数1
〜8の直鎖もしくは分岐鎖の、または環を形成していて
もよいアルキレン基を表し、アルキレン基の鎖中にエ−
テル結合−O−、エステル結合−COO−又はアミド結
合−CONH−を含んでいてもよい。Mは水素またはア
ルカリ金属を表し、nは、1〜8の整数を表す。Yは、
水素、CO2 MおよびSO3 Mからなる群より選ばれる
少なくとも一つである。)
【0017】本発明のキレート剤は、また、上記一般式
[1]で表される化合物と、アスパラギン酸、マレイン
酸、アクリル酸、リンゴ酸、グリシン、グリコール酸、
イミノ二酢酸、ニトリロ三酢酸、α−アラニン、β−ア
ラニン、イミノ二プロピオン酸、フマル酸、合成原料ア
ミノ酸、合成中間体アミノ酸およびそれらの塩からなる
群より選ばれる少なくとも1つを総量で一般式[1]の
化合物に対して25重量%以下の量で含む水溶液または
スラリー状のキレート剤である。
【0018】さらに本発明は、これらの生分解性キレー
ト剤を用いた洗浄性に優れた洗浄剤組成物に関する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に報告する。
【0020】本発明における上記一般式[1]の化合物
において、Xが、
【0021】 (式中、R3 およびR4 は前記と同じ。)
【0022】であるモノアミン型化合物としては、アス
パラギン酸−N−一酢酸(ASMA)、アスパラギン酸
−N,N−二酢酸(ASDA)、アスパラギン酸−N−
一プロピオン酸(ASMP)、イミノジコハク酸(ID
A)、N−(2−スルホメチル)アスパラギン酸(SM
AS)、N−(2−スルホエチル)アスパラギン酸(S
EAS)、グルタミン酸−N,N−二酢酸(GLD
A)、N−(2−スルホメチル)グルタミン酸(SMG
L)、N−(2−スルホエチル)グルタミン酸(SEG
L)、N−メチルイミノ二酢酸(MIDA)、α−アラ
ニン−N,N−二酢酸(α−ALDA)、β−アラニン
−N,N−二酢酸(β−ALDA)、セリン−N,N−
二酢酸(SEDA)、イソセリン−N,N−二酢酸(I
SDA)、フェニルアラニン−N,N−二酢酸(PHD
A)、アントラニル酸−N,N−二酢酸(ANDA)、
スルファニル酸−N,N−二酢酸(SLDA)、タウリ
ン−N,N−二酢酸(TUDA)、スルホメチル−N,
N−二酢酸(SMDA)またはこれらのアルカリ金属塩
もしくはアンモニウム塩などがあげられる。
【0023】これらの化合物は不斉炭素を有しているた
め、光学異性体として存在するが、生分解性の見地から
は(S)−アスパラギン酸一酢酸、(S)−アスパラギ
ン酸−N,N−二酢酸、(S)−アスパラギン酸一プロ
ピオン酸、(S,S)−イミノジコハク酸、(S,R)
−イミノジコハク酸、(S)−2−スルホメチルアスパ
ラギン酸、(S)−2−スルホエチルアスパラギン酸、
(S)−グルタミン酸−N,N−二酢酸、(S)−2−
スルホメチルグルタミン酸、(S)−2−スルホエチル
グルタミン酸、(S)−α−アラニン−N,N−二酢
酸、(S)−セリン−N,N−二酢酸、(S)−フェニ
ルアラニン−N,N−二酢酸またはこれらのアルカリ金
属塩もしくはアンモニウム塩などが好ましい。
【0024】本発明における一般式[1]で表される化
合物において、Xが、
【0025】 (式中のA1 、A2 およびA5 は、前記と同じ)
【0026】であるジアミン型化合物としては、エチレ
ンジアミンジコハク酸(EDDS)、1,3−プロパン
ジアミンジコハク酸(13PDDS)、エチレンジアミ
ンジグルタル酸(EDDG)、1,3−プロパンジアミ
ンジグルタル酸(13EDDG)、2−ヒドロキシ−
1,3−プロパンジアミンジコハク酸(PDDS−O
H)、2−ヒドロキシ−1,3−プロパンジアミンジグ
ルタル酸(PDDG−OH)またはこれらのアルカリ金
属塩もしくはアンモニウム塩などが挙げられる。
【0027】これら化合物は不斉炭素を有しているた
め、光学異性体が存在するが、生分解性の見地からは、
(S,S)−エチレンジアミンジコハク酸、(S,S)
−1,3−プロパンジアミンジコハク酸、(S,S)−
エチレンジアミンジグルタル酸、(S,S)−1,3−
プロパンジアミンジグルタル酸、(S,S)−2−ヒド
ロキシ−1,3−プロパンジアミンジコハク酸、(S,
S)−2−ヒドロキシ−1,3−プロパンジアミンジグ
ルタル酸またはこれらのアルカリ金属塩もしくはアンモ
ニウム塩などが好ましい。
【0028】モノアミン型化合物は、原料となるアミノ
酸あるいはスルホン酸に青酸とホルマリンとを付加反応
させ、得られた付加生成物をアルカリ性条件下で加水分
解する方法、あるいは、アミノ酸又はスルホン酸にアク
リロニトリルなどを付加反応させ、得られた付加生成物
をアルカリ性条件下で加水分解する方法により得るのが
一般的である。そのため、目的とするモノアミン型キレ
ート剤は、通常、原料となるアミノ酸あるいはスルホン
酸の他、副反応生成物を不純物として含有している。
【0029】例えば、タウリンに青酸とホルマリンを付
加後、加水分解を行うタウリン−N,N−二酢酸塩の合
成においては、未反応タウリンの他、グリコール酸、グ
リシン、イミノ二酢酸、ニトリロ三酢酸、フマル酸、β
−アラニン、イミノ二プロピオン酸などの副生が認めら
れる。更には、これらの不純物以外にも、リンゴ酸、ア
クリル酸の塩等の不純物が、反応条件によっては検出さ
れる場合がある。
【0030】また、ジアミン型化合物は、一般的に一分
子のアルキレンジアミンに二分子のマレイン酸を付加す
る方法により製造される。この場合、目的とするジアミ
ン型キレート剤は、通常、未反応マレイン酸、マレイン
酸が一分子のみ付加した反応中間体アミノ酸、およびそ
れらの副反応生成物を不純物として含有している。例え
ば、一分子のエチレンジアミンに二分子のマレイン酸を
付加することによるエチレンジアミンジコハク酸塩の合
成においては、未反応マレイン酸の他、エチレンジアミ
ンモノコハク酸、フマル酸、リンゴ酸等の副生が認めら
れる。
【0031】その他、ジアミン型化合物の製造方法とし
て、アスパラギン酸、グルタミン酸等の原料アミノ酸二
分子を、ジハロエタン、エピクロルヒドリン等を用いて
連結さる方法がある。この場合、目的とするジアミノポ
リカルボン酸キレート剤は、通常、原料アミノ酸、原料
アミノ酸が一分子のみ付加した反応中間体アミノ酸、お
よびそれらの副反応生成物を不純物として含有してい
る。例えば、(S)−アスパラギン酸二分子をジクロロ
エタン一分子に付加させた後、鉱酸で酸析することによ
る(S,S)−エチレンジアミンジコハク酸の合成にお
いては、未反応(S)−アスパラギン酸の他、(S)−
N−2−クロロエチルアスパラギン酸、(S)−N−2
−ヒドロキシエチルアスパラギン酸、(S,S)−N−
2−ヒドロキシエチルエチレンジアミンジコハク酸、フ
マル酸等の副生が認められる。
【0032】本発明においては、塩の形の一般式[1]
の化合物に対し、これらの不純物塩の含有量を25重量
%以下、好ましくは8重量%以下となるようにキレート
を調製する。このような条件を満足すると、特に不純物
塩の含有量が8重量%以下のときに通常の貯蔵状態でも
得られるキレート剤の固結性が大幅に改善される。更
に、本発明においては上記不純物塩の総量が一般式
[1]の化合物に対して3重量%以下であることがより
好ましく、より厳しい貯蔵条件下でも固結性を大きく改
善するため0.5重量%以下であることが更に好まし
い。これらの条件を満足する場合は、一般式[1]の化
合物の合成反応液(以下、単に反応液という)を濃縮
後、スプレードライ等を行うことによって、固結性の改
善された粉体を得ることが可能であるが、それ以外の場
合は下記のような精製を行うことにより不純物の量を減
らすことができる。
【0033】最も確実なキレート剤の精製手段として
は、反応液を一旦、硫酸等の鉱酸で酸析してキレート剤
を高純度の結晶として単離した後、再びアルカリ性の水
に再溶解させる方法がある。また、固体の粗キレート剤
を精製する場合は、メタノール等のアルコール類で洗浄
し、溶解性の高い低分子不純物を除去することも有効で
ある。
【0034】本発明においては、上記不純物が塩の形と
なっている場合と同様に酸の形となっている場合も、当
該化合物に対し、これらの不純物酸の含有量を25重量
%以下、好ましくは8重量%以下にキレート剤を調製す
る。このような条件を満足すると、特に不純物酸の含有
量が8重量%以下のときに、通常の貯蔵状態でもキレー
ト剤の固結性が大幅に改善される。更に、本発明におい
ては上記不純物酸の総量が当該化合物に対して3重量%
以下であることがより好ましく、より厳しい貯蔵条件下
でも固結性が大きく改善するため、0.5重量%以下で
あることが、更に好ましい。
【0035】前記反応で得られたキレート剤を1回酸析
したのみで不純物酸(塩)の総含有量が上記条件を満た
さない場合は、粗結晶を大量の水で洗浄する、粗結晶の
再結晶を繰り返す等の方法により粗結晶を精製すればよ
い。
【0036】このような方法により、不純物を25重量
%以下の含量に精製したキレート剤は、結晶又はフレー
クとして、貯蔵あるいは輸送する際にたとえ固結して
も、容易に粉体状又はフレーク状に戻すことができ、長
期間にわたり安定かつ容易に取り扱うことができる。
【0037】本発明においては、これらの不純物又はそ
の塩の含有量を当該化合物に対し25重量%以下、好ま
しくは10重量%以下、更に好ましくは5重量%以下に
調整したキレート剤を、水溶液またはスラリーの状態で
用いることも可能である。前記反応で得られたキレート
剤がこの条件を満足する場合は、反応液をそのまま取り
扱うことができるが、不純物含量が上記範囲を超える場
合は、精製のための追加の操作を要する。
【0038】このような方法で不純物の塩を25%以下
の含量に精製したキレート剤は、水分を10重量%以上
含む水溶液またはスラリーとして用いることができる
が、保存性および取扱性の見地からは、キレート剤の塩
濃度が5〜80重量%、好ましくは、20〜50%であ
る水溶液またはスラリーとして用いることが望ましい。
【0039】保存、運搬、混合等の取扱いに使用される
ドラム缶、タンク、ローリ−、貯蔵槽、攪拌装置等の材
質は、合金、ガラスライニング、合成樹脂ライニング
等、いずれの材質でもよいが、ステンレスが特に好まし
い。
【0040】本発明のキレート剤を取扱う温度は、化合
物濃度が5〜40重量%の場合は0〜75℃、40〜5
0重量%の場合は5〜75℃、50〜80重量%の場合
には10〜75℃の範囲が好ましい。
【0041】通常このような条件下では、3年程度の貯
蔵が可能であり、品質の劣化の認められないキレート剤
の水溶液またはスラリーを、必要に応じて容易に取り出
し、使用することができる。
【0042】以上のように得られたキレート剤は、界面
活性剤及びその他の添加剤を混合することにより優れた
洗浄効果を持つ洗浄剤を構成する。
【0043】これらのキレート剤は、通常、ナトリウ
ム、カリウム等のアルカリ金属塩の形態で使用される
が、酸析によって単離された酸形態の結晶を、アルカリ
性水溶液に溶解して部分中和した水溶液、アルカリ性の
水溶液である反応液、あるいは、これらの水溶液を濃縮
した塩の固形物等、いずれの形態でも使用することがで
き、必要に応じて用途にあったpHに調節することがで
きる。すなわち、本発明のキレート剤は、固結性が改善
された粉末又はフレーク、あるいは水溶液またはスラリ
ーのいずれの形態でも使用することができる。
【0044】次に本発明の洗浄剤について説明する。
【0045】本発明の洗浄剤組成物は、本発明のキレー
ト剤、特に(S)−アスパラギン酸−N,N−二酢酸、
N−メチルイミノ二酢酸及び/又はタウリン−N,N−
二酢酸を含み、必要に応じて、ノニオン系界面活性剤、
アニオン系界面活性剤、珪酸塩、漂白剤及び/又は脂肪
酸塩類を含む。
【0046】本発明に用いることができるノニオン系界
面活性剤としては、エトキシ化ノニルフェノール類、エ
トキシ化オクチルフェノール類、エトキシ化ソルビタン
脂肪酸エステル類およびそれらのプロピレンオキサイド
付加物等、特に限定されず、いずれもが使用できるが、
下記一般式[2]で表されるアルコールあるいはフェノ
ールに1分子当たり平均5〜12個、好ましくは6〜8
個のエチレンオキサイドと、1分子当たり平均0〜12
個、好ましくは2〜5個のプロピレンオキサイドとをラ
ンダム付加またはブロック付加することにより得られる
化合物、例えばエトキシ化第1級脂肪族アルコール類、
エトキシ化第2級脂肪族アルコール類及びそれらのプロ
ピレンオキサイド付加物などが特に高い洗浄力を示す。
これらのノニオン系界面活性剤はそれぞれ単独でも、2
種類以上を混合しても使用することができる。
【0047】R−OH [2] (R:炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基、あ
るいはアルキルフェニル基)
【0048】本発明に使用することができるアニオン系
界面活性剤としては、平均炭素数8〜16のアルキル基
を有する直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、平均炭素
数10〜20のα−オレフィンスルホン酸塩および一般
式[3]で表される脂肪族低級アルキルスルホン酸塩ま
たは脂肪族スルホン化物の塩、平均炭素数10〜20の
アルキル硫酸塩、平均炭素数10〜20の直鎖または分
岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均
0.5〜8モルのエチレンオキサイドを付加したアルキ
ルエーテル硫酸塩またはアルケニルエーテル硫酸塩、平
均炭素数10〜22の飽和または不飽和脂肪酸塩等が挙
げられる。
【0049】 (R:炭素数8〜20のアルキル基またはアルケニル
基、Y:炭素数1〜3のアルキル基または対イオン、
Z:対イオン)
【0050】本発明に用いることのできる珪酸塩類は、
一般式[4]で表されるシリケート類あるいは一般式
[5]で表されるアルミノシリケート類であり、これら
は、単独で又は任意の割合で混合して使用することがで
きる。珪酸塩類の使用量は、洗浄剤組成物中、0.5〜
80重量%、好ましくは5〜40重量%である。
【0051】 LM’Six 2 (x+1) ・yH2 O [4] (L:アルカリ金属、M’:ナトリウム又は水素、xは
1.9〜4の数、yは0〜20の数を表す。)
【0052】 Naz [(AlO2 z (SiO2 y ]xH2 O [5] (zは6以上の数、yはzとyの比率は1.0〜0.5
を満たすような数、xは5〜276の数を表す。)
【0053】本発明に用いることができる漂白剤として
は、過炭酸ナトリウム、過ほう酸ナトリウムなどが挙げ
られる。これら漂白剤の使用量は、洗浄剤組成物中0.
5〜60重量%、好ましくは1〜40重量%、さらに好
ましくは2〜25重量%である。
【0054】本発明に用いる脂肪酸塩類としては、平均
炭素数10〜24の飽和もしくは不飽和脂肪酸のアルカ
リ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩または
無置換もしくは置換アミン塩、好ましくは、アルカリ金
属塩、アルカリ土類金属塩、、さらに好ましくはアルカ
リ金属塩が挙げられる。これらの脂肪酸塩類は2種類以
上を混合して使用することもできる。
【0055】本発明に用いる脂肪酸塩類としては、ラウ
リン酸、ミリスチン酸またはステアリン酸などの、アル
カリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩また
は無置換もしくは置換アミン塩が用いられ、好ましく
は、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、さらに好ま
しくはアルカリ金属塩が挙げられる。
【0056】本発明の洗浄剤組成物には、さらに、安定
剤、アルカリ塩類、酵素、香料、ノニオン系及びアニオ
ン系以外の界面活性剤、スケール生成防止剤、発泡剤、
消泡剤など各種添加剤を添加することができる。
【0057】複数種のキレート剤を併用することによ
り、更に高性能の洗浄剤組成物を得ることができる。
【0058】特に、使用するpHによっては、一種類の
キレート剤ではそのキレート力を十分に発揮することが
困難な場合もあるが、複数種のキレート剤を混合して使
用することにより、使用環境のpHが変動しても洗浄効
果に影響のない、優れた洗浄剤組成物を得ることができ
る。
【0059】本発明のpH対応性に優れた洗剤組成物に
使用されるキレート剤は、(S)−アスパラギン酸−
N,N−二酢酸、タウリン−N,N−二酢酸及びN−メ
チルイミノ二酢酸の三種類であるが、それぞれの、特徴
を以下に説明する。
【0060】(S)−アスパラギン酸−N,N−二酢酸
は、本発明のpH対応性に優れた洗剤組成物中に配合さ
れることができるが、特に、中性pH領域において優れ
た性能を付与するために好ましく配合され、上記三種の
N,N−二酢酸型キレート剤の中では、カルシウム等に
対するキレート安定度定数が特に大きい。そのため、ラ
ウリン酸ナトリウム等のカルボン酸系界面活性剤との組
み合わせにおいても、対象金属を強固にキレートするた
め、(S)−アスパラギン酸−N,N−二酢酸は好まし
く配合される。
【0061】カルシウムに対するキレート安定度定数
は、ニトリロ三酢酸の6.4に対し、(S)−アスパラ
ギン酸−N,N−二酢酸について5.8の値が報告され
ているが、実際のビルダー性能については、(S)−ア
スパラギン酸−N,N−二酢酸がニトリロ三酢酸を上回
るという事実がある。(S)−アスパラギン酸−N,N
−二酢酸は、カルボキシル基を4個もつモノアミン型キ
レート剤であるため、カルシウム等の対象金属を最大で
5座配位で捕捉することができる。そのため、3個のカ
ルボキシル基を有し、対象金属を最大で4座配位で捕捉
するニトリロ三酢酸と比較した場合、(S)−アスパラ
ギン酸−N,N−二酢酸のキレート力は、より強力であ
り、中性領域において格段優れた性能を発揮する。
【0062】ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等
のスルホン酸系界面活性剤との組み合わせにおいて、
(S)−アスパラギン酸−N,N−二酢酸のCa++捕捉
能は、pH7〜8において、ニトリロ三酢酸の性能を上
回り、エチレンジアミン四酢酸に匹敵する。
【0063】また、スルホン酸系界面活性剤であるドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウムに代えて、カルボン
酸系界面活性剤であるラウリン酸ナトリウムを界面活性
剤に使用した場合、pH12において、(S)−アスパ
ラギン酸−N,N−二酢酸は、約50%のCa++捕捉能
を保持する。(S)−アスパラギン酸−N,N−二酢酸
のCa++捕捉能保持率は、同様の界面活性剤の代替にお
いても約90%を保持するエチレンジアミン四酢酸には
及ばないものの、既存のモノアミン型キレート剤のほと
んどが、カルボン酸系界面活性剤存在下においてCa++
捕捉能を完全に消失してしまう事実からすると驚嘆に値
する。
【0064】(S)−アスパラギン酸−N,N−二酢酸
は、修正SCAS試験等の生分解性試験において完全に
無機物に分解される。(S)−アスパラギン酸−N,N
−二酢酸を含む排水によって馴養された活性汚泥によっ
て、ある程度の期間内に完全分解される。
【0065】タウリン−N,N−二酢酸は、本発明のp
H対応性に優れた洗剤組成物中に配合されることができ
るが、特に、弱アルカリ性pH領域において優れた性能
を付与するために好ましく配合される。
【0066】カルシウムに対するキレート安定度定数
は、タウリン−N,N−二酢酸について4.2の値が報
告されているが、実際のビルダー性能については、タウ
リン−N,N−二酢酸がニトリロ三酢酸を上回るという
事実がある。タウリン−N,N−二酢酸の分子構造をキ
レート性能の見地から見ると、対象金属の捕捉を直接司
るイミノ二酢酸部分と、対象金属捕捉能のpH対応性を
司るスルホン酸部分とから成る。すなわち、タウリン−
N,N−二酢酸のスルホン酸基は、対象金属の捕捉には
直接関与していないものの、等電点の中性側への移行等
の作用によって、分子がより中性側でキレート力を発揮
しやすい化学的環境を整えているものと考察される。
【0067】スルホン酸系界面活性剤との組み合わせに
おいて、タウリン−N,N−二酢酸のCa++捕捉能は、
pH8において、エチレンジアミン四酢酸に匹敵すると
共に、pH8.5以上では、エチレンジアミン四酢酸を
上回る。この事実は、同じN,N−二酢酸型キレート剤
の典型であるニトリロ酸酢酸が、同様の条件にてpH1
0においてはじめてエチレンジアミン四酢酸のCa++
捉能を上回るという事実と比較すると驚嘆に値する。
【0068】タウリン−N,N−二酢酸は、OECD化
学物質テストガイドラインに記載されている修正SCA
S法(試験番号302A)等の生分解性試験において、
短期間に完全に無機物に分解される。タウリン−N,N
−二酢酸を含む排水によって馴養された活性汚泥によっ
て、短期間で完全分解される。
【0069】メチルイミノ二酢酸は、本発明のpH対応
性に優れた洗剤組成物中に配合されることができるが、
特に、アルカリ性pH領域において優れた性能を付与す
るために好ましく配合される。
【0070】カルシウムに対するキレート安定度定数
は、メチルイミノ二酢酸について3.7の値が報告され
ているが、実際のビルダー性能については、メチルイミ
ノ二酢酸がニトリロ三酢酸を上回るという事実がある。
メチルイミノ二酢酸の化学構造をキレート性能の見地か
ら見ると、メチル基の導入によるアミノ基の第三級アミ
ノ基化により、単純なイミノ二酢酸よりも絶対的なキレ
ート力が増大するとともに、その小さな分子量のゆえ
に、重量換算当たりのCa++捕捉能が大くなっているも
のと考察される。
【0071】スルホン酸系界面活性剤との組み合わせに
おいて、メチルイミノ二酢酸のCa++捕捉能は、pH1
0以上において、エチレンジアミン四酢酸をはるかに上
回ると共に、同様の条件にて従来より優れた性能を示す
とされていたニトリロ三酢酸を更に凌ぐ驚異的な性能を
示す。
【0072】メチルイミノ−N,N−二酢酸は、OEC
D科学物質ガイドラインに記載されている修正MITI
法(試験番号301C)等の生分解性試験において、短
期間に完全に無機物に分解される。メチルイミノ二酢酸
は、活性汚泥等の処理に供さずとも、河川、湖沼、一般
下水等の環境水中に生息する微生物によって、容易に分
解される。
【0073】(S)−アスパラギン酸−N−一酢酸、
(S)−アスパラギン酸−N−一プロピオン酸は、メチ
ルイミノ二酢酸に替えて使用することができる生分解性
ビルダーであるが、性能的にはpH10以上において優
れたビルダ−性能を示すものの、重量換算当たりのCa
++捕捉能がメチルイミノ二酢酸よりも劣るため、配合の
際には多量に用いる必要がある。(S)−アスパラギン
酸−N−一酢酸、(S)−アスパラギン酸−N−一プロ
ピオン酸は、修正MITI試験等の生分解性試験におい
て、短期間に完全に無機化される。これらのキレート剤
は、活性汚泥等の処理に供さずとも、河川、湖沼、一般
下水等の環境水中に生息する微生物によって、容易に分
解される。
【0074】以上、(S)−アスパラギン酸−N,N−
二酢酸、タウリン−N,N−二酢酸及びメチルイミノ二
酢酸のそれぞれについて、生分解性ビルダーとしての特
徴を述べたが、これらのうち、ビルダー成分として少な
くとも二種類を同時に含む洗剤組成物は、広範なpH条
件において優れた性能を発揮することができる。すなわ
ち、これらのビルダー成分を適切に配合することによっ
て、従来から優れたビルダーとして好ましく使用されて
きたエチレンジアミン四酢酸と同等またはそれ以上の性
能を、中性からアルカリ性におよぶ広範なpH条件にお
いて得ることが可能である。また、特定の生分解性ビル
ダー成分の配合比を増やすことにより、特定のpH、界
面活性剤等の条件において、特に優れた性能を引き出す
ことも可能である。
【0075】パルプ、衣料品等の用途においては、漂白
の目的で、過酸化水素や有機過酸が配合されるが、ビル
ダーは、これら過酸化物を鉄等の重金属が触媒する分解
作用から保護する機能を有する。
【0076】また、食品工業分野においては、ビール瓶
洗浄、食器洗浄、プラント洗浄の用途によっては、界面
活性剤の添加なしにビルダー成分のみを主成分とした洗
浄剤組成物を、炭酸カルシウム、シュウ酸カルシウム等
の除去に用いる場合がある。
【0077】本発明の洗浄剤組成物には、一般的な補助
添加剤、珪酸、結晶性アルミノ珪酸、層状珪酸等の塩、
グリシン、β−アラニン、タウリン、アスパラギン酸、
グルタミン酸等のアミノ酸の塩、ポリアクリル酸、ポリ
マレイン酸、ポリアコニット酸、ポリアセタールカルボ
ン酸、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロ
ース、ポリエチレングリコール等の高分子の塩、クエン
酸、リンゴ酸、フマル酸、コハク酸、グルコン酸、酒石
酸等の有機酸の塩、プロテアーゼ、リパーゼ、セルラー
ゼ等の酵素、パラトルエンスルホン酸、スルホコハク酸
等の塩を、緩衝剤、安定剤、再付着防止剤として添加す
ることができる。
【0078】その他、カルシウムシリケート等のケーキ
ング防止剤、ケイ酸マグネシウム等の過酸化物安定剤、
t−ブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤、蛍光塗
料、香料等も添加することができるが、これら種類は特
に限定されず、目的に応じた配合がなされる。
【0079】また、本発明は、トリポリ燐酸、ピロ燐酸
等の塩、ジエチレントリアミン五酢酸、エチレンジアミ
ン四酢酸、ニトリロ三酢酸の塩等をビルダーとして併用
することを妨げるものではないが、環境負荷の低減、安
全性の見地からは、これら既存のビルダーの使用を避け
ることが望ましい。
【0080】次に、本発明における洗剤組成物の使用条
件、配合比等について詳細に説明する。
【0081】広範な使用条件下において、優れたビルダ
ーであるエチレンジアミン四酢酸と同等またはそれ以上
の性能を得るためには、(S)−アスパラギン酸−N,
N−二酢酸、タウリン−N,N−二酢酸及びメチルイミ
ノ二酢酸の三種類のうち、少なくとも二種類の生分解性
ビルダーを同時に配合することが望ましい。ビルダー組
成中、(S)−アスパラギン酸−N,N−二酢酸を5〜
97酸換算重量%、好ましくは、40〜95酸換算重量
%、また、タウリン−N,N−二酢酸を0〜97酸換算
重量%、好ましくは、40〜90酸換算重量%、およ
び、メチルイミノ二酢酸を0〜97酸換算重量%、好ま
しくは、30〜70酸換算重量%配合することが望まし
い。また、ビルダ−の総量として、界面活性剤成分に対
し、6〜810酸換算重量%、好ましくは、20〜24
0酸換算重量%、更に好ましくは、80〜120酸換算
重量%配合するのがよい。
【0082】このような生分解性ビルダーの配合組成で
あれば、スルホン酸系のような分散性に優れた界面活性
剤との組み合わせにおいては、pH6〜13、カルボン
酸系のような分散性に乏しい界面活性剤との組み合わせ
においては、pH7〜12の範囲において、エチレンジ
アミン四酢酸あるいはニトリロ三酢酸と同等またはそれ
以上の酸換算重量当たりのビルダー性能が発揮されるこ
とになる。ここで言うビルダー性能とは、Ca++捕捉能
にとどまらず、スケールや重金属の分散性、pH緩衝
性、汚れ再付着防止、液体洗剤の固結防止、固体洗剤の
形態保持等の性能を包含し、これらの性能においても、
ニトリロ三酢酸を凌ぎ、エチレンジアミン四酢酸やトリ
ポリ燐酸に遜色ない性能が得られる。
【0083】用途によって、pHや界面活性剤等の条件
が予め明確な場合は、それらの使用条件に適した生分解
性ビルダーの配合組成で洗浄剤組成物を調製するのが有
利である。
【0084】台所用、衣料用等、家庭用中性洗剤は、p
H6.5〜8.5付近において、ドデシルベンゼンスル
ホン酸塩、ラウリルアルコール硫酸エステル塩、ポリエ
チレングリコール等の界面活性剤との組み合わせにおい
て使用される場合が多い。これらの用途においては、ビ
ルダー組成中、(S)−アスパラギン酸−N,N−二酢
酸を20〜97酸換算重量%、好ましくは、50〜95
酸換算重量%、また、タウリン−N,N−二酢酸を5〜
90酸換算重量%、好ましくは、50〜80酸換算重量
%、および、メチルイミノ二酢酸を0〜20酸換算重量
%、好ましくは、10〜15酸換算重量%配合するのが
よい。
【0085】衣料洗浄用、食器洗浄用、プラント洗浄
用、洗瓶用等、工業用洗剤は、中性から強アルカリ性に
いたるまでpH条件は幅広い。特に、アルカリ性条件の
pH9〜13での用途においては、ビルダー組成中、
(S)−アスパラギン酸−N,N−二酢酸を0〜90酸
換算重量%、好ましくは、20〜50酸換算重量%、ま
た、タウリン−N,N−二酢酸を5〜90酸換算重量
%、好ましくは、50〜80酸換算重量%、および、メ
チルイミノ二酢酸を20〜97酸換算重量%、好ましく
は、60〜90酸換算重量%配合するのがよい。
【0086】しかし、工業用洗剤において、pH9〜1
3のアルカリ性条件下における用途といえども、ラウリ
ン酸塩等、分散性に劣った界面活性剤が使用される場合
は、(S)−アスパラギン酸−N,N−二酢酸を20〜
95酸換算重量%、好ましくは、50〜90酸換算重量
%、また、タウリン−N,N−二酢酸を5〜90酸換算
重量%、好ましくは、50〜80酸換算重量%、およ
び、メチルイミノ二酢酸を0〜20酸換算重量%、好ま
しくは、10〜15酸換算重量%配合するのがよい。
【0087】また、本発明における洗剤組成物は、いず
れの用途においても、その生分解性ビルダー成分である
メチルイミノ二酢酸の全量または部分量を、(S)−ア
スパラギン酸−N−一酢酸、(S)−アスパラギン酸−
N−一プロピオン酸のいずれか、または、両方に代替す
ることができる。(S)−アスパラギン酸−N−一酢酸
を用いる場合は、代替するメチルイミノ二酢酸に対し、
80〜350酸換算重量%、好ましくは、150〜32
0酸換算重量%用いるのがよい。また、(S)−アスパ
ラギン酸−N−一プロピオン酸を用いる場合は、代替す
るメチルイミノ二酢酸に対し、120〜560酸換算重
量%、好ましくは、240〜420酸換算重量%用いる
のがよい。
【0088】本発明の洗浄剤組成物は、構成成分である
キレート剤と界面活性剤などの各成分とを、予め決まっ
た配合比率で混合した高濃度の液体洗浄剤又は粉末洗浄
剤として調製し、これを使用時に水で所定濃度に希釈し
て使用することもできる。また、これら各成分を希釈水
に配合比率で希釈混合し使用することもできる。
【0089】
【実施例】以下に、実施例により本発明を詳細に説明す
るが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。
【0090】実施例1 (S)−アスパラギン酸−N−一酢酸三Na塩(S-ASMA
-3Na)1000g、不純物の塩(アスパラギン酸二Na
塩18.3g,フマル酸二Na塩4.0g,グリシン一
Na塩2.2g,リンゴ酸二Na塩0.5gから成る)
25.0gを含む乾燥粉体について、荷重200[g/c
m2] の加圧下で2ヶ月経過後における固結強度をJIS A
1108(コンクリートの圧縮強度試験方法)に準じた下記
の方法で測定した圧縮強度で表し、固結性を評価した。
【0091】<圧縮強度の測定方法> (1)温度20〜30℃、相対湿度40〜70%の室内
で、検体500g を、20cm×20cmのポリエチレン製
の袋に入れ、粉体を均して20cm×20cmの領域に広げ
た状態で空気を押し出して袋をシールし、この袋をさら
にクラフト紙袋に入れて封をする。 (2)平らな板の上に(1)のクラフト紙袋を平らに置
き、その上に板を載せ、この上に20kgの分銅4個を載
せ、検体に200[g/cm2] の荷重をかける。 (3)温度20〜30℃、相対湿度40〜70%に保持
し、荷重をかけ始めてから2ヶ月間経過した時点で取り
出した検体から、数個のテストピース(縦4cm×横4cm
×高さ2cm)を切り出す。 (4)圧縮試験機(コンピュータ計測制御式精密万能試
験機:島津オートグラフAGS-100B、最高加重:100k
g、加重速度:2[cm/分] )により、テストピースに加
重し、テストピースが破壊したときに試験機が示した最
大荷重値を、テストピースの断面積で割った値をその圧
縮強度とする。
【0092】測定の結果、テストピースは、圧縮強度が
1.2[kg/cm2]であり、特段の粉砕処理をすることなく
解砕できる状態であった。
【0093】実施例2 (S)−アスパラギン酸−N−一プロピオン酸三Na塩
(S-ASMP-3Na)1000g、不純物の塩(フマル酸二N
a塩8.2g,アスパラギン酸二Na塩6.2g,イミ
ノ二酢酸二Na塩4.3g,リンゴ酸二Na塩1.1
g、ニトリロ三酢酸三Na塩0.2gから成る)20.
0gを使用した以外、実施例1と同様の実験を行った。
結果を表1に示す。
【0094】実施例3 (S)−アスパラギン酸−N,N−二酢酸四Na塩(S-
ASDA-4Na)1000g、不純物の塩(アスパラギン酸二
Na塩5.5g,フマル酸二Na塩3.1g,β−アラ
ニンNa塩3.1g,イミノ二プロピオン酸二Na塩
2.4g,リンゴ酸二Na塩0.7g、アクリル酸Na
塩0.2gから成る)15.0gを使用した以外、実施
例1と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0095】実施例4 (S)−α−アラニン−N,N−二酢酸三Na塩(S-AL
DA-3Na)1000g、不純物の塩(α−アラニン一Na
塩10.5g,グリシン一Na塩3.6g,イミノ二酢
酸二Na塩4.8g,ニトリロ三酢酸三Na塩3.7g
から成る)22.5gを使用した以外、実施例1と同様
の実験を行った。結果を表1に示す。
【0096】実施例5 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を5.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例1と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0097】実施例6 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を6.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例2と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0098】実施例7 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を8.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例3と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0099】実施例8 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を7.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例4と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0100】実施例9 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を0.3%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例1と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0101】実施例10 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を0.2%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例2と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0102】実施例11 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を0.4%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例3と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0103】実施例12 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を0.3%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例4と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0104】実施例13 (S)−アスパラギン酸−N−一酢酸(S-ASMA)100
0g、不純物の酸(アスパラギン酸20.1g,フマル
酸6.0g,グリシン3.2g,リンゴ酸0.7gから
成る)30.0gを使用した以外、実施例1と同様の実
験を行った。結果を表1に示す。
【0105】実施例14 (S)−アスパラギン酸−N−一プロピオン酸(S-ASM
P)1000g、不純物の酸(フマル酸6.3g,アス
パラギン酸4.7g,イミノ二酢酸3.1g,リンゴ酸
0.8g、ニトリロ三酢酸0.1gから成る)15.0
gを使用した以外、実施例1と同様の実験を行った。結
果を表1に示す。
【0106】実施例15 (S)−アスパラギン酸−N,N−二酢酸(S-ASDA)1
000g、不純物の酸(アスパラギン酸8.5g,フマ
ル酸5.3g,β−アラニン3.3g,イミノ二プロピ
オン酸2.3g,リンゴ酸0.5g、アクリル酸0.1
gから成る)20.0gを使用した以外、実施例1と同
様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0107】実施例16 (S)−α−アラニン−N,N−二酢酸(S-ALDA)10
00g、不純物の酸(α−アラニン11.0g,グリシ
ン4.6g,イミノ二酢酸5.2g,ニトリロ三酢酸
3.7gから成る)24.5gを使用した以外、実施例
1と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0108】実施例17 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を4.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例13と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0109】実施例18 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を8.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例14と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0110】実施例19 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を7.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例15と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0111】実施例20 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を6.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例16と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0112】実施例21 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を0.2%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例13と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0113】実施例22 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を0.3%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例14と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0114】実施例23 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を0.5%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例15と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0115】実施例24 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を0.4%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例16と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0116】実施例25 タウリン−N,N−二酢酸三Na塩(TUDA-3Na)100
0g、不純物の塩(タウリン一Na塩6.0g,グリシ
ン一Na塩5.0g,イミノ二酢酸二Na塩7.0g,
ニトリロ三酢酸三Na塩7.0gから成る)25.0g
を使用した以外、実施例1と同様の実験を行った。結果
を表1に示す。
【0117】実施例26 N−メチルイミノ二酢酸二Na塩(MIDA-2Na)1000
g、不純物の塩(グリシン一Na塩8.0g,イミノ二
酢酸二Na塩7.0g,ニトリロ三酢酸三Na塩5.0
0gから成る)20.0gを使用した以外、実施例1と
同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0118】実施例27 アントラニル酸−N,N−二酢酸三Na塩(ANTDA-3Na
)1000g、不純物の塩(アントラニル酸一Na塩
4.0g, グリシン一Na塩3.0g,イミノ二酢酸二
Na塩5.0g,ニトリロ三酢酸三Na塩3.0gから
成る)15.0gを使用した以外、実施例1と同様の実
験を行った。結果を表1に示す。
【0119】実施例28 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を5.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例25と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0120】実施例29 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を6.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例26と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0121】実施例30 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を8.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例27と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0122】実施例31 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を0.3%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例25と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0123】実施例32 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を0.2%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例26と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0124】実施例33 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を0.4%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例27と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0125】実施例34 タウリン−N,N−二酢酸(TUDA)1000g、不純物
の酸(タウリン6.0g,グリシン5.0g,イミノ二
酢酸7.0g,ニトリロ三酢酸7.0gから成る)2
5.0gを使用した以外、実施例1と同様の実験を行っ
た。結果を表1に示す。
【0126】実施例35 N−メチルイミノ二酢酸(MIDA)1000g、不純物の
酸(グリシン8.0g,イミノ二酢酸7.0g,ニトリ
ロ三酢酸5.00gから成る)20.0gを使用した以
外、実施例1と同様の実験を行った。結果を表1に示
す。
【0127】実施例36 アントラニル酸−N,N−二酢酸(ANTDA )1000
g、不純物の酸(アントラニル酸4.0g, グリシン
3.0g,イミノ二酢酸5.0g,ニトリロ三酢酸3.
0gから成る)15.0gを使用した以外、実施例1と
同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0128】実施例37 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を4.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例34と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0129】実施例38 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を8.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例35と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0130】実施例39 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を7.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例36と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0131】実施例40 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を0.2%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例34と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0132】実施例41 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を0.3%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例35と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0133】実施例42 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を0.5%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例36と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0134】実施例43 アントラニル酸−N,N−二酢酸Fe塩(ANTDA-Fe)1
000g、不純物のFe塩(アントラニル酸塩4.0
g, グリシン塩3.0g,イミノ二酢酸塩5.0g,ニ
トリロ三酢酸塩3.0gから成る)15.0gを使用し
た以外、実施例1と同様の実験を行った。結果を表1に
示す。
【0135】実施例44 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を5.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例43と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0136】実施例45 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を0.3%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例43と同様の実験を行った。結果を表1に示す。
【0137】比較例1 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を10%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例1と同様の実験を行った。結果を表2に示す。
【0138】比較例2 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を15%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例2と同様の実験を行った。結果を表2に示す。
【0139】比較例3 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を20%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例3と同様の実験を行った。結果を表2に示す。
【0140】比較例4 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を18%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例4と同様の実験を行った。結果を表2に示す。
【0141】比較例5 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を30%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例13と同様の実験を行った。結果を表2に示す。
【0142】比較例6 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を20%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例14と同様の実験を行った。結果を表2に示す。
【0143】比較例7 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を15%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例15と同様の実験を行った。結果を表2に示す。
【0144】比較例8 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を23%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例16と同様の実験を行った。結果を表2に示す。
【0145】比較例9 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を10%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例25と同様の実験を行った。結果を表2に示す。
【0146】比較例10 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を15%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例26と同様の実験を行った。結果を表2に示す。
【0147】比較例11 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を20%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例27と同様の実験を行った。結果を表2に示す。
【0148】比較例12 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を30%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例34と同様の実験を行った。結果を表2に示す。
【0149】比較例13 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を20%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例35と同様の実験を行った。結果を表2に示す。
【0150】比較例14 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を15%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例36と同様の実験を行った。結果を表2に示す。
【0151】比較例15 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を15%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例43と同様の実験を行った。結果を表2に示す。
【0152】
【0153】
【0154】これらの実施例から、一般式[1]の化合
物に対し、不純物酸およびその塩が8%よりも多く存在
すると、保存粉体の固結性が増大するとともに圧縮強度
の上昇が認められた。不純物酸およびその塩が8%以下
存在する場合は、このような保存粉体の固結性増大、圧
縮強度上昇は認められなかった。
【0155】実施例46 エチレンジアミンジコハク酸四Na塩(EDDS-4Na)10
00g、不純物の塩(マレイン酸二Na塩8.0g,フ
マル酸二Na塩9.0g,エチレンジアミンモノコハク
酸二Na塩5.0g,リンゴ酸二Na塩3.0gから成
る)25.0gを使用した以外は、実施例1と同様の実
験を行った。結果を表3に示す。
【0156】実施例47 (S,S)−エチレンジアミンジコハク酸四Na塩(SS
-EDDS-4Na )1000g、不純物の塩((S)−アスパ
ラギン酸二Na塩5.0g,(S)−N−(2−ヒドロ
キシエチル)−アスパラギン酸二Na塩5.0g,
(S,S)−N−(2−ヒドロキシエチル)−エチレン
ジアミンジコハク酸四Na塩5.0g,フマル酸二Na
塩5.0gから成る)20.0gを使用した以外、実施
例1と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0157】実施例48 1,3−プロパンジアミンジコハク酸四Na塩(PDDS-4
Na)1000g、不純物の塩(マレイン酸二Na塩5.
0g,フマル酸二Na塩4.0g,1,3−プロパンジ
アミンモノコハク酸二Na塩3.0g,リンゴ酸塩3.
0gから成る)15.0gを使用した以外、実施例1と
同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0158】実施例49 (S,S)−1,3−プロパンジアミンジコハク酸四N
a塩(SS-PDDS-4Na )1000g、不純物の塩((S)
−アスパラギン酸二Na塩5.0g,(S)−3−ヒド
ロキシプロピルアスパラギン酸二Na塩5.0g,
(S,S)−3−ヒドロキシプロピル−1,3−プロパ
ンジアミンジコハク酸四Na塩5.0g,フマル酸二N
a塩5.0g)20.0gを使用した以外、実施例1と
同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0159】実施例50 (S,S)−2−ヒドロキシ−1,3−プロパンジアミ
ンジコハク酸四Na塩(SS-PDDS-OH-4Na)1000g、
不純物の塩((S)−アスパラギン酸二Na塩15.0
g,(S)−N−(1,2−ジヒドロキシプロピル)−
アスパラギン酸二Na塩5.0g,フマル酸二Na塩
5.0g)25.0gを使用した以外、実施例1と同様
の実験を行った。結果を表3に示す。
【0160】実施例51 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を5.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例46と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0161】実施例52 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を6.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例47と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0162】実施例53 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を8.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例48と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0163】実施例54 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を6.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例49と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0164】実施例55 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を8.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例50と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0165】実施例56 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を0.3%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例46と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0166】実施例57 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を0.2%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例47と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0167】実施例58 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を0.4%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例48と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0168】実施例59 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を0.2%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例49と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0169】実施例60 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を0.4%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例50と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0170】実施例61 エチレンジアミンジコハク酸(EDDS)1000g、不純
物の酸(マレイン酸8.0g,フマル酸9.0g,エチ
レンジアミンモノコハク酸5.0g,リンゴ酸3.0g
から成る)25.0gを使用した以外、実施例1と同様
の実験を行った。結果を表3に示す。
【0171】実施例62 (S,S)−エチレンジアミンジコハク酸(SS-EDDS )
1000g、不純物の酸((S)−アスパラギン酸5.
0g,(S)−N−(2−ヒドロキシエチル)−アスパ
ラギン酸5.0g,(S,S)−N−(2−ヒドロキシ
エチル)−エチレンジアミンジコハク酸5.0g,フマ
ル酸5.0gから成る)20.0gを使用した以外、実
施例1と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0172】実施例63 1,3−プロパンジアミンジコハク酸(PDDS)1000
g、不純物の酸(マレイン酸5.0g,フマル酸4.0
g,1,3−プロパンジアミンモノコハク酸3.0g,
リンゴ酸3.0gから成る)15.0gを使用した以
外、実施例1と同様の実験を行った。結果を表3に示
す。
【0173】実施例64 (S,S)−1,3−プロパンジアミンジコハク酸(SS
-PDDS )1000g、不純物の酸((S)−アスパラギ
ン酸5.0g,(S)−3−ヒドロキシプロピルアスパ
ラギン酸5.0g,(S,S)−3−ヒドロキシプロピ
ル−1,3−プロパンジアミンジコハク酸5.0g,フ
マル酸5.0g)20.0gを使用した以外、実施例1
と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0174】実施例65 (S,S)−2−ヒドロキシ−1,3−プロパンジアミ
ンジコハク酸(SS-PDDS-OH)1000g、不純物の酸
((S)−アスパラギン酸15.0g,(S)−N−
(1,2−ジヒドロキシプロピル)−アスパラギン酸
5.0g,フマル酸5.0g)25.0gを使用した以
外、実施例1と同様の実験を行った。結果を表3に示
す。
【0175】実施例66 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を5.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例61と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0176】実施例67 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を6.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例62と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0177】実施例68 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を8.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例63と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0178】実施例69 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を6.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例64と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0179】実施例70 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を8.0%に変化
させ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、
実施例65と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0180】実施例71 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を0.3%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例61と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0181】実施例72 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を0.2%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例62と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0182】実施例73 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を0.4%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例63と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0183】実施例74 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を0.2%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例64と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0184】実施例75 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を0.4%に変化
させ、検体にかける荷重を300[g/cm2] とした以外、
実施例65と同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0185】実施例76 エチレンジアミンジコハク酸・Fe・NH4 塩(EDDS-F
e-NH4 )1000g、不純物のアンモニウム塩(マレイ
ン酸塩8.0g,フマル酸塩9.0g,エチレンジアミ
ンモノコハク酸塩5.0g,リンゴ酸塩3.0gから成
る)25.0gを使用した以外、実施例1と同様の実験
を行った。結果を表3に示す。
【0186】実施例77 エチレンジアミンジコハク酸・Cu・Na2 塩(EDDSー
Cu-2Na)1000g、不純物のNa塩(マレイン酸塩
8.0g,フマル酸塩9.0g,エチレンジアミンモノ
コハク酸塩5.0g,リンゴ酸塩3.0gから成る)2
5.0gを使用した以外、実施例1と同様の実験を行っ
た。結果を表3に示す。
【0187】実施例78 エチレンジアミンジコハク酸・Ni・Na2 塩(EDDSー
Ni-2Na)1000g、不純物のNa塩(マレイン酸塩
8.0g,フマル酸塩9.0g,エチレンジアミンモノ
コハク酸塩5.0g,リンゴ酸塩3.0gから成る)2
5.0gを使用した以外、実施例1と同様の実験を行っ
た。結果を表3に示す。
【0188】実施例79 (S,S)−エチレンジアミンジコハク酸・Fe・NH
4 塩(SS-EDDS-Fe-NH4)1000g、不純物のアンモニ
ウム塩((S)−アスパラギン酸塩5.0g,(S)−
N−(2−ヒドロキシエチル)−アスパラギン酸塩5.
0g,(S,S)−N−(2−ヒドロキシエチル)−エ
チレンジアミンジコハク酸塩5.0g,フマル酸塩5.
0gから成る)20.0gを使用した以外、実施例1と
同様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0189】実施例80 (S,S)−エチレンジアミンジコハク酸・Cu・Na
2 塩(SS-EDDS-Cu-2Na)1000g、不純物のNa塩
((S)−アスパラギン酸塩5.0g,(S)−N−
(2−ヒドロキシエチル)−アスパラギン酸塩5.0
g,(S,S)−N−(2−ヒドロキシエチル)−エチ
レンジアミンジコハク酸塩5.0g,フマル酸塩5.0
gから成る)20.0gを使用した以外、実施例1と同
様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0190】実施例81 (S,S)−エチレンジアミンジコハク酸・Ni・Na
2 塩(SS-EDDS-Ni-2Na)1000g、不純物のNa塩
((S)−アスパラギン酸塩5.0g,(S)−N−
(2−ヒドロキシエチル)−アスパラギン酸塩5.0
g,(S,S)−N−(2−ヒドロキシエチル)−エチ
レンジアミンジコハク酸塩5.0g,フマル酸塩5.0
gから成る)20.0gを使用した以外、実施例1と同
様の実験を行った。結果を表3に示す。
【0191】実施例82 (S,S)−1,3−プロパンジアミンジコハク酸・F
e・NH4 塩(SS-PDDS-Fe-NH4)1000g、不純物の
アンモニウム塩((S)−アスパラギン酸塩5.0g,
(S)−3−ヒドロキシプロピルアスパラギン酸塩5.
0g,(S,S)−3−ヒドロキシプロピル−1,3−
プロパンジアミンジコハク酸塩5.0g,フマル酸塩
5.0g)20.0gを使用した以外、実施例1と同様
の実験を行った。結果を表3に示す。
【0192】実施例83 (S,S)−1,3−プロパンジアミンジコハク酸・C
uNa2 塩(SS-PDDS-Cu-2Na)1000g、不純物のN
a塩((S)−アスパラギン酸塩5.0g,(S)−3
−ヒドロキシプロピルアスパラギン酸塩5.0g,
(S,S)−3−ヒドロキシプロピル−1,3−プロパ
ンジアミンジコハク酸塩5.0g,フマル酸塩5.0
g)20.0gを使用した以外、実施例1と同様の実験
を行った。結果を表3に示す。
【0193】実施例84 (S,S)−1,3−プロパンジアミンジコハク酸・N
i・Na2 塩(SS-PDDS-Ni-2Na)1000g、不純物の
Na塩((S)−アスパラギン酸塩5.0g,(S)−
3−ヒドロキシプロピルアスパラギン酸塩5.0g,
(S,S)−3−ヒドロキシプロピル−1,3−プロパ
ンジアミンジコハク酸塩5.0g,フマル酸塩5.0
g)20.0gを使用した以外、実施例1と同様の実験
を行った。結果を表3に示す。
【0194】比較例16 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を10%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例46と同様の実験を行った。結果を表4に示す。
【0195】比較例17 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を15%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例47と同様の実験を行った。結果を表4に示す。
【0196】比較例18 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を20%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例48と同様の実験を行った。結果を表4に示す。
【0197】比較例19 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を30%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例49と同様の実験を行った。結果を表4に示す。
【0198】比較例20 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を20%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例50と同様の実験を行った。結果を表4に示す。
【0199】比較例21 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を15%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例61と同様の実験を行った。結果を表4に示す。
【0200】比較例22 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を15%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例62と同様の実験を行った。結果を表4に示す。
【0201】比較例23 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を10%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例63と同様の実験を行った。結果を表4に示す。
【0202】比較例24 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を15%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例64と同様の実験を行った。結果を表4に示す。
【0203】比較例25 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を20%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例65と同様の実験を行った。結果を表4に示す。
【0204】比較例26 不純物の酸を同一組成のまま、含有量を30%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例79と同様の実験を行った。結果を表4に示す。
【0205】比較例27 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を20%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例80と同様の実験を行った。結果を表4に示す。
【0206】比較例28 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を15%に変化さ
せ、検体にかける荷重を100[g/cm2] とした以外、実
施例81と同様の実験を行った。結果を表4に示す。
【0207】
【0208】
【0209】実施例85 (S)−アスパラギン酸−N−一酢酸三Na塩(ASMA-3
Na)1000g、不純物の塩(アスパラギン酸二Na塩
183g,フマル酸二Na塩40g,グリシン一Na塩
22g,リンゴ酸二Na塩5gから成る)250gを含
む乾燥粉体を、熱電式加熱器を外装したステンレス製の
容器中、水1500gに溶解し、薄い黄色みを帯びた透
明の水溶液を調製した。この水溶液を、温度を50℃、
60日間保温した後、成分をHPLCで分析すると共
に、液の外観を観察した。結果を表5に示した。
【0210】実施例86 (S)−アスパラギン酸−N,N−二酢酸四Na塩(AS
DA-4Na)1000g、不純物の塩(フマル酸二Na塩8
2g,アスパラギン酸二Na塩62g,イミノ二酢酸二
Na塩43g,リンゴ酸二Na塩11g、ニトリロ三酢
酸三Na塩2gから成る)200gを使用した以外、実
施例85と同様の実験を行った。結果を表5に示した。
【0211】実施例87 (S)−アスパラギン酸−N−一プロピオン酸三Na塩
(ASMP-3Na)1000g、不純物の塩(アスパラギン酸
二Na塩55g,フマル酸二Na塩31g,β−アラニ
ン一Na塩31g,イミノ二プロピオン酸二Na塩24
g,リンゴ酸二Na塩7g、アクリル酸Na塩2gから
成る)150gを使用した以外、実施例85と同様の実
験を行った。結果を表5に示した。
【0212】実施例88 (S)−α−アラニン−N,N−二酢酸三Na塩(S-AL
DA-3Na)1000g、不純物の塩(α−アラニン一Na
塩100g,グリシン一Na塩40g,イミノ二酢酸二
Na塩30g,ニトリロ三酢酸三Na塩30gから成
る)200gを使用した以外、実施例85と同様の実験
を行った。結果を表5に示す。
【0213】実施例89 不純物の塩を同一組成のまま、含有量を2.5%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を49.4%、保温
温度を75℃に変化させた以外、実施例85と同様の実
験を行った。結果を表5に示した。
【0214】実施例90 不純物の塩を同一組成のまま含有量を2.0%、一般式
[1]の化合物の水溶液中含有量を49.5%、保温温
度を75℃に変化させた以外、実施例86と同様の実験
を行った。結果を表5に示した。
【0215】実施例91 不純物の塩を同一組成のまま含有量を1.0%、一般式
[1]の化合物の水溶液中含有量を49.8%、保温温
度を75℃に変化させた以外、実施例87と同様の実験
を行った。結果を表5に示した。
【0216】実施例92 不純物の塩を同一組成のまま含有量を1.2%、一般式
[1]の化合物の水溶液中含有量を49.5%、保温温
度を75℃に変化させた以外、実施例88と同様の実験
を行った。結果を表5に示した。
【0217】実施例93 不純物の塩を同一組成のまま含有量を10.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を65.4%、保温
温度を65℃に変化させた以外、実施例85と同様の実
験を行った。結果を表5に示した。
【0218】実施例94 不純物の塩を同一組成のまま含有量を10.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を65.4%、保温
温度を65℃に変化させた以外、実施例86と同様の実
験を行った。結果を表5に示した。
【0219】実施例95 不純物の塩を同一組成のまま含有量を10.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を65.4%、保温
温度を65℃に変化させた以外、実施例87と同様の実
験を行った。結果を表5に示した。
【0220】実施例96 不純物の塩を同一組成のまま含有量を10.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を65.4%、保温
温度を65℃に変化させた以外、実施例88と同様の実
験を行った。結果を表5に示した。
【0221】実施例97 不純物の塩を同一組成のまま含有量を2.5%、一般式
[1]の化合物の水溶液中含有量を78.4%、保温温
度を70℃に変化させた以外、実施例85と同様の実験
を行った。結果を表5に示した。
【0222】実施例98 不純物の塩を同一組成のまま含有量を2.0%、一般式
[1]の化合物の水溶液中含有量を78.7%、保温温
度を70℃に変化させた以外、実施例86と同様の実験
を行った。結果を表5に示した。
【0223】実施例99 不純物の塩を同一組成のまま含有量を1.0%、一般式
[1]の化合物の水溶液中含有量を79.4%、保温温
度を70℃に変化させた以外、実施例87と同様の実験
を行った。結果を表5に示した。
【0224】実施例100 タウリン−N,N−二酢酸三Na塩(TUDA-3Na)100
0g、不純物の塩(タウリン一Na塩50g、グリコー
ル酸二Na塩50g、グリシン一Na塩50g、イミノ
二酢酸ニNa塩50g、ニトリロ三酢酸三Na塩50g
から成る)250gを含む乾燥粉体を、熱電式加熱器を
外装したステンレス製の容器中、水1500gに溶解
し、薄い黄色みを帯びた透明の水溶液を調製した。この
水溶液を、温度を50℃、60日間保温した後、成分を
HPLCで分析すると共に、液の外観を観察した。結果
を表5に示した。
【0225】実施例101 N−メチルイミノ二酢酸二Na塩(MIDA-2Na)1000
g、不純物の塩(グリコール酸二Na塩50g、グリシ
ン一Na塩50g、イミノ二酢酸二Na塩50g、ニト
リロ三酢酸三Na塩50gから成る)200gを使用し
た以外、実施例100と同様の実験を行った。結果を表
5に示した。
【0226】実施例102 アントラニル酸−N,N−二酢酸三Na塩(ANTDA-3Na
)1000g、不純物の塩(アントラニル酸一Na塩
30g,グリコール酸二Na塩60g、グリシン一Na
塩30g、イミノ二酢酸二Na塩30g、ニトリロ三酢
酸三Na塩30gから成る)150gを使用した以外、
実施例100と同様の実験を行った。結果を表5に示し
た。
【0227】実施例103 不純物の塩を同一組成のまま含有量を2.5%、一般式
[1]の化合物の水溶液中含有量を49.4%、保温温
度を75℃に変化させた以外、実施例100と同様の実
験を行った。結果を表5に示した。
【0228】実施例104 不純物の塩を同一組成のまま含有量を2.0%、一般式
[1]の化合物の水溶液中含有量を49.5%、保温温
度を75℃に変化させた以外、実施例101と同様の実
験を行った。結果を表5に示した。
【0229】実施例105 不純物の塩を同一組成のまま含有量を1.0%、一般式
[1]の化合物の水溶液中含有量を49.8%、保温温
度を75℃に変化させた以外、実施例102と同様の実
験を行った。結果を表5に示した。
【0230】実施例106 不純物の塩を同一組成のまま含有量を10.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を65.4%、保温
温度を65℃に変化させた以外、実施例100と同様の
実験を行った。結果を表5に示した。
【0231】実施例107 不純物の塩を同一組成のまま含有量を10.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を65.4%、保温
温度を65℃に変化させた以外、実施例101と同様の
実験を行った。結果を表5に示した。
【0232】実施例108 不純物の塩を同一組成のまま含有量を10.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を78.4%、保温
温度を70℃に変化させた以外、実施例102と同様の
実験を行った。結果を表5に示した。
【0233】実施例109 不純物の塩を同一組成のまま含有量を2.0%、一般式
[1]の化合物の水溶液中含有量を78.7%、保温温
度を70℃に変化させた以外、実施例101と同様の実
験を行った。結果を表5に示した。
【0234】実施例110 アントラニル酸−N,N−二酢酸Fe塩(ANTDA-Fe)1
000g、不純物のFe塩(アントラニル酸塩4g,グ
リコール酸塩8g、グリシン塩4g、イミノ二酢酸塩4
g、ニトリロ三酢酸塩4gから成る)20gを使用し、
一般式[1]の化合物の水溶液中含有量を49.5%、
保温温度を40℃に変化させた以外、実施例100と同
様の実験を行った。結果を表5に示した。
【0235】実施例111 アントラニル酸−N,N−二酢酸Fe塩(ANTDA-Fe)1
000g、不純物のFe塩(アントラニル酸塩2g,グ
リコール酸塩4g、グリシン塩2g、イミノ二酢酸塩2
g、ニトリロ三酢酸塩2gから成る)10gを使用し、
一般式[1]の化合物の水溶液中含有量を39.8%、
保温温度を40℃に変化させた以外、実施例100と同
様の実験を行った。結果を表5に示した。
【0236】比較例29 不純物の塩を同一組成のまま含有量を35.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を35.1%、保温
温度を50℃に変化させた以外、実施例85と同様の実
験を行った。結果を表6に示した。
【0237】比較例30 不純物の塩を同一組成のまま含有量を35.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を35.1%、保温
温度を50℃に変化させた以外、実施例86と同様の実
験を行った。結果を表6に示した。
【0238】比較例31 不純物の塩を同一組成のまま含有量を35.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を35.1%、保温
温度を50℃に変化させた以外、実施例87と同様の実
験を行った。結果を表6に示した。
【0239】比較例32 不純物の塩を同一組成のまま含有量を35.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を35.1%、保温
温度を50℃に変化させた以外、実施例88と同様の実
験を行った。結果を表6に示した。
【0240】比較例33 不純物の塩を同一組成のまま含有量を50.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を33.3%、保温
温度を50℃に変化させた以外、実施例85と同様の実
験を行った。結果を表6に示した。
【0241】比較例34 不純物の塩を同一組成のまま含有量を35.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を35.1%、保温
温度を75℃に変化させた以外、実施例85と同様の実
験を行った。結果を表6に示した。
【0242】比較例35 不純物の塩を同一組成のまま含有量を28.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を51.4%、保温
温度を60℃に変化させた以外、実施例85と同様の実
験を行った。結果を表6に示した。
【0243】比較例36 不純物の塩を同一組成のまま含有量を35.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を35.1%、保温
温度を50℃に変化させた以外、実施例86と同様の実
験を行った。結果を表6に示した。
【0244】比較例37 不純物の塩を同一組成のまま含有量を35.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を35.1%、保温
温度を50℃に変化させた以外、実施例100と同様の
実験を行った。結果を表6に示した。
【0245】比較例38 不純物の塩を同一組成のまま含有量を35.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を35.1%、保温
温度を50℃に変化させた以外、実施例101と同様の
実験を行った。結果を表6に示した。
【0246】比較例39 不純物の塩を同一組成のまま含有量を35.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を35.1%、保温
温度を50℃に変化させた以外、実施例102と同様の
実験を行った。結果を表6に示した。
【0247】比較例40 不純物の塩を同一組成のまま含有量を50.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を33.3%、保温
温度を50℃に変化させた以外、実施例100と同様の
実験を行った。結果を表6に示した。
【0248】比較例41 不純物の塩を同一組成のまま含有量を35.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を35.1%、保温
温度を75℃に変化させた以外、実施例101と同様の
実験を行った。結果を表6に示した。
【0249】比較例42 不純物の塩を同一組成のまま含有量を28.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を43.8%、保温
温度を40℃に変化させた以外、実施例110と同様の
実験を行った。結果を表6に示した。
【0250】
【0251】
【0252】実施例112 エチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸四Na塩(ED
DS-4Na)1000g、不純物の塩(マレイン酸二Na塩
100g、フマル酸二Na塩100g、エチレンジアミ
ンモノコハク酸二Na塩50gから成る)250gを含
む乾燥粉体を、熱電式加熱器を外装したステンレス製の
容器中、水1500gに溶解し、薄い黄色みを帯びた透
明の水溶液を調製した。この水溶液を、温度を50℃、
60日間保温した後、成分をHPLCで分析すると共
に、液の外観を観察した。結果を表7に示した。
【0253】実施例113 (S,S)−エチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸
四Na塩(SS-EDDS-4Na )1000g、不純物の塩
((S)−アスパラギン酸二Na塩40g、(S)−N
−(2−クロロエチル)−アスパラギン酸二Na塩40
g、(S)−N−(2−ヒドロキシエチル)−アスパラ
ギン酸二Na塩40g、(S,S)−N−(2−ヒドロ
キシエチル)−エチレンジアミン−N,N’−ジコハク
酸四Na塩40g、フマル酸二Na塩40gから成る)
200gを使用した以外、実施例112と同様の実験を
行った。結果を表7に示した。
【0254】実施例114 1,3−プロパンジアミン−N,N’−ジコハク酸四N
a塩(PDDS-4Na)1000g、不純物の塩(マレイン酸
二Na塩100g、フマル酸二Na塩100g、エチレ
ンジアミンモノコハク酸二Na塩50gから成る)25
0gを含む乾燥粉体を使用した以外、実施例112と同
様の実験を行った。結果を表7に示した。
【0255】実施例115 (S,S)−1,3−プロパンジアミン−N,N’−ジ
コハク酸四Na塩(SS-PDDS-4Na )1000g、不純物
の塩((S)−アスパラギン酸二Na塩40g、(S)
−N−(2−クロロプロピル)−アスパラギン酸二Na
塩40g、(S)−2−ヒドロキシプロピルアスパラギ
ン酸塩40g、(S,S)−N−(2−ヒドロキシプロ
ピル)−1,3−プロパンジアミン−N,N’−ジコハ
ク酸四Na塩40g、フマル酸二Na塩40gから成
る)200gを使用した以外、実施例112と同様の実
験を行った。結果を表7に示した。
【0256】実施例116 (S,S)−2−ヒドロキシ−1,3−プロパンジアミ
ン−N,N’−ジコハク酸四Na塩(SS-PDDS-OH-4Na)
1000g、不純物の塩((S)−アスパラギン酸二N
a塩50g、(S)−N−(1,2−ジヒドロキシプロ
ピル)−アスパラギン酸二Na塩50g、フマル酸二N
a塩50gから成る)150gを使用した以外、実施例
112と同様の実験を行った。結果を表7に示した。
【0257】実施例117 不純物の塩を同一組成のまま含有量を1.0%、一般式
[1]の化合物の水溶液中含有量を49.8%、保温温
度を75℃に変化させた以外、実施例112と同様の実
験を行った。結果を表7に示した。
【0258】実施例118 不純物の塩を同一組成のまま含有量を10.0%、一般
式[1]の化合物のスラリー液中含有量を65.4%、
保温温度を65℃に変化させた以外、実施例113と同
様の実験を行った。結果を表7に示した。
【0259】実施例119 不純物の塩を同一組成のまま含有量を10.0%、一般
式[1]の化合物のスラリー液中含有量を65.4%、
保温温度を65℃に変化させた以外、実施例114と同
様の実験を行った。結果を表7に示した。
【0260】実施例120 不純物の塩を同一組成のまま含有量を2.5%、一般式
[1]の化合物のスラリー液中含有量を78.4%、保
温温度を70℃に変化させた以外、実施例115と同様
の実験を行った。結果を表7に示した。
【0261】実施例121 不純物の塩を同一組成のまま含有量を2.0%、一般式
[1]の化合物のスラリー液中含有量を78.7%、保
温温度を70℃に変化させた以外、実施例116と同様
の実験を行った。結果を表7に示した。
【0262】実施例122 不純物の塩を同一組成のまま含有量を10.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を74.1%、保温
温度を40℃に変化させた以外、実施例112と同様の
実験を行った。結果を表7に示した。
【0263】実施例123 不純物の塩を同一組成のまま含有量を10.0%、一般
式[1]の化合物のスラリー液中含有量を74.1%、
保温温度を40℃に変化させた以外、実施例114と同
様の実験を行った。結果を表7に示した。
【0264】実施例124 エチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸CuNa2
(EDDS-4Na-2Na)1000g、不純物の塩(マレイン酸
二Na塩100g、フマル酸二Na塩100g、エチレ
ンジアミンモノコハク酸二Na塩50gから成る)25
0gを含む乾燥粉体を、熱電式加熱器を外装したステン
レス製の容器中、水1500gに溶解し、薄い黄色みを
帯びた透明の水溶液を調製した。この水溶液を、温度を
50℃、60日間保温した後、成分をHPLCで分析す
ると共に、液の外観を観察した。結果を表7に示した。
【0265】実施例125 (S,S)−エチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸
Feアンモニウム塩(SS-EDDS-Fe-NH4)1000g、不
純物の塩((S)−アスパラギン酸二塩40g、(S)
−N−(2−クロロエチル)−アスパラギン酸二アンモ
ニウム塩40g、(S)−N−(2−ヒドロキシエチ
ル)−アスパラギン酸二アンモニウム塩40g、(S,
S)−N−(2−ヒドロキシエチル)−エチレンジアミ
ン−N,N’−ジコハク酸四アンモニウム塩40g、フ
マル酸二アンモニウム塩40gから成る)200gを使
用した以外、実施例112と同様の実験を行った。結果
を表7に示した。
【0266】実施例126 1,3−プロパンジアミン−N,N’−ジコハク酸Cu
Na2 塩(PDDS-Cu-2Na )1000g、不純物の塩(マ
レイン酸二Na塩100g、フマル酸二Na塩100
g、エチレンジアミンモノコハク酸二Na塩50gから
成る)250gを含む乾燥粉体を使用した以外、実施例
112と同様の実験を行った。結果を表7に示した。
【0267】実施例127 (S,S)−1,3−プロパンジアミン−N,N’−ジ
コハク酸NiNa2 塩(SS-PDDS-Ni-2Na)1000g、
不純物の塩((S)−アスパラギン酸二Na塩40g、
(S)−N−(2−クロロプロピル)−アスパラギン酸
二Na塩40g、(S)−2−ヒドロキシプロピルアス
パラギン酸二Na塩40g、(S,S)−N−(2−ヒ
ドロキシプロピル)−1,3−プロパンジアミン−N,
N’−ジコハク酸四Na塩40g、フマル酸二Na塩4
0gから成る)200gを使用した以外、実施例112
と同様の実験を行った。結果を表7に示した。
【0268】実施例128 (S,S)−2−ヒドロキシ−1,3−プロパンジアミ
ン−N,N’−ジコハク酸CuNa2 塩(SS-PDDS-Cu-2
Na)1000g、不純物の塩((S)−アスパラギン酸
二Na塩50g、(S)−N−(1,2−ジヒドロキシ
プロピル)−アスパラギン酸二Na塩50g、フマル酸
二Na塩50gから成る)150gを使用した以外、実
施例112と同様の実験を行った。結果を表7に示し
た。
【0269】比較例43 不純物の塩を同一組成のまま含有量を30.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を35.7%、保温
温度を50℃に変化させた以外、実施例112と同様の
実験を行った。結果を表8に示した。
【0270】比較例44 不純物の塩を同一組成のまま含有量を30.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を35.7%、保温
温度を50℃に変化させた以外、実施例113と同様の
実験を行った。結果を表8に示した。
【0271】比較例45 不純物の塩を同一組成のまま含有量を50.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を33.3%、保温
温度を50℃に変化させた以外、実施例114と同様の
実験を行った。結果を表8に示した。
【0272】比較例46 不純物の塩を同一組成のまま含有量を40.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を41.6%、保温
温度を75℃に変化させた以外、実施例115と同様の
実験を行った。結果を表8に示した。
【0273】比較例47 不純物の塩を同一組成のまま含有量を30.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を43.5%、保温
温度を75℃に変化させた以外、実施例116と同様の
実験を行った。結果を表8に示した。
【0274】比較例48 不純物の塩を同一組成のまま含有量を30.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を35.7%、保温
温度を50℃に変化させた以外、実施例124と同様の
実験を行った。結果を表8に示した。
【0275】比較例49 不純物の塩を同一組成のまま含有量を30.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を35.7%、保温
温度を50℃に変化させた以外、実施例125と同様の
実験を行った。結果を表8に示した。
【0276】比較例50 不純物の塩を同一組成のまま含有量を30.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を35.7%、保温
温度を50℃に変化させた以外、実施例126と同様の
実験を行った。結果を表8に示した。
【0277】比較例51 不純物の塩を同一組成のまま含有量を30.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を43.5%、保温
温度を75℃に変化させた以外、実施例127と同様の
実験を行った。結果を表8に示した。
【0278】比較例52 不純物の塩を同一組成のまま含有量を30.0%、一般
式[1]の化合物の水溶液中含有量を43.5%、保温
温度を75℃に変化させた以外、実施例128と同様の
実験を行った。結果を表8に示した。
【0279】これらの実施例から、水溶液またはスラリ
ー中の一般式[1]の化合物に対し不純物の塩が多量に
存在すると、一般式[1]の化合物の分解による純度の
劣化および着色化が、保存中に進行することが明らかと
なった。本発明によれば、固体での取扱いが極めて不便
であった一般式[1]の化合物を、共存不純物の塩の含
量の低減、適切な水分量や保温温度の設定等によって、
成分の分解による純度の劣化や着色化を伴うことなく、
長期間安定な水溶液またはスラリーとして、保存および
取扱うことが出来る。
【0280】
【0281】
【0282】[洗浄剤組成物] 洗浄力の測定方法 1)人工汚垢の調製 結晶性鉱物であるカオリナイト、パーミキュライトなど
を主成分とする粘土を200℃で30時間乾燥したもの
を無機汚垢として使用した。950ccの水にゼラチン
3.5gを約40℃で溶解したのち、乳化分散機で0.
25gのカーボンブラックを水中に分散した。次に、無
機汚垢14.9gを加えて乳化し、さらに有機汚垢3
1.35gを加えてポリトロンで乳化分散して安定な汚
垢浴を作った。この汚垢浴中に10cm×20cmの所
定の清浄布(日本油化学協会指定綿布60番)を浸漬し
たのち、ゴム製2本ロールで水を絞り、汚垢の付着量を
均一化したのち、汚垢布の両面を左右25回づつラビン
グした。これを5cm×5cmに裁断して反射率が42
±2%の範囲のものを汚垢布に供した。こうして得られ
た人工汚垢布の汚垢組成は表9の通りである。
【0283】 表9 ──────────────────────────────────── 汚垢成分 組成(wt%) ──────────────────────────────────── 有機汚垢 オレイン酸 28.3 トリオレイン 15.6 コレステロールオレート 12.2 流動パラフィン 2.5 スクワレン 2.5 コレステロール 1.6 油性汚垢合計 62.7 ──────────────────────────────────── ゼラチン 7.0 ──────────────────────────────────── 無機汚垢 29.8 カーボンブラック 0.5 (日本油化学協会指定) ────────────────────────────────────
【0284】2)洗浄方法 U.S.Testing社製Terg−O−Tomet
erを使用し、これに人工汚垢布10枚とメリヤス布を
入れて浴比を30倍に合わせ、120rpm、25℃で
10分間洗浄する。洗浄液は洗浄剤濃度0.083%の
もの900mlを用い、濯ぎは900mlの水で3分間
行なう。使用水は3゜DHのものを用いる。
【0285】3)評価方法 式(5)により洗浄率を求めた。 K/S=(1−R/100)/(2R/100) ここで、Rは反射率計によって測定される反射率(%)
である。また、洗浄力の評価は、供試人工汚垢布10枚
の平均値で行った。
【0286】実施例129 後記表10〜表21に示した洗剤組成からノニオン系界
面活性剤、珪酸塩類の一部、炭酸ナトリウムの一部、酵
素、香料を除いた各成分を用いて固形分60%の洗剤ス
ラリーを向流式噴霧乾燥塔を用い、熱風温度270℃で
水分5%となるように乾燥して、噴霧乾燥品を得た。
【0287】この噴霧乾燥品、ノニオン系界面活性剤、
及び水を連続ニーダに導入し、緻密で均一な捏和物を得
た。このニーダの排出口に5mmφの穴径を80個有し
た多孔板(厚さ10mm)を設置し、捏和物を約5mm
φ×10mmの円筒形ペレットとした。
【0288】このペレットを2倍量(重量比)の15℃
の冷却空気とともに破砕機へと導入した。破砕機は長さ
15cmのカッターをクロス4段で有しており、300
0rpmで回転し、スクリーンは360度パンチングメ
タルからなり、穴径20mmφ、開口部20%である。
【0289】スクリーンを通過した粒子に、タウリン−
N,N−二酢酸誘導体粉末、6.5重量%の微粉末化さ
れた炭酸ナトリウム及び2重量%の珪酸塩類粉末を混合
し、これに酵素、香料を添加して、後記表10〜表21
に示した組成を有した洗浄剤組成物とし、洗浄力を評価
した。
【0290】表10〜表21の略号の意味及び詳細は以
下の通りである。なお、EOpはエチレンオキサイドの
平均付加モル数を、また、POpはプロピレンオキサイ
ドの平均付加モル数を示す。 (1)アニオン系界面活性剤 α−SF:α−スルホ脂肪酸(C14〜C16)メチル
エステルナトリウム AOS:C14〜C18 α−オレフィンスルホン酸ナ
トリウム LAS:アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(アル
キル基C10〜C14) (2)ノニオン系界面活性剤 AE:C12アルコールエトキシレート(EOp=1
5) NFE:ノニルフェノールエトキシレート(EOp=1
5) AOE・PO:C12〜C13アルコールのEO・PO
付加体(EOp=15、POp=5) FEE:C1123CO(OCH2 OCH2 15OCH3 (3)ビルダー TUDA:タウリン−N,N−二酢酸三ナトリウム塩 珪酸塩類:A型ゼオライト 炭酸K:炭酸カリウム 炭酸Na:炭酸ナトリウム (4)漂白剤 過炭酸Na:過炭酸ナトリウム 過ほう酸Na:過ほう酸ナトリウム (5)酵素 プロテアーゼ アミラーゼ セルラーゼ リパーゼ (6)その他の添加剤 亜硫酸Na:亜硫酸ナトリウム 芒硝:硫酸ナトリウム 蛍光剤 香料 PAa:ポリアクリル酸ナトリウム PEG400:ポリエチレングリコール#400
【0291】 表10 ──────────────────────────────────── 試料No. 1 2 3 4 5 6 7 8 ──────────────────────────────────── 組成(wt%) アニオン: α−SF 20 20 20 20 20 20 20 20 AOS 3 3 5 - 3 3 3 3 LAS 2 2 - 5 2 2 2 2 ノニオン: AE 5 5 5 5 5 - - - NFE 3 3 3 3 - 5 - - AOE・PO 2 2 2 2 - - 5 - FEE - - - - - - - 5 ビルダー: ASDA 5 10 10 10 10 10 10 10 炭酸K 8 8 8 8 8 8 8 8 炭酸Na 22 22 22 22 22 22 22 22 酵素: プロテアーゼ 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 アミラーゼ 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 セルラーゼ 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 リパーゼ 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 その他の添加剤: 亜硫酸Na 1 1 1 1 1 1 1 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 蛍光剤 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 PAa 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 PEG400 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 芒硝 バランス ──────────────────────────────────── 洗浄力(%) 86 88 86 86 85 85 84 85 ────────────────────────────────────
【0292】 表11 ──────────────────────────────────── 試料No. 9 10 11 12 13 14 15 16 ──────────────────────────────────── 組成(wt%) アニオン: α−SF 20 20 20 20 20 20 20 20 AOS 3 3 3 3 3 3 3 3 LAS 2 2 2 2 2 2 2 2 ノニオン: AE 5 5 5 5 5 5 5 5 NFE 3 3 3 3 3 3 3 3 AOE・PO 2 2 2 2 2 2 2 2 FEE - - - - - - - - ビルダー: ASDA 15 25 5 10 10 10 10 10 炭酸K 8 8 8 8 8 8 8 8 炭酸Na 22 22 27 22 22 22 22 22 酵素: プロテアーゼ 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 アミラーゼ 0.1 0.1 0.1 - 0.5 - - 0.1 セルラーゼ 0.1 0.1 0.1 - - 0.5 - 0.1 リパーゼ 0.3 0.3 0.3 - - - 0.5 0.3 その他の添加剤: 亜硫酸Na 1 1 1 1 1 1 1 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 蛍光剤 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 PAa 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 PEG400 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 芒硝 バランス ──────────────────────────────────── 洗浄力(%) 88 86 90 88 88 88 87 88 ────────────────────────────────────
【0293】 表12 ──────────────────────────────────── 試料No. 17 18 19 20 21 22 23 24 ──────────────────────────────────── 組成(wt%) アニオン: α−SF 20 20 20 20 20 20 20 20 AOS 3 3 5 - 3 3 3 3 LAS 2 2 - 5 2 2 2 2 ノニオン: AE 5 5 5 5 5 - - - NFE 3 3 3 3 - 5 - - AOE・PO 2 2 2 2 - - 5 - FEE - - - - - - - 5 ビルダー: TUDA 5 10 10 10 10 10 10 10 炭酸K 8 8 8 8 8 8 8 8 炭酸Na 22 22 22 22 22 22 22 22 酵素: プロテアーゼ 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 アミラーゼ 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 セルラーゼ 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 リパーゼ 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 その他の添加剤: 亜硫酸Na 1 1 1 1 1 1 1 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 蛍光剤 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 PAa 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 PEG400 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 芒硝 バランス ──────────────────────────────────── 洗浄力(%) 84 87 87 85 84 85 86 85 ────────────────────────────────────
【0294】 表13 ──────────────────────────────────── 試料No. 25 26 27 28 29 30 31 32 ──────────────────────────────────── 組成(wt%) アニオン: α−SF 20 20 20 20 20 20 20 20 AOS 3 3 3 3 3 3 3 3 LAS 2 2 2 2 2 2 2 2 ノニオン: AE 5 5 5 5 5 5 5 5 NFE 3 3 3 3 3 3 3 3 AOE・PO 2 2 2 2 2 2 2 2 FEE - - - - - - - - ビルダー: TUDA 15 25 5 10 10 10 10 10 炭酸K 8 8 8 8 8 8 8 8 炭酸Na 22 22 27 22 22 22 22 22 酵素: プロテアーゼ 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 アミラーゼ 0.1 0.1 0.1 - 0.5 - - 0.1 セルラーゼ 0.1 0.1 0.1 - - 0.5 - 0.1 リパーゼ 0.3 0.3 0.3 - - - 0.5 0.3 その他の添加剤: 亜硫酸Na 1 1 1 1 1 1 1 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 蛍光剤 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 PAa 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 PEG400 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 芒硝 バランス ──────────────────────────────────── 洗浄力(%) 90 88 87 90 89 87 86 89 ────────────────────────────────────
【0295】 表14 ──────────────────────────────────── 試料No. 33 34 35 36 37 38 39 40 ──────────────────────────────────── 組成(wt%) アニオン: α−SF 20 20 20 20 20 20 20 20 AOS 3 3 5 - 3 3 3 3 LAS 2 2 - 5 2 2 2 2 ノニオン: AE 5 5 5 5 5 - - - NFE 3 3 3 3 - 5 - - AOE・PO 2 2 2 2 - - 5 - FEE - - - - - - - 5 ビルダー: 珪酸塩類 15 15 15 15 15 15 15 15 ASDA 5 10 10 10 10 10 10 10 炭酸K 8 8 8 8 8 8 8 8 炭酸Na 22 22 22 22 22 22 22 22 酵素: プロテアーゼ 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 アミラーゼ 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 セルラーゼ 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 リパーゼ 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 その他の添加剤: 亜硫酸Na 1 1 1 1 1 1 1 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 蛍光剤 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 PAa 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 PEG400 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 芒硝 バランス ──────────────────────────────────── 洗浄力(%) 85 87 87 88 86 84 85 85 ────────────────────────────────────
【0296】 表15 ──────────────────────────────────── 試料No. 41 42 43 44 45 46 47 48 ──────────────────────────────────── 組成(wt%) アニオン: α−SF 20 20 20 20 20 20 20 20 AOS 3 3 3 3 3 3 3 3 LAS 2 2 2 2 2 2 2 2 ノニオン: AE 5 5 5 5 5 5 5 5 NFE 3 3 3 3 3 3 3 3 AOE・PO 2 2 2 2 2 2 2 2 FEE - - - - - - - - ビルダー: 珪酸塩類 - - 15 15 15 15 15 15 ASDA 15 25 5 10 10 10 10 10 炭酸K 8 8 8 8 8 8 8 8 炭酸Na 22 22 27 22 22 22 22 22 酵素: プロテアーゼ 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 アミラーゼ 0.1 0.1 0.1 - 0.5 - - 0.1 セルラーゼ 0.1 0.1 0.1 - - 0.5 - 0.1 リパーゼ 0.3 0.3 0.3 - - - 0.5 0.3 その他の添加剤: 亜硫酸Na 1 1 1 1 1 1 1 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 蛍光剤 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 PAa 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 PEG400 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 芒硝 バランス ──────────────────────────────────── 洗浄力(%) 86 87 90 87 88 86 88 87 ────────────────────────────────────
【0297】 表16 ──────────────────────────────────── 試料No. 49 50 51 52 53 54 55 56 ──────────────────────────────────── 組成(wt%) アニオン: α−SF 20 20 20 20 20 20 20 20 AOS 3 3 5 - 3 3 3 3 LAS 2 2 - 5 2 2 2 2 ノニオン: AE 5 5 5 5 5 - - - NFE 3 3 3 3 - 5 - - AOE・PO 2 2 2 2 - - 5 - FEE - - - - - - - 5 ビルダー: 珪酸塩類 15 15 15 15 15 15 15 15 TUDA 5 10 10 10 10 10 10 10 炭酸K 8 8 8 8 8 8 8 8 炭酸Na 22 22 22 22 22 22 22 22 酵素: プロテアーゼ 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 アミラーゼ 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 セルラーゼ 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 リパーゼ 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 その他の添加剤: 亜硫酸Na 1 1 1 1 1 1 1 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 蛍光剤 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 PAa 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 PEG400 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 芒硝 バランス ──────────────────────────────────── 洗浄力(%) 87 88 87 85 86 86 85 84 ────────────────────────────────────
【0298】 表17 ──────────────────────────────────── 試料No. 57 58 59 60 61 62 63 64 ──────────────────────────────────── 組成(wt%) アニオン: α−SF 20 20 20 20 20 20 20 20 AOS 3 3 3 3 3 3 3 3 LAS 2 2 2 2 2 2 2 2 ノニオン: AE 5 5 5 5 5 5 5 5 NFE 3 3 3 3 3 3 3 3 AOE・PO 2 2 2 2 2 2 2 2 FEE - - - - - - - - ビルダー: 珪酸塩類 - - 15 15 15 15 15 15 TUDA 15 25 5 10 10 10 10 10 炭酸K 8 8 8 8 8 8 8 8 炭酸Na 22 22 27 22 22 22 22 22 酵素: プロテアーゼ 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 アミラーゼ 0.1 0.1 0.1 - 0.5 - - 0.1 セルラーゼ 0.1 0.1 0.1 - - 0.5 - 0.1 リパーゼ 0.3 0.3 0.3 - - - 0.5 0.3 その他の添加剤: 亜硫酸Na 1 1 1 1 1 1 1 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 蛍光剤 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 PAa 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 PEG400 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 芒硝 バランス ──────────────────────────────────── 洗浄力(%) 90 87 88 87 88 87 89 86 ────────────────────────────────────
【0299】 表18 ──────────────────────────────────── 試料No. 65 66 67 68 69 70 71 72 ──────────────────────────────────── 組成(wt%) アニオン: α−SF 20 20 20 20 20 20 20 20 AOS 3 3 5 - 3 3 3 3 LAS 2 2 - 5 2 2 2 2 ノニオン: AE 5 5 5 5 5 - - - NFE 3 3 3 3 - 5 - - AOE・PO 2 2 2 2 - - 5 - FEE - - - - - - - 5 ビルダー: 珪酸塩類 15 15 15 15 15 15 15 15 ASDA 5 10 10 10 10 10 10 10 炭酸K 8 8 8 8 8 8 8 8 炭酸Na 22 22 22 22 22 22 22 22 漂白剤 過炭酸Na 10 10 10 10 10 10 10 10 過ほう酸Na 10 10 10 10 10 10 10 10 酵素: プロテアーゼ 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 アミラーゼ 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 セルラーゼ 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 リパーゼ 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 その他の添加剤: 亜硫酸Na 1 1 1 1 1 1 1 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 蛍光剤 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 PAa 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 PEG400 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 芒硝 バランス ──────────────────────────────────── 洗浄力(%) 85 86 87 87 86 85 85 85 ────────────────────────────────────
【0300】 表19 ──────────────────────────────────── 試料No. 73 74 75 76 77 78 79 80 ──────────────────────────────────── 組成(wt%) アニオン: α−SF 20 20 20 20 20 20 20 20 AOS 3 3 3 3 3 3 3 3 LAS 2 2 2 2 2 2 2 2 ノニオン: AE 5 5 5 5 5 5 5 5 NFE 3 3 3 3 3 3 3 3 AOE・PO 2 2 2 2 2 2 2 2 FEE - - - - - - - - ビルダー: 珪酸塩類 - - 15 15 15 15 15 15 ASDA 15 25 5 10 10 10 10 10 炭酸K 8 8 8 8 8 8 8 8 炭酸Na 22 22 27 22 22 22 22 22 漂白剤 過炭酸Na 10 10 10 10 10 10 10 10 過ほう酸Na 10 10 10 10 10 10 10 10 酵素: プロテアーゼ 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 アミラーゼ 0.1 0.1 0.1 - 0.5 - - 0.1 セルラーゼ 0.1 0.1 0.1 - - 0.5 - 0.1 リパーゼ 0.3 0.3 0.3 - - - 0.5 0.3 その他の添加剤: 亜硫酸Na 1 1 1 1 1 1 1 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 蛍光剤 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 PAa 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 PEG400 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 芒硝 バランス ──────────────────────────────────── 洗浄力(%) 90 88 87 86 87 88 88 87 ────────────────────────────────────
【0301】 表20 ──────────────────────────────────── 試料No. 81 82 83 84 85 86 87 88 ──────────────────────────────────── 組成(wt%) アニオン: α−SF 20 20 20 20 20 20 20 20 AOS 3 3 5 - 3 3 3 3 LAS 2 2 - 5 2 2 2 2 ノニオン: AE 5 5 5 5 5 - - - NFE 3 3 3 3 - 5 - - AOE・PO 2 2 2 2 - - 5 - FEE - - - - - - - 5 ビルダー: 珪酸塩類 15 15 15 15 15 15 15 15 TUDA 5 10 10 10 10 10 10 10 炭酸K 8 8 8 8 8 8 8 8 炭酸Na 22 22 22 22 22 22 22 22 漂白剤 過炭酸Na 10 10 10 10 10 10 10 10 過ほう酸Na 10 10 10 10 10 10 10 10 酵素: プロテアーゼ 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 アミラーゼ 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 セルラーゼ 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 リパーゼ 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 その他の添加剤: 亜硫酸Na 1 1 1 1 1 1 1 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 蛍光剤 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 PAa 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 PEG400 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 芒硝 バランス ──────────────────────────────────── 洗浄力(%) 84 85 87 87 88 84 88 85 ────────────────────────────────────
【0302】 表21 ──────────────────────────────────── 試料No. 89 90 91 92 93 94 95 96 ──────────────────────────────────── 組成(wt%) アニオン: α−SF 20 20 20 20 20 20 20 20 AOS 3 3 3 3 3 3 3 3 LAS 2 2 2 2 2 2 2 2 ノニオン: AE 5 5 5 5 5 5 5 5 NFE 3 3 3 3 3 3 3 3 AOE・PO 2 2 2 2 2 2 2 2 FEE - - - - - - - - ビルダー: 珪酸塩類 - - 15 15 15 15 15 15 TUDA 15 25 5 10 10 10 10 10 炭酸K 8 8 8 8 8 8 8 8 炭酸Na 22 22 27 22 22 22 22 22 漂白剤 過炭酸Na 10 10 10 10 10 10 10 10 過ほう酸Na 10 10 10 10 10 10 10 10 酵素: プロテアーゼ 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 アミラーゼ 0.1 0.1 0.1 - 0.5 - - 0.1 セルラーゼ 0.1 0.1 0.1 - - 0.5 - 0.1 リパーゼ 0.3 0.3 0.3 - - - 0.5 0.3 その他の添加剤: 亜硫酸Na 1 1 1 1 1 1 1 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 蛍光剤 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 PAa 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 PEG400 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 芒硝 バランス ──────────────────────────────────── 洗浄力(%) 89 88 88 89 87 87 86 90 ────────────────────────────────────
【0303】実施例130〜153 (1) 本発明における洗浄剤組成物として、(S)−
アスパラギン酸−N,N−二酢酸(ASDA)、タウリ
ン−N,N−二酢酸(TUDA)、メチルイミノ二酢酸
(MIDA)、(S)−アスパラギン酸−N−一酢酸
(ASMA)、(S)−アスパラギン酸−N−一プロピ
オン酸(ASMP)のそれぞれのビルダーを配合した組
成を実施例として表22に示す。 (2)上記実施例の組成のビルダーの各pHにおけるビ
ルダ−酸換算重量当たりのCa++捕捉能を表23に示
す。ただし、Ca++捕捉能は、指示薬として100pp
mのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム存在下に、
1重量%の酢酸カルシウム水溶液を用いた滴定により測
定した。 (3)上記実施例の組成のビルダーあるいは、ゼオライ
ト、トリポリ燐酸ナトリウム(STPP)について、洗
浄力試験を実施した。洗浄装置(Terg-O-Tometer) に木
綿人工汚染布、25℃の水道水1000ml(硬度5°D
H)および洗浄剤組成物1.2gを入れ、48%水酸化
ナトリウム水溶液を用いて所定のpHとした後、毎分2
00回の回転数、10分間にて洗浄した。更に、排水の
後、25℃の水道水1000ml(硬度3°DH)を新た
に加え、毎分200回の回転数、5分間にて濯ぎ洗いを
行った。結果を表24に示す。
【0304】洗浄力は、以下の式により求めた。
【0305】また洗剤組成物として以下の組成のものを
使用した。界面活性剤としては、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム(SDS)又はラウリン酸ナトリウム
(SLA)のいずれかを選択した。 界面活性剤 25重量% ビルダ− 25重量%(酸換算とする) 珪酸ナトリウム 5重量% 炭酸ナトリウム 3重量% カルボキシメチルセルロース 1重量% 硫酸ナトリウム 41重量%
【0306】
【0307】
【0308】
【0309】表23、24から明らかなように、本発明
の洗剤組成物は、ゼオライトを単独ビルダーとして用い
た場合よりも、広いpH領域において、はるかに優れた
Ca++捕捉能と洗浄効果を示すと共に、トリポリ燐酸ナト
リウムあるいはエチレンジアミン四酢酸と同等以上の優
れた洗浄効果を示す。本発明の洗剤組成物は、安全な生
分解性ビルダーとして、富栄養化、非生分解性、毒性の
恐れのあるトリポリ燐酸ナトリウム、エチレンジアミン
四酢酸、ニトリロ三酢酸等の既存ビルダーに代替するも
のである。
【0310】実施例154 後記表25、表26及び表27に示した洗剤組成物を調
整し、洗浄力を評価した。各成分の略号を以下に示す。 S−ASDA:(S)−アスパラギン酸−N,N−二酢
酸四ナトリウム塩 S−GLDA:(S)−グルタミン酸−N,N−二酢酸
四ナトリウム塩 TUDA:タウリン−N,N−二酢酸三ナトリウム塩 SLA:ラウリン酸ナトリウム SMA:ミリスチン酸ナトリウム 珪酸Na:珪酸ナトリウム 炭酸Na:炭酸ナトリウム CMC:カルボキシメチルセルロース 芒硝:硫酸ナトリウム
【0311】 表25 ──────────────────────────────────── 試料No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ──────────────────────────────────── 組成(wt%) S−ASDA 25 25 25 25 25 0 0 0 0 0 S−GLDA 0 0 0 0 0 25 25 25 25 25 TUDA 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 SLA 25 0 20 15 10 25 0 20 15 10 SMA 0 25 5 10 15 0 25 5 10 15 珪酸Na 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 炭酸Na 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 CMC 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 芒硝 41 41 41 41 41 41 41 41 41 41 ──────────────────────────────────── 洗浄力(%)90 88 88 86 85 85 84 85 84 87 ────────────────────────────────────
【0312】 表26 ──────────────────────────────────── 試料No. 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 ──────────────────────────────────── 組成(wt%) S−ASDA 0 0 0 0 0 15 15 15 15 15 S−GLDA 0 0 0 0 0 10 10 10 10 10 TUDA 25 25 25 25 25 0 0 0 0 0 SLA 25 0 20 15 10 25 0 20 15 10 SMA 0 25 5 10 15 0 25 5 10 15 珪酸Na 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 炭酸Na 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 CMC 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 芒硝 41 41 41 41 41 41 41 41 41 41 ──────────────────────────────────── 洗浄力(%)85 88 85 87 88 88 85 86 85 86 ────────────────────────────────────
【0313】 表27 ──────────────────────────────────── 試料No. 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 ──────────────────────────────────── 組成(wt%) S−ASDA 15 15 15 15 15 10 10 10 10 10 S−GLDA 0 0 0 0 0 10 5 10 5 10 TUDA 10 10 10 10 10 5 10 5 10 5 SLA 25 0 20 15 10 25 0 20 15 10 SMA 0 25 5 10 15 0 25 5 10 15 珪酸Na 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 炭酸Na 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 CMC 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 芒硝 41 41 41 41 41 41 41 41 41 41 ──────────────────────────────────── 洗浄力(%)88 87 87 86 85 84 87 88 88 86 ────────────────────────────────────
【0314】生分解性試験 本発明に用いるイミノジ酢酸誘導体の生分解性をOEC
D化学品テストガイドラインに記載されている、活性汚
泥を用いた生分解性試験の方法である修正SCAS法で
試験した。 (試験方法) (1)試験槽に活性汚泥混合液150mlを仕込み、エ
アポンプにて曝気する。 (2)23時間曝気を続けた後、曝気を止め、45分間
汚泥を沈降させ、上澄み液100mlを除去する。 (3)試験槽には、静置廃水95mlと試験物質原液
(400mg/l)、対照槽には静置廃水100mlを
それぞれ仕込み曝気を再開する。 (4)上記操作を毎日繰り返し、上澄み液をサンプリン
グし、HPLC(高速液体クロマトグラフ)法及びTO
C(溶存有機炭素)法で試験物質の残存率を追跡する。 (結果)(S)−アスパラギン酸−N,N−二酢酸四ナ
トリウム塩、ラセミ体アスパラギン酸−N,N−二酢酸
四ナトリウム塩、(S)−グルタミン酸−N,N−二酢
酸四ナトリウム塩、ラセミ体グルタミン酸−N,N−二
酢酸四ナトリウム塩、タウリン−N,N−二酢酸三ナト
リウム塩及びエチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩を
平行して試験した。各試験方法における残存率を表28
にまとめた。
【0315】 表28 ──────────────────────────────────── 化合物 HPLC残存率(%) TOC残存率(%) ──────────────────────────────────── (S)−アスパラギン酸− 0 0 N,N−二酢酸四ナトリウム塩 ──────────────────────────────────── ラセミ体アスパラギン酸− 65 50 N,N−二酢酸四ナトリウム塩 ──────────────────────────────────── (S)−グルタミン酸− 0 0 N,N−二酢酸四ナトリウム塩 ──────────────────────────────────── ラセミ体グルタミン酸− 60 50 N,N−二酢酸四ナトリウム塩 ──────────────────────────────────── タウリン−N,N− 0 0 二酢酸三ナトリウム塩 ──────────────────────────────────── エチレンジアミン四酢酸 100 100 四ナトリウム塩 ────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平7−352124 (32)優先日 平7(1995)12月28日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平7−352125 (32)優先日 平7(1995)12月28日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平7−352126 (32)優先日 平7(1995)12月28日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平7−352127 (32)優先日 平7(1995)12月28日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平7−352128 (32)優先日 平7(1995)12月28日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平7−352129 (32)優先日 平7(1995)12月28日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平8−22999 (32)優先日 平8(1996)1月17日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平8−26215 (32)優先日 平8(1996)1月22日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平8−39075 (32)優先日 平8(1996)2月2日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平8−39076 (32)優先日 平8(1996)2月2日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平8−39077 (32)優先日 平8(1996)2月2日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平8−119502 (32)優先日 平8(1996)4月18日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 中浜 哲朗 東京都千代田区丸の内一丁目5番1号 日 東化学工業株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式[1]の化合物及びアスパラ
    ギン酸、マレイン酸、アクリル酸、リンゴ酸、グリシ
    ン、グリコール酸、イミノ二酢酸、ニトリロ三酢酸、α
    −アラニン、β−アラニン、イミノ二プロピオン酸、フ
    マル酸、合成原料アミノ酸、合成中間体アミノ酸および
    それらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1つを、
    一般式[1]の化合物に対して8重量%以下の量で含む
    キレート剤。 (式中、R1 は、水素または炭素数1〜10の無置換も
    しくは置換炭化水素基を表し、R2 は、水素または炭素
    数1〜8の無置換もしくは置換炭化水素基を表し、また
    はR1 とR2 はいっしょに環を形成していてもよく、R
    1 及びR2 に存在し得る置換基は、−OH、−CO2
    および−SO3 Mからなる群より選ばれる少なくとも一
    つであり、Mは水素またはアルカリ金属を表し、Xは、 または、 を表し、ここで、R3 は、水素または炭素数1〜8の無
    置換もしくは置換炭化水素基を表し、置換基は、−O
    H、−CO2 Mおよび−SO3 Mからなる群より選ばれ
    る少なくとも一つである。R4 は、水素、−CO2 Mお
    よび−SO3 Mからなる群より選ばれる一つを表す。A
    1 およびA2 は、各々、水素、CO2 MおよびSO3
    からなる群より選ばれる一つを表し、A5 は炭素数1〜
    8の直鎖もしくは分岐鎖の、または環を形成していても
    よいアルキレン基を表し、アルキレン基の鎖中にエ−テ
    ル結合−O−、エステル結合−COO−またはアミド結
    合−CONH−を含んでいてもよく、Mは水素またはア
    ルカリ金属を表し、nは、1〜8の整数を表し、Yは、
    水素、CO2 MおよびSO3 Mからなる群より選ばれる
    少なくとも一つである。)
  2. 【請求項2】 下記一般式[1]で表される化合物に対
    して、アスパラギン酸、マレイン酸、アクリル酸、リン
    ゴ酸、グリシン、グリコール酸、イミノ二酢酸、ニトリ
    ロ三酢酸、α−アラニン、β−アラニン、イミノ二プロ
    ピオン酸、フマル酸、合成原料アミノ酸、合成中間体ア
    ミノ酸およびそれらの塩の総量が25重量%以下である
    水溶液又はスラリー状のキレート剤。 (式中、R1 は、水素または炭素数1〜10の無置換も
    しくは置換炭化水素基を表し、R2 は、水素または炭素
    数1〜8の無置換もしくは置換炭化水素基を表し、また
    はR1 とR2 はいっしょに環を形成していてもよく、R
    1 及びR2 に存在し得る置換基は、−OH、−CO2
    および−SO3 Mからなる群より選ばれる少なくとも一
    つであり、Mは水素またはアルカリ金属を表し、Xは、 または、 を表し、ここで、R3 は、水素または炭素数1〜8の無
    置換もしくは置換炭化水素基を表し、置換基は、−O
    H、−CO2 Mおよび−SO3 Mからなる群より選ばれ
    る少なくとも一つである。R4 は、水素、−CO2 Mお
    よび−SO3 Mからなる群より選ばれる一つを表す。A
    1 およびA2 は、各々、水素、CO2 MおよびSO3
    からなる群より選ばれる一つを表し、A5 は炭素数1〜
    8の直鎖もしくは分岐鎖の、または環を形成していても
    よいアルキレン基を表し、アルキレン基の鎖中にエ−テ
    ル結合−O−、エステル結合−COO−又はアミド結合
    −CONH−を含んでいてもよく、Mは水素またはアル
    カリ金属を表し、nは、1〜8の整数を表し、Yは、水
    素、CO2 MおよびSO3 Mからなる群より選ばれる少
    なくとも一つである。)
  3. 【請求項3】 一般式[1]中のXが、 (式中、R3 およびR4 は前記と同じ。)である請求項
    1または2記載のキレート剤。
  4. 【請求項4】 一般式[1]中のXが、 (式中のA1 、A2 およびA5 は、前記と同じ)である
    請求項1または2記載のキレート剤。
  5. 【請求項5】 一般式[1]の化合物が、アスパラギン
    酸−N−一酢酸、アスパラギン酸−N,N−二酢酸、ア
    スパラギン酸−N−一プロピオン酸、イミノジコハク
    酸、N−(2−スルホメチル)アスパラギン酸、N−
    (2−スルホエチル)アスパラギン酸,グルタミン酸−
    N,N−二酢酸、N−(2−スルホメチル)グルタミン
    酸、N−(2−スルホエチル)グルタミン酸、N−メチ
    ルイミノ二酢酸、α−アラニン−N,N−二酢酸、β−
    アラニン−N,N−二酢酸、セリン−N,N−二酢酸、
    イソセリン−N,N−二酢酸、フェニルアラニン−N,
    N−二酢酸、アントラニル酸−N,N−二酢酸、スルフ
    ァニル酸−N,N−二酢酸、タウリン−N,N−二酢
    酸、スルホメチル−N,N−二酢酸並びにこれらのアル
    カリ金属塩及びアンモニウム塩からなる群より選ばれる
    請求項3記載のキレート剤。
  6. 【請求項6】 一般式[1]の化合物が、(S)−アス
    パラギン酸一酢酸、(S)−アスパラギン酸−N,N−
    二酢酸、(S)−アスパラギン酸一プロピオン酸、
    (S,S)−イミノジコハク酸、(S,R)−イミノジ
    コハク酸、(S)−2−スルホメチルアスパラギン酸、
    (S)−2−スルホエチルアスパラギン酸、(S)−グ
    ルタミン酸−N,N−二酢酸、(S)−2−スルホメチ
    ルグルタミン酸、(S)−2−スルホエチルグルタミン
    酸、(S)−α−アラニン−N,N−二酢酸、(S)−
    セリン−N,N−二酢酸、(S)−フェニルアラニン−
    N,N−二酢酸並びにこれらのアルカリ金属塩及びアン
    モニウム塩からなる群より選ばれる請求項3記載のキレ
    ート剤。
  7. 【請求項7】 一般式[1]の化合物が、エチレンジア
    ミンジコハク酸、1,3−プロパンジアミンジコハク
    酸、エチレンジアミンジグルタル酸、1,3−プロパン
    ジアミンジグルタル酸、2−ヒドロキシ−1,3−プロ
    パンジアミンジコハク酸、2−ヒドロキシ−1,3−プ
    ロパンジアミンジグルタル酸及びこれらのアルカリ金属
    塩からなる群より選ばれる請求項4記載のキレート剤。
  8. 【請求項8】 一般式[1]の化合物が、(S,S)−
    エチレンジアミンジコハク酸、(S,S)−1,3−プ
    ロパンジアミンジコハク酸、(S,S)−エチレンジア
    ミンジグルタル酸、(S,S)−1,3−プロパンジア
    ミンジグルタル酸、(S,S)−2−ヒドロキシ−1,
    3−プロパンジアミンジコハク酸、(S,S)−2−ヒ
    ドロキシ−1,3−プロパンジアミンジグルタル酸及び
    これらのアルカリ金属塩からなる群より選ばれる請求項
    4記載のキレート剤。
  9. 【請求項9】 キレート剤として、(S)−アスパラギ
    ン酸−N,N−二酢酸、タウリン−N,N−二酢酸また
    はこれらの混合物を含む洗浄剤組成物。
  10. 【請求項10】 ノニオン系界面活性剤及びアニオン系
    界面活性剤をさらに含有すること請求項9記載の洗浄剤
    組成物。
  11. 【請求項11】 ノニオン系界面活性剤、アニオン系界
    面活性剤及び珪酸塩類をさらに含有する請求項9記載の
    洗浄剤組成物。
  12. 【請求項12】 ノニオン系界面活性剤、アニオン系界
    面活性剤、珪酸塩類及び漂白剤をさらに含有する請求項
    9記載の洗浄剤組成物。
  13. 【請求項13】 下記の組成よりなる請求項10記載の
    洗浄剤組成物。 (a)請求項9記載のキレート剤:0.5〜80重量% (b)ノニオン系界面活性剤:0.2〜60重量% (c)アニオン系界面活性剤:0.2〜60重量%
  14. 【請求項14】 下記の組成よりなる請求項11記載の
    洗浄剤組成物。 (a)請求項9記載のキレート剤:0.5〜80重量% (b)ノニオン系界面活性剤:0.2〜60重量% (c)アニオン系界面活性剤:0.2〜60重量% (d)珪酸塩類:0.5〜80重量%
  15. 【請求項15】 下記の組成よりなる請求項12記載の
    洗浄剤組成物。 (a)請求項1または2記載のキレート剤:0.5〜8
    0重量% (b)ノニオン系界面活性剤:0.2〜60重量% (c)アニオン系界面活性剤:0.2〜60重量% (d)珪酸塩類:0.5〜80重量% (e)漂白剤:0.5〜60重量%
  16. 【請求項16】 さらに脂肪酸塩類を含む請求項9記載
    の洗浄剤組成物。
  17. 【請求項17】 A群;(S)−アスパラギン酸−N,
    N−二酢酸、B群;タウリン−N,N−二酢酸、C群;
    メチルイミノ二酢酸、(S)−アスパラギン酸−N−一
    酢酸、(S)−アスパラギン酸−N−一プロピオン酸の
    3群のうち、少なくとも2つの群から各々少なくとも一
    つの成分を同時に含む洗浄剤組成物。
JP30350496A 1995-12-22 1996-10-30 キレート剤およびこれを用いた洗浄剤 Pending JPH101660A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30350496A JPH101660A (ja) 1995-12-22 1996-10-30 キレート剤およびこれを用いた洗浄剤

Applications Claiming Priority (31)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34951295 1995-12-22
JP34951395 1995-12-22
JP7-349513 1995-12-22
JP7-349514 1995-12-22
JP7-349512 1995-12-22
JP34951495 1995-12-22
JP35212695 1995-12-28
JP7-352129 1995-12-28
JP35212795 1995-12-28
JP7-352128 1995-12-28
JP7-352127 1995-12-28
JP35212995 1995-12-28
JP7-352124 1995-12-28
JP7-352125 1995-12-28
JP35212495 1995-12-28
JP35212895 1995-12-28
JP35212595 1995-12-28
JP7-352126 1995-12-28
JP2299996 1996-01-17
JP2621596 1996-01-22
JP3907696 1996-02-02
JP3907796 1996-02-02
JP3907596 1996-02-02
JP8-26215 1996-04-18
JP8-22999 1996-04-18
JP8-39076 1996-04-18
JP8-39077 1996-04-18
JP11950296 1996-04-18
JP8-119502 1996-04-18
JP8-39075 1996-04-18
JP30350496A JPH101660A (ja) 1995-12-22 1996-10-30 キレート剤およびこれを用いた洗浄剤

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000029837A Division JP2000212596A (ja) 1995-12-22 2000-02-07 キレ―ト剤を用いた洗浄剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH101660A true JPH101660A (ja) 1998-01-06

Family

ID=27585667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30350496A Pending JPH101660A (ja) 1995-12-22 1996-10-30 キレート剤およびこれを用いた洗浄剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH101660A (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09310098A (ja) * 1996-05-22 1997-12-02 Kao Corp 硬質表面用洗浄剤組成物
JPH09310091A (ja) * 1996-05-22 1997-12-02 Kao Corp 硬質表面用洗浄剤組成物
WO1998026035A1 (fr) * 1996-12-13 1998-06-18 Kao Corporation Composition detergente haute densite
JPH10279996A (ja) * 1997-04-07 1998-10-20 Kao Corp 洗浄剤組成物
JPH1112596A (ja) * 1997-06-24 1999-01-19 Kao Corp 食器用液体洗浄剤組成物
WO1999003969A1 (fr) * 1997-07-18 1999-01-28 Kao Corporation Composition de detergent en poudre
JPH11217590A (ja) * 1998-02-04 1999-08-10 Kao Corp 漂白洗浄剤組成物
JP2000008081A (ja) * 1998-06-25 2000-01-11 Kao Corp 洗浄剤組成物
JP2000169897A (ja) * 1998-12-04 2000-06-20 Kao Corp 液体洗浄剤組成物
JP2001049296A (ja) * 1999-08-04 2001-02-20 Daisan Kogyo Kk 洗浄剤組成物
US6906215B1 (en) 1999-04-30 2005-06-14 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Powdery s,s-ethylenediamine-n,n′-disuccinic acid iron complex and process for producing the same
JP2005343845A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Hakuto Co Ltd アクリロニトリルの重合抑制剤および重合抑制方法
JP2006273746A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Hakuto Co Ltd アクリロニトリルの重合抑制剤および重合抑制方法
JP2013506021A (ja) * 2009-09-25 2013-02-21 ノボザイムス アクティーゼルスカブ 洗浄剤組成物
JP2013516502A (ja) * 2009-12-30 2013-05-13 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア グルタミン酸−n,n−アセト酢酸(glda)又はその誘導体を含む、吸湿性が十分に低い固体を製造する方法
JP2015193859A (ja) * 2011-04-18 2015-11-05 ライオン株式会社 液体洗浄剤
JP2016534138A (ja) * 2013-09-13 2016-11-04 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se エナンチオマーの混合物、及びその混合物の製造方法
JP2018048323A (ja) * 2017-09-14 2018-03-29 エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド 新規なキレート化剤の組合せによる相乗的汚れ除去
US10246667B2 (en) 2013-09-09 2019-04-02 Ecolab Usa Inc. Synergistic stain removal through novel MGDA/GLDA/STPP chelator combination

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09310098A (ja) * 1996-05-22 1997-12-02 Kao Corp 硬質表面用洗浄剤組成物
JPH09310091A (ja) * 1996-05-22 1997-12-02 Kao Corp 硬質表面用洗浄剤組成物
WO1998026035A1 (fr) * 1996-12-13 1998-06-18 Kao Corporation Composition detergente haute densite
JPH10279996A (ja) * 1997-04-07 1998-10-20 Kao Corp 洗浄剤組成物
JPH1112596A (ja) * 1997-06-24 1999-01-19 Kao Corp 食器用液体洗浄剤組成物
US6265371B1 (en) 1997-07-18 2001-07-24 Kao Corporation Powdery detergent composition containing a partially neutralized chelant
WO1999003969A1 (fr) * 1997-07-18 1999-01-28 Kao Corporation Composition de detergent en poudre
JPH11217590A (ja) * 1998-02-04 1999-08-10 Kao Corp 漂白洗浄剤組成物
JP2000008081A (ja) * 1998-06-25 2000-01-11 Kao Corp 洗浄剤組成物
JP2000169897A (ja) * 1998-12-04 2000-06-20 Kao Corp 液体洗浄剤組成物
US6906215B1 (en) 1999-04-30 2005-06-14 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Powdery s,s-ethylenediamine-n,n′-disuccinic acid iron complex and process for producing the same
JP2001049296A (ja) * 1999-08-04 2001-02-20 Daisan Kogyo Kk 洗浄剤組成物
JP2005343845A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Hakuto Co Ltd アクリロニトリルの重合抑制剤および重合抑制方法
JP2006273746A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Hakuto Co Ltd アクリロニトリルの重合抑制剤および重合抑制方法
JP2013506021A (ja) * 2009-09-25 2013-02-21 ノボザイムス アクティーゼルスカブ 洗浄剤組成物
JP2013516502A (ja) * 2009-12-30 2013-05-13 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア グルタミン酸−n,n−アセト酢酸(glda)又はその誘導体を含む、吸湿性が十分に低い固体を製造する方法
JP2015193859A (ja) * 2011-04-18 2015-11-05 ライオン株式会社 液体洗浄剤
US10246667B2 (en) 2013-09-09 2019-04-02 Ecolab Usa Inc. Synergistic stain removal through novel MGDA/GLDA/STPP chelator combination
US10519404B2 (en) 2013-09-09 2019-12-31 Ecolab Usa Inc. Synergistic stain removal through novel MGDA/GLDA/phosphate/carbonate chelator combination
JP2016534138A (ja) * 2013-09-13 2016-11-04 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se エナンチオマーの混合物、及びその混合物の製造方法
JP2018048323A (ja) * 2017-09-14 2018-03-29 エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド 新規なキレート化剤の組合せによる相乗的汚れ除去

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000212596A (ja) キレ―ト剤を用いた洗浄剤
JPH101660A (ja) キレート剤およびこれを用いた洗浄剤
RU2638554C2 (ru) Моющая композиция для автоматического мытья посуды
US5481018A (en) Amino nitrile intermediate for the preparation of alanine diacetic acid
KR102360294B1 (ko) 거울상이성질체의 혼합물, 및 이러한 혼합물의 제조 방법
JP2013506021A (ja) 洗浄剤組成物
JP2001342453A (ja) キレート剤組成物
JPH10231469A (ja) キレート剤およびこれを用いた洗浄剤
RU2742269C2 (ru) Смеси хелатирующих агентов и способ получения таких смесей
RU2712767C2 (ru) Смеси хелатирующих агентов и способ получения таких смесей
EP0866787B1 (en) An amino nitrile intermediate for the preparation of 2-hydroxyethyl iminodiacetic acid
TW515784B (en) Chelating agent and detergent comprising the same
CZ330395A3 (en) Dish wash detergent
US9157050B2 (en) Detergent composition with improved drying performance
CN107406807B (zh) 制备对映体混合物的方法和对映体混合物
US6392095B2 (en) Intermediates for the preparation of N-[2-(carboxymethoxy) ethyl]-N-(carboxymethyl) glycine
CA2166186A1 (en) Dishwashing detergents containing a biologically degradable builder component
JP5331335B2 (ja) パイプ用洗浄剤組成物
EP1004660B1 (en) An amino nitrile intermediate for the preparation of 2-hydroxyethyl iminodiacetic acid
US5488130A (en) Amino nitrile intermediate for the preparation of 2-hydroxypropyl iminodiacetic acid
CN1161325A (zh) 螯合剂和包括该螯合剂的洗涤剂
MXPA97007502A (en) Intermediario de aminonitrilo for the preparation of dianic acid from alan