JP6210371B2 - 蓄電素子及び蓄電素子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電極体と、該電極体を収容するケースとを備えた蓄電素子及び蓄電素子の製造方法に関する。
一般的な蓄電素子の一つとして、電極体と、該電極体を収容するケースであって、鋼板製のケースとを備えるものがある。ケースは、開口部を有するケース本体と、該開口部を塞ぐ蓋板とを備える。ケース本体は、外周縁部を有する底部と、該底部の外周縁部から立ち上がる周壁部とを備える。ケース本体の底部と周壁部とは、深絞り加工によって一体成形される(例えば、特許文献1参照)。
しかし、蓄電素子の製造工程に深絞り加工を必要とする工程が含まれると、多くの工程が必要となり、蓄電素子を製造するのに費用と時間がかかる。そのため、ケース本体を深絞り加工以外で加工することが望まれていた。
国際公開2011/145205号
そこで、本発明は、かかる事情に鑑み、ケース本体を深絞り加工することなく成形できる蓄電素子及び蓄電素子の製造方法を提供することを課題とする。
本発明に係る蓄電素子は、電極体と、該電極体を収容するケースであって、金属製のケースとを備え、該ケースは、ケース本体を備え、該ケース本体は、外周縁部を有する底部と、該底部の外周縁部から立ち上がる周壁部であって、基端部及び先端部を有する周壁部とを備え、底部は、周壁部の基端部から延出された遮蔽部であって、先端部側で互いに対向する一対の対向部を有する遮蔽部を備え、一対の対向部は、互いに接合されている。
かかる構成によれば、遮蔽部が周壁部から延出されて、遮蔽部の一対の対向部が互いに接合されることにより、ケース本体に底部が形成される。このため、この蓄電素子は、ケース本体が深絞り加工されなくても、底部を備えるケース本体が製造できるようになっている。
ここで、本発明に係る蓄電素子において、底部は、遮蔽部の一対の対向部から突出された突出部を備える
このようにすれば、突出部は、電極体が発熱するなどしてケースに伝わった熱を放熱する。そのため、ケースの冷却能力を向上させることができるようになる。
本発明に係る蓄電素子の他の態様として、ケース本体は、底部と反対側に開口部を備え、ケースは、開口部を塞ぐ蓋板であって、全周が開口部に溶接された蓋板を備え、遮蔽部は、一対の対向部が蓋板と開口部との溶接強度よりも弱い溶接強度で溶接されて形成されるようにしてもよい。
このようにすれば、ケースの内圧が大きくなった際、蓋板がケース本体の開口部から外れるよりも先に、一対の対向部の接合が破壊されて、一対の対向部が離間し、ケース本体の底部が開口する。このため、ケースの内圧が大きくなっても、ケース本体と蓋板との接合部が損傷することを抑制できる。
本発明に係る蓄電素子の別の態様として、遮蔽部は、一対の対向部が互いに重ね合わされた重合部を備え、重合部は、溶接されているようにしてもよい。
このようにすれば、重合部は、一対の対向部が互いに重ね合わされることにより、遮蔽部が偏平状になった部分であり、このため、重合部は、平坦になっている。よって、この蓄電素子は、一対の対向部を容易に溶接することができるようになっている。
本発明に係る蓄電素子の更に他の態様として、周壁部は、一端及び他端をそれぞれに有する一対の第一の側面と、該一対の第一の側面における互いに対向する一端同士及び他端同士を接続する一対の第二の側面とを備え、遮蔽部は、一対の第一の側面のそれぞれから延出された一対の第一の遮蔽部であって、互いに周壁部の中心側に折り曲げられた一対の第一の遮蔽部と、一対の第二の側面のそれぞれから延出された一対の第二の遮蔽部であって、互いに周壁部の外側に折り曲げられた一対の第二の遮蔽部とを備え、一対の対向部のうちの一方の対向部は、遮蔽部における一対の第一の遮蔽部のうちの一方の第一の遮蔽部側に設けられ、一対の対向部のうちの他方の対向部は、遮蔽部における一対の第一の遮蔽部のうちの他方の第一の遮蔽部側に設けられるようにしてもよい。
このようにすれば、一方の第一の遮蔽部の対向部及び一対の第二の遮蔽部における一方の第一の遮蔽部側の対向部と、他方の第一の遮蔽部の対向部及び一対の第二の遮蔽部における他方の第一の遮蔽部側の対向部とが接合された底部がケース本体に形成される。このため、この蓄電素子は、ケース本体が深絞り加工されなくても、底部を備えるケース本体が製造できるようになっている。
本発明に係る蓄電素子の製造方法は、電極体を収容するケースであって、金属製のケースを製造するケース製造工程を備え、ケース製造工程は、径方向に互いに対向する一対の対向部を有する筒状体を筒芯方向に向かうにつれて偏平状に形成させる遮蔽工程であって、一対の対向部を互いに接合させる遮蔽工程を備える。
かかる構成によれば、筒状体の一対の対向部が互いに接合されて、ケース本体に底部が形成される。このため、ケース本体が深絞り加工されなくても、底部を有するケース本体が製造できる。
ここで、本発明に係る蓄電素子の製造方法の一態様として、ケース製造工程は、一対の対向部に交差する方向であって、筒状体の内側から外側に向かう方向に筒状体を加圧して、筒状体の一対の対向部を接合するようにしてもよい。
このようにすれば、筒状体の一対の対向部が互いに接近しやすくなり、筒状体を偏平状に変形させやすくなる。
ここで、本発明に係る蓄電素子の製造方法の他の態様として、ケース製造工程は、筒状体を切断する切断工程を備え、遮蔽工程は、筒状体の筒芯方向の複数個所で一対の対向部を互いに接合させるようにしてもよい。
このようにすれば、筒状体の筒芯方向の複数個所で一対の対向部が互いに接合されて、ケース本体に底部となる部分が複数形成される。そして、この筒状体を切断すれば、底部を有するケース本体を一つの筒状体から複数製造することができるようになる。
ここで、本発明に係る蓄電素子の製造方法の別の態様として、遮蔽工程は、一対の対向部が互いに重ね合わされた重合部を溶接するようにしてもよい。
このようにすれば、重合部は、一対の対向部が互いに重ね合わされることにより、遮蔽部が偏平状になった部分であり、このため、重合部は、平坦になっている。よって、一対の対向部を容易に溶接することができるようになる。
以上のように、本発明に係る蓄電素子及び蓄電素子の製造方法によれば、ケース本体を深絞り加工することなく成形できるという優れた効果を奏し得る。
図1は、本発明の一実施形態に係る電池セルの全体正面図である。 図2は、同電池セルを第一方向に切断した縦断面図である。 図3は、図1のA−A断面図である。 図4は、図1のB−B断面図である。 図5は、同電池セルの底面図である。 図6は、同電池セルのケースとなる筒状体の全体正面図であって、一対の第一の側面及び一対の第二の側面を曲げる前の筒状体の全体正面図である。 図7は、同筒状体の下面図であって、一対の第一の側面及び一対の第二の側面を曲げる前の筒状体の下面図である。 図8は、図6の筒状体のC矢示図である。 図9は、同筒状体の全体正面図であって、一対の第一の側面及び一対の第二の側面を曲げた後の筒状体の全体正面図である。 図10は、同筒状体の底面図であって、一対の第一の側面及び一対の第二の側面を曲げた後の筒状体の底面図である。 図11は、本発明の他の実施形態に係る電池セルの全体正面図である。 図12は、同実施形態に係る電池セルの要部縦断面図であって、ケースの底部を拡大して示す要部縦断面図である。 図13は、本発明の他の実施形態に係る電池セルのケースにおける溶接部の要部縦断面図である。 図14は、本発明の他の実施形態に係る電池セルのケースにおける溶接部の要部縦断面図である。 図15は、本発明の他の実施形態に係る電池セルのケースにおける溶接部の要部縦断面図である。 図16は、本発明の他の実施形態に係る電池セルのケースとなる筒状体の外観図である。 図17は、本発明の他の実施形態に係る電池セルの断面図である。 図18は、本発明の他の実施形態に係る筒状体の下面図であって、一対の第一の側面及び一対の第二の側面を曲げる前の筒状体の下面図である。
以下、本発明に係る蓄電素子の一実施形態である電池セルについて、添付図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る電池セル1は、図1乃至図3に示すように、電極体2と、該電極体2を収容するケース3であって、金属製のケース3とを備える。電池セル1は、更に、ケース3の外部に配置された一対の外部端子4,4と、電極体2と一対の外部端子4,4とを電気的に接続する一対の集電体5,5とを備える。
電極体2は、図2及び図3に示すように、正極と、負極と、セパレータとを備える。本実施形態に係る電池セル1は、巻回型の電池セルである。正極及び負極は、巻回中心方向(第一方向X)に位置ずれした状態で積層されている。
ケース3は、加圧した際に変形容易な金属により形成されている。具体的には、ケース3は、アルミニウム合金製である。ケース3は、図1乃至図5に示すように、ケース本体30を備える。更に、ケース3は、開口部30bを塞ぐ蓋板34であって、全周が開口部30bに溶接された蓋板34を備える。
ケース本体30は、外周縁部を有する底部31と、該底部31の外周縁部から立ち上がる周壁部30c,30dであって、基端部及び先端部を有する周壁部30c,30dとを備える。
なお、ケース本体30になる筒状体6は、角筒形状をしており、筒芯方向Zに一対の開口部30a,30bを有する。本実施形態における一方の開口部30aは、筒芯方向Zにおけるケース3の底部31側に位置され、他方の開口部30bは、筒芯方向Zにおける蓋板34側に位置される。
一対の開口部30a,30bのうちの一方の開口部30aが閉塞されて、ケース本体30に底部31が形成される。そのため、ケース本体30には、底部31と反対側に(他方の)開口部30bが設けられる。電極体2は、他方の開口部30bから収容される。その後に、蓋板34が他方の開口部30bに溶接されることにより、ケース3が構成される。
周壁部30c,30dは、一端及び他端をそれぞれに有する一対の第一の側面30c,30cと、該一対の第一の側面30c,30cにおける互いに対向する一端同士及び他端同士を接続する一対の第二の側面30d,30dとを備える。
第一の側面30cは、筒芯方向Zと直交する第一方向Xに沿って形成される。第二の側面30dは、筒芯方向Z及び第一方向Xと直交する第二方向Yに沿って形成される。そのため、第一の側面30cと第二の側面30dとは、直交している。一対の第一の側面30c,30cの幅方向(第一方向X)のそれぞれの長さは、同じである。一対の第二の側面30d,30dの幅方向(第二方向Y)のそれぞれの長さは、同じである。第一の側面30cの幅方向(第一方向X)の長さは、第二の側面30dの幅方向(第二方向Y)の長さよりも長い。つまり、周壁部30c,30dの断面形状は、長方形状である。一対の第一の側面30c,30c及び一対の第二の側面30d,30dの高さ方向(筒芯方向Z)の長さは、同じである。
底部31は、周壁部30c,30dの基端部から延出された遮蔽部32であって、先端部側で互いに対向する一対の対向部33a,33bを有する遮蔽部32を備える。底部31は、更に、遮蔽部32の一対の対向部33a,33bから突出された突出部35を備える。
遮蔽部32は、一対の第一の側面30c,30cのそれぞれから延出された一対の第一の遮蔽部32a,32aであって、互いに周壁部30c,30dの中心側に折り曲げられた一対の第一の遮蔽部32a,32aと、一対の第二の側面30d,30dのそれぞれから延出された一対の第二の遮蔽部32b,32bであって、互いに周壁部30c,30dの外側に折り曲げられた一対の第二の遮蔽部32b,32bとを備える。
第一の遮蔽部32aは、第一の側面30c,30cに接続された基端部と、該基端部の反対側の先端部とを備える。一対の第一の遮蔽部32a,32aの先端部同士は、互いに突き当たっており、互いに線接触又は面接触している。
第二の遮蔽部32bは、第二の側面30d,30dに接続された基端部と、該基端部の反対側の先端部とを備える。第二の遮蔽部32b,32bの先端部は、中間位置で山折りに折り曲げられて、線接触又は面接触している。
第一の遮蔽部32aが第一の側面30cから延出した長さは、少なくとも第二の側面30dにおける第二方向Yの長さ(幅)の二分の一以上の長さである。第二の遮蔽部32bが第二の側面30dから延出した長さは、第一の遮蔽部32aが第一の側面30cから延出した長さと同じである。
より詳細に説明する。第一の遮蔽部32aは、第一の側面30cから内側に折り曲げられた第一の面32cを有する。第二の遮蔽部32bは、第二の側面30dから外側に折り曲げられた第二の面32dと、該第二の面32dから内側に折り曲げられた第三の面32eとを備える。
第一の面32cは、第一の側面30cと、第三の面32eと、突出部35(の後述する第一の突出部35a)とに接続されている。第一の面32cは、長方形状の面であり、第一の面32cの幅(第一方向Xの長さ)は、同方向における第一の側面30cの長さと同じである。
第二の面32dは、第二の側面30dと、第三の面32eとに接続されている。第二の面32dは、略二等辺三角形状をしており、底辺に対応する辺が第二の側面30dと接しており、一対の等辺に対応する一対の辺が第三の面32eに接している。
第三の面32eは、一対の第一の面32c,32cのうちの一方の第一の面32c、第二の面32d及び突出部35(の後述する第二の突出部35b)が接続される第一片と、一対の第一の面32c,32cのうちの他方の第一の面32c、第二の面32d及び突出部35(の後述する第二の突出部35b)が接続される第二片とを有する。
第一片及び第二片は、略二等辺三角形状をしており、底辺に対応する第一辺が第二の面32dと接しており、一対の等辺のうちの一方の等辺に対応する第二辺が第一の面32cに接している。一対の等辺のうちの他方の等辺に対応する第三辺が突出部35に接している。第一辺は、山折りに折れ曲っている。第二辺は、略直角に折れ曲がった状態から内側に折れ曲げられて、第二辺の折れ曲りが解消されて、略平坦になっている。そのため、第一の面32cと第三の面32eとが略面一となっている。第二の面32dの内面と第三の面32eの内面とは、互いに向かい合っており、面接触可能になっている。第三辺は、谷折りに折れ曲っている。
遮蔽部32は、先端部に向かうにつれて偏平状に形成され、一対の対向部33a,33bは、互いに接合されている。一対の対向部33a,33bのうちの一方の対向部33aは、遮蔽部32における一対の第一の遮蔽部32a,32aのうちの一方の第一の遮蔽部32a側に設けられる。一対の対向部33a,33bのうちの他方の対向部33bは、遮蔽部32における一対の第一の遮蔽部32a,32aのうちの他方の第一の遮蔽部32a側に設けられる。
具体的には、一対の対向部33a,33bは、一対の第一の遮蔽部32aの内面同士を接合させる一対の第一の対向部33a,33aと、山折りに折れ曲げられて、第二の遮蔽部32bの内面同士を接合させる第二の対向部33b,33bとを備える。本実施形態に係る第一の対向部33aは、第一の遮蔽部32aの先端部に設けられ、第二の対向部33bは、第二の遮蔽部32bの先端部に設けられる。
遮蔽部32は、一対の対向部33a,33bが互いに重ね合わされた重合部33を備え、重合部33は、溶接されて溶接部60cとなる。具体的には、重合部33は、遮蔽部32が偏平状に潰されて、平坦に形成された部分である。遮蔽部32には、偏平状に潰されることにより筒芯方向Zに沿って一対の折れ目が形成されている。重合部33は、一方の折れ目から他方の折れ目まで連続して形成される。本実施形態に係る重合部33は、帯状に形成されており、溶接部60cは、この重合部33上を略直線状に溶接されて形成される。溶接部60cは、一対の対向部33a,33bが蓋板34及び他方の開口部30bとの溶接強度よりも弱い溶接強度で溶接されて形成されている。
突出部35は、一対の対向部33a,33bからケース本体30の筒芯方向Zに突出している。より詳細に説明する。突出部35は、一対の第一の遮蔽部32a,32aのそれぞれから外側に折り曲げられた一対の第一の突出部35a,35aと、一対の第二の遮蔽部32b,32bのそれぞれの第三の面32e,32eから外側に折り曲げられた一対の第二の突出部35b,35bとを備える。突出部35は、発熱した電極体2などのケース3の内容物からケース3に伝熱された熱を放熱する放熱板として機能する。
第一の突出部35aは、第一の面32cと一対の第二の突出部35b,35bと接続されている。第一の突出部35aは、長方形状の面であり、第一の突出部35aの幅(第一方向Xの長さ)は、同方向における第一の側面30cの長さと同じである。一対の第一の突出部35a,35aの内面は、互いに向かい合っており、面接触可能になっている。
第二の突出部35bは、第三の面32eと一対の第一の突出部35a,35aと接続されている。第二の突出部35bは、第二方向Yの略中間位置で山折りに折れ曲げられており、略同形状の一対の長方形状の面を有する。第二の突出部35bの幅(第二方向Yの長さ)は、同方向における第二の側面30dの長さと同じである。第二の突出部35bは、山折りに折れ曲げられて、内面が面接触可能になっている。
そのため、一対の第一の突出部35a,35aの間には、隙間が開いている。また、第二の突出部35b,35bは、山折りに折り曲げられて、互いに対向する一対の内面を備え、該一対の内面の間には、隙間が開いている。よって、一対の第一の突出部35a,35aの内面及び外面の両面と、一対の第二の突出部35b,35bの内面及び外面の両面とが放熱面として寄与する。
なお、ケース本体30は、筒状体6を折り曲げることにより、周壁部30c,30dと底部31とを一体に成形している。そのため、周壁部30c,30d、第一の遮蔽部32a及び第二の遮蔽部32bとのつなぎ目には、稜線が形成される。
蓋板34は、図1乃至図3に示すように、ケース本体30の他方の開口部30bに即して長方形状に形成されている。蓋板34は、周壁部30c,30dの先端縁に周縁部を溶接して接合されている。蓋板34は、蓋板本体34aと、一対の貫通孔34b,34bと、注液孔34cと、ガス排出弁34dとを備える。
注液孔34cは、注液栓34eによって塞がれている。注液栓34eは、蓋板本体34aの周縁部がケース本体30の他方の開口部30bに溶接された後に注液孔34cに嵌められて、溶接される。注液栓34eが注液孔34cに溶接されると、ケース3は、気密状態となる。
ガス排出弁34dには、略Y字状の薄肉部が形成され、内圧が異常に上昇した場合に薄肉部が裂けて減圧できるようになっている。
一対の外部端子4,4のそれぞれは、電極体2と電気的に接続されている。そのため、本実施形態に係る電池セル1は、蓋板34の一対の貫通孔34b,34bに挿通した締結部材によって、集電体5がケース3内に固定されるとともに内外にある電極体2と外部端子4とが電気的に接続されている。
本実施形態に係る電池セル1は、以上の通りである。続いて、電池セル1の製造方法について添付図面を参照しつつ説明する。
電池セル1の製造方法は、少なくとも、電極体2を収容するケース3であって、金属製のケース3を製造するケース製造工程を備える。具体的には、電池セル1の製造方法は、電極体2を製造する電極体製造工程と、電極体2を収容するケース3であって、アルミニウム合金製のケース3を製造するケース製造工程と、電極体2をケース3に収容する電極体収容工程であって、ケース3の他方の開口部30bに蓋板34を溶接して塞ぐ電極体収容工程とを備える。
電極体製造工程では、セパレータを挟んで重ね合わされた正極及び負極を扁平状に巻いて電極体2を製造する。正極及び負極は、図2に示すように、巻回中心方向Xに位置ずれした状態で積層される。
ケース製造工程は、径方向(筒芯方向Zと直交する方向)に互いに対向する一対の対向部33a,33bを有する筒状体6を筒芯方向Zに向かうにつれて偏平状に形成させる遮蔽工程であって、一対の対向部33a,33bを互いに接合させる遮蔽工程を備える。ケース製造工程は、一対の対向部33a,33bに交差する方向であって、筒状体6の内側から外側に向かう方向に筒状体6を加圧して、筒状体6の一対の対向部33a,33bを接合することが好ましい。なお、筒状体6に対して加圧する方向は、一対の対向部33a,33bに略直交する方向であることが好ましい。
具体的には、遮蔽工程は、図6乃至図10に示すように、角筒形の筒状体6における一対の第一の側面61,61を互いに内側に折り曲げ、該一対の第一の側面61,61の互いに対向する一端同士及び他端同士に接続される一対の第二の側面62,62を互いに外側に折り曲げて、筒状体6の一対の開口部60a,60bのうちの一方の開口部60aを覆う。
より詳細に説明する。図7に示すように、筒状体6の内側に冶具を挿入し、一対の第二の側面62,62が内側から外側に押圧された状態(力f1)で、筒状体6の一方の開口部60a側の端部を偏平状に圧縮変形させる(力f2)。図9及び図10に示すように、一対の第一の側面61,61が外側から内側に押圧されて扁平状に押し潰され、一対の第一の側面61,61同士が互いに重ね合わされる。一対の第二の側面62,62のそれぞれが一対の第一の側面61,61が押し潰されるのと連動して、山折りに折れ曲げられ、一対の第二の側面62,62のそれぞれの内面が重なり合わされる。そして、筒状体6の一方の開口部30aは、扁平状に押し潰されて、平坦になっている。
遮蔽工程は、筒状体6における一対の第一の側面61,61のうちの一方の第一の側面61側と一対の第一の側面61,61のうちの他方の第一の側面61側とを密接させる。遮蔽工程は、一対の対向部33a,33bが互いに重ね合わされた重合部33を溶接する。重合部33を溶接した部分は、溶接部60cとなる。溶接部60cは、第一方向Xに略直線状に溶接される。遮蔽工程では、蓋板34と他方の開口部60bとの溶接強度よりも弱い溶接強度で溶接される。溶接方法は、例えば、レーザ溶接又はシーム溶接が適用される。
以上より、本実施形態に係る電池セル1によれば、遮蔽部32が周壁部30c,30dから延出されて、遮蔽部32の一対の対向部33a,33bが互いに接合されることにより、ケース本体30に底部31が形成される。このため、この電池セル1は、ケース本体30が深絞り加工されなくても、底部31を備えるケース本体30が製造できるようになっている。
また、突出部35は、電極体2が発熱するなどしてケース3に伝わった熱を放熱する。そのため、ケース3の冷却能力を向上させることができるようになる。
また、ケース3の内圧が大きくなった際、蓋板34がケース本体30の開口部30bから外れるよりも先に、一対の対向部33a,33bの接合が破壊されて、遮蔽部32の一対の対向部33a,33bが離間し、ケース本体30の底部31が開口する。このため、この電池セル1の蓋板34は、ケース3の内圧が大きくなっても、ケース本体30と蓋板34との接合部が損傷することを抑制できる。また、外部端子4が設けられている蓋板34側の接合部の損傷を抑制できる結果、外部端子4に電解液が付着することを抑制できる。
また、重合部33は、一対の対向部33a,33bが互いに重ね合わされることにより、遮蔽部32が偏平状になった部分であり、このため、重合部33は、平坦になっている。よって、この電池セル1は、一対の対向部33a,33bを容易に溶接することができるようになっている。更に、筒状体6の一方の開口部60aが他方の開口部60bと同様に蓋板34で閉塞される場合と比較して、ケース3を溶接する溶接長さが二分の一に短縮される。
また、一方の第一の遮蔽部32aの対向部33a及び一対の第二の遮蔽部32b,32bにおける一方の第一の遮蔽部32a側の対向部33a,33aと、他方の第一の遮蔽部32aの対向部33b及び一対の第二の遮蔽部32b,32bにおける他方の第一の遮蔽部32a側の対向部33b,33bとが接合された底部31がケース本体30に形成される。このため、この電池セル1は、ケース本体30が深絞り加工されなくても、底部31を備えるケース本体30が製造できるようになっている。
本発明に係る電池セル1の製造方法によれば、筒状体6の一対の対向部33a,33bが互いに接合されて、ケース本体30に底部31が形成される。このため、ケース本体30が深絞り加工されなくても、底部31を有するケース本体30が製造できる。
ケース製造工程において、一対の対向部33a,33bに交差する方向であって、筒状体6の内側から外側に向かう方向に筒状体6を加圧して、筒状体6の一対の対向部33a,33bを接合するようにすることにより、筒状体6の一対の対向部33a,33bが互いに接近しやすくなり、筒状体6を偏平状に変形させやすくなる。つまり、筒状体6の一方の開口部60aを偏平状に圧縮変形させるときに、第二の側面62が内側に折り曲げられにくくなり、第一の側面61,61同士を平坦に重ね合わせることができる。
遮蔽工程が一対の対向部が互いに重ね合わされた重合部を溶接するため、重合部33は、平坦になっている。よって、一対の対向部33a,33bを容易に溶接することができるようになる。
以上のように、本実施形態に係る電池セル1及び電池セル1の製造方法は、ケース本体30を深絞り加工することなく成形できるという優れた効果を奏し得る。
なお、本発明に係る蓄電素子及び蓄電素子の製造方法は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々な変更を加え得ることは勿論である。また、下記した変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
上記実施形態に係る電池セル1に係るケース3のケース本体30の突出部35は、一対の対向部33a,33bからケース本体30の筒芯方向Zに突出されていた。しかし、これに限定されるものではない。例えば、図11及び図12に示すように、突出部35は、第一の突出部35a及び第二の突出部35bをケース本体30の一対の第一の面32c,32cのうちのいずれか一方の第一の面32c側に折り曲げられて、一方の第一の面32cに面接触させていてもよい。このようにすれば、ケース3の底面が平坦となり、ケース3を自立させやすくなる。
上記実施形態に係る電池セル1に係るケース3の底部31は、ケース本体30の第一の側面30cと第一の面32cとがなす角度が90度以上であり、つまり、直角ではないものであった。また、ケース本体30の第二の側面30dと第二の面32dとがなす角度が90度以上であり、つまり、直角ではないものであった。しかし、これに限定されるものではない。例えば、底部31は、図11及び図12に示すように、ケース本体30の第一の側面30cと第一の面32cとがなす角度が略90度であってもよい。また、ケース本体30の第二の側面30dと第二の面32dとがなす角度が略90度であってもよい。この場合、ケース3の内圧が大きくなった際、第一の遮蔽部32aの第一の面32c及び第二の遮蔽部32bの第二の面32dとが外側に押し出されて、ケース3の内容積が増加し、溶接部60cの損傷を抑えることができる。
また、一方の第一の面32c側に折り曲げられた突出部35は、第一の遮蔽部32aの第一の面32c及び第二の遮蔽部32bの第二の面32dとが外側に押し出されるのを抑制する機能を有する。
これらの構成をこのように組み合わせることにより、ケース3の内圧が増加した第一段階では、突出部35により規制されながら、第一の遮蔽部32aの第一の面32c及び第二の遮蔽部32bの第二の面32dとが外側に押し出される。更にケース3の内圧が増加した第二段階では、突出部35が筒芯方向Zに自立し、第一の遮蔽部32aの第一の面32c及び第二の遮蔽部32bの第二の面32dとが外側に押し出されやすくなり、ケース3の内圧の増加に対応する。しかし、ケース3が増加を許容する容積を超えて、ケース3の内圧が増加した第三段階では、一対の対向部33a,33bの溶接部60cを損傷させて、ケース本体30の一方の開口部30aを開放させる。よって、この電池セル1は、ケース3の内圧の増加に対して、その増加具合に合わせた対応ができる。
上記実施形態に係る電池セル1に係るケース3のケース本体30の溶接部60cは、第一の遮蔽部32aの重合部33の基端部と、第二の遮蔽部32bの重合部33の基端部に設けられていた。しかし、これに限定されるものではない。例えば、溶接部60cは、図13に示すように、第一の遮蔽部32aの重合部33の先端部と、第二の遮蔽部32bの重合部33の先端部に設けられていてもよい。この場合、重合部33の先端部同士が突き合わせ溶接される。
また、溶接部60cは、図14に示すように、一対の重合部33の筒芯方向Zにおける中途部に設けられていてもよい。この場合、一対の重合部33が重ね合わせ溶接される。また、溶接部60cよりも先端部側には、突出部35が形成される。
更に、溶接部60cは、図15に示すように、第一の遮蔽部32aの先端部と、第二の遮蔽部32bの先端部に設けられていてもよい。この場合、第一の遮蔽部32a及び第二の遮蔽部32bは、突き合わせ溶接される。
また、溶接部60cは、複数個所に設けられていてもよい。例えば、溶接部60cは、本実施形態に係る溶接部60c、前述の図13に記載した溶接部60c、及び、図14に記載した溶接部60cのうち少なくも二つ以上を組み合わせたものであってもよい。このようにすれば、一対の対向部33a,33bを離間させる方向に加わる力が各溶接部60cで分担させることができる。なお、ケース3の内圧が大きくなることにより加わる力は、最もケース3の内側に配置される溶接部60cに大きく加わると考えられる。この場合には、例え、最もケース3の内側に配置される溶接部60cが損傷されても、加わった力の大きさにより、この溶接部60cよりも外側に配置された他の溶接部60cの損傷が阻止され、電解液などの漏洩を防ぐことができる。また、溶接部60cが一つである場合と比較すれば、溶接部60cが二つ以上である場合の方が、ケース3の気密性に対する信頼性が向上する。
また、溶接部60cは、同じ位置を二度以上溶接されたものであってもよい。このように、重合部の同じ位置が二度以上繰り返して溶接されることにより、溶接部60cによる一対の対向部33a,33b同士の接合精度の信頼性が向上する。また、溶接部60cが複数個所に設けられる場合、それぞれの溶接部60cの溶接強度が同一でなくてもよい。例えば、ケース3の先端側に配置された溶接部60cの溶接強度をケース3の基端側に配置された溶接部60cの溶接強度よりも強くして、ケース3の内部の圧力により、基端側の溶接部60cから順に損傷して、そのケース3の内部の圧力の大きさにより、溶接部60cを損傷させて増加させるケース3の内容積を変えることができる。
また、一対の対向部33a,33bの溶接強度は、ケース3の内圧が大きくなった際に損傷する程度の強度としてもよい。このようにすれば、一対の対向部33a,33bは、ガス排出弁として機能させることができ、ガス排出弁を省略することができる。
上記実施形態に係る電池セル1の製造方法におけるケース製造工程は、図16に示すように、更に、筒状体6を切断する切断工程を備え、遮蔽工程は、筒状体6の筒芯方向Zの複数個所で一対の対向部33a,33bを互いに接触させるものであってもよい。切断工程では、筒芯方向Zと交差する方向(第一方向X又は第二方向Y)に筒状体6を切断する。
切断工程は、筒状体6における一方の第一の側面61側と他方の第一の側面61側とが密接された密接部63と筒状体6における一方の第一の側面61側と他方の第一の側面61側とが密接されていない非密接部64とを切断して、筒状体6からケース3を切り取るようにしてもよい。また、切断工程は、密接部63から所定距離離間した位置を切断するものであってもよい。このとき、密接部63から突出部35の長さに相当する距離を離間させることが好ましい。
このようにすれば、筒状体6にケース3の底部31となる部分が複数形成される。そのため、図16の切断線Eで筒状体6が筒芯方向Zと交差する方向に沿って切断されることにより、一つの筒状体6から複数のケース本体30を製造することができるようになる。
上記実施形態に係る電池セル1のケース3の一対の第一の遮蔽部32a,32aは、一対の第一の側面30a,30aの間における第二方向Yの略中間位置で接合されていた。しかし、これに限定されるものではない。例えば、一対の第一の遮蔽部32a,32aは、一対の第一の側面30a,30aの間における第二方向Yの一方の第一の側面30a側で寄った位置で接合されていてもよいし、また、一対の第一の側面30a,30aの間における第二方向Yの他方の第一の側面30a側で寄った位置で接合されていてもよい。
上記実施形態に係る電池セル1のケース3の一対の対向部33a,33bは、レーザ溶接又はシーム溶接により遮蔽部32を密封していた。しかし、これに限定されるものではない。例えば、一対の対向部は、遮蔽部32又は突出部35がかしめられることにより密接されていてもよい。
上記実施形態に係る電池セル1に係る突出部35の一対の第一の突出部35a,35aは、互いに面接触可能に形成され、互いに接合されていなかった。また、第二の突出部35b,35bは、山折りに折り曲げられて面接触可能に形成され、接合されていなかった。しかし、これに限定されるものではない。例えば、第一の突出部35a,35aは、互いに接合されていてもよい。また、第二の突出部35b,35bの一対の内面は、互いに接合されていてもよい。
上記実施形態に係る電池セル1に係るケース3は、角形のケースであった。また、該ケース3となる筒状体6は、角筒形であった。しかし、これに限定されるものではない。例えば、ケース3及び筒状体6は、断面形状が円形又は楕円形、多角形であるものであってもよい。また、ケース3及び筒状体6は、一方の開口部が塞がれた角筒形状に限定されず、外観形状が円錐台や角錐台などの錐台の形状をしたものであってもよい。また、ケース3及び筒状体6は、円筒を(断面が四角形状の)角筒形に加工したものであってもよいし、平板を組み合わせて角筒形に加工したものであってもよい。
上記実施形態に係る電池セル1に係るケース3は、アルミニウム合金製であった。しかし、これに限定されるものではない。例えば、ケースは、鋼鈑製であってもよい。
上記実施形態に係る電池セル1は、更に、図17に示すように、電極体2と遮蔽部32との間を仕切るスペーサ7を備えていてもよい。このスペーサ7は、電池セル1の振動時に電極体2の損傷を防止し、電解液の貯留量を減らすことができる。
上記実施形態に係る電池セル1は、筒状体6の内側に冶具を挿入し、一対の第二の側面62,62が内側から外側に押圧された状態(力f1)で、筒状体6の一方の開口部60a側の端部を偏平状に圧縮変形させていた。しかし、これに限定されるものではない。例えば、筒状体6の一対の対向部33a,33bの第二の側面62側近傍を外側から内側に押圧された状態(力f1)で、筒状体6の一方の開口部60a側の端部を偏平状に圧縮変形させてもよい。このようにしても、筒状体6の一対の対向部33a,33bの変形に伴って、一対の第二の側面62,62が内側から外側に向かう方向に加圧され、一対の第二の側面62,62が内側から外側に湾曲するため、上記実施形態と同様の効果が得られる。
なお、ケース製造工程において、一対の第二の側面62,62を内側から外側に押圧する工程は、筒状体6の一方の開口部60a側の端部を偏平状に圧縮変形させる工程と同時に行われていたが、この筒状体6を圧縮変形させる工程の前に行ってもよい。
上記実施形態においては、蓄電素子の一例として電池セル1を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、蓄電素子は、キャパシタであってもよい。
1…電池セル(蓄電素子)、2…電極体、3…ケース、4…外部端子、5…集電体、6…筒状体、30…ケース本体、30a,30b…開口部、30c…第一の側面(周壁部)、30d・・・第二の側面(周壁部)、31…底部、32…遮蔽部、32a…第一の遮蔽部、32b…第二の遮蔽部、32c…第一の面、32d…第二の面、32e…第三の面、33a…第一の対向部、33b…第二の対向部、34…蓋板、34a…蓋板本体、34b…貫通孔、34c…注液孔、34d…ガス排出弁、34e…注液栓、35…突出部、35a…第一の突出部、35b…第二の突出部、60a,60b…開口部、60c…溶接部、61…第一の側面、62…第二の側面、63…密接部、64…非密接部、7…スペーサ、f1,f2…力、X…第一方向(第一の側面の幅方向)、Y…第二方向(第二の側面の幅方向)、Z…筒芯方向(第一の側面及び第二の側面の高さ方向)

Claims (8)

  1. 電極体と、
    該電極体を収容するケースであって、金属製のケースと
    を備え、
    該ケースは、ケース本体を備え、
    該ケース本体は、
    外周縁部を有する底部と、
    該底部の前記外周縁部から立ち上がる周壁部であって、基端部及び先端部を有する周壁部とを備え、
    前記底部は、前記周壁部の前記基端部から延出された遮蔽部であって、先端部側で互いに対向する一対の対向部を有する遮蔽部を備え、
    前記一対の対向部は、互いに接合され
    前記底部は、前記遮蔽部の前記一対の対向部から突出された突出部を備える
    蓄電素子。
  2. 前記ケース本体は、底部と反対側に開口部を備え、
    前記ケースは、前記開口部を塞ぐ蓋板であって、全周が前記開口部に溶接された蓋板を備え、
    前記遮蔽部は、前記一対の対向部が前記蓋板と前記開口部との溶接強度よりも弱い溶接強度で溶接されて形成される
    請求項に記載の蓄電素子。
  3. 前記遮蔽部は、前記一対の対向部が互いに重ね合わされた重合部を備え、
    前記重合部は、溶接されている
    請求項1又は請求項2に記載の蓄電素子。
  4. 前記周壁部は、
    一端及び他端をそれぞれに有する一対の第一の側面と、
    該一対の第一の側面における互いに対向する前記一端同士及び前記他端同士を接続する一対の第二の側面と
    を備え、
    前記遮蔽部は、
    前記一対の第一の側面のそれぞれから延出された一対の第一の遮蔽部であって、互いに前記周壁部の中心側に折り曲げられた一対の第一の遮蔽部と、
    前記一対の第二の側面のそれぞれから延出された一対の第二の遮蔽部であって、互いに前記周壁部の外側に折り曲げられた一対の第二の遮蔽部と
    を備え、
    前記一対の対向部のうちの一方の対向部は、前記遮蔽部における前記一対の第一の遮蔽部のうちの一方の第一の遮蔽部側に設けられ、
    前記一対の対向部のうちの他方の対向部は、前記遮蔽部における前記一対の第一の遮蔽部のうちの他方の第一の遮蔽部側に設けられる
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に蓄電素子。
  5. 電極体を収容する金属ケースを製造するケース製造工程を備え、
    前記ケース製造工程は、径方向に互いに対向する一対の対向部を有する筒状体を筒芯方向に向かうにつれて偏平状に形成させる遮蔽工程であって、前記一対の対向部を互いに接合させる遮蔽工程を備える
    蓄電素子の製造方法。
  6. 前記ケース製造工程は、前記一対の対向部に交差する方向であって、前記筒状体の内側から外側に向かう方向に前記筒状体を加圧して、前記筒状体の前記一対の対向部を接合する
    請求項に記載の蓄電素子の製造方法。
  7. 前記ケース製造工程は、前記筒状体を切断する切断工程を備え、
    前記遮蔽工程は、前記筒状体の前記筒芯方向の複数個所で前記一対の対向部を互いに接合させる
    請求項又は請求項に記載の蓄電素子の製造方法。
  8. 前記遮蔽工程は、前記一対の対向部が互いに重ね合わされた重合部を溶接する
    請求項乃至請求項の何れか1項に記載の蓄電素子の製造方法。
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