JP6211832B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP6211832B2
JP6211832B2 JP2013136870A JP2013136870A JP6211832B2 JP 6211832 B2 JP6211832 B2 JP 6211832B2 JP 2013136870 A JP2013136870 A JP 2013136870A JP 2013136870 A JP2013136870 A JP 2013136870A JP 6211832 B2 JP6211832 B2 JP 6211832B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
compressor
cooler
capillary tube
way valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013136870A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015010781A (ja
Inventor
野口 明裕
明裕 野口
林 秀竹
秀竹 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lifestyle Products and Services Corp filed Critical Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority to JP2013136870A priority Critical patent/JP6211832B2/ja
Publication of JP2015010781A publication Critical patent/JP2015010781A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6211832B2 publication Critical patent/JP6211832B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
少なくとも圧縮機、凝縮器、キャピラリチューブ、冷却器を備え、これらを順次冷媒配管によって接続した冷凍サイクルにおいて、圧縮機を駆動させた状態から停止させた場合には、圧縮機運転時の惰性により冷媒が配管に送られ、その流速は圧縮機の駆動時に比して遅くなる。このため、キャピラリチューブを通過しても液体冷媒が適切に減圧されず、温度の低下も適切に引き起こされないため、温度の高い冷媒が冷却器に流れ込むことになり、冷却器の温度が上昇し、冷蔵庫内の温度が上昇するという問題があった。
この問題を解決するために冷凍サイクルの凝縮器とキャピラリチューブの間の配管に弁を設け、圧縮機の運転停止時に弁を閉じることで、冷媒を弁から先の冷媒配管に送らない構成が提案されている。
しかしながら、弁を閉じることで圧縮機出口側の圧力が圧縮機入口側の圧力に比べて高くなり、圧縮機の駆動時に入口側と出口側との間に圧力差が生じるため、起動時に圧縮機にかかるトルクが大きくなり、トルク不足による起動不良を引き起こしていた。
特開2005−337677号公報
本発明は上記の問題を考慮してなされたものであり、圧縮機停止中の冷却器の温度上昇を最小限に留め、且つ、圧縮機の起動不良を防止する冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本実施形態の冷蔵庫は、冷媒を圧縮する圧縮機と、この圧縮機で圧縮した冷媒を凝縮させて放熱する凝縮器と、この凝縮器で凝縮した冷媒を減圧する第一キャピラリチューブと、この第一キャピラリチューブで減圧した冷媒を蒸発させる冷却器と、この冷却器の冷媒出口と前記圧縮機との間の冷媒流路に設けられ前記冷却器への冷媒の逆流を防止する逆止弁と、前記凝縮器と前記第一キャピラリチューブとの間の冷媒流路に設けられ冷媒の流路を切り換えるとともに冷媒の流量を調節する冷媒調節機構を有する切換弁と、この切換弁と前記圧縮機入口とを接続するバイパス配管とを備え、前記圧縮機の運転停止中に冷媒を前記バイパス配管に流すように前記切換弁の制御を行うものであって、前記切換弁を前記冷却器側に前記冷媒を流さない全閉状態にした後に、前記圧縮機を停止させるとともに前記切換弁から前記冷媒を前記バイパス配管に流す
第一実施形態の冷蔵庫全体の概略構成を示す縦断面図である。 図1の冷蔵庫における冷凍サイクルを示す模式図である。 三方弁の断面図である。 図1の冷蔵庫における制御装置のブロック図である。 圧縮機と切換弁の制御のタイミングチャート図である。
以下、実施形態を図面に基づき説明する。
冷蔵庫の概略的な全体構成である図1に示すように、冷蔵庫本体1は、鋼板製の外箱2aと合成樹脂製の内箱2bとの間隙にウレタンフォームなどの断熱材2cを発泡充填することで、前面が開口し内部を貯蔵空間とした縦長の断熱箱体2を形成しており、貯蔵空間を上方の冷蔵貯蔵空間と下方の冷凍貯蔵空間とに断熱区画している。
単一の内箱2bで形成された冷蔵貯蔵空間には、冷蔵室3と貯蔵容器である下部ケースと上部ケースを備えた野菜室4とを隣接状態で上下に区分配置している。
野菜室4の下方には断熱壁を介して、図示しない製氷室と、小冷凍室5とを左右に併置するとともに、最下段には、貯蔵容器を備えた主冷凍室6を配置して−18〜−20℃に冷却する冷凍貯蔵空間としている。
各貯蔵室の前面開口部は独立した断熱扉で閉塞されており、冷蔵室3の前面開口部は左右両側の上下部に設けたヒンジにより回動自在に支承された観音開き式の扉が設けられている。野菜室4および製氷室と小冷凍室5、主冷凍室6は、それぞれの貯蔵容器を扉に連結保持し、貯蔵室内に設けたレール機構により引き出し式で閉塞されている。
製氷室と小冷凍室5と主冷凍室6に亙る背部には冷却器7が配設されるとともに、この冷却器7の上方には送風機8が配設される。冷却器7と送風機8の前方には断熱された冷却器カバー9が備えられ、この冷却器カバー9によって冷凍室の貯蔵空間と冷却器7および送風機8を備えた冷却器室10とを区画している。冷却器カバー9において送風機8の前方には、冷凍室内に冷気を吹き出す冷凍室吹き出し口11を配設している。冷却器カバー9の下部における冷却器7の下部より冷却器室10の底面に至る下方空間の前方領域には、冷凍室6内を循環した冷気を冷却器室10内に吸い込む冷凍室吸い込み口12を設けている。また、冷凍室吹き出し口11の開口を冷凍室側から覆うように冷凍室ダンパ13を配設している。
冷蔵室3と野菜室4に跨る冷蔵貯蔵空間の背部には、冷却器室10と冷蔵室3とを連通する冷蔵室ダクト14が設けられ、この冷蔵室ダクト14には、上下方向に適当な間隔をおいて冷気の吹き出し口が穿設される。さらに、冷蔵室ダクト14の冷却器室10側には冷蔵室ダンパ15を配設している。
冷却器7の周囲には、冷却器7の除霜を行う除霜ヒータ21を備え、冷却器7の下方には除霜ヒータ21によって融解した除霜水を受けて外部の蒸発皿に導くための樋22を設けている。
断熱箱体2の背面下部の外側には内方に凹陥する機械室23を形成し、冷凍サイクルの一環をなす圧縮機24や凝縮器25、放熱ファン、除霜水を蒸発させる蒸発皿を配設している。
また機械室23の上部には、冷蔵庫の運転を制御するマイコンなどを実装した制御装置26を設置している。
制御装置26には、冷蔵室3と主冷凍室6の各室内に設けた庫内温度センサ27、28からの検出信号と、冷蔵室3や主冷凍室6の扉開閉を検出する各検出スイッチからの検出信号が入力される。また、冷蔵室3の扉前面に設置した図示しない操作パネルへの使用者の操作による冷却モードの切換えなどの信号が入力され、制御プログラムに基づき、圧縮機24、送風機8の駆動や冷凍サイクルの冷媒切り換え、操作パネル部の表示などの制御を行う。
次に、冷凍サイクルについて説明する。冷凍サイクルの模式図である図2に示すように、圧縮機24を起動することで冷媒が圧縮され、高温高圧となったガス冷媒は凝縮器25に送られ、高温高圧のガス冷媒は凝縮器25でその熱を放出させながら液化する。液化した冷媒は機械室23に位置する三方弁(切換弁)40に導かれ、制御装置26の指令に基づき、この三方弁40によって第一キャピラリチューブ31と、第二キャピラリチューブ33を有するバイパス配管32とのそれぞれに冷媒流路を切換える。この第二キャピラリチューブ33は三方弁40や圧縮機24と同じく、機械室23内に配設される。
第一キャピラリチューブ31を通過することで減圧された冷媒は冷蔵庫奥面に配される冷却器7へと向かい、冷却器7で気化することで気化熱によって冷却器7を低温化し、冷気を生成して冷却器室10内を冷却する。熱交換により気化した冷媒は、その後、第一キャピラリチューブ31と熱交換しながら、サクションパイプ34を通って再び圧縮機24に吸入され、一連の冷凍サイクルが繰り返される。なお、冷却器7の出口側の配管には逆止弁35が接続され、バイパス配管32を通り第二キャピラリチューブ33を通過した圧力の高い冷媒が、圧力の低い冷却器7内に逆流することを防止している。
冷凍サイクルに用いる三方弁40について図3に基づき説明する。三方弁40は、弁ケース41の底部に設けられた弁座42と、この弁座42の上部に配置される弁体43とを有している。
弁座42には、冷却器7側へ冷媒が流れ出る冷却器側出口42aと、バイパス配管32側へ冷媒が流れ出るバイパス側出口42bと、凝縮器25から入口配管を介して冷媒が流れ込む流入口44とが形成されている。
弁体43は、弁座42に形成された冷却器側出口42a及びバイパス側出口42bを覆うように弁座42の上部に配置され、パルス制御されるステッピングモータ(不図示)によって角度制御可能に回動される。また、弁体43には、冷却器側溝43a及びバイパス側溝43bが、互いに回転軸45からの距離を相違させ、かつ、周方向の位置をずらして肉厚段部46の下面に形成されている。
ステッピングモータによって弁体43が、所定方向(本実施例では図3における矢印Kで示す時計回りの方向)へ所定角度回動することで、冷却器側溝43a及び冷却器側出口42a、または、バイパス側溝43b及びバイパス側出口42bが上下に重なり連通したり、いずれのバイパス側溝43a,冷却器側溝43bもバイパス側出口42a,冷却器側出口42bに重なり合わずバイパス側出口42a,バイパス側出口42bが弁体43によって閉鎖されたりする。
冷却器側溝43aと冷却器側出口42aとが連通すると、流入口44から弁ケース41内に流入した冷媒が、肉厚段部46の開放端縁から冷却器側溝43aの内に進入し、冷却器側出口42aから流出して冷却器側出口配管を介して第一キャピラリチューブ31及び冷却器7に導入される。
バイパス側溝43bとバイパス側出口42bとが連通すると、流入口44から弁ケース41内に流入した冷媒が、肉厚段部46の開放端縁からバイパス側溝43bの内に進入し、バイパス側出口42bから流出してバイパス側出口配管36及びバイパス配管32を介して第二キャピラリチューブ33に導入される。
バイパス側出口42b,冷却器側出口42aが弁体43の肉厚段部46によって閉鎖されると冷却器7への冷媒供給を遮断される。
さらに、冷却器側溝43aは、回転方向の前端から後端に向かうにしたがって断面積が漸次拡大するように形成されており、ステッピングモータによって弁体43の回動角度を制御することで、冷却器側溝43aと冷却器側出口42aとが重なり合う面積を変更できる。これにより、冷却器側出口42aの開度を調整して冷却器7に供給する冷媒流量を、全閉から全開まで絞り調整できる。
上述したように、三方弁40には冷媒流量を調節するための冷媒調節機構としての絞り機構が備えられ、庫内温度が所定温度以上であるなど、冷却器7の冷却能力を高くして、早く庫内を冷却したい場合には、圧縮機24の周波数を高くするとともに、三方弁40の絞り機構の制御により冷媒の流路を大きく確保することで冷媒流量を増加させ、冷却器7の冷却能力を高める。あるいは、外気温が低い場合など、冷凍サイクルの負荷が小さくなり、冷却器内の冷媒量が過剰気味になる場合には、冷媒の流路を絞って小さくすることで冷媒流量を減少させる制御を行い、冷却器7の冷却能力を最適化する。
次に、冷凍サイクルの冷却運転における制御機構について説明する。図4は、冷凍サイクルの運転制御機構のブロック図であって、制御装置26には各庫内の温度センサ27、28が接続され、各検出信号が送られるとともに、制御対象である圧縮機24と送風機8と三方弁40及びダンパ13、15が接続されており、制御装置26は、圧縮機24と送風機8及び冷凍室と冷蔵室の各ダンパ13、15の運転制御を行う運転制御部50と、冷媒流路及び冷媒流量を制御する三方弁40の制御を行う冷媒制御部51とを備えている。
冷蔵室3の庫内温度が設定された動作温度幅の上限であるオン点(例えば6℃)に達すると、運転制御部50の制御により圧縮機24を駆動し、三方弁40の弁体43を所定角度回動させて冷却器側溝43aと冷却器側出口42aとを連通させるとともに、バイパス側出口42bを閉鎖することで、冷却器7に冷媒を供給する。こうして冷却器7によって冷気を生成するとともに、冷凍室ダンパ13を閉じ、冷蔵室ダンパ15を開いた上で、この冷気を送風機8の送風作用により冷蔵室3へ送風することで冷蔵室3内を冷却する。
冷蔵室3の庫内温度が設定された動作温度幅の下限であるオフ点(例えば2℃)に達すると、運転制御部50の制御により圧縮機24と送風機8の運転を停止し、開いていた冷蔵室ダンパ15を閉じる。さらに、三方弁40の弁体43を回動して冷却器側出口42aを閉鎖するとともに、バイパス側溝43bとバイパス側出口42bを連通させバイパス配管32に冷媒を流す。この時、冷媒調節機構である絞り機構によって冷媒流量を適切に調節することで、バイパス配管32を流れた冷媒は、三方弁40及び第二キャピラリチューブ33によって減圧され、圧縮機24の出口側に送られる。
なお、三方弁40の絞り機構のみで圧縮機24の入り口側に供給される冷媒量を適切な量に制御できる場合には、第二キャピラリチューブ33を設けず、三方弁40による絞り機構のみで冷媒流量を調節してもよい。
同様に、主冷凍室6の庫内温度が設定された動作温度幅の上限であるオン点に達した場合には冷蔵室ダンパ15を閉じ、冷凍室ダンパ13を開くことで冷気を冷凍温度帯の各貯蔵室に送風し、主冷凍室6内を冷却する。この時、必要があれば、三方弁40の絞り機構により冷媒流量を減少させることで、冷却器7の蒸発温度を低下させ、冷却器7の温度を主冷凍室6の目標温度以下の温度に制御する。
冷蔵室3と主冷凍室6の庫内温度がそれぞれ設定された動作温度幅内におさまるように、圧縮機24と送風機8を運転するとともに、ダンパ13、15と三方弁40を制御して、各貯蔵室の庫内温度を目標とする温度範囲内に保持する。
圧縮機24と三方弁40の制御のタイミングチャート図である図5を用いて、具体的に時系列に沿って圧縮機24と三方弁40の制御を説明する。
冷蔵庫内を冷却するために圧縮機24を運転している間は、冷媒制御部51により三方弁40の制御を行い、冷媒の流路を絞ることなく大量の冷媒を送る全開状態と、冷媒の流路を絞ることで少量の冷媒を送る絞り状態とを使い分ける。具体的には、庫内温度を素早く下げる必要があるなど、圧縮機24を高い周波数で運転する場合には三方弁40を全開にする。一方、庫内温度が目標温度に近く、冷却器7内の冷媒が過剰気味になる場合には三方弁40を絞り、冷媒流量を減らすことで冷却器7の能力を最大限引き出し、冷凍サイクルの効率を最適化する(T1)。
圧縮機24を駆動させた状態から停止させる所定時間(例えば2分)前に、三方弁40を制御し、冷却器7側には冷媒を流さない全閉状態にして、圧縮機24から新たに冷媒を流さないことで、すでに冷凍サイクルの内部に送りこまれた冷媒を圧縮機24の内部に回収するとともに、冷却器7内の冷媒をほぼ蒸発させて冷蔵庫内部の冷却を行う。この冷却器7側の全閉状態は実際に圧縮機24が停止状態になるまでの間維持する(T2)。
圧縮機24が停止した瞬間に三方弁40のバイパス側を開いて絞り状態にし、圧縮機24出口側から三方弁40の入り口までの間にたまった圧力の高い冷媒をバイパス配管32及び、第二キャピラリチューブ33に冷媒を流すことで、三方弁40と第二キャピラリチューブ33とのそれぞれで通過した冷媒の圧力を低下させるとともに温度も低下させる。さらに、圧縮機24の出口側と入口側をつなぐことで、圧縮機24の出口側と入口側との圧力をほぼ同等にする(T3)。
三方弁40のバイパス側を全開にした所定時間(例えば6分)後に、バイパス側を絞り状態から全閉にする。これによりバイパス配管32を通じて多量の液冷媒が圧縮機24に送り込まれてしまうことで生じる液バック現象を防止することができる。なお、このときの所定時間(例えば6分)は第二キャピラリチューブ33の内径などに依存するが、圧縮機24の出口側と入口側との圧力差がほぼ解消されるだけの時間全開にしておけばよく、実際に運転する冷凍サイクルに応じて適宜変更が必要である(T4)。
次に、圧縮機24の起動とほぼ同時に三方弁40の冷却器側を開く。この時、三方弁40は絞り状態としたが、全開状態であってもよい。三方弁40の冷却器側が開かれた状態で圧縮機24を駆動することで、冷媒を冷却器7に供給し、庫内の冷却を開始する。三方弁40を開くタイミングが圧縮機24の起動に比べて早すぎる場合には、温度の高い冷媒が冷却器7に流れ込んでしまうため、圧縮機24の起動から前後10秒間程度の間に三方弁40を開くことが望ましい。なお、本実施形態のように三方弁40のバイパス側は全閉状態で圧縮機24を運転する場合には必要ないが、圧縮機24の起動時に三方弁40のバイパス側が開いた状態である場合には、圧縮機24の起動とほぼ同時にバイパス側を全閉にする。これにより、バイパス配管32を通過して多量の液冷媒が圧縮機24に送りこまれてしまうことで生じる液バック現象を防止する(T5)。
上述した実施形態によれば、バイパス配管32を設け圧縮機24の停止時に、三方弁40により冷媒を冷却器7側には流さず、バイパス側に流すため、冷却器7に温度の高い冷媒が送られることがなく、冷却器7の温度上昇を抑えられ、冷蔵庫内の温度上昇を防止できる。それとともに、圧縮機24の入り口側と出口側の圧力がほぼ等しくなるため、起動時に圧縮機24にかかるトルクを低く抑えることができ、圧縮機24のトルク不足による起動不良を防止できる。
バイパス配管32に第二キャピラリチューブ33を配するとともに三方弁40による絞り機能を使用することで、圧縮機24の起動時に一度に大量の液冷媒が圧縮機24に吸いこまれることで故障することを防止し、圧縮機24の信頼性を向上させる。
冷媒調節機構としての絞り機構を備えた三方弁40を用いるため、バイパス配管32を通過する冷媒の減圧及び、温度の低下を三方弁40のみで十分に行える場合には、第二キャピラリチューブ33なしに圧縮機24の起動時に一度に大量の液冷媒が吸い込まれることで故障することを防止できるため、冷凍サイクルを簡素化できる。また、冷凍サイクルの運転中に庫内温度や圧縮機18の運転周波数などの状況に応じて、冷媒の流量を調節して冷凍サイクルの運転効率を最適化できる。
変形例としては、三方弁40を凝縮器25と第一キャピラリチューブ31との間に配するのではなく、例えば第一キャピラリチューブ31と冷却器7との間に配してもよい。この場合、冷媒は必ず第一キャピラリチューブ31を通ることとなるので、三方弁40をバイパス側に切り替えた場合に全開の状態であっても、多量の液冷媒が圧縮機24に送りこまれてしまうことで生じる液バック現象を防止できる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
3は冷蔵室、4は野菜室、6は主冷凍室、7は冷却器、8は送風機、13は冷凍室ダンパ、15は冷蔵室ダンパ、23は機械室、24は圧縮機、25は凝縮器、26は制御装置、27は冷蔵室温度センサ、28は冷凍室温度センサ、31は第一キャピラリチューブ、32はバイパス配管、33は第二キャピラリチューブ、34はサクションパイプ、35は逆止弁、40は三方弁(切換弁)、41は弁ケース、42は弁座、42aは冷却器側出口、42bはバイパス側出口、43は弁体、43aは冷却器側溝、43bはバイパス側溝、44は流入口、45は回転軸、46は肉厚段部、50は運転制御部、51は冷媒制御部を示す。

Claims (5)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    この圧縮機で圧縮した冷媒を凝縮させて放熱する凝縮器と、
    この凝縮器で凝縮した冷媒を減圧する第一キャピラリチューブと、
    この第一キャピラリチューブで減圧した冷媒を蒸発させる冷却器と、
    この冷却器の冷媒出口と前記圧縮機との間の冷媒流路に設けられ前記冷却器への冷媒の逆流を防止する逆止弁と、
    前記凝縮器と前記冷却器との間の冷媒流路に設けられ冷媒の流路を切り換えるとともに、冷媒の流量を調節する冷媒調節機構を有する切換弁と、
    この切換弁と前記圧縮機入口とを接続するバイパス配管とを備え、
    前記圧縮機の運転停止中に冷媒を前記バイパス配管に流すように前記切換弁の制御を行うものであって、前記切換弁を前記冷却器側に前記冷媒を流さない全閉状態にした後に、前記圧縮機を停止させるとともに前記切換弁から前記冷媒を前記バイパス配管に流す、
    冷蔵庫。
  2. 前記バイパス配管は、冷媒を減圧する第二キャピラリチューブを備えた請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記第二キャピラリチューブを機械室内に備える請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記圧縮機の起動時に前記切換弁の制御により前記第一キャピラリチューブに冷媒を流す制御を行う請求項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記圧縮機の運転中に前記切換弁の前記冷媒調節機構により冷媒流量を調節する請求項1乃至に記載の冷蔵庫。
JP2013136870A 2013-06-28 2013-06-28 冷蔵庫 Active JP6211832B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013136870A JP6211832B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013136870A JP6211832B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015010781A JP2015010781A (ja) 2015-01-19
JP6211832B2 true JP6211832B2 (ja) 2017-10-11

Family

ID=52304095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013136870A Active JP6211832B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6211832B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6048460A (ja) * 1983-08-26 1985-03-16 株式会社日立製作所 冷凍装置
JPH1089778A (ja) * 1996-09-10 1998-04-10 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷凍装置
JPH11230623A (ja) * 1998-02-18 1999-08-27 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷凍装置およびその運転制御方法
JP2001082851A (ja) * 1999-09-13 2001-03-30 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫の冷凍サイクル装置
JP2003035462A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Hitachi Ltd 冷蔵庫
JP4021209B2 (ja) * 2002-01-23 2007-12-12 松下冷機株式会社 冷蔵庫
US6845632B1 (en) * 2003-12-05 2005-01-25 Kendro Laboratory Products, Lp Cooling circuit apparatus and method
JP2005337677A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2013068388A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Toshiba Corp 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015010781A (ja) 2015-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4954484B2 (ja) 冷却貯蔵庫
US11391504B2 (en) Refrigerator
JP5826317B2 (ja) 冷蔵庫
KR20130019307A (ko) 냉장고 및 그 제어방법
US11226145B2 (en) Refrigerator and method for controlling a compressor based on temperature of storage compartment
JP2008249292A (ja) 冷蔵庫
US11421934B2 (en) Refrigerator and method of controlling a refrigerator
JP2015010815A (ja) 冷蔵庫
JP5506760B2 (ja) 冷蔵庫
JP6157903B2 (ja) 冷蔵庫
JP2014044025A (ja) 冷蔵庫
JP6803217B2 (ja) 冷蔵庫
JP5931329B2 (ja) 冷蔵庫
JP6211832B2 (ja) 冷蔵庫
JP2016044875A (ja) 冷蔵庫
JP2012082985A (ja) 冷蔵庫
KR100678777B1 (ko) 냉장고
JP6109520B2 (ja) 冷蔵庫
KR102153056B1 (ko) 냉장고 및 그 제어방법
JP2005265267A (ja) 冷蔵庫
JP2017040398A (ja) 冷蔵庫
JP2020091045A (ja) 冷蔵庫
JP2016050753A (ja) 冷凍サイクル装置及び冷蔵庫
KR20160098783A (ko) 냉장고 및 그 제어방법
KR102144467B1 (ko) 냉장고 및 그 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150216

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150218

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160520

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160603

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160606

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160603

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170321

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170815

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6211832

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150