JP6201789B2 - 切断機 - Google Patents

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Description

本発明は、カッタが装着されるスライダを往復動作させて、チューブ等の長尺材を、所望の切断長さで連続的に切断するためのコンパクトな切断機に関する。
特許文献1には、例えば、熱交換器用の偏平チューブ等を、製品規格に応じた所定長に切断する機構を備えた切断機が開示されている。切断機は、偏心量調節可能な偏心ピンを有するクランク機構を介して、パルスモータによりスライダを往復駆動する一方、スライダに取り付けた回転切断歯をパルスモータにより変速機構を介して回転させ、スライダを被切断物と同一速度にて追従させて切断する。
図9Aは、従来の切断機の基本構造を示す図であり、クランク機構の連結ロッド101が偏心ピン102と追従スライダ103を連結し、クランク回転を直動に変換する。追従スライダ103は、チューブ105の送り方向に対して前進または後退動作し、定速で送られるチューブ105(例えば150m/分)に対して、1往復に1回スライダ速度が一致する。このタイミングで、追従スライダ103側方に設けたカッタ104を回転させると、チューブ105を連続的に切断できる。
この従来構造において、チューブ105の切断長さは、追従スライダ103の追従距離に対応する。図9B上図に示すように、クランク機構は、サーボモータからなる切断モータ106によって駆動され、連結ロッド101の回転径(クランク径)、すなわち偏心ピン102の偏心量によって、切断長さの調節が可能となる。そこで、切断長さが長い時はクランク径が大きく、短い時はクランク径が小さくなるように、偏心量の調節を自動的に行なう機構を設けることで、切断機を停止させることなく、切断長さを変更することが検討されている。図9B下図に示すように、定速回転する切断モータ106によって、スライダ速度が一定周期で変化し、切断タイミングが最大速度(チューブ送り速度)となるように調整される。
特公平3−58847号公報
ところが、従来の連結ロッド方式では、連結ロッド101を介してクランク回転を追従スライダ103の往復動作に変換するために、装置が大型化するだけでなく、チューブ切断長さを変更するための機構が複雑となる。図10は、チューブ切断長さに応じてクランク径を変更する段取機構の例であり、カッタ回転軸を駆動するとともに、スライダを往復動作させる切断モータ201と、クランク径(偏心量)を変更するための段取モータ202を設けている。切断モータ201の回転力は、複数の歯車203〜205を介してカッタ回転軸へ伝達される一方、段取モータ202の軸周りに装着される歯車206を介して、回転フランジ管周りの歯車207に伝達され、回転フランジ管に取り付けた内歯歯車208が回転する。
クランク軸209は、回転フランジ管内に回転自在に配置され、クランク軸209に取り付けた小歯車210が内歯歯車208と噛合する。図示しないスライダに連結される連結ロッド211は、小歯車210の上面に取り付けた偏心ピン212に、回動自在に連結される。小歯車210は、内歯歯車208に沿って公転し、偏心ピン212の偏心量を維持する。クランク軸209周りの歯車215は、差動歯車機構213を介して段取モータ202に連結する歯車214と噛合する。偏心ピン212の位置は、段取モータ202を駆動し差動角を生じさせることによって変位し、切断長さに応じた偏心量となるように制御される。
このように、従来の連結ロッド方式は、モータ回転速度を一定にし、偏心量を変更することで、スライダの往復距離を変更する段取機構を設けているが、部品点数が非常に多くなり、コスト高となる問題があった。そこで、本発明は、長尺材を所望の長さに高速で連続的に切断することができ、しかもスライダの往復動作や切断長の変更のための複雑な機構を不要として、コンパクトで部品点数の少ない切断機を実現して、コスト低減を図ることを目的とする。
本発明の請求項1の発明は、連続供給される長尺材を設定長に切断する切断機であって、
長尺材と平行に配置したガイド部材に沿って往復動作するスライダと、
上記スライダの往復動作に追従して切断動作するカッタを有する切断機構と、
上記スライダを一定の往復距離で往復動作させる往復動作手段と、
上記往復動作手段を駆動する駆動手段を備え、
上記往復動作手段は、内歯を有する固定リングギアと、該固定リングギアに内接して回転するピニオンギアからなり、上記固定リングギアと上記ピニオンギアのピッチ円の径比が2:1であるギア対と、このギア対と上記スライダを連結する連結部を有し、上記連結部は、上記ピニオンギアに取り付けられて一体に回転し、上記ピニオンギアのピッチ円上に連結シャフトを設けたギア側連結部材と、上記スライダに一体に取り付けられ、上記連結シャフトを回転自在に保持する保持部を設けたスライダ側連結部材を設けて、上記ピニオンギアの回転に伴い上記連結シャフトを介して上記スライダを直動動作させるものである。
また、上記連結シャフトは、凹溝が形成されており、上記保持部は、凹部からなり、上記凹溝に対応する凸部が表面に形成されており、上記連結シャフトと上記保持部とは、凹凸嵌合している。
上記駆動手段は、上記ピニオンギアを回転駆動する駆動源の回転速度を任意に変更可能であり、上記駆動源の回転速度パターンを長尺材の設定長に応じて変更することを特徴とする。
本発明の請求項2の発明において、上記切断機構は、長尺材と平行に上記スライダに軸支される回転軸に回転刃を取り付けて上記カッタとし、上記往復動作手段と連動するカッタ駆動手段が上記カッタを回転させて、長尺材を設定長で切断する。
本発明の請求項3の発明において、上記駆動手段は、上記駆動源の回転駆動軸に設けた偏心軸に上記ピニオンギアを支持する一方、上記回転軸に連結されるベルト駆動機構を設けた上記カッタ駆動手段を介して上記カッタ駆動手段の上記回転軸を同期回転させる。
本発明の請求項4の発明において、上記駆動手段は、上記駆動源の最大速度が長尺材の供給速度と同一となり、長尺材の設定長が長いほど上記駆動源の最低速度が遅く、長尺材の設定長が短いほど上記駆動源の最低速度が速くなるように、上記スライダの一往復動作における上記駆動源の回転速度パターンを設定する。
本発明の請求項5の発明において、上記スライダは、長尺材側の側部に突設したアーム部に、上記カッタが案内されるカッタガイドを装着する一方、上記アーム部と反対側の側部に上記スライダ側連結部材を取り付け、このスライダ側連結部材を挟んで配置した一対のガイドレールを上記ガイド部材としている。
本発明の切断機は、スライダを往復動作させる往復動作手段をギア連結駆動方式とし、固定リングギアと噛合するピニオンギアに設けた連結シャフトを、スライダ側連結部材に設けた保持部に直接連結する。リングギアとピニオンギアの径比は2:1であるので、内接円であるリングギアと噛み合いながら転がるピニオンギアのピッチ円上の定点、すなわち連結シャフトの軌跡は直線となる。したがって、連結シャフトを回転自在に支持する保持部を介して、スライダが一定距離を往復動作することになり、これに追従してカッタが切断動作する。ここで、駆動手段がピニオンギアの回転速度を変化させると、スライダが往復動作する速度が変化する。これにより、カッタが切断動作するまでに供給される長尺材の長さが変化し、長尺材を、所望の切断長さに切断することができる。また、連結シャフトは、凹溝が形成されており、保持部は、凹部からなり、凹溝に対応する凸部が表面に形成されており、連結シャフトと保持部とは、凹凸嵌合している。これにより、連結シャフトと保持部とにおいて、軸方向の抜け止めとすることができる。
このように、本発明のギア連結駆動方式では、スライダの往復距離が一定であり、従来のような連結ロッドが不要で、装置全体がコンパクトになる。また、切断長を変更するための複雑な段取機構も不要であり、部品点数を大幅に削減して、低コストの切断機を実現できる。
第1実施形態における切断機の全体構成を示す側面図および上面図である。 第1実施形態における切断機の全体斜視図である。 第1実施形態における切断機の主要部であるギア連結駆動機構の構成を示す側面図および上面図である。 第1実施形態における切断機の主要部であるギア連結駆動機構の拡大斜視図である。 第1実施形態における切断機の主要部であるギア連結駆動機構の動作を説明するためのである。 第1実施形態における切断機の切断モータによるギア連結駆動機構の速度制御方法を説明するための模式的な図である。 第1実施形態における切断機の切断モータ速度パターンの例を示す図である。 第1実施形態における切断機の切断機構の構成を示す要部拡大図である。 第1実施形態における切断機の切断機構の構成を示す分解斜視図である。 第1実施形態における切断機の切断機構の構成を示す分解斜視図である。 従来の切断機の基本構造を示す図である。 従来の切断機の基本動作を説明するための図である。 従来の連結ロッド方式による切断機の主要部断面図である。
以下、本発明の具体的な実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1、2に示す第1実施形態の切断機1は、被切断物となる長尺材を連続的に切断するために構成されている。長尺材として、ここでは例えば、細長い偏平管形状のチューブTを用いる。切断機1は、基台11上に、チューブTに沿って往復動作可能に設けられ、チューブTを切断する切断機構2が一体的に取り付けられるスライダ3と、スライダ3を往復動作させる往復動作手段としてのギア連結駆動機構4を備えている。切断機構2は、チューブTを案内するチューブガイド21およびチューブTを切断するカッタ22を備え、スライダ3に追従して切断動作する。
基台11上には、切断機構2のカッタ22を駆動するカッタ駆動手段を構成するベルト駆動機構5と、駆動源としての切断モータ6が設けられる。切断モータ6とその回転駆動軸61は駆動手段を構成して、ギア対および連結部を備えるギア連結駆動機構4と、ベルト駆動機構5を駆動する。チューブTは、図示しない送りモータを備える送り機構により、所定の速度で一定方向に連続供給される。
スライダ3は肉厚の板状で、板面の略中央部を貫通して設けた軸受部31に、切断機構2の回転軸23が、回転自在に軸支されている。回転軸23の両端は、基台11上に立設した一対の立壁12、13に挿通され、軸受部12a、13aに回転自在に支持される。回転軸23の一端は、ベルト駆動機構5に連結され、切断モータ6によって回転駆動される。切断機構2は、スライダ3の立壁13側の端部に取り付けられ、一体的に往復動作するハウジング24を有する。ハウジング24内には、カッタ22とカッタガイド25が収容され、ハウジング24内両端面の対向位置には、チューブT形状に沿う縦長穴からなるガイド穴としてのチューブガイド21が開口している。なお、図2中、カッタ22およびスライダ3の手前側に位置する一方の立壁13とハウジング24の図示を省略している。
スライダ3は、水平な上面から側方へ延出するアーム部31を有し、アーム部31の先端部に固定した取付部材26に、カッタガイド25が一体に取り付けられる。チューブ側へ突設するアーム部31と反対側のスライダ3側部には、垂直な側壁36を挟んで上下一対のガイド筒34、35が設けられる。ガイド筒34、35は、側壁36の上下端縁部から回転軸23の径方向外方へ突出して位置し、筒内に一対のガイド部材としてのガイドレール32、33を摺動自在に支持している。一対のガイドレール32、33は、回転軸23の軸方向と平行に延び、その両端は一対の立壁12、13に固定される。
ギア連結駆動機構4は、内歯を有する固定リングギア41とこれに内接して回転するピニオンギア42がギア対を構成し、連結部となるスライダ側連結部材71およびギア側連結部材43によって、スライダ3に連結される。スライダ3は、側壁36に取り付けたスライダ側連結部材71の保持溝72に、ギア側連結部材43の連結シャフト44を装着することによって、ガイドレール32、33に沿って往復動作可能となる。固定リングギア41は、基台11上に設置した支持部14に保持固定され、そのリング内に噛合可能にピニオンギア42が収容される。このように、スライダ側連結部材71とギア側連結部材43の連結部を挟んで、上下一対のガイドレール32、33を配置すると、スライダ3が安定して保持され、往復動作をスムーズに行なうことができる。
ベルト駆動機構5は、歯付きベルト53が懸架される一対のベルト車51、52と、回転駆動軸61と同期回転する一対の傘歯車54、55を有する。一対の傘歯車54、55のうち一方(ここでは、傘歯車55)は、回転駆動軸61周りに取り付けられ、回転駆動軸61の側方に配置した他方の傘歯車54と噛合して回転力を伝達する。一対のベルト車51、52のうち一方(ここでは、ベルト車52)は、回転軸23の端部周りに取り付けられ、他方のベルト車53と他方の傘歯車54は、回転軸56の両端に取り付けられて一体回転する。これにより、切断モータ6による回転駆動軸61の回転に追従させて、切断機構2の回転軸23を一体に回転可能となる。
次に、ギア連結駆動機構4の詳細を説明する。図3、4において、ギア連結駆動機構4は、切断モータ6によって駆動される回転駆動軸61周りに軸受部62を介してフランジ管45を装着し、該フランジ管45のフランジ部と一体に、固定リングギア41が取り付けられている。一方、回転駆動軸61の先端には、ピン状の偏心軸46が設けられ、偏心軸46の外周に装着されたピニオンギア42が、固定リングギア41に内接している。ピニオンギア42は、外周に固定リングギア41に噛合する外歯を有し、固定リングギア41の内歯と噛み合いながら、回転駆動軸61の軸周りに公転する。固定リングギア41とピニオンギア42は、ピッチ円の径比が2:1となるように形成される。
ギア側連結部材43は、長辺がピニオンギア42の外径より長い略矩形の板状で、連結シャフト44の中心軸が、ピニオンギア42のピッチ円上に位置するように取り付けられる。ギア側連結部材43と対向するスライダ側連結部材71には、保持溝72が設けられて、連結シャフト44の下半部が回転自在に収容される。保持溝72は、連結シャフト44の径および軸方向長に対応させた凹部からなり、さらに連結シャフト44の中間部外周に沿う凹溝を形成するとともに、対応する保持溝72の表面に凸部を突出形成して、凹凸嵌合させることにより、軸方向の抜け止めとすることができる。
この時、図5の下図に示すように、ピニオンギア42の回転に追従してギア側連結部材43が回転し、連結シャフト44が固定リングギア43の径方向に変位する。これを図5の上図に模式的に示す。内接円の内周に沿って円が転がる時、内接円と回転円の径比が2:1であれば、回転円上の定点の軌跡は直線になる。すなわち、内接円を固定リングギア41、回転円をピニオンギア42とすると、円上の定点である連結シャフト44は、固定リングギア41の中心を挟んで水平方向に対向する2点間を、直線状に移動することになる。図中には、ピニオンギア42が3/8回転して、固定リングギア41の中心を通る水平な直線上を一端側から他端側へ(図の左端側から右端側へ)、固定リングギア41径の3/4に相当する位置まで移動した状態を、連続的に示している。
したがって、固定リングギア41内をピニオンギア42が1回転すると、連結シャフト44が水平な直線上を1往復する。これに追従して、連結シャフト44と一体のスライダ側連結部材71が、スライダ3をガイドレール32、33に沿って往復動作させることができる。このように、ギア対と連結部を介して、切断モータ6の回転が直線動作に変換され、スライダ3は、固定リングギア41の直径によって決まる一定の往復距離で直動動作し、チューブTの送り方向(供給方向)または逆方向に往復する。
一方で、切断モータ6の回転は、ベルト駆動機構5を介して切断機構2に伝達されて、回転軸23を同期回転させる。すると、回転軸23と一体のカッタ22が追従して回転し、スライダ3の1往復動作につき、一回転してチューブTを切断する。この時、チューブTの切断長は、スライダ3が1往復動作する間に送られる長さであり、スライダ3を往復動作させる駆動モータ6の回転速度に依存する。また、連続供給されるチューブTを、停止することなく切断するには、チューブTに沿って往復動作するスライダ3が、チューブTと同一速度となるように制御し、そのタイミングでカッタ22を切断動作させることが望ましい。
そこで、本発明では、切断モータ6の回転速度を任意に変更可能とし、さらに、長尺材の設定長に応じて、切断モータ6の回転速度パターンを変更することで対応する。これを図6で説明する。図6Aに模式的に示すように、チューブTは、サーボモータよりなる送りモータにより、所定の送り量(例えば150/分)で連続供給されている。これに対して、往復動作するスライダ3は、上述したように、チューブTの切断時に同一速度となっていればよいので、図6Bに示すように、一往復動作内の速度パターンを、チューブTの送り方向における最高速度となる時点で、チューブTの速度と略一致するように、切断速度(v1)を設定する。
そして、チューブTの切断長さに応じて、具体的には、切断長さが短い時には最低速度(v2)が速く、切断長さが長い時には最低速度(v3)が遅くなるように、予め速度パターンを設定する。切断速度(v1)と最低速度(v2、v3)の間は徐々に速度を変化させる。図6Aに示すように、切断モータ6には、制御手段となるサーボコントローラが接続され、送りモータから入力されるチューブ送り量に基づいて、予め記憶された切断長さと速度パターンの関係からデータ切替を行う。
すなわち、切断モータ6は、送り量と同期した切断速度制御を行い、切断長さが長いほど、1回転(360度)内での最低の回転速度が遅くなるように、速度パターンを長さごとで設定変更する。これにより、チューブTを停止することなく、あるいは、スライダ3の往復距離を変更するための機構等を設けることなく、モータ速度のパターンを変更するのみで、任意に切断長さを変更することができる。
図7、8は、切断機構2の詳細構成例であり、カッタ22は、スライダ3を貫通する回転軸23と一体回転する回転刃として、回転板27に取り付けられる。回転板27は、側方に延出するアーム部27aを有し、その先端に、複数の突起状歯が形成されたカッタ22が固定される。スライダ3のアーム部31下方には、一対の略コ字状部材を衝合して、その間にガイド溝25aを設けたカッタガイド25が配置され、カッタ22は、このガイド溝25aに案内されて、時計周りに回転し、チューブガイド21を通過して供給されるチューブT(図略)を切断する。この時、カッタ22は、上記図6に示した切断速度(v1)で、チューブTを切断する。この切断速度(v1)は、切断長さによらず一定の最大速度に設定されるので、常に安定して、チューブTを切断することができる。
このように、本発明の切断機1は、ギア対と連結部からなるギア連結駆動機構4を用いて、駆動モータ6の回転を直線運動に変換し、スライダ3を直動可能としたので、従来の連結ロッド方式よりも装置全体をコンパクトにできる。また、駆動モータ6の回転速度パターンを変更するだけで、例えば一往復動作ごとに切断長を任意に変更できるので、複雑な機構が不要で、切断長さの制御が容易にできる。
上記実施形態では、切断機構2のカッタ22を、駆動モータ6に接続するベルト駆動機構5により回転駆動する構成としたが、カッタ駆動手段はこれに限らず別の構成としてもよい。また、カッタ22を、駆動モータ6とは別の駆動手段により切断動作させる構成としてもよく、カッタ22や、その他構成部材の形状を変更することもできる。これらの場合も、カッタ22の動作をスライダ3の往復動作と同期させて行うことが望ましい。
上記実施形態では、スライダ3を、一対のガイドレール32、33に沿って往復動作させる構成としたが、ガイドレールの数はこれに限らず、スライダ3を安定して動作可能であればよく、少なくとも1つあるいは2ないし3以上の任意の数とし、配置や構成を変更することもできる。
本発明の切断機は、熱交換器用の偏平チューブに限らず、各種形状のチューブその他の長尺材に適用することができ、任意の設定長に連続で高速切断することができるので、産業上有用である。
T チューブ(長尺材)
1 切断機
2 切断機構
21 チューブガイド
22 カッタ
23 回転軸
3 スライダ
31、32 ガイドレール(ガイド部材)
4 ギア連結駆動機構(往復動作手段)
41 固定リングギア(ギア対)
42 ピニオンギア(ギア対)
43 ギア側連結部材(連結部)
44 連結シャフト
5 ベルト駆動機構(カッタ駆動手段)
6 切断モータ(駆動手段)
61 回転駆動軸(駆動手段)
71 スライダ側連結部材(連結部)
72 保持溝(保持部)

Claims (5)

  1. 連続供給される長尺材(T)を設定長に切断する切断機(1)であって、
    長尺材と平行に配置したガイド部材(32、33)に沿って往復動作するスライダ(3)と、
    上記スライダの往復動作に追従して切断動作するカッタ(22)を有する切断機構(2)と、
    上記スライダを一定の往復距離で往復動作させる往復動作手段(4)と、
    上記往復動作手段を駆動する駆動手段(6、61)を備え、
    上記往復動作手段は、内歯を有する固定リングギア(41)と、該固定リングギアに内接して回転するピニオンギア(42)からなり、上記固定リングギアと上記ピニオンギアのピッチ円の径比が2:1であるギア対と、このギア対と上記スライダを連結する連結部を有し、上記連結部は、上記ピニオンギアに取り付けられて一体に回転し、上記ピニオンギアのピッチ円上に連結シャフト(44)を設けたギア側連結部材(43)と、上記スライダに一体に取り付けられ、上記連結シャフトを回転自在に保持する保持部(72)を設けたスライダ側連結部材(71)を設けて、上記ピニオンギアの回転に伴い上記連結シャフトを介して上記スライダを直動動作させるものであり、
    上記連結シャフトは、凹溝が形成されており、上記保持部は、凹部からなり、上記凹溝に対応する凸部が表面に形成されており、上記連結シャフトと上記保持部とは、凹凸嵌合しており、
    上記駆動手段は、上記ピニオンギアを回転駆動する駆動源(6)の回転速度を任意に変更可能であり、上記駆動源の回転速度パターンを長尺材の設定長に応じて変更することを特徴とする切断機。
  2. 上記切断機構は、長尺材と平行に上記スライダに軸支される回転軸(23)に回転刃を取り付けて上記カッタとし、上記往復動作手段と連動するカッタ駆動手段が上記カッタを回転させて、長尺材を設定長で切断する請求項1記載の切断機。
  3. 上記駆動手段は、上記駆動源の回転駆動軸に設けた偏心軸(46)に上記ピニオンギアを支持する一方、上記回転軸に連結されるベルト駆動機構(5)を設けた上記カッタ駆動手段を介して上記回転軸を同期回転させる請求項1または2記載の切断機。
  4. 上記駆動手段は、上記駆動源の最大速度が長尺材の供給速度と同一となり、長尺材の設定長が長いほど上記駆動源の最低速度が遅く、長尺材の設定長が短いほど上記駆動源の最低速度が速くなるように、上記スライダの一往復動作における上記駆動源の回転速度パターンを設定する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の切断機。
  5. 上記スライダは、長尺材側の側部に突設したアーム部(31)に、上記カッタが案内されるカッタガイド(24)を装着する一方、上記アーム部と反対側の側部に上記スライダ側連結部材を取り付け、このスライダ側連結部材を挟んで配置した一対のガイドレール(32、33)を上記ガイド部材としている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の切断機。
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