JP2015010815A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】 適切な条件下で同時冷却を行うことで、庫内の冷却時間を減少させるとともに、消費電力量を低減した冷蔵庫を提供すること。【解決手段】 本実施形態の冷蔵庫は、冷蔵温度帯の貯蔵室を冷却する冷蔵用冷却器と、冷凍温度帯の貯蔵室を冷却する冷凍用冷却器と、庫外温度を測定する外気温センサと、冷蔵用冷却器と冷凍用冷却器のどちらか一方にのみ冷媒を送る制御と、これらの両冷却器に同時に冷媒を送る制御とが可能な冷媒流量調節手段と、冷媒流量調節手段を制御する冷媒制御部とを備え、冷媒制御部は、外気温センサで測定した外気温が所定温度以下の場合に、冷蔵用冷却器と冷凍用冷却器との両冷却器に同時に冷媒を流すように冷媒流量調節手段の制御を行う。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
冷蔵用冷却器と冷凍用冷却器の二つの冷却器と冷媒流路の切換えを行う三方弁を備えた冷蔵庫において、冷却方式の一つとして冷蔵用冷却器と冷凍用冷却器の二つの冷却器に同時に冷媒を流して、冷蔵室と冷凍室を同時に冷却する同時冷却が行われている(例えば、特許文献1参照)。
これは、三方弁の制御により、冷蔵用冷却器のみに冷媒を流す場合と、冷凍用冷却器のみに冷媒を流す場合のほかに、冷蔵用冷却器と冷凍用冷却器の両方に同時に冷媒を流す制御を行うものであるが、例えば冷蔵用冷却器のみに冷媒を流す制御を行った後に、同時冷却を行った場合においては、冷凍用冷却器の圧力は冷蔵用冷却器の圧力に比べて低い圧力であるため、冷凍用冷却器に送られた冷媒が蒸発した後、その冷媒は逆止弁よりも先の圧力の高い冷媒配管に送られず、冷凍用冷却器内で冷媒が蒸発を続けることで圧力が上昇し、結果として蒸発温度が上昇する。また、同時冷却により冷凍用冷却器にも冷媒を流すことになるので、冷媒の流れる経路が交互冷却において冷蔵用冷却器を運転する場合に比べて増加した分、冷蔵用キャピラリーチューブの冷媒入口側の圧力が低下し、結果として冷蔵用キャピラリチューブの冷媒出口側の圧力も低下するため、冷蔵用冷却器の蒸発温度は低下する。
同時冷却の実施により、両冷却器におけるこれらの蒸発温度の変化により、冷蔵用冷却器の蒸発温度は冷蔵室の冷却を行うには低く、冷凍用冷却器の蒸発温度は冷凍室の冷却を行うには高い蒸発温度となるため、外気温が高い場合あるいは冷凍温度帯の目標冷却温度が低い場合など、冷凍温度帯の冷却に高い冷却能力が必要となる場合に十分な冷却能力が得られず、また同時冷却を行うことで通常の冷却方式である交互冷却に比べて冷却に要する時間が長くなり、消費電力量が増加する場合があった。
特開2005−214505号公報
本発明は上記の問題を考慮してなされたものであり、適切な条件下で同時冷却を行うことで、庫内の冷却時間を減少させるとともに、消費電力量を低減した冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本実施形態の冷蔵庫は、冷蔵温度帯の貯蔵室を冷却する冷蔵用冷却器と、冷凍温度帯の貯蔵室を冷却する冷凍用冷却器と、庫外温度を測定する外気温センサと、冷蔵用冷却器と冷凍用冷却器のどちらか一方にのみ冷媒を送る制御と、これらの両冷却器に同時に冷媒を送る制御とが可能な冷媒流量調節手段と、冷媒流量調節手段を制御する冷媒制御部とを備え、冷媒制御部は、外気温センサで測定した外気温が所定温度以下の場合に、冷蔵用冷却器と冷凍用冷却器との両冷却器に同時に冷媒を流すように冷媒流量調節手段の制御を行う。
本発明の第一実施形態の冷蔵庫全体の概略構成を示す縦断面図である。 図1の冷蔵庫における冷凍サイクルを示す模式図である。 三方弁の平面図である。 図1の冷蔵庫における制御装置のブロック図である。 外気温に基づく冷媒制御におけるフローチャート図である。 図5に示す冷媒制御におけるタイミングチャート図である。 本発明の第二実施形態の冷媒制御におけるフローチャート図である。 図7に示す冷媒制御におけるタイミングチャート図である。 本発明の第三実施形態の冷媒制御におけるフローチャート図である。 図9に示す冷媒制御におけるタイミングチャート図である。
(第一実施形態)
以下、第一実施形態を図面に基づき説明する。冷蔵庫の概略的な全体構成である図1に示すように、冷蔵庫本体1は鋼板製の外箱2aと合成樹脂製の内箱2bとの間隙にウレタンフォームなどの断熱材2cを発泡充填することで、前面を開口し内部を貯蔵空間とした縦長の断熱箱体2を形成しており、貯蔵空間を上方の冷蔵貯蔵空間と下方の冷凍貯蔵空間に断熱区画している。
単一の内箱2bで形成された冷蔵貯蔵空間には、複数の載置棚を設けた冷蔵室3と貯蔵容器である下部ケースと上部ケースを備えた野菜室4とを隣接状態で上下に区分配置している。
野菜室4の下方には断熱壁を介して、自動製氷装置と貯氷箱を設けた製氷室5と、図示しない小冷凍室とを左右に併置するとともに、最下段には、貯蔵容器である下部ケースと上部ケースを備えた主冷凍室6を配置して−18〜−20℃に冷却する冷凍貯蔵空間としている。
各貯蔵室の前面開口部は、独立した断熱扉で閉塞されており、冷蔵室3の前面開口部は、左右両側の上下部に設けたヒンジにより回動自在に支承された観音開き式の扉3aが設けられている。野菜室4および製氷室5と小冷凍室、主冷凍室6は、それぞれの貯蔵容器を扉4a、5a、6aに連結保持し、貯蔵室内に設けたレール機構により引き出し式で閉塞されている。また、冷蔵室扉3aの前面中央には外気温を測定する外気温センサ7が設置される。
冷蔵室3と野菜室4とに跨る冷蔵貯蔵空間の背部には、冷蔵用冷却器8と冷蔵用送風機9が配設されるとともに、冷気ダクト10と冷却器カバー11と送風機カバー12によって貯蔵室内と区画されている。また、製氷室5や小冷凍室および主冷凍室6の背面にわたっては、冷凍用冷却器13と冷凍用送風機14が配設され、カバー体15によって貯蔵室内と区画されている。
冷蔵用冷却器8の除霜は、冷蔵用冷却器8への冷媒の流入を停止させた状態で、冷蔵用送風機9を運転することで、冷蔵室3並びに野菜室4の0℃以上の温度の空気を循環させ、冷蔵用冷却器8を加温させて行う。
冷凍用冷却器13の下方には、除霜ヒータ16と除霜水を受ける図示しない排水樋が配設される。冷凍用冷却器13の除霜は、除霜ヒータ16による輻射熱で冷凍用冷却器13を加熱することで行う。この時、融解した除霜水は排水樋により、外部に排出される。
断熱箱体2の背面下部の外側には内方に凹陥する機械室17を形成し、冷凍サイクルの一環をなす圧縮機18や凝縮器19、放熱ファン、除霜水を蒸発させる蒸発皿20を配設している。
また機械室17の上部には、冷蔵庫の運転を制御するマイコンなどを実装した制御装置21を設置している。
制御装置21には、冷蔵室3、野菜室4、主冷凍室6の各室内に設けた庫内温度センサ22、23、24からの検出信号と、冷蔵室3や主冷凍室6の扉開閉を検出する各検出スイッチからの検出信号が入力される。また、冷蔵室3の扉前面に設置した図示しない操作パネルへの使用者の操作による冷却モードの切換えなどの信号が入力され、事前に備えた制御プログラムに基づき、圧縮機18の駆動や三方弁25による冷凍サイクルの冷媒切換え、冷蔵用送風機9、冷凍用送風機14の制御や、操作パネル部の表示などを行う。
次に、冷凍サイクルについて説明する。冷凍サイクルの模式図である図2に示すように、圧縮機18を起動することで冷媒が圧縮され、高温高圧となったガス冷媒は凝縮器19に送られ、その熱を放出させながら冷却される。温度の低下したガス冷媒は機械室17に位置する三方弁(冷媒流量調節手段)25に導かれ、制御装置21の指令に基づき、この三方弁25によって冷蔵用キャピラリチューブ26と冷凍用キャピラリチューブ27のどちらか、あるいは双方に冷媒流路を切り換える。キャピラリチューブを通過することで減圧され、液状となった冷媒は冷蔵庫奥面に配される冷蔵用冷却器8と冷凍用冷却器13へと向かい、それぞれの冷却器で気化し、気化熱によって冷蔵用と冷凍用の冷却器8、13を低温化し、冷気を生成して冷蔵用送風機9あるいは冷凍用送風機14により各冷却室を冷却する。熱交換により気化した冷媒は、その後、冷蔵用と冷凍用キャピラリチューブ26、27と熱交換しながら、サクションパイプ28を通って再び圧縮機18に吸入され、一連の冷凍サイクルが繰り返される。なお、冷凍用冷却器13の出口側の配管には逆止弁29が接続され、冷蔵用冷却器8で気化したガス冷媒が、冷蔵用冷却器8に比べて圧力の低い冷凍用冷却器13内に逆流することを防止している。
通常の冷凍サイクルとしては、冷蔵用と冷凍用の冷却器8、13のどちらか一方に冷媒を送り、冷蔵温度帯と冷凍温度帯の貯蔵室を片方ずつ順番に冷却する交互冷却(通常冷却)を行うが、後述する特定の条件下においては、冷蔵用と冷凍用の冷却器8、13の両方に同時に冷媒を送り、冷蔵温度帯と冷凍温度帯の貯蔵室を同時に冷却する同時冷却を行う。
冷凍サイクルに用いる三方弁25について図3に基づき説明する。三方弁25は、弁ケース31の底部に設けられた弁座32と、この弁座32の上部に配置される弁体33とを有している。
弁座32には、冷蔵用冷却器8側へ冷媒が流れ出る冷蔵用出口(R出口)32Rと、冷凍用冷却器13側へ冷媒が流れ出る冷凍用出口(F出口)32Fと、凝縮器19から入口配管を介して冷媒が流れ込む流入口34とが形成されている。
弁体33は、弁座32に形成されたR出口32R及びF出口32Fを覆うように弁座32の上部に配置され、パルス制御されるステッピングモータ(不図示)によって角度制御可能に回動される。また、弁体33には、冷蔵用溝(R溝)33R及び冷凍用溝(F溝)33Fが、互いに回転軸33aからの距離を相違させ、かつ、周方向の位置をずらして肉厚段部33bの下面に形成されている。
ステッピングモータによって弁体33が、所定方向(本実施例では図3における矢印Kで示す時計回りの方向)へ所定角度回動することで、R溝33R及びR出口32R、または、F溝33F及びF出口32Fが上下に重なり連通したり、いずれのF溝33F,R溝33RもF出口32F,R出口32Rに重なり合わずF出口32R,F出口32Fが弁体33によって閉鎖されたりする。
R溝33RとR出口32Rとが連通すると、流入口34から弁ケース31内に流入した冷媒が、肉厚段部33bの開放端縁からR溝33Rの内に進入し、R出口32Rから流出してR出口配管を介して冷蔵用キャピラリーチューブ26及び冷蔵用冷却器8に導入される。
F溝33FとF出口32Fとが連通すると、流入口34から弁ケース31内に流入した冷媒が、肉厚段部33bの開放端縁からF溝33Fの内に進入し、F出口32Fから流出して出口配管を介して冷凍用キャピラリーチューブ27及び冷凍用冷却器13に導入される。
F出口32F,R出口32Rが弁体33の肉厚段部33bによって閉鎖されると冷凍用冷却器13、冷蔵用冷却器8への冷媒供給を遮断される。
さらに、R溝33Rは、回転方向の前端から後端に向かうにしたがって断面積が漸次拡大するように形成されており、ステッピングモータによって弁体33の回動角度を制御することで、R溝33RとR出口32Rとが重なり合う面積を変更できる。これにより、R出口32Rの開度を調整して冷蔵用冷却器8に供給する冷媒流量を、全閉から全開まで絞り調整できる。
また、F溝33Fについても、R溝33Rと同様、回転方向の前端から後端に向かうにしたがって断面積が漸次拡大するように形成されており、ステッピングモータによって弁体33の回動角度を制御することで、F出口32Fの開度を調整して冷凍用冷却器13に供給する冷媒流量を、全閉から全開まで絞り調整できる。
上述したように、三方弁25には冷媒流量を調節するための絞り機構が備えられ、庫外温度である外気温が所定温度以下であるなど、冷凍サイクルの負荷が小さくなり、冷却器内の冷媒量が過剰気味になる場合には、冷媒の流路を絞って小さくすることで冷媒流量を減少させる制御を行う。それとは逆に、外気温が所定温度よりも高い場合など、冷凍サイクルの負荷が大きくなり、冷却器内の冷媒量が不足気味になる場合には、冷媒の流路を大きくすることで冷媒流量を増加させる制御を行うことで、外気温に応じた最適な冷媒流量に調整する。なお、外気温が所定温度以下であっても、凝縮器19に液化冷媒が滞留してしまい、冷凍サイクル中の冷媒量が不足する場合には、三方弁25を絞らず、冷媒流量を減少させないように制御する。
次に、冷凍サイクルの冷却運転における制御機構について説明する。図4は、冷凍サイクルの運転制御機構のブロック図であって、制御装置21には各庫内の庫内温度センサ22、23、24と外気温センサ7が接続され、各検出信号が送られるとともに、制御対象である圧縮機18と冷蔵用と冷凍用の送風機9、14及び三方弁25が接続されており、制御装置21は、圧縮機18及び冷蔵用と冷凍用の送風機9、14の運転制御を行う運転制御部40と、外気温の情報から冷媒流量調節手段である三方弁25の制御を行う冷媒制御部41とを備えている。
運転制御部40による圧縮機18及び冷蔵用と冷凍用の送風機9、14の制御について説明する。冷蔵室3の庫内温度が設定された動作温度幅の上限であるオン点に達すると、圧縮機18を駆動し、三方弁25の弁体33を所定角度回動させてR溝33RとR出口32Rとを連通させるとともに、F出口32Fを閉鎖することで、冷蔵用冷却器8のみに冷媒を供給する。こうして冷蔵用冷却器8によって冷気を生成し、この冷気を冷蔵用送風機9の送風作用により冷蔵室3へ送風することで冷蔵室3内を冷却し、冷蔵室3の庫内温度が動作温度幅の下限であるオフ点に達すると圧縮機18と冷蔵用送風機9の運転を停止するとともに、三方弁25の弁体33を回動してR出口32Rを閉鎖する。
同様に、主冷凍室6の庫内温度が設定された動作温度幅の上限であるオン点に達すると、圧縮機18を駆動し、三方弁25のF溝33FとF出口32Fとを連通させるとともに、R出口32Rを閉鎖することで、冷凍用冷却器13のみに冷媒を供給する。こうして冷凍用冷却器13によって冷気を生成し、この冷気を冷凍用送風機14の送風作用により冷凍温度帯の各貯蔵室に送風することで主冷凍室6内を冷却し、主冷凍室6の庫内温度が動作温度幅の下限であるオフ点に達すると圧縮機18と冷凍用送風機14の運転を停止するとともに、三方弁25の弁体33を回動してF出口32Fを閉鎖する。
このように、運転制御部40は、冷蔵室3と主冷凍室6の庫内温度が設定された動作温度幅内におさまるように、圧縮機18と冷蔵用と冷凍用の送風機9、14を運転し、各貯蔵室の庫内温度を目標とする温度範囲内に保持するように運転制御する。
次に、冷蔵温度帯と冷凍温度帯の冷却を同時に行う同時冷却の場合の運転制御部40による制御を説明する。
冷蔵室3あるいは主冷凍室6の庫内温度のいずれかが、設定された動作温度幅の上限であるオン点に達すると、圧縮機18を駆動し、三方弁25の弁体33を回動してR溝33RとR出口32R、及びF溝33FとF出口32Fとを連通させることで、冷蔵用冷却器8と冷凍用冷却器13の双方に冷媒を供給する。こうして冷蔵用と冷凍用の両冷却器8、13によって冷気を生成し、この冷気を冷蔵用と冷凍用の両送風機9、14の送風作用により冷蔵温度帯と冷凍温度帯の各貯蔵室に送風することで庫内を冷却し、冷蔵室3と主冷凍室6の庫内温度が動作温度幅の下限であるオフ点に達すると圧縮機18と両送風機9、14の運転を停止し、それまで開いていた三方弁25のR出口32R及びF出口32Fを閉鎖する。
なお、同時冷却への移行に伴い、冷蔵用冷却器8の蒸発温度は低下し、冷凍用冷却器13の蒸発温度は上昇することとなる。これは、双方の冷却器8、13に冷媒を流すため、各キャピラリチューブ26、27を流れる冷媒の流量が、それぞれの冷却器8、13を単独で使用する場合に比べて少なくなるが、冷蔵用冷却器8に比べて冷凍用冷却器13の圧力が低い状態では、冷凍用冷却器内の冷媒が逆止弁29から先の圧力の高い配管へは向かわず、冷凍用冷却器13内に留まることで、冷凍用冷却器13の圧力を上昇させ、結果として、冷蔵用冷却器8と冷凍用冷却器13の圧力が等しい状態で安定となり、冷凍用冷却器13内の冷媒が逆止弁29を通って圧縮機18へと戻され、冷凍サイクル内を冷媒が循環する。この安定時の圧力は、各冷却器8、13を単独で運転した場合の中間の圧力となるため、蒸発温度も各冷却器8、13を単独で運転した場合のそれぞれの蒸発温度の中間のほぼ同一の温度で安定することになる。
このため、例えば、冷蔵用冷却器8の蒸発温度が通常冷却時に比べて過剰に低く、冷蔵温度帯の貯蔵室が冷えすぎてしまう場合には、冷蔵用送風機9の回転数を低くすることで冷蔵室3への送風作用を低下させ、冷やしすぎを防止する。逆に、冷凍用冷却器13の蒸発温度が高く、冷凍温度帯の貯蔵室が冷えにくい場合には、冷凍用送風機14の回転数を高くすることで、冷凍温度帯の貯蔵室の冷却能力を高める。
外気温に基づく冷媒制御におけるフローチャート図である図5及びそのタイミングチャート図である図6を用いて、冷蔵室3の目標温度が4℃、主冷凍室6の目標温度が−18℃である場合を例に、冷媒制御部による三方弁25の制御を説明する。
庫内温度センサ22により測定した冷蔵室3内の温度情報から、冷蔵室3の冷却が必要と判断された場合、蒸発温度を−5℃に設定した冷蔵用冷却器8のみに冷媒を送り、通常冷却により冷蔵室3内の冷却を開始する。その後、外気温センサ7により外気温を測定し、外気温が所定温度(例えば15℃)より高い場合には、冷蔵用冷却器8のみに冷媒を送り続け、通常冷却による冷蔵室3内の冷却を継続する。一方、外気温が所定温度である15℃以下である場合には、冷蔵用冷却器8と冷凍用冷却器13の両冷却器に冷媒を供給し、冷蔵温度帯である冷蔵室3のみならず、冷凍温度帯の貯蔵室も同時に冷却する。この場合、通常は蒸発温度を−5℃に設定している冷蔵用冷却器8と、−30℃に設定している冷凍用冷却器13の両方に同時に冷媒を供給するため、両冷却器の蒸発温度は冷凍用冷却器13の蒸発温度よりも高く、冷蔵用冷却器8よりも低い温度であり、且つ主冷凍室6の目標温度である−18℃よりも低い温度である−23℃程度で安定となる。なお、同時冷却に伴い、三方弁25を全開にしたことで、主冷凍室6の目標温度である−18℃以下の温度である−23℃程度の蒸発温度になる場合には問題ないが、−23℃程度まで蒸発温度が下がらない場合には、三方弁25の絞り機構を利用して冷凍サイクル中の冷媒量を減少させることで、蒸発温度を低下させ、少なくとも冷凍温度帯の貯蔵室の目標温度を下回る温度にする。
庫内の冷却運転中には、所定時間が経過するごとに外気温センサ7により外気温を測定し、所定温度である15℃以下の状態であれば、同時冷却を行う。その逆に、外気温が15℃よりも高い場合には、同時冷却を行わず、通常の冷却方式である交互冷却を行うように、冷媒制御部41により三方弁25を制御して、冷蔵用冷却器8を−5℃の蒸発温度で運転する。冷凍温度帯の冷却を行う場合にも、同様に外気温センサ7で測定した外気温に基づいて、同時冷却を行うか、通常冷却を行うかを判断する。
上記構成により、外気温が所定温度以下の場合に同時冷却を行うように制御することで、冷凍用冷却器13の蒸発温度が通常冷却時よりも高くなってしまう同時冷却であっても、外気温が低いため冷凍サイクルの負荷が小さく、冷凍温度帯の貯蔵室を十分に冷却することができる。すなわち、同時冷却時の冷凍用冷却器13は、通常冷却時に比べて蒸発温度が高く、冷却能力が低い状態となるが、冷凍サイクルの負荷が小さければたとえ低い冷却能力である同時冷却であっても、通常冷却時に比べて遜色ない運転時間で目標温度まで冷却することが可能である。それとともに、冷蔵用冷却器8と冷凍用冷却器13に同時に冷媒を供給して庫内を冷却するため、冷却が必要な貯蔵室以外の貯蔵室の温度を低く保つことで、貯蔵室内の温度が動作温度幅の上限であるオン点以上になる状況を少なくすることができる。その結果、交互冷却に比べて圧縮機18を運転する時間を短縮できるため、消費電力量を低減できる。
また、外気温が高い場合には外部からの熱の流入などにより冷凍サイクルの負荷が大きくなり、冷凍用冷却器13の蒸発温度が高い場合には十分な冷却能力が得られず、主冷凍室6内の温度がなかなか下がらないことになる。この場合、主冷凍室6を目標温度まで冷却するために圧縮機18を運転し続けることになってしまい、結果として圧縮機18の運転時間が長くなり、同時冷却を行うことで消費電力量が増加してしまう場合があったが、外気温が所定温度以上の場合には同時冷却を行わないように制御するため、消費電力量を無用に増加させることを防止できる。
冷媒制御部41は、冷却運転中に所定時間が経過するごとに測定した外気温から、同時冷却を行うか、通常冷却を行うかを判断して冷媒流量調節手段である三方弁25を制御するので、時間経過により外気温が変化した場合であっても、変化した外気温に応じて、同時冷却と通常冷却のうち適切な運転方式で運転できる。
また、外気温が低い場合には、三方弁25の絞り機構を制御することにより、冷媒の流路を絞って小さくすることで冷媒流量を減少させ、外気温が高い場合には、冷媒の流路を大きくすることで冷媒流量を増加させる。これにより、外気温に応じて冷媒流量を最適に制御できるため、冷媒の不足や過剰な冷媒量による圧縮機18への液バックを防止し、冷凍サイクルの効率を最適化することができる。
なお、上述した同時冷却の可否の基準となる外気温はあくまで一例であり、庫内の冷却目標温度、冷凍サイクルの性能などによって、同時冷却と交互冷却での消費電力量は変化するため、同時冷却の可否の基準となる外気温の値は、個別の製品や使用態様に応じて適宜変更が必要である。
(第二実施形態)
第一実施形態と異なる点は、外気温が所定温度以下かどうかによって、同時冷却を行うか否かを判断するのではなく、外気温と庫内温度の温度差であるΔTが所定値以下かどうかによって、同時冷却を行うか否かを判断する点にある。ここで、ΔTは外気温センサ7によって測定した外気温から庫内温度センサ22で測定した冷蔵室3内の庫内温度を引いた値である。
ΔTに基づく冷媒制御におけるフローチャート図である図7及びそのタイミングチャート図である図8を用いて、冷蔵室3の目標温度が4℃、主冷凍室6の目標温度が−18℃である場合を例に、冷蔵室3内を冷却する流れを説明する。
庫内温度センサ22により測定した冷蔵室3内の温度情報から、冷蔵室3の冷却が必要と判断された場合、蒸発温度を−5℃に設定した冷蔵用冷却器8のみに冷媒を送り、冷蔵用冷却器8の通常冷却により冷蔵室3内の冷却を開始する。その後、外気温センサ7により外気温を測定するとともに、庫内温度センサ22により冷蔵室3内の温度を測定して、外気温と庫内温度との温度差であるΔTを算出する。このΔTが所定値(例えば11℃)よりも大きい場合には、冷蔵用冷却器8のみに冷媒を送り続け、通常冷却による冷蔵室3内の冷却を継続する。一方、ΔTが所定値である11℃以下の値である場合には、冷蔵用冷却器8と冷凍用冷却器13の両冷却器に冷媒を供給し、冷蔵温度帯である冷蔵室3のみならず、冷凍温度帯の貯蔵室も冷却する。この場合、第一実施形態と同様、通常は蒸発温度を−5℃に設定している冷蔵用冷却器8と、−30℃に設定している冷凍用冷却器13の双方に同時に冷媒を供給し、両冷却器の蒸発温度は冷凍用冷却器13の蒸発温度よりも高く、冷蔵用冷却器8よりも低い蒸発温度であり、且つ、主冷凍室6の目標温度である−18℃よりも低い−23℃程度で安定となる。
タイミングチャートである図8に示すように、外気温の低下によりΔTが11℃以下となった時からΔTが11℃以下であり続ける間は同時冷却で運転を続ける。なお、外気温の低下のみならず、庫内温度の上昇によってΔTが11℃以下になる場合にも同時冷却を行う。それとは逆に、外気温の上昇や庫内温度の低下によりΔTが11℃よりも高い場合には同時冷却を行わず、交互冷却により庫内を冷却する。
庫内の冷却運転中には所定時間が経過するごとに、外気温と庫内温度を測定するとともにΔTを算出し、ΔTが所定値である11℃以下の状態であれば、同時冷却を行う。その逆に、ΔTが11℃よりも大きい場合には、同時冷却を行わず、通常の冷却方式である交互冷却を行うように、冷媒制御部41により三方弁25を制御して、冷蔵用冷却器8を−5℃の蒸発温度で運転する。冷凍温度帯の冷却を行う場合も同様に、外気温と庫内温度の温度差であるΔTに基づいて、同時冷却を行うか、交互冷却を行うかを判断する。
上記構成により、外気温と庫内温度の温度差ΔTが所定値以下の場合に、冷蔵温度帯と冷凍温度帯の両温度帯を冷却する同時冷却を行うように制御することで、冷凍用冷却器13の蒸発温度を通常よりも高く設定されてしまう同時冷却であっても、外気温と庫内温度との温度差が小さい、すなわち冷凍サイクルの負荷が小さいため、冷凍温度帯の貯蔵室を十分に冷却することができるとともに、冷蔵用冷却器8と冷凍用冷却器13を同時に冷却して、短時間で冷蔵温度帯と冷凍温度帯の両温度帯の貯蔵室を冷却することができ、通常の交互運転に比し圧縮機18を運転する時間を短縮できるため、消費電力量を低減できる。
また、ΔTが所定値よりも大きい場合には、貯蔵室を所定温度まで冷却するのに、より大きな冷却力を必要とするため、冷凍サイクルの負荷が大きくなるが、同時冷却を行うと冷凍用冷却器13の蒸発温度が交互冷却に比べて高くなるので十分な冷却能力が得られず、圧縮機18を長時間運転することになり、かえって消費電力量が増加してしまう場合があったが、ΔTが所定値よりも大きい場合には同時冷却を行わないように制御するため、消費電力量を無用に増加させることを防止できる。
外気温と庫内温度の温度差から同時冷却の可否を判断するため、冷蔵庫の庫内温度を高めに設定した場合や低めに設定した場合など、実際の運転態様に応じて交互冷却と同時冷却のうち、より適した冷却運転の方式を選択して運転できる。
冷媒制御部41は、冷却運転中に所定時間経過ごとに測定した外気温と庫内温度から算出した温度差ΔTから、同時冷却を行うか、通常冷却を行うかを判断して冷媒流量調節手段25を制御するので、時間経過によりΔTが変化した場合であっても、変化したΔTに応じて、同時冷却と通常冷却のうち適切な運転方式で運転できる。
上述した同時冷却の可否の基準となるΔTの所定値はあくまで一例であり、庫内の冷却目標温度、冷凍サイクルの性能などによって、交互冷却と同時冷却での消費電力量は変化するため、同時冷却の可否の基準となる外気温と庫内温度の温度差の所定値は、個別の製品や使用態様に応じて適宜変更が必要である。
変形例としては、庫内温度の基準に使用する庫内温度センサは冷蔵室3内の庫内温度センサ22に限られず、野菜室4内あるいは、主冷凍室6内に配した庫内温度センサ23、24を用いる、あるいは複数の庫内温度センサを用いてもよい。
各貯蔵室に対応する庫内温度センサを使用することで、例えば主冷凍室6に比較的温度の高い貯蔵品を収納したことで、庫内温度が上昇した場合などに、主冷凍室6を冷却する必要が生じるが、この場合には冷却対象である主冷凍室6に備えた庫内温度センサ24を用いて温度差ΔTを算出し、冷凍サイクルの運転制御を行うことで、冷蔵室3内の庫内温度センサ22を用いた場合よりも、精度よく同時冷却の可否判断を行い、適切な運転方式を選択することができる。
なお、野菜室4あるいは主冷凍室6の庫内温度を用いて温度差ΔTを算出し、同時冷却の可否判断を行う場合には、冷蔵室3の庫内温度と外気温との温度差の所定値とは値が異なるので、各貯蔵室の目標温度に応じた所定値を設定する必要がある。
(第三実施形態)
上述した実施形態と異なる点は、同時冷却を行うか否かの判断を、外気温と庫内温度の温度差であるΔTと外気温の2つの情報から判断する点にある。
外気温とΔTの二つの情報に基づく冷媒制御におけるフローチャート図である図9、及びそのタイミングチャート図である図10を用いて、冷蔵室3の目標温度が4℃、主冷凍室6の目標温度が−18℃である場合を例に、冷蔵室3内を冷却する流れを説明する。
庫内温度センサ22により測定した冷蔵室3内の温度情報から、冷蔵室3の冷却が必要と判断された場合、蒸発温度を−5℃に設定した冷蔵用冷却器8のみに冷媒を送り、通常冷却により冷蔵室3内の冷却を開始する。その後、外気温センサ7により外気温を測定し、外気温が所定温度(例えば15℃)より高い場合には、冷蔵用冷却器8のみに冷媒を送り続け、通常の交互冷却による冷蔵室3内の冷却を継続する。
一方、外気温が所定温度である15℃以下に低下した場合には、外気温と庫内温度の温度差であるΔTを算出する。このΔTが所定値(例えば11℃)よりも大きい場合には、冷蔵用冷却器8のみに冷媒を送り続け、通常の交互冷却による冷蔵室3内の冷却を継続する。それに対して、ΔTが所定値である11℃以下の値である場合には、三方弁25の流路を切り替えて冷蔵用冷却器8と冷凍用冷却器13の両冷却器に冷媒を供給し、冷蔵温度帯である冷蔵室3のみならず、冷凍温度帯の貯蔵室も冷却する。すなわち、外気温が所定温度以下であり、且つ、外気温と庫内温度との温度差ΔTが所定値以下の場合にのみ同時冷却を行い、それ以外の場合には同時冷却を行わず、通常冷却により庫内を冷却する。
同時冷却を行う場合、第一実施形態と同様、通常は蒸発温度を−5℃に設定している冷蔵用冷却器8と、−30℃に設定している冷凍用冷却器13の両方に同時に冷媒を供給するため、両冷却器の蒸発温度を冷凍用冷却器13の蒸発温度よりも高く、冷蔵用冷却器8よりも低い温度である−23℃程度で安定となる。
タイミングチャートである図10に示すように、外気温の低下によりΔTが11℃以下となった場合であっても、外気温が15℃以下でない状態では第二実施形態とは異なり、同時冷却を行わず、交互冷却を行う。なお、外気温が15℃以下であっても、ΔTが11℃以下でない状態では、第一実施形態とは異なり、同時冷却を行わず、交互冷却を行う。
庫内の冷却運転中には所定時間が経過するごとに、外気温と庫内温度を測定するとともにΔTを算出し、外気温が所定温度である15℃以下であり、且つ、ΔTが所定値である11℃以下の状態であれば、同時冷却を行う。それ以外の場合には、同時冷却は行わず、通常の冷却方式である交互冷却を行うように、冷媒制御部41により三方弁25を制御して、冷蔵用冷却器8を−5℃の蒸発温度で運転する。冷凍温度帯の冷却を行う場合も同様に、外気温の情報と外気温と庫内温度の温度差であるΔTの情報の二つの情報に基づいて、同時冷却を行うか、交互冷却を行うかを判断する。
上記構成により、外気温が所定温度以下であり、且つ、外気温と庫内温度の温度差ΔTが所定値以下の場合に、冷蔵温度帯と冷凍温度帯の両温度帯を冷却する同時冷却を行うように制御することで、冷凍用冷却器13の蒸発温度を通常よりも高く設定されてしまう同時冷却であっても、外気温が低く、且つ、外気温と庫内温度との温度差が小さい、すなわち冷凍サイクルの負荷が小さいため、冷凍温度帯の貯蔵室を十分に冷却することができるとともに、冷蔵用冷却器8と冷凍用冷却器13に同時に冷媒を流して庫内を冷却するため、短時間で冷蔵温度帯と冷凍温度帯の両温度帯の貯蔵室を冷却することができ、圧縮機18の運転時間を短くできるため、消費電力量を低減できる。
また、外気温が所定温度よりも高い、あるいはΔTが所定値よりも大きい、すなわち冷凍サイクルの負荷が大きい場合には、冷凍用冷却器13の蒸発温度を高く設定した場合に庫内の冷却に十分な冷却能力が得られず、同時冷却を行うことでかえって消費電力量が増加してしまう場合があったが、外気温が所定温度よりも高いあるいは、ΔTが所定値よりも大きい場合には同時冷却を行わないように制御するため、消費電力量を無用に増加させることを防止できる。
外気温の情報と外気温と庫内温度の温度差ΔTの情報との二つの情報から同時冷却の可否を判断するため、その運転態様に適した冷却運転の方式をより精度よく選択して冷凍サイクルを運転できる。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、外気温センサ7で測定した外気温の情報に基づいて同時冷却の可否を判断し、通常冷却に比べて同時冷却をした方が消費電力量を低減できる場合にのみ同時冷却を行うため、冷蔵庫の消費電力量の低減が実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。外気温センサ7としては、冷蔵室扉3aに備えたものに限られず、別の位置に備えるか、あるいは機械室17の温度を測定する機械室温度センサを用いて機械室17内の温度のような外気温に準ずる温度情報から、外気温の情報を推定してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
3は冷蔵室、4は野菜室、6は主冷凍室、7は外気温センサ、8は冷蔵用冷却器、9は冷蔵用送風機、13は冷凍用冷却器、14は冷凍用送風機、18は圧縮機、19は凝縮器、21は制御装置、22、23、24は庫内温度センサ、25は三方弁(冷媒流量調節手段)、26は冷蔵用キャピラリチューブ、27は冷凍用キャピラリチューブ、29は逆止弁、31は弁ケース、32は弁座、32RはR出口、32FはF出口、33は弁体、33RはR溝、33FはF溝、33aは回転軸、33bは肉厚段部、34は流入口、40は運転制御部、41は冷媒制御部を示す。

Claims (8)

  1. 冷蔵温度帯の貯蔵室を冷却する冷蔵用冷却器と、
    冷凍温度帯の貯蔵室を冷却する冷凍用冷却器と、
    庫外温度を測定する外気温センサと、
    前記冷蔵用冷却器と前記冷凍用冷却器のどちらか一方にのみ冷媒を送る制御と、これらの両冷却器に同時に冷媒を送る制御とが可能な冷媒流量調節手段と、
    この冷媒流量調節手段を制御する冷媒制御部とを備え、
    この冷媒制御部は、前記外気温センサで測定した庫外温度が所定温度以下の場合に、前記冷蔵用冷却器と前記冷凍用冷却器との両冷却器に同時に冷媒を流すように前記冷媒流量調節手段の制御を行う冷蔵庫。
  2. 前記冷媒制御部は、前記外気温センサで測定した庫外温度が前記所定温度よりも高い場合に、前記冷蔵用冷却器と前記冷凍用冷却器との両冷却器に同時に冷媒を流すことのないように前記冷媒流量調節手段の制御を行う請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷媒流量調節手段は、冷却器に送る冷媒の流量を変化させる制御が可能であって、冷媒制御部により庫外温度の低下に応じて前記冷蔵用冷却器と前記冷凍用冷却器とに流す冷媒流量を減少させるように制御を行う請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 冷蔵温度帯の貯蔵室を冷却する冷蔵用冷却器と、
    冷凍温度帯の貯蔵室を冷却する冷凍用冷却器と、
    庫外温度を測定する外気温センサと、
    庫内温度を測定する庫内温度センサと、
    前記冷蔵用冷却器と前記冷凍用冷却器のどちらか一方にのみ冷媒を送る制御と、これらの両冷却器に同時に冷媒を送る制御とが可能な冷媒流量調節手段と、
    この冷媒流量調節手段を制御する冷媒制御部とを備え、
    前記冷媒制御部は、前記外気温センサで測定した庫外温度と前記庫内温度センサで測定した庫内温度との温度差が所定値以下の場合に、前記冷蔵用冷却器と前記冷凍用冷却器との両冷却器に同時に冷媒を流すように前記冷媒流量調節手段の制御を行う冷蔵庫。
  5. 前記冷媒制御部は、前記外気温センサで測定した庫外温度と前記庫内温度センサで測定した庫内温度との温度差が前記所定値よりも大きい場合に、前記冷蔵用冷却器と前記冷凍用冷却器との両冷却器に同時に冷媒を流すことのないように前記冷媒流量調節手段の制御を行う請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 前記冷媒流量調節手段は、冷却器に送る冷媒の流量を変化させる制御が可能であって、冷媒制御部により庫外温度と庫内温度との温度差が小さくなるに応じて前記冷蔵用冷却器と前記冷凍用冷却器とに流す冷媒流量を減少させるように制御を行う請求項4または5に記載の冷蔵庫。
  7. 冷蔵温度帯の貯蔵室を冷却する冷蔵用冷却器と、
    冷凍温度帯の貯蔵室を冷却する冷凍用冷却器と、
    庫外温度を測定する外気温センサと、
    庫内温度を測定する庫内温度センサと、
    前記冷蔵用冷却器と前記冷凍用冷却器のどちらか一方にのみ冷媒を送る制御と、これらの両冷却器に同時に冷媒を送る制御とが可能な冷媒流量調節手段と、
    この冷媒流量調節手段を制御する冷媒制御部とを備え、
    前記冷媒制御部は、前記外気温センサで測定した庫外温度が所定温度以下であり、かつ、前記外気温センサで測定した庫外温度と前記庫内温度センサで測定した庫内温度との温度差が所定値以下の場合に、前記冷蔵用冷却器と前記冷凍用冷却器との両冷却器に同時に冷媒を流すように前記冷媒流量調節手段の制御を行う冷蔵庫。
  8. 前記冷媒制御部は、前記外気温センサで測定した庫外温度が前記所定温度よりも高い、または、前記外気温センサで測定した庫外温度と前記庫内温度センサで測定した庫内温度との温度差が前記所定値よりも大きい場合に、前記冷蔵用冷却器と前記冷凍用冷却器との両冷却器に同時に冷媒を流すことのないように前記冷媒流量調節手段の制御を行う請求項7に記載の冷蔵庫。
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