JP6199341B2 - サンプリング回路およびサンプリング方法とサンプリングオシロスコープ並びに波形表示方法 - Google Patents

サンプリング回路およびサンプリング方法とサンプリングオシロスコープ並びに波形表示方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば高速トランシーバ(高速半導体)、光ファイバ接続モジュール(SFP+)などの被測定物(DUT)からの被測定信号を繰り返しサンプリングするサンプリング回路およびサンプリング方法とサンプリングオシロスコープ並びに波形表示方法に関する。
等価時間サンプリングオシロスコープ(以下、サンプリングオシロスコープという)は、例えば高速トランシーバ、光ファイバ接続モジュール(SFP+)などの被測定物(DUT)からの被測定信号を繰り返しサンプリングして観測波形やアイダイアグラムを表示するものとして従来より知られている。例えば下記特許文献1に開示されるサンプリングオシロスコープは、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ(DDS:Direct Digital Synthesizer)を用い、基準クロック信号の整数分の1の周波数から僅かに周波数をずらした周期信号を生成し、この生成した周期信号を時間基準(タイムベース)として被測定信号のサンプリングを行っている。
US2005/0177758A1
ところで、近年では、ビットレートの高速化に伴い、例えば32Gbps等の高速レートの高速デバイスが普及し始めている。このため、この種のサンプリングオシロスコープには、高速レートの高速デバイスに対応可能な高精度化が求められ、ジッタ誤差の更なる改善策が要望されている。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、ジッタ誤差の改善を図り、時間精度に優れた低コストのサンプリング回路およびサンプリング方法とサンプリングオシロスコープ並びに波形表示方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載されたサンプリング回路は、繰り返し信号からなる被測定信号wsに同期した基準クロック信号f0の周波数の整数分の1の周波数から所定周波数Δf[Hz]離調した周波数の周期信号r(t)を出力する周波数シンセサイザ11aと、前記周期信号から時間基準となるサンプリング用のトリガ信号CLKを出力するサンプラ駆動部11bとを有するトリガ生成部11と、
前記被測定信号を前記トリガ信号のタイミングでサンプリングする第1のサンプラ部12と、
前記基準クロック信号によるI信号I(t)を前記トリガ信号のタイミングでサンプリングする第2のサンプラ部13aと、前記基準クロック信号の位相を90°ずらしたQ信号Q(t)を出力する位相器13bと、前記Q信号を前記トリガ信号のタイミングでサンプリングする第3のサンプラ部13cと、前記I信号のサンプリングデータI(n)と前記Q信号のサンプリングデータQ(n)とサンプリング時刻の設定値t(n)に基づいて前記時間基準の補正値Δt(n)を算出する補正値算出部13dとを有する誤差検出部13とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載されたサンプリング回路は、繰り返し信号からなる被測定信号wsに同期した基準クロック信号f0の周波数の整数分の1の周波数から所定周波数Δf[Hz]離調した周波数の周期信号r(t)を出力する周波数シンセサイザ21aと、前記周期信号から時間基準となるサンプリング用のトリガ信号CLKを出力するサンプラ駆動部21bとを有するトリガ生成部21と、
前記被測定信号を前記トリガ信号のタイミングでサンプリングする第1のサンプラ部22と、
前記周期信号を前記トリガ信号のタイミングでサンプリングする第2のサンプラ部23bと、該第2のサンプラ部からのサンプリングデータr(n)とサンプリング時刻の設定値t(n)を入力とし、予め記憶された正弦波テーブルの位相Φ(n)=sin-1(r(n))から前記時間基準の補正値Δt(n)を算出する補正値算出部23cとを有する誤差検出部23とを備えたことを特徴とする。
請求項3に記載されたサンプリング回路は、請求項2のサンプリング回路において、
前記周期信号r(t)の遅延量を調整した遅延周期信号r’(t)を前記サンプラ駆動部21bに出力する可変遅延部23aを備え
前記サンプラ駆動部は、前記第2のサンプラ部23bにおいて、前記周期信号が振幅の中央付近のほぼ同じ位相Φ(n)でサンプリングされるように、前記遅延周期信号により前記トリガ信号CLKを遅延させて出力することを特徴とする。
請求項4に記載されたサンプリングオシロスコープは、請求項1〜3の何れかのサンプリング回路2A,2Bと、
前記サンプリング回路の第1のサンプラ部12,22からのサンプリングデータによる観測波形又はアイダイアグラムを、前記補正値にて補正された時間基準に基づいて表示制御する制御部3A,3Bと、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載されたサンプリング方法は、繰り返し信号からなる被測定信号wsに同期した基準クロック信号f0の周波数の整数分の1の周波数から所定周波数Δf[Hz]離調した周波数の周期信号r(t)を出力するステップと、
前記周期信号から時間基準となるサンプリング用のトリガ信号CLKを出力するステップと、
前記トリガ信号のタイミングで前記被測定信号をサンプリングするステップと、
前記トリガ信号のタイミングで前記基準クロック信号によるI信号I(t)をサンプリングするステップと、
前記基準クロック信号の位相を90°ずらしたQ信号Q(t)を出力するステップと、
前記Q信号を前記トリガ信号のタイミングでサンプリングするステップと、
前記I信号のサンプリングデータI(n)と前記Q信号のサンプリングデータQ(n)とサンプリング時刻の設定値t(n)に基づいて前記時間基準の補正値Δt(n)を算出するステップとを含むことを特徴とする。
請求項6に記載されたサンプリング方法は、繰り返し信号からなる被測定信号wsに同期した基準クロック信号f0の周波数の整数分の1の周波数から所定周波数Δf[Hz]離調した周波数の周期信号r(t)を出力するステップと、
前記周期信号から時間基準となるサンプリング用のトリガ信号CLKを出力するステップと、
前記被測定信号を前記トリガ信号のタイミングでサンプリングするステップと、
前記周期信号を前記トリガ信号のタイミングでサンプリングするステップと、
前記周期信号のサンプリングデータr(n)とサンプリング時刻の設定値t(n)を入力とし、予め記憶された正弦波テーブルの位相Φ(n)=sin-1(r(n))から前記時間基準の補正値Δt(n)を算出するステップとを含むことを特徴とする。
請求項7に記載されたサンプリング方法は、請求項6のサンプリング方法において、
前記周期信号r(t)が振幅の中央付近のほぼ同じ位相Φ(n)でサンプリングされるように、前記周期信号の遅延量を調整した遅延周期信号r’(t)により前記トリガ信号CLKを遅延させて出力するステップを更に含むことを特徴とする。
請求項8に記載された波形表示方法は、請求項5〜7の何れかのサンプリング方法において、
前記被測定信号wsのサンプリングデータによる観測波形又はアイダイアグラムを前記補正値にて補正された時間基準に基づいて表示するステップを更に含むことを特徴とする。
本発明によれば、繰り返し信号からなる被測定信号に同期した基準クロック信号から生成した時間基準となるトリガ信号に基づいて被測定信号のサンプリングを行いつつ、装置内部で発生する時間基準の誤差を検出して補正している。これにより、長周期で繰り返される被測定物からの被測定信号を、従来(400fs rms)よりも高精度(200fs rms)の時間基準で観測することができる。
また、サンプラ駆動部の入力として、基準クロック信号を用いずに、周波数シンセサイザの出力を用いれば、時間基準の誤差を補正するためのサンプラの数を減らして構成を簡略化でき、コストの低減を図ることができる。
本発明に係るサンプリング回路を含むサンプリングオシロスコープの第1実施の形態の概略構成を示すブロック図である。 本発明に係るサンプリング回路を含むサンプリングオシロスコープの第2実施の形態の概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面の図1及び図2を参照しながら詳細に説明する。
[本発明の実施の形態の概要について]
本発明は、被測定物(DUT)からの被測定信号を繰り返しサンプリングするサンプリング回路、被測定信号のサンプリング方法、サンプリング回路を含むサンプリングオシロスコープ、被測定信号の波形表示方法に関する。
本発明のサンプリング回路を含むサンプリングオシロスコープは、被測定物からの被測定信号に同期した基準クロック信号から時間基準(タイムベース)となるトリガ信号を生成し、この生成したトリガ信号のタイミングに基づいて被測定信号のサンプリングを行いつつ、サンプリングオシロスコープ(サンプリング回路)内で発生する時間基準の誤差を検出し、時間基準の情報を補正する機能を有する。
なお、本発明のサンプリングオシロスコープは、外部クロックを必要とする等価時間サンプリングスコープのみを対象としており、内部にサンプリングクロックを持ち外部クロックを必要としないリアルタイムオシロスコープは含まないものである。
[第1実施の形態について]
図1に示すように、第1実施の形態のサンプリングオシロスコープ1Aは、サンプリング回路2A、制御部3A、表示部4Aを備えて概略構成され、基準クロック発生器5が発生する基準クロック信号f0の立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングで被測定物(DUT)6からの被測定信号ws(例えばNRZ信号、PAM信号などの繰り返し信号)をサンプリングし、このサンプリング結果に基づく観測波形(被測定信号wsの遷移を多数サンプリングし、これらを重ね合わせてグラフィカル表示するアイダイアグラムを含む)を表示する。
被測定物6は、例えば高速トランシーバ、光ファイバ接続モジュール(SFP+)などで構成される。高速トランシーバが被測定物6の場合は、例えばNRZ信号、PAM信号などの繰り返し信号(電気信号)が被測定信号wsとして基準クロック信号f0の立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングでサンプリングオシロスコープ1Aに入力される。また、光ファイバ接続モジュール(SFP+)が被測定物6の場合は、基準クロック信号f0の立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングで光強度変調された被測定物6からの光信号を図示されないO/E変換器にてデータ信号(電気信号)に変換し、この変換されたデータ信号(電気信号)が被測定信号wsとしてサンプリングオシロスコープ1Aに入力される。
なお、図1の例では、基準クロック発生器5と被測定物6とを別々の構成としているが、被測定物6が基準クロック発生器5を一体に備えた構成とすることもできる。この場合、被測定物6は、基準クロック信号f0を発生する基準クロック発生器5と、基準クロック信号f0の立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングで被測定信号としてのパターン信号を発生するパターン信号発生装置と、基準クロック信号f0を1枚の回路基板上に備える。
サンプリング回路2Aは、トリガ生成部11、第1のサンプラ部12、誤差検出部13を備えて構成される。
トリガ生成部11は、周波数シンセサイザ11aとサンプラ駆動部11bから構成され、被測定信号wsに同期した基準クロック信号f0からトリガ信号CLKを生成する。このトリガ信号CLKは、被測定物6から入力される被測定信号wsをサンプリングするための時間基準(タイムベース)となる。
周波数シンセサイザ11aは、例えばPLL周波数シンセサイザやダイレクト・デジタル・シンセサイザ(DDS)で構成される。周波数シンセサイザ11aは、制御部3Aからサンプル時刻の設定値t(n)が入力しており、基準クロック発生器5からの基準クロック信号f0の周波数の整数分の1の周波数から所定周波数Δf[Hz]離調した周波数の周期信号r(t)を出力する。
なお、周波数シンセサイザ11aは、PLL周波数シンセサイザやダイレクト・デジタル・シンセサイザの前段に1/N分周器(Nは1以上の正の整数)を接続した構成することもできる。
サンプラ駆動部11bは、周波数シンセサイザ11aからの周期信号r(t)を入力として、サンプラの仕様(周波数帯域、振幅感度)に合わせたサンプリング用のトリガ信号(サンプリングパルス)CLKを出力する。サンプラ駆動部11bから出力されるトリガ信号CLKは、第1のサンプラ部12、第2のサンプラ部13a、第3のサンプラ部13cにそれぞれ入力される。
サンプラ駆動部11bとしては、例えばステップリカバリダイオードや高速動作するトランジスタ回路が使用され、高速パルスによるサンプリング用のトリガ信号CLKを発生して出力する。なお、サンプラ駆動部11bは、上記ステップリカバリダイオードや高速動作するトランジスタ回路の前段に分周器を接続した構成であってもよい。
ここで、サンプラ駆動部11bは、出力信号であるトリガ信号CLKがゆっくりとした立ち上がりスロープ(又は立ち下がりスロープ)の場合、サンプラを高速にON/OFFすることが出来ず、要求されるサンプラの広帯域特性を満足できない。このため、サンプラ駆動部11bは、出力信号(トリガ信号CLK)が高速に立ち上がる(又は立ち下がる)必要があり、広帯域特性が要求される。しかし、サンプラ駆動部11bを広帯域特性にすると、サンプラ駆動部11b内部で発生する雑音成分が増えるという問題が生じる。従って、この種の従来のサンプリングオシロスコープでは、サンプラ駆動部11bにおける雑音成分に起因する時間誤差(ジッタ)が支配的であり、このサンプラ駆動部11bの出力ジッタを完全に0にすることが困難であった。その結果、従来のサンプリングオシロスコープでは、上記の点が400fs rms程度の測定限界の原因となっていた。そこで、本実施の形態では、この測定限界の対応策として図1の構成を採用している。
第1のサンプラ部12は、サンプラ駆動部11bから入力されるサンプリング用のトリガ信号CLKの立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングで被測定物6からの被測定信号wsをサンプリングする。第1のサンプラ部12にてサンプリングされた被測定信号wsのサンプリングデータd(n)は制御部3Aに入力される。
誤差検出部13は、第2のサンプラ部13a、位相器13b、第3のサンプラ部13c、補正値算出部13dを備えて構成される。
第2のサンプラ部13aは、第1のサンプラ部12と同じサンプラ駆動部11bからのサンプリング用のトリガ信号CLKの立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングで基準クロック発生器5からの基準クロック信号f0によるI信号I(t)をサンプリングする。第2のサンプラ部13aにてサンプリングされたI信号I(t)のサンプリングデータI(n)は、後段の補正値算出部13dに入力される。
位相器13bは、基準クロック発生器5からの基準クロック信号f0の位相を90°ずらして出力する。この位相が90°ずれた基準クロック信号は、Q信号Q(t)として第3のサンプラ部13cに入力される。
第3のサンプラ部13cは、第1のサンプラ部12や第2のサンプラ部13aと同じサンプラ駆動部11bからのサンプリング用のトリガ信号CLKの立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングで位相器13bからのQ信号Q(t)をサンプリングする。第3のサンプラ部13cにてサンプリングされたQ信号Q(t)のサンプリングデータQ(n)は、後段の補正値算出部13dに入力される。
補正値算出部13dは、第2のサンプラ部13aからのI信号のサンプリングデータI(n)及び第3のサンプラ部13cからのQ信号のサンプリングデータQ(n)と、制御部3Aからのサンプル時刻の設定値t(n)を用いて時間基準の補正値Δt(n)を算出する。
すなわち、補正値算出部13dは、I信号I(t)のサンプリングデータI(n)とQ信号Q(t)のサンプリングデータQ(n)を用いて下記の式(1)から位相Φ(n)を算出する。また、算出した位相Φ(n)を用いて下記の式(2)から時間T(n)を算出する。
Φ(n)=tan-1(Q(n)/I(n))…式(1) 但し、−π<Φ(n)<+πとする。
T(n)=Φ(n)/2πf0…式(2) 但し、−1/2f0<T(n)<1/2f0とする。
そして、アンラップ処理後の時間をT’(n)(但し、0<T’(n)<∞)として、時間基準の補正値Δt(n)=T’(n)−t(n)を算出する。
なお、t(n)は、周波数シンセサイザ11aで決定するサンプリング周期をTsとしたときに、t(n)=Ts×n(但し、n=0,1,2,…)から求まる理想的なサンプリング時刻として設定される値である。
制御部3Aは、例えばCPU(Central Processing Unit )やROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)等のプロセッサで構成され、周波数シンセサイザ11a及び補正値算出部13dにサンプル時刻の設定値t(n)を設定する。また、制御部3Aは、補正値算出部13dからの時間基準の補正値Δt(n)に基づいて設定値t(n)を補正するための補正時間t(n)+Δt(n)を算出する。さらに、制御部3Aは、第1のサンプラ部12から被測定信号wsのサンプリングデータd(n)を取り込み、補正時間t(n)+Δt(n)を用いて、[X,Y]=[t(n)+Δt(n),d(n)]で観測波形を描画するように表示部4Aの表示を制御する。なお、制御部3Aは、Xの値をX0でラッピング処理してX’とすれば、[X’,Y]でアイダイアグラムを描画して表示部4Aの表示を制御することができる。
表示部4Aは、例えば液晶表示器などで構成され、制御部3Aの制御により、表示画面上に[X,Y]で観測波形又は[X’,Y]でアイダイアグラム(アイパターン)を表示する。
[第1実施の形態の動作について]
次に、上述した第1実施の形態によるサンプリングオシロスコープ1Aの動作について説明する。
基準クロック発生器5が発生する基準クロック信号f0は、被測定物6、周波数シンセサイザ11a、第2のサンプラ部13a、位相器13bにそれぞれ入力される。
被測定物6は、基準クロック発生器5から基準クロック信号f0が入力されると、この基準クロック信号f0の立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングで被測定信号wsの振幅レベルを遷移(変化)させる。
周波数シンセサイザ11aは、基準クロック発生器5から基準クロック信号f0が入力されると、この基準クロック信号f0の周波数の整数分の1の周波数から所定周波数Δf[Hz]離調した周波数の周期信号r(t)を出力し、サンプラ駆動部11bに入力する。サンプラ駆動部11bは、周波数シンセサイザ11aから周期信号r(t)が入力されると、サンプリング用のトリガ信号CLKを出力する。このトリガ信号CLKは、第1のサンプラ部12、第2のサンプラ部13a、第3のサンプラ部13cにそれぞれ入力される。
第1のサンプラ部12は、サンプラ駆動部11bからのトリガ信号CLKの立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングで被測定物6からの被測定信号wsをサンプリングする。この第1のサンプラ部12による被測定信号wsのサンプリングデータd(n)は制御部3Aに入力される。
第2のサンプラ部13aは、サンプラ駆動部11bからのトリガ信号CLKの立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングで基準クロック発生器5からの基準クロック信号f0によるI信号I(t)をサンプリングする。この第2のサンプラ部13aによるI信号のサンプリングデータI(n)は補正値算出部13dに入力される。
位相器13bは、基準クロック発生器5からの基準クロック信号f0の位相を90°ずらした信号をQ信号Q(t)として第3のサンプラ部13cに入力する。第3のサンプラ部13cは、サンプラ駆動部11bからのトリガ信号CLKの立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングで位相器13bからのQ信号Q(t)をサンプリングする。すなわち、第1のサンプラ部12、第2のサンプラ部13a、第3のサンプラ部13cは、同じサンプラ駆動部11bからのトリガ信号CLKのタイミングでサンプリングを行う。この第3のサンプラ部13cによるQ信号のサンプリングデータQ(n)は補正値算出部13dに入力される。
補正値算出部13dは、第2のサンプラ部13aからのI信号のサンプリングデータI(n)及び第3のサンプラ部13cからのQ信号のサンプリングデータQ(n)と、制御部3Aからのサンプル時刻の設定値t(n)に基づいて時間基準の補正値Δt(n)を算出する。この算出した時間基準の補正値Δt(n)は制御部3Aに入力される。
制御部3Aは、周波数シンセサイザ11a及び補正値算出部13dに設定されるサンプル時刻の設定値t(n)を補正値算出部13dからの時間基準の補正値Δt(n)によって補正するための補正時間t(n)+Δt(n)を算出する。そして、制御部3Aは、第1のサンプラ部12から被測定信号wsのサンプリングデータd(n)を取り込み、補正時間t(n)+Δt(n)を用いて、表示部4Aの表示画面上に[X,Y]=[t(n)+Δt(n),d(n)]で観測波形を表示する。
[第2実施の形態について]
上述した第1実施の形態のサンプリングオシロスコープ1Aでは、入力の基準クロック信号f0とサンプリング用のトリガ信号CLKの周期をずらしており、I信号とQ信号の直交信号を用いて時間情報T(n)を取得している。すなわち、1つの正弦波信号だけでは正弦波の傾き(スルーレート)が大きい位置と小さい位置を含んでサンプリングされるため、振幅値だけから常に正確な位相Φ(n)を求めることが困難であり、I信号とQ信号の1組の直交信号を得るために第2のサンプラ部13aと第3のサンプラ部13cによる2つのサンプラを用いている。
これに対し、第2実施の形態のサンプリングオシロスコープ1Bは、第2のサンプラ部23bの入力として、基準クロック信号f0を用いずに、周波数シンセサイザ21aの出力を用いる。これにより、サンプラの数を減らして構成の簡略化及びコストの低減化を図っている。以下、第2実施の形態のサンプリングオシロスコープ1Bの構成について図2を参照しながら説明する。
図2に示すように、第2実施の形態のサンプリングオシロスコープ1Bは、サンプリング回路2B、制御部3B、表示部4Bを備えて概略構成され、基準クロック発生器5が発生する基準クロック信号f0の立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングで被測定物(DUT)6からの被測定信号ws(例えばNRZ信号、PAM信号などの繰り返し信号)をサンプリングし、このサンプリング結果に基づく観測波形(被測定信号wsの遷移を多数サンプリングし、これらを重ね合わせてグラフィカル表示するアイダイアグラムを含む)を表示する。
被測定物6は、例えば高速トランシーバ、光ファイバ接続モジュール(SFP+)などで構成される。高速トランシーバが被測定物6の場合は、例えばNRZ信号、PAM信号などの繰り返し信号(電気信号)が被測定信号wsとして基準クロック信号f0の立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングでサンプリングオシロスコープ1Bに入力される。また、光ファイバ接続モジュール(SFP+)が被測定物6の場合は、基準クロック信号f0の立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングで光強度変調された被測定物6からの光信号を図示されないO/E変換器にてデータ信号(電気信号)に変換し、この変換されたデータ信号(電気信号)が被測定信号wsとしてサンプリングオシロスコープ1Bに入力される。
なお、図2の例では、基準クロック発生器5と被測定物6とを別々の構成としているが、被測定物6が基準クロック発生器5を一体に備えた構成とすることもできる。この場合、被測定物6は、基準クロック信号f0を発生する基準クロック発生器5と、基準クロック信号f0の立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングで被測定信号としてのパターン信号を発生するパターン信号発生装置と、基準クロック信号f0を1枚の回路基板上に備える。
サンプリング回路2Bは、トリガ生成部21、第1のサンプラ部22、誤差検出部23を備えて構成される。
トリガ生成部21は、周波数シンセサイザ21aとサンプラ駆動部21bから構成され、被測定信号wsに同期した基準クロック信号f0からトリガ信号CLKを生成する。このトリガ信号CLKは、被測定物6から入力される被測定信号wsをサンプリングするための時間基準(タイムベース)となる。
周波数シンセサイザ21aは、例えばPLL周波数シンセサイザやダイレクト・デジタル・シンセサイザ(DDS)で構成される。周波数シンセサイザ21aは、制御部3Bからサンプル時刻の設定値t(n)が入力しており、基準クロック発生器5からの基準クロック信号f0の周波数の整数分の1の周波数から所定周波数Δf[Hz]離調した周波数の周期信号r(t)を出力する。
なお、周波数シンセサイザ21aは、PLL周波数シンセサイザやダイレクト・デジタル・シンセサイザの前段に1/N分周器(Nは1以上の正の整数)を接続した構成することもできる。
サンプラ駆動部21bは、後述する可変遅延部23aからの遅延周期信号r’(t)を入力として、サンプラの仕様(周波数帯域、振幅感度)に合わせたサンプリング用のトリガ信号(サンプリングパルス)CLKを出力する。サンプラ駆動部21bから出力されるトリガ信号CLKは、第1のサンプラ部22、第2のサンプラ部23bにそれぞれ入力される。
サンプラ駆動部21bとしては、例えばステップリカバリダイオードや高速動作するトランジスタ回路が使用され、高速パルスによるサンプリング用のトリガ信号CLKを発生して出力する。なお、サンプラ駆動部21bは、上記ステップリカバリダイオードや高速動作するトランジスタ回路の前段に分周器を接続した構成であってもよい。
ここで、サンプラ駆動部21bは、出力信号であるトリガ信号CLKがゆっくりとした立ち上がりスロープ(又は立ち下がりスロープ)の場合、サンプラを高速にON/OFFすることが出来ず、要求されるサンプラの広帯域特性を満足できない。このため、サンプラ駆動部21bは、出力信号(トリガ信号CLK)が高速に立ち上がる(又は立ち下がる)必要があり、広帯域特性が要求される。しかし、サンプラ駆動部21bを広帯域特性にすると、サンプラ駆動部21b内部で発生する雑音成分が増えるという問題が生じる。従って、この種の従来のサンプリングオシロスコープでは、サンプラ駆動部21bにおける雑音成分に起因する時間誤差(ジッタ)が支配的であり、このサンプラ駆動部21bの出力ジッタを完全に0にすることが困難であった。その結果、従来のサンプリングオシロスコープでは、上記の点が400fs rms程度の測定限界の原因となっていた。そこで、本実施の形態では、この測定限界の対応策として図2の構成を採用している。
第1のサンプラ部22は、サンプラ駆動部21bから入力されるサンプリング用のトリガ信号CLKの立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングで被測定物6からの被測定信号wsをサンプリングする。第1のサンプラ部22にてサンプリングされた被測定信号wsのサンプリングデータd(n)は制御部3Bに入力される。
誤差検出部23は、可変遅延部23a、第2のサンプラ部23b、補正値算出部23cを備えて構成される。
可変遅延部23aは、第2のサンプラ部23bの周期信号r(t)とトリガ信号CLKの位相が最適になるように遅延量を調整する。すなわち、可変遅延部23aは、第2のサンプラ部23bの入力信号である周期信号r(t)の振幅の中央付近(傾きが一番良い高スルーレートな位置)で常にサンプリングされるように遅延量(固定値)を調整する。これにより、第2のサンプラ部23bの周期信号r(t)が振幅の中央付近のほぼ同じ位相Φ(n)でサンプリングされる。この結果、振幅値だけから正確に位相Φ(n)を求めることができる。
第2のサンプラ部23bは、第1のサンプラ部22と同じサンプラ駆動部21bからのサンプリング用のトリガ信号CLKの立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングで周波数シンセサイザ21aからの周期信号r(t)をサンプリングする。第2のサンプラ部23bにてサンプリングされたサンプリングデータr(n)は、後段の補正値算出部23cに入力される。
補正値算出部23cは、第2のサンプラ部23bからのサンプリングデータr(n)と制御部3Bからのサンプル時刻の設定値t(n)を入力とし、予め記憶された正弦波テーブルの位相Φ(n)=sin-1(r(n))を用いて時間基準の補正値Δt(n)を算出する。
すなわち、補正値算出部23cは、位相Φ(n)を用いて下記式(2)から時間T(n)を算出する。
T(n)=Φ(n)/2πf0…式(2) 但し、−1/2f0<T(n)<1/2f0とする。
そして、補正値算出部23cは、アンラップ処理後の時間をT’(n)(但し、0<T’(n)<∞)として、時間基準の補正値Δt(n)=T’(n)−t(n)を算出する。
なお、t(n)は、周波数シンセサイザ11aで決定するサンプリング周期をTsとしたときに、t(n)=Ts×n(但し、n=0,1,2,…)から求まる理想的なサンプリング時刻として設定される値である。
制御部3Bは、例えばCPU(Central Processing Unit )やROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)等のプロセッサで構成され、周波数シンセサイザ21a及び補正値算出部23cにサンプル時刻の設定値t(n)を設定する。また、制御部3Bは、補正値算出部23cからの時間基準の補正値Δt(n)に基づいて設定値t(n)を補正するための補正時間t(n)+Δt(n)を算出する。さらに、制御部3Bは、第1のサンプラ部22から被測定信号wsのサンプリングデータd(n)を取り込み、補正時間t(n)+Δt(n)を用いて、[X,Y]=[t(n)+Δt(n),d(n)]で観測波形を描画するように表示部4Bの表示を制御する。なお、制御部3Bは、Xの値をX0でラッピング処理してX’とすれば、[X’,Y]でアイダイアグラムを描画して表示部4Bの表示を制御することができる。
表示部4Bは、例えば液晶表示器などで構成され、制御部3Bの制御により、表示画面上に[X,Y]で観測波形又は[X’,Y]でアイダイアグラム(アイパターン)を表示する。
[第2実施の形態の動作について]
次に、上述した第2実施の形態によるサンプリングオシロスコープ1Bの動作について説明する。
基準クロック発生器5が発生する基準クロック信号f0は、被測定物6、周波数シンセサイザ21aにそれぞれ入力される。
被測定物6は、基準クロック発生器5から基準クロック信号f0が入力されると、この基準クロック信号f0の立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングで被測定信号wsの振幅レベルを遷移(変化)させる。
周波数シンセサイザ21aは、基準クロック発生器5から基準クロック信号f0が入力されると、この基準クロック信号f0の周波数の整数分の1の周波数から所定周波数Δf[Hz]離調した周波数の周期信号r(t)を出力し、可変遅延部23aに入力する。可変遅延部23aは、第2のサンプラ部23bの周期信号r(t)の振幅中央付近で常にサンプリングされるように遅延量を調整し、この遅延量が調整された遅延周期信号r’(t)をサンプラ駆動部21bに入力する。サンプラ駆動部21bは、可変遅延部23aから遅延周期信号r’(t)が入力されると、サンプリング用のトリガ信号CLKを出力する。このトリガ信号CLKは、第1のサンプラ部22、第2のサンプラ部23bにそれぞれ入力される。
第1のサンプラ部22は、サンプラ駆動部21bからのトリガ信号CLKの立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングで被測定物6からの被測定信号wsをサンプリングする。この第1のサンプラ部22による被測定信号wsのサンプリングデータd(n)は制御部3Bに入力される。
第2のサンプラ部23bは、第1のサンプラ部22と同じサンプラ駆動部21bからのトリガ信号CLKの立ち上がり(又は立ち下がり)のタイミングで周波数シンセサイザ21aからの周期信号r(t)をサンプリングする。この第2のサンプラ部23bによるサンプリングデータr(n)は補正値算出部23cに入力される。
補正値算出部23cは、第2のサンプラ部23bからのサンプリングデータr(n)と、制御部3Bからのサンプル時刻の設定値t(n)に基づいて時間基準の補正値Δt(n)を算出する。この算出した時間基準の補正値Δt(n)は制御部3Bに入力される。
制御部3Bは、周波数シンセサイザ21a及び補正値算出部23cに設定されるサンプル時刻の設定値t(n)を補正値算出部23cからの時間基準の補正値Δt(n)によって補正するための補正時間t(n)+Δt(n)を算出する。そして、制御部3Bは、第1のサンプラ部22から被測定信号wsのサンプリングデータd(n)を取り込み、補正時間t(n)+Δt(n)を用いて、表示部4Bの表示画面上に[X,Y]=[t(n)+Δt(n),d(n)]で観測波形を表示する。
[本発明の実施の形態の効果について]
上述した本発明の各実施の形態では、繰り返し信号からなる被測定信号wsに同期した基準クロック信号f0から生成した時間基準に基づいて被測定信号wsのサンプリングを行いつつ、装置内部で発生する時間基準の誤差を検出して補正時間t(n)+Δt(n)を算出し、算出した補正時間t(n)+Δt(n)を用いて観測波形(アイダイアグラム)を表示している。これにより、長周期で繰り返される被測定物6からの被測定信号wsを、基準クロック信号0の周期に制限されず、200fs rmsの高精度の時間基準で観測することができる。その結果、時間精度に優れた低コストのサンプリング回路やサンプリングオシロスコープを提供することができる。
また、図2に示す本発明の第2実施の形態では、第2のサンプラ23bの入力として、基準クロック信号f0を用いずに、周波数シンセサイザ21aの出力を用いている。これにより、サンプラ駆動部21bの時間誤差を検出して補正でき、図1の第1実施の形態と比較して、時間基準の誤差を補正するためのサンプラの数を減らして構成を簡略化でき、コストの低減を図ることができる。
以上、本発明に係るサンプリング回路およびサンプリング方法とサンプリングオシロスコープ並びに波形表示方法の最良の形態について説明したが、この形態による記述及び図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例及び運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
1A,1B サンプリングオシロスコープ
2A,2B サンプリング回路
3A,3B 制御部
4A,4B 表示部
5 基準クロック発生器
6 被測定物
11 トリガ生成部
11a 周波数シンセサイザ
11b サンプラ駆動部
12 第1のサンプラ
13 誤差検出部
13a 第2のサンプラ
13b 位相器
13c 第3のサンプラ
13d 補正値算出部
21 トリガ生成部
21a 周波数シンセサイザ
21b サンプラ駆動部
22 第1のサンプラ
23 誤差検出部
23a 可変遅延部
23b 第2のサンプラ
23c 補正値算出部

Claims (8)

  1. 繰り返し信号からなる被測定信号(ws)に同期した基準クロック信号(f0)の周波数の整数分の1の周波数から所定周波数(Δf[Hz])離調した周波数の周期信号(r(t))を出力する周波数シンセサイザ(11a)と、前記周期信号から時間基準となるサンプリング用のトリガ信号(CLK)を出力するサンプラ駆動部(11b)とを有するトリガ生成部(11)と、
    前記被測定信号を前記トリガ信号のタイミングでサンプリングする第1のサンプラ部(12)と、
    前記基準クロック信号によるI信号(I(t))を前記トリガ信号のタイミングでサンプリングする第2のサンプラ部(13a)と、前記基準クロック信号の位相を90°ずらしたQ信号(Q(t))を出力する位相器(13b)と、前記Q信号を前記トリガ信号のタイミングでサンプリングする第3のサンプラ部(13c)と、前記I信号のサンプリングデータ(I(n))と前記Q信号のサンプリングデータ(Q(n))とサンプリング時刻の設定値(t(n))に基づいて前記時間基準の補正値(Δt(n))を算出する補正値算出部(13d)とを有する誤差検出部(13)とを備えたことを特徴とするサンプリング回路。
  2. 繰り返し信号からなる被測定信号(ws)に同期した基準クロック信号(f0)の周波数の整数分の1の周波数から所定周波数(Δf[Hz])離調した周波数の周期信号(r(t))を出力する周波数シンセサイザ(21a)と、前記周期信号から時間基準となるサンプリング用のトリガ信号(CLK)を出力するサンプラ駆動部(21b)とを有するトリガ生成部(21)と、
    前記被測定信号を前記トリガ信号のタイミングでサンプリングする第1のサンプラ部(22)と、
    前記周期信号を前記トリガ信号のタイミングでサンプリングする第2のサンプラ部(23b)と、該第2のサンプラ部からのサンプリングデータ(r(n))とサンプリング時刻の設定値(t(n))を入力とし、予め記憶された正弦波テーブルの位相(Φ(n)=sin-1(r(n)))から前記時間基準の補正値(Δt(n))を算出する補正値算出部(23c)とを有する誤差検出部(23)とを備えたことを特徴とするサンプリング回路。
  3. 前記周期信号(r(t))の遅延量を調整した遅延周期信号(r’(t))を前記サンプラ駆動部(21b)に出力する可変遅延部(23a)を備え
    前記サンプラ駆動部は、前記第2のサンプラ部(23b)において、前記周期信号が振幅の中央付近のほぼ同じ位相(Φ(n))でサンプリングされるように、前記遅延周期信号により前記トリガ信号(CLK)を遅延させて出力することを特徴とする請求項2記載のサンプリング回路。
  4. 請求項1〜3の何れかのサンプリング回路(2A,2B)と、
    前記サンプリング回路の第1のサンプラ部(12,22)からのサンプリングデータによる観測波形又はアイダイアグラムを、前記補正値にて補正された時間基準に基づいて表示制御する制御部(3A,3B)と、
    を備えたことを特徴とするサンプリングオシロスコープ。
  5. 繰り返し信号からなる被測定信号(ws)に同期した基準クロック信号(f0)の周波数の整数分の1の周波数から所定周波数(Δf[Hz])離調した周波数の周期信号(r(t))を出力するステップと、
    前記周期信号から時間基準となるサンプリング用のトリガ信号(CLK)を出力するステップと、
    前記トリガ信号のタイミングで前記被測定信号をサンプリングするステップと、
    前記トリガ信号のタイミングで前記基準クロック信号によるI信号(I(t))をサンプリングするステップと、
    前記基準クロック信号の位相を90°ずらしたQ信号(Q(t))を出力するステップと、
    前記Q信号を前記トリガ信号のタイミングでサンプリングするステップと、
    前記I信号のサンプリングデータ(I(n))と前記Q信号のサンプリングデータ(Q(n))とサンプリング時刻の設定値(t(n))に基づいて前記時間基準の補正値(Δt(n))を算出するステップとを含むことを特徴とするサンプリング方法。
  6. 繰り返し信号からなる被測定信号(ws)に同期した基準クロック信号(f0)の周波数の整数分の1の周波数から所定周波数(Δf[Hz])離調した周波数の周期信号(r(t))を出力するステップと、
    前記周期信号から時間基準となるサンプリング用のトリガ信号(CLK)を出力するステップと、
    前記被測定信号を前記トリガ信号のタイミングでサンプリングするステップと、
    前記周期信号を前記トリガ信号のタイミングでサンプリングするステップと、
    前記周期信号のサンプリングデータ(r(n))とサンプリング時刻の設定値(t(n))を入力とし、予め記憶された正弦波テーブルの位相(Φ(n)=sin-1(r(n)))から前記時間基準の補正値(Δt(n))を算出するステップとを含むことを特徴とするサンプリング方法。
  7. 前記周期信号(r(t))が振幅の中央付近のほぼ同じ位相(Φ(n))でサンプリングされるように、前記周期信号の遅延量を調整した遅延周期信号(r’(t))により前記トリガ信号(CLK)を遅延させて出力するステップを更に含むことを特徴とする請求項6記載のサンプリング方法。
  8. 請求項5〜7の何れかのサンプリング方法において、
    前記被測定信号(ws)からのサンプリングデータによる観測波形又はアイダイアグラムを前記補正値にて補正された時間基準に基づいて表示するステップを更に含むことを特徴とする波形表示方法。
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