JP6211376B2 - 非接触給電システム - Google Patents

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Description

本発明は、非接触給電システムに関するものである。
従来、ワンボックスカーや一部の乗用車に見られるドアの内部のパワーウインドウモータやドアロックユニットといった各補機に対して、非接触で車体側(電源側)から給電する非接触給電システムが提案されている(特許文献1)。
図6は、従来の非接触給電システムの一例を示す斜視図である。車体側鉄心160の両端部が円弧状をなして長く延長されている。この車体側鉄心160は、その両端部の弧状延長部160aの曲率中心がドア112の回動中心と一致するように2つのグロメット161を介して車体111に取り付けられている。グロメット161は、先端にガイド筒部162を有すると共に、そのガイド筒部162から後向きに桶状で弧状をなすガイドカバー163を一体に延設した構造であり、各ガイド筒部162に車体側鉄心160の各弧状延長部160aが貫通され、上側のグロメット161のガイドカバー163は車体側鉄心160の上側の弧状延長部160aの上半分を覆うように配置し、下側のグロメット161のガイドカバー163は車体側鉄心160の下側の弧状延長部160aの下半分を覆うように位置しており、もって車体側鉄心160をドア112側に突出或いは後退自由に支持している。また、この車体側鉄心160に巻装した二次側コイル133のカバー133aと各グロメット161の先端側との間には、図7及び図8に示すように、付勢部材に相当する引っ張りスプリング164が掛け渡され、もって車体側鉄心160を常に車体111から突出する方向に付勢している。
ドア112が閉鎖されているときは、図7に示すように、車体側鉄心160は引っ張りスプリング164を弾性的に伸張させながら車体111内に後退するように押し込められている。このため、車体側鉄心160の弧状延長部160aの先端が、引っ張りスプリング164のバネ力によって付勢されてドア112側のグロメット132の径大頭部132cに当接し、結局、その径大頭部132cの先端薄肉部を介してドア側鉄心131の先端に対向した状態にある。これにて結合度の高い磁気回路が構成され、車体111側の一次側コイル123からドア112側の二次側コイル133に向けて高効率で電力が送電される。
上述の状態からドア112を開放すると、ドア112はヒンジ113を中心に回動し、ドア112側の端板部112aが車体111の内側壁部111aから図8に示すように開くように離れ、ドア側鉄心131の端部先端が内側壁部111aから後退するような動きをする。この結果、車体側鉄心160は引っ張りスプリング164のバネ力によって車体111内から突出するように押し出され、その先端がドア側鉄心131の先端に対向した状態を維持する。従って、ドア112の開放に関わらず、両鉄心160,131によって磁気回路が構成されることになるから、やはり車体111側の一次側コイル123からドア112側の二次側コイル133に向けて高効率で送電することができる。
特開平7−212992号公報
しかしながら、上述の構造を車のスライドドアへの給電に採用する場合、車体側鉄心160の延長部160aを真っ直ぐにすると共にその長さをスライドドアのドアストロークに合わせる必要がある。そのため、車種によりスライドドアのドアストロークが変わる場合には、延長部の長さが変わるため磁気回路の結合度が車種によって変わってしまう不具合がある。
そこで、本発明の目的は、上述の問題点に鑑み、スライドドアがどの位置にあっても安定して給電が可能な簡素な非接触給電システムを提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、車体側に設けられた電源と、前記車体側に設けられ、前記電源から電力が供給される一次側コイルと、前記車体に開閉可能に設けられたスライドドア側に設けられ、前記一次側コイルと磁気結合する二次側コイルと、前記スライドドアに設けられ、前記一次側コイルとの磁気結合によって前記二次側コイルに発生する誘導起電力による電力が供給される電力供給対象物と、を備え、前記スライドドア側に対して前記車体側から非接触で電力を供給する非接触給電システムであって、
前記二次側コイルは、前記スライドドアの閉鎖時に前記一次側コイルに対して正対する正対位置にあり且つ前記スライドドアの開放時に前記正対位置を維持するように該スライドドアのスライド方向と反対方向に前記スライドドアに対して移動される
ことを特徴とする。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明は、
請求項1記載の非接触給電システムにおいて、
前記車体に固定され、前記一次側コイルが取り付けられた第1のコイル支持部材と、
前記スライドドアに設けられ、その開閉方向に延設されたスライドレールと、
前記スライドレールにスライド移動可能に取り付けられ、前記二次側コイルが取り付けられた第2のコイル支持部材と、
前記第1のコイル支持部材に取り付けられた第1の正対位置維持用永久磁石と、
前記第2のコイル支持部材に取り付けられ、前記第1の正対位置維持用永久磁石と引き
合う極性を有する第2の正対位置維持用永久磁石と、
を有していることを特徴とする。
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の発明は、車体側に設けられた電源と、前記車体側に設けられ、前記電源から電力が供給される一次側コイルと、前記車体に開閉可能に設けられたスライドドア側に設けられ、前記一次側コイルと磁気結合する二次側コイルと、前記スライドドアに設けられ、前記一次側コイルとの磁気結合によって前記二次側コイルに発生する誘導起電力による電力が供給される電力供給対象物と、を備え、前記スライドドア側に対して前記車体側から非接触で電力を供給する非接触給電システムであって、
前記一次側コイルは、前記スライドドアの閉鎖時に前記二次側コイルに対して正対する正対位置にあり且つ前記スライドドアの開放時に前記正対位置を維持するように該スライドドアのスライド方向に沿って移動可能に設けられていることを特徴とする。
請求項1及び2記載の発明によれば、スライドドアがどの位置にあっても安定して給電が可能な簡素な非接触給電システムが実現される。
本発明による非接触給電システムが適用された自動車の一例を示す部分斜視図である。 本発明の非接触給電システムの実施の形態を示す斜視図である。 一次側コイルと二次側コイルの位置ずれ状態を説明する斜視図である。 本発明の非接触給電システムの他の実施例を示す斜視図である。 本発明による非接触給電システムの電気的構成例を示すブロック図である。 従来の非接触給電システムの一例を示す斜視図である。 図7の非接触給電システムの要部をドアの閉鎖状態で示す横断面図である。 図7の非接触給電システムの要部をドアの開放状態で示す横断面図である。
以下、本発明による非接触給電システムの一実施形態を、図1から図3を参照して説明する。
図1は、本発明による非接触給電システムが適用された車両の一例を示す部分斜視図である。本発明の非接触給電システムは、車体2側に固定されている一次側コイル7と常に正対するように、開閉時に車体2の前後方向にスライド移動可能なスライドドア3に対し、その内部に、例えばスライドレール70A,70B上を移動可能に設けられた二次側コイル12を持つ非接触給電システムである。
図2に示すように、給電用の一次側コイル7Aは、例えばソレノイドタイプのコイルに形成され、フェライトからなる直方体形状の第1ののコイル支持部材50Aの中央に取り付けられており、例えば図1に示すように車体2のシート2a付近の下に固定される。第1のコイル支持部材50Aの表面の車両前方側上部には、正対位置維持用永久磁石60Aが貼り付けられ、車両後方側下部には、正対位置維持用永久磁石60Bが貼り付けられている。正対位置維持用永久磁石60A及び60Bは、請求項における第1の正対位置維持用永久磁石に相当する。
受電用の二次側コイル12Aは、例えばソレノイドタイプのコイルに形成され、フェライトからなる直方体形状の第2のコイル支持部材50Bの中央に取り付けられている。第1のコイル支持部材50Aと第2のコイル支持部材50Bは同一寸法のものである。一次側コイル7A及び二次側コイル12Aは、絶縁被覆が施されている。
第2のコイル支持部材50Bの両端には、コロ支持部材80A,80Bが取り付けられ、それらの上下にコロ90A,90B,90C,90Dが回転可能に軸支されている。コロ90A,90B,90C,90Dは、それぞれ、スライドレール70A,70Bのレール溝にスライド可能に係合されている。スライドレール70A,70Bは、例えば図1にその一部が示されているように、スライドドア3の内部にスライドドア3の移動方向にドアストロークより長く延設されている。第2のコイル支持部材50Bの第1のコイル支持部材50Aと対向する表面の車両後方側上部には、正対位置維持用永久磁石60Cが貼り付けられ、車両前方側下部には、正対位置維持用永久磁石60Dが貼り付けられている。正対位置維持用永久磁石60C及び60Dは、請求項における第2の正対位置維持用永久磁石に相当する。
正対位置維持用永久磁石60Aと正対位置維持用永久磁石60C、正対位置維持用永久磁石60Bと正対位置維持用永久磁石60Dは、互いに引き合う極性を有して対向する強力な磁石であり、一次側コイル7Aと二次側コイル12Aが、スライドドアの移動にかかわらず、常に正対位置を保つように位置を調節する役割を果たす。例えば、正対位置維持用永久磁石60Aの表面がN極ならば、正対位置維持用永久磁石60Bの表面がS極、正対位置維持用永久磁石60Cの表面がS極、正対位置維持用永久磁石60Dの表面がN極になるように、各正対位置維持用永久磁石60A,60B,60C,60Dが第1のコイル支持部材50A,50Bに貼り付けられる。
図3は、一次側コイル7Aと二次側コイル12A間に位置ずれが生じた場合の例を示す。一次側コイル7A及び二次側コイル12Aを互いに正対位置に維持する正対位置維持用永久磁石60A,60B,60C,60Dについて、第1のコイル支持部材50A,50Bの表面の車両前方側と車両後方側で上下にずらした形で取り付けられるが、これは図3のような位置ずれに対し、磁石間距離が相対的に近くなるのはコイルが正対となる位置であるため戻りやすくしている。反対側の磁石と正対となり、コイルが位置ずれした状態で位置固定されるのを防ぐ役割をはたす。
一次側コイル7Aは、例えば、閉鎖時のスライドドア3の車両後方側端部付近に対応する車体2のシート2aの下に固定されている。
スライドドア3の閉鎖時、一次側コイル7Aと、スライドドア3の最後部付近のレール7A、7B上にある二次側コイル12Aと、は互いに正対した位置にある。
スライドドア3の開放時、二次側コイル12Aは、スライドドア3の移動に応じてスライドレール70A、70B上を車両前方側(スライドドア3のスライド方向と反対方向)にスライド移動し、一次側コイル7Aと常に正対する位置を維持する。
スライドドア3の最大開放時、二次側コイル12Aは、図1に示すように、スライドドア3の移動に応じてスライドレール70A、70B上をスライドドア3の最前部付近までスライド移動し、一次側コイル7Aと常に正対する位置を維持する。
このように、スライドドア3の開閉に関わらず、一次側コイル7Aと二次側コイル12Aは、常に正対する位置となるように(相対位置が変わらないように)維持される。それにより、図示しない電源を通じて交流電力が一次側コイル7Aに供給された際、一次側コイル7Aと二次側コイル12Aの磁気結合がスライドドア3の開閉にかかわらず維持され、車体2側からスライドドア3側への給電が安定して行われる。
図4は、一次側コイル及び二次側コイルとしてスパイラルコイルを用いた場合を示す実施例である。支持部材50A,50B上にスパイラルコイルパターンの一次側コイル7B、二次側コイル12Bを固定し、一実施形態と同様に、位置ずれに対応してスライドさせるようにすれば、スパイラルコイルも適用可能である。
本発明によれば、スライドドアといった可動部に、簡素なシステムで非接触給電を提供可能とする点が効果として挙げられる。本件のように給電位置が移動する場合、従来では、複数コイルを並べ、給電コイルをスイッチで切り替えるといったようなシステム的に大がかりになりがちであるが、本発明では、磁石とレールを用いてコイルを移動させて正対位置を保つ簡易な可動システムで位置ずれ対応を実現している。
次に、図5は、図1乃至図4に示す一次側コイル及び二次側コイルの構成を採用した本発明の非接触給電システムの電気的構成例を示すブロック図である。
図5において、車両1の車体2には、スライドドア3が車体2の前後方向にスライド自在に取り付けられている。本発明の非接触給電システムは、車体2とスライドドア3とに跨って設けられている。車体2側には、給電用の一次側コイル7と、一次側コイル発振駆動制御装置29と、制御装置30と、給電制御スイッチ(給電制御SW)31と、第一通信手段としての送受信無線機器32と、を有している。一次側コイル7は、制御装置30及び給電制御スイッチ31に接続された一次側コイル発振駆動制御装置29に接続されている。制御装置30には、給電制御スイッチ31が接続されている。
また、スライドドア3側には、一次側コイル7と近接する給電用の二次側コイル12と、整流回路36と、充電手段としての充電スイッチ(充電SW)37と、電力供給対象物としての蓄電部材38と、負荷制御手段としての負荷制御装置39と、第二通信手段としての送受信無線機器40と、を有している。また、二次側コイル12は、整流回路36に接続されている。整流回路36は、充電スイッチ37に接続されている。その充電スイッチ37には、蓄電部材38が接続されている。負荷制御装置39には、充電スイッチ37及び蓄電部材38が接続されている。
車体2側には、さらに、車体側バッテリ44と車体側制御ユニット45とが設けられている。車体側制御ユニット45は、制御装置30に接続されている。車体側制御ユニット45には、スイッチ類46と図示しないスライドドア開閉状態確認手段(例えば既知のカーテシスイッチ)とが接続されている。車体側バッテリ44の電力ライン上には、図示しないイグニッションスイッチが設けられている。
これに対し、スライドドア3側には、さらに、負荷47、48と、ドアスイッチ類49とが設けられている。
一次側コイル7は、図1〜図4に示す構成の一次側コイル7Aまたは7Bが用いられている。一次側コイル発振駆動制御装置29は、一次側コイル7の発振駆動を制御するように構成されている。言い換えれば、インバータとしての機能を有するとともに、これをスイッチングする機能を有しており、一次側コイル7の励磁をコントロールすることができるように構成されている。また、一次側コイル発振駆動制御装置29は、図示しないマイクロプロセッサ等を有して構成されている。
制御装置30は、一次側コイル発振駆動制御装置29の作動状態を監視するとともに、給電制御スイッチ31のON/OFFを制御するように構成されている。また、制御装置30は、図示しないマイクロプロセッサ等を有して構成されている。
給電制御スイッチ31は、例えば既知構成のリレーであって、上述の如く、そのON/OFFを制御装置30が制御するようになっている。そして、給電制御スイッチ31がON/OFFされることによって一次側の電磁誘導コイルユニット26への電力供給が規制されるようになっている。
送受信無線機器32は、制御装置30に内蔵されている(別体であってもよいものとする)。また、送受信無線機器32は、スライドドア3の後述する送受信無線機器40との間で制御信号を無線により送受信する機器として構成されている。すなわち、例えば運転者がスライドドア3のパワーウインドウに対するパワーウインドウスイッチを操作すると、送受信無線機器40に対してスライドドア3の窓ガラスをアップ又はダウンさせる制御信号を送信するようになっている。尚、送受信無線機器32は、本例において、各種制御信号を無線により送受信するように構成されているが、電磁誘導(相互誘導作用)によって送受信するように構成してもよいものとする(第一給電手段の構成を応用する)。また、光や赤外線等による通信によって制御信号を送受信することも可能であるものとする。
車体側制御ユニット45は、例えば車体2に設けられる各種機器等を制御するものであって、図示しないマイクロプロセッサやその周辺回路等によって構成されている。
マイクロプロセッサは、図示しないROM、CPU、EEPROM、RAM、入出力ポート等を備えて構成されている。ROMは、読み出し専用のメモリであり、プログラムや固定データ等が格納されている。また、CPUは、中央演算処理装置であり、ROMに予め格納された制御プログラムに従って作動するようになっている。EEPROMは電気的消去/書き換え可能な読み出し専用のメモリであり、各種の設定値情報等が格納されている。RAMは、読み出し書き込み自在のメモリであり、CPUの処理の過程で利用する各種のデータを格納するデータエリアと処理の際に使用するワークエリア等を有している。
スイッチ類46は、集中ドアロックスイッチやパワーウィンドウスイッチ等の各種スイッチが挙げられるものとする。
整流回路36は、二次側コイル12に生じた誘導起電力を整流する回路であって、図示しないダイオードやコンデンサを有して構成されている。尚、二次側コイル12に生じた誘導起電力による電力で蓄電部材38に充電することができる充電回路を一体にして構成してもよいものとする。
充電スイッチ37は、例えば既知構成のリレーであって、負荷制御装置39により制御され、ON/OFFすることによって蓄電部材38への充電を規制することができるようになっている。
蓄電部材38は、キャパシタや二次電池、或いはこれらを並列接続したものが適用されている(負荷の特性要件に応じたものを適宜選定することができるものとする)。蓄電部材38は、充電スイッチ37のON/OFFによってその充電が規制されるようになっている。また、蓄電部材38は、負荷制御装置39に電力を供給することができるようになっている。
蓄電部材38は、車体側バッテリ44のような大容量のものを必要とせず、負荷47、48及び負荷制御装置39の制御回路を駆動することができるだけの容量を有するコンパクトなものが用いられている。また、蓄電部材38は、スライドドア3に対して交換可能に取り付けられている。
負荷制御装置39は、スライドドア3に設けられた各種の負荷47、48等の駆動を制御するものであって、上述のような図示しないマイクロプロセッサやその周辺回路等を有して構成されている。また、負荷制御装置39は、蓄電部材38の充電状態(充電率)を監視するように構成されている。さらに、負荷制御装置39は、充電スイッチ37のON/OFFを制御するように構成されている。
送受信無線機器40は、負荷制御装置39に内蔵されている(別体であってもよいものとする)。また、送受信無線機器40は、車体2側の送受信無線機器32との間で負荷47、48に対する制御信号を送受信する機器として構成されている。
ドアスイッチ類49は、ドア開閉ハンドルスイッチやパワーウィンドウ開閉スイッチ等の各種スイッチが挙げられるものとする。また、負荷47、48は、パワーウインドウ、ドアロック、電動スライドドア開閉等の各種間欠負荷が挙げられるものとする。
このように上述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上記の実施形態では、一次側コイルを固定し、二次側コイルをスライドドアのスライド方向に沿って移動可能な構成にしているが、本発明はこれに限らず、二次側コイルを固定し、一次側コイルを移動可能な構成にしたり、一次側コイルと二次側コイルの両方を移動可能な構成にしてもよい。
また、上記の実施形態では、コイル支持部材としてフェライトが用いられているが、これに限らず、合成樹脂等の他の材料を用いてもよい。
また、上述の実施形態では、正対位置維持用永久磁石が2個、コイル支持部材の表面の車両前方側上部と車両後方側下部に貼り付けられているが、個数や貼り付け場所は適宜変更可能である。
また、上記の実施形態では、正対位置維持用磁石を用いて一次側コイルと二次側コイルを正対させているが、本発明はこれに限らず、スライドドアのスライド距離に応じて一次側コイル及び二次側コイルの少なくとも一方をモータ等により移動させ、他方と正対させるように構成してもよい。
また、上述の実施形態では、本発明を電磁誘導方式の一次側及び二次側コイルに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、電磁界共鳴方式の共鳴コイルに適用することもできる。
1 車両
2 車体
3 スライドドア
7,7A,7B 一次側コイル
12,12A 二次側コイル
38 蓄電部材(電力供給対象物)
44 車体側バッテリ(電源)
50A 第1のコイル支持部材
50B 第2のコイル支持部材
60A,60B 第1の正対位置維持用永久磁石
60C,60D 第2の正対位置維持用永久磁石
70A,70B スライドレール

Claims (3)

  1. 車体側に設けられた電源と、前記車体側に設けられ、前記電源から電力が供給される一次側コイルと、前記車体に開閉可能に設けられたスライドドア側に設けられ、前記一次側コイルと磁気結合する二次側コイルと、前記スライドドアに設けられ、前記一次側コイルとの磁気結合によって前記二次側コイルに発生する誘導起電力による電力が供給される電力供給対象物と、を備え、前記スライドドア側に対して前記車体側から非接触で電力を供給する非接触給電システムであって、
    前記二次側コイルは、前記スライドドアの閉鎖時に前記一次側コイルに対して正対する正対位置にあり且つ前記スライドドアの開放時に前記正対位置を維持するように該スライドドアのスライド方向と反対方向に前記スライドドアに対して移動されることを特徴とする非接触給電システム。
  2. 請求項1記載の非接触給電システムにおいて、
    前記車体に固定され、前記一次側コイルが取り付けられた第1のコイル支持部材と、
    前記スライドドアに設けられ、その開閉方向に延設されたスライドレールと、
    前記スライドレールにスライド移動可能に取り付けられ、前記二次側コイルが取り付けられた第2のコイル支持部材と、
    前記第1のコイル支持部材に取り付けられた第1の正対位置維持用永久磁石と、
    前記第2のコイル支持部材に取り付けられ、前記第1の正対位置維持用永久磁石と引き合う極性を有する第2の正対位置維持用永久磁石と、
    を有していることを特徴とする非接触給電システム。
  3. 車体側に設けられた電源と、前記車体側に設けられ、前記電源から電力が供給される一次側コイルと、前記車体に開閉可能に設けられたスライドドア側に設けられ、前記一次側コイルと磁気結合する二次側コイルと、前記スライドドアに設けられ、前記一次側コイルとの磁気結合によって前記二次側コイルに発生する誘導起電力による電力が供給される電力供給対象物と、を備え、前記スライドドア側に対して前記車体側から非接触で電力を供給する非接触給電システムであって、
    前記一次側コイルは、前記スライドドアの閉鎖時に前記二次側コイルに対して正対する正対位置にあり且つ前記スライドドアの開放時に前記正対位置を維持するように該スライドドアのスライド方向に沿って移動可能に設けられていることを特徴とする非接触給電システム
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