JP6199415B2 - リニアモータ - Google Patents

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Description

本発明は、固定子と可動子とヒートシンクとを備えたリニアモータに関するものである。
固定子と可動子とヒートシンクとを備えたリニアモータには、ヒートシンクを冷却するためのエア通路と、エア通路の一端部から他端部に向かってエアを流すための送風機とを備えたリニアモータが存在する。そのようなリニアモータでは、エア通路の一端部にフィルタが設けられており、そのフィルタによって、リニアモータ内への塵、芥等の異物の混入を防止することが可能となっている。ただし、フィルタの表面に付着した塵、芥等により、エア通路内のエアの流れが悪くなり、可動子の冷却効果が低下する虞がある。このため、フィルタへの付着物を定期的に除去することが好ましく、下記特許文献には、エアコンのフィルタを自動で清掃するための技術が記載されている。
特開2009−264658号公報
上記特許文献には、清掃ブラシをモータ等の駆動源により移動させ、清掃ブラシによってフィルタ清掃を自動で行う技術が記載されている。これにより、フィルタへの付着物を定期的に除去することが可能となる。ただし、上記特許文献に記載の技術では、清掃ブラシを移動させるための駆動源が必要となり、コストが増大する虞がある。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、コストを増大させることなく、フィルタの清掃を自動で行うことが可能なリニアモータを提供することである。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載のリニアモータは、固定子と、可動子と、前記可動子の熱を放散するためのヒートシンクとを備えたリニアモータであって、両端部が開口し、内部を流れるエアによって前記ヒートシンクを冷却するためのエア通路と、前記エア通路の一端部の開口を覆うフィルタと、前記エア通路の一端部から他端部に向かってエアを流すための送風機と、前記可動子に移動により前記フィルタの表面に接触する位置に配設される掻取部材とを備え、前記フィルタの表面に接触する前記掻取部材が、前記可動子の移動により、前記フィルタの表面への付着物を掻き取ることを特徴とする。
また、請求項2に記載のリニアモータは、請求項1に記載のリニアモータにおいて、製造作業機に用いられることを特徴とする。
また、請求項3に記載のリニアモータは、請求項2に記載のリニアモータにおいて、前記製造作業機が、前記リニアモータを囲うカバーハウジングと、前記カバーハウジングに設けられ、前記カバーハウジング内のエアを外部に排気するための排気装置とを備え、前記リニアモータが、両端部が開口する連結パイプを備え、前記連結パイプの一端部の開口に、前記掻取部材が取り付けられ、前記連結パイプの他端部の開口が、前記排気装置と向かい合うことを特徴とする。
また、請求項4に記載のリニアモータは、請求項3に記載のリニアモータにおいて、前記連結パイプの一端部側の内寸が、前記連結パイプの他端部側の内寸より小さいことを特徴とする。
また、請求項5に記載のリニアモータは、請求項3または請求項4に記載のリニアモータにおいて、前記連結パイプの一端部の開口に取り付けられた前記掻取部材が、前記フィルタの表面に接触するとともに、前記連結パイプの他端部の開口が、前記排気装置と向かい合う状態の前記連結パイプの配設位置と、前記連結パイプの一端部の開口に取り付けられた前記掻取部材が、前記フィルタの表面に接触せず、前記連結パイプの他端部の開口が、前記排気装置と向かい合わない状態の前記連結パイプの配設位置との間で、前記連結パイプを移動させるパイプ移動装置を備えることを特徴とする。
また、請求項6に記載のリニアモータは、請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載のリニアモータにおいて、前記送風機の作動を制御する制御装置を備え、前記制御装置が、前記掻取部材によって前記フィルタの表面への付着物が掻き取られている際に、前記送風機の作動を停止することを特徴とする。
請求項1に記載のリニアモータでは、掻取部材が、可動子の移動によりフィルタの表面に接触する位置に配設されている。そして、フィルタの表面に接触する掻取部材が、可動子の移動によって、フィルタの表面に付着する付着物を掻き取る。つまり、掻取部材を移動させるための駆動源を設けることなく、リニアモータの可動子の移動を利用して、フィルタの付着物が、掻取部材によって掻き取られる。これにより、コストを増大させることなく、フィルタの清掃を自動で行うことが可能となる。
また、請求項2に記載のリニアモータは、製造作業機に用いられている。製造作業機に用いられるリニアモータでは、精度の高い位置制御が望まれており、可動子を適切に冷却し、リニアモータの適切な作動を担保する必要がある。このため、本項に記載のリニアモータでは、フィルタを自動で清掃する効果を充分に発揮することが可能となる。
また、請求項3に記載のリニアモータでは、製造作業機が、リニアモータを囲うカバーハウジングと、カバーハウジング内のエアを外部に排気するための排気装置とを備えている。そして、掻取部材が、連結パイプの一端部の開口に取り付けられ、その連結パイプの他端部の開口が、排気装置と向かい合う。このため、掻取部材によって掻き取られた付着物は、連結パイプ内に吸引され、さらに、排気装置を介して、製造作業機のカバーハウジング外に排出される。これにより、付着物を製造作業機のカバーハウジングの外部に排出するための駆動源も、既存の設備を利用することが可能となり、更なるコスト削減を図ることが可能となる。
また、請求項4に記載のリニアモータでは、連結パイプの一端部側の内寸が、連結パイプの他端部側の内寸より小さい。このため、連結パイプの掻取部材が取り付けられた端部付近のエアの流れる速度は、排気装置と向かい合う掻取部材の端部付近のエアの流れる速度より、速くなる。これにより、掻取部材によって掻き取られた付着物を効果的に吸引することが可能となる。
また、請求項5に記載のリニアモータでは、連結パイプを移動させるパイプ移動装置が配設されている。そして、掻取部材がフィルタの表面に接触するとともに、連結パイプの他端部の開口が、排気装置と向かい合う状態の連結パイプの配設位置と、掻取部材がフィルタの表面に接触せず、連結パイプの他端部の開口が、排気装置と向かい合わない状態の連結パイプの配設位置との間で、連結パイプが、パイプ移動装置によって移動させられる。これにより、フィルタ清掃が行われないときに、リニアモータの可動範囲から連結パイプを離しておくことが可能となり、通常時のリニアモータの作動を担保することが可能となる。
また、請求項6に記載のリニアモータでは、フィルタ清掃時に、送風機が停止する。このため、フィルタ清掃時に、フィルタからエア通路内へのエアの吸い込みが停止する。これにより、フィルタの付着物は、フィルタ側に吸引されず、掻取部材による付着物の掻き取りを適切に行うことが可能となる。
本発明の実施例である電子部品装着装置を示す斜視図である。 図1の電子部品装着装置が備える移動装置を示す斜視図である。 図2の移動装置が備えるシャフトモータを示す断面図である。 カバーハウジングが閉じられた状態の電子部品装着装置を示す斜視図である。 フィルタ清掃が行われる前のシャフトモータとダクトとを模式的に示す図である シャフトモータと下降した状態のダクトとを模式的に示す図である 装着機が備える制御装置を示すブロック図である。 フィルタ清掃が行われている際のシャフトモータとダクトとを模式的に示す図である フィルタ清掃が行われた後のシャフトモータとダクトとを模式的に示す図である
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<電子部品装着装置の構成>
図1に、電子部品装着装置10を示す。電子部品装着装置10は、1つのシステムベース12と、そのシステムベース12の上に並んで配設された2つの装着機16とを有している。なお、以下の説明では、装着機16の並ぶ方向をX軸方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY軸方向と称する。
各装着機16は、主に、装着機本体20、搬送装置22、供給装置24、装着ヘッド26、装着ヘッド移動装置(以下、「移動装置」と略す場合がある)28を備えている。装着機本体20は、フレーム部30と、そのフレーム部30に上架されたビーム部32とによって構成されている。
搬送装置22は、2つのコンベア装置40,42を備えている。それら2つのコンベア装置40,42は、互いに平行、かつ、X軸方向に延びるようにフレーム部30に配設されている。2つのコンベア装置40,42の各々は、電磁モータ(図7参照)46によって各コンベア装置40,42に支持される回路基板をX軸方向に搬送する。また、回路基板は、所定の位置において、基板保持装置(図7参照)48によって固定的に保持される。
供給装置24は、フィーダ型の供給装置であり、フレーム部30の前方側の端部に配設されている。供給装置24は、テープフィーダ50を有している。テープフィーダ50は、テープ化部品を巻回させた状態で収容している。テープ化部品は、電子部品がテーピング化されたものである。そして、テープフィーダ50は、送出装置(図7参照)52によって、テープ化部品を送り出す。これにより、フィーダ型の供給装置24は、テープ化部品の送り出しによって、電子部品を供給位置において供給する。なお、テープフィーダ50は、フレーム部30に着脱可能であり、電子部品の交換等に対応することが可能である。
装着ヘッド26は、回路基板に対して電子部品を装着するものである。装着ヘッド26の下端面には、吸着ノズル60が設けられている。吸着ノズル60は、負圧エア,正圧エア通路を介して、正負圧供給装置(図7参照)62に通じている。吸着ノズル60は、負圧によって電子部品を吸着保持し、保持した電子部品を正圧によって離脱する。また、装着ヘッド26は、吸着ノズル60を昇降させるノズル昇降装置(図7参照)64を有している。そのノズル昇降装置64によって、装着ヘッド26は、保持する電子部品の上下方向の位置を変更する。なお、吸着ノズル60は、装着ヘッド26に着脱可能であり、電子部品のサイズ等に応じて交換することが可能である。
移動装置28は、図2に示すように、Y軸方向スライド機構70とX軸方向スライド機構72とを備えている。Y軸方向スライド機構70は、Y軸方向に移動可能にビーム部32に保持されたY軸スライダ76を有している。そのY軸スライダ76は、シャフトモータ78の駆動により、Y軸方向の任意の位置に移動する。また、X軸方向スライド機構72は、X軸方向に移動可能にY軸スライダ76の側面に設けられたX軸スライダ80を有している。そのX軸スライダ80は、電磁モータ(図7参照)82の駆動により、X軸方向の任意の位置に移動する。X軸スライダ80には、装着ヘッド26が取り付けられている。このような構造により、装着ヘッド26は、移動装置28によってフレーム部30上の任意の位置に移動する。
移動装置28のシャフトモータ78は、円筒状のリニアモータであり、図3に示すように、円筒状の複数のコイル86を有する可動子88と、コイル86の内部を貫通するシャフト状の固定子90とを備えている。シャフト状の固定子90は、図2に示すように、Y軸方向に延びるように、ビーム部32に配設されている。
固定子90は、図3に示すように、円筒状のパイプ96と、そのパイプ96内に配設された複数の永久磁石98とによって構成されている。複数の永久磁石98の各々は、概して円柱状とされており、一端部側がN極とされ、他端部側がS極とされている。それら複数の永久磁石98は、1軸線上に延びるように配設されており、隣り合う2つの永久磁石98の向かい合う端部は、互いに同じ磁極とされている。そして、隣り合う2つの永久磁石98の間には、非磁性材製のスペーサ(図示省略)が設けられている。一方、パイプ96は、1軸線上に延びるように配設された複数の永久磁石98を覆うように設けられており、非磁性材料によって形成されている。
可動子88の複数のコイル86の各々は、線材が巻回されて円筒状とされており、線材同士の隙間に樹脂が充填されている。複数のコイル86は、同心状に等間隔で設けられており、隣り合う2つのコイル86の間には、非磁性材製の円環状のスペーサ(図示省略)が設けられている。そして、複数のコイル86およびスペーサが、シャフト状の固定子90の外周面にクリアランスのある状態で嵌合されている。これにより、可動子88は、固定子90の軸方向、つまり、Y軸方向に移動可能とされている。
また、可動子88の外周面には、フィン100が設けられている。フィン100は、熱伝導率が高く、単位質量当たりの放熱特性の優れた金属材料製の薄い板材で成形されている。
また、可動子88および、フィン100は、概して円環状のモータハウジング102内に収容されており、そのモータハウジング102に、Y軸スライダ76が固定されている。そのモータハウジング102の軸方向の一端部側の側面には、フィン100に対向するように、開口106が形成されており、その開口106は、フィルタ110によって覆われている。また、モータハウジング102の他端部側の端面にも、フィン100に対向するように、開口108が形成されており、その開口108には、ファン112が配設されている。そのファン112は、モータハウジング102の内部から外部に向かって送風する。これにより、モータハウジング102の内部を開口106から開口108に向かって、エアが通り抜ける。つまり、凹凸状に屈曲されたフィン100の隙間に形成されたエア通路118内を、ファン112の作動により、エアが流れ、フィン100が冷却される。なお、フィルタ110により、モータハウジング102内への埃、塵等の異物の混入が防止される。
上述した構成によって、シャフトモータ78では、永久磁石98によって発生させられる磁束がコイル86内を流れる。そのコイル86に駆動電流が供給されることで、コイル86内を流れる磁束とコイル86に供給される電流との相互作用により、軸方向の移動推力が発生する。そして、この推力によって、可動子88が固定子90の軸線に沿って移動する。これにより、Y軸スライダ76が、Y軸方向に移動する。なお、コイル86への駆動電流の供給により、コイル86が発熱するが、その熱は、可動子88の外周面に設けられたフィン100に伝達する。そして、フィン100に伝達した熱は、エア通路118を流れるエアによって冷却される。
また、装着機16の上部は、図4に示すように、カバーハウジング120によって覆われており、カバーハウジング120内に、搬送装置22,装着ヘッド26,移動装置28等が収容されている。これにより、装着機16内への、埃,塵等の異物の混入が防止される。なお、図1では、カバーハウジング120内に配設された搬送装置22等の説明のため、カバーハウジング120の一部を取り除いた状態の装着機16が図示されている。
そのカバーハウジング120の側面には、図5に示すように、排気ファン122が配設されている。この排気ファン122は、カバーハウジング120の内部から外部に向かって送風する。これにより、カバーハウジング120内の埃,塵等の異物が、カバーハウジング120内から外部に排出される。また、カバーハウジング120の内部には、ダクト126が配設されており、そのダクト126が、排気ファン122と向かい合う位置と、排気ファン122からズレた位置との間で移動する。
詳しくは、ダクト126は、漏斗形状をしており、円錐部128と管部130とによって構成されている。円錐部128は、ダクト126の内寸が先端側の開口に向かって漸増している。一方、管部130は、円錐部128の基端側の開口から連続しており、ダクト126の内寸は、管部130の全域に渡って、一定である。また、管部130は、円錐部128に連続する端部と反対側の端部において、直角に屈曲されている。なお、管部130の屈曲された端部には、掻取ブラシ132が取り付けられている。
また、カバーハウジング120の天井には、ダクト昇降装置134が固定されており、そのダクト昇降装置134によって、ダクト126が、管部130において保持されている。なお、管部130の円錐部128に連続する端部が、水平となり、管部130の屈曲された端部が、下方を向く状態で、ダクト126は、ダクト昇降装置134によって保持されている。
そのダクト昇降装置134は、伸縮可能な構造をしており、ダクト昇降装置134が収縮した状態で、ダクト126は、上昇し、ダクト昇降装置134が伸長した状態で、ダクト126は、下降する。ダクト昇降装置134の伸長により、ダクト126が下降すると、図6に示すように、ダクト126の円錐部128の開口が、排気ファン122と向かい合う。一方、ダクト昇降装置134の収縮により、ダクト126が上昇すると、図5に示すように、ダクト126の円錐部128の開口は、排気ファン122からズレる。
また、ダクト126の下方には、シャフトモータ78の固定子90が配設されている。このため、シャフトモータ78の可動子88、つまり、モータハウジング102が、固定子90に沿って移動することで、ダクト126の下方に移動する。モータハウジング102がダクト126の下方に位置しているときに、ダクト126が、ダクト昇降装置134によって下降すると、図6に示すように、管部130の屈曲された端部、つまり、掻取ブラシ132が、フィルタ110の表面に接触する。
装着機16は、さらに、図7に示すように、制御装置150を備えている。制御装置150は、コントローラ152と複数の駆動回路156とを有している。コントローラ152は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路156に接続されている。それら複数の駆動回路156は、上記電磁モータ46,82、基板保持装置48、送出装置52、正負圧供給装置62、ノズル昇降装置64、シャフトモータ78、ファン112、排気ファン122、ダクト昇降装置134に接続されている。これにより、搬送装置22、移動装置28等の作動が、コントローラ152によって制御される。
さらに、コントローラ152には、位置検出センサ158が接続されている。位置検出センサ158は、シャフトモータ78の移動位置、つまり、シャフトモータ78のモータハウジング102の位置を検出するためのセンサであり、モータハウジング102が所定の位置、具体的には、モータハウジング102に取り付けられたフィルタ110と、ダクト126の管部130に取り付けられた掻取ブラシ132とが、対向する位置(図5に示されたモータハウジング102の位置)に移動した際に、位置検出センサ158によって、モータハウジング102が検出される。
<掻取ブラシによるフィルタの清掃>
上述したように、装着機16では、装着ヘッド26を移動させる移動装置28にシャフトモータ78が採用されており、シャフトモータ78には、コイル86の熱を放熱するべく、エア通路118が形成されている。これにより、コイル86の過熱が防止され、移動装置28の適切な作動が担保されている。ただし、エア通路118へのエアの供給が適切に行われず、コイル86の熱を適切に放熱できない場合には、移動装置28の適切な作動を担保できない虞がある。具体的には、例えば、エア通路118内への塵芥の侵入を防止するフィルタ110に、目詰まり等が生じると、エア通路118に適切にエアを供給できず、コイル86の過熱により、移動装置28の適切な作動を担保できない虞がある。このため、装着機16では、フィルタ110の清掃が自動で行われる。
具体的には、まず、コントローラ152の指令により、シャフトモータ78が作動し、シャフトモータ78のモータハウジング102が、カバーハウジング120の壁面に近づく方向に移動する。この際、位置検出センサ158により、モータハウジング102が検出されると、シャフトモータ78が停止する。これにより、シャフトモータ78のモータハウジング102は、図5に示すように、ダクト126の下方に位置する。
次に、コントローラ152の指令により、ダクト昇降装置134が作動し、ダクト126が下降する。これにより、ダクト126の管部130に取り付けられた掻取ブラシ132が、図6に示すように、フィルタ110の表面に接触する。また、ダクト126が下降すると、ダクト126の円錐部128の開口は、排気ファン122と向かい合う。なお、排気ファン122は、常時、作動している。このため、排気ファン122と向かい合うダクト126の円錐部128の開口から、排気ファン122に向かって、エアが流れる。つまり、ダクト126の管部130の開口からエアが吸い込まれ、ダクト126および、排気ファン122を介して、カバーハウジング120の外部に排出される。
ダクト126が下降すると、コントローラ152の指令により、ファン112が停止する。これにより、エア通路118内のエアの流れが停止する。つまり、フィルタ110からモータハウジング102内へのエアの吸い込みが停止する。続いて、コントローラ152の指令により、シャフトモータ78が作動し、シャフトモータ78のモータハウジング102が、カバーハウジング120の壁面から離れる方向に移動することにより、フィルタ110の表面に掻取ブラシ132が接触した状態で、フィルタ110が移動する。
これにより、図8に示すように、フィルタ110の表面に付着している塵芥等の付着物160が、掻取ブラシ132によって掻き取られる。この際、ファン112は停止しているため、付着物160はフィルタ110側に吸引されず、掻取ブラシ132によって適切に掻き取られる。また、掻取ブラシ132によって掻き取られた付着物160は、排気ファン122によって、ダクト126の管部130の開口から吸引され、ダクト126および、排気ファン122を介して、カバーハウジング120の外部に排出される。そして、掻取ブラシ132がフィルタ110の端部まで移動し、フィルタ110の全面が清掃されると、コントローラ152の指令により、ダクト昇降装置134が作動し、図9に示すように、ダクト126が上昇する。これにより、フィルタ110の清掃が完了する。なお、フィルタ110の清掃が完了すると、コントローラ152の指令により、ファン112が作動し、フィン100の冷却が再開する。
装着機16では、上述したように、モータハウジング102の動きを利用して、フィルタ110の清掃が行われている。これにより、新たな駆動源等を配設することなく、フィルタ110を清掃することが可能となり、コストの削減を図ることが可能となる。また、掻取ブラシ132によって掻き取られた付着物160は、排気ファン122を利用して、カバーハウジング120の外部に排出される。つまり、付着物160をカバーハウジング120の外部に排出するための駆動源も、既存の設備が利用されており、更なるコスト削減を図ることが可能となる。
また、掻取ブラシ132によって掻き取られた付着物160は、ダクト126を介して、カバーハウジング120の外部に排出されるが、ダクト126の形状によって、付着物160の吸引効果が高くされている。詳しくは、ダクト126は、漏斗形状をしており、掻取ブラシ132が取り付けられた端部の内寸は、ダクト126の円錐部128の開口の内寸より小さくされている。このため、ダクト126の掻取ブラシ132が取り付けられた端部付近のエアの流れる速度は、ダクト126の円錐部128の開口付近のエアの流れる速度より、速くなる。これにより、掻取ブラシ132によって掻き取られた付着物160を効果的に吸引することが可能となる。
ちなみに、上記実施例において、装着機16は、製造作業機の一例である。シャフトモータ78は、リニアモータの一例である。可動子88は、可動子の一例である。固定子90は、固定子の一例である。フィン100は、ヒートシンクの一例である。フィルタ110は、フィルタの一例である。ファン112は、送風機の一例である。エア通路118は、エア通路の一例である。カバーハウジング120は、カバーハウジングの一例である。排気ファン122は、排気装置の一例である。ダクト126は、連結パイプの一例である。掻取ブラシ132は、掻取部材の一例である。ダクト昇降装置134は、パイプ移動装置の一例である。制御装置150は、制御装置の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、フィルタ110の清掃が実行されている際に、ファン112が停止しているが、ファン112を逆回転させてもよい。つまり、フィン100を冷却させる際に、ファン112を一方の方向に回転させている場合には、フィルタ110の清掃時には、ファン112を他方の方向に回転させてもよい。これにより、フィルタ110からの付着物160の剥離を促進することが可能となる。
また、上記実施例では、本発明の技術が、装着作業を実行するための装着機16に適用されているが、回路基板に対する種々の作業を実行するための装置に、本発明の技術を適用することが可能である。詳しくは、例えば、回路基板上にクリーム半田等を塗布するための装置、回路基板上に粘着剤等を吐出するための装置、回路基板に対して各種の処理を施すための装置、回路基板に対する作業を検査するための装置等に、本発明の技術を適用することが可能である。また、回路基板に対する作業を行う装置に限られず、製造作業に用いられる種々の作業機に、本発明の技術を適用することが可能である。
16:装着機(製造作業機) 78:シャフトモータ(リニアモータ) 88:可動子 90:固定子 100:フィン(ヒートシンク) 110:フィルタ 112:ファン(送風機) 118:エア通路 120:カバーハウジング 122:排気ファン(排気装置) 126:ダクト(連結パイプ) 132:掻取ブラシ(掻取部材) 134:ダクト昇降装置(パイプ移動装置) 150:制御装置

Claims (6)

  1. 固定子と、可動子と、前記可動子の熱を放散するためのヒートシンクとを備えたリニアモータであって、
    前記リニアモータが、
    両端部が開口し、内部を流れるエアによって前記ヒートシンクを冷却するためのエア通路と、
    前記エア通路の一端部の開口を覆うフィルタと、
    前記エア通路の一端部から他端部に向かってエアを流すための送風機と、
    前記可動子に移動により前記フィルタの表面に接触する位置に配設される掻取部材と
    を備え、
    前記フィルタの表面に接触する前記掻取部材が、前記可動子の移動により、前記フィルタの表面への付着物を掻き取ることを特徴とするリニアモータ。
  2. 前記リニアモータが、製造作業機に用いられることを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  3. 前記製造作業機が、
    前記リニアモータを囲うカバーハウジングと、
    前記カバーハウジングに設けられ、前記カバーハウジング内のエアを外部に排気するための排気装置とを備え、
    前記リニアモータが、
    両端部が開口する連結パイプを備え、
    前記連結パイプの一端部の開口に、前記掻取部材が取り付けられ、前記連結パイプの他端部の開口が、前記排気装置と向かい合うことを特徴とする請求項2に記載のリニアモータ。
  4. 前記連結パイプの一端部側の内寸が、前記連結パイプの他端部側の内寸より小さいことを特徴とする請求項3に記載のリニアモータ。
  5. 前記リニアモータが、
    前記連結パイプの一端部の開口に取り付けられた前記掻取部材が、前記フィルタの表面に接触するとともに、前記連結パイプの他端部の開口が、前記排気装置と向かい合う状態の前記連結パイプの配設位置と、前記連結パイプの一端部の開口に取り付けられた前記掻取部材が、前記フィルタの表面に接触せず、前記連結パイプの他端部の開口が、前記排気装置と向かい合わない状態の前記連結パイプの配設位置との間で、前記連結パイプを移動させるパイプ移動装置を備えることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のリニアモータ。
  6. 前記リニアモータが、
    前記送風機の作動を制御する制御装置を備え、
    前記制御装置が、
    前記掻取部材によって前記フィルタの表面への付着物が掻き取れられている際に、前記送風機の作動を停止することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載のリニアモータ。
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