JP6201594B2 - 回路装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、回路装置及び電子機器等に関する。
ブリッジ回路により外部回路を駆動する回路装置では、ブリッジ回路が出力する駆動電流をセンス抵抗により検出し、その検出結果を制御回路にフィードバックし、ブリッジ回路の駆動パルス信号を制御することで駆動電流を制御する。このような回路装置として、例えば直流モーターを駆動するモーター駆動装置等がある。
特許文献1には、駆動電流としてチャージ電流及びディケイ電流を検出する手法が開示されている。この手法では、Hブリッジ回路は2つのローサイド側のトランジスターを有し、その2つのトランジスターそれぞれのソースにセンス抵抗が設けられる。チャージ期間では、一方のセンス抵抗の両端がスイッチ回路によりコンパレーターに接続され、チャージ電流が閾値に達したことを検出してディケイ期間に切り替える。ディケイ期間では、他方のセンス抵抗の両端がスイッチ回路によりコンパレーターに接続され、ディケイ電流が閾値に達したことを検出してチャージ期間に切り替える。
特開2008−42975号公報
ディケイ電流を検出せずに、例えば所定期間でチャージ期間に切り替える等の制御を行った場合、駆動する負荷状態の違いによってディケイ電流の下限値が異なる可能性や、ディケイ期間が長すぎて駆動電流がゼロ或はマイナスになる可能性がある。例えばモーター駆動回路では、これらはモーター回転の不均一や逆回転の原因となってしまう。
上記の特許文献1ではディケイ電流を検出できるが、スイッチングによりコンパレーターを1つにしているためセンス抵抗が2つ必要である。センス抵抗は電流精度が必要な場合、一般的には外付け部品が必要と考えられるため、部品点数が増えるという課題がある。
本発明の幾つかの態様によれば、部品点数を削減してディケイ電流を検出することが可能な回路装置及び電子機器等を提供できる。
本発明の一態様は、ハイサイド側のトランジスターとローサイド側のトランジスターとを有するブリッジ回路と、前記ハイサイド側のトランジスター及び前記ローサイド側のトランジスターをオン・オフ制御し、前記ブリッジ回路が出力する駆動電流を増加させるチャージ期間と前記駆動電流を減少させるディケイ期間とを切り替える制御回路と、前記ローサイド側のトランジスターのソースノードとセンス抵抗の一端とが接続される第1のノードの電圧を検出することで、前記チャージ期間でのチャージ電流の上限を検出する第1の検出回路と、前記第1のノードの電圧と前記センス抵抗の他端のノードである第2のノードの電圧との差分を検出することで、前記ディケイ期間でのディケイ電流の下限を検出する第2の検出回路と、を含み、前記制御回路は、前記ディケイ期間において、前記第2の検出回路が前記ディケイ電流の下限を検出した場合に、前記ディケイ期間から前記チャージ期間に切り替える回路装置に関係する。
本発明の一態様によれば、第1の検出回路によりセンス抵抗の一端のノードの電圧が検出されることで、チャージ期間においてチャージ電流の上限が検出され、第2の検出回路によりセンス抵抗の一端のノードの電圧とセンス抵抗の他端のノードの電圧との差分が検出されることで、ディケイ期間においてディケイ電流の下限が検出される。そして、ディケイ期間においてディケイ電流の下限が検出された場合にチャージ期間に切り替えられる。これにより、部品点数を削減してディケイ電流を検出することが可能となる。
また本発明の一態様では、前記第2の検出回路は、前記第1のノードの電圧が第1の端子に入力され、前記第2のノードの電圧が第2の端子に入力され、検出信号を前記制御回路に出力するコンパレーターを有してもよい。
このようにすれば、1つのセンス抵抗を共用してチャージ電流の上限とディケイ電流の下限を検出できる。即ち、ディケイ期間ではセンス抵抗の一端のノードの電圧は負となるが、第2の検出回路によりセンス抵抗の両端の電圧差を検出することで、負の電圧であっても検出可能となる。これにより、センス抵抗を共用して部品点数を削減できる。
また本発明の一態様では、前記コンパレーターは、オフセットが可変に設定されるコンパレーターであってもよい。
このようにすれば、使用条件に応じたディケイ電流の下限を設定できる。例えば、安全性を実現したい場合にはオフセット電圧をゼロに設定することで、例えばモーターの逆回転を防止できる。一方、安定動作を実現したい場合にはオフセット電圧を大きくして、例えばモーターの回転ムラを抑制できる。或は、電力ロス削減のためにセンス抵抗の抵抗値を小さくした場合であっても、オフセットを微妙に調整することが可能となり、ディケイ電流の下限を適切に設定できる。
また本発明の一態様では、前記コンパレーターは、第1のトランジスター及び第2のトランジスターで差動対が構成される差動部を有し、前記第1のトランジスター及び前記第2のトランジスターのうち一方のトランジスターのサイズが他方のトランジスターのサイズと異なるサイズに設定されることで前記オフセットが可変に設定されるコンパレーターであってもよい。
このようにすれば、差動対を構成する第1のトランジスター及び第2のトランジスターの一方のトランジスターのサイズを設定することで、第1のトランジスターと第2のトランジスターのサイズが異なるものとなる。これにより、コンパレーターのオフセットを可変に設定できる。
また本発明の一態様では、前記コンパレーターは、第1のトランジスター及び第2のトランジスターで差動対が構成される差動部と、前記第1のトランジスターのゲートと前記第1のノードとの間に設けられる第1のレベルシフト回路と、前記第2のトランジスターのゲートと前記第2のノードとの間に設けられる第2のレベルシフト回路と、を有してもよい。
このようにすれば、コンパレーターの入力電圧を、コンパレーターの差動対で受けることが可能な電圧にレベルシフトできる。これにより、ディケイ期間においてゼロ又は負となるセンス抵抗の両端の電圧をコンパレーターで比較し、ディケイ電流の下限を検出できる。
また本発明の一態様では、前記ディケイ期間の長さが設定される期間設定レジスターを含み、前記制御回路は、前記期間設定レジスターに設定された前記ディケイ期間が経過していない場合であっても、前記第2の検出回路が前記ディケイ電流の下限を検出した場合には前記チャージ期間に切り替えてもよい。
このようにすれば、期間設定レジスターの設定値に関わりなくディケイ電流が下限を下回らないように制御できる。また、期間設定レジスターを設けることにより、仮に第2の検出回路が故障した場合であっても、ディケイ期間からチャージ期間への移行が行われ、安全性を向上できる。
また本発明の一態様では、前記第2の検出回路は、前記ディケイ電流の下限としてゼロ電流を検出してもよい。
期間設定レジスターの設定値は可変であるため、設定値が誤設定される可能性がある。この点、本発明の一態様によれば、駆動電流Idがゼロ以上となるように回路装置が自動的に制御を行うので、期間設定レジスターが誤設定されてもディケイ電流が負になることはなく、例えばモーターの逆回転を防止できる。
また本発明の一態様では、前記第2の検出回路は、前記ディケイ電流の下限として、ゼロ電流より大きい下限を検出してもよい。
このようにすれば、ディケイ電流の下限としてゼロより大きい下限を検出することで、駆動電流を下限と上限の間に制限することが可能となる。例えば、上限と下限の差分が所定値以下となるように下限を設定しておけば、駆動電流の変動を所定値以下に制限でき、例えばモーターの回転ムラを抑制できる。
また本発明の一態様では、前記ディケイ電流の下限が設定される下限設定レジスターを含み、前記第2の検出回路は、前記下限設定レジスターに設定された前記ディケイ電流の下限を検出してもよい。
仮に、ディケイ期間からチャージ期間の切り替えをホストコントローラーから制御した場合、ホストコントローラーと回路装置の間に頻繁に通信が必要となる。この点、本発明の一態様によれば、駆動電流の下限を下限設定レジスターに一旦書き込めば、回路装置が自動的に駆動電流を制御するので、ホストコントローラーから回路装置200への通信を削減でき、ホストコントローラーの負荷を低減できる。
また本発明の一態様では、前記制御回路は、前記ディケイ期間において、前記駆動電流の減少が速いファーストディケイ期間から前記駆動電流の減少が遅いスローディケイ期間へ切り替える制御を行い、前記制御回路は、前記ファーストディケイ期間において、前記第2の検出回路が前記ディケイ電流の下限を検出した場合、前記スローディケイ期間に切り替えることなく前記チャージ期間に切り替えてもよい。
例えば、ディケイ電流の下限をゼロ電流とする。ファーストディケイ期間においてゼロ電流を検出した場合に、仮にスローディケイ期間に切り替えたとすると、スローディケイ期間の間はディケイ電流はゼロである。この場合、例えばモーター回転の停止等が発生する可能性がある。この点、本発明の一態様によれば、ディケイ電流の下限が検出された場合にスローディケイ期間に移行しないので、直ぐにチャージ期間に移行できる。
本発明の他の態様は、上記のいずれかに記載の回路装置を含む電子機器に関係する。
回路装置の構成例。 チャージ期間における動作の説明図。 ファーストディケイ期間における動作の説明図。 モーター駆動制御の説明図。 コンパレーターの詳細な構成例。 チャネル長に対するオフセット電圧のシミュレーション結果。 レベルシフト回路の詳細な構成例。 回路装置の詳細な構成例。 駆動電流の波形例。 駆動電流の波形例。 駆動電流の波形例。 駆動電流の波形例。 スローディケイ期間における動作の説明図。 電子機器の構成例。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.回路装置
図1に、回路装置の構成例を示す。回路装置200は、ブリッジ回路210、第1の検出回路220、第2の検出回路250、制御回路240を含む。なお、以下では回路装置200をモーター駆動装置に適用する場合を例に説明するが、本実施形態の回路装置200は、ブリッジ回路210で外部回路を駆動する装置であれば適用可能である。
ブリッジ回路210は、モーター280(直流モーター)へ駆動電流を出力する回路であり、Hブリッジに構成されたトランジスターQ1〜Q4とダイオードD1〜D4とを含む。ハイサイド側のトランジスターQ1、Q2は、例えばP型トランジスターであり、ローサイド側のトランジスターQ3、Q4は、例えばN型トランジスターである。或は、トランジスターQ1〜Q4は全てN型であってもよい。ここで、ハイサイド側のトランジスターとは、ローサイド側のトランジスターよりも高電位電源側に接続されるトランジスターであり、ローサード側のトランジスターとは、ハイサイド側のトランジスターよりも低電位電源側に接続されるトランジスターである。
ハイサイド側のトランジスターQ1、Q2が、P型トランジスターの場合、ハイサイド側のトランジスターQ1、Q2のソースノードは電源電圧VCCのノードに接続され、ローサイド側のトランジスターQ3、Q4のソースノードは、端子RNFに接続された第1のノードN1に接続される。端子RNFには、センス抵抗290の一端が接続される。トランジスターQ1、Q3のドレインノードは、モーター280の一端が接続された端子OUT1に接続される。トランジスターQ2、Q4のドレインノードは、モーター280の他端が接続された端子QUT2に接続される。
ダイオードD1〜D4は、CMOSトランジスターの構造により構成される寄生ダイオードであり、トランジスターQ1〜Q4に並列接続される。或は、トランジスターQ1〜Q4とは独立した回路素子としてダイオードD1〜D4を付加してもよい。なお、ブリッジ回路210をバイポーラトランジスターで構成した場合には、ダイオードD1〜D4は、トランジスターQ1〜Q4の寄生ダイオードでなく、回路素子である。
第1の検出回路220は、第1のノードN1の電圧VSを検出することで、チャージ期間でのチャージ電流を検出する。具体的には図2に示すように、チャージ期間ではトランジスターQ1、Q4がオンになり、トランジスターQ2、Q3がオフになる。そして、駆動電流Idは、電源電圧VCCからトランジスターQ1、モーター280、トランジスターQ4、センス抵抗290を経由してグランド電圧へ流れる。このチャージ期間における駆動電流Idを、チャージ電流と呼ぶ。図4に示すように、チャージ期間TCではチャージ電流は増加し、その増加と共に第1のノードN1の電圧VSが上昇する。第1の検出回路220は、電圧VSが基準電圧VRに達したことを検出することで、チャージ電流が上限Imaxに達したことを検出する。
第2の検出回路250は、第1のノードN1の電圧VSと第2のノードN2の電圧VGとの差分(VS−VG)を検出することで、ディケイ期間でのディケイ電流の下限を検出する。第2のノードN2は、センス抵抗290の他端に接続された端子TGに接続され、その電圧VGはグランド電圧である。図3に示すように、ディケイ期間ではトランジスターQ2、Q3がオンになり、トランジスターQ1、Q4がオフになる。そして、駆動電流Idは、グランド電圧からセンス抵抗290、トランジスターQ3、モーター280、トランジスターQ2を経由して電源電圧VCCへ回生される。このディケイ期間における駆動電流Idをディケイ電流(回生電流)と呼ぶ。図4に示すように、ディケイ電流の方向により第1のノードN1の電圧VSは負となる。ディケイ期間TDではディケイ電流は減少し、その減少と共に電圧VSは上昇する。第2の検出回路250は、電圧の差分(VS−VG)が電圧Vofに達したことを検出することで、ディケイ電流が下限Iminに達したことを検出する。
制御回路240は、上記のようなトランジスターQ1〜Q4のオン・オフ制御を行い、チャージ期間とディケイ期間を切り替える。具体的には図4に示すように、チャージ期間TCにおいて第1の検出回路220がチャージ電流の上限Imaxを検出した場合に、チャージ期間TCからディケイ期間TDに切り替える。一方、ディケイ期間TDにおいて、第2の検出回路250がディケイ電流の下限Iminを検出した場合に、ディケイ期間TDからチャージ期間TCに切り替える。このようにして、チャージ期間TCとディケイ期間TDが繰り返され、モーター280の駆動電流Idは下限Iminと上限Imaxの間を往復することになる。
以上の実施形態によれば、第2の検出回路250によりディケイ電流の下限Iminを検出できるので、モーター駆動の安全性や安定性を向上できる。例えば、後述のように下限Iminはゼロ又はゼロより大きい電流に設定されるので、モーター280の停止や逆回転を防止できる。また、下限Iminを検出することで、駆動電流Idの上下が抑制され、モーター回転数を安定させることができる(例えば回転ムラを抑制できる)。また、ディケイ電流の下限Iminを検出しない場合には負荷に応じて下限Iminが変動する可能性があるが、本実施形態では負荷に依らずに下限Iminが固定され、モーター280を安定動作させることが可能である。
また、本実施形態では1つのセンス抵抗290によりチャージ電流とディケイ電流を検出できる。即ち、上述したように特許文献1ではセンス抵抗が2つ必要であるが、本実施形態では1つで済むので、外付け部品であるセンス抵抗の点数や、そのセンス抵抗を接続する端子数を削減できる。
なお、上記の実施形態ではブリッジ回路210がHブリッジで構成される場合を例に説明したが、ブリッジ回路210は例えばハーフブリッジで構成されてもよい。ハーフブリッジを構成する場合、例えばブリッジ回路210をトランジスターQ1、Q3で構成し、端子OUT2をグランド電圧に接続すればよい。
2.第1の検出回路
次に、第1の検出回路220の詳細について説明する。
図2及び図3に示すように、第1の検出回路220はコンパレーター221で構成される。コンパレーター221の第1入力端子は、第1のノードN1が接続される。即ち、第1入力端子には、センス抵抗290の一端の電圧VSが入力される。コンパレーター221の第2入力端子は、基準電圧VRのノードが接続される。
コンパレーター221は、チャージ期間において電圧VSと基準電圧VRとを比較し、検出信号CQ1を制御回路240へ出力する。図4に示すように、チャージ期間TCでは電圧VSは上昇していき、電圧VSが基準電圧VRに達したときに検出信号CQ1の論理が反転する。例えば第1入力端子は正極端子であり、第2入力端子は負極端子であり、この場合には電圧VSが基準電圧VRに達したときに検出信号CQ1が“L”から“H”に変化する。制御回路240は、この検出信号CQ1の変化を検出した場合に、チャージ期間TCからディケイ期間TDに切り替える。
3.第2の検出回路
次に、第2の検出回路250の詳細について説明する。
図2及び図3に示すように、第2の検出回路250はコンパレーター251で構成される。コンパレーター251の第1入力端子には、第1のノードN1が接続され、センス抵抗290の一端の電圧VSが入力される。コンパレーター251の第2入力端子には、第2のノードN2が接続され、グランド電圧VGが入力される。
コンパレーター251は、ディケイ期間において電圧VSとグランド電圧VGとを比較し、検出信号CQ2を制御回路240へ出力する。具体的には、コンパレーター251は入力オフセットを有しており、電圧VS及びグランド電圧VGの差分とオフセット電圧とを比較する。図4に示すように、ディケイ期間TDでは電圧VSは上昇していき、VG=0Vとすると、電圧VSがオフセット電圧Vofに達したときに検出信号CQ2の論理が反転する。例えば第1入力端子は正極端子であり、第2入力端子は負極端子であり、この場合には電圧VSがオフセット電圧Vofに達したときに検出信号CQ2が“L”から“H”に変化する。制御回路240は、この検出信号CQ2の変化を検出した場合に、ディケイ期間TDからチャージ期間TCに切り替える。
以上のように、コンパレーター221がセンス抵抗290の一端の電圧VSを検出し、コンパレーター251がセンス抵抗290の両端の電圧(VS−VG)を検出することで、1つのセンス抵抗290を共用してチャージ電流とディケイ電流を検出できる。即ち、図4に示すようにチャージ期間TCでは電圧VSは正であるため、正の基準電圧VRと比較すればよいが、ディケイ期間TDでは電圧VSは負であるため、基準電圧を生成するためには負電源が必要となる。そこで、ディケイ期間TDではセンス抵抗290の両端の電圧差を検出することで、負の基準電圧を用いることなくセンス抵抗290を共用できる。
図5に、コンパレーター251の詳細な構成例を示す。コンパレーター251は、P型トランジスターTP1〜TP4及びN型トランジスターTN1〜TN8を有する差動部255と、P型トランジスターTP5、TP6及びN型トランジスターTN9、TN10を有する出力部256と、を含む。
差動部255は、オフセット電圧を調整できる構成となっている。具体的には、差動対は、正極性の入力ノードNPに接続される第1のトランジスターTN1と、負極性の入力ノードNNに接続される第2のトランジスターTN2と、で構成される。そのうち第1のトランジスターTN1は、直列に接続された複数のトランジスターTN11〜TN13で構成される。そして、その接続個数がトランジスターTN3、TN4のオン・オフ状態により調整されることで、第1のトランジスターTN1のサイズが可変に設定され、第2のトランジスターTN2のサイズと異なるサイズに設定される。
トランジスターTN3は、トランジスターTN12及びトランジスターTN13と並列に接続され、トランジスターTN4は、トランジスターTN13と並列に接続される。即ち、トランジスターTN3がオンの場合、直列の接続個数はトランジスターTN11の1個となる。トランジスターTN3がオフでトランジスターTN4がオンの場合、接続個数は2個となり、トランジスターTN3、TN4がオフの場合、接続個数は3個となる。直列の接続個数を変えると、第1のトランジスターTN1のチャネル長(W/LのL)を変化させたことと同等となり、差動対の一方のトランジスターサイズが変化するため入力オフセットが変化する。例えば、第2のトランジスターTN2とトランジスターTN11を同一サイズとした場合、トランジスターTN3をオンにすることで入力オフセットはゼロとなる。また、トランジスターTN3をオフにすることで第1のトランジスターTN1のチャネル長が増加し、入力オフセットはゼロより大きな電圧となる。
トランジスターTN3、TN4のオン・オフを設定する信号SFA1、SFA2は、例えば、後述する図8の下限設定レジスター237から入力される。この場合、レジスター設定によりオフセットが可変に設定される。或は、信号SFA1、SFA2は、製造時のトリミング等により可変に設定されてもよい。この場合、使用時には固定のオフセットとなる。なお、差動対のバイアス電流を変更することでもオフセットを調整できる。即ち、トランジスターTN5、TN6を信号SFB1、SFB2によりオン・オフ制御することで、バイアス電流源であるトランジスターTN7、TN8の接続個数が変更され、バイアス電流が変更される。
以上のようにコンパレーター251のオフセットが可変に設定されることで、使用条件に応じたディケイ電流の下限Iminを設定できる。例えば、安全性を実現したい場合にはオフセット電圧をゼロに設定してモーターの逆回転を防止でき、安定動作を実現したい場合にはオフセット電圧を大きくしてモーターの回転ムラを抑制できる。或は、センス抵抗290の抵抗値を小さくした場合であっても、オフセットを微妙に調整できるので、ディケイ電流の下限を適切に設定できる。このオフセットを微妙に調整可能な点について以下に説明する。
図6に、上述したコンパレーター251において第1のトランジスターTN1のチャネル長を変化させた場合のオフセット電圧のシミュレーション結果を示す。図6では、第1のトランジスターTN1の直列接続数を増やし、8段階にオフセット電圧を調整する構成となっている。
モーター駆動における電力ロスを減らす観点から、センス抵抗290の抵抗値はできる限り小さい方が望ましい。例えば、センス抵抗290を0.5Ωにしたとする。下限Iminを100mA〜300mAの範囲で調整可能にしようとすると、センス抵抗290の一端の電圧VSは50mV〜150mVで調整できる必要がある。図6に示すように、このシミュレーション例では、約50mV〜約130mVの範囲で1段階につき10mV程度の微妙なオフセット調整が可能である。これにより、センス抵抗290の抵抗値を小さくして電力ロスを低減すると共に、ディケイ電流の下限をモーター回転数等に合わせて設定することが可能となる。
4.レベルシフター
ディケイ期間ではセンス抵抗290の一端の電圧VSが負であるため、正電源で動作するコンパレーター251では電圧比較が難しい。そこで、本実施形態ではコンパレーター251の入力にレベルシフト回路を設けている。
図7に、レベルシフト回路の詳細な構成例を示す。なお図7では、レベルシフト回路と差動対のトランジスターTN1、TN2以外の構成要素は図示を省略している。
コンパレーター251は、第1のトランジスターTN1のゲートと第1のノードN1との間に設けられる第1のレベルシフト回路257と、第2のトランジスターTN2のゲートと第2のノードN2との間に設けられる第2のレベルシフト回路258と、を含む。
具体的には、第1のレベルシフト回路257は、バイアス電流源であるP型トランジスターTP7と、入力電圧VSのレベルシフトを行うバイポーラー型トランジスターBP1と、を含む。
バイポーラー型トランジスターBP1のベースノードは、センス抵抗290の一端のノードN1に接続され、エミッターノードはトランジスターTP7のドレインノードと差動対の正極性の入力ノードNPに接続され、コレクタノードはグランド電圧のノードに接続される。この構成により、正極性の入力ノードNPの電圧VPは、入力電圧VSにベース・エミッター間電圧を加えた電圧となる。
同様に、第2のレベルシフト回路258は、バイアス電流源であるP型トランジスターTP8と、入力電圧VGのレベルシフトを行うバイポーラー型トランジスターBP2と、を含む。
バイポーラー型トランジスターBP2のベースノードは、センス抵抗290の他端のノードN2に接続され、エミッターノードはトランジスターTP8のドレインノードと差動対の負極性の入力ノードNNに接続され、コレクタノードはグランド電圧のノードに接続される。負極性の入力ノードNNの電圧VNは、入力電圧VGにベース・エミッター間電圧を加えた電圧となる。
以上のようにレベルシフト回路257、258を設けることで、入力電圧VS、VGを、コンパレーター251の差動部255で受けることが可能な電圧にレベルシフトできる。これにより、ディケイ期間においてゼロ又は負となる電圧VS、VGをコンパレーター251で比較し、ディケイ電流の下限を検出できる。
なお、以上の実施形態ではバイポーラー型トランジスターBP1、BP2を用いてレベルシフト回路を構成する場合を例に説明したが、CMOS型トランジスターを用いてレベルシフト回路を構成してもよい。
5.回路装置の詳細構成
図8に、回路装置200の詳細な構成例を示す。図8の回路装置200は、ブリッジ回路210、コンパレーター221、基準電圧生成回路230、レジスター部235、制御回路240、コンパレーター251、プリドライバー260を含む。なお、既に上述した構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
プリドライバー260は、バッファー261〜264を含む。バッファー261〜264は、制御回路240からの駆動パルス信号(オン・オフ制御信号)をバッファリングし、駆動信号G1〜G4としてトランジスターQ1〜Q4のゲートへ出力する。例えば、ブリッジ回路210は高電圧の電源電圧VCC(例えば42V)で動作し、制御回路240等は定電圧の電源電圧VDD(例えば5V)で動作する。この場合、バッファー261〜264は、駆動パルス信号の信号レベルを変換するレベルシフターを含む回路で構成される。
レジスター部235は、ディケイ期間の長さが設定される期間設定レジスター236と、ディケイ電流の下限Iminが設定される下限設定レジスター237と、チャージ電流の上限が設定される上限設定レジスター238と、を含む。レジスター部235には、例えばホストコントローラー(例えばCPU)がレジスター値を可変に書き込み、これによりホストコントローラーがモーター280の回転数やトルク等を制御する。
基準電圧生成回路230は、チャージ電流の上限Imaxを検出するための基準電圧VRを生成する。具体的には、基準電圧生成回路230はD/A変換回路で構成される。D/A変換回路は、リファレンス電圧Vrefに基づいて複数の電圧を生成し、その複数の電圧の中から、上限設定レジスター238に設定されたレジスター値に対応する電圧を選択し、その選択した電圧を基準電圧VRとして出力する。
次に、上記の回路装置200の動作について図9〜図12を用いて説明する。
図9に示すように、期間設定レジスター236に設定されたディケイ期間RTDが経過していない場合に、第2の検出回路250がディケイ電流の下限Iminを検出したとする。この場合、制御回路240は、下限Iminが検出された後にディケイ期間TDからチャージ期間TCに切り替える。一方、図10に示すように、設定されたディケイ期間RTD内において第2の検出回路250がディケイ電流の下限Iminを検出しなかったとする。この場合、制御回路240は、設定されたディケイ期間RTDの経過後にディケイ期間TDからチャージ期間TCに切り替える。
このように、ディケイ電流が下限Iminに達した場合には期間設定レジスター236の設定値に関わりなくチャージ期間TCに移行する。これにより、期間設定レジスター236の設定値に関わりなく駆動電流Idが下限Iminを下回らないように制御できる。また、期間設定レジスター236を設けることにより、仮に第2の検出回路250が故障した場合であっても、ディケイ期間TDからチャージ期間TCへの移行が行われ、安全性を向上できる(例えば、過電流によるモーターの故障や、モーターの停止・逆回転等を防止できる)。
例えば、第2の検出回路250は、ディケイ電流の下限Iminとしてゼロ電流(Imin=0)を検出する。
期間設定レジスター236の設定値(RTD)は可変であるため、例えばモーター280の特性(例えばインダクタンス等)に合わない値をユーザーが設定する可能性がある。設定値が長すぎた場合、図9のA1に示すように、ディケイ電流は時間とともにゼロ或は負の電流となり、過電流によるモーター280の故障や、モーター280の逆回転等が起きる可能性がある。この点、本実施形態では、下限Iminとしてゼロ電流を検出することで、期間設定レジスター236が誤設定された場合であっても、駆動電流Idがゼロ以上となるように回路装置200が自動的に制御を行うので、モーター280の故障や逆回転を防止できる。
或は、図11に示すように、第2の検出回路250はディケイ電流の下限Iminとしてゼロより大きい下限(Imin>0)を検出する。
モーター280の回転数やトルクは駆動電流Idの平均値で決まるが、その平均値に対して駆動電流Idの変動が大きいと回転数やトルクのムラが生じてしまう。この点、本実施形態では、下限Iminとしてゼロより大きい下限を検出することで、駆動電流Idを下限Iminと上限Imaxの間に制限することが可能となる。例えば、上限Imaxと下限Iminの差分が所定値以下となるように下限Iminを設定しておけば、駆動電流Idの変動を所定値以下に制限し、モーター280の回転数やトルクのムラを抑制することができる。
上記のディケイ電流の下限Iminは、下限設定レジスター237に設定される。即ち、第2の検出回路250が検出する下限Iminは、例えばホストコントローラー等によりプログラマブルに制御できる。
仮に、ディケイ期間からチャージ期間の切り替えをホストコントローラーから制御した場合、ホストコントローラーと回路装置200の間に頻繁に通信が必要となる。これは、モーター280の回転数等を変更しなくても生じる通信であり、ホストコントローラーに負荷が掛かる。この点、本実施形態では、駆動電流Idの上限Imaxと下限Iminをレジスター部235に一旦書き込めば、回路装置200が自動的に駆動電流Idを制御することが可能となる。これにより、次にモーター280の回転数等の設定を変更するまでの間、ホストコントローラーから回路装置200を制御する必要がなくなり、通信量を削減できる。
次に、ディケイ期間においてファーストディケイ及びスローディケイを行う場合の動作について説明する。
図12に示すように、ファーストディケイ期間RTF及びスローディケイ期間RTSは期間設定レジスター236に設定される。制御回路240は、ファーストディケイ期間RTFが経過した後にスローディケイ期間RTSに移行させ、スローディケイ期間RTSが経過した後にチャージ期間TCに移行させる。チャージ期間TCからファーストディケイ期間RTFへの移行は、第1の検出回路220によりチャージ電流の上限Imaxを検出した際に行う。
ファーストディケイ期間では、ブリッジ回路210を図3で上述のように制御する。一方、スローディケイ期間では、図13に示すようにブリッジ回路210のトランジスターQ1、Q2がオフになり、トランジスターQ3、Q4がオンになる。駆動電流Idは、トランジスターQ3、モーター280、トランジスターQ4を経由して流れる。センス抵抗290には電流が流れないので、電圧VSはゼロである。ファーストディケイ期間では、駆動電流Idを回生するため駆動電流Idの減少が速い。一方、スローディケイ期間では、回生を行わないのでファーストディケイ期間に比べて駆動電流Idの減少が遅い。
このようなスローディケイを用いることによって駆動電流Idの急激な変動を抑制できる。これにより、例えばモーター280の回転ムラを抑制し、安定動作させることが可能となる。
図12では、ファーストディケイ期間RTFにおいてディケイ電流が下限Iminに達しない場合を図示している。一方、ファーストディケイ期間RTFにおいて第2の検出回路250がディケイ電流の下限Iminを検出した場合、制御回路240は、スローディケイ期間RTSに切り替えることなくチャージ期間TCに切り替える。この場合、駆動電流Idの波形は図9や図11のようになる(期間RTDは期間RTFに読み替える)。
例えば、ディケイ電流の下限Imin=0とする。ファーストディケイ期間RTFにおいて下限Imin=0を検出した場合に、仮にスローディケイ期間RTSに切り替えたとすると、スローディケイ期間RTSの間はディケイ電流はゼロのままとなる。この場合、スローディケイ期間RTSではモーター280に電流が流れないので、モーター280の回転が停止したり、回転ムラが生じたりする原因となる。この点、本実施形態では、スローディケイ期間RTSを飛ばしてチャージ期間TCに移行するので、ディケイ電流がゼロに留まる危険性がない。
6.電子機器
図14に、本実施形態の回路装置200が適用された電子機器の構成例を示す。電子機器は、処理部300、記憶部310、操作部320、入出力部330、回路装置200、これらの各部を接続するバス340、モーター280を含む。回路装置200は、例えば集積回路装置により実現できる。以下ではモーター駆動によりヘッドや紙送りを制御するプリンターを例にとり説明するが、本実施形態はこれに限定されず、種々の電子機器に適用可能である。
入出力部330は例えばUSBコネクターや無線LAN等のインターフェースで構成され、画像データや文書データが入力される。入力されたデータは、例えばDRAM等の内部記憶装置である記憶部310に記憶される。操作部320により印刷指示を受け付けると、処理部300は、記憶部310に記憶されたデータの印刷動作を開始する。処理部300は、データの印刷レイアウトに合わせて回路装置200に指示を送り、回路装置200は、その指示に基づいてモーター280を回転させ、ヘッドの移動や紙送りを行う。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また本実施形態及び変形例の全ての組み合わせも、本発明の範囲に含まれる。また第1の検出回路、第2の検出回路、制御回路、ブリッジ回路、回路装置、電子機器の構成・動作や、モーター駆動手法、チャージ電流の検出手法、ディケイ電流の検出手法等も、本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
200 回路装置、210 ブリッジ回路、220 第1の検出回路、
221 コンパレーター、230 基準電圧生成回路、235 レジスター部、
236 期間設定レジスター、237 下限設定レジスター、
238 上限設定レジスター、240 制御回路、250 第2の検出回路、
251 コンパレーター、255 差動部、256 出力部、
257 第1のレベルシフト回路、258 第2のレベルシフト回路、
260 プリドライバー、261〜264 バッファー、280 モーター、
290 センス抵抗、300 処理部、310 記憶部、320 操作部、
330 入出力部、340 バス、
BP1,BP2 バイポーラー型トランジスター、CQ1,CQ2 検出信号、
D1〜D4 ダイオード、G1〜G4 駆動信号、Id 駆動電流、
Imax :上限、Imin :下限、N1 第1のノード、N2 第2のノード、
OUT1,OUT2 :端子、Q1〜Q4 トランジスター、RNF 端子、
RTD ディケイ期間、RTF ファーストディケイ期間、
RTS スローディケイ期間、TC チャージ期間、TD ディケイ期間、
TG 端子、TN1 第1のトランジスター、TN2 第2のトランジスター、
TN3〜TN13 N型トランジスター、TP1〜TP8 P型トランジスター、
VCC,VDD 電源電圧、VG グランド電圧、VR 基準電圧、VS 電圧、
Vof オフセット電圧

Claims (12)

  1. ハイサイド側のトランジスターとローサイド側のトランジスターとを有するブリッジ回路と、
    前記ハイサイド側のトランジスター及び前記ローサイド側のトランジスターをオン・オフ制御し、前記ブリッジ回路が出力する駆動電流を増加させるチャージ期間と前記駆動電流を減少させるディケイ期間とを切り替える制御回路と、
    前記ローサイド側のトランジスターのソースノードとセンス抵抗の一端とが接続される第1のノードの電圧を検出することで、前記チャージ期間でのチャージ電流の上限を検出する第1の検出回路と、
    前記第1のノードの電圧と前記センス抵抗の他端のノードである第2のノードの電圧との差分を検出することで、前記ディケイ期間でのディケイ電流の下限を検出する第2の検出回路と、
    を含み、
    前記制御回路は、
    前記ディケイ期間において、前記第2の検出回路が前記ディケイ電流の下限を検出した場合に、前記ディケイ期間から前記チャージ期間に切り替えることを特徴とする回路装置。
  2. 請求項1において、
    チャージ期間は、
    前記センス抵抗の一端から他端に流れる電流を検出し、
    ディケイ期間は、
    前記センス抵抗の他端から前記一端に流れる電流を検出することを特徴とする回路装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記第2の検出回路は、
    前記第1のノードの電圧が第1の端子に入力され、前記第2のノードの電圧が第2の端
    子に入力され、検出信号を前記制御回路に出力するコンパレーターを有することを特徴と
    する回路装置。
  4. 請求項において、
    前記コンパレーターは、
    オフセットが可変に設定されるコンパレーターであることを特徴とする回路装置。
  5. 請求項において、
    前記コンパレーターは、
    第1のトランジスター及び第2のトランジスターで差動対が構成される差動部を有し、
    前記第1のトランジスター及び前記第2のトランジスターのうち一方のトランジスターの
    サイズが他方のトランジスターのサイズと異なるサイズに設定されることで前記オフセッ
    トが可変に設定されるコンパレーターであることを特徴とする回路装置。
  6. 請求項又はにおいて、
    前記コンパレーターは、
    第1のトランジスター及び第2のトランジスターで差動対が構成される差動部と、
    前記第1のトランジスターのゲートと前記第1のノードとの間に設けられる第1のレベ
    ルシフト回路と、
    前記第2のトランジスターのゲートと前記第2のノードとの間に設けられる第2のレベ
    ルシフト回路と、
    を有することを特徴とする回路装置。
  7. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記ディケイ期間の長さが設定される期間設定レジスターを含み、
    前記制御回路は、
    前記期間設定レジスターに設定された前記ディケイ期間が経過していない場合であっても、前記第2の検出回路が前記ディケイ電流の下限を検出した場合には前記チャージ期間に切り替えることを特徴とする回路装置。
  8. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記第2の検出回路は、
    前記ディケイ電流の下限としてゼロ電流を検出することを特徴とする回路装置。
  9. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記第2の検出回路は、
    前記ディケイ電流の下限として、ゼロ電流より大きい下限を検出することを特徴とする
    回路装置。
  10. 請求項において、
    前記ディケイ電流の下限が設定される下限設定レジスターを含み、
    前記第2の検出回路は、
    前記下限設定レジスターに設定された前記ディケイ電流の下限を検出することを特徴とする回路装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    前記制御回路は、
    前記ディケイ期間において、前記駆動電流の減少が速いファーストディケイ期間から前記駆動電流の減少が遅いスローディケイ期間へ切り替える制御を行い、
    前記制御回路は、
    前記ファーストディケイ期間において、前記第2の検出回路が前記ディケイ電流の下限を検出した場合、前記スローディケイ期間に切り替えることなく前記チャージ期間に切り替えることを特徴とする回路装置。
  12. 請求項1乃至1のいずれかに記載の回路装置を含むことを特徴とする電子機器。
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