JP6198309B2 - 鉄道車両用引戸の引込防止機構 - Google Patents
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Description
次に、図2に示す引込防止機構20による効果を説明する。引込防止機構20は、鉄道車両用の引戸5と、引戸5を収納可能な戸袋10と、の間に設けられる。引込防止機構20は、追従部50と、付勢部40と、を備える。追従部50は、戸袋10の内面12bと引戸5との間に設けられ、戸袋10に対して可動である。付勢部40は、引戸側Y1(戸袋10の内面12bから引戸5に向かう向き)に追従部50を付勢する。追従部50は、ベース部60と、ベース部60に取り付けられるコマ部70と、保護材80と、を備える。保護材80は、ベース部60に取り付けられ、戸袋10の開口部13aと引戸5との隙間S1を塞ぐように配置される。
[構成1−1]コマ部70は、引戸5に接触する。
[構成1−2]コマ部70は、引戸上下方向Zと平行な回転軸70a(図4参照)を中心にベース部60に対して回転自在であり、かつ、引戸上下方向Zから見て外周が円形の部材である。
[構成1−3]保護材80は、引戸5との間に隙間S2を開けて配置される。
[構成1−4]保護材80は、コマ部70の引戸直交方向Yの変位と同じ変位だけ保護材80が引戸直交方向Yに移動するように、ベース部60を介してコマ部70に連結される。
[構成2]コマ部70は、引戸開閉方向Xに平行な回転軸70b(図4参照)を中心にベース部60に対して回転自在な球状部材である。
[構成3]図4に示すように、引込防止機構20は、引戸直交方向Yが軸方向である筒状部33と、筒状部33に差し込まれ、引戸直交方向Yが軸方向である差込部61aと、を備える。筒状部33(筒状部33および差込部61aの一方)は、戸袋10の内面12bに固定される。差込部61a(筒状部33および差込部61aの他方)は、追従部50の一部を構成する。
付勢部40は、コイルばねで構成される(後述するように、付勢部40はコイルばねでなくてもよい)。
[構成4]付勢部40は、筒状部33及び差込部61aの中心軸21aに沿うように作動する。
図1に示すように、引込防止機構20は、引戸上下方向Zに互いに間隔を開けて設けられる第一機構21および第二機構121を備える。第一機構21は、付勢部40および追従部50を備える。第二機構121は、付勢部140および追従部150を備える。第一機構21のベース部60は、保護材80が取り付けられる保護材取付部65を備える。第二機構121のベース部160は、保護材180が取り付けられる保護材取付部165を備える。
[構成5−1]第一機構21の保護材取付部65と第二機構121の保護材取付部165とは、ひと続きに構成される。
[構成5−2]第一機構21の保護材80と第二機構121の保護材180とは、ひと続きに構成される。
上記実施形態は様々に変形できる。
例えば、固定部30に対して追従部50を引戸直交方向Yにガイドするための構成を、次のように変形してもよい。上記実施形態では、図4に示すように、差込部61aは追従部50の一部であり、筒状部33は固定部30の一部であった。しかし、差込部61aを固定部30の一部とし、筒状部33を追従部50の一部としてもよい(図示なし)。
また例えば、上記実施形態では、図2に示すように、引戸5の引戸直交方向Yの一方側(内装材側戸袋11内)にのみ引込防止機構20が設けられたが、引戸5の引戸直交方向Yの両側に引込防止機構20が設けられてもよい。例えば、引戸5が車両の内外を仕切るものである場合、構体側戸袋16内にも引込防止機構20が設けられてもよい。例えば、引戸5が車両内を仕切るものである場合、引戸5の引戸直交方向Y両側の内装材側戸袋(11)内に引込防止機構20が設けられてもよい。
また例えば、上記実施形態では、図4に示す付勢部40はコイルばねだったが、付勢部40の構成は様々に変形できる。以下、付勢部240(図5(a)参照)、付勢部340(図5(b)参照)、及び付勢部440(図5(c)参照)について、付勢部40との相違点を説明する。
10 戸袋
12b 内面
13a 開口部
20 引込防止機構
21 第一機構
33 筒状部
40、140、240、340、440 付勢部
50、150 追従部
60 ベース部
61a 差込部
61b 穴
65、165 保護材取付部
70、170 コマ部
70a、70b 回転軸
80、180 保護材
121 第二機構
X 引戸開閉方向
Y 引戸直交方向
Z 引戸上下方向
Claims (5)
- 鉄道車両用の引戸と、前記引戸を収納可能な戸袋と、の間に設けられる、鉄道車両用引戸の引込防止機構であって、
前記戸袋の内面と前記引戸との間に設けられ、前記戸袋に対して可動である追従部と、
前記戸袋の前記内面から前記引戸に向かう向きに前記追従部を付勢する付勢部と、
引戸直交方向が軸方向である筒状部と、
前記筒状部に差し込まれ、引戸直交方向が軸方向である差込部と、
を備え、
前記追従部は、
ベース部と、
前記ベース部に取り付けられるコマ部と、
前記ベース部に取り付けられ、前記戸袋の開口部と前記引戸との隙間を塞ぐように配置される保護材と、
を備え、
前記コマ部は、前記引戸に接触し、
前記コマ部は、引戸上下方向と平行な回転軸を中心に前記ベース部に対して回転自在であり、かつ、引戸上下方向から見て外周が円形の部材であり、
前記保護材は、前記引戸との間に隙間を開けて配置され、
前記保護材は、前記コマ部の引戸直交方向の変位と同じ変位だけ前記保護材が引戸直交方向に移動するように、前記ベース部を介して前記コマ部に連結され、
前記筒状部および前記差込部の一方は前記戸袋の前記内面に固定され、他方は前記追従部の一部を構成し、
前記付勢部は、前記筒状部の内部に配置される、
鉄道車両用引戸の引込防止機構。 - 前記差込部の端部から、引戸直交方向に凹むように穴が形成され、
前記付勢部は、前記穴に差し込まれる、
請求項1に記載の鉄道車両用引戸の引込防止機構。 - 前記付勢部は、コイルばね、板ばね、又は、磁力による反発力もしくは吸着力を有する部材で構成され、前記筒状部および前記差込部の中心軸に沿うように作動する、
請求項1または2に記載の鉄道車両用引戸の引込防止機構。 - 前記コマ部は、引戸開閉方向に平行な回転軸を中心に前記ベース部に対して回転自在な球状部材である、
請求項1〜3のいずれかに記載の鉄道車両用引戸の引込防止機構。 - 引戸上下方向に互いに間隔を開けて設けられる第一機構および第二機構を備え、
前記第一機構および前記第二機構それぞれは、前記付勢部および前記追従部を備え、
前記第一機構および前記第二機構それぞれの前記ベース部は、前記保護材が取り付けられる保護材取付部を備え、
前記第一機構の前記保護材取付部と前記第二機構の前記保護材取付部とは、ひと続きに構成され、
前記第一機構の前記保護材と前記第二機構の前記保護材とは、ひと続きに構成される、
請求項1〜4のいずれかに記載の鉄道車両用引戸の引込防止機構。
Priority Applications (1)
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JP2013200508A JP6198309B2 (ja) | 2013-09-26 | 2013-09-26 | 鉄道車両用引戸の引込防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013200508A JP6198309B2 (ja) | 2013-09-26 | 2013-09-26 | 鉄道車両用引戸の引込防止機構 |
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JP6198309B2 true JP6198309B2 (ja) | 2017-09-20 |
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ID=52834186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013200508A Active JP6198309B2 (ja) | 2013-09-26 | 2013-09-26 | 鉄道車両用引戸の引込防止機構 |
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-
2013
- 2013-09-26 JP JP2013200508A patent/JP6198309B2/ja active Active
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