JP6201790B2 - 画像検査装置、画像検査システム及び画像検査方法 - Google Patents

画像検査装置、画像検査システム及び画像検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像検査装置、画像検査システム及び画像検査方法に関し、特に、欠陥判定されたページの情報をネットワークを介して送信する際の暗号化に関する。
従来、印刷物の検品は人手によって行われてきたが、近年オフセット印刷の後処理として、検品を行う装置が用いられている。このような検品装置は、まず、印刷物の読取画像の中から良品のものを人手によって選択して読み取ることにより基準となるマスター画像を生成する。そして、検品装置は、生成されたマスター画像と検査対象の印刷物の読取画像の対応する部分を比較し、これらの差分の程度により印刷物の欠陥を判別している。
しかし、近年普及が進んでいる電子写真などの無版印刷装置は少部印刷を得意としており、バリアブル印刷など毎ページ印刷内容の異なるケースも多く、オフセット印刷機のように印刷物からマスター画像を生成して比較対象とすることは非効率である。この問題に対応するため、印刷データからマスター画像を生成することが考えられる。これにより、バリアブル印刷に効率的に対応可能である。
このような印刷物の欠陥検知技術においては、欠陥の検知された欠陥ページのデータをネットワークを介して他の情報処理装置に送信し、第三者に閲覧させる場合がある。例えば、欠陥原因の特定のために、装置のメーカーに閲覧させる場合等である。このような場合において、検査対象の画像中に含まれる個人情報等の開示するべきでない情報は、暗号化などの処理をすることが望まれる。
画像情報の一部を暗号化する技術として、画像情報を符号化する際の符号化ユニット毎に暗号化を行う方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された技術によれば、画像情報を符号化する際の符号化ユニットを単位として暗号化を行っているため、画像上において開示するべきでない情報が表示されている部分を選択的に暗号化することはできない。特に上述したような画像検査においては、欠陥が生じた部分は暗号化することなく開示する必要があるため、個人情報などの暗号化するべき部分のみを選択的に暗号化する必要がある。
しかしながら、暗号化するべき部分について欠陥が検知された場合、情報の保護の観点では暗号化するべきであるが、欠陥原因の特定のためには暗号化することなく第三者に開示することが求められる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、欠陥判定されたページの画像において暗号化するべき部分に欠陥が検知された場合に、情報の開示を制限して、且つ欠陥内容を開示することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、記録媒体上に画像形成出力された画像を読み取った読取画像の検査を行う画像検査装置であって、画像形成出力するべき画像の情報に基づいて前記読取画像の検査を行うための検査用画像を生成する検査用画像生成部と、前記検査用画像と前記読取画像との差分に基づいて前記読取画像を構成する画素毎に欠陥を判定した結果を取得する検査結果取得部と、前記読取画像を構成する画素毎に欠陥を判定した結果に基づいて前記読取画像が欠陥であると判定された場合に、前記画像形成出力するべき画像において開示を制限するべき開示制限情報が表示されている領域を示す開示制限位置情報に基づき、前記読取画像のうち前記開示制限情報が表示されている画素の値を変化させて前記開示制限情報の判別が不可能な状態にする開示制限処理部と、前記開示制限情報の判別が不可能な状態に処理された読取画像をネットワークを介して送信する情報送信部とを含み、前記開示制限処理部は、前記開示制限情報が表示されている領域に含まれる画素が欠陥として判定された場合、その画素の値を変化させることなく維持することを特徴とする。
本発明によれば、欠陥判定されたページの画像において暗号化するべき部分に欠陥が検知された場合に、情報の開示を制限して、且つ欠陥内容を開示することが可能となる。
本発明の実施形態に係る検査装置を含む画像形成システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る検査装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るエンジンコントローラ、プリントエンジン、検査装置及び後処理装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るプリントエンジン、検査装置及び後処理装置の機械的構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るマスター画像処理部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るプレプリント画像及び可変データの態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る開示制限情報の態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る開示制限位置情報の態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る暗号化用情報の態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る検査装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る秘密鍵の情報を示す図である。 本発明の実施形態に係る暗号化の態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る暗号化動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る暗号化態様を示す図である。 本発明の実施形態に係るタグ情報の態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る開示制限判断リストの情報を示す図である。 本発明の実施形態に係る暗号化態様を示す図である。 本発明の実施形態に係るセキュリティレベルの情報を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像の比較検査の態様を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、画像形成出力による出力結果を読み取った読取画像とマスター画像とを比較することにより出力結果を検査する検査装置を含む画像検査システムにおいて、欠陥と認定されたページをネットワークを介して他の情報処理装置に送信する際の画像の一部の暗号化について説明する。
また、本実施形態においては、枠線等のフォーマットとなる画像であるプレプリント画像が予め印刷された用紙(以降、プレプリント用紙とする)に対して、帳票データ等の可変データの画像を出力するプレプリント印刷について、出力結果を検査する検査装置を含む画像形成システムについて説明する
図1は、本実施形態に係る画像形成システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成システムは、DFE(Digital Front End)1、エンジンコントローラ2、プリントエンジン3及び検査装置4を含む。また、検査装置4は、インターネットなどのネットワーク回線を介して、他の情報処理装置5と通信可能である。
DFE1は、受信した印刷ジョブに基づいて印刷出力するべき画像データ、即ち出力対象画像であるビットマップデータを生成し、生成したビットマップデータをエンジンコントローラ2に出力する。エンジンコントローラ2は、DFE1から受信したビットマップデータに基づいてプリントエンジン3を制御して画像形成出力を実行させる。また、本実施形態に係るコントローラ2は、DFE1から受信したビットマップデータを、プリントエンジン3による画像形成出力の結果を検査装置4が検査する際に参照するための検査用画像の元となる情報として検査装置4に送信する。
プリントエンジン3は、エンジンコントローラ2の制御に従い、ビットマップデータに基づいて記録媒体である用紙に対して画像形成出力を実行する画像形成装置である。尚、記録媒体としては、上述した用紙の他、フィルム、プラスチック等のシート状の材料で、画像形成出力の対象物となるものであれば採用可能である。検査装置4は、エンジンコントローラ2から入力されたビットマップデータに基づいてマスター画像を生成する。そして、検査装置4は、プリントエンジン3が出力した用紙を読取装置で読み取って生成した読取画像を上記生成したマスター画像と比較することにより、出力結果の検査を行う画像検査装置である。
検査装置4は、マスター画像と読取画像との比較により出力結果に欠陥があると判断した場合、欠陥として認定されたページを示す情報をエンジンコントローラ2に通知する。これにより、エンジンコントローラ2によって欠陥ページの再印刷制御が実行される。また、本実施形態にかかる検査装置4は、欠陥ページにおいて表示されている情報のうち、第三者に開示するべきでない情報(以降、「開示制限情報」とする)を選択的に暗号化した上で、ネットワークを介して情報処理装置5に送信する。
情報処理装置5は、PC(Personal Computer)等の一般的な情報処理装置によって構成され、検査装置4による検査結果に応じて、欠陥判定されたページの画像情報を受信する。
ここで、本実施形態に係るエンジンコントローラ2、プリントエンジン3、検査装置4及び情報処理装置5の機能ブロックを構成するハードウェア構成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る検査装置4のハードウェア構成を示すブロック図である。図2においては、検査装置4のハードウェア構成を示すが、エンジンコントローラ2、プリントエンジン3及び情報処理装置5についても同様である。
図2に示すように、本実施形態に係る検査装置4は、一般的なPC(Personal Computer)やサーバ等の情報処理装置と同様の構成を有する。即ち、本実施形態に係る検査装置4は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40及びI/F50がバス90を介して接続されている。また、I/F50にはLCD(Liquid Crystal Display)60、操作部70及び専用デバイス80が接続されている。
CPU10は演算手段であり、検査装置4全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納されている。
I/F50は、バス90と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD60は、ユーザが検査装置4の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部70は、キーボードやマウス等、ユーザが検査装置4に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
専用デバイス80は、エンジンコントローラ2、プリントエンジン3及び検査装置4において、専用の機能を実現するためのハードウェアであり、プリントエンジン3の場合は、画像形成出力対象の用紙を搬送する搬送機構や、紙面上に画像形成出力を実行するプロッタ装置である。また、エンジンコントローラ2、検査装置4の場合は、高速に画像処理を行うための専用の演算装置である。このような演算装置は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)として構成される。また、紙面上に出力された画像を読み取る読取装置も含まれる。
このようなハードウェア構成において、ROM30やHDD40若しくは図示しない光学ディスク等の記録媒体に格納されたプログラムがRAM20に読み出され、CPU10がそれらのプログラムに従って演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るエンジンコントローラ2、プリントエンジン3、検査装置4及び情報処理装置5の機能を実現する機能ブロックが構成される。
図3は、本実施形態に係るエンジンコントローラ2、プリントエンジン3及び検査装置4の機能構成を示すブロック図である。図3においては、データの送受信を実線で、用紙の流れを破線で示している。図3に示すように、本実施形態に係るエンジンコントローラ2は、データ取得部201、エンジン制御部202、ビットマップ送信部203を含む。また、プリントエンジン3は、印刷処理部301を含む。また、検査装置4は、読取装置400、読取画像取得部401、マスター画像処理部402、検査制御部403及び比較検査部404を含む。また、検査制御部403は、検査結果取得部431、開示制限処理部432及び情報送信部433を含む。
データ取得部201は、DFE1から入力されるビットマップデータを取得し、エンジン制御部202及びビットマップ送信部203夫々を動作させる。ビットマップデータは、画像形成出力するべき画像を構成する各画素の情報である。また、データ取得部201は、受信したビットマップデータによって表現される画像上において、上述した開示制限情報が表示されている位置を示す開示制限位置情報をDFE1から取得する。
エンジン制御部202は、データ取得部201から転送されたビットマップデータに基づき、プリントエンジン3に画像形成出力を実行させる。ビットマップ送信部203は、データ取得部201が取得したビットマップデータを、マスター画像生成の為に検査装置4に送信する。また、ビットマップ送信部203は、上述した開示制限位置情報を検査装置4に送信する。
印刷処理部301は、エンジンコントローラ2から入力されるビットマップデータを取得し、印刷用紙に対して画像形成出力を実行し、印刷済みの用紙を出力する画像形成部である。本実施形態に係る印刷処理部301は、電子写真方式の一般的な画像形成機構によって実現されるが、インクジェット方式等の他の画像形成機構を用いることも可能である。
読取装置400は、印刷処理部301によって印刷が実行されて出力された印刷用紙の紙面上に形成された画像を読み取り、読取データを出力する画像読取部である。読取装置400は、例えば印刷処理部301によって出力された印刷用紙の、検査装置4内部における搬送経路に設置されたラインスキャナであり、搬送される印刷用紙の紙面上を走査することによって紙面上に形成された画像を読み取る。
読取画像取得部401は、印刷用紙の紙面が読取装置400によって読み取られて生成された読取画像の情報を取得する。読取画像取得部401が取得した読取画像の情報は、比較検査のために比較検査部404に入力される。尚、比較検査部404への読取画像の入力は検査制御部403の制御によって実行される。その際、検査制御部403が読取画像を取得してから比較検査部404に入力する。
マスター画像処理部402は、上述したようにエンジンコントローラ2から入力されたビットマップデータを取得し、上記検査対象の画像と比較するための検査用画像であるマスター画像を生成する。即ち、マスター画像処理部402が、読取画像の検査を行うための検査用画像であるマスター画像を出力対象画像に基づいて生成する検査用画像生成部として機能する。
また、マスター画像処理部402は、ビットマップ送信部203から開示制限位置情報を受信し、読取画像中において開示制限情報が表示されている位置を暗号化するための情報を、マスター画像の解像度に対応した解像度で生成する。マスター画像処理部402によるマスター画像の生成処理については後に詳述する。
検査制御部403は、検査装置4全体の動作を制御する制御部であり、検査装置4に含まれる各構成は検査制御部403の制御に従って動作する。また、本実施形態に係る検査制御部403は、読取画像の検査結果に応じて、開示制限情報が暗号化された読取画像を情報処理装置5に送信する。
検査制御部403に含まれる各モジュールのうち、検査結果取得部431は、マスター画像処理部402によって生成されたマスター画像と、読取画像取得部401によって取得された読取画像とを比較検査部404に入力することにより、その比較結果を取得する。また、開示制限処理部432は、比較検査の結果、欠陥が発見された画像のうち、開示が制限された部分の暗号化処理を行う。そして、情報送信部433は、そのように暗号化処理が行われた画像を情報処理装置5に送信する。
比較検査部404は、読取画像取得部401から入力される読取画像とマスター画像処理部402が生成したマスター画像とを比較し、意図した通りの画像形成出力が実行されているか否かを判断する。比較検査部404は、膨大な計算量を迅速に処理するために上述したようなASICによって構成される。本実施形態においては、検査結果取得部431が、比較検査部404を制御することにより、検査結果取得部431と比較検査部404とが連動して画像検査部として機能する。
比較検査部404においては、上述したようにRGB各色8bitで表現された200dpiの読取画像及びマスター画像を対応する画素毎に比較し、夫々の画素毎に上述したRGB各色8bitの画素値の差分値を算出する。そのようにして算出した差分値と閾値との大小関係に基づき、検査結果取得部431は、読取画像における欠陥の有無を判断する。
尚、差分値と閾値との大小関係の比較方法として、本実施形態に係る検査結果取得部431は、夫々の画素について比較検査部404によって算出された差分値を画像上の所定範囲毎に合計し、その合計値について設定された閾値と合計値とを比較する。このように各画素の差分値を合計する所定範囲としては、例えば数ドット〜数十ドット四方若しくは百数十ドット四方の範囲である。
読取画像とマスター画像との比較に際して、検査結果取得部431は、図19に示すように、所定範囲毎に分割された読取画像を、分割された範囲に対応するマスター画像に重ね合わせて各画素の画素値、即ち濃度の差分算出を行う。このような処理は、検査結果取得部431が、重ね合わせる範囲の画像をマスター画像及び読取画像夫々から取得し、比較検査部404に入力することによって実現される。
更に、検査結果取得部431は、分割された範囲をマスター画像に重ね合わせる位置を縦横にずらしながら、即ち、読取画像から取得する画像の範囲を縦横にずらしながら、算出される差分値が最も小さくなる位置を正確な重ね合わせの位置として決定すると共に、その際に算出された差分値を比較結果として採用する。図19に示すように方眼上に区切られている夫々のマスが、上述した各画素の差分値を合計する所定範囲である。
また、他の方法として、夫々の画素について算出された差分値と閾値との比較結果に基づいてまず夫々の画素が正常か欠陥かを判断し、欠陥と判断された画素数のカウント値とそれについて設定された閾値とを比較する方法がある。また、上述した所定範囲毎の欠陥の判定ではなく、夫々の画素毎に欠陥の有無を判断しても良い。
次に、プリントエンジン3及び検査装置4の機械的な構成及び用紙の搬送経路について、図4を参照して説明する。図4に示すように、本実施形態に係るプリントエンジン3に含まれる印刷処理部301は、無端状移動手段である搬送ベルト101に沿って各色の感光体ドラム102Y、102M、102C、102K(以降、総じて感光体ドラム102とする)が並べられた構成を備えるものであり、所謂タンデムタイプといわれるものである。すなわち、給紙トレイ103から給紙される用紙(記録媒体の一例)に転写するための中間転写画像が形成される中間転写ベルトである搬送ベルト101に沿って、この搬送ベルト101の搬送方向の上流側から順に、複数の感光体ドラム102Y、102M、102C、102Kが配列されている。
各色の感光体ドラム102の表面においてトナーにより現像された各色の画像が、搬送ベルト101に重ね合わせられて転写されることによりフルカラーの画像が形成される。そのようにして搬送ベルト101上に形成されたフルカラー画像は、図中に破線で示す用紙の搬送経路と最も接近する位置において、転写ローラ104の機能により、経路上を搬送されてきた用紙の紙面上に転写される。
紙面上に画像が形成された用紙は更に搬送され、定着ローラ105にて画像を定着された後、検査装置4に搬送される。また、両面印刷の場合、片面上に画像が形成されて定着された用紙は反転パス106に搬送され、反転された上で再度転写ローラ104の転写位置に搬送される。
読取装置400は、検査装置4内部における用紙の搬送経路において用紙の両面側に夫々設けられた撮像部400a、400bによって、印刷処理部301から搬送された用紙の夫々の面を読み取り、読取画像を生成して検査装置4内部の情報処理装置によって構成される読取画像取得部401に出力する。また、読取装置400によって紙面が読み取られた用紙は検査装置4内部を更に搬送され、スタッカ6に搬送され、排紙トレイ601に排出される。
次に、マスター画像処理部402に含まれる機能の詳細について図5を参照して説明する。図5は、マスター画像処理部402内部の構成を示すブロック図である。図5に示すように、マスター画像処理部402は、少値多値変換処理部421、解像度変換処理部422、色変換処理部423及び画像出力処理部424を含む。尚、本実施形態に係るマスター画像処理部402は、図2において説明した専用デバイス80、即ち、ASICとして構成されたハードウェアが、ソフトウェアの制御に従って動作することにより実現される。
少値多値変換処理部421は、有色/無色で表現された二値画像に対して少値/多値変換処理を実行して多値画像を生成する。本実施形態に係るビットマップデータは、プリントエンジン3に入力するための情報であり、プリントエンジンはCMYK(Cyan,Magenta,Yellow,blacK)各色二値の画像に基づいて画像形成出力を実行する。これに対して検査対象の画像である読取画像は、基本三原色であるRGB(Red,Green,Blue)各色多階調の多値画像であるため、少値多値変換処理部421により先ず二値画像が多値画像に変換される。多値画像としては、例えばCMYK各8bitで表現された画像を用いることができる。
尚、本実施形態においては、プリントエンジン3がCMYK各色二値の画像に基づいて画像形成出力を実行する場合を例とし、マスター画像処理部402に少値多値変換処理部421が含まれる場合を例とするが、これは一例である。即ち、プリントエンジン3が多値画像に基づいて画像形成出力を実行する場合は、少値多値変換処理部421は省略可能である。
解像度変換処理部422は、少値多値変換処理部421によって生成された多値画像の解像度を、検査対象の画像である読取画像の解像度に合わせるように解像度変換を行う。本実施形態においては、読取装置400は200dpiの読取画像を生成するため、解像度変換処理部422は、少値多値変換処理部421によって生成された多値画像の解像度を200dpiに変換する。また、解像度変換処理部422は、ビットマップ送信部203から入力された開示制限位置情報の解像度を、上述した200dpiの解像度に変換する。
色変換処理部423は、解像度変換処理部422によって解像度が変換された画像を取得して色変換を行う。上述したように、本実施形態に係る読取画像はRGB形式の画像であるため、色変換処理部423は、解像度変換処理部422によって解像度変換された後のCMYK形式の画像をRGB形式に変換する。これにより、画素毎にRGB各色8bit(合計24bit)で表現された200dpiの多値画像が生成される。
即ち、本実施形態においては、少値多値変換処理部421、解像度変換処理部422及び色変換処理部423が、検査用画像生成部として機能する。尚、本実施形態においては、RGB各色のプレーンに加えて追加プレーンが生成されるため、情報量はRGB各色8bitに加えて追加プレーン8bitの合計32bitとなる。この追加プレーンは、上述した開示制限位置情報に基づいて生成される開示制限情報の暗号化のための情報(以降、「暗号化用情報」とする)が格納されるプレーンである。この追加プレーンは、RGB各色のプレーンと同様の階調数に対応したデータ長である1画素8bitのプレーンであり、例えばアルファチャネルによって実現される。このように追加プレーンによって暗号化用情報を格納することにより、データのやり取りを容易化し、処理負荷を低減することが可能となる。
画像出力処理部424は、色変換処理部423までの処理によって生成されたRGB8bit、200dpiの画像及び上述したように200dpiに変換された開示制限位置情報に対して、変倍処理を施すことにより、プリントエンジン3の読取装置400から検査装置4に入力される読取画像とマスター画像とのサイズを合わせ、画像の位置ずれを低減させる。これにより、開示制限位置情報によって示される開示制限情報の位置についても位置ずれが低減される。
このようにして生成されたマスター画像は、ビットマップ送信部203から入力されたビットマップデータに基づいて生成されている。そのため、プレプリント用紙に対して出力される可変データ部分のみの画像であり、プレプリント画像の部分を含んでいない可変マスター画像である。これに対して、読取装置400によって用紙が読み取られて生成される読取画像には、プレプリント画像及び可変データ部分の画像が表示されているため、比較検査に用いるマスター画像にもプレプリント画像及び可変データ部分の画像が表示されている必要がある。
そのため、画像出力処理部424は、図6に示すように、読取画像取得部401から入力されたプレプリント画像と、少値多値変換処理部421、解像度変換処理部422及び色変換処理部423によって生成された可変データのマスター画像(以降、可変マスター画像とする)とを合成して最終的なマスター画像を生成する。
尚、図6に示すプレプリント画像は、ビットマップデータと同様にエンジンコントローラ2から取得する他、プレプリント画像のみが表示された用紙を読取装置400がスキャンすることにより生成された読取画像が、読取画像取得部401を介してマスター画像処理部402に入力されることにより取得される。
図6に示すように、可変マスター画像及びプレプリント画像には、文字や枠線等の図形が表示された部分と、空白の部分とがある。そして、マスター画像においては、可変マスター画像及びプレプリント画像の両方が表示されることとなる。ここで、合成により1つの画像となった場合、もはや夫々の画像が可変マスター画像に基づく描画か、プレプリント画像に基づく描画か判断することはできない。
これに対して、本実施形態に係るマスター画像処理部402は、上述したように200dpiに変換された開示制限位置情報に基づき、開示制限情報を暗号化するための暗号化用情報を生成する。この暗号化用情報は、開示制限位置情報と同様に、読取画像において開示制限情報が表示されている位置を示す情報が含まれる。従って、この暗号化用情報を用いることにより、読取画像のうち開示制限情報が表示されている位置の読取画像を選択的に暗号化することが可能となる。
このようなシステムにおいて、本実施形態に係る要旨は、上述した追加プレーンに格納する暗号化用情報の生成及びその情報を用いた開示制限情報の暗号化処理にある。以下、本実施形態に係るシステムの処理について説明する。
まず、本実施形態に係る暗号化用情報の生成処理について説明する。図7は、本実施形態に係る開示制限情報の態様を、ビットマップ送信部203から入力されたビットマップデータである可変データ画像との対比によって示す図である。図7に示すように、可変データ画像には、個人情報や機密情報等、第三者に開示するべきではない情報が含まれている。図7のように開示制限情報が表示される位置を示す情報として、上述した開示制限位置情報が用いられる。
図8は、本実施形態に係る開示制限位置情報の態様を示す図である。図8に示すように、本実施形態に係る開示制限位置情報は、ビットマップデータの解像度に対応した解像度で、開示制限情報を表示するための画素であるか否かが夫々の画素毎に0/1の1bitのデータで格納されている。図8の例においては、“0”の場合、その画素は開示制限情報ではない領域の画素であり、“1”の場合、その画素は開示制限情報の領域の画素であることを示す。
上述したように、本実施形態においては枠線等のプレプリント画像が予め印刷された用紙に対して印刷を行うプレプリント印刷を対象としている。そして、プレプリント印刷においては、画像上のどの位置にどのような情報を出力するか、あらかじめ定められている。従って、図8に示すような開示制限位置情報を生成することが容易に可能である。
上述したように、本実施形態に係る開示制限位置情報は、当初ビットマップデータの解像度に対応した解像度で生成されてマスター画像処理部402に入力される。そして、解像度変換処理部422が、マスター画像の解像度である200dpiに変換する。従って、200dpiに変換された開示制限位置情報の解像度は、可変マスター画像の解像度に対応している。
そして、本実施形態に係る画像出力処理部424は、上述した変倍処理を行った後の開示制限位置情報に基づいて暗号化用情報を生成し、追加プレーンに格納する。本実施形態に係る画像出力処理部424は、暗号化用情報の生成に際して、図8に示す開示制限位置情報の各画素の情報を参照し、画素の値が“0”であればそのまま“0”を示す8bitの値を生成し、暗号化用情報として追加プレーンの対応する画素の位置に格納する。
他方、開示制限位置情報の画素の値が“1”であれば、8bitの残りの値、すなわち、“1”〜“255”のいずれかの値を乱数として生成し、暗号化用情報として追加プレーンの対応する画素の位置に格納する。この値が、開示制限情報を暗号化する際の鍵の一部として用いられる。このような処理により、図9に示すような情報が、暗号化用情報として生成され、追加プレーンに格納される。図9に示すように生成された暗号化用情報は、検査制御部403により、読取画像が欠陥ページとして判定された場合に、開示制限情報を暗号化するために用いられる。図9に示す暗号化用情報は、夫々の画素に登録された値により、開示制限情報が表示されている画素を識別可能な暗号化画素識別情報として用いられる。即ち、マスター画像処理部402は、暗号化画素識別情報生成部としても機能する。
次に、本実施形態に係る検査装置4全体の動作について説明する。図10は、本実施形態に係る検査装置4の動作を示すフローチャートである。図10に示すように、検査装置4において、まずは読取装置400がプリントエンジン3から搬送されてきた用紙のスキャンを実行し、読取画像取得部401が読取画像を取得する(S1001)。また、マスター画像処理部402が、ビットマップ送信部203から入力されたビットマップデータに基づき、上述したような処理によってマスター画像を生成する(S1002)。
ここで、マスター画像処理部402の画像出力処理部424は、ビットマップ送信部203から取得したビットマップデータが、既に取得されているプレプリント画像と同一のフォームであるか否かを確認する(S1003)。S1003の確認の結果、新たなフォーム、即ち、前回比較検査を行ったビットマップデータとは異なるプレプリント画像に対する可変データの検査であった場合(S1003/YES)、マスター画像処理部402において、画像出力処理部424が、上述した暗号化用情報の生成処理を行う。
暗号化用情報の生成処理において、画像出力処理部424は、まず開示制限位置情報を取得するとともに(S1004)、RGB各色のプレーンとは別の追加プレーンを生成する(S1005)。そして、画像出力処理部424は、図8に示すような開示制限位置情報に基づき、上述したように、各画素の0/1の情報に基づいて図9に示すような暗号化用情報を生成して、検査制御部403がアクセス可能な記憶媒体に格納する(S1006)。この記憶媒体は、例えばRAM20上に確保される記憶領域である。
S1004〜S1006の処理が完了した場合、若しくはS1003の確認において既存フォームの比較検査であった場合(S1003/NO)、検査制御部403の検査結果取得部431は、比較検査部404を制御し、読取画像取得部401が取得した読取画像と、マスター画像処理部402が生成したマスター画像との比較検査を行う(S1007)。
尚、S1003の確認処理により、S1004〜S1006までの処理は、連続して画像形成出力が実行される同一フォームの画像、即ち、プレプリント画像が同一である画像のうち、最初に画像形成出力された先頭の画像についてのみ実行される。可変データが異なる画像であっても、同一フォームであれば開示制限情報が表示される位置は同一であるため、暗号化用情報を再度生成する必要はない。このような処理により、処理量を低減して検査結果を得るまでの時間を短縮することができる。
比較検査の結果、検査結果取得部431が、検査対象の読取画像に欠陥があると判断した場合(S1008/YES)、検査制御部403の開示制限処理部432は、S1006において格納された暗号化用情報に基づき、読取画像中の開示制限情報に対して暗号化処理を施す(S1009)。即ち、開示制限処理部432は、読取画像を構成する画素毎に欠陥を判定した結果に基づいて読取画像が欠陥であると判定された場合に、暗号化処理を実行する。
そして、そのように部分的に暗号化された読取画像を、情報送信部433が情報処理装置5に対して出力する(S1010)。S1009において、開示制限処理部432は、開示を制限するべき情報が評されている領域に含まれる画素の値を変化させて判別を不可能とすることにより、開示制限情報に対して暗号化処理を施す。その後、検査制御部403は、検査対象の全ページに対する検査が完了するまでS1001からの処理を繰り返し(S1011/NO)、全ページに対する検査が完了したら(S1011/YES)、処理を終了する。
次に、本実施形態に係る図10のS1009の処理について説明する。図11は、本実施形態において開示制限処理部432が暗号化に用いる秘密鍵を示す図である。図に示すように、本実施形態に係る秘密鍵は、RGB各色についてK_R、K_G、K_Bとして設けられた各色256Byteの情報である。また、各色の秘密鍵情報は、夫々が1Byteの情報である256個の鍵情報の集まりである。図11に示すように、夫々の鍵情報は、例えばK_Rの場合、k_R0〜k_R255までの情報である。
本実施形態に係る開示制限処理部432は、図11に示すような秘密鍵情報、暗号化アルゴリズムA_Rを用いて、読取画像を構成するそれぞれの画素i毎に、画素値xを、以下の式(1)に示すような計算によって暗号値x´に変換する。

但し、jは画素iに対応する暗号化情報
上記式(1)において、例えば、暗号化対象の画素の色がRであり、図9に示す暗号化情報において、画素iに対応する暗号化情報の値が34であった場合、“k_[R,G,B]j”の部分は、“k_R34”となる。図12は、このような暗号化処理によって暗号化された読取画像の例を示す図である。図12の場合、“A”という黒文字が表示される画像が上記式(1)の計算によって暗号化され、判別不能な画像が生成されている。
上記式(1)における暗号化アルゴリズムA_Rは、公知の様々なアルゴリズムを利用することが可能であるが、暗号化対象である画素値xを、異なる値x´に変換するアルゴリズムであって、暗号化後の値が暗号化前と同じビット長であり、夫々の画素を暗号化した秘密鍵によって複合が可能な共通鍵暗号方式を用いることが好ましい。
また、上述したように、開示制限処理部432は、図9に示す暗号化用情報において、対応する画素の値が“0”であれば、その画素は開示制限情報ではないものと判断し、暗号化処理を行わない。これに対して、k_R0、k_G0、k_B0の鍵による暗号化アルゴリズムA_Rを用いた処理において、x=x´となるように秘密鍵及び暗号化アルゴリズムを構成すれば、開示制限処理部432は、暗号化用情報の各画素の値に基づいて処理を切り替えることなく、欠陥の検知された読取画像を構成する全画素に対して上記式(1)の計算をすれば良いため、処理を簡略化することができる。
ここで、本実施形態に係るS1009の処理において、開示制限処理部432は、図12に示すような各画素の暗号化処理を行う際に、夫々の画素において欠陥が検知されているか否かや、欠陥画素との境界に位置しているか否かを判断する。これにより、開示制限処理部432は、欠陥として検知された画素が暗号化されることなくそのまま残るように処理し、開示制限情報の領域が暗号化された状態であっても欠陥の態様を判別可能なように暗号化処理を行う。図13を参照して、そのような動作について説明する。
図13に示すように、S1009の処理を開始した開示制限処理部432は、読取画像の画素を順番に選択し(S1301)、その画素が開示制限情報であるか否か判断する(S1302)。S1302において、開示制限処理部432は、図9において説明した暗号化用情報のうち選択中の画素に対応する位置の情報を参照して開示制限情報であるか否かを判断する。
S1302の判断の結果、選択中の画素が開示制限情報でなければ(S1302/NO)、開示制限処理部432は、開示制限情報ではない画素についての通常の処理を行う(S1309)。S1309の処理は、上述したようにx=x´となる処理である。他方、選択中の画素が開示制限情報であった場合(S1302/YES)、次に開示制限処理部432は、選択中の画素が欠陥画素であるか否かを判断する(S1303)。
S1303において、開示制限処理部432は、図10のS1007の比較処理の結果を参照し、選択中の画素が欠陥であるか否かを判断する。S1303の判断の結果、選択中の画素が欠陥画素であった場合(S1303/YES)、開示制限処理部432は、選択中の画素の暗号化をキャンセルする(S1304)。即ち、選択中の画素が開示制限対象であっても、欠陥として判定された場合には暗号化することなく画素の値を維持する。これにより、欠陥画素が暗号化されることなく出力されることとなる。
S1303の判断の結果、選択中の画素が欠陥画素ではなかった場合、次に、開示制限処理部432は、選択中の画素が白抜き対象の画素であるか否かを判断する(S1306)。白抜き対象の画素とは、原則として開示制限情報が暗号化された読取画像において、欠陥画素については暗号化することなく残すと共に、その周囲を白抜きにすることにより、欠陥画素の確認を容易化する趣旨で設けられる画素である。
従って、S1306において、開示制限処理部432は、選択中の画素が欠陥画素の周囲の領域に含まれているか否かを判断する。この欠陥画素の周囲の領域の判断は、例えば、選択中の画素にもっとも近い欠陥画素までの間隔を画素数でカウントして画素間隔を求め、そのカウント結果が所定の閾値以内であれば、選択中の画素は欠陥画素の周囲の領域に含まれていると判断することにより実現可能である。
S1306の判断の結果、白抜き対象画素であると判断した場合(S1306/YES)、開示制限処理部432は、選択中の画素を白抜き処理、即ち、白色を示す画素値に変換する(S1307)。他方、白抜き対象画素ではないと判断した場合(S1306/NO)、開示制限処理部432は、選択中の画素を図12において説明したように暗号化処理する(S1308)。
尚、S1306、S1307の処理は、上述したように、欠陥画素の確認を容易化するための処理であるが、欠陥の種類が白すじの場合には、周囲を白抜きにすると逆に確認し辛くなってしまう。そのため、開示制限処理部432は、欠陥の種類を判断し、欠陥の種類に応じてS1307の処理を変更することが好ましい。例えば、欠陥の種類が白すじの場合には、周囲が暗号化されていても白すじの確認は可能であるため、S1307において特に処理を行わないような態様が可能である。即ち、S1307の処理は、欠陥として判定された画素の周囲の画素を、欠陥として判定された画素とは異なる色とする処理である。
S1304、S1307、S1308及びS1309いずれかの処理が完了すると、開示制限処理部432は、暗号化処理中のページについて全画素を選択し終えたか否か判断し(S1305)、全画素が完了するまでS1301からの処理を繰り返す(S1305/NO)。そして、全画素を選択し終えたら(S1305/YES)、S1009の暗号化処理を完了する。
図14(a)〜(d)は図13の動作によって処理される暗号化の態様を示す図である。図14(a)は、暗号化前で且つ欠陥の無い読取画像の一部を示す図である。この場合、開示制限情報の部分が暗号化されると、図14(b)に示すように、数字の部分が暗号化処理され、判別不能な画像となる。
図14(c)は、図14(a)に示す画像に欠陥が生じた場合の読取画像の一部を示す図である。図14(c)の例においては、「支払総額」、「支払日」のスペースを縦断するすじ状の欠陥と、「支払日」の「12」の部分に重畳されたトナーこぼれ状の欠陥が生じた場合を示している。
このような場合、図13の暗号化動作が実行されると、図14(d)に示すように、「支払総額」、「支払日」の数字の部分は、原則として暗号化され、すじ状の欠陥及びトナーこぼれ状の欠陥は、暗号化されることなくそのまま表示される。また、すじ状の欠陥及びトナーこぼれ状の欠陥の周囲は白抜き処理されている。そのため、暗号化された部分と欠陥部分とが連結されて欠陥の判別が困難となってしまうようなことが回避されている。
このように、本実施形態に係る暗号化処理においては、開示制限位置情報に基づいて、開示制限情報が表示される領域が単純に暗号化されるのみでなく、欠陥として判定された画素については、暗号化がキャンセルされ、そのまま出力される。従って、欠陥原因の特定のために、欠陥の検知された読取画像を第三者に閲覧させる場合において、個人情報等の開示を制限するべき情報は暗号化した上で、その暗号化処理が欠陥の確認の妨げにならないようにすることができる。即ち、欠陥判定されたページの画像において暗号化するべき部分に欠陥が検知された場合に、情報の開示を制限して、且つ欠陥内容を開示することが可能となる。
また、本実施形態においては、図9及び上記式(1)において説明したように、開示制限情報に含まれる夫々の画素毎に異なる鍵で暗号化処理が施される。従って、1つの画素に対応する鍵が流出したとしてもすべての画素を復号することは不可能であり、セキュリティ強度の高い暗号化を行うことが可能である。
更に、本実施形態に係る暗号化処理においては、図9に示すような暗号化用情報と図11に示すような秘密鍵の情報との組み合わせによって暗号化処理が行われるため、これによってもセキュリティ強度を高めることが可能である。同様に、図11において説明したように、秘密鍵の情報においては、基本三原色のRGB毎に鍵の情報が登録されているため、同一の乱数であってもRGB夫々において異なる鍵が識別される。これによっても、セキュリティ強度を高めることができる。
ここで、図8に示すような開示制限位置情報を生成する際の処理の一例について説明する。図8に示すような開示制限位置情報は、例えば、図1に示すDFE1が生成してエンジンコントローラ2に入力する。上述したように、DFE1は、印刷ジョブを受信してビットマップデータを生成するが、プレプリント印刷における印刷ジョブにおいては、出力するべき画像を示すデータ(以降、「出力画像データ」)において、夫々のデータの意味を示すタグ情報が含まれることが多い。
図15は、そのようなタグ情報の例を示す図である。図15に示すように、出力画像データにおいては、出力対象の画像に含まれる文字情報毎に、“<タイトル>日報”、“<日付>xx/xx/xx”等、その文字情報によって表現される情報の内容を示すタグや、“<位置>xx,xx”のように、その文字情報が画像上において表示される位置を示すタグが含まれる。
従って、DFE1は、このような出力画像データを表示するためのビットマップデータを生成する際に、夫々の文字情報のタグを参照することにより、夫々の文字情報が何を意味するかを判断する。そして、図16に示すような開示制限判断リストを参照し、リストに含まれている情報とタグの内容が一致した文字情報については開示制限情報であると判断する。
そして、DFE1は、開示制限情報であると判断した文字情報については、“<位置>”のタグを参照することにより、その文字情報が画像上において表示される位置を判断し、生成するビットマップデータの解像度と同一の解像度であって、各画素が1bitである開示制限位置情報の対応する位置に、図8に示すように“1”を設定する。これにより、個人情報や機密情報等の第三者に開示するべきでない情報が表示される位置において、図8に示すように“1”が設定された開示制限位置情報を容易に生成することが可能となる。
尚、上記実施形態においては、プレプリント印刷を例として説明した。しかしながら、これは一例であり、個人情報や機密情報等の開示制限情報が表示された位置を示す開示制限位置情報に基づいて、欠陥判定された読取画像の一部を暗号化する態様であれば、本実施形態に係る効果を得ることが可能である。
また、本実施形態において説明したような可変データの画像形成出力は、図6において説明したようなプレプリント印刷に限らず、DFE1やエンジンコントローラ2において枠線等の画像を可変データに合成して印刷を行うバリアブル印刷においても実現される。このようなバリアブル印刷においても、プレプリント印刷と同様に、同一フォームの場合には開示制限情報が表示される位置は同一であるため、上述した先頭画像についてのみの暗号化用情報の生成により、上記と同様の効果を得ることが可能である。また、バリアブル印刷においても、印刷ジョブにおいては図15において説明したようなタグの情報が含まれることが多いため、上述した方法により開示制限位置情報を生成することが可能である。
また、上記実施形態においては、マスター画像処理部402が開示制限位置情報を取得して暗号化用情報を生成する場合を例として説明した。これは、マスター画像処理部402は、画像情報を高速に処理するために並列演算機能を備えたハードウェアを含むことが多く、そのようなハードウェアを用いることによって開示制限位置情報の解像度変更処理や、各画素毎の乱数発生処理等を高速に行うことが可能だからである。
しかしながらこれは一例であり、マスター画像処理部402とは別個に設けられたモジュールにおいて開示制限位置情報を取得し、暗号化用情報を生成するように構成することも可能である。
また、上記実施形態においては、開示制限情報を、復号可能な状態で暗号化する場合を例として説明した。しかしながら、本実施形態の趣旨は、欠陥判定されたページの画像において暗号化するべき部分に欠陥が検知された場合に、情報の開示を制限して、且つ欠陥内容を開示することである。従って、制限を開示するべき情報を秘匿すること及び検知された欠陥が確認可能であることが要件である。従って、制限を開示するべき情報の秘匿が復号可能な形式で行われることは必須ではない。
従って、検査制御部403の開示制限処理部432は、図10のS1009において、開示を制限するべき情報の範囲に含まれる画素を暗号化するのではなく、図8に示す開示制限位置情報に基づいて塗りつぶすようにしても良い。その際に、図13において説明したように、S1301において選択された画素が開示制限情報であって(S1302/YES)且つ欠陥画素である場合には(S1303/YES)、塗りつぶさずにそのまま出力することにより、上記目的を達成することが可能である。
図14(e)は、図14(c)のような欠陥が生じた場合において、上記塗りつぶし処理を行う場合の処理結果を示す図である。図14(e)に示すように、開示制限情報の範囲は黒く塗りつぶされ、情報が秘匿されるが、図14(d)の場合と同様に、欠陥が生じた画素はそのまま残されると共に、その周囲が白抜き処理されるため、欠陥の態様を確認することが可能である。
また、上記実施形態においては、欠陥の確認を容易化するため、欠陥画素の周囲を白抜き処理する場合を例として説明した。しかしながら、これは一例であり、周囲を白抜きせずに、暗号化のみをキャンセルしても良い。これによっても、欠陥画素は暗号化されずに残るため、欠陥の態様を確認することは可能である。
また、上記実施形態においては、原則として開示制限情報が暗号化される場合を例として説明した。しかしながら、開示制限情報にも開示を制限するべき程度、即ち開示制限の必要性には差があり、欠陥の確認のためには領域全体の暗号化をキャンセルしても問題ない場合もある。例えば、図14(a)に示す支払総額と支払日では、より開示を制限するべきなのは支払総額である。即ち、支払日は支払総額に対して開示を制限するべき程度が低く、支払日の領域に欠陥が生じた場合には、その領域の暗号化をキャンセルしても良い場合がある。
図17は、そのようなルールで暗号化処理された場合の例を示す図である。図17に示すように、「支払総額」の部分は暗号化されるが、支払日の部分は、欠陥画素のみならず領域全体の暗号化がキャンセルされる。このような態様は、夫々の開示制限情報の領域についてセキュリティレベルを設定することにより可能となる。図18は、そのようなセキュリティレベル設定の情報を示す図である。
図18に示すように、セキュリティレベルの設定情報は、「エリア1」、「エリア2」・・・といった開示制限情報の表示領域が、「(XX,XX)−(XX,XX)」といった“座標”で特定され、夫々の領域毎に「高」、「低」等の“セキュリティレベル”が設定された情報である。開示制限処理部432は、図13において説明した動作において、選択中の画素が開示制限情報であって(S1302/YES)且つ欠陥画素である場合には(S1303/YES)、図18の情報を参照し、選択中の画素が含まれるエリアのセキュリティレベルが「高」であれば、図13と同様の処理を継続する。
他方、選択中の画素が含まれるエリアのセキュリティレベルが「低」の場合、開示制限処理部432は、その開示制限領域の“座標”を、暗号化をキャンセルする領域として設定し、以降の処理において、S1301において選択した画素が暗号化をキャンセルする領域に含まれていれば、S1302及びS1303の処理を行うことなく暗号化をキャンセルする。また、判断中のページにおいて既に暗号化された画素のうち、暗号化をキャンセルする領域として設定された領域の画素の暗号化を解除する。このような処理により、図17に示すような、領域毎のセキュリティレベルに応じた暗号化処理を実現することができる。
尚、図18に示すような情報は、図8において説明した開示制限位置情報と同様に、エンジンコントローラ2側から取得されるが、例えば、図15、図16において説明した情報を用いて、自動的に生成することも可能である。即ち、図16に示す開示制限判断リスにおいて、夫々の情報毎にセキュリティレベルが設定されていれば、その情報に基づいて開示制限位置として設定した領域に、上記セキュリティレベルを設定することによって、図18に示す情報を生成することができる。
1 DFE
2 エンジンコントローラ
3 プリントエンジン
4 検査装置
5 情報処理装置
6 スタッカ
10 CPU
20 RAM
30 ROM
40 HDD
50 I/F
60 LCD
70 操作部
80 専用デバイス
90 バス
101 搬送ベルト
102、102Y、102M、102C、102K 感光体ドラム
103 給紙トレイ
104 転写ローラ
105 定着ローラ
106 反転パス
400 読取装置
400a、400b 撮像部
401 読取画像取得部
402 マスター画像処理部
403 検査制御部
404 比較検査部
421 少値多値変換処理部
422 解像度変換処理部
423 色変換処理部
424 画像出力処理部
431 検査結果取得部
432 開示制限処理部
433 情報送信部
501 排紙トレイ
特表2002−531015公報

Claims (9)

  1. 記録媒体上に画像形成出力された画像を読み取った読取画像の検査を行う画像検査装置であって、
    画像形成出力するべき画像の情報に基づいて前記読取画像の検査を行うための検査用画像を生成する検査用画像生成部と、
    前記検査用画像と前記読取画像との差分に基づいて前記読取画像を構成する画素毎に欠陥を判定した結果を取得する検査結果取得部と、
    前記読取画像を構成する画素毎に欠陥を判定した結果に基づいて前記読取画像が欠陥であると判定された場合に、前記画像形成出力するべき画像において開示を制限するべき開示制限情報が表示されている領域を示す開示制限位置情報に基づき、前記読取画像のうち前記開示制限情報が表示されている画素の値を変化させて前記開示制限情報の判別が不可能な状態にする開示制限処理部と、
    前記開示制限情報の判別が不可能な状態に処理された読取画像をネットワークを介して送信する情報送信部とを含み、
    前記開示制限処理部は、前記開示制限情報が表示されている領域に含まれる画素が欠陥として判定された場合、その画素の値を変化させることなく維持することを特徴とする画像検査装置。
  2. 前記開示制限処理部は、前記開示制限情報が表示されている領域に含まれる画素であって欠陥として判定された画素の周囲の画素の値を、前記欠陥として判定された画素とは異なる値とすることを特徴とする請求項1に記載の画像検査装置。
  3. 前記開示制限処理部は、前記開示制限情報が表示されている領域に含まれる画素であって欠陥として判定された画素の周囲の画素の値を、白色を示す値とすることを特徴とする請求項2に記載の画像検査装置。
  4. 前記開示制限処理部は、欠陥として判定された画素との画素間隔が所定の閾値以下である画素を、前記欠陥として判定された画素の周囲の画素であると判断することを特徴とする請求項2または3に記載の画像検査装置。
  5. 前記開示制限位置情報に基づき、前記開示制限情報が表示されている画素を示す情報が前記検査用画像に対応した解像度で設定された暗号化画素識別情報を生成する暗号化画素識別情報生成部を含み、
    前記開示制限処理部は、前記読取画像において欠陥が検知された場合に、前記暗号化画素識別情報に基づき、前記読取画像のうち前記開示制限情報が表示されている画素の値を暗号化することにより、画素の値を変化させて前記開示制限情報の判別が不可能な状態にすることを特徴とする請求項2乃至4いずれか1項に記載の画像検査装置。
  6. 前記開示制限処理部は、前記読取画像において欠陥が検知された場合に、前記読取画像のうち前記開示制限情報が表示されている画素の値を所定の色を示す値に変化させて前記開示制限情報を塗りつぶすことにより、前記開示制限情報の判別が不可能な状態にすることを特徴とする請求項2乃至4いずれか1項に記載の画像検査装置。
  7. 前記開示制限処理部は、前記画像形成出力するべき画像において開示を制限するべき開示制限情報が表示されている領域について開示制限の必要性の程度を示す情報に基づき、前記開示制限情報が表示されている領域に含まれる画素が欠陥として判定された場合、その画素を含む前記開示制限情報が表示されている領域について、その画素の値を変化させることなく維持することを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項に記載の画像検査装置。
  8. 記録媒体上に画像形成出力された画像を読み取った読取画像の検査を行う画像検査システムであって、
    画像形成出力を実行する画像形成部と、
    画像形成出力が施された記録媒体を読み取ることにより前記読取画像を生成する画像読取部と、
    画像形成出力するべき画像の情報に基づいて前記読取画像の検査を行うための検査用画像を生成する検査用画像生成部と、
    前記検査用画像と前記読取画像との差分に基づいて前記読取画像の欠陥を判定した結果を取得する検査結果取得部と、
    前記読取画像を構成する画素毎に欠陥を判定した結果に基づいて前記読取画像が欠陥であると判定された場合に、前記画像形成出力するべき画像において開示を制限するべき開示制限情報が表示されている領域を示す開示制限位置情報に基づき、前記読取画像のうち前記開示制限情報が表示されている画素の値を変化させて前記開示制限情報の判別が不可能な状態にする開示制限処理部と、
    前記開示制限情報が暗号化された読取画像をネットワークを介して送信する情報送信部とを含み、
    前記開示制限処理部は、前記開示制限情報が表示されている領域に含まれる画素が欠陥として判定された場合、その画素の値を変化させることなく維持することを特徴とする画像検査システム。
  9. 記録媒体上に画像形成出力された画像を読み取った読取画像の検査を行う画像検査方法であって、
    画像形成出力するべき画像の情報に基づいて前記読取画像の検査を行うための検査用画像を生成し、
    前記検査用画像と前記読取画像との差分に基づいて前記読取画像を構成する画素毎に欠陥を判定した結果を取得し、
    前記読取画像を構成する画素毎に欠陥を判定した結果に基づいて前記読取画像が欠陥であると判定された場合に、前記画像形成出力するべき画像において開示を制限するべき開示制限情報が表示されている領域を示す開示制限位置情報に基づき、前記読取画像のうち前記開示制限情報が表示されている画素の値を変化させて前記開示制限情報の判別が不可能な状態にし、
    前記開示制限情報が表示されている領域に含まれる画素が欠陥として判定された場合、その画素の値を変化させることなく維持し、
    前記開示制限情報の判別が不可能な状態に処理された読取画像をネットワークを介して送信することを特徴とする画像検査方法。
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