JP6197606B2 - 化合物半導体発光デバイスの製造方法及びこの製造方法によって製造された化合物半導体発光デバイス - Google Patents
化合物半導体発光デバイスの製造方法及びこの製造方法によって製造された化合物半導体発光デバイス Download PDFInfo
- Publication number
- JP6197606B2 JP6197606B2 JP2013243051A JP2013243051A JP6197606B2 JP 6197606 B2 JP6197606 B2 JP 6197606B2 JP 2013243051 A JP2013243051 A JP 2013243051A JP 2013243051 A JP2013243051 A JP 2013243051A JP 6197606 B2 JP6197606 B2 JP 6197606B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass window
- compound semiconductor
- semiconductor light
- emitting device
- metal lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Semiconductor Lasers (AREA)
Description
以下に、本発明の実施例に係る化合物半導体発光デバイスとしての面発光レーザアレイパッケージの構造を、図面を参照しながら説明した後、本発明の実施例に係る面発光レーザアレイパッケージの製造方法を説明する。
図1は本発明の実施例に係る面発光レーザアレイパッケージの断面図を示している。
この図1において、符号1は、面発光レーザアレイパッケージである。
次に、図2、図3を参照しつつ本発明の実施例に係る面発光レーザアレイパッケージの製造方法について説明する。
その出射ガラス窓14のセット前の金属製リッド7が接合されたレーザチップ4実装済みの図4(a)に示す接合体1Bであってその接合体1Bを構成するセラミックパッケージ1Aのセラミックベース2を、図5(a)に示すように、傾斜面15aに載置して開口部10を水平に保つ。
ついで、この低融点ガラス成型品13Aと出射ガラス窓14とがセットされた図5(b)に示すセラミックパッケージ1Aを載置した融着工程用セット治具15を電気炉(図示を略す)に置いて、その電気炉内の内部で、250℃の温度で1時間の熱処理を行う。この熱処理の工程により、圧縮成型された低融点ガラス材料13が溶融し、図5(c)に示すように金属製リッド7の開口部10と出射ガラス窓14とが融着される。これにより、面発光レーザアレイパッケージ1が製作される。
図6は、従来の面発光レーザアレイパッケージ1’を示している。この図6において、図1に示す構成要素と同一構成要素については、同一符号を付して説明することとする。
(1)VCSELアレイパッケージはアレイ・デバイスであるために、既述したように、端面レーザや、単一チャネルの面発光レーザよりも大きな出射ガラス窓14を確保しなければならない。
このため、出射ガラス窓14として端面レーザや、単一チャネルの面発光レーザよりも大きなものを使わざるを得ない。出射ガラス窓14に用いるガラス材料は脆性材料である。従って、その使用するボリュームが大きくなるに伴って、製造工程中に導入されるストレスに敏感になり、クラックが発生し易くなる。
セラミックパッケージ1A’と金属製リッド7との溶接中、その溶接箇所は、1000℃以上の高温となり、熱伝導により出射ガラス窓14に熱的なストレスが与えられる。
金属製リッド7と出射ガラス窓14とを融着する低融点ガラス材料13の温度特性は低融点とは言っても、この低融点ガラス材料13は、400〜500℃の温度でないと溶融しない。これに対して、VCSELアレイパッケージの実装工程(ダイボンドやワイヤボンドを接合する工程)では、200〜250℃の熱履歴を前提に考えられている。
このため、既述したように、面発光型のレーザチップ4を実装済みのセラミックパッケージ1A’と出射ガラス窓14を融着済みの金属製リッド7との溶接の際に、出射ガラス窓14が熱的ストレスに晒される。
ところが、近年、低融点ガラス材料の開発の進歩により、250℃程度の温度(例えば、300°C以下の温度)で溶融する低融点ガラス材料13が開発されつつある。
図8は本発明の実施例に係る製造方法に用いる金属製リッド7と出射ガラス窓14との変形例を説明するための拡大図である。
この変形例では、金属製リッド7の凹部12の深さhを出射ガラス窓14の厚さtよりも大きく形成したものである。
以上、実施例においては、面発光型のレーザチップ4について説明したが、本発明は、これに限らず化合物半導体発光素子を有する化合物半導体発光デバイスに適用できるものである。
1A…セラミックパッケージ
4…面発光型のレーザチップ(化合物半導体発光素子)
7…金属製リッド
10…開口部
14…出射ガラス窓
Claims (8)
- 化合物半導体発光素子が実装されたセラミックパッケージとレーザ光を出射する出射ガラス窓が取り付けられる開口部が形成された金属製リッドとを溶接により接合する工程を先に実施し、ついで、前記金属製リッドの開口部に前記出射ガラス窓を融着する工程を実施することを特徴とする化合物半導体発光デバイスの製造方法。
- 前記金属製リッドの開口部に凹部が形成され、該凹部に前記出射ガラス窓と該出射ガラス窓を融着するガラス材料とをセットして、前記金属製リッドと前記出射ガラス窓とを融着固定することを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体発光デバイスの製造方法。
- 前記金属製リッドの開口部の凹部を水平になるように、前記化合物半導体発光素子が実装されたセラミックパッケージと前記出射ガラス窓が取り付けられる開口部が形成された金属製リッドとの溶接により接合された接合体をセットして、前記金属製リッドの開口部に前記出射ガラス窓を融着することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の化合物半導体発光デバイスの製造方法。
- 前記金属製リッドの開口部の凹部の深さが前記出射ガラス窓の厚さよりも大きい金属製リッドを用いて、該金属製リッドと前記出射ガラス窓とを融着により固定することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の化合物半導体発光デバイスの製造方法。
- 前記出射ガラス窓と前記開口部とを融着するガラス材料が実装工程の熱履歴の温度である300°C以下の温度で溶融することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の化合物半導体発光デバイスの製造方法。
- 前記接合体を水平にセットするセット治具を用いて、前記金属製リッドの開口部の凹部を水平状態に保ち、前記金属製リッドと前記出射ガラス窓とを融着することを特徴とする請求項3に記載の化合物半導体発光デバイスの製造方法。
- 請求項1ないし請求項6に記載の化合物半導体発光デバイスの製造方法により製造された化合物半導体発光デバイスであって、
請求項1に記載の金属製リッドの開口部に凹部が形成され、該凹部に前記出射ガラス窓が融着により固定されていることを特徴とする化合物半導体発光デバイス。 - 前記凹部の深さが前記出射ガラス窓の厚さよりも大きいことを特徴とする請求項7に記載の化合物半導体発光デバイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013243051A JP6197606B2 (ja) | 2013-11-25 | 2013-11-25 | 化合物半導体発光デバイスの製造方法及びこの製造方法によって製造された化合物半導体発光デバイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013243051A JP6197606B2 (ja) | 2013-11-25 | 2013-11-25 | 化合物半導体発光デバイスの製造方法及びこの製造方法によって製造された化合物半導体発光デバイス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015103658A JP2015103658A (ja) | 2015-06-04 |
JP6197606B2 true JP6197606B2 (ja) | 2017-09-20 |
Family
ID=53379134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013243051A Expired - Fee Related JP6197606B2 (ja) | 2013-11-25 | 2013-11-25 | 化合物半導体発光デバイスの製造方法及びこの製造方法によって製造された化合物半導体発光デバイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6197606B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6668949B2 (ja) * | 2016-05-30 | 2020-03-18 | 株式会社リコー | 電子部品装置及びその製造方法、光偏向装置 |
JP6926519B2 (ja) * | 2016-09-07 | 2021-08-25 | セイコーエプソン株式会社 | 発光素子モジュール、原子発振器、電子機器および移動体 |
JP7096476B2 (ja) * | 2017-10-06 | 2022-07-06 | 日亜化学工業株式会社 | 半導体レーザ装置の製造方法 |
JP2019140240A (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-22 | 住友電気工業株式会社 | 光モジュール及び光モジュールの製造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59149071A (ja) * | 1983-02-16 | 1984-08-25 | Hitachi Ltd | 発光半導体装置 |
JPH0375404U (ja) * | 1989-11-27 | 1991-07-29 | ||
JP2004311860A (ja) * | 2003-04-10 | 2004-11-04 | Sony Corp | 光集積型装置 |
JP2010183002A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Rohm Co Ltd | 半導体レーザ装置およびその製造方法 |
JP2012164924A (ja) * | 2011-02-09 | 2012-08-30 | Renesas Electronics Corp | 光通信用送信モジュール |
-
2013
- 2013-11-25 JP JP2013243051A patent/JP6197606B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015103658A (ja) | 2015-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6880725B2 (ja) | 発光装置 | |
JP6197606B2 (ja) | 化合物半導体発光デバイスの製造方法及びこの製造方法によって製造された化合物半導体発光デバイス | |
US9223108B2 (en) | Optical module and manufacturing method thereof | |
CN105261929A (zh) | 一种to-can封装的半导体激光器及其制作方法 | |
JP5900006B2 (ja) | 電子デバイスの封止方法 | |
US9559489B2 (en) | Semiconductor laser device, light source device, method of producing semiconductor laser device, and method of producing light source device | |
US20140203420A1 (en) | Method for producing semiconductor device, and semiconductor device produced using production method | |
JP2011077182A (ja) | 発光装置の製造方法 | |
US10411167B2 (en) | Semiconductor light emitting apparatus, stem part | |
JP6454927B2 (ja) | 電子部品および電子部品の製造方法 | |
JP2009055193A (ja) | 圧電デバイスの製造方法 | |
JP7306831B2 (ja) | 半導体パッケージ用ステム、半導体パッケージ | |
JP2005235864A (ja) | 光半導体装置 | |
JP2015226017A (ja) | 半導体発光装置およびその製造方法 | |
JP2006145610A (ja) | 光学部品収納用パッケージ | |
JP2020194935A (ja) | 発光装置、および、その製造方法 | |
CN113764973A (zh) | 激光器及其制备方法 | |
US11652331B2 (en) | Method for producing a housing cover for a laser component and housing cover for a laser component and laser component | |
JP2010129348A (ja) | パッケージの製造方法 | |
JP2005347564A (ja) | 気密封止パッケージ | |
JP2005235857A (ja) | 光半導体装置 | |
JP7059675B2 (ja) | 半導体発光装置およびその製造方法 | |
JP6349238B2 (ja) | 半導体装置用ステム及び半導体装置 | |
JP6221733B2 (ja) | 半導体レーザ | |
JP3723249B2 (ja) | 半導体レーザ装置およびその製法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161108 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170719 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170725 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170807 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6197606 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |