JP6209149B2 - 作業機 - Google Patents
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Description
本発明は、上記したような問題点を解決すべくなされたものであって、運転席の左右に設けられる操作レバーの組付けの容易化を図ることを目的とする。
請求項1に係る発明では、機体と、前記機体の右側及び左側に設けられた走行装置と、前記走行装置に動力を伝達する動力伝達装置と、前記動力伝達装置を収容するケースであって、前記機体の右側及び左側に設けられた伝動ケースと、前記機体に搭載された運転席と、前記運転席の右側及び左側に設けられた操作レバーと、前記右側の伝動ケース上に取り付けられる第1取付部材と、前記左側の伝動ケース上に取り付けられる第2取付部材と、前記第1取付部材と前記第2取付部材とを連結する連結部材と、前記第1取付部材に設けられ且つ前記右側の操作レバーの揺動量を規制する右ストッパと、前記第2取付部材に設けられ且つ前記左側の操作レバーの揺動量を規制する左ストッパと、を備え、前記連結部材は、前記右側の操作レバー及び左側の操作レバーを揺動自在に支持している。
請求項3に係る発明では、前記第1カバー又は第2カバーは、気体を収容する空間を形成する壁部を有している。
図29は本発明に係る作業機1の側面図である。図30は作業機1の平面図である。図31は作業機1の正面図である。
図29〜31では、作業機1の一例としてスキッドステアローダを示している。但し、本発明に係る作業機1はスキッドステアローダに限定されず、例えば、コンパクトトラックローダ等の他の種類の作業機であってもよい。
キャビン3は、機体2に搭載されている。このキャビン3には運転席8が設けられている。作業装置4は機体2に装着されている。走行装置5は、機体2の外側に設けられている。機体2内の後部には、原動機6が搭載されている。原動機6は、エンジン、モータ等である。実施形態では、エンジンを採用している。
前後に直交する方向である水平方向Kを機体幅方向として説明する。図31に示すように、機体2の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向Kであって機体2から離れる方向のことである。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向Kであって機体2に近づく方向のことである。
ブーム10は、キャビン3の右側及び左側に上下揺動自在に設けられている。作業具11は、例えば、バケットであって、当該バケット11は、ブーム10の先端部(前端部)に上下揺動自在に設けられている。リフトリンク12及び制御リンク13は、ブーム10が上下揺動自在となるように、ブーム10の基部(後部)を支持している。ブームシリンダ14は、伸縮することによりブーム10を昇降させる。バケットシリンダ15は、伸縮することによりバケット11を揺動させる。
リフトリンク12、制御リンク13及びブームシリンダ14は、左側と右側の各ブーム10に対応して機体2の左側と右側にそれぞれ設けられている。
リフトリンク12は、各ブーム10の基部の後部に、縦向きに設けられている。このリフトリンク12の上部(一端側)は、各ブーム10の基部の後部寄りに枢支軸16(第1枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。また、リフトリンク12の下部(他端側)は、機体2の後部寄りに枢支軸17(第2枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。第2枢支軸17は、第1枢支軸16の下方に設けられている。
各ブーム10の前部に枢支ピン24が設けられ、枢支ピン24に装着体23が横軸回りに揺動自在に枢支されている。右側の装着体23と左側の装着体23とは連結部材204によって連結されている。
装着装置201にはバケット11の代わりに別の作業具が装着可能とされている。別の作業具としては、例えば、油圧圧砕機、油圧ブレーカ、アングルブルーム、アースオーガ、パレットフォーク、スイーパー、モア、スノウブロア等のアタッチメント(予備アタッチメント)である。
図1、図2に示すように、機体2は、メインフレーム205と、支持フレーム206とを有する。
図3に示すように、右側枠部208及び左側枠部209は、それぞれ、側部部材212と、上板材213と、カバー214とを有する。
上板材213は、側部部材212の上方に位置する。上板材213の下部は側部部材212の第2板材261の上部に重ね合わされてボルトによって取り付けられている。
側部部材212とカバー214とで伝動ケース219L、219Rを構成している。即ち、側部部材212とカバー214とによって、機体2の右部及び左部には、一対の伝動ケース219L、219Rが形成されている。
図3に示すように、各伝動ケース219L、219Rの内部には動力伝達装置222L、222Rが収容されている。動力伝達装置222L、222Rは走行装置5の前輪5F及び後輪5Rに動力を伝達する。
右側のカバー214及び左側のカバー214の第3板材217には、それぞれ、走行モータ223L、223Rが取り付けられている。この走行モータ223L、223Rは、静油圧式無段変速機の一部を構成する油圧モータである。右側の走行モータ223Rは右側の動力伝達装置222Rを介して右側の走行装置5の前輪5F及び後輪5Rを駆動する。左側の走行モータ223Lは左側の動力伝達装置222Lを介して右側の走行装置5の前輪5F及び後輪5Rを駆動する。
底枠部211は、主板226と、後部板227と、バンパー部材228(バンパー部)とを有する。主板226は、機体2の前端から後部にわたって設けられている。後部板227は、主板226の後方であって、左側の支持フレーム206と右側の支持フレーム206との間に位置する。この後部板227は、エンジン6の後部の下方位置からエンジン6の後方に向けて延びている。また、後部板227は、後ろ上がり傾斜状に設けられている。
各支持フレーム206は、一対の支持壁229a、229bと、後壁230とを有する。一方の支持壁229aは、他方の支持壁229bに対して、機体幅方向Kに離れていて、支持壁229aと支持壁229bとは対向している。一対の支持壁229a、229bのうち、一方の支持壁229a(内側の支持壁229aともいう)は、上板材213に固定されている。他方の支持壁229b(外側の支持壁229bともいう)は、内側の支持壁229aの外側に位置する。
支持フレーム206の間には、連結フレーム232が設けられている。この連結フレーム232は、内側の支持壁229aの前部同士を連結する。連結フレーム232は、上板部234と、前板部235とを有する。前板部235は、上板部234の前端から下方側に延びる。
第1〜3ポンプ241、242、243は、定容量型のギヤポンプである。第1ポンプ241は、作業装置4に装備された油圧アクチュエータや作業装置4に取り付けられる油圧アタッチメントに装備された油圧アクチュエータを駆動する。第2ポンプ242は、作動油を増量するのに使用され、第3ポンプ243は、主として制御信号圧力の供給用に使用される。
図6に示すように、エンジン6の後部(背面)であって下部には、出力軸246が突出されている。即ち、エンジン6の前面とは反対側である後部(背面)には、出力軸246が突出されている。出力軸246は、コンプレッサ及びオルタネータを駆動する。
図8に示すように、第1取付部251R及び第2取付部251Lの取付け面250にはねじ穴252が設けられている。第1取付部251R及び第2取付部251Lはエンジン6のクランクケースに鋳造で一体形成されている。
第1支持部材253は、図7、図8、図9に示すように、対向取付部256と、第1アーム部257と、第2アーム部258と、連結部259と、第1突出部260と、第2突出部261とを有する。
図8に示すように、第3取付部256R及び第4取付部256Lには、それぞれ前後に貫通するボルト挿通孔262が形成されている。第3取付部256R及び第4取付部256Lのボルト挿通孔262に、エンジン6の後方からボルトを挿通する。そして、ボルトを、第1取付部251R及び第2取付部251Lのねじ穴252に螺合することによって、第1支持部材253(第3取付部256R及び第4取付部256L)を、第1取付部251R及び第2取付部251Lに取り付けることができる。
連結部259は、第1アーム部257と第2アーム部258とを連結している。この連結部259に弾性部材254が取り付けられる。連結部259には、弾性部材254を取り付けるための取付孔263が形成されている。
上防振部材264の上には、押え板273(規制部材)が設けられている。この押え板273を貫通して上下の筒体267にスタッドボルト270が挿通されている。スタッドボルト270の上端側にはナット271が螺合されている。
第2突出部261は、連結部259から上方に突出している。この第2突出部261は取付孔263の両側に設けられ且つ取付孔263の縁部に沿っている。また、第2突出部261は押え板273の下方に位置している。
筒体274は、機体2の底枠部211の後部板227の上面に固定されている。この筒体274は、平面視で横長の楕円筒形状を呈している。
固定部275は、板材で構成され、平面視で楕円形状である。この固定部275は、筒体274の上端に設けられた開口を塞いでいる。また、固定部275は、筒体274の上端に固定されている。また、この固定部275の上面に弾性部材254が載置されて、エンジン6が弾性的に支持されている。即ち、弾性部材254によって防振されている。
第1突出部260及び第2突出部261は、弾性部材254の変形量を制限するストッパを構成している。具体的には、第1突出部260が第2支持部材255に接当すること、又は第2突出部261が押え板273に接当することで弾性部材254の変形量が制限される。
上述したマウント部材249Rにあっては、エンジン6の後部に後方を向く後部取付部251を設け、マウント部材249Rの第1支持部材253は、後部取付部251に対向して取り付けられる対向取付部256を有する。これによって、マウント部材249Rの第1支持部材253がエンジン6の後部の後部取付部251に対して後方から取り付けられるので、エンジン6の後部の側方に第1支持部材253の取付け用のスペースが必要でなく、エンジン6の後部の周辺部品のレイアウト性及びメンテナンス性がよい。
また、図6に示すように、第1支持部材253の幅H1は、第1取付部251Rと第2取付部251Lとの外側面間の間隔H2以下とされている。これによって、第1支持部材253が後部取付部251から幅方向に、はみ出さない。これによって、エンジン6の後部の周辺部品のレイアウト性及びメンテナンス性を向上させることができる。例えば、エンジン6の後部左側に、エンジンオイルフィルタ279を設けた場合には、エンジンオイルフィルタ279のメンテナンス性を向上させることができる。また、第1支持部材253を鋳物で形成することで、第1支持部材253の構造を簡素することができる。
図10に示すように、第2支持部材255とバンパー部材228との間には、機体2を横切る油圧ホース280が設けられている。エンジン6後方の機体2の底部に、機体2を横切る油圧ホース280を集中配置することにより、機体2を横切る油圧ホース280が機体2内部の点検時や整備時に邪魔になることがない。また、エンジン6後方に油圧ホース280を集中配置することにより、ボンネット530を開けた場合、油圧ホース280の配置を容易に行うことができる。また、エンジン6後方に油圧ホース280を集中配置することにより、製造時に油圧ホース280を組み付けやすい。また、エンジン6後方に油圧ホース280を配置することにより、大きな曲げ半径で油圧ホース280を配置することができ、油圧脈動による摩耗へたり等が発生し難い。
ライドコントロール弁281は、砂利、砕石などの運搬作業で、不整地走行時に生じる機体2のピッチングやバウンドを軽減するための弁である。ブームシリンダ14のボトム圧変動をアキュムレータ282に吸収させるように開閉制御される。バケット水平制御弁283は、ブーム10が上下揺動している場合に、バケット11内の砂利、砕石などがバケット11から落下することを抑制すべく、バケットシリンダ15を制御してバケット11が略同じ姿勢を保つ弁である。
ボンネット530を開けると、ライドコントロール弁281、アキュムレータ282、バケット水平制御弁283、クイックヒッチ弁284及びオイルフィルタ285に容易にアクセスすることができるので、これらのメンテナンス性がよい。
レバー支持体339は、第1取付部材340と、第2取付部材341と、連結部材342と、第1支持筒343と、第2支持筒344とを有する。
第1取付部材340及び第2取付部材341は、取付壁345と、延設壁346と、前壁347と、後壁348とを有する。
第1取付部材340の取付壁345は、伝動ケース219Rの第4板材218の上面に取り付けられる。第2取付部材341の取付壁345は、伝動ケース219Lの第4板材218の上面に取り付けられる。
第1取付部材340の前壁347は、第1取付部材340の取付壁345の前端から上方に延びる。第2取付部材341の前壁347は、第2取付部材341の取付壁345の前端から上方に延びる。
連結部材342は円柱状の棒材によって構成されている。連結部材342は、第1取付部材340の延設壁346と、第2取付部材341の延設壁346とを連結している。
第1支持筒343には、右側の走行レバー244Rの下端側が固定されている。これにより、右側の走行レバー244Rが第1支持筒343と共に回転して前後に揺動可能である。第2支持筒344には、左側の走行レバー244Lの下端側が固定されている。これにより、左側の走行レバー244Lが第2支持筒344と共に回転して前後に揺動可能である。
第1取付部材340の前壁347と後壁348とには、それぞれ右ストッパ353が取り付けられている。右側の走行レバー244Rが右ストッパ353に接当することで、右側の走行レバー244Rの揺動量が規制される。
また、各走行レバー244L、244Rの下部には、ダンパー355の前端側が枢支されている。このダンパー355の後端側は、機体2側(伝動ケース219L、219R)に設けられたステー356に枢支されている。このダンパー355は、走行レバー244L、244Rを支持している。走行レバー244L、244Rを比較的遅い速度で揺動させた場合には、ダンパー355は、比較的抵抗なく走行レバー244L、244Rの揺動に追従して伸縮する。走行レバー244L、244Rを過度の速度で揺動させた場合には、ダンパー355は、抵抗となる。
左側の伝動ケース219L上に取り付けられる第2取付部材341とを連結部材342で連結している。そして、連結部材342に、右側の走行レバー244R及び左側の走行レバー244Lを揺動自在に支持している。そのため、第1取付部材340、第2取付部材341及び走行レバー244L、244Rを組み付けた状態で、この組み付け構造物を伝動ケース219L、219R上に、上から置いて組み付けることができ、走行レバー244L、244Rの組付けを容易にすることができる。
図14、図15、図20に示すように、運転席8の前方であって下方には、フロアステップ306が設けられている。フロアステップ306は運転席8の前側の床を構成していて、足乗せステップ290と、中央ステップ305とを有している。足乗せステップ290は、運転席8の前方において、右側及び左側に配置されている。中央ステップ305は、右側の足乗せステップ290と、左側の足乗せステップ290との間に配置されている。
フロアステップ306の後方で且つ運転席8の下方には、カバー部材357が設けられている。カバー部材357は運転席8の下方側を覆っている。
第1メインカバー部362は、運転席8の下方に位置していて、運転席8の下面側に設けられたクッション材374が接当する。第1メインカバー部362には、運転席8が載置される。延出部363Lは、第1メインカバー部362の左側に設けられ、延出部363Rは、第1メインカバー部362の右側に設けられている。左側の延出部363Lは、機体2に向けて左方に突出している。右側の延出部363Rは、機体2に向けて右方に突出している。左側の延出部363L及び右側の延出部363Rは、機体2に固定したブラケットに取り付けられる。
各延出部363L、363Rの前部には、走行レバー244L、244Rを通す通し穴367を形成する環状の縁部が形成されている。通し穴367を形成する縁部は、平面視で矩形状である。各延出部363の通し穴367に対応する部分には、走行レバー244L、244Rをカバーする樹脂カバー368が設けられる。
図17に示すように、第2メインカバー部369は、前壁371と後壁372とを有する。この前壁371と後壁372とによって空間371が形成されている。空間371には、空気(気体)が収容されている。言い換えれば、第2メインカバー部369が中空状である。
カバー部材357は、本実施形態ではブロー成形によって形成されている。
カバー部材357を直角に曲げた板金部品で形成した場合では、機体2に設置された走行レバー244L、244Rに対してカバー部材357を上から近づけ、通し穴367に走行レバー244L、244Rを通す作業時に、直角に曲がっているカバー部材357を走行レバー244L、244Rの周辺の部品に接触しないように、作業を慎重に行う必要がある。即ち、走行レバー244L、244Rに対してカバー部材357を通す作業に、相当の手間が発生する。
図19〜図21に示すように、支持台286は、主板226の前部に取り付けられている。この支持台286は、板材を組み合わせて形成され、取付部287L、287Rと、脚部288と、搭載部289と、足乗せステップ290と、ペダル取付部291と、連結ステー292とを有する。
脚部288は、各取付部287L、287Rから上方に立ち上がっている。図例では、脚部288は、取付部287L、287Rの機体幅方向Kの中央側の端部287aから上方に延びている。
足乗せステップ290は、右側の取付部287Rの上方及び左側の取付部287Lの上方にそれぞれ設けられている。足乗せステップ290は、各取付部287L、287Rの上面に設けられた支持ブラケット294の上端に固定されている。また、足乗せステップ290は、搭載部289よりも上方に位置している。
また、第1筒部材298には、第3リンク302の一端が連結されている。第3リンク302の他端には、右側のペダル296Rが連結されている。第2筒部材299には、第4リンク303の一端が連結されている。第4リンク303の他端には、左側のペダル296Lが連結されている。
連結ステー292は、左側及び右側の足乗せステップ290の前部同士を連結している。この連結ステー292の後面には、切替弁304が取り付けられている。この切替弁304は、速度切替弁と、ブレーキ切替弁とが組み込まれている。速度切替弁は、走行モータ223L、223Rを低速モードか高速モードかのいずれかに切り替える弁である。ブレーキ切替弁は、走行モータ223L、223Rのブレーキを入り切りする弁である。
また、支持台286に、作業制御弁245と、ペダル296L、296Rと、これら作業制御弁245と、ペダル296L、296Rを連動連結する連結機構とを組み付けた状態で、この組み付け構造物を生産ラインで機体2に組み付けることができ、容易に組み付けすることができる。
第2部分312の後端312aは、第2開口309の縁部を形成する壁部309aの上に載っている。図2に示すように、第1部分311は、前枠部210の下板225にボルトによって固定されている。このボルト375を外すと、蓋板310は、第2部分312の後端312aを壁部309aに接触させた状態で、即ち、後端312aを視点として、下方に動かすことができる。蓋板310を下方に動かすことにより、機体2の底部の前部に溜まった泥を排出することができる。
第1鋼管313、第2鋼管314はブーム制御弁から出力される作動油を流通させる鋼管である。第3鋼管315、第4鋼管316はバケット制御弁から出力される作動油を流通させる鋼管である。第1鋼管313は、右側の伝動ケース219Rの内面、即ち、右側の伝動ケース219Rの第3板材217に沿って延ばされる。第2〜4鋼管314、315、316は、左側の伝動ケース219Lの内面、左側の伝動ケース219Lの第3板材217に沿って延ばされる。
第5〜7鋼管317、318、319は、作業制御弁245から上方に立ち上がって左側の伝動ケース219Lへ向けて延び、その後、左側の伝動ケース219Lの上方を該伝動ケース219Lに沿って後方に延びている。即ち、第5〜7鋼管317、318、319は、左側の伝動ケース219であって、第4板材218の上面に沿って後方に延びている。
第5〜7鋼管317、318、319の端部には、それぞれ油圧ホースが接続される接続部材317a、318a、319aが設けられている。この接続部材317a、318a、319aに接続された油圧ホースは、機体2の後端側から左側のブーム10の内部を通って該ブーム10の前部側に設けた油圧取出部322に接続される。
図25、図26に示すように、左側及び右側の伝動ケース219L、219Rのうち、作動油323が設けられていない伝動ケース219L上には、一対のガススプリング330が設けられている。即ち、作動油タンク323とは反対側となる伝動ケース219L上には、一対のガススプリング330が配置されている。この一対のガススプリング330は機体幅方向Kで並べて配置されている。さらに言い換えると、一対の伝動ケース219L、219Rのうち、一方の伝動ケースに作動油323が設けられ、他方の伝動ケースに一対のガススプリング330が設けられている。
伝動ケース219Lの第4板材218の上面には、第1支持ステー331が固定されている。この第1支持ステー331には、一本の第1ピン332が設けられている。一対のガススプリング330の下部(下端部)は、一本の第1ピン332によって枢支されている。一対のガススプリング330の上部(上端部)は、キャビン3の後部下部に固定した第2支持ステー333に一本の第2ピン334によって枢支されている。
本体336は、上壁336aと、側壁336bと、前壁336cと、後壁336dとを有する。
バネ部材337は、前壁336cとチューブ330aとの間に配置されている。バネ部材337は、側壁336bがチューブ330aに向けて近づくように、本体336を矢印G1方向に付勢している。取っ手338は、上壁336aに設けられている。
これによって、上壁336aがチューブ330aの下端部に接当可能となり、ガススプリング330の収縮が規制される。取っ手338を持って、本体336を矢印G2方向に
揺動することにより、上壁336aの第2部分をロッド330bから外すことができる。即ち、本体336を矢印G2方向に揺動することにより、ガススプリング330の収縮の規制を解除することができる。
5 走行装置
8 運転席
219 伝動ケース
222 動力伝達装置
224R 操作レバー(走行レバー)
224L 操作レバー(走行レバー)
340 第1取付部材
341 第2取付部材
342 連結部材
353 右ストッパ
254 左ストッパ
359 第1カバー
360 第2カバー
361 ヒンジ
367 通し穴
373 空間
Claims (4)
- 機体と、
前記機体の右側及び左側に設けられた走行装置と、
前記走行装置に動力を伝達する動力伝達装置と、
前記動力伝達装置を収容するケースであって、前記機体の右側及び左側に設けられた伝動ケースと、
前記機体に搭載された運転席と、
前記運転席の右側及び左側に設けられた操作レバーと、
前記右側の伝動ケース上に取り付けられる第1取付部材と、
前記左側の伝動ケース上に取り付けられる第2取付部材と、
前記第1取付部材と前記第2取付部材とを連結する連結部材と、
前記第1取付部材に設けられ且つ前記右側の操作レバーの揺動量を規制する右ストッパと、
前記第2取付部材に設けられ且つ前記左側の操作レバーの揺動量を規制する左ストッパと、
を備え、
前記連結部材は、前記右側の操作レバー及び左側の操作レバーを揺動自在に支持している作業機。 - 機体と、
前記機体の右側及び左側に設けられた走行装置と、
前記走行装置に動力を伝達する動力伝達装置と、
前記動力伝達装置を収容するケースであって、前記機体の右側及び左側に設けられた伝動ケースと、
前記機体に搭載された運転席と、
前記運転席の右側及び左側に設けられた操作レバーと、
前記右側の伝動ケース上に取り付けられる第1取付部材と、
前記左側の伝動ケース上に取り付けられる第2取付部材と、
前記第1取付部材と前記第2取付部材とを連結する連結部材と、
前記運転席の下方に位置する第1カバーと、
前記第1カバーの一端に設けられたヒンジと、
前記ヒンジに連結する第2カバーと、
を備え、
前記第1カバーは、前記右側の操作レバー及び前記左側の操作レバーを通すための通し穴を形成する縁部を有している作業機。 - 前記第1カバー又は第2カバーは、気体を収容する空間を形成する壁部を有している請求項2に記載の作業機。
- 機体と、
前記機体の右側及び左側に設けられた走行装置と、
前記走行装置に動力を伝達する動力伝達装置と、
前記動力伝達装置を収容するケースであって、前記機体の右側及び左側に設けられた伝動ケースと、
前記機体に搭載された運転席と、
前記運転席の右側及び左側に設けられた操作レバーと、
前記右側の伝動ケース上に取り付けられる第1取付部材と、
前記左側の伝動ケース上に取り付けられる第2取付部材と、
前記第1取付部材と前記第2取付部材とを連結する連結部材と、
を備え、
前記第1取付部材及び前記第2取付部材は、それぞれ前記伝動ケースの上面に取り付けられる取付壁と、前記取付壁から前記伝動ケースの機体内方側の側面に沿って下方に延びる延設壁とを有し、
前記連結部材は、前記第1取付部材の延設壁と前記第2取付部材の延設壁とを連結している作業機。
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