JP6197400B2 - 映像機器及び映像機器の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、SDI(Serial Digital Interface)規格に基づいて、映像信号を他の映像機器へと送信したり、他の映像機器から映像信号を受信したりする映像機器及び映像機器の制御方法に関する。
高速シリアル・インタフェース規格の1つとして、非圧縮のデジタル映像信号とデジタル音声信号を1本の同軸ケーブルで伝送することができるSDI規格が主として業務用映像機器において用いられている。SDI規格では、BNCコネクタが用いられる。
SDI規格では、映像信号のブランキング期間に割り当てられているアンシラリ領域(予備領域)を用いて、映像機器を制御するためのコマンドを送信することができる。これにより、複数の映像機器を直列的に接続して、1つの映像機器(親機)に対して送信したコマンドを、直列的に接続された他の映像機器(子機)に順次送信して、複数の映像機器の全体をコマンドに応じて制御することができる(特許文献1参照)。
特開2011−223078号公報
ところが、SDI規格は一方向の伝送規格であるため、親機やこの親機を操作した操作者は、それぞれの子機がコマンドに応答して制御されたか否かを知ることができない。そこで、親機や操作者が、それぞれの子機がコマンドに応答して制御されたか否かを確認することができる映像機器であることが望まれる。
本発明はこのような要望に対応するため、操作者が1つの映像機器に対してコマンドを送信して、直列的に接続された他の映像機器のそれぞれをコマンドによって制御するとき、他の映像機器がコマンドに応答して制御されたか否かを確認することができる映像機器及び映像機器の制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、一方向の伝送規格に基づく映像信号の複数のフレームそれぞれの所定領域に、直列的に接続された複数の他の映像機器を制御するためのコマンドを重畳するコマンド重畳部と、前記所定領域に、前記複数の他の映像機器それぞれが前記コマンドに応答して自己の映像機器を制御したときに重畳させる応答データが含まれているか否かを確認して、前記応答データが含まれているか否かを示す応答データ確認情報を出力する応答データ確認部と、前記応答データ確認部が出力する前記応答データ確認情報に基づいて、前記応答データを重畳させた他の映像機器に対する前記コマンドによる制御を無効と設定し、前記応答データを重畳させていない他の映像機器に対する前記コマンドによる制御を有効と設定する有効/無効設定部とを備えることを特徴とする映像機器を提供する。
上記の映像機器において、前記有効/無効設定部は、前記応答データ確認情報が、前記複数の他の映像機器のうちの一部の映像機器が重畳した前記応答データが含まれていることを示すとき、前記一部の映像機器に対して、前記コマンドによる制御を無効とするよう設定する。
上記の映像機器において、前記コマンド重畳部は、前記応答データ確認情報が、前記複数の他の映像機器の全てが重畳した前記応答データが含まれていることを示すとき、前記コマンドの重畳を停止させる。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、一方向の伝送規格に基づく映像信号の複数のフレームそれぞれの所定領域に、直列的に接続された複数の他の映像機器を制御するためのコマンドを重畳するコマンド重畳ステップと、前記所定領域に、前記複数の他の映像機器それぞれが前記コマンドに応答して自己の映像機器を制御したときに重畳させる応答データが含まれているか否かを確認して、前記応答データが含まれているか否かを示す応答データ確認情報を出力する応答データ確認ステップと、前記応答データ確認ステップにて出力する前記応答データ確認情報に基づいて、前記応答データを重畳させた他の映像機器に対する前記コマンドによる制御を無効と設定し、前記応答データを重畳させていない他の映像機器に対する前記コマンドによる制御を有効と設定する有効/無効設定ステップとを含むことを特徴とする映像機器の制御方法を提供する。
本発明の映像機器及び映像機器の制御方法によれば、操作者が1つの映像機器に対してコマンドを送信して、直列的に接続された他の映像機器のそれぞれをコマンドによって制御するとき、他の映像機器がコマンドに応答して制御されたか否かを確認することができる。
第1実施形態の映像機器を含む複数のモニタをデイジーチェーン形式で接続したシステムの全体的な構成を示すブロック図である。 第1実施形態の映像機器の具体的な内部構成を示し、第1実施形態の映像機器を親機として用いる場合の使用形態を示すブロック図である。 第1実施形態の映像機器の具体的な内部構成を示し、第1実施形態の映像機器を子機として用いる場合の使用形態を示すブロック図である。 映像信号のアンシラリ領域にコマンド等を重畳する場合のデータ構造の一例を示す図である。 第2実施形態の映像機器を含む複数のモニタをデイジーチェーン形式で接続したシステムの全体的な構成を示すブロック図である。 第2実施形態の映像機器の内部構成を示す部分ブロック図である。
以下、各実施形態の映像機器及び映像機器の制御方法について、添付図面を参照して説明する。各実施形態においては、一例として、映像機器が映像信号を表示するモニタである場合について説明する。
<第1実施形態>
図1において、親機としてのモニタ10には、子機1としてのモニタ11が接続されている。モニタ11には、子機2としてのモニタ12が接続されている。モニタ12には、子機3としてのモニタ13が接続されている。モニタ13には、子機4としてのモニタ14が接続されている。モニタ14には、子機5としてのモニタ15が接続されている。モニタ15は、モニタ10と接続されている。
モニタ10には、デイジーチェーン形式で、最上位の子機である子機1のモニタ11から最下位の子機である子機5のモニタ15まで直列的に接続されている。子機としてのモニタの数は5台に限定されることはなく、任意の台数でよい。
モニタ10〜15は、互いに1本の同軸ケーブルとBNCコネクタによって接続されている。モニタ10〜15は、それぞれ、SDI規格に基づいて映像信号を送受信する。音声信号の送受信については省略する。
モニタ10には、モニタ10を操作するための操作部20が接続されている。操作部20は、モニタ10とは別体の外部操作部であってもよいし、モニタ10の筐体に設けられている操作ボタンであってもよい。操作部20は、例えば、モニタ10に対して電源の投入または切断のコマンドやその他のトリガ入力コマンドを供給する。
モニタ10には、映像出力装置30が接続されている。映像出力装置30は、例えば撮像装置や映像再生装置である。映像出力装置30は、SDI規格に基づいて映像信号をモニタ10に送信する。モニタ10は、SDI規格に基づいて映像信号をモニタ11に送信する。以下同様に、モニタ12〜14は、SDI規格に基づいて映像信号をモニタ13〜15に順次送信する。
これによって、モニタ10〜15の全てに映像出力装置30より出力された映像信号が表示される。
操作部20によってモニタ10に所定のコマンドが供給されると、モニタ10はコマンドに応答して制御される。モニタ10へと供給されたコマンドは、映像信号のブランキング期間に割り当てられているアンシラリ領域に重畳されて、モニタ11〜15へと順次送信される。従って、モニタ11〜15も、モニタ10と同様にコマンドに応答して制御される。
モニタ10は、コマンドを連続した複数のフレームそれぞれのアンシラリ領域に重畳することが好ましい。このようにすると、モニタ11〜15をほぼ確実に遠隔制御することが可能となる。
例えば、操作部20によって電源を投入するコマンドがモニタ10に供給されると、モニタ10は、この供給された電源を投入するコマンドを、連続した複数のフレームそれぞれのアンシラリ領域に重畳してモニタ11〜15に順次供給する。これにより、モニタ10〜15も順次電源が投入される。
同様に、操作部20によって電源を切断するコマンドがモニタ10に供給されると、モニタ10は、この供給された電源を切断するコマンドを、連続した複数のフレームそれぞれのアンシラリ領域に重畳してモニタ11〜15に順次供給する。これにより、モニタ10〜15も順次電源が切断される。
モニタ11〜15の一部をモニタ10によって遠隔制御したくない場合もある。モニタ10は、モニタ11〜15それぞれの遠隔制御を有効とするか無効とするかを選択可能である。なお、モニタ11〜15が、自身に対する外部からの遠隔制御を有効とするか無効とするかを選択することも可能である。
本実施形態においては、後に詳述するように、モニタ11〜15がコマンドに応答して制御されたとき、応答データを映像信号のアンシラリ領域に重畳して、後段のモニタに供給する。モニタ10には、モニタ15から、モニタ11〜15それぞれの応答データが重畳された映像信号が供給される。よって、モニタ10は、モニタ11〜15がコマンドに応答して制御されたか否かを知ることができる。
モニタ10〜15の内部構成は全て共通である。但し、親機として使用されているモニタ10と、子機として使用されているモニタ11〜15とでは、内部構成で使用する回路ブロックが部分的に異なっている。即ち、モニタ10〜15は、内部構成の使用形態によって、親機としても子機としても使用可能である。
図2を用いて、モニタ10の具体的な内部構成及び動作について説明する。図2において、BNCコネクタの入力端子Bin1には映像出力装置30が接続され、映像出力装置30からの映像信号が供給される。BNCコネクタの入力端子Bin2には、モニタ15の出力端子より出力された映像信号が供給される。映像信号はシリアルのデジタル映像信号である。
入力端子Bin1に入力された映像信号は、SDIイコライザ101に供給される。入力端子Bin2に入力された映像信号は、SDIイコライザ102に供給される。入力端子Bin1とSDIイコライザ101、及び、入力端子Bin2とSDIイコライザ102は、それぞれ、SDI規格に基づく映像信号を受信する受信部として動作している。
SDIイコライザ101,102は、それぞれ、入力された映像信号を差動信号の形態である映像信号に変換して、シリアル・パラレル変換部103に供給する。シリアル・パラレル変換部103は、入力されたシリアルの映像信号をパラレルの映像信号に変換する。
親機であるモニタ10においては、制御部108による制御に基づいて、スイッチ104,107が端子taに接続され、スイッチ113,116が端子tbに接続されている。スイッチ104,107が端子taに接続されることによって、コマンド抽出部105及び応答データ重畳部106は不動作となる。コマンド抽出部105及び応答データ重畳部106の動作は、子機であるモニタ11〜15の内部構成で説明する。
シリアル・パラレル変換部103より出力された映像信号は、映像信号処理部109に入力される。映像信号処理部109は入力された映像信号を処理して、表示部110に映像として表示させる。
また、シリアル・パラレル変換部103より出力された映像信号は、スイッチ104,107,113を介して、応答データ確認部114に入力される。応答データ確認部114は、映像信号のアンシラリ領域にモニタ11〜15によって重畳された応答データが含まれているか否かを確認する。
応答データ確認部114は、モニタ11〜15それぞれの応答データが含まれているか否かを示す応答データ確認情報を制御部108及びコマンド重畳・有効/無効設定部115に供給する。
制御部108は、応答データ確認情報に基づいて、モニタ11〜15がコマンドに応答して制御されたか否かを確認し、コマンドに応答して制御されたか否かを示す文字情報等の視覚情報を表示部110に表示させるよう、OSD(On Screen Display)生成部111を制御する。OSD生成部111によって生成された視覚情報は、映像信号処理部109に供給される。映像信号処理部109は映像信号に視覚情報を重畳して、表示部110に供給する。
映像信号処理部109とOSD生成部111と表示部110は、モニタ11〜15がコマンドに応答して制御されたか否かを操作者に視覚的に提示させる提示部の一例である。制御部108は、応答データ確認情報に基づいて、モニタ11〜15がコマンドに応答して制御されたか否かを提示させるよう提示部を制御する。
操作部20によって入力されたコマンドは、制御部108に入力される。制御部108は、コマンドに応じて被制御部112を制御する。被制御部112は制御部108によって制御される任意の部分であり、例えば、電源制御部や入力切換部である。例えば、被制御部112が電源制御部であり、コマンドが電源を投入させるコマンドであるとき、制御部108は電源制御部を制御してモニタ10の電源を投入させる。
制御部108は、映像信号のアンシラリ領域に操作部20によって入力されたコマンドを重畳させるよう、コマンド重畳・有効/無効設定部115を制御する。コマンド重畳・有効/無効設定部115は、操作部20によって入力されたコマンドをアンシラリ領域に重畳して、コマンドが重畳された映像信号を、スイッチ116を介してパラレル・シリアル変換部117に供給する。
コマンド重畳・有効/無効設定部115は、操作部20による設定によって、モニタ11〜15の遠隔制御を有効にするか無効にするかを設定する。コマンド重畳・有効/無効設定部115は、アンシラリ領域に、モニタ11〜15それぞれの有効/無効を設定するための設定データを重畳する。
コマンド重畳・有効/無効設定部115は、応答データ確認部114から応答データ確認情報が入力された場合には、モニタ11〜15のうちの応答データを送信したモニタの遠隔制御を無効とするよう、有効を示す設定データを、無効を示す設定データに置換する。
コマンドが電源を投入させるコマンドであり、例えばモニタ11がコマンドに応答してモニタ11の電源を投入して、アンシラリ領域に応答データを重畳させたとする。モニタ11の応答データが重畳された映像信号をモニタ10が受信すると、応答データ確認部114は、モニタ11の応答データが存在していることを確認する。
仮にモニタ11の遠隔制御の有効/無効を設定するための設定データが有効のままであると、モニタ11は、既に電源が投入されているにもかかわらず、再度電源を投入するコマンドを受け付けてしまい、電源を投入するための処理を再度実行してしまう。
そこで、コマンド重畳・有効/無効設定部115は、応答データ確認部114から応答データ確認情報が入力された場合には、応答データ確認情報を送信したモニタの遠隔制御を無効とするよう、アンシラリ領域に重畳されている有効を示す設定データを、無効を示す設定データに置換する。
コマンド重畳・有効/無効設定部115は、応答データ確認部114からの応答データ確認情報に基づいて、モニタ11〜15の全てが応答データを送信したことを確認したら、コマンドの重畳を停止させる。
なお、状況によっては、コマンド重畳・有効/無効設定部115が応答データ確認部114から応答データ確認情報を得られない場合がある。この場合、コマンド重畳・有効/無効設定部115は、応答データ確認情報が予め定めた一定時間得られない場合はタイムアウトしてコマンドの重畳を停止させるようにしてもよい。
パラレル・シリアル変換部117は、入力されたパラレルの映像信号をシリアルの映像信号に変換する。SDIドライバ118は、差動信号の映像信号を非差動信号の形態である元の状態の映像信号に変換し、BNCコネクタの出力端子Bout1に供給する。
出力端子Bout1と図3に示すモニタ11の入力端子Bin1とが同軸ケーブルによって接続されている。出力端子Bout1より出力された映像信号は、モニタ11の入力端子Bin1へと供給される。SDIドライバ118及び出力端子Bout1は、映像信号を下位側に接続されているモニタ11に送信する送信部として動作している。
図3を用いて、モニタ11〜15の具体的な内部構成及び動作について説明する。図3において、図2において説明した部分の説明を適宜省略する。
子機であるモニタ11〜15においては、制御部108による制御に基づいて、スイッチ104,107が端子tbに接続され、スイッチ113,116が端子taに接続されている。スイッチ113,116が端子taに接続されることによって、応答データ確認部114及びコマンド重畳・有効/無効設定部115は不動作となる。
シリアル・パラレル変換部103より出力された映像信号は、スイッチ104を介して、コマンド抽出部105に入力される。コマンド抽出部105は、映像信号のアンシラリ領域に重畳されているコマンドを抽出する。抽出されたコマンドは、制御部108に供給される。
制御部108は、コマンドに応答して被制御部112を制御する。コマンドが電源を投入させるコマンドであるとき、制御部108は電源制御部である被制御部112を制御してモニタ11〜15の電源を投入させる。
制御部108は、コマンドに応答して制御を実行させたら、映像信号のアンシラリ領域に応答データを重畳させるよう、応答データ重畳部106を制御する。応答データ重畳部106は、アンシラリ領域に応答データを重畳する。
応答データが重畳された映像信号は、スイッチ113,116を介して、パラレル・シリアル変換部117へと供給される。モニタ11の出力端子Bout1より出力されたコマンド及びモニタ11の応答データが重畳された映像信号は、モニタ12の入力端子Bin1へと供給される。
モニタ12の出力端子Bout1より出力されたコマンド及びモニタ11,12の応答データが重畳された映像信号は、モニタ13の入力端子Bin1へと供給される。モニタ13の出力端子Bout1より出力されたコマンド及びモニタ11〜13の応答データが重畳された映像信号は、モニタ14の入力端子Bin1へと供給される。
モニタ14の出力端子Bout1より出力されたコマンド及びモニタ11〜14の応答データが重畳された映像信号は、モニタ15の入力端子Bin1へと供給される。モニタ15の出力端子Bout1より出力されたコマンド及びモニタ11〜15の応答データが重畳された映像信号は、図2のモニタ10の入力端子Bin2へと供給される。
図3において、入力端子Bin1及びSDIイコライザ101は、上位側に接続されているモニタより送信されたSDI規格に基づく映像信号を受信する受信部として動作している。SDIドライバ118及び出力端子Bout1は、コマンド及び応答データが重畳された映像信号を下位側に接続されている映像機器に送信する送信部として動作している。
以上の図2,図3の構成によって、操作部20によってモニタ10に所定のコマンドを入力してモニタ10のみを制御すれば、モニタ10に対して直列的に接続されたモニタ11〜15がそれぞれ遠隔制御される。
モニタ11〜15がコマンドに応答して制御されると、それぞれの応答データが重畳された映像信号がモニタ10に供給される。よって、操作者は、モニタ10によって、モニタ11〜15のどれが制御されてどれが制御されなかったかを確認することが可能となる。
上記の例では、OSD生成部111によって視覚情報を生成して表示部110にその視覚情報を表示させることによってモニタ11〜15がコマンドに応答して制御されたか否かを操作者に提示させるようにしている。これは単なる例であり、操作者が、モニタ11〜15が制御されたか否かを確認する方法は、視覚情報を表示部110表示させる方法に限定されない。
図4を用いて、映像信号のアンシラリ領域にコマンド,有効/無効設定データ,応答データを重畳させるデータ構造の一例を説明する。ここでは映像信号を10ビットであるとする。
図4において、1,2,3…は10ビットのデータを単位とするアドレスを示している。図4に示すように、予め定めた10ビットのデータの4アドレス分が、コマンド,有効/無効設定データ,応答データを含むデータ列であることを示す識別信号重畳領域として設定されている。16進数で示すと、識別信号は例えば“3FF”,“100”,“100”,“3FF”である。
モニタ10がアンシラリ領域にコマンドを重畳する場合には、コマンド重畳・有効/無効設定部115は、“3FF”,“100”,“100”,“3FF”の識別信号に続けて例えば5アドレス分のコマンド重畳領域にコマンドを重畳させればよい。モニタ11〜15のコマンド抽出部105は、識別信号に続く5アドレス分のコマンド重畳領域に含まれるデータをコマンドとして抽出すればよい。
有効/無効設定データ重畳領域に続く5アドレス分が応答データ重畳領域として設定されている。応答データ重畳領域に続く4アドレス分をコマンド,有効/無効設定データ,応答データを含むデータ列が終了したことを示す識別信号重畳領域として設定されている。終了を示す識別信号重畳領域は省略可能である。
本実施形態においては、有効/無効設定データ重畳領域は50ビットであり、1つのモニタに1ビットを割り当てれば、50台分のモニタの有効/無効を設定することができる。
図4に示すように、アドレス10の先頭から、モニタ10〜15それぞれの有効/無効を示す設定データV10〜V15が設定されている。有効を“1”とし、モニタ10〜15を全て有効に設定したとすると、設定データV10〜V15は全て“1”である。
子機としてのモニタが5台のみであれば、6ビット目以降は無効を示す“0”とすればよい。
モニタ10は親機であり、モニタ10の有効/無効を示す設定データV10は必ずしも必要ではない。有効/無効設定データを子機としてのモニタのみに割り当ててもよい。この場合、50台分の子機としてのモニタの有効/無効を設定することができる。
前述のように、モニタ10〜15は、内部構成の使用の仕方によって、親機としても子機としても使用可能である。よって、モニタ10が子機として使用される可能性もある。そこで、有効/無効設定データ重畳領域には、図4に示すように、親機としてのモニタ10の有効/無効を設定するビットも確保しておくことが好ましい。
50ビットの応答データ重畳領域のそれぞれのビットは、50台分のモニタそれぞれが映像信号に応答データを重畳したか否かを示している。
図4に示すように、アドレス15の先頭から、モニタ10〜15それぞれがコマンドに応答して自己のモニタを制御したか否かを示す応答データR10〜R15が重畳されている。
本実施形態においては、モニタ10は親機であるので、応答データR10は実際には重畳されない。同様に、親機としてのモニタが子機として使用される可能性もあるため、親機としてのモニタが応答データを重畳するビットも確保しておくことが好ましい。
モニタ11〜15の全てが映像信号に応答データを重畳し、“1”が応答データを重畳したことを示すとすると、応答データR11〜R15は全て“1”である。
但し、1フレームの応答データ重畳領域で応答データR11〜R15の全てが“1”とならない場合が発生する。応答データR11〜R15の全てが“1”であるとは、複数のフレームに渡るアンシラリ領域の応答データ重畳領域を見たときに、応答データR11〜R15の全てが“1”となっている場合を含む。
<第2実施形態>
図5を用いて、第2実施形態について説明する。図5に示す第2実施形態においては、図1に示す第1実施形態の操作部20の代わりに、パーソナルコンピュータ20Pが用いられている。パーソナルコンピュータ20Pも操作部である。パーソナルコンピュータ20Pは外部機器の一例である。
モニタ10とパーソナルコンピュータ20Pとは、シリアル接続されているか、ネットワークによって接続されている。モニタ10とパーソナルコンピュータ20Pとは双方向の接続である。
図6に示すように、モニタ10の制御部108とパーソナルコンピュータ20Pとは、入出力インタフェース(I/F)119を介して双方向に通信する。パーソナルコンピュータ20Pによって入力されたコマンドは、入出力I/F119を介して制御部108に供給される。
応答データ確認部114が応答データ確認情報を制御部108に供給すると、制御部108は、応答データ確認情報をパーソナルコンピュータ20Pに供給するよう入出力I/F119を制御する。これによって、応答データ確認情報はパーソナルコンピュータ20Pへと供給される。
パーソナルコンピュータ20Pは、応答データ確認情報に基づいて、モニタ11〜15がコマンドに応答して制御されたか否かを管理することができる。パーソナルコンピュータ20Pは、パーソナルコンピュータ20Pの表示部に、モニタ11〜15がコマンドに応答して制御されたか否かを提示させることができる。
第2実施形態によれば、モニタ11〜15がコマンドに応答して制御されたか否かをモニタ10の表示部110に表示させる代わりに(または表示部110への表示に加えて)、パーソナルコンピュータ20Pで監視することが可能となる。
パーソナルコンピュータ20Pは、モニタ11〜15がコマンドに応答して制御されたか否かを監視するための外部機器の一例である。パーソナルコンピュータ20Pの代わりに、監視するため専用の外部機器を用いることも可能である。
図5に示す第2実施形態において、モニタ11〜15の内部構成は図3と同じであり、モニタ11〜15の動作は、第1実施形態で説明した動作と同じである。
以上説明した第1及び第2実施形態において、モニタ11〜15は、モニタ10に対して操作部20やパーソナルコンピュータ20Pよりコマンドを供給することによって遠隔制御される。モニタ10のコマンド重畳・有効/無効設定部115による遠隔制御の有効/無効の設定によって、モニタ11〜15を一括して制御することもできるし、モニタ11〜15のうちの一部を個別に制御することもできる。
モニタ11〜15の筐体に設けられている操作ボタンを個別に操作して、モニタ11〜15を個別に制御することも可能である。
以上説明した第1及び第2実施形態においては、映像機器がモニタである場合について説明したが、映像機器はモニタに限定されることはない。映像機器は、セキュリティ機器,医療用電子機器,デジタル・サイネージ,テレビ会議システム,デジタルシネマ等であってもよく、SDI規格に基づく映像信号を取り扱う任意の映像機器であればよい。
本発明は以上説明した第1及び第2実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
10 モニタ(親機,映像機器)
11〜15 モニタ(子機,映像機器)
20 操作部
20P パーソナルコンピュータ(外部機器)
101,102 SDIイコライザ(受信部)
105 コマンド抽出部
106 応答データ重畳部
108 制御部
114 応答データ確認部
115 コマンド重畳・有効/無効設定部(コマンド重畳部,有効/無効設定部)
118 SDIドライバ(送信部)
Bin1,Bin2 入力端子(受信部)
Bout1 出力端子(送信部)

Claims (4)

  1. 一方向の伝送規格に基づく映像信号の複数のフレームそれぞれの所定領域に、直列的に接続された複数の他の映像機器を制御するためのコマンドを重畳するコマンド重畳部と、
    前記所定領域に、前記複数の他の映像機器それぞれが前記コマンドに応答して自己の映像機器を制御したときに重畳させる応答データが含まれているか否かを確認して、前記応答データが含まれているか否かを示す応答データ確認情報を出力する応答データ確認部と、
    前記応答データ確認部が出力する前記応答データ確認情報に基づいて、前記応答データを重畳させた他の映像機器に対する前記コマンドによる制御を無効と設定し、前記応答データを重畳させていない他の映像機器に対する前記コマンドによる制御を有効と設定する有効/無効設定部と、
    を備えることを特徴とする映像機器。
  2. 前記有効/無効設定部は、前記応答データ確認情報が、前記複数の他の映像機器のうちの一部の映像機器が重畳した前記応答データが含まれていることを示すとき、前記一部の映像機器に対して、前記コマンドによる制御を無効とするよう設定することを特徴とする請求項1に記載の映像機器。
  3. 前記コマンド重畳部は、前記応答データ確認情報が、前記複数の他の映像機器の全てが重畳した前記応答データが含まれていることを示すとき、前記コマンドの重畳を停止させることを特徴とする請求項1または2に記載の映像機器。
  4. 一方向の伝送規格に基づく映像信号の複数のフレームそれぞれの所定領域に、直列的に接続された複数の他の映像機器を制御するためのコマンドを重畳するコマンド重畳ステップと、
    前記所定領域に、前記複数の他の映像機器それぞれが前記コマンドに応答して自己の映像機器を制御したときに重畳させる応答データが含まれているか否かを確認して、前記応答データが含まれているか否かを示す応答データ確認情報を出力する応答データ確認ステップと、
    前記応答データ確認ステップにて出力する前記応答データ確認情報に基づいて、前記応答データを重畳させた他の映像機器に対する前記コマンドによる制御を無効と設定し、前記応答データを重畳させていない他の映像機器に対する前記コマンドによる制御を有効と設定する有効/無効設定ステップと、
    を含むことを特徴とする映像機器の制御方法。
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