JP2011089832A - 標本化装置および標本化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被測定装置の被測定信号と同期クロック信号にジッタがある場合でも、トリガディレイの影響を受けずに、ジッタを正しく補正する。
【解決手段】基準信号を発生する機能部と、同期クロック信号から、第1ストローブ信号を生成する機能部と、第2ストローブ信号を生成する機能部と、第1ストローブ信号によって、被測定信号をサンプリングする機能部と、第1ストローブ信号によって、基準信号をサンプリングする機能部と、第2ストローブ信号によって、基準信号をサンプリングする機能部と、サンプリング値から、被測定信号サンプリング部の時間軸情報を求める機能部と、時間軸情報と、サンプリング値から、被測定信号の波形を求める機能部とを備え、第2ストローブ信号の周期は、同期クロック信号の整数倍で、サンプリング時点における第2ストローブ信号の被測定信号に対する遅れ時間に等しい標本化装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、被測定信号を繰り返しサンプリングする標本化装置および標本化方法に関し、詳しくは、トリガディレイの影響を受けずに被測定信号の波形を精度よく再現することができる標本化装置および標本化方法に関する。
被測定信号の波形を精度よく再現することができる標本化装置が特許文献1に記載されている。図1は、被測定装置10が出力する被測定信号を標本化する標本化装置100の構成を示すブロック図である。被測定装置10からは、被測定信号S1と、被測定信号S1に同期した同期クロック信号S2が出力される。
本図の例では、ジッタ源として被測定装置10の同期クロック信号S2に存在するジッタJrを想定している。また、標本化装置100の内部に搭載された基準信号発生部34が出力する基準信号S6に存在するジッタJfと、シーケンシャル・サンプリングを実現するための第1周波数変換部35で発生するジッタJsも考慮している。
標本化装置100では、被測定信号S1と内部の基準信号S6とを、第1ストローブ信号S4で同時にサンプルし、垂直軸情報信号S3と第1参照信号S7とを得る。また、ほぼ同じ時刻に、基準信号S6を第2ストローブ信号S5でサンプルし、第2参照信号S8を得る。ここで、第1ストローブ信号S4は、同期クロック信号S2を分周した信号と僅かに周波数の異なる信号である。この信号を生成する際に、ジッタJsが発生する。第2ストローブ信号S5は、同期クロック信号S2を分周した信号である。
このとき、垂直軸情報信号S3は、被測定信号S1のジッタJrと、第1ストローブ信号S4のジッタJsとを含む。第1参照信号S7は、基準信号S6のジッタJfと第1ストローブ信号S4のジッタJsとを含む。また、第2参照信号S8は、基準信号のS6のジッタJfと第2ストローブ信号S5のジッタJrとを含む。
そこで、第1参照信号S7と第2参照信号S8とを演算してジッタJfを除去し、ジッタJsとジッタJrとを得る。この結果を時間軸情報に反映させ、垂直軸情報信号S3のジッタJsとジッタJrとを除去するようにしている。これにより、標本化装置100は、被測定信号の波形を精度よく再現することができる。
なお、ジッタJfは、精度の高い基準信号発生部34を用いることにより、十分小さくすることが可能であるのに対し、ジッタJrは、被測定装置10に起因するものであるため、調整することができないジッタである。また、ジッタJsも、第1周波数変換部35において同期クロック信号S2からPLL等を用いて第1ストローブ信号S4を生成する際に発生するため、避けることのできないジッタである。
特開2007−24657号公報
被測定装置10から出力される同期クロック信号S2が、第1周波数変換部35、第2周波数変換部36で加工されて、被測定信号サンプリング部31、第1サンプリング部32、第2サンプリング部33に至るまでの経路で遅延が生じ、この遅延はトリガディレイと称される。
トリガディレイは、第1ストローブ信号S4、第2ストローブ信号S5に対して波形成形を行なう場合にはさらに大きくなる。トリガディレイの大きさは、部構成に依存し、例えば、数ns〜数10ns程度となる。
一方、被測定装置10から出力される被測定信号S1が被測定信号サンプリング部31に至るまでの遅延は、トリガディレイに比べて小さい。この遅延は、途中に部品がないため配線の遅延のみになるのに加え、被測定信号S1の劣化を防ぐために、一般に配線ができるだけ短くなるように接続されているためである。実装上は、被測定信号サンプリング部31の入力コネクタを、直接標本化装置100の外部に露出するような構造となっており、遅延量は、例えば、数100ps以下となる。
このように、サンプリング時点において第1ストローブ信号S4および第2ストローブ信号S5は、被測定信号S1から数ns〜数10ns程度遅れていることになる。
トリガディレイは、被測定信号S1にジッタがない場合には問題にならない。例えば、標本化装置100が対象とする被測定信号S1が、同期クロック信号S2に同期した繰り返し波形とすると、第1ストローブ信号S4、第2ストローブ信号S5に遅延があって、何クロックか後の波形をサンプルしたとしても、繰り返し波形なので同じ信号が来ており、波形を再生することができる。これは、サンプリングオシロスコープの原理である。
しかしながら、被測定装置10にジッタがあり、上述のようにこれを除去しようとした場合にトリガディレイが問題になる。すなわち、被測定装置10のジッタは、時間とともにランダムに変化する。同期クロック信号S2と被測定信号S1は、被測定装置10からの出力時点では位相が揃っており、含まれるジッタJrも同一である。しかし、被測定信号サンプリング部31、第1サンプリング部32、第2サンプリング部33では、前述のようにトリガディレイの影響で、第1ストローブ信号S4、第2ストローブ信号S5が、被測定信号S1よりも遅れており、何クロックも後の被測定信号S1をサンプルすることになる。したがって、被測定信号S1に含まれるジッタJrと、第2ストローブ信号S5に含まれるジッタJrとは同一のものではなくなってしまい、ジッタJrを正確に除去することができない。
被測定装置10として高速光通信用の伝送装置等を用いた場合には、長距離伝送した後の信号はジッタを多く含む。通信規格で伝送装置に想定されるジッタ量を規定しているが、40Gbps以上の高速通信では周波数の高いジッタを考慮しなければならない。例えば、100MHz、0.5UIのジッタの場合、トリガディレイが5nsあると、ジッタの影響は12.5psとなり、アイパターンがつぶれて正常な測定ができない。
そこで、本発明は、被測定装置の被測定信号と同期クロック信号にジッタがある場合でも、トリガディレイの影響を受けずに、ジッタを正しく補正することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様である被測定信号を繰り返しサンプリングする標本化装置は、周波数が既知の基準信号を出力する基準信号発生部と、前記被測定信号に同期したクロック信号から、第1ストローブ信号を生成する第1周波数変換部と、前記クロック信号から、前記第1ストローブ信号と周波数の異なる第2ストローブ信号を生成する第2周波数変換部と、前記第1ストローブ信号によって、前記被測定信号をサンプリングする被測定信号サンプリング部と、前記第1ストローブ信号によって、前記基準信号をサンプリングする第1サンプリング部と、前記第2ストローブ信号によって、前記基準信号をサンプリングする第2サンプリング部と、前記第1、第2サンプリング部のサンプリング値から、前記被測定信号サンプリング部の時間軸情報を求めるタイムベース計算部と、この時間軸情報と、前記被測定信号サンプリング部のサンプリング値から、前記被測定信号の波形を求める波形生成部とを備え、前記第2ストローブ信号の周期は、前記クロック信号の整数倍で、サンプリング時点における前記第2ストローブ信号の前記被測定信号に対する遅れ時間に等しいことを特徴とする。
本発明では、第2ストローブ信号に含まれるジッタは、被測定信号に含まれるジッタよりもサンプリング時点における前記第2ストローブ信号の前記被測定信号に対する遅れ時間だけ過去のものであるため、この遅延を考慮して時間軸情報を求めるため、被測定装置の被測定信号と同期クロック信号にジッタがある場合でも、トリガディレイの影響を受けずに、ジッタを正しく補正することができる。
より具体的には、前記タイムベース計算部は、前記第1サンプリング部のn番目のサンプリング値と、前記第2サンプリング部のn+1番目のサンプリング値とから前記被測定信号サンプリング部のn番目の時間軸情報を求め、前記波形生成部は、この時間軸情報と、前記被測定信号サンプリング部のn番目のサンプリング値から、前記被測定信号の波形を求めることができる。
ただし、前記第2ストローブ信号の周期の整数倍が、サンプリング時点における前記第2ストローブ信号の前記被測定信号に対する遅れ時間に等しいものであってもよい。
上記課題を解決するため、本発明の第2の態様である被測定信号を繰り返しサンプリングし、被測定信号の波形を再現する標本化方法は、周波数が既知の基準信号を出力するステップと、前記被測定信号に同期したクロック信号から、第1ストローブ信号を生成する第1周波数変換ステップと、前記クロック信号から、前記第1ストローブ信号と周波数の異なる第2ストローブ信号を生成する第2周波数変換ステップと、前記第1ストローブ信号によって、前記被測定信号をサンプリングする被測定信号サンプリングステップと、前記第1ストローブ信号によって、前記基準信号をサンプリングする第1サンプリングステップと、前記第2ストローブ信号によって、前記基準信号をサンプリングする第2サンプリングステップと、前記第1、第2サンプリング部のサンプリング値から、前記被測定信号サンプリングステップにおける時間軸情報を求めるタイムベース計算ステップと、この時間軸情報と、前記被測定信号サンプリングステップにおけるサンプリング値から、前記被測定信号の波形を求める波形生成ステップとを有し、前記第2ストローブ信号の周期は、前記クロック信号の整数倍で、サンプリング時点における前記第2ストローブ信号の前記被測定信号に対する遅れ時間に等しいことを特徴とする。
ここで、前記タイムベース計算ステップは、前記第1サンプリングステップにおけるn番目のサンプリング値と、前記第2サンプリングステップにおけるn+1番目のサンプリング値とから前記被測定信号サンプリングステップにおけるn番目の時間軸情報を求め、前記波形生成ステップは、この時間軸情報と、前記被測定信号サンプリングステップにおけるn番目のサンプリング値から、前記被測定信号の波形を求めることができる。
ただし、前記第2ストローブ信号の周期の整数倍が、サンプリング時点における前記第2ストローブ信号の前記被測定信号に対する遅れ時間に等しいものであってもよい。
本発明によれば、被測定装置の被測定信号と同期クロック信号にジッタがある場合でも、トリガディレイの影響を受けずに、ジッタを正しく補正することができる。
標本化装置の構成を示すブロック図である。 標本化装置のサンプリングのタイミング、被測定信号、基準信号の波形の再現を示した図である。 第1サンプリング部、第2サンプリング部、タイムベース計算部、波形生成部の動作を説明するフローチャートである。 本実施形態の計算方法を説明するタイミングチャートである。 本実施形態の計算手順を説明するフローチャートである。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施形態の標本化装置は、特許文献1に記載された標本化装置を補足するものであるため、まず、特許文献1に記載された標本化装置の構成および処理内容を説明し、その後に、本発明による変更点について説明する。
図1に示すように、標本化装置100は、被測定信号サンプリング部31、第1サンプリング部32、第2サンプリング部33、基準信号発生部34、第1周波数変換部35、第2周波数変換部36、タイムベース計算部37、波形生成部38、表示部39、記録部40を備えている。ただし、表示部39、記録部40は、標本化装置100の外部に設けるようにしてもよい。
そして、標本化装置100は、被測定装置10から被測定信号S1と同期クロック信号S2とが入力され、被測定信号の波形解析、波形表示等を行なう。もちろん、同期クロック信号S2は、被測定信号S1に同期したクロック信号である。
被測定信号サンプリング部31は、被測定装置10からの被測定信号S1をサンプリングし、サンプリング結果(被測定信号の振幅値)を垂直軸情報信号S3として波形生成部38に出力する。
第1周波数変換部35は、被測定装置10からの同期クロック信号S2を周波数変換し、同期クロック信号S2と位相が同期して周波数が異なる第1ストローブ信号S4を出力する。
第1周波数変換部35は、一例としては、位相同期ループ(Phase Locked Loop)を用いた周波数シンセサイザであり、同期クロック信号S2を参照しながら異なる周波数の信号を生成する。また他の一例としては、局部発振器を伴う周波数混合器(いわゆるミキサ)であり、同期クロック信号S2に同期した局部発振器によりダウンコンバードした周波数の信号を生成する。
第2周波数変換部36は、被測定装置10からの同期クロック信号S2を周波数変換し、同期クロック信号S2と位相が同期して周波数が異なる第2ストローブ信号S5を出力する。なお、第1ストローブ信号S4、第2ストローブ信号S5の周波数は異なる。
第2周波数変換部36は、例えば、プリスケーラまたは周波数ディバイダ等の分周器である。
基準信号発生部34は、例えば、5[GHz]程度の狭帯域の発振器であり、周波数が既知であり、波形歪みの少ない高安定な基準信号S6を出力する。出力波形は、正弦波に限定されず、鋸歯波等のように、連続する振幅に対応する位相が一意に決まるような波形であればよい。
第1サンプリング部32、第2サンプリング部33は、基準信号発生部34からの基準信号S6をサンプリングし、サンプリング結果の第1参照信号S7、第2参照信号S8をタイムベース計算部37に出力する。
なお、被測定信号サンプリング部31と第1サンプリング部32は、第1周波数変換部35からの第1ストローブ信号S4によってサンプリングのタイミングが与えられ、サンプリングを開始する。
第2サンプリング部33は、第2周波数変換部36からの第2ストローブ信号S5によってサンプリングのタイミングが与えられ、サンプリングを開始する。
また、第1周波数変換部35からの第1ストローブ信号S4は、同期クロック信号S2をダウンコンバートした周波数とは、僅かに(例えば、9999/10000)ずれているだけであり、この第1ストローブ信号S4によって、被測定信号サンプリング部31が、被測定信号S1を逐次的にサンプリングする。すなわち、シーケンシャル・サンプリング方式でサンプリングする。
被測定信号サンプリング部31、第1サンプリング部32、第2サンプリング部33は、例えば、サンプラや、被測定信号S1と基準信号S6に対して必要十分な精度を備えたアナログ・デジタル変換器、周波数混合器(ミキサ)等である。
タイムベース計算部37は、第1サンプリング部32、第2サンプリング部33からの第1参照信号S7、第2参照信号S8が入力され、第1参照信号S7、第2参照信号S8から同期クロック信号S2がサンプリングされた位相を求め、求めた位相からサンプリングされたタイミング(時間間隔)を演算し、求めたタイミングの時間軸情報を水平軸(時間軸)情報信号S9として、波形生成部38に出力する。
波形生成部38は、垂直軸情報信号S3、水平軸情報信号S9から、被測定信号S1の波形生成を行ない、表示部39に波形表示させたり、記録部40に生成した波形を適切な形式で記憶、保存させる。
なお、タイムベース計算部37、波形生成部38は、例えば、CPU(中央演算装置)を備えたコンピュータシステム、DSP(信号処理プロセッサ)を備えた信号処理装置等であり、ハードウェアとソフトウェアの区別を問わない。
また、表示部39は、例えば、CRT(カソードレイチューブ)、LCD(液晶ディスプレイ)、有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、電子管等である。
さらに、記録部40は、例えば、ペンレコーダ、HD(ハードディスク)、CD(コンパクトディスク)、DVD(多機能ディスク)、FD(フロッピー(登録商標)ディスク)、USBメモリ等である。
図2を用いて、図1に示す装置のサンプリング、被測定信号S1の波形を再現する原理を説明する。図2は、図1に示す標本化装置100のサンプリングのタイミング、被測定信号S1、基準信号S6の波形の再現を示した図である。図2において、横軸は、時間であり、縦軸は、被測定信号S1、基準信号S6の振幅である。
時刻ts0〜ts6(サンプリング間隔Ts)は、第1ストローブ信号S4によってサンプリングするタイミングを示し、時刻tr0〜tr3(サンプリング間隔Tr)は、第2ストローブ信号S5によってサンプリングするタイミングを示している。また、Tr≠Tsであり、ΔTs=Ts−Trである。もちろん、ts6、tr3以降も繰り返しサンプリングされるが、図示を省略している。
基準信号S6の一周期をTfとし、第2ストローブ信号S5の間隔Trを超えない範囲で間隔Trに最も近い周期をTf×m(mは整数)とし、ΔTr=Tr−Tf×mとする。
また、時刻ts0、tr0を同時刻とする。なお、説明を簡単にするため、時刻ts0を、被測定信号S1と基準信号S6それぞれのゼロクロス点(振幅がマイナスからプラスになる点)としている。
ここで、時刻ts0を基準時刻とすれば、第1ストローブ信号S4のタイミングts1〜ts6と、同期クロック信号S2を分周した第2ストローブ信号S5のタイミングtr1〜tr3との時間間隔は、ΔTs、2×ΔTs、3×ΔTs…となる。
被測定信号サンプリング部31が、被測定信号S1の位相に対してΔTsのずれをもって、つまり、ΔTsずつに分解してサンプリングするので、被測定信号S1のサンプリング点(図2中の被測定信号S1上の黒点)をつなぐことによって、元の被測定信号S1の波形が再現される。同様に、基準信号S6と第2ストローブ信号S5の周期とがずれているので、基準信号S6のサンプリング点(図2中の基準信号S6上の黒点)をつなぐことによって、元の基準信号S6の波形が再現される。
なお、被測定信号S1の位相に対するΔTsのずれは、被測定信号S1を再現する際の実時間に対応している。すなわち、ΔTsを大きくすれば、再現される波形のサンプリング点の時間間隔が粗くなり、ΔTsを小さくすれば、時間間隔が細かくなる。したがって、ΔTsが、被測定信号サンプリング部31の時間分解能となる。なお、ΔTsは、第1周波数変換部35で、所望の時間差ΔTsに設定できる。同様にして図2に示されるように、第1サンプリング部32の時間分解能は、ΔTs+ΔTrとなり、第2サンプリング部33の時間分解能は、ΔTrとなる。
次に、このような装置の動作を説明する。被測定装置10から被測定信号S1が被測定信号サンプリング部31に入力され、同期クロック信号S2が第1周波数変換部35、第2周波数変換部36に入力される。また、基準信号発生部34が、基準信号S6を第1サンプリング部32、第2サンプリング部33に出力する。
そして、第1周波数変換部35が、同期クロック信号S2の周波数よりも低く(例えば、1/1000程度)、さらにΔTs分だけ僅かに周波数が異なる第1ストローブ信号S4を被測定信号サンプリング部31、第1サンプリング部32に出力する。
なお、上述のように第1ストローブ信号S4は、同期クロック信号S2を単純に分周した波形に対し、ΔTs分だけ周波数が僅かにずれているが、所定の位相関係、例えば、ゼロクロス点が一致してから、次に再度一致するまでの1期間のデータをフレームと呼び、一致している時刻をフレームの先頭と呼ぶ。そして、フレームの先頭を基準時刻ts0にするとよい。
一方、第2周波数変換部36が、同期クロック信号S2の周波数を分周(例えば、1/1000程度)した第2ストローブ信号S5を第2サンプリング部33に出力する。
そして、被測定信号サンプリング部31が、被測定信号S1を、第1ストローブ信号S4に基づいて時刻ts0〜ts6ごとに、サンプリングし、サンプリング結果を垂直軸情報信号S3として、波形生成部38に出力する。
また、第1サンプリング部32が、基準信号S6を、第1ストローブ信号S4に基づいて時刻ts0〜ts6ごとに、サンプリングし、サンプリング結果を第1参照信号S7として、タイムベース計算部37に出力する。
また、第2サンプリング部33が、基準信号S6を、第2ストローブ信号S5に基づいて時刻tr0〜tr3ごとに、サンプリングし、サンプリング結果を第2参照信号S8として、タイムベース計算部37に出力する。
そして、タイムベース計算部37が、第1参照信号S7、第2参照信号S8からサンプリング時刻、サンプリングts0〜ts6ごとの分解能ΔTsを計算し、波形生成部38に出力する。タイムベース計算部37の詳細な動作は後述する。
さらに、波形生成部38が、被測定信号サンプリング部31の垂直軸情報信号S3の振幅、タイムベース計算部37の水平軸情報信号S9のサンプリング分解能ΔTsから、被測定信号S1の波形を生成・再現し、表示部39に波形表示させたり、記録部40に波形を記憶させる。
続いてジッタについて説明する。ジッタは、標本化装置100外部からの同期クロック信号S2そのもののジッタ(以下、Jrとする)と、基準信号発生部34が出力する基準信号S6のジッタ(以下、Jfとする)とが存在する。
Jrは、同期している被測定信号S1の位相ゆらぎとして、被測定信号サンプリング部31の出力する垂直軸情報信号S3に伝わる。
また、同期クロック信号S2のJrは、第1周波数変換部35を経て第1ストローブ信号S4にも伝わる。しかし、第1周波数変換部35の帯域によって制限を受けた周波数成分のジッタだけとなる。したがって、第1ストローブ信号S4のジッタはJrと異なるため、第1ストローブ信号S4のジッタを以下Jsとする。もちろん、JsにはJrの一部のジッタ成分が含まれている。また、被測定信号サンプリング部31が、第1ストローブ信号S4でサンプリングを行なうので、Jsが被測定信号サンプリング部31のサンプリングタイミングのゆらぎとして垂直軸情報信号S3の振幅に伝わる。
しかしながら、被測定信号サンプリング部31が、Jrの位相ゆらぎをもつ被測定信号S1を、同じJrの位相ゆらぎをもつ第1ストローブ信号S4(つまり、第1周波数変換部35でジッタが発生しない場合)でサンプリングすると、Jrは相殺されてサンプリングに影響しなくなる。このことから、被測定信号サンプリング部31が、Jrを含む被測定信号S1を、Jsを含む第1ストローブ信号S4でサンプリングすると、それらは打ち消す方向に作用するので、垂直軸情報信号S3のジッタを以下Jr−sとする。なお、マイナス記号は数学的な引き算を意味せずジッタ(JrとJs)の差を概念的に表現している。
Jfは第1サンプリング部32、第2サンプリング部33の両方におけるサンプリング値の位相ゆらぎとして第1参照信号S7、第2参照信号S8に伝わる。そして、第1サンプリング部32が、Jsを含む第1ストローブ信号S4に基づいてJfをサンプリングし、第2サンプリング部33が、Jrを含む第2ストローブ信号S5に基づいてJfをサンプリングする。
したがって、Jsは第1サンプリング部32でのサンプリングタイミングのゆらぎとして第1参照信号S7に伝わる。上述のようにJsがJfを打ち消す方向に作用するので、第1参照信号S7のジッタを以下Jf−sとする。マイナス記号の意味は上述同様である。Jf−sは、第1ストローブ信号S4のJsを補正する目的で水平軸情報信号S9に伝わる。
一方、Jrは、第2周波数変換部36を経て第2ストローブ信号S5に伝わり、第2サンプリング部33のサンプリングタイミングのゆらぎとして第2参照信号S8に伝わる。上述のようにJrがJfを打ち消す方向に作用するので、第2参照信号S8のジッタを以下Jf−rとする。マイナス記号の意味は上述同様である。Jf−rは、同期クロック信号S2のジッタJrを補正する目的で水平軸情報信号S9に伝わる。
Jfは、タイムベース計算部37においてJf−rとJf−sとの差を計算する際に相殺されて消える。第1参照信号S7、第2参照信号S8の差を求めることによって基準信号S6の振幅絶対値はゼロになるので、第1ストローブ信号S4、S5のジッタ成分Js−rまたはJr−sのみが抽出される。マイナス記号の意味は上述同様である。ここでの計算をJs−rとするかJr−sとするかによって、後段の波形生成部38での補正方法が変わる。
そして、波形生成部38が、JrおよびJsによるゆらぎJr−sを含んだ垂直軸情報信号S3を、JrおよびJsによる位相ゆらぎJs−rまたはJr−sを含んだ水平軸情報信号S9と組み合わせることによって、ジッタの影響を相殺して補正する。これにより、正確なサンプリング時刻ts0〜ts6を求めることができる。
以上に説明したように、図1における基準信号発生部34、第1サンプリング部32、第2サンプリング部33、タイムベース計算部37は、ジッタ(Js−rまたはJr−s)の補正量を求めている。
続いて、第1サンプリング部32、第2サンプリング部33、タイムベース計算部37、波形生成部38の動作を、図3のフローチャートを用いて説明する。なお、基準信号発生部34の基準信号は、周波数が既知で波形歪みの少ない正弦波を一例として説明する。
第1サンプリング部32、第2サンプリング部33が、基準信号S6をサンプリングし、第1参照信号S7、第2参照信号S8をタイムベース計算部37に出力する(ST1)
そして、タイムベース計算部37が、第1参照信号S7、第2参照信号S8のサンプリング値を、基準信号S6の位相に変換する。例えば、基準信号S6が正弦波ならば、逆三角関数から求める(ST2)。
さらに、タイムベース計算部37が、ステップST2で求めたサンプリング点の位相について、前回サンプリング時のサンプリング点からの位相変化を求める。なお、前回のサンプリング点は、測定フレームの先頭のサンプリング時刻ts0またはジッタを補正した正確なサンプリング時刻ts1〜ts6であるので、そこからの位相変位が今回のサンプリング点でのジッタを含んでいる(ST3)。
そして、タイムベース計算部37が、第1参照信号S7から得られる位相変位と、第2参照信号S8から得られる位相変位との差分を求め、差分位相を変換して差分時間(時間軸情報)を計算し、波形生成部38に出力する。この差分時間に含まれるのは、ジッタ成分Js−rまたはJr−sのほか、第1ストローブ信号S4、第2ストローブ信号S5のサンプリング間隔の差Ts−Trすなわち図2におけるΔTsである(ST4)。
そして、波形生成部38が、前回のサンプリング時刻にステップST4で求めた差分時間を加算し、被測定信号サンプリング部31の垂直軸情報信号S3の振幅と合わせる。これにより、今回のサンプリング点における、全てのジッタを除去し、今回のサンプリング点を正確なサンプリング時刻へと補正する(ST5)。
さらに、波形生成部38が、ステップST5で補正したサンプリング時刻で再現した波形を表示部39や記録部40に出力する(ST6)。
次に、本発明による変更点について説明する。なお、本発明の実施形態である標本化装置は、図1に示した標本化装置100と同じ構成とすることができる。
本実施形態では、第2サンプリング部33におけるサンプル周期、すなわち、第2ストローブ信号S5の周期を以下のようにする。一般的に、ストローブ信号は、被測定信号サンプリング部31に入力される第1ストローブ信号S4を考えるが、本発明では、被測定信号S1のジッタJrを除去するために第2サンプリング部33の第2参照信号S8を使用するので、第2ストローブ信号S5を考える。
図1における被測定信号S1が被測定装置10から被測定信号サンプリング部31に入力されるまでの時間を被測定信号S1の遅延時間とする。また、同期クロック信号S2が被測定装置10から第2周波数変換部36を通って第2ストローブ信号S5に変換され、第2サンプリング部33に到達するまでの時間を第2ストローブ信号S5の遅延時間とする。そして、第2ストローブ信号S5の遅延時間と、被測定信号S1の遅延時間との差をトリガディレイとする(図4参照)。
本発明の実施形態では、第2ストローブ信号S5の周期を、同期クロック信号S2の整数倍であることに加え、トリガディレイに等しくなるようにする。この調整は、第2周波数変換部36あるいはトリガディレイ自体を調整することにより行なうことができる。トリガディレイは、遅くする側には容易に調整することができる。また、基準信号発生部34は、ジッタJfが十分小さいものを使用する。
図4に示したタイムチャートを参照して実施形態の計算方法を説明する。同期クロック信号S2は、第1周波数変換部35、第2周波数変換部36で周波数変換され、例えば、同期クロック信号S2に同期した低い周波数の第1ストローブ信号S4、第2ストローブ信号S5になる。第1ストローブ信号S4、第2ストローブ信号S5は、僅かに周期が違うが、その差は周期に比較して十分小さいので、ここでは同時と考える。
第1ストローブ信号S4、第2ストローブ信号S5のタイミングで、被測定信号サンプリング部31、第1サンプリング部32、第2サンプリング部33が動作し、垂直軸情報信号S3、第1参照信号S7、第2参照信号S8が得られる。このとき、第2参照信号S8に含まれるジッタJf−rは、前述のトリガディレイの影響を受けており、その時間だけ過去に発生したジッタの影響を受けている。
そこで、本実施形態では、時刻t0の垂直軸情報信号S3に対応する時間情報を補正するときに、時刻t0の第1参照信号S7と時刻t1の第2参照信号S8を使用して、図3に示した計算を行なう。時刻t1以降も同様にして、補正計算には1つ後の第2参照信号S8を使用する。
次に、図5のフローチャートを参照して、本実施形態の計算手順について説明する。第1ストローブ信号S4と第2ストローブ信号S5とが一致するフレームの先頭のタイミングで、初期値として一組の垂直軸情報信号S3、第1参照信号S7、第2参照信号S8をサンプルする(ST11)。これらをS3−0、S7−0、S8−0とする。初期値S8−0は不要なので破棄する(ST12)。S3−0、S7−0は、次のサンプルまで保持する。
次のサンプル周期である時刻t1において一組のサンプルを行ない(ST13)、これらをS3−1、S7−1、S8−1とする。そして、S8−1と、1つ前にサンプルしたS7−0とを用いて時刻t0の時間補正を行ない、S3−0の時間情報を得て、ジッタ補正を行なう(ST14)。以降は(ST13)と(ST14)を繰り返して、S7−(n−1)とS8−nとを用いて時刻t(n−1)の時間補正を行ない、S3−(n−1)の時間情報を得て、ジッタ補正を行なう。
つまり、あるタイミングのサンプルで得られた一組の垂直軸情報信号S3−n、第1参照信号S7−n、第2参照信号S8−nのうち、第2参照信号S8−nに含まれるジッタは、その時間だけ過去に発生したトリガディレイの影響を受けている。そこで、時刻tnの垂直軸情報信号S3−nに対応する時間情報を補正するときに、時刻tnの第1参照信号S7と、時刻t(n+1)の第2参照信号S8を使用して計算を行なうようにする。
時刻t(n+1)の第2参照信号S8は、時刻tnに対して、トリガディレイだけ遅れたデータなので、時刻tnのときに発生したジッタの影響を受けており、このデータを用いて補正計算を行なうことで、正しい補正が可能となる。
このように、本実施形態では、被測定装置10と、同期クロック信号S2の双方にジッタがある場合でも、トリガディレイの影響を受けずに、そのジッタを正しく補正することができる。すなわち、ジッタ測定を目的とした標本化装置に要求される、いわゆるゼロ・トリガ遅延が等価的に実現される。
このとき、時刻tnの第1参照信号S7と時刻t(n+1)の第2参照信号S8とでは、そこに含まれるジッタJfが異なるため、ジッタJfは補正することができないが、ジッタJfが十分小さい基準信号発生部34を用いることで、この影響は無視できる。
本実施形態では、全体のサンプルに対して、前後1回ずつ余分にサンプルするだけなので、測定時間が大幅に増加することはない。また、1つ前のサンプル結果を保持するだけなので、メモリの増加や計算時間の増加もほとんどない。
なお、サンプル周期が十分短い場合、トリガディレイとサンプル周期との関係は、トリガディレイがサンプル周期の整数倍であれば足りる。このとき、計算に使用する第2参照信号S8は、トリガディレイ、すなわち、サンプル周期の整数倍だけ後の第2参照信号S8となる。トリガディレイは、サンプル周期のn倍に等しいことが望ましいが、ある程度同じであれば、ジッタ補正の誤差を低減する効果が期待できる。
10…被測定装置、31…被測定信号サンプリング部、32…第1サンプリング部、33…第2サンプリング部、34…基準信号発生部、35…第1周波数変換部、36…第2周波数変換部、37…タイムベース計算部、38…波形生成部、39…表示部、40…記録部、100…標本化装置

Claims (6)

  1. 被測定信号を繰り返しサンプリングする標本化装置であって、
    周波数が既知の基準信号を出力する基準信号発生部と、
    前記被測定信号に同期したクロック信号から、第1ストローブ信号を生成する第1周波数変換部と、
    前記クロック信号から、前記第1ストローブ信号と周波数の異なる第2ストローブ信号を生成する第2周波数変換部と、
    前記第1ストローブ信号によって、前記被測定信号をサンプリングする被測定信号サンプリング部と、
    前記第1ストローブ信号によって、前記基準信号をサンプリングする第1サンプリング部と、
    前記第2ストローブ信号によって、前記基準信号をサンプリングする第2サンプリング部と、
    前記第1、第2サンプリング部のサンプリング値から、前記被測定信号サンプリング部の時間軸情報を求めるタイムベース計算部と、
    この時間軸情報と、前記被測定信号サンプリング部のサンプリング値から、前記被測定信号の波形を求める波形生成部とを備え、
    前記第2ストローブ信号の周期は、前記クロック信号の整数倍で、サンプリング時点における前記第2ストローブ信号の前記被測定信号に対する遅れ時間に等しいことを特徴とする標本化装置。
  2. 被測定信号を繰り返しサンプリングする標本化装置であって、
    周波数が既知の基準信号を出力する基準信号発生部と、
    前記被測定信号に同期したクロック信号から、第1ストローブ信号を生成する第1周波数変換部と、
    前記クロック信号から、前記第1ストローブ信号と周波数の異なる第2ストローブ信号を生成する第2周波数変換部と、
    前記第1ストローブ信号によって、前記被測定信号をサンプリングする被測定信号サンプリング部と、
    前記第1ストローブ信号によって、前記基準信号をサンプリングする第1サンプリング部と、
    前記第2ストローブ信号によって、前記基準信号をサンプリングする第2サンプリング部と、
    前記第1、第2サンプリング部のサンプリング値から、前記被測定信号サンプリング部の時間軸情報を求めるタイムベース計算部と、
    この時間軸情報と、前記被測定信号サンプリング部のサンプリング値から、前記被測定信号の波形を求める波形生成部とを備え、
    前記第2ストローブ信号の周期の整数倍が、サンプリング時点における前記第2ストローブ信号の前記被測定信号に対する遅れ時間に等しいことを特徴とする標本化装置。
  3. 前記タイムベース計算部は、前記第1サンプリング部のn番目のサンプリング値と、前記第2サンプリング部のn+1番目のサンプリング値とから前記被測定信号サンプリング部のn番目の時間軸情報を求め、
    前記波形生成部は、この時間軸情報と、前記被測定信号サンプリング部のn番目のサンプリング値から、前記被測定信号の波形を求めることを特徴とする請求項1または2に記載の標本化装置。
  4. 被測定信号を繰り返しサンプリングし、被測定信号の波形を再現する標本化方法であって、
    周波数が既知の基準信号を出力するステップと、
    前記被測定信号に同期したクロック信号から、第1ストローブ信号を生成する第1周波数変換ステップと、
    前記クロック信号から、前記第1ストローブ信号と周波数の異なる第2ストローブ信号を生成する第2周波数変換ステップと、
    前記第1ストローブ信号によって、前記被測定信号をサンプリングする被測定信号サンプリングステップと、
    前記第1ストローブ信号によって、前記基準信号をサンプリングする第1サンプリングステップと、
    前記第2ストローブ信号によって、前記基準信号をサンプリングする第2サンプリングステップと、
    前記第1、第2サンプリング部のサンプリング値から、前記被測定信号サンプリングステップにおける時間軸情報を求めるタイムベース計算ステップと、
    この時間軸情報と、前記被測定信号サンプリングステップにおけるサンプリング値から、前記被測定信号の波形を求める波形生成ステップとを有し、
    前記第2ストローブ信号の周期は、前記クロック信号の整数倍で、サンプリング時点における前記第2ストローブ信号の前記被測定信号に対する遅れ時間に等しいことを特徴とする標本化方法。
  5. 被測定信号を繰り返しサンプリングし、被測定信号の波形を再現する標本化方法であって、
    周波数が既知の基準信号を出力するステップと、
    前記被測定信号に同期したクロック信号から、第1ストローブ信号を生成する第1周波数変換ステップと、
    前記クロック信号から、前記第1ストローブ信号と周波数の異なる第2ストローブ信号を生成する第2周波数変換ステップと、
    前記第1ストローブ信号によって、前記被測定信号をサンプリングする被測定信号サンプリングステップと、
    前記第1ストローブ信号によって、前記基準信号をサンプリングする第1サンプリングステップと、
    前記第2ストローブ信号によって、前記基準信号をサンプリングする第2サンプリングステップと、
    前記第1、第2サンプリング部のサンプリング値から、前記被測定信号サンプリングステップにおける時間軸情報を求めるタイムベース計算ステップと、
    この時間軸情報と、前記被測定信号サンプリングステップにおけるサンプリング値から、前記被測定信号の波形を求める波形生成ステップとを有し、
    前記第2ストローブ信号の周期の整数倍が、サンプリング時点における前記第2ストローブ信号の前記被測定信号に対する遅れ時間に等しいことを特徴とする標本化方法。
  6. 前記タイムベース計算ステップは、前記第1サンプリングステップにおけるn番目のサンプリング値と、前記第2サンプリングステップにおけるn+1番目のサンプリング値とから前記被測定信号サンプリングステップにおけるn番目の時間軸情報を求め、
    前記波形生成ステップは、この時間軸情報と、前記被測定信号サンプリングステップにおけるn番目のサンプリング値から、前記被測定信号の波形を求めることを特徴とする請求項4または5に記載の標本化方法。
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