JP4467420B2 - 車両用内装品 - Google Patents

車両用内装品 Download PDF

Info

Publication number
JP4467420B2
JP4467420B2 JP2004376801A JP2004376801A JP4467420B2 JP 4467420 B2 JP4467420 B2 JP 4467420B2 JP 2004376801 A JP2004376801 A JP 2004376801A JP 2004376801 A JP2004376801 A JP 2004376801A JP 4467420 B2 JP4467420 B2 JP 4467420B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
opening
holder
main body
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004376801A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006182145A (ja
Inventor
剛 下野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DaikyoNishikawa Corp
Original Assignee
DaikyoNishikawa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DaikyoNishikawa Corp filed Critical DaikyoNishikawa Corp
Priority to JP2004376801A priority Critical patent/JP4467420B2/ja
Publication of JP2006182145A publication Critical patent/JP2006182145A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4467420B2 publication Critical patent/JP4467420B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Description

この発明は、飲料等の容器を取り出し可能に収納し得る有底のホルダー凹部を備えた車両用内装品に関する。
従来、自動車等の車両の内装品の一種であるセンタコンソールやドアトリムなどに、飲料等の容器を取り出し可能に収納し得る有底のホルダー凹部を備えた、所謂、カップホルダーを設けた構成は一般に良く知られている。
かかるカップホルダーでは、例えば小型の飲料缶から大型の紙コップや大サイズのペットボトル等に至るまで、大小さまざまの容器を支障なく収納できることが求められる。
このため、種々の工夫・考案がなされており、例えば特許文献1には、容器収容部(ホルダー凹部)を画成する有底のホルダーケーシングの側壁に開口部を形成しておき、この開口部からホルダー凹部内へ突出し得る保持ジョーを配設した構成が開示されている。前記保持ジョーは、保持要素および2個のばね手段を介して上下方向へ揺動可能に二重に支承されており、飲物容器を保持していない不使用時には、ばね手段の付勢力により上方へ揺動してホルダー凹部内に張り出している。
そして、飲物容器をホルダー凹部内に挿入保持させる際には、前記保持ジョーがばね手段の付勢力に抗して下方へ揺動し、飲物容器が挿入される。このとき、保持ジョーは、挿入される飲物容器のサイズに応じた位置まで揺動し、当該飲物容器の側面をばね付勢して保持するように構成されている。
特許第2915403号公報
前記従来技術のカップホルダーによれば、確かに大小さまざまの飲物容器を支障なく収納できるのであるが、反面、以下のような問題があった。
(1)保持要素及び保持ジョー等でなる容器保持部材をホルダー凹部の開口部に対応する部位に取り付ける際に、ホルダー凹部の内側からも手を入れて取付作業を行う必要があるので、作業性が悪く、特に、ホルダー凹部のサイズが小さい場合や、容器保持部材の取付位置がホルダー凹部の深い位置である場合には、取付作業が煩わしく非常に手間が掛かる。
(2)飲物容器を保持していない不使用時には、容器保持部材は上方へ揺動した位置にあるので、開口部は容器保持部材で覆われておらず、ホルダー凹部を上方から見た場合、開口部を通じてホルダー凹部の外部が見えることとなり、カップホルダーの見映えが悪くなる。
(3)また、不使用時にホルダー凹部内に小物を落としてしまった場合、この小物が前記開口部からホルダー凹部の外部へ落ち込んでしまって取れなくなるおそれがある。
この発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたもので、飲料等の容器を取り出し可能に収納し得る有底のホルダー凹部を備えた車両用内装品において、飲料等の容器をホルダー凹部内で保持する容器保持部材の取付作業が容易で、また、該容器保持部材が配置されたホルダー凹部の開口を覆うことができるようにすることを、基本的な目的とする。
このため、本願請求項1の発明(第1の発明)に係る車両用内装品は、飲料等の容器を取り出し可能に収納し得る有底のホルダー凹部を備えた車両用内装品であって、前記ホルダー凹部の側壁にはホルダー凹部の外部に開口する開口部が形成され、該開口部全体を外側から覆って閉塞するカバーが前記ホルダー凹部に取り付けられており、前記カバーの前記開口部対応部位には、上端部が軸支され、ホルダー凹部内に収納された前記容器を当該容器の大きさに応じて保持する上下方向へ揺動可能な容器保持部材が設けられ、前記カバーは、前記開口部を覆うカバー本体部と、該カバー本体部からホルダー凹部の底壁裏面側まで延設した取付部とを有し、当該カバーの上端部が前記開口部の上縁部に下方側から嵌合されている一方、前記取付部が前記ホルダー凹部の底壁裏面に下方へ突設した取付ボス部に締結されている、ことを特徴としたものである。
また、本願請求項2の発明(第2の発明)は、前記第1の発明において、前記開口部は該開口部の下辺が前記ホルダー凹部の側壁の上下方向中間位置になるように形成されており、前記カバーの取付部は、前記カバー本体部から前記側壁の外面に沿うようにして下方に向けて延長された延長部を含んでいる、ことを特徴としたものである。
本願の第1の発明によれば、ホルダー凹部の側壁に形成された開口部はカバーで覆われるので、ホルダー凹部を上方から見た場合、前記開口部からホルダー凹部の外部が見えることはない。従って、車両用内装品の見映えが損なわれることはない。また、ホルダー凹部内に小物を落とした場合でも、この小物が開口部を通じてホルダー凹部の外部に落ち込んでしまうことを防止できる。
更に、前記カバーは開口部を外側から覆うものであり、このカバーには容器を大きさに応じて保持する容器保持部材が設けられているので、ホルダー凹部の外側から開口部を覆って前記カバーを取り付けることにより、ホルダー凹部の内側からも手を入れて取付作業を行う必要があった従来に比して、比較的容易に容器保持部材を前記開口部に位置させて取り付けることができる。
また更に、前記カバーの開口部対応部位には前記容器保持部材が設けられているので、該容器保持部材を組み込んだカバーを1つのユニットとして取り扱うことができる。従って、例えば配設場所や一部の仕様が異なり内装品本体の形状が異なる複数の車両用内装品についても、前記開口部のサイズなどの基本的な条件が同様であれば、前記ユニットを共通して用いることができる。これにより、カバーの各部品の製造や部品管理、更には内装品本体への組付作業も簡略化することができ、製造コストの削減に寄与することができる。
また、本願の第2の発明によれば、基本的には前記第1の発明と同様の作用効果を奏することができる。特に、前記カバーの取付部は、カバー本体部からホルダー凹部の側壁の外面に沿うようにして下方に向けて延長された延長部を含んで、ホルダー凹部の底壁に結合されているので、ホルダー凹部側壁の前記延長部で覆われた部分については、2重の側壁を有することとなり、車両用内装品の剛性向上に寄与することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る自動車の車室前部の斜視図である。
この図に示すように、前記自動車では、車室前部に配設された左右のフロントシート2L,2Rの間に、車幅方向における略中央から後方に延びる車両用内装品の一種としてのセンタコンソール4が配設されている。このセンタコンソール4の後端部分には、蓋体6で覆われた小物入れ部5が設けられている。そして、この小物入れ部5の前側の適所にカップホルダーW1が配設されている。
図2は前記カップホルダーW1の縦断面説明図であり、また、図3は該カップホルダーW1の分解斜視図である。
これらの図に示すように、前記カップホルダーW1は、有底の凹部11を備えたホルダー本体部10と、後述するカバー20及び揺動フラップ30とを主要部として構成されている。尚、これらホルダー本体部10,カバー20及び揺動フラップ30は、それぞれ合成樹脂材料を用いて成形されたものである。
ホルダー本体部10の凹部11は上方に開口し、底壁13を有して略筒状に形成されており、飲料等の容器C1,C2(例えば飲料缶や紙コップ等)は、この凹部11内に上方から取り出し可能に収納される。前記凹部11の上端の周縁には周縁基部12が一体的に形成され、この周縁基部12は、前記センタコンソール4の上面壁部7(図1参照)に一体的に連設されている。
前記凹部11の側壁14の所定部位には、凹部11の外部に開口する所定サイズの開口部15が形成されている。本実施形態では、この開口部15は、前記側壁14の比較的下部に、例えば開口部15の下縁部が凹部11の底壁13と側壁14の間の角部を切り欠く位置に、形成されている。この開口部15を凹部11の側壁14の外側から覆うために、カバー20が配設されている。
該カバー20は、一対の縦壁22と、両縦壁22の上部に掛け渡して設けられた上壁23と、両縦壁22の中間部に掛け渡して上下方向に延設された中間壁24と、該中間壁24と両縦壁22の下端側に連設された底壁25を有するカバー本体部21を備えている。
該カバー本体部21の上壁23には、該カバー本体部21の上部を前記ホルダー本体部10に取り付けるための一対の固定片23aが設けられている。また、カバー本体部21の底壁25の端末側には、カバー本体部21の下部を前記ホルダー本体部10に取り付けるための取付部としての固定板27が延設されている。
前記ホルダー本体部10の凹部11の外側には、開口部15に対応する箇所の上側に、取付ブラケット部17が一体に形成されており、該取付ブラケット部17の下端側には、
カバー本体部21の前記固定片23aを嵌合させるために、下方に開口した溝部17gが設けられている。
また、ホルダー本体部10の底壁13の裏面側には、カバー本体部21の前記固定板27を固定するために、下方に突出した一対の取付ボス部18が設けられている。
カバー本体部21の各縦壁22には、本発明における容器保持部材としての揺動フラップ30に一体に形成された一対の揺動軸31sを揺動自在に支持する軸支穴22hがそれぞれ設けられている。また、中間壁24の上端側には、前記揺動フラップ30の基端部31a,31bが回動できるように、湾曲状の凹み部24fが形成されている。前記揺動フラップ30は、基端部31から延びる板状のフラップ本体32を備えている。
揺動フラップ30の各揺動軸31sを一対の縦壁22間の開口部に挿入し、各揺動軸31sにより一対の縦壁22を離間する方向に撓ませて、各揺動軸31sを対応する縦壁22の軸支穴22hに軸方向から嵌合させることにより、揺動フラップ30がカバー20に対して上下方向へ揺動可能に組み付けられる。
前記揺動フラップ30には、フラップ本体32を上方に(図2における時計回り方向に)付勢するために、例えば渦巻き状のバネ39が付設されている。
前記カバー本体部21の一方の縦壁22(例えば図3における右側の縦壁)には、前記バネ39の一端39aを挿入して係止する係止穴22kが形成されている。一方、揺動フラップ30の基端部31bには、前記バネ39の他端39bを挿入して係止する係止穴31kが設けられている。
そして、バネ39の一端39aを縦壁22の係止穴22kに、他端39bを基端部31bの係止穴31kに、それぞれ挿入して係止させることにより、前記バネ39がフラップ本体32の下部に組み込まれる。このバネ39の弾性力により、揺動フラップ30のフラップ本体32は上方に付勢される。
こうしてバネ39が付設された揺動フラップ30をカバー20に組み付けることにより、カバー20の開口部対応部位には、上端部の揺動軸31sが前記軸支穴22hに軸支され、ホルダー凹部11内に収納された飲料等の容器C1,C2を当該容器C1,C2の大きさに応じて保持する上下方向へ揺動可能な容器保持部材(揺動フラップ30のフラップ本体32)が設けられることになる。
このようにして揺動フラップ30を組み込んだカバー20をホルダー本体部10に取り付ける際には、カバー本体部21の各固定片23aをホルダー本体部10の取付ブラケット部17の溝部17g内に嵌合させた上で、カバー20の固定板27をホルダー本体部10の取付ボス部18に当て止め、固定板27の貫通穴27hを取付ボス部18に位置付けて、貫通穴27hにネジ部材N1を挿通して固定板27を取付ボス部18に締結する。これにより、カバー20は、その上部が固定片23a及び取付ブラケット部17を介してホルダー本体部10に係止され、且つ、その下部が固定板27及び取付ボス部18を介してホルダー本体部10に締結固定される。
このようにして、カバー20がホルダー本体部10に取り付けられ、その開口部15がカバー20により凹部11の側壁14の外側から覆われるようになっている。
以上のように、ホルダー凹部11の側壁14に形成された開口部15はカバー20で覆われるので、ホルダー凹部11を上方から見た場合、前記開口部15からホルダー凹部11の外部が見えることはない。従って、カップホルダーW1の見映えが損なわれることはない。
また、ホルダー凹部11内に小物(不図示)を落とした場合でも、この小物が開口部を通じてホルダー凹部11の外部に落ち込んで、取れなくなってしまうことが防止される。
一方、バネ39が付設された揺動フラップ30を組み込んだカバー20は、一つのユニット部品として取り扱うことができる。
従って、例えば車種の違い等によって配設場所(例えばドアトリムなど)や一部の仕様が異なり、自動車内装品の形状が異なる複数種類のカップホルダーについても、開口部15のサイズなどの基本的な条件が同様であれば、前記ユニットを共通して用いることができるのである。これにより、カバー20の各部品の製造や部品管理、更にはホルダー本体部10への組付作業も簡略化することができ、製造コストの削減に寄与することができる。
揺動フラップ30を組み込んだカバー20がホルダー本体部10に組み付けられた状態では、ホルダー本体部10の側壁14の開口部15の上縁部が、フラップ本体32の上方への揺動動作を略90度に規制するように構成されている。従って、図2において実線で表示されているように、前記フラップ本体32は、通常時は略水平方向に張り出している。
このとき、フラップ本体32の先端から対向する側壁14に至る距離は、想定される飲料等の各種容器のうちで最も小径のものC1(例えば小型の飲料缶)の外径にほぼ等しくなるように設定されている。従って、前記小型の飲料缶C1をホルダー本体部10の凹部11内に挿入して収納した場合には、図2において実線で表示されているように、飲料缶C1は、凹部11の上下方向の中心線Lcから大きく反揺動フラップ30側に偏った状態で、フラップ本体32の先端と対向する側壁14との間で確実に保持される。
一方、比較的大径の容器C2(例えば中型又は大型の紙コップ)を収納する場合には、図2において2点鎖線で示されるように、容器C2の側壁がバネ39の付勢力に抗してフラップ本体32を下方へ揺動させる。この場合、容器C2は前記中心線Lcから比較的小さく反揺動フラップ30側に偏った状態で、フラップ本体32の先端と対向する側壁14との間で確実に保持される。特に、バネ39の付勢力により、前記対向する側壁14に押し付けられるので、容器C2にがたつきが生じることもない。
このように、上下方向へ揺動可能な揺動フラップ30のフラップ本体32により、容器C1,C2の大きさに応じて当該容器C1,C2を確実に保持することができるのである。
また、特に、本実施形態では、前記カバー20は開口部15を外側から覆うものであり、このカバー20には容器C1,C2を大きさに応じて保持する容器保持部材として揺動フラップ30のフラップ本体32が設けられているので、ホルダー凹部11の外側から開口部15を覆って前記カバー20を取り付けることにより、ホルダー凹部の内側からも手を入れて取付作業を行う必要があった従来に比して、容易に揺動フラップ30を開口部15に位置させて取り付けることができ、かかる取付作業に要する時間を短縮することができるのである。
尚、上記実施形態では、ホルダー凹部11の側壁14の開口部15は側壁14の比較的下部に形成されていたが、かかる開口部15を側壁14の比較的上部、例えば開口部15の下辺が側壁14の上下方向における中間位置にあり、上辺部が凹部11の側壁14の上端近傍に位置する箇所に形成するようにしても良い。
この場合には、カバー本体部21の底壁25と固定板27の間に位置する縦壁部分の長さをそれだけ長く設定することで対応すれば良い。
また、このように開口部15の下辺が側壁の上下方向における中間位置となるように開口部15を位置設定した場合について、カバー本体部21の延長された縦壁部分を利用して、ホルダー本体部の剛性を高めることも可能である。
以下、本実施形態の変形例について、図4及び図5を参照しながら説明する。尚、以下の説明において、前記図1から図3で示した実施形態における場合と、同様の構成を備え同様の作用をなすものについては同一の符号を付し、それ以上の説明は省略する。
図4は本実施形態の変形例に係るカップホルダーW2の縦断面説明図であり、また、図5は同変形例に係るカップホルダーW2の分解斜視図である。
これら図4及び図5を前記図2及び図3とそれぞれ比較して良く分かるように、この変形例のカップホルダーW2は、前記図1から図3で示したカップホルダーW1と、ホルダー本体部50の凹部51の側壁54に形成した開口部55の上下方向位置が異なることと、これに対応して、カバー本体部61の底壁65と固定板67の間に位置する縦壁部分が長く設定されている点を除いては、基本的に同様である。
すなわち、本変形例では、ホルダー凹部51の側壁54の開口部55は、その下辺が側壁54の上下方向における中間位置にあるように設定されており、上辺がホルダー凹部51の側壁54の上端近傍に位置する箇所に形成されている。
本変形例では、この開口部55を凹部51の側壁54の外側から覆うカバー60は、図2及び図3で示した前述のカバー本体部21と類似した構成を有するカバー本体部61と、該カバー本体部61から凹部側壁54の外面に沿うようにして下方に向けて延長された延長部66とを備えている。
カバー本体部61は、前述のカバー本体部21と類似した一対の縦壁62と上壁63と中間壁64と底壁65とを有しているが、上壁63の構造が異なっている。この上壁63の上面には、一対の固定片部63aと、所定間隔を隔てて固定片部63aと平行に延設された固定凸部63bとが設けられ、両者63a,63b間に溝部が形成されている。
一方、前記ホルダー本体部50の凹部51の外側には、開口部55に対応する箇所の上側に位置する周縁基部52に、取付用突起部57が一体に形成されている。そして、該取付用突起部57は、カバー本体部61の上壁63に設けた前記固定片部63aと固定凸部63bとで形成された溝部に嵌合させることにより、カバー本体部61の上側がホルダー本体部50に取り付けられるようになっている。
カバー本体部61の底壁65の内側端部には、該底壁65から前記ホルダー凹部51の側壁54の外面に沿うようにして下方に向けて延長された延長部66が設けられており、該延長部66の端末側には、延長部66を介してカバー本体部61の下部を前記ホルダー本体部50に取り付けるための固定板67が設けられている。本変形例においては、この固定板67と前記延長部66とが、請求項2に記載した取付部に相当している。
この固定板67をホルダー本体部60の底壁63の裏面側の取付ボス部58に固定する構造は、図2及び図3で示した場合と同様である。
また、カバー本体部61には、図2及び図3で示したカバー本体部21と同様に、揺動フラップ30の揺動軸31sを支持する一対の軸支穴62h、揺動フラップ30の基端部31a,31bを支承する凹み部64f、及びバネ39の一端39aを挿入して係止する係止穴62kが設けられている。
従って、揺動フラップ30をカバー60に対して上下方向へ揺動可能に組み付ける組付構造、及びバネ39を揺動フラップ30のフラップ本体32の下部に組み込む組込構造は、何れも図2及び図3で示した場合と同様である。
バネ39が付設された揺動フラップ30を組み込んだカバー60は、図2及び図3に示したものと同様に、一つのユニット部品として取り扱うことができる。
このカバー60をホルダー本体部50に取り付ける際には、カバー本体部61の上壁63に設けた固定片部63aと固定凸部63bとで形成された溝部に前記取付用突起部57を嵌合させた上で、図2及び図3で示した場合と同様にして、カバー60の固定板67をホルダー本体部50の取付ボス部58に締結固定する。
このようにして、カバー60がホルダー本体部50に取り付けられ、その開口部55がカバー60によりホルダー凹部51の側壁54の外側から覆われる。
また、このとき、カバー本体部60からホルダー凹部51の側壁54の外面に沿うようにして下方に向けて延長された延長部66は、ホルダー凹部51の底壁53に結合されているので、ホルダー凹部51の側壁54の前記延長部66で覆われた部分については、2重の側壁を有することとなり、ホルダー本体部50の剛性(つまり、カップホルダーW2の剛性)の向上に寄与することができる。
以上のように、本変形例に係るカップホルダーW2によれば、前述の図1から図3に」示したものW1と同様の作用をなし同様の効果を奏することができ、しかも、カップホルダーW2の剛性を高めることができるのである。
また、この変形例では、ホルダー凹部51の側壁54の開口部55は、好ましくは、側壁54の上部にあり、開口部55の下辺が上述のように側壁54の上下方向における中間位置にあり、上辺がホルダー凹部51の側壁54の上端近傍に位置する箇所に形成されているので、容器C1,C2を保持する上下方向へ揺動可能な揺動フラップ30のフラップ本体32がホルダー凹部51の上部に位置することとなり、背丈の高い容器C1,C2を保持する場合には特に有利である。
また、以上の実施形態及び変形例の説明では、カップホルダーW1,W2は自動車の内装品である車室前部のセンタコンソール4に設けられていたが、この代わりに、例えばドアトリムなどの内装品に設けられても良い。また、容器C1,C2は飲料用のものに限らず、当該カップホルダーW1,W2のサイズに適合するものであれば、他の種々の容器を収納することができる。
更に、以上の実施形態及び変形例では、揺動フラップ30の揺動軸31sを支持する軸支穴22h又は62hはカバー本体部21又は61の縦壁22又は62の内側において完全な丸穴状に形成され、一対の縦壁22又は62を離間する方向へ撓ませて、前記揺動軸31sを対応する軸支穴22h又は62hに軸方向から嵌合させて支持するようにしたものであったが、この代わりに、所謂スナップ式で支持させるようにしても良い。すなわち、軸支穴22h又は62hを、その周縁の一部が縦壁22又は62の前端面(組付時にホルダ本体部10又は50に近い側の面)に向かって開口するように形成し、また、より好ましくは、この開口端に上下方向へ拡開するテーパ状のガイド部を形成し、開口部の上下幅を揺動軸31sの直径よりも若干量だけ小さく設定しておく。そして、この開口部に対し揺動軸31sを軸線と直角方向に押し込むことによって、開口部を弾性的に押し開き、揺動軸31sを開口部から軸支穴22h又は62h内に嵌め込み支持させるようにしても良い。
このように、本発明は、上記実施態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更や改良等が可能であることは言うまでもない。
本発明は、飲料等の容器を取り出し可能に収納し得る有底のホルダー凹部を備えた車両用内装品に関するものであり、前記ホルダー凹部の側壁に形成された開口部を外側から覆うカバーを前記ホルダー凹部に取り付け、このカバーの前記開口部対応部位に、ホルダー凹部内に収納された前記容器を当該容器の大きさに応じて保持する上下方向へ揺動可能な容器保持部材を取り付けるようにすることにより、当該容器保持部材の取付作業が容易で、また、該容器保持部材が配置されたホルダー凹部の開口を覆うことができ、自動車等の車両のカップホルダーとして有効に利用することができる。
本発明の実施形態に係る自動車の車室前部の斜視図である。 図1のII−II線縦断面説明図である。 前記カップホルダーの分解斜視図である。 前記実施形態の変形例に係るカップホルダーの図2相当縦断面説明図である。 前記変形例に係るカップホルダーの図3相当分解斜視図である。
符号の説明
4 センタコンソール(車両用内装品)
10,50 ホルダー本体部
11,51 ホルダー凹部
13,53 (凹部の)底壁
14,54 (凹部の)側壁
15,55 開口部
20,60 カバー
21,61 カバー本体部
27,67 固定板(取付部)
66 延長部
30 揺動フラップ(容器保持部材)
32 フラップ本体部
C1,C2 容器
W1,W2 カップホルダー

Claims (2)

  1. 飲料等の容器を取り出し可能に収納し得る有底のホルダー凹部を備えた車両用内装品であって、
    前記ホルダー凹部の側壁には、ホルダー凹部の外部に開口する開口部が形成され、
    該開口部全体を外側から覆って閉塞するカバーが前記ホルダー凹部に取り付けられており、
    前記カバーの前記開口部対応部位には、上端部が軸支され、ホルダー凹部内に収納された前記容器を当該容器の大きさに応じて保持する上下方向へ揺動可能な容器保持部材が設けられ
    前記カバーは、前記開口部を覆うカバー本体部と、該カバー本体部からホルダー凹部の底壁裏面側まで延設した取付部とを有し、当該カバーの上端部が前記開口部の上縁部に下方側から嵌合されている一方、前記取付部が前記ホルダー凹部の底壁裏面に下方へ突設した取付ボス部に締結されている、
    ことを特徴とする車両用内装品。
  2. 前記開口部は、該開口部の下辺が前記ホルダー凹部の側壁の上下方向中間位置になるように形成されており、
    前記カバーの取付部は、前記カバー本体部から前記側壁の外面に沿うようにして下方に向けて延長された延長部を含んでいる、
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用内装品。
JP2004376801A 2004-12-27 2004-12-27 車両用内装品 Expired - Fee Related JP4467420B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004376801A JP4467420B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 車両用内装品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004376801A JP4467420B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 車両用内装品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006182145A JP2006182145A (ja) 2006-07-13
JP4467420B2 true JP4467420B2 (ja) 2010-05-26

Family

ID=36735572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004376801A Expired - Fee Related JP4467420B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 車両用内装品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4467420B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5982722B2 (ja) * 2013-03-29 2016-08-31 カルソニックカンセイ株式会社 カップホルダー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006182145A (ja) 2006-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7520482B2 (en) Cup holder for vehicles
US8662580B2 (en) Arm rest with drinking vessel holder
KR100600130B1 (ko) 자동차용 컵홀더
KR102103599B1 (ko) 차량용 컵홀더 장치
JP4467420B2 (ja) 車両用内装品
JP2004255996A (ja) 内装材の収納部構造
JP4484584B2 (ja) ドアトリムのボトルホルダ構造
KR100969054B1 (ko) 자동차용 컵홀더
JP4060255B2 (ja) フューエルリッド支持構造
JP4023272B2 (ja) 車両用カップホルダー
JP2008273426A (ja) 車両用ドアの収納部構造
JP4694312B2 (ja) 車両用カップホルダ装置
JP2008213788A (ja) 収納物ホルダ装置
KR20100005888U (ko) 가변식 물병 보관함을 구비하는 차량용 맵포켓
JP4527008B2 (ja) コンソールボックス構造
JP4244314B2 (ja) 車両用収納ボックス構造
JP3788267B2 (ja) 小物入れ付き飲料容器ホルダ構造
JP7131412B2 (ja) 車両用カップホルダ取付構造
JP6202296B2 (ja) 車両用カップホルダ、及び、車両用カップホルダの収容構造
CN111559297B (zh) 饮料容器保持装置
KR20010021207A (ko) 차량용 컵홀더
JP5120630B2 (ja) ドアポケット
JP5809821B2 (ja) 車両用飲料容器ホルダ
JP4222002B2 (ja) 乗物用カップホルダー
JP2006500265A (ja) 自動車用の飲料容器を収容する装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070625

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4467420

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140305

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees