JP6205236B2 - 空調設備 - Google Patents

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Description

本発明は、手術室の天井と壁との境界部近傍の空気を吸引して、フィルタによって清浄化できる空調設備に関する。なお本明細書において「空調」は、空気調和と同義である。
手術室を清浄環境に維持するため、手術室内に清浄化した適温の空気を供給する空調設備が用いられる。手術室の空調設備は、日本医療福祉施設協会規格の「病院設備の設計管理指針HEAS−02−2004」に適合するように設計される。前記指針によれば、「一般手術室は、室内の空気清浄度や温度及び湿度に留意するとともに、周囲の諸室より陽圧を維持しなければならない」とされる。
図13に、特許文献1に記載される従来の手術室101の空調設備110を示す。手術室101は、床102、天井103、壁104によって規定される空間であり、床102のほぼ中央に手術台105が設けられている。図面には、手術台105上に患者106が仰向けに配置され、手術台105周囲の術者107,108,109によって、患者106の手術が行われている状態を示している。
図13に示す従来の空調設備110は、天井103から手術台105の周囲に向かって空気を吹き出す空調系統130を備える。空調系統130は、吹出口131を有するフィルタボックス132と、壁104に近接させて室外に設置され、吸込口133が壁104の下部に配設された空調機134と、この空調機134とフィルタボックス132とを接続するダクト135とを備える。フィルタボックス132内には、空気中の微粒子捕捉用のフィルタ139が吹出口131の近傍に設けられ、吹出口131には、たとえばパンチングメタルから成るカバーが装着される。空調機134は、送風機136および冷却コイル138を内蔵する。
空調系統130は、空調機134の送風機136を駆動して吸込口133から空気を吸い込み、吸い込んだ空気を冷却コイル138で冷却し、冷却後に、ダクト135を通じ、フィルタボックス132へ供給し、吹出口131から手術台105の周囲へ向けて吹き出させる。その際、空気中に含まれる塵埃、細菌、ウィルスなどをフィルタ139によって捕捉し、除去して清浄空気とする。
前記空調設備110は、吹出口131から空気を吹き出し、壁104の第2吸込口133から空気を吸い込むので、天井103から床102に向かって降下し、床102に沿って壁104へ向かう空気流が形成される。手術中に発生し空気中に飛散する塵埃や粒子などは、吹出口131から吹き出される下向きの空気流によって床102へ向かって押し流されたのち、上方へ飛散することなく壁104まで搬送され、吸込口133から室外へ吸い出される。
前記従来の空調設備110は、空調系統130の吹出口131から清浄化した空気を吹き出させることによって、手術台105の周囲を清浄な環境に保つことができる効果を発揮する。
特開2013−148241号公報
前記従来の空調設備110は、天井103に設置されたフィルタボックス132から空気を手術台105およびその周囲へ向かって吹き出し、空調機134が、壁104の下部に配設した吸込口133から空気を吸い込む構成であるから、手術室101における空気の主な流れは、天井103から、床102へ向かい、床102に沿って壁104に至るものである。このため、天井103と壁104との境界部140の近傍領域は、空気があまり流動しない停滞領域となる。停滞領域の空気中に含まれる塵埃や細菌などの微粒子は、除去されずに手術室101内に長期間留まる可能性がある。したがって、前記従来の空調設備110は、手術室101内に空気の停滞領域が存在するから、手術室1の清浄度を高めるのが難しいという問題がある。
本発明の目的は、天井と壁との境界部近傍の空気を吸引し、吸引した空気をフィルタユニットへ送給することによって、手術室の清浄度を高めることができる空調設備を提供することである。
本発明は、壁と天井と床とによって規定され、かつ床に手術台が設置される手術室の空調設備において、
天井に設置されるフィルタユニットであって、
第1吸込口と、手術台に臨んで配設される第1吹出口とを有する、天井に取り付けられる第1筐体と、
第1筐体内に設けられ、第1吸込口から空気を吸引し、かつ吸引した空気を第1吹出口へ排出する第1送風機と、
第1吹出口を覆うフィルタとを備えるフィルタユニットと、
手術室の壁または壁の近傍に設置される空調ユニットであって、
手術台に臨んで配設される第2吸込口と、第2吹出口とを有する、床上に設置される第2筐体と、
第2筐体内に設けられ、第2吸込口から空気を吸引し、かつ吸引した空気を第2吹出口へ排出する第2送風機と、
第2筐体内に設けられ、第2吸込口から第2吹出口へ流れる空気を昇温または冷却して、該空気の温度を予め定める温度に調節する温度調節手段とを備える空調ユニットと、
一端部が前記空調ユニットの第2吹出口に接続され、他端部が前記フィルタユニットの第1吸込口に接続される第1ダクトと、
手術室の天井と壁との境界部の近傍に配置される中空の吸気部材であって、空気を吸引するための吸気口と、該吸引口から吸引した空気を排出するための排気口とを有する吸気部材と、
一端部が吸気部材の排気口に接続され、他端部が第1ダクトに接続され、該他端部に、第1ダクト内の空気の流れによって、前記空気の流れの方向に内部の空気を引き出す吸引力が生じる第2ダクトとを含むことを特徴とする空調設備である。
また本発明は、壁と天井と床とによって規定され、かつ床に手術台が設置される手術室の空調設備において、
天井に設置されるフィルタユニットであって、
第1吸込口と、手術台に臨んで配設される第1吹出口とを有する、天井に取り付けられる第1筐体と、
第1筐体内に設けられ、第1吸込口から空気を吸引し、かつ吸引した空気を第1吹出口へ排出する第1送風機と、
第1吹出口を覆うフィルタとを備えるフィルタユニットと、
手術室の壁または壁の近傍に設置される空調ユニットであって、
手術台に臨んで配設される第2吸込口と、第2吹出口とを有する、床上に設置される第2筐体と、
第2筐体内に設けられ、第2吸込口から空気を吸引し、かつ吸引した空気を第2吹出口へ排出する第2送風機と、
第2筐体内に設けられ、第2吸込口から第2吹出口へ流れる空気を昇温または冷却して、該空気の温度を予め定める温度に調節する温度調節手段とを備える空調ユニットと、
一端部が前記空調ユニットの第2吹出口に接続され、他端部が前記フィルタユニットの第1吸込口に接続される第1ダクトと、
手術室の天井と壁との境界部の近傍に配置される中空の吸気部材であって、空気を吸引するための吸気口と、該吸引口から吸引した空気を排出するための排気口とを有する吸気部材と、
一端部が吸気部材の排気口に接続され、他端部が第1筐体に接続され、該他端部に、第1筐体内の空気の流れによって、前記空気の流れの方向に内部の空気を引き出す吸引力が生じる第2ダクトとを含むことを特徴とする空調設備である。
また本発明は、前記フィルタユニットおよび前記空調ユニットの少なくとも起動および停止を含む予め定める動作を制御する制御手段をさらに含み、前記制御手段が、接触によって前記予め定める動作に対する指令を入力するためのタッチパネル入力部を備えることを特徴とする。
また本発明は、前記フィルタユニットおよび前記空調ユニットの予め定める動作を制御する制御手段をさらに備え、前記制御手段が、音声によって前記予め定める動作に対する指令を入力するための音声認識入力部を備えることを特徴とする。
また本発明は、前記フィルタユニットおよび前記空調ユニットの少なくとも起動および停止を含む予め定める動作を制御する制御手段と、前記手術室内を撮像する撮像手段とをさらに含み、前記制御手段が、前記撮像手段によって撮像された画像に基づいて、前記予め定める動作に対する指令を入力するための画像認識入力部を備えることを特徴とする。
本発明に係る空調設備によれば、フィルタユニットが、第1吹出口から手術台へ向かって空気を吹き出す。第1吹出口から吹き出される空気は、フィルタによって清浄化された空気であるから、手術台の周囲を清浄な状態に保持することができる。第1吹出口から手術台へ向かって吹き出された空気は、手術台の下方へ降下したのち、床に沿って壁へ向かって流動する。空調ユニットが、手術台から床に沿って流れてくる空気を第2吸込口から吸引し、第2吹出口から第1ダクトへ排出する。空調ユニットは、空気が第2吸込口から第2吹出口まで流れる間に、空気の温度が予め定める温度となるように、温度調節手段によって空気を昇温または冷却する。温度調節され、第2吹出口から吹き出された空気は、第1ダクトを通じて、フィルタユニットの第1吸込口に至る。フィルタユニットは、空気を第1吸込口から吸引し、フィルタを通過させて清浄化し、第1吹出口から吹き出す。このように、フィルタユニットと空調ユニットとの間で空気を循環させる間に、空気を清浄化するとともに、空気の温度を調節する。
本発明の空調設備は、手術室の天井と壁との境界部の近傍に中空の吸気部材を配置し、吸気部材の排気口に第2ダクトの一端部を接続するとともに、第2ダクトの他端部を第1ダクトに接続し、該他端部に、第1ダクト内の空気の流れによって、該空気の流れの方向に内部の空気を引き出す吸引力が生じる構成としたので、空調設備を運転して、空調ユニットから、第1ダクトを通じて、フィルタユニットへ空気を流動させると、この空気の流れによって第1ダクト内に発生する吸引力が、第2ダクトの他端部を通じて、吸気部材に作用する。その結果、吸気部材が、天井と壁との境界部近傍の空気を吸気口から吸引し、排気口から第2ダクトへ排出し、第2ダクトを通じて、第1ダクト内の空気の流れに混入させる。混入された空気は、フィルタユニットに供給され、フィルタで清浄化処理されたのち、第1吹出口から手術室内へ吹き出される。このように、本発明によれば、従来の空調設備では清浄化するのが困難であった手術室の天井と壁との境界部近傍の空気を、確実に清浄化することができるので、手術室の清浄度を高めることができる。よって本発明の空調設備は、高い清浄度が要求されるクラス100の手術室への適用が可能である。
第2ダクトの他端部に生じさせる吸引力は、第1ダクト内の空気の流れによって発生する吸引力を利用するものであるから、吸気部材で空気を吸引するために送風機などの新たな負圧源を導入する必要がなく、低コストで、天井と壁との境界部近傍の空気を吸引する手段を提供することができる。また、第2ダクトに吸引力を発生させるには、第2ダクトの他端部を、比較的近接している第1ダクトに接続すればよいので、第2ダクトの長さを短くすることができる。
また本発明によれば、手術室の天井と壁との境界部の近傍に配置した中空の吸気部材の排気口に第2ダクトの一端部を接続するとともに、第2ダクトの他端部をフィルタユニットの第1筐体に接続し、該他端部に、第1筐体内の空気の流れによって、該空気の流れの方向に内部の空気を引き出す吸引力が生じる構成としたので、空調設備を運転して第1送風機を駆動させると、第1筐体に発生する空気を吸引する吸引力が、第2ダクトの他端部を通じて、吸気部材に作用する。その結果、吸気部材が、天井と壁との境界部近傍の空気を、吸気口から吸引し、排気口から第2ダクトへ排出し、第2ダクトを通じて、第1筐体内の空気の流れに混入させる。混入された空気は、フィルタユニットのフィルタで清浄化処理されたのち、第1吹出口から手術室内へ吹き出される。このように、本発明によれば、従来の空調設備では清浄化するのが困難であった手術室の天井と壁との境界部近傍の空気を、確実に清浄化することができるので、手術室の清浄度を高めることができる。よって本発明の空調設備は、高い清浄度が要求されるクラス100の手術室への適用が可能である。
第2ダクトの他端部に生じさせる吸引力は、第1筐体内の空気の流れによって発生する吸引力を利用するものであるから、吸気部材で空気を吸引するために送風機などの新たな負圧源を用意する必要がなく、低コストで、天井と壁との境界部近傍の空気を吸引する手段を提供することができる。また、第2ダクトの他端部に生じさせる吸引力は、フィルタユニットの第1送風機によって発生する吸引力を利用するから、第2ダクトの他端部に強い吸引力を発生させることが可能である。
また本発明によれば、フィルタユニットおよび空調ユニットの動作を制御する制御手段が、接触によって動作指令を入力できるタッチパネル入力部を備えるので、空調設備に対する動作指令の入力を容易に行える。
また本発明によれば、フィルタユニットおよび空調ユニットの動作を制御する制御手段が、音声によって動作指令を入力できる音声認識入力部を備えるので、操作者は、入力部に触れることなく、言葉を発声することによって、空調設備に対し動作指令を入力することができる。
また本発明によれば、フィルタユニットおよび空調ユニットの動作を制御する制御手段が、画像認識によって動作指令を入力できる画像認識入力部を備えるので、操作者は、入力部に触れることなく、身体の動きによって、空調設備に対し動作指令を入力することができる。
本発明の第1の実施形態に係る空調設備10を適用した手術室1を、天井3を省略して示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る空調設備10を適用した手術室1を、壁4の一部を省略して示す正面図である。 吸気部材41の一例を示す斜視図である。 図4(A)はフィルタユニット20の平面図、図4(B)はフィルタユニット20の正面図、図4(C)はフィルタユニット20の底面図、図4(D)はフィルタユニット20の側面図である。 図5(A)は空調ユニット30の正面図、図5(B)は空調ユニット30の側面図である。 第1ダクトD1に設けた、第2ダクトD2を接続するための接続部Jの一例を示す断面図である。 第1ダクトD1に設けた、第2ダクトD2を接続するための接続部Kの他の例を示す断面図である。 本発明に係る空調設備10の単線結線図である。 本発明に係る空調設備10の動作を制御する制御手段Rの入力部Sの一例を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る空調設備10を適用した手術室1を、天井3を省略して示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る空調設備10を適用した手術室1を、壁4の一部を省略して示す正面図である。 吸気部材44の他の例を示す斜視図である。 吸気部材44のさらに他の例を示す斜視図である。 フィルタユニット20と第2ダクトD2との接続状況を示す正面図である。 従来の手術室101の空調設備110を示す正面図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る空調設備10の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る空調設備10を適用した手術室1を、天井3を省略して示す平面図、図2は、本発明の一実施形態に係る空調設備10を適用した手術室1を、天井3を省略して示す平面図、図3は、吸気部材41の一例を示す斜視図、図4(A)はフィルタユニット20の平面図、図4(B)はフィルタユニット20の正面図、図4(C)はフィルタユニット20の底面図、図4(D)はフィルタユニット20の側面図、図5(A)は空調ユニット30の正面図、図5(B)は空調ユニット30の側面図である。図6Aは、第1ダクトD1に設けた、第2ダクトD2を接続するための接続部Jの一例を示す断面図、図6Bは、第1ダクトD1に設けた、第2ダクトD2を接続するための接続部Kの他の例を示す断面図である。
手術室1は、床2、天井3、壁4によって規定される空間であり、床2のほぼ中央に手術台5が設置されている。手術室1は、床2と天井3との間に、隣接する壁4によって形成される入隅部6を有している。本例の手術室1のように、平面視形状が長方形の場合、4箇所に入隅部6が形成される。手術室1は、平面視形状が五角形または六角形に形成される場合もあり、そのような場合、入隅部6の形成個数は5または6となる。
空調設備10は、手術室1に適温の清浄空気を供給して、手術室1を清浄環境に保つものである。本実施形態の空調設備10は、手術室1の天井3に設置され、天井3から手術台5へ向けて清浄空気を供給するフィルタユニット20と、手術室1の壁4に設置され、手術室1の空気を吸い込む空調ユニット30と、フィルタユニット20と空調ユニット30とを接続する第1ダクトD1と、天井3と壁4との境界部8の近傍に配置される吸気部材41と、吸気部材41と第1ダクトD1とを接続する第2ダクトD2と、フィルタユニット20および空調ユニット30の動作を制御する制御手段Rとを含んで構成される。制御手段Rの入力部Sは、壁4に配設される。
本例では、4台のフィルタユニット20と4台の空調ユニット30とが用いられる。4台のフィルタユニット20は、手術台5の直上となる天井3の中央部に集合させて配置される。4台の空調ユニット30は、手術室1の4つの入隅部6の床2上にそれぞれ設置される。なお本例では、各入隅部6に壁パネル7を配置し、この壁パネル7の裏面側に空調ユニット30を配設する構造としている。
フィルタユニット20は、直方体状の第1筐体21と、第1筐体21内に設けられる第1送風機24と、第1吹出口23を覆うフィルタ25とを含む。第1筐体21は、上面21aが天井3の裏面側へ突出するように天井3に取り付けられ、側面21bに第1吸込口22が配設され、底面21cに手術台5に臨む第1吹出口23が配設される。第1吸込口22に、塵埃などを吸引するのを防止するためのフィルタを装着してもよい。第1吸込口22は、上面21aに設けてもよい。本例では、第1筐体21の底面21cのほぼ半分の領域を、第1吹出口23としている。第1吹出口23には、たとえばパンチングメタルなどから成るカバー23aを装着するのが好ましい。
第1送風機24は、第1吸込口22から空気を吸引し、吸引した空気を第1吹出口23へ排出するものである。第1送風機24の種類は、特に限定されないが、手術室1の容積に基づいて、送風能力が選定される。
フィルタ25は、第1送風機24から送られる空気中の塵埃などの微粒子、細菌、ウィルスなどの不純物を捕捉して除去するための高性能フィルタであって、たとえばHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタが用いられる。
空調ユニット30は、手術室1の各入隅部6または入隅部6に近接する位置において、床2上に設置されるものである。空調ユニット30は、ほぼ直方体状の第2筐体31を有し、第2筐体31の内部に、第2送風機34と、温度調節手段35と、ヒータ36とが設けられている。第2筐体31は、正面31aの下部に、手術台5に臨むように第2吸込口32が配設され、上面31bに第2吹出口33が配設される。第2吸込口32には、塵埃などを吸引するのを防止するためのフィルタが装着される。
第2送風機34は、第2吸込口32から空気を吸引し、吸引した空気を第2吹出口33へ排出するものである。第2送風機34の種類は、特に限定されないが、手術室1の容積に基づいて、送風能力が選定される。
温度調節手段35は、第2筐体31内を、第2吸込口32から第2吹出口33へ流れる空気を昇温または冷却して、該空気の温度を予め定める温度に調節するものである。図4には、第2送風機34を空気の流路の下流側に、温度調節手段35を空気の流路の上流側に配置した例を示すが、第2送風機34を流路の上流側に配置し、温度調節手段35を下流側に配置することも可能である。
ヒータ36は、第2送風機34の下流側に配設され、必要に応じ、空気を第2吹出口33から吹き出させる直前に加熱するものである。ヒータ36は、空調設備10の設置状況に応じ、省略してもよい。
空調ユニット30には、空調ユニット30との間で熱交換媒体の循環を行って熱交換を行うための室外機40が接続される。室外機40は、手術室1の外側に設置される。本例では2台の室外機40を用い、1台の室外機40に、2台の空調ユニット30を接続する構成としている。室外機40を1台だけとし、1台の室外機40に4台すべての空調ユニット30を接続することも可能であるが、万一、手術中に室外機40が故障する場合を考慮して、2台以上の室外機40を使用するのが望ましい。
第1ダクトD1は、フィルタユニット20と空調ユニット30とを接続するものであって、一端部が前記空調ユニット30の第2吹出口33に接続され、他端部がフィルタユニット20の第1吸込口22に接続される。また第1ダクトD1には、一端部と他端部との中間部に、後述する第2ダクトD2を接続するための接続部Jが設けられる。
吸気部材41は、天井3と壁4との境界部8の近傍に配置され、境界部8近傍の空気を吸引するためのものである。本例の吸気部材41は、一端部が閉塞され、他端部に排気口43を設けた中空円柱状の形態であり、周面に複数の吸気口42が設けられている。吸気口42は、円形の孔のほか、スリット状であってもよい。排気口43は、他端部に突設した接続管部43aの先端に設けてもよい。本例では、壁4の上端部に、境界部8に沿って延びる凹部4aを設け、この凹部4aに、吸気部材41を配置する構成となした。
第2ダクトD2は、吸気部材41と第1ダクトD1とを接続するためのものであり、一端部が吸気部材41の排気口43に接続され、他端部が第1ダクトD1の接続部Jに接続される。本例では、第2ダクトD2の他端部に、空調ユニット30の第2吹出口33とフィルタユニット20の第1送風機24との間の空気の流れによって吸引力を発生させるため、たとえば図6Aに示すような接続部Jの構成を採用した。
図6Aに示す接続部Jは、エジェクタ効果によって、第2ダクトD2の空気を、第1ダクトD1内へ取り込むものであって、第1ダクトD1を流れる空気の上流側から、供給口部51、下流へ向かって流路断面積が減少する縮小部52、ノズル部53、拡散室54、拡散室54に連通する中間吸引部55、デフューザ部56、および排出口部57を備える。供給口部51および排出口部57に第1ダクトD1が接続され、中間吸引部55に第2ダクトD2が接続される。
接続部Jの供給口部51から排出口部57へ空気を流動させると、供給口部51から流入した空気は、流路断面積が減少する縮小部52を通過することによって、流速が増大する。流速が増大した状態の空気を、ノズル部53から、容積の大きな拡散室54を介し、流路断面積が拡大するデフューザ部56へ噴出させると、エジェクタ効果によって拡散室54に負圧が発生する。拡散室54には、外部に臨む開口部を有する中間吸引部55が連設されているので、拡散室54が負圧になることによって、中間吸引部55に吸引力が発生し、この吸引力によって空気を吸引して、第1ダクトD1内を流れる空気に混入することができる。
図6Bに示すような構造の接続部Kによっても、外部の空気を、第1ダクトD1内へ取り込むことが可能である。接続部Kは、ほぼL字形の管体61からなり、一端側の第1開口部62を第1ダクトD1の周面から突出させて配置し、他端側の第2開口部63を、第1ダクトD1内の空気流の下流側に臨むように配設する。第1ダクトD1内を空気が流動すると、下流側に位置する第2開口部63近傍に負圧領域が形成されることによって、第1開口部62に吸引力が発生し、この吸引力によって空気を吸引し、第1ダクトD1内の空気に混入することができる。
なお、前述の接続部J,Kの構造は例示であって、第1ダクトD1に設ける接続部の構造は、特に限定されるものではない。
本例の空調設備10は、以下のように動作する。制御手段Rの入力部Sから起動指令を入力することによって、フィルタユニット20および空調ユニット30の運転を開始させる。図1に示すように、フィルタユニット20は、第1送風機24が駆動されることによって、第1筐体21内の空気を、フィルタ25を通過させて、第1吹出口23から手術台5へ向けて吹き出させる(F1)。第1吹出口23から吹き出された空気は、床2に沿って壁4へ向かって流動する(F2)。
空調ユニット30は、制御手段Rの起動指令によって、第2送風機34が駆動され、床2近傍の空気を第2吸込口32から第2筐体31内に吸引し、吸引した空気を、第1ダクトD1へ排出する。第2吸込口32は、手術台5に臨むように配設されているから、手術台5の方から流動してくる空気を主として吸引する。第2吹出口33から吹き出された空気は、第1ダクトD1内を、フィルタユニット20まで流動する。
第2筐体31内に吸引された空気は、第2吸込口32から第2吹出口33まで流動する間に、温度調節手段35によって、予め指定された温度となるように昇温または冷却される。空調ユニット30は、室外機40との間で熱交換媒体を循環させることによって、温度調節手段35の昇温動作または冷却動作が維持される。
第1ダクトD1内をフィルタユニット20まで流れた空気は、第1吸込口22から、第1筐体21内に吸引され、フィルタ25を通過させて、第1吹出口23から手術台5へ向けて吹き出される。
本例では、第2ダクトD2の一端部を吸気部材41の排気口43に接続し、他端部を第1ダクトD1の接続部Jの中間吸引部55に接続する構成としたので、第1ダクトD1内を空気が流れることによって、接続部Jに吸引力が発生すると、中間吸引部55に接続された第2ダクトD2の他端部にも吸引力が発生し、その結果、吸気部材41内が負圧になって、吸気口42から、天井3と壁4との境界部8近傍の空気を吸引する。吸気部材41が吸引した空気は、排気口43から、第2ダクトD2および接続部Jを通じて、第1ダクトD1に混入される。
空調ユニット30が吸引する空気、および、吸気部材41が吸引する空気には、塵埃や細菌などの微粒子が混入している可能性がある。この空気は、第1ダクトD1を通じてフィルタユニット20へ送給され、フィルタユニット20において、フィルタ25を通過させることによって微粒子が捕捉される。よって、清浄化された状態の空気のみが手術台5へ向けて排出されるから、手術台5の周囲を常に清浄な状態に維持することができる。
本実施形態の空調設備10は、天井3と壁4との境界部8近傍の空気を吸気部材41で吸引して、これをフィルタユニット20を通過させて清浄化するから、手術室1内に空気の停滞領域が形成されるのが解消されるので、手術室1の清浄度を高めることができる効果が発揮される。
なお本例では、図2に示すように、手術室1の4箇所の各入隅部6に配設した空調ユニット30と、天井3の中央に配設した4台のフィルタユニット20との間で空気の循環を行うとともに、天井3の4辺の境界部8近傍に吸気部材41を配設したので、手術室1の広範囲の空気を効率よく循環流動させて、清浄化を確実に行うことができる。
図7は、本発明に係る空調設備10の単線結線図、図8は、本発明に係る空調設備10の動作を制御する制御手段Rの入力部Sの一例を示す正面図である。図7に示すように、フィルタユニット20および空調ユニット30は、電圧調整器60を介して直列に接続されて組み合わされた4組が設けられ、各組は空調ユニット30どうしが電気的に接続され、また、いずれか1つの空調ユニット30に、制御手段Rが、インターフェース回路50を介して接続され、この空調ユニット30を介して、他の3組のフィルタユニット20および空調ユニット30を連動させて制御する構成となっている。制御手段Rは、マイクロコンピュータを用いることによって実現される。
室外機40は、2つの空調ユニット30に対し、1つを共有させる。なお、電圧調整器60とは、電源環境が相違しても、フィルタユニット20に印加される電圧を、予め定める電圧に調整するためのものである。またリモコン(バックアップ用)70は、制御手段Rが故障した場合に備えるものである。
制御手段Rによって空調設備10の動作を制御する項目は、空調設備10の起動および停止、空気温度、運転時間、風量などが挙げられる。制御手段Rが、空調設備10の運転開始時間や運転終了時間を設定するタイマー機能を有してもよい。
図8に示すように、制御手段Rは、入力部Sに手術の術式を選択するボタン80が設けられるとともに、術式の種類に対応する空調設備10の最適な運転スケジュールを記憶させておき、手術に際し、術式をボタン80で選択すると、術式に応じた最適な運転スケジュールで、空調設備10が運転されるように設定することも可能である。運転スケジュールの内容としては、経過時間に応じて空気の温度や風速を変化させる制御などが挙げられる。
さらに、入力部Sに登録ボタン81を設け、登録ボタン81を押すと、手術中に入力部Sに入力された過去の指令情報に基づいて、空調設備10の運転状況を再現する機能や、
入力された指令情報に基づいて、術者ごとに最適な運転スケジュールを設定する学習機能を備えてもよい。
制御手段Rの入力部Sは、手術中に術者が容易に操作できる入力方式を備えることが望ましい。たとえば入力部Sにタッチパネルを設け、その表面に接触することによって予め定める動作に対する指令を入力できるタッチパネル入力部とする態様が考えられる。タッチパネル入力部に触れるだけで動作指令を入力できるから、空調設備10の操作が容易である。
制御手段Rがマイクロフォンなどの音声入力手段を備えるものとし、入力部Sを、音声によって予め定める動作に対する指令を入力できる音声認識入力部とすれば、入力部Sに触れることなく空調設備10の動作指令を与えることができるから、手術中の術者でも、空調設備10を制御することが可能になる。
そのほか、制御手段Rがカメラなどの撮像手段を備えるものとし、入力部Sを、画像認識によって予め定める動作に対する指令を入力できる画像認識入力部として、入力部Sに触れることなく、空調設備10を制御可能とすることもできる。さらに、制御手段Rの操作者にマーカや位置センサを取り付け、入力部Sを、操作者の動作に応じたマーカや位置センサの変位に基づいて指令を入力するジェスチャ入力部とする態様も考えられる。
なお、制御手段Rの入力部Sは、壁4に設ける以外に、タブレット端末を入力部Sとして利用することも可能である。
(第2の実施形態)
図9は、本発明の第2の実施形態に係る空調設備10を適用した手術室1を、天井3を省略して示す平面図、図10は、本発明の第2の実施形態に係る空調設備10を適用した手術室1を、壁4の一部を省略して示す正面図、図11Aは、吸気部材44の他の例を示す斜視図、図11Bは、吸気部材44のさらに他の例を示す斜視図、図12は、フィルタユニット20と第2ダクトD2との接続状況を示す正面図である。
本例の空調設備10は、フィルタユニット20、空調ユニット30、第1ダクトD1の基本的な構成は、前記第1の実施形態と共通でよい。4台のフィルタユニット20と4台の空調ユニット30とを用いる点も共通である。
本例の空調設備10は、天井3と壁4との境界部8近傍に配設される吸気部材44と、フィルタユニット20とが、第2ダクトD2によって接続される。すなわち、第2ダクトD2は、一端部が吸気部材の排気口に接続され、他端部が第1筐体に接続され、該他端部に、第1筐体内の空気の流れによって、該空気の流れの方向に内部の空気を引き出す吸引力が生じるように構成されている。
本例では、フィルタユニット20の第1筐体21の底面21cにおける第1吹出口23とは異なる領域に、第2ダクトD2の他端部が接続される補助吸込口26が設けられる。第1筐体21内の第1送風機24を駆動することによって、第1吸込口22および補助吸込口26の両方に、吸引力を発生させる。
本例の吸気部材44は、図10および図11Aに示すように、境界部8に沿って延びる、断面U字形のノズルであり、正面側に長方形状の吸気口45が設けられ、背面側に排気口46が設けられている。なお排気口46は、背面に突設した接続管部46aの先端部に設けてもよい。本例では、吸気部材44を、吸気口45が壁4に臨み、排気口46がフィルタユニット20に臨むように配設されている。
図11Bに示すように、吸気口48と排気口49とを有する吸気部材47と、第2ダクトD2とを一体に成形することもできる。このように、吸気部材47の形態は、様々に変更することが可能である。
本例では、第2ダクトD2は、一端部が吸気部材41の排気口43に接続され、他端部がフィルタユニット20の第1筐体21の補助吸込口26に接続される。図12に示すように、第2ダクトD2の他端部dtを、第1送風機24の吸込部に近接するように配置することによって、より大きな吸引力を、第2ダクトD2に生じさせることが可能である。
空調設備10の運転を開始して、フィルタユニット20の第1送風機24を駆動すると、第1筐体の第1吸込口22および補助吸込口26に吸引力が発生する。これによって、補助吸込口26に接続された第2ダクトD2の他端部に吸引力が発生し、その結果、吸気部材41内が負圧になって、吸気口42から、天井3と壁4との境界部8近傍の空気を吸引する。吸気部材41が吸引した空気は、排気口43から排出され、第2ダクトD2を通じて、第1筐体21内に流入し、第1ダクトD1から供給される空気とともに、フィルタ25を通過して、手術台5に向かって吹き出される。
このように、本実施形態の空調設備10によっても、天井3と壁4との境界部8近傍の空気を吸気部材41で吸引して、これをフィルタユニット20を通過させて清浄化するから、手術室1内に空気の停滞領域が形成されるのが解消されるので、手術室1の清浄度を高めることができる効果が発揮される。
本発明の実施形態は、前述のほか、様々な応用が可能である。たとえば、空調ユニット30に加湿器を組み込んでもよい。手術室1を周囲よりも陽圧に保つため、外気を取り込むための外気導入ダクトを、たとえばフィルタユニット20に接続してもよい。空調ユニット30は、手術室1の各入隅部6に配設するほか、各壁4の中央部に配設してもよい。
1 手術室
2 床
3 天井
4 壁
5 手術台
6 入隅空間部
10 空調設備
20 フィルタユニット
21 第1筐体
22 第1吸込口
23 第1吹出口
24 第1送風機
25 フィルタ
30 空調ユニット
31 第2筐体
32 第2吸込口
33 第2吹出口
34 第2送風機
35 温度調節手段
36 ヒータ
40 室外機
41 吸気部材
42 吸気口
43 排気口
44 吸気部材
45 吸気口
46 排気口
47 吸気部材
48 吸気口
49 排気口
D1 第1ダクト
D2 第2ダクト
J 接続部
K 接続部
R 制御手段
S 入力部

Claims (5)

  1. 壁と天井と床とによって規定され、かつ床に手術台が設置される手術室の空調設備において、
    天井に設置されるフィルタユニットであって、
    第1吸込口と、手術台に臨んで配設される第1吹出口とを有する、天井に取り付けられる第1筐体と、
    第1筐体内に設けられ、第1吸込口から空気を吸引し、かつ吸引した空気を第1吹出口へ排出する第1送風機と、
    第1吹出口を覆うフィルタとを備えるフィルタユニットと、
    手術室の壁または壁の近傍に設置される空調ユニットであって、
    手術台に臨んで配設される第2吸込口と、第2吹出口とを有する、床上に設置される第2筐体と、
    第2筐体内に設けられ、第2吸込口から空気を吸引し、かつ吸引した空気を第2吹出口へ排出する第2送風機と、
    第2筐体内に設けられ、第2吸込口から第2吹出口へ流れる空気を昇温または冷却して、該空気の温度を予め定める温度に調節する温度調節手段とを備える空調ユニットと、
    一端部が前記空調ユニットの第2吹出口に接続され、他端部が前記フィルタユニットの第1吸込口に接続される第1ダクトと、
    手術室の天井と壁との境界部の近傍に配置される中空の吸気部材であって、空気を吸引するための吸気口と、該吸引口から吸引した空気を排出するための排気口とを有する吸気部材と、
    一端部が吸気部材の排気口に接続され、他端部が第1ダクトに接続され、該他端部に、第1ダクト内の空気の流れによって、前記空気の流れの方向に内部の空気を引き出す吸引力が生じる第2ダクトとを含むことを特徴とする空調設備。
  2. 壁と天井と床とによって規定され、かつ床に手術台が設置される手術室の空調設備において、
    天井に設置されるフィルタユニットであって、
    第1吸込口と、手術台に臨んで配設される第1吹出口とを有する、天井に取り付けられる第1筐体と、
    第1筐体内に設けられ、第1吸込口から空気を吸引し、かつ吸引した空気を第1吹出口へ排出する第1送風機と、
    第1吹出口を覆うフィルタとを備えるフィルタユニットと、
    手術室の壁または壁の近傍に設置される空調ユニットであって、
    手術台に臨んで配設される第2吸込口と、第2吹出口とを有する、床上に設置される第2筐体と、
    第2筐体内に設けられ、第2吸込口から空気を吸引し、かつ吸引した空気を第2吹出口へ排出する第2送風機と、
    第2筐体内に設けられ、第2吸込口から第2吹出口へ流れる空気を昇温または冷却して、該空気の温度を予め定める温度に調節する温度調節手段とを備える空調ユニットと、
    一端部が前記空調ユニットの第2吹出口に接続され、他端部が前記フィルタユニットの第1吸込口に接続される第1ダクトと、
    手術室の天井と壁との境界部の近傍に配置される中空の吸気部材であって、空気を吸引するための吸気口と、該吸引口から吸引した空気を排出するための排気口とを有する吸気部材と、
    一端部が吸気部材の排気口に接続され、他端部が第1筐体に接続され、該他端部に、第1筐体内の空気の流れによって、前記空気の流れの方向に内部の空気を引き出す吸引力が生じる第2ダクトとを含むことを特徴とする空調設備。
  3. 前記フィルタユニットおよび前記空調ユニットの少なくとも起動および停止を含む予め定める動作を制御する制御手段をさらに含み、
    前記制御手段は、接触によって前記予め定める動作に対する指令を入力するためのタッチパネル入力部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の空調設備。
  4. 前記フィルタユニットおよび前記空調ユニットの予め定める動作を制御する制御手段をさらに備え、
    前記制御手段は、音声によって前記予め定める動作に対する指令を入力するための音声認識入力部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の空調設備。
  5. 前記フィルタユニットおよび前記空調ユニットの少なくとも起動および停止を含む予め定める動作を制御する制御手段と、前記手術室内を撮像する撮像手段とをさらに含み、
    前記制御手段は、前記撮像手段によって撮像された画像に基づいて、前記予め定める動作に対する指令を入力するための画像認識入力部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の空調設備。
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