JP6202296B2 - 車両用カップホルダ、及び、車両用カップホルダの収容構造 - Google Patents
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Description
車両用カップホルダ、及び、車両用カップホルダの収容構造に関する。
しかし、カップホルダに収容スペースが大きく確保されているだけでは飲料容器の固定状態が不安定となり、自動車の振動で飲料容器が収容凹部から飛び出しかねない。自動車の運転席と助手席の間のコンソールに設けられるカップホルダの収容スペースは大きい方がよいとされる一方で、カップホルダからの飲料容器の飛び出しが運転者の運転操作に影響を及ぼすようなことがあってはならない。
従来、車両用カップホルダとして特許文献1の構造があった。
このカップホルダでは、車両の水平方向の断面形状がほぼ四角形の収容凹部の4つの内面に、収容凹部の軸芯とは反対側(収容凹部の外側)に凹む湾曲面が形成され、4つの湾曲面が断面円形の飲料容器に外嵌するように構成されていた。
本発明の目的は、収容凹部に形成される空きスペースを少なくすることができ、飲料容器の保持性能を向上させることができる車両用カップホルダ、及び、車両用カップホルダの収容構造を提供する点にある。
車両に設けられるカップホルダであって、
車両の水平方向の断面形状がほぼ四角形の収容凹部の四隅部に、前記収容凹部の軸芯側に突出して飲料容器を支持する角部を跨いだ支持凸部がそれぞれ設けられ、
前記四角形の互いに対向する一対の辺が車幅方向に沿うとともに、互いに対向する別の一対の辺が車両前後方向に沿うように車両に搭載され、
車両の水平方向の断面において、前記四角形の対角線上に位置する一対の前記支持凸部の間隔と、車両前後方向で互いに対向する前記収容凹部の一対の内面の間隔とがほぼ同一に設定され、
前記支持凸部の支持面に、部品を通す貫通孔が形成されている点にある。(請求項1)
また、前記支持凸部は、横断面形状がほぼ四角形の収容凹部の四隅部から突出しているから、横断面形状が円形の収容凹部の4つの内周部部分から支持凸部が突出している構造に比べると、収容凹部の断面積を小さくすることができて、収容凹部を小型化することができる。
例えば、横断面形状がほぼ四角形の収容凹部に断面円形の飲料容器を収容する構造では、収容凹部の四隅が空きスペースとなる。この空きスペースは飲料容器が動けるスペースとなりやすい。これに対して、本発明の上記構成によれば、空きスペースとなっていた四隅部に設けられた支持凸部で飲料容器を保持することができ、飲料容器の動きを阻止することができる。これにより、収容凹部に形成される空きスペースを少なくすることができ、飲料容器の保持性能(ホールド性)をより向上させることができる。(請求項1)
前記支持凸部の支持面は車両の水平方向の断面において湾曲していると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記飲料容器に換わって、着脱式の収容部品の本体部が前記収容凹部に収容されるとともに、前記収容部品の上端部から径方向外方側に張り出す張り出し部が前記支持凸部の上面に載置支持可能に構成され、
前記四角形の対角線を通る縦断面において、
前記支持凸部の上面の前記軸芯側への突出量aと、
前記張り出し部を含む前記収容部品の上端部の長さbと、
一対の前記支持凸部の上面の基端同士の間隔cとが、
a>(c−b)/2
の関係に設定されていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
請求項3に記載の車両用カップホルダが、自動車の運転席と助手席の間のコンソールに収容されている車両用カップホルダの収容構造であって、
前記カップホルダの上端部の周囲に位置する前記コンソールの上側の意匠面が前記カップホルダの上端部よりも上方に位置し、
前記支持凸部の上面から前記着脱式の収容部品の頂点までの長さが、前記支持凸部の上面から前記コンソールの上側の意匠面までの長さよりも長く設定されている車両用カップホルダの収容構造である点にある。(請求項4)
収容凹部に形成される空きスペースを少なくすることができ、飲料容器の保持性能を向上させることができる車両用カップホルダ、及び、車両用カップホルダの収容構造を提供することができた。
図1,図2に、自動車の運転席と助手席の間のコンソール1に収容された前後一対の樹脂製の車両用カップホルダ10(以下、「カップホルダ10」と称する)を示してある。
図7,図8に示すように、飲料容器31等をより確実に保持するためのフィン6が前記支持凸部4から軸芯側に突出していてもよい。フィン6は縦断面において「く」の字状に形成され、中空状に形成されている。フィン6の基端部6Kは支持凸部4の中空部4S内に位置している。
1J1 コンソールの上側の意匠面(コンソールの上壁の上面)
3 収容凹部
3N 内面
4 支持凸部
4A 支持凸部の上面の基端
4J 支持凸部の上面
4T 支持凸部の支持面
10 カップホルダ
10J カップホルダの上端部
30 着脱式の収容部品
30B 着脱式の収容部品の本体部
31 飲料容器
37 張り出し部
a 支持凸部の上面の軸芯側への突出量
b 張り出し部を含む収容部品の上端部の長さ
c 一対の支持凸部の上面の基端同士の間隔
d 支持凸部の上面から着脱式の収容部品の頂点までの長さ
e 支持凸部の上面からコンソールの上側の意匠面までの長さ
L1 車両前後方向で互いに対向する収容凹部の一対の内面の間隔
L2 四角形の対角線上に位置する一対の支持凸部の間隔
Claims (4)
- 車両に設けられるカップホルダであって、
車両の水平方向の断面形状がほぼ四角形の収容凹部の四隅部に、前記収容凹部の軸芯側に突出して飲料容器を支持する角部を跨いだ支持凸部がそれぞれ設けられ、
前記四角形の互いに対向する一対の辺が車幅方向に沿うとともに、互いに対向する別の一対の辺が車両前後方向に沿うように車両に搭載され、
車両の水平方向の断面において、前記四角形の対角線上に位置する一対の前記支持凸部の間隔と、車両前後方向で互いに対向する前記収容凹部の一対の内面の間隔とがほぼ同一に設定され、
前記支持凸部の支持面に、部品を通す貫通孔が形成されている車両用カップホルダ。 - 前記支持凸部の支持面は車両の水平方向の断面において湾曲している請求項1記載の車両用カップホルダ。
- 前記飲料容器に換わって、着脱式の収容部品の本体部が前記収容凹部に収容されるとともに、前記収容部品の上端部から径方向外方側に張り出す張り出し部が前記支持凸部の上面に載置支持可能に構成され、
前記四角形の対角線を通る縦断面において、
前記支持凸部の上面の前記軸芯側への突出量aと、
前記張り出し部を含む前記収容部品の上端部の長さbと、
一対の前記支持凸部の上面の基端同士の間隔cとが、
a>(c−b)/2
の関係に設定されている請求項1又は2記載の車両用カップホルダ。 - 請求項3に記載の車両用カップホルダが、自動車の運転席と助手席の間のコンソールに収容されている車両用カップホルダの収容構造であって、
前記カップホルダの上端部の周囲に位置する前記コンソールの上側の意匠面が前記カップホルダの上端部よりも上方に位置し、
前記支持凸部の上面から前記着脱式の収容部品の頂点までの長さが、前記支持凸部の上面から前記コンソールの上側の意匠面までの長さよりも長く設定されている車両用カップホルダの収容構造。
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JP2012279690A JP6202296B2 (ja) | 2012-12-21 | 2012-12-21 | 車両用カップホルダ、及び、車両用カップホルダの収容構造 |
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JP2012279690A JP6202296B2 (ja) | 2012-12-21 | 2012-12-21 | 車両用カップホルダ、及び、車両用カップホルダの収容構造 |
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JP2014121981A JP2014121981A (ja) | 2014-07-03 |
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ID=51402868
Family Applications (1)
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JP2012279690A Active JP6202296B2 (ja) | 2012-12-21 | 2012-12-21 | 車両用カップホルダ、及び、車両用カップホルダの収容構造 |
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GB0312068D0 (en) * | 2003-05-27 | 2003-07-02 | Nissan Technical Ct Europ Ltd | Cup holder |
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2012
- 2012-12-21 JP JP2012279690A patent/JP6202296B2/ja active Active
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