JP6202244B2 - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被記録媒体を担持する担持面を帯電させることにより前記被記録媒体を担持して搬送可能な記録装置及び記録方法に関する。
従来から、例えば、静電吸着式の無端ベルトを備える記録装置のように、被記録媒体を担持する担持面を帯電させることにより前記被記録媒体を担持して搬送する記録装置が使用されている。このような記録装置のうち、担持面をAC帯電させて被記録媒体を担持する記録装置がある。例えば、特許文献1には、担持面である搬送ベルトにACバイアスを印加する帯電手段を備える記録装置が開示されている。
また、担持面をAC帯電させて被記録媒体を担持する記録装置のほかに、担持面をDC帯電させて被記録媒体を担持する記録装置がある。
特開2005−15227号公報
担持面をDC帯電させて被記録媒体を担持する記録装置は、被記録媒体も帯電させて担持面に吸着させる必要がある。このような記録装置で帯電された被記録媒体は、特に湿度の低い状態においては、被記録媒体表面の吸着水分量が少ないため被記録媒体における電荷は移動しづらく、担持面から外れた後も被記録媒体の帯電が維持されて静電気により周囲に付着しやすくなる。このため、このような記録装置では、特に湿度の低い状態においては、担持面から外れた後の被記録媒体の搬送の際、搬送負荷が大きくなる場合がある。
一方、担持面をAC帯電させて被記録媒体を担持する記録装置は、湿度の高いところで使用する場合は、水分の影響により被記録媒体が担持面に吸着しづらくなる場合がある。これは、水分がAC帯電された担持面における極性の異なる隣り合う帯電電位を互いに打ち消し合ってしまうためである。特許文献1で開示されている記録装置は、この課題に関する記載及び示唆はなく、この課題を解決する構成とはなっていない。
このように、従来の記録装置においては、被記録媒体の搬送時における水分の影響により搬送不良を生じる場合があった。
そこで、本発明の目的は、被記録媒体を担持する担持面を帯電させることにより被記録媒体を担持して搬送可能な記録装置において、被記録媒体の搬送時における水分の影響を抑制することである。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の記録装置は、被記録媒体の担持面を帯電させることにより前記被記録媒体を担持し、前記担持面を移動させることにより前記被記録媒体を搬送する搬送機構と、前記搬送機構によって搬送される前記被記録媒体に記録可能な記録ヘッドと、前記担持面に、マイナスの電荷が帯電した帯電領域と、プラスの電荷が帯電した帯電領域とを交互に形成するAC帯電を行う第1帯電部と、前記担持面に、前記マイナスの電荷が帯電した帯電領域と、前記プラスの電荷が帯電した帯電領域とのいずれかを形成するDC帯電を行う第2帯電部と、前記第1帯電部により前記担持面に前記AC帯電を行うのか、前記第2帯電部により前記担持面に前記DC帯電を行うのかを切り替える制御部と、を備えることを特徴とする。
ここで、「AC帯電」とは、マイナスの電荷が帯電した帯電領域と、プラスの電荷が帯電した帯電領域とを担持面に対して交互に形成することを意味し、DC帯電とは、いずれか一方の帯電領域を担持面に対して形成することを意味する。なお、AC帯電もDC帯電もともに被記録媒体を担持面にて担持するために行うので、例えば搬送機構が有する部材に対してマイナスの電荷が帯電した帯電領域とプラスの電荷が帯電した帯電領域とを交互に形成する場合であっても、被記録媒体を担持する担持面における帯電領域がいずれか一方の電荷についてのみである場合には、DC帯電により担持されているとする。
本態様によれば、例えば低湿度環境と高湿度環境とで、前記担持面をAC帯電させるかDC帯電させるか切り替えることが可能である。このため、低湿度環境ではAC帯電させることにより担持面から外れた後の被記録媒体の搬送の際の搬送負荷の増大を抑制し、被記録媒体からの放電が生じやすい高湿度環境ではDC帯電させることにより水分の影響により被記録媒体が担持面に吸着しづらくなることを抑制することが可能になる。すなわち、被記録媒体を担持する担持面を帯電させることにより被記録媒体を担持して搬送可能な記録装置において、被記録媒体の搬送時における水分の影響を抑制することが可能になる。
本発明の第2の態様の記録装置は、前記第1の態様において、湿度を特定する手段をさらに備え、前記制御部は、特定された前記湿度が閾値の湿度を超えない場合に、前記第1帯電部により前記担持面に前記AC帯電を行い、特定された前記湿度が閾値の湿度を超える場合に、前記第2帯電部により前記担持面に前記DC帯電を行う。
ここで、「湿度を特定する」とは、記録装置の設置された環境湿度を特定する場合のほか、記録実行によるインクミストにより担持面付近の湿度が高くなっていることを勘案させた情報等、一定の条件を勘案させた情報を記録装置が受け付ける場合を含む意味である。また、「湿度を特定する手段」としては、例えば、記録装置に設けられ、湿度を検出可能な湿度センサーや、記録装置に設けられ、ユーザーからの湿度情報の入力を受付け可能なユーザーインターフェースが挙げられる。
本態様によれば、特定された湿度が閾値の湿度を超えない低湿度環境ではAC帯電させることにより担持面から外れた後の被記録媒体の搬送の際の搬送負荷の増大を抑制し、特定された湿度が閾値の湿度を超える高湿度環境ではDC帯電させることにより水分の影響により被記録媒体が担持面に吸着しづらくなることを抑制することができる。
本発明の第3の態様の記録装置は、前記第1又は第2の態様において、前記搬送機構における搬送不良の有無を特定する搬送不良特定手段をさらに備え、前記制御部は、搬送不良が無いことが特定された場合に、前記第1帯電部により前記担持面に前記AC帯電を行い、搬送不良が有ることが特定された場合に、前記第2帯電部により前記担持面に前記DC帯電を行う。
ここで「搬送不良の有無を特定する」のは、搬送不良が被記録媒体の搬送時における水分の影響を生じさせる一例といえるからである。すなわち、搬送不良があると、記録ヘッドのインク吐出部と対向する位置に被記録媒体が搬送されていないにもかかわらず記録ヘッドからインクが吐出され、担持面にインクが付着する場合がある。担持面に付着したインクは、被記録媒体の搬送に影響を与える水分といえるからである。なお、「搬送不良の有無を特定する」とは、搬送不良が有ることや無いことを特定する場合のほか、搬送不良が有ることを特定しない場合や、搬送不良がないことを特定しない場合を含む意味である。また、「搬送不良の有無を特定する手段」としては、例えば、記録装置に設けられ、被記録媒体の搬送状態を検出するセンサーや、記録装置に設けられ、ユーザーからの搬送不良に関する情報の入力を受付け可能なユーザーインターフェースが挙げられる。
本態様によれば、被記録媒体の搬送時における水分の影響が相対的に大きいとみなすことができる場合には、担持面をDC帯電させることにより、担持面へインクが付着して該インクの水分等により被記録媒体が担持面に吸着しづらくなるということを抑制することができる。また、被記録媒体の搬送時における水分の影響が相対的に小さいとみなすことができる場合には、担持面をAC帯電させることにより、担持面から外れた後の被記録媒体の搬送の際の搬送負荷の増大を抑制することができる。
本発明の第4の態様の記録装置は、前記第3の態様において、前記搬送機構は、無端ベルトであり、前記搬送不良特定手段は、前記無端ベルトにおける搬送不良の有無を特定する。
本態様によれば、無端ベルトにおいて搬送不良が有り、被記録媒体の搬送時における水分の影響が相対的に大きいとみなすことができる場合には、無端ベルトの担持面をDC帯電させることにより、担持面へインクが付着して該インクの水分等により被記録媒体が担持面に吸着しづらくなるということを抑制することができる。また、無端ベルトにおいて搬送不良が無く、被記録媒体の搬送時における水分の影響が相対的に小さいとみなすことができる場合には、担持面をAC帯電させることにより、担持面から外れた後の被記録媒体の搬送の際の搬送負荷の増大を抑制することができる
本発明の第5の態様の記録装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記担持面に対して液体が付着した量を特定する手段をさらに備え、前記制御部は、前記液体が付着した量が閾値の量を超えない場合に、前記第1帯電部により前記担持面に前記AC帯電を行い、前記液体が付着した量が閾値の量を超える場合に、前記第2帯電部により前記担持面に前記DC帯電を行う。
ここで「担持面に対して液体が付着した量を特定する」のは、担持面に対して付着した液体が、被記録媒体の搬送時における水分の影響を生じさせる一例といえるからである。すなわち、AC帯電が行われた担持面に対して付着した液体があると、上述したように、水分が担持面における極性の異なる隣り合う帯電電位を互いに打ち消し合ってしまうためである。その結果、担持面に付着した液体は、上述のように被記録媒体の搬送に影響を与えうる。なお、「担持面に対して液体が付着した量を特定する」とは、担持面に対して付着した液体の多寡を特定する意味や、液体担持面に対して液体が付着したか否かを特定する意味や、前記担持面にインクや結露等の液体が付着したか否かを特定する場合を含む意味である。また「担持面に対して液体が付着した量を特定する手段」としては、例えば、記録装置に設けられ、担持面に付着した液体を検出可能な光学センサーや、記録装置に設けられ、担持面に対して液体が付着した量に関する情報のユーザーからの入力を受付け可能なユーザーインターフェースが挙げられる。
本態様によれば、被記録媒体の搬送時における水分の影響が相対的に大きいとみなすことができる場合には、担持面をDC帯電させることにより、担持面へ液体が付着して該液体の水分等により被記録媒体が担持面に吸着しづらくなるということを抑制することができる。また、被記録媒体の搬送時における水分の影響が相対的に小さいとみなすことができる場合には、担持面をAC帯電させることにより、担持面から外れた後の被記録媒体の搬送の際の搬送負荷の増大を抑制することができる。
本発明の第6の態様の記録装置は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、前記被記録媒体に記録が開始されてから経過した時間を特定する手段をさらに備え、前記制御部は、特定された前記時間が閾値の時間を超えない場合に、前記第1帯電部により前記担持面に前記AC帯電を行い、特定された前記時間が閾値の時間を超える場合に、前記第2帯電部により前記担持面に前記DC帯電を行う。
ここで「被記録媒体に記録を開始してから経過した時間を特定する」のは、記録を開始してから時間が経過し記録を行っている時間が長くなると、インクミスト等により担持面付近の湿度が上昇し、上述のように被記録媒体の搬送に影響を与えうるためである。なお、「被記録媒体に記録を開始してから経過した時間」は、被記録媒体に記録を開始してから経過した時間が特定できればよく、例えば記録装置の電源をOFFからONに切り替えた時から経過した時間のように、記録開始前からの時間を特定できる場合であってもよい。また「被記録媒体に記録を開始してから経過した時間を特定する手段」は、例えば、記録装置に設けられ、被記録媒体に記録を開始してからの時間を計測するタイマーや、記録装置に設けられ、被記録媒体に記録を開始してからの時間に関する情報のユーザーからの入力を受付け可能なユーザーインターフェースが挙げられる。
本態様によれば、被記録媒体の搬送時における水分の影響が相対的に大きいとみなすことができる場合には、担持面をDC帯電させることにより、担持面へ液体が付着して該液体の水分等により被記録媒体が担持面に吸着しづらくなるということを抑制することができる。また、被記録媒体の搬送時における水分の影響が相対的に小さいとみなすことができる場合には、担持面をAC帯電させることにより、担持面から外れた後の被記録媒体の搬送の際の搬送負荷の増大を抑制することができる。
なお、時間情報に代えて、記録した被記録媒体の枚数や記録ヘッドにより記録を行う場合に吐出したインク滴の数を所定の閾値と比較して、本態様と同じ制御を行ってもよい。
本発明の第7の態様の記録装置は、前記第1から第6のいずれか1つの態様において、前記被記録媒体を反転させる反転機構をさらに備え、前記制御部は、前記被記録媒体の第1面への記録後に、該被記録媒体を前記反転機構により反転させて前記第1面の反対側の第2面に前記記録ヘッドにより記録する両面記録モードにより記録可能であり、前記第1面への記録の際、前記第1帯電部により前記担持面に前記AC帯電を行い、前記第2面への記録の際、前記第2帯電部により前記担持面に前記DC帯電を行う。
ここで、「第1面への記録の際、前記第1帯電部により前記担持面に前記AC帯電を行う」とは、少なくとも記録が行われる第1面を有する被記録媒体を担持する担持面に対してAC帯電が行われればよく、当該担持面が移動した後の記録が行われる瞬間においてAC帯電が行われていてもよいし、行われていなくてもよい。第2面についても同様である。
本態様によれば、被記録媒体の第1面に記録する際には第1帯電部により担持面をAC帯電させる。また、第1面が記録され、被記録媒体中の水分が多くなった被記録媒体の第2面に記録する際には第2帯電部により担持面をDC帯電させる。このため、水分を含んだ被記録媒体が担持面に吸着しづらくなるということを抑制できる。
本発明の第8の態様の記録装置は、前記第1から第6のいずれか1つの態様において、前記被記録媒体を反転させる反転機構をさらに備え、前記制御部は、前記被記録媒体の第1面への記録後に、該被記録媒体を前記反転機構により反転させて前記第1面の反対側の第2面に前記記録ヘッドにより記録する両面記録モードにより記録可能であり、前記両面記録モードによる前記第1面への記録の際および前記第2面への記録の際、前記第2帯電部により前記担持面に前記DC帯電を行う。
本態様によれば、被記録媒体の第1面に記録する際であっても、第1面が記録され、被記録媒体中の水分が多くなった被記録媒体の第2面に記録する際であっても、第2帯電部により担持面をDC帯電させる。このため、水分を含んだ被記録媒体が担持面に吸着しづらくなるということを抑制できる。また、第1帯電部と第2帯電部との切り替えを行わないので、帯電の切り替え制御負荷を抑制できる。
本発明の第9の態様の記録装置は、前記第1から第6のいずれか1つの態様において、前記担持面をクリーニングするクリーニング部を備え、前記クリーニング部は、前記第1帯電部による前記AC帯電から前記第2帯電部による前記DC帯電へ切り替えられる場合に、前記担持面をクリーニングする。
ここで、DC帯電からAC帯電へ切り替えられる場合は、低湿度環境から高湿度環境へ変化し、被記録媒体の搬送時における水分の影響が大きくなったということができる。
本態様によれば、被記録媒体の搬送時における水分の影響が相対的に大きいとみなすことができる場合には、担持面をDC帯電させるとともに、担持面をクリーニングすることにより、担持面へ液体が付着して該液体の水分等により被記録媒体が担持面に吸着しづらくなるということを抑制することができるとともに、当該影響の原因となる水分を除去することができる。
本発明の第10の態様の記録装置は、前記第9の態様において、前記クリーニング部は、布ロールを有し、布を送りながら前記担持面をクリーニングすることが可能であり、前記第2帯電部により前記担持面に前記DC帯電が行われている間、前記布を送ることなく前記担持面をクリーニングする。
ここで、「クリーニング部」は、布を送りながら担持面をクリーニングすることが可能である。よって、布ロールの布を送りつつ担持面をクリーニングすることもできるし、布を送ることなく担持面をクリーニングすることもできる。例えば、前者のクリーニングを行った後に後者のクリーニングをすることで、前者のクリーニングで担持面にインクが多少残った場合でもその残ったインクを後者のクリーニングにより除去することが可能になる。
本態様によれば、被記録媒体に対する記録を行うために担持面を帯電させながらクリーニングを行うことができるので、記録のスループットの低下を抑制できる。また、第2帯電部により担持面をDC帯電させるのでインクの水分等により被記録媒体が担持面に吸着しづらくなるということを抑制することができる。また、布ロールの布を送ることなく担持面のクリーニングを行うので、布ロールの消費を抑制できる。
本発明の第11の態様の記録装置は、前記第1から第10のいずれか1つの態様において、前記記録ヘッドは、インクを吐出するノズルが前記被記録媒体の搬送方向と交差する方向に複数並べて設けられるラインヘッドであることを特徴とする。
記録ヘッドとしてラインヘッドを備える記録装置は、一般的に記録速度が速く単位時間当たりのインク吐出量が多くなる。このため、記録装置の設置環境は低湿度環境である場合でも、担持面付近は高湿度環境になりやすい。すなわち、ラインヘッドを備える記録装置では、担持面付近の湿度は大きく変化しやすい。
本態様によれば、担持面付近の湿度が大きく変化しやすいラインヘッドを備える記録装置においても、被記録媒体の搬送時における水分の影響を抑制することが可能になる。
本発明の第12の態様の記録方法は、帯電された担持面により被記録媒体を担持し、前記担持面を移動させることにより前記被記録媒体を搬送する搬送機構と、前記搬送機構によって搬送される前記被記録媒体に記録可能な記録ヘッドと、前記担持面に、マイナスの電荷が帯電した帯電領域と、プラスの電荷が帯電した帯電領域とを交互に形成するAC帯電を行う第1帯電部と、前記担持面に、前記マイナスの電荷が帯電した帯電領域と、前記プラスの電荷が帯電した帯電領域とのいずれかを形成するDC帯電を行う第2帯電部と、を備える記録装置を用いて行う記録方法であって、前記第1帯電部により前記担持面に前記AC帯電を行うことと、前記第2帯電部により前記担持面に前記DC帯電を行うこととを切り替えて、前記記録ヘッドにより前記被記録媒体に記録を行う。
本態様によれば、低湿度環境と高湿度環境とで、前記担持面をAC帯電させるかDC帯電させるか切り替えることが可能である。このため、低湿度環境ではAC帯電させることにより担持面から外れた後の被記録媒体の搬送の際の搬送負荷の増大を抑制し、被記録媒体からの放電が生じやすい高湿度環境ではDC帯電させることにより水分の影響により被記録媒体が担持面に吸着しづらくなることを抑制することが可能になる。すなわち、被記録媒体の担持面を帯電させることにより被記録媒体を担持して搬送可能な記録装置において、被記録媒体の搬送時における水分の影響を抑制して記録することが可能になる。
本発明の実施例1に係る記録装置の概略側面図。 本発明の実施例1に係る記録装置のブロック図。 本発明の実施例2に係る記録装置の概略側面図。 本発明の実施例に係る記録方法を説明するためのフローチャート。
[実施例1](図1〜図2)
以下に、本発明の実施例1に係る記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
最初に、本発明の実施例1に係る記録装置1の概要について説明する。なお、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pの搬送機構として静電吸着式の無端ベルトを有する記録装置である。ただし、このような構成に限定されない。
図1は本実施例の記録装置1の概略側面図である。
本実施例の記録装置1は、記録を行うための被記録媒体Pを保持するトレイ2を備えており、ピックアップローラーRpでピックアップされた被記録媒体Pはトレイ2から無端ベルト4まで搬送ローラーRにより搬送経路3を搬送方向A1に搬送される。ここで、搬送ローラーRは駆動ローラーと従動ローラーにより被記録媒体Pを挟持して搬送する。
本実施例の記録装置1は、単票タイプの被記録媒体Pを連続して搬送して連続して記録することができる。連続して被記録媒体Pに記録する場合、被記録媒体P同士の間隔が一定の間隔となるように、搬送ローラーとしての役割も兼ねるゲートローラーRgが開閉(回転及び停止)し、無端ベルト4に被記録媒体Pを送る。
無端ベルト4に送られた被記録媒体Pは、加圧ローラー7により押し当てられて無端ベルト4に付着する。無端ベルト4に付着されて担持された被記録媒体Pは、搬送方向A2に搬送されながら、インクを吐出するノズルが搬送方向A2と交差する方向に複数並べて設けられるラインヘッドである記録ヘッド9により、記録される。
なお、加圧ローラー7は、導電性の素材を用いて構成されており、接地されている。加圧ローラー7は、このような構成により、無端ベルト4をDC帯電させて被記録媒体Pを該無端ベルト4に吸着させる際、被記録媒体Pにおける無端ベルト4と接触している側とは反対側の面から電荷を逃がすことが可能な構成となっている。すなわち、本実施例の記録装置1は、DC帯電させた無端ベルト4に被記録媒体Pを吸着させるために、該被記録媒体Pを無端ベルト4とは逆に帯電させることが可能な構成となっている。
また、本実施例の記録装置1は、ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク及びイエローインクで記録可能なラインヘッドを備える記録装置であるが、このような構成に限定されない。記録ヘッドを往復走査させて記録する記録装置としてもよいし、その他の色のインクを使用可能な記録装置としてもよい。また、インクの種類ごとにラインヘッドを備えてもよいし、複数の種類のインクに対して1つのラインヘッドを備えてもよい。また、記録装置1は、例えばシアンインク、マゼンタインク及びイエローインクを備えず、ブラックインクのみで記録可能であってもよい。
また、本実施例の記録装置1は、記録ヘッド9に対して搬送方向A2の上流側及び下流側には、被記録媒体Pの通過を検出可能な光学センサーS1及び光学センサーS2が備えられている。このため、光学センサーS1で被記録媒体Pの通過を検出し、被記録媒体Pの搬送速度と光学センサーS1からS2までの距離とに基づく時間の経過後に光学センサーS2で被記録媒体Pの通過を検出しなかった場合、被記録媒体Pの搬送不良があったと判断することができる。被記録媒体Pの搬送不良を検出した場合、被記録媒体Pが搬送されていないにもかかわらず記録ヘッド9からインクが吐出されることとなるため、無端ベルト4にインクが付着することとなる。このため、本実施例の記録装置1は、光学センサーS1及び光学センサーS2により被記録媒体Pの搬送不良を検出すると、無端ベルト4のクリーニングを行う。
無端ベルト4のクリーニングは、クリーニング部38により実行可能である。クリーニング部38は、無端ベルト4に付着したインクをクリーニング可能な布Cを有する布ロールを方向Bに送りながらクリーニングすることが可能であるとともに、布ロールを送ることなくクリーニングすることも可能である。
本実施例の記録装置1の記録領域における搬送機構は、AC帯電回路19に接続され無端ベルト4をAC帯電させることが可能な帯電ローラー8と、DC帯電回路20に接続され無端ベルト4をDC帯電させることが可能な帯電ローラー18と、を備えている。なお、本実施例の記録装置1では、第1帯電部としてのAC帯電回路19と帯電ローラー8とが接続され、第2帯電部としてのDC帯電回路20と帯電ローラー18とが接続されている。そして、本実施例の記録装置1は、無端ベルト4を帯電させるために駆動する帯電部をAC帯電回路19とDC帯電回路20とで切り替えて該無端ベルト4を帯電させ、該無端ベルト4をローラー5、6により回転させて被記録媒体Pを搬送する構成である。
本実施例の記録装置1は、反転機構10により、被記録媒体Pの片面だけでなく両面に記録可能な構成となっている。本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pの両面に記録する場合、被記録媒体Pの片面(第1面)への記録終了後、被記録媒体Pの搬送方向を変更可能なガイド部G1を移動させることにより、被記録媒体Pが搬送経路11を通るようにする。そして、片面への記録が終了した被記録媒体Pは、一度スタック部12にスタックされ、搬送経路13を通り搬送経路3に戻されることにより該片面の裏面(第2面)が記録ヘッド9に対向するように、搬送経路11及び搬送経路13を搬送方向A3に搬送され、再び搬送方向A1及び搬送方向A2に搬送される。
本実施例の記録装置1は、記録ヘッド9による記録が終了した被記録媒体Pを、搬送経路14を搬送方向A4に搬送してトレイ15にスタックすることができるとともに、搬送経路16を搬送方向A5に搬送してトレイ17にスタックすることができる。すなわち、被記録媒体Pの片面に記録する場合において、搬送経路16は、記録ヘッド9により記録がなされた被記録媒体Pを反転して排出する排出機構の役割を有している。
なお、このトレイ15へのスタックとトレイ17へのスタックとの切り替えは、ガイド部G2を移動させることにより行われる。
次に、本実施例の記録装置1における電気的な構成について説明する。
図2は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部21には、記録装置1の全体の制御を司るCPU22が設けられている。CPU22は、システムバス23を介して、CPU22が実行する各種制御プログラム等を格納したROM24と、データを一時的に格納可能なRAM25と接続されている。また、CPU22は、システムバス23を介して、記録ヘッド9を駆動するためのヘッド駆動部26と接続されている。
また、CPU22は、システムバス23を介して、ピックアップローラー用モーター33、ゲートローラー用モーター34、搬送ローラー用モーター28及び無端ベルト駆動ローラー用モーター35を駆動させるためのモーター駆動部27と接続されている。
また、CPU22は、記録装置1に設けられたモニター31及びコントロールパネル32、AC帯電回路19、DC帯電回路20、並びに、記録データ等をPC等の外部装置から入力する等のためのインターフェース30とデータ及び信号の送受信を行うための入出力部29と接続されている。
また、制御部21には温度センサー36及び湿度センサー37が設けられ、これらはシステムバス23を介してCPU22と接続されている。
制御部21は、被記録媒体Pの搬送時における水分に関する様々な情報に基づいて、第1帯電部であるAC帯電回路19と第2帯電部であるDC帯電回路20とを切り替えて無端ベルト4を帯電するよう制御する。
例えば、制御部21は、湿度センサー37から入力される湿度情報に基づいて、無端ベルト4を帯電する帯電部を、前記第1帯電部と前記第2帯電部とで切り替える。具体的には、湿度センサー37が検出した湿度が予め定められた閾値よりも高い場合には、無端ベルト4の帯電を前記第2帯電部が行うよう制御する。
また、本実施例の記録装置1は、湿度情報をユーザーがコントロールパネル32やインターフェース30を介して外部装置から入力可能である。制御部21は、該湿度情報として入力された湿度が予め定められた閾値よりも高い場合には、無端ベルト4の帯電を前記第2帯電部が行うよう制御することもできる。
また、制御部21は、無端ベルト4へのインク付着情報を入力可能であって、前記インク付着情報を入力した場合は、無端ベルト4の帯電を前記第2帯電部が行うよう制御する。具体的には、光学センサーS1で被記録媒体Pの通過を検出し光学センサーS2により被記録媒体Pの通過を検出しなかった場合に、無端ベルト4へのインク付着情報を入力したと見なし、無端ベルト4の帯電を前記第2帯電部が行うよう制御する。
また、制御部21は、前記インク付着情報を入力した場合は、予め定められた時間、記録を止め、クリーニング部38により布ロールの布Cを方向Bに送りながら無端ベルト4をクリーニングするようクリーニング部38を制御する。そして、その後、予め定められた時間、布ロールの布Cを送ることなく無端ベルト4をクリーニングするようクリーニング部38を制御しつつ、無端ベルト4の帯電を前記第2帯電部が行うよう制御して記録を再開する。
また、制御部21は、記録を開始してから予め定められた時間を経過すると、無端ベルト4の帯電を前記第2帯電部が行うよう制御する。この制御は、長時間記録を実行すると無端ベルト4の付近の湿度は上昇するが、予め定められた時間記録を実行したことに伴って無端ベルト4の付近の湿度が閾値を超えたと見なして、無端ベルト4の帯電を前記第2帯電部が行う制御である。
なお、無端ベルト4の付近に湿度センサーを設け、記録に伴う無端ベルト4の付近の湿度を実際に検出可能な構成とし、該湿度センサーで検出された湿度が閾値を超えた場合に、無端ベルト4の帯電を前記第2帯電部により行わせてもよい。
また、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pの第1面への記録後に該被記録媒体Pを反転機構10により反転させて前記第1面の反対側の第2面に記録する両面記録モードを有している。
制御部21は、前記両面記録モードでの前記第2面への記録の際、無端ベルト4の帯電を前記第2帯電部が行う制御をする。また、本実施例の記録装置1は、この際、前記第1面への記録の際及び前記第2面への記録の際の両方において、前記担持面の帯電を前記第2帯電部が行う制御をする。
[実施例2](図3)
次に、本発明の実施例2に係る記録装置について説明する。
図3は、本発明の実施例2に係る記録装置の概略側面図である。なお、上記実施例と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
本実施例の記録装置1は、無端ベルト4の帯電部の構成のみが実施例1の記録装置1と相違する。
本実施例の無端ベルト4の帯電部は、帯電ローラー8に接続される帯電回路をAC帯電回路19とDC帯電回路20とでスイッチSWによって切り替え可能な構成となっている。なお、スイッチSWの切り替え制御は制御部21によって行われる。
このように、本実施例の記録装置1では、第1帯電部がAC帯電回路19により構成され、第2帯電部がDC帯電回路20により構成され、制御部21がスイッチSWを制御して無端ベルト4を帯電する帯電部を切り替え可能である。なお、制御部21による無端ベルト4を帯電する際の帯電部の切り替え条件は、実施例1の記録装置1と同様である。
[記録方法の実施例](図4)
次に、本実施例の記録方法について説明する。
図4は、本実施例の記録方法を表すフローチャートである。
なお、本実施例の記録方法は、実施例1の記録装置1を用いて行った実施例である。
本実施例の記録方法では、記録装置1が記録データを入力すると、最初に、ステップS110において、制御部21は、湿度センサー37から湿度情報を入力し、湿度が予め定められた閾値を超えているか否かを判断する。本ステップで、湿度が予め定められた閾値を超えていると判断した場合はステップS150に進み、湿度が予め定められた閾値を超えていないと判断した場合はステップS120に進む。
ステップS120において、制御部21は、インク付着情報を入力したか否かを判断する。具体的には、光学センサーS1で被記録媒体Pの通過を検出し光学センサーS2により被記録媒体Pの通過を検出しなかった場合に、制御部21は無端ベルト4へのインク付着情報を入力したと見なす。本ステップで、インク付着情報を入力したと判断した場合はステップS150に進み、インク付着情報を入力しなかったと判断した場合はステップS130に進む。
なお、本ステップでインク付着情報を入力したと判断した場合は、光学センサーS1と光学センサーS2の間で被記録媒体Pが停滞したことが想定されるため、停滞した被記録媒体を除去したり、無端ベルト4をクリーニングしたりなどした後に、ステップS150を実行する。
ステップS130において、制御部21は、記録開始してから所定時間経過したか否かを判断する。具体的には、記録装置1が記録データを入力して記録動作を開始してから予め定められた時間を経過したか否かを制御部21は判断する。本ステップで、記録開始してから所定時間経過したと判断した場合はステップS150に進み、記録開始してから所定時間経過していないと判断した場合はステップS140に進む。
ステップS140において、制御部21は、両面記録モードで記録を行うか否かを判断する。具体的には、記録装置1が入力した記録データが、両面記録モードで記録を行う記録データか、被記録媒体Pの片面のみに記録を行う片面記録モードで記録を行う記録データかを制御部21は判断する。本ステップで、両面記録モードで記録を行うと判断した場合はステップS150に進み、片面記録モードで記録を行うと判断した場合はステップS160に進む。
なお、本実施例の記録方法では、両面記録モードで記録を行うと判断した場合は、前記第1面に記録を行う場合(前記第1面に記録を行う被記録媒体Pを搬送する場合)と前記第2面に記録を行う場合(前記第2面に記録を行う被記録媒体Pを搬送する場合)の何れも無端ベルト4をDC帯電させて記録する。ただし、前記第1面に記録を行う場合は無端ベルト4をAC帯電させ、前記第2面に記録を行う場合は無端ベルト4をDC帯電させ、無端ベルト4を帯電させる帯電部を切り替えながら記録させてもよい。例えば、前記第1面に記録を行う被記録媒体Pと前記第2面に記録を行う被記録媒体Pとが交互に搬送される場合は、無端ベルト4を帯電させる帯電部を交互に切り替えながら記録させてもよい。また、無端ベルト4の帯電を交互に切り替えることが困難な場合、例えば被記録媒体の搬送方向の長さが帯電を交互に切り替えるのに十分な長さでない場合には、両面を記録させる記録命令中は、第1面と第2面ともに無端ベルト4の表面をDC帯電させた状態で被記録媒体を搬送させることも可能である。
ステップS150においては、無端ベルト4の帯電を前記第2帯電部が行うことにより無端ベルト4をDC帯電させて記録する。そして、ステップS170に進む。
一方、ステップS160においては、無端ベルト4の帯電を前記第1帯電部が行うことにより無端ベルト4をAC帯電させて記録する。そして、ステップS170に進む。
すなわち、本実施例の記録方法は、ステップS110からステップS160により、湿度情報を入力し、該湿度情報に基づいて第1帯電部と第2帯電部とを切り替えて無端ベルト4を帯電して、記録する。
ステップS170においては、制御部21は、記録装置1に入力された記録データの記録が終了したかどうかを判断する。本ステップにおいて、記録が終了していないと判断した場合は記録が終了したと判断するまでステップS110に戻り、記録が終了したと判断した場合は本実施例に係る記録方法を終了する。
[変形例]
なお、ステップS120においてインク付着情報を入力したと判断した場合に、ステップS150に進む前に、被記録媒体Pへの記録を行うことなく布ロールの布Cを送りつつ無端ベルト4をクリーニングし、さらにその後ステップS150に進み、被記録媒体Pへの記録を行いつつ布ロールの布Cを送ることなく無端ベルト4をクリーニングしてもよい。この場合、布ロールの布Cを送りつつ無端ベルト4をクリーニングすることで、布ロールの布Cを送ることなく無端ベルト4をクリーニングする場合よりも、無端ベルト4に付着したインクを効率的に拭き取ることができる。そして、DC帯電により記録が行える程度に無端ベルト4をクリーニングした後に、ステップS150のDC帯電による記録を行うことで、ステップS160のAC帯電による記録を行える程度に無端ベルト4をクリーニングする場合よりも、記録のスループットの低下を抑制することができる。また、布ロールの布Cを送ることなくクリーニングすることで、布ロールの消費を抑制できる。なお、布ロールの布Cを送りながら行うクリーニングは、所定の時間だけ行ってもよいし、打端ベルト4に付着したインクを検出するための光学センサーを記録装置1に備え、当該光学センサーの検出結果に応じた時間だけ行ってもよい。
また、ステップS120における制御部21の判断において、無端ベルト4に対して付着したインク量を検出するための光学センサーなどのセンサーを記録装置1に備え、当該光学センサーの検出結果を、上述のインク付着情報としてもよい。そして、当該光学センサーの検出結果により特定されたインク付着量が所定の閾値を超える場合にステップS150に進み、超えない場合にステップS130へ進む。ここで、無端ベルト4に付着したインクは、被記録媒体Pの搬送に影響を与える水分であるので、この場合であっても被記録媒体の搬送時における水分の影響を抑制することが可能になる。
また、本実施例の記録装置1では、ステップS120における制御部21の判断に用いる光学センサーS1を、記録ヘッド9に対して搬送方向Aの上流側に、光学センサーS2を、記録ヘッド9に対して搬送方向Aの下流側にそれぞれ設けた。しかし、例えば光学センサーS1をゲートローラーRgの位置に、光学センサーS2をガイド部G1の位置に設け、それぞれの検出結果により無端ベルト4にインクが付着したか否かを擬制してもよい。また、無端ベルト4の代わりに搬送ドラムを用いてもよく、搬送ドラム上の搬送不良を検出してもよい。
なお、上述した実施例および変形例では、無端ベルト4をDC帯電させて記録するのかAC帯電させて記録するのかを、各ステップS110〜S140等における制御部21の判断に応じて切り替えたが、制御部21は各ステップS110〜S140のいずれかのみの判断しか行わなくてもよいし、選択的に2つ以上の判断のみをおこなってもよい。また、2つ以上の判断を行う場合に、判断する順番はこれ以外の順番であってもよい。この場合であっても、被記録媒体の搬送時における水分の影響を抑制することが可能になる。
また、クリーニング部38によるクリーニングは布ロールによるクリーニングに限られず、例えばワイパーにより無端ベルト4に付着したインクを拭き取ってもよい。
また、上述した実施例では、無端ベルト4をDC帯電させて記録するのかAC帯電させて記録するのかを、各ステップS110〜S140における制御部21の判断に応じて切り替えたが、制御部21は各ステップS110〜S140のいずれかのみの判断しか行わなくてもよいし、選択的に2つ以上の判断のみを行ってもよい。この場合であっても、被記録媒体の搬送時における水分の影響を抑制することが可能になる。また、選択的に2つ以上の判断を行う場合に、いずれかの判断でステップS150のDC帯電による記録を行うと判断されれば、残る判断でそう判断されなくてもステップS150のDC帯電による記録を行ってもよい。この場合であっても、被記録媒体の搬送時における水分の影響をできるだけ抑制することが可能になる。
[搬送性評価]
次に、上記実施例の記録装置1を用いて搬送性評価を行った。下記にその評価方法及び評価結果を示す。
下記表1に記載の相対湿度及び温度35℃の条件で記録装置1を12時間放置した。
その後、搬送方向の長さ210mmのA4の被記録媒体P50枚に記録し、被記録媒体Pの搬送が適切にされているかを下記表1の搬送吸着力として、下記の基準で評価した。
○:PG1.0mmで正常搬送
△:PG1.5mmで正常搬送、PG1.0mmで許容範囲内の被記録媒体Pと記録装置1の構成部材との干渉有
×:PG1.5mmでジャムが多発し許容範囲外
なお、被記録媒体Pは、XeroxP紙を用いた。搬送速度は、15ips(inch per second)とした。また、AC帯電は、45Hzで±2kVの電圧を印加し,DC帯電は、1.5kVの電圧を印加した。
また、帯電ベルト4の外層の組成はポリイミド、厚みは30μm、表面抵抗率は1.2×1012とし、内層の組成はポリイミド、厚みは80μm、表面抵抗率は4.5×10とした。なお、外層の厚みは、20〜40μmでもよく、内層の厚みは、60〜70μmでもよい。詳細は後述する。
なお、表面抵抗率は、23℃、相対湿度55%の環境下で、円形電極(例えば、三菱化学(株)製ハイレスターUPの「URSプローブ」)又は四探針電極(例えば、三菱化学(株)製ロレスタ)を用い測定することができる。測定条件としては、例えば、荷重2.0kg、チャージ時間10秒とし、印可電圧は10V又は250Vを印可して測定することができる。
Figure 0006202244
同様に表2に記載の相対湿度及び温度15℃の条件で記録装置1を12時間放置した。
その後、搬送方向の長さ210mmのA4の被記録媒体P100枚に記録し、ガイド部G1で搬送方向の変更が適切にされているかを下記表2の搬送負荷として、下記の基準で評価した。
○:ガイド部G1で搬送方向の変更が適切に行われた被記録媒体Pの枚数が100枚
△:ガイド部G1で搬送方向の変更が適切に行われた被記録媒体Pの枚数が90枚以上100枚未満
×:ガイド部G1で搬送方向の変更が適切に行われた被記録媒体Pの枚数が10枚以下
なお、被記録媒体Pは、XeroxP紙を用いた。搬送速度は、15ips(inch per second)とした。また、AC帯電は、45Hzで±2kVの電圧を印加し,DC帯電は、1.5kVの電圧を印加した。
また、帯電ベルト4の外層の組成はポリイミド、厚みは30μm、表面抵抗率は1.2×1012とし、内層の組成はポリイミド、厚みは80μm、表面抵抗率は4.5×10とした。なお、外層の厚みは、20〜40μmでもよく、内層の厚みは、60〜70μmでもよい。詳細は後述する。
なお、表面抵抗率は、23℃、相対湿度55%の環境下で、円形電極(例えば、三菱化学(株)製ハイレスターUPの「URSプローブ」)又は四探針電極(例えば、三菱化学(株)製ロレスタ)を用い測定することができる。測定条件としては、例えば、荷重2.0kg、チャージ時間10秒とし、印可電圧は10V又は250Vを印可して測定することができる。
Figure 0006202244
上記表1及び表2から明らかなように、相対湿度が50%以上70%以下の範囲において閾値を設定し、当該閾値に対して相対湿度が上回る場合には担持面にDC帯電を行い、下回る場合には担持面にAC帯電を行うことが好ましい。さらには、相対湿度が65%を閾値に設定し、当該閾値に対して相対湿度が上回る場合には担持面にDC帯電を行い、下回る場合には担持面にAC帯電を行うことがより好ましい。その結果、比較的に低湿度環境ではAC帯電させることにより支持担持面から外れた後の被記録媒体Pの搬送の際の搬送負荷の増大を抑制することが可能となり、被記録媒体Pからの放電が生じやすい比較的に高湿度環境ではDC帯電させることにより水分の影響により被記録媒体が支持担持面に吸着しづらくなることを抑制することが可能になる。
なお、気温が30℃を下回る場合には空気中の水分量の影響が小さいので担持面をAC帯電のみで帯電させ、30℃を上回る場合に上述したように相対湿度に応じてAC帯電とDC帯電とを切り替えてもよい。また、上述した実施例では、無端ベルト4の帯電は空気中の水分量の影響を受けるので相対湿度に応じて帯電の方式を切り替えたが、湿度および温度に応じて帯電の方式を切り替えてもよい。
(無端ベルト)
次に、上記の評価で用いた無端ベルト4について説明する。
上記の評価で用いた無端ベルト4は、内層と外層とを有し、被記録媒体Pを外層に担持させて搬送する搬送ベルトである。なお、内層と外層との間に中間層を備えていてもよく、2層で構成されるもののほか3層以上で構成されるものでもよい。
内層を構成する成分等については特に限定はないが、無端ベルト4の機械強度を確保しつつ静電吸着のための導通を確保できる等の観点から、導電性のポリイミド系樹脂を含むものを用いた。ポリイミド系樹脂成分を含むことで、製膜時の溶剤除去とイミド化時の架橋により成形時の残留歪を取り除き、環境変化時の寸法変動やうねりたわみを少なくでき、周長変化も少なくすることができる。外層も同様の観点から、導電性のポリイミド系樹脂を含むものを用いた。ただし、内層や外層はこれらに限られず、また内層と外層とで異なっていてもよい。
導電性ポリイミド系樹脂は、ポリイミド系樹脂及び導電材を含んでいる。ポリイミド系樹脂としては、例えば、熱可塑性ポリイミド、熱硬化性ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド等を使用することができる。これにより、駆動ロール張架によるベルトの変形を防ぐことができ安定した用紙吸着性を付与できる。好ましくは、熱硬化性のポリイミドである。
熱硬化性ポリイミドとしては、芳香族テトラカルボン酸成分と芳香族ジアミン成分とを有機溶媒中で反応させて得られるものが好ましく用いられる。
芳香族テトラカルボン酸成分としては、例えば、ピロメリット酸、ナフタレン−1,4,5,8テトラカルボン酸、2,2’,3,3’ビフェニルテトラカルボン酸、ナフタレン−2,3,6,7−テトラカルボン酸、2,3,5,6−ビフェニルテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンノンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ジフェニルテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−アゾベンゼンテトラカルボン酸、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メタン、ビス(3,4−ジカルボキシフェニルメタン)、ビス(3,4ジカルボキシフェニルプロパン)、ビス(3,4ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン等、又はこれらの酸二無水物があげられ、これらのうち単独又は2種以上の混合物でよい。好ましくは、3,3’,4,4’−ジフェニルテトラカルボン酸又はその酸二無水物、及びピロメリット酸である。
芳香族ジアミン成分としては、例えば、m−フェニルジアミン、p−フェニルジアミン、2,4−アミノトルエン、2,6−アミノトルエン、2,4−ジアミノクロロベンゼン、m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミン、1,4−ジアミノナフタレン、1,5−ジアミノナルタレン、2,6−ジアミノナフタレン、2,4’−ジアミノナフタレンビフェニル、ベンジジン、3,3−ジメチルベンジジン、3,3’−ジメトキシベンジジン、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(ODA)、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’−ジアミノベンゾフェノン、4,4’−ジアミノフェニルスルホン、4,4’−ジアミノアゾベンゼン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、ビスーアミノフェニルプロパン等が挙げられる。好ましくは、p−フェニルジアミン、又は4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(ODA)である。
有機溶媒として、例えば,N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホニルトリアミド等が挙げられる。必要に応じて、クレゾール、フェノール、キシレノール等のフェノール類、ヘキサンベンゼン、トルエン等の炭化水素類を混合してもよい。また、これらを単独で用いても、2種以上の混合物として使用してもよい。
熱可塑性ポリイミドの場合は、芳香族テトラカルボン酸成分としては前記熱硬化性ポリイミドで例示するものと同じものが例示できるが、芳香族ジアミン成分としては、例えば、ビス[4−{3−(4−アミノフェノキシ)ベンゾイル}フェニル]エーテル、4,4´−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]スルフィド、2,2´−ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン等を挙げることができ、これらの中で適宜組合せて使用できる。
ポリエーテルイミドの場合は、芳香族ジアミン成分としては前記熱硬化性ポリイミドで例示するものと同じものが例示できるが、芳香族テトラカルボン酸成分としては、例えば、ビスフェノール−A型テトラカルボン酸二無水物等を挙げることができ、これらの中で適宜組合せて使用できる。
ポリアミドイミドの場合は、無水トリメリット酸と芳香族ジアミン成分から調製され、芳香族ジアミン成分としては前記熱硬化性ポリイミドで例示するものと同じものが例示できる。
導電材としては、電子伝導性導電材、イオン導電性材料等が例示される。電子伝導性導電材としては、例えば、カーボンブラック、グラファイト、Al、Ni、銅等のフィラーや、酸化錫、酸化亜鉛、チタン酸K、酸化In、酸化錫−酸化In、酸化Sbなどの複合酸化物が挙げられる。また、イオン導電性材料としては、例えば、アンモニウム塩、スルホン酸塩、カチオン、ノニオン、アニオン系の界面活性材が挙げられる。
導電材のうち好ましくはカーボンブラックである。例えば、ガスブラック、アセチレンブラック、オイルファーネスブラック、サーマルブラック、チャネルブラック、ケッチェンブラック等が挙げられる。より少量の混合で所望の導電率を得るのに有効なものとしては、ケッチェンブラック、アセチレンブラックとオイルファーネスブラックである。なお、ケッチェンブラックとは、コンタクティブファーネス系のカーボンブラックである。
1 記録装置、2 トレイ、3 搬送経路、4 無端ベルト(担持面)、5 ローラー、
6 ローラー、7 加圧ローラー、8 帯電ローラー、9 記録ヘッド、
10 反転機構、11 搬送経路、12 スタック部、13 搬送経路、
14 搬送経路、15 トレイ、16 搬送経路、17 トレイ、
18 帯電ローラー、19 AC帯電回路(第1帯電部)、
20 DC帯電回路(第2帯電部)、21 制御部、22 CPU、
23 システムバス、24 ROM、25 RAM、26 ヘッド駆動部、
27 モーター駆動部、28 搬送ローラー用モーター、29 入出力部、
30 インターフェース、31 モニター、32 コントロールパネル、
33 ピックアップローラー用モーター、34 ゲートローラー用モーター、
35 無端ベルト駆動ローラー用モーター、36 温度センサー、
37 湿度センサー、38 クリーニング部、C 布ロールの布、G1 ガイド部、
G2 ガイド部、R 搬送ローラー、Rg ゲートローラー、
Rp ピックアップローラー、S1 光学センサー、S2 光学センサー、
SW スイッチ

Claims (12)

  1. 帯電された担持面により被記録媒体を担持し、前記担持面を移動させることにより前記被記録媒体を搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構によって搬送される前記被記録媒体に記録可能な記録ヘッドと、
    前記担持面に、マイナスの電荷が帯電した帯電領域と、プラスの電荷が帯電した帯電領域とを交互に形成するAC帯電を行う第1帯電部と、
    前記担持面に、前記マイナスの電荷が帯電した帯電領域と、前記プラスの電荷が帯電した帯電領域とのいずれかを形成するDC帯電を行う第2帯電部と、
    前記第1帯電部により前記担持面に前記AC帯電を行うのか、前記第2帯電部により前記担持面に前記DC帯電を行うのかを切り替える制御部と、
    を備える記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    湿度を特定する手段をさらに備え、
    前記制御部は、
    特定された前記湿度が閾値の湿度を超えない場合に、前記第1帯電部により前記担持面に前記AC帯電を行い、
    特定された前記湿度が閾値の湿度を超える場合に、前記第2帯電部により前記担持面に前記DC帯電を行う、記録装置。
  3. 請求項1又は2に記載の記録装置において、
    前記搬送機構における搬送不良の有無を特定する搬送不良特定手段をさらに備え、
    前記制御部は、
    搬送不良が無いことが特定された場合に、前記第1帯電部により前記担持面に前記AC帯電を行い、
    搬送不良が有ることが特定された場合に、前記第2帯電部により前記担持面に前記DC帯電を行う、記録装置。
  4. 請求項3に記載の記録装置において、
    前記搬送機構は、無端ベルトであり、
    前記搬送不良特定手段は、前記無端ベルトにおける搬送不良の有無を特定する、記録装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記担持面に対して液体が付着した量を特定する手段をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記液体が付着した量が閾値の量を超えない場合に、前記第1帯電部により前記担持面に前記AC帯電を行い、
    前記液体が付着した量が閾値の量を超える場合に、前記第2帯電部により前記担持面に前記DC帯電を行う、記録装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記被記録媒体に記録が開始されてから経過した時間を特定する手段をさらに備え、
    前記制御部は、
    特定された前記時間が閾値の時間を超えない場合に、前記第1帯電部により前記担持面に前記AC帯電を行い、
    特定された前記時間が閾値の時間を超える場合に、前記第2帯電部により前記担持面に前記DC帯電を行う、記録装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記被記録媒体を反転させる反転機構をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記被記録媒体の第1面への記録後に、該被記録媒体を前記反転機構により反転させて前記第1面の反対側の第2面に前記記録ヘッドにより記録する両面記録モードにより記録可能であり、
    前記第1面への記録の際、前記第1帯電部により前記担持面に前記AC帯電を行い、
    前記第2面への記録の際、前記第2帯電部により前記担持面に前記DC帯電を行う、記録装置。
  8. 請求項1から6のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記被記録媒体を反転させる反転機構をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記被記録媒体の第1面への記録後に、該被記録媒体を前記反転機構により反転させて前記第1面の反対側の第2面に前記記録ヘッドにより記録する両面記録モードにより記録可能であり、
    前記両面記録モードによる前記第1面への記録の際および前記第2面への記録の際、前記第2帯電部により前記担持面に前記DC帯電を行う、記録装置。
  9. 請求項3から8のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記担持面をクリーニングするクリーニング部を備え、
    前記クリーニング部は、前記第1帯電部による前記AC帯電から前記第2帯電部による前記DC帯電へ切り替えられる場合に、前記担持面をクリーニングする、記録装置。
  10. 請求項9に記載の記録装置において、
    前記クリーニング部は、布ロールを有し、
    布を送りながら前記担持面をクリーニングすることが可能であり、
    前記第2帯電部により前記担持面に前記DC帯電が行われている間、前記布を送ることなく前記担持面をクリーニングする、
    記録装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記記録ヘッドは、インクを吐出するノズルが前記被記録媒体の搬送方向と交差する方向に複数並べて設けられるラインヘッドであることを特徴とする記録装置。
  12. 帯電された担持面により被記録媒体を担持し、前記担持面を移動させることにより前記被記録媒体を搬送する搬送機構と、前記搬送機構によって搬送される前記被記録媒体に記録可能な記録ヘッドと、前記担持面に、マイナスの電荷が帯電した帯電領域と、プラスの電荷が帯電した帯電領域とを交互に形成するAC帯電を行う第1帯電部と、前記担持面に、前記マイナスの電荷が帯電した帯電領域と、前記プラスの電荷が帯電した帯電領域とのいずれかを形成するDC帯電を行う第2帯電部と、を備える記録装置を用いて行う記録方法であって、
    前記第1帯電部により前記担持面に前記AC帯電を行うことと、前記第2帯電部により前記担持面に前記DC帯電を行うこととを切り替えて、前記記録ヘッドにより前記被記録媒体に記録を行う、記録方法。
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